1: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/23(木) 16:22:12.71 ID:ApNaUKqqO
矢矧「艦隊、帰投したわ。」ボロッ
提督「よし、お疲れさん。おっと、
戦果は無線でわかるのだから、先に入渠してきても良いのだぞ。」
矢矧「そうなのだけれど…えっと…あの…」
提督「まあ良い。とにかく、MVPオメデト。頑張ったな。」
矢矧「…うん!ありがとう!その言葉を聞きに来たのよ。それじゃあ入渠してくるわね。」
提督「ああ、いってらっしゃい。」
ドアバタッ
矢矧「…………」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1429773732
提督「よし、お疲れさん。おっと、
戦果は無線でわかるのだから、先に入渠してきても良いのだぞ。」
矢矧「そうなのだけれど…えっと…あの…」
提督「まあ良い。とにかく、MVPオメデト。頑張ったな。」
矢矧「…うん!ありがとう!その言葉を聞きに来たのよ。それじゃあ入渠してくるわね。」
提督「ああ、いってらっしゃい。」
ドアバタッ
矢矧「…………」
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2: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/23(木) 16:23:29.99 ID:ApNaUKqqO
提督「行ったな。それでは」スイッチオン
ウィーン
提督(矢矧がいない間に取り付けた風呂覗きモニターを矢矧が入渠中に見る。嗚呼、なんと素晴らしき人生。)
提督「おっ、入ってきたな。よし、xxxは脱いだ。準備は完ペキ!さぁこい!」
ウィーン
提督(矢矧がいない間に取り付けた風呂覗きモニターを矢矧が入渠中に見る。嗚呼、なんと素晴らしき人生。)
提督「おっ、入ってきたな。よし、xxxは脱いだ。準備は完ペキ!さぁこい!」
4: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/23(木) 16:29:02.69 ID:ApNaUKqqO
矢矧(カメラの存在に気付いたのは、ずっと前。私の部屋のドッグの端っこに突如として現れたあれ。気付かないとでも思ってるのかしら?)
矢矧(犯人は提督でしょう。明確な根拠はないけど、確信してるわ。)
矢矧「全く、見たいのなら言ってくれれば良いのに…じゃない!今日は真相を暴いてやるわよ!」
矢矧(犯人は提督でしょう。明確な根拠はないけど、確信してるわ。)
矢矧「全く、見たいのなら言ってくれれば良いのに…じゃない!今日は真相を暴いてやるわよ!」
5: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/23(木) 16:46:00.14 ID:ApNaUKqqO
提督「あれ?矢矧じゃない?……あれは…」
レディー ナノデス! ハラショー タヨッテモ!
提督「駆逐艦?!これはマズイ!急いでスイッチを「そこまでよ、提督!」
提督「」
レディー ナノデス! ハラショー タヨッテモ!
提督「駆逐艦?!これはマズイ!急いでスイッチを「そこまでよ、提督!」
提督「」
6: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/23(木) 16:51:55.78 ID:ApNaUKqqO
矢矧「あら?あらあら?提督、何を見ているのかしらってキy」
提督「待て!叫ぶんじゃない!」クチフサギー
矢矧「フガ…モガ…ング」
提督「叫ばないなら放してやる」
矢矧「」コクコク
提督「よし」テハナシー
提督「待て!叫ぶんじゃない!」クチフサギー
矢矧「フガ…モガ…ング」
提督「叫ばないなら放してやる」
矢矧「」コクコク
提督「よし」テハナシー
7: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/23(木) 16:57:31.64 ID:ApNaUKqqO
矢矧「まず、ズボンを履きなさい」
提督「はい」ズボンハキー
矢矧「次にモニター」
提督「イエス」ポチッ
矢矧「で、どうしてこんな事?」
提督「…仕方がない。矢矧」
矢矧「はい?」
提督「はい」ズボンハキー
矢矧「次にモニター」
提督「イエス」ポチッ
矢矧「で、どうしてこんな事?」
提督「…仕方がない。矢矧」
矢矧「はい?」
8: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/23(木) 17:00:30.54 ID:ApNaUKqqO
提督「俺はお前が大好きだ」
矢矧「知ってるわ」level150
19: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/23(木) 19:59:22.68 ID:sbKNpQl60
提督「…へ?」
矢矧「だって貴方とケッコンしてもう5年目よ。出撃のない日は四六時中一緒にいるし、夜戦(意味深)だって毎日やってるし、子供(六駆)だって4人もいるじゃない。」
矢矧「だって貴方とケッコンしてもう5年目よ。出撃のない日は四六時中一緒にいるし、夜戦(意味深)だって毎日やってるし、子供(六駆)だって4人もいるじゃない。」
22: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/23(木) 20:06:57.52 ID:sbKNpQl60
提督「…まあ、分かってくれてるならうれしいよ。」
矢矧「それで提督、どうしてこんな事してるのかしら?」
提督「おほん。言った通り、俺は矢矧が大好きだ。」
提督「君のポニーテールを見ると、触りたくなるし、後ろ姿を見ると、抱きしめたくなるし、笑顔を見ると、キスしたくてたまらなくなる。何より君がいつも俺の側にいてくれることで、俺はとても幸せ者だと実感する」
矢矧「…」カオマッカ
矢矧「それで提督、どうしてこんな事してるのかしら?」
提督「おほん。言った通り、俺は矢矧が大好きだ。」
提督「君のポニーテールを見ると、触りたくなるし、後ろ姿を見ると、抱きしめたくなるし、笑顔を見ると、キスしたくてたまらなくなる。何より君がいつも俺の側にいてくれることで、俺はとても幸せ者だと実感する」
矢矧「…」カオマッカ
23: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/23(木) 20:12:30.50 ID:sbKNpQl60
提督「そんな俺でも流石に帰投後の入渠の時やトイレの時は一緒にはいない。つまり、そんな時の矢矧は俺は見たことがないわけだ。だから、カメラをつけた。」
矢矧「…トイレにも?」
提督「もち。……艦装はしまって、ね、お願い、カメラ外すから。」
矢矧「…トイレにも?」
提督「もち。……艦装はしまって、ね、お願い、カメラ外すから。」
25: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/23(木) 20:26:13.48 ID:sbKNpQl60
矢矧「話はわかったわ。…そうね、分からなくもないわ。」
提督「そうか!君なら分かってくれると思ったよ。」
矢矧「それで、言い残す事は?」
提督「…へ?」
矢矧「随分間抜けな遺言だこと。主砲発射ヨーイ。」
提督「まあまてはなせばわか 矢矧「ってーーー!!!」
提督「ほげーー!」
ズドドーン ヒエェェェ マテー! ユルシテー
電「パパとママ、今日も楽しそうなのです。」
暁「あれはレディと言えるのかしら?」
雷「仲が良ければ良いじゃない。」
響「仲良きことはハラショーな事だね。」
提督「そうか!君なら分かってくれると思ったよ。」
矢矧「それで、言い残す事は?」
提督「…へ?」
矢矧「随分間抜けな遺言だこと。主砲発射ヨーイ。」
提督「まあまてはなせばわか 矢矧「ってーーー!!!」
提督「ほげーー!」
ズドドーン ヒエェェェ マテー! ユルシテー
電「パパとママ、今日も楽しそうなのです。」
暁「あれはレディと言えるのかしら?」
雷「仲が良ければ良いじゃない。」
響「仲良きことはハラショーな事だね。」
33: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/24(金) 00:28:13.73 ID:GJP2w7Cz0
提督「」ボロッ
矢矧「ふう、この位にしといてあげるわ。」
ガチャ
電「あがったのです!」
矢矧「おかえりなさい。湯加減はどうだった?」
暁「丁度良かったわ。やっぱりママのドックは広いわね。4人いっぺんに入れるんだもの。」
響「ところでママ、このハラショーの欠片もないボロ雑巾は一体誰なんだい」
提督「」グサッ
雷「大丈夫よパパ、響も冗談で言っただけなんだから。」
矢矧「じゃあボロ雑巾はほっといて皆で間宮でも行きましょうか。」
ハーイ
提督「」メソッ
矢矧(ふふっ、いい気味だわ)
矢矧「ふう、この位にしといてあげるわ。」
ガチャ
電「あがったのです!」
矢矧「おかえりなさい。湯加減はどうだった?」
暁「丁度良かったわ。やっぱりママのドックは広いわね。4人いっぺんに入れるんだもの。」
響「ところでママ、このハラショーの欠片もないボロ雑巾は一体誰なんだい」
提督「」グサッ
雷「大丈夫よパパ、響も冗談で言っただけなんだから。」
矢矧「じゃあボロ雑巾はほっといて皆で間宮でも行きましょうか。」
ハーイ
提督「」メソッ
矢矧(ふふっ、いい気味だわ)
34: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/24(金) 00:32:26.45 ID:GJP2w7Cz0
提督「ZZZ」
矢矧「全くもう、しょうがない人なんだから。」ヒザマクラー
矢矧(私のことを愛してくれているのは、とてもありがたいのだけれど……まあ良いわ、許してあげましょう。)
矢矧「でも、やられっぱなしってのも気に食わないわね。」
矢矧「全くもう、しょうがない人なんだから。」ヒザマクラー
矢矧(私のことを愛してくれているのは、とてもありがたいのだけれど……まあ良いわ、許してあげましょう。)
矢矧「でも、やられっぱなしってのも気に食わないわね。」
35: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/24(金) 00:35:57.17 ID:GJP2w7Cz0
提督「仕方ないだろ、好きなんだから。」
矢矧「起きてたのね。でもそれはストーカーの思考よ。…ねぇ、提督?」
提督「なんだい、マイスウィートハニー。」
矢矧「…………貴方は私が好きだから、あんな事をしたのでしょう?」
矢矧「起きてたのね。でもそれはストーカーの思考よ。…ねぇ、提督?」
提督「なんだい、マイスウィートハニー。」
矢矧「…………貴方は私が好きだから、あんな事をしたのでしょう?」
36: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/24(金) 00:37:06.07 ID:GJP2w7Cz0
矢矧「そういう事なら私からも仕掛けても良いのかしら?ねっ。」
40: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/24(金) 17:00:32.93 ID:WmfXk2IVO
次の日……
執務室
提督「………」カリカリ
矢矧「じーーー」
食堂
全員「いただきまーす!」
ワーワーガヤガヤ ハラショー レディー ナ゙ズバギラ゙イ゙ナ゙ノ゙デ゙ズ!
提督「………」パクパク
矢矧「じーーー」
風呂
提督「………」ゴシゴシ
矢矧「じーーー///」
トイレ
提督「………」トイレノマエー
矢矧「…これはいいわ///」
提督「おっ、そうか。」
矢矧「ずっと見ているのって大変なのね。少し見直したわ。」
執務室
提督「………」カリカリ
矢矧「じーーー」
食堂
全員「いただきまーす!」
ワーワーガヤガヤ ハラショー レディー ナ゙ズバギラ゙イ゙ナ゙ノ゙デ゙ズ!
提督「………」パクパク
矢矧「じーーー」
風呂
提督「………」ゴシゴシ
矢矧「じーーー///」
トイレ
提督「………」トイレノマエー
矢矧「…これはいいわ///」
提督「おっ、そうか。」
矢矧「ずっと見ているのって大変なのね。少し見直したわ。」
41: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/24(金) 20:41:14.07 ID:GJP2w7Cz0
提督「全く、矢矧が仕掛けるなんて言ったからてっきり>>31みたいな事されるのかと思ったら『貴方の全てを見させてもらうわ!』なんて、どうした?」
矢矧「貴方言ったでしょ、好きだからずっと見ていたいって。そういうことよ///」
提督(かわいいなー、抱きしめたいなー)
矢矧「貴方言ったでしょ、好きだからずっと見ていたいって。そういうことよ///」
提督(かわいいなー、抱きしめたいなー)
42: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/24(金) 20:56:08.56 ID:GJP2w7Cz0
矢矧「でも流石にトイレまでは無理だったわ。私の愛が足りないってことかしら。」グスッ
提督「………」ギュ
矢矧「キャッ。…提督?」
提督「大丈夫、矢矧の気持ちはすっごく伝わってる。俺が矢矧を好きなのと同じくらい、矢矧が俺を好きなこと。…矢矧」
矢矧「…はい」
提督「………」ギュ
矢矧「キャッ。…提督?」
提督「大丈夫、矢矧の気持ちはすっごく伝わってる。俺が矢矧を好きなのと同じくらい、矢矧が俺を好きなこと。…矢矧」
矢矧「…はい」
43: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/24(金) 20:58:26.38 ID:GJP2w7Cz0
提督「俺はお前が大好きだ」
矢矧「私もよ、提督。」
44: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/24(金) 21:12:00.13 ID:GJP2w7Cz0
矢矧「…でもね、」
提督「うん?」
矢矧「やっぱり、やられっぱなしは気に食わないわ。」
提督「ほう」
矢矧「だから…夜戦をしましょう。」
提督「…ん?」
矢矧「大丈夫よ。業務時間はもう終わってるんだから。バケツだって腐る程あるわよ。」
提督「いや、明日大本営に行かなきゃいけないんだけど…」
矢矧「関係ないわ。さぁ提督、覚悟なさい。私を沈めるには、魚雷5,6本くらい打ち込まないと、ダメよ・」
提督「ヒエェェェ…」
艦!
提督「うん?」
矢矧「やっぱり、やられっぱなしは気に食わないわ。」
提督「ほう」
矢矧「だから…夜戦をしましょう。」
提督「…ん?」
矢矧「大丈夫よ。業務時間はもう終わってるんだから。バケツだって腐る程あるわよ。」
提督「いや、明日大本営に行かなきゃいけないんだけど…」
矢矧「関係ないわ。さぁ提督、覚悟なさい。私を沈めるには、魚雷5,6本くらい打ち込まないと、ダメよ・」
提督「ヒエェェェ…」
艦!
