1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:37:53.78 ID:wtIkKahq0

── ここは遊戯王DT(デュエルターミナル)世界

── 遊戯王カードのモンスター達が暮らす世界


── その世界にある、とあるゴミ溜め



スクラップ・ゴーレム「歯ブラシ歯ブラシ……あった!」



── そのゴミの山の中に居る、とあるモンスターの物語



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1427974673

2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:38:32.29 ID:wtIkKahq0

ゴーレム「えぇ〜と……あれ詰めた…これも詰めた……」ゴソゴソ

ゴーレム母「………ねぇ」

ゴーレム「ん? なに、母ちゃん?」ゴソゴソ

ゴーレム母「あんた本当に行くの?」

ゴーレム「行くとも! 止めたって無駄だよぉーん」ゴソゴソ

ゴーレム母「でもさ…外は危険よ……やっぱり此処にいたほうが良いと思うのよ」

ゴーレム「母ちゃん、心配すんなって! 強いから、俺!」

3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:39:05.84 ID:wtIkKahq0

ゴーレム母「でも…」

ゴーレム「それにさ…」

ゴーレム母「……」


ゴーレム「俺はこの世界がどうなってるのかを確かめに行きたいんだ」


ゴーレム母「……」


ゴーレム「本当に外は危険なのかも…本当に世界はゴミ以外もあるのかも……」



ゴーレム「俺はそれを確かめに行きたいんだッッ!!」





ゴーレム母「…… ハァ」

ゴーレム「ぞったいに行くからな!」

ゴーレム母「……」

ゴーレム「噛んだ……絶対に行くからな! 」

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:39:30.29 ID:wtIkKahq0

ゴーレム母「……おみやげ」

ゴーレム「おっ!」

ゴーレム母「もし、帰ったらさ…お土産お願いね」

ゴーレム「おう! ガッテン承知の助!」

ゴーレム「そんじゃあ、行ってくるわ」

ゴーレム母「いってらっしゃい」


6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:40:10.44 ID:wtIkKahq0





ゴーレム「お前ら待たせたな」


スクラップ・コング「ウホウホッ!」

スクラップ・サーチャー「ムーシ喰ッテ、ツーチ喰ッテ、シブー!」


ゴーレム「悪い悪い」

コング「ホッホッ!」

ゴーレム「おうおう」

コング「ウホホッ!!」ドンドンッ!

ゴーレム「ハハハ!」

コング「キーキー!!」






ゴーレム「ちゃんと話せや!!」

ガン!

コング「痛ッ!」

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:40:54.13 ID:wtIkKahq0

コング「殴んなよォオ!!」

ゴーレム「うるせえ、なにがウホウホじゃ」

サーチャー「まあまあ」

ゴーレム「オラ! バカな事してないで早よ主発するぞ!」

コング「よっしゃー!!」

サーチャー「おー」

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:41:38.94 ID:wtIkKahq0


ゴーレム「行くぞォオ!! 俺は…」

コング「いや! 俺達は!」

サーチャー「絶対に!」




ゴーレム コング「『ブラック・マジシャン・ガールに会うんだッッ!!!』」


サーチャー「世界を回……え?」

9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:42:19.06 ID:wtIkKahq0

ゴーレム「ブラマジたんハァハァ///」

コング「( ゚∀゚)o彡° ●●●●! ●●●●!」

サーチャー「……あの、世界の本当を見て回る計画は?」

ゴーレム「あぁん? そんなの建前だよ!」

コング「本当はBMGに会いたいから旅に出るんだよ!!」

サーチャー「……えぇー」

ゴーレム「よっしゃ! 盛り上がってキターー!!」

コング「おぉぉぉぉおお!!!」

サーチャー(大丈夫かな…ボク等の旅は……)


── 今、欲望に塗れた旅が始まる

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:43:20.76 ID:wtIkKahq0

テクテク



サーチャー「……」

ゴーレム「ハァ…歩けど歩けど」テクテク

コング「鉄クズばっか…」テクテク

サーチャー「本当に世界は鉄クズ以外にあんのですかねー…」

ゴーレム「さあ?」テクテク

コング「俺、疲れた…」テクテク

11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:44:11.99 ID:wtIkKahq0

サーチャー「……おっ?」

サーチャー「おぉぉぉぉぉおお!!」


コング「なんぞ?」

ゴーレム「どうした?」

サーチャー「……木だ」


サーチャー「鉄クズ以外の物だ!!」

ゴーレム「おぉ」

コング「ほう」

サーチャー「すごい…本当にあったんだ……」

ゴーレム「ふぅーん」

コング「ほぉーん」

サーチャー「早く…速く行きましょうよ!!」

ゴーレム「ん」

コング「ん」

12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:45:15.94 ID:wtIkKahq0










サーチャー「おぉお…すごい! 木だ! ハハハ」

ゴーレム「おぉ、そうだな」

コング「おう、そうだな」

サーチャー「うはぁー…感激!」

ゴーレム「もう少し先にも木があるな」

コング「お、本当だ」

サーチャー「本当ですか! ゴーレムの旦那!!」

ゴーレム「ほら、あそこにもあるじゃん」

サーチャー「ウホホォォオ! すごい!」

コング「ん?……ウホ」ピクッ!

ゴーレム「反応すんなや」

13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:45:59.48 ID:wtIkKahq0

サーチャー「ちょっと先に行ってきます!」ヒューン



ゴーレム「おう、気を付けてな」

コング「たっしゃでな」


ヒューン……





ゴーレム「……」

コング「……結構遠くまで行っちゃったな」

ゴーレム「……こんな木のどこが良いんだか?」

コング「……さあ?」

ゴーレム「まあ、あいつ後おうぞ」

コング「ゆっくり、マッタリ、じっくり行こうぜ」

ゴーレム「だな」



ブロロロ……

ゴーレム「おっ!」

コング「ん?」

14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:46:33.57 ID:wtIkKahq0



雷ライダー「〜♪〜♪」ブロロロ…



ゴーレム「バイクか…」

コング「あれがあれば旅は、はかどるだろうな……」

ゴーレム「……」

コング「……」



ゴーレム「よっしゃ! 行くぞ!」

コング「腕がなるぅ〜!」

15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:47:16.25 ID:wtIkKahq0


サーチャー「オホホォ! ホホ!」


ブロロロ…


サーチャー「おっ! ゴーレムの旦那とコングさん!」

ゴーレム「よぉ〜」ブロロロッ!

