1: 忍法帖【Lv=10,xxxPT】 2011/07/26(火) 00:02:52.11 ID:dF7EdvEb0
☆デデデ城☆

デデデ「あーあーホーリーナイトメア社も潰れて暇だぞい」

エスカルゴン「そうでげすなあ、カービィは今や立派な星の戦士、引き替え我々はもうダメダメのゴミクズ、ププビレッジのダニでげす」

デデデ「そうほめるでないぞいドハハハハwww」

ウィーンウィーンビビビビビ

デデデ「な、なんぞい!いきなり転送装置が動き出したぞい!」

エスカルゴン「おかしいでげすな、ナイトメア社側の装置は壊れているはずでげすのに」

バシューン

QB「・・・・・・やあ!」

デデデ&エスカルゴン「!?」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 00:09:06.69 ID:dF7EdvEb0
デデデ「ななななんぞいキサマは!魔獣の不良在庫かぞい?!」

エスカルゴン「魔獣にしては見るからに弱そうでげすなあ」

QB「ボクはキュゥべえ!キミ達はこの星の支配者かい?」

デデデ「フフン、いかにもワシこそこのププビレッジの将軍様、大王ぞい」

エスカルゴン「ひかえおろう!」

QB「(知能は低いようだが感情エネルギーは持っている・・・・・・うまくすればこの星も合わせて地球の分のノルマを達成できるかもしれない)よろしく!ボクは魔獣なんかじゃないよ」

デデデ「なーんぞい魔獣じゃないのかぞい・・・・・・久々にカービィをやっつけられると思ったんだがぞい」

QB「・・・・・・なるほどね、キミ達の言う魔獣とは違うけれど、ボクは似たようなモノなら作ることが出来るよ!」ニッコリ

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 00:15:39.48 ID:dF7EdvEb0
 ☆ププビレッジ☆
フーム「うーん、今日も良い天気ね、ねぇカービィ?」

カービィ「ポヨ!」

ブン「おーい姉ちゃーん!」タタタ

フーム「あらブン、どうしたのそんなに慌てて」

ブン「これ見てくれよ!」バンッ

フーム「パンフレット?なになに・・・・・・『願い事を叶えてあなたも魔法少女になろう!』プッははは、何よこれ、おもちゃの宣伝?」

ブン「それをワドルディ達がばらまいてるんだ、きっとデデデの仕業だぜ!」

フーム「デデデにしては何かメルヘンねえ、魔獣もいなくなったのに何考えてるのかしら」

ブロロロロロロロロロ・・・・・・
ブン「姉ちゃん、デデデが来た!」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 00:21:12.67 ID:dF7EdvEb0
キキィッ
デデデ「おーフーム、お前もただの少女をやめて魔法少女になるといいぞい」

エスカルゴン「フームたんには素質があるようでげすぞ」

フーム「なによこのビラ、また何か企んでるんじゃないでしょうね」

エスカルゴン「失礼な!このQB先生と契約し願い事をすればそれが叶う上に魔法少女になれちゃうとってもお得なキャンペーンをわざわざ紹介しているのでげすぞ!」

QB「キュップウ!」

カービィ「ポヨ?!」

フーム「あら可愛い・・・・・・でも遠慮しておくわ、私はただの少女で十分よ」

デデデ「そうかそうか、気が向いたらいつでも言いに来るがよいぞいドハハハハwww」
ブロロロロロロ・・・・・・

ブン「姉ちゃん契約すれば良かったのに。何でも願いが叶うんだぜ?」

フーム「ブン覚えておきなさい、ああいううまい話には必ず裏があるのよ」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 00:27:26.82 ID:dF7EdvEb0

そのころ村中では

メーベル「なるなるあたし魔法少女になるわァ!」

デデデ「お前は少女じゃないぞい、ババアぞい!」

カワサキ「おれは魔法少女になって皆の味覚を変えるね~」

エスカルゴン「お前のどこが少女でげすか!」

ヤブイ「ワシ・・・・・・じゃない、アタシも魔法少女になるわ」

デデデ「オェッ、女装するでないぞい!」

エスカルゴン「うーん陛下、忘れておったでげすがこの村には少女自体少ないようでげすな」

QB「さっきの女の子には良い素質を感じたけどね、でもこの先にもどうやらいるみたいだよ」

エスカルゴン「んあ? この先は・・・・・・ハニーの家でげす」ニヤリ

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 00:33:00.16 ID:dF7EdvEb0

 ☆ハニー家☆
ハニー父「魔法少女? 何々・・・・・・おお良いじゃないか」

ハニー母「何でも願いが叶うんですって! ハニー、お前なってくれないかい?」

ハニー「魔法少女? 何か子供っぽいけど・・・・・・良いわよー」

キキィッ
ハニー父「む、ちょうど陛下が来たようだ、ハニー行きなさい」

デデデ「ドハハハハwww、ハニーよ、魔法少女になるが良いぞい」

エスカルゴン「ささ、QB先生どうぞどうぞ」

QB「やあ! ボクはQB。ボクと契約して魔法少女になってよ!」

ハニー「ええっと、ママにもらったメモには・・・・・・『村一番の大金持ちにしてください!』」

ハニー母父「「やった! ハニーやった!」」

パァァァァッ

QB「(マジかよ)キミの願いはエントロピーを凌駕した。おめでとう、これがキミのソウルジェムだ」

ハニー「わーキレイな宝石! ありがとうキュゥべえちゃん!」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 00:39:30.30 ID:dF7EdvEb0
☆デデデ城☆
デデデ「ドハハハハwww、早速うまくいったぞい」