54: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/25(土) 20:48:57.98 ID:mjzkrQcq0
ケッコン1年目のある日…
0400
提督「それで、あいつがさぁ」
矢矧「…ねぇ、そろそろ寝たらどうかしら?」
提督「おっと、すまない。…ピロートークが上手いやつが羨ましいよ。」
矢矧「やっ、別にそう言う事じゃないのよ。ただ明日も仕事なんだし、無理は禁物よ。」
提督「…優しいなぁ、矢矧は」
矢矧「べっ、別に///。そうだ、ねぇ提督、明日のデイリー任務は私に任せて。」
提督「ん?大丈夫か?矢矧も疲れてるんじゃないのか?」
矢矧「私は艦娘なのよ。このくらい平気だわ。貴方が具合でも悪くなった方が大変だしね。」
提督「…それじゃあ、お言葉に甘えさせてもらおうかな。」
矢矧「了解したわ。おやすみなさい、提督。」
提督「あぁ、おやすみ」チュッ
矢矧「…もう///」
0400
提督「それで、あいつがさぁ」
矢矧「…ねぇ、そろそろ寝たらどうかしら?」
提督「おっと、すまない。…ピロートークが上手いやつが羨ましいよ。」
矢矧「やっ、別にそう言う事じゃないのよ。ただ明日も仕事なんだし、無理は禁物よ。」
提督「…優しいなぁ、矢矧は」
矢矧「べっ、別に///。そうだ、ねぇ提督、明日のデイリー任務は私に任せて。」
提督「ん?大丈夫か?矢矧も疲れてるんじゃないのか?」
矢矧「私は艦娘なのよ。このくらい平気だわ。貴方が具合でも悪くなった方が大変だしね。」
提督「…それじゃあ、お言葉に甘えさせてもらおうかな。」
矢矧「了解したわ。おやすみなさい、提督。」
提督「あぁ、おやすみ」チュッ
矢矧「…もう///」
56: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/26(日) 00:41:33.96 ID:Xs7Jn90q0
0600
矢矧「さて、頑張るわよ!」
提督「zzz…」
矢矧「まずは、えぇっと…工廠で装備を3回作って…そして出撃して…」
提督「…zzz」
矢矧「…意外と複雑なのね。でも、提督の為に頑張るわよ!」
矢矧「さて、頑張るわよ!」
提督「zzz…」
矢矧「まずは、えぇっと…工廠で装備を3回作って…そして出撃して…」
提督「…zzz」
矢矧「…意外と複雑なのね。でも、提督の為に頑張るわよ!」
57: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/26(日) 00:57:31.77 ID:Xs7Jn90q0
0700
矢矧「ふぅ、少しずつだけどなんとかなってるわね。」チラッ
提督「zzz」
矢矧「…よっぽど疲れてたのね…夜戦を控えればいいのに…私が我慢できないかもね。」
矢矧「よし!もうひと頑張り!…えぇっと、それから、新しい艦を3隻建造して…あら?資源ってどのくらい注ぎ込めばいいのかしら?…大型艦建造?こっちの方が良いのかしら?あっあれ?資材が一気になくなったのだけど…建造時間は…8時間・・高速建造材、使っても…どこにあるの?………あぁーん、もう!」
提督「………」
矢矧「ふぅ、少しずつだけどなんとかなってるわね。」チラッ
提督「zzz」
矢矧「…よっぽど疲れてたのね…夜戦を控えればいいのに…私が我慢できないかもね。」
矢矧「よし!もうひと頑張り!…えぇっと、それから、新しい艦を3隻建造して…あら?資源ってどのくらい注ぎ込めばいいのかしら?…大型艦建造?こっちの方が良いのかしら?あっあれ?資材が一気になくなったのだけど…建造時間は…8時間・・高速建造材、使っても…どこにあるの?………あぁーん、もう!」
提督「………」
63: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/26(日) 23:58:51.17 ID:Xs7Jn90q0
提督「矢矧」
矢矧「!あら提督、お目覚め?ゆっくり休めたかしr」
ギュ
矢矧「ちょっ///…どうしたの?」
提督「いや、どうも日頃の生活リズムを体が覚えていてね。いつも通りの時間に起きてしまったよ。せっかく矢矧が頑張ってくれていたのに。」
矢矧「…もしかして見てた?」
提督「ずっと見てた。良いもの見れたよ。デイリーに悪戦苦闘している矢矧が可愛くて仕方なかった。」ナデナデ
矢矧「///」
提督「ありがとな。大好きだぞ。」チュッ
矢矧「…うん///」
矢矧「!あら提督、お目覚め?ゆっくり休めたかしr」
ギュ
矢矧「ちょっ///…どうしたの?」
提督「いや、どうも日頃の生活リズムを体が覚えていてね。いつも通りの時間に起きてしまったよ。せっかく矢矧が頑張ってくれていたのに。」
矢矧「…もしかして見てた?」
提督「ずっと見てた。良いもの見れたよ。デイリーに悪戦苦闘している矢矧が可愛くて仕方なかった。」ナデナデ
矢矧「///」
提督「ありがとな。大好きだぞ。」チュッ
矢矧「…うん///」
64: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/27(月) 00:04:35.58 ID:k1U7/ZUw0
提督「さて、それじゃあ新しい仲間を出迎えに行くか。」
矢矧「あの…提督…」
提督「大丈夫だって。資材なんて今日の矢矧に比べればちっぽけなもんさ。それに…」
矢矧「それに?」
提督「多分、お前も喜ぶと思うぞ。今回の仲間。」
提督「まぁ、俺としてはどちらでも万々歳なんだけどな。」
矢矧「?」
矢矧「あの…提督…」
提督「大丈夫だって。資材なんて今日の矢矧に比べればちっぽけなもんさ。それに…」
矢矧「それに?」
提督「多分、お前も喜ぶと思うぞ。今回の仲間。」
提督「まぁ、俺としてはどちらでも万々歳なんだけどな。」
矢矧「?」
65: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/27(月) 00:20:08.83 ID:k1U7/ZUw0
工廠
大和「大和型戦艦一番艦、大和です。よろしくお願いします。」
矢矧「や、大和じゃない!」
大和「あら、矢矧。お久しぶりね。」
提督「やあ、初めまして。俺がこの鎮守府の提督だ。よろしく。そしてこっちが嫁の矢矧だ。ちなみにお前の建設はこの矢矧がやってくれたんだ」
大和「あら、そうなの。じゃあお礼を言わなくちゃね。矢矧、ありがとう。」
矢矧「お礼なんていいわよ。また一緒に頑張りましょ」
提督「矢矧、大和と2人で話したらどうだ?お互い積もる話もあるだろうし。俺は席を外すから。じゃあな。」スタスタ
大和「…イケメンね。」
矢矧「そうでしょう。自慢の旦那よ。…とんでもない変 だけど。」
大和「大和型戦艦一番艦、大和です。よろしくお願いします。」
矢矧「や、大和じゃない!」
大和「あら、矢矧。お久しぶりね。」
提督「やあ、初めまして。俺がこの鎮守府の提督だ。よろしく。そしてこっちが嫁の矢矧だ。ちなみにお前の建設はこの矢矧がやってくれたんだ」
大和「あら、そうなの。じゃあお礼を言わなくちゃね。矢矧、ありがとう。」
矢矧「お礼なんていいわよ。また一緒に頑張りましょ」
提督「矢矧、大和と2人で話したらどうだ?お互い積もる話もあるだろうし。俺は席を外すから。じゃあな。」スタスタ
大和「…イケメンね。」
矢矧「そうでしょう。自慢の旦那よ。…とんでもない変 だけど。」
66: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/27(月) 00:31:58.75 ID:k1U7/ZUw0
執務室
提督「…」スイッチオン
ウィーン
矢矧『さて、頑張るわよ!』
矢矧『まずは、えぇっと…工廠で装備を3回作って…そして出撃して…』
矢矧『…意外と複雑なのね。でも、提督の為に頑張るわよ!』
矢矧『ふぅ、少しずつだけどなんとかなってるわね。』
矢矧『…よっぽど疲れてたのね…夜戦を控えればいいのに…私が我慢できないかもね。』
矢矧『よし!もうひと頑張り!…えぇっと、それから、新しい艦を3隻建造して…あら?資源ってどのくらい注ぎ込めばいいのかしら?…大型艦建造?こっちの方が良いのかしら?あっあれ?資材が一気になくなったのだけど…建造時間は…8時間・・高速建造材、使っても…どこにあるの?………あぁーん、もう!』
提督「これだから盗撮は止められないんだよな。」
矢矧『!あら提督、お目覚め?ゆっくり休めたかしr』
矢矧『ちょっ///…どうしたの?』
矢矧『…もしかして見てた?』
矢矧『///』
矢矧『…うん』
提督「ああくそ、可愛いなぁ。」
提督「…」スイッチオン
ウィーン
矢矧『さて、頑張るわよ!』
矢矧『まずは、えぇっと…工廠で装備を3回作って…そして出撃して…』
矢矧『…意外と複雑なのね。でも、提督の為に頑張るわよ!』
矢矧『ふぅ、少しずつだけどなんとかなってるわね。』
矢矧『…よっぽど疲れてたのね…夜戦を控えればいいのに…私が我慢できないかもね。』
矢矧『よし!もうひと頑張り!…えぇっと、それから、新しい艦を3隻建造して…あら?資源ってどのくらい注ぎ込めばいいのかしら?…大型艦建造?こっちの方が良いのかしら?あっあれ?資材が一気になくなったのだけど…建造時間は…8時間・・高速建造材、使っても…どこにあるの?………あぁーん、もう!』
提督「これだから盗撮は止められないんだよな。」
矢矧『!あら提督、お目覚め?ゆっくり休めたかしr』
矢矧『ちょっ///…どうしたの?』
矢矧『…もしかして見てた?』
矢矧『///』
矢矧『…うん』
提督「ああくそ、可愛いなぁ。」
67: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/27(月) 00:40:35.72 ID:k1U7/ZUw0
矢矧(今頃、私の盗撮動画でも見てるんじゃないかしら。)
大和「ところで矢矧。」
矢矧「なに?」
大和「矢矧はどうやってあの人とケッコンしたの?」
矢矧「///////////ぜ、絶対に言わないわ。言えないわ。」
大和「えぇ〜。良いじゃない教えてくれたって。」
矢矧「そそそそんな事より鎮守府の案内をするわ。まず、間宮って言う甘味処があるんだけど」
大和「よし行きましょうすぐ行きましょうさあ行きましょう」
矢矧「ちょっと大和・・1人で行っちゃダメよ!そっちじゃないわ、こっちよ!」
矢矧(なんとか誤魔化せたわね。…全くあんな恥ずかしい事、他人に話せないわよ…)
艦!
大和「ところで矢矧。」
矢矧「なに?」
大和「矢矧はどうやってあの人とケッコンしたの?」
矢矧「///////////ぜ、絶対に言わないわ。言えないわ。」
大和「えぇ〜。良いじゃない教えてくれたって。」
矢矧「そそそそんな事より鎮守府の案内をするわ。まず、間宮って言う甘味処があるんだけど」
大和「よし行きましょうすぐ行きましょうさあ行きましょう」
矢矧「ちょっと大和・・1人で行っちゃダメよ!そっちじゃないわ、こっちよ!」
矢矧(なんとか誤魔化せたわね。…全くあんな恥ずかしい事、他人に話せないわよ…)
艦!