サーチャー「どうしたんですか? そのバイク?」

ゴーレム「いやぁ〜、気前の良い人がくれてよ!」

コング「まあ、俺等の巧みな交渉術のおかげでもあるよな」

16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:48:01.23 ID:wtIkKahq0


〜【巧みな交渉術】〜


コング「にいちゃん、良いバイク乗ってるね」

雷ライダー「あっ…はい……ど、どうも」

ゴーレム「ちょっと俺のチョロQと交換しない?」

雷ライダー「いや……それはちょっと…」

コング「あ″?」

雷ライダー「ひっ!」

17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:48:34.37 ID:wtIkKahq0









ゴーレム「いやぁ〜、気前が良い人だったな!」

コング「だな!」

サーチャー「よかったですね」

ゴーレム「そんな事より、早く行くぞ!」

コング「ほら、サーチャー! 早く乗りなよ」

サーチャー「ラジャー。いやぁ〜ごめんさいね、はしゃいでしまって」

コング「良いってことよ!」

ゴーレム「よっし、乗ったな? 行くぞォオ!!」


ブロロロロロッッ!!!

18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:49:08.77 ID:wtIkKahq0



『ウホー! サラマンダーより速い!』

『ちょっ! やめーや…』

『あれは酷かったな…』







雷ライダー「ぅぅ…クソぉ…チョロQって」

雷ライダー「クソ…覚えてろよ!! 絶ッッッ対に復讐してやるあらな!!」




── バイクを手にしたスクラップ一行。

── こうして、ハチャメチャな旅に拍車がかかってしまった。

19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:50:00.67 ID:wtIkKahq0




光霊使いライナ「だーるまさんがこーろんだ!」


火霊使いヒーター「……」

水霊使いエリア「……」

地霊使いアウス「……」

風霊使いウィン「……」

闇霊使いダルク「……」



ライナ「……みんな上手いね」

20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:50:38.12 ID:wtIkKahq0


ライナ「だーるまさんがこーろんだ!」


ヒーター「……」

エリア「……」

アウス「……」

ウィン「……」

ダルク「……」


ふなっしー「……」



ライナ「……」

ライナ「増えとる!!?」

21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:51:09.48 ID:wtIkKahq0

ヒーター「ふなっしーだぁ!!」

アウス「うそぉ!?」

エリア「え? 誰?誰?」

ウィン「サイン…お願い…」

ダルク「ふなっしー!」


ライナ「いや、本当に何?! 顔見せてよ!」


ふなっしー「分かったなっしー」


カポッ


ゴーレム「俺だよ」


ライナ「誰だよ!!」



── 霊使いに迷惑かけたり。


22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:51:39.73 ID:wtIkKahq0


リボルバー・ドラゴン「なぜすり替えなかった…!」

コング「……」


── ギャンブルしたり。

23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:52:17.42 ID:wtIkKahq0

コング「ぁぁ…ぉぉ」

ゴーレム「ぉぉ……これが《禁じられた聖杯》か…キマる」

サーチャー「……」


── 禁じられた奴に手を出したり。



── とにかく、色んな事をしました。


25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:52:59.87 ID:wtIkKahq0



── そんなある日



26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:54:38.44 ID:wtIkKahq0
ブロロロ……


ゴーレム「ブンチャカ♪ ブンチャカ♪ ブンチャカ♪」

コング「オラは死んじまっただ〜〜」

ゴーレム「ブンチャカ♪ ブンチャカ♪ ブンチャカ♪」

コング「オラは死んじまっただ〜〜」

ゴーレム「ブンチャカ♪ ブンチャカ♪ ブンチャ……いつまでこれをやるんだ?」

コング「さあ? ぶっちゃけ、この部分しか知らないから終わりがないんだよな」

27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:55:33.46 ID:wtIkKahq0

ゴーレム「ハァ…なぁ、サーチャー」

サーチャー「はい、なんです」

ゴーレム「本当にこの道を進んでけばいいのか?」

サーチャー「地図的にはこれで良いんですよ」

コング「本当か?」

サーチャー「本当です!」

コング「ちょっと見せて」

サーチャー「どうぞ」

コング「どうも……えぇーと…はいはいはい」

コング「なぁ」

ゴーレム「おっ?」

コング「この森を突っ切れば、かなり短縮できるんでねぇーか?」

28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:56:16.78 ID:wtIkKahq0

サーチャー「うーん…地図的にはそうかもしれませんが……森を走るのは…こう……危ない気がします」

コング「あぁ、道とか舗装されてないからな…」

ゴーレム「まあ、ちょっと寄って見ようぜ。走れそうかどうかを見に行こう」

コング「賛成」

サーチャー「……」

サーチャー(なんかこう…嫌な予感がするんだよな…)

サーチャー(まあ、大丈夫でしょ!)



サーチャー(あっ、これってフラグ?)


29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:56:50.68 ID:wtIkKahq0

ゴーレム「飛ばすぞ!」

サーチャー「イェーイ!」

コング「ウホー!」


サーチャー(まあ、フラグって分かってるフラグはフラグじゃないとかよく言うし……大丈夫大丈夫)



30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:57:38.80 ID:wtIkKahq0












ブロロロ…ロロ……


コング「ほう、これはなかなか…」

ゴーレム「うーん、わびさびを感じるな」

サーチャー「わびさびって言うよりかは……」




ギャー…ギャー…   
        ザワザワ…

  ザワ…ザワ…

      ウォォォォオ!



コング サーチャー「「不気味…」」

31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:58:11.60 ID:wtIkKahq0

ゴーレム「バイクが走れそうだな」

サーチャー「えぇーと…本気で行くんですか?」

コング「本気と書いてマジと読む?」

ゴーレム「行こうぜ!」

サーチャー「えぇー…いやでも」

ゴーレム「大丈夫大丈夫、どうせなにも無いよ」

コング「まあ、そうだよな」

サーチャー「……ハァ、行きますか」


ブロロロ…



32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:58:53.19 ID:wtIkKahq0










ブロロロ…


コング「案外なんにも無い!」

ゴーレム「だろ? 心配し過ぎなんだよ」

サーチャー「そうみたいでしたね」

コング「ゴーレム! このままマッハで突っ切ってくれよ!!」

ゴーレム「おうとも! しっかり掴まってろよ!」


ブロロロロロッッ!!

