1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 21:51:04.68 ID:hoUcTnqh0
律子「そうなんですよ……もう今日ずっと、一言も口を聞いてないんです」
小鳥「それどころか、お互い顔を合わせようともしてないですね」
P「ふむ……それはちょっと心配ですね。今二人はどこに?」
律子「二人とも事務所にいますが……」
P「よし。じゃあちょっと探りを入れてみるか」
小鳥「それどころか、お互い顔を合わせようともしてないですね」
P「ふむ……それはちょっと心配ですね。今二人はどこに?」
律子「二人とも事務所にいますが……」
P「よし。じゃあちょっと探りを入れてみるか」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 21:51:53.25 ID:hoUcTnqh0
~事務所内休憩スペース~
P(お、あれは……亜美だな。ソファに寝転がって漫画を読んでる)
P(そして真美は……って! すぐ近くにいるじゃないか。椅子に座って本を読んでるが……)
P(うーむ……ケンカ中なのにこんなに近くにいるもんだろうか?)
P(まあ考えていても仕方ないな。ちょっと声を掛けてみるか)
P(お、あれは……亜美だな。ソファに寝転がって漫画を読んでる)
P(そして真美は……って! すぐ近くにいるじゃないか。椅子に座って本を読んでるが……)
P(うーむ……ケンカ中なのにこんなに近くにいるもんだろうか?)
P(まあ考えていても仕方ないな。ちょっと声を掛けてみるか)
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 21:52:50.72 ID:hoUcTnqh0
P「いやー、今日は良い天気だなー」
亜美「…………」
真美「…………」
P(……反応なし……くっ……)
P「なんていうかこんな日は、アイドル日和って感じだよな~」
亜美「…………」
真美「…………」
P(……ツッコミもなし……こ、これは……)
亜美「…………」
真美「…………」
P(……反応なし……くっ……)
P「なんていうかこんな日は、アイドル日和って感じだよな~」
亜美「…………」
真美「…………」
P(……ツッコミもなし……こ、これは……)
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 21:53:43.26 ID:hoUcTnqh0
P「ケンカ中ですね」
律子「だから言ったじゃないですか」
P「いやまあ、一応確認をな……」
小鳥「でもまあ今の話だと、プロデューサーさんが単に二人に無視されただけって可能性もありますよね」
P「……えっ……」
律子「……こ、小鳥さん」
小鳥「あ、ま、まあでも、うん、やっぱり普段の二人と違うみたいだし、うん、ケンカ中なんでしょうねーきっと。あははは」
P「で、ですよね! 俺が無視されただけなんてことはないですよね! 音無さん!」
小鳥「え、ええ」
律子(必死ね……)
律子「だから言ったじゃないですか」
P「いやまあ、一応確認をな……」
小鳥「でもまあ今の話だと、プロデューサーさんが単に二人に無視されただけって可能性もありますよね」
P「……えっ……」
律子「……こ、小鳥さん」
小鳥「あ、ま、まあでも、うん、やっぱり普段の二人と違うみたいだし、うん、ケンカ中なんでしょうねーきっと。あははは」
P「で、ですよね! 俺が無視されただけなんてことはないですよね! 音無さん!」
小鳥「え、ええ」
律子(必死ね……)
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 21:54:45.22 ID:hoUcTnqh0
P「しかしそうだとすると、ケンカの原因は何なんだろう?」
律子「さー……あの二人がケンカすることなんて、今まで無かったですからねぇ」
小鳥「ちょっと思い当たらないですね……」
P「うーん……あ、真美が席を立った」
律子「これはチャンスかもしれませんよ」
P「よし、亜美にそれとなく探りを入れてみよう」
律子「さー……あの二人がケンカすることなんて、今まで無かったですからねぇ」
小鳥「ちょっと思い当たらないですね……」
P「うーん……あ、真美が席を立った」
律子「これはチャンスかもしれませんよ」
P「よし、亜美にそれとなく探りを入れてみよう」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 21:55:38.91 ID:hoUcTnqh0
P「よ、よう亜美」
亜美「……何? 兄ちゃん」
P「(冷たッ!? 亜美ってこんなに冷たい目ができたのか……)ああいや、えーっと……その、なんだ」
亜美「…………?」
P「ああ、その……真美と、なんかあったのか?」
亜美「!」ピクッ
P「(反応した! やはり……)ああいや、なんかあんま話してないみたいだし……ケンカとかしたのかなー、とか」
亜美「……別に、してないよ」
P「そ、そうか」
亜美「そうだよ」
P「そうか」
