ある日 机の下


乃々「………嫌な予感が止まらないんですけど…おしまいです、きっともりくぼには太刀打ち出来ない困難に襲われるに違いないんですけど……」

乃々「……今度は何をさせられるんでしょう………自作ポエムの朗読…たくさんの人の前で歌って踊る……ひょっとしたらまたバンジージャンプ………む、むーりぃ………」

乃々「もしそんなお仕事が来たら次こそ絶対に大失敗するに決まってるんですけど………そしたら、もりくぼはその責任を取ってアイドルを………はっ………」

乃々「……そうなったらアイドルを辞められるんですけど……………よし、そうしましょう……」

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 07:33:23.09 ID:1qPwWA8F0
乃々「元々アイドルなんて向いてなかったですし……そろそろ辞めてもいいですよね………?」

乃々「………で、でも……もしもりくぼがお仕事で失敗なんかしたりしたら損害賠償とか請求されたりして………む、むーりぃ……もりくぼにはそんな財力は存在しないんですけど………」

乃々「……周りからも笑われるに決まってるんですけど……ああ、そうなったら一生もりくぼは後ろ指を指されながら生きていかなければならないんですけど……もりくぼの人生がインフェルノモードになってしまうんですけど………」

乃々「どっちに転んでももりくぼには過酷すぎます………これはいぢめですか………むーりぃ……」

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 07:34:25.04 ID:1qPwWA8F0
乃々「……………あっ、お仕事を受ける前に断ってついでに引退してしまえばいいのでは………?」

乃々「そしたらもうお仕事もせずに、世間から注目を浴びる事もなくひっそりとした暮らしが手に入るんですけど………」

乃々「そうですね……それがいいですね………乃々Pさんはいつももりくぼをいぢめてきますし………とんだブラック企業なんですけど………」

乃々「……辞めます……もりくぼの決意は固いんですけど………乃々Pさんに今日こそはっきり言いましょう……」

乃々「……何て言ったらすんなり辞められるでしょうk………」

バーン!!

乃々P「森久保ォ!!」

乃々「ひぃっ?!」ビクッ!

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 07:35:44.62 ID:1qPwWA8F0
乃々P「新しい仕事を持って来たぞ、森久保ォ!机の下から出て来い!」

乃々「む、むーりぃ……もりくぼの事は空気だと思って欲しいんですけど………」

乃々P「馬鹿を言うな、ほら、仕事だ仕事!今度は何と水着グラビアの撮影だぞ!」

乃々「ひうっ?!み
水着グラビアですか……うう……むーりぃ…………もりくぼの水着なんか見て誰も喜ばないと思うんですけど……」

乃々P「俺が喜ぶぞ、森久保ォ!」

乃々「>>9」

9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 07:46:23.98 ID:YYG2EN9rO
比奈さんや由里子さん達と一緒じゃないと無理なんですけど

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 07:53:30.29 ID:1qPwWA8F0
乃々「……比奈さんや由里子さん達と一緒じゃないとむりなんですけど……」

乃々P「そうか、なら安心しろ!二人と一緒の仕事だぞ、森久保ォ!」

乃々「…えっ……な、何で一緒なんですか……?」

乃々P「む、自分から聞いておいて何だ!」

乃々「ひうっ…!えっと……今のはお二人なら絶対に水着グラビアの撮影の仕事なんか受けないから、もりくぼもそれに便乗しようとした発言だったんですけど………もりくぼの目算は儚くも崩れ去ったんですけど………」

乃々P「はっはっは!観念しろ、森久保ォ!」

11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 08:05:20.52 ID:1qPwWA8F0
乃々「……先生たちがグラビアを引き受けるなんて一体何が………?」

乃々P「何でも舞台の仕事を引き受ける為の交換条件として編集者さんから言われたらしいぞ。それで、折角ならアシスタントの森久保ォ!もだそうだ!」

乃々「うう……舞台のお仕事ですか……?…二人の手がけられる舞台ならきっとすごい物になるんでしょうけど………話のつながりが見えないんですけど……?」

乃々P「うむ、俺も詳しい話は知らんが、今月は舞台の仕事に集中する為に休載をして、代わりに舞台の特集記事を載せるそうだ。それに合わせて二人のグラビアも載せるから、森久保ォ!にも是非、と編集者さんは言っていたぞ。」

乃々「………なるほど……だいたい話が分かってきたんですけど……………ううう……お二人からの頼みなら断れないんですけど………」

12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 08:14:20.02 ID:1qPwWA8F0
乃々「いつもお世話になってますし……もりくぼに出来るお手伝いなら……………で、でも……水着グラビアはむーりぃ……」

乃々P「そう言う森久保ォ!に嬉しいお知らせだ!もうこの仕事は俺が快諾して前金を受け取っているからな、今更辞退は不可能だぞ!」

乃々「ど、どこが嬉しいお知らせなんですか……?!むしろもりくぼ終了のお知らせなんですけど……………い、違約金とか発生しますか………?」

乃々P「はっはっは!業界大手と有名出版社からの依頼だから、断ったらうちの事務所は破産だな!(流石に破産は
無いが…)」

乃々「ひぃぃぃ……む、むーりぃ…なんですけど………!」

13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 08:19:54.71 ID:1qPwWA8F0
乃々「いぢめですか……?もりくぼをいぢめて楽しいんですか……?」

乃々P「ああ、すごく楽しいな!」

乃々「…………乃々Pさんはもりくぼが嫌いなんですか………?」

乃々P「……?!そ、そんな事は(つい、いじめたくなるだけで………えっ……ひょ、ひょ、ひょっとして乃々に………嫌われ………た……?そんな……………)」

乃々「…………いぢわるばっかりしてくる乃々Pさんなんて……き、嫌いなんですけど………」

乃々P「>>15」

15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 08:30:49.87 ID:GMaPNkoDO
(´・ω・)

16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 08:42:15.83 ID:1qPwWA8F0
乃々P「(´・ω・)」

乃々「えっ……?!」

乃々P「……乃々に嫌われた…………」
ショボーン……

乃々「……あ、あの…………?」

乃々P「ぐすっ………あんまりいじめたら駄目ってみんなから言われてたのに…………俺の馬鹿………」

乃々「……の、乃々Pさん………?」

乃々P「見たかったな……乃々の水着…………」

17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 08:48:48.89 ID:1qPwWA8F0
乃々P「ぐすっ……どうして俺は素直になれないのかな………こんなんだから乃々にも嫌われちゃったのに………」

