【ウマ娘】トレーナー「なんかループしてね?」スペ「2スレ目です!」【安価】 前編

453: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/15(日) 23:44:25.34 ID:kzYO0z5T0
ネイチャを併走トレーニングに誘ってみよう

455: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/16(月) 01:17:23.47 ID:ujX4aPKi0

456: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/16(月) 01:24:59.98 ID:MIxuCN0xo
勝った方がよかろうだろう

460: ◆FaqptSLluw 2021/08/16(月) 17:30:47.34 ID:9LPtYfIY0

「――ふッ……!」


 鋭い息が吐かれて、ナイスネイチャは脚に力を籠める。

 ターフを切り刻むような踏み込みが地面を震わせ、前進。

 風と一体化した体は空気を切り裂き、道を作る。


「貰った――ッ!!」


 意気揚々と逃げていたマヤノを追い抜いて、ナイスネイチャはゴールへと辿り着く。

 マヤノに背中を見せながら笑うナイスネイチャの表情には――皐月賞の時の絶望はなく。

 自らが一着であることを信じて疑わない、絶対にも似た自信がそこにあった。

 

461: ◆FaqptSLluw 2021/08/16(月) 18:07:12.94 ID:9LPtYfIY0
トレーナー「というわけで、ネイチャの勝ちだ」

マヤノ「むぅ~……。ネイチャちゃん、いつの間にそんなに強くなってたの~?」

ネイチャ「さぁて、いつの間にでしょうね」

マヤノ「もーっ! こーしちゃいられないよ、トレーナーちゃん! 今からトレーニングしよ!」

トレーナー「はは、マヤノの負けん気が発動してしまったな……」

トレーナー「というわけで、今日はここ辺りでいいでしょうかね、会田トレーナー」

会田「ええ、こちらとしても多くのことを学べました。ぜひまた」

トレーナー「ええ、また」

マヤノ「トレーナーちゃーん! はーやーくー!」

トレーナー「……とまぁ、あんな感じなので。早々ですがこれにて失礼」

会田「ええ、また会いましょう」

ネイチャ「次は有馬で会おう、って伝えといてもらえます?」

トレーナー「ああ、しかと伝えておこう。重ねて今日の並走、ありがとう」

ネイチャ「いえいえ。こちらからお願いしたことなんで、気にしてもらわなくて大丈夫ですって」

マヤノ「トレーナーちゃん……」

トレーナー「早めにいかないとまたへそを曲げられそうだ。というわけで、またいずれ!」


―――

下1~5 各ステータス上昇値
※ゾロ目の場合は追加ロール


下6 スキル習得コンマ
※ゾロ目の場合は追加ロール

462: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/16(月) 18:11:30.75 ID:R3ZiNgxro
ふん

463: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/16(月) 18:29:51.22 ID:udJF72CJo
美味しい
このスレのネイチャホントに名優いい味出してる

464: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/16(月) 18:30:51.39 ID:sss198+O0
おりゃ

465: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/16(月) 18:41:19.27 ID:oKw6FcIo0
流石はナイスネイチャンやで

466: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/16(月) 18:56:51.26 ID:sss198+O0
もう一丁

467: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/16(月) 18:59:47.34 ID:pIsOBXYUO
お馴染みいっちゃ~く

470: ◆FaqptSLluw 2021/08/17(火) 00:41:55.32 ID:njkyd7gR0

■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:1054(S+)+75
スタミナ:1200(SS+)最高の仕上がりだ。
パワー:866(B+)+39
根性:1050(S+)+27
賢さ:1058(S+)+26
やる気:絶好調

▼スキルヒント[鋭い眼光]を獲得しました。

471: ◆FaqptSLluw 2021/08/17(火) 00:57:32.36 ID:njkyd7gR0
トレーナー「どれだけ美しいものも、いつかは朽ちる」

トレーナー「盛者必衰の理。花が咲き、枯れ。葉は盛り、やがて朽ち落ちる」

トレーナー「……ウマ娘の選手としての寿命は、思ったよりも短い」

トレーナー「だからこそ、夢をかなえようと必死にあがいているのかもしれない。その先に待つ結末がいかなるものであったとしても」

トレーナー「それを悲しいとは思わない。むしろ俺は美しいものだとすら思う」

トレーナー「桜を見る気持ちだな。消滅の美学」

トレーナー「だけれども、少し……ほんの少し、永久に咲き誇る何かを見つめていたい気持ちになるときがある」

トレーナー「……そんなもの、無いっていうのにな」

トレーナー「いかんいかん、有馬が近付いてきたせいで少しナーバスになってるな」

トレーナー「緊張感は適切に。あんまり緊張しすぎてはダメだ」

トレーナー「よし、お茶を飲んで気分転換、しよう!」

―――

■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:1129(SS)
スタミナ:1200(SS+)最高の仕上がりだ。
パワー:905(A+)
根性:1077(S+)
賢さ:1084(S+)
やる気:絶好調

―――

下1
トレーニング/お出かけ/休憩/ライバル研究(ナリタブライアン)/スキル習得(ウマ娘)/スキル習得(トレーナー)/脚質上昇/会話(秋川理事長)/秘密の特訓/その他(良識の範囲内で自由に)
※有馬記念まであと8ターン(今ターン含む)

―――

472: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/17(火) 01:06:03.94 ID:8MnB5dnK0
スキル習得(ウマ娘)

473: ◆FaqptSLluw 2021/08/17(火) 01:25:16.95 ID:njkyd7gR0
トレーナー(ナリタブライアンと戦うためには、スキルの習得が必須だ……)

トレーナー(特に強力な”金スキル”――)

トレーナー(このスキルがあれば、状況を打開することすらできるような、スキルがあれば……)

トレーナー(いや、ナリタブライアンそのものをデバフするようなスキルも捨てがたいが――)

マヤノ「トレーナーちゃん?」

トレーナー「……ん、マヤノか。今日は早いな」

マヤノ「うん! だって、ブライアンさんにも、ネイチャちゃんにも負けてられないんだもん!」

トレーナー「そう、だな。負けてられないよな!」

トレーナー「と、いうわけで今日は――より実践的な技術のトレーニングを行う!」

マヤノ「……うん! ぜーったい、習得してみせるよ~!」

トレーナー「その勢いだ!」

―――

下1 どのスキルを習得する?

―――

[スキルヒント:ウマ娘]
※トレーナースキル[共感覚]により常時スキルヒントレベル+1
(表示されているSHLvは元の数値です)

・読解力 Lv1[作戦:差し]
(中盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・大局観 Lv1[作戦:差し]
(中盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・食いしん坊 Lv1[作戦:先行]
(中盤に選択肢追加:終盤のコンマ判定を2段階上のものに上げる)
・魅惑のささやき Lv1[距離:中距離]
(中盤:ライバルウマ娘のコンマ判定を2段階下のものに下げる)
・円弧のマエストロ Lv1[汎用]
(中盤に選択肢追加:終盤のコンマ判定を2段階上のものに上げる)
・善後策 Lv1[短距離]
(中盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・プランX Lv1[短距離]
(中盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・押し切り準備 Lv1[作戦:逃げ]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・逃亡者 Lv1[作戦:逃げ]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・束縛 Lv1[中距離]
(中盤に選択肢追加:終盤のコンマ判定を1段階下のものに下げる)
・独占欲 Lv2[中距離]
(中盤に選択肢追加:終盤のコンマ判定を2段階下のものに下げる)
・直線加速 Lv2[汎用]
(レース終了時に固定値+50を加算する)
・一陣の風 Lv2[汎用]
(レース終了時に固定値+100を加算する)
・上昇気流 Lv1[マイル]
(レース終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・業脚 Lv1[マイル]
(レース終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・差し焦り Lv1[汎用]
(作戦:差しのライバルウマ娘の中盤のコンマ判定を1段階下のものに下げる)
・スタミナイーター Lv1[長距離]
(レース終了時、ライバルウマ娘のスタミナを-100する)
・トリック(前)Lv1[汎用]
(ライバルウマ娘が序中盤に掛かった場合、減少値を2倍にする)

475: ◆FaqptSLluw 2021/08/17(火) 01:37:33.02 ID:njkyd7gR0
 

―――

[通常スキル]
・先駆け[作戦:逃げ]
(序盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・先手必勝[作戦:逃げ]
(序盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・末脚[汎用]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・全身全霊[汎用]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・コーナー加速〇[汎用]
(中盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の判定)
・曲線のソムリエ[汎用]
(中盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・直線加速→ハヤテ一文字[汎用・固定値]
(レース終了時のコンマ判定に+100の補正)
・直線回復[汎用]
(序盤に選択肢追加:中盤のコンマ判定を1段階上のものに上げる)
・好転一息 Lv1[汎用]
(序盤に選択肢追加:中盤のコンマ判定を2段階上のものに上げる)
・栄養補給[作戦:先行]
(中盤に選択肢追加:終盤のコンマ判定を1段階上のものに上げる)
・ささやき Lv1[距離:中距離]
(中盤:ライバルウマ娘のコンマ判定を1段階下のものに下げる)
・コーナー回復〇[汎用]
(中盤に選択肢追加:終盤のコンマ判定を1段階上のものに上げる)

―――

再安価という形を取らせていただきます……!

下1 どのスキルを習得する?
 

479: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/17(火) 02:15:08.99 ID:hkGwSGymo
円弧のマエストロ

480: ◆FaqptSLluw 2021/08/17(火) 02:34:00.40 ID:njkyd7gR0


トレーナー「長距離において、必要なものは何か――」

トレーナー「それはスタミナだ。ラストスパートをかけるタイミングまで温存できるスタミナが多ければ多いほど、レース運びは優位に進むだろう」

トレーナー「というわけで、今日はコーナリングの妙を鍛えていこうと思う。……以前もやったやつだな」

マヤノ「コーナリング……。この前コツをつかんだけど、あれじゃまだ足りない、ってことだね……!」

マヤノ「わかったよ、トレーナーちゃん! ぜったいにこのコツ、モノにしてみせちゃうんだから!」

マヤノ「だから目を離しちゃいやだよ、トレーナーちゃん! ユー・コピー?」

トレーナー「勿論だ、アイ・コピー!」

―――

下1 スキル習得コンマ
40以上で習得
40以下でスキルヒントレベル上昇

481: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/17(火) 02:35:53.92 ID:h7Jk+k+0O
えいえいむん!

482: ◆FaqptSLluw 2021/08/17(火) 02:42:10.70 ID:njkyd7gR0

マヤノ(コーナリングのコツ……多分、姿勢制御もだけど……)

マヤノ(腕の振り方……。脚の出し方)

マヤノ(飛ぶような駆け出し方じゃなくて、地面に吸いつくように少し弱いステップで――)

マヤノ(でも、踏み込みは強く。小刻みに!)

マヤノ「―――こう!」

トレーナー「……ふむ」

トレーナー「トレーニング終了だ、マヤノ! 今の感覚、忘れてないか?」

マヤノ「うん、うん、うん! マヤ、わかっちゃった!」

トレーナー「これでスタミナを稼ぐコーナリングは完璧だな!」

マヤノ「これで、ブライアンさんに一歩追いつけた……!」

トレーナー「ああ、この技術があれば、追いつけるかもしれない……!」

マヤノ「一歩前進だね!」

トレーナー「そうだな、偉いぞ~!」

マヤノ「えへへ~」


―――


▼スキル[円弧のマエストロ]を習得した!

483: ◆FaqptSLluw 2021/08/17(火) 02:47:20.94 ID:njkyd7gR0
トレーナー「しばらく実家に帰っていないことをふと思い出した」

トレーナー「いつか実家にも顔を出さないといけないな~なんて思いつつ、トレーナー業が忙しくて帰れないでいる」

トレーナー「……久しく電話もしていないしな」

トレーナー「まぁ、マヤノの活躍は大きく報道されているし、親父もおふくろも、俺が元気でいることは知ってるだろうし、いっか……となってしまう」

トレーナー「……それに今帰ると、心が折れてしまいそうな気がする。実家って言うのは安心できるけど、裏を返せば安心させる魔力めいたものがある」

トレーナー「俺は止まっちゃいられない」

トレーナー「だから、立ち返るのはもう少し後にしよう」

トレーナー「……あ、でも仕送りはしなきゃな。あとでATMに行くか」


―――

■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:1129(SS)
スタミナ:1200(SS+)最高の仕上がりだ。
パワー:905(A+)
根性:1077(S+)
賢さ:1084(S+)
やる気:絶好調

―――

下1
トレーニング/お出かけ/休憩/ライバル研究(ナリタブライアン)/スキル習得(ウマ娘)/スキル習得(トレーナー)/脚質上昇/会話(秋川理事長)/秘密の特訓/その他(良識の範囲内で自由に)
※有馬記念まであと7ターン(今ターン含む)

―――

484: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/17(火) 03:01:35.42 ID:VJU2TB68o
ライバル研究
先程は申し訳無い

491: ◆FaqptSLluw 2021/08/17(火) 21:40:54.37 ID:njkyd7gR0
トレーナー「ナリタブライアンの研究もいよいよ終了が近付いてきた」

トレーナー「彼女についてある程度理解が深まったとは思う……思うが、まだ足りない」

トレーナー「そこで、だ。有馬に向けて調整を進めているであろうナリタブライアンを追跡しようと思う」

マヤノ「そんなことして大丈夫なの……?」

トレーナー「まぁ、やってる子がいるんだし大丈夫やろ」

トレーナー「……多分」

マヤノ「自信、無いんだ……」

トレーナー「ともかく! そうでもしないとナリタブライアンには勝てない、そうは思わないか?」

マヤノ「うーん、説得力があるのがちょっとヤだな~」

マヤノ「ま、ブライアンさんも”負かすぞ~”ってマヤたちが動いてる方が好きそうだし……今日は騙されたと思ってトレーナーちゃんについてく!」

トレーナー「よしきた! じゃあ準備して十分後に此処に集合だ!」

マヤノ「アイ・コピー!」

―――

下1 ナリタブライアンの研究解析
50以上で研究度上昇・スキルヒント
50以下で研究度上昇

492: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/17(火) 22:04:57.84 ID:OU51xlFT0

495: ◆FaqptSLluw 2021/08/18(水) 22:10:54.09 ID:LRp8ovRj0
ブライアン「……ふっ」

トレーナー「今日はダート走か、スピードを鍛えているんだな」

マヤノ「……なんかマヤも走りたくなってきちゃった。走ってきちゃダメ?」

トレーナー「研究の意味が無くなるぞ……」

マヤノ「はぁ~い」


………。


ブライアン「……」

トレーナー「ダート走を終えたと思えば、次はジムでウェイトトレーニングか」

マヤノ「こんなにトレーニングしてたら……ブライアンさんごりごりまっちょになっちゃうよ」

トレーナー「ゴリゴリマッチョのナリタブライアン……なんか見たいような、見たくないような……」


………。


ブライアン「ふぅ」

トレーナー「ウェイトトレーニングを終えたかと思えば、次は階段ダッシュ……?」

トレーナー「さすがにオーバーワークではなかろうか……」

マヤノ「……でも、こんなトレーニングをずっと重ねてるなら、あの強さも納得かも」

トレーナー「そうだと俺も思う。でも、あんなトレーニングを繰り返していたら、体を壊すぞ」

トレーナー「ナリタブライアン、君は……何を思ってトレーニングをしているんだ?」


―――

▼スキル[差し焦り]を獲得しました。

▼ナリタブライアンの研究度が[6/7]になりました。

496: ◆FaqptSLluw 2021/08/18(水) 22:21:33.69 ID:LRp8ovRj0
トレーナー「破滅する可能性があるかもしれないが、大きな夢を追い掛けること」

トレーナー「堅実に、小さな夢を追い掛けること」

トレーナー「そのどちらが幸せなことなのか、俺にはわからない」

トレーナー「俺は多分、前者の気持ちの方がよく理解できる。でも、人によっては後者の方が幸せだという者もいるだろう。否定することは出来ない」

トレーナー「ただ、ナリタブライアンの様子を見ていると、焦燥感にかられる」

トレーナー「破滅するものは確かに美しいけれど――今のナリタブライアンは、美しい以前に見ていられない」

トレーナー「何とか、出来ないだろうか――」


―――

■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:1129(SS)
スタミナ:1200(SS+)最高の仕上がりだ。
パワー:905(A+)
根性:1077(S+)
賢さ:1084(S+)
やる気:絶好調

―――

下1
トレーニング/お出かけ/休憩/ライバル研究(ナリタブライアン)/スキル習得(ウマ娘)/スキル習得(トレーナー)/脚質上昇/会話(秋川理事長)/秘密の特訓/その他(良識の範囲内で自由に)
※有馬記念まであと5ターン(今ターン含む)

―――

497: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/18(水) 22:36:33.67 ID:lULSg4jW0
ライバル研究

498: ◆FaqptSLluw 2021/08/19(木) 00:48:47.44 ID:tNO2Tm0P0
トレーナー「……なぁ、マヤノ」

マヤノ「なぁに、トレーナーちゃん」

トレーナー「ナリタブライアンの渇きは、どうしても癒せないんだろうか」

マヤノ「……ブライアンさんの、渇き?」

トレーナー「ああ」

トレーナー「この前のトレーニング風景を見て思わなかったか?」

トレーナー「ナリタブライアンの練習内容は、度が過ぎているって」

マヤノ「……うん。あんなハードなトレーニングしてたら、体がいくつあってももたないよ……」

マヤノ「それが、トレーナーちゃんの言う”渇き”?」

トレーナー「ああ。戦いたい、勝つためなら破滅に向かっても構わない……そんな破滅思想を伴った、戦闘意欲。恐らくそれが、ナリタブライアンの”渇き”だ」

トレーナー「もしこの予想が正しければ、渇きを満たさなければナリタブライアンはいくらでも無理をし続ける」

マヤノ「……そっか」


―――


下1 ナリタブライアンの研究解析
50以上で研究度上昇・スキル習得
50以下で研究度上昇

499: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/19(木) 01:00:11.65 ID:AnDyiWyC0

500: ◆FaqptSLluw 2021/08/19(木) 18:59:39.07 ID:tNO2Tm0P0
マヤノ「――でもね、トレーナーちゃん。マヤは思うんだ」

マヤノ「ブライアンさんの”渇き”は、多分完全には癒せないんだって」

マヤノ「……マヤたちって、息を吸って吐くでしょ? そうしないと生きていけないから」

マヤノ「ブライアンさんの今の状況って、そんな感じだと思うんだ」

マヤノ「……戦わずにはいられない。それがブライアンさんの存在する意味だ、って」

マヤノ「だから、マヤたちに出来るのは、ブライアンさんと戦って――マヤたちの強さを見せつけること」

マヤノ「一緒に歩けばもっと強くなれるよって、そう言ってあげることだと思うんだ」

マヤノ「そうしたら、トレーナーちゃんが思うブライアンさんのあ歩合ところも、どうにかなるんじゃないかな、って」

トレーナー「……なるほど、な」

トレーナー「確かに、マヤノの言う通りかもしれない。戦いこそが存在意義、か」

トレーナー「それが”飢え”の正体である以上、そもそも戦わなければ癒すことも出来ない」

トレーナー「だったらマヤノ――俺たちはなおさら勝たなきゃならなくなったな」

マヤノ「うん。あ、でも――」

マヤノ「――もともと勝つつもりしかないよ、トレーナーちゃん!」


―――

▼スキル[スタミナイーター]を習得しました。

▼ナリタブライアンの研究度が[7/7]になりました。

▼ナリタブライアンの研究が終了しました。

501: ◆FaqptSLluw 2021/08/19(木) 19:20:53.98 ID:tNO2Tm0P0
トレーナー「本格的に冬に入ってきて、トレーナー室には暖房が入るようになった」

トレーナー「文化的な生活とはまさにこのことだ。科学技術に頼っていれば快適な生活が送れる……」

トレーナー「ただ……外気温が寒い、教室には暖房が入っているものの、廊下は寒いままであり……スカートとは脚が出る服装であるからにして」

トレーナー「トレーナー室は、しばしばウマ娘たちのたまり場になる。特にトレーニングが休みの日なんかすごいらしい」

トレーナー「この部屋も、いつかマヤノによってたまり場になってしまうんだろうか……」

トレーナー「マヤノに限ってまさかな……」


―――

■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:1129(SS)
スタミナ:1200(SS+)最高の仕上がりだ。
パワー:905(A+)
根性:1077(S+)
賢さ:1084(S+)
やる気:絶好調

―――

下1
トレーニング/お出かけ/休憩/ライバル研究(ナリタブライアン)/スキル習得(ウマ娘)/スキル習得(トレーナー)/脚質上昇/会話(秋川理事長)/秘密の特訓/その他(良識の範囲内で自由に)
※有馬記念まであと4ターン(今ターン含む)

―――

502: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/19(木) 19:22:48.14 ID:RpXbbg3fo
マヤヤのスキル習得

503: ◆FaqptSLluw 2021/08/19(木) 20:34:52.33 ID:tNO2Tm0P0
トレーナー「マヤノ、今日は何をしようか」

マヤノ「んー……」

マヤノ「逆にトレーナーちゃん、今のマヤに何が足りてないと思う~?」

トレーナー「足りていないこと……」

トレーナー(ふむ……。マヤノに足りていないものはない……が、何かに長じているわけでもない)

トレーナー(ナリタブライアンに勝つうえで、何か尖ったものを持っていてもいいかもしれないな)

トレーナー「だったら、こういうトレーニングなんてどうだ?」

―――

下1 どのスキルを習得する?

―――

[スキルヒント:ウマ娘]
※トレーナースキル[共感覚]により常時スキルヒントレベル+1
(表示されているSHLvは元の数値です)

・読解力 Lv1[作戦:差し]
(中盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・大局観 Lv1[作戦:差し]
(中盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・食いしん坊 Lv1[作戦:先行]
(中盤に選択肢追加:終盤のコンマ判定を2段階上のものに上げる)
・魅惑のささやき Lv1[距離:中距離]
(中盤:ライバルウマ娘のコンマ判定を2段階下のものに下げる)
・善後策 Lv1[短距離]
(中盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・プランX Lv1[短距離]
(中盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・押し切り準備 Lv1[作戦:逃げ]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・逃亡者 Lv1[作戦:逃げ]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・束縛 Lv1[中距離]
(中盤に選択肢追加:終盤のコンマ判定を1段階下のものに下げる)
・独占欲 Lv2[中距離]
(中盤に選択肢追加:終盤のコンマ判定を2段階下のものに下げる)
・直線加速 Lv2[汎用]
(レース終了時に固定値+50を加算する)
・一陣の風 Lv2[汎用]
(レース終了時に固定値+100を加算する)
・上昇気流 Lv1[マイル]
(レース終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・業脚 Lv1[マイル]
(レース終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・トリック(前)Lv1[汎用]
(ライバルウマ娘が序中盤に掛かった場合、減少値を2倍にする)

504: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/19(木) 20:39:37.43 ID:ijE2SEw00
一陣の風

505: ◆FaqptSLluw 2021/08/19(木) 22:22:08.70 ID:tNO2Tm0P0
トレーナー「――速度だ」

トレーナー「ナリタブライアンを絡めとる方法はいくつも確立したけれど、最終的に必要になるのは純粋な速度だ」

マヤノ「……速さ、だね」

マヤノ「確かに、ブライアンさんに勝つためには、純粋な速さが必要だと思う」

トレーナー「……ああ。だから、君に風と一体となるステップを教えよう」

トレーナー「ついて来れるな?」

マヤノ「うん! だから見逃さないでね、トレーナーちゃん!」

マヤノ「ユー・コピー?」

トレーナー「アイ・コピー!」

―――

下1 習得コンマ
70以上:一陣の風習得
30以上:直線加速習得
30以下:直線加速SHLv上昇

506: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/19(木) 22:24:30.91 ID:p6b9PhSA0
この風、少し泣いています…

508: ◆FaqptSLluw 2021/08/19(木) 22:49:39.07 ID:tNO2Tm0P0
トレーナー「……さすがはマヤノだ」

トレーナー「一度コツを教えただけで、直ぐに技術を自分のものにした」

トレーナー「そのステップで十全に走ることができれば――ナリタブライアンにも追いつけるかもしれない」

トレーナー「……彼女の心に、新たな風を吹かせることが出来るかもしれない」

トレーナー「――勝ちたいな」

―――

▼スキル[直線加速]を獲得しました。
▼スキル[一陣の風]を獲得しました。


509: ◆FaqptSLluw 2021/08/19(木) 23:36:26.05 ID:tNO2Tm0P0
トレーナー「11月に入れば、トレセン学園の雰囲気は二分化される」

トレーナー「クリスマスの訪れに心を躍らせるウマ娘とトレーナー」

トレーナー「あるいは、直近に迫ってきたジャパンカップやエリザベス女王杯、有馬記念に際して、緊張感を高めているウマ娘とトレーナー」

トレーナー「俺たちは、どちらかと言えば後者だ」

トレーナー「緊張……」

トレーナー「緊張とは諸刃の剣だ。程よい緊張は結果を促すカンフル剤となるだろうし、逆に過度な緊張は運動性能を格段に落とす枷となる」

トレーナー「……マヤノに緊張した様子はない。ただ、あくまで彼女自身が自覚していないだけで、知らず知らずの内にそれらをため込んでいるのかもしれない」

トレーナー「いつか、その胸中を詳らかにする必要がありそうだな」

―――

■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:1129(SS)
スタミナ:1200(SS+)最高の仕上がりだ。
パワー:905(A+)
根性:1077(S+)
賢さ:1084(S+)
やる気:絶好調

―――

下1
トレーニング/お出かけ/休憩/ライバル研究(ナリタブライアン)/スキル習得(ウマ娘)/スキル習得(トレーナー)/脚質上昇/会話(秋川理事長)/秘密の特訓/その他(良識の範囲内で自由に)
※有馬記念まであと3ターン(今ターン含む)

―――

510: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/19(木) 23:39:27.96 ID:By/vpOow0
マヤちんはカイチョーとナイショのアレ

その間トレは偵察がてらブライアンTに挨拶でも

511: ◆FaqptSLluw 2021/08/19(木) 23:47:13.79 ID:tNO2Tm0P0
トレーナー「今日はこれでトレーニング終了だ。……最近冷え込むようになってきたからな、あまり体を冷やさないように!」

マヤノ「うん! トレーナーちゃんこそ、風邪ひかないようにあったかくしてね?」

トレーナー「ん、もちろんだ。じゃあ、また明日」

マヤノ「また明日!」


―――


トレーナー「さて、これからは自由時間だが……」

ブライアン「……」

トレーナー「偶然トレーニング中のナリタブライアンを見つけてしまった。これは付いていくほかないだろう」

トレーナー「というわけで今尾行をしているんだが……」

ブライアン「……はッ」

トレーナー「……トレーナー、居なくね?」

トレーナー「……。ウマ娘が出走するにあたって、トレーナーの存在は必須と言ってもいい。だからこそ、出走している以上はトレーナーが居るはずだが」

トレーナー「例外がある。それは……出走登録後にトレーナーが蒸発したり、あるいはやむを得ない事情によりトレーナー業を辞した時だ」

トレーナー「まだまだ確信には至ってないが、考えれば考えるほど合理だ」

トレーナー「トレーナーが居てこんな無茶なトレーニングを許容するはずがない。まともな感性を持つトレーナーであれば、彼女のそれがオーバーワークであることは簡単にわかるはずだ」

トレーナー「……だからこそ、彼女のことを止められるかせがないからこそ――その渇きは満たされず、飢えを産めるようにトレーニングを重ねているわけだ」

トレーナー「……何とかしてあげたい、という気持ちはある。だが、それ以前に俺にはどうしようもない問題だ」

トレーナー「せめて、その心が救われればいいな……」


―――

512: ◆FaqptSLluw 2021/08/19(木) 23:56:57.07 ID:tNO2Tm0P0
マヤノ「会長さん、久しぶり!」

ルドルフ「久しぶりだ、マヤノトップガン――」

ルドルフ「そろそろ来る頃だと思っていたよ」

マヤノ「そろそろ……ってどういうこと?」

ルドルフ「ナリタブライアンというウマ娘は強力だからな。彼……君のトレーナーは勤勉で優秀なトレーナーだが、一歩足りない」

ルドルフ「何というのかな、経験、だろうか」

ルドルフ「そして、それをマヤノトップガン……君も理解していて、ここに来た」

マヤノ「……確かに、トレーナーちゃんはマヤのことを一番に考えてくれるし、ブライアンさんに勝つ方法を一生懸命考えてくれてる。本当はそれで勝ちたい……」

マヤノ「勝ちたいけど、でも……それだけじゃダメなんだ。トレーナーちゃんが安心して見れるようなレースをしたいんだ………」

マヤノ「会長さんも知ってるでしょ? トレーナーちゃんのこと」

ルドルフ「……ループか」

ルドルフ「君が負ければ、その時点で彼は消えてしまう。それに彼のことだ。自分のことが消えるよりも、消えた後に残る君のことが心配になってしまう――」

ルドルフ「そして、そのことを君は知っている、マヤノトップガン」

ルドルフ「だから、安心して見てほしい……つまりは」

ルドルフ「――もっと強くなりたい。そうだろう?」

マヤノ「うん。……だから、トレーニング、お願いします!」

ルドルフ「ああ、是非もない」


―――

■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:1129(SS)
スタミナ:1200(SS+)最高の仕上がりだ。
パワー:905(A+)
根性:1077(S+)
賢さ:1084(S+)
やる気:絶好調

―――

下1 トレーニングの内容(コンマ)
01~20:スピード
21~40:スタミナ
41~60:パワー
61~80:根性
81~00:知識

―――

下2 秘密の特訓4回目:達成判定
[下1]+[下2コンマ値]>[4回目判定値:600]

※今回自動成功
※ゾロ目の場合は判定の可否に関わらず成功。
※成功するコンマ値であり、かつゾロ目の場合は成長コンマに固定値追加。

513: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/20(金) 00:02:04.66 ID:nTH2GDkgo
力こそパワー

514: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/20(金) 00:07:13.52 ID:zSNTlLMH0
ええやん

515: ◆FaqptSLluw 2021/08/20(金) 00:21:02.21 ID:CW0egTOa0
ルドルフ「君にはこれから、心持を強くする特訓を課そう」

マヤノ「心持ち……根性ってこと?」

ルドルフ「そうとも言うな」

ルドルフ「君の心が弱いと言っているわけではない。ただ、ナリタブライアンという強者と渡り合うなら気持ちを強く持つことは肝要だ。現に、君は私の気迫に飲まれていた――そうだろう?」

マヤノ「う……。確かに……」

ルドルフ「理解しているようで何よりだ。では今から特訓に入ろうか」

マヤノ「特訓って……何するの?」

ルドルフ「君の体調を慮っているトレーナーには申し訳ないが……」

ルドルフ「――滝行だよ、マヤノトップガン」


―――

下1 トレーニングの効果量(コンマ)
※ゾロ目の場合は追加ロール

下2 スキル習得(コンマ) 
80以上で習得
50以上でスキルヒント
50以下で何もなし
※ゾロ目の場合は追加ロール

516: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/20(金) 00:24:13.36 ID:lP+DeRPAO
ファイトーっ!

