その次の日

可可「結婚届持ってきマシタ...可可は本気デス」

かのん(だから一回●●●しただけじゃん)

四日後

可可「今度はグシャグシャにしないで下サイね。早く結婚届ヲ...」

かのん「婚姻届ね！ていうか私達高校生だよ！？」

可可「何か問題デモ？」

五日後

かのん「あのさぁ、毎日も家に来て婚姻届持ってこられるのも困るんだけど」ｶﾞﾀｯ

可可「どうして？」

かのん「どうしてって分かんないかなぁ。ぶっちゃけ私迷惑してるんだよね」

可可「迷惑って私達...付き合ってマスよね？」

かのん「おっも」

可可「ッ...」

六日後

可可(あの時タイプだって言ってくれたノニ...好きだから私と●●●したんじゃなかったんデスカ...)

可可(可可はこんなにもかのんが好きで結婚したいと思ってるのに何故怒られなきゃいけないのデス...)

可可(食欲もアリマセン、学校にも行きたくないデス)

可可(...大好きなスクールアイドルも今は興味持てまセン)

七日後

可可「今度中国に帰ることになりマシタ」

かのん「どうして？」

可可「もうスクールアイドルに興味がなくなってしまったんデス。突然のことですみません、みなさんにはよろしくと伝えておいて下サイ」

可可(これ以上ここに居るとかのんのことばかり考えてしまう...)

かのん「...ごめんね、可可ちゃん」

可可(今さらデスヨ...)

八日後

かのん「明日中国に帰るんだよね。向こうでも元気でね、、、」

可可「ハイ...」

可可「かのん...今でも可可はかのんが好きデス。最後にかのんの気持ちも教えてもらえマスカ？可可のこと好きデスカ？」

かのん「...」

可可「そう...それが答えなんデスネ」

九日後

可可「お見送りまでありがとうございます」

かのん「ううん、気にしないで...」

可可「...」

かのん「可可ちゃん？」

可可「昨日の告白、嘘でも【好き】って言って欲しかった」

かのん「...」

可可「さよなら、かのん」

かのん(【好き】なんて言葉、簡単に言えるわけないじゃん)

かのん(もう手遅れなんだよ...今更彼女を好きな気持ちに気づいたとしても、その言葉は伝えちゃいけないんだ)

かのん(いつまでも素直になれなくてごめんね...)

かのん「って...バカか私」

ｷﾞｭｯ

可可「かのん？」

かのん「...こんなことにまで発展したというのに...いつまで素直になれないんだよ私は」ｷﾞｭｳｩ

可可「....苦しいデスよ離して下サイ」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

かのん「やだ！──離したら中国に帰るじゃん！！」

可可「かのん？」

かのん「帰らないで...中国に帰らないでよ、もっとここに居ようよ」

可可「...いきなりなにを」

かのん「私さぁ！本当は可可ちゃんが好きなんだよ。大好きなんだよ！」

可可「...かのん」

かのん「ごめんね可可ちゃんごめんねごめんね...」ｷﾞｭｩｩ

可可「それがかのんの本音なのデスネ」

かのん「ぐすっ...うん」

可可「ありがとうかのん。これで可可達は両思いデス」ｷﾞｭｯ

十日後

かのん「なんて事もあったなぁ」

可可「昨日のことデス...」

かのん「冗談だよ」

可可「もうっ」

可可「私、かのんの口からもう一度好きって言葉を聞きたい」

かのん「...どうしても言わないとダメ？」

可可「ハイ！お願いしマス、」

かのん「...き」

可可「ちゃんと目を見て」

かのん「好き...だよ///」

可可「昨日はあんなに大胆に告白してくれたのにこれデスカ」

かのん「う、うるさいなぁ///」

お わ り