乃々「わ、私はここにいるんですけど………」

乃々P「……ああ………ごめん、乃々……こんな意地悪ばっかりしてくる駄目なプロデューサーなんて嫌いになって当然だよな………」

乃々「えっ……えっと………?」

乃々P「今回の仕事は勝手に取った俺が悪かった………辞退するよ……違約金はこっちでなんとかするから………」

乃々「…………あの………」

乃々P「………そうだ……俺の生命保険が降りれば払えるな……じゃあな乃々………ちょっと死んでくる………」

18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 08:53:26.07 ID:1qPwWA8F0
乃々「ま、待って欲しいんですけど……!」

乃々P「……安心しろ……他人に迷惑はかけない死に方を………」

乃々「え、えっと………その……き、嫌いって言ったのは嘘なんですけど……だ、だから……ちょっと待って欲しいんですけど………」

乃々P「………………………」

乃々「嫌いとは言いましたけど……その……なんと言うか………言い過ぎだった気がしてきたんですけど………」

乃々P「……………………」

乃々「あの……だから……し、死なないで欲しいんですけど………」

19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 08:59:39.66 ID:1qPwWA8F0
乃々P「……俺のこと嫌いじゃない…………?」

乃々「えっと………ま、まあ………」

乃々P「………良かった………いつも意地悪ばっかりしてるから乃々に嫌われたかと思った………良かった………」

乃々「えっと………どうしてもりくぼにいぢわるばっかりするんですか……?」

乃々P「だ、だって………その……乃々の前だと気恥ずかし………あ………な、何でもないぞ………?!」

乃々「>>21」

21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 09:20:37.68 ID:QUBw2k/dO
? 何を言いたいのか分からないんですけど…

24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 17:28:34.30 ID:ROL7Adex0
乃々「……?何を言いたいのか分からないんですけど……」

乃々P「ゲフンゲフン!何でもないって言ったら何でも無いんだ、本当か何でも無いぞ!(あ、危ない危ない………)」

乃々「………?は、はい………」

乃々P「よし、じゃあ早速撮影用の水着を選びに行くぞ、森久保ォ!」

乃々「もりくぼが水着を持っていないのを前提にしないんで欲しいんですけど……まあ、持ってないんですけど……………」

乃々P「はっはっは!どんな水着でも買ってやるぞ!」

25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 17:29:33.87 ID:ROL7Adex0
乃々「そうですか………でしたらなるべく全身が隠れていて、あっ、後顔も隠れていて………いっそ存在ごと隠せるような水着がいいんですけど………」

乃々P「それは無理だな!」

乃々「どんなのでもいいって言ったんですけど……もりくぼの意思は関係無いんですね………」

乃々P「安心しろ!ちゃんと森久保ォ!に似合う可愛い奴を選んでやるぞ!」

乃々「むーりぃ………」

乃々P(気合い入れて一番、より乃々の可愛らしさを引き立てる水着を選ばないとな………)

26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 17:31:31.35 ID:ROL7Adex0
数日後 撮影スタジオ


乃々P「おはようございます!森久保乃々を連れて参りました。」

スタッフ「おはようございます!今日はよろしくお願いします。」

乃々「……………」ドヨーン……

乃々P「挨拶をしろ、森久保ォ!」

乃々「ひぃっ………?!…お、おはようございますけど……」ドヨーン……

スタッフ「……お、おはようございます………」

27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 17:33:59.72 ID:ROL7Adex0
乃々(も、もうむーりぃ……もりくぼはすでに限界なんですけど………………)
ドヨーン……

スタッフ「森久保さんはあちらの控え室にてお待ちください。乃々Pさん細かい打ち合わせをしますのでこちらへどうぞ。」

乃々P「分かりました。頑張れよ、森久保ォ!」

乃々「むーりぃ………帰ってもいいですか………?」ドヨーン……

スタッフ「………………」

乃々P「あ、気にしないでください。では、行きましょう。」スタスタスタスタ

スタッフ「あっ……はい…」スタスタスタスタ

乃々「…………………」ドヨーン……

28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 17:37:44.99 ID:ROL7Adex0
控え室


乃々「………………」ドヨーン…

比奈「そんな無想転生に目覚めそうなオーラ出さないでくださいよ………」
ドヨーン…

由里子「……ロボライダーに変身できそうなぐらい深い悲しみをたたえてるじぇ………」ドヨーン…

乃々「もりくぼは一子相伝の暗殺拳の遣い手でも、悲しみの王子でもないんですけど………もりくぼは無力です……」ドヨーン…

比奈「……由里子さん、何か面白いことを言うっス…」ドヨーン…

由里子「>>30」

29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 17:51:02.07 ID:tJLHKMDJo
……さっき編集さんたちの控え室の前通ったとき聞こえたんだけど、このグラビアの見出し「森のヒナユリ、可憐に咲き誇ります!」とか言うんだじぇ。可憐、可憐ってこのユリユリたちが……!

31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 18:22:49.50 ID:ROL7Adex0
由里子「……さっき編集さんたちの控え室の前通ったとき聞こえたんだけど、このグラビアの見出し『森のヒナユリ、可憐に咲き誇ります!』とか言うんだじぇ。可憐、可憐ってこのユリユリたちが……!」

比奈「それはまた……ハードル上げてきたっスね……あはは………え、マジっスか……?」

由里子「あはは………マジマジ、大マジだじぇ……いや、そう言うの柄じゃないよネ………?」

乃々「むーりぃ……もりくぼはむしろ今にも萎れてしまいそうなんですけど………」

由里子「…………乾いた笑いしか出てこないじぇ……比奈ちゃん、結構な無茶振りしたネ………」

比奈「…すみません………」

32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 18:34:46.00 ID:ROL7Adex0
比奈「そんな華とか無いっスから……はぁ……ますます憂鬱になって来たっス………」

由里子「漫画家ってのは表に出る職業じゃ……とは今更言えないか………」

乃々「ぐすっ………きっと明日学校に行ったらもりくぼをみんなが笑っているに違いありません……グラビアなんてむーりぃ………」

比奈「……ああ……もう駄目っス……黒歴史確定っス…」

由里子「書店に行ったらユリユリの水着グラビア………悪夢だじぇ………」

乃々「…先生方はまだいいと思うんですけど……問題は私です………」

33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 18:41:24.78 ID:ROL7Adex0
乃々「もりくぼのひんそーな体つきを見て何が楽しいんですか……需要が無いと思うんですけど………」

比奈「いやいや、乃々ちゃんは可愛いから需要ありまスって……むしろアタシみたいな日陰者が………」

由里子「いやいや、比奈ちゃんは結構スタイルいいからいいじぇ………ユリユリなんてチャームポイントは眉毛ぐらい………」

乃々「いえ……由里子さんもアイドルとして魅力がありますし…もりくぼから見ても…………」

由里子・比奈・乃々「………………」

由里子・乃々・比奈「………はぁ………」

34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 18:47:32.31 ID:ROL7Adex0
乃々「掲載された号の返品が相次いでもりくぼたちが全部買い取ることに………」

