1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/30(火) 22:39:53.39 ID:xJ+q19WDO
アーニャ「学校に持って来ちゃった」

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/30(火) 22:43:07.10 ID:xJ+q19WDO
アーニャ「・・・今なら誰もいないしチョットくらいなら」

アーニャ「・・・・・・」ドキドキ

スザク「何してるんだい?アーニャ」

アーニャ「!?」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/30(火) 22:47:10.82 ID:xJ+q19WDO
スザク「どうしたの?顔色悪いよ?」

アーニャ「ななな何でもない」

スザク「えー、気になるなあ。何か悩み事でもあるのかい?

アーニャ「何でもないってば!!」

スザク「ふーん」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/30(火) 22:54:46.36 ID:xJ+q19WDO
スザク「ねーアーニャ、一体何を隠してるんだい?気になるなあ」

スザク「教えてよー」

アーニャ(しつこい)

アーニャ「本当に何でもないから」

スザク「嘘だ!絶対何か隠してる」

スザク「僕の目はごまかせないよ。アーニャ!」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/30(火) 23:04:07.87 ID:xJ+q19WDO
ジノ「なースザク、もうそこら辺にしとけよ。アーニャだって何でもないって言ってるんだからさ」

ジノ「しつこい男は嫌われるぜ?スザク」

スザク「駄目だジノ、アーニャはきっと人には言えない悩み事があるんだよ」

スザク「一人で抱え込んじゃ駄目だ、アーニャ!辛い事があるんなら僕達に言えばいいじゃないか?」

スザク「例えしつこい男だと思われても僕は構わない。さあ言うんだアーニャ!」

アーニャ(ウザイ、死んでほしい)

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/30(火) 23:10:59.31 ID:xJ+q19WDO
ジノ「もうやめようぜスザク。それに女の子には男の子には言えない事だってあるんだぜ?」

スザク「男の子には言えない事?・・・そうか!分かったぞ!!」

アーニャ「!!!」ビクッ

スザク「アーニャ、君は今生理中なんだね?」

アーニャ「・・・・・・」

スザク「だからさっき顔色が悪かったんだね?あ、ナプキンはちゃんと持っているかい?持ってないなら僕が買いに行こうか?」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/30(火) 23:16:28.52 ID:xJ+q19WDO
アーニャ「最低」パシン

スザク「痛っ」

アーニャ「もう私に話し掛けないで」スタスタ

ジノ「あーあ、怒らせちゃったよ。スザク」

スザク「アーニャ・・・、僕は諦めないぞ!!」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/30(火) 23:22:48.61 ID:xJ+q19WDO
放課後

ルルーシュ(・・・俺はなんという過ちを犯してしまったんだ)

ルルーシュ(ナナリーに会えない寂しさからついナナリー似の妹系同人誌を持って来てしまった)

ルルーシュ(これは俺がゼロだということがバレるよりもキツイぞ)

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/30(火) 23:27:47.87 ID:xJ+q19WDO
アーニャ(私何でBL本なんか持って来たんだろ)

アーニャ(ハア・・・)

アーニャ(でも授業も終わったし)

ルルーシュ(だが何とかやり過ごせたぞ)

ルルーシュ・アーニャ(これで安心して帰れる)

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/30(火) 23:32:57.47 ID:xJ+q19WDO
ドン

ルルーシュ「うおっ」

アーニャ「キャッ」

バラバラバラ

ルルーシュ「くっ、すまない。・・・って君はアーニャ!?」

アーニャ「ルルーシュ・・・君?」

ルルーシュ「大丈夫か?」

アーニャ「うん。・・・!ルルーシュ君のそれって・・・」

ルルーシュ「ん?・・・!!(しまった!同人誌が!)

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/30(火) 23:40:38.21 ID:xJ+q19WDO
アーニャ「それ・・・同人誌」

ルルーシュ「ち、違うんだ、アーニャ!これは」

ルルーシュ(ええい!どうする?同人誌を持って来た事がバレてしまったぞ!こんな事が学園内に広まったら俺はもうオシマイだ!)

