1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:40:06.71 ID:ih6QxYUM0
P「おはようございまーす」

春香「プロデューサーさん!」

P「おう春香。今日も可愛いな」

春香「ありがとうございます…ってそうじゃなくてですね!」

春香「千早ちゃんが、千早ちゃんが大変なんです!」

P「何!千早が!?」

春香「はい。とりあえずこっちへ」

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:40:42.49 ID:ih6QxYUM0
春香「あれを見てください」

P「…誰だあのソファに腰掛けてる下手な化粧ベッタリつけてる人は」

春香「千早ちゃんです」

P「…あのいかにも真が好きそうな服着た人が?」

春香「千早ちゃんです」

P「…あんな舞妓さんみたいな化粧する子だったか?」

春香「でもあれが千早ちゃんです」

P「…何があった」

春香「さぁ…朝来たらソファでお化粧してまして」

春香「しばらく放っておいたらああなってました。」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:41:21.96 ID:ih6QxYUM0
P「…千早に化粧の仕方を教えたのは?」

春香「私ですけど、薄化粧の仕方しか教えてないのでおそらく薄化粧を何重にも重ねた物と思われます」

P「化粧しすぎって肌に悪いんじゃなかったっけ」

春香「基本的に」

P「……ん。何か立ち上がったぞ」

春香「プロデューサーさん隠れて!」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:41:56.47 ID:ih6QxYUM0
千早「蒼い~鳥~ふふんふ~♪」

P「…誰だあれ」

春香「千早ちゃんです」

P「…どうしてああなった…」

春香「何か心当たりはないんですか?千早ちゃんがおめかししたくなるような」

P「……ない」

春香「そうですか」スッ

P「ちょ、春香?」

春香「私が直接聞いてきます。とりあえずプロデューサーさんはここで待機で」

P「ら、ラジャー」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:42:49.78 ID:ih6QxYUM0
春香「…」

P「ど、どうだった?」

春香「私だって年頃の女の子だから…って言われました」

P「ふむ…」

春香「それと私が目視した感じでは」

P「どうした?」

春香「PADが入ってます」

P「」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:44:14.87 ID:ih6QxYUM0
P「…よし。俺が聞いてみる」

春香「がんばってください。健闘を祈ってます」

P「任せろ」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:44:53.02 ID:ih6QxYUM0
P「…あー…えっと、千早…さん?」

千早「!! プ、ププロプロデューサー!お、おはようございます!」

P「お、おう。おはよう。」

千早「どどど、どうしました?」

P「いや、えっと…今日はなんだかいつもより綺麗だなーと…」

千早「そそそ、そ、そうですか!?」

P「あ、ああ…」

千早「ありがとうございます!」

P「あー…えっと…なんで急に化粧しようと思ったんだ?」

千早「ふふふ。春香と同じ事聞くんですね。」

P「そ、そうか?」

千早「ええ。でも、私が年頃の女の子だからですよっ♪」

P「…あ、はい。」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:45:58.69 ID:ih6QxYUM0
春香「どうでしたか!?」

P「ダメだった」

春香「えー」

P「くそう。あの化粧じゃなければ録画して残したいくらい可愛かったのにちくしょう」

春香「プロデューサーさん若干気持ち悪いです」

P「ありがとう。さて、どうしようか」

春香「振り出しですね」

P「…っていうか、お前ら今日仕事あったっけ?」

春香「私はもう少ししてから。千早ちゃんは今日は休みですね」

P「明日は?」

春香「明日もありません。日曜日はお昼からあります。」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:46:41.44 ID:ih6QxYUM0
P「それまでになんとかしないとな」

春香「そうですね」

P「とりあえず…どうしよう」

春香「私がお化粧の仕方を教えた所で、問題の根源を知らないと解決にはなりませんよね」

P「本当に年頃の女の子だから化粧に目覚めたとかならいいんだけどな…」

春香「というわけでなんとか聞きだしてください。」

P「はい。がんばります」

春香「がんばってください。なんとか今日中に。」

P「はい」

春香「では私は仕事行ってきますね。プロデューサーさんもお仕事がんばって。」

P「おう。がんばれ。」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:47:18.26 ID:ih6QxYUM0
P「とは言ったものの」

