1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 21:39:15.99 ID:UtsfcKIE0
~空き地~
スネ夫「僕のパパがアイアンコングPKを買ったんだ」
ジャイアン「アイアンコングPKだって!?」
のび太「PKってサッカーの……」
しずか「のび太さん、PKはプロイツェンナイツのことよ」
しずか「アイアンコングPKは、プロイツェン様の親衛隊専用機なの」
しずか「素敵だわプロイツェン様~~~」
のび太(しずかちゃんプロイツェンのファンだったんだ)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1422621555
2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 21:42:07.84 ID:UtsfcKIE0
ジャイアン「すげーなスネ夫、親衛隊専用機だなんて」
スネ夫「僕のパパがプロイツェンと知り合いでね。特別に売ってもらったんだ」
しずか「すごいわスネ夫さん」
スネ夫「今度パパに頼んでプロイツェンに会わせてあげるよ」
しずか「ありがとうスネ夫さん!プロイツェン様に会えるなんて最高よ」
のび太(自慢ばっかり。スネ夫のヤツめ~~~)
※世界観解説
この世界では競技的なゾイドバトルが行われている。
プロイツェンはアイドル的なファイターで人畜無害なのだ。
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 21:44:57.18 ID:UtsfcKIE0
スネ夫「今からアイアンコングPKに乗るんだけど、みんなも来ない?」
ジャイアン「いいのかよスネ夫!!お前は心の友だぜ」
しずか「私も行くわ」
のび太「ぼ、ぼくも……」
スネ夫「悪いなのび太、アイアンコングPKは三人乗りなんだ」
のび太「う、うわーーーん!!ド・ラ・え・も~~~~ん!!!」
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 21:50:33.30 ID:UtsfcKIE0
~のび太の家~
のび太「というわけなんだよ~」
ドラえもん「で、僕にゾイドを出しほしいんだね」
のび太「出してくれるの!?」
ドラえもん「それよりのび太くん、まだ宿題やってないよね」
のび太(ギクッ)
のび太「ス、スネ夫のヤツ、僕も乗りたいって言ったら、何て言ったと思う?」
のび太「お前の家にはタヌキ型ゾイドが居るじゃないか。って言ったんだよ」
ドラえもん「なんだって!!僕はタヌキじゃなくてネコ型ゾイド。じゃなかったネコ型ロボット!」
ドラえもん「よーし、のび太くん!スネ夫をギャフンと言わせてやろう。庭まで付いて来て」
のび太(うまくいったぞ)
6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 21:53:09.56 ID:UtsfcKIE0
~庭~
ドラえもん「とっておきのゾイドを出してあげよう」
ドラえもん「ブレ~ドライガ~~~~」
のび太「うわ~~、かっいいーーーー」
のび太「青色のウサギ型ゾイドだね」
ドラえもん「のび太くんあれは耳じゃなくて、タテガミだよ」
ドラえもん「ブレードライガーはライオン型ゾイド」
のび太「へーー、ライオン型かぁ~~」
ドラえもん「僕と同じネコ科で青色、速い上にパワーもある。そっくりでしょ」
のび太(同じなのは、ネコ科と色だけだと思うけどな~)
7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 21:57:09.11 ID:UtsfcKIE0
のび太「さっそく操縦しよう」
ドラえもん「待った!君ゾイド操縦したことある?」
のび太「あるわけないじゃないか」
ドラえもん「……。のび太くん、こんな巨大なゾイドで事故を起こしたらどうなると思う?」
ドラえもん「家を壊し、車を踏み潰し、下手をすれば人だって」
のび太「……」ブルブル
のび太「だったらどうすればいいのさ!?」
のび太「ブレードライガーを自慢しただけじゃないか!」
ドラえもん「まあ、まあ、落ち着いて。そんなのび太くんにぴったりのゾイドがある」
8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 22:02:21.23 ID:UtsfcKIE0
ドラえもん「オ~ガノイド~ジ~ク~~~~」
ジーク「グォ」
のび太「うわっ、恐竜だ!これもゾイドなの?」
ドラえもん「オーガノイドと言って、他のゾイドと合体して操縦をサポートしてくれるんだ」