33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 20:59:26.53 ID:wtIkKahq0

コング「ウヒョー! これこれ!」

サーチャー「すごいいい風ですね」

ゴーレム「くぅー! 痺れる速さだぜ!」


ゴーレム「……ん?」




『ぅぅ……助け…』



ゴーレム「!」


キッィイイーーー!!

コング「おっ?」ポーン

サーチャー「あら?」ポーン




コング「おぉ……」




コング「俺…空を飛んでる」





ズンガラガッシャン!!

ギャァァアアア!!


34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 21:00:12.03 ID:wtIkKahq0

サーチャー「あ痛たた……」


ゴーレム「……」タタタッ


サーチャー「まったく…ゴーレムの旦那! なに急に止まってるんですか!!」



ゴーレム「おい! 大丈夫か?!!」



サーチャー「いやまぁ…大丈夫ですけどね」


ゴーレム「酷い怪我だな……足、痛むか?」

サーチャー「人の話聞いてました? 大丈夫ですって」


ゴーレム「おい! ウチはどこだ? 近くか?」


サーチャー「ウチはまあ…近くじゃないですかね?」

35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 21:00:50.86 ID:wtIkKahq0

ゴーレム「おい! サーチャー!」

サーチャー「?」



ゴーレム「この子を運ぶぞ」


トリオンの蟲惑魔「……」



サーチャー「あら、かわいい」

コング「怪我してる子を助けるために俺等が怪我するなんてな……」

サーチャー「あっ、コングさん…ヒドイ怪我ですね」

コング「身体中が痛いぜー」

36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 21:01:49.92 ID:wtIkKahq0

ゴーレム「お前ら……悪かったな…怪我は無いか?」

コング「無いよぉー……って言えたらよかったな」

サーチャー「ボクは無傷です」

ゴーレム「よし! 大丈夫そうだな」

コング「話を聞いてたか?!! 俺は満身創痍だぞ!!」

コング「謝罪と慰謝料を請求する!!」

ゴーレム「おい! 行くぞ!」


コング「……へいへーい」

サーチャー「……」

37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 21:02:27.67 ID:wtIkKahq0











ブロロロッ!

ゴーレム「あなたのお名前なんてぇーの?」

サーチャー「スクラップ・サーチャーと申します♪」

ゴーレム「あなたのお名前なんてぇーの?」

コング「スクラップ・コングと申します♪」

ゴーレム「あなたのお名前なんてぇーの?」


コング「おいおい、この子には無茶だろ…」

トリオン「トリオンの蟲惑魔と申します♪」

38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 21:03:06.51 ID:wtIkKahq0

ゴーレム「おぉ! いいね! ノリが良いね!」

トリオン「えへへ」

トリオン「あっ、そこを右です!」

ゴーレム「あいよ!」


ブロロロッ!


ゴーレム「そう言えば、お前さん」

トリオン「はい!」

ゴーレム「何がどうなって、あんな怪我をしたんだ」

トリオン「えぇーとですね……」


サーチャー「……」

コング「……ウホ?」


トリオン「ボクは獲物を狩るために罠を仕掛けていたんです」

サーチャー「ほうほう」

コング「ウホうウホう」

トリオン「そしたら、急に狼のむれが現れて、そして……」

ゴーレム「……そうか、大変だったな」

39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 21:03:35.23 ID:wtIkKahq0

ブロロロ…

ゴーレム「……そういや、お前さんのウチには家族が居んのか?」

トリオン「あっ、はい! 家族……っと言っても、血は繋がって無いですが…」

ゴーレム「おう、そうか」

コング(うわ……なんかこう…重い…気がする)

サーチャー(具体的には昼ドラの様な重さ…)

40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/02(木) 21:04:06.16 ID:wtIkKahq0


ゴーレム「……お前さんさ、丁寧に話さなくても良いんだぞ」

トリオン「え…良いんですか?」

ゴーレム「おう! 俺は堅苦しいのは大っ嫌いでな。タメ口で話してちょうだい」

コング「ウホー! 俺にもタメ口でいいぜ!」

サーチャー「ボクは丁寧語じゃなければ落ち着かないからこう話してるけど、君はどうするよ?」

トリオン「それじゃあ……今からタメ口で話すよ!」

ゴーレム「へへっ、そうこなくちゃ」


44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 20:51:09.94 ID:p3KYEvst0











アトラの蟲惑魔「フンフン♪」

アトラ「……トリオン遅いな」

アトラ「うーん…なにかあったのかな?」


………ブロロロッ!


アトラ「ん?」

45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 20:51:37.61 ID:p3KYEvst0

ブロロロロロッッッ!!!


アトラ「うわわわぁ!」






ゴーレム「突撃イィィィイ!!!」

トリオン「ヒャッハァアア!!」

コング「お届けものですぅぅう!!」

サーチャー「お邪魔しますぅぅう!!」


46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 20:52:11.51 ID:p3KYEvst0

アトラ「……え…なに」

ゴーレム「ここだよな? 此処じゃなかったら、俺等はお縄だな…」

コング(バイク奪った時点で、お縄もんなんじゃ…)


トリオン「アトラ! ただいま!」

アトラ「トリオン! あんた何処いってたのよ!」

アトラ「それから……」


ゴーレム「……」

コング「ウホウホ、ぼく悪い ゴリラじゃないよ」

サーチャー「どうも」


アトラ「……この人達は?」

47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 20:53:35.78 ID:p3KYEvst0

トリオン「えぇーとね…いろいろあったんだ…」

アトラ「いろいろって…ちゃんと話しなさいよ」

トリオン「えぇーと…」

ゴーレム「実はですね。かくかくしかじか」

アトラ「いや、『かくかくしかじか』って言われても」


サーチャー「気にしないでください」


48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 20:54:28.18 ID:p3KYEvst0










アトラ「いやぁ〜 、トリオンがお世話になりました!」

サーチャー「いやいや、対したことはしてませんよ」




ティオの蟲惑魔「んー…これだ!」ポイ

ゴーレム「ポン!」

コング「おっ、白をポンか」

ティオ「また…鳴いたよ」

ゴーレム「グヘヘ、俺は地元で『鳴きのゴーレム』って言われたほどの男でな」

ゴーレム「これを捨ててターンエンドだ!」

コング「おっ、ロン!」

ゴーレム「はぁ?!」

トリオン「アハハ! それは予想できないよ」

49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 20:54:56.30 ID:p3KYEvst0

コング「そいじゃあ……俺が親で、40付の2だから…えぇーと…」

ティオ「3900だね」

ゴーレム「くそぉぉおお! 持ってけ!」ポイ

トリオン「アハハハハ、三百点だけしかないじゃん!」

コング「残りの3600はどうすんだよ!!」



アハハッ! ギャハハハッ!