エスカルゴン「しかし魔法少女の契約を交わすのを手伝ってくれればタダで魔獣をくれるなんてQB先生は陛下以上の太っ腹でげすな」

QB「(この2人を利用すれば中々捗りそうだね)魔獣じゃなくて魔女だけどね」

デデデ「似たようなもんぞい! それで魔獣はいつになったらくれるぞい?」

QB「うーん個人差はあるけどそんなにかからないんじゃないかな」

エスカルゴン「個人差? しかしあんな庶民のハニー一家が大金持ちになってしまって、わたしらは今まで通りの赤貧生活というのはやりきれんでげすなあ」

デデデ「ちゃんと手を考えてあるぞいドハハハハwww」


☆メタナイト卿の部屋☆
メタナイト「魔法少女か・・・・・・」

ソードナイト「微笑ましいですな、こどもの遊びですか」

ブレードナイト「特に害はなさそうですが」

メタナイト「キュゥべえ・・・・・・魔法少女・・・・・・はて」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 00:46:18.68 ID:dF7EdvEb0
 ☆ハニー家☆
ブロロロロロロ
デデデ「おいハニー父はおるか!」

ハニー父「はっ、これは陛下、先日はありがとうございます」

エスカルゴン「突然だが、本日よりププビレッジで所得税制度を導入することになったでげす」

ハニー父「しょとくぜい・・・・・・ですかな?」

デデデ「金を一杯持ってる奴からふんだくる制度ぞい! ドハハハハwww」

エスカルゴン「お前達は大資本家故、資産の99.99%を差し出すでげす、脱税すると極刑でげすぞ!」

ハニー父「」

ガサガサ
デデデ「ふう、これで全部ぞい、では達者で暮らせ、ドハハハハwww」
ブロロロロロロロ

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 00:53:01.58 ID:dF7EdvEb0
ハニー父「トホホ・・・・・・前よりも貧乏になってしまった」

ハニー母「あんたがもっと良い願いを言わせてれば良かったのよ!!!!」ガシャーン

ハニー父「お前が強引にこの願いに決めたんだろうが!!!!!」バチーン

ハニー「やめてよぉ・・・・・・2人ともやめてよぉ・・・・・・」

ハニー母「お前の魔法でなんとかしなさい! 魔法少女になったんでしょ!?」

ハニー「そんな・・・・・・そんな・・・・・・」ズモモモモモ

QB「!」

QB「意外に速かったね」



 ☆ププビレッジ☆
??「きゃああああっ!」

フーム「悲鳴!?ブン、カービィ、行くわよ!」

ブン「おう!」

カービィ「ポヨ!」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 01:00:16.65 ID:dF7EdvEb0
 ☆ハニー家前☆
フーム「なにこれ・・・・・・家が吹き飛んでる・・・・・・」

ブン「ひでえ、また魔獣が来たのか?!」

キキィッ
デデデ「ドハハハハwww、これはなかなか強そうぞい」

フーム「あんたたちの仕業?!なによこれ!」

ブン「姉ちゃんハニーの姿がねえ!」

カービィ「ポヨ!ポヨ!」ピョンピョン

フーム「何よカービィ、その柱の模様がどうかしたの?」

QB「それは魔女の結界の入り口だね、その中に魔女はいるよ」

フーム「あなた・・・・・・!魔女って何よ、ハニーはどこに行ったの?!」

QB「魔法少女が戦うべきもの、それが魔女さ。魔法少女のいるところに現れる、呪いから生まれた存在」

フーム「・・・・・・!ハニーは囮だったわけね、魔女を呼ぶための?」

QB「・・・・・・」

デデデ「そうぞい、ドハハハハwww」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 01:06:31.98 ID:dF7EdvEb0
ブン「どうでもいいけど、魔女って悪い奴なんだろ?カービィ行くぜ!」フォーン

カービィ「ポヨ!」フォーン

フーム「あっちょっと待ってよ2人ともー!」フォーン

デデデ「ワシらも行くぞい!」フォフォフォーン

???「  」フォーン



☆結界☆

ブン「なんだか気味悪ぃなー」テクテクポヨポヨ

QB「使い魔がウロウロしてるから気をつけてね」

フーム「何よ今更・・・・・・それにしてもハニーはどこに行ったのかしら、心配だわ」

デデデ「ううなんだか世界観が違う感じだぞい、怖いぞい」

エスカルゴン「アーティスティックな背景でげすなあ」

QB「! 見えた、あれが魔女だよ!」

魔女???「だkfキャアアmdオカアサンmkキャアアmっf」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 01:12:43.59 ID:dF7EdvEb0
ヒュヒュヒュヒュ
フーム「うっ・・・・・・みんな避けて!」
ボボボボカアアアン