比奈「…想像したら胃が痛くなって来たっス………あたた……胃薬が欲しいっス………」

由里子「あの敏腕の編集者さんとはいえ商品が腐ってたら流石に無理だじぇ………ああ、こんがり炎上する未来が見えるじぇ………」

乃々「…………ぐすっ………もりくぼが何でこんな目に………」

比奈「>>36」

35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 18:58:01.73 ID:+/b7zK//O
「陽」のあたる所 必ず「陰」があり・・・
幸福のある所 必ず反対側に不幸な者がいる・・・・・・・・・・・・
「幸せ」と「不幸」は神の視点で見ればプラスマイナス『ゼロ』!ッス(開き直った感じで
)

36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 19:19:46.95 ID:tJLHKMDJo
↑+こうなったらヤケっス、どうせこんな企画も今回だけでしょうし、いっそアタシたちなりに振り切ったグラビアにしてやるっス!由里子さん、一緒に乃々ちゃんを全力で可愛く撮らせまスよ!そして乃々ちゃん、二人で由里子さんの魅力が引き立つように演出しましょう!

37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 19:32:13.27 ID:ROL7Adex0
比奈「……「陽」のあたる所 必ず「陰」があり…幸福のある所 必ず反対側に不幸な者がいる…………「幸せと「不幸」は神の視点で見ればプラスマイナス『ゼロ』!ッス!」

乃々「ひうっ……きゅ、急にどうしたんですか………?!」

比奈「こうなったらヤケっス、どうせこんな企画も今回だけでしょうし、いっそアタシたちなりに振り切ったグラビアにしてやるっス!由里子さん、一緒に乃々ちゃんを全力で可愛く撮らせまスよ!そして乃々ちゃん、二人で由里子さんの魅力が引き立つように演出しましょう!」

由里子「えっ……あっ……は、はい……!」

乃々「あっ……えっと……わ、分かりましたけど………!」

38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 19:40:38.27 ID:ROL7Adex0
比奈「失敗というのは………いいっスか、よく聞くっスッ!真の『失敗』とはッ!開拓の心を忘れ!困難に挑戦する事に無縁のところにいる者たちの事をいうっス!この撮影に失敗なんか存在しないッ!存在するのはアイドルだけっス!」

由里子「……違う荒木先生入ってない……?」

比奈「あっ……バレたっスか……?あはは………」

由里子「そりゃあねぇ……ちなみに6部だと、乃々ちゃんはディオ攻め派?アタシはディオ攻め、ブッチ受け派なんだけどサ。」

乃々「えっと…………」

由里子「あの神父DIO様どう考えても好きすぎるじぇ…あれはデキてる間違い無い。」

比奈「めっちゃ記憶の中で美化されてまスもんね……」

39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 19:45:14.74 ID:ROL7Adex0
由里子「まあ、かの偉大な作品を腐フィルターで見たらバチが当たるかもしれないけど……」

比奈「……はぁ……アタシらがあの領域に到達するには何世紀かかるっスかね……?」

由里子「あの人若返り続けてるから無理だじぇ……荒木先生はスタンド使い、間違い無いネ!」

比奈「……はっ……このネガティヴムード……アタシたちは今スタンド攻撃を受けている……?!」

乃々・由里子「?!」

40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 19:49:41.80 ID:ROL7Adex0
由里子「……新手のスタンド使いか……?!」

比奈「うわああーっ!」

乃々「花京院ッッ!!」

由里子「まさかあのスタンドは………」

乃々「知っているのかアヴゥドゥル?!」

由里子「ああ、聞いた事があるじぇ………乃々ちゃん結構ノリいいネ……!」

乃々「…………あっ……!ち、違うんですけど……い、今のは体が勝手に………!」///

41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 19:56:49.47 ID:ROL7Adex0
比奈「いやぁ……適当に振ってみたんでスけど、まさか二人ともノってくれるとは………」

乃々「あう……………」///

由里子「ノらずには居られないじぇ!アタシの中に流れるジョースター家の血が……」

比奈「いやいや、流れて無いっスから。」

由里子「つ、冷たいじぇ……アタシだってスタンドに目覚めたいじぇ……リモコンとか取れるじゃん……」

比奈「使い方がしょうもねえっス………」

42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 20:02:45.92 ID:ROL7Adex0
由里子「比奈ちゃんはどのスタンドが欲しい……?やっぱりヘヴンズ・ドアー?」

比奈「漫画家だからって安直っスよ……そうッスね………す、スタプラとか………」

由里子「にわか乙。」

比奈「いや、いいじゃないッスか?!あのデッサン力が欲しいんスよ!乃々ちゃんは?」

乃々「…………………20th センチュリーボーイですけど………」

由里子「ま、マイナーだね………」

乃々「>>44」

43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/20(金) 20:17:32.11 ID:tJLHKMDJo
あれが使えたら、乃々Pさんの無茶振りもへっちゃらなんですけど……

47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 08:51:36.50 ID:EPvXlAxW0
乃々「あれが使えたら、乃々Pさんの無茶振りもへっちゃらなんですけど……」

由里子「あの人も相変わらずだね……好きな子ほどいじめたく……もがもが。」

比奈「な、何でも無いっス……あはは……」

乃々「………?」

比奈「ちょっと、言ったら駄目じゃないっスか!」ヒソヒソ

由里子「……てへぺろ、だじぇ。」
ヒソヒソ

比奈「…………はぁ………今度の飲み会でも散々乃々ちゃんの話を聞かされそうッスね……」ヒソヒソ

48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 08:52:14.81 ID:EPvXlAxW0
比奈「………乃々ちゃんは乃々Pさんの事はどう思ってるっスか?」

乃々「えっと……そうですね………いつもいぢめてくる人ですけど……」

由里子「あちゃー…(…だから注意しておいたのに……)」

乃々「で、でも……もりくぼに愛想を尽かさずにいてくれるのは……ちょっと嬉しいんですけど………」

比奈・由里子(おっ……?!)

乃々「もう少しもりくぼに優しくしてくれてもいいと思いますけど………き、嫌いでは無いですけど………」

比奈・由里子(おおっ……!)