72: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/27(月) 17:11:46.92 ID:DRioPnAgO
ケッコン2年目のある日…
提督「…」カリカリ
矢矧「…うーん…」
提督「どうした?具合でも悪いのか?」
矢矧「…熱はないのよ。でもなんか気だるいのよね。…」
提督「明石のところで診てもらったほうがいいぞ。後はやっとくから。」
矢矧「…お願いするわ。」
提督「…」カリカリ
矢矧「…うーん…」
提督「どうした?具合でも悪いのか?」
矢矧「…熱はないのよ。でもなんか気だるいのよね。…」
提督「明石のところで診てもらったほうがいいぞ。後はやっとくから。」
矢矧「…お願いするわ。」
73: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/27(月) 21:01:22.66 ID:k1U7/ZUw0
提督「…ちょっと待ってくれ」
矢矧「ん?」
おでこピト
提督「うーん、確かに平熱よりちょっと高いくらいだな。」
矢矧「…」ポケー
提督「よし、いってらっしゃい。何なら俺もついてくか?」
矢矧「大丈夫よ。1人でいけるわ。」ドアガチャ
パタン
提督「………」
矢矧「ん?」
おでこピト
提督「うーん、確かに平熱よりちょっと高いくらいだな。」
矢矧「…」ポケー
提督「よし、いってらっしゃい。何なら俺もついてくか?」
矢矧「大丈夫よ。1人でいけるわ。」ドアガチャ
パタン
提督「………」
74: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/27(月) 21:15:02.08 ID:k1U7/ZUw0
提督「…あんな矢矧、久しぶりに見た。… かったな。」
提督「でも、間違いなく本調子ではないな。その証拠に…」
つ音楽プレーヤー(イヤホン付き)
提督「盗聴器を簡単に付けることができた。」
提督「さてと、それじゃあ仕事をサボって盗聴しますか。」
提督「言っとくけど、犯罪じゃないぞ。バレなきゃ罪じゃない。さすがにドックやトイレはアウトだけどね。俺でもやらないよ。…少なくとも今は。」
提督「でも、間違いなく本調子ではないな。その証拠に…」
つ音楽プレーヤー(イヤホン付き)
提督「盗聴器を簡単に付けることができた。」
提督「さてと、それじゃあ仕事をサボって盗聴しますか。」
提督「言っとくけど、犯罪じゃないぞ。バレなきゃ罪じゃない。さすがにドックやトイレはアウトだけどね。俺でもやらないよ。…少なくとも今は。」
75: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/27(月) 21:33:20.11 ID:k1U7/ZUw0
明石の部屋(第二工廠)
矢矧「明石いる?」
明石「おや、矢矧さん。お1人ですか?珍しいことで」
矢矧「うん…ちょっとね…明石、今日なんか倦怠感がすごいの。仕事にならないくらい。」
明石「ふむ、普段は真面目な矢矧さんがですか…」
明石「とりあえず、検査するから座ってください。」
矢矧「お願いするわ。」
矢矧「明石いる?」
明石「おや、矢矧さん。お1人ですか?珍しいことで」
矢矧「うん…ちょっとね…明石、今日なんか倦怠感がすごいの。仕事にならないくらい。」
明石「ふむ、普段は真面目な矢矧さんがですか…」
明石「とりあえず、検査するから座ってください。」
矢矧「お願いするわ。」
76: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/27(月) 21:42:03.58 ID:k1U7/ZUw0
明石「ダルさはいつからですか?」
矢矧「昨日まではそんなでも無かったんだけどね。」
明石「その他の症状は?」
矢矧「うーん…提督に少しだけ熱っぽいって言われたわ」
明石「…最近、いつxxxxしました?」
矢矧「…ちょ、ちょっとまって、まさか…」
明石「いつ りましたか?」
矢矧「…2週間くらい前、ちょうど危険日の日にもやったわ。」
明石「生理は?」
矢矧「…来てない…」
明石「…」つ検査キット
矢矧「///」
矢矧「昨日まではそんなでも無かったんだけどね。」
明石「その他の症状は?」
矢矧「うーん…提督に少しだけ熱っぽいって言われたわ」
明石「…最近、いつxxxxしました?」
矢矧「…ちょ、ちょっとまって、まさか…」
明石「いつ りましたか?」
矢矧「…2週間くらい前、ちょうど危険日の日にもやったわ。」
明石「生理は?」
矢矧「…来てない…」
明石「…」つ検査キット
矢矧「///」
77: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/27(月) 21:43:15.75 ID:k1U7/ZUw0
提督「…」
提督「行かねば」
提督「行かねば」
78: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/27(月) 21:59:12.63 ID:k1U7/ZUw0
本日はここまで。
ここから少し複雑な話になりますが、付き合ってくれると幸いです。
ではまた明日お会いしましょう。
おまけ
1年目の後日談
大和「提督、いつになったら出撃させてくれるのですか?」モグモグ
提督「食べながら話すな。そんなに出撃したいのか?」
大和「一応、艦娘ですから。」モグモグ
提督「そうだな、食事量を減らしてくれるなら、いつでもさせてやる。」
大和「やっぱいいです。」モグモグ
提督「出撃したいんじゃないのか?」
大和「私はご飯を食べている時が1番幸せなんです。サイダー飲みます?」モグモグ
提督「いただくよ。…で、今日の収穫は?」
大和「ブラジャーを選んでいる矢矧です。」モグモグ
提督「よし。大和、でかした。もっと食え。」
大和「ありがとうございます。」モグモグ ムシャムシャ パクパク ムグムグ
ここから少し複雑な話になりますが、付き合ってくれると幸いです。
ではまた明日お会いしましょう。
おまけ
1年目の後日談
大和「提督、いつになったら出撃させてくれるのですか?」モグモグ
提督「食べながら話すな。そんなに出撃したいのか?」
大和「一応、艦娘ですから。」モグモグ
提督「そうだな、食事量を減らしてくれるなら、いつでもさせてやる。」
大和「やっぱいいです。」モグモグ
提督「出撃したいんじゃないのか?」
大和「私はご飯を食べている時が1番幸せなんです。サイダー飲みます?」モグモグ
提督「いただくよ。…で、今日の収穫は?」
大和「ブラジャーを選んでいる矢矧です。」モグモグ
提督「よし。大和、でかした。もっと食え。」
大和「ありがとうございます。」モグモグ ムシャムシャ パクパク ムグムグ
84: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/28(火) 21:45:49.09 ID:vFj+xIp3O
提督「お前、超駄級戦艦なんて呼ばれてるみたいだぞ。」
大和「言わせとけばいいんですよ。」ムシャムシャ
暁「大和さん、食べながら喋るのはよくないわよ。そんなんじゃ一人前のレディーになれないわよ。」モキュモキュ
雷「暁もね。」
提督「雷は偉いな。おいで、ナデナデしてあげよう。」
雷「わーい!パパ大好き!」ピョーン
提督「おっと。よーし、捕まえたぞ。」ナデナデ
雷「えへへ」
暁「べ、別に羨ましくなんかないんだから!」ウズウズ
提督「そうだな、暁はこんな事されたくないだろうからなぁ。」
暁「ふぇ・・」ナミダメ
提督「冗談だよ。ごめんな。ほら、おいで。」
暁「でも…」
提督「甘えたい時は素直に甘えるのがレディーだぞ。」
暁「…うん!」ピョン
提督「よーし。揉みくちゃにしてやるから、覚悟しろよ!」
キャッキャッ ホラホラー
?「…」ウズウズ
大和「あなたも行ったらどう?矢矧。」
矢矧「やっ…別に…///」
オーイ
矢矧「!」
提督「矢矧、そこに居るんだろ?おいで。」
矢矧「そ、そう?///じゃあ甘えさせてもらおうかしら。」
雷「ママも甘えん坊ね。」
暁「全くね。」
89: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/29(水) 20:18:11.04 ID:TGHm+dni0
おまけ
大和の1日
0650 起床
大和「今日も頑張りましょう。」グ~
0730まで 身支度
大和「これでよし、と」
矢矧「大和ー、子供達の身支度手伝ってー。」
大和「わかったわ。」ギュルギュル
0740 朝食
提督「皆揃ったな。それでは」
全員「いただきます!」
大和「間宮さん、お代わり。」カラッポ
暁「早くない?!」モキュモキュ
大和の1日
0650 起床
大和「今日も頑張りましょう。」グ~
0730まで 身支度
大和「これでよし、と」
矢矧「大和ー、子供達の身支度手伝ってー。」
大和「わかったわ。」ギュルギュル
0740 朝食
提督「皆揃ったな。それでは」
全員「いただきます!」
大和「間宮さん、お代わり。」カラッポ
暁「早くない?!」モキュモキュ
90: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/29(水) 20:36:20.92 ID:TGHm+dni0
0900 自由時間
大和「提督、出撃しなくていいの?」モキュモキュ
提督「今のところはな。イベントになったら頼む。…何食ってんだ?」
大和「間宮さん特性シェラスコ」モキュモキュ
1130まで 六駆たちのお世話
電「大和さんってどのくらい強いのですか?」
大和「そうね…この鎮守府くらいなら一発で粉微塵にできるわ。」
電「怖いのです。」プルプル
雷「大丈夫よ。大和さんは味方なんだから。もし敵がきても大和さんが守ってくれるから。」
大和「そうよ。ご飯があるうちは、この鎮守府を守ってみせるから。さて、ラムネ欲しい人この指止〜まれ。」
六駆「はーい!」
1200 昼飯
全員「いただきます!」
大和「伊良湖さん。お代わり。」カラッポ
提督「…お前、出撃してないよな。」
大和「出撃しようがしまいがお腹は空くんです。あ、伊良湖さん、もう一杯お代わり。」カラッポ
91: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/29(水) 20:54:01.89 ID:TGHm+dni0
1320 矢矧とのガールズトーク
矢矧「大和も彼氏つくったら?」
大和「そうね。でも、仕事場が仕事場だしね。それに今私の胸の中はご飯でいっぱいだからね。」
矢矧「でも、良いものよ。理解者がいるのは。」
大和「ずいぶんラブラブだものね、あなた達。そこまでラブラブなのも珍しいと思うわよ。」
矢矧「そう?///別に普通だと思うけど///」
大和「顔、赤い。」
1500 オヤツ
提督「おーい、大和知らない?」
響「間宮に行ったよ。」
提督「ということは今は15時か。あれ?他の皆は?」
響「学校の居残り。私はハラショーな子だから無し。」
提督「よし、じゃあ一緒に伊良湖のところ行って、お菓子でも食べるか。他の子には内緒だぞ。」
響「ハラショー。でも、間宮じゃないの?」
提督「間宮は大和で手一杯だろうよ。」
矢矧「大和も彼氏つくったら?」
大和「そうね。でも、仕事場が仕事場だしね。それに今私の胸の中はご飯でいっぱいだからね。」
矢矧「でも、良いものよ。理解者がいるのは。」
大和「ずいぶんラブラブだものね、あなた達。そこまでラブラブなのも珍しいと思うわよ。」
矢矧「そう?///別に普通だと思うけど///」
大和「顔、赤い。」
1500 オヤツ
提督「おーい、大和知らない?」
響「間宮に行ったよ。」
提督「ということは今は15時か。あれ?他の皆は?」
響「学校の居残り。私はハラショーな子だから無し。」
提督「よし、じゃあ一緒に伊良湖のところ行って、お菓子でも食べるか。他の子には内緒だぞ。」
響「ハラショー。でも、間宮じゃないの?」
提督「間宮は大和で手一杯だろうよ。」
92: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/29(水) 21:07:53.50 ID:Rp2Q/EmXO
1600 自由時間
大和「することがないわ。」
大和「仕方ない。」
大和「食べよう。」ムシャムシャ
1700 週一で提督との会議
大和「で、どうなさるおつもりですか。」ムシャムシャ
提督「うむ。これは由々しき問題だからな。実は俺としては、すでに解決策が出ている。」
大和「と、おっしゃいますと?」ムシャムシャ
提督「お前、食事量減らせ。消費がマッハなんだ。」
大和「これを」スッ
提督「これは?」
大和「矢矧と子供達のお昼寝の写真です。寄りかかりあっていて可愛いでしょう。」
提督「前言撤回だ。大和、もっと食え。」
大和「ありがとうございます。」モグモグ ムシャムシャ パクパク ムグムグ
大和「することがないわ。」
大和「仕方ない。」
大和「食べよう。」ムシャムシャ
1700 週一で提督との会議
大和「で、どうなさるおつもりですか。」ムシャムシャ
提督「うむ。これは由々しき問題だからな。実は俺としては、すでに解決策が出ている。」
大和「と、おっしゃいますと?」ムシャムシャ
提督「お前、食事量減らせ。消費がマッハなんだ。」
大和「これを」スッ
提督「これは?」
大和「矢矧と子供達のお昼寝の写真です。寄りかかりあっていて可愛いでしょう。」
提督「前言撤回だ。大和、もっと食え。」
大和「ありがとうございます。」モグモグ ムシャムシャ パクパク ムグムグ
93: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/29(水) 21:16:11.64 ID:Rp2Q/EmXO
1830 夕食
全員「いただきます!」
大和「…」モグモグ
電「どうしたのですか、大和さん。ペースが遅いのですが。具合でも悪いのですか?」
提督「違うぞ、電。よく見てみろ。」
ヤマズミノチャワン
提督「あれはもう10杯目だ。食べるのが速すぎて俺たちにはスローに見えるんだ。ほら、もう14杯目だ。」
電「怖いのです。」プルプル
1945 風呂
大和「さすがにお風呂でまで食べ物持ってきたりしないわよ。」モグモグ
矢矧「…何食べてるの?」
大和「温泉卵。持ち込みじゃないわ。最初からあったのよ。」モグモグ
矢矧「えぇ…」
全員「いただきます!」
大和「…」モグモグ
電「どうしたのですか、大和さん。ペースが遅いのですが。具合でも悪いのですか?」
提督「違うぞ、電。よく見てみろ。」
ヤマズミノチャワン
提督「あれはもう10杯目だ。食べるのが速すぎて俺たちにはスローに見えるんだ。ほら、もう14杯目だ。」
電「怖いのです。」プルプル
1945 風呂
大和「さすがにお風呂でまで食べ物持ってきたりしないわよ。」モグモグ
矢矧「…何食べてるの?」
大和「温泉卵。持ち込みじゃないわ。最初からあったのよ。」モグモグ
矢矧「えぇ…」
94: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/29(水) 21:22:10.43 ID:Rp2Q/EmXO
2100 歯磨き
大和「楽しい食事は毎日の歯磨きからよ。」
矢矧「大和〜子供たちの仕上げお願〜い。」
大和「今行くわ。」
2200 就寝
矢矧「お休みなさい」
大和「お休み。今日も夜戦?頑張ってね。」
矢矧「///」
---------------------------------
0650 起床
大和「今日も(食事を)頑張りましょう。」
大和「楽しい食事は毎日の歯磨きからよ。」
矢矧「大和〜子供たちの仕上げお願〜い。」
大和「今行くわ。」
2200 就寝
矢矧「お休みなさい」
大和「お休み。今日も夜戦?頑張ってね。」
矢矧「///」
---------------------------------
0650 起床
大和「今日も(食事を)頑張りましょう。」
100: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/30(木) 20:09:51.60 ID:Ik8f+S7HO
タッタッタッタ
提督「矢矧!」ドアバン
明石「おや提督。ちょうど良いところに。実は」
提督「大丈夫。全部聞いてた。」
明石「そうですか。なら説明は不要ですね。今、矢矧さんはチェック中です。しばらくすれば戻ってきますよ。」
キィ
矢矧「戻ったわって、提督?なんでいるの?」
提督「ヘアゴム。よく見てみ。」
矢矧「?」スッ
矢矧「これは…盗聴機?!やられたわ。」
提督「矢矧!」ドアバン
明石「おや提督。ちょうど良いところに。実は」
提督「大丈夫。全部聞いてた。」
明石「そうですか。なら説明は不要ですね。今、矢矧さんはチェック中です。しばらくすれば戻ってきますよ。」
キィ
矢矧「戻ったわって、提督?なんでいるの?」
提督「ヘアゴム。よく見てみ。」
矢矧「?」スッ
矢矧「これは…盗聴機?!やられたわ。」
101: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/30(木) 20:15:55.60 ID:Ik8f+S7HO