517: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/20(金) 00:24:31.81 ID:KgApI7fwo
ドドドドドド

518: ◆FaqptSLluw 2021/08/20(金) 00:29:20.78 ID:CW0egTOa0
▼マヤノトップガンの根性が上昇した。
根性:1077(S+)+36=1113(SS)

▼スキル[別腹タンク]を習得した。

519: ◆FaqptSLluw 2021/08/20(金) 00:32:03.72 ID:CW0egTOa0
トレーナー「……この前トレーニングが終了した後、マヤノのメッセージに珍しく誤字があった」

トレーナー「マヤノからのメッセージに誤字は少ない。……まぁ手先が器用なんだからだと思うけれど」

トレーナー「つまり、マヤノは焦っていたか手先が強張っていたという事であり……」

トレーナー「噂では、帰ってきたマヤノが真っ青になっていたらしいし……」

トレーナー「一体何をやっているんだ、マヤノ……」


―――

■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:1129(SS)
スタミナ:1200(SS+)最高の仕上がりだ。
パワー:905(A+)
根性:1113(SS)
賢さ:1084(S+)
やる気:絶好調

―――

下1
トレーニング/お出かけ/休憩/スキル習得(ウマ娘)/スキル習得(トレーナー)/脚質上昇/会話(秋川理事長)/秘密の特訓/その他(良識の範囲内で自由に)
※有馬記念まであと2ターン(今ターン含む)

―――

520: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/20(金) 00:41:56.10 ID:nTH2GDkgo
休憩

523: ◆FaqptSLluw 2021/08/20(金) 00:54:19.31 ID:CW0egTOa0

トレーナー「そろそろ有馬記念だし、今日はいったん休養日にしようと思う」

マヤノ「え~? 大丈夫なの?」

トレーナー「わからない。でも……ここ最近トレーニング詰めでオーバーワーク気味だ。クールダウンは必要な措置だぞ」

マヤノ「え~……? ちょーかいふく、みたいなのでどうにか……」

トレーナー「駄目でーす。今日は休養日でーす」

マヤノ「うぅ……あい・こぴぃ……」

―――

トレーナー「そう言うわけで、駅前のスイパラに来ました」

トレーナー「はっきり言ってスーツだとアホほど浮くけど、こう言う機会でもなければ来ないからな」

マヤノ「トレーナーちゃーん、こっちこっち!」

トレーナー「そしてウキウキのマヤノ。先ほどまであんなに渋っていたのに、いざデートとなると機嫌がよくなる」

トレーナー「チョロかわ……」

マヤノ「むぅ。トレーナーちゃん、なんか変なこと考えてなーい……?」

トレーナー「そんなことはないぞ。さて、俺はまずパスタでも食べようかな……」

マヤノ「……トレーナーちゃんって、スイパラきてパスタ食べるタイプだったんだ」

トレーナー「……。トレーナー業って体使わないように見えて、案外使うんだよ」

トレーナー「ほら、おなか、すくだろ……?」

マヤノ「……あ、え、う、うん……。ヘンなこと言ってごめんね、トレーナーちゃん」

トレーナー「よし! 取りに行くぞ!!!」

マヤノ「ア、アイ・コピー!!」


―――

▼休憩効果発動。次回トレーニング効果2倍

524: ◆FaqptSLluw 2021/08/20(金) 01:01:54.40 ID:CW0egTOa0
トレーナー「もうと言うべきか、ようやくと言うべきか、時期に有馬記念がやってくる」

トレーナー「対策はやったつもりだ。それでも……不安はぬぐえない」

トレーナー「どれだけ悔やんでも、一度っきりの大勝負……」

トレーナー「負けたくない、それ以上に――負けられない」

トレーナー「ナリタブライアンに何があったのかわからない、ただ、彼女の渇きを癒すことは……」

トレーナー「……きっと、マヤノにしかできない。だから勝つ」

トレーナー「絶対に」


―――

■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:1129(SS)
スタミナ:1200(SS+)最高の仕上がりだ。
パワー:905(A+)
根性:1113(SS)
賢さ:1084(S+)
やる気:絶好調

―――

下1
トレーニング/お出かけ/休憩/スキル習得(ウマ娘)/スキル習得(トレーナー)/脚質上昇/会話(秋川理事長)/秘密の特訓/その他(良識の範囲内で自由に)
※有馬記念まであと2ターン(今ターン含む)
※休憩効果発動中。次回トレーニング効果2倍

―――

525: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/20(金) 01:08:42.36 ID:G+3iNYBk0
トレーニング

526: ◆FaqptSLluw 2021/08/20(金) 01:11:29.73 ID:CW0egTOa0
トレーナー「さて、有馬を直前に控えているので――と言いたいところだが」

トレーナー「今日からは仕上げを行う。このトレーニング次第では、有馬の結果に大きく響くことになるかもしれない」

マヤノ「ごくり……」

トレーナー「手は抜けない。でも手を入れ過ぎてもケガの下だ」

トレーナー「ほどほどに、でも全力で頑張ろう」

マヤノ「アイ・コピー!」

―――

■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:1129(SS)
スタミナ:1200(SS+)最高の仕上がりだ。
パワー:905(A+)
根性:1113(SS)
賢さ:1084(S+)
やる気:絶好調

―――

下1 トレーニングの種類
スピード/スタミナ/パワー/根性/賢さ

下2 トレーニングの効果量
※ゾロ目の場合は追加ロール


527: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/20(金) 01:13:42.84 ID:XGClIiFk0
力こそパワー

528: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/20(金) 01:18:59.21 ID:lP+DeRPAO
パワーこそ力

529: ◆FaqptSLluw 2021/08/20(金) 01:46:28.47 ID:CW0egTOa0
マヤノ「マヤ……ウェイト・リフティーング!!」

トレーナー「……」

トレーナー(さすがウマ娘というべきか、マッチョメンでもそう簡単に持ち上げられなさそうなものをいとも簡単に……)

トレーナー(人体……いや、バ体の神秘だな)

マヤノ「……トレーナーちゃん、ヘンなこと考えてるでしょー!」

トレーナー「い、いや! そんなことは……!」

マヤノ「……やっぱりヘンなこと考えてたんだ」

トレーナー「……」

マヤノ「トレーナーちゃん、どんなこと考えてたの……?」

トレーナー「ひ、ヒミツってことで……」

マヤノ「……あとで、たーっぷり聞いちゃうからね」


―――

▼マヤノトップガンのパワーが上昇した。
パワー:905(A+)+(21+10[業務改善命令])×2=967(A+)

535: ◆FaqptSLluw 2021/08/20(金) 22:13:57.52 ID:CW0egTOa0
■前スレ>>1000記念イベント/【I'll be your sunshine☆】



 光陰矢の如し。時間はまるで光のように過ぎていき……有馬記念も間近に迫ったある日のことだった。

 担当ウマ娘――マヤノトップガンからの呼び出しを受けた俺は、体育館の裏へと呼び出された。

 いつものようにトレーナー室で待ち合わせてはどうだろうか、と提案してもけんもほろろに断られてしまう。

 マヤノにとっては、俺が体育館裏に向かうことが大事なのだろう。

 ……さて、到着して10分ほど経つが、呼び出した本人らしき姿は見えない。周辺には遠くから聞こえるトレーニングの音が響くのみで、人の気配なんてさっぱりない。

 夕日が傾いて、辺りが暗くなり始めた。時刻は5時30分。いつもであればとっくにトレーニングを始めている時間だった。

 いたずらか、と頭によぎりはした。ただ、マヤノがこんな妙ないたずらをするとも思えず、何かあったのか、と危機感を抱く。

 ……そんな折だった。


「トレーナーちゃーん!」


 風につややかな尻尾をなびかせ、マヤノが駆けてくる。身だしなみに乱れはない。表情にも特に異常は見受けられない。

 どうやらこの10分間は、マヤノが演出した”間”だったようだ。


「おっまたせー! 待った?」
「ちょっとな」
「もー! そこは”今来たとこだよ”って言うべきでーす!」


 頬を膨らませて、手を振って、怒りを露わにする。そういえば、事あるごとにロマンティックな選択肢を要求していたことを思い出し――。


「すまんすまん、あいにく”そういうモノ”に触れる機会が少なくてな」
「じゃあ、次からはちゃんと言ってよね、トレーナーちゃん!」
「善処はしよう」


 よろしいとばかりにむふ、と息を吐くマヤノ。本当にそれでいいのだろうか。


「……それでマヤノ、俺を此処に呼び出したのってなんで?」
「……。トレーナーちゃん、今度マヤの漫画貸してあげるから、お勉強しといてよね?」
「お勉強……?」


 あまりの理解の及ばなさにとぼけ顔をしていると、マヤノがふと俺の手を握る。

 突然伝わってきた、少し高めの体温と柔らかな肌の感触。赤くなる頬は夕陽が誤魔化してくれるだろうか――なんてことを考えていると、まるでエスコートされるみたいに手が引かれた。


「体育館裏で、女の子と男の子が一緒に居て、それが呼び出し――つまりね、トレーナーちゃん」


 くるくるとダンスを踊るみたいに回って、ぴたりと止まる。

 マヤノの表情が、夕陽みたいに柔らかな笑顔になって。


「――これは、デートのお誘いなんだよ、トレーナーちゃん」


 そう言ってみせたマヤノに、俺はただただ頬が赤くなるのを感じるのみだった。



536: ◆FaqptSLluw 2021/08/20(金) 22:16:39.53 ID:CW0egTOa0



 ところは変わって、クリスマスの街中。

 太陽が落ちて街が藍色がかるのと、通りを歩く男女の増加率は比例の関係。

 俺は公園の指定されたベンチに座りながら、そんな光景を眺めていた。

 ……体育館裏でのマヤノの話をまとめると、こうだ。

 ひとつ、今年のクリスマスは一緒に過ごしたい。

 ひとつ、約束してないと俺がどこかに行ってしまう。

 ひとつ、ちゃんとしたデートをしたことがない。

 まさしく”デートのお誘い”。マヤノの言葉に一つの嘘もなかった。

537: ◆FaqptSLluw 2021/08/20(金) 22:18:54.13 ID:CW0egTOa0

「とは言っても、なぁ」


 デートって何をしたらいいんだろう。

 そもそも俺にはデートをした経験もなければ、経験を補えるほどのインプットもない。俺の人生に欠けているものを具体化するのであれば、それは恐らく”恋愛”と断言できるくらい。

 こういう時のために、せめて漫画とかドラマの1つくらいは閲覧するべきだったか……。さすがに事前知識ナシでは立ち行かないイベントであることくらい、わかり切っていたはずなのに。

 まぁ、こんな感じで憂いているわけですが。本当のところを言うと、楽しみと言うか、表現しようのない暖かい感情もある。多分……期待だと思われる。

 マヤノと一緒だと楽しい。いつもマヤノは俺のことをワクワクさせてくれる――。

 だから、マヤノと一緒に居れる時間までが待ち遠しくて……。

 この気持ちは、そんな……なんというか、ポカポカというよりも、カーッとなってしまいそうな気持ちだ。言語化は……今の俺には難しい。


「うぅむ……」
「どーしたの、トレーナーちゃん?」
「――っ!」


 目の前に、黄金色の瞳。

 少しでも動いてしまえば肌に触れてしまいそうな距離に、マヤノの笑顔が現れた。

 いつもより心なしか甘い匂い。薄く化粧されているのか、桃のように熟れた色の頬。すっと通った鼻梁。長い睫毛……。

 どれだけの間、その光景で視界が固定されていたのだろうか。あるいは一瞬だったのだろうか。

 判別は付かない。ただ、固まった俺を見たマヤノは、いつものいたずらな笑顔を浮かべて――俺はそれで、意識を取り戻した。

538: ◆FaqptSLluw 2021/08/20(金) 22:19:41.36 ID:CW0egTOa0

「……マヤノ、驚かせないでくれ」
「えっへへ~。トレーナーちゃん、驚いた?」
「そりゃもう、めちゃめちゃ」
「ミッション、こんぷりーと……」


 指で銃を作って、ひゅう、と息を吹きかけるマヤノ。見えるはずのない煙が見えそうで見えない。絶妙なクオリティの演技だった。

 ジト目で見つめる俺に、マヤノは小さく舌を出して手を合わせた。


「ごめん、トレーナーちゃんがまさかそこまで驚くとは思わなくて」
「……いや、きっと油断していた俺も悪い」
「そ、そうかな……」
「でも、驚かせた罰は受けてもらおうか」


 俺がそう言って立ち上がると、マヤノは耳と尻尾を逆立たせた。……びっくりしたのだろう。

 普段こういう時やり返さないからこそ、咄嗟の行動に説得力が生まれるというものだ。俺はそのままマヤノに手を伸ばして――。


539: ◆FaqptSLluw 2021/08/20(金) 22:20:28.09 ID:CW0egTOa0

「うらららら!」
「わっ、トレーナーちゃん! 髪、崩れちゃうよ~!」
「うーりうりうりうりうり!」
「もー! トレーナーちゃーん!」
「これは罰だからな、何か言っても止めないぞ」


 ぐしゃぐしゃになったマヤノの髪を見て、少し勝ち誇った気持ちになる。

 マヤノは涙目になりながらこちらを見上げて、唇を尖らせていた。


「これからトレーナーちゃんとデートなのにぃ……」
「ま、お互い様ってやつだ」
「トレーナーちゃんの鬼、悪魔!」
「鬼でも悪魔でもありません~。人間です~」


 他愛のない会話。いつものようなやり取り。

 数度交わしただけで、中にあった緊張は既に消え去っていた。

 何処までも穏やかで、綺麗で、心が救われるような時間が、ここにはあった。

540: ◆FaqptSLluw 2021/08/20(金) 22:22:20.99 ID:CW0egTOa0

 でも、こうして喋っているだけじゃダメだ。

 それは、さすがの俺にでも分かったから。


「さて、マヤノ、そろそろ行くか」
「……え、トレーナーちゃん、何か準備してるの?」
「……。ノープランだ。でも考えがある」
「へ~……。だったら、はい」


 マヤノが手を差し出してきて、俺は当然のようにその手を取る。

 言葉にはしていないけど、表情が「エスコートしてね」って言ってたから。


「トレーナーちゃんの手、冷たいね」
「離すか?」
「ううん。ぜーったいイヤ」
「ふぅん。離したかったらいつ離してもいいんだぞ」


 すると、マヤノが手を握りこんだ。しかも両手で。

541: ◆FaqptSLluw 2021/08/20(金) 22:23:36.15 ID:CW0egTOa0
 どうかしたのか、とマヤノの方を向けば――マヤノはにっこりとした笑顔を浮かべていた。


「手が冷たくてそんなことを言ってるなら……マヤがトレーナーちゃんの手をあったかくしてあげる!」
「……マヤノ」
「ほら、こうしたらあったかいでしょ?」


 ぎゅ、と握られた手から、マヤノの高めの温度が流れ込んでくる。冷え冷えとした温度に晒されてまるで凍るように冷たい手が、じんわりと溶かされていくような感覚。

 前にも感じた、混ざるような温度の移り変わり。その温度が、たまらなく愛おしく感じる。

 ぎゅ、と、痛くない程度にマヤノの手を握り返す。
 

542: ◆FaqptSLluw 2021/08/20(金) 22:24:41.05 ID:CW0egTOa0

「トレーナーちゃんのことは、マヤが守るからね」
「普通逆だろ、そう言うのは」
「そうかも。でも……トレーナーちゃんに守ってもらいたいのはやまやまだけど――それ以上に、トレーナーちゃんの悲しそうな顔、もう見たくないから!」


 そっか、と小さくつぶやけば、つないだ手がコートのポケットに突っ込まれる。

 
「……”まもる”って言葉には、二つ漢字がある。いかつい方の”護る”と、普段使いする”守る”だ」
「……? いきなりどうしたの、トレーナーちゃん?」
「マヤノが俺のことを”守る”っていうんなら、俺はマヤノのことを”護る”よ」
「え~? どっちがどっちのことかわかんないよ~!」


 膨れるマヤノ。膨らんだ柔らかなほっぺを突いて、小さく笑って歩き出す。


「分からないことなんてこの世界にごまんとあるよ」
「むぅ……」
「でも、一つだけ覚えててほしいことがある」
「……覚えててほしいこと?」


 ポケットの中の指をきゅっと絡ませて。


「――君が俺のことを想ってくれているように、俺も君のことを想っているということだ、マヤノ」


548: ◆FaqptSLluw 2021/08/21(土) 10:59:52.89 ID:KUr6kYvt0
「……トレーナーちゃん」
「どうした、マヤノ」
「えへへ、呼んでみただけ」


 にへ、と気の抜けた笑みを浮かべて、マヤノは言った。

 公園での発言の後、俺たちは街中を歩いていた。だが、さすがにマヤノと手を繋いだまま歩くと妙なことを、いろんなところに書かれそうなので、人目につかない路地を歩いている。

 時刻は六時を回り、夜の帳が落ち切ろうとしていた。煌びやかな電飾が街道を飾り、華やかな音楽が耳にうっすらと聞こえてくる。……クリスマスムード一色だった。

 表街道ではやはりと言うべきか、時間の経過とともにカップルが増え、そのどれもが距離を縮めていた。


「アツいねぇ」
「トレーナーちゃんも、ああいうのが好きだったりするの?」
「好き、か。うーん……わからない、が本音かな」
「そっか。じゃあ……試してみる?」

549: ◆FaqptSLluw 2021/08/21(土) 11:00:40.00 ID:KUr6kYvt0

 試す? と俺が聞き返すなり、マヤノは俺の手を抱くようにして密着する。

 うすぼんやりと感じていたマヤノの体温が途端に右腕に感じられて驚くと同時に……安心感を覚える距離感だった。

 いつもより近くに居る。手を伸ばせば届く位置に居る。

 ……確かに、これはとても良いかもしれない。世に憚る恋人たちがこぞってこの距離感でいるのも納得できる話。ただ、俺には少々刺激が強いのかもしれない。


「あ、トレーナーちゃん照れてる」
「……照れてない」
「え~? だってさっきまであんなにすまし顔だったのに、今にま~ってなってるよ?」
「え」


 まさかそんな表情になっているなんて。俺は顔をペタペタと触って、浮かべていた表情をただす。ただ、やっぱりそんな表情にはなっていなくて。

 は、としてマヤノを見れば、ニヤニヤといつもの意地が悪い笑みを浮かべていた。


「トレーナーちゃん、今顔触ったってことは……やっぱり照れてるんだ~?」
「……そうだよ、悪いか」
「ううん。トレーナーちゃんの気持ち、伝わってくるみたいで、マヤは嬉しいかな」


 にこ、と。いつもの星が散るような笑み。

 愛嬌たっぷり、純度100%の微笑みに、俺は顔を背けた。

 自分の本心が、見透かされているみたいで。

550: ◆FaqptSLluw 2021/08/21(土) 11:01:55.96 ID:KUr6kYvt0

「ね、トレーナーちゃん」
「……何?」
「こーんなこと言ってるけど、マヤもね……ちょっと恥ずかしいんだよ」
「……へぇ」


 こういうことになれている、というか。耐性があると思っていたから、その言葉は素直に意外だった。

 先ほどから顔を逸らしてばかりいて、マヤノの表情をしっかりと見ていなかったが――確かに確認してみれば、頬がいくらか赤くなっている。

 尻尾の振り方も、いつもより少し早い。なるほど、マヤノも確かに緊張しているみたいだ。


「くふ、はは」
「トレーナーちゃーん……? なにも笑うことはないんじゃなーい?」
「ふふ、すまんすまん。なんだか安心してね」
「安心?」


 マヤノが首をかしげて、聞き返してくる。

551: ◆FaqptSLluw 2021/08/21(土) 11:03:21.69 ID:KUr6kYvt0

「いや、こうやってくっ付いててさ。こんなことに慣れてる……っていうのも少し妙な気持ちにならないか?」
「確かに……。トレーナーちゃんが慣れてたら、嫉妬しちゃうかも」
「俺も同じ気持ちだよ。……だから、なんか安心したら笑えてきちゃってさ」


 頬をかけば苦笑が浮かぶ。マヤノはなるほど、と言った具合に頷いた。


「トレーナーちゃんも、案外ウブなんだね~」
「マヤノはませてるよな」
「むー」
「む……」


 互いが互いに顔を向き合わせて、揶揄う。いかにも”腹が立ちました”って顔で、見つめあえば――。

 どちらからともなく、笑う。お互いの難しそうな顔が面白くて、それが似合わなくて……笑う。


「やっぱり笑うって大事だな」
「うん、マヤもそう思うな~」
「だろ? 緊張とか、いらないもんが飛んでいく気がする」
「そうだね。……で、これからどこに行くの?」


 街道を歩き始めてしばらく経った。それに、距離的にもそろそろだろう。

 今まで秘密にしてきたが、さすがにこれ以上は引き延ばせそうにないことを感じて、俺は一度足を止める。

552: ◆FaqptSLluw 2021/08/21(土) 11:04:02.89 ID:KUr6kYvt0

「――スケートリンクだよ。街中の」
「スケート?」


 意外なチョイスだったのだろうか、マヤノは呆けた顔で、そう言った――。

558: ◆FaqptSLluw 2021/08/21(土) 22:23:43.47 ID:KUr6kYvt0
「なんか変な感じ~」


 ……などと言いながら、氷上をすいすいと滑るマヤノ。

 俺はその傍らで、おっかなびっくり歩いていた。

 さて、場所は移ってスケートリンクである。

 都市内部に作られた限定的なスケートリンクは、本格的な施設のそれには劣るものの、スケートを楽しむには十分な設備が整えられている。

 クリスマスの夜という事もあり、人でごった返している――かと思いきや、そんなことはなかった。やはりクリスマスはお家デートが基本なのだろうか。


「と、わわ!」
「トレーナーちゃん危ない!」
「……ふぅ、ありがとな、マヤノ」


 余計なことを考えていたせいか、バランスを崩して倒れかけたところをマヤノに助けてもらう始末。俺もマヤノもスケートは初めてだが、マヤノは既に氷上を泳ぐように滑っていた。

560: ◆FaqptSLluw 2021/08/21(土) 22:24:34.09 ID:KUr6kYvt0


「やっぱりマヤノはコツをつかむのが早いなぁ」
「ん~? こう、走りのフォームを考えるのに近いからかも」
「へぇ。やっぱり姿勢制御とか脚の踏み出し方とかか」
「トレーニングにもいいかも」


 そういいながらも、スケートリンクを踊るように滑っていく。……一回目でアクセルを踏み始めているようだ。後進滑走も様になっている。

 小鹿のように足を震わせている俺には、十年早い技なんだろうなぁ。なんて思いながら、俺も小さく脚を踏み出して、滑ってみる。

 脚を八の字にすれば転びはしないが、そこから進まない。ちまちまと、まさしく牛の歩みといった速度で外周を滑り出す。隣ではマヤノがスピンを始めていた。……脚ってそんなに上まで上げられるんだな……。

561: ◆FaqptSLluw 2021/08/21(土) 22:26:08.42 ID:KUr6kYvt0

「……マヤ、わかっちゃったかも!」
「凄いな、さすがはマヤノだ」
「えへへ~。トレーナーちゃんも見てくれた?」
「ああ、見てたよ。綺麗だった」


 そう言えば、笑顔が凍り付いて、ゆでだこの様に顔が赤くなる。いつ見ても反応がかわいいと言うか、何というか……。

 にしても。


「もう少しいい所、見せたかったんだけどな」
「……いい所?」
「……くだらないプライドだ。デートだったら、ほら、リードしたいじゃん」
「リード、かぁ」


 マヤノは顎に手を当てて、考えこむ。そして数秒後、その手を解いて――こちらへと差し出した。


「カッコつけて、結局カッコつけられないとこ、マヤは好きだよ」
「……ありがとう」

562: ◆FaqptSLluw 2021/08/21(土) 22:26:44.95 ID:KUr6kYvt0
「でも、どっちがリードするとか、リードされるとか――関係ないって思うな」


 手を取らないことに業を煮やしたのか、マヤノは俺の手を奪うように取って、氷上を滑り出す。

 転ばないようにと必死に姿勢を制御していれば――いつの間にか滑ることに不足を感じることがなくなっていた。


「トレーナーちゃんがリードできるときに、マヤのことをリードしてくれればいいんだよ。トレーナーちゃんも出来ることと出来ないこと、あるでしょ?」
「……まぁ、な」
「だから、出来ないことはマヤがリードしてあげる! だって……パートナーって、そういうものでしょ?」


 にこりと微笑んで、なおも俺の手を引いて滑るマヤノ。夜風が頬に吹き付けて、心の突き上げるような温かさが霧消する。……ああ、でも。それくらいじゃきっとこの頬の熱さは解けない。

 どくんどくんと、心臓が強く脈を打つのがわかった。

 その言葉が、その笑顔が……すべて愛おしかった。


563: ◆FaqptSLluw 2021/08/21(土) 22:27:45.48 ID:KUr6kYvt0

「それに。マヤは言ったよ?」


 もう、多分後戻りできないんだろうな、って思う。

 この暖かさを知ってしまえば、俺は、もう……。


「トレーナーちゃんのことは、マヤが守る、って!」


 もう、この暖かさを手放したくなくなる。

567: ◆FaqptSLluw 2021/08/21(土) 23:02:45.70 ID:KUr6kYvt0

「足にマメが出来てしまった……」
「だいじょーぶ、トレーナーちゃん?」
「ああ、まぁちょっと痛いくらいだから気にすることはない」


 普段からマメはそこそこに出来るから、本当に気にすることではない。むしろマヤノの方こそ、あんなに滑っておいて何の異常もないのだろうか。

 あれから、俺たちはスケートリンクを出て、トレセン学園へと帰りながらウインドウショッピングとしゃれ込んでいた。

 クリスマスという事もあり、どのウインドウも華やかに彩られていて、見ているだけで楽しくなってくる。マヤノも今しがた見つけた服を指して、少し高い、素材が、などと呟いている。

 そんな時だった、ふと”あること”を思いついた。

568: ◆FaqptSLluw 2021/08/21(土) 23:03:28.74 ID:KUr6kYvt0

「マヤノ、もし良ければなんだが……ケーキ買って、俺の部屋に来ないか?」
「……え。トレーナーちゃんの部屋に?」


 ぽ、と頬を染めて聞き返された。


「……特に深い意味はない。俺の部屋って言うのも、別に変えていいしな」
「……そうなんだ」


 そういうと、マヤノは少し気落ちしたように肩を落とす。

 ……そこに込められた意味は、あえて汲み取らないことにした。


「ほら、トレーナー室もこの時間だったら空いてないだろ。マヤノの部屋にはトウカイテイオーも居るし、第一寮は男性の立ち入りが禁止されてるしな」
「だから、トレーナーちゃんのお部屋?」
「ああ。だって、さ。考えてみたら俺たち――まともなクリスマス過ごしたこと、ないじゃん」


 そういわれて、マヤノは「あ」と声を出した。

 一昨年のクリスマスは俺が暴走した結果、クリスマスをクリスマスとして過ごす余裕がなかった。

 昨年のクリスマスはマヤノの中に巣食っていた不安が爆発した結果、まともなクリスマスを過ごしたとは言えないような状況だった。

 そう、デート(お出かけ)をしたり遊んだり――世間一般的に見てまともなクリスマスを2年間も過ごしていなかったのである。

 だからこそ、こんなクリスマスを過ごしているわけだが……その中でもとりわけ重要だと俺が考えていることがあった。

 ケーキだ。

 一昨年は、マヤノが作ってくれたケーキ。昨年は買ってきたケーキ。どちらもまとも十全に食べられたかと言えば、そうではない。

 だから、今年こそは――。


「ケーキ買って、食べて終わり。一見普通のことだけど……俺たちにとって、それは重要なことだ。……どうだ?」
「……そう、だね。マヤも”普通”に、トレーナーちゃんとケーキ食べたいかも」


 マヤノは意味深長に頷いて、握った手の力をちょっと強くした。


「そうと決まれば、ケーキを買って家に向かうとするか」
「う、うん……」


 ……いつもなら、アイ・コピーと返ってくるはずなのが、普通の相槌だった。

 何となくだけど――解けていた緊張が、戻ってきた気がして。

 俺も少しだけ、握る手の力を強くして、ケーキ店へと向かったのだった。

570: ◆FaqptSLluw 2021/08/22(日) 00:08:52.28 ID:vgHh+TpX0
「うし、狭いけど勘弁してくれ」
「おじゃましまーす」


 無事にケーキを購入した俺たちは、そのままトレセン学園内にあるトレーナー宿舎へと向かった。

 人目を気にしながら歩いたせいかいつもよりも時間がかかったが、微に入り細を穿つ注意で誰にも見られなかった……と思いたい。

 トレーナーの私室にウマ娘が訪れること自体は珍しいことではないものの、それは昼間の話。夜間に担当ウマ娘が訪れた、ましてそれがトレーナーの手引きだとバレれば、責任問題にも発展しかねない。

 いや、まぁ。秋川理事長あたりが仲裁に入ってくれそうなものではあるが……。

 ともかく、注意はなるべくしておいた方がいい。部屋と部屋の間隔は(レース研究や防諜対策の関係上)空いており、防音設計ではあるものの、ドアを閉じるまでは安心できない。

 そして今、俺が扉を閉じれば……。


「ミッション・コンプリート……」
「……いきなりどうしたの、トレーナーちゃん」


 胡乱な瞳でこちらを見つめるマヤノに「何でもないよ」と返しながら、ケーキを置く。来客用に、と用意していた紅茶の茶葉缶を取り出して、手早く準備を行う。


「トレーナーちゃん、テレビつけていーい?」
「ん、いいけど……。資料が入ってるかもだから、もしその時はチャンネル変更してくれ」
「はーい」


 返答の後、リビングの方からレースのファンファーレが鳴り響く。……GⅠのファンファーレだ。

 そういえば昨日も資料を見てそのままにしてたな、と思い至る。自室に誰かが来ることなんてないだろうと思っていたから、それなりに私物も出していたはずだけど……。

571: ◆FaqptSLluw 2021/08/22(日) 00:09:24.15 ID:vgHh+TpX0

 紅茶を淹れて、リビングに戻ると……マヤノが何かを手に取って、それをまじまじと眺めていた。……どうやら、俺が付けている日記だった。


「ごめん、散らかってたよな」
「ううん。思ってたより散らかってないな~って思ってたとこだよ!」
「そっか。ま、寛いでくれてるんなら何よりだ」


 俺が机のものを軽く片付けて、空いたスペースにケーキと紅茶を並べる間も、マヤノは日記の表紙をずっと眺め続けていた。


「……気になるか?」
「え、まぁ、うん……」
「ま、いつか時期が来たら見せてやるよ。でも、まだ書きかけだから、今日はダメ」
「……ねぇトレーナーちゃん、どんなこと、日記に書いてるの?」


 内容が見られないと理解したからだろうか、マヤノがそう聞いてきた。

 とはいえ、あえて隠す内容でもない。日記を見せないのは、純粋に書きかけで恥ずかしいからだ。


「――俺が思ったこととか、感じたことだよ。ホントに日記」
「例えば?」
「うーん。そうだな……。ナリタブライアンとマヤノが戦った日、悔しかったって気持ちを書いてたりした」
「そっか……」


 何か特別なことでも書いているんじゃないかと邪推していたのかもしれない、まっとうな日記だったことを知ってマヤノは少し残念がっているようだ。

 とはいえ、特別なものなんて何一つとして書いていないからなぁ。


572: ◆FaqptSLluw 2021/08/22(日) 00:10:28.61 ID:vgHh+TpX0

「そういえばトレーナーちゃん、さっきベッドの下に落ちてたけど……これ、何?」
「……これは、何かの本……か?」


 一瞬、判断に迷った。

 ボロボロに朽ちているそれは、形状からしてみれば本だ。ただ、あまりに朽ちていて、本であるという事以外は何もわからない。表題も、そもそもどのような本なのかすらもわからない。

 試しに頁をめくってみると、その僅かな振動でページが砕ける。……それほどまでに朽ちている本が、何故自室にあるのだろうか。前までこの部屋を利用していたトレーナーの私物だろうか。

 不思議に思いつつも、これ以上触れば崩れてしまいそうなので……とりあえずはテーブルに置いておく。


「俺のものじゃないから、多分前にこの部屋を使っていたトレーナーのものなんじゃないかな」
「へぇ~……。なんでベッドの下にあったんだろうね?」
「眠るときとかに読み返してたとか? 棚にあったとかならまだしも、ベッドの下にあったってことは、普段使いするものだろうし」


 ……例えば、日記とか。

 喉元まで出かけた言葉は、何故か声に出せなかった。……声に出せないと言うか、出してはいけない気がした。

 一瞬ひやりと、何かが背筋を撫でるような感触に襲われる。何か恐ろしいものに触れそうな気がして、俺は無理やり話題を変える。


「紅茶が冷める前に食べようか」
「え? あ、うん」


 ケーキの皿にフォークを乗せて、紅茶を注ぐ。

 用意していた紅茶は安物だったけれど、それでもケーキと合わさればとても高級なものに思えてくる。ましてそれが、マヤノと一緒のものであれば。

 幸せだな、と思う。霧が晴れるみたいに。


573: ◆FaqptSLluw 2021/08/22(日) 00:11:23.14 ID:vgHh+TpX0


「いただきます」


 ケーキを切り崩して一口含めば、幸せの味がした。マヤノも小さく口を開いてケーキを食べれば、声を漏らしておいしさを表現する。

 イチゴが乗ったショートケーキ。出来るだけシンプルなものを選んで買ってきたが……こんなにおいしいなら、もう少し欲張っても良かったかもしれない。


「……次は、フルーツケーキとかでもいいな」
「あ、マヤはモンブランが食べたい!」
「そうかそうか、じゃあ次はモンブランを買ってこような」
「うん!」


 小さく切り取って、また一口。クリームの滑らかな触感と、かなり甘めの幸福感が胸に満ちる。

 紅茶を一口飲めば、少しの渋みと僅かな甘みがまったりとした後味を感じさせてくれる。


「あ、紅茶だけ用意してたけど、ミルクとか砂糖とか必要だったか?」
「最初は欲しかったけど、ケーキ食べてるといいかな~って思っちゃった」
「そっか。結構甘いもんなぁ」
「ね~」


 そういって、一口、また一口とケーキを口に運ぶ。

 ……そんな時、ふとマヤノが何かを思いついたのか、切り取ったケーキをフォークに刺して、眺める。

 そして、マヤノは意を決したのか、こちらにそのフォークを差し出してきた。


「トレーナーちゃん、あーん」
「……」
「あーん」

574: ◆FaqptSLluw 2021/08/22(日) 00:11:56.03 ID:vgHh+TpX0

 思い出したのは、去年のクリスマス。共依存関係に陥った俺たちが最初にやったことは、ケーキの食べさせあいだった。


「……トレーナーちゃん、もしかして嫌だった……?」
「いや、いやってわけじゃなくて……。去年のことを思い出してて」
「去年――ああ」


 マヤノは察したようで、少し顔を赤くした。……マヤノはマヤノなりの羞恥心を覚えているのだろう。

 だが、そんな表情とは裏腹に、差し出したフォークは取り下げない。


「……あーん」
「……マヤノ、無理しなくていいんだぞ」
「無理じゃないもん。マヤがしたいからしてるんだもん!」
「したいから、か」


 俺が鸚鵡返しすれば、マヤノは怒ったように頬を赤くした。

 ……いや、これ怒ってるっていうより、照れてる?