49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 08:53:25.41 ID:EPvXlAxW0
乃々「あと…もりくぼのファン第一号だそうですけど……もりくぼのファンになるなんて変わった人なんですけど……」

比奈「………こほん…アタシらのファン第一号は今の編集さんっス。最初に漫画を持ち込んだ時に担当してくれたのが編集者さんだったんス。」

乃々「あっ……そうなんですか……?」

由里子「だからまあ……人気漫画家になれたのはあの人のおかげなんだじぇ………何回か担当が変わったんだけど、結局あの人以外ユリユリから原稿を〆切までに回収出来る人は居ないじぇ、
キリッ。」

比奈「威張って言うなっス……由里子さんの逃亡癖さえ無ければ……」

由里子「ひゅー…」

50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 08:54:30.38 ID:EPvXlAxW0
比奈「まあ、編集者さんはアタシらよりアタシらの事を理解してくれてる人っスからね………めちゃくちゃ怖いんスけど………」

由里子「どこに逃げても何故か必ず捕まるんだじぇ……あれ、何でなんだろ………?」

比奈「捕まらなきゃ困るっス………ええと、でスから何が言いたいかと言いまスと………乃々Pさんも乃々ちゃんを理解してるからこそ、なんじゃないっスかね?」

乃々「…それはない、なんですけど……いつももりくぼには似合わない………」

由里子「今まで一回でも企画がコケた事あった……?」

乃々「それは……………………あっ……?!」

比奈「>>52」

52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 09:57:35.74 ID:jxuMjxtfO
せいぜい前回の「24時間大食いチャレンジ」とその前の「ヒッチハイクで日本一周」とその前の「日高愛との大声勝負」がお蔵入りになったくらいッス

53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 10:05:51.77 ID:EPvXlAxW0
比奈「せいぜい前回の「24時間大食いチャレンジ」とその前の「ヒッチハイクで日本一周」とその前の前の「日高愛との大声勝負」がお蔵入りになったくらいッス。」

由里子「えっと……大食いチャレンジは共演者のみちるちゃんがひとりで全部食べちゃって……」

比奈「大声勝負は計測器が壊れて測定不能に………ヒッチハイクは………」

乃々「ヒッチハイクの事は言わないで欲しいんですけど………あれは悪夢でした………」

比奈「………すみません……」

乃々「いえ…………」

54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 10:12:48.45 ID:EPvXlAxW0
乃々「『車なんていりません!!!』はもうトラウマなんですけど……」

比奈「まあまあ…………」

乃々「むーりぃ……あれに比べたらグラビア撮影の方がまだマシな気がしてきたんですけど………」

比奈「あはは……まあ確かにそうッスね……スタッフも全員死にかけたらしいッスから………」

由里子「まあ…グラビア撮影なら命の危険はないからネ……」

乃々・比奈・由里子「…………」

55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 10:17:12.82 ID:EPvXlAxW0
由里子「………もっと言えば編集者さんの方が怖いけど………」

乃々「あー………もりくぼもあの人は怖いんですけど………」

比奈「だいたい今回の話だって編集者さんが発端っス!いともたやすく行われるえげつない行為っス!」

由里子「そうだじぇ!いつもいつもユリユリたちに〆切、〆切って!」

編集者「……………」

56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 10:23:37.40 ID:EPvXlAxW0
由里子「ここだけの話……あの人絶対彼女とか出来ないじぇ。」

比奈「………言えてるッス。」

編集者「…………」

乃々「…………?!あわわ………!!」カタカタカタカタ…

比奈「いや、まあ……感謝はしてまスけど……ちょっとレディへの思いやりが欠けてるというか……」

編集者「……………」

乃々「……う、後ろ…………」カタカタカタカタ…

由里子「……?後ろがどうし…………あ……」

編集者「>>58」

58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 10:28:53.74 ID:jgJNfZcTO
あ、来週〆切の5月号、巻頭カラーで58ページだから。あと作者一人一人のインタビュー記事4ページずつな

59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 10:37:32.54 ID:EPvXlAxW0
編集者「ああ、来週〆切の5月号、巻頭カラーで58ページですので。。あと作者一人一人のインタビュー記事が4ページずつあります。」

由里子・比奈「え”?!」

編集者「…あと森久保さんのインタビュー記事もあります。」

乃々「えっ………?!」

編集者「来月号は休載ですから余裕はあると思います。大丈夫ですよね?」

比奈「だ、だいじょばないっス………」

60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 10:41:34.84 ID:EPvXlAxW0
由里子「やめてくださいしんでしまいます……いや、マジで………」

比奈「そ、そうっス!58ページ仕上がると……いや仕上がらないっス!」

編集者「私は先生方を信頼しております。」

由里子「さ、さすが編集者さん……やるといったらやるスゴ味があるじぇ………」

編集者「〆切は守ってくださいますね。」

比奈・由里子「……………はい…」

編集者「ありがとうございます。」

61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 10:46:46.01 ID:EPvXlAxW0
乃々P「やったな、森久保ォ!10ページのロングインタビューの仕事がもらえたぞ!」

乃々「え………………」

乃々P「出版社の社長さんがいたく森久保ォ!を気に入ってるそうでな、これからもどんどん仕事を回してくれるそうだ!」

乃々「………10ページって本当ですか………?」

乃々P「ああ!10ページ丸々森久保ォ!のインタビュー記事だぞ!」

乃々「ひう………む、むーりぃ…!…そんなに話す事ないんですけど…………!」

62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 10:53:50.70 ID:EPvXlAxW0
乃々P「安心しろ、森久保ォ!可愛い森久保ォが話してるだけで売り切れ間違い無しだ!」

乃々「そ、そんな訳ないんですけど………もりくぼにそんな影響力はないんですけど………」

編集者「いえ、こちらは人気の出ない企画は組みませんから。森久保さんのインタビュー記事も巻中カラーにします。」

乃々「も、もりくぼにカラーページなんてもったいないんですけど…!もっと他の方に回した方が………」

乃々P「甘えるな、森久保ォ!」

乃々「ひいっ……?!」

乃々P「>>64」

64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 11:10:42.23 ID:jgJNfZcTO
とりあえずは今回の水着グラビアだ!
  ビキニと   バック、スクール水着にセーラーミズギ、色々着てもらうからなぁ!
ネコミミ、ウサミミ、イヌミミそれぞれしっぽも用意した!!