P「どうしたものか。」

P「これが小鳥さんとかだったら酒を入れればすぐ吐いてくれるんだが」

P「とりあえず千早の肌のためだ。なんとかせねば」

千早「あ、ちょうどいい所に!プロデューサー!」

P「はっ、はいっ。」

千早「服買いに行きたいんですが、もしよろしかったらついてきていただけますか?」

P「えっ、あっ、はい。よろこんで。」

小鳥「仕事しろピヨ」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:48:00.91 ID:ih6QxYUM0
 外
P「ち、千早…さん。今日は何故服を買いに行くんでしょうか」

千早「えっ、あ、いえ、その…色々と…」

P「そ、そうですか…」

P(…気まずい)

P(どうすればいいんだこれは)

P「ち、千早!あの、今日はお化粧が綺麗ですね…」

千早「ありがとうございます。」

P「で、でもすこ~し厚化粧かなぁ…と…」

千早「そ、そうでしょうか…すいません…」

P「い、いや!化粧した千早も綺麗だと思うよ!でももうすこ~し薄くしてくれたらもっと可愛いんじゃないかなぁと…」

千早「そ、そうですか。ありがとうございます。」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:48:51.22 ID:ih6QxYUM0
P「結局会話のないままデパートに着いたが」

P「着いて早々千早は服売り場へ走りだしてしまった。」

P「俺は千早の命令で入り口待機」

P「暇だ」

伊織「あら、プロデューサーじゃない」

P「おう。伊織か」

伊織「伊織ちゃんよ。で、何してるのこんなとこで」

P「いや、少し千早の買い物で」

伊織「千早の?…何を買いに来たの?」

P「服らしいが」

伊織「さっき化粧品売場にそれっぽい人はいたけど」

P「」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:50:00.30 ID:ih6QxYUM0
伊織「なんかすごい化粧濃かったけど…あれが千早?」

P「うん…何かあったらしいんだが、俺にはわからん」

伊織「ふむ…私が聞いてきてあげるわ」

P「本当か!?」

伊織「ええ。あのままだと事務所が香水臭くなりそうだしね」



伊織「ダメだったわ」

P「…まじか」

伊織「目と目が会う瞬間に走り出されたわ」

P「…一応化粧が柄じゃないことは分かってんのかな」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:50:42.29 ID:ih6QxYUM0
伊織「…本当にどうしちゃったの?」

P「わからん」

伊織「ふむぅ…とりあえず、聞き出すしかないわ。あのままじゃ綺麗な肌が台無しになるわ」

P「かもなぁ…」



千早「プロデューサー…おまたせしました。」

P「おう。少し化粧薄くなったか?」

千早「ええ。少し落としました。」

P(香水の匂いがすごいことになってる)

P「買い物は終わったのか?」

千早「いえ、これから服を買いに行くのでプロデューサーについてきてもらおうかと…」

P「お、おう。かまわんよ」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:51:37.60 ID:ih6QxYUM0
千早「これとかいいなぁ…」

P(化粧と香水がなかったらすごい女の子っぽいことしてて録画して永久保存したいんだけどなぁ…)

P(さっきからなんかキャピキャピした服をやたらと取ってるが…)

千早「これとかも…」

P(迷ってるなぁ…可愛いなぁ…)

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:53:07.18 ID:ih6QxYUM0
千早「今日はありがとうございましたプロデューサー。」

P「お、おう。気にすんな。」

千早「と、所でプロデューサー…」

P「お、おう」

千早「あ、明日は…お暇でしょうか…」

P「え、あ、明日か?あ、明日はバリバリ暇だぞ!」

P(多分)

千早「そ、そうですか!じゃ、じゃあ明日は…その…少し、一緒に…」

P「一緒に?」

千早「ど、どこかへ遊びに行きませんでしょうか…」

P「…お、おう。喜んで。」

千早「よし。」

P「…じゃ、じゃあ今日は帰るか。」

千早「はいっ!」

P(満面の笑み可愛いなぁ…)

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:53:38.47 ID:ih6QxYUM0
千早「ただいま戻りましたー」

P「ただいまー」

春香「あ、おかえりなさいー」

小鳥「おかえりなさいー」

春香「あ、プロデューサーさん。今度のお仕事についてお話がありますので少しこちらへ」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:54:24.51 ID:ih6QxYUM0
P「…」