明石提督「それより、結果は?」
矢矧「…」ハイ
明提「…」ジー
( | )
提督「…」
提督「ヤッターーーー!!!!」
矢矧「…」ハイ
明提「…」ジー
( | )
提督「…」
提督「ヤッターーーー!!!!」
102: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/30(木) 20:26:07.46 ID:Wg5hx2mO0
提督「矢矧!」ガバッ
矢矧「ちょ、提督///ほら、明石もいるんだから。」
明石「おや、それなら、外にいますので、終わったら呼んでください。」ガチャ
提督「気遣い感謝する。…さて」ギュ
矢矧「な、何かしら?///」
提督「いや、うーん、えっと…ダメだ。言いたいことは山ほどあるんだが…何も言えないや。でも、今、とっても嬉しい事だけはわかる。矢矧、ありがとう。」ギュ
矢矧「提督…こちらこそ///」ギュ
矢矧「ちょ、提督///ほら、明石もいるんだから。」
明石「おや、それなら、外にいますので、終わったら呼んでください。」ガチャ
提督「気遣い感謝する。…さて」ギュ
矢矧「な、何かしら?///」
提督「いや、うーん、えっと…ダメだ。言いたいことは山ほどあるんだが…何も言えないや。でも、今、とっても嬉しい事だけはわかる。矢矧、ありがとう。」ギュ
矢矧「提督…こちらこそ///」ギュ
103: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/30(木) 20:35:09.36 ID:Wg5hx2mO0
提督「さて、そろそろ明石を呼ぶか。オーイ、明石ー。」
明石「終わりましたか。それでは夫婦揃ったところで、少し説明をさせていただきます。」
提督「ん?なんだ説明って?」
矢矧「さぁ?」キョトン
明石「忘れてはいけない事は、矢矧さんは艦娘であり、提督は人間である、ということです。ここから先、トンデモ独自設定が飛び出すので、解りにくいとは思いますが、しっかりと聞いて下さい。」
明石「終わりましたか。それでは夫婦揃ったところで、少し説明をさせていただきます。」
提督「ん?なんだ説明って?」
矢矧「さぁ?」キョトン
明石「忘れてはいけない事は、矢矧さんは艦娘であり、提督は人間である、ということです。ここから先、トンデモ独自設定が飛び出すので、解りにくいとは思いますが、しっかりと聞いて下さい。」
104: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/30(木) 20:53:57.02 ID:Wg5hx2mO0
明石「まず初めに、お二人のお子様は3パターンに分かれます。人間の男女、そして艦娘です。」
(投稿主がしっかりと考えがまとまったら、この原理を説明します)
明石「また、艦娘の場合、生まれる子供は駆逐艦のみとなります。」
明石「この子供は成長が速く、1歳には既にしっかりとした駆逐艦の見た目になります。その後、年を重ねても見た目にそれほど変化もなく、性格も普通の駆逐艦のそれとあまり変わりませんが、実年齢と見た目の年齢が一致した時、例えば暁型なら5〜7歳くらいになると、その時から普通の人間と同じように成長します。」
明石「性格なども、この辺で個人差が出始めますので、お気をつけください。」
明石「あと、もう一つ。姉妹艦がいる場合はその後妊娠した時、その姉妹艦から生まれてきやすくなります。だからと言って一番艦が先に生まれる訳ではなく、深雪の後に吹雪が生まれた鎮守府もあるみたいです。」
(投稿主がしっかりと考えがまとまったら、この原理を説明します)
明石「また、艦娘の場合、生まれる子供は駆逐艦のみとなります。」
明石「この子供は成長が速く、1歳には既にしっかりとした駆逐艦の見た目になります。その後、年を重ねても見た目にそれほど変化もなく、性格も普通の駆逐艦のそれとあまり変わりませんが、実年齢と見た目の年齢が一致した時、例えば暁型なら5〜7歳くらいになると、その時から普通の人間と同じように成長します。」
明石「性格なども、この辺で個人差が出始めますので、お気をつけください。」
明石「あと、もう一つ。姉妹艦がいる場合はその後妊娠した時、その姉妹艦から生まれてきやすくなります。だからと言って一番艦が先に生まれる訳ではなく、深雪の後に吹雪が生まれた鎮守府もあるみたいです。」
105: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/30(木) 21:06:25.93 ID:Wg5hx2mO0
明石「さて、説明は終わりです。何かご質問は?」
提督「うーん、妊娠期間は?」
明石「人間のそれと変わりません。そうだ、言い忘れてました。艦娘が妊娠する時は危険日に る、かつケッコンを済ませ、三日間以上出撃、遠征、演習を行わなかった場合のみです。それでも可能性はそこまで高くはありません。」
提督「で、俺たちの子はどっちなんだ?」
明石「艦娘です。矢矧さんに渡した検査キットは( )の時は人間、(+)の時は艦娘が胎内にいることになります。…矢矧さん?」
矢矧「えぇっと、パターンが3つあって、艦娘だと成長が速くて、姉妹艦が生まれやすくて…あぁん、もう!」
提督「大丈夫、混乱してるだけだよ。」カシャ
提督「うーん、妊娠期間は?」
明石「人間のそれと変わりません。そうだ、言い忘れてました。艦娘が妊娠する時は危険日に る、かつケッコンを済ませ、三日間以上出撃、遠征、演習を行わなかった場合のみです。それでも可能性はそこまで高くはありません。」
提督「で、俺たちの子はどっちなんだ?」
明石「艦娘です。矢矧さんに渡した検査キットは( )の時は人間、(+)の時は艦娘が胎内にいることになります。…矢矧さん?」
矢矧「えぇっと、パターンが3つあって、艦娘だと成長が速くて、姉妹艦が生まれやすくて…あぁん、もう!」
提督「大丈夫、混乱してるだけだよ。」カシャ
106: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/30(木) 21:13:00.65 ID:Wg5hx2mO0
提督「まぁ、なんだかんだ言っても俺らの子供が出来たことに変わりはない訳だな。矢矧。」
矢矧「」プスプス
矢矧「ハッ、何かしら。」
提督「できる限りのサポートはする。なんでも言ってくれ。だから、その…よろしく頼む。頑張れ。」
矢矧「わかったわ。絶対無事に産んで見せる。」
明石「じゃあ精密検査しますね。矢矧さん、こちらへ」
107: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/30(木) 21:17:02.48 ID:Wg5hx2mO0
明石「検査が終了しました。妊娠2週間の…四つ子です。」
提督矢矧「「四つ子?!!」」
明石「はい。ついでに暁型ということもわかりました。」
提督「…頑張れ。」
矢矧「…頑張るわ。」
提督矢矧「「四つ子?!!」」
明石「はい。ついでに暁型ということもわかりました。」
提督「…頑張れ。」
矢矧「…頑張るわ。」
114: ◆YOZJXnHFeg 2015/04/30(木) 23:43:20.60 ID:Wg5hx2mO0
提督「さて、それじゃあ矢矧は今日から産休な。」
矢矧「いや、戦えるわよ。まだ2週間目なのだから。それに私が抜けたら旗艦がいなくなっちゃうわ。」
提督「気持ちだけ受け取る。いいか、矢矧。今の矢矧は矢矧だけじゃないんだ。新しい命を4つも宿している。少しでも体を休めてほしい。お腹の子の為にも、君のためにも。」
矢矧「でも…私がいないなら彼女を出すしかなくなるわ。今は資源が多くないのよ。」
提督「大丈夫。いざとなったらオリョクルすれば良いだけさ。それじゃあな、仕事終わったらすぐ来るよ。明石、あとは頼んだ。」
矢矧「いや、戦えるわよ。まだ2週間目なのだから。それに私が抜けたら旗艦がいなくなっちゃうわ。」
提督「気持ちだけ受け取る。いいか、矢矧。今の矢矧は矢矧だけじゃないんだ。新しい命を4つも宿している。少しでも体を休めてほしい。お腹の子の為にも、君のためにも。」
矢矧「でも…私がいないなら彼女を出すしかなくなるわ。今は資源が多くないのよ。」
提督「大丈夫。いざとなったらオリョクルすれば良いだけさ。それじゃあな、仕事終わったらすぐ来るよ。明石、あとは頼んだ。」
115: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/01(金) 00:01:30.21 ID:dfGBoJq90
間宮の前
提督「よし、覚悟は決まった。矢矧が出撃できない今、彼女に頼るしかない。」ガラガラ
提督「大和、いるか?」
大和「何ですか?提督。私今食べるのに忙しいのですけど。」ムッシャー
提督「矢矧が妊娠した。今日から産休に入る。」
ざわざわ
大和「それで?私に出撃しろと?」
提督「そうだ。よろしく頼む。」
大和「良いでしょう。超弩級戦艦の実力、お見せしましょう。」
提督「よし、それじゃあ皆いることだし明日の出撃艦隊を発表する。大和率いる攻略部隊と潜水艦によるオリョクルだ。該当する艦は準備しておくように。それでは解散!」
伊58「いやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでち」
提督「よし、覚悟は決まった。矢矧が出撃できない今、彼女に頼るしかない。」ガラガラ
提督「大和、いるか?」
大和「何ですか?提督。私今食べるのに忙しいのですけど。」ムッシャー
提督「矢矧が妊娠した。今日から産休に入る。」
ざわざわ
大和「それで?私に出撃しろと?」
提督「そうだ。よろしく頼む。」
大和「良いでしょう。超弩級戦艦の実力、お見せしましょう。」
提督「よし、それじゃあ皆いることだし明日の出撃艦隊を発表する。大和率いる攻略部隊と潜水艦によるオリョクルだ。該当する艦は準備しておくように。それでは解散!」
伊58「いやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでち」
123: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/01(金) 23:14:33.04 ID:dfGBoJq90
コンコン ガチャ
提督「よう。大丈夫か?」
矢矧「あら、提督。えぇ、おかげさまで大事ないわ。…いよいよね。」
提督「そうだな。いくら帝王切開とは言え、なんとなく不安になってしまうよ。」
矢矧「大丈夫だって。もう、少しは自分の嫁を信じなさい。」
明石「矢矧さん。時間です。…提督も入りますか?」
提督「いいのか?じゃあ一緒に行かせてもらおうか。」
明石「あと、これを。」サシダシ
提督「?」
明石「超高画質ビデオカメラです。特別に無料であげます。その代わりこれからもご贔屓に。」ヒソヒソ
提督「…マジ感謝。」ヒソヒソ
矢矧「二人とも、何を話してるの?」キョトン
提石「「なんでもない(ありません)。それじゃあ、行こうか(行きましょうか)。」」
提督「よう。大丈夫か?」
矢矧「あら、提督。えぇ、おかげさまで大事ないわ。…いよいよね。」
提督「そうだな。いくら帝王切開とは言え、なんとなく不安になってしまうよ。」
矢矧「大丈夫だって。もう、少しは自分の嫁を信じなさい。」
明石「矢矧さん。時間です。…提督も入りますか?」
提督「いいのか?じゃあ一緒に行かせてもらおうか。」
明石「あと、これを。」サシダシ
提督「?」
明石「超高画質ビデオカメラです。特別に無料であげます。その代わりこれからもご贔屓に。」ヒソヒソ
提督「…マジ感謝。」ヒソヒソ
矢矧「二人とも、何を話してるの?」キョトン
提石「「なんでもない(ありません)。それじゃあ、行こうか(行きましょうか)。」」
124: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/01(金) 23:30:13.25 ID:dfGBoJq90
抗菌室(第三工廠)
明石「それでは始めます。矢矧さん、意識はありますがしっかりと局部麻酔はしてあるので心配は、いりません。」
矢矧「えぇ、始めてちょうだい。」
明石「それでは」スッ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オギャー!!!!
明石「生まれましたよ。」
矢矧「やったわね。提督。」
提督「…」ポロポロ
矢矧「ちょっと、何泣いてるのよ。そんな顔見たら私までもらい泣きしちゃうじゃない。」ポロポロ
提督「この10ヶ月、大変だっただろう。お腹も膨らんで満足に移動もできず。それでも弱音を一切吐かず、お腹の中の赤ちゃんに毎日話しかけて、頑張っていた矢矧を思い出すと…ね。」ポロポロ
矢矧「…もう///」ポロポロ
提督「矢矧、ありがとう。本当に。」ポロポロ
矢矧「…はい。」ポロポロ
明石「それでは始めます。矢矧さん、意識はありますがしっかりと局部麻酔はしてあるので心配は、いりません。」
矢矧「えぇ、始めてちょうだい。」
明石「それでは」スッ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オギャー!!!!
明石「生まれましたよ。」
矢矧「やったわね。提督。」
提督「…」ポロポロ
矢矧「ちょっと、何泣いてるのよ。そんな顔見たら私までもらい泣きしちゃうじゃない。」ポロポロ
提督「この10ヶ月、大変だっただろう。お腹も膨らんで満足に移動もできず。それでも弱音を一切吐かず、お腹の中の赤ちゃんに毎日話しかけて、頑張っていた矢矧を思い出すと…ね。」ポロポロ
矢矧「…もう///」ポロポロ
提督「矢矧、ありがとう。本当に。」ポロポロ
矢矧「…はい。」ポロポロ
132: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/02(土) 23:21:07.64 ID:sCDbIzO60
提督「懐かしいな。あれからもう3年か。」シミジミ
矢矧「それ、確か去年も聞いたわよ。」
提督「まぁ、いいじゃん。…それより皆もう寝たか?」
矢矧「えぇ。鎮守府総出の誕生パーティだったからね。ハシャギ過ぎちゃってもうグッスリよ。」
提督「そうか…じゃあ今年も見るか?出産の時のビデオ。」
矢矧「えぇ、今年こそ泣かないわよ。」
矢矧「それ、確か去年も聞いたわよ。」
提督「まぁ、いいじゃん。…それより皆もう寝たか?」
矢矧「えぇ。鎮守府総出の誕生パーティだったからね。ハシャギ過ぎちゃってもうグッスリよ。」
提督「そうか…じゃあ今年も見るか?出産の時のビデオ。」
矢矧「えぇ、今年こそ泣かないわよ。」
133: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/02(土) 23:25:09.85 ID:sCDbIzO60
矢督「「…」」ポロポロ
提督「…無理だったな。」ポロポロ
矢矧「…仕方ないわ。」ポロポロ
提督「そうだ。このビデオ探してる時に偶然見つけたんだけど…」
矢矧「何かしら?」
提督「これ。物は試しで今やってみたら?」つ検査キット
矢矧「そうね、じゃあ少し待ってて。」
提督「…無理だったな。」ポロポロ
矢矧「…仕方ないわ。」ポロポロ
提督「そうだ。このビデオ探してる時に偶然見つけたんだけど…」
矢矧「何かしら?」
提督「これ。物は試しで今やってみたら?」つ検査キット
矢矧「そうね、じゃあ少し待ってて。」
134: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/02(土) 23:28:44.68 ID:sCDbIzO60
矢矧「戻ったわ。」
提督「おう、どうだった?」
矢矧「まだ見てないわ。大丈夫よ、毎日夜戦してるとはいえ2日に1回は出撃してるのだから。」
提督「それもそうだな。よし、じゃあ気楽に見ようか。」ドレ
矢督「「………」」
(+)
提督「おう、どうだった?」
矢矧「まだ見てないわ。大丈夫よ、毎日夜戦してるとはいえ2日に1回は出撃してるのだから。」
提督「それもそうだな。よし、じゃあ気楽に見ようか。」ドレ
矢督「「………」」
(+)
135: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/02(土) 23:36:00.32 ID:sCDbIzO60
矢督「「…………」」
提督「そういえば、2週間前、全員で旅行に行ったな。」
矢矧「行ったわね。」
提督「一泊二日で京都、二泊三日で大阪の旅。」
矢矧「楽しかったわ。また行きたいわね。」
提督「確か3日目に ったよな。」
矢矧「他の日もね。」
「「………」」
提督「矢矧!」
矢矧「ちょっ///提督///…仕方ないわね///」
艦!
提督「そういえば、2週間前、全員で旅行に行ったな。」
矢矧「行ったわね。」
提督「一泊二日で京都、二泊三日で大阪の旅。」
矢矧「楽しかったわ。また行きたいわね。」
提督「確か3日目に ったよな。」
矢矧「他の日もね。」
「「………」」
提督「矢矧!」
矢矧「ちょっ///提督///…仕方ないわね///」
艦!