65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 11:16:35.93 ID:EPvXlAxW0
乃々P「とりあえずは今回の水着グラビアだ!  ビキニと   バック、スクール水着にセーラーミズギ、色々着てもらうからなぁ! ネコミミ、ウサミミ、イヌミミそれぞれしっぽも用意した!!」

乃々「む、むーりぃ………!どうしてもりくぼが……」

乃々P「いいか、森久保ォ!世の中にはアイドルになろうと必死に努力してもなれない人たちがたくさんいるんだ!その中で森久保ォ!はアイドルをやれているんだぞ!」

乃々「ぐすっ……別にもりくぼはアイドルになんてなろうとは………」

乃々P「森久保ォ!」

乃々「ひうっ……?!こ、今度は何ですか………?」

66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 11:22:53.72 ID:EPvXlAxW0
乃々P「……どうして俺がそんなに嫌がる乃々に仕事をさせてるか分かるか……?」

乃々「えっ……そ、それは……アイドルにお仕事をさせるのがプロデューサーさんのお仕事だから………」

乃々P「違う!お前の才能が本物だからだ!お前にはアイドルとしての才能があるんだよ!」

乃々「そんな………もりくぼにはアイドルなんて向いてな………」

乃々P「アイドルに向いてないやつが有名漫画雑誌に10ページのロングインタビューの仕事なんか貰えると思っているのか?!」

乃々「…そ、それは……………」

67: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 11:30:35.91 ID:EPvXlAxW0
乃々P「そんな風に嫌々やって人気アイドルの森久保乃々は間違いなく天才だ!俺は森久保乃々というアイドルが本物だと知っている!」

乃々「……の、乃々Pさ………」

乃々P「そのネガティヴなところだって乃々の魅力の一つだ!ファンにもそこがいいって言う人がたくさんいる!むしろ長所だ!俺だってそんな乃々が可愛くて仕方ない!」

乃々「………魅力………」

乃々P「乃々はレッスンだってなんだかんだで受けてるし、台本だって読み込んでいるのを俺は知っているぞ!」

乃々「そ、それは………本番で失敗して恥を晒したくないからなんですけど…………」

68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 11:38:18.29 ID:EPvXlAxW0
乃々P「本番で失敗したら辞められるかもしれないのにか……?!」

乃々「あ…………」

乃々P「人が苦手な乃々にアイドルをやらせている事は済まん!はぁ……はぁ……だがな、俺はお前にはアイドルを辞めさせるつもりは……はぁ……はぁ……無いぞ!!」

乃々「………………」

乃々P「乃々が引退したらなぁ………一番のファンである俺が悲しいからだ!!」

編集者・由里子・比奈「……………」

乃々P「はぁ……はぁ………分かったか、森久保ォ!!」

乃々「>>70」

70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 11:53:24.13 ID:4SPsDuqvO
わかりましたからスクール水着とネコミミかざしてはぁはぁするのはやめてください。

73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 15:50:04.73 ID:EPvXlAxW0
乃々「わかりましたからスクール水着とネコミミかざしてはぁはぁするのはやめてください……」

比奈「ニッチなジャンルっスね………」

由里子「いや、意外とあー言うの好きな人多いのよ。」

比奈「もうやだこんな国、っス……」

乃々P「はぁ……はぁ……安心しろ、旧スクだ!」

乃々「すみません、どこに安心できる要素があるのでしょうか……というか乃々Pさんは変 さんなんですか……」

乃々P「馬鹿野郎、絶対に似合うぞ、森久保ォ!」

74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 15:51:06.25 ID:EPvXlAxW0
乃々P「いいから、黙って着ろ!…いや、ここは森をイメージしたリス耳とリス尻尾で行こう!」

乃々「むーりぃ……スク水にコスプレとか怪しいお店みたいなんですけど……」

乃々P「ば、馬鹿野郎!怪しいお店とか森久保ォ!の口から言うんじゃない!」

乃々「ひぃぃぃ……理不尽なんですけど………!」

由里子「ケモミミ男子ってケモミミ娘に比べて知名度低いと思わない?萌えるのに………」

比奈「でもあんまりメジャーになったらなったで嫌なんでしょ?」

由里子「まあね。」

75: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 15:53:23.88 ID:EPvXlAxW0
乃々P「ほら、これを装着すれば森久保ォ!の憧れの森の住人になれるぞ!」

乃々「むーりぃ……そーいう意味じゃないんですけど……」

編集者「……………」

乃々「ひぃぃぃ………あっ…!こ、こーいうのは出版社さんが決める事だと思うんですけど……?」

乃々P「こいつにこの衣装で撮影させてやりたいんですが、構いませんね!!」

編集者「……そうですね……よし、それで行きましょう!」

乃々「?!」

76: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 15:55:15.39 ID:EPvXlAxW0
乃々「えっ……ちょ、ちょっと待っt………」

編集者「これは売れます……編集者としての経験がそう言っています!」

乃々P「あなたが話のわかる人で良かった!」

編集者「ありがとうございます。あっ、お二人の水着に関しては担当の漫画家Pさんからご指示を預かっておりますので。」

比奈・由里子「?!」

編集者「ご本人によると『自分〆切が近いので撮影に付き合うのむーりぃ、thpr。比奈ちゃんとユリユリちゃんにはそれぞれ>>78と。」

77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 16:02:47.06 ID:krxtV0C4o
比奈ちゃんは童顔に似合う水色のセパレート、ユリユリちゃんには大人っぽい黒のビキニ

78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 16:08:53.18 ID:Y1VvNYPOo
↑+比奈は眼鏡着用

79: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 16:15:01.38 ID:EPvXlAxW0
編集者「『比奈ちゃんは童顔に似合う水色のセパレート、ユリユリちゃんには大人っぽい黒のビキニ。』だそうです。」

比奈「…アタシ今年は焼かないって………」

編集者「室内です。」

由里子「………こマ?」

編集者「マジです。ちゃんとメールで確認しました。」

比奈・由里子「……………」

80: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 16:23:41.88 ID:EPvXlAxW0
編集者「続きがあります。『比奈ちゃんは眼鏡も着用してください。その方が萌えます。P.S.校了したならこっちの手伝いに来てちょうだい……マジで。あと、冷えピタ切れたから買って来て。』だそうです。」

比奈「後半私用じゃないっスか………」

由里子「編集者さん経由する意味が分からないじぇ………」

編集者「まあ、的確なご指示だとは思いますので。では、用意してありますので着替えてきてください。」

由里子「………………」ダッ

比奈「あっ……?!逃げたっス!」

81: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 16:33:19.72 ID:EPvXlAxW0
由里子「黒のビキニとかむ、無理だじぇ!逃げるんだよォォォ!!」ガシッ

由里子「………じぇ……?!」

編集者「そちらは出口です。更衣室はあちらです。」

由里子「………あはは……ま、間違えちゃったじぇ……」カタカタカタカタ…

乃々P(これ程までに素早い捕獲、俺じゃなきゃ見逃してたな。)

乃々(えっ……?!今何がどうなったんですか……?!)