亜美「そうだよ」
P「…………」
亜美「…………」
亜美「……何? 兄ちゃん」
P「(冷たッ!? 亜美ってこんなに冷たい目ができたのか……)ああいや、えーっと……その、なんだ」
亜美「…………?」
P「ああ、その……真美と、なんかあったのか?」
亜美「!」ピクッ
P「(反応した! やはり……)ああいや、なんかあんま話してないみたいだし……ケンカとかしたのかなー、とか」
亜美「……別に、してないよ」
P「そ、そうか」
亜美「そうだよ」
P「そうか」
亜美「そうだよ」
P「…………」
亜美「…………」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 21:56:38.09 ID:hoUcTnqh0
P「ダメでした」
律子「……結局何も分からずじまいですか」
P「すまん」
小鳥「……この駄犬が」
P「すみませ……駄犬!?」
小鳥「うふふ、冗談ですよ♪」
P「…………」
律子「…………」
小鳥「あ、真美ちゃんが帰ってきたみたいですよ?」
P「!」
律子「!」
律子「……結局何も分からずじまいですか」
P「すまん」
小鳥「……この駄犬が」
P「すみませ……駄犬!?」
小鳥「うふふ、冗談ですよ♪」
P「…………」
律子「…………」
小鳥「あ、真美ちゃんが帰ってきたみたいですよ?」
P「!」
律子「!」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 21:57:20.97 ID:hoUcTnqh0
P「また二人が顔を合わせるぞ……って」
亜美「…………」プイッ
真美「…………」ツンッ
律子「……あらら」
小鳥「なんと」
P「二人とも、露骨に顔を背けたな……」
律子「でもお互いに距離を取ることはなく、亜美はソファに寝転がったまま、真美もまたさっき座っていた椅子に……」
小鳥「うーん……なんなんでしょうね」
P「お、今度は亜美が立ち上がった」
律子「じゃあお願いします、プロデューサー」
P「……やれやれ」
亜美「…………」プイッ
真美「…………」ツンッ
律子「……あらら」
小鳥「なんと」
P「二人とも、露骨に顔を背けたな……」
律子「でもお互いに距離を取ることはなく、亜美はソファに寝転がったまま、真美もまたさっき座っていた椅子に……」
小鳥「うーん……なんなんでしょうね」
P「お、今度は亜美が立ち上がった」
律子「じゃあお願いします、プロデューサー」
P「……やれやれ」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 21:58:00.09 ID:hoUcTnqh0
P「よ、よう真美」
真美「……何? 兄ちゃん」
P「(さ、さっきの亜美とまったく同じ反応……)ああいや、えーっと……その、なんだ」
真美「…………?」
P「ああ、その……亜美と、なんかあったのか?」
真美「!」ピクッ
P「(これもさっきの亜美と同じ……!)ああいや、なんかあんま話してないみたいだし……ケンカとかしたのかなー、とか」
真美「……別に、してないよ」
P「そ、そうか」
真美「そうだよ」
P「そうか」
真美「そうだよ」
P「…………」
真美「…………」
真美「……何? 兄ちゃん」
P「(さ、さっきの亜美とまったく同じ反応……)ああいや、えーっと……その、なんだ」
真美「…………?」
P「ああ、その……亜美と、なんかあったのか?」
真美「!」ピクッ
P「(これもさっきの亜美と同じ……!)ああいや、なんかあんま話してないみたいだし……ケンカとかしたのかなー、とか」
真美「……別に、してないよ」
P「そ、そうか」
真美「そうだよ」
P「そうか」
真美「そうだよ」
P「…………」
真美「…………」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 21:58:39.03 ID:hoUcTnqh0
P(……って! これじゃさっきの亜美の時と同じじゃないか……よし、とりあえず頭を冷静にするために、コーヒーでも……)
ガチャッ (冷蔵庫を開けるP)
真美「! 兄ちゃん」
P「え、な、なんだ真美?」
真美「……その缶コーヒーについてるおまけのストラップ、もらってもいい?」
P「……え? あ、ああ、いいけど……これ好きなのか? 真美」
真美「いや、亜美が集めてたから」
P「えっ」
真美「ん?」
P「……あ、ああいや、そうか。うん、わかった。いいぞ」
真美「ん。あんがと」
P「…………」
ガチャッ (冷蔵庫を開けるP)
真美「! 兄ちゃん」
P「え、な、なんだ真美?」
真美「……その缶コーヒーについてるおまけのストラップ、もらってもいい?」
P「……え? あ、ああ、いいけど……これ好きなのか? 真美」
真美「いや、亜美が集めてたから」
P「えっ」
真美「ん?」
P「……あ、ああいや、そうか。うん、わかった。いいぞ」
真美「ん。あんがと」
P「…………」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 21:59:23.13 ID:hoUcTnqh0