ルルーシュ(ギアスを使うか?だがこいつはラウンズ!今後の戦いのためにもこんなところで使うわけには・・・)

ルルーシュ(何か他に策は・・・駄目だ思い付かん!!)

ルルーシュ(助けてくれ!ナナリー!)

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/30(火) 23:47:33.79 ID:xJ+q19WDO
ルルーシュ(・・・こうなったら一か八かに賭けるしかない)

ルルーシュ「アーニャ!この事は黙っててくれ!頼む!」

アーニャ「分かった」

ルルーシュ「へっ?」

アーニャ「別に・・・いい」

ルルーシュ(い、意外とあっさりだな。とにかく助かっアーニャ「でも記録」カシャ

ルルーシュ「!!!」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/30(火) 23:54:20.15 ID:xJ+q19WDO
ルルーシュ「ア、アーニャ」

アーニャ「大丈夫。誰にも言わない」

アーニャ「ブログにも写真はやらない。約束する」

ルルーシュ「ほ、本当か?」

アーニャ「本当」

ルルーシュ(信じるしかないか。・・・これは、BL!?しかも10冊だと!?)

ルルーシュ「アーニャ・・・、その本は」

アーニャ「!!!」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/30(火) 23:57:37.21 ID:xJ+q19WDO
ルルーシュ「それはBL本だよな?」

アーニャ「誰にも言わないで!!」

アーニャ「さっきの写真も消すから!お願い!」

ルルーシュ「・・・・・」

アーニャ「ルルーシュ!!」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/31(水) 00:01:57.37 ID:1Kl6oo6zO
ルルーシュ「・・・分かったよ。誰にも言わない。約束するよ」

アーニャ「本当?」

ルルーシュ「本当だ」

ルルーシュ「俺も同人誌見られたからな。お互い様だ」

ルルーシュ「本回収するの手伝うよ」

アーニャ「・・・ありがとう」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/31(水) 00:06:35.78 ID:1Kl6oo6zO
スザク「アーニャ・・・」

ルルーシュ・アーニャ「!?」

ルルーシュ「スザク!?お前、どうしてココに?」

スザク「アーニャの後をずっと付けてたんだ」

スザク「アーニャ・・・、君がこんな趣味だったなんてね」

スザク「君は変 だ」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/31(水) 00:11:15.63 ID:1Kl6oo6zO
スザク「君の 癖は歪んでる」

スザク「君は最低だ」

スザク「そんなもので興奮するなんてどうかしてるよ」

スザク「人の皮を被ったゴミ虫め」

スザク「恥を知れ」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/31(水) 00:22:19.85 ID:1Kl6oo6zO
スザク「明日生徒会に報告して会議をする」

アーニャ「!!!やめて!」

スザク「やめるもんか。君の歪んだ 癖を治療するには調度良い」

アーニャ「お願い・・・言わないで」ポロポロ

スザク「うるさい」パシン

アーニャ「うっ」

スザク「アーニャ、これは君の為なんだ。僕は君の事を思ってやっているんだよ」

アーニャ「ウウ・・・」ポロポロ

ルルーシュ(・・・どうやら俺の同人誌の事はバレてないようだな)

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/31(水) 00:28:38.05 ID:1Kl6oo6zO
ルルーシュ(俺の威厳は何とか保たれた。・・・だが)

ルルーシュ「おいスザク、いくらなんでもそれはやり過ぎだろう?」

スザク「何を言ってるんだいルルーシュ?・・・まさか君もアーニャと同じ趣味か?」

ルルーシュ「そんなわけないだろう。ただお前のやっている事はひど過ぎる」

ルルーシュ「趣味なんて人それぞれだ。それで良いだろう?何も生徒会に報告することではないだろ」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/31(水) 00:36:39.77 ID:1Kl6oo6zO
スザク(そうやって君は僕の邪魔をする)