82: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 16:41:34.67 ID:EPvXlAxW0
由里子「辞めて、ユリユリに乱暴するつもりでしょ!  同人みたいに!」

編集者「……早く着替えてきてください。」

由里子「………………」

編集者「………大西先生。」

由里子「………ぐすっ…………ユリユリみたいな非リア充に黒のビキニは無理だじぇ………絶対似合わないじぇ………だから水着グラビアは嫌だったのに………そんなユリユリ美人じゃないし………」

編集者「>>84」

84: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 16:58:00.21 ID:njT2Oj7SO
需要はどこにでもあるものですよ

85: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 17:05:21.17 ID:EPvXlAxW0
編集者「……需要はどこにでもあるものですよ。」

由里子「………………」

編集者「仮にもアイドルなのですから、少しは自信を持ってください。世間的には十分美人で通用するレベルですよ。」

由里子「…………そうかな………?」

編集者「少なくとも巻頭グラビアにできる程度には美人です。私を信用してください。」

由里子「………………」

86: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 17:10:36.35 ID:EPvXlAxW0
編集者「……今までに多くの苦境を共に乗り越えてきたじゃないですか………私は大西先生をよく知っています。大西先生も私をよく知ってらっしゃると思います。」

由里子「………………」

編集者「……この企画でお二人や森久保さんにご迷惑がかかりました、私が責任を取ります。………お願いします。」

由里子「………………更衣室ってあっちだよね………?」

編集者「……先生…」

由里子「……………今回だけ……今回だけは頑張ってみるじぇ……」

87: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 17:15:12.66 ID:EPvXlAxW0
由里子「……編集者さんが間違った事を言わないのはよく知ってるから………比奈ちゃん、行こ。」

比奈「………はいっス……恥ずかしいっスけど……ファンが待ってくれてるっスよね?」

編集者「はい。きっと大きな反響を呼びます。」

比奈「……はぁ………さっさと終わらせて帰りたいっスからね……あーあ…水着なんか柄じゃねえっス。」

編集者「必ず似合いますよ。」

比奈「………………」

88: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 17:21:58.61 ID:EPvXlAxW0
編集者「眼鏡を外すか外さないかで漫画家Pさんとは散々揉めましたが、お二人の才能に関しては意見が合います。アイドル面では、漫画家Pさんがプロです。」

比奈「……………」

編集者「そのプロの方が仰ったのです。間違いがあるはずがありません。それと、『二人とも絶対ゴネるけど、可愛いからヘーキ。もし売れ残ったら俺が全部買うから安心してね!☆〜(ゝ。∂)』とも。」

比奈「………ちぇっ…漫画家Pさんったら自分は現場にも来ないくせに…………ずるいっス……」

由里子「……あの人らしいじぇ………」

比奈「>>90」

89: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 17:34:35.62 ID:Y1VvNYPOo
……仕方ない、更衣室行くっス

90: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 17:38:40.55 ID:cOUWDN9AO
↑後で漫画家Pさんに高い画材買ってもらわないと…

92: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 17:48:59.85 ID:EPvXlAxW0
比奈「……仕方ない、更衣室行くっス…後で漫画家Pさんに高い画材買ってもらわないと…」

由里子「そうだね、それぐらいやってもらってもいいよネ?変な話、あの人結構稼いでるんだし。」

比奈「っス。変な話、あの人も売れっ子っスからね。」

由里子「はぁ……帰りに冷えピタ買っていってあげよっか?」

比奈「………でスね。」

乃々「………………」

93: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 17:52:44.05 ID:EPvXlAxW0
比奈「ファンのため、編集者さんのため……」

編集者「……………ふっ…」

比奈「……そして、高級画材の為に頑張るっス!」

由里子「………はっ!編集者さん×漫画家Pさん………ねえ、編集者さんってタチだよね?」

編集者「………………」

由里子「………すみません、調子に乗りました…」

94: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 17:59:28.29 ID:EPvXlAxW0
編集者「身内でカップリングしないでください……反応に困ります……」

由里子「あはは……習性みたいなもんだから………」

編集者「……私からも何かプレゼントを………」

由里子・比奈「休み!!」

編集者「………分かりました。スケジュールの調整をします。」

由里子・比奈「マジっスか?!」

編集者「マジです。」

95: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 18:03:37.16 ID:EPvXlAxW0
比奈「聞いたっスか由里子さん!休みっスよ?!」

由里子「聞来ましたよ、比奈さん!奇跡も魔法もあるんだじぇ………」

編集者「……では改めてお願いします。」

比奈「了解っス、乃々ちゃ……」

乃々「…………もりくぼはまだやるって言ってないんですけど………」

比奈「あっ…………」

乃々「>>97」

97: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 18:12:50.09 ID:0/LrafZaO
激しい喜びはいらない・・・その代わり深い絶望もない。植物のよう に生きることこそ森久保の理想だったんですけど

101: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 21:05:14.89 ID:EPvXlAxW0
乃々「激しい喜びはいらない・・・その代わり深い絶望もない。植物のよう に生きることこそもりくぼの理想だったんですけど………」チラッ

乃々P「………?」

乃々「…………深い絶望はよく体験しますし…今だって深い絶望の淵に追いやられているんですけど………パイツァダストが使えるようになりそうなんですけど……」

比奈「………すみません……アタシらが指名したばっかりに………」

由里子「……ごめんね、乃々ちゃん。」

乃々「あ……いえ……そうではないんですけど……!」

102: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 21:08:09.91 ID:EPvXlAxW0
乃々「もりくぼが絶望しているのは乃々Pさんになんですけど………」

乃々P「……?!」

乃々「もりくぼいぢめが趣味な上に……変 さんとか……むーりぃ………」

乃々P「…………」フラッ……

編集者「あっ……しっかりしてください!」ガシッ

乃々P「分かってた………分かってたけど………」

乃々「…………………」

103: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 21:08:53.23 ID:EPvXlAxW0
乃々「いつもいつも、もりくぼにいぢわるなお仕事ばっかり取ってきますし………」

乃々P「ぐすん…………」

由里子「ああ……乃々ちゃん…!」

乃々「……声も大きいし……はっきり言って苦手なタイプの人…………」

乃々P「」

編集者「気を確かに持ってください…!」

乃々P「………ぐすっ……苦手………ぐすっ………」

104: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 21:09:51.96 ID:EPvXlAxW0
乃々ちゃ……苦手なタイプの人のはず……なんですけど………何故か乃々Pさんの事は嫌いになれないんですけど……」

乃々P「!!」

乃々「………いぢめられるのは慣れていますし………の、乃々Pさんがしばらくもりくぼに静かな生活を与えてくれるなら…………きょ、今日だけなら………」

乃々P「………ぐすっ……乃々………」

乃々「か、勘違いしないで欲しいんですけど……今だって嫌で嫌で仕方ないですけど………お仕事だから仕方なくですよ………?」

乃々P「>>106」

106: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 21:23:47.73 ID:g2+GTJ8CO
分かったよ...乃々
次の仕事は乃々があまり喋らなくていいいのを予定してる(インディの二人が乃々のポエムを東京ドームで延々と読んでいく)
だから今回の仕事を頑張ってくれ!