律子「これは……どういうことなんでしょうね」
小鳥「ケンカはしてるけど相手の事は気になる、みたいな? ……キャーッ! ツンデレ!? ツンデレだったの真美ちゃんってば!? ぐふふ」
P「…………」
律子「…………」
小鳥「……お、おほん。ま、まあ、もう少し様子を見ましょうか」
P「そ、そうですね。じゃあここらでちょっと休憩ということで……あ」
律子「? どうしたんです?」
P「いや、そういえばさっき、冷蔵庫にプリンが入ってたのが見えたんだが……あれよく考えたら、俺が前に買ったやつだったよ。すっかり忘れてた」
小鳥「あー、なんか嬉しいですよねそういうのって」
P「ええ。多分もう賞味期限ぎりぎりなんで、今食べちゃいますね」
小鳥「ケンカはしてるけど相手の事は気になる、みたいな? ……キャーッ! ツンデレ!? ツンデレだったの真美ちゃんってば!? ぐふふ」
P「…………」
律子「…………」
小鳥「……お、おほん。ま、まあ、もう少し様子を見ましょうか」
P「そ、そうですね。じゃあここらでちょっと休憩ということで……あ」
律子「? どうしたんです?」
P「いや、そういえばさっき、冷蔵庫にプリンが入ってたのが見えたんだが……あれよく考えたら、俺が前に買ったやつだったよ。すっかり忘れてた」
小鳥「あー、なんか嬉しいですよねそういうのって」
P「ええ。多分もう賞味期限ぎりぎりなんで、今食べちゃいますね」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 21:59:54.48 ID:hoUcTnqh0
P(お、真美……じゃなくて今度は亜美一人か)
ガチャッ
P「さ~て、プリンプリン……っと」
亜美「! 兄ちゃん」
P「? なんだ、亜美?」
亜美「そのプリン、食べちゃダメ」
P「え? だってこれは俺の……」
亜美「それ、真美のだから」
P「えっ」
亜美「冷蔵庫の二段目の棚の福神漬けの裏にプリンを置くのは真美だよ。決まってんじゃん」
P「え? そ……そうなの?」
亜美「うん」
ガチャッ
P「さ~て、プリンプリン……っと」
亜美「! 兄ちゃん」
P「? なんだ、亜美?」
亜美「そのプリン、食べちゃダメ」
P「え? だってこれは俺の……」
亜美「それ、真美のだから」
P「えっ」
亜美「冷蔵庫の二段目の棚の福神漬けの裏にプリンを置くのは真美だよ。決まってんじゃん」
P「え? そ……そうなの?」
亜美「うん」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 22:00:37.25 ID:hoUcTnqh0
P「え、えっとじゃあ……それなら俺が買ったプリンはどこに……」
亜美「それなら昨日亜美が食べたよ」
P「えっ」
亜美「うん」
P「…………」
亜美「……それが何か?」
P「あ、いや、いいです……はい」
亜美「うん」
P「…………」
亜美「…………」
亜美「それなら昨日亜美が食べたよ」
P「えっ」
亜美「うん」
P「…………」
亜美「……それが何か?」
P「あ、いや、いいです……はい」
亜美「うん」
P「…………」
亜美「…………」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 22:01:26.58 ID:hoUcTnqh0
P「駄目だあの双子……! 早くなんとかしないと……!」
律子「な、なんか心配事に個人的な怒りが加わったみたいですね」
小鳥「食べ物の恨みは恐ろしいって言いますしね……」
P「しかしあの双子の様子を見るに、これ以上あいつらを問い詰めても真相は謎のままだろう……それならば!」
律子「プ、プロデューサー? どこへ?」
P「他のアイドル達に聞いてみる! 何か知ってるかもしれない!」
律子「あ、ちょっ……」
小鳥「……行っちゃいましたね」
律子「ホント、いざとなると抑制が効かないんだから……」
小鳥「まあでも、それがプロデューサーさんの良いところじゃないですか?」
律子「……ええ」
律子「な、なんか心配事に個人的な怒りが加わったみたいですね」
小鳥「食べ物の恨みは恐ろしいって言いますしね……」
P「しかしあの双子の様子を見るに、これ以上あいつらを問い詰めても真相は謎のままだろう……それならば!」
律子「プ、プロデューサー? どこへ?」
P「他のアイドル達に聞いてみる! 何か知ってるかもしれない!」
律子「あ、ちょっ……」
小鳥「……行っちゃいましたね」
律子「ホント、いざとなると抑制が効かないんだから……」
小鳥「まあでも、それがプロデューサーさんの良いところじゃないですか?」
律子「……ええ」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 22:02:05.15 ID:hoUcTnqh0
春香「? 亜美と真美が、ですか?」
P「ああそうだ。どうも様子が変……というか、ケンカしてるのはほぼ間違いないと思うんだが……春香、何か知らないか?」
春香「うーん……ちょっとわかんないですね……」
P「そうか……春香なら皆のリーダー的存在だし、知っててもおかしくはないと思ったんだが……」