143: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/04(月) 22:34:00.06 ID:PvxcNgc8O
おまけ
提督と友人提督(以下、友)との居酒屋トーク
ワイワイ ガヤガヤ
友「そうか…お前ももう四児のパパか…ん?四隻か?」
提督「どっちかって言われると四児のほうがうれしいな。」
友「でもお前、ケッコンしてたんだな。しかも、あの矢矧と。」
提督「『あの』は余計だろ。」
友「いや、少なくとも俺の知る限りでは、お前とケッコンするような娘じゃなかった。」
提督「あの頃だって、素直じゃないだけで可愛かっただろ。」
友「まぁいいや。ところで…」
提督「ん?」
友「確か>>104で艦娘には見た目に対応した年齢があるって言ってたよな。じゃあ、矢矧っていくつなんだ?」
提督「んー…明石の言うところには、駆逐艦が幼稚園児〜中学生、その他が大学生〜OLくらいだって。だから、25歳くらいかな。」
友「いま、彼女いくつよ。」
提督「27歳。」
友「だからか。性格が少し変わってるのもうなづけるな。」
提督と友人提督(以下、友)との居酒屋トーク
ワイワイ ガヤガヤ
友「そうか…お前ももう四児のパパか…ん?四隻か?」
提督「どっちかって言われると四児のほうがうれしいな。」
友「でもお前、ケッコンしてたんだな。しかも、あの矢矧と。」
提督「『あの』は余計だろ。」
友「いや、少なくとも俺の知る限りでは、お前とケッコンするような娘じゃなかった。」
提督「あの頃だって、素直じゃないだけで可愛かっただろ。」
友「まぁいいや。ところで…」
提督「ん?」
友「確か>>104で艦娘には見た目に対応した年齢があるって言ってたよな。じゃあ、矢矧っていくつなんだ?」
提督「んー…明石の言うところには、駆逐艦が幼稚園児〜中学生、その他が大学生〜OLくらいだって。だから、25歳くらいかな。」
友「いま、彼女いくつよ。」
提督「27歳。」
友「だからか。性格が少し変わってるのもうなづけるな。」
144: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/04(月) 22:55:20.95 ID:PvxcNgc8O
友「お前、子供の名前はどうするん?」
提督「それは、今矢矧のお腹にいる子か?それとも駆逐四姉妹の方か?」
友「駆逐の方。だってもう名前があるじゃん。名付け親が昔の顔の知らない人ってどうよ。」
提督「いや、確かにそうだが、戸籍上は違う名前にしてるからな。鎮守府では一応艦娘名で呼んでるけど、休みの日はちゃんと名前で呼んでるからな。」
友「ちなみに、本名は?」
提督「暁が『日向子(ひなこ)』、響が『奏(かなで)』、雷が『光(ひかり)』、電は『花火(はなび)』。」
友「…お前にしては頑張ったな。ところで矢矧はどうなんだ?」
提督「『心美(ここみ)』。ちなみに俺が名付け親。」
友「ママが一番かわいい名前じゃねえか。」
提督「それは、今矢矧のお腹にいる子か?それとも駆逐四姉妹の方か?」
友「駆逐の方。だってもう名前があるじゃん。名付け親が昔の顔の知らない人ってどうよ。」
提督「いや、確かにそうだが、戸籍上は違う名前にしてるからな。鎮守府では一応艦娘名で呼んでるけど、休みの日はちゃんと名前で呼んでるからな。」
友「ちなみに、本名は?」
提督「暁が『日向子(ひなこ)』、響が『奏(かなで)』、雷が『光(ひかり)』、電は『花火(はなび)』。」
友「…お前にしては頑張ったな。ところで矢矧はどうなんだ?」
提督「『心美(ここみ)』。ちなみに俺が名付け親。」
友「ママが一番かわいい名前じゃねえか。」
145: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/04(月) 23:02:20.65 ID:PvxcNgc8O
提督「さっきから俺の事しか言ってないじゃないか。お前はどうなんだよ。」
友「あぁ。ケッコンしたよ。」
提督「ファ?!お前に婿の取り手がいたのか?誰だ?」
友「足柄。」
提督「………」
友「いや、黙んなよ。」
提督「だってぇ〜、あの足柄だよ〜。お前のことだから『 が大きいからOK!』とか言う謎理論で、浦風とか選ぶと思ったよ。」
友「それ、お前だろ。いいし〜足柄可愛いし〜」
友「あぁ。ケッコンしたよ。」
提督「ファ?!お前に婿の取り手がいたのか?誰だ?」
友「足柄。」
提督「………」
友「いや、黙んなよ。」
提督「だってぇ〜、あの足柄だよ〜。お前のことだから『 が大きいからOK!』とか言う謎理論で、浦風とか選ぶと思ったよ。」
友「それ、お前だろ。いいし〜足柄可愛いし〜」
146: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/04(月) 23:14:32.47 ID:PvxcNgc8O
提督「おっともうこんな時間だ。そろそろ帰るわ。」
友「おう。気をつけて帰れよ。送ってくか?」
提督「いや、大丈夫。じゃあの」
---------------------------------
友「ただいま」
足柄「おかえりなさーい、ア・ナ・タ(ハート)」
足柄「ご飯にする?お風呂にする?そ・れ・と・も…」
足柄「ワ・タ・シ?」
友「お前。今夜は寝かさん。」
足柄「いや〜ん。優しくしてね。」
おまけ(と言う名の裏設定かつ、次回作予定)艦!
友「おう。気をつけて帰れよ。送ってくか?」
提督「いや、大丈夫。じゃあの」
---------------------------------
友「ただいま」
足柄「おかえりなさーい、ア・ナ・タ(ハート)」
足柄「ご飯にする?お風呂にする?そ・れ・と・も…」
足柄「ワ・タ・シ?」
友「お前。今夜は寝かさん。」
足柄「いや〜ん。優しくしてね。」
おまけ(と言う名の裏設定かつ、次回作予定)艦!
153: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/07(木) 00:14:34.10 ID:jDcQy/S20
おまけ
大和の出撃。(矢矧、妊娠中)
大和「いよいよ、処女航海ね。気合い入れないと。」ムッシャー
提督「食べながら喋るな。頼んだぞ、矢矧が産休の今、お前がうちの主力だ。」
大和「それはそうと提督。」
提督「ん?」
大和「もちろん帰ってきたら、いつもより食べられるんですよね。」
提督「ハッハッハ、心配はいらないさ。なぁ、ゴーヤ。」ポン
伊58「いやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでち」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
大和「目が死んでるのですが。」
大和の出撃。(矢矧、妊娠中)
大和「いよいよ、処女航海ね。気合い入れないと。」ムッシャー
提督「食べながら喋るな。頼んだぞ、矢矧が産休の今、お前がうちの主力だ。」
大和「それはそうと提督。」
提督「ん?」
大和「もちろん帰ってきたら、いつもより食べられるんですよね。」
提督「ハッハッハ、心配はいらないさ。なぁ、ゴーヤ。」ポン
伊58「いやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでち」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
大和「目が死んでるのですが。」
155: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/07(木) 00:23:30.80 ID:jDcQy/S20
大和「それでは…戦艦大和、推して参ります!」
提督「いってらっしゃい。夕飯までには帰って来るんだぞ。」フリフリ
伊58「ねぇ、てーとく。大丈夫なの?」
提督「ん?何が?」
伊58「いくら超弩級戦艦とはいえ、初めての出撃で、しかも単艦出撃なんて、ゴーヤには考えられないでち。」
提督「仕方ないだろ。資材の節約だ。それに、心配はいらない。ほら、もう12時だ。そろそろ帰ってくるぞ。」
伊58「?、さっき出てったばっかりでちよ?帰って来るわけないで大和「お疲れ様です。帰投しました。ご飯はまだですか?」ギュー
伊58「」
提督「ほらな。」
提督「いってらっしゃい。夕飯までには帰って来るんだぞ。」フリフリ
伊58「ねぇ、てーとく。大丈夫なの?」
提督「ん?何が?」
伊58「いくら超弩級戦艦とはいえ、初めての出撃で、しかも単艦出撃なんて、ゴーヤには考えられないでち。」
提督「仕方ないだろ。資材の節約だ。それに、心配はいらない。ほら、もう12時だ。そろそろ帰ってくるぞ。」
伊58「?、さっき出てったばっかりでちよ?帰って来るわけないで大和「お疲れ様です。帰投しました。ご飯はまだですか?」ギュー
伊58「」
提督「ほらな。」
156: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/07(木) 00:32:23.95 ID:jDcQy/S20
提督「よう、おかえり。どうだった?」
大和「どうもこうもないです。時計を見たら、もうすぐ12時になるところだったので、四方八方に主砲を撃ちまくったら、深海棲艦の方が出てきて、『キョウハココマデニシテクレ。…いや、マジで。』とおっしゃったので帰ってきました。」
提督「それはそれは。…ということは、普通の出撃よりも」
大和「当然、お腹が空いています。」グリュュュュ
提督「これは誰かに頑張ってもらわないとな。」ケラケラ
伊58「いやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでち」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
おまけ艦!
大和「どうもこうもないです。時計を見たら、もうすぐ12時になるところだったので、四方八方に主砲を撃ちまくったら、深海棲艦の方が出てきて、『キョウハココマデニシテクレ。…いや、マジで。』とおっしゃったので帰ってきました。」
提督「それはそれは。…ということは、普通の出撃よりも」
大和「当然、お腹が空いています。」グリュュュュ
提督「これは誰かに頑張ってもらわないとな。」ケラケラ
伊58「いやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでちいやでち」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
おまけ艦!
159: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/08(金) 00:06:56.00 ID:04BD7FFe0
ケッコン3年目のある日…
提督「…」カリカリ
提督「よし、ここまで。矢矧、飯行くか。」
矢矧「そうね。行きましょう。提督、今日は何食べるの?」テクテク
提督「そうだな…やっぱりカレーかな。」ジー テクテク
矢矧「提督。見つめられて嫌な気はしないのだけど、前をみて歩かないと危ないわよ。」テクテク
提督「ヘーキヘーキ。今時、よそ見して壁にぶつかるなんて、ギャグ漫画でもないぶは!」バン!
矢矧「そうよね…って、提督!?大丈夫?しっかりして!」
提督「」バタンキュー
矢矧「ちょっと、誰か、誰か!提督運ぶの手伝って!」
提督「…」カリカリ
提督「よし、ここまで。矢矧、飯行くか。」
矢矧「そうね。行きましょう。提督、今日は何食べるの?」テクテク
提督「そうだな…やっぱりカレーかな。」ジー テクテク
矢矧「提督。見つめられて嫌な気はしないのだけど、前をみて歩かないと危ないわよ。」テクテク
提督「ヘーキヘーキ。今時、よそ見して壁にぶつかるなんて、ギャグ漫画でもないぶは!」バン!
矢矧「そうよね…って、提督!?大丈夫?しっかりして!」
提督「」バタンキュー
矢矧「ちょっと、誰か、誰か!提督運ぶの手伝って!」
160: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/08(金) 00:14:27.20 ID:04BD7FFe0
提督「……」
提督「ハッ」
提督「ここは、医務室?」
矢矧「目が覚めたかしら。」
提督「矢矧。…そうか、俺は矢矧のあまりの可愛さに目を奪われて歩いていたら、壁にぶつかって気を失ってたんだな。」
矢矧「状況判断能力が優れてること。全く、マヌケにも程があるわよ、提督。明石が言うところには、頭を打ったから今日明日と絶対安静だそうよ。」
提督「マジか…じゃあ鎮守府も休みにするしかないか…」
矢矧「そこは心配いらないわ。提督が休養してる間、代理として、しっかりと提督させてもらうから。」
提督「?誰が?」
矢矧「私に決まってるじゃない!」
提督「」
提督「ハッ」
提督「ここは、医務室?」
矢矧「目が覚めたかしら。」
提督「矢矧。…そうか、俺は矢矧のあまりの可愛さに目を奪われて歩いていたら、壁にぶつかって気を失ってたんだな。」
矢矧「状況判断能力が優れてること。全く、マヌケにも程があるわよ、提督。明石が言うところには、頭を打ったから今日明日と絶対安静だそうよ。」
提督「マジか…じゃあ鎮守府も休みにするしかないか…」
矢矧「そこは心配いらないわ。提督が休養してる間、代理として、しっかりと提督させてもらうから。」
提督「?誰が?」
矢矧「私に決まってるじゃない!」
提督「」
161: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/08(金) 00:20:19.15 ID:04BD7FFe0
提督(大丈夫なのか?いくら2年前とはいえデイリーすら戸惑ってたような娘に提督業をやらせていいのか?)