アトラ「トリオンたら、すっかり懐いちゃって」

サーチャー「ゴーレムの旦那も、すっかり仲良くなりまして」

50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 20:55:30.05 ID:p3KYEvst0

アトラ「なんかこう、波長が合うんですかね?」

サーチャー「似たもの同士なんでしょうね」

アトラ「似たもの同士か……」

サーチャー「……苦労してそうですね」

アトラ「……分かります?」

サーチャー「そりゃ……もう…」

アトラ「……」

サーチャー「……」

51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 20:56:14.61 ID:p3KYEvst0

ゴーレム「頼む…! もう一回……! お願いします……!」

トリオン「これじゃあ、『鳴きのゴーレム』じゃなくて『泣きのゴーレム』じゃん!」

コング「ウホホ! 山田くん、座布団一枚」

ティオ「誰が山田くんだ…」





サーチャー「……ハァ」

アトラ「……ハァ」

アトラ「芋焼酎がありますよ…」

サーチャー「お願いします…」


52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 20:56:49.85 ID:p3KYEvst0











サーチャー「……Zzz」

コング「Zzz…怒れる類人猿じゃないです」

ゴーレム「Zzz…」


アトラ「……寝たようね」

ティオ「そうぽいね…」

トリオン「……うん」


トテテ…

カズーラの蟲惑魔「ファ〜……客人は寝た?」

53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 20:57:19.34 ID:p3KYEvst0

アトラ「カズーラ! 起きての?」

カズーラ「結構前に…」

アトラ「ふーん…それじゃあ、説明は不要よね?」

カズーラ「多分…」

アトラ「多分って…」

ティオ「まあまあ…いいじゃん。なにか分からなければ説明してけば…」

アトラ「そうね…それじゃあ、話し合いましょうか」

トリオン「……」

ティオ「了解…」

カズーラ「ほーい」

54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 20:58:06.13 ID:p3KYEvst0


アトラ「あの人たちをどうする?」


ティオ「……」

トリオン「……ボクは」

カズーラ「まあ、この巣を知られちゃったし…生きて帰せないよね」


トリオン「!……カズーラ!!」


カズーラ「いや、だってさ…私達のことを知られるって事は、狩に支障が出るじゃん……だから…ねぇ?」

アトラ「あたしはカズーラと同じ意見。というより、こう言う面倒ごとがあったら始末するって約束でしょ?」

トリオン「で…でもさ! ゴーレム達は良い人だよ! だからさ! 殺すのは、かわいそうだよ…」


アトラ「だーかーらッ!…」

トリオン「でもさ…」



ギャーギャー! ワーワー!

55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 20:58:47.99 ID:p3KYEvst0

ギャーギャー! ワーワー!


ティオ「……」

ティオ「……ハァ」

ティオ「……もう少し、様子見でいいんじゃないかな?」

アトラ「……」

ティオ「本当に始末すべきかどうかは…後々決めようよ…」

トリオン「……ティオ!」

アトラ「………明日だけね」

ティオ「んー、了解…」

カズーラ「ファァ………これにて一件落着…寝るわ、おやすみ」

ティオ「お疲れ…」

アトラ「あたしも寝るわ…おやすみ」

ティオ「はい、おやすみ」


トテテ…


トリオン「……」

ティオ「……明日がタイムリミットだね」

56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 20:59:20.62 ID:p3KYEvst0

トリオン「……」

ティオ「私さ…さすがに恩人を殺すのはちょっと忍びないと思うんだよね…」

トリオン「うん…」

ティオ「まあ…明日の事は、明日考えようよ…」

トリオン「……うん」

ティオ「……おやすみ。トリオンも早く寝なよ」





トリオン「……」


57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 20:59:54.51 ID:p3KYEvst0










コング「ウホホ…おっはー…よう」

サーチャー「おはようございます…」


アトラ「あっ! おはようございます! ご飯出来てますよ」

ティオ「二人とも、おっはー…」

カズーラ「うーす」

コング「おっ、新キャラか」

カズーラ「いや、新キャラじゃねぇよ」

58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:00:40.68 ID:p3KYEvst0

サーチャー「あれ? ゴーレムの旦那はどこです?」

コング「俺等より早くに起きてたよな」

アトラ「ゴーレムさんでしたら、トリオンを起こしに行きましたよ」

コング「トリオンちゃん、寝坊助ですな」

サーチャー「ボク達より遅いなんてね…」

アトラ「昨日、夜遅くまではしゃいでましたからね。疲れたんでしょうね」

59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:02:08.43 ID:p3KYEvst0




ドンッ! ドンッ!

ゴーレム「トォーリィーオン! 朝だぞぉー」


ゴーレム「……」

ゴーレム「……遅いな、寝てるのか?」

ゴーレム「……入るか?」

ゴーレム「……いやー、流石にまずいだろ」

ゴーレム「……」

ゴーレム(これ、入ったらラッキー   のパターンだよな)




ゴーレム「よし、入るか!!」

60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:02:49.07 ID:p3KYEvst0

ガチャ…


ゴーレム「失礼するぜぇ〜」

トリオン「……ぁ…ゴーレム」

ゴーレム「おっはー」

トリオン「……おっはー」

ゴーレム「まだ、おねむみたいだな」

トリオン「……起きたばかりだから」

ゴーレム「そうか。そうだ、アトラが朝飯を作ったから起きろだってよ」

トリオン「……うん、今いく」スッ


ズキッッ!


トリオン「ッ!」

61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:03:49.09 ID:p3KYEvst0

ゴーレム「おいおいおい!! 大丈夫か! 」

トリオン「タハハ…うっかり、怪我してる方の足で踏み出しちゃった…」

ゴーレム「おう…うっかりつーか……ドジつーか…」

トリオン「アハハ……」

ゴーレム「うーん…でもまあ、そんなに痛むのか…」

トリオン「大丈夫だって! ほんのちょーと痛むだけだよ」

ゴーレム「ふーん…」

ゴーレム「……」

ゴーレム「ティンときた」

ゴーレム「よし! トリオン、いくぞ」

トリオン「え? チョッ! まっ!!」

ヒョイ!