デデデ「コラーッワシにまで攻撃するでないぞい!」ゴホゴホ

エスカルゴン「どうやら敵味方の区別も無いようでげすなあ」オロオロ

ヒュヒュヒュヒュ
フーム「カービィ!吸い込みよ!!」

カービィ「ポヨ!」ダダダダスウーーーーーーーーーッピッカーン●~

ブン「よっしゃー、久々のボムカービィ!」

カービィ「ポヨッ、エイッ、フンッ」ポンポンポンポンポン●~

ボボボボボボボカアアアアアン
魔女???「ギャアアアyhこ@んsklqギャアアア」

デデデ「えーい、カービィ頑張るぞい!」

エスカルゴン「今っそこをっ狙うでげすー!」

フーム「あんた達は虫がよすぎんのよ!」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 01:19:07.46 ID:dF7EdvEb0
ボカアアアン
カービィ「ポヨーーーイ・・・・・・」シュンッ

ブン「ああやばいぜえ、コピーが抜けちまったぁ!」

デデデ「これもしカービィが負けたらぞい」

エスカルゴン「わたしらも御陀仏~でげすなあ」オーイオイオイオイ

QB「フーム!今すぐ僕と契約を!キミが魔法少女になって戦うんだ!」

フーム「!」

ブン「姉ちゃん頼む! もうカービィはダメだ!」

フーム「・・・・・・来てっワープスター!」  シーン

エスカルゴン「無駄でげすね、ここは異空間でげすからカブーまで声が届かないでげす」

フーム「クッ・・・・・・私の、願い・・・」

???「ハアアアッ!」ヒュッ

ザクッ
魔女???「ギャアアアyhこ@んsklqギャアアア」

フーム「えっ?!」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 01:26:27.05 ID:dF7EdvEb0
???「マミさん! 今!」

マミと呼ばれた女性「ティロ・フィナーレ!!」ドゥゥゥン

ドガアアアア
魔女???「オカアサンhrpl、cオトウサンおdっこcっcイロー・・・・・・」プシュー

ガラガラガラガラ
フーム「結界が崩壊していく・・・・・・倒したのね」

デデデ「なんぞいあいつらは・・・・・・頭(身)が高いぞい」

エスカルゴン「カスタマーですら二頭身だったのに場違い甚だしいでげすな」

???「わー何このぴんくだま!かわいー!」ギュッポニュポニュ

カービィ「ポヨ?ポヨ?」ポニュポニュ

フーム「助けていただき有り難うございます、あのう、あなたたちは?」

???「私は異世界からこの世界を救うために来た魔法少女さやかちゃんよ!で、こっちのお姉さんがあたしの先輩のマミさん!」バーン

マミ「初めまして、巴マミと言います。さやかさんと同じ魔法少女よ。」

フーム「あっ初めまして。私はフームと言います。こっちは弟の・・・・・・あれ?ブンー?」

ブン「ねーちゃーん!こっちにハニーが倒れて・・・・・・!」

フーム「え・・・・・・?」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 01:32:22.59 ID:dF7EdvEb0
 ☆デデデ城☆
マミ「私たちは暁美ほむらに追われていたQBの後をたどってやって来たの」

さやか「こんなとこに着くとは思わなかったけどねー」

フーム「はあなるほど・・・・・・お二人とも別の星か世界の人間なんですね。不思議なこともあるものだわ・・・・・・それよりもQB」

QB「なんだい?」

フーム「ハニーが死んじゃったじゃない!どういう事なの、何故魔女が居なくなって今まで行方が分からなかったハニーが出てくるの?!」

マミ「そうね、ハニーさんも魔法少女ならばあの場に居るはずだった・・・・・・」

QB「それはね」

???「魔法少女はいつか魔女になる運命だからよ」

フーム「あなたは?!」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 01:38:33.38 ID:dF7EdvEb0
さやか「転校生・・・・・・暁美ほむら!」

ほむら「魔法少女が絶望した時、穢れきったソウルジェムはグリーフシードに変わり魔女となるのよ」

マミ「・・・・・・本当なの、QB?」

QB「・・・・・・そうだね、キミ達は・・・・・・カクカクシカジカ」
・・・・・・
さやか「あたし達の本体がソウルジェムで・・・・・・え・・・・・・?」

フーム「冗談にしても酷すぎるわ・・・・・・どうして今まで黙ってたのよ」

QB「聞かれなかったからね」

マミ「そんな・・・・・・!もしそうならみんな死ぬしかないじゃない!」ガチャッ

さやか「! マミさんやめて!」

???「マミさん!!!」

マミ「その声は・・・・・・!」

デデデ「あーあーさっきから転送装置が動きっぱなしぞい」

エスカルゴン「電気代もかかるしさっさと解体しとけばよかったでげすなあ」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 01:48:02.17 ID:dF7EdvEb0
まどか「マミさんやめてよ!みんな死ねば解決なんて・・・・・・絶対おかしいよ!」