ドラえもん「いざという時にはパイロットを包んで脱出もしてくれる」
のび太「すごいんだね。よろしくジーク」
ジーク「グォ~~」
9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 22:08:36.58 ID:UtsfcKIE0
~ブレードライガーコックピット~
メインコックピット のび太
サブコックピット ドラえもん
ドラえもん「まずはジークと合体しよう。元気よくジークを呼んで」
のび太「ジ~ク」
ドラえもん「もっと元気よく!」
のび太「ジーーーーーク!!」
ジーク「グォォォ」バシューーーーーーー
ブレードライガー「ガォーーーン」
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 22:12:40.95 ID:UtsfcKIE0
ドラえもん「さあ、レバーをにぎって」
のび太「う、うん。や、やるぞ」ガシッ
ブレードライガ「ガォーーン」ブルン ブルン
のび太「うわぁ!ゆ、ゆれる」
ドラえもん「いったんレバーを離すんだ」
ブレードライガー「ガゥゥ」
11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 22:16:09.09 ID:UtsfcKIE0
のび太「何が起こったの!?」
ドラえもん「のび太くん、ゾイドは生き物なんだ」
ドラえもん「のび太くんの緊張がブレードライガーにも伝わったんだ」
ドラえもん「ゾイドの操縦で目指すのはパイロットとゾイドの一心同体、人馬一体の境地だよ」
のび太「難しそうだな……」
ドラえもん「大丈夫だよ。ゾイドは心で動かすんだ。さあやってごらん」
のび太「やってみる」
のび太「行くよ。ジーク、ブレードライガー!!」
12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 22:21:17.01 ID:UtsfcKIE0
~町~
ブレードライガー ガシンッ ガシンッ
のび太「速い!速い!」
ドラえもん「だいぶ慣れてきたね」
のび太「裏山まで全速力だ!」
13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 22:24:06.34 ID:UtsfcKIE0
~一方その頃~
アイアンコングPK
操縦 ジャイアン
砲撃 スネ夫
懲罰席(対空迎撃要員)しずか
※懲罰席
懲罰席とは、理不尽な位置にある剥き出しのコックピットのことである。
進行方向とは逆向きで、揺れるであろう尻尾についていることが多い。
このアイアンコングPKには、ブースターの中心に斜め上向き、両サイドに風防なしという素敵なコックピットがある。
アイアンコング ズシンッ ズシンッ
スネ夫「どうだいジャイアン?」
ジャイアン「最高だぜ。巨大でパワフル。オレさまにぴったりのゾイドだ!」
しずか(前が見えなくて酔いそう。でもプロイツェン様に会うために我慢よ)
14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 22:27:04.73 ID:UtsfcKIE0
スネ夫「ん?レーダーに反応あり?」
スネ夫「ジャイアン、近くにゾイドが居るよ」
ジャイアン「なんだって!」
スネ夫「きっとのび太がドラえもんに頼んだんだ」
ジャイアン「のび太のヤツにアイアンコングPKの強さを思い知らせてやるぜ!」
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 22:30:39.12 ID:UtsfcKIE0
のび太「あれ、裏山ってこんなに近かったかな?」
ドラえもん「のび太くんブレーキ!裏山じゃない。アイアンコングPKだ!!」
のび太「アイアンコングPK?ジャイアンたちだ」
ジャイアン「のび太、良いゾイドを持ってるじゃないか」
ジャイアン「のび太のくせにゾイドなんて生意気だぞ。それをこっちによこせ」
のび太「そんなの嫌だよ!」
ジャイアン「俺のものは俺のもの、お前のものも俺のものなんだ!」
のび太「無茶苦茶だよ~」
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 22:33:09.23 ID:UtsfcKIE0
ジャイアン「渡さないなら力ずくで奪ってやる。やるぞスネ夫」
スネ夫「う、うん(アイアンコングPKに傷をつけないでよ)」
しずか(のび太さんとドラちゃんが怪我をしませんように)
ジャイアン「いくぞのび太!ハンマーナックル!!」
ドラえもん「のび太くん避けて!」
のび太「うわっ」
ズシーーーン
のび太「地面に穴が開いた。なんてパワーだ」