提督(いや、でもあの時に大和を引き当てたくらいだから、意外と有能なのかも…)
提督(…待てよ。確かカメラは設置してある。もしかすると、いつもと違う矢矧が観れるかもしれない!」
提督「よし、矢矧!よろしく頼んだ!」
矢矧「…途中から聞こえてたわよ。…まぁ、いいわ。それじゃあ、頑張らせてもらうわ。」
提督(いや、でもあの時に大和を引き当てたくらいだから、意外と有能なのかも…)
提督(…待てよ。確かカメラは設置してある。もしかすると、いつもと違う矢矧が観れるかもしれない!」
提督「よし、矢矧!よろしく頼んだ!」
矢矧「…途中から聞こえてたわよ。…まぁ、いいわ。それじゃあ、頑張らせてもらうわ。」
167: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/08(金) 23:56:02.04 ID:04BD7FFe0
提督衝突事故の少し前。
矢矧「…はあ。」
大和「どうしたの、矢矧。ため息なんてあなたらしくないわよ。」ムッシャー
矢矧「実はね、なんか自分の立場がわからなくなっちゃったのよ。」
大和「?」ムシャムシャ
矢矧「つまり、なんとか提督を見返したいってわけ。『矢矧ってこんなに有能だったのか!』なんて言われたいわ。」
大和「なんで?私から見ると矢矧は今のままで何も問題ないと、思うのだけれど。」ムシャムシャ
矢矧「でも、私が日頃やってる事なんてたかが知れてるじゃない。執務なんて、本気を出せば提督一人でも充分にできるし、戦いだって満腹の大和には実際、歯が立たないわ。」
大和「そこまで悲観しなくても…まぁ、いいです。どうせそのうち提督に慰められて、幸せなキスでもするんでしょう。」ムシャムシャ
矢矧「…はあ。」
大和「どうしたの、矢矧。ため息なんてあなたらしくないわよ。」ムッシャー
矢矧「実はね、なんか自分の立場がわからなくなっちゃったのよ。」
大和「?」ムシャムシャ
矢矧「つまり、なんとか提督を見返したいってわけ。『矢矧ってこんなに有能だったのか!』なんて言われたいわ。」
大和「なんで?私から見ると矢矧は今のままで何も問題ないと、思うのだけれど。」ムシャムシャ
矢矧「でも、私が日頃やってる事なんてたかが知れてるじゃない。執務なんて、本気を出せば提督一人でも充分にできるし、戦いだって満腹の大和には実際、歯が立たないわ。」
大和「そこまで悲観しなくても…まぁ、いいです。どうせそのうち提督に慰められて、幸せなキスでもするんでしょう。」ムシャムシャ
168: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/09(土) 00:06:58.61 ID:OXBOR6J10
矢矧(これはチャンスね。提督がいない間に見事に鎮守府を切り盛りすれば、提督も私の事を見直すはず。)
矢矧「さぁ、それじゃあ、頑張るわよ!…とはいってもこの鎮守府はお昼以降は出撃なしの方針をとっているし、それに合わせて、提督も執務は午前中に終わらせるし、今日はやることなんてほとんどないのだけどね。」
矢矧「…執務室に私一人なんて初めてかしら?」キョロキョロ
矢矧「…提督はいつもこの椅子に座っているのよね。」
矢矧「…」
テクテク ストン(椅子に座る音)
矢矧「…エヘヘ///」
---------------------------------
提督「やべ、可愛すぎて鼻血でてきた。おーい明石ー。助けてくれー。貧血で気絶しそうd」コテン
明石「…大丈夫ですか?いろんな意味で。」
矢矧「さぁ、それじゃあ、頑張るわよ!…とはいってもこの鎮守府はお昼以降は出撃なしの方針をとっているし、それに合わせて、提督も執務は午前中に終わらせるし、今日はやることなんてほとんどないのだけどね。」
矢矧「…執務室に私一人なんて初めてかしら?」キョロキョロ
矢矧「…提督はいつもこの椅子に座っているのよね。」
矢矧「…」
テクテク ストン(椅子に座る音)
矢矧「…エヘヘ///」
---------------------------------
提督「やべ、可愛すぎて鼻血でてきた。おーい明石ー。助けてくれー。貧血で気絶しそうd」コテン
明石「…大丈夫ですか?いろんな意味で。」
169: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/09(土) 00:17:53.34 ID:OXBOR6J10
翌朝…
矢矧「うーん、気持ちのいい朝ね、ていと…そういえば、いないのよね。」
矢矧「…よし!頑張らなきゃ。まずはデイリーね。」
矢矧「工廠での装備作りは…こうやって、出撃は…後で考えましょう。」
矢矧「…なんだかんだで寂しいわね。子供達も天龍保育園に預けてるし、…」
矢矧「提督、いえ貴方。お大事にね。そして、早く帰ってきてね。」イスヲギュー
---------------------------------
提督「明石、帰らせろ。俺は今すぐ、彼女を抱きしめなければいけない。」
明石「ダメです。いいですか、提督は意外と大きなケガをしてるんです。だから面会遮断なんですよ。少なくとも、明後日にならないと退院はできませんからね。」
提督「ふぁーい。じゃあ、録画っと。」ピッ
矢矧「うーん、気持ちのいい朝ね、ていと…そういえば、いないのよね。」
矢矧「…よし!頑張らなきゃ。まずはデイリーね。」
矢矧「工廠での装備作りは…こうやって、出撃は…後で考えましょう。」
矢矧「…なんだかんだで寂しいわね。子供達も天龍保育園に預けてるし、…」
矢矧「提督、いえ貴方。お大事にね。そして、早く帰ってきてね。」イスヲギュー
---------------------------------
提督「明石、帰らせろ。俺は今すぐ、彼女を抱きしめなければいけない。」
明石「ダメです。いいですか、提督は意外と大きなケガをしてるんです。だから面会遮断なんですよ。少なくとも、明後日にならないと退院はできませんからね。」
提督「ふぁーい。じゃあ、録画っと。」ピッ
176: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/10(日) 21:13:02.84 ID:1NBvl6Fq0
矢矧「いつまでもショゲてなんかいられないわ。なんてったって今日は私が提督なんだから。」
矢矧「まずは朝の集会に行かなくちゃ。」
提督『…うん。最初は心配してたが、大丈夫みたいだな。…そういえば、もう矢矧と出会って6年になるな。秘書艦にしてからは4年もたつのか。彼女も成長するわけだ。』ウンウン
矢矧「まずは朝の集会に行かなくちゃ。」
提督『…うん。最初は心配してたが、大丈夫みたいだな。…そういえば、もう矢矧と出会って6年になるな。秘書艦にしてからは4年もたつのか。彼女も成長するわけだ。』ウンウン
177: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/10(日) 21:25:15.90 ID:1NBvl6Fq0
食堂
矢矧「みんな、おはよう。」
一同「おはようございます!」
矢矧「知ってるとは思うけど、提督は不慮の…って訳でもないけど取り敢えず、事故で入院したわ。そのため今日は絶対安静、明後日まで様子を見て、問題がなければその次の日には退院するそうよ。」
矢矧「その提督不在の間、この矢矧が鎮守府を預からせてもらうわ。みんな、提督が帰ってくるまで、頑張って行きましょう。」
一同「はい!」
矢矧「うん。いい返事ね。それじゃあ早速、今日の出撃艦隊を決めるわよ。えぇっと…そうね、大和とゴーヤちゃんはちょっと司令室まで来てちょうだい。」
大和「久しぶりの出撃ですね。」ムシャムシャ
伊58(こ、これは…オリョクルの予感でち。これはマズイでち。なんとかしないと本当に過労死しちゃう……そうでち!)
伊58「大和さん、少しお話があるんだけど…」
大和「?。何かしら?」ムシャムシャ
矢矧「みんな、おはよう。」
一同「おはようございます!」
矢矧「知ってるとは思うけど、提督は不慮の…って訳でもないけど取り敢えず、事故で入院したわ。そのため今日は絶対安静、明後日まで様子を見て、問題がなければその次の日には退院するそうよ。」
矢矧「その提督不在の間、この矢矧が鎮守府を預からせてもらうわ。みんな、提督が帰ってくるまで、頑張って行きましょう。」
一同「はい!」
矢矧「うん。いい返事ね。それじゃあ早速、今日の出撃艦隊を決めるわよ。えぇっと…そうね、大和とゴーヤちゃんはちょっと司令室まで来てちょうだい。」
大和「久しぶりの出撃ですね。」ムシャムシャ
伊58(こ、これは…オリョクルの予感でち。これはマズイでち。なんとかしないと本当に過労死しちゃう……そうでち!)
伊58「大和さん、少しお話があるんだけど…」
大和「?。何かしら?」ムシャムシャ
178: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/10(日) 21:36:44.87 ID:1NBvl6Fq0
司令室
矢矧「さて、じゃあ今日の出撃なんだけど…確か、私が産休の時、大和を出撃させたのよね。」
大和「ええ、そうよ。」
矢矧「で、その時に提督が『オリョクル』って言ってたと思うのよ。」
提督『おっ、矢矧の奴、オリョクルまでやってくれるのか。ここまで気がきくとは思ってなかったな。よし、退院したら真っ先に抱きしめないとな。』
伊58「そうでち、その通りでち。」
提督『おや?なぜだ?ゴーヤの野郎、これからオリョクルってのに、やけに落ち着いてやがる。何考えてんだ?」
伊58「ところで矢矧さん。オリョクルについて詳しく知ってるの?」
矢矧「うーん、それがよくわかってないのよね。だから私よりこの鎮守府歴が長いゴーヤちゃんに来てもらったってわけ。ねぇ、オリョクルってなんのこと?」
伊58「わかったでち。矢矧さんの為にゴーヤがわかりやすく解説して、あげるでち!」
提督『何だろう。嫌な予感がする。』
矢矧「さて、じゃあ今日の出撃なんだけど…確か、私が産休の時、大和を出撃させたのよね。」
大和「ええ、そうよ。」
矢矧「で、その時に提督が『オリョクル』って言ってたと思うのよ。」
提督『おっ、矢矧の奴、オリョクルまでやってくれるのか。ここまで気がきくとは思ってなかったな。よし、退院したら真っ先に抱きしめないとな。』
伊58「そうでち、その通りでち。」
提督『おや?なぜだ?ゴーヤの野郎、これからオリョクルってのに、やけに落ち着いてやがる。何考えてんだ?」
伊58「ところで矢矧さん。オリョクルについて詳しく知ってるの?」
矢矧「うーん、それがよくわかってないのよね。だから私よりこの鎮守府歴が長いゴーヤちゃんに来てもらったってわけ。ねぇ、オリョクルってなんのこと?」
伊58「わかったでち。矢矧さんの為にゴーヤがわかりやすく解説して、あげるでち!」
提督『何だろう。嫌な予感がする。』
181: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/10(日) 23:42:11.78 ID:PYcJ3uXKO
伊58「いいでち?まず、オリョクルというのは『オリョール・クルージング』の略称なんでち。その名の通り、オリョールへ出撃することでち。」
矢矧「ふむふむ」
提督『矢矧のふむふむ、かわいー!』
伊58「オリョールは実は特別な効果があって、そこに戦艦を出撃させることで、能力を限界まで引き出すことができるんでち。」
矢矧「へー、知らなかったわ。」
提督『』
大和「私が初めての出撃にもかかわらず敵を圧倒できたのは、そのおかげなんです。」
矢矧「なるほど、よくわかったわ。つまり、大和をオリョクルさせてから攻略部隊に入れればいいのね。ありがとう、ゴーヤちゃん。」
伊58「えっへん。」
---------------------------------
提督「」
明石「提督、気分は如何、って大丈夫ですか、提督!」
提督「」チーン
明石「し、死んでる…」
提督「生きてるぞ。」チマナコ
明石「ひぇ」
提督「でち公、待ってろよ。退院したら真っ先に単艦オリョクルだ。損した分きっちり体で支払ってもらうからな…」
矢矧「ふむふむ」
提督『矢矧のふむふむ、かわいー!』
伊58「オリョールは実は特別な効果があって、そこに戦艦を出撃させることで、能力を限界まで引き出すことができるんでち。」
矢矧「へー、知らなかったわ。」
提督『』
大和「私が初めての出撃にもかかわらず敵を圧倒できたのは、そのおかげなんです。」
矢矧「なるほど、よくわかったわ。つまり、大和をオリョクルさせてから攻略部隊に入れればいいのね。ありがとう、ゴーヤちゃん。」
伊58「えっへん。」
---------------------------------
提督「」
明石「提督、気分は如何、って大丈夫ですか、提督!」
提督「」チーン
明石「し、死んでる…」
提督「生きてるぞ。」チマナコ
明石「ひぇ」
提督「でち公、待ってろよ。退院したら真っ先に単艦オリョクルだ。損した分きっちり体で支払ってもらうからな…」
183: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/11(月) 00:03:41.51 ID:bPly0aK30
矢矧「さて、無事に大和をオリョクルさせたわけだし、お待ちかねの開発に取り掛かるわ。」
提督『待ってた。武蔵が来るのかな?それとも大鳳かな?」
矢矧「今回も大型艦建造というのをやってみるわ。…ここをこうして、こうやって、と…」
矢矧「よし、できたわ。それでは時間は…」
提督『ワクワク』
VVVVVV
>>0:17:00<
^^^ ^^ ^^^
提督『』チーン
提督『待ってた。武蔵が来るのかな?それとも大鳳かな?」
矢矧「今回も大型艦建造というのをやってみるわ。…ここをこうして、こうやって、と…」
矢矧「よし、できたわ。それでは時間は…」
提督『ワクワク』
VVVVVV
>>0:17:00<
^^^ ^^ ^^^
提督『』チーン
185: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/11(月) 00:12:19.95 ID:bPly0aK30
本日はここまで。今日は母の日ということで、おまけを書いて終わります。
六駆「「ママ、いつもありがとう!」」
矢矧「あらあら…」ポロポロ
暁「これ、みんなで作ったの!マフラーよ。大切に使ってね。」
矢矧「ふふ、ありがとう、皆…」ポロポロ
電「どうしたのです?ママ、泣いてるのです。」
雷「大丈夫?どこか痛いの?」
矢矧「ううん、そういうことじゃないのよ。…こちらこそ、いつもありがとう。」
提督「ハラショーな家族愛だ。」
響「パパは何かあげないのかい?」
提督「ん?いや、もうあげたよ。矢矧が腕につけてるブレスレット。まあ、まだあるけどね。」
響「なにをあげるんだい?」
提督「愛情」
作者「何言ってんだこいつ。」
六駆「「ママ、いつもありがとう!」」
矢矧「あらあら…」ポロポロ
暁「これ、みんなで作ったの!マフラーよ。大切に使ってね。」
矢矧「ふふ、ありがとう、皆…」ポロポロ
電「どうしたのです?ママ、泣いてるのです。」
雷「大丈夫?どこか痛いの?」
矢矧「ううん、そういうことじゃないのよ。…こちらこそ、いつもありがとう。」
提督「ハラショーな家族愛だ。」
響「パパは何かあげないのかい?」
提督「ん?いや、もうあげたよ。矢矧が腕につけてるブレスレット。まあ、まだあるけどね。」
響「なにをあげるんだい?」
提督「愛情」
作者「何言ってんだこいつ。」
191: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/11(月) 23:50:27.21 ID:UJP809fpO
まるゆ「初めまして…まるゆ着任しました。?。こちらは艦娘が隊長をやってるんですか?」
矢矧「初めまして、私は秘書艦で、現在入院中の提督の代理をしている矢矧よ。よろしくね。」
ガチャ
伊58「大和が無事、オリョールから帰ってきたよ!って、どちら様でち?」
矢矧「ああ、この子はこの度、仲間に加わった陸軍出身の潜水艦、まるゆよ。仲良くしてあげてね。」
まるゆ「初めまして。よろしくお願いします。」
伊58(ハッ、潜水艦?!…もしかするとゴーヤの代わりにオリョクルしてくれるかも!…今のうちに貸しをつけとくでち。)
伊58「初めまして、伊58でち。よろしくでち!同じ潜水艦として、わからないことがあったらなんでも相談するでち。」
まるゆ「はい、ありがとうございます!…えぇっと」
伊58「ゴーヤでいいでちよ、まるゆ。早速、歓迎会をやるから、着いてくるでち。」
まるゆ「はい!」
矢矧「初めまして、私は秘書艦で、現在入院中の提督の代理をしている矢矧よ。よろしくね。」
ガチャ
伊58「大和が無事、オリョールから帰ってきたよ!って、どちら様でち?」
矢矧「ああ、この子はこの度、仲間に加わった陸軍出身の潜水艦、まるゆよ。仲良くしてあげてね。」
まるゆ「初めまして。よろしくお願いします。」
伊58(ハッ、潜水艦?!…もしかするとゴーヤの代わりにオリョクルしてくれるかも!…今のうちに貸しをつけとくでち。)
伊58「初めまして、伊58でち。よろしくでち!同じ潜水艦として、わからないことがあったらなんでも相談するでち。」
まるゆ「はい、ありがとうございます!…えぇっと」
伊58「ゴーヤでいいでちよ、まるゆ。早速、歓迎会をやるから、着いてくるでち。」
まるゆ「はい!」
192: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/12(火) 00:00:48.43 ID:40NlOZLpO
数時間後…
矢矧「やっとひと段落ついたわ。提督も大変なのね。」フウ
矢矧「………」
矢矧「退屈ね。提督のお見舞いも、面会遮断だからできないし…」
矢矧「…私、しっかりやれてるのかなぁ。」
---------------------------------
提督「なんだか、随分思い悩んでるみたいだな。なんでだろ?」
提督「こういう時、大和なら何か知ってるはずだ。仕方ない。」
提督「脱走するか。」
明石「させると思ってるんですか。」
提督「なんだ、いたのか。しかしだなぁ、明石よ。可愛い嫁が思い悩んでいるというのに、何もしないというのは、最低な男だと思うのだよ。」
明石「提督は脳震盪を起こしていたんですよ。簡単に退院させる訳にはいかないんです。」
提督「うーむ。」ムムムッ
矢矧「やっとひと段落ついたわ。提督も大変なのね。」フウ
矢矧「………」
矢矧「退屈ね。提督のお見舞いも、面会遮断だからできないし…」
矢矧「…私、しっかりやれてるのかなぁ。」
---------------------------------
提督「なんだか、随分思い悩んでるみたいだな。なんでだろ?」
提督「こういう時、大和なら何か知ってるはずだ。仕方ない。」
提督「脱走するか。」
明石「させると思ってるんですか。」
提督「なんだ、いたのか。しかしだなぁ、明石よ。可愛い嫁が思い悩んでいるというのに、何もしないというのは、最低な男だと思うのだよ。」
明石「提督は脳震盪を起こしていたんですよ。簡単に退院させる訳にはいかないんです。」
提督「うーむ。」ムムムッ
193: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/12(火) 00:36:17.71 ID:aPkOYitP0
提督(仕方ない。背に腹は変えられない。)
提督「なぁ、明石よ」
明石「なんでしょう。」
提督「いつもお前には世話ばっかりかけて、本当にすまない。」オジギー
明石「ど、どうしたんですか、いきなり。とにかく、顔をあげてください。」
提督「いや、俺の気がすむまでこうさせてくれ。…ところで、そんなお前に感謝の気持ちをこめて、今度、新しい工廠を作る予定なのだが、そこをまるまる、あげようと思う。」
明石「え!本当ですか!?」オメメキラキラ
提督「なぁ、明石よ」
明石「なんでしょう。」
提督「いつもお前には世話ばっかりかけて、本当にすまない。」オジギー
明石「ど、どうしたんですか、いきなり。とにかく、顔をあげてください。」
提督「いや、俺の気がすむまでこうさせてくれ。…ところで、そんなお前に感謝の気持ちをこめて、今度、新しい工廠を作る予定なのだが、そこをまるまる、あげようと思う。」
明石「え!本当ですか!?」オメメキラキラ
194: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/12(火) 00:40:17.66 ID:aPkOYitP0
提督「本当だとも。…ただ、一つ頼みごとが…」
明石「…まぁ、いいでしょう。その代わり、絶対に激しい運動はしないこと!いいですね!夕食までには、帰ってくるんですよ。」
提督「ありがとう、恩にきる!」ダットノゴトク
明石「…激しい運動してるし。」
明石「…まぁ、いいでしょう。その代わり、絶対に激しい運動はしないこと!いいですね!夕食までには、帰ってくるんですよ。」
提督「ありがとう、恩にきる!」ダットノゴトク
明石「…激しい運動してるし。」
201: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/12(火) 23:58:34.53 ID:k/WbPd/DO
大和の部屋
コンコン
大和「どうぞ。」モグモグ
提督「やあ、ご機嫌いかが?オリョクルで能力は上がったか?」
大和「提督?!もう大丈夫なんですか?」モグモグ
提督「…食べながら話すんじゃない。本当はまだダメみたいだけどな。ところで大和、今日の矢矧を見てると、どうも元気のない様に見えるのだが、何か知らないか?」
大和「そういえば、」カクカクシカジカ
提督「なるほど。俺としては負担をかけまいと思ってしていたことが、むしろ悩ませていた、というわけか。」
大和「矢矧は今、執務室にいますよ。行ってきたらどうです?」
提督「おう、わかった。ありがとな。あと、これやるよ。」つ食べ放題招待券
大和「さすがに気分が高揚します。」
ガチャ タッタッタ
大和(ずっと軟禁状態だったのに、全部盗撮して見てたのね。そろそろ憲兵に通報したほうが、良いのかしら?)