「……マヤ、別に恥ずかし~って思ってない訳じゃないんだよ?」
「……。そうか、なら……」


 口を開いて、ぱくり。

 小さなひとかけらでも、クリームはなめらかで甘かったけれど……この甘さは、なんとなくそれ以外の理由がある気がした。

 本日何度目かわからないけれど、また赤面してしまう。


「……トレーナーちゃんは?」
「え?」
「……」


 無言でこちらのことをじっと見つめてくるマヤノ。

 つまり、そう言うこと、なのだろうか……。

 ケーキを切り取って、フォークに刺す。それを差し出して。


「あ、あーん」
「……ん」


 小さな一口で、ぱくり。

 満悦そうな表情でケーキを食べるマヤノは――やっぱりいつもよりも赤かった。


「……おいしい、な」
「……うん」


 言葉がだんだん少なくなっていき、ケーキも小さくなっていく。

 漸くケーキを食べ終わったころには、二人の間には無言が横たわっていた。

575: ◆FaqptSLluw 2021/08/22(日) 00:14:03.99 ID:vgHh+TpX0


「もう時間も遅いし、送るよ」
「う、うん……」


 ぎくしゃくした雰囲気のまま、立ち上がる。

 顔が燃えるように熱くて、マヤノのことをはっきりと見ることができない。


「じゃあ、また明日――」
「うん、また明日ね」


 ひりだすようにつぶやいた言葉は、本当に小さくて。

 そんな俺たちの声なんて、風がさらっていった。

 また明日の一言すらも、きっとマヤノの耳には届いていないだろうと思う。

 それくらいに、何というか……憚られた。


「……また、明日」


 もう一度ひりだした言葉は、先ほどの言葉よりも少し大きく出て。

 ああ、もう俺は逃げられないんだな、と思えた。

 マヤノの前で交わす挨拶の声が大きくなって、慣れてしまえば――もう、それは染まってしまったも同然だと思えた。

 何も考えることができないほどの熱が考えを支配して。だから俺は、何も考えずに寮の自室に戻った。

 部屋には、わずかに暖かいのティーカップが、二つ置かれたままだった。


―――


▼エクストライベント[???]のフラグが立ちました。
 特定の条件を満たした場合、エクストライベントが開始されます。


577: ◆FaqptSLluw 2021/08/22(日) 00:27:10.58 ID:vgHh+TpX0
――有馬記念まで、あと0ターン。

―――

■[すくらんぶる☆ゾーン]マヤノトップガン
スピード:1129(SS)
スタミナ:1200(SS+)最高の仕上がりだ。
パワー:905(A+)
根性:1113(SS)
賢さ:1084(S+)
やる気:絶好調

―――

[固有スキル]
・ひらめき☆ランディング Lv2
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+175の補正)
・シューティングスター Lv1[汎用]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+150の補正)
・これが諦めないってことだァ! Lv2 [作戦:逃げ]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+250の補正)
・スカイハイ☆ランデヴー Lv2[作戦:逃げ]※おんたいむ☆オブセッションへのフォームチェンジ時
(序盤に選択肢追加:ゴール時のコンマ判定に+250の補正)

[通常スキル]
・先駆け[作戦:逃げ]
(序盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・先手必勝[作戦:逃げ]
(序盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・末脚[汎用]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の補正)
・全身全霊[汎用]
(終盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・コーナー加速〇[汎用]
(中盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+50の判定)
・曲線のソムリエ[汎用]
(中盤に選択肢追加:ゴールのコンマ判定に+100の補正)
・直線加速→ハヤテ一文字[汎用・固定値]
(レース終了時のコンマ判定に+100の補正)
・直線回復[汎用]
(序盤に選択肢追加:中盤のコンマ判定を1段階上のものに上げる)
・好転一息 Lv1[汎用]
(序盤に選択肢追加:中盤のコンマ判定を2段階上のものに上げる)
・栄養補給[作戦:先行]
(中盤に選択肢追加:終盤のコンマ判定を1段階上のものに上げる)
・ささやき Lv1[距離:中距離]
(中盤:ライバルウマ娘のコンマ判定を1段階下のものに下げる)
・コーナー回復〇[汎用]
(中盤に選択肢追加:終盤のコンマ判定を1段階上のものに上げる)
・円弧のマエストロ [汎用]
(中盤に選択肢追加:終盤のコンマ判定を2段階上のものに上げる)
・直線加速 [汎用]
(レース終了時に固定値+50を加算する)
・一陣の風 [汎用]
(レース終了時に固定値+100を加算する)
・差し焦り [汎用]
(作戦:差しのライバルウマ娘の中盤のコンマ判定を1段階下のものに下げる)
・スタミナイーター Lv1[長距離]
(レース終了時、ライバルウマ娘のスタミナを-100する)
・別腹タンク [長距離]
(レース終了時、ライバルウマ娘のスタミナよりも担当ウマ娘のスタミナが低かった場合、スタミナを+50する)


―――

578: ◆FaqptSLluw 2021/08/22(日) 00:29:40.76 ID:vgHh+TpX0
―――

[脚質適正]
逃げS/先行A/差しB/追込B
・脚質適性上昇チャンス:差し(A)

距離適性
短距離D/マイルD/中距離A/長距離A


■所持品

・目覚まし時計 2つ
 使用すると安価を再判定させることが可能になる。やる気が上昇する。
 どのタイミングでも使用可能。探索時獲得。

・夢のきらめき 2つ
 使用するとウマ娘の潜在能力を開花させる。
 開花させたウマ娘の潜在能力はループしても引き継がれる。
 担当ウマ娘選択直後に使用可能。探索時獲得。

・やる気ドロップス 3つ
 使用するとウマ娘のやる気を2段階上昇させる。
 どのタイミングでも使用可能。探索時獲得。

・サポートカード[スペシャルウィーク]/アクティベート
 願いの結晶。強く在らんとし、夢を駆けるウマ娘の親愛の証。
 スペシャルウィークのサポートカードは、根性を上昇させる練習に固定の効果値をプラスする。
 願いがいつか力となって、貴方の力になりますように。

―――

■トレーナースキル
・[俯瞰:解]
【第一段階】
 様々なデータを数値的に見ることができる。
 ラウンド数の認識、レース時の達成着順の確認が可能。
【第二段階】
 スキルを視覚的に把握可能になる。
 レース時、同一段階でのスキル同時発動が可能になる。
 ????????

・[戦術家]
 コンマによるランダム安価を用いる判定に対して使用することができる。
 安価を取り消し、代わりに選択肢の中から一つ任意のものを選択し、それを適用する。

・[大人]
 汚い人間であるということ。
 一定以上の好感度の担当ウマ娘に対して、甘言を弄することで様々なバフを与える。

・共感覚(パッシブ)
 真の意味でウマ娘と通じ合い、自身の持つ知識や経験などを余すことなく伝えることができる。
 ウマ娘の所有する脚質、距離適性、スキルのヒントレベルを常に1上昇させる。


■[スキルヒント:トレーナー]

・収束する条(パッシブ)Lv1(上限値) HLv:1
 詳細情報習得後公開。

・運命の輪(パッシブ)Lv1(上限値) HLv:1
 詳細情報習得後公開。
 習得条件:[収束する条]習得。

―――

■ウマ娘関連
[因子]
スピード★☆☆
スピード★☆☆
先手必勝(逃げ適正B以上)★☆☆
シューティングスター(先行適正B以上)★☆☆
これが諦めないってことだァ!(逃げ適正B以上)★★☆
逃げ★☆☆

579: ◆FaqptSLluw 2021/08/22(日) 00:42:52.86 ID:vgHh+TpX0

――12月の中山競馬場は、寒風よりもなお寒いほどの圧力が場を制していた。


 ターフを駆ける全てのウマ娘が集う、最大の祭典にして――プライドの墓場。

 幾千幾万ものウマ娘が挑み、そして敗れ。血と涙で彩られた2500mのターフこそが、有馬だった。

 強者なんて当たり前、それ以上がごまんと出バする――怪物の祭典。

 だが、今年は雌雄を決する姿など、誰も気にしていなかった。

 ただそこにあるのは、ナリタブライアンという孤高にして最強のウマ娘が、どのような勝利を飾るか。

 その評価は全盛期のシンボリルドルフにも似ていた。

 ……そう、絶対の勝利が、彼女にはあるとでも言いたげな、評価が。


「だけど、そうはいかない」
「うん。ブライアンさんは――マヤたちが倒すんだから!」
「ああ、今日この日のために修練を積んできたんだ。負けるものか……!」


 気合は十分。クリスマスのわだかまりも、ちょっとは解けてきたような気がする。

 ……夏合宿が終わってからの全てをここのために駆けてきた。

 負けるつもりはない。勝つつもりしかない。

 泣いても笑っても、これがURAへ至る最後の関門であり、最後のレースだ。


「ナリタブライアンに君の影を踏ませてやれ、マヤノ!」
「アイ・コピー!」


 知ってるか。

 光は、影より速いってことを。

580: ◆FaqptSLluw 2021/08/22(日) 00:44:38.83 ID:vgHh+TpX0
トレーナー「君の全てがここに結実する。さぁ、あとは勝つだけだ、マヤノ――!」

―――

■レース

下1 作戦決定(コンマ)
逃げ[S]/先行[A]/差し[B]/追込[B]

01~50:逃げ[S]
51~80:先行[A]
81~90:差し[B]
91~00:追込[B]

―――

581: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/22(日) 00:51:55.33 ID:ZtbpDk+B0

584: ◆FaqptSLluw 2021/08/22(日) 00:55:33.30 ID:vgHh+TpX0
▼作戦が[逃げ:S]に決定しました

▼フォームチェンジ権を有しています。フォームチェンジしますか?

―――

下1 [おんたいむ☆オブセッション]へのフォームチェンジを行うか

―――

[おんたいむ☆オブセッション]
スカイハイ☆ランデヴー Lv2[作戦:逃げ]
(序盤に選択肢追加:ゴール時のコンマ判定に+250)

―――

585: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/22(日) 01:05:02.64 ID:vSCo5ATf0
そらもう変身!トランスフォーム!フォームチェンジ!でしょ!

589: ◆FaqptSLluw 2021/08/22(日) 21:14:41.53 ID:vgHh+TpX0
マヤノ「――力、借りるね。トレーナーちゃん」


―――

▼フォームチェンジ[おんたいむ☆オブセッション]

▼固有スキルが変化した。

―――

590: ◆FaqptSLluw 2021/08/22(日) 21:50:33.11 ID:vgHh+TpX0
―――

下1 レース序盤のマヤノトップガンの調子

01-09:出遅れ(ゴールのコンマ判定に-50の補正)
10-18:掛り(ゴールのコンマ判定に-25の補正)
19-27:順調な出だし(ゴールのコンマ判定の補正なし)
28-36:集中状態(ゴールのコンマ判定に+25の補正)
37-45:直線回復(中盤のコンマ判定を1段階上のものに上げる)
46-54:先駆け(ゴール時のコンマ判定に+50の補正)
55-63:好転一息(中盤のコンマ判定を2段階上のものに上げる)
64-72:先手必勝(ゴール時のコンマ判定に+100の補正)
73-81:スカイハイ☆ランデヴーLv2(ゴール時のコンマ判定に+250の補正)
82-90:スカイハイ☆ランデヴーLV2+先駆け(ゴール時のコンマ判定に+250の補正/+50の補正)
91-99:スカイハイ☆ランデヴーLV2+先手必勝(ゴール時のコンマ判定に+250の補正/+100の補正)
00  :スカイハイ☆ランデヴーLV4+先手必勝(ゴール時のコンマ判定に+350の補正/+100の補正)
ゾロ目:補正効果1.5倍。マイナス補正の効果は消える。

――

下2 レース中盤のマヤノトップガンの調子

01-11:ブロック(ゴールのコンマ判定に-50の補正)
12-22:掛り(ゴールのコンマ判定に-25の補正)
23-33:順調な出だし(ゴールのコンマ判定の補正なし)
34-44:コーナー回復〇(終盤のコンマ判定を1段階上のものに上げる)
45-55:コーナー加速〇(ゴールのコンマ判定に+50の補正)
56-66:円弧のマエストロ(終盤のコンマ判定を2段階上のものに上げる)
67-77:曲線のソムリエ(ゴールのコンマ判定に+100の補正)
78-88:曲線のソムリエ+コーナー回復〇(ゴールのコンマ判定に+100の補正/終盤判定1段階上昇)
89-00:曲線のソムリエ+円弧のマエストロ(ゴールのコンマ判定に+100の補正終盤判定2段階上昇)
ゾロ目:補正効果1.5倍。マイナス補正の効果は消える。

――
下3 レース終盤のマヤノトップガンの調子

01-14:好走(ゴールのコンマ判定の補正なし)
15-28:末脚(ゴールのコンマ判定に+50の補正)
29-42:全身全霊(ゴールのコンマ判定に+100の補正)
43-56:シューティングスター Lv1(ゴールのコンマ判定に+150の補正)
57-70:これが諦めないってことだァ!Lv2(ゴールのコンマ判定に+250の補正)
71-84:これが諦めないってことだァ!Lv2+末脚(ゴールのコンマ判定に+250/+50)
84-00:これが諦めないってことだァ!Lv2+全身全霊(ゴール時のコンマ判定に+250/+100)
ゾロ目:補正効果1.5倍。

――

下4 ゴールイン 着順確定

――

▼作戦

●逃げ[S](補正:スピード、スタミナ)
補正がある能力値:1.5倍
レース終盤の固有スキル判定を若干緩和する。(作戦Sランク効果)

▼着順決定
[ 下4のコンマ+序盤補正+中盤補正+終盤補正]=レース中達成値
[ウマ娘の能力値から賢さを除いた合計]=能力値参照値
【[レース中達成値]+[能力値参照値]+バ場補正/芝A(+100)+中距離適正A(+100)+やる気/絶好調(+100)+ハヤテ一文字(+100)+一陣の風(+100)=達成値】
達成値-(レース中全てのマイナス補正-賢さ)=最終達成値

最終達成値が7000を超した場合 1着
※(100超えるごとにバ身が1伸びる。報酬増)
最終達成値が6800を越した場合 2~3着
最終達成値が6500を越した場合  4~5着(掲示板)
最終達成値が6500を下回った場合 着外

継続ライン:1着

―――
レースなので連取は5分間隔で可能なものとします。
よろしくお願いいたします。

591: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/22(日) 21:53:19.50 ID:FaNcbRHgo
モンニ!

593: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/22(日) 21:53:43.46 ID:ZtbpDk+B0

594: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/22(日) 21:54:36.45 ID:xWTfim0Uo
んんゆ

595: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/22(日) 21:57:58.51 ID:pR6NtcUqo
行くぞー

596: ◆FaqptSLluw 2021/08/22(日) 22:08:28.48 ID:vgHh+TpX0
続いて――。

―――

▼ナリタブライアンの作戦が[差し:S]になりました。

[Maverick]ナリタブライアン
スピード:1200(SS+)
スタミナ:1200(SS+)
パワー:1200(SS+)
根性:1200(SS+)
賢さ:200(E)

―――

下1 レース序盤のナリタブライアンの調子
下2 レース中盤のナリタブライアンの調子
下3 レース終盤のナリタブライアンの調子
下4 ゴールイン 着順確定

※ゾロ目の場合は【ライバルウマ娘側効果1.5倍】、マイナスは打ち消し。

―――

●差し[S](補正:スピード、スタミナ)
補正がある能力値:1.5倍


▼着順決定
[ 下4のコンマ+序盤補正+中盤補正+終盤補正]=レース中達成値
[ウマ娘の能力値から賢さを除いた合計]=能力値参照値
【[レース中達成値]+[能力値参照値]+バ場補正/芝S(+200)+長距離適正S(+200)+やる気/絶不調(-100)+ハヤテ一文字(+100)+[総てを賭けた戦い]+300(>>>1)=達成値】
達成値-(レース中全てのマイナス補正-賢さ)=最終達成値

―――

>>>1 [総てを賭けた戦い]
ありとあらゆる手段を用いて、この一戦のために自身の総てを研ぎ澄ましたウマ娘の覚悟を表すバフステータス。
未来のことなんて考えない。例えるならば、たった一閃のために極限まで刀身を研ぎ澄ました刀の如し。

―――

レースなので連取は5分間隔で可能なものとします。
よろしくお願いいたします。

597: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/22(日) 22:14:43.38 ID:MSuUYxyF0
そい

598: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/22(日) 22:17:34.36 ID:ZtbpDk+B0

599: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/22(日) 22:34:15.56 ID:scfyWTF3o
さて

600: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/22(日) 22:34:35.92 ID:97XqqsB1o
ぬん

602: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 02:39:54.27 ID:9tDKi9xF0
―――

■マヤノトップガン

▼レース展開
序盤(50):先駆け(+50)
中盤(46):コーナー加速(+50)
終盤(45):シューティングスターLv1(+150)
着順決定:51
――――――――――――
[50]+[50]+[150]+[51]=301 レース中達成値


▼作戦:逃げ(S) (スピード、スタミナに1.5倍の補正)
スピード:1129(SS)×1.5=1693.5
スタミナ:1200(SS+)×1.5=1800
パワー:905(A+)
根性:1113(SS)
賢さ:1084(S+)
――――――――――――
1693.5+1800+905+1113=5515.5 能力値参照値


▼着順
[レース中達成値:301]+[能力値参照値:5515.5]
+[バ場補正/芝A:100]+[長距離適正A:100]
+[やる気/絶好調:100]+[ハヤテ一文字:100]
+[一陣の風:100]+[別腹タンク:50]
=6366.5 達成値
―――――――――――――
[達成値:6366.5]
[レース中全てのマイナス補正:0]
[補正後賢さ:1084] 
―――――――――――――
[最終達成値:6367]

結果、マヤノトップガン――着外。


――――


■ナリタブライアン

▼レース展開
序盤(38)(研究成果④:直線回復〇(0)
中盤(36)(研究成果⑤):順調な出だし→コーナー巧者〇(直線回復)→順調な出だし(差し焦り)(+0)
終盤(56)(研究成果⑥):Shadow Break Lv3(+200)
着順決定:92
――――――――――――
[0]+[0]+[200]+[92]=292 レース中達成値


▼作戦:差し(S) (スピード、スタミナに1.5倍の補正)
スピード:1200(SS+)×1.5=1800 研究成果①:-100
スタミナ:1200(SS+)×1.5=1800 研究成果②:-100
パワー:1200(SS+)        研究成果③:-100
根性:1200(SS+)         研究成果④:-100
賢さ:200(E)
――――――――――――
[1800]+[1800]+[1200]+[1200]+[研究成果①②③④補正-400]=5600 能力値参照値


▼着順
[レース中達成値:292]+[能力値参照値:5600]
+[バ場補正/芝S:200]+[長距離適正S:200]
+[やる気/絶不調(研究成果⑦):-100]+[ハヤテ一文字:100]
+[総てを賭けた戦い:300]-[スタミナイーター:-100]
=6492 達成値
―――――――――――――
[達成値:6492]
[レース中全てのマイナス補正:-200]
[補正後賢さ:200] 
―――――――――――――
[最終達成値:6692]

結果、ナリタブライアン――4着。

603: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 02:41:06.27 ID:9tDKi9xF0
▼敗北が確定しました。

▼下1~3(多数決) 目覚まし時計を使用しますか?(当レース残使用可能回数 あと2)

604: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/23(月) 02:42:22.33 ID:7PrJNunvO
もちろん使うけどナリブも大概やな

605: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/23(月) 03:33:25.68 ID:Sru3XyIw0
使う
ブライアンさん…?

606: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/23(月) 07:20:14.51 ID:QHeR+wAxo
使う
バナナパクパクし過ぎたかナリブ……?

611: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 16:42:42.69 ID:9tDKi9xF0
これより、目覚まし時計を使用します。

―――

 ひずみ、開き、解ける。

 時は川の流れのように進むもので、逆らうことは許されない。

 それでも。

 願いは力となり、想いは形となる。

 勝利へ至らんとするその意思に、やがて秒針は巻き戻る。

 彼女の暗澹、満ちる影。

 掃えるのは、君たちしかいないのだから。

612: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 16:43:46.71 ID:9tDKi9xF0

―――

■レース

下1 作戦決定(コンマ)
逃げ[S]/先行[A]/差し[B]/追込[B]

01~50:逃げ[S]
51~80:先行[A]
81~90:差し[B]
91~00:追込[B]

―――

613: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/23(月) 16:53:40.38 ID:OjIQWbFJ0
逃げ

614: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 17:31:20.17 ID:9tDKi9xF0
▼作戦が[逃げ:S]に決定しました

▼フォームチェンジ権を有しています。フォームチェンジしますか?

―――

下1 [おんたいむ☆オブセッション]へのフォームチェンジを行うか

―――

[おんたいむ☆オブセッション]
スカイハイ☆ランデヴー Lv2[作戦:逃げ]
(序盤に選択肢追加:ゴール時のコンマ判定に+250)

―――

615: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/23(月) 17:31:49.67 ID:JBKZOho30
します

616: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 17:48:00.80 ID:9tDKi9xF0
―――

▼フォームチェンジ[おんたいむ☆オブセッション]

▼固有スキルが変化した。

―――

下1 レース序盤のマヤノトップガンの調子

01-09:出遅れ(ゴールのコンマ判定に-50の補正)
10-18:掛り(ゴールのコンマ判定に-25の補正)
19-27:順調な出だし(ゴールのコンマ判定の補正なし)
28-36:集中状態(ゴールのコンマ判定に+25の補正)
37-45:直線回復(中盤のコンマ判定を1段階上のものに上げる)
46-54:先駆け(ゴール時のコンマ判定に+50の補正)
55-63:好転一息(中盤のコンマ判定を2段階上のものに上げる)
64-72:先手必勝(ゴール時のコンマ判定に+100の補正)
73-81:スカイハイ☆ランデヴーLv2(ゴール時のコンマ判定に+250の補正)
82-90:スカイハイ☆ランデヴーLV2+先駆け(ゴール時のコンマ判定に+250の補正/+50の補正)
91-99:スカイハイ☆ランデヴーLV2+先手必勝(ゴール時のコンマ判定に+250の補正/+100の補正)
00  :スカイハイ☆ランデヴーLV4+先手必勝(ゴール時のコンマ判定に+350の補正/+100の補正)
ゾロ目:補正効果1.5倍。マイナス補正の効果は消える。

――

下2 レース中盤のマヤノトップガンの調子

01-11:ブロック(ゴールのコンマ判定に-50の補正)
12-22:掛り(ゴールのコンマ判定に-25の補正)
23-33:順調な出だし(ゴールのコンマ判定の補正なし)
34-44:コーナー回復〇(終盤のコンマ判定を1段階上のものに上げる)
45-55:コーナー加速〇(ゴールのコンマ判定に+50の補正)
56-66:円弧のマエストロ(終盤のコンマ判定を2段階上のものに上げる)
67-77:曲線のソムリエ(ゴールのコンマ判定に+100の補正)
78-88:曲線のソムリエ+コーナー回復〇(ゴールのコンマ判定に+100の補正/終盤判定1段階上昇)
89-00:曲線のソムリエ+円弧のマエストロ(ゴールのコンマ判定に+100の補正終盤判定2段階上昇)
ゾロ目:補正効果1.5倍。マイナス補正の効果は消える。

――
下3 レース終盤のマヤノトップガンの調子

01-14:好走(ゴールのコンマ判定の補正なし)
15-28:末脚(ゴールのコンマ判定に+50の補正)
29-42:全身全霊(ゴールのコンマ判定に+100の補正)
43-56:シューティングスター Lv1(ゴールのコンマ判定に+150の補正)
57-70:これが諦めないってことだァ!Lv2(ゴールのコンマ判定に+250の補正)
71-84:これが諦めないってことだァ!Lv2+末脚(ゴールのコンマ判定に+250/+50)
84-00:これが諦めないってことだァ!Lv2+全身全霊(ゴール時のコンマ判定に+250/+100)
ゾロ目:補正効果1.5倍。

――

下4 ゴールイン 着順確定

――

▼作戦

●逃げ[S](補正:スピード、スタミナ)
補正がある能力値:1.5倍
レース終盤の固有スキル判定を若干緩和する。(作戦Sランク効果)

▼着順決定
[ 下4のコンマ+序盤補正+中盤補正+終盤補正]=レース中達成値
[ウマ娘の能力値から賢さを除いた合計]=能力値参照値
【[レース中達成値]+[能力値参照値]+バ場補正/芝A(+100)+中距離適正A(+100)+やる気/絶好調(+100)+ハヤテ一文字(+100)+一陣の風(+100)=達成値】
達成値-(レース中全てのマイナス補正-賢さ)=最終達成値

最終達成値が7000を超した場合 1着
※(100超えるごとにバ身が1伸びる。報酬増)
最終達成値が6800を越した場合 2~3着
最終達成値が6500を越した場合  4~5着(掲示板)
最終達成値が6500を下回った場合 着外

継続ライン:1着

―――
レースなので連取は5分間隔で可能なものとします。
よろしくお願いいたします。

617: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/23(月) 17:54:26.35 ID:LqhGeCzD0
はい

618: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/23(月) 17:56:50.97 ID:JBKZOho30
やあっ

619: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/23(月) 17:57:00.80 ID:35ka/gcIo
いけぇ!

620: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/23(月) 17:58:04.33 ID:j+/TjH0+0
へい

622: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 18:03:25.15 ID:9tDKi9xF0
 

▼ナリタブライアンの作戦が[差し:S]になりました。

[Maverick]ナリタブライアン
スピード:1200(SS+)
スタミナ:1200(SS+)
パワー:1200(SS+)
根性:1200(SS+)
賢さ:200(E)

―――

下1 レース序盤のナリタブライアンの調子
下2 レース中盤のナリタブライアンの調子
下3 レース終盤のナリタブライアンの調子
下4 ゴールイン 着順確定

※ゾロ目の場合は【ライバルウマ娘側効果1.5倍】、マイナスは打ち消し。

―――

●差し[S](補正:スピード、スタミナ)
補正がある能力値:1.5倍


▼着順決定
[ 下4のコンマ+序盤補正+中盤補正+終盤補正]=レース中達成値
[ウマ娘の能力値から賢さを除いた合計]=能力値参照値
【[レース中達成値]+[能力値参照値]+バ場補正/芝S(+200)+長距離適正S(+200)+やる気/絶不調(-100)+ハヤテ一文字(+100)+[総てを賭けた戦い]+300(>>>1)=達成値】
達成値-(レース中全てのマイナス補正-賢さ)=最終達成値

―――

>>>1 [総てを賭けた戦い]
ありとあらゆる手段を用いて、この一戦のために自身の総てを研ぎ澄ましたウマ娘の覚悟を表すバフステータス。
未来のことなんて考えない。例えるならば、たった一閃のために極限まで刀身を研ぎ澄ました刀の如し。

―――

レースなので連取は5分間隔で可能なものとします。
よろしくお願いいたします。

623: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/23(月) 18:05:20.42 ID:35ka/gcIo
うーむ

624: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/23(月) 18:09:03.72 ID:j+/TjH0+0
あー…1ループ1回だったか、失礼しました

625: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/23(月) 18:09:57.73 ID:OjIQWbFJ0
はい

626: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/23(月) 18:20:03.34 ID:L26SvFFUo

631: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 19:18:24.06 ID:9tDKi9xF0
―――

■マヤノトップガン

▼レース展開
序盤(35):集中状態(+25)
中盤(97):曲線のソムリエ+円弧のマエストロ(+100/終盤2up)
終盤(80):これが諦めないってことだァ!Lv2+末脚
     →これが諦めないってことだァ!Lv2+全身全霊(+250/+100)
着順決定:33
――――――――――――
[25]+[100]+[350]+[33]=508 レース中達成値


▼作戦:逃げ(S) (スピード、スタミナに1.5倍の補正)
スピード:1129(SS)×1.5=1693.5
スタミナ:1200(SS+)×1.5=1800
パワー:905(A+)
根性:1113(SS)
賢さ:1084(S+)
――――――――――――
1693.5+1800+905+1113=5515.5 能力値参照値


▼着順
[レース中達成値:508]+[能力値参照値:5515.5]
+[バ場補正/芝A:100]+[長距離適正A:100]
+[やる気/絶好調:100]+[ハヤテ一文字:100]
+[一陣の風:100]+[別腹タンク:50]
=6573.5 達成値
―――――――――――――
[達成値:6573.5]
[レース中全てのマイナス補正:0]
[補正後賢さ:1084] 
―――――――――――――
[最終達成値:6574]

結果、マヤノトップガン――5着。


――――


■ナリタブライアン

▼レース展開
序盤(42)(研究成果④):直線回復〇(0)
中盤(72)(研究成果⑤):弧線のプロフェッサー→弧線のプロフェッサー+コーナー回復〇(+100/1up)
終盤(73)(研究成果⑥):[Shadow Break]Lv3+末脚→[Shadow Break]Lv3+全身全霊(+200/+100)
着順決定:34
――――――――――――
[0]+[100]+[300]+[34]=434 レース中達成値


▼作戦:差し(S) (スピード、スタミナに1.5倍の補正)
スピード:1200(SS+)×1.5=1800 研究成果①:-100
スタミナ:1200(SS+)×1.5=1800 研究成果②:-100
パワー:1200(SS+)        研究成果③:-100
根性:1200(SS+)         研究成果④:-100
賢さ:200(E)
――――――――――――
[1800]+[1800]+[1200]+[1200]+[研究成果①②③④補正-400]=5600 能力値参照値


▼着順
[レース中達成値:434]+[能力値参照値:5600]
+[バ場補正/芝S:200]+[長距離適正S:200]
+[やる気/不調(研究成果⑦):-50]+[ハヤテ一文字:100]
+[総てを賭けた戦い:300]-[スタミナイーター:-100]
=6492 達成値
―――――――――――――
[達成値:6492]
[レース中全てのマイナス補正:-150]
[補正後賢さ:200] 
―――――――――――――
[最終達成値:6834]

結果、ナリタブライアン――2着。

632: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 19:20:06.90 ID:9tDKi9xF0
▼敗北が確定しました。

▼下1~3(多数決) 目覚まし時計を使用しますか?(当レース残使用可能回数 あと1)

▼目覚まし時計 残数あと1

633: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/23(月) 19:20:30.11 ID:EX0hRkpCo
使おう
最後まで諦めない

634: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/23(月) 19:21:16.03 ID:JBKZOho30
使います

635: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 19:27:07.40 ID:9tDKi9xF0
▼現時点で2名の使用提案を確認。多数決による決議のため、目覚まし時計を使用します――。

―――

 ねじれ、穿ち、収束する。

 世界の因果を捻じ曲げる、天破の祈りはとこしえの摂理を覆す。

 何度でも、何度でも。

 世界を歪める誓願を、あるがままの自己を貫くが為に。

 願え、祈れ――その先に待つのが、絶望だとしても。

―――

636: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 19:27:33.41 ID:9tDKi9xF0
―――

■レース

下1 作戦決定(コンマ)
逃げ[S]/先行[A]/差し[B]/追込[B]

01~50:逃げ[S]
51~80:先行[A]
81~90:差し[B]
91~00:追込[B]

―――

637: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/23(月) 19:28:37.93 ID:j+/TjH0+0
逃げろー

638: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 19:43:46.54 ID:9tDKi9xF0
▼作戦が[追込:B]に決定しました

―――

下1 レース序盤のマヤノトップガンの調子

01-16:出遅れ(ゴールのコンマ判定に-50の補正)
17-32:掛り(ゴールのコンマ判定に-25の補正)
33-48:順調な出だし(ゴールのコンマ判定の補正なし)
49-64:集中状態(ゴールのコンマ判定に+25の補正)
65-80:直線回復(中盤のコンマ判定を1段階上のものに上げる)
81-00:好転一息(中盤のコンマ判定を2段階上のものに上げる)
ゾロ目:補正効果1.5倍。マイナス補正の効果は消える。

――

下2 レース中盤のマヤノトップガンの調子

01-11:ブロック(ゴールのコンマ判定に-50の補正)
12-22:掛り(ゴールのコンマ判定に-25の補正)
23-33:順調な出だし(ゴールのコンマ判定の補正なし)
34-44:コーナー回復〇(終盤のコンマ判定を1段階上のものに上げる)
45-55:コーナー加速〇(ゴールのコンマ判定に+50の補正)
56-66:円弧のマエストロ(終盤のコンマ判定を2段階上のものに上げる)
67-77:曲線のソムリエ(ゴールのコンマ判定に+100の補正)
78-88:曲線のソムリエ+コーナー回復〇(ゴールのコンマ判定に+100の補正/終盤判定1段階上昇)
89-00:曲線のソムリエ+円弧のマエストロ(ゴールのコンマ判定に+100の補正終盤判定2段階上昇)
ゾロ目:補正効果1.5倍。マイナス補正の効果は消える。

――
下3 レース終盤のマヤノトップガンの調子

01-14:好走(ゴールのコンマ判定の補正なし)
15-28:末脚(ゴールのコンマ判定に+50の補正)
29-42:全身全霊(ゴールのコンマ判定に+100の補正)
43-56:シューティングスター Lv1(ゴールのコンマ判定に+150の補正)
57-70:ひらめき☆ランディングLv2(ゴール時のコンマ判定に+175の補正
71-84:ひらめき☆ランディングLv2+末脚(ゴール時のコンマ判定に+175の補正/+50)
84-99:ひらめき☆ランディングLv2+全身全霊(ゴール時のコンマ判定に+175の補正/+100)
00  :ひらめき☆ランディングLv4+全身全霊(ゴール時のコンマ判定に+225の補正/+100)
ゾロ目:補正効果1.5倍。

――

下4 ゴールイン 着順確定

――

▼作戦

●追込[B](補正:パワー、根性)
補正がある能力値:1.2倍

▼着順決定
[ 下4のコンマ+序盤補正+中盤補正+終盤補正]=レース中達成値
[ウマ娘の能力値から賢さを除いた合計]=能力値参照値
【[レース中達成値]+[能力値参照値]+バ場補正/芝A(+100)+中距離適正A(+100)+やる気/絶好調(+100)+ハヤテ一文字(+100)+一陣の風(+100)=達成値】
達成値-(レース中全てのマイナス補正-賢さ)=最終達成値

最終達成値が7000を超した場合 1着
※(100超えるごとにバ身が1伸びる。報酬増)
最終達成値が6800を越した場合 2~3着
最終達成値が6500を越した場合  4~5着(掲示板)
最終達成値が6500を下回った場合 着外

継続ライン:1着

―――
レースなので連取は5分間隔で可能なものとします。
よろしくお願いいたします。

※なんか計算おかしいな、と思ったら、差しの補正を間違えていました。今回から適応します。

639: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/23(月) 19:45:08.63 ID:JBKZOho30
はあっ

640: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/23(月) 19:45:44.59 ID:nf7r6ff4O
うまだっち!