春香「…どう…でしたか?」

P「聞き出せなかった…が」

春香「が?」

P「明日デートに誘われた」

春香「…えっ」

春香「えええええっ!?」

P「このチャンスに乗じて化粧の謎を聞いてみようと思う。」

春香「そ、そうですね。それがいいです。」

P「…緊張してきた」

春香「がんばってください。」

 (そろそろ連投規制されそう)

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:54:56.62 ID:ih6QxYUM0
千早「さて、私は今日はこのあたりで上がりますね。」

小鳥「お疲れ様ー」

春香「お疲れー」

P「お疲れー」

 ガチャッ バタンッ

P「…」

小鳥「…あの、プロデューサーさん」

P「は、はい」

小鳥「いろんな香水が混ざってすごい匂いがします」

P「申し訳ないです」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:55:32.99 ID:ih6QxYUM0
 次の日

P「というわけで千早の家に迎えに来たのだった」

P「千早ー」

千早「あ、はっ、はい!ただいま!」ガタン

千早「いったぁ…」

P「ち、千早?大丈夫か?」

千早「だ、大丈夫です」ガチャッ

P「…」

千早「い、行きましょうか。」

P「お、おう。」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:56:07.25 ID:ih6QxYUM0
P「どこに行く~とかは決まってるのか?」

千早「い、いえ。全く。」

P「そ、そうか…」

千早「…」

P「…」

千早「きょ、今日の私、変じゃないですか?」

P「お、おう。かわいいよ」

P(化粧はましになったけどまだ大分顔白いなぁ…あと香水の匂いがすごい)

千早「そっか。よかった。」

P「お、おう。」

千早「と、とりあえずお昼にしませんか!?」

P「そ、そうだな!どこで食べるか!」

千早「そこのカフェに入りましょうか!」

P「お、おう!」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:56:43.47 ID:ih6QxYUM0
店員「ラッシャーセー」

千早「プロデューサーさん何にしますか?」

P「あ、じゃあ俺は…このオムライスで…」

千早「じゃあ私も同じ物を」

店員「ウィーッス」

「では私はらぁめんを…」

「あ、じゃあ私はコーヒーとクッキーください」

「ミキはこのチョコレートパフェがいいの!」

P「…」

千早「この後どうしましょうか」

P「ん、あ、そうだな…映画でも見に行くか?」

千早「そうですね。無難ですね。」

P「…所で、その首のは取らないのか?」

千早「へ?…あ、忘れてましたっ…」サッ

P「えーっと…千早、その首の昨日買ってたけど、マフラーは付けない主義とかなのか?」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:57:15.14 ID:ih6QxYUM0
千早「へっ!?え、いや、そんなわけではないんですが…ネックウォーマーが現代風って前に知り合いに教えてもらったもので…」

P(そんなことはないと思うんだがなぁ…)

店員「オアタセシヤシターッオムレースフタツデー」

P「でか」

千早「…こんなに食べれますかね…?」

P「まあ、もし無理だったら俺が食べるよ。じゃ、いただきまーす」

千早「いただきます。」

「ここのらぁめんは非常に美味です」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:57:55.35 ID:ih6QxYUM0
P「ふう。食べたなぁ」

千早「本当に多かったですね。」

P「値段の割に量があったな。」

千早「じゃあ、次行きましょうか!」

P「おう」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:58:30.51 ID:ih6QxYUM0
P「というわけで映画館に来たわけだが」

千早「…」

P「子供向け映画のポスターを若干の恥じらいを帯びながら眺めるちーちゃん可愛い」

千早「はっ!?す、すいません。ぼーっとしてました!」

P「いやいや。…みたいのか?」

千早「えっ、いや、すこ~し興味があるかな~って程度で…」

P「じゃ、見るか。すいません、あの映画のチケットを二枚」

店員「カシコマーシター」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:59:08.09 ID:ih6QxYUM0
――

P「子供向けなのに愛と勇気と失恋と感動があった」

千早「うう…グスッ」

P「千早が感動して泣く程度に感動があった。」

千早「面白かったですね…グスッ」

P「そうだな。子供向けアニメとは思えない出来だった」

千早「最近の子供はませてますから…子供向けとは言っても侮れないですね」

P「そうだな。」

千早「じゃあ、次どうしましょうか」

P「んー…今何時だ?」

千早「四時半ですね」

P「四時間も見てたのか…ふむ…四時半か…」

P「千早どこか行きたいところあるか?」

千早「んー…特にはないですね。私はプロデューサーの隣を歩けるだけで十分幸せです。」

P「そ、そうか。…じゃあ、どうしようか」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:59:40.48 ID:ih6QxYUM0
Pケータイ「メールダヨ!メールダヨ!」