トリオン「キャッ!」

ゴーレム「よーし! お姫様抱っこだー!」

62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:04:35.96 ID:p3KYEvst0

ゴーレム「このまま運ぶぞ」

トリオン「…い…いや、本当に大丈夫だって! だからさ!」

ゴーレム「おっやぁ〜、お姫様抱っこは嫌いかな? お嬢さん?」

トリオン「……う…うん、ちょっと恥ずかしいから…嫌かな……」

ゴーレム「グヘヘ、お嬢さん一つ教えてやるぜ」

トリオン「ん?」

ゴーレム「俺が好きなことは、人が嫌がることをする事だ!!」

ゴーレム「グハハハッ!! このまま直行だァァア!!」

トリオン「ちょっと! きゃあああ!!」



ドタバタタタッッッ!!



63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:05:07.98 ID:p3KYEvst0












ゴーレム「お待たせ」

トリオン「///」


コング「いよっ! 朝からお姫様抱っことは!」

ティオ「お熱いね…ふへへ」

カズーラ「ピユー♪ ピユー♪」

64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:05:41.41 ID:p3KYEvst0

サーチャー「ゴーレムの旦那…トリオンさんが困ってるじゃないですか」

トリオン「そ…そうだよ!」

カズーラ「満更でもないくせに」

トリオン「カ! カズーラ!」

アトラ「はいはい…そんなことより朝ごはん!」


65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:06:24.71 ID:p3KYEvst0










トリオン「……ウップ!」

ゴーレム「ごっそうさま」

コング「ウホホー」

サーチャー「ごちそうさまです」

ゴーレム「ほれ、お前ら、食器集めるぞ」

コング「どうも」

サーチャー「いやー悪いですね」

アトラ「ゴーレムさん、そんな事しなくても良いのに…」


ガチャ… ガチャ…



トリオン「……」

ゴーレム「トリオン」

トリオン「え! あ…なに?!」

ゴーレム「食器かたずけるか?」

トリオン「うん、お願い」

ゴーレム「了解ぃ〜」

66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:06:57.71 ID:p3KYEvst0

コング「ゴーレム、俺等バイクをみてくるわ」

サーチャー「整備してきまーす」

ゴーレム「おう! 了解ぃー」


ガチャ… ガチャ…



トリオン「……」


ガチャ… ガチャ…


ゴーレム「食器洗い、手伝おうか?」

アトラ「えぇ! いいんですか?」




トリオン「……」ポー

カズーラ「なかなか良い人だよね」

トリオン「おうっふ!」ビク!

67: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:07:34.69 ID:p3KYEvst0

ティオ「たしかに…意外と気が利いて…面白くて…」

カズーラ「殺すのが勿体無いね」

トリオン「そうだよね! だからさ…」

カズーラ「まあ、問題はアトラかな?」

ティオ「だね…多分…許さないだろうね…」

トリオン「……」




ゴーレム「おっし、食器洗い終わり」

アトラ「うわぁー…すごい手際よかったですね…」

ゴーレム「母ちゃんの手伝いをよくしてたからな、ちょっと家事は慣れてんだよ」

アトラ「ふふふ、ゴーレムさん、お母さん思いなんですね」

ゴーレム「へへっ、まあ正確には手伝わされてただけどな」

ゴーレム「やらねぇとミサイルパンチが飛んでくんだよ…」

アトラ「ふふふ」




ティオ「……」

トリオン「……」

カズーラ「なんだか何とかなりそうだね」

68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:08:00.37 ID:p3KYEvst0

トリオン「……なんか…仲良くしてると…ムカつく」

ティオ「ヤキモチかな…?」

カズーラ「ヤキモチだね」


トリオン「……」

ティオ「よっと…」ス

カズーラ「?…ティオ、どこに行くの?」

ティオ「ちょっと…外にいった二人の様子をね…」

69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:08:36.50 ID:p3KYEvst0











ガチャ! ガチャ!


コング「ウホホー」


ティオ「うーす…」

コング「おっ、うーす」

サーチャー「どうもぉー」

ティオ「バイクの調子どうよ…」

サーチャー「大丈夫そうですよ」

コング「燃料もまだまだあるぞ!」

ティオ「そう…」

ティオ「……そういえばさ」


サーチャー「ん?」

コング「なんぞ?」

70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:10:04.76 ID:p3KYEvst0

ティオ「…君達は何が目的で旅をしてるの…?」

コング「ウホ? そりゃあー……」

サーチャー(コングさん、余計なこと言わないでくださいよ……)

コング「俺の目的はだな…」


サーチャー「……」



コング「世界を見て回ることだな」



サーチャー「ホッ…」

71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:10:54.59 ID:p3KYEvst0

ティオ「世界を…?」

コング「そうだ! 俺らが住んでた場所では、外は『危険』だから『危ない』と言われ続けてきたんだ」

サーチャー(危険だから危ないってなんですか…)


ティオ「うんうん…」

コング「でもさ、なんか変な気がしてな……本当に世界は危険なのか? 本当に俺達は鉄クズの山でしか生きられないのか?ってな…」

ティオ「なるほどね…つまりはその疑問への答えを探す旅をしてるんだね…」

コング「そうそう」

ティオ「……いつぐらいに旅は再開する…?」

コング「えーと、ゴーレムいわく…明日か明後日ぐらいかな?」

72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:11:38.30 ID:p3KYEvst0

コング「つかさ、急になんで聞いてきたのか?」

ティオ「……世間話だよー」

ティオ「そんじゃあ…さいなら……」

テクテク…


コング「ウホ? なんだったんだ?」

サーチャー「さあ?」


73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:12:09.09 ID:p3KYEvst0










ティオ「たでいま…」

カズーラ「早いね」

ティオ「本当に様子を見ただけだから…」

カズーラ「なーる」

74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:13:01.31 ID:p3KYEvst0


ワイワイ… ワイワイ…


ゴーレム「バイトしてる時によ、『客は神様だろ!』って言ってクレームつけて来た客がいたんだよ」

アトラ「ふんふん…」

ゴーレム「そこで俺はその客に言ってやったんだ!」


ゴーレム「『うるせえ、仏にするぞ』ってな」


アトラ「おぉ〜…かっこいい」

ゴーレム(ギャグのつもりだったんだけどな……かっこいいって言われちまった…)