641: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/23(月) 19:46:44.09 ID:QHeR+wAxo
うまぴょいしてぇなぁ

642: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/23(月) 19:48:03.35 ID:EX0hRkpCo
あふん

643: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 19:49:24.90 ID:9tDKi9xF0

続いて……。

―――

▼ナリタブライアンの作戦が[差し:S]になりました。

[Maverick]ナリタブライアン
スピード:1200(SS+)
スタミナ:1200(SS+)
パワー:1200(SS+)
根性:1200(SS+)
賢さ:200(E)

―――

下1 レース序盤のナリタブライアンの調子
下2 レース中盤のナリタブライアンの調子
下3 レース終盤のナリタブライアンの調子
下4 ゴールイン 着順確定

※ゾロ目の場合は【ライバルウマ娘側効果1.5倍】、マイナスは打ち消し。

―――

●差し[S](補正:スピード、スタミナ、パワー)
補正がある能力値:1.3倍


▼着順決定
[ 下4のコンマ+序盤補正+中盤補正+終盤補正]=レース中達成値
[ウマ娘の能力値から賢さを除いた合計]=能力値参照値
【[レース中達成値]+[能力値参照値]+バ場補正/芝S(+200)+長距離適正S(+200)+やる気/絶不調(-100)+ハヤテ一文字(+100)+[総てを賭けた戦い]+300(>>>1)=達成値】
達成値-(レース中全てのマイナス補正-賢さ)=最終達成値

―――

>>>1 [総てを賭けた戦い]
ありとあらゆる手段を用いて、この一戦のために自身の総てを研ぎ澄ましたウマ娘の覚悟を表すバフステータス。
未来のことなんて考えない。例えるならば、たった一閃のために極限まで刀身を研ぎ澄ました刀の如し。

―――

レースなので連取は5分間隔で可能なものとします。
よろしくお願いいたします。

644: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/23(月) 19:50:46.71 ID:OjIQWbFJ0
厳しいか

645: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/23(月) 19:51:57.42 ID:JBKZOho30
おりゃ

646: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/23(月) 19:52:06.85 ID:j+/TjH0+0
逃げじゃないと7000到達不可能っぽいなこれ
グッバイマヤノ…

647: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/23(月) 20:00:46.85 ID:337O1i7RO
マヤノ…

648: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 20:11:06.57 ID:9tDKi9xF0
―――

■マヤノトップガン

▼レース展開
序盤(63):集中状態(+25)
中盤(59):円弧のマエストロ(終盤のコンマ判定を2段階上のものに上げる)
終盤(09):好走→全身全霊(+100)
着順決定:35
――――――――――――
[25]+[0]+[100]+[35]=160 レース中達成値


▼作戦:追込(B) (パワー、根性に1.2倍の補正)
スピード:1129(SS)
スタミナ:1200(SS+)
パワー:905(A+)×1.2=1086
根性:1113(SS)×1.2=1335.6
賢さ:1084(S+)
――――――――――――
1129+1200+1086+1335.6=4750.6 能力値参照値


▼着順
[レース中達成値:160]+[能力値参照値:4750.6]
+[バ場補正/芝A:100]+[長距離適正A:100]
+[やる気/絶好調:100]+[ハヤテ一文字:100]
+[一陣の風:100]+[別腹タンク:50]
=5460.6 達成値
―――――――――――――
[達成値:5460.6]
[レース中全てのマイナス補正:0]
[補正後賢さ:1084] 
―――――――――――――
[最終達成値:5460.6]

結果、マヤノトップガン――着外。


――――


■ナリタブライアン

▼レース展開
序盤(71)(研究成果④):好転一息(中盤のコンマ判定を2段階上のものに上げる)
中盤(42)(研究成果⑤):コーナー巧者→弧線のプロフェッサー(+100)
終盤(85)(研究成果⑥):[Shadow Break]Lv3+全身全霊(+200/+100)
着順決定:85
――――――――――――
[0]+[100]+[300]+[85]=485 レース中達成値


▼作戦:差し(S) (スピード、スタミナ、パワーに1.5倍の補正)
スピード:1200(SS+)×1.3=1560 研究成果①:-100
スタミナ:1200(SS+)×1.3=1560 研究成果②:-100
パワー:1200(SS+)×1.3=1560  研究成果③:-100
根性:1200(SS+)         研究成果④:-100
賢さ:200(E)
――――――――――――
[1560]+[1560]+[1560]+[1200]+[研究成果①②③④補正-400]=5480 能力値参照値


▼着順
[レース中達成値:485]+[能力値参照値:5480]
+[バ場補正/芝S:200]+[長距離適正S:200]
+[やる気/不調(研究成果⑦):-50]+[ハヤテ一文字:100]
+[総てを賭けた戦い:300]-[スタミナイーター:-100]
=6492 達成値
―――――――――――――
[達成値:6615]
[レース中全てのマイナス補正:-150]
[補正後賢さ:200] 
―――――――――――――
[最終達成値:6765]

結果、ナリタブライアン――4着。

653: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 20:32:42.89 ID:9tDKi9xF0

 どれだけ強靭な意思があろうとも、それだけ強固な願いがあろうとも、時にそれらはもろく崩れ落ちる。

 夢と夢、希望と希望、意志と意志がぶつかり合うからこそ、そこには必然の条理がある。

 ……敗北の二文字。

 トレーナーも、マヤノトップガンも、二文字の重さを強く噛み締めていた。そのはずだった――。


―――

 鈍色の空の下、軽くウォームアップを行ったマヤノトップガンは――視界の端にナリタブライアンを捉えていた。

 いつもと変わらない冷静……いや、冷徹なまでの表情。だが、マヤノトップガンは、そこに僅かな乱れを感じていた。


(……ブライアンさん、ひょっとして――調子、悪いのかな)



 マヤノトップガンから見れば、ナリタブライアンのコンディションは万全とは言い難かった。

 その不調が何からくるものなのか――それは恐らく、日々の練習のせいだろう、とあたりをつける。


(トレーナーちゃんも感じてた。多分ブライアンさんは……この一戦にすべてを賭けてきた)


 脳の使用率と同じように、運動能力にもある程度のリミッターが存在する。

 運動性能の総てを余すことなく利用することができれば、確かに理論上最速の素早さを手にすることは出来るだろう。

 だが、それは破滅への道だ。そもそもウマ娘を含め、人間の体とは、そんな肉体の性能限界に耐えられるような作りではない。

 ……マヤノトップガンは身震いした。そんな悲壮な覚悟でこの一戦に挑んでくることが。

 そして、その戦意が――自身に向けられていることに。

 気迫に飲まれそうになる。しかし、どれだけ悲壮な覚悟を背負っていたとしても――マヤノトップガンには負けられない理由がある。


(勝つ……。勝つんだ――!)


 すべては、ゴールの先で待ちわびるトレーナーのために。

 ……輝かんばかりの、未来のために。


「見ててね、トレーナーちゃん……!」


―――

657: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 20:48:45.85 ID:9tDKi9xF0
正味3回目のループで有馬(というか本当は天皇賞・春もですが)は無理ゲーに相当する難易度なので、よく頑張ったほうだと思います。
ご意見を交わしていただくのは喜ばしいことですが、ご意見を述べていただく際には語調には気を付けていただけるととても助かります。
よろしくお願いいたします。

―――

 有馬記念の賑わいは、さながらジェット機のエンジンのようだった。

 ゲートインするウマ娘を見て、喧々諤々、気炎万丈の鬨の声をあげる続ける客の熱狂ぶりは――まさしくこの有馬記念が、スターウマ娘が一堂に会するレースであることを何よりも示唆していた。

 そんな喊声の中、マヤノトップガンはトレーナーの姿を探していた。

 海のような客の流れの中に、いつもの顔が見えて――マヤノトップガンは少し安心した。


(見てくれてる)


 挫けそうなとき、折れそうなとき。

 トレーナーはいつも、マヤノトップガンに言葉をかけ、慰め、ときに叱咤してきた。

 そのどれもが、マヤノトップガンにとって重要な思い出で――そして、力だった。

 ナリタブライアンの持つ力を孤高のものとするのであれば、マヤノトップガンのそれは絆の力。

 繋がりが齎す、太陽のような温かい力。


「……すぅ、はぁ」


 深く息を吸って、吐く。

 トレーナーとの思い出を振り返って、心に燃料を入れたマヤノトップガンは、内に籠った熱を吐き出すように呼吸する。 

 思い出を振り返って心を温かくしても、レースが始まれば冷静に判断を下さなければならない。興奮や高揚は大事だが、しかしそれ以上に求められるのは――冷静さだ。

 特に今回は、有馬記念という大舞台。マヤノトップガンはいつもよりも冷静に、慎重になる必要に迫られている。

 深く、深く息を吸う。

 ファンファーレが鳴り響き、客席の喧騒は水を打ったように沈黙していた。

 一瞬の静寂が、場を支配する。何処までも高まる集中力と――緊張感。

 爆発せんとするそれを必死につなぎとめて――。


 ガコン。


 板が切られるとともに、加速する!

658: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 21:14:06.95 ID:9tDKi9xF0
(……内を回ったほうがいいかな。出遅れてはいないけど……前の人たちの速さだと前に立てない)


 自身より体躯の大きなウマ娘が前を走るのを見て、マヤノトップガンは早々にそう判断した。

 風を受けることによる抵抗を減らし、スパート時に前に躍り出る――それが今回のような展開では最善手。

 マヤノトップガン自体の体躯は小さいが、脚の回転率と風を切る際の姿勢制御は完璧だ。でなければ、天皇賞・春を勝ち抜けてはいない。

 何よりマヤノトップガンには――先見の明があった。

 今日は少し風が強い。このまま先頭を進んでスタミナを浪費するよりも、抜け出すまでは集団に隠れて抵抗を少なくした方が後半の展開を有利に進められる。

 難点は、集団から抜け出すときにかなりの技術が必要になることだろうか。マヤノトップガンは思案する。

 レースは特に目立った展開を見せることなく、中盤――1200m付近へ差し掛かる。


「……!」


 ここで、ナリタブライアンはスピードを増した。

 完全に想定外。加速は最終コーナー付近から行うものだと考えていたが――。

 マヤノトップガンは予定を直ぐに切り替える。

 だが。


(抜け出せない……?!)


 周囲のウマ娘も、ナリタブライアンの想定外の加速に戸惑い、彼女に導かれるようにして加速していた。

 結果、マヤノトップガンの周辺は閉じる。――さながら、マヤノトップガンは籠に囚われた鳥のように身動きが取れなかった。

 内ラチを回っていたがために、内から抜け出すことは出来ない。外に出ようにも、既に蓋がされている。

 四面楚歌。そうなって初めて、マヤノトップガンは自らの失策を恥じた。

 どれだけ風向きが強くても、前に出るべきだったのだ。

 悔やんでも――もう遅い。

 マヤノトップガンの脚質は、確かにある程度の差しを可能とする万能のものだ。

 だが、その脚質は――どの作戦よりも、序盤にリードをつける……逃げの作戦用に調整されたものに、追いつくことはない。

 そして、周囲のウマ娘は歴戦。捕らわれた鳥を、籠から逃がす真似はしない。

 千里を一秒で駆ける俊足を持っていても、岩の壁があれば立ち止まることしかできないように。


(ここで抜け出さなきゃいけないのに……!)


 意思とは裏腹に、脚が――動かなかった。

 結果は見え透いていた。火を見るよりも明らかだった。

 比翼は今折られ、地に落ちるだけ。慣性に従って、地に吸い込まれるように……マヤノトップガンは、掲示板から転げ落ちたのだった。

―――

659: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 21:27:46.95 ID:9tDKi9xF0


 理解していた。こうなる可能性があることも。

 理解していた。マヤノでは力不足になる可能性も。

 理解していた。これが最後になるかもしれないってことも。

 でも、本当は理解していなかったのかもしれない。

 でも、本当は理解したくなかったのかもしれない。

 失うことの怖さを。もう話せないという絶望を。

 でも。


「……君の方が辛い。君の方が苦しい。だから、俺は――」


 俺は、泣いちゃいけない。俺は、この気持ちを表に出しちゃいけない。

 最後、マヤノに何か残せるものがあるのならば……俺は、それを余すことなく伝えなければならない。

 どれだけ辛くても。どれだけ悲しくても。

 俺は……。


661: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 22:06:06.53 ID:9tDKi9xF0
「……よし、着いたぞ」


 道中一言も発さなかったマヤノを連れてきたのは、トレセン学園のトレーナー室だ。

 俺は以前マヤノと一つ約束をしていたが――それを未だに果たせていなかった。

 せめてだとか最後だからだとか関係なく、有馬記念が終わったらこうしようと思っていた。

 約束を果たさないまま消えるのは、傷を残すことになるだろうから。


「お茶を淹れるから、ソファに座って待っててくれ」


 そういって、繋いでいた手を離すが――マヤノが俺の手を離さない。

 無言で、ただずっと握ったままだ。


「……わかった。少しだけ付き合ってくれ」


 静かに頷く気配がしたので、お茶を淹れに行く。

 片手でお茶を淹れるのは難しかったが、何とか淹れることができたので――俺はお盆にティーカップを乗せて、マヤノと一緒にソファに座った。

662: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 22:26:26.11 ID:9tDKi9xF0


「……うん、いつの間にか俺のお茶汲み技能も上がったな」


 紅茶を飲めば、今にも泣きそうだった心が少し落ち着いた。

 俺はゆっくりとソーサーにカップを戻して、マヤノを見る。

 ……マヤノは、泥だらけの勝負服を着たまま黙り込んでいた。

 道中もタオルを被って、表情も何も見えないように隠していたのだ。


「……マヤノ、今日はお疲れ様。よく頑張ったな」
「……っ!」
「結果は残念だったけど、君はもっと走れる。だから――こう言うのは無責任かもしれないけど、頑張ってほしい」


 ぽん、と頭に手を置けば――体の震えが伝わってくる。

 耳は倒れ、尻尾は微動だにせず――それが悲しみからくるものだと、俺はよく知っている。

 いつもしているように、髪を指で漉くように撫でれば、マヤノは小さく反応した。


「……思えば、長い付き合いだよな。もうそろそろ3年になる。……いろいろあったよなぁ」
「クリスマスとかさ、俺が取り乱してた時、マヤノはいろいろ言ってくれたよな。嬉しかったなぁ……」
「俺は、マヤノのトレーナーでいていいのか、なんて。今となっちゃ黒歴史だよ」


 砂ぼこりで少し絡む髪を、丁寧に解しながら、訥々と呟く。


「皐月賞、ナイスネイチャと争うことになった時は――ちょっとびっくりしたよ。まさかナイスネイチャが勝負を仕掛けてくるだなんて思わなくて」
「強かったよなぁ、ナイスネイチャ。マヤノとも接戦だった……」
「……それよりも強いウマ娘もいたな。シンボリルドルフ。マヤノがこっそりとシンボリルドルフの指導を受けているって気付いた時にはびっくりしたよ」


 震えが収まってきたマヤノの背を、あやす様に撫でながら、続ける。


「……天皇賞・春。あの時は信じてやれなくてごめんな。本当に後悔してるし、感謝もしてる」
「抱き着かれるのは少し困ったけど、でも信頼されてるってわかって嬉しかった。……将来的にはそのクセ、治そうな」


 少しだけ力を取り戻した耳を見ながら、また髪を漉くように頭を撫でる。


「クリスマスはごめんな、何も言わずに席を外したり、嘘を吐いたりして……」
「でも、マヤノのことが大事だったからそうしたんだ……って言っても、嘘ついちゃダメだよな」
「反省したよ。これからマヤノにきちんと向き合おうって思った」


 小さく揺れる尻尾を見て、もう一度頭をぽんと軽く叩く。


「それから、夏。……今思えば、少し恥ずかしかったな。まさかあんなこと言うなんて俺も思わなかった」
「でも人生って、そんな不連続性の塊だから楽しいっていうか……」
「ああ、思い出すだけで恥ずかしくなって訳のわからないことを言い始めてしまうな……」
「……今でも、その気持ちは揺るがないよ。マヤノも……同じことを想ってくれてるならうれしいな」


 小さく、頭が揺れる。どうやら頷いてくれたようだ。

670: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 22:55:15.25 ID:9tDKi9xF0


「マヤノ、今までありがとう。君にいろんなことを教えてもらったよ」
「……ホントに、ホントにさよならしなきゃダメなの……?」


 いいえ、と答えたい。

 でも、俺の何処かにある確信は、もうじきにループすると告げている。

 嘘は、もうつきたくないから。


「――しなきゃ、駄目みたいだ」
「……いやだよ、離れたくないよ」
「……そうだよな。俺もだ」


 もう一度頭に手を置けば、寄り添うように肩を預けてくる。

 頭を撫でれば、マヤノはこちらを見上げてきた。

 ……泣きそうだった。はちみつ色の瞳に、涙が溢れんばかりに湛えられていた。

 き、と。泣かないようにと一文字に結ばれた口の端からは、血が流れだしていて。

 俺はそれを、ハンカチで拭った。


「唇を噛んだら痛いだろ、それに……マヤノが傷つくのは俺も嫌だからさ」
「……トレーナーちゃんが、いやなの……?」
「ああ、俺が嫌だ。だから……もう、もういいんだよ、マヤノ」


 どこまでも小さな体を抱き寄せる。

 砂ぼこりの匂いと、ターフの青臭い匂い。あと、いつもの――甘めの柑橘系の香り。強く感じられるそれを噛み締めながら、頭をもう一つ撫でる。

 小さな、小さな嗚咽が一つ上がった。つられそうになって、俺は唇を噛んで……誤魔化すように、抱き締める力を強くした。


671: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 22:56:05.01 ID:9tDKi9xF0

 どこまでも小さな体を抱き寄せる。

 砂ぼこりの匂いと、ターフの青臭い匂い。あと、いつもの――甘めの柑橘系の香り。強く感じられるそれを噛み締めながら、頭をもう一つ撫でる。

 小さな、小さな嗚咽が一つ上がった。つられそうになって、俺は唇を噛んで……誤魔化すように、抱き締める力を強くした。


「離ればなれなんてイヤだよ……! どうして、どうして……マヤはただ、トレーナーちゃんが居れば、それだけでいいのに……」
「……ああ」
「いかないで、トレーナーちゃん……」


 ぎゅ、と。胸に添えられた手が、シャツをつかまえる。

 胸にあてられた表情は見えない。でも……幽かに伝わってくるのは、マヤノが零した涙の温かさ。

 いかないで、と呟くその声はあまりにも細くて、震えていて。


「……ごめんな」
「――っ! ちがう、ちがうの……。トレーナーちゃんに謝ってほしい訳じゃないの……」
「……ありがとう。俺と一緒に居てくれて。俺と共に歩んでくれて」


 その言葉は、俺にとって決別の言葉だった。

 時間は有限で、時は光のように止まることはない。

 足の先が消えて、それは時間と共に俺の存在をこの世界から消そうとしている。

 もう立つことは出来ない。だから俺はソファに座ることを選んだ。

 それに、ここじゃないと……俺は、約束を果たせない。

 ……マヤノ。君は凄く賢くて、人の機微を汲み取るのがうまい子だ。

 だけど、せめて今だけは……今だけは、その目を曇らせてくれ。

 口の端から流れる血に、気付かないでくれ。

 振り絞るように、俺は笑顔を浮かべて、マヤノの瞼を閉じる。


「……春のレースの時に、言っただろ。膝枕させてほしいって」
「……覚えててくれたんだ」
「勿論。マヤノの言葉なら99%覚えてるっていっただろ?」


 俺がそう言えば、マヤノは小さく「そっか」と呟く。


「でも、その約束は果たせそうにない。少しでも動いたら、もっと早く崩壊が進んでしまうかもしれないからな」
「……! トレーナーちゃん、足が……」
「ああ。見ての通り俺は動けない。……だから、だから別の形でいいだろうか」


 そう提案するが、我ながら酷い提案だ。

 もうできないものを「やれ」といえる人は少ない。

 まして、マヤノみたいな優しい子なら。

 案の定、マヤノはこくりと頷いた。


672: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 22:56:39.58 ID:9tDKi9xF0


「……ありがとな」
「ううん。もともとはマヤが無理言ったんだもん」
「それでも。……じゃあ、時間もないし」


 俺は、自分の膝をぽんぽんと叩いて、マヤノの抱擁を解く。


「……おいで」


 俺がそう言えば、マヤノは強くしゃくりあげて、こくりと頷いた。

 マヤノの頭に手を添えて、ゆっくりと。膝へと導く。


「男の膝枕、あんまり感触は良くないらしいけど……どうだ、感想は」
「……すごく、凄くあったかいよ、トレーナーちゃん……」
「そうか。今日はもう疲れただろ、子守唄を謡ってあげよう」


 え、と小さく声をあげるマヤノ。

 俺はその目を手のひらで覆いながら、小さくつぶやく。


「大人はな、いろいろ難しいんだよ、マヤノ。だから、だから――最後のお願いだ。このまま、眠ってくれないか」
「…………。イヤ。イヤ、だけど……。トレーナーちゃんの最後のお願いだもんね。聞いてあげる」
「――ありがとう」


 大人は嘘を吐く生き物だ。……つまり大人は、素直じゃない生き物だ。

 目がなければ観測されない。事実を見ないことには、それを事実として認識は出来ない。確証は得られない。

 聴力も嗅覚も優れているマヤノであれば、直ぐにでも理解してしまうのだろうけれど……これはせめてもの意地だった。

 瞳にあふれるそれを押し殺すことなく、震える声で、俺は歌う。

673: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 22:57:21.63 ID:9tDKi9xF0


「ゆりかごのうたを、カナリヤがうたうよ」

「ねんねこ、ねんねこ、ねんねこよ」



674: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 22:57:48.51 ID:9tDKi9xF0


 たった二小節謡っただけで、もう体の崩壊は胸まで届きそうになっていた。

 訪れる終末の予感を振り切って、俺は歌う。



675: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 22:58:17.26 ID:9tDKi9xF0


「ゆりかごの上に、びわのみがゆれるよ」

「ねんねこ、ねんねこ、ねんねこよ」



676: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 22:58:53.37 ID:9tDKi9xF0


 噛み付く崩壊は、腕へ、そして首へ。

 それでも俺は、俺が知る唯一の愛を歌う。



677: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 22:59:28.14 ID:9tDKi9xF0


「ゆりかごのつなを、木ねずみが……ゆ、するよ」

「ね、んねこ……ねん、ねこ…………ねんねこ、よ」

「ゆ、り……のゆめ、に、……ろい月が、か、かるよ」

「…………こ、ね、ん……、ねん……ねこ……よ……」


678: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 23:00:49.25 ID:9tDKi9xF0



 どれだけ過ぎたかわからないくらいに、マヤノが眠って。


 俺も、ここで本当は眠りたくなって。


679: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 23:02:26.56 ID:9tDKi9xF0


 でも、そんなことは許されないから。


 時間は待ってくれないから。


 お別れの言葉は、きっと眠っているマヤノへ。たった一言。


687: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 23:24:08.45 ID:9tDKi9xF0

 ……。

 どれだけの時間が経ったかわからない頃に、トレーナー室へ立ち入る影があった。


「……まさか、眠っているとはな」


 長い髪を靡かせ、小さく笑うウマ娘は、眠っているマヤノトップガンへと毛布をかけた。


「まったく、彼も不器用なものだ。もっとふさわしい別れ方はあっただろうに」


 視線が移り、執務机へ。

 そこに彼――トレーナーの残滓はない。

 トレーナーに関するものは消え去り、残ることはない。


「私は――君のその旅が、いつか終わることを祈っているよ。……祈ることしかできないのは、癪だがね」


 彼女は小さくつぶやいて、机に触れ、そして踵を返す。


「――星が降り、霜が積もろうと。証が絶えることはない」


―――

■三週目クリア報酬
[因子]
スピード★☆☆ スピード★☆☆
スタミナ★★★ 根性  ★★★
―――――――――――――――――――
先手必勝★☆☆ 全身全霊★☆☆
―――――――――――――――――――
シューティングスター    ★☆☆ 
これが諦めないってことだァ!★★☆
ひらめき☆ランディング   ★★☆
―――――――――――――――――――
逃げ★★☆ 逃げ★☆☆
―――――――――――――――――――

―――

▼トレーナー関連
下1(ドット) 一週目クリア報酬
01~33:やる気ドロップス(使用するとやる気を上げることができる)
34~66:トレーナー白書(使用するとスキルを獲得することができる)
67~99:夢のきらめき(使用するとウマ娘の潜在能力を開花させる)
00:導き(定められた運命を変える。ラウンド数が常に+1される)

下2(ドット) 三週目クリア報酬
・分岐する業(確定)
 効果不明。
・サポートカード[サンライトブーケ:マヤノトップガン](確定)

01~33:目覚まし時計(安価を再判定させることが可能になる。やる気が上昇する)
34~66:サポートカード[マヤノトップガン](サポートカードの使用により、特定の能力値の上昇を恒常的に効率化させる)
67~99:因子/[一陣の風★★☆]

688: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/23(月) 23:26:52.58 ID:JJaxXFr7O

689: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/23(月) 23:27:25.14 ID:dkUpk1Bs0
トレーナーに幸あれ

695: ◆FaqptSLluw 2021/08/23(月) 23:56:24.22 ID:9tDKi9xF0
▼トレーナー白書を獲得した。

▼目覚まし時計を獲得した。

▼トレーナースキル[分岐する業]を獲得した。

▼サポートカード[サンライトブーケ:マヤノトップガン]を獲得した。

――――
―――
――

 視界が暗転する。

 今どこにいるのか。あるいはそもそも生きているのかすらわからない。

 無限に等しい闇が僕の視界を覆っていた。

 マヤノトップガンが眠って、かなりの時間が経過した。

 相変わらずの闇は音も聞こえなければ温度も感じない。この無機質な感じには、なんとなくもう慣れてしまった。

 むなしい気持ちが、溢れた。

 まるで、羽がもがれたような虚無を覚える。

 ……もう、こんな思いはしたくない、とも。

 死人のような心持、俺は突如開けた視界にも驚くことはなく、むしろ自然に受け入れることができた。
 
 ここには生物はいない。モニターとそこから繋がれたケーブルが部屋を埋め尽くしていた。どこまでも、無機質な。

 前回のループの時そうしたように、モニターの前に立てばひとりでにモニターが立ち上がった。まるで俺の帰還を歓迎するように一度明滅し、映像を流し始める。


 ふさぎ込むマヤノ。寄り添う仲間たち。

 ……普段から明るいマヤノだからこそ、落ち込んでいるところが珍しくて、こぞって慰めに来る。

 でも多分、それは悪手だ。何せ、彼女たちは記憶を――。


「……そっか、誰もトレーナーさんの記憶、覚えてないんだ」


 ……え?


「いい人、だったんだけどね……」


 俺は溜まらず、そのモニターにかじりついた。

 何がどうなってそうなっているのかが理解できない。

 ナイスネイチャが、俺の記憶を持っている理由が――!

 でも、でも一つだけ理解できることがある。


――マヤノは、一人じゃない。


 涙が出てきた。

 これから地獄の道のりを歩むと思われていたマヤノに救いがあるとすれば、それは、まさしく”これ”だった。

 今まで神に感謝したことはない。それでも――今は、今だけは、神に感謝したい、そう思った。

―――

下1 ???(コンマ)


696: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/23(月) 23:56:31.18 ID:FmHxfWyZO
ステータスで一個だけ突出して低いってなってたら対策しておきたいよね

699: ◆FaqptSLluw 2021/08/24(火) 00:12:51.56 ID:BgttCbNH0


 少しすると、空間に扉が出来ていた。

 ……いつも通り。三度目といえど変わりはない。

 もし、もしだ。

 もし神様という概念が存在するのであれば、それは”不変”を象徴するものなのではないかと思う。

 もしかすると、この空間も、そんなスピリチュアルな概念的な何かなのかもしれない。


「……まぁ、だから何だ、って話だけど」


 そうつぶやいて、ドアのノブを掴む。

 一瞬、背後のモニターに視線を送る。そこには、ナイスネイチャの胸に顔をうずめてなくマヤノの姿と、それをあやすナイスネイチャの姿があった。


「……いつかまた、会えるといいな」


 俺は小さくつぶやいて、扉を開いた。

702: ◆FaqptSLluw 2021/08/24(火) 00:52:46.26 ID:BgttCbNH0
トレーナー「……心に傷が残っていない、とは言わない」

トレーナー「それでも、前に進まなければ勝つことは出来ない」

トレーナー「マヤノにまた会うためにも、出来ることはすべてやった方がいい」

トレーナー「……URAファイナルズまで勝ち抜くことができれば、何かができるかもしれないしな」

トレーナー「それに、まだ謎も残っている――」

トレーナー「ループを解決する手段も探さなければならないな」

トレーナー「……」

トレーナー「ウマ娘を決めなきゃならないのはわかってる。でも……」

トレーナー「でも、マヤノのことがどうしても頭によぎる」

トレーナー「好かれるのも、好くのも……辛いもんだ」

トレーナー「……」

トレーナー「事務的に接しよう。そうしたほうが、お互いのためになるだろうしな」

トレーナー「俺が強く心を持てば、大丈夫」

トレーナー「……さて、次の育成ウマ娘は――(下1)にしようかな」

703: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/24(火) 00:52:55.15 ID:qGcVkkx7o
キンイロリョテイ

705: ◆FaqptSLluw 2021/08/24(火) 02:51:20.66 ID:BgttCbNH0
トレーナー(キンイロリョテイ……。個人的なデータには引っかからないが)

トレーナー(だが、その高いポテンシャルには光るものがある。賭けにも近しいが……)

トレーナー(……まぁ、やるだけやってみるのもありだな)

※プレイアブルでない上に台詞もないので、素性についての安価をとります。
※ステータスについても安価をとります。よろしくお願いいたします。

―――

[二つ名:下1]キンイロリョテイ
スピード:下2
スタミナ:下3
パワー:下4
根性:下5
賢さ:下6
※ゾロの場合は追加ロール

[固有スキル]
下7 名前
下8 スキル効果(コンマ)
※ゾロ目の場合は追加ロール

―――

性格 下9
一人称(俺、僕、私等) 下10

―――

多めの安価なので長めに見ます。
今日の更新はここまでです。

729: ◆FaqptSLluw 2021/08/24(火) 17:35:03.84 ID:BgttCbNH0
アナウンスです。
キンイロリョテイの脚質やバ場適性については独断でこちらで決めさせていただきました。
結果をこちらに提示いたします、
また、このアナウンスを以て質問を打ち切ります。
以後の質問には必要があると考えられる際に返答いたします。
ご質問、ありがとうございます。

―――

[黄金探しの放浪者]キンイロリョテイ
スピード:86
スタミナ:47
パワー:22
根性:25
賢さ:19

[固有スキル]
名前:黄金天馬 Lv3(コンマ結果Lv2+オリジナル分補正Lv1)
効果:72(強め)

[脚質]
逃げ:G 先行:A 差し:C 追込:B

[バ場適性]
芝:A ダート:G

―――

下1~3 多数決
キンイロリョテイに対して[夢のきらめき]を使用するか。
※現状2つ所持中

731: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/24(火) 17:40:15.02 ID:RlEfxZD3o
する

733: ◆FaqptSLluw 2021/08/24(火) 18:16:42.13 ID:BgttCbNH0
トレーナー「……とはいえ、そもそもデータがない以上どこにいるかもわからないんだよな……」

トレーナー「何処にいるんだろう、学園内に居ることはわかっているんだけどな」

トレーナー「ま、地道に探すしかないか」

……。

トレーナー「……マジで何処にもいない。もう夕方の暮れだぞ……?」

トレーナー「スペシャルウィーク然りツインターボ然りマヤノ然り……直ぐに会えたのは天運が向いていたのかもしれないな」

トレーナー「うーん、今日は出直すか……?」

―――

 深く息を吐いて、トレセン学園をさまよう。

 トレセン学園は広大で、人探しにはあまりにも向いていない。

 また明日出直そうかとも思ったが、出走登録などのことを考えると、今日中にキンイロリョテイのことを見つけておきたかったのだが……。

 ……まぁ、見つからないものはしょうがない。

 俺は、今日最後の試みとして、一縷の望みをかけて屋上へ向かっていた。

 そこでキンイロリョテイが見つかるなんて思っていない。ただ、学園内で一番高い場所がここだった。

 高い所から見下ろせば見つかるかな、なんて。

 安易な考えだったと思う、というかヤケクソ。なのに……。

 そこに彼女はいた。

 黒鹿毛の髪を遊ばせながら、胡坐をかいてカチャカチャと何かを弄っている彼女こそ――キンイロリョテイ。

 がしがしと髪の毛を掻きむしり「あー?」などと声をあげている彼女の手元には、蹄鉄。

 とても素人では調整が出来ないそれを、尋常ではない集中力で調整しようとしている。

―――


トレーナー(声を掛けるのも憚られる雰囲気だな……)

トレーナー(とはいえ、ようやく見つけた好機、声をかけなければみすみす逃すことになりかねん)

トレーナー(……さて、どう声をかけようか)


下1 どのように声をかける?