P「む。すまんちょっと」

千早「はい。」

P「春香からか…調子でも聞いてきたか」

「することがないなら商店街をブラブラするだけでもいいと思いますよ。
気になったらお店に入る程度で」

P「ははは。すべてお見通しか。春香には参ったな…」

「どこから見ている白状しろ さもなくば冷蔵庫のプリン食べるぞ」

「食べてきました」

P「くそう」

千早「あの、プロデューサー?」

P「お、おう。もう大丈夫だ。することないなら商店街をブラっとでもするか」

千早「はい!」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:00:18.03 ID:ih6QxYUM0
>>37 イメージは二本立て

千早「大分暗くなってきましたね」

P「この時間は大分寒いな」

千早「そうですね。」

P「…大分歩いたな。」

千早「ええ。」

P「…えっと、そこの公園で休憩でもするか?」

千早「そうですね。」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:00:54.57 ID:ih6QxYUM0
P「…よいしょっと」

千早「隣、失礼します。」

P「お、おう。」

千早「…あの、プロデューサー…」

P「ん?」

千早「私とのデートは、楽しくありませんでしたか?」

P「えっ、いやいや。まさか。楽しかったよ」

千早「でも、プロデューサーずっと考え込んだみたいな顔して…」

P「…ふむ」

P「千早」

千早「は、はい。」

P「どうして急に化粧をし始めたんだ?」

千早「…だから、私が年頃の…」

P「もしかして、この前の撮影のせいじゃないか?」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:01:28.72 ID:ih6QxYUM0
千早「…」

P「千早、あの時綺麗な服着て喜んでたからな。」

P「別に化粧をするのはいいと思うけどな。年頃の…」

千早「違います」

P「…」

千早「私は、年頃だから化粧をしたわけじゃないです。」

千早「あの撮影の時、プロデューサー、なんて言ってくれたか覚えてますか?」

P「…綺麗だ…だったかな」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:02:01.17 ID:ih6QxYUM0
千早「そうですよ。いつもは興味も示してくれないプロデューサーが、私を見て綺麗だって言ってくれたんです。」

千早「だから、私みたいなのでも化粧すれば…」

P「それは違うぞ」

P「確かに化粧をした千早は綺麗だ。その…ネックウォーマーだっけか?それをして帽子被って、なんというか今風な服に身を包んでる姿は確かに綺麗だよ。」

千早「やっぱり」

P「でも、俺はいつもの千早のほうが好きだ」ゴソゴソ

千早「…これは?」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:02:34.92 ID:ih6QxYUM0
P「手編みのマフラー。初めてだからうまくはないけどな」

千早「…これ、私に?」

P「ああ。」

千早「…」

P「いつものマフラーつけておしゃれに無関心な服装の千早のほうが、俺は好きだよ。」

千早「…」

P「まあ化粧が嫌いってわけじゃあないんだ。でも、化粧が必要しないで綺麗な人は、化粧しないほうがいいと俺は思ってる。」

P「肌も荒れるしな」

千早「…そう…ですね。」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:03:11.94 ID:ih6QxYUM0
P「それに、俺は千早に興味を示さなかったことなんてないよ。」

P「言っても証拠はないけど、俺は千早に会う度に今日も可愛いなとか思ってる。」

P「俺はロマンチックなことは言えないし、口も達者じゃない」

P「だからおんなじことしか言えないけど、」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:03:50.10 ID:ih6QxYUM0
.