コンコン
大和「どうぞ。」モグモグ
提督「やあ、ご機嫌いかが?オリョクルで能力は上がったか?」
大和「提督?!もう大丈夫なんですか?」モグモグ
提督「…食べながら話すんじゃない。本当はまだダメみたいだけどな。ところで大和、今日の矢矧を見てると、どうも元気のない様に見えるのだが、何か知らないか?」
大和「そういえば、」カクカクシカジカ
提督「なるほど。俺としては負担をかけまいと思ってしていたことが、むしろ悩ませていた、というわけか。」
大和「矢矧は今、執務室にいますよ。行ってきたらどうです?」
提督「おう、わかった。ありがとな。あと、これやるよ。」つ食べ放題招待券
大和「さすがに気分が高揚します。」
ガチャ タッタッタ
大和(ずっと軟禁状態だったのに、全部盗撮して見てたのね。そろそろ憲兵に通報したほうが、良いのかしら?)
202: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/13(水) 00:38:40.86 ID:4emGNWBA0
執務室
提督「矢矧!」ドアバン
矢矧「えっ??!提督?!なんでここに?」
ギュ
矢矧「やっ///ちょっと、提督?」
提督「大和から聞いた。ごめんな、君のことをないがしろにして。」
矢矧「ないがしろなんて…そこまでは思ってないわよ。」
提督「同じようなものだろ。もっと矢矧に頼るべきだったな。でも、これだけはわかってほしい。矢矧はこの鎮守府にとってなくてはならない存在なんだ。もちろん、俺にとっても、だ。」
矢矧「…」
提督「矢矧!」ドアバン
矢矧「えっ??!提督?!なんでここに?」
ギュ
矢矧「やっ///ちょっと、提督?」
提督「大和から聞いた。ごめんな、君のことをないがしろにして。」
矢矧「ないがしろなんて…そこまでは思ってないわよ。」
提督「同じようなものだろ。もっと矢矧に頼るべきだったな。でも、これだけはわかってほしい。矢矧はこの鎮守府にとってなくてはならない存在なんだ。もちろん、俺にとっても、だ。」
矢矧「…」
203: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/13(水) 00:42:01.88 ID:4emGNWBA0
矢矧「…もっと、」
提督「ん?」
矢矧「もっと強く抱きしめてもらえないかしら///」
提督「いいとも。ただ、その前に、」
チュッ
提督「お疲れ様、そしてありがとう。」
ギューッ
矢矧「ありがとう。大好きよ、貴方。」
艦!
提督「ん?」
矢矧「もっと強く抱きしめてもらえないかしら///」
提督「いいとも。ただ、その前に、」
チュッ
提督「お疲れ様、そしてありがとう。」
ギューッ
矢矧「ありがとう。大好きよ、貴方。」
艦!
209: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/13(水) 22:22:17.73 ID:4emGNWBA0
提督「アイルビーバック」
大和「今度は正式に退院したのですね。」
提督「おう。もう激しい運動も平気みたいだ。」
提督「矢矧、夜、いいか?」ボソッ
矢矧「まったく///いいわ、楽しみにしてる。」ボソッ
提督「さて、ところでゴーヤ。後で執務室に来るように。…来ねぇとどうなるか、わかってるよな?ん?」
ゴーヤ(カメラを忘れてたでち。行っても、行かなくても、終わったでち。)カタカタカタカタ
大和「今度は正式に退院したのですね。」
提督「おう。もう激しい運動も平気みたいだ。」
提督「矢矧、夜、いいか?」ボソッ
矢矧「まったく///いいわ、楽しみにしてる。」ボソッ
提督「さて、ところでゴーヤ。後で執務室に来るように。…来ねぇとどうなるか、わかってるよな?ん?」
ゴーヤ(カメラを忘れてたでち。行っても、行かなくても、終わったでち。)カタカタカタカタ
210: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/13(水) 22:35:18.44 ID:4emGNWBA0
もう伊58じゃなくて、ゴーヤでいいよね。
執務室
ゴーヤ「来たでち。」
提督「よく来たな。まあ、座れ。」
ゴーヤ「分かったよ。」コトッ
提督「…で、何か言うことは?」
ゴーヤ「すみませんでちた!!ほんのでき心だったんでち。許して、ね?」
提督「許すと思ってんのか?ん?」イラッ
ゴーヤ(あっ…ダメだこれ。イク、はっちゃん、イムヤ、シオイ。先に逝くでち。)
執務室
ゴーヤ「来たでち。」
提督「よく来たな。まあ、座れ。」
ゴーヤ「分かったよ。」コトッ
提督「…で、何か言うことは?」
ゴーヤ「すみませんでちた!!ほんのでき心だったんでち。許して、ね?」
提督「許すと思ってんのか?ん?」イラッ
ゴーヤ(あっ…ダメだこれ。イク、はっちゃん、イムヤ、シオイ。先に逝くでち。)
211: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/13(水) 22:56:00.10 ID:4emGNWBA0
提督「はぁ、まあ良いさ。今回は多めに見よう。」
ゴーヤ「あれ?解体とかしないの?」
提督「なんだ?解体されたいのか?」
ゴーヤ「そんな訳ないでち!」(半ギレ)
ゴーヤ「だいたい、提督がゴーヤをオリョクルさせまくったのが悪いんだよ!さすがに我慢の限界でち!」(マジギレ)
提督「うーむ、そう言われると弱いな。よし、決めた。週5日から年間240回に変更しよう!どうだ?」
ゴーヤ「ひゃ、120日も休めるの!?するでち、今すぐ変更するでち!」
ゴーヤ「あれ?解体とかしないの?」
提督「なんだ?解体されたいのか?」
ゴーヤ「そんな訳ないでち!」(半ギレ)
ゴーヤ「だいたい、提督がゴーヤをオリョクルさせまくったのが悪いんだよ!さすがに我慢の限界でち!」(マジギレ)
提督「うーむ、そう言われると弱いな。よし、決めた。週5日から年間240回に変更しよう!どうだ?」
ゴーヤ「ひゃ、120日も休めるの!?するでち、今すぐ変更するでち!」
212: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/13(水) 23:15:32.48 ID:4emGNWBA0
ゴーヤ「…なんて言うと思ってるの?!全然変わってないでち!」
提督「wwwwwwwww」カラカラ
ゴーヤ「まったく…人をからかう時のその笑い方もずっと変わってないでちね。」
提督「そうか、なんだかんだ言ってお前との付き合いが1番長いんだな。」
ゴーヤ「うん。でも、提督の事を1番知っているのは矢矧なんだよね。なんか、そう考えると少し寂しいでち。」
提督「wwwwwwwww」カラカラ
ゴーヤ「まったく…人をからかう時のその笑い方もずっと変わってないでちね。」
提督「そうか、なんだかんだ言ってお前との付き合いが1番長いんだな。」
ゴーヤ「うん。でも、提督の事を1番知っているのは矢矧なんだよね。なんか、そう考えると少し寂しいでち。」
213: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/13(水) 23:27:41.87 ID:4emGNWBA0
提督「よく言うよ、彼氏持ちのくせに。なんだっけ?うちの整備士だっけ?」
ゴーヤ「そうでち。だーりんはとても素敵な人なんだよ。今度、紹介するね。」
提督「楽しみだな。さて、ゴーヤよ。」
ゴーヤ「何?」
提督「とりあえず、オリョクル三周な。お前、マジギレしてたけど、俺もキレてんだからな。」
ゴーヤ「…結局そうなるの。」
提督「ほら、何してる。さっさと行くぞ。大丈夫だ、ほねは拾ってやるよ。」
ゴーヤ「い、」
「いやでち〜〜〜〜〜!」
おまけ艦!
ゴーヤ「そうでち。だーりんはとても素敵な人なんだよ。今度、紹介するね。」
提督「楽しみだな。さて、ゴーヤよ。」
ゴーヤ「何?」
提督「とりあえず、オリョクル三周な。お前、マジギレしてたけど、俺もキレてんだからな。」
ゴーヤ「…結局そうなるの。」
提督「ほら、何してる。さっさと行くぞ。大丈夫だ、ほねは拾ってやるよ。」
ゴーヤ「い、」
「いやでち〜〜〜〜〜!」
おまけ艦!