734: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/24(火) 18:27:02.11 ID:nYIIRebxO
大事なレースがあるのか?俺に出来ることがあれば言ってみてくれ

735: ◆FaqptSLluw 2021/08/24(火) 19:18:03.46 ID:BgttCbNH0
トレーナー「……大事なレースがあるのか? 俺に出来ることがあれば言ってみてくれ」

リョテイ「……ん、何だアンタ。私になんか用か?」

トレーナー「……話を聞いてたのか? 蹄鉄の調整、出来ないんだろ?」

リョテイ「ん? ああ。まぁ、出来てないけど?」

トレーナー「手伝うか、って声を掛けたんだ。不要ならいいんだが」

リョテイ「ふぅん。ありがたいけど、別にいいよ。近くレースがあるわけでもないし」

トレーナー「だったら何故蹄鉄の調整を……?」

リョテイ「ワン・オフの蹄鉄、しかもそれが自分の手によって調整されたもの――浪漫を感じないか?」

トレーナー「……まぁ、感じなくもないけど」

リョテイ「なんだよアンタ、割と話わかりそうな人間だな」

トレーナー「まぁ、浪漫っていう言葉の響きは好きだからな」

リョテイ「へぇ。いい趣味してんね」

トレーナー「……調整だけして、それで終わりか?」

リョテイ「……」

リョテイ「ま、何れ使う機会は来る。備えあれば……あれだ、憂いなしってやつ」

736: ◆FaqptSLluw 2021/08/24(火) 19:19:12.91 ID:BgttCbNH0

トレーナー「本当にそれでいいのか、キンイロリョテイ」

リョテイ「――あ?」

トレーナー「蹄鉄を調整する程度の浪漫に落ち着いてていいのかって言いたいんだ」

リョテイ「……お宅さんや、私を煽る目的なら勘弁だけど?」

トレーナー「事実煽ってるけど? 浪漫が好きってんなら、実にもったいないことをしてんな、って」

リョテイ「良い覚悟してんな、ウマ娘と人間じゃどっちが強いかって、四半世紀前から言われてンだろ」

トレーナー「……そんなことは俺もわかってるよ。でも、考えてみろよ。レースに出たほうが、より大きな浪漫を追い掛けることにならないか」

リョテイ「……へぇ。どういうことか説明してもらおうか」

トレーナー「君の調整した蹄鉄があったとして、それを履いてGⅠ……いや、URAを優勝したら、どうなると思う?」

リョテイ「……」

リョテイ「……それは」

リョテイ「……それは、浪漫を感じるな」

トレーナー「だろ。ま、でも君は一人で蹄鉄を弄ってる方が楽しそうだから――俺はこれでお暇するよ」

リョテイ「……待てよ、お宅さん」

リョテイ「……アンタ、トレーナーだろ?」

トレーナー「そうだが、それが何か関係あるか?」

リョテイ「――私をレースに出せ」

トレーナー「へぇ。俺に君を選ぶメリットがないけど?」

リョテイ「浪漫、好きなんだろ」

リョテイ「等価交換だ。私は私の、アンタはアンタの浪漫を追い掛けられる。どうだ?」

トレーナー「……はぁ、ま、それでいいよ、それで」

トレーナー「じゃ、明日からよろしくな」

リョテイ「……アンタ、感じ悪いな。その癖逃げ道はキチンと用意してる。実は結構丁寧だろ、アンタ」

トレーナー「何のことだ? 感じ悪いのは……あいにく事情があってそうなってるだけだ」

トレーナー「でも別に構わないだろ? 俺たちが追い求めるのはあくまでそれぞれの浪漫。愛想よくしたところで、君の結果が変わるわけじゃない」

リョテイ「……食えねないな、アンタ。ま、それでいいさ」

リョテイ「明日からよろしく、トレーナーサン」

737: ◆FaqptSLluw 2021/08/24(火) 19:23:51.29 ID:BgttCbNH0
トレーナー「……多分キンイロリョテイは鋭いタイプだ」

トレーナー「俺の嘘なんて直ぐに見抜いてくるんだろうな……」

トレーナー「はぁ、今から荷が重い」

トレーナー「彼女が出来るだけ浪漫を追い求めることに熱中してくれることを祈ろう」

トレーナー「ああ、あと出走登録は間に合った」

トレーナー「……」

トレーナー「……あと、これ、どうしようか」

―――

下1 チームを結成しますか?

―――

■[稟議書] Lv1
・マヤノトップガンの育成完了
総合評価:★★★★☆

チーム結成時のメンバー上限:2人

Lv2まであと★1つ

―――

738: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/24(火) 19:29:16.98 ID:KlqWbXPw0
します

739: ◆FaqptSLluw 2021/08/24(火) 19:30:35.10 ID:BgttCbNH0
▼チーム作成を行います。


下1 チームに加えるウマ娘

740: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/24(火) 19:32:26.97 ID:61ulca0v0
ネイチャ
ダメならテイオー

755: ◆FaqptSLluw 2021/08/25(水) 16:00:06.83 ID:+hM7VL0K0
スーパー・ショート・ショートですがお納めください。

―――

 開いた窓から湿気を含んだ重い風が吹き込んで、僅かにツインターボの毛先を揺らした。

 じとりと巻き付くような湿気、曇天ともくればそろそろ雨が降るのは目に見えていた。

 だから、気分が余計に暗くなったのかもしれない。思い出したのは――あの日、メイクデビューの日の出来事。


「……なんで、なんで誰も、トレーナーのこと、覚えてないんだよぉ……」


 シーツを握って、涙を湛え、ツインターボは小さくつぶやいた。

 レースが終わって気を失い――気付いた時には、トレーナーは記憶ごとこの世界か消えてしまっていた。

 誰に聞いても二言目には「そんな人いたか?」と返ってくる。

 ツインターボだけが、トレーナーという人物の存在を確信していて。だが、周囲の人々はその存在を懐疑的に見ていて……。そんな状況に置かれたツインターボは、もう心が疲れ切っていた。

 わがままを言っても笑って聞き入れてくれた。消えて初めて、いろんなことに気を遣ってくれていたことに気が付いた。……世界で一番の味方が、消えてしまったということに気付いてしまった。

 ……苦しかった。

 息がつまるような、閉塞を感じた。

 雨が降ってきて、それがベランダに小さく打ち付けて。

 その甲高い音だけが、今のツインターボの味方だった。

 誰もがツインターボを慰めに来た。ただ、その心を癒すものは、本質的に存在しない。

 どれだけ待っていても、どれだけ望んでいても、いない――。


「……だれか、だれか覚えてないのかなぁ……」


 うっすらと隈の残る瞳で、外を眺める。

 これが御伽噺ならば、いい子にして待っていれば空から降ってくるのかもしれないけれど……。

 負けてしまったツインターボは、もう夢を見てばかりではいられなくなっていた。

 現実はまだまだ子供であるツインターボに、敗北の二文字を突き付けてしまっていて。


「……く、う、ぁ……!」


 シーツを小さな手でぎゅっと握って、寄った皴に水滴が落ちていく。

 この世界は残酷で、救いなんてなかった。

 そう思わせるに十分な絶望を、ツインターボは既に抱えていた。

 ……だから、もう。


「君は幸せになるべきだ、ツインターボ」


 幸せになってほしい――。そう願った誰かの祈りは形となる。

 ……そのウマ娘によって、ツインターボがターフに舞い戻るのは、また別の話。

756: ◆FaqptSLluw 2021/08/25(水) 16:24:02.45 ID:+hM7VL0K0
時間ができたのでもういっちょスーパー・ショート・ショートをば

―――


「蹄鉄よし、勝負服、よし……!」


 かるくつま先を叩いて、スペシャルウィークは立ち上がる。

 控室から少し歩けば、そこには客の喊声渦巻く中山競馬場のパドックが広がっていた。

 ……有馬記念。スペシャルウィークはあれから血のにじむような努力を重ねて、大舞台に立っていた。


――”トレーナーなしで有馬まで上り詰めた超有望株”。


 それが今のスペシャルウィークの評価。本人は事あるごとに否定するので、謙虚で実力もあるウマ娘として人気を博していた。

 だが、それは真実ではない。――彼女にも、トレーナーがいる。

 ただ、今ここにはいないというだけだ。今もトレーナーは自分のことをきちんと見てくれている。

 ”一緒に日本一を目指さないか”と、スペシャルウィークに声を掛けたトレーナーが、私の晴れ舞台を見ていないわけがない。

 スペシャルウィークはもう三年も経つというのに、トレーナーのことを忘れず、信じていた。


「……トレーナーさん。私、絶対に勝って勝って、日本一になりますから――!」


 ゲートについて、駆け出す準備。両隣のウマ娘も――確かに、名だたる強者。

 でも、とスペシャルウィークは思う。

 どれだけ強くたって、負けるわけにはいかない。もう負けたくない。

 あの日、トレーナーが消えた日、スペシャルウィークは強く誓ったのだ。


「絶対に、負けない」


 ゲートが開かれ、体は風をまとって前へ進む。

 ブルネットの髪が流れ、姿勢は前傾。序中盤は脚を溜めて。

 終盤で、解く。

 爆発的な加速を見せたスペシャルウィークは、他のウマ娘をごぼう抜きし、一気に先頭集団に躍り出る。


――それは、まさしく星の如き加速だった。


 全てを過去に置き去るようなレースの結果は、もはや第四コーナーから最終直線に入った時点で明白だった。

 後悔や絶望を振り払う走りは、その先に誰の背中も写さない。

 夢や希望は、誰かのを追うモノじゃないから、もう背中は見ない。


「――トレーナーさんッ!」


 声高に、叫ぶ。トレーナーがどこにいても、彼女のことを見つけられるほどに。


「私、どこにいてもトレーナーさんが見つけられるくらいに輝きますから!」


 だから。


「いつかまた、会いに来てください……! 私にいつか、あの時のお礼をさせてください!!」


――いつかまた、会いましょう。絶対に!


757: ◆FaqptSLluw 2021/08/25(水) 16:42:03.74 ID:+hM7VL0K0
もういっちょ。

文字量は正式にイベントを踏んだ時よりも短くなってます。

―――

「……君にはそこそこ期待していたつもりだったんだ、マヤノトップガン」
「会長、さん……?」


 シンボリルドルフに呼び出されたマヤノトップガンは、開口一番突きつけられた言葉に思わず硬直した。

 確かに、ここ何日かは少し落ち込んでいて、トレーニングも疎かになりがちだった。

 でも、だからといって――。


「君がナリタブライアンに勝つ? それは皮算用というやつだ。諦めたほうがいい」
「……会長さんでも、言っていいことと悪いことがあるよ」
「何故だ? 私はただ――事実を述べているにすぎんよ」


 かちん、と。頭の何処かが切れるような感触がした。

 確かに、ナリタブライアンに敵わないことは分かっている。

 だが、そんな言い方があるものか。

 今までの努力を否定するような、そんな言い様を許せるものか。


「訂正して、会長さん」
「訂正する必要がどこにある、マヤノトップガン。先ほども言ったがこれは事実だ。人間が水の中で息をしようとするのを止めることに、何の理由や説明がいる? 訂正する必要もあるまい」
「……じゃあ、どうして! どうして会長さんはマヤにいろんなことを教えてくれたの……?」


 シンボリルドルフの瞳をまっすぐと見て、マヤノトップガンは問う。

 放課後の、あの時間。楽しいばかりとは言えなかったが、シンボリルドルフと共にナリタブライアンを打倒するのはマヤノトップガンにとって好きな時間の一つだった。

 だから、本人から否定される理由が知りたかった。

 だが。


「気まぐれだよ、マヤノトップガン」


 その一言で、マヤノトップガンが覚えていたすべての好意的な記憶が、砕ける音がした。


「……期待した私が馬鹿だったよ。一度打ちのめされるといい。身の程を理解できるんじゃないか?」


 膝を、着くしかなかった。

 気付かないうちに瞳からは涙があふれ、コンクリートにしみこんでいく。

 その跡も、夏に近づく気温のせいで直ぐに乾いて、まるで嘘みたいに消えていく。

 全ては虚飾で。

 真実は、この心だけだった。


―――

「……手間を掛けたな」
「構わない。外ならぬ君の願いならな――ブライアン」
「……」
「それにしても、自分の未明を恥じるのみだ。全てのウマ娘の幸せを願っているとは言うが、悲しませることでしか事態を解決できないとは」
「……誰もアンタのことを責めないだろ」
「それでも、だ。……後は頼むよ、私も少し……堪えた」


759: ◆FaqptSLluw 2021/08/25(水) 17:03:51.85 ID:+hM7VL0K0
もういっちょスーパー・ショート・ショート。
ゴルシがリミテッドイベントのクリスマスを踏んだ場合、秋川理事長もたづなさんも出てきません。
全て一人で解決します。

―――

「よぉ、トレーナー! そんなとこでアルマジロみたいに丸まってどうしたんだ?」
「――ゴールドシップ」
「は、さては――ダンゴムシごっこだな?! 岩役を探してるトコだったんだな」


 街道の路地裏。いつもの笑顔を浮かべてゴールドシップはそこに立っていた。


「……ごめん、ゴールドシップ。今は一人にしてくれないか」
「……。あぁん? どうしたんだよいきなり、ゴルシちゃんをハブって一人でダンゴムシごっこに洒落込むとはいい度胸じゃねーか」
「…………違うんだよ。とにかく、一人にして――」


 不意に、ぐいと引っ張り上げられた。

 そしてそのまま壁に優しく押し付けられ、またぐらに足が差し込まれた。

 そのまま顎をくい、と持ち上げられ――視界いっぱいにゴールドシップの顔が映った。

 いつも通り、綺麗な顔だ。――ただ、そこに浮かべられている表情は、いつものにやけ顔ではなく、真剣なものだった。


「おいおい、いきなりどうしたんだよ。――トレーナーしては珍しく弱気のヘナちゃんじゃねーか」
「……」
「答えろよ。アタシのトレーナーともあろうものが、青菜に塩ブッ込んだみてーな顔してるんだ。何かあるんだろ?」


 どうなんだよ、と。差し込まれた足が強く持ち上げられる。

 目線が強制的にあわされて、俺はそれを咄嗟に逸らした。


「……あたくし、ちょっと頭に来ましてよ」
「……」
「ちょっとついて来いよ。てか連れてくから」
「え、ちょ」


 俺が何かを言う前に、ゴールドシップは手際よく俺を横抱きにして、どこかへと駆け出した。

 商店街を疾走するゴールドシップ、その腕に抱えられている俺。

 物珍しさに目を向けてくる住民たちと目が合うたび、俺は死にたくなった。


―――


「うじうじしてんじゃねー。どうせ”俺はクソ雑魚アホトレーナーだから、天才ゴルシちゃんとつり合いが取れないんだーえーん”とか言ってたんだろ?」

「……おおむねその通りだけど」

「くっだらねーこと考えてんな、オマエ。オマエ以外にゴルシちゃんのトレーナーは務まらないって知ってっか?」

「……は?」

「アタシについて来れるトレーナーはオマエだけだって言ってんだよ。ほら、わかったら救命胴衣準備しろ!」

「え? は?」

「気分が良くねぇんだろ? だったら――夜釣りじゃーい!」


763: ◆FaqptSLluw 2021/08/25(水) 18:39:10.76 ID:+hM7VL0K0
「――稟議書。本当に通るんだろうか」


 キンイロリョテイと別れた後、俺は稟議書を手にして理事長室前に立っていた。

 ……これを提示するという事は、俺がループしているという事は最初から説明することに他ならない。

 だが、俺には提出せざるを得ない理由があった。――URA優勝という、大望が。

 マヤノトップガンの育成を終えてみてわかった。ウマ娘を育成する上で欠かせない要素の一つに”他のウマ娘の協力”がある。

 前回のループではシンボリルドルフが協力してくれたが、今ループでも同じように上手くいくとは思えない。

 であれば、最初からウマ娘の協力を取り付けられる状況――つまりチームを作成することは必要だと強く思う。


「考えているだけじゃだめだな。提出しに行くか」


 二度扉を叩けば、内側から秋川理事長の声が返ってくる。

 俺は「失礼します」と扉を開き、中へと入る。


「挨拶ッ! お疲れ様だ!」
「お疲れ様です、理事長。今少しお話よろしいでしょうか?」
「肯定! ……君は、先週着任したばかりのトレーナーだな、何か用か?」


 こちらを、と秋川理事長に稟議書を差し出す。

 既に決済印が押されたそれに、秋川理事長は首をひねって疑問を露わにした。


「……疑問。このような提案の決済印を押した覚えはないが……」
「当然でしょう。……なぜならば、その決済印は、貴方ではない秋川理事長に押してもらったものですから」


 俺がそう言えば、秋川理事長は首をひねった。

 言っていることの意味が良く理解できていないようだ。……まぁ、当然の反応だろう。

 このままでは、話が進むこともない。

 そもそも話すつもりだったので、俺は自身が陥ってしまっている状況の仔細を理事長へと話した。

 最初こそ理解が出来ないとばかりに何度も話を止めていた理事長だったが、実際の体験を交えて話せば次第に懐疑的な態度が打ち解けていく。

 ……さすが、若いなりに理事長をしているだけはあった。


「成程。理解はしたぞ、理解は。ただ、だからといってすぐに稟議を通すわけにはいかないが……」
「……いえ、通した方がよろしいかと」
「……シンボリルドルフ、いつからそこに?」


 俺がそう問えば、シンボリルドルフは苦笑いを浮かべて、扉の方を手で示した。

 ……開けっ放しだった。

764: ◆FaqptSLluw 2021/08/25(水) 18:55:20.66 ID:+hM7VL0K0
「おおよその事情は把握しました。……してしまった、と言ったほうが正しいですが」
「……ああ、むしろ手間が省けた、ともいえるかな」
「手間が省けた、という事は――もともと私にも話そうと?」


 シンボリルドルフが首をかしげた。


「ああ。ウマ娘のケアは、ウマ娘に任せるのが一番いい」
「……同感です。なるほど、ではこれからの話し合いには私も加わるとして――」


 シンボリルドルフは秋川理事長の方に向き直り、今一度同じ言葉を繰り返す。


「理事長、その稟議は通すべきです」
「熟慮……。なぜそう思うか、意見を聞かせてくれ、シンボリルドルフ」


 では失礼して、とシンボリルドルフが理事長室に備え付けのホワイトボードに向かう。

 トレセン学園と書き、何かの数字を書く。……これは、ウマ娘の総数と、トレーナーの総数……だろうか。


「――そもそも、トレセン学園は慢性的なトレーナー不足です。それはひとえに、ウマ娘のありとあらゆる調整を行うという点で、トレーナーという職業が特殊技能職であることが原因だと思われます」
「肯定。確かに、トレセン学園におけるトレーナーの総数は、ウマ娘の在籍数を下回っている」
「ある程度は私たちのような高学年のウマ娘が面倒を見ていますが、個々人の面倒を見るには手が回りません。私たちとて競争バですから」


 確かに。寮母や指導役のウマ娘などはいるが、その全てがレースに出ることを目指しトレーニングを行っているウマ娘たちだ。

 練習の時間を割いてまで、個々人に構っている暇はない。冷酷なようだが、そもそも彼女たちがトレセン学園に居るのだって、レースに勝ちたいが為なのだ。


「ですが、1人のトレーナーが複数人のウマ娘の面倒を見ることができればどうでしょうか。トレーナーの負担は増すでしょうが、確実に個々人への対応力が増すと考えられます」
「疑問。確かに言うことは分かった。ある程度の説得力もあると思う。だが――トレーナーの負担についてはどう考える?」
「――希望性を採ればよいかと。余裕があるトレーナーに希望してもらい、実績に応じて複数人のウマ娘の面倒を見せる」


 シンボリルドルフがそう提案すると、理事長は少し悩んで――そして結論を出す。


「承認。とりあえず、私にはとても魅力的な提案に見えるッ。だが、さすがにたづなに了解を得ないとマズいからな……。たづなに聞いてから、追って沙汰を言い渡そうッ!」
「……ありがとうございます」


 シンボリルドルフが頭を下げる。俺はただ事態の推移を見守ることしかできずに、追うように頭をさげた。

 それにしても、やけにシンボリルドルフの対応が迅速な気がする。聡明なシンボリルドルフとはいえ、さすがにループなどと説明がされれば困惑するのが常ではないんだろうか。

 ……まぁ、気にしていても何も始まらない。手助けに感謝するだけにとどめておこう。

765: ◆FaqptSLluw 2021/08/25(水) 19:02:05.21 ID:+hM7VL0K0

 それから数日が経過した。俺の稟議書は無事に通ったようで、理事長から正式に「チーム結成」についての通達が為された。

 チームを結成するにあたっての条件は簡単だ。トレセン学園のトレーナーであること。

 とはいえ、最初から何人ものウマ娘の面倒を見させるわけにもいかないらしく、実績を上げたことがないトレーナーは2人チームを結成することしか出来ない、とのこと。

 とはいえ、チームを結成することは出来るわけだ。


「……というわけで、チームを結成しようと思う」
「お、なかなか粋なことするな」
「……意外だな、君はこの手のことに否定的だと思ってたが」


 窓際で知恵の輪を解いていたキンイロリョテイは、俺の方を不愉快そうな視線で見つめる。


「いやアンタ、私と関わってまだ一日二日だろ? なに理解した気になってんだよ」
「態度から推察したまでだ。……ちなみに、なんで好意的なのか聞いても?」
「あ? 決まってんだろ、そんなん……」


――青春って浪漫だろ、そりゃアンタ。


 言われてなるほど、と思った。



766: ◆FaqptSLluw 2021/08/25(水) 19:08:12.21 ID:+hM7VL0K0
トレーナー「誘うウマ娘は誰でもいいのか?」

リョテイ「まぁ、ヘンな奴じゃなければ」

トレーナー「じゃ、決まりだな。もう声はかけてあるんだよ」

リョテイ「へぇ。随分と手が早いんだな、アンタ」

トレーナー「……言い方を考えてくれ。まぁ否定はしないが」

リョテイ「……いや、否定しろよ」

――――

▼チームが結成されました。

▼ナイスネイチャの加入は、メイクデビュー後となります。

―――
[チームについて]
チームに加入したウマ娘は、練習やイベントなどに参加することになります。
原則として、安価での指定がなければ、チームの構成員となったウマ娘と育成ウマ娘は別行動をとりません。
また、構成員となったウマ娘も、育成ウマ娘と異なるレースに出走します。
これによる目標不達成は存在しませんが、勝利することにより育成ウマ娘に恩恵を齎すことが出来ます。

トレーナーの抱える秘密を共有するかどうかは安価に委ねられます。

詳細な設定については、設定の説明が必要な際に行います。

767: ◆FaqptSLluw 2021/08/25(水) 19:11:36.84 ID:+hM7VL0K0
トレーナー「……トレーナー室が凄く簡素に見える」

トレーナー「マヤノと一緒に過ごしていた時は、マヤノの私物とか結構あったからな」

トレーナー「キンイロリョテイの私物は……あ、この前の知恵の輪が窓枠に置かれたままだな……」

トレーナー「この感じだと、そう遠くないうちに私物にあふれることになるかもな」

トレーナー「……いかん、笑うな笑うな」

トレーナー「気を引き締めないと」

―――

[黄金探しの放浪者]キンイロリョテイ
スピード:86
スタミナ:47
パワー:22
根性:25
賢さ:19

―――

下1
トレーニング/お出かけ/休憩/その他(良識の範囲内で自由に)

768: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/25(水) 19:12:37.45 ID:M3KgUwVl0
トレーニング

771: ◆FaqptSLluw 2021/08/25(水) 19:17:26.96 ID:+hM7VL0K0
リョテイ「トレーニングか」

トレーナー「不服か?」

リョテイ「別に。まぁ、将来的にはそうなるかもしれないが、ね」

トレーナー「……どういうことだ?」

リョテイ「アンタが私に適した量のトレーニングを課すことが出来るか、ってコトだよ」

トレーナー「今日はどうあがいても軽く流すからな。どれだけ成長できるかはキンイロリョテイ、君次第だ」

リョテイ「ま、初回なんてそんなもんだろ。理解はしてるが――言い方、もう少し柔らかくできないのか」

トレーナー「……これでも十分柔らかくしてるつもりだけどな」

リョテイ「……嘘がヘッタクソだなぁ、アンタ」

―――

[黄金探しの放浪者]キンイロリョテイ
スピード:86
スタミナ:47
パワー:22
根性:25
賢さ:19

―――

下1 トレーニングの種類

スピード/スタミナ/パワー/根性/賢さ
※サポートカード[スペシャルウィーク]アクティブ。根性の成長率に固定値追加。

―――

下2 トレーニングの効果量
※ゾロ目の場合は追加ロール

―――

772: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/25(水) 19:20:45.49 ID:WQ9mrwQYo
パワー

773: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/25(水) 19:21:18.83 ID:Voud/ofGo
ほーい

775: ◆FaqptSLluw 2021/08/25(水) 19:38:27.64 ID:+hM7VL0K0
トレーナー「総合的に見てパワーがないな」

リョテイ「ま、他のウマ娘と比べたら小柄に生まれたからな」

トレーナー「だろうな。今回は不足ぎみなパワーを補強しようと思う」

リョテイ「そうかい。何をすりゃいいんだ」

トレーナー「パワーの上昇ならこれと相場が決まってるだろ」

リョテイ「……だからジムだったのか」

トレーナー「まぁ、全体的なパワーの増強ならここ以上の場所はないしな」

トレーナー「一部分の筋肉を特化させるなら他にもあるけどな」

トレーナー「さて、まずは取り組んでもらおうか。君のキャパシティを見たい」

リョテイ「へいへい」

―――

▼キンイロリョテイのパワーが上昇した。
パワー:22(G)+83=105(G)



776: ◆FaqptSLluw 2021/08/25(水) 19:42:55.21 ID:+hM7VL0K0
「小柄なだけあってパワーは本当にないんだな」
「最初アンタもそう言ってただろ。まぁ、鍛える重要性は理解してるけどな」
「だったらいいんだ」


 それだけを告げて、踵を返そうとした時だった。

 ポケットに潜めておいた石が、唐突に発熱した。

 来たか、と俺は思った。

 ツインターボの時然り、マヤノの時然り、この石が光ったと思ったら力が増した。

 俺の[俯瞰・解]はこの石のことを因子と呼ぶことを示している。


「……おい、どうしたんだよいきなり押し黙って」
「キンイロリョテイ、今から体の異常があったら、無理せず休めよ」
「は?」


 キンイロリョテイの胡散臭いものを見る目が、俺のことを貫いた。

―――

下1 [トレーナー白書(当ループ限定品)]を使用するか


777: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/25(水) 19:43:42.46 ID:fMQgCyfSo
使う

778: ◆FaqptSLluw 2021/08/25(水) 19:56:27.03 ID:+hM7VL0K0

 発熱がピークに至り、突如として石や本の感触が喪失する。

 すると、目の前で俺のことを疑うように手を組んでいたキンイロリョテイの体が、跳ねた。


「……ッ! おい、これ、なんだよ……っ!」
「……」
「おい、答えろよ……! 怖いだろーが!」


 ……少しすると落ち着いたようで、キンイロリョテイは荒い息を吐きながら目の前に崩れ落ちた。

 周囲には誰もいない。ここを利用するとき、予め理事長に事情を話して貸し切りにしてもらったからだ。

 まぁ、ここ以外にもジムはいくつかあるからな。

 ……っと、そんなことはどうでもいい。今大事なのはキンイロリョテイのことだ。


「大丈夫か」
「……ああ。なんかポカポカするというか、温かい気持ちになると言うか――」
「キンイロリョテイ」
「なんだよ」
「――なんで君は泣いてるんだ?」


 驚くキンイロリョテイの両目には、キラキラと光るそれが湛えられていた。

 彼女はそれを慌てて拭うと、きっ、とこちらを睨みつけてくる。


「アンタ、ほんとに何したんだよ……!」
「警戒するようなことじゃない。機会が来たら話す」
「……信用ならないトレーナーの下で、ウマ娘が十全にトレーニングすると思うか?」
「いや、君はどうあがいてもトレーニングに励む」


 言い切った俺に対して、キンイロリョテイはぴくりと片眉を跳ね上げた。


「どうしてそんなことが言いきれる?」
「君が走る目的は俺じゃない。君の夢であり、浪漫だからだ。俺はその為の舞台装置に過ぎない、だろう?」
「……。はぁ、正解だよ、まったく。食えない奴だ」


 ため息を吐くキンイロリョテイ。だが、俺に対する疑心がなくなったわけではないらしく、指をピッと立てて、こちらに指してくる。


「……いつか話してもらうからな」
「そう言ってるだろ」
「チッ! 相変わらず感じ悪いな、アンタ」
「気に入らないか」
「……気に入るか気に入らないかの話じゃない。直したほうがアンタのためだって言ってんだよ」
「そうか、忠告ありがとう」


 俺がそう伝えると、キンイロリョテイは鼻を鳴らして、シャワールームの方へと向かう。

 ……特に悪影響などはなさそうだ。むしろ、何というか……肌つやが増したような。

 変な影響はなかったようで何よりだ。――まぁ、スキルも正常に受け継がれているし、変な影響が出るわけがないんだが……。

 心配なものは心配だ。ただそれだけの話。

 俺はキンイロリョテイにこのホッとした気持ちがバレないように、その場からそそくさと離れたのだった。


―――

▼トレーナー白書を使用した。
下1 獲得スキル
※コンマが大きいほど良いスキルを習得する。
※ゾロ目は追加ロール。

779: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/25(水) 19:58:03.04 ID:yrspui1oO
ハッピーカムカム

780: ◆FaqptSLluw 2021/08/25(水) 20:15:16.77 ID:+hM7VL0K0
▼スキル[お見通し]を獲得した。

▼夢のきらめきを使用した

▼因子継承開始

―――

■因子継承

[黄金探しの放浪者]キンイロリョテイ
スピード:86(G)+(12×2)=110(G)
スタミナ:47(G)+(12×3)=86(G)
パワー:105(G)
根性:25(G)+(12×3)=61(G)
賢さ:19(G)

▼スキル[先手必勝]を獲得した。

▼スキル[全身全霊]を獲得した。

▼固有スキル[シューティングスター]を獲得した。

▼固有スキル[これが諦めないってことだァ!]を獲得した。

▼固有スキル[ひらめき☆ランディング]を獲得した。

▼脚質[逃げ:G]が[逃げ:D]に上昇した。

―――

■夢のきらめき

[黄金探しの放浪者]キンイロリョテイ
スピード:110(G)×1.2=132(G)
スタミナ:86(G)×1.5=129(G)
パワー:105(G)×1.5=157.5→158(G)
根性:61(G)×1.2=73.2→74(G)
賢さ:19(G)×1.2=22.8→23(G)

[固有スキル:黄金天馬 Lv3]→[固有スキル:黄金天馬 Lv4](作戦:追込/判定)
・レース終盤に加速すると、勢いを付けて加速力を上げる。
(レース終盤の判定値に+100し、判定値の和を1.8倍する。倍数はスキルレベル依存)

黄金天馬Lv1:1.5倍
黄金天馬Lv2:1.6倍
黄金天馬Lv3:1.7倍
黄金天馬Lv4:1.8倍
黄金天馬Lv5:1.9倍
黄金天馬Lv6:2.0倍(スキルレベル最大)

―――

783: ◆FaqptSLluw 2021/08/25(水) 20:40:21.44 ID:+hM7VL0K0
全部で5つの変更点を設けております。各項目の詳細については、その説明が必要になった際に改めて申し上げます。

■■■■■

①固有スキルの変更点
――――――――――――――――――――――――――

1.固有スキル因子継承時の条件が撤廃されました。

・メイクデビュー等序盤事故率の低減
・ウマ娘本家との設定の著しい乖離
(本来であれば脚質関係なくスキルは継承可能)

――――――――――――――――――――――――――

2.全体的なスキル効果の見直しを行いました。

・固有スキルごとの個性が消失していたため
・展開のマンネリ化を防ぐ目的

――――――――――――――――――――――――――

3.スキルの種類を細分化しました。

・展開スキル(レース展開にコンマで効果が発動するスキル)
・判定スキル(レース終了時に、一定の条件を満たした際発動するスキル)
・以上二つに細分化されました

――――――――――――――――――――――――――



②通常スキルの変更点
――――――――――――――――――――――――――

1.通常スキル因子継承時の条件が撤廃されました。

・同上

――――――――――――――――――――――――――

2.全体的なスキル効果の見直しを行いました。

・同上

――――――――――――――――――――――――――

3.スキルの種類を細分化しました。

・同上

――――――――――――――――――――――――――



③進行における変更点
――――――――――――――――――――――――――

1.現在立っているイベントフラグについての明記

・円滑なスレ進行のため
・今まで分かりづらかったフラグの立ち方の明文化

――――――――――――――――――――――――――



785: ◆FaqptSLluw 2021/08/25(水) 20:48:45.18 ID:+hM7VL0K0


④脚質における変更点
――――――――――――――――――――――――――

1.脚質の変更点

・補正する能力値を一律で2つにしました。
>高い能力値になると、補正の数より倍率が高い脚質が有利になるため。

・逃げ(補正:スピード、賢さ)
適性S:+1.7倍
適性A:+1.5倍
適性B:+1.3倍
適性C:  0倍
適性D:-1.3倍
適性E:-1.5倍
適性F:-1.7倍
適性G:-1.9倍

・先行(補正:スピード、スタミナ)
適性S:+1.7倍
適性A:+1.5倍
適性B:+1.3倍
適性C:  0倍
適性D:-1.3倍
適性E:-1.5倍
適性F:-1.7倍
適性G:-1.9倍

・差し(補正:パワー、スタミナ)
適性S:+1.7倍
適性A:+1.5倍
適性B:+1.3倍
適性C:  0倍
適性D:-1.3倍
適性E:-1.5倍
適性F:-1.7倍
適性G:-1.9倍