さやか「まどか?!」

マミ「じゃあどうしろっていうの、魔法少女じゃないあなたに何がっ」

まどか「!!」ビク

ほむら「やめて」

   「次まどかに何かしたら頭を吹き飛ばすわ」

マミ「・・・・・・ごめんなさい、少し錯乱していたわ」ガクリ

ほむら「追い打ちをかけるようだけれど、もうじきこの世界にワルプルギスの夜が来る。それをなんとかしないと、どのみち全員死ぬわ」

QB「この世界にアレが?酷い偶然もあるものだね」

ほむら「そうね、酷い“偶然”だわ」

QB「・・・・・・」

デデデ「あーもうわけがわからんぞい、お前達はとっとと自分たちの世界に帰るぞい!」

ブン「あちゃー」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 01:54:46.06 ID:dF7EdvEb0
フーム「話を聞いてなかったのー!?早くワルプ・・・・・・えっと」

ほむら「ワルプルギスの夜」

フーム「そうそれ・・・・・・に対策を打たないと私たちも死んじゃうのよ!」

デデデ「ダーハハハハwww、どうせまたカービィが」

エスカルゴン「やっつけてくれるでげすよーん」

ブン「はに・・・・・・さっきの魔女にも押されてたのにか?」

カービィ「ポヨ・・・・・・」シュン

デデデ「グググググじゃあどうするぞい!」

フーム「ここに来た魔法少女の皆さんにも協力してもらいましょう、彼女たちの強さは本物だわ」

マミ「そう・・・・・・ね、魔法少女関連の騒ぎは私たちにも責任がないとは言えないし・・・・・・私たちが魔女化する前にワルプルギスを倒し、元の世界に戻ればこの国くらいは助かるのよね、キュゥべえ?」コク

さやか「マミさん?!」

ほむら「決まりね、ワルプルギスの夜が来るまで後一ヶ月足らず。その間に各自準備をしておきましょう」

さやか「なんでアンタがそんなことまで知ってるのか気になるけどさ・・・・・・どうせ戦うしか能のないカラダになっちゃったもんね、いいよ、やってやるよ!」ダッ

まどか「さやかちゃん・・・・・・」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 02:01:47.42 ID:dF7EdvEb0
☆デデデ城 大臣(フーム一家)の部屋☆

パーム「これはこれはププビレッジにようこそ、どうぞごゆっくりしていってください」

メーム「何だか大変みたいねえ、何も無い家だけど、自分の家と思ってくれて良いのよ」

マミ&まどか「「ありがとうございます」」

フーム「パパ、ママ、ホントはゆっくりもしていられないの。けど・・・・・・今度ばかりは私にもどうすればいいかわからないわ、何か必要な物があったら言ってくださいね、お休みなさい」バタン

マミ「まどかさん、さっきはごめんなさい、取り返しの付かないことをするところだったわ」

まどか「ううん良いんです、私もマミさんの立場だったらそうなったと思いますから・・・・・・」

マミ「ありがとうまどかさん。今はね、落ち着いているの。例えこの身が魔女になるとしても、ここの良い人達だけでも守れるならってね・・・・・・フームさんは良い家族を持って幸せね。思い出すわ、昔を」

まどか「マミさん・・・・・・そっそういえばさやかちゃんはどこに行っちゃったんでしょう?!」

マミ「あの子には辛かったでしょうね・・・・・・恋に半ば破れ、さらに自分は人を愛する資格もないと思い込んでいる・・・・・・立ち直れないかもしれない」

まどか「そんなっ大丈夫です! さやかちゃんならきっと・・・・・・!」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 02:07:46.90 ID:dF7EdvEb0
☆デデデ城 中庭☆

さやか「ハアアアアアアアアッ!!!!!」ガキーンガリガリ

   「アアアアアアアアアッ!!!!!」ガガガガガッ

メタナイト「・・・・・・なにをしておいでかな」

さやか「見りゃわかるでしょ、剣の修行してんのよ」

メタナイト「私にはただの八つ当たりにしか見えないが。身体への負担も大きかろう」

さやか「アハハ、あたしのカラダはね、痛みも感じないし丈夫なんだよ、バケモノ並みにね」

メタナイト「身を捨て剣を取るか。銀河大戦中、そのような戦士達は早死にしていった。その未熟さ故にな」

さやか「・・・・・・あんた何が言いたいのよ」

メタナイト「この剣を握ってみると良い」スッ

さやか「何よ、この派手な剣・・・・・・」グッ

バチバチッバチィッ!!
   「ぐっああああああ?!!あああああ!!」

   「(何で?!痛みはオフにしているはずなのに?!)・・・・・・!!」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 02:13:16.16 ID:dF7EdvEb0
メタナイト「その剣は宝剣ギャラクシア。剣を取る資格のない物・・・・・・心に迷いや歪みがある者は剣に拒絶される」