P「俺は、いつもの千早が好きだ。」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:04:21.49 ID:ih6QxYUM0
千早「…」

P「好きだよ。千早。」

千早「…はい。」

            おわり

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:04:55.23 ID:ih6QxYUM0
春香「ぱっとしない終わり方ですね」

貴音「めでたきことですからいいではないですか」

真美「そ→だよはるるん。ちゃんとお祝いしてあげないと。」

伊織「ぷっ。もしかして春香、千早取られて妬いてるの?」

春香「ややや妬いとらんわ!」

美希「春香顔真っ赤で面白いの」

律子「あ、私ケーキ買ってきますね」

やよい「あ、私も行きますーっ!」

小鳥「ピヨヨヨ…これは妄想が捗るピヨ…」

P「…あの、みなさん一体何を」

亜美「何って、尾行じゃよ尾行。」

真美「兄ちゃんプロデュース大作戦だよ!」

千早「え、ちょっとまって、どこから聞いてたの?」

小鳥「始まりから終わりまでピヨ」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:05:26.63 ID:ih6QxYUM0
P「…」

千早「…」

真美「いやぁ、兄ちゃんの初々しいデート、見てて楽しかったですなぁ。」

亜美「ですなぁ。千早お姉ちゃんも時々顔が赤くなったりしてて楽しかったですなぁ。」

響「亜美、真美、あんまりからかうとプロデューサーと千早がかわいそうだぞ」

 終わり。

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:16:46.43 ID:ih6QxYUM0
後日談

P「なぁ千早」

千早「なんでしょう」

P「確かに俺はいつものファッションに無関心な千早が好きとは言ったよ」

千早「はい」

P「でもなんだその格好は」

千早「普通に服ですが」

P「胸元はだけすぎだろ」

千早「部屋着です」

P「そういうのはあずささんみたいなのが着て始めて映えるものだからだらしないからやめなさい」

千早「むー」

P「アイドルなんだから身の回りには気を使え」

千早「プロデューサーはいつもの私がいいって言うからこれ着てきたのに」

P「俺はどうすればいいんだよ」

 こんな感じのグダグダになると思うけどいいかな

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:22:10.64 ID:ih6QxYUM0
P「なぁ千早」

千早「はい」

P「そろそろ離れてくれないか」

千早「嫌です」

P「千早も子供じゃないんだから膝の上に座ったまま数時間を過ごすのやめなさい作業が進まん」

千早「ムラムラしてきましたか」

P「なにいってんだお前」

千早「今日のためにこんな上から見ると胸元丸見えの服着てきたんですけど」

P「それが狙いか」

小鳥「隣の空気が甘い」

春香「ま、まあ、千早ちゃんもいつもどおりになりましたし、問題は解決ってことで」

響「ぴよ子が耐えればいいだけの話で、事務所に潤いが出ていいとおもうぞ」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:23:52.60 ID:ih6QxYUM0
真「いいなぁ。僕も男の人とあんなふうにイチャイチャコラコラしたいなぁ」

雪歩「じゃ、じゃあ真ちゃん私と…」

美希「真君は美希とイチャコラすればいいと思うの」

真「僕男の人って言ったんだけど」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:25:46.08 ID:ih6QxYUM0
春香「いいなぁ。私も千早ちゃんとあんなふうにイチャイチャコラコラしたかったなぁ」

真美「まこちんと言ってることはそんなに変わらないのにはるるんが言うと重みが違うよ」

亜美「亜美も早く彼氏作りたいなー」

小鳥「あと五年は待たないとダメよ。子供同士もそれはそれでそそるけど」

律子「小鳥さん自重してください」

P「いや、仕事が進まないんだが」

社長「君たち、どうでもいいけどここ事務所なんだが」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:31:09.61 ID:ih6QxYUM0
「冬の一日」

P「千早ー迎えに来たぞー」

千早「あ、はい。今すぐ行きます!」

P「マフラー似合ってるな。所々ほつれてて恥ずかしいけど」

千早「これもこれで手作り感が出てていいと思いますよ。」

P「そ、そうか…」

千早「っていうかプロデューサーさん手編みなんてできたんですね。」

P「意外か?」

千早「結構」

P「こう見えても一人暮らし歴は長いからな。手先は器用になったよ」

千早「料理とかもできる系ですか」

P「結構な」

千早「じゃあ今度私の家でご飯作ってください」

P「普通逆じゃないか?」

千早「じゃあ交代しながらで」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:33:13.04 ID:ih6QxYUM0
P「…まあ、それなら。」