ティオ「良い感じだね…」

カズーラ「たぶん、このまま行けば許してくれると思うよ」

ティオ「よかった…よかった…」

トリオン「…よかったけど……なんか…よくない」

カズーラ「ふふふふ」ニヤニヤ

ティオ「ふへへ」ニヤニヤ


75: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:13:47.61 ID:p3KYEvst0









『そして、なんやかんやで夜』



コング「ウホっ! 待ってました!」

ティオ「いぇーい」

ゴーレム「メシだー!」

トリオン「キターー!!」

76: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:14:22.71 ID:p3KYEvst0

アトラ「よし! はい、みなさん召し上がれ」


コング「ウホホ……ホ?」

ゴーレム「おぉぉ……お?」

サーチャー「おぉ!……ん?」



コング「……なんてこった」

サーチャー「……料理に」


サーチャー コング((料理に虫が入っとる…))

77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:15:00.43 ID:p3KYEvst0

アトラ「どうかしました?」

コング「んや、なんでもないですぜ」

サーチャー(虫……しかも芋虫ときましたか…)

コング「ウホ……ウホ!」

コング(おっ、なんか違うのも入ってる!)

コング「ウホ……カエル…」

コング(食えるかぁぁああ!!!)

78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:15:38.56 ID:p3KYEvst0

サーチャー(でも…せっかく出してくれたのだから、食べないと失礼…かな?)

サーチャー(食べなきゃダメだよな……夜に出るほどだから、これは、この子達にとってはポピュラーな食べ物…)

サーチャー(それを食べないのは、この子達への食の否定、つまりはこの子達への否定!……だよな)

サーチャー(……でも、キツイって)



ゴーレム「……」

サーチャー「おっ? ゴーレムの旦那?」

ゴーレム「……」


パクッ!


サーチャー(食べた…)

コング「えんがちょ!」

79: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:16:33.09 ID:p3KYEvst0

ゴーレム「ん?…ぉお?」モグモグ




ゴーレム「うまい」



コング「マジか…」

ゴーレム「うまー! これはご飯が進む!」モグモグ

ゴーレム「お前らも早よ食えよ」

コング「えぇーと…俺はその」

サーチャー「…はい、今食べます」

コング「ブルータス……お前もか…」

80: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:17:01.18 ID:p3KYEvst0

サーチャー「……い…いただきます」

……パクッ!

サーチャー「……うまい」

サーチャー(うまいけど……虫やカエル、なんだよな…)



コング「あっ、ムッチャ美味い」モグモグ

81: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:17:40.12 ID:p3KYEvst0

ゴーレム「芋虫が甘くて美味いな、これ」

アトラ「えへへ、本当ですか?」

ゴーレム「本当本当!」

アトラ「ふふふ、そう言ってくれると、作ったかいがありましたっと改めて思います!」

ゴーレム「カエルうまー」モグモグ


カズーラ「……」

ティオ「……」

トリオン「……」

ゴーレム「?…食べないのか?」

82: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:18:18.80 ID:p3KYEvst0

トリオン「!!……えぇーと、そのぉー…」

ティオ「私は夜はあまり食べない主義なんだ…」

カズーラ「私も」

トリオン「!…ボクも!! ボクもそんなに食べないんだ!」

ゴーレム「ほーん」モグモグ

ゴーレム「でも、メシは食べた方が良いぞ! 力が出るし、頭は回るし。食べたら、狩がはかどるんじゃないか?」

ゴーレム「おかわりお願いします」

アトラ「はーい」

83: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:19:02.03 ID:p3KYEvst0

トリオン「そ…そうだよね、食べた方が良いよね!」

トリオン「そ…それじゃあ、いたたたただこうかな?」

トリオン「いただき……」

トリオン「……」

トリオン「………芋虫にカエル…」



トリオン(食えるかぁぁぁああ!!!)


トリオン(芋虫とカエルなんて見るのすら嫌なのに……それを食べるって!!)

トリオン(こんなの出して、アトラは何を考えてんだよ……)

トリオン(……てか、みんな食べられないよね? これは流石に)



カズーラ「芋虫あまー」モグモグ

ティオ「カエルうまー…」モグモグ



トリオン(食べとる!!)