春香「そ、そんな。私がリーダー的存在だなんて……私なんて、まだまだ全然で……」
P「そんなことはないぞ! この前のCMだってすごく評判良かったし! もう名実ともに765プロの顔だよ、春香は」
春香「いやいやそんな……私より美希とかの方がずっと……」
P「そんなことはないぞ! 確かに、美希は美希で765プロを代表するアイドルの一人だが、春香だって全然負けてな……」
美希「ん? ミキがどうしたって?」
P「おお、美希」
春香「噂をすれば」
美希「?」
P「ああそうだ。どうも様子が変……というか、ケンカしてるのはほぼ間違いないと思うんだが……春香、何か知らないか?」
春香「うーん……ちょっとわかんないですね……」
P「そうか……春香なら皆のリーダー的存在だし、知っててもおかしくはないと思ったんだが……」
春香「そ、そんな。私がリーダー的存在だなんて……私なんて、まだまだ全然で……」
P「そんなことはないぞ! この前のCMだってすごく評判良かったし! もう名実ともに765プロの顔だよ、春香は」
春香「いやいやそんな……私より美希とかの方がずっと……」
P「そんなことはないぞ! 確かに、美希は美希で765プロを代表するアイドルの一人だが、春香だって全然負けてな……」
美希「ん? ミキがどうしたって?」
P「おお、美希」
春香「噂をすれば」
美希「?」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 22:02:39.19 ID:hoUcTnqh0
美希「亜美と真美が?」
P「そうなんだ。美希、何か知らないか?」
美希「うーん……ちょっとわかんないの」
P「そっか……」
春香「やっぱりあの二人がケンカって、ちょっと想像しにくいもんね……」
美希「うーん……あ、でもそういえば……」
P「! 何か心当たりがあるのか、美希?」
美希「いや、心当たりっていうほどじゃないんだけど……昨日」
春香「昨日?」
美希「亜美の食べてたプリンが、すっごく美味しそうだったの!」
P「…………」
春香「…………」
美希「あれ?」
P「そうなんだ。美希、何か知らないか?」
美希「うーん……ちょっとわかんないの」
P「そっか……」
春香「やっぱりあの二人がケンカって、ちょっと想像しにくいもんね……」
美希「うーん……あ、でもそういえば……」
P「! 何か心当たりがあるのか、美希?」
美希「いや、心当たりっていうほどじゃないんだけど……昨日」
春香「昨日?」
美希「亜美の食べてたプリンが、すっごく美味しそうだったの!」
P「…………」
春香「…………」
美希「あれ?」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 22:03:43.40 ID:hoUcTnqh0
P(うーむ……手がかりらしい手がかりはつかめないままか……)
P(あの後も、出会ったアイドル達に片っ端から話を聞いてみたが……)
千早「すみませんプロデューサー。私にはちょっと……。あ、それよりもこの前のレコーディングなんですけど、どうしても録り直したい所があって……」
雪歩「亜美ちゃんと真美ちゃんが? ごめんなさい、私にはちょっとわからないですぅ……。あ、それよりちょっと、舞台のお芝居の事で聞きたいことが……」
真「亜美と真美がケンカ? うーん、ちょっとボクには分からないですねー……。あ、それよりもプロデューサー、この前の特番、見てくれました? 遂にボク、フリフリのお姫様衣装を着せてもらえたんですよ!」
やよい「う~ん、あの二人がケンカするところなんて、ちょっと想像しにくいかもですー。ひょっとして、プロデューサーの勘違いなんじゃないかなーって」
P「……なんか皆、あんまり大事に考えてない感じなんだよな……」
春香「まあ、普段あれだけ仲の良い二人ですからね……」
美希「ミキ的には、どうせ明日には仲直りしてるんじゃないかなって思うな」
P「うーん……まあ折角ここまで来たんだ。残りのメンバーにも聞いてみよう」
春香「そうですね。私も気になるし」
美希「はいなの」
P(あの後も、出会ったアイドル達に片っ端から話を聞いてみたが……)
千早「すみませんプロデューサー。私にはちょっと……。あ、それよりもこの前のレコーディングなんですけど、どうしても録り直したい所があって……」
雪歩「亜美ちゃんと真美ちゃんが? ごめんなさい、私にはちょっとわからないですぅ……。あ、それよりちょっと、舞台のお芝居の事で聞きたいことが……」
真「亜美と真美がケンカ? うーん、ちょっとボクには分からないですねー……。あ、それよりもプロデューサー、この前の特番、見てくれました? 遂にボク、フリフリのお姫様衣装を着せてもらえたんですよ!」
やよい「う~ん、あの二人がケンカするところなんて、ちょっと想像しにくいかもですー。ひょっとして、プロデューサーの勘違いなんじゃないかなーって」
P「……なんか皆、あんまり大事に考えてない感じなんだよな……」
春香「まあ、普段あれだけ仲の良い二人ですからね……」