さやか「ぐっハアハア・・・・・・何よ、どうせ私は弱いよ、今更言われなくてもっ!!」ダッ

メタナイト「・・・・・・」

☆ププビレッジ☆

さやか「くっそ・・・・・・」

ホッへ「あ、あのう・・・・・・魔法少女の方ですか?」

さやか「んあ? そうだけど?」

ホッヘ「やっぱり! イロー、こっちこっち!」

イロー「ハァハァ・・・・・・初めまして!イローです!」

ホッヘ「僕はホッへって言います!」

さやか「あ、ああ・・・・・・あたしはさやかっていうんだ」

イロー「さやかさん! ハニーの仇を取って下さい! ハニーは魔女にやられたんでしょう?!」

さやか「・・・・・・」

ホッへ「イローはハニーのことが好きだったんですよ」

さやか「・・・・・・!」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 02:20:27.28 ID:dF7EdvEb0
イロー「ちょっバッ・・・・・・お願いします! 俺もう悔しくて・・・・・・!」ウッウッ

ホッへ「ヒソヒソ(イローはあれからずっとハニーの家に通ってるんです)」

さやか「キミは・・・・・・強いね、好きな人を永遠に失っても・・・・・・まだこんな子供なのに・・・・・・あたしって、ほんとバカだった・・・・・・」ナデナデ

イロー「さやかさん・・・・・・??」

さやか「・・・・・・よし! この魔法少女さやかちゃんがなんたらの夜だか知らないけど魔女をぶっ倒して、この村を守りまくっちゃいますよーっ!!」

イロー&ホッヘ「「あ、有り難うございます!」」

☆デデデ城 中庭☆

さやか「・・・・・・剣術、教えてよ。何か腕良いんでしょ、あんた」

メタナイト「私の修行は厳しいが、いいかな?」

さやか「あたしも丈夫だからね!ばけもの並みに!!」ニカッ

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 02:27:27.51 ID:dF7EdvEb0
☆デデデ城 玉座☆

デデデ「うーむそんな恐ろしいヤツが来るなら我が国としても全力で専守防衛体制を築かねばならんぞい」

エスカルゴン「ちょっと意味が違うでげすがなあ、隊長!ワドルドゥ隊長はいるでげすか!」

トコトコ
ワドルドゥ「はっなんでありましょう」

エスカルゴン「今すぐ城内の大砲と火薬の量を調べてくるでげす!」

ワドルドゥ「はっ」トコトコ ・・・・・・ トコトコ「0です!」

デデデ&エスカルゴン「デデーー?!!!」「ゲスーー?!!!」


☆ププビレッジ ガソリンスタンド前☆

ほむら「あなたがこの村で一番のメカニックと聞いたわ、一ヶ月でこれらをこの通りに改造して欲しいの」

ガス「(どこから出したんだ?)こりゃデデデ城の大砲じゃねえか・・・・・・オーケー、一度こいつみたいなのをいじってみたかったんだ!」

ほむら「ありがとう」

ガス「お、おう・・・・・・///」

ガス「・・・・・・(さっきも巻髪の女の子に銃の改造頼まれたし、俺もいよいよモテ期きたかもしんねえ!)うおおおお!」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 02:35:59.53 ID:dF7EdvEb0
☆ププビレッジ レストランカワサキ前☆

まどか「はーでも良かったよーさやかちゃんが元気になってー」テクテク

さやか「なんかねー、ふっきれたんだー」テクテク

マミ「あら武器も変えたの?なんだか派手な剣ねえ」テクテク

???「おっさやか達じゃねーか!おっすおっす」モグモグ

マミ「杏子さん・・・・・・?!でしたっけ」

さやか「げっなんでアンタみたいなのまでここにいるのよ!」

まどか「さやかちゃん、さやかちゃん」

杏子「なんか後付けてたらここに出ちゃってさー、ニラレバ食うかい?」モグモグ

さやか「・・・・・・うえっまずっ」ペッ

杏子「えーイカした味付けしてると思うけどなあ」モグモグ

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 02:42:10.17 ID:dF7EdvEb0
カワサキ「俺の料理をうまいって言ってくれたのは最終話の陛下とあんこちゃんだけね~!カービィは喋れないし・・・・・・」

杏子「あんこちゃんって言うな!」

カワサキ「ギャグだよギャグゥ~」

杏子「最初は食い逃げしようと思ったけどさ、うまいうまいって食べてたら凄い喜んで全部タダでいいね~って言うんだぜ?いい男だよなあ」キラキラモグモグ

さやか「あんたにしちゃそうなんでしょうよ・・・・・・」

マミ「な、なんだか賑やかになってきたわね・・・・・・」

まどか「てひひ・・・・・・」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 02:48:15.46 ID:dF7EdvEb0
☆デデデ城 メタナイト卿の部屋☆

QB「キミは銀河大戦の生き残りだね、あの戦争はボクらにとっても良い稼ぎ時だったよ」

ソード&ブレイド「「こいつっ!」」

メタナイト「やめろ。宇宙の寿命をここまで延ばす事、それは貴方達インキュベーターにしかできないことだった。我々が今こうしていられるのも・・・・・・」

ソードナイト「それでも!」

ブレイドナイト「あまりにやり方が酷すぎます!」

メタナイト「彼らが感情を持たないことからズレは始まったのだ、この差は永遠に埋まることはない・・・・・・」

カービィ「ポヨポヨ」トコトコ

QB「キミの能力は相手の特性を奪って自分の物にできるんだね、実に不思議だ」

QB「そんな能力の魔法少女がいたらなかなか強力かもしれないね」

カービィ「ポヨポヨ?」パクッ

QB「耳を食べるのはやめてくれるかい」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 02:54:26.77 ID:dF7EdvEb0
☆ププビレッジ その他の面々☆