・追込(補正:パワー、根性)
適性S:+1.7倍
適性A:+1.5倍
適性B:+1.3倍
適性C:  0倍
適性D:-1.3倍
適性E:-1.5倍
適性F:-1.7倍
適性G:-1.9倍

――――――――――――――――――――――――――



⑤賢さの変更点
――――――――――――――――――――――――――

1.レースにおける賢さの扱い
・以前と同様に、デバフなどで発生したマイナスを打ち消す能力を把持しています。
・それとは別に、能力値によって展開スキルに補正値を与えます。

1-1.補正値の変化

賢さSS+:2.45倍
賢さSS :2.30倍
賢さS+ :2.15倍
賢さS :2.00倍
賢さA+ :1.80倍
賢さA :1.70倍
賢さB+ :1.65倍
賢さB :1.60倍
賢さC+ :1.55倍
賢さC :1.50倍
賢さD+ :1.45倍
賢さD :1.40倍
賢さE+ :1.35倍
賢さE :1.30倍
賢さF+ :1.25倍
賢さF :1.20倍
賢さG+ :1.15倍
賢さG :0.00倍

――――――――――――――――――――――――――

789: ◆FaqptSLluw 2021/08/25(水) 23:23:38.63 ID:+hM7VL0K0
現時点での能力値です。

―――――――――――――――――――――――――――――――

[黄金探しの放浪者]キンイロリョテイ
スピード:132(G)
スタミナ:129(G)
パワー :158(G)
根性  :74(G)
賢さ  :23(G)
やる気:普通

―――――――――――――――――――――――――――――――
[固有スキル]
・[黄金天馬]Lv4(作戦:追込/判定)
レース終盤に加速すると、勢いを付けて加速力を上げる。
(レース終盤の判定値に+100し、判定値の和を1.8倍する)
―――――――――――――――――――――――――――
・[ひらめき☆ランディング]Lv2(汎用/判定)
最終コーナーで競り合うと、直線で抜け出しやすくなる。
(レース中盤に+補正が発生した場合、判定値+[200×SLv])
―――――――――――――――――――――――――――
・[シューティングスター]Lv1 (汎用/展開)
レース終盤で相手を抜くと、勢いに乗って速度が上がる。
(レース中盤までに+補正が発生した場合、判定値+[150+(25×SLv)])
―――――――――――――――――――――――――――
・[これが諦めないってことだァ!]Lv2 (作戦:逃げ/展開)
レース終盤で最後の力を振り絞り、速度が上がる。
(レース中盤までに-補正が発生している場合、判定値+[250×SLv))
―――――――――――――――――――――――――――――――
[通常スキル]
・先駆け(作戦:逃げ/展開)
レース序盤ですこし前に行きやすくなる。
(レース序盤に選択肢追加:+50の補正値)
―――――――――――――――――――――――――――
・先駆け(作戦:逃げ/展開)
レース序盤で前に行きやすくなる。
(レース序盤に選択肢追加:+100の補正値)
―――――――――――――――――――――――――――
・末脚(汎用/展開)
ラストスパートですこし速度が上がる。
(レース終盤に選択肢追加:+50の補正値)
―――――――――――――――――――――――――――
・全身全霊(汎用/展開)
ラストスパートですこし速度が上がる。
(レース終盤に選択肢追加:+100の補正値)
―――――――――――――――――――――――――――――――

[脚質]
逃げ:D(G) 先行:A 差し:C 追込:B

―――――――――――――――――――――――――――――――

[バ場適性]
芝:A ダート:G

―――――――――――――――――――――――――――――――

[所持アイテム]

・目覚まし時計(当ループ限定品) 1つ
 使用するとレース開始前まで時間が巻き戻り、やる気が上昇する。
 当ループ中のみ使用可能。

・夢のきらめき 1つ
 使用するとウマ娘の潜在能力を開花させる。
 開花させたウマ娘の潜在能力はループしても引き継がれる。
 担当ウマ娘選択直後に使用可能。探索時獲得。

・やる気ドロップス 3つ
 使用するとウマ娘のやる気を2段階上昇させる。
 どのタイミングでも使用可能。探索時獲得。

・サポートカード[スペシャルウィーク]/アクティベート
 願いの結晶。強く在らんとし、夢を駆けるウマ娘の親愛の証。
 根性を上昇させる練習に固定の効果値をプラスする。
 願いがいつか力となって、貴方の力になりますように。

790: ◆FaqptSLluw 2021/08/25(水) 23:27:39.85 ID:+hM7VL0K0
コピペミスの為アイテム追加です。

―――――――――――――――――――――――――――――――

・サポートカード[サンライトブーケ:マヤノトップガン]/インアクティベート
 願いの結晶。比翼連理を誓い、願いに駆けるウマ娘の親愛の証。
 スタミナを上昇させる練習に固定の効果値をプラスする。
 どれだけ時間が経っても、きっと会いに行きます。

―――――――――――――――――――――――――――――――

791: ◆FaqptSLluw 2021/08/25(水) 23:30:39.14 ID:+hM7VL0K0
お見通しもド忘れしてますね………………………………

―――――――――――――――――――――――――――――――
・お見通し(作戦:追込/判定)
左右に移動すると視野が広くなる。
(レース中盤のブロックによるマイナス補正を半分にする)
―――――――――――――――――――――――――――――――

792: ◆FaqptSLluw 2021/08/25(水) 23:42:13.80 ID:+hM7VL0K0
トレーナー「あれからというもの、キンイロリョテイは俺が近付くたびに遠のいていく」

トレーナー「……因子継承と呼ぶらしいアレが、どんな風にウマ娘に影響を及ぼすのかわからない」

トレーナー「それを考えていなかった俺の落ち度なのかもしれないが……少しだけ落ち込んでしまうな」

トレーナー「……ええい、むしろ近寄られないだけよかったと考えるべきだろ、もういい加減悩むな」

トレーナー「俺が目指すのは、URAファイナルズ。悩んでいてはたどり着けない」

トレーナー「……頑張るしかない。悩む暇もない」

トレーナー「動け」

―――――――――――――――――――――――――――――――

[黄金探しの放浪者]キンイロリョテイ
スピード:132(G)
スタミナ:129(G)
パワー :158(G)
根性  :74(G)
賢さ  :23(G)
やる気:普通

―――――――――――――――――――――――――――――――

下1
トレーニング/お出かけ/休憩/その他(良識の範囲内で自由に)
※メイクデビューまであと2ターン(当該ターン含む)。

―――――――――――――――――――――――――――――――

        【現在立っているフラグ】

■エクストライベント
・「????」/不明
―――――――――――――――――――――――――――
■メインイベント
なし
―――――――――――――――――――――――――――
■メジャーイベント
・「チーム結成」/メイクデビュー終了後
―――――――――――――――――――――――――――
■サブイベント
なし
―――――――――――――――――――――――――――
■プチイベント
なし
―――――――――――――――――――――――――――
■リミテッドイベント
なし
―――――――――――――――――――――――――――――――

793: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/25(水) 23:45:11.57 ID:JMvmh9UT0
お出掛け キンイロリョテイとラーメン

794: ◆FaqptSLluw 2021/08/26(木) 00:09:09.07 ID:3i77LfTq0
「おい」


 トレーニングが終了して、一息ついていた時だった。

 キンイロリョテイがこちらをじっと見ていた。

 何か言おうとまごついているのだろうか。だが、その割にはいくら待ってもその先の言葉が出てこない。


「何か用か」
「……な、何でもない」
「……何かある顔だろ、それは。なにか心配事でもあるのか」


 冷淡に問えば、キンイロリョテイは「ちげーよ」と近くにあった石を蹴る。

 うん、どう見ても何かある顔だな。


「……手がかかるウマ娘だ」
「はぁ?! なんだアンタ、喧嘩売ってるんなら買おうじゃねぇか!」
「そもそもまごついてるのは君だろうが」
「……ぐ、ぐぬぬ」


 ……経験則上、こういう風に伝えるべきことをまごつくのは、案外相手が奥手である場合だ。

 つまり、俺たちはある程度打ち解ける必要がある。

 互いに好意を持つ必要性はないが、それでも最低限の信頼関係を築いておく必要がある。

 で、あれば。取る手段は一つ。


「キンイロリョテイ――君、腹は減っているか」
「は? 何故?」
「いいから。どうなんだ?」
「……まぁ、減ってるけど」
「じゃあ決まりだ。シャワー浴びたら正門前に集合、いいな?」

 
 ノーとは言わせない。これくらいの強引さでことを進めたほうがいいタイプだ、彼女は。

 案の定「はぁ?!」などと声に出しつつも、正門には来るつもりらしい。

 ……これで、何とかなるといいんだが。




795: ◆FaqptSLluw 2021/08/26(木) 00:10:01.95 ID:3i77LfTq0


「キチンと来るんだな」
「……るせぇ。トレーナーがああ言ったんだ。意味がないことじゃない、そうだろ」
「ああ、きちんと意味を汲み取ってくれたようで何よりだ、キンイロリョテイ」


 小さく褒めれば、キンイロリョテイは耳をぴん、と立たせて驚いたような顔をした。

 見れば小さく尻尾も揺れている。……ひょっとして嬉しいのだろうか。

 小柄なのも相まって、少しだけ可愛らしく思えてくる。小動物みたいな?


「……アンタ、案外考えてること顔に出てるからな」
「そうか。気を付けるとしよう」
「ああ、そうしてくれ。――で、今日は何をするんだよ」


 正直に「夕ご飯を一緒に食べよう」なんて言ったら、結局断られるだろうし。


「兎にも角にも付いてきてくれ。怪しいことをするわけじゃない」
「――っ! あ、妖しいことってなんだよ……!」


 ぴくりと震えて、キンイロリョテイは声をあげた。


「は? ……そりゃ、あれだ。犯罪行為だよ」
「犯罪やる奴は口をそろえて”やらない”って言うんだよ……!」
「論理的に俺が勝てないからやめような。君、何をそんなに怖がってるんだよ」
「だって、男って暗がりに連れ込んで……するんだろ?」
「は?」


 思わず、冷えた声が出た。

 年端もいかない少女に対してそれを行うことを想像して、嫌な気持ちになったわけじゃない。

 ……何というか、そう思われてしまったのが、マヤノに申し訳なくて。

 その感情がつい漏れ出して、声に出てしまった。


「……ごめん、言いすぎた」
「どうして謝るんだ。君の指摘は正しい」
「じゃあどうしてアンタ……今にも死にそうな顔してんだよ」


 言われて、顔を触る。

 ……眉は下がるところまで下がって、口は真一文字に結ばれている。

 彼女の言う通り、どうやら知らず知らずのうちに表情が変わってしまっていたようだ。

 あわてて表情を直せば、キンイロリョテイは静かに俺のことを見ていた。


「”感じ悪いのは……あいにく事情があってそうなってるだけだ”だったか」
「………」
「何があったかは聞かないが……アンタ、その顔でうろつくなよ。捕まりでもしたら迷惑だ」


 ああ、と吐いた声は、小さく響いた。

 お互いが口を閉ざし、何も言えない空気が漂う。

 ……そんな時、ふと、俺の腹の虫が鳴った。


「……飯、行こうか」
「……。飯食いに行くなら初めから素直に言っとけよ」
「……。次からはそうする」

797: ◆FaqptSLluw 2021/08/26(木) 00:29:35.78 ID:3i77LfTq0
「ラーメン屋、か」
「何か思い入れでもあるのか?」
「なんでそうなるんだよ。全ての文末に意味を求めんな」


 キンイロリョテイに呆れられながら入ったその店は、前回のループでたづなさんに教えてもらったラーメン屋だった。

 とっておきの場所ではないらしいが、それでもたづなさんのお眼鏡にかなった店だ。

 キンイロリョテイの好みはわからないが、気に入る一品はきっとある。


「へえ、いい雰囲気だな」
「そうか、そう思ってもらえるなら誘った甲斐があった」
「ああ、この机が少し油でベタついてるとこなんて最高だな、記憶しとく」
「結構イケる口なんだな、君は」


 素直に感心していると、キンイロリョテイも「アンタもな」などといってくる。

 やはり食事に対する興味関心が強い傾向があるウマ娘と交友関係を築くなら、飯に誘うのが一番だ。

 それに、今回は特にクリーンヒットらしかった。キンイロリョテイも(表情からは読み取りづらいものの)ご満悦だ。


「俺は……そうだな、黒豚骨にしようか」
「あ? あー……そっちも気になるな、どうしようか」
「気になるなら、少し分けてやろうか?」


 俺がそう言うと、キンイロリョテイの耳はピンと勢いよく立ち――。

 次の瞬間には、彼女はそれを抑える。


「……いらない」
「わかった。じゃあ何頼むんだ?」
「……この赤の味噌」


 店員を呼び、注文を伝える。その時こっそりと、取り皿を要求するのも忘れない。

 さて、これから少し時間がある。何か話そうか――と思ったが、キンイロリョテイはつい、と顔を逸らしていて話になりそうもない。

 ……仕方がない。本当ならば今日一日で打ち解けたかったのだが、そうもいかないのだろう。

 諦めて、徐々に食べ物で釣る……もとい、親睦を深める作戦を採ろう。

798: ◆FaqptSLluw 2021/08/26(木) 00:30:11.72 ID:3i77LfTq0


「……お、来たみたいだな」
「……いいにおい」
「伸びないうちに食うぞ。――いただきます」


 手を合わせて、割り箸を割る。

 そしてまず――自身のラーメンから、麺をひと掬いと、スープを少し取り皿へ。ついでにチャーシューもおまけしておこう。

 不思議な目でこちらを見るキンイロリョテイに――それを差し出す。


「はい」
「……いいのか?」
「早く食べろ、伸びるぞ」
「……っ」


 小さく舌打ちして、それを受け取るキンイロリョテイ。

 まだまだ信頼関係を築くには時間がかかりそうだ。

 そんなことを考えているとき、ふと――そっぽを向いたキンイロリョテイの口から、何か言葉が漏れた。


「……何か言ったか?」
「何も! 言って! ない!」
「……そうか。冷めないうちに食べろよ」


 そう言えば、キンイロリョテイは小さく鼻を鳴らして、ラーメンを食べ始めた。

 ……これで、少し関係が良くなるといいんだけどな。


―――

▼キンイロリョテイのやる気が上がった。
普通→絶好調

799: ◆FaqptSLluw 2021/08/26(木) 00:33:57.85 ID:3i77LfTq0
トレーナー「あれからというもの、キンイロリョテイの態度が少し軟化した」

トレーナー「……ような気がする。気がするだけだ」

トレーナー「距離感はそのままなんだが、あちら側からこちらに対する質問を行うようになったのは大きな進歩だと思いたい」

トレーナー「……なんだか、新鮮だな、と思う」

トレーナー「今まではスペシャルウィーク、ツインターボ、マヤノ……と、割と素直な子たちを育成してきたからな……」

トレーナー「うーむ……それにしても心配だ……上手く行くのかね」

―――――――――――――――――――――――――――――――

[黄金探しの放浪者]キンイロリョテイ
スピード:132(G)
スタミナ:129(G)
パワー :158(G)
根性  :74(G)
賢さ  :23(G)
やる気 :絶好調

―――――――――――――――――――――――――――――――

下1
トレーニング/お出かけ/休憩/その他(良識の範囲内で自由に)
※メイクデビューまであと1ターン(当該ターン含む)。

―――――――――――――――――――――――――――――――

        【現在立っているフラグ】

■エクストライベント
・「????」/不明
―――――――――――――――――――――――――――
■メインイベント
なし
―――――――――――――――――――――――――――
■メジャーイベント
・「チーム結成」/メイクデビュー終了後
―――――――――――――――――――――――――――
■サブイベント
なし
―――――――――――――――――――――――――――
■プチイベント
なし
―――――――――――――――――――――――――――
■リミテッドイベント
なし
―――――――――――――――――――――――――――――――

800: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/26(木) 00:40:15.64 ID:RCByDjFx0
お勉強たーいむ
かしこさ上げていかないときついでしょこれ

801: ◆FaqptSLluw 2021/08/26(木) 02:11:58.26 ID:3i77LfTq0

トレーナー「……というわけでトレーニングだが」

リョテイ「なにがというわけで、だ……。一体誰に向かって喋ってるんだよ」

トレーナー「独り言が多くなってな……。ともかくトレーニングをやるが……」

リョテイ「……な、なんだよ。もったいぶんなよ……」

トレーナー「トレーニングをやるぞ」

リョテイ「……」

トレーナー「トレーニングをやるぞ」

リョテイ「……おう」

―――

[黄金探しの放浪者]キンイロリョテイ
スピード:132(G)
スタミナ:129(G)
パワー :158(G)
根性  :74(G)
賢さ  :23(G)
やる気 :絶好調

―――

下1 トレーニングの種類

スピード/スタミナ/パワー/根性/賢さ
※サポートカード[スペシャルウィーク]アクティブ。根性の成長率に固定値追加。

―――

下2 トレーニングの効果量
※ゾロ目の場合は追加ロール

―――


802: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/26(木) 02:13:46.22 ID:9VDmHF4Go
賢さ

803: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/26(木) 02:35:54.50 ID:wjtCs6jc0
へい

811: ◆FaqptSLluw 2021/08/26(木) 19:53:53.88 ID:3i77LfTq0
能力値のランク付けは、アプリ版ウマ娘プリティーダービーの設定に準じています。
下記のとおりです。

――――――――――――――――――――――――――

SS+:1150~1200
SS :1100~1149
S+ :1050~1099
S :1000~1049
A+ :900~999
A :800~899
B+ :700~799
B :600~699
C+ :500~599
C :400~499
D+ :350~399
D :300~349
E+ :250~299
E :200~249
F+ :150~199
F :100~149
G+ :49~99
G :01~49

――――――――――――――――――――――――――

812: ◆FaqptSLluw 2021/08/26(木) 19:58:03.91 ID:3i77LfTq0
リョテイ「へえ、勉強か」

トレーナー「知識は武器だって古の賢人も言ってたぞ」

リョテイ「ま、私も同意だな。やっぱ知らなくて損することは色々あるってモンだ」

トレーナー「へぇ、随分と訳知り顔で語るな」

リョテイ「食堂でシャトーブリアンが出る日とか知らないと損するだろうが」

トレーナー「……俗的だな」

リョテイ「むしろ私が高尚だと思うのか、アンタは」

トレーナー「……思わないな」

リョテイ「なんだかそれはそれでムカつくな、オイ……」


――――――――――――――――――――――――――

▼キンイロリョテイの賢さが上昇した。

賢さ:23(G)+50=73(G+)

――――――――――――――――――――――――――

813: ◆FaqptSLluw 2021/08/26(木) 20:10:29.07 ID:3i77LfTq0
(あ、ステータスのランク付け間違ってますね……。訂正したものを下記に添付しておきます)

―――――――――――――――――――――――――――――――

――メイクデビューまで、あと0ターン。


―――――――――――――――――――――――――――――――

[黄金探しの放浪者]キンイロリョテイ
スピード:132(F)
スタミナ:129(F)
パワー :158(F+)
根性  :74(G+)
賢さ  :73(G)
やる気 :絶好調

―――――――――――――――――――――――――――――――
[固有スキル]

・[黄金天馬]Lv4(作戦:追込/判定)
レース終盤に加速すると、勢いを付けて加速力を上げる。
(レース終盤の判定値に+100し、判定値の和を1.8倍する)
―――――――――――――――――――――――――――
・[ひらめき☆ランディング]Lv2(汎用/判定)
最終コーナーで競り合うと、直線で抜け出しやすくなる。
(レース中盤に+補正が発生した場合、判定値+[200×SLv])
―――――――――――――――――――――――――――
・[シューティングスター]Lv1 (汎用/展開)
レース終盤で相手を抜くと、勢いに乗って速度が上がる。
(レース中盤までに+補正が発生した場合、判定値+[150+(25×SLv)])
―――――――――――――――――――――――――――
・[これが諦めないってことだァ!]Lv2 (作戦:逃げ/展開)
レース終盤で最後の力を振り絞り、速度が上がる。
(レース中盤までに-補正が発生している場合、判定値+[250×SLv))
―――――――――――――――――――――――――――――――
[通常スキル]

・先駆け(作戦:逃げ/展開)
レース序盤ですこし前に行きやすくなる。
(レース序盤に選択肢追加:+50の補正値)
―――――――――――――――――――――――――――
・先駆け(作戦:逃げ/展開)
レース序盤で前に行きやすくなる。
(レース序盤に選択肢追加:+100の補正値)
―――――――――――――――――――――――――――
・末脚(汎用/展開)
ラストスパートですこし速度が上がる。
(レース終盤に選択肢追加:+50の補正値)
―――――――――――――――――――――――――――
・全身全霊(汎用/展開)
ラストスパートですこし速度が上がる。
(レース終盤に選択肢追加:+100の補正値)
―――――――――――――――――――――――――――
・お見通し(作戦:追込/判定)
左右に移動すると視野が広くなる。
(レース中盤のブロックによるマイナス補正を半分にする)
―――――――――――――――――――――――――――――――

[脚質]
逃げ:D(G) 先行:A 差し:C 追込:B

―――――――――――――――――――――――――――

[バ場適性]
芝:A ダート:G

―――――――――――――――――――――――――――――――

814: ◆FaqptSLluw 2021/08/26(木) 20:10:55.33 ID:3i77LfTq0
―――――――――――――――――――――――――――――――

[所持アイテム]

・目覚まし時計(当ループ限定品) 1つ
 使用するとレース開始前まで時間が巻き戻り、やる気が上昇する。
 当ループ中のみ使用可能。

・夢のきらめき 1つ
 使用するとウマ娘の潜在能力を開花させる。
 開花させたウマ娘の潜在能力はループしても引き継がれる。
 担当ウマ娘選択直後に使用可能。探索時獲得。

・やる気ドロップス 3つ
 使用するとウマ娘のやる気を2段階上昇させる。
 どのタイミングでも使用可能。探索時獲得。

・サポートカード[スペシャルウィーク]/アクティベート
 願いの結晶。強く在らんとし、夢を駆けるウマ娘の親愛の証。
 根性を上昇させる練習に固定の効果値をプラスする。
 願いがいつか力となって、貴方の力になりますように。

・サポートカード[サンライトブーケ:マヤノトップガン]/インアクティベート
 願いの結晶。比翼連理を誓い、願いに駆けるウマ娘の親愛の証。
 スタミナを上昇させる練習に固定の効果値をプラスする。
 どれだけ時間が経っても、きっと会いに行きます。

―――――――――――――――――――――――――――――――
■トレーナースキル

・[俯瞰:解]
【第一段階】
 様々なデータを数値的に見ることができる。
 ラウンド数の認識、レース時の達成着順の確認が可能。
【第二段階】
 スキルを視覚的に把握可能になる。
 レース時、同一段階でのスキル同時発動が可能になる。
―――――――――――――――――――――――――――
・[戦術家]
 コンマによるランダム安価を用いる判定に対して使用することができる。
 安価を取り消し、代わりに選択肢の中から一つ任意のものを選択し、それを適用する。
―――――――――――――――――――――――――――
・[大人]
 汚い人間であるということ。
 一定以上の好感度の担当ウマ娘に対して、甘言を弄することで様々なバフを与える。
―――――――――――――――――――――――――――
・[共感覚]
 真の意味でウマ娘と通じ合い、自身の持つ知識や経験などを余すことなく伝えることができる。
 ウマ娘の所有する脚質、距離適性、スキルのヒントレベルを常に1上昇させる。
―――――――――――――――――――――――――――
・分岐する業(不明)
 効果不明
―――――――――――――――――――――――――――――――
■[スキルヒント:トレーナー]

・収束する条(パッシブ)Lv1(上限値) HLv:1
 詳細情報習得後公開。
―――――――――――――――――――――――――――
・運命の輪(パッシブ)Lv1(上限値) HLv:1
 詳細情報習得後公開。
 習得条件:[収束する条]習得。
―――――――――――――――――――――――――――

816: ◆FaqptSLluw 2021/08/26(木) 20:22:32.62 ID:3i77LfTq0

――五月某日。

 春は過ぎ、これから梅雨に差し掛かろうかという時期。

 事前に予報されていた気象とは打って変わって、晴天が頭上に広がっていた。

 太陽光に揮発する朝露によりバ場は湿り、稍重。

 ……とはいえ、キンイロリョテイにとってそこまで問題はなさそうだ。問題ではないと言うか、気にしていない……?

 相変わらず剛毅な性格のウマ娘だ、と俺は思う。その全てを自らの末脚で磨り潰せばいいとでも思っていそう。


「コンディションは?」
「言われなくても、アンタが十全に仕上げてくれたよ。気持ち悪いくらいに完璧だ」
「そりゃどうも」


 褒められたのか貶されたのか良く解らない言葉に、曖昧な返事を返す。

 キンイロリョテイはそれが面白くなかったのか、蹄鉄を鳴らして近付いた。


「なんだよ、言いたいことがあるならハッキリ言えよ」
「何でもない。君の勝利を祈っている、と言っただけだ」
「けっ、祈るな、そして願うなよ、ンなもん……」


 キンイロリョテイは、その小さな体躯を十分に解しながら、俺に背を向けて笑った。


「――勝利ってのはな、勝ち取るモンだ」


 大胆不敵な宣言と共に、彼女は控室からパドックへと躍り出た。

 ……なぜだろう。彼女の背中は酷く小さく見えるのに。

 なんだか、どんな背中よりも大きく見えるのは。 


「勝てよ、キンイロリョテイ」


817: ◆FaqptSLluw 2021/08/26(木) 20:26:09.89 ID:3i77LfTq0
―――――――――――――――――――――――――――――――

■レース

下1 作戦決定(コンマ)
逃げ[D]/先行[A]/差し[C]/追込[B]

01-10:逃げ[D]
11-50:先行[A]
51-70:差し[C]
71-00:追込[B]

―――――――――――――――――――――――――――――――

818: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/26(木) 20:26:29.20 ID:5Z8gsFevo

821: ◆FaqptSLluw 2021/08/26(木) 20:42:46.26 ID:3i77LfTq0
―――――――――――――――――――――――――――――――

▼キンイロリョテイの作戦が[先行:A]に決定しました。

―――――――――――――――――――――――――――――――

下1 キンイロリョテイの序盤の調子

01-25:出遅れ(ゴールのコンマ判定に-50の補正)
26-50:掛り(ゴールのコンマ判定に-25の補正)
51-75:順調な出だし(ゴールのコンマ判定の補正なし)
76-00:集中状態(ゴールのコンマ判定に+25の補正)
ゾロ目:補正効果1.5倍。マイナス補正の効果は消える。

―――――――――――――――――――――――――――

下2 キンイロリョテイの中盤の調子

01-25:ブロック(ゴールのコンマ判定に-50の補正)
26-50:掛り(ゴールのコンマ判定に-25の補正)
51-75:順調な出だし(ゴールのコンマ判定の補正なし)
76-00:快走(ゴールのコンマ判定に+25の補正)
ゾロ目:補正効果1.5倍。マイナス補正の効果は消える。

―――――――――――――――――――――――――――

下3 キンイロリョテイの終盤の調子

01-33:好走(ゴールのコンマ判定の補正なし)
34-66:末脚(ゴール時のコンマ判定に+50の補正)
67-00:全身全霊(ゴール時のコンマ判定に+100の補正)
ゾロ目:補正効果1.5倍。マイナス補正の効果は消える。

―――――――――――――――――――――――――――

下4 ゴールイン 着順確定

―――――――――――――――――――――――――――
【作戦】

■先行[A](補正:スピード、スタミナ)
補正がある能力値:1.5倍

―――――――――――――――――――――――――――
▼着順決定

[ 下4のコンマ+序盤補正+中盤補正+終盤補正]=レース中達成値

[ウマ娘の能力値から賢さを除いた合計]=能力値参照値

―――――――――――――――――――――――――――

【[レース中達成値]+[能力値参照値]+バ場補正/芝A(+100)+中距離適正A(+100)+やる気/絶好調(+100)=達成値

【判定スキル+達成値=固有達成値】

―――――――――――――――――――――――――――

固有達成値-(レース中全てのマイナス補正-賢さ)=最終達成値

―――――――――――――――――――――――――――

最終達成値が1100を超した場合 1着
※(100超えるごとにバ身が1伸びる。報酬増)
最終達成値が1000を越した場合 2~3着
最終達成値が900を越した場合  4~5着(掲示板)
最終達成値が900を下回った場合 着外

継続ライン:~3着

―――――――――――――――――――――――――――

レースなので連取は5分間隔で可能なものとします。
よろしくお願いいたします。

822: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/26(木) 20:43:41.37 ID:1BGnd+Ma0
おりゃ

823: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/26(木) 20:48:19.71 ID:/UYrBmMRo
えい

824: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/26(木) 20:50:05.15 ID:5Z8gsFev0
はい

825: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/26(木) 20:51:24.74 ID:1BGnd+Ma0
もう一丁

828: ◆FaqptSLluw 2021/08/26(木) 21:06:43.63 ID:3i77LfTq0
■キンイロリョテイ

▼レース展開
序盤(37):掛り(-25)
中盤(71):順調な出だし(0)
終盤(15):好走(0)
着順確定:74
――――――――――――
[-25]+[0]+[0]+[74]=49
49×[賢さ:G+]1.15=56.35 レース中達成値


▼作戦:先行(A) (スピード、スタミナに1.5倍の補正)
スピード:132(F)×1.5=198
スタミナ:129(F)×1.5=193.5
パワー :158(F+)
根性  :74(G+)
賢さ  :73(G+)
――――――――――――
[198]+[193.5]+[158]+[74]=623.5 能力値参照値



▼着順
[レース中達成値:56.35]+[能力値参照値:623.5]
+[バ場補正/芝A:100]+[中距離適正A:100]
+[やる気/絶好調:100]
=979.85 達成値
―――――――――――――
【固有スキル発動無しの為割愛】
―――――――――――――
[達成値:979.85]
[レース中全てのマイナス補正:25]
[補正後賢さ:73] 
―――――――――――――
[最終達成値:1004.85]

結果、キンイロリョテイ――3着!