美希「ミキ的には、どうせ明日には仲直りしてるんじゃないかなって思うな」
P「うーん……まあ折角ここまで来たんだ。残りのメンバーにも聞いてみよう」
春香「そうですね。私も気になるし」
美希「はいなの」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 22:07:19.31 ID:hoUcTnqh0
P「というか、竜宮の二人に真っ先に聞くべきだった気がする」
春香「確かに……盲点でしたね」
美希「……ミキ的には、別に盲点でもなんでもないって思うな……」
P「……と、いうわけで。普段から亜美と行動を共にすることの多い伊織、あずささん。何か知りませんか?」
伊織「うーん……そう言われてもねぇ……どう? あずさ」
あずさ「そうねぇ……すみません、プロデューサーさん。私にもちょっと……」
P「なんでもいいんです。亜美が真美の事で何か言ってた、とかでも」
伊織「うーん……そう言われてもねぇ……」
春香「確かに……盲点でしたね」
美希「……ミキ的には、別に盲点でもなんでもないって思うな……」
P「……と、いうわけで。普段から亜美と行動を共にすることの多い伊織、あずささん。何か知りませんか?」
伊織「うーん……そう言われてもねぇ……どう? あずさ」
あずさ「そうねぇ……すみません、プロデューサーさん。私にもちょっと……」
P「なんでもいいんです。亜美が真美の事で何か言ってた、とかでも」
伊織「うーん……そう言われてもねぇ……」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 22:15:52.91 ID:hoUcTnqh0
あずさ「そりゃまあ確かに、亜美ちゃんが真美ちゃんの話をすることはしょっちゅうですけど」
伊織「基本的に、真美を褒めるようなことしか言わないし……悪口とかなんて、一度も聞いたことないわ」
あずさ「そうなのよねぇ」
P「そうですか……」
春香「またも手がかりはなしか……」
美希「フリダシに戻る、ってカンジなの」
伊織「……あ、そういえば」
P「! 何か思い出したのか、伊織?」
伊織「基本的に、真美を褒めるようなことしか言わないし……悪口とかなんて、一度も聞いたことないわ」
あずさ「そうなのよねぇ」
P「そうですか……」
春香「またも手がかりはなしか……」
美希「フリダシに戻る、ってカンジなの」
伊織「……あ、そういえば」
P「! 何か思い出したのか、伊織?」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 22:17:22.20 ID:hoUcTnqh0
伊織「うん。確か昨日……だったと思うけど、響と貴音が、亜美真美と一緒に番組の収録をしたらしいんだけど……」
P「うんうん」
伊織「そのときに、亜美と真美の楽屋から、なんか言い争うような声が聞こえた……って、言ってたような気がするわ」
P「! これは……」
春香「プロデューサーさん! 大ヒントですよ、大ヒント!」
P「ああ、こうしちゃいれん! 行くぞ春香! 美希!」
春香「はいっ!」
美希「なの!」
伊織「えぇっ、ちょっ」
P「ありがとうなー! 伊織ー! それに、あずささんもー!」
伊織「な、なんなのよ……一体」
あずさ「あらあら」
P「うんうん」
伊織「そのときに、亜美と真美の楽屋から、なんか言い争うような声が聞こえた……って、言ってたような気がするわ」
P「! これは……」
春香「プロデューサーさん! 大ヒントですよ、大ヒント!」
P「ああ、こうしちゃいれん! 行くぞ春香! 美希!」
春香「はいっ!」
美希「なの!」
伊織「えぇっ、ちょっ」
P「ありがとうなー! 伊織ー! それに、あずささんもー!」
伊織「な、なんなのよ……一体」
あずさ「あらあら」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 22:24:32.67 ID:hoUcTnqh0
響「ああ、確かに聞こえたぞ」
P「ほ、本当か!? 響」
響「うん。あれは間違いなく言い争ってる声だったよ。ね、貴音」
貴音「ええ。間違いありません。廊下にまで聞こえるほどの大音声でしたから……」
P「そ、そんなにまで……」
春香「あの仲の良い二人が、そこまで言い合うなんて……」
美希「一体、どういう内容の言い争いだったの?」
響「えーっと……確か……」
貴音「わたくしが聞いたのは、『亜美の方が可愛い』というような言葉だったと、記憶しています」
P「へっ」
響「あーそうそう、そうだったぞ。逆に『真美の方が可愛い』っていうのも聞こえた気がする」
P「ほ、本当か!? 響」
響「うん。あれは間違いなく言い争ってる声だったよ。ね、貴音」
貴音「ええ。間違いありません。廊下にまで聞こえるほどの大音声でしたから……」
P「そ、そんなにまで……」
春香「あの仲の良い二人が、そこまで言い合うなんて……」
美希「一体、どういう内容の言い争いだったの?」
響「えーっと……確か……」
貴音「わたくしが聞いたのは、『亜美の方が可愛い』というような言葉だったと、記憶しています」
P「へっ」