ガング「えー魔法少女フィギュアだよー可動パーツ有り、キャストオフ可!」

フーム「ちょっと何よこれ! 肖像権の侵害よ!」

ガング「でもこれがバカ売れで大もうけ! タゴの店でもカードとか売り始めたんだよ! 特にまどかちゃんのは大量に買っていく人がいてすぐ品切れになっちゃう!」

さやか「なによーあんた結構隠れファン多いんじゃない」コノコノ

まどか「てひひ・・・・・・だ、だれだろう・・・・・・///」

ガング「さやかちゃんも人気だよ! でも盗んでいく人がいるんだよねえ」

さやか「あたしもいよいよレア物?! 悪くないわねえ」


カワサキ「ワルプルギスまんじゅうっての考えたんだけどどう~?」

杏子「へっくし・・・・・・魔女を土産物グッズにしてどうすんだ!」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 03:00:36.12 ID:dF7EdvEb0
~一ヶ月後~
☆ププビレッジ☆

デデデ「例え軍備が無かろうとこのデデデ一国の支配者としてこの国の最期を見届けるぞい」

エスカルゴン「へえー流石陛下、腐っても大王でげすなあ・・・・・・イデーッ!」

デデデ「一言余計ぞい! ん、泣くほど痛かったかぞい?」

エスカルゴン「いえ・・・・・・陛下に殴られるのもこれが最後かと思うと悲しくて辛くて・・・・・・オーイオイオイ」

デデデ「グッ、そんなことならドンドン殴ってやるぞい!オーイオイオイ」ボカボカ

ブン「あいつらなにやってんだ?」

フーム「相手にしてる場合じゃないわ、そろそろ来るわよ、行きましょう!」


ズーンズーンパオーン
さやか「うえっ結界に閉じこもってないの?!」

ほむら「あいつは直接現実世界に影響を及ぼすわ。・・・・・・来る」

3 2 1
デデデ「おーゾウさんがたくさんぞい、あのカウントは何かアニメでも始まるのかぞい?」

エスカルゴン「へへ陛下、逃げるでげすよ、魔女でげす!」カッ

ワルプルギスの夜「アハハハハ、ウフフフフ」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 03:06:11.58 ID:dF7EdvEb0
杏子「かーっでっけえなあ! さぞかしでかい女だったんだろうよ」ムシャムシャ

マミ「・・・・・・」

まどか「あれも・・・・・・元は女の子だったの?」

ほむら「まどかは隠れてて。QBの言葉には耳を貸さないでね」

フーム「カービィ、たいまつを!」ブンッ

ダダダダダスウーッパクッ
カービィ「ぽよ!」 カービィはファイアカービィになった!

ワドルドゥ「総員、撃てーっ!」

ワドルディ軍団「ワニャワニャワニャ」ポイポイポイッ

ワルプルギスの夜「ウフアハハハハ、キャハハハハ」ズアッ

ドドドドーン
ワドルドゥ「て、撤退ーっ撤退ーっ」ワニャワニャキャーキャー

ブン「あちゃー、あんなのに槍投げで対抗なんて無茶だぜ!」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 03:12:23.17 ID:dF7EdvEb0
マミ「的が大きいから当たるけどまるで手応えが・・・・・・!」ドンッドンッ

ほむら「弾の続く限り撃ち続けるしかないわ」ドドドドドド

カービィ「ブェユーーーー」ゴーーーッ

さやか「あたしたちは使い魔を潰して援護するよ!」ザッザッ

杏子「んー何か皆強くなってないか?あたしだけ・・・・・・」ヒュンヒュン

フーム「どうしよう、あれだけの攻撃がまるで効いていない・・・・・・! 多分あの真ん中の歯車が弱点だと思うけど・・・・・・そうだわ!」

   「杏子さん、あいつの動きをほんの少しで良いから止めてー!」

杏子「無茶言うな! いくらあたしの鎖でもあんなでかいの止めれるかよ!」

フーム「う・・・・・流石に無理か・・・・・・」

カワサキ「いや、できるね~! あんこちゃん、それっ」ビューン

カラン
杏子「あんこちゃんって言うな! ん、何これ、カレー?」ガツガツ

フーム「見即食ね・・・・・・カワサキ、まさかあのカレーは?!」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 03:18:35.01 ID:dF7EdvEb0
カワサキ「昔、超強壮剤パワップDで作った特製カレーの余りね~!」