107: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 21:30:48.83 ID:EPvXlAxW0
乃々P「分かったよ...乃々
次の仕事は乃々があまり喋らなくていいいのを予定してる(インディヴィジュアルズの二人が乃々のポエムを東京ドームで延々と読んでいくだけだからな!) …だから今回の仕事を頑張ってくれ!」

乃々「……!ほ、本当にあんまり喋らなくていいんですか………一言も喋らないかもしれないんですけど………」

乃々P「ああ、構わないぞ!森久保ォ!の仕事は椅子に座っているだけだ!」

乃々「……………う、嘘じゃありませんよね……?……落とし穴とかありませんよね………?」

乃々P「ああ、何の仕掛けもない普通のステージだ!」

乃々「……ステージ……は嫌ですけど……………まあ…それくらいなら…………………分かりました……」

乃々P「!!」

108: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 21:36:48.76 ID:EPvXlAxW0
乃々「………………行きましょう……嫌な事は早く終わらせて帰りたいんですけど………」

比奈「……乃々ちゃん……ありがとうございまス……!」

由里子「おお、心の友よ!!」

編集者「…………」

乃々「…………乃々Pさん……約束ですよ………?」

乃々P「ああ、約束する!(嘘は言っていないから……いいよな……?)」

109: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 21:42:17.33 ID:EPvXlAxW0
乃々「ううう………もりくぼの黒歴史に新たな1ページが加わるんですけど…………」///

乃々P「……………」

乃々「は、早くしましょう……!こうなったら、スク水でもリス耳でも何でも……は無理ですけど…もりくぼにできる範囲ならや、やりますけど………」

編集者「………では出来る範囲でお願いします。」

乃々「……………」///

乃々P(………100部は買おう。)

110: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 21:47:58.09 ID:EPvXlAxW0
撮影スペース


カメラマン「それじゃあ撮影を始めます!」

乃々(スク水 リス耳、リス尻尾)
「むーりぃ………」///

比奈(水色のセパレート 眼鏡)
「こ、これってどう言うシチュなんでスかね………?」///

由里子(黒のビキニ)
「ろ、露出が多いじぇ………あうう………」///

乃々P(これは永久保存だな…………)

編集者(ふむ……やはり見立てに間違いは無かった……)

カメラマン「>>112」

112: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 21:58:33.78 ID:EMI3bs8/0
これは………カメラマン人生最高の被写体だ…………・・
10万部は売れるぞ……・・

114: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 22:08:25.16 ID:EPvXlAxW0
カメラマン「これは………カメラマン人生最高の被写体だ…………!!
10万部は売れるぞ……!!」

編集者「ほら、下を向いてないでシャキッとしてください!」

乃々「ううう………やっぱり帰り………」///

乃々P「最高だぞ、森久保ォ!!最高に可愛いぞ!!」

乃々「あうあう………む、むーりぃ…………」///

編集者「成る程……これは可愛いですね……社長が気にいるのも分かります……」

乃々P「ですよね!!」

115: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/21(土) 22:14:01.96 ID:EPvXlAxW0
比奈「ゆ、由里子さん………こ、これも勉強だと思うっス……!」///

由里子「むーりぃ……だじぇ……もうお嫁に行けない……およよ……」///

比奈「相手が居ないから大丈夫っスよ………由里子さんが恥ずかしがってたらアタシがなんか余計に恥ずかしいじゃねえっスか………!」///

由里子「だって………全体的にスースーするんだもん……もうユリユリはだめだじぇ……先に行くじぇ……」///

比奈「フラグはいいっスから………うう……」///

由里子「あう……氏ぬ……恥ずかしぬじぇ………」///

120: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/22(日) 09:10:35.65 ID:n2LyuFFY0
由里子「…………帰っていい…?」///

編集者「駄目です。撮影が終わるまで我慢してください。」

由里子「ぐすん………裸ならいつも描いてるけど……自分が肌を見せるのは………慣れてないのよ……よよ…」///

比奈「………ほ、本当におかしくないっスか………?」///

編集者「おかしくないです。とても綺麗ですよ。」

比奈「……そっスか………?ああ……布地が足りてないっス………」///

乃々(先生方はやっぱり美人ですけど………それに比べてもりくぼは………)

乃々P「前を向いて胸を張れ、森久保ォ!!」

乃々「ひうっ……?!」

121: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/22(日) 09:11:41.04 ID:n2LyuFFY0
乃々P「いや、堂々としてしまったらその小動物のような可愛さが薄くなってしまう………あ、あんまり堂々とせずに堂々としろ、森久保ォ!」

乃々「むーりぃー……どうすればいいのか分からないんですけど………」///

乃々P「安心しろ、森久保ォ!お前なら出来る!!さあ、気合だ!!」

乃々「ひぃぃぃ……!む、むーりぃ……!」///

由里子・比奈・乃々P・編集者・カメラマン(かわいい……)

乃々「ぐすっ………もりくぼの何がそんなにいいんですか………?」

乃々P「>>123」

123: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/22(日) 09:32:58.34 ID:JlJEmhTNo
全てだ(イケメンAA).

124: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/22(日) 09:44:19.40 ID:n2LyuFFY0
乃々P「全てだ(イケメンAA略)」

乃々「………あう…」///

乃々P「乃々の性格から何から全てが好きだ!つま先から髪の毛の先まで全てが好きだ!もう可愛さという概念を具現化した存在と言っても過言では無いな!」

乃々「………………」///

乃々P「今すぐにでも抱きしめて、そのまま持ち帰ってながめていたいぐらい可愛………はっ……!」

由里子「……やってしまいましたなぁ………」

乃々「……………む、むーりぃ……」///

125: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/22(日) 09:49:46.02 ID:n2LyuFFY0
乃々P「ち、違うぞ……!今のはつい口が滑ったと言うか………!!」

乃々「…………………」

乃々P「…………乃々……?」

乃々「…………も、もう……そ、そんな変 さんなんか…し、知りませんけど………」///

乃々P「」

乃々「あうう………何なんですか………新手のいぢめですか……?」///

126: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/22(日) 09:56:53.18 ID:n2LyuFFY0
乃々「そ、そんな事言われても……こ、困るんですけd………」///
パシャ パシャ パシャ パシャ