響「あーそうそう、そうだったぞ。逆に『真美の方が可愛い』っていうのも聞こえた気がする」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 22:25:13.86 ID:hoUcTnqh0
P「な、なん……だと……」
春香「……ってことは、あの二人は……」
美希「『どっちが可愛いか』ってことで、ケンカしてたってことなの?」
響「うん、多分ね」
貴音「直接本人達に確かめたわけではありませんので、確証はありませんが……」
P「あー……いや、いい。十分だ。ありがとう響、貴音……」
春香「なんか……思ってたよりずっと馬鹿みたいな理由でしたね……」
美希「春香は時々毒が強くなるの」
春香「……ってことは、あの二人は……」
美希「『どっちが可愛いか』ってことで、ケンカしてたってことなの?」
響「うん、多分ね」
貴音「直接本人達に確かめたわけではありませんので、確証はありませんが……」
P「あー……いや、いい。十分だ。ありがとう響、貴音……」
春香「なんか……思ってたよりずっと馬鹿みたいな理由でしたね……」
美希「春香は時々毒が強くなるの」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 22:30:13.41 ID:hoUcTnqh0
P「ったく……他の皆が大して気に留めなかった理由が分かったよ」
春香「まあ、あの二人がそんなに大層な理由でケンカするわけないですもんね」
美希「でもきっと、本人達にとっては大切な理由なんだって、ミキ的には思うな」
律子「まあね。あの二人も、徐々にそれぞれ個性が出てきた頃だし」
小鳥「お互い、ライバル意識みたいなのが芽生え始めたのかもしれないわね」
P「ライバル意識を持つのは良いことだが、こういった理由で仲違いするのは決して良いことじゃない。ここは、ちょっとびしっと言ってやらないと」
春香「そうですね……頑張ってください、プロデューサーさん」
美希「ハニーも大変なの」
P「はは、まったくだ。……お、噂をすれば」
春香「まあ、あの二人がそんなに大層な理由でケンカするわけないですもんね」
美希「でもきっと、本人達にとっては大切な理由なんだって、ミキ的には思うな」
律子「まあね。あの二人も、徐々にそれぞれ個性が出てきた頃だし」
小鳥「お互い、ライバル意識みたいなのが芽生え始めたのかもしれないわね」
P「ライバル意識を持つのは良いことだが、こういった理由で仲違いするのは決して良いことじゃない。ここは、ちょっとびしっと言ってやらないと」
春香「そうですね……頑張ってください、プロデューサーさん」
美希「ハニーも大変なの」
P「はは、まったくだ。……お、噂をすれば」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 22:35:01.68 ID:hoUcTnqh0
(互いに距離を取ったまま、亜美、続いて真美が事務所に入ってきた)
P(あの距離感……やれやれ。まだ事態は改善してないとみえるな……)
亜美「あれ? 皆集まってどうしたの?」
真美「なんかのミーティング?」
P「ああいや、そういうわけじゃないんだが……まあちょっとそこに座れ。亜美、真美」
亜美「?」
真美「?」
P「……聞いたぞ。お前らが、ケンカしてる理由」
亜美「!」
真美「!」
P(あの距離感……やれやれ。まだ事態は改善してないとみえるな……)
亜美「あれ? 皆集まってどうしたの?」
真美「なんかのミーティング?」
P「ああいや、そういうわけじゃないんだが……まあちょっとそこに座れ。亜美、真美」
亜美「?」
真美「?」
P「……聞いたぞ。お前らが、ケンカしてる理由」
亜美「!」
真美「!」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 22:37:57.85 ID:hoUcTnqh0
P「……まあ、なんだ。お前らがそうやって言い合う理由は、分からんでもない」
亜美「…………」
真美「…………」
P「しかしだな、そんなことで言い争ってケンカしたって、何の意味も無いんだ」
亜美「…………」
真美「…………」
P「お前らは双子だ。確かに顔はよく似ている。でも言うまでもなく、まったく同じというわけじゃない」
亜美「…………」
真美「…………」
P「亜美には亜美の、真美には真美の良さがあるんだ」
亜美「…………」
真美「…………」
P「しかしだな、そんなことで言い争ってケンカしたって、何の意味も無いんだ」
亜美「…………」
真美「…………」
P「お前らは双子だ。確かに顔はよく似ている。でも言うまでもなく、まったく同じというわけじゃない」
亜美「…………」
真美「…………」
P「亜美には亜美の、真美には真美の良さがあるんだ」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 22:41:38.42 ID:hoUcTnqh0
P「亜美には亜美の可愛さが、真美には真美の可愛さがある……それは比べるようなものじゃないだろう」