84: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:19:36.53 ID:p3KYEvst0










ゴーレム「Zzz…もう食べれない…いや、本当に食べれないって…だからさ……」

コング「Zzzうぉぉ…バブーン先輩ちーす」

サーチャー「Zzz…渡さん…このドリームジャンボは絶対に…」





ティオ「そんで…ゴーレムさん達をどうするよ…」

アトラ「……」

85: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:20:17.33 ID:p3KYEvst0

カズーラ「ゴーレム達に旅を続けさせるか…それとも此処で終わらせるか……」

アトラ「……」

トリオン「ボクは、殺したくない…」

ティオ「同じく…殺したくないに一票…」

カズーラ「私はどっちでも」

トリオン「アトラは…アトラはどうしたい?」

アトラ「……」

トリオン「アトラ! 応えてよ!」

カズーラ「……」

ティオ「……」


アトラ「………したい」

86: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:20:47.29 ID:p3KYEvst0

トリオン「!」

カズーラ「ワンモアプリーズ」

ティオ「聞こえない…」


アトラ「……にしたい」


トリオン「?」



アトラ「旦那さんにしたい」


87: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:21:13.47 ID:p3KYEvst0

トリオン「旦那さん……」

カズーラ「あぁ、旦那さんにしたいって言ってたのか」

ティオ「なーんだ…」


トリオン「………ん?」


カズーラ「………お?」


ティオ「…………は?」




トリオン「ん?」



88: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:21:52.65 ID:p3KYEvst0

アトラ「式は上げた方がいいかなぁ〜」クネクネ

アトラ「お義母さんには何て挨拶しようかなぁ〜」クネクネ

アトラ「エヘヘ」


トリオン「……アトラ」

アトラ「え? なに」

トリオン「その…ゴーレムのどこが良いの?」

アトラ「えぇー、聴きたい? ダーリンのよさを聴きたいの?」クネクネ

トリオン「あ…うん」

89: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:22:47.30 ID:p3KYEvst0

アトラ「だってさ、大胆でぇ〜、豪快だけど、優しくてさぁ〜」

アトラ「なによりも気が利いて、なにかあったらスッと動いてくれて」

アトラ「あっ! 頼りになるのもあるわね」


カズーラ「あっ、アリンコ」

ティオ「なんか運んでるね…」

90: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:23:39.14 ID:p3KYEvst0

アトラ「他にもさ! あたしが作った料理、美味しいって食べてくれたし…」

トリオン「あゝ、あのゲテモノ…」

アトラ「本当はあの料理が好きなのに……あんた達、虫とか苦手じゃん…だから控えてたのよ」

トリオン「へ…へー…」

アトラ「でもさ! ダーリンは嫌な顔せずにキチンと食べてくれてさ!」


トリオン(いつの間にか、ゴーレムさんから、ダーリンになってる…)



カズーラ「いけ、アリンコ! よく分からん虫に負けるな!」

ティオ「いけ…そこだ…!」


91: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:25:11.77 ID:p3KYEvst0

アトラ「おかわりとかもしてくれたし」

アトラ「あたしね…あの料理がダメだったら、ダーリンのことは諦めようと思ってたんだよね…」

トリオン「あ…うん」



カズーラ「出た! アリのスパイラル☆フラッシュ・ローリンサンダー!!」

ティオ「ちょっとまて…ちょっとまて…!」


92: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:25:55.96 ID:p3KYEvst0

アトラ「そんでね!」

トリオン「あぁ…はい」

ティオ「つかさ…アトラ…」

アトラ「え、なに?」

ティオ「ゴーレム達は…旅をしてる途中だそうだけど…」

アトラ「……そうなの?」

ティオ「うん…」

カズーラ「知らなかったんかい」


ティオ「それで…ゴーレムとゲットマレージするって事は…旅に参加するってことになるんじゃない…?」

アトラ「……外は危険だし…森は出たくない…」

トリオン「……それじゃあ、諦めようか」

アトラ「……諦めたくない」

トリオン(うわ…めんどくさ)

93: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:26:30.24 ID:p3KYEvst0

アトラ「……そういえば…ダーリンの旅の目的は…なんだろ」

カズーラ「なんでも疑問を解消する旅だそうだよ」

アトラ「疑問? 疑問てなに?」

ティオ「なんでも…彼等が住んでた場所では、外は『危険』だから『危ない』と言われ続けてきたんだ…ってさ」

トリオン(危険だから危ないってなんだよ…)

ティオ「でも…ある日疑問に思った……本当に世界は危険なのか? 本当に俺達は鉄クズの山でしか生きられないのか?って…」


トリオン「………」

トリオン(本当に世界は危険なのかっか…)


トリオン(そういえば…ボクも、この森でしか生きられないって言われ続けられていたな…)

トリオン(………外か…)

トリオン(ゴーレム達が旅してる世界…)

トリオン「どんなのだろう…」


94: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:27:02.51 ID:p3KYEvst0

アトラ「……ダーリン…行っちゃうのかな…」

カズーラ「そりゃね」

ティオ「行くだろうね…」

ティオ「明日か…明後日には出るそうだよ…」

トリオン「……」

トリオン「ち、ちょっと! 部屋行ってくる!」

ティオ「おやすみ…」

カズーラ「やーすみ」




アトラ「明日か…明後日か…」



95: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:28:00.16 ID:p3KYEvst0











ゴーレム「ファァ……ねむ」

アトラ「……」

ゴーレム「おっ!」

アトラ「あっ」

96: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:28:34.27 ID:p3KYEvst0

ゴーレム「グットモーニン」

アトラ「……ぁ…ダー……ゴーレムさん、早いですね」

ゴーレム「お主こそ早いな」

アトラ「あたしはみんなのご飯を作らなきゃいけませんから」

ゴーレム「なるほどな……そうだ、よかったら手伝おうか?」

アトラ「いやいや、いいですよそんな」

ゴーレム「そんな謙遜しなくてもいいんだぞ」

アトラ「ハハハ、そうですか? それじゃあ……野菜切るのを手伝ってください」

ゴーレム「よし! 来た」

97: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:29:24.68 ID:p3KYEvst0



トン… トン…

ゴーレム「ル〜〜♪ ルール〜♪」

アトラ「……」

ゴーレム「うん、見事な星型」

アトラ「……あの」

ゴーレム「お? どうした」

アトラ「えぇーと…その…あのですね」

ゴーレム「?」

アトラ「き…聞いた話なんですけど…ゴーレムさん達は近いうちに 旅に戻るんですよね?」

ゴーレム「まあ……そうだな。いつまでも此処に居座るわけには行かないからな…」

アトラ「あたしは…いつまでも此処に居ても…かまいませんよ」

ゴーレム「うーん…そう言う訳にはいかないだろ」

アトラ「…………なんでですか?」

ゴーレム「……目的があるからな」

アトラ「………そんなに大事なんですか?」

ゴーレム「え?」

98: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:30:36.14 ID:p3KYEvst0

ゴーレム(あれ? この子、俺の旅の目的を知ってるぽい? BMGに会うのが目的なのを知ってるぽい?)

アトラ「そんなにその目的は大事なことですか?」


ゴーレム「……」

ゴーレム(誰だよ〜〜! 俺の目的話したのは! サーチャーだな! サーチャーだなぁぁあ!!)


ゴーレム(後でぶん殴る…)

99: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:31:16.68 ID:p3KYEvst0

アトラ「ここが目的地って事じゃダメですか?」

ゴーレム「………すまねえ」

ゴーレム(いや〜、流石にこの子をBMGとしては見れねぇよ…胸足りねえし)



アトラ「………ゴーレムさん」

アトラ「よく聞いて下さい」

ゴーレム「……」

ゴーレム(なんだろ…威圧がすごい。まあ、BMGに会いたいからって旅するなんて気持ち悪いだろうからな…ガチで不快になるよな)

100: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:32:01.59 ID:p3KYEvst0

アトラ「あたし……あなたの事が…」


ゴーレム「……」

ゴーレム(あぁ…やっぱりキモイとか言うのか?)



アトラ「好きなんです」



ゴーレム(ほら来たよ……あれ?)