乃々「ひうっ…?!」///

カメラマン「今の表情すごくよかったよ!いい感じに恥じらいに満ちているというか……出来ればそんな感じで今日は撮らせてもらいたいんだけど……?」

乃々「え……あ……えっと……?」///

カメラマン「流石ですね、乃々Pさん。乃々ちゃんの魅力をこんな短時間で引き出すなんて!」///

乃々P「」

編集者「………(犠牲になったのだ……)」

127: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/22(日) 10:02:30.91 ID:n2LyuFFY0
編集者「………(では、こちらも……)」
パシャ カチカチ ピロリーン♪

比奈「……あっ………な、な何してるんスか?!」///

編集者「漫画家Pさんに写メを送りました。」

由里子「ちょっ……?!そ、それは待って…?!」///ピロリーン♪

編集者「あっ、返信が早いですね。」

比奈・由里子「?!」

編集者「読みます。>>129」

129: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/22(日) 10:10:09.77 ID:7NpDgoGXO
サービスカットの参考にさせてもらう

130: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/22(日) 10:21:00.42 ID:n2LyuFFY0
編集者「『サービスカットの参考にさせてもらいます(^o^)』」

比奈「ほらああああ…!だから嫌だったんスよ……!もおおお……!」///

由里子「あああああ……!あの人はあああ……!」///

編集者「『最高に  いです。とても良いカットが描けそうです(^_−)−☆トンクス。もう、普段着が水着でよくね?』だそうです。」

比奈「……タイプが速すぎるっスよ……ぐすっ……もういやっス……………」//////

由里子「ああ……ここのコマとここのコマとかって絶対嬉々として説明してくるじぇ………あう……」//////

131: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/22(日) 10:25:14.51 ID:n2LyuFFY0
スタッフ「よし……と、今の内に撮ってください。」

カメラマン「はい、いい表情です!」
パシャ パシャ パシャ パシャ

比奈「うわああん……高級画材じゃ割に合わないっス………」///

由里子「いやあああ…!汚されちまうじぇえええ……!」///

乃々「むーりぃ………」///

カメラマン「これは売れます、売れますよ!」パシャ パシャ パシャ パシャ

132: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/22(日) 10:31:16.17 ID:n2LyuFFY0
漫画家Pの仕事場


漫画家P「ああ……今回は死ぬかと思った………兼業はキツいわ………」

ピンポーン

漫画家P「ひいっ?!」ガタガタガタ

ピンポーンピンポーン

漫画家P「あわわわわ………」
ガタガタガタガタガタ

ピンポーンピンポーンピンポーン

漫画家P「な、な、な、何で……今月は〆切守ったのに………!」
ガタガタガタガタガタ


133: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/22(日) 10:39:37.06 ID:n2LyuFFY0
漫画家P「…………ゴクリ……」ガチャ!

漫画家P「すみません、書き直しだけは勘弁してくださ………」

比奈・由里子「………………」

漫画家P「……はぁ……なんだ…比奈ちゃんとユリユリちゃんかぁ……撮影はもう終わっ………ぐはっ……!」バキッ

比奈「さあ……お前の罪を数えるっス…」

漫画家P「……あ、あるぇー……?な、何のことかなー…?」ダラダラダラダラ…

由里子「>>135」

135: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/22(日) 10:49:20.80 ID:1vxdXIVaO
一つ、勝手に企画を引き受けた

二つ、それによって乃々ちゃんに迷惑をかけた

私はかぞえたじぇ+↑

136: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/22(日) 10:57:49.09 ID:n2LyuFFY0
由里子一つ、勝手に企画を引き受けた。二つ、それによって乃々ちゃんに迷惑をかけた。私は数えたじぇ…」

比奈「ねえ……漫画家Pさん、水着グラビアのアイディア出したのあなたっスよね…?」

漫画家P「………?!ま、全く記憶にございません(震え声)」

由里子「……おかしいと思ったんだよネ……ユリユリたちの水着って…来月のカラーページでヒロインが着るのと同じやつだよね?」

漫画家P「ぐ、偶然やし……そんな…カラーページ全然描けなかったからとかちゃうし………」

比奈・由里子「……………」

137: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/22(日) 11:05:41.89 ID:n2LyuFFY0
漫画家P「い、いいじゃん……結果オーライやろ…?増刷間違い無しですよ………?」

由里子・比奈「……………」

漫画家P「…………すみません、どうしてもサービスカットが描けなかったんです。……あっ、お陰さまでさっき上がりまし……」

比奈「オラァッッッ!」ボス!

漫画家P「ぐほあ……!星の瞬きのごとき速さのボディブロー………?!」

比奈「アタシらが……アタシらがどれだけ恥ずかしい思いをしたと思ってるんスか………?!」

138: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/22(日) 11:13:30.95 ID:n2LyuFFY0
由里子「……言い訳は後で聞く。だから、今は気の済むまで殴らるじぇ!

比奈「ああ…一通り言い訳聞いたら高級画材一式二人分と、5月号の分の8割49ページ仕上げお願いしまス。」

漫画家P「…ひ、ひと思いに右からやってくれ……!」

由里子「NO!NO!NO!NO!NO!」

漫画家P「…ひ、左……?」

比奈「NO!NO!NO!NO!NO!」

漫画家P「り、りょうほーですかああああ〜?」

比奈・由里子「YES!YES!YES!
YES!YES!」

139: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/22(日) 11:21:14.03 ID:n2LyuFFY0
漫画家P「もしかしてオラオラですかーッ!?」

比奈・由里子「YES! YES!YES!OH MY GOD!”」

比奈「ヒナヒナヒナヒナヒナヒナヒナヒナヒナヒナ!」ズドドドドドド

由里子「ユリユリユリユリユリユリユリユリユリユリ!」ズドドドドドド
    
ド――ーーーーン!

由里子「……やれやれだじぇ。」

漫画家P「>>141」

141: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/22(日) 11:30:52.81 ID:7NpDgoGXO
………ひでぶっ!?

142: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/22(日) 11:38:02.03 ID:n2LyuFFY0
漫画家P「………ひでぶっ!?」カクッ

比奈「フィー……っス。」

由里子「はぁ……恥ずかしかったじぇ………」///

比奈「……でもまあ……ちょっと新鮮で楽しかったっスね…?」///

由里子「……だね。」

漫画家P「」

143: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/03/22(日) 11:47:38.74 ID:n2LyuFFY0
次の日 机の下


乃々「……あうう……思い出しただけで顔から火が出そうなんですけど………」///〜〜〜♪ ピッ

乃々「あっ…携帯が……」ピッ

乃々「はい……もりくぼですけど……」

美玲「おお、乃々。ウチだぞッ!いきなりで悪いんだけど……なあ、純白なる妖精の声ってどう言う意味なんだ?一応読む内容ぐらいは知っておいたほうがいいと思ってなッ!」

乃々「…………は…?」



負けるなぼのの

引用元: 比奈「付き合ってください、お願いしまス!」