亜美「…………」
真美「…………」
P「お互いがお互いの可愛さを認め合う……それで、いいんじゃないか?」
亜美「……ん?」
真美「……ん?」
P「ん?」
亜美「……兄ちゃん、何か勘違いしてない?」
P「え?」
真美「別に真美達、お互いの可愛さを認めないとか……そういうこと、言ってるんじゃないんだけど」
P「……んん?」
亜美「…………」
真美「…………」
P「お互いがお互いの可愛さを認め合う……それで、いいんじゃないか?」
亜美「……ん?」
真美「……ん?」
P「ん?」
亜美「……兄ちゃん、何か勘違いしてない?」
P「え?」
真美「別に真美達、お互いの可愛さを認めないとか……そういうこと、言ってるんじゃないんだけど」
P「……んん?」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 22:46:43.40 ID:hoUcTnqh0
P「いやでも、お前ら……『どっちが可愛いか』ってことで、ケンカしてたんじゃなかったのか?」
亜美「それは……まあ」
真美「そういえばそうだけど……でも」
P「?」
亜美「多分、兄ちゃんが思ってるのとは違うっていうか……」
真美「多分逆っていうか……」
P「……??」
美希「……あ」
春香「どうしたの? 美希」
美希「あはっ。ミキ分かっちゃったの。ねえハニー。ミキからちょっと、二人に質問してもいい?」
P「え? あ、ああ……」
亜美「それは……まあ」
真美「そういえばそうだけど……でも」
P「?」
亜美「多分、兄ちゃんが思ってるのとは違うっていうか……」
真美「多分逆っていうか……」
P「……??」
美希「……あ」
春香「どうしたの? 美希」
美希「あはっ。ミキ分かっちゃったの。ねえハニー。ミキからちょっと、二人に質問してもいい?」
P「え? あ、ああ……」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 22:50:29.85 ID:hoUcTnqh0
美希「じゃあミキから質問なの。ねえ亜美、真美。二人は自分達のうち、どっちの方が可愛いって思うの?」
亜美「……真美」
真美「……亜美」
P「……えっ?」
美希「あはっ。やっぱりなの」
春香「えっ……じゃ、じゃあ、響ちゃん達が聞いたのって……」
律子「『亜美の方が可愛い』は真美の声、『真美の方が可愛い』は亜美の声だった……ってこと?」
小鳥「え、ああ……そ、そういうこと……だったのね」
亜美「……真美」
真美「……亜美」
P「……えっ?」
美希「あはっ。やっぱりなの」
春香「えっ……じゃ、じゃあ、響ちゃん達が聞いたのって……」
律子「『亜美の方が可愛い』は真美の声、『真美の方が可愛い』は亜美の声だった……ってこと?」
小鳥「え、ああ……そ、そういうこと……だったのね」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 22:55:46.75 ID:hoUcTnqh0
P「じゃ、じゃあお前ら……そんな理由で、お互いに口も聞かないような状態になってたのか……?」
亜美「だって兄ちゃん! 真美ってば分からず屋なんだもん!」
真美「何言ってんの!? それは亜美の方でしょ!」
亜美「いーや! 真美の方が分からず屋だもんねー! 亜美より断ッ然可愛い顔してるのに、それを認めようとしないんだから!」
真美「何言ってんのさ! そーゆー亜美の方が、真美より百倍可愛いし!」
亜美「じゃあじゃあ真美の方が、亜美より千倍可愛いもんねー!」
真美「何をー!?」
亜美「やるかー!?」
P「…………」
亜美「だって兄ちゃん! 真美ってば分からず屋なんだもん!」
真美「何言ってんの!? それは亜美の方でしょ!」
亜美「いーや! 真美の方が分からず屋だもんねー! 亜美より断ッ然可愛い顔してるのに、それを認めようとしないんだから!」
真美「何言ってんのさ! そーゆー亜美の方が、真美より百倍可愛いし!」
亜美「じゃあじゃあ真美の方が、亜美より千倍可愛いもんねー!」
真美「何をー!?」
亜美「やるかー!?」
P「…………」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 23:02:49.44 ID:hoUcTnqh0
亜美「大体何なの真美のそのサイドテール!? 超超超超可愛いんだけど!」
真美「それを言うなら亜美のちょんまげの方が可愛いし! めっちゃもふもふしたいし!」
亜美「真美の方が亜美より断然大人っぽいし色気もあるじゃん! お姉ちゃんだけあってさ! あーもうお姉ちゃん大好き!」
真美「じゃあじゃあ亜美だってベリーキュートフェイスで超抱きしめたくなるし! 妹萌え最高だし! あーもう妹大好き!」
亜美「ふん! 言っとくけど亜美の方が、真美の事超超超超大ッ好きなんだからね!」
真美「にゃにをぅ!? それを言うなら真美の方が、亜美の事超超超超超大好きだし! ぶっちゃけ愛してるし! 愛し過ぎてるし!」
亜美「じゃー亜美はその一億万倍真美のこと愛してるし! もう一心同体レベル越えて宇宙レベルで同一個体的なノリだし!」