フーム「うぇ・・・・・・何ヶ月前のカレーよ・・・・・・食べてるし」

杏子「うおおおおお?!力が湧いてきたぜェ!!!」ピーッムキムキムキイ

マミ「たくましい三角筋だわ///」

杏子「うおえらああああああ!!!」ビュンビュンガシィィィン

ワルプルギス「アハハハハウフフフフフ??」ギリギリギリ

フーム「凄い! 止まったわ! ほむらさん、カービィに一番強力な爆弾を投げてー!」

ほむら「虎の子の爆弾を・・・・・・いいわよ」ポイッ

スウーッパクッピッカーン
カービィ「ハァッ!」

ブン「そうか、クラッシュカービィならいけるぜ! 姉ちゃん天才だ!」

フーム「来てっ、ワープスター!」

カブー「ワァ~プスタァ~」キラキラキラヒューン

フーム「カービィ、あいつの内部真ん中を攻撃してー!」

スタッ
カービィ「ぽよっ!」ギューン

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 03:25:18.38 ID:dF7EdvEb0
マミ「さやかさん、私達もやりましょう」

さやか「ええ!」

ワルプルギスの夜「アハハハハ・・・・・・?ウフアハハハ??」

カービィ「(クラーーーーーッシュ!!)」

さやか「ギャラクシア・ソードビーム!!」

マミ「ティロ・フィナーレ!!」

ズオオオオオオオオオン

フーム&ブン「やったー!!」

さやか「あのまるっこいの凄いじゃん!」

杏子「へへへ・・・・・・噂よりもたいしたことな・・・・・・ん?」ガチャリ

  「鎖が引っ張られ・・・・・・おおおおお!?」ガチャチャチャチャ!!

さやか「杏子っ!」バキンッ

杏子「あ、ありがと・・・・・・」ハアハア

マミ「まさか・・・・・・まだ生きてるの?!」

フーム「?! 危ない!!」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 03:31:29.88 ID:dF7EdvEb0
ワルプルギスの夜「ウビャハハハハハ!!!ギャハハハハハハ!!!」ズオオオオッ

ズガアアアン
さや&マミ&ほむ&杏「「「「ぐはっ・・・・・・!」」」」

フーム「みんな! しっかりして! そんな・・・・・・」

まどか「みんな!!」ダッ

QB「おっと」

まどか「!」

QB「契約する気になったかい? キミが魔法少女になればあれを倒し皆を助けることが出来るよ」

ほむら「やめて・・・・・・まどか・・・・・・」ゼイゼイ

まどか「私・・・・・・私はっ」

カービィ「ぽよっ!」タシッ

まどか「カービィちゃん?!」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 03:37:25.47 ID:dF7EdvEb0
カービィ「ぽよぽよぽよ、ぽよよいぽよいぽよ!」

QB「キミの言っていることは・・・・・・?!」

フーム「カービィ?! まさか!」

カービィ「ぽよ・・・・・・」パアアアアアアッ

QB「き、君の願いはエントロピーを・・・・・・」

スゥゥゥゥゥゥッ
フーム「吸い込み?! みんな何かに捕まってー!」

まどか「えっえっ何?! 何?!」

ゴオオオオオッ
マミ「私たちのソウルジェムが?!・・・・・・」ガクリ

QB「わああああ・・・・・・」スウッ

まどか「きゃあああああっ!!」スウッゴクリ

フーム「カービィが魔法少女になって皆のソウルジェムとQB、まどかさんまで吸い込んで・・・・・・一体何が起こるの・・・・・・」

メタナイト「ミックスだ」

ブン「ミックス?!」

メタナイト「複数の属性を取り込んだときに起こる。私にもこれから何が起こるのか分からない」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 03:43:20.22 ID:dF7EdvEb0
☆カービィ内☆

まどか「う・・・・・・ここは・・・・・・」

QB「カービィの中だね、他の4人のソウルジェムもあるよ」

まどか「みんなを感じる・・・・・・暖かい・・・・・・それにこの気持ち・・・・・・皆こんな思いを抱えながら戦っていたんだね・・・・・・」ギュッ

QB「ソウルジェム達がまどかに吸収されていく・・・・・・カービィの中ではすべてが混ざり合うのか」

QB「そしてボクにもそれは伝わってくる・・・・・・」

  「孤独を恐れる気持ち」

  「誰かを愛する気持ち」

  「人のためにあろうとする気持ち」

  「大切な人々、親友を守ろうとする気持ち」

  「数々の絶望、呪い」

  「そして・・・・・・」

  「それを上回る希望、祈り」

  「これが感情・・・・・・か。やっと今になってボクにも」

  「わけがわかったよ」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 03:48:59.59 ID:dF7EdvEb0
☆ププビレッジ☆

カアアアアアッ
フーム「あれは?! ・・・・・・弓?!」

メタナイト「あれぞ、マギ・カービィ!」

ブン「すっげー!」

ワルプルギスの夜「?!ウビャハハハハハ!!!ギャハハハハハハ!!!」ズオオオオッ

カービィ「ッ」フォンッ

メタナイト「すべて紙一重で躱している・・・・・・」

デデデ「おおおおこっちに攻撃が飛んでくるぞい! エスカルゴーン!」ドカーンギャー

エスカルゴン「ああ陛下、今までお慕いしておりましたでげす・・・・・・」ドカーンギャー

カービィ「ティロ・フィナーレ!」

パアアアアッ

ワルプルギスの夜「アハ、ハ・・・・・・フフフ・・・・・・」スウ・・・・・

フーム「ティロ・・・・・・そういえばマミさんのSGも吸い込んでたわね」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 03:53:59.42 ID:dF7EdvEb0
ほむら「ん・・・・・・」