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 22:37:59.40 ID:UtsfcKIE0
ドラえもん「のび太くん、こうなったら戦うしかない」
のび太「そんなの嫌だよ」
ドラえもん「戦闘用ゾイドに乗る限り、戦いは避けられない。今がその時なんだ」
ジャイアン「まだまだいくぞ!ビームランチャーだ!」
バシューーーン バシューーーン
のび太「くっ」
のび太「戦うしかないのか」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 22:41:12.30 ID:UtsfcKIE0
ジャイアン「ちょこまかと逃げやがって。10連ミサイルだ!」
ボシューーー
のび太「避けきれない!」
ドラえもん「ブースターを使うんだ!」
のび太「ブースターオン」
バシューーーン
ジャイアン「全部避けやがった」
スネ夫「なんて機動力なんだ」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 22:44:07.85 ID:UtsfcKIE0
ジャイアン「スネ夫、こうなったらフルバーストだ!」
スネ夫「了解」
ジャイアン「のび太、もう逃げられないぞ。これで終わりだ!!」
バシューーーン ボシューーー ズギャン ズギャン
のび太「もうだめだ」
ボムッ
ジャイアン「やったぜ!!」
スネ夫(こちらは無傷だ。よかった)
しずか(のび太さん、ドラちゃん、無事でいて……)
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 22:48:29.13 ID:UtsfcKIE0
スネ夫「センサーに反応あり!」
ジャイアン「そんなバカな!?」
スネ夫「あ、あれはエネルギーシールド…」
ジャイアン「すべて防いだってのかよ」
のび太「ありがとう。ジーク、ブレードライガー、僕を守ってくれたんだね」
ジーク「グォー」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 22:51:15.80 ID:UtsfcKIE0
ドラえもん「のび太くん、必殺技だ!」
のび太「食らえ!ブレードアタックーーーー!!」
バキィーーーーー
ジャイアン「うわーーー!!」
スネ夫「腹部に損傷大!コンバットシステムフリーズ!」
ジャイアン「チクショーーー!!」
スネ夫「パパに叱られる~~~~!」
しずか(よかった)ホッ
ドラえもん「おめでとう。のび太くん、初勝利だ!」
ジーク「グォグォ」
のび太「みんなのおかげだよ~」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 22:56:58.24 ID:UtsfcKIE0
~スネ夫の家~
ジャイアン「スネ夫!負けちまったじゃねーか!」
スネ夫「僕に言われても困るよ。それに操縦してたのはジャイアンじゃないか…」
ジャイアン「何だと!俺が悪いってのかよ!」ガシッ
スネ夫「わわわ、許してよジャイアン」
ジャイアン「だったら、のび太を倒せるゾイドを用意しろ!」
スネ夫「そんな無茶な…あっ、もしかしたら、いや、でもあれは……う~ん」
ジャイアン「どうしたんだよ?」
スネ夫「スネ吉兄さんのゾイドなら、のび太を倒せるかもしれない」
ジャイアン「本当か!?早速行ってみようぜ」
スネ夫「いいけど、大丈夫かな……」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 23:02:14.66 ID:UtsfcKIE0
~スネ吉の家~
スネ吉「やあ二人ともよく来たね」
スネ夫「スネ吉兄さん、例のゾイドを見せて欲しいんだけど」
スネ吉「いいとも、地下室研究所に付いておいで」
~スネ吉の地下研究所~
ジャイアン「ずいぶん深くまで降りるんだな」
スネ吉「ゾイドが大きくてね。もうすぐ着くよ」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 23:06:29.77 ID:UtsfcKIE0
~最深部~
ジャイアン「ゾイドはどこにあるんだ?」
スネ吉「慌てないで、今照明を点けるから」ポチッ
ジャイアン「デ、デ、デスザウラーーー!?」
ジャイアン「伝説のゾイドじゃんかよ。どうやって手に入れたんだ?」
スネ吉「骨川家の蔵で古代の設計図とコアを見つけてね。僕が組んでみたんだ」
スネ夫「起動実験は成功したの?」
スネ吉「いや、さっぱりだめだね。コアが反応しない。何かが足りないんだ」
ピコン ピコン
スネ吉「ん、バイタルサインが反応している。なぜだ?もしや…」
スネ吉「ジャイアン、デスザウラーのコックピットに乗ってみないか?」