831: ◆FaqptSLluw 2021/08/26(木) 21:48:23.27 ID:3i77LfTq0

 正直に言えば、このレースでキンイロリョテイが条件を満たせないことはない、と思っていた。

 体格故のフィジカルの弱さはあるものの、それを補って余りある瞬間的なパワーと瞬発力。

 伸ばせばGⅠでも通用するであろうと思われる素質が彼女にはある。

 ……だが、レースが始まれば、俺はその認識を改めざるを得なくなった。


―――


「……走法と脚質が、合ってない」


 中盤に差し掛かり、キンイロリョテイの走り方に違和感を覚えた。今回彼女が取っている戦法は先行策。

 序中盤からある程度リードを保っておくことが重要な作戦だが、そもそも彼女の強さは瞬間的なパワーと瞬発力。安定した出力を求められる先行策には、あまり向いていないとも言える。

 そもそも彼女の固有スキルは追込で真価を発揮するものだ。そう考えると――そこにミスマッチさを覚えないわけにはいかなかった。

 ……第四コーナーから回って、最終直線に入る。各ウマ娘がスパートをかける中、キンイロリョテイは先頭集団には食いついていた。だが、それも少しすると離され――やがてゴール。

 三着という結果は悪い結果ではない。俺のループ条件にも引っかかってはいないものの――。


「アンバランス、だな」


 キンイロリョテイの持つ不安定さに、俺は憂慮を深めることしかできなかった。


―――

■下1~5 リザルト
※コンマ分の能力値上昇
※ゾロ目の場合は追加ロール

スピード:下1
スタミナ:下2
パワー:下3
根性:下4
知識:下5

832: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/26(木) 21:52:04.68 ID:s1bXCcPY0
ここで1200になるまでゾロ目を出せば永久機関の完成や

833: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/26(木) 21:55:23.75 ID:5Z8gsFev0
せい

834: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/26(木) 22:37:23.57 ID:s1bXCcPY0
珍しく埋まらない

835: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/26(木) 22:38:14.22 ID:O3dV2Ajso
ぞろ

836: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/26(木) 22:38:23.06 ID:5Z8gsFev0
んじゃもっかい

839: ◆FaqptSLluw 2021/08/27(金) 11:56:38.25 ID:52at4mF80
下1 根性分の追加ロール
※ゾロ目の場合は追加ロール

840: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/27(金) 12:01:08.46 ID:lhU7SlPe0
ほい

842: ◆FaqptSLluw 2021/08/27(金) 12:42:13.65 ID:52at4mF80
[黄金探しの放浪者]キンイロリョテイ
スピード:132(F)+68=200(E)
スタミナ:129(F)+75=204(E)
パワー :158(F+)+57=215(E)
根性  :74(G+)+22+46=142(F)
賢さ  :73(G+)+06=79(G+)

843: ◆FaqptSLluw 2021/08/27(金) 13:03:24.26 ID:52at4mF80
トレーナー「……お疲れ様」

リョテイ「くっ……無様なところ見せたな」

トレーナー「別に無様じゃなかった。三着だって十分な成果だからな」

リョテイ「……そうかい」

トレーナー「だが、反省しなければならないことがあるのは確かだが――それ以前に、一つ聞きたいことがある」

リョテイ「何だよ」

トレーナー「――君、俺がトレーナーにつくまで我流でトレーニングやってただろ」

リョテイ「……そりゃ、トレーナーが居ないんなら我流でやるしかないだろ?」

トレーナー「トレセン学園の先輩に教わったりしなかったのか」

リョテイ「……あいにく、私は人付き合いが得意な方じゃなくてね」

トレーナー「だからか……」

リョテイ「だからかって、何がだよ」

トレーナー「君がちぐはぐだという話だ、キンイロリョテイ」

リョテイ「――あ?」

―――――――――――――――――――――――――――――――

トレーナー「……というわけで、教育する時間が必要なんですよ」

たづな「なるほど。確かにキンイロリョテイさんは、あまり他人と関わらないですからね……」

トレーナー「一応目標設定は……ここ辺りにするつもりですけど、構いませんか」

たづな「ええと、どれどれ……」

―――――――――――――――――――――――――――――――


下1 目標設定
――――――――――――
・ホープフルステークス
ターン数:12
難易度:中
報酬:中
――――――――――――
・皐月賞
ターン数:20
難易度:高
報酬:高
――――――――――――
・日本ダービー
ターン数:25
難易度:特高
報酬:特高
――――――――――――

844: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/27(金) 13:14:18.65 ID:znAXn+E/0
ホープ
皐月とかダービーは余裕あったら目標とは別で出ようか

845: ◆FaqptSLluw 2021/08/27(金) 13:55:33.98 ID:52at4mF80
たづな「――ホープフルステークス、ですか」

トレーナー「はい、さすがに十二月の末に至ればある程度改善は出来るかと」

たづな「いいですね、目標設定としても適切ですし、こちらから言うことは何もありません!」

トレーナー「ならよかった――」

トレーナー「……あ、たづなさん。それとは別件なんですけど、一つお尋ねしたいことがあるんです」

たづな「え? はい、何でしょうか?」

トレーナー「……おいしいラーメン屋、今度教えてくれませんか」

たづな「ふむ……。覚悟はおあり、なんですね?」

トレーナー「はい! ……え、覚悟?」

たづな「いいお返事ですね! それでは、都合のいい日にお声がけください! とっておきをお教えしますよ!」

トレーナー「え? ちょ、覚悟ってなんですか――!」

―――

▼[サブイベント:ラーメン道、その窮極に迫る――!]のイベントフラグが立ちました。

▼次の目標がホープフルステークスに定められました。


847: ◆FaqptSLluw 2021/08/27(金) 14:26:03.07 ID:52at4mF80
トレーナー「さて、キンイロリョテイ。今日はミーティングの日だ」

リョテイ「おう。で……その書類の束はなんだ?」

トレーナー「見てみるか?」

リョテイ「おう」

リョテイ「……おい、アンタ私を殺す気か?」

トレーナー「いや? 活かす気しかない」

リョテイ「殺人的な量のトレーニングを見せておいて、言うに事を欠いて生かす? ふざけてんだろ……」

トレーナー「だが、痛感しただろ? 君の得意戦術とする先行策で、あの結果……。他のウマ娘も強かったとはいえ、君のポテンシャルはあの中では一番だった」

リョテイ「……」

トレーナー「君は浪漫を追い求めている。だから同時に理解もしているはずだ」

トレーナー「――浪漫を追い求めるには、実力も必要だ、と」

リョテイ「……理解はしてるよ、理解はな」

リョテイ「……はぁ、わーったよ、やればいいんだろ、やれば……!」

リョテイ「それにアンタが無理して作ってんだ、それに応えなくて何がウマ娘だ」

トレーナー「……そんなに無理してるように見えるか?」

リョテイ「鏡見たことあるか? アンタの目の隈、私の黒鹿毛くらい真っ黒だぞ」

トレーナー「……そうか」

リョテイ「アンタも不器用だよなぁ。損する生き方だぜ、それ」

トレーナー「余計なお世話だ」

リョテイ「ま、どうとらえるかはアンタ次第だ。だけど――」

リョテイ「――だけどアタシは、そう言う生き方、嫌いじゃない」

リョテイ「じゃ、またな”トレーナー”」

トレーナー「お、おう」

トレーナー(……あれ、呼び名が変わった?)
―――――――――――――――――――――――――――――――
▼メインイベント[地に閃く黄金の旅程]が開始します。

・メインイベント[地に閃く黄金の旅程]開始後、行動安価に[メインイベント進行]が追加されます。
・当イベントはいくつかの進行度によりチャプター分けされており、キンイロリョテイの育成中のどのタイミングでも進行することが可能です。
―――――――――――――――――――――――――――――――
[黄金探しの放浪者]キンイロリョテイ
スピード:132(G)
スタミナ:129(G)
パワー :158(G)
根性  :74(G)
賢さ  :23(G)
やる気 :絶好調
―――――――――――――――――――――――――――――――
下1
トレーニング/お出かけ/休憩/メインイベント進行/その他(良識の範囲内で自由に)
※ホープフルステークスまであと12ターン(当該ターン含む)。
―――――――――――――――――――――――――――――――
        【現在立っているフラグ】

■エクストライベント
・「????」/不明
―――――――――――――――――――――――――――
■メインイベント
・[地に閃く黄金の旅程]/開始中
―――――――――――――――――――――――――――
■メジャーイベント
・「チーム結成」/当ターン終了後
―――――――――――――――――――――――――――
■サブイベント
・[ラーメン道、その窮極に迫る――!]/たづなとの会話
―――――――――――――――――――――――――――
■プチイベント
なし
―――――――――――――――――――――――――――
■リミテッドイベント
なし
―――――――――――――――――――――――――――――――

848: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/27(金) 14:31:55.41 ID:gqDGKvSM0
休憩

849: ◆FaqptSLluw 2021/08/27(金) 14:48:56.01 ID:52at4mF80
トレーナー「……今日は特にやることがないので休憩を取らせているわけだが」

リョテイ「……」

トレーナー「君は何をやっているんだ、キンイロリョテイ……」

リョテイ「何って、ルービックキューブだけど」

トレーナー「見たらわかる。君が何故トレーナー室でルービックキューブを弄っているか、という話なんだ」

リョテイ「トレーナーなんだから担当ウマ娘の行動くらい大目に見ろよな」

トレーナー「自室でやればいいのでは?」

リョテイ「バカ、アンタそそくさと自室に戻ってルービックキューブに励むやつがいるか!」

リョテイ「そんなことしたら根暗だって呼ばれるだろうが!」

トレーナー「いや、それだけで根暗って呼ぶ方にも問題があるような」

リョテイ「ともかく、私の世間体のためにも使わせてもらう」

トレーナー「……はぁ、もういいよ。邪魔はするなよ」

リョテイ「ああ」

―――

トレーナー「……」

リョテイ「なぁ、喉乾いたんだけど」

トレーナー「自分で飲み物買ってきたらどうだ?」

リョテイ「あ、こんなところに水あるじゃねーか。いただきます」

トレーナー「馬鹿、それ俺の飲みかけ――」

トレーナー「飲みやがった、なんて奴だ……」

リョテイ「結構トレーナー室って設備整ってるんだな」

トレーナー「……まぁな」

リョテイ「お、今度はクッキー発見」

トレーナー「来客用だ。クッキーが食べたきゃ食堂に――って、開けるなって言ってるだろ!」

リョテイ「何か言ったか?」

トレーナー「都合のいい時だけ耳が悪くなりやがる、コイツ……」

リョテイ「ま、わりぃとは思ってるけど、トレーナー」

リョテイ「ヒマだから許してくれよ」

トレーナー「俺は暇じゃないんだが……?」

リョテイ「私は暇なんだよ」

トレーナー「り、理不尽な――!」

―――――――――――――――――――――――――――――――

▼休憩効果発動、次回トレーニング効果2倍

850: ◆FaqptSLluw 2021/08/27(金) 14:53:45.37 ID:52at4mF80
トレーナー「自分には向いてないってわかってても、どうしてもやりたいこととかあるよな」

トレーナー「あるいは辞められないこと。俺はいくつかある」

トレーナー「そのうちの一つが、トレーナー業なんだが……」

トレーナー「結局、勉強して知識を付ければどうにでもなってしまうところ、あるよな」

トレーナー「勿論才能はあるんだろうけど、基礎的なところは地道な努力で埋めてしまえる」

トレーナー「……まぁ、だからこそ努力する天才には勝てないとも言えるんだけどな」

トレーナー「キンイロリョテイは努力したらどこまで伸びるんだろうな、きっとどこまでも伸びるんだろうけど」

トレーナー「さて、今日は何をしようかな」

―――――――――――――――――――――――――――――――

[黄金探しの放浪者]キンイロリョテイ
スピード:132(G)
スタミナ:129(G)
パワー :158(G)
根性  :74(G)
賢さ  :23(G)
やる気 :絶好調

―――――――――――――――――――――――――――――――

下1
トレーニング/お出かけ/休憩/メインイベント進行/その他(良識の範囲内で自由に)
※ホープフルステークスまであと11ターン(当該ターン含む)。
※休憩効果発動中、トレーニング効果2倍

―――――――――――――――――――――――――――――――
        【現在立っているフラグ】

■エクストライベント
・「????」/不明
―――――――――――――――――――――――――――
■メインイベント
・[地に閃く黄金の旅程]/開始中
―――――――――――――――――――――――――――
■メジャーイベント
・「チーム結成」/当ターン終了後
―――――――――――――――――――――――――――
■サブイベント
・[ラーメン道、その窮極に迫る――!]/たづなとの会話
―――――――――――――――――――――――――――
■プチイベント
なし
―――――――――――――――――――――――――――
■リミテッドイベント
なし
―――――――――――――――――――――――――――――――

856: ◆FaqptSLluw 2021/08/27(金) 18:26:33.46 ID:52at4mF80
「さて、今日は――チームメンバーを君に紹介するぞ」
「へぇ。そう言えば前に声を掛けたって言ってたな」
「ああ。もう彼女にはトレーナー室に待機してもらっている」


 知恵の輪を解きながら、特に興味がなさそうに「へぇ」と答えるキンイロリョテイ。

 だが、その本心は透けて見えた。何せ、彼女の耳はいつにもましてぴこぴこと動き、尻尾のゆらゆらは三割増し。

 そう言えば、彼女曰く青春は浪漫らしい。そりゃ気分は舞い上がるってものか。

 そんなことを考えていれば、いつの間にかトレーナー室の前に立っていた。

 ここまでくると、さすがのキンイロリョテイも緊張しているのか、今まで解いていた知恵の輪を片付けて頭の後ろに手を組んでいる。


「開けるぞ」
「……おう」


 いち、にの、さん。俺は扉を開いて――。


「おいっすー、ナイスネイチャでーす」


 新たな仲間を迎えた。

―――

▼チームを結成した

下1 チーム名


857: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/27(金) 18:30:18.82 ID:9IkyIp500
チームエルタニン

859: ◆FaqptSLluw 2021/08/27(金) 18:56:20.18 ID:52at4mF80
「というわけで、俺たちの新たな仲間――ナイスネイチャだ」
「ほー。ここがチーム・エルタニンの拠点ですか~」
「――チーム・エルタニン?」


 キンイロリョテイが疑問符を浮かべる。

 そう言えば説明していなかったな。


「チームを結成するにあたって、チーム名は最初に決めなければならない」
「へぇ、そんなルールがあったんだな。……で、エルタニンってなんだよ、エルタニンって」
「……過去のチームを見てみると、シリウスとかカノープスとか、星の名前を冠したものが多かったからな。エルタニンも星の名だ」


 りゅう座の中で最も輝く星――エルタニン。アラビア語で「龍の頭」を意味する。

 龍の如く雄々しく、力強いチームにしたいという願いからのネーミングだった。

 さて、気に入るかな――。


「……かっけぇじゃん」
「ネイチャさんはフツーの名前で良かったんですけどねぇ。こう、チーム星! みたいな……」


 好(?)感触のようだ。

 俺はほっと一息ついて、改めてチームについて解説を始めた。


「チームとはまあ、部活動みたいなものだ。所属するウマ娘どうしが研鑽しあうことで、より効果的なトレーニングを行うことを目的としている」
「浪漫があるなあ」
「あとは、まぁ。俺が二人のトレーニングの面倒を見ることになる。これは薄々察してたとは思うけど」
「あ、じゃあ一つ質問でーす」


 ナイスネイチャが声をあげたので、水を向ける。


「脚質とか全然違うと思うんですけど、メニューも同じだったりするんですか?」
「いや、それぞれにあったトレーニングメニューを作成している。安心してほしい」
「……それって、トレーナーさんの負担が二倍になるっていう意味じゃ?」
「承諾済みだ」


 ひえぇ、とナイスネイチャの口から声にならない音が漏れた。

 確かに負担は二倍だが、それ以上にメリットもある。

 スポーツなどの運動を行う際、グループの人数が多ければ運動のパフォーマンスが向上する。

 純粋に一人で行うよりも寂しくない、と言うのもあるだろうが、誰かが居ると気合は入る。

 だからこそ、俺はチームを組むことを決断した。……キンイロリョテイをURAファイナルズに導くために。


「……ともかく、明日からトレーニング開始だ。よろしくな、二人とも」

―――

このあとにチームについての詳細な仕様について記載します。
 
参考文献
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspopsy/39/2/39_2012-1120/_pdf
https://www.titech.ac.jp/news/pdf/tokyotechpr20190219_takagi_esk7ijo2.pdf

862: ◆FaqptSLluw 2021/08/27(金) 19:06:25.28 ID:52at4mF80
―――――――――――――――――――――――――――――――

▼チーム:エルタニンを結成しました。

・トレーニングについて
チームを組んだウマ娘の数に応じて、トレーニング効果が増長します。
また、ウマ娘それぞれの適性に応じて、トレーニング効果の増加率が変化します。

―――――――――――――――――――――――――――

[増加率]
1人:全てのトレーニングに1.25倍
2人:全てのトレーニングに1.50倍
3人:全てのトレーニングに1.75倍
4人:全てのトレーニングに2.00倍

―――――――――――――――――――――――――――

[適性]
・ナイスネイチャ:パワー+1.2倍、賢さ+1.1倍

―――――――――――――――――――――――――――

・チームに所属するウマ娘について
育成ウマ娘と同様、出走レースが設定されます。
この際、ループ条件は設置されません。
レースの格や着順に応じて、チームメンバーの能力値に恩恵を与えます。

―――――――――――――――――――――――――――

・メンバー編成について
史実やアニメ、ゲームなどの関係性に着目して選んでみると良いことがあるかもしれません。

―――――――――――――――――――――――――――――――
※追記があった場合は追って補記します。

871: ◆FaqptSLluw 2021/08/28(土) 22:25:03.27 ID:Np4W0XDc0
トレーナー「さて今日のことだが……今日はトレーニングはお休みだ」

リョテイ「へぇ。じゃあ、私はちょっと買い出しに行くわ」

トレーナー「買い出し、ねぇ。怪我はするなよ」

リョテイ「ばーか、ンなもんしねーよ」

トレーナー「はぁ、ホントに分かってんだろうな……」

ネイチャ「トレーナーさんも大変ですな~」

トレーナー「……もう慣れたよ。ナイスネイチャも好きに過ごしてもらっても構わない」

ネイチャ「ん~……。今日はこの部屋で過ごさせてもらいますかね」

トレーナー「そうか。部屋にあるものは自由に使ってもらって構わない」

ネイチャ「了解。……ってことは、トレーナーさんはどこかに?」

トレーナー「ああ、少し話すことがあってな」

ネイチャ「ほいほい、いってらっしゃい~」

―――

トレーナー「さて、シンボリルドルフはいるかな……?」

ルドルフ「おや、誰かと思えば。生徒会室前で何を?」

トレーナー「君に用事があってね。今時間は大丈夫か?」

ルドルフ「ええ。でしたら中にどうぞ」

トレーナー「ありがとう」

ルドルフ「して、どんな用事ですか?」

トレーナー「いや、用事というほどのものでもないんだ。ただ感謝したくてね」

ルドルフ「……ああ、先日のチーム結成についてですか」

ルドルフ「あれは私も必要だと思っていたから賛同したに過ぎません。慢性的なトレーナー不足は前々から指摘されていた問題ですから」

トレーナー「だとしても、あの稟議が通ったのは君のおかげだと思っている。ありがとう」

ルドルフ「……」

ルドルフ「貴方の力になれて、なによりです」

トレーナー「差し当って、何かお礼をしたいんだが……何か俺に出来ることはあるか?」

ルドルフ「……ふむ」

ルドルフ「……でしたら、一つお願いが」

トレーナー「どうぞ」

ルドルフ「もし良ければ、なのですが……チームのメンバーを増員するときは、私のことを誘っていただけませんか」

トレーナー「……意外だな。シンボリルドルフからそんな提案を受けるなんて」

トレーナー「でもわかった。次にチームメンバーを増やすときは検討するよ」

ルドルフ「ありがとうございます」

トレーナー「ああ」

トレーナー「……いつまでも仕事の邪魔をするのも悪いし、俺はこれで失礼するよ」

ルドルフ「ええ、またお話しましょう」

トレーナー「はは、そう言ってもらえるのは光栄だな。では、また」

ルドルフ「……」

ルドルフ「……ふぅ、行ったか」

ルドルフ「……」

ルドルフ「仕事に、戻らなくてはな」

―――――――――――――――――――――――――――――――

▼休憩効果発動、次回トレーニング効果4倍

873: ◆FaqptSLluw 2021/08/28(土) 22:32:14.61 ID:Np4W0XDc0
 

トレーナー「本格的に雨が降り始めてきた」

トレーナー「梅雨はあまり好きではない……というか雨があまり好きじゃないんだよな」

トレーナー「いい所もあるとは思うけど、それ以上にマイナスなイメージが強い」

トレーナー「ああ、その他にももちろん理由はある」

トレーナー「トレーニングがしづらいんだよな、雨が降ってると……」

トレーナー「体育館とかジムとかを使うにも、人の多さを考えなければいけないし……」

トレーナー「……人が多いと、今は顔を合わせたくない人とも顔を合わせる羽目になるし」

トレーナー「さて、今日はどうしようかな」

―――――――――――――――――――――――――――――――

[黄金探しの放浪者]キンイロリョテイ
スピード:200(E)
スタミナ:204(E)
パワー :215(E)
根性  :142(F)
賢さ  :79(G+)
やる気 :絶好調

―――――――――――――――――――――――――――――――

下1
トレーニング/お出かけ/休憩/メインイベント進行/その他(良識の範囲内で自由に)
※ホープフルステークスまであと10ターン(当該ターン含む)。
※休憩効果発動中、トレーニング効果4倍

―――――――――――――――――――――――――――――――
        【現在立っているフラグ】

■エクストライベント
・「????」/不明
―――――――――――――――――――――――――――
■メインイベント
・[地に閃く黄金の旅程]/開始中
―――――――――――――――――――――――――――
■メジャーイベント
・「チーム結成」/当ターン終了後
―――――――――――――――――――――――――――
■サブイベント
・[ラーメン道、その窮極に迫る――!]/たづなとの会話
―――――――――――――――――――――――――――
■プチイベント
なし
―――――――――――――――――――――――――――
■リミテッドイベント
なし
―――――――――――――――――――――――――――――――

874: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/28(土) 22:40:06.96 ID:rZN+2VsY0
メイン進行
頭痛いなら寝んしゃい

877: ◆FaqptSLluw 2021/08/29(日) 00:59:31.94 ID:PyS3IW5H0

「キンイロリョテイ、君は君が思っている以上に――強い」
「突然なんだよ、気持ち悪いな……」
「だが、君は君が思っている以上に――弱い」
「喧嘩売ってんのか?」


 あんまりな言葉に、俺は思わず肩を落とす。

 時刻は夕方の4時。授業が終了し、トレーニングに差し掛かる前。

 俺はキンイロリョテイを捕まえて、トレーナー室で事前説明を行おうとしていた。

 と言うのも、これから行うトレーニングは特殊なものであり、説明が必須なものだったからだ。……まして、我流で練習を重ねてきた彼女には。


「君は、俺がレースの後に指摘した問題点を覚えているか」
「……ちぐはぐって話か?」


 俺は頷く。

 ……キンイロリョテイの走りに見えた不安定性。それは看過できるものではない。

 彼女の脚質は先行に大きな適性がある……と、俺の【眼】は告げている。

 だが、彼女の走法――固有スキルは、追込の時にのみ発動するものだ。

 脚質は先天的なものもあるが、後天的に鍛えられた結果伸びることもある。

 そして恐らく、彼女の脚質は――後天的に鍛えられたもので。


「キンイロリョテイ、はっきり言えば――君が追い求める浪漫を求めるならば、追込にシフトしたほうが良い」
「追込だ……?」
「ああ。君の中盤から後半にかけて強く差す脚は、序中盤でスタミナを求められる先行策とはあまり相性がよくない」


 怪訝な表情を浮かべながらも、特に言い返してこないのは……おそらく本人にも自覚がある、という事なのだろう。

 そもそも彼女ほどのポテンシャルを秘めているウマ娘を他のトレーナーが放っておくとも考えづらい。

 ……俺は数値的に彼女のことを評価できるからこそスカウトした。だが、他のトレーナーはそうともいかない。

 彼女には申し訳ないが――先行策を採るウマ娘であれば、彼女よりも強力な子はいる。

 そちらに目移りするのも、理解できる話だ。


「というわけで、これから君には――君に適した脚質を伸ばすトレーニングを課すことになる」
「……。話が見えてきた。トレーナーが殺人的なトレーニングを考案してたのは、全て私の浪漫の為ってワケだな」
「……まぁそうだな」
「ふぅん……」


 キンイロリョテイがそっぽを向いて、毛先を指で巻き始めた。

 何か気に障ることを言ってしまったのだろうか。


「……ま、特に異存はない。始めるなら始めるとしよう」
「キンイロリョテイがそれでいいのならば」 

―――――――――――――――――――――――――――――――

▼[地に閃く黄金の旅程]
Chapter1.未だ見えぬ黄金色[1/5]

878: ◆FaqptSLluw 2021/08/29(日) 01:11:58.81 ID:PyS3IW5H0
なんか寝て起きて蕎麦食ったら治りました

―――――――――――――――――――――――――――――――

トレーナー「……冷蔵庫に豆腐があるのに豆腐を買ってしまうこととか、よくある」

トレーナー「特に目も当てられないのは牛乳だ。1日で消費する牛乳の量なんてたかが知れてる」

トレーナー「卵も難しいな。でも卵は消費する方法が楽ちんだからまだましか」

トレーナー「……いつか、キンイロリョテイにも料理を振舞ってやれるくらいの気持ちになれるのだろうか」

トレーナー「……」

トレーナー「君の残滓を、俺はいつまで追いかけていられるんだろう、マヤノ……」

―――――――――――――――――――――――――――――――

[黄金探しの放浪者]キンイロリョテイ
スピード:200(E)
スタミナ:204(E)
パワー :215(E)
根性  :142(F)
賢さ  :79(G+)
やる気 :絶好調

―――――――――――――――――――――――――――――――

下1
トレーニング/お出かけ/休憩/メインイベント進行/その他(良識の範囲内で自由に)
※ホープフルステークスまであと9ターン(当該ターン含む)。
※休憩効果発動中、トレーニング効果4倍
※あと3ターンで夏合宿が開始します。

―――――――――――――――――――――――――――――――
        【現在立っているフラグ】

■エクストライベント
・「????」/不明
―――――――――――――――――――――――――――
■メインイベント
・[地に閃く黄金の旅程]/開始中
―――――――――――――――――――――――――――
■メジャーイベント
・「チーム結成」/当ターン終了後
―――――――――――――――――――――――――――
■サブイベント
・[ラーメン道、その窮極に迫る――!]/たづなとの会話
―――――――――――――――――――――――――――
■プチイベント
なし
―――――――――――――――――――――――――――
■リミテッドイベント
なし
―――――――――――――――――――――――――――――――

879: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/29(日) 01:42:29.36 ID:WnYDNaGa0
たづなさんとラーメン食いに行こう!

リョテイはその間ヒマだからネイチャと一緒にトレーナーを尾行するといいとおもうよ

884: ◆FaqptSLluw 2021/08/29(日) 13:37:50.74 ID:PyS3IW5H0
「よし、今日のトレーニングはこれで終わりだ」
「……え? これだけ?」


 意外そうな声をあげるキンイロリョテイ。

 確かに、通常課しているトレーニングの8割くらいしかこなしていない。その疑問は妥当なものだ。

 まぁ、通常の8割といっても、周囲のトレーニング量と比べるとかなりの量があるわけだが……。

 それでもキンイロリョテイは少し不満らしい。いつもより顔を5割増しで顰めている。


「おいおい、担当ウマ娘の育成をほっぽって何をやるつもりだよ」
「同僚と、少しな」
「……同僚?」


 間違ったことは言ってない。むしろ真実しか述べていない。


「……ふぅん。そうか。ま、だったらしょうがないよな」
「ありがとう」
「明日はよろしく頼むぜ」


 そう言いながら、俺のことを送り出してくれるキンイロリョテイ。

 だが、何故だろう――。

 俺の背を見送るその視線に、嫌な予感がするのは……。



「お待たせしました」
「いえいえ、私も今来たばかりですよ、トレーナーさん」


 校門前でたづなさんと落ち合う。

 恐らく俺よりも多忙なたづなさんが、俺よりも先に来る――。なんとなく、気合の入り方を感じる。

 多忙の中わざわざ時間を作る……。仕事中のたづなさんのことしか俺は知らないが、仕事中と同じく、趣味にも真摯に向き合っているのだろう。

 その姿勢に畏敬の念すら覚えて、背筋が伸びる。


「トレーナーさん? いきなりどうされたんですか?」
「いや、凄いなぁって……」
「は、はぁ……」


 たづなさんは苦笑を浮かべて息を吐く。

 何か変な行動をとってしまったのだろうか。

 俺が聞き返そうとすると、たづなさんは門の外を手のひらで指した。


「時間もあれですし、そろそろ外に出ましょうか」
「あ、はい」

 
 答えに困っているのを察したのか、たづなさんが率先して門を出た。

 これが大人の気遣いって……コト?!

886: ◆FaqptSLluw 2021/08/29(日) 21:20:48.63 ID:PyS3IW5H0
「……おいネイチャ……ッ。もうちょっと右に寄れって……!」
「もう十分右に寄ってますってば……!」
「髪の面積が太ぇんだよ……!」
「髪の面積が太い……?」


 ……一方、トレーナーとたづなが商店街へ向かう頃。

 校門近くの木に隠れながら、二人の様子を見つめている影があった。

 言わずもがな、キンイロリョテイとナイスネイチャである。

 ……トレーニングが終了した後、キンイロリョテイはナイスネイチャに話を持ち掛け、尾行する流れになったのだが。

 ナイスネイチャはキンイロリョテイの押しの強さに半ば強引に連れてこられた形であり、トレーナーに少し悪いな、などと考えている。

 そんなことはつゆ知らず、キンイロリョテイはトレーナーが歩きだしたのを見て移動し始めた。

 むろん、ナイスネイチャの手を掴んで。


「担当ウマ娘をほっぽって、自分は同僚とデートですか、そうですか……」
「……そう言うわけじゃない、と思うんですけどねぇ、あたしゃ……」


 ここまで来たならば、もう乗っかるほかはない。ナイスネイチャはまんまとキンイロリョテイのペースに飲まれつつあった。

 ナイスネイチャは、押しに弱かった。……とても。





「というわけで到着しました、ここが私のイチオシです……!」
「ここが」


 思わず息を呑む。

 商店街の中でも、かなり奥まった場所に存在するラーメン屋。そこがたづなさんのとっておきだった。

 見れば見るほど、ここがラーメン屋だとは思えない。

 看板は黒ずんでいて文字すらろくに読めない、屋号をプリントしているらしき暖簾は、油にまみれて黄ばんでいる。

 お世辞にも衛生的だ、とは言えない佇まい。この店をラーメン屋として認識することが出来る人間は、そうそういない。


「ふふ、凄い顔してますよ?」
「……本音を言えば、ほんとにここが? という気持ちです」
「わかります。私もはじめはそんな感じでしたから」


 にこりと微笑むたづなさん。

 ……一体どんなところから、このお店についての情報を得たのだろう。滅多なことじゃ手に入りそうにもないけれど……。

 そんなことを考えているうちに、たづなさんは店の扉を開いていた。躊躇する暇もなく、俺はたづなさんと共に店の前に立つことになり――。


「わッ……」


 濃厚な豚骨の香りに、全身が歓喜に打ち震えた。

 そんな俺の反応をあらかじめ予測していたのだろうか、たづなさんは「行きますよ」と俺に声を掛けて、カウンター席へと座った。

 厨房では、いかにも”いぶし銀の職人”な佇まいの老人が、振り返ることなく「いらっしゃい」と呟いた。


「……豚骨バリ堅チャーシューマシ2つ」
「……あいよ」


 座って少しの間もおかず、たづなさんは注文した。


「勝手に頼んでしまってすみません。でも、このお店はこれが一番いいので」
「え、ええ。勝手がわからない上にメニューも見当たりませんから、助かりました」
「良かったです。……さて、少し待ちましょうか」


 野球中継のラジオのみが響く店内。俺は、この先に何が待ち受けるのだろうと、期待に胸を膨らませるばかりだった――。

889: ◆FaqptSLluw 2021/08/29(日) 22:53:17.90 ID:PyS3IW5H0
「アイツら、裏路地に入ってったぞ……」
「こっちの方、何かあったっけ……?」


 一方そのころ、キンイロリョテイとナイスネイチャはトレーナーの跡をつけていた。

 途中でナイスネイチャが商店街の人たちに絡まれるという事件こそあったものの、尾行は順調。

 最終的に二人が辿り着いたあのラーメン店へとたどり着いたのだが――。


「……これ、入ったら絶対にバレるよな」
「そう、ですねぇ」


 明らかに小規模経営のラーメン屋だ。チェーン店ならいざ知らず、この手のラーメン屋は仕切りなどがなく、尾行は不可能。

 ここにきてキンイロリョテイとナイスネイチャの尾行は中断を余儀なくされた。


「いったい何をやってるんだ、アンタはよ……」
「いや、絶対ラーメン食べてるだけですってば」
「くぅ……」


 浪漫に走るきらいがある思考は、言い換えれば想像力が豊かであるという事で。

 キンイロリョテイはめくるめく大人の世界に、思わず生唾を飲むことしかできなかった。





「お待ち」


 差し出された器には、たっぷりと注がれた白濁色のスープ。

 沸き立つ煙からはこれでもかと豚骨の香りが漂い、その間に僅かに醤油の香りが混じる。

 メンマ、半熟煮卵、もやし……。そして、山盛りにされたチャーシュー。

 聴覚、視覚、嗅覚、触覚――食べる前から理解できる。これは美味しい――!


「うん、流石ですね!」
「これは……とても良いラーメンですね」
「ええ、私もそう思います。それでは――」


 いただきます。

―――――――――――――――――――――――――――――――

▼[サブイベント:ラーメン道、その窮極に迫る――!] クリア。

▼[サブイベント:全てはこの一杯の為に――!] 発生。

892: ◆FaqptSLluw 2021/08/30(月) 00:10:06.66 ID:A+ncv6B/0
トレーナー「最近の子はどんな曲を聞くのかな、と考える」

トレーナー「俺が若いころはこう、ロックとかが隆盛だった頃なんだけど、今の子たちはポップな曲にハマることが多いんだろうか」

トレーナー「テレビも見なくなって久しいし、そろそろ若者らしい曲を探さないと話題を合わせるのにも苦労しそうだ」

トレーナー「……」

トレーナー「冷静になって考えてみたら、キンイロリョテイもナイスネイチャも最近の曲を聞くタイプには思えないな」

トレーナー「解散!」

―――――――――――――――――――――――――――――――

[黄金探しの放浪者]キンイロリョテイ
スピード:200(E)
スタミナ:204(E)
パワー :215(E)
根性  :142(F)
賢さ  :79(G+)
やる気 :絶好調

―――――――――――――――――――――――――――――――

下1
トレーニング/お出かけ/休憩/メインイベント進行/その他(良識の範囲内で自由に)
※ホープフルステークスまであと8ターン(当該ターン含む)。
※休憩効果発動中、トレーニング効果4倍
※あと2ターンで夏合宿が開始します。

―――――――――――――――――――――――――――――――
        【現在立っているフラグ】

■エクストライベント
・「????」/不明
―――――――――――――――――――――――――――
■メインイベント
・[地に閃く黄金の旅程]/開始中
―――――――――――――――――――――――――――
■メジャーイベント
・「チーム結成」/当ターン終了後
―――――――――――――――――――――――――――
■サブイベント
・[全てはこの一杯の為に――!]/キンイロリョテイとラーメンを食べに行く
―――――――――――――――――――――――――――
■プチイベント
なし
―――――――――――――――――――――――――――
■リミテッドイベント
なし
―――――――――――――――――――――――――――――――

893: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/30(月) 00:16:08.39 ID:6Hum0UR60
トレーニング

894: ◆FaqptSLluw 2021/08/30(月) 00:47:31.63 ID:A+ncv6B/0
トレーナー「さて、キンイロリョテイ。普段の脚質トレーニングと並行して、身体能力を向上させるためのトレーニングを行う必要がある」

リョテイ「……相変わらず殺人的なスケジュールだよな」

トレーナー「そうでもしなければ、GⅠでの勝利はもとより、URAファイナルズでの勝利など夢のまた夢だ。それに――それを了承したのも君だろう」

リョテイ「はいはい、わかってますよって」

ネイチャ「それにしてもトレーナーさん、さすがにオーバーワーク気味な気もするけど……」

リョテイ「気にすんなネイチャ、そうでもしなければ勝てないって言うのは解ってる」

リョテイ「……それに、仮にもコイツはトレーナーだろ? 私たちをブッ壊すわけにはいかないだろうし、心配しなくてもいいと思うぜ?」

ネイチャ「……」

ネイチャ「確かに、その通りかも……」

ネイチャ「アタシも、なんだかこの人だったら大切に育ててくれそう、って思ったからチーム入りを決断したわけですし……」

トレーナー「……そこまで褒められると、少し困る」

リョテイ「褒めてねぇよ」

ネイチャ「ま、リョテイさんはこういうとこありますからね~。アマノジャクってやつ?」

リョテイ「誰がアマノジャクだ、誰が!」

トレーナー「……まぁ、キンイロリョテイの言う通り、俺は君たちを大切に育成しなくてはならない。君たちの夢の為にも、な」

リョテイ「ふん」

ネイチャ「で、トレーナーさん。今日のトレーニングはどのように?」

トレーナー「ふむ……」

―――――――――――――――――――――――――――――――

[黄金探しの放浪者]キンイロリョテイ
スピード:200(E)
スタミナ:204(E)
パワー :215(E)
根性  :142(F)
賢さ  :79(G+)
やる気 :絶好調

―――――――――――――――――――――――――――――――

下1 トレーニングの種類

スピード/スタミナ/パワー/根性/賢さ
※サポートカード[スペシャルウィーク]アクティブ。根性の成長率に固定値追加。
※チームメンバー補正:ナイスネイチャ【パワー1.2倍、賢さ1.1倍の増加補正】

―――――――――――――――――――――――――――――――

下2 トレーニングの効果量
※ゾロ目の場合は追加ロール
※休憩効果発動、トレーニング効果4倍
※チーム結成中、全てのトレーニングに1.25倍

―――――――――――――――――――――――――――――――

895: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/30(月) 01:17:28.75 ID:6Hum0UR60
人おらんかね?
連だけど一応スピード

896: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/30(月) 01:18:55.54 ID:RhD1lORS0
えい えい むん

897: ◆FaqptSLluw 2021/08/31(火) 00:49:10.18 ID:CPf3aVxE0
トレーナー「……速度はやはり、全てにおいて基礎である」

トレーナー「最終的にどこでどう抜け出すかの判断は確かに必要だ、だがそれ以前に――速度がなければ、抜け出すものも抜け出せない」

トレーナー「というわけで、今日は速度の練習を行う」

リョテイ「ふぅん。ま、速さを上げるってんならやってやる」

ネイチャ「にしても、何とも聞き覚えのある言葉ですなぁ……」

トレーナー「……そうか?」

トレーナー「まぁ、そんなことはどうでもいい。次の目標であるホープフルステークスまであと半年程度」

トレーナー「半年程度とは言え手は抜けん。油断なくトレーニングにあたるように」

リョテイ「はいはい。じゃ、まずは走り込みでもしてきますよっと」

ネイチャ「じゃ、アタシも~」


――――――――――――――――――――――――――

▼キンイロリョテイのスピードが上昇した。
スピード:200(E)+{(54×4)×1.25}=470(C)

――――――――――――――――――――――――――

898: ◆FaqptSLluw 2021/08/31(火) 00:54:02.29 ID:CPf3aVxE0
トレーナー「例えばの話だけど、という言い出しの後に続く言葉、だいたい許容できないお願い説」

トレーナー「例えばの話だけど、お金貸して~って言ったら貸してくれる?」

トレーナー「例えばの話だけど、浮気してるって言ったら許してくれる?」

トレーナー「よっぽどじゃなければ許せない。例外はあるんだろうけどな」

トレーナー「なぜこんなことを考えているかというと、この前キンイロリョテイから同じようなことを言われたからだ……」

トレーナー「”例えばの話だ、私がトレーニングをサボりたいって言ったら許してくれるか?”」

トレーナー「場合によっては許そう、場合によっては……」

トレーナー「でもそれが、食道楽の為だと知っちゃあ、許せないよな……」

トレーナー「……今度また飯に連れていくべきか?」

―――――――――――――――――――――――――――――――

[黄金探しの放浪者]キンイロリョテイ
スピード:470(C)
スタミナ:204(E)
パワー :215(E)
根性  :142(F)
賢さ  :79(G+)
やる気 :絶好調

―――――――――――――――――――――――――――――――

下1
トレーニング/お出かけ/休憩/メインイベント進行/その他(良識の範囲内で自由に)
※ホープフルステークスまであと7ターン(当該ターン含む)。
※あと1ターンで夏合宿が開始します。

―――――――――――――――――――――――――――――――
        【現在立っているフラグ】

■エクストライベント
・「????」/不明
―――――――――――――――――――――――――――
■メインイベント
・[地に閃く黄金の旅程]/開始中
―――――――――――――――――――――――――――
■メジャーイベント
なし
―――――――――――――――――――――――――――
■サブイベント
・[全てはこの一杯の為に――!]/キンイロリョテイとラーメンを食べに行く
―――――――――――――――――――――――――――
■プチイベント
なし
―――――――――――――――――――――――――――
■リミテッドイベント
なし
―――――――――――――――――――――――――――――――

899: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/31(火) 00:58:36.46 ID:R7Yq1aRPo
メイケイエールイベント

901: ◆FaqptSLluw 2021/08/31(火) 01:47:59.49 ID:CPf3aVxE0
「……おい、トレーナー」
「なんだ、キンイロリョテイ」
「――本当にこのトレーニング、効果が出てるんだろうな?」


 キンイロリョテイは汗を滴らせながら、俺に問いかけた。

 妙に鋭い視線が唐突に降り注いで、俺は思わず息を呑んだ。

 だが、この問いには明確な答えがある。俺は彼女のトレーナーであり、彼女の勝利の為ならば寝食を厭うことはない。

 ……ただ、そのことをはっきりと伝えてしまっては、下手すると好感度が上がってしまう。

 好くのも、好かれるのも。もうたくさんだ。


「おい、私を置いて自分の世界に浸るなよ」
「……すまない。トレーニングの効果があるのか、という話だったな」
「ああ、この地味で過酷なトレーニングに何の意味があるのかって聞いてんだ」


 ……彼女の抱く疑問は正当なものだ。

 確かに、俺が組んだトレーニングメニューは恐ろしく地味で、同じことの繰り返し。

 成果を出す機会が12月の末まで与えられないのであればなおさら。

 だけど、成果を出す機会を一定の水準以下で設けては、トレーニングの意味がない。

 故に。


「意味はある。だが、意味を説明すれば、君はそれを実践する。それでは意味がない」
「あ? 実践の何が悪いんだよ」
「――君は知る必要がないことだ。少なくとも、今は」


 ……とげとげしい言葉であることは十分に理解している。

 だが、こうでも言わないと――彼女の”問題”は解けることはない。

 キンイロリョテイ――孤独だからこそ生まれたその”問題”は、こうでもしなければ、解けることはない。


「そう、かよ」
「……不満か?」
「ああ不満さ、不満だよ! 何の説明もなくトレーニングを押し付けられる気持ちにもなってくれ」
「……良く理解している。だが、切に説明は出来ない」
「……チッ。まぁいいさ。アンタがトレーナーである限り、私たちは健全に育てられなくちゃならない。トレーナー、アンタがもし、このトレーニングに何の意味も持たせていないなら、その時は」


 キンイロリョテイは、俺の胸倉をつかんで、持ち上げる。

 ウマ娘の膂力は、人間の比ではない。俺の体は簡単に持ち上がって、首が閉まる。

 それでも、俺は浮かべた表情を消すことはない。

 そうして次の言葉を待たなければ、この仕打ちへの贖罪とはならない。


「――その時は、私がアンタを殺す」


 酷く鋭い視線で貫かれて、竦みそうになる足。

 それを何とか強く抑えつけて、ただ平坦に「ああ」と答える。

 ……今にでも出てきそうな弱音が、表情に出ていないことを祈る。

 やがて、解放。地に落ちた俺は咽そうになるのを無理やり止めて、去りゆくキンイロリョテイの背中に声を投げる。


「心配しなくても、君に浪漫を見せてやるさ」
「はん、言うだけ言ってろ」


 トレーニングを始めた時よりもいくばくか冷たい視線で、俺のことを見るキンイロリョテイ。

 その瞳を見て、しかし俺は喜び、確信した。

 やはりキンイロリョテイは、逸材なのだ、と。
―――――――――――――――――――――――――――――――
▼[地に閃く黄金の旅程]
Chapter1.未だ見えぬ黄金色[2/5] 

902: ◆FaqptSLluw 2021/08/31(火) 02:01:27.87 ID:CPf3aVxE0

――遠く、遠く。カモメの鳴く声がした。


 本当であれば聞きたくなかった音。

 本当であれば感じたくなかった気配。

 本当であれば嗅ぎたくなかった香り。

 潮が満ちる、夏の気配が寄る、潮の香りが鼻を衝く。

 どうしてまた繰り返してしまったのだろう。

 どうしてあの場で、終わることが出来なかったのだろう。


――俺は過去を振り切れていない。


 生きながらにして死んでいる者が居るとするならば、それは俺だ。

 過去の時間は流れて消えてしまうのに、俺はそれに取りつかれていて。

 だから、俺は死んでいる。

 時間の中に、死んでいる。

 にんじん色の髪の毛。黄金の瞳。石鹸の香り。頬の赤。唇の紅。高い声。白い指。

 忘れられない。忘れたくない。

 記憶の稜線を辿る思考の雷は、その猛々しさとは裏腹に優しく頭を痛ませる。


――海が、近くなる。


 どうしようもなく吐き気がする、明確な気配に。

 俺はただ、合宿の始まりを感じるしかなかった。

 そこにあるはずのない、極彩色の記憶のフラグメントを辿る。

 忘れられない、夏が。

 始まる。

――――――――――――――――――――――――――

■夏合宿について
夏合宿中は以下のことが行えます
・トレーニング
・休憩(トレーニング効率2倍)
・探索
・メインイベント進行

■トレーニングについて
普段より効率のいいトレーニングを行うことができます。

■休憩について
トレーニング効率がアップします。また、やる気が下がっている場合は1段階上昇します。

■探索コマンドについて
夏合宿中、付近の探索を行うことができます。
このコマンドによって発生した進捗はループを経ても記録されます。
直接ウマ娘の成長に結びつくかどうかは運次第。ですが結びついた時のリターンは大きい、言わばギャンブルのような要素です。
また、探索の結果によっては次回ループ時に影響が発生する可能性があります。

■メインイベント進行について
夏合宿期間中、メインイベントの進行度は一度に2増えます。
これによって進捗を超過する場合、持ち越しなどはありません。

■アナウンス/[リミテッドイベント:追憶]の発生
夏合宿終了前(3ターン目終了後)、特定の条件を満たした場合イベントが発生します。

――――――――――――――――――――――――――

下1

今日は何をする?
トレーニング/休憩/探索/メインイベント進行/その他(良識の範囲内で自由に)

――――――――――――――――――――――――――

903: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/31(火) 02:05:04.85 ID:fZkIL1/L0
たんっさくっ

904: ◆FaqptSLluw 2021/08/31(火) 02:18:44.18 ID:CPf3aVxE0
―――


■探索について

・探索とは?
夏合宿中にのみ行える特殊な行動です。
様々なスキルのヒントや、ループに役立つものなどが獲得できる唯一の行動ですが、時には何の成果も得られず終わる、いわばギャンブルのような行動です。
探索は13の探索度を有しており、一度探索するとその是非を問わず、探索度を1増やします。
※現在の探索度は[2/13]です。

・探索の特徴
探索は【ループしても探索度が保持されます】。
また、探索度を増やせば増やすほど、報酬を得る機会は増加します。
最終到達地点に到着すると、イベントが発生します。

・道中の判定について
下5コンマ安価を一気に取ります。
コンマの集計が終了した後、再度下5コンマ安価を取ります。
最終的に今までに集計した10コンマ安価を総合した数値によってリザルトを算出します。
道中の安価にも報酬が存在することがありますが、それなりに難度が高いものだと考えてください。
基本的にはコンマの数値が高ければ高いほど、ウマ娘やトレーナーにとって有用なものが入手できます。
コンマがゾロ目だった場合は、原則として終了後に追加ロールが発生するものとします。

・その他
追記すべき事項があれば都度追記します。
連取は性質上1分経過後であれば可能なものといたします。
ご協力のほどお願い致します――。


―――

905: ◆FaqptSLluw 2021/08/31(火) 02:30:21.48 ID:CPf3aVxE0
リョテイ「……おいトレーナー、何処に行くんだよ」

トレーナー「散歩だよ」

リョテイ「あぁ? せっかくの夏合宿だってのにわざわざ”お休み”とかなんとか言いだしやがって」

リョテイ「第一散歩する場所なんて無いだろ、この島」

トレーナー「……君には関係ないことだろう」

リョテイ「……関係ある。アンタは私のトレーナーだ」

トレーナー「……」

トレーナー「一人にしてくれ」

リョテイ「……アンタの言ってた、事情って」

トレーナー「――君には必要のない情報だ」

リョテイ「……」

リョテイ「行っちまった」

リョテイ「……」

リョテイ「……クソ、アイツもアイツで大概だが、私も私で不器用だな……」

リョテイ「アンタのことは好きでも嫌いでもないが――そんな顔する奴が浪漫を語れるかってんだよ」

――――――――――――――――――――――――――

[黄金探しの放浪者]キンイロリョテイ
スピード:470(C)
スタミナ:204(E)
パワー :215(E)
根性  :142(F)
賢さ  :79(G+)

――――――――――――――――――――――――――


下1~5 探索安価

下1:コンマ値+10
下2:コンマ値-10
下3:コンマ値-10
下4:コンマ値-20
下5:コンマ値-25


――――――――――――――――――――――――――

907: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/31(火) 03:00:18.35 ID:R7Yq1aRPo

908: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/31(火) 03:04:15.13 ID:tetuMJQX0
ほい

909: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/31(火) 03:15:43.51 ID:fZkIL1/L0
マイナスぅ

910: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/08/31(火) 03:23:10.52 ID:fZkIL1/L0
もっかい

912: ◆FaqptSLluw 2021/09/01(水) 01:20:18.84 ID:FgCx/5jm0
トレーナー「……何故着いてきた?」

リョテイ「アンタには関係ないだろ」

トレーナー「言い方を変えよう。帰ってくれ」

リョテイ「ヤだね。トレーニングしていない今、自分の意思で決めたことにアンタの意見を挟む余地なんてない」

トレーナー「……」

トレーナー「頼むから、一人にしてくれよ」

トレーナー「俺がお前のことを知らないように、お前は俺のことを何一つ知っちゃいない!」

トレーナー「お前の意思に俺の言葉の介在する余地がないように、俺の事情にお前が介在する余地はない……」

トレーナー「……なぁキンイロリョテイ、帰ってくれ」

リョテイ「はン。ようやく理解したぜ、トレーナー」

リョテイ「アンタ、さては迷子だろ?」


――――――――――――――――――――――――――

[黄金探しの放浪者]キンイロリョテイ
スピード:470(C)
スタミナ:204(E)
パワー :215(E)
根性  :142(F)
賢さ  :79(G+)

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下1~5 探索安価

下1:コンマ値+10
下2:コンマ値-10
下3:コンマ値-10
下4:コンマ値-20
下5:コンマ値-25


――――――――――――――――――――――――――

913: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/09/01(水) 01:25:34.34 ID:vyAJAXMW0

914: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/09/01(水) 01:27:06.86 ID:vl72T5s3o
さて

915: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/09/01(水) 01:34:31.16 ID:PaDs5Nweo
ええぞ…リョテイ踏み込め……!

916: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/09/01(水) 01:42:12.74 ID:jEXJC7DE0
どうなる

917: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/09/01(水) 01:49:55.30 ID:gYAGmxYPo
ほい

919: ◆FaqptSLluw 2021/09/01(水) 02:21:46.39 ID:FgCx/5jm0
――――――――――――――――――――――――――

[10+10]+[35-10]+[13-10]+[51-20]+[52-25]=106
[34+10]+[86-10]+[16-10]+[74-20]+[30-25]=185

106+185=291

▼スキルヒント[垂れウマ回避]Lv1を獲得した。(100)

▼スキルヒント[がんばり屋]Lv1を獲得した。(200)

――――――――――――――――――――――――――



920: ◆FaqptSLluw 2021/09/01(水) 02:24:03.92 ID:FgCx/5jm0
トレーナー「……迷子?」

リョテイ「ああ、アンタは迷子だ。それもドが付くほどの、な」

トレーナー「……馬鹿にしているのなら、今すぐに帰ってくれ」

トレーナー「難しいことは言ってない。簡単なことだ。君はここで踵を返し、太陽に向かって歩けばいい」

トレーナー「早く帰って――」

リョテイ「――そう言って逃げるつもりか?」

リョテイ「アンタは迷子だ。強い後悔を抱えて歩いている。その後悔を拭いたいけど、ぬぐえない」

リョテイ「その方法を知らない。どんな道を歩けばいいかわからない、子供――いや、大人だよ」

リョテイ「そしてアンタは逃げ出した。誰かを理解することを」

リョテイ「その結果がこれじゃないのか? 誰からも仔細を聞かれにくいように殻を作って事情とかなんとか嘯きやがって」

リョテイ「失礼にもほどがあるってモンだろ、こっちはアンタのことを理解しようとしているのに、アンタはこちらのことを理解することもなく、理解させる気もない」

リョテイ「その上なんだ? ”俺はお前たちのトレーナーです”?」

リョテイ「ふざけるのも大概にしろよ玉無しが」

リョテイ「これだからアンタみたいな大人ぶった人間は嫌いなんだ。私がアンタをトレーナーとして認めたのは――アンタが私の浪漫を認めてくれる、遊び心溢れる”オトナ”だったからだ」

リョテイ「くだらねぇ……。で、玉無し。何か言い返せよ」

リョテイ「そろそろ言いたいことの一つや二つ、出てきたんじゃねぇか? ん?」

トレーナー「……」

トレーナー「……お前に」

トレーナー「お前に何がわかる」

トレーナー「何か一つでも大きなことを失ったことがないお前に、一体何が解る?」

トレーナー「……例えばお前の脚が折れた時のことを考えろ。……例えばお前の両親が死んだときのことを考えろ。……例えばお前の浪漫が潰えた時のことを考えろ」

トレーナー「想像がつくかよ、お前に――この絶望が!」

トレーナー「いいか、よく聞け、この際だからお前に一つ教えてやる」

トレーナー「相互理解なんて真の意味で出来やしないんだよ、お互いの脳を混ぜ合うような時間しか、理解を形作ることは出来ないんだよ」

トレーナー「――その理解を失ったうえで、理解を説かれる?」

トレーナー「拷問だよ、キンイロリョテイ」

トレーナー「お前は俺のことを糾弾して、なんなら立ち直らせたいのかもしれない」

トレーナー「……でも無理だ。お前が俺のことを理解することは出来ない。まして、俺がお前のことを理解することも」

トレーナー「ああ、そうともさ――。俺がお前に持ち掛けたのは信頼とか理解じゃない」

トレーナー「――利益だ。そうだろ、キンイロリョテイ」

キンイロリョテイ「……」

キンイロリョテイ「アンタさ、自分で気づいてないみたいだから教えてやるよ」

キンイロリョテイ「――嘘つくとき、アンタ、手とか足が固まってるぜ」

キンイロリョテイ「何が嘘か本音か、私はもう理解できてるんだよ。アンタは理解させてないつもりかもしれないがな」

キンイロリョテイ「もう、お前の地雷がなんなのかも知ってんだ、こちとらよ」

キンイロリョテイ「あえて触れてないだけだとそろそろ気付けよ。触れてやってもいい所を、あえてお前から言わせる意味を考えろ」

キンイロリョテイ「……全ての言葉を撤回する気はないが、謝罪はするぜ。ただ――」

キンイロリョテイ「ただ、これが私の本音で、ラストワードだ。良く考えろよ、トレーナー」

キンイロリョテイ「頼むぜ」



921: ◆FaqptSLluw 2021/09/01(水) 02:28:00.95 ID:FgCx/5jm0
トレーナー「――迷子」

トレーナー「俺が、迷子……?」

トレーナー「……わからない。わからないよ」

トレーナー「俺は……俺は……」

トレーナー「どうしたらいいんだ」

―――――――――――――――――――――――――――――――

[黄金探しの放浪者]キンイロリョテイ
スピード:470(C)
スタミナ:204(E)
パワー :215(E)
根性  :142(F)
賢さ  :79(G+)
やる気 :絶好調

―――――――――――――――――――――――――――――――

下1
トレーニング/休憩/探索/メインイベント進行/その他(良識の範囲内で自由に)


―――――――――――――――――――――――――――――――

エクストライベント点灯:3ターン終了後

922: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/09/01(水) 02:50:13.16 ID:pZBUt2Iu0
チーム設営自体が出来たばっかだし、メンバー同士の仲を深めるためにチーム組んでる同期集めてもらって総当たりで2対2のビーチバレー対決とかできないかな?
スタミナとパワーとなんなら根性上がるかなって

935: ◆FaqptSLluw 2021/09/01(水) 18:48:50.06 ID:FgCx/5jm0
ルドルフ「というわけだ、ナイスネイチャ」

ネイチャ「……え、と。今なんて?」

ルドルフ「――ビーチバレーで対決しよう、と言ったんだ」

ネイチャ「どうしてこうなった?!」

――――

 突然のルドルフの提案。

 置いてけぼりになるナイスネイチャ。

 だが、始まりがあれば終わりがあるように、全ての物事には因果がある。

 これを説明するには、時を戻さねば難しいだろう……。

――――

936: ◆FaqptSLluw 2021/09/01(水) 19:19:09.34 ID:FgCx/5jm0
リョテイ「……うっす」

ネイチャ「おいっす~……って、何か元気なさそうですけど」

リョテイ「ちょっと、いろいろあってな」

ネイチャ「へー……。それってトレーナーさん関連だったり?」

リョテイ「な?! なんでわかんだよ!!」

ネイチャ「だってリョテイさん、顔に出やすいし……」

ネイチャ「それにリョテイさんは気付いてないみたいですけど……トレーナーさんの前だと目に見えて機嫌良いですよね?」

リョテイ「……」

リョテイ「……マジで?」

ネイチャ「マジです」

リョテイ「…………気付かれてないと、いいんだけどな」

ネイチャ「……?」

ネイチャ「ところで、いつもなら誰よりも早く顔を出してるトレーナーさんがいないことと、リョテイさんのその表情って何か関係あります?」

リョテイ「……アイツが悪いんだ!」

ネイチャ「訳アリっぽいですね……。とりあえずここじゃ声、響きますから」

リョテイ「……ああ」



ネイチャ「なるほど、簡単に話をまとめると……」

ネイチャ「まず前提として、トレーナーさんは何かを私たちに隠している」

ネイチャ「次に、トレーナーさんは一人でどこかに歩いていこうとした」

ネイチャ「そして、それをリョテイさんが追い掛けていった」

ネイチャ「最後に、着いていったら帰れと言われ、口論になった挙句、トレーナーさんは……」

ネイチャ「――トレーナーさんは、泣いていた」

ネイチャ「うーん……。話を聞いてると、どっちもどっち、ですねぇ……」

リョテイ「おい、今の話の何処に私の悪い点があったんだ!」

ネイチャ「そりゃ一人にしてくれって言ってるんですから、相応の理由があるんでしょう。そう前置きしてるのにわざわざついていくのは、少しトレーナーさんのことを考えてない行動ですからね~」

リョテイ「……まぁ、そうだけどさ」

ネイチャ「ただ、酌量の余地はありますよ? リョテイさんだって何も悪意があって追い掛けたわけじゃない」

ネイチャ「隠し事をしていたことが悪いことかと言われると、別にそうじゃないとは思いますけど……でも、トレーナーさんもトレーナーさんで言い方が悪かった、とは思いますよ、アタシは」

ネイチャ「だから、どっちもどっち」

リョテイ「……むぅ」

ネイチャ「でも、まぁ。むしろいい機会かも」

リョテイ「……いい機会?」

ネイチャ「トレーナーさんは確かに隠し事をしてて、多分その隠し事のせいで動きが制限されてるって思うんですよ、アタシ」

ネイチャ「それで、ほら。やっぱりアタシたちって担当ウマ娘じゃないですか。だったら、さあ」

ネイチャ「――分かち合いたい、そう思っちゃうんですよね~……」

ネイチャ「個人的にはグッジョブ! って感じですけど……でも、その感じだと当分トレーナーさんは会ってくれなさそうだ……」

リョテイ「……でも、どうすんだよ。トレーニングしなきゃ……。次のレースはGⅠなんだぞ」

ネイチャ「うん、そこはネック」

ネイチャ「どうしたものか……うにゃ~……」


937: ◆FaqptSLluw 2021/09/01(水) 19:20:12.52 ID:FgCx/5jm0


ルドルフ「――話は聞かせてもらった」


―――

 そして時は戻る――!

―――

939: ◆FaqptSLluw 2021/09/01(水) 19:32:50.26 ID:FgCx/5jm0

思ったよりも長くなりそうなので、夏合宿が終わり次第このスレを一度畳みます。

―――――――――――――――――――――――――――――――

ルドルフ「実はな、ビーチバレーがトレーニングにいいとテイオーが主張していてな……」

ルドルフ「これが、なんだ、その……テイオーの意気が気炎万丈の猛りを見せていて、だな」

ネイチャ「……つまり、テイオーが”やりたい”と駄々をこねている、という」

ルドルフ「……」

リョテイ「これほど清々しい皇帝の無言の肯定は見たことねぇな」

ルドルフ「”皇帝”の無言の”肯定”……ふふ、君も中々やるじゃないか」

ネイチャ「つまり、会長さんは予定を邪魔されてるわけだ」

ルドルフ「ああ、そうなるな」

ネイチャ「”皇帝”の”行程”を”肯定”しないといけませんなぁ……」

ルドルフ「……やるな」

リョテイ「何のことか良く解らないが、温度に高低差があるな……」

ネイチャ「リョテイさん、わかってやってません?」

ルドルフ「メモをしておくとしよう……ふふ」

ネイチャ「……って、主題からずれてますずれてます!」

ネイチャ「つまり、アタシたちとビーチバレーをやれば収まるだろうと、そういう……」

ルドルフ「ふふ、ふふふ……。すまない、先ほどのキンイロリョテイの洒落が面白くてな……!」

ルドルフ「そういうことだ。協力してくれるか?」

ネイチャ「ま、断る理由はないですよねぇ。リョテイさんは?」

リョテイ「”あの”皇帝と戦えるんだ、否やはない」

ルドルフ「決まりだな。 では――戦るとしようか!」


―――――――――――――――――――――――――――――――

下1 ルドルフ&テイオーペアに勝てるか
50以上:勝利(10毎に点差が開く。報酬増)
50以下:敗北
※ゾロ目は追加ロール

―――――――――――――――――――――――――――――――

940: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/09/01(水) 19:35:09.80 ID:PaDs5Nweo
もちろん水着だよなぁ!?

941: ◆FaqptSLluw 2021/09/01(水) 20:03:37.79 ID:FgCx/5jm0
テイオー「あ、カイチョー! ……って、どうしてネイチャも一緒なのさ!」

ネイチャ「そりゃ会長さん直々にお誘い頂けたからに決まってるでしょーが」

ルドルフ「そうだぞ、テイオー。こちらから誘ったんだ」

テイオー「ふーん……? でも、勝ちはもらったよー!」

テイオー「だってこっちは……無敵のテイオー様と最強のカイチョーコンビだからね!」

リョテイ「あ? クソガキが、いい度胸してんじゃねーか」

リョテイ「負けて吠え面かくのが楽しみだなぁ、おい」





リョテイ「ネイチャ!」

ネイチャ「ほいさ!」

リョテイ「喰らえクソガキ、これが――私のゴールデン、スパイクだぁッ!」

テイオー「くぅ……!」

ルドルフ「腰の入れ方が甘いぞ、テイオー」

テイオー「カイチョー! よーし、今度はこっちが……!」

ネイチャ「させない……っ!」

テイオー「……! ネイチャのブロックなんて、直ぐに抜けちゃうもんね!」

ネイチャ「ところがどっこい――」

テイオー「うわ、なんでこっちに来るのさー!」

ネイチャ「こちとらいつもあんたさんの背中ばっかり追っかけてきてますからね、理解しちゃうってもんですよ――」

ネイチャ「――だから、今日くらいは背中、見せたるわーい!」


―――――――――――――――――――――――――――――――


下1 スタミナ上昇量
下2 パワー上昇量
下3 根性上昇量
※ゾロ目は追加ロール


942: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/09/01(水) 20:07:16.41 ID:oYEvKFMP0
へい

943: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/09/01(水) 20:07:32.03 ID:TmEgThNQ0
ていっ

944: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/09/01(水) 20:18:35.37 ID:oYEvKFMP0
とりまー

946: ◆FaqptSLluw 2021/09/01(水) 21:14:19.70 ID:FgCx/5jm0
―――――――――――――――――――――――――――――――

▼キンイロリョテイの能力値が上昇した。

[黄金探しの放浪者]キンイロリョテイ
スタミナ:204(E)+{(41+30)×1.25}=293(E+)
パワー :215(E)+{(03+30)×1.25}×1.2=265(E+)
根性  :142(F)+{(37+30)×1.25}=226(E)

―――――――――――――――――――――――――――――――

947: ◆FaqptSLluw 2021/09/01(水) 21:17:38.18 ID:FgCx/5jm0
トレーナー「……」

―――――――――――――――――――――――――――――――

[黄金探しの放浪者]キンイロリョテイ
スピード:470(C)
スタミナ:293(E+)
パワー :265(E+)
根性  :226(E)
賢さ  :79(G+)
やる気 :絶好調

―――――――――――――――――――――――――――――――

下1
トレーニング/休憩/探索/メインイベント進行/その他(良識の範囲内で自由に)
※あと2ターンで夏合宿が終了します。
※今ターン終了後、リミテッドイベントが開始します。
※ホープフルステークスまであと4ターン(当ターン含む)

―――――――――――――――――――――――――――――――

948: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/09/01(水) 21:18:46.45 ID:oYEvKFMP0
探索

949: ◆FaqptSLluw 2021/09/01(水) 21:21:39.93 ID:FgCx/5jm0
トレーナー「……歩こう」

――――――――――――――――――――――――――

[黄金探しの放浪者]キンイロリョテイ
スピード:470(C)
スタミナ:293(E+)
パワー :265(E+)
根性  :226(E)
賢さ  :79(G+)
やる気 :絶好調

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下1~5 探索安価

下1:コンマ値+10
下2:コンマ値-5
下3:コンマ値-5
下4:コンマ値-10
下5:コンマ値-25


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950: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/09/01(水) 21:25:39.29 ID:xt+O+8C3o
はい

951: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/09/01(水) 21:29:52.07 ID:oYEvKFMP0
そい

952: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/09/01(水) 21:31:49.74 ID:Lcw/jdrbO
さい

953: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/09/01(水) 21:39:34.65 ID:mlDGEv98O
動け

954: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/09/01(水) 21:47:09.60 ID:KWW3mK/c0
へい

955: ◆FaqptSLluw 2021/09/01(水) 22:35:27.94 ID:FgCx/5jm0

 どれだけ焦がれても、もう出会うことは出来ない。

 そう考えるだけで、胸が落ち窪んで無くなってしまいそうな暗澹を感じた。

 綺麗な海も、抜けるような青空も、神さびた森林も。

 全てが、まるで当てつけのように綺麗で、美しくて。

 どうしようもなく、惨めだった。


「……話すべきなのだろうか」


 小さくつぶやいた声は、森の静かな、しかし華やかなたたずまいに消える。

 ひっそりと芽生えた罪悪の心を、溶かすように。


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[黄金探しの放浪者]キンイロリョテイ
スピード:470(C)
スタミナ:293(E+)
パワー :265(E+)
根性  :226(E)
賢さ  :79(G+)
やる気 :絶好調

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下1~5 探索安価

下1:コンマ値+10
下2:コンマ値-5
下3:コンマ値-5
下4:コンマ値-10
下5:コンマ値-25


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956: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/09/01(水) 22:37:50.54 ID:oYEvKFMP0

957: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/09/01(水) 22:39:35.41 ID:jEXJC7DE0
そぉい

958: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/09/01(水) 22:40:24.93 ID:pZBUt2Iu0
コンマが死んじょるけぇの

959: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/09/01(水) 22:41:06.09 ID:mlDGEv98O
ゾロ目を出すと思ったのなら既に行動は終わっているんだ

960: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/09/01(水) 22:43:19.58 ID:PaDs5Nweo
はねせー

961: ◆FaqptSLluw 2021/09/01(水) 23:03:11.36 ID:FgCx/5jm0
[29+10]+[7-5]+[74-5]+[65-10]+[60-25]=200
[54+10]+[41-5]+[93-5]+[9-10]+[58-25]=220

200+220=420

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 切り株に座って、考える。

 きっと話すべきなんだろう。

 俺は、俺という個体の前に、キンイロリョテイとナイスネイチャのトレーナーだ。

 彼女たちを育てる上で障害となりそうなものは排除しなければならない立場。

 だから話すべきだ。話すべきなんだ。

 でも、考えても考えても、話す気にはなれない。

 ……きっとこれは、奇妙な独占欲だ。

 この思い出を話してしまえば、それだけで思い出のかけらが消えていきそうで。

 この思い出を話してしまえば、傷が見えてしまいそうで。

 消したくない、見せたくない。

 背反する気持ちは、神話のゴルゴーンのように、俺のことを固めていた。


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▼スキルヒント[テンポアップ]Lv1を獲得した。(100)

▼スキルヒント[詰め寄り]Lv1を獲得した。(200)

▼アイテム[やる気ドロップス]を獲得した。(300)

▼アイテム[目覚まし時計]を獲得した。(400)

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・探索度が[5/13]になった。

引用元: 【ウマ娘】トレーナー「なんかループしてね?」スペ「2スレ目です!」【安価】