219: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/15(金) 00:19:45.41 ID:WWkavrMl0
執務室
提督「…」カリカリ
提督「よし、こんなもんだな。休憩にしよう。」
提督「だからと言って、矢矧は出撃中だし、やる事があるわけでもないから結局、書類整理することになるんだけどね。」
コンコン
提督「?。誰だ?どうぞー」
大和「失礼します。」
提督「珍しいじゃないか、どうした?」
大和「いや、別にどうした訳でもないですけど、どうも最近暇で暇で。」
提督「お前もか。確かに最近特に大きな事件も起きてないからな。」
大和「そうだ、提督。提督と矢矧の馴れ初めを教えていただけませんか?前、矢矧に聞いたら耳まで真っ赤にして拒まれたので。」
提督「…その時の写真。」
大和「その頃はまだ、写真をとって、それを提督に売るという趣味がなかったので、ない…あ、あります。その時に面白がってとりました。確か…これです。」
提督「どれ、……でかした、大和。よし、話してやろう。俺と矢矧が初めて出会ったのは、俺がまだ士官学生だった頃だな…」
提督「…」カリカリ
提督「よし、こんなもんだな。休憩にしよう。」
提督「だからと言って、矢矧は出撃中だし、やる事があるわけでもないから結局、書類整理することになるんだけどね。」
コンコン
提督「?。誰だ?どうぞー」
大和「失礼します。」
提督「珍しいじゃないか、どうした?」
大和「いや、別にどうした訳でもないですけど、どうも最近暇で暇で。」
提督「お前もか。確かに最近特に大きな事件も起きてないからな。」
大和「そうだ、提督。提督と矢矧の馴れ初めを教えていただけませんか?前、矢矧に聞いたら耳まで真っ赤にして拒まれたので。」
提督「…その時の写真。」
大和「その頃はまだ、写真をとって、それを提督に売るという趣味がなかったので、ない…あ、あります。その時に面白がってとりました。確か…これです。」
提督「どれ、……でかした、大和。よし、話してやろう。俺と矢矧が初めて出会ったのは、俺がまだ士官学生だった頃だな…」
220: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/15(金) 00:38:43.76 ID:WWkavrMl0
10年ほど前
教官「これにて、本日の座学は終了だ。来週は鎮守府の見学学習があるから、各自、準備しておくように。」
ワイワイ ガヤガヤ
提督「鎮守府見学ね…」
友「いや〜めちゃくちゃ楽しみだな。」
提督「そうか?」
友「生鑑娘が見れるかもしれないだろ。綺麗な人がいっぱいいるんだろうなぁ…それより、お前は楽しみじゃないのか?なんでだ?」
提督「うーん、どうもな。艦娘って一応、兵器なわけだろ。今まで実物を見てないから平気だったが、実際年端もいかない女子が砲撃して、戦っているのを見ると、どうもやりきれない気持ちになりそうで、な。」
友「うーん、開き直るしかないね。そこは。」
教官「これにて、本日の座学は終了だ。来週は鎮守府の見学学習があるから、各自、準備しておくように。」
ワイワイ ガヤガヤ
提督「鎮守府見学ね…」
友「いや〜めちゃくちゃ楽しみだな。」
提督「そうか?」
友「生鑑娘が見れるかもしれないだろ。綺麗な人がいっぱいいるんだろうなぁ…それより、お前は楽しみじゃないのか?なんでだ?」
提督「うーん、どうもな。艦娘って一応、兵器なわけだろ。今まで実物を見てないから平気だったが、実際年端もいかない女子が砲撃して、戦っているのを見ると、どうもやりきれない気持ちになりそうで、な。」
友「うーん、開き直るしかないね。そこは。」
225: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/16(土) 00:40:26.38 ID:S24VXBVb0
友「…ん?」
提督「どうした?」
友「いや、今廊下を見慣れない女性が通って行ったんだ。後ろのドアから見えたから、もうすぐ前のドアから見えるぞ。ほら、あの人だ。」
矢矧「…」テクテク
提督「」
友「美人だな。いいものみれたぜ、ってどうした?」
提督「惚れた。」
友「は?」
提督「ちょっと行ってくる。先に帰ってていいぞ」ダッシュ
友「お、おい!…速えよ。なんだ、いつもの変 スイッチが入ったのか。教官に捕まんなきゃ良いけど。」
提督「どうした?」
友「いや、今廊下を見慣れない女性が通って行ったんだ。後ろのドアから見えたから、もうすぐ前のドアから見えるぞ。ほら、あの人だ。」
矢矧「…」テクテク
提督「」
友「美人だな。いいものみれたぜ、ってどうした?」
提督「惚れた。」
友「は?」
提督「ちょっと行ってくる。先に帰ってていいぞ」ダッシュ
友「お、おい!…速えよ。なんだ、いつもの変 スイッチが入ったのか。教官に捕まんなきゃ良いけど。」
226: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/16(土) 00:55:11.64 ID:S24VXBVb0
提督「すみません。どちらに御用でしょうか?」
矢矧「はい?」
提督「いえ、外部の方のようでしたので。よろしければご案内いたしますよ。」
矢矧「ああ、なるほど。それじゃあお願いします。あと、そんなに身構えなくて大丈夫よ。」
提督「いえ、年長者にはしっかりと敬意を表さないといけませんから。」
矢矧「うーん、そういう者じゃないんだけれど…まあ、いいわ。取り敢えず、教官室まで案内してくれるかしら?」
提督「わかりました。こちらになります。」
矢矧「はい?」
提督「いえ、外部の方のようでしたので。よろしければご案内いたしますよ。」
矢矧「ああ、なるほど。それじゃあお願いします。あと、そんなに身構えなくて大丈夫よ。」
提督「いえ、年長者にはしっかりと敬意を表さないといけませんから。」
矢矧「うーん、そういう者じゃないんだけれど…まあ、いいわ。取り敢えず、教官室まで案内してくれるかしら?」
提督「わかりました。こちらになります。」
227: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/16(土) 01:02:30.25 ID:S24VXBVb0
提督「どちらからおいでになられたのですか?…えぇっと」
矢矧「言ってなかったわね、『矢矧』よ。」
提督「素敵なお名前ですね。」
矢矧「うふふ、ありがとう。鎮守府から来たわ。」
提督「…今なんと?」
矢矧「鎮守府から。知らないわけないわよね。」
提督「ということは、あなたもしかして…」
矢矧「そう、阿賀野型軽巡の三番艦『矢矧』よ。れっきとした艦娘。」
矢矧「言ってなかったわね、『矢矧』よ。」
提督「素敵なお名前ですね。」
矢矧「うふふ、ありがとう。鎮守府から来たわ。」
提督「…今なんと?」
矢矧「鎮守府から。知らないわけないわよね。」
提督「ということは、あなたもしかして…」
矢矧「そう、阿賀野型軽巡の三番艦『矢矧』よ。れっきとした艦娘。」
228: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/16(土) 01:09:51.03 ID:S24VXBVb0
提督「なるほど、実物を初めて見ました。…人間と変わらないですね。」
矢矧「そんなことないわ。私たちは『兵器』だもの。あなた達とは比べ物にならないわ。」
提督「兵器…ですか……」
矢矧「あら、着いたみたいね。案内ありがとう、えぇっと」
提督「佐々野 海(かい)です。」
矢矧「そう。じゃあ、ありがとう、海くん。あと、『矢矧』が良い名前って言ったけど、『名前』じゃなくて『呼び名』だからね。そこのところ、よろしくね。じゃあね。」
提督「………」
矢矧「そんなことないわ。私たちは『兵器』だもの。あなた達とは比べ物にならないわ。」
提督「兵器…ですか……」
矢矧「あら、着いたみたいね。案内ありがとう、えぇっと」
提督「佐々野 海(かい)です。」
矢矧「そう。じゃあ、ありがとう、海くん。あと、『矢矧』が良い名前って言ったけど、『名前』じゃなくて『呼び名』だからね。そこのところ、よろしくね。じゃあね。」
提督「………」
229: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/16(土) 01:19:14.98 ID:S24VXBVb0
友「おっ、いたいた。さあ、帰ろうぜ。」
提督「あっ、ああ。」
友「どうした?…さては振られたか。」
提督「いや、そういうわけではない。彼女、艦娘だって。」
友「マジで!」
提督「嘘をつく理由がないだろ。…でも、話してるうちに、少し寂しくなったよ。」
友「なんで?」
提督「彼女、矢矧さんは自分を兵器と言っていたんだ。女性が自分の事を兵器って言ってるんだ。それが、理由だ。」
友「そんな事言ってたら、お前、提督になれないぞ。」
提督「うぐ。仕方ないだろ、こればっかりは。」
提督「あっ、ああ。」
友「どうした?…さては振られたか。」
提督「いや、そういうわけではない。彼女、艦娘だって。」
友「マジで!」
提督「嘘をつく理由がないだろ。…でも、話してるうちに、少し寂しくなったよ。」
友「なんで?」
提督「彼女、矢矧さんは自分を兵器と言っていたんだ。女性が自分の事を兵器って言ってるんだ。それが、理由だ。」
友「そんな事言ってたら、お前、提督になれないぞ。」
提督「うぐ。仕方ないだろ、こればっかりは。」
234: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/17(日) 00:17:39.97 ID:in8kL84R0
教官室
矢矧「失礼します。鎮守府よりやって来ました、阿賀野型軽巡の三番艦、矢矧です。」
教官「よく来てくれました。…ところで、提督は?」
矢矧「それが、現在外出が出来ないようで、私のみで行くように、と。」
教官「そうですか…」
矢矧「それより、とても大きな校舎ですね。私も案内がなければ迷ってしまうところでした。」
教官「うん?誰です、その案内というのは?」
矢矧「学生の方です。名前は…『海』と言っていました。」
教官「ああ、あいつですか。」
矢矧「優しい青年ですね。」
教官「うぅむ…確かにあいつは優しいのでしょう。『艦娘は兵器なんかじゃない』というのが、あいつの口癖ですから。」
矢矧「そう…でしたか…優しいんですね…」
矢矧「失礼します。鎮守府よりやって来ました、阿賀野型軽巡の三番艦、矢矧です。」
教官「よく来てくれました。…ところで、提督は?」
矢矧「それが、現在外出が出来ないようで、私のみで行くように、と。」
教官「そうですか…」
矢矧「それより、とても大きな校舎ですね。私も案内がなければ迷ってしまうところでした。」
教官「うん?誰です、その案内というのは?」
矢矧「学生の方です。名前は…『海』と言っていました。」
教官「ああ、あいつですか。」
矢矧「優しい青年ですね。」
教官「うぅむ…確かにあいつは優しいのでしょう。『艦娘は兵器なんかじゃない』というのが、あいつの口癖ですから。」
矢矧「そう…でしたか…優しいんですね…」
235: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/17(日) 00:26:29.04 ID:in8kL84R0
教官「ただ、思わず見上げてしまうほどの変 でもあります。」
矢矧「…へ?」
教官「つい一週間前、女学生寮周辺を何者かが徘徊していた、という噂がでまして。女子一同が震え上がっている中、あいつは『大丈夫だ!俺は毎日徘徊してるが、そんな怪しい奴は一度も見たことがない!』と自白しまして。」
矢矧「えぇ…」ドンビキ
教官「まぁ、でもあいつは良くできた人間ですよ。年長者には常に敬意を払い、友人からの信頼も厚い。あんなことがあったのに、のうのうと教室で生活していけるのが、その証拠です。…さて、そろそろ本題に入りましょうか。」
教官「普段、休日以外での単独外出が原則禁止されている艦娘が、やって来たのですから、それなりに重要な事なのでしょう。」
矢矧「察しが早くて助かります。…それでは」
矢矧「…へ?」
教官「つい一週間前、女学生寮周辺を何者かが徘徊していた、という噂がでまして。女子一同が震え上がっている中、あいつは『大丈夫だ!俺は毎日徘徊してるが、そんな怪しい奴は一度も見たことがない!』と自白しまして。」
矢矧「えぇ…」ドンビキ
教官「まぁ、でもあいつは良くできた人間ですよ。年長者には常に敬意を払い、友人からの信頼も厚い。あんなことがあったのに、のうのうと教室で生活していけるのが、その証拠です。…さて、そろそろ本題に入りましょうか。」
教官「普段、休日以外での単独外出が原則禁止されている艦娘が、やって来たのですから、それなりに重要な事なのでしょう。」
矢矧「察しが早くて助かります。…それでは」
236: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/17(日) 00:30:36.19 ID:in8kL84R0
翌日…
教官「皆、よく聞け。来週の鎮守府見学は中止となった。予定日はクラス対抗マラソン大会に変更する。以上だ。」
ザワザワ
友「なぜ、中止何ですか?」
教官「それは…言えん。提督の名誉の為にも、言うことはできん。ほら、座学は終了だ。早く帰れ。」スタスタ
提督(まさか…)
教官「皆、よく聞け。来週の鎮守府見学は中止となった。予定日はクラス対抗マラソン大会に変更する。以上だ。」
ザワザワ
友「なぜ、中止何ですか?」
教官「それは…言えん。提督の名誉の為にも、言うことはできん。ほら、座学は終了だ。早く帰れ。」スタスタ
提督(まさか…)
241: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/18(月) 00:19:44.45 ID:cPtV0xHV0
おまけ ゴーヤと整備士
ゴーヤ「まったく…提督はゴーヤの事なんか何一つ考えてないんでち。」プリプリ
整備士「ハハハ(^◇^)」
ゴーヤ「むかつく顔でち。」
整備士「ごめんごめん。我慢できなかった。」
ゴーヤ「むぅ。」
整備士「うん。さっきの怒ってる顔も可愛いけど、今のむぅ、って顔も可愛いよ。」
ゴーヤ「なっ///」
整備士「でも、ちょっと提督が羨ましいかな。」
ゴーヤ「なんで?」
整備士「ゴーヤちゃんの怒った顔を僕より、いっぱい見れるだろうから。」
ゴーヤ「…だーりんもなかなかの変 でち。」
整備士「ハハハ。でも、1つだけ彼にこっちから自慢したいこともあるんだよ。」
ゴーヤ「なんでt…」
チュ
整備士「ゴーヤちゃんの女の子の顔が見れるのは僕だけだからね。」
ゴーヤ「い、いきなりでち///予想してなかったでち///」
整備士「うん。やっぱりゴーヤちゃんの恥ずかしがってる顔は二番目に可愛い。」
ゴーヤ「一番はなんでち?」
整備士「そんなの決まってるじゃない。笑顔だよ。君が笑っていてさえくれれば、僕はなんだってできる気がするくらいに…ね。」
ゴーヤ「もう…だーりんったら」ニコッ
おまけ艦!
ゴーヤ「まったく…提督はゴーヤの事なんか何一つ考えてないんでち。」プリプリ
整備士「ハハハ(^◇^)」
ゴーヤ「むかつく顔でち。」
整備士「ごめんごめん。我慢できなかった。」
ゴーヤ「むぅ。」
整備士「うん。さっきの怒ってる顔も可愛いけど、今のむぅ、って顔も可愛いよ。」
ゴーヤ「なっ///」
整備士「でも、ちょっと提督が羨ましいかな。」
ゴーヤ「なんで?」
整備士「ゴーヤちゃんの怒った顔を僕より、いっぱい見れるだろうから。」
ゴーヤ「…だーりんもなかなかの変 でち。」
整備士「ハハハ。でも、1つだけ彼にこっちから自慢したいこともあるんだよ。」
ゴーヤ「なんでt…」
チュ
整備士「ゴーヤちゃんの女の子の顔が見れるのは僕だけだからね。」
ゴーヤ「い、いきなりでち///予想してなかったでち///」
整備士「うん。やっぱりゴーヤちゃんの恥ずかしがってる顔は二番目に可愛い。」
ゴーヤ「一番はなんでち?」
整備士「そんなの決まってるじゃない。笑顔だよ。君が笑っていてさえくれれば、僕はなんだってできる気がするくらいに…ね。」
ゴーヤ「もう…だーりんったら」ニコッ
おまけ艦!
243: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/18(月) 23:55:23.27 ID:cPtV0xHV0
廊下
提督「教官!」
教官「何だ?とうとう覗きを認めたか?」
提督「あれは仕方ないです。教官だって男なら、わかるはずです。それより、どうして見学が中止になったんですか。教えてください。」
教官「おや、お前はあまり興味がないと思っていたのだが、さては昨日の艦娘のせいか?」
提督「ど、どうしてそれを…」
教官「やはりな。」
提督「教官!」
教官「何だ?とうとう覗きを認めたか?」
提督「あれは仕方ないです。教官だって男なら、わかるはずです。それより、どうして見学が中止になったんですか。教えてください。」
教官「おや、お前はあまり興味がないと思っていたのだが、さては昨日の艦娘のせいか?」
提督「ど、どうしてそれを…」
教官「やはりな。」
244: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/19(火) 00:01:49.26 ID:ACRVwI1S0
教官「心配することはない。別に事件とか、そういうわけではないんだ。ただのおたふく風邪だ。」
提督「…へ?」キョトン
教官「あちらの提督が小さい頃にかかってなかったらしく、もてなしが出来ないし、万一うつしたら悪い、とのことだ。皆には秘密だぞ。」
提督「何だ、良かった。」ホッ
教官「さては惚れたな。」ニヤニヤ
提督「悪いんですか?」
教官「いや、別に。」
提督「…へ?」キョトン
教官「あちらの提督が小さい頃にかかってなかったらしく、もてなしが出来ないし、万一うつしたら悪い、とのことだ。皆には秘密だぞ。」
提督「何だ、良かった。」ホッ
教官「さては惚れたな。」ニヤニヤ
提督「悪いんですか?」
教官「いや、別に。」
245: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/19(火) 00:11:42.89 ID:ACRVwI1S0
卒業式 ♪アオーゲバートオートシー
教官「さて、諸君もこの学