ゴーレム「……好き??」

101: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:32:42.46 ID:p3KYEvst0

アトラ「////」

ゴーレム「あれ?」

ゴーレム(すき? 魚か……いや、それは『キス』だな)

ゴーレム(つか……好きってなに?!! 俺なにかした?!)


アトラ「エヘヘ/// 言っちゃった///」


ゴーレム(……そういや…一昨日の夜にサーチャーに誘われて、アトラ と酒を飲んだっけ? まさか…そん時に手を……)


アトラ「……むむう」


ゴーレム(いやいやいや、あの時はセーブして飲んだから、キチンと記憶がある! 手は出してない!)

ゴーレム(あっ……でも、ちょっと記憶が飛んでるかも……)


アトラ「ゴーレムさん」

102: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:33:19.59 ID:p3KYEvst0

ゴーレム(つうか、俺すげぇ〜……●●だったのに女の子を骨抜きにするほどの腕を持っているとは)


アトラ「ゴーレムさん!」

ゴーレム「ハヒッ?!」

アトラ「応えて…くれませんか?」

ゴーレム「……」

ゴーレム(えぇー…俺そんな責任取れないぜ…)

ゴーレム「………すまない」

アトラ「……そうですか」

アトラ「だったら……」




ゴーレム「え…ちょっ、待って!」





ゴーレム「ぐわぁぁぁああ!!」



103: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:34:40.32 ID:p3KYEvst0










コング「おっはー」

サーチャー「……」

コング「どったの?」

サーチャー「いや…これ見てください」

コング「んん? なんじゃこりゃ」

サーチャー「白くて…ネバネバしてますね」

コング「●●か?」

サーチャー「いや…●●じゃないですよ。なんか糸みたいですね」

コング「伏字の意味よ」



コング「……お? こっちに続いてるみたい」

サーチャー「行ってみますか」

104: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:35:26.67 ID:p3KYEvst0





テクテク…

コング「ウホ? この部屋に続いてるのか」

サーチャー「突撃しますか…」

コング「しゃもじ持ったぞ」

サーチャー「ヨネスケ?!」

105: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:36:06.73 ID:p3KYEvst0

サーチャー「それでは…」



サーチャー コング「「突撃ッッ!」」



コング「ウホォー?! なんじゃこりゃ!」

サーチャー「クモの巣…」

コング「ウホ…」



「おーい」



コング「!」


ゴーレム「おーい、助けてくれぇー」

106: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:36:45.73 ID:p3KYEvst0

サーチャー「旦那!」

コング「どうしたんだ?」


ゴーレム「よく分からんけど…アトラが告白してきて、断ったら目のハイライトが消えて、巨大な蜘蛛になってグルグル巻きにされたんだ!!」


コング「三行」


ゴーレム「ヤンデレ目
     見つめられたら
     興奮する」


コング「分かった。逃げるぞ」

サーチャー「はーい」

107: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:38:51.54 ID:p3KYEvst0

ゴーレム「おっ、その前に」

サーチャー「?」

ゴーレム「こんにゃろが!!」


ゴンッ!


サーチャー「あたた…なんで殴るんですか!」

ゴーレム「」

サーチャー「旦那! どうしたんでか……」



アトラ「……」




ゴーレム「ひっ」

サーチャー「あわわ…」

コング「…ナイスボート」


108: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:39:27.28 ID:p3KYEvst0









トリオン「あれ詰めて…これ詰めこんで……ナイフ、ランプ、鞄に詰めこんで」

トリオン「よし! ゴーレム達と旅する準備完了!」

トリオン「ふふふ…外か……楽しみだな」



『助けてくれぇぇええ!!』


トリオン「!」


109: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:40:58.96 ID:p3KYEvst0


サーチャー「早くバイクまで!」

コング「走れ!」

ゴーレム「ナムブツ!」



アトラ「ダーリィィイイン!! なんで逃げるのよ!!!」



コング「おい、ゴーレム! キチンと言えよ!」

サーチャー「そうですよ! ズバリと言いましょう!」

ゴーレム「お… おう」

110: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:41:27.91 ID:p3KYEvst0

ゴーレム「ごめん! タイプじゃない!」



アトラ「」


タイプじゃない    タイプじゃない

     タイプじゃない
          タイプじゃない


   タイプじゃない






アトラ「……コロス」



ゴーレム「」

コング「……責任とれよ」


111: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:42:01.82 ID:p3KYEvst0


アトラ「あなたも殺して、あたしも死ぬ!」




サーチャー「\(^o^)/」

ゴーレム「\(^o^)/」

コング「\(^o^)/」


112: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:42:36.77 ID:p3KYEvst0

ブロロロロッッ!


ゴーレム「おっ?」

サーチャー「バイク?」



トリオン「ゴーレム!」



ゴーレム「トリオン!」



コング「パズー!」

サーチャー「シータ!」

113: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:43:15.98 ID:p3KYEvst0

トリオン「乗って!」

コング「おう!」

サーチャー「ありがとう!」

ゴーレム「助かった」



アトラ「トリオォォオオン!!」



トリオン「……」


アトラ「今だったら、見逃すから……返しなよ」



トリオン「……」

コング「……」

サーチャー「……」

ゴーレム「……」


トリオン「いやだね」



アトラ「トリオン!!」


114: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:43:42.12 ID:p3KYEvst0

トリオン「じゃあねぇ〜」

ゴーレム「本当にゴメン!」

サーチャー「さよならー」

コング「ほんじゃあ」


ブロロロロロッッ!



アトラ「待てぇぇぇえええ!!!」



トリオン「あばよ、とっつあん」



ブロロロロロッッ!




アトラ「うわぁぁぁん……ダーリィィイイン!!」




115: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/03(金) 21:45:54.40 ID:p3KYEvst0

ブロロロロロッッ!


コング「ウホホ、ゴーレム。お前、最後に大変な物を盗んでったな」

トリオン「アトラの心です」

ゴーレム「あぁ…そんなつもりじゃなかったんだがな……」

サーチャー「まあまあ、あまり気にしないほうが良いですよ」





── 新しい仲間が増えた、スクラップ一行。

── 彼らの旅はまだ続く。


──彼らは今日もDT世界をメチャメチャにしながら、旅を続けるのであった





〜完〜

引用元: スクラップ達は遊戯王DT世界を旅するようです