千早「というわけで今日お仕事終わったら食材買いに行きましょう」

P「今日!?」

千早「金曜日ですから。」

P「いや、まあいいけど…飯食ったら帰るぞ」

千早「プロデューサーさん、いけずです」

P「何を期待してるんだお前は」

千早「それを言わせるなんてプロデューサーさんすけべですね」

P「そういう事を考えるほうがスケベだ」

千早「何を考えてるか言ってないのに路上で突然女の子をスケベ呼ばわりとは」

P「何が狙いだ」

千早「膝枕しながらテレビ見たりとかしたいですよね」

P「…」

千早「そこから先もプロデューサーがお望みなら」

P「やめろ」

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:42:46.53 ID:ih6QxYUM0
「プレゼント」

P「もうすぐクリスマスだ」

千早「もうすぐクリスマスですね」

P「去年みたいに家でくっ!とか言いながらパソコンしないでいいと思うと大分気が楽だな」

千早「虚しいクリスマスですね」

P「やかましいわ」

千早「で、プロデューサーさんは何かほしいものありますか?」

P「ん…んー…そうだなぁ。千早の手料理が食べたい」

千早「そういえば約束したのに作ってませんでしたね」

P「っていうかこの頃よくゴミ箱でコンビニ弁当の殻をよく見かけるんだが」

千早「犬にあげてるんです」

P「…お前、本当に料理できるのか?」

千早「おにぎりと卵焼きなら作れますよ」

千早「一人暮らし長いですから」

P「使い所間違ってるぞ」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:43:36.87 ID:ih6QxYUM0
千早「今日もプロデューサーさんはかっこいいですね」

P「話をそらすな。 要するに料理できないんだな?」

千早「前に春香に教えてもらったことはありますから、玉子焼きなら」

P「卵焼きはもういい」

千早「…まあ、できませんよ。」

P「…」

千早「…なんですか」

P「…いや、可愛いなぁと」

千早「ごまかしてるのはどっちですか」

P「それよりプレゼントだよ。千早は何かほしいものとかあるのか?」

千早「私はプロデューサーさんから指輪を貰いたいです」

P「アイドル卒業までおあずけ。」

千早「チェッ」

P「…よし。クリスマスはどっかに外食に行こうな」

千早「そうですね。」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:52:52.11 ID:ih6QxYUM0
「クリスマス」

P「千早ー準備できたかー?」

千早「バッチリです」

P「それにしてもミニスカサンタの仕事なんかよく受けたな」

千早「朝からぱっぱか歌って衣装を貰って貴方とそのままお出かけする手はずはばっちりです」

P「…手は抜かないようにな。あと目立つから衣装はもらわんでいい」

千早「ちぇー」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:53:28.04 ID:ih6QxYUM0
P「お疲れ様。」

千早「お疲れですよ。肩揉んでください」

P「はいはい」

千早「ついでに胸も」

P「揉む胸つけてから言え」

千早「ひどいです」

P「ん、そうだ」ゴソゴソ

千早「?」

P「手芸第二作目。手袋だ」

千早「癖になったんですか?」

P「暇つぶしにはちょうど良い」

千早「ありがとうございます。」

P「…」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:54:13.41 ID:ih6QxYUM0
千早「…もしかしてこれ、クリスマスプレゼントですか?」

P「…予約してたレストランが高くてな」

千早「見栄張っちゃったわけですか」

P「…かたじけない。」

千早「じゃあクリスマスプレゼントはこの手袋と」

P「と?」

千早「キスしてください」

P「…はい?」

千早「だって私達キスもしたことないじゃないですか」

P「極めて健全なお付き合いだからな」

千早「そういうのは私は求めてないのでキスしてください」

P「…分かったよ。後でな」

千早「今です」

P「…どうしても?」

千早「どうしても。」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:54:44.56 ID:ih6QxYUM0
P「…なんでここ?」

千早「ロマンチックに海の見える公園でキスしてくれてもいいですけど、寒いですよ?」

P「ロマンも何もあったもんじゃないな」

千早「…」

P「…はあ。分かった分かった。」チュッ

千早「…ぷはっ」

P「お前からせがんどいて顔真っ赤にするのな」

千早「純情な乙女ですから」

P「はいはい。さっさと着替えて行くぞ。」

千早「はーい。」

千早「そうだプロデューサーさん」

P「ん?」

千早「これからもよろしくおねがいしますね。」

P「…おう。」

  終わり。

引用元: P「千早がおめかししてきた」