スザク「それは間違ってるよルルーシュ。趣味にだって限度がある」

スザク「間違ってる事は間違ってる。正しい事は正しい。それがこの世のルールだ」

スザク「アーニャは明らかに狂ってる。イケない事だ。」

スザク「彼女を正さなければならない」

スザク「そうだ!僕は正しい事をしてるんだ!」

アーニャ「スザク・・・お願い」

スザク「しつこいぞ!アーニャ!!」バキィ

アーニャ「痛い」

ルルーシュ「スザク!!お前」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/31(水) 00:45:20.23 ID:1Kl6oo6zO
スザク「とにかく、明日生徒会で会議を開く。ジノも呼ぶ。もちろんルルーシュ、君は副会長なんだから参加はしてもらうよ」

スザク「アーニャ、今すぐにでもラウンズの資格を剥奪したいけど君は優秀だからね。黒の騎士団と戦うには戦力がいる。君を失うのはデカイ」

スザク「君が僕と同じラウンズだと思うと吐き気がするよ」

スザク「君なんか死んでしまえ」

アーニャ「・・・・・」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/31(水) 00:50:46.27 ID:1Kl6oo6zO
スザク「また明日」スタスタスタ

アーニャ「・・・・・」

ルルーシュ「(気まずいな)アーニャ、大丈夫か?立てるか?」

アーニャ「・・・うん」

ルルーシュ「明日なんとかお前の事は弁護する。今日はもう帰れ」

アーニャ「・・・分かった」

ルルーシュ「じ、じゃあな」スタスタスタ

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/31(水) 00:59:12.31 ID:1Kl6oo6zO
最低だ、ゴミ虫め、死んでしまえ

アーニャ「・・・・・」

アーニャ「ウ・・ウウウ」ポロポロ

アーニャ「うわああああああああん」

アーニャ「やだ、やだよおおおおお」

アーニャ「いやああああああ」

アーニャ「ああああ・・・あ・・あ」

アーニャ「誰か・・・助けて」ポロポロ

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/31(水) 01:05:32.68 ID:1Kl6oo6zO
ルルーシュ(・・・・・)

ルルーシュ(・・・これはラウンズ同士の問題だ。俺には関係ない)

ルルーシュ(俺の威厳は保たれたんだ)

ルルーシュ(それに奴らの関係が悪くなればチームワークにも支障が出る)

ルルーシュ(黒の騎士団にとっては好都合だ)

ルルーシュ(・・・・・)

ルルーシュ(・・・クソ)

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/31(水) 01:13:41.93 ID:1Kl6oo6zO
翌日

スザク「みんな、聞いてくれ!今日は大切な話がある」

ミレイ「なーに?」

リヴァル「なんだよ、スザク?」

スザク「昨日アーニャがBL本を学校に持って来た」

「!!!!」

シャーリー「ボ、ボーイズラブ?」ドキドキ

ミレイ「あらあら」

リヴァル「こりゃまたスゴイの持って来たなー」

ジノ「アーニャ・・・」

アーニャ「・・・・・」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/31(水) 01:21:03.63 ID:1Kl6oo6zO
スザク「学校に持って来た事は別として、僕らはアーニャのこの歪んだ 癖を正さなければならない」

ミレイ「別にいーじゃなーい、趣味なんて人それぞれなんだしぃ」

スザク「駄目です会長。こういう人間は放っとけば歯止めが効かなくなります」

スザク「これは今後の為にもちゃんと話し合うべきです」

アーニャ「・・・・・」

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/31(水) 01:28:10.51 ID:1Kl6oo6zO
ルルーシュ「待てスザク」

スザク「何だ?」

ルルーシュ「人の事をとやかく言う前にまず自分はどうなんだ?」

スザク「何?」

ルルーシュ「さっき女生徒から報告があってな、お前のカバンの中にこんなものが入ってたそうだ」ドンッ

スザク「なんだと?・・・これは!BL本!?」

アーニャ「・・・・・!!」

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/31(水) 01:32:49.08 ID:1Kl6oo6zO
リヴァル「見ろよコレ、xxxx系で登場キャラの殆どが中年オヤジだぜ」