さやか「あ、あいつは?!」

マミ「いないわ・・・・・・何がどうなったのか」

フーム「おーい! ワルプルギスの夜はカービィがやっつけたわ!」

杏子「マジかよ! やったなおい!」バシッ

さやか「いったいなーもう・・・・・・ん?」

マミ「ん~~っ、痛い・・・・・・」ギューッ

ほむら「これは・・・・・・」ペチペチ

まどか「4人とも、もう魔法少女じゃなくなったんだよ」

QB「カービィの願いは“魔法少女をコピーできるようにして欲しい”だった。カービィは相手の特性を奪い自分の物にする・・・・・・キミ達の“魔法少女”はカービィに奪われたんだ」

フーム「そんなことが・・・・・・」

カービィ「スゥ・・・・・・zzz」

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 03:58:30.10 ID:dF7EdvEb0
マミ「可愛い顔して・・・・・・貴方は私たちの恩人(?)ね」ナデナデ

デデデ「ダーハハハハwww流石カービィ、ワシの在任中に口惜しくもハニーという尊い人命を失ったがこれで一件落着ぞい!」

フーム「なによ、元はといえばあんた達がハニーを魔法少女にしたんじゃない!」

デデデ「すべて秘書のせいぞい! ワシは悪くないぞーい!」ダッ

エスカルゴン「へ、陛下、置いてけぼりは無しでげすよー!」ダダッ

ブン「へっ、相変わらずだな・・・・・・ん?何だこれ」ヒョイ

フーム「ソウルジェム・・・・・・に似てるけど少し違うわね」

さやか「それは! ハニーさんのグリーフシード・・・・・・あのおっさんが拾ってたのか」

杏子「ソウルジェム吸い込んで元に戻るならよー、それ吸い込んだらひょっとするんじゃないか?」

フーム「! カービィ起きて、これを!」

カービィ「ぽよ?」パクッ

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 04:04:21.48 ID:dF7EdvEb0
☆ププビレッジ ハニー家☆

ハニー母「ハニー、目を開けておくれ! ハニー・・・」

ハニー父「もうよしなさい、お前まで身体をこわしてしまう」

イロー「あの・・・・・・おじさん、おばさん」

ハニー父「おお君か・・・・・・いつも有り難う、ハニーは幸せ者だ・・・・・・」

イロー「いえそんな・・・・・・」

ハニー「・・・・・・ン・・・・・・イロー?」

ハニー母「・・・・・・ハニー?!」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 04:09:35.86 ID:dF7EdvEb0
☆デデデ城 転送装置の部屋☆

マミ「私たちの世界のことで迷惑をかけてしまって・・・・・・ごめんなさいね」

フーム「いえいいんです、こっちも別の世界の人と知り合えるなんて良い経験でした」

デデデ「ウオオオオーハニーちゃんが助かって良かったぞい!」オイオイ

ブン「だから元はといえばお前らのせいだろー」

エスカルゴン「だまらっしゃい! 陛下の慈悲深い心が分からないでげすか!」オイオイ

さやか「ハア・・・・・・ところであんた、もう魔法少女は作らないって本当でしょうね」

QB「ああ、ボクはもう感情という物を理解した。一回の絶望でそのエネルギーをすべて回収するのはあまりにも非効率だと分かったし、別の方法を考えるとするよ」

杏子「あったりまえだ! あたしらの人生はなー、一回の絶望くらいで終わっちゃくれねーんだよ」モグモグ

まどか「たとえ絶望しても、また次の希望を見つければいい・・・・・・希望を持ち続けるのではなく見つけ、作る強さがあれば私たちは大丈夫だね」モグモグ

さやか「かーまどかはくっさい事言うねえ! ・・・・・・うん、その通り!」モグモグ

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/26(火) 04:14:02.20 ID:dF7EdvEb0
ほむら「貴女たち、何食べてるの」

杏子「カワサキのワルプルギスまんじゅう。 くうかい」モグモグ

ほむら「・・・・・・いらないわ・・・・・・QB、その別の方法とやらが私たちにとって害の無いものであることを望むわ」

QB「そのつもりだよ、絶望等のマイナスの感情よりもプラスの・・・・・・例えばキミがまどかに抱いている感情や杏子がさやかに抱いている感情の方がはるかにぐえっ」ドスッガチッ

マミ「あらあら」

杏子「それ以上喋ったら」

ほむら「スイスチーズにするわ」

QB「ヒィッ・・・・・・これが恐怖・・・・・・?! まったく、やっと感情を理解したと思ったのにキミ達は相変わらず、わけがわからないよ」

フーム「フフフ、乙女心は複雑なのよ。ね、カービィ?」

カービィ「ぽよ?」

☆おしまい☆

引用元: デデデ「フームよ、契約して魔法少女になるが良いぞい」