真美「じゃー真美はその一兆万倍亜美のこと愛してるし! 来世も来々世もずっとずーっと一緒だし!」
亜美「にゃにおー!?」
真美「やるかあー!?」
P「…………」
真美「それを言うなら亜美のちょんまげの方が可愛いし! めっちゃもふもふしたいし!」
亜美「真美の方が亜美より断然大人っぽいし色気もあるじゃん! お姉ちゃんだけあってさ! あーもうお姉ちゃん大好き!」
真美「じゃあじゃあ亜美だってベリーキュートフェイスで超抱きしめたくなるし! 妹萌え最高だし! あーもう妹大好き!」
亜美「ふん! 言っとくけど亜美の方が、真美の事超超超超大ッ好きなんだからね!」
真美「にゃにをぅ!? それを言うなら真美の方が、亜美の事超超超超超大好きだし! ぶっちゃけ愛してるし! 愛し過ぎてるし!」
亜美「じゃー亜美はその一億万倍真美のこと愛してるし! もう一心同体レベル越えて宇宙レベルで同一個体的なノリだし!」
真美「じゃー真美はその一兆万倍亜美のこと愛してるし! 来世も来々世もずっとずーっと一緒だし!」
亜美「にゃにおー!?」
真美「やるかあー!?」
P「…………」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 23:06:00.71 ID:hoUcTnqh0
春香「……ねえ、美希」
美希「うん」
春香「二人のケンカの事、他の皆がほとんど問題視してなかった理由が、今になってよくわかったよ」
美希「そうだね」
春香「今日はもう帰ろうか」
美希「そうだね」
美希「うん」
春香「二人のケンカの事、他の皆がほとんど問題視してなかった理由が、今になってよくわかったよ」
美希「そうだね」
春香「今日はもう帰ろうか」
美希「そうだね」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 23:13:22.91 ID:hoUcTnqh0
律子「まあ、ケンカするほど……とは言いますが」
小鳥「この二人の場合、仲が良すぎてケンカもできない、っていうのが、正しいみたいですね」
亜美「ねえねえ兄ちゃん! 兄ちゃんは亜美より真美の方が可愛いって思うよね!?」
P「えっ?」
真美「いーや! 真美より亜美の方が可愛いよ! ね? 兄ちゃん」
P「い、いや、それはだな……さっきも言ったように、亜美には亜美の、真美には真美の、それぞれの良さがあってだな……」
亜美「そんな言葉じゃ誤魔化されないんだからね!」
真美「白黒はっきりさせてよ兄ちゃん!」
P「ん、んな無茶な……り、律子、音無さ……あれ? いない?」
亜美「二人ならさっき帰ったよ。はるるん達のすぐ後に」
P「んなっ」
真美「さー兄ちゃんはっきり言ってよね! 亜美の方が真美よりずっとずーっと可愛いって!」
亜美「だーかーら! 真美の方が亜美より一兆倍可愛いって何度も言ってんじゃん! 真美の分からず屋!」
小鳥「この二人の場合、仲が良すぎてケンカもできない、っていうのが、正しいみたいですね」
亜美「ねえねえ兄ちゃん! 兄ちゃんは亜美より真美の方が可愛いって思うよね!?」
P「えっ?」
真美「いーや! 真美より亜美の方が可愛いよ! ね? 兄ちゃん」
P「い、いや、それはだな……さっきも言ったように、亜美には亜美の、真美には真美の、それぞれの良さがあってだな……」
亜美「そんな言葉じゃ誤魔化されないんだからね!」
真美「白黒はっきりさせてよ兄ちゃん!」
P「ん、んな無茶な……り、律子、音無さ……あれ? いない?」
亜美「二人ならさっき帰ったよ。はるるん達のすぐ後に」
P「んなっ」
真美「さー兄ちゃんはっきり言ってよね! 亜美の方が真美よりずっとずーっと可愛いって!」
亜美「だーかーら! 真美の方が亜美より一兆倍可愛いって何度も言ってんじゃん! 真美の分からず屋!」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/01(土) 23:20:53.53 ID:hoUcTnqh0
真美「むーまだそんなこと言うの!? この可愛いお口がっ!」
亜美「むー! そうやって怒る顔がまた可愛いって言ってんじゃん!」
真美「にゃにおー!?」
亜美「やるかー!?」
P(……駄目だこの双子……早くなんとか……いや、もうなんともならないか……はあ……やれやれ)
真美「いい加減にしなよもうこの世界一可愛い妹め! 大好き!」
亜美「へーんだ、亜美の方がずっとずーっと大好きだもんねー! この世界一可愛い姉め!」
了
亜美「むー! そうやって怒る顔がまた可愛いって言ってんじゃん!」
真美「にゃにおー!?」
亜美「やるかー!?」
P(……駄目だこの双子……早くなんとか……いや、もうなんともならないか……はあ……やれやれ)
真美「いい加減にしなよもうこの世界一可愛い妹め! 大好き!」
亜美「へーんだ、亜美の方がずっとずーっと大好きだもんねー! この世界一可愛い姉め!」
了
引用元: ・P「亜美と真美がケンカしてる?」
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