ジャイアン「いいのかよ!?」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 23:08:53.16 ID:UtsfcKIE0
~デスザウラー腹部コックピット~
スネ吉「どうだい?デスザウラーのコックピットは?」
ジャイアン「すごいぜ、流石伝説のゾイドだ。力がみなぎって来る様だぜ!」
スネ吉(デスザウラーのバイタルサインがどんどん上昇している)
スネ吉(最後の鍵が凶暴なパイロットだったとはね)
ジャイアン「早くこいつを動かしてみたいぜ」ドクン ドクン
ジャイアン「何だ?頭が熱い。う、う、うあーーー!」ドクン ドクン ドクン
スネ夫「ジャイアン!どうしたの?ジャイアン!スネ吉兄さん何が起こったの!?」
スネ吉「人間とゾイドが一心同体とはよく言ったものだね」
スネ吉「ジャイアンの精神がデスザウラーのコアと同調しているんだ」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 23:13:36.73 ID:UtsfcKIE0
デスザウラー「グァアアアアアアーーーー」バキッ ガコッ スドーーン
スネ吉「まずいぞ!暴走を始めた!逃げるんだ!」
スネ夫「ジャイアンはどうなるんだよ!!」
スネ吉「ジャイアン?それどころか暴走したデスザウラーはこの星を焼き尽くすよ。僕はとんでもない物を創ってしまった」
スネ夫「た、大変だ!みんなに知らせなきゃ!」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 23:17:44.81 ID:UtsfcKIE0
~町~
のび太「ゾイドバトルにも勝ったし、そろそろ帰って昼寝でもするか」
ドラえもん「待って、スネ夫としずかちゃんが走って来るよ。どうしたんだろう?」
スネ夫「大変だ!もう地球はお仕舞なんだ!!」
しずかちゃん「落ち着いてスネ夫さん」
ドラえもん「何があったんだい?」
スネ夫「かくかく、しかじか」
のび太「デ、デスザウラー!?」
しずかちゃん「それに剛さんまで…」
ドラえもん「大変なことになったぞ」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 23:21:19.14 ID:UtsfcKIE0
ジーク「グォ」
のび太「どうしたのジーク?」
ピカッ ドゴーーーーン
のび太「な、なんだ?」
しずか「裏山が消えたわ!!」
ドラえもん「荷電粒子砲だ!」
スネ夫「デスザウラーが来たんだ。もう駄目だ」
のび太「大きい」ゴクリ
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 23:24:25.48 ID:UtsfcKIE0
ドラえもん「のび太くん、僕たちが止めるしかない」
のび太「そんなの無理だよ。裏山を一撃で吹き飛ばすんだよ」
ドラえもん「このままだと地球は滅亡するよ。今戦えるのは僕たちだけなんだ」
スネ夫「僕からも頼むよのび太、ジャイアンを助けて欲しい」
しずか「私からもお願いするわ。みんなを助けて」
のび太「……怖いけど、やるしかないみたいだね!」
ドラえもん「その意気だ、のび太くん!」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 23:26:38.22 ID:UtsfcKIE0
~ブレードライガーコックピット~
のび太「ドラえもん、ジーク、ブレードライガー、みんな行くよ!!」
ドラえもん「ラストバトルだ!」
デスザウラー「グァアアアアアアアア」
のび太「こんなのに勝てるのかな…もし荷電粒子砲を撃たれたら…」
ドラえもん「大丈夫、レーザーブレードは可電粒子を拡散できるんだ」
ドラえもん「デスザウラーが可電粒子砲を撃った時が攻撃のチャンスだよ」
のび太「よし、ショックカノンで威嚇だ!」
ドムッ ドムッ
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 23:31:54.34 ID:UtsfcKIE0
デスザウラー「グァアア」ピカーーー
ドラえもん「のび太くん、来るぞ!」
のび太「ブレードを前面に展開!ブレードアタックーーーー!!」
ズバーーーーーーーー
しずか「すごい。可電粒子を切り裂いてるわ……」
スネ夫「がんばれのび太ーーーー!」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 23:35:42.60 ID:UtsfcKIE0
デスザウラー「グァアアアア」ガシッ
のび太「つ、捕まえられた!!」
ドラえもん「ハイパーキラークロー!なんて反応速度なんだ!」