シャーリー「やだ・・・気持ち悪い」ドキドキ

ミレイ「あらあら」

ジノ「スザク・・・お前」

アーニャ「・・・・・」

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/31(水) 01:38:05.38 ID:1Kl6oo6zO
スザク「ま、待て、こんなもの僕は知らないぞ!誰かのイタズラだ!」

ルルーシュ「証拠だってある。君達、スザクがBL本を学校で読んでたのは本当だな?」

女生徒A「はい。確かに読んでました」

女生徒B「ニヤニヤしてて気持ち悪かったです」

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/31(水) 01:54:16.10 ID:1Kl6oo6zO
ルルーシュ(ククク、咲世子に至急xxxx系BL本を集めてもらったからな。)

ルルーシュ(そしてロロの『時を止めるギアス』でスザクのカバンの中に仕組み最後は俺のギアスで女生徒に『スザクが学校でBL本を読んでるのを見た証人になれ』とかければ・・・スザク、貴様は終わりだ!!)

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/31(水) 02:03:44.67 ID:1Kl6oo6zO
スザク(・・・ギアスを使ったのか?)

ミレイ「これはビッグニュースね」

スザク「待て!僕は本当に知らない!これは罠だ!僕を嵌めようとしてるんだ!」

ルルーシュ「自分の事は棚にあげ、さらにアーニャには暴力を振るった」

シャーリー「ひどい!女の子に手を出したの?」

リヴァル「最低だなスザク」

ミレイ「さすがの私でも許せないわ」

ジノ「見損なったよスザク」

シャーリー「本当なの?アーニャ」

アーニャ「・・・うん」

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/31(水) 02:10:13.00 ID:1Kl6oo6zO
ミレイ「今日のテーマは変更!アーニャの話はもうナシ!」

ミレイ「テーマは『スザクの唯我独尊をどうするべきか?』ね!」

スザク「ま、待ってください会長!僕は本当にミレイ「私を怒らせないで?」

スザク(ク、クソ、覚えてろよルルーシュ!)

90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/31(水) 02:20:03.37 ID:1Kl6oo6zO
そしてまた放課後

アーニャ「ありがとう。助けてくれて」

アーニャ「でもどうやったの?」

ルルーシュ「なに、俺の手にかかればどうって事ない」

ルルーシュ「もう学校にあんなの持って来るなよ」

アーニャ「うん」

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/31(水) 02:23:34.09 ID:1Kl6oo6zO
ルルーシュ「じゃあな」

アーニャ「ルルーシュ」

ルルーシュ「ん?」

チュッ

ルルーシュ「!!!!!」

アーニャ「バイバイ///」

ルルーシュ「・・・・・・」

ルルーシュ「柔らかかった・・・」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/31(水) 02:29:17.44 ID:1Kl6oo6zO
C.C.「なぜ敵を助けた?」

ルルーシュ「別に、ただ敵に借りを作りたくなかっただけさ」

ルルーシュ「それにスザクを陥れる事が出来たんだ。結果的に利益は得たさ」

C.C.「言うようになったな。●●坊や」

ルルーシュ「黙れ魔女」

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/31(水) 02:37:55.86 ID:1Kl6oo6zO
ルルーシュ「さて、俺は秘蔵の妹系同人誌で心を癒すか。・・・ない!?100万冊にも及ぶ俺の妹系同人誌が一冊もない!」

C.C.「ああアレは捨てたぞ」

ルルーシュ「何?C.C.、貴様何故捨てた?」

C.C.「あれ以上増えたら私のくつろげる場所がなくなってしまう。空いたスペースは私とチーズ君の陣地にさせてもらうぞ」

ルルーシュ「こ、このピザ女があああああああ!!」








終わり

引用元: アーニャ「・・・BL本買っちゃった」