のび太「勝てるんじゃなかったの!?」
ドラえもん「ジャイアンの闘争本能がデスザウラーの能力を上げているんだよ」
メキメキメキッ
のび太「まずい、潰される!ブースター全開!!」
ブォーーン
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 23:38:43.86 ID:UtsfcKIE0
のび太「危なかった。他に弱点はないの?」
ドラえもん「背中に荷電粒子の吸入ファンがあるけど…」
のび太「一か八かだ」
のび太「パルスレーザーガンロックオン」
ドラえもん「衝撃テイルだ!避けて!」
ブンッ
のび太「うわっ!」
のび太「今度こそ」
ドラえもん「16連装ミサイルだ!回避して!」
ボシューーー
のび太「くっ!」
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 23:41:40.87 ID:UtsfcKIE0
のび太「まるで難攻不落の要塞だ」
ドラえもん「それに、正面には荷電粒子砲があるし…」
のび太「荷電粒子砲……そうだ!僕に良い考えがある」
ドラえもん「良い考え?」
のび太「うん。もしかしたらデスザウラーを倒せるかもしれない。ドラえもん、ジーク、よく聞いて」
のび太「ごにょごにょごにょ」
ドラえもん「よし!危険だけどそれしかないね」
ジーク「グォォォ」
のび太「作戦開始だ!」
35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 23:45:53.65 ID:UtsfcKIE0
デザウラー「グァアアアアアア」
のび太「やいデスザウラー、もう一度荷電粒子砲を撃ってみろ!くらえ!」
ドムッ ドムッ
デスザウラー「グァアアアア」ピカーーー
ドラえもん「来るぞ」
のび太「これが最後のチャンスだ」
のび太「ブレード展開!ブースターオン!ブレードアタックーーー!!」
ズバーーーーーーーー
36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 23:48:10.70 ID:UtsfcKIE0
スネ夫「また同じ手だ。勝てっこないよ」
しずか「きっと何か考えがあるのよ」
のび太(ギリギリまで近づいて)
のび太「今だ!ドラえもん!」
のび太(機体のエネルギーを限界までパルスレーザーガンに注入する)
ドラえもん「パルスレーザーガン、エネルギー充填率400%」
37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 23:51:17.77 ID:UtsfcKIE0
のび太「ロックオ・・・・・・ンできない!?」
ドラえもん「何だって!?周りの熱原が多すぎるんだ!」
のび太「ドラえもん、マニュアル照準に切り替えて!」
ドラえもん「地球の運命、君に託した!」ポチッ
のび太(撃てるのは一回限り。集中だ。集中するんだ。)
のび太「そこだ!!」カチッ
バシューーーン
デスザウラー「・・・・・・」ズバン
38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 23:54:44.24 ID:UtsfcKIE0
スネ夫「デスザウラーの頭を撃ち抜いた・・・」
しずか「見て!首から荷電粒子が溢れて、体が崩れていくわ」
スネ夫「やった!勝ったんだ!」
しずか「でも剛さんは……」
のび太「頼んだよ、ジーク」
ジーク「グォォ」バシューーーー
のび太(最後はジークが、崩壊するデスザウラーからジャイアンを脱出させて終わりさ)
ドラえもん「やったね、のび太くん!君の射撃の腕は世界一だ!」
のび太「照れるな~。これで一件落着だね」
39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/30(金) 23:57:54.35 ID:UtsfcKIE0
~空き地~
しずか「剛さん目を覚まして」
スネ夫「ジャイアン!ジャイアン!」
ジャイアン「う、う~~~ん」
のび太「よかった。気が付いた」
ジャイアン「あれ、デスザウラーに乗って、それから……俺とんでもないことを…」
ドラえもん「安心して、全部終わったよ」
ジャイアン「のび太が助けてくれたのか?」
のび太「ジャイアンを助けたのはジークだよ」
ジーク「グォ~~~」
ジャイアン「うわっ!もうゾイドはこりごりだぜ」
一同「わははははは」
のび太「あれ、何か忘れているような……」
ドラえもん「のび太くん、学校の宿題だよ」
のび太「それは言わない約束だよ~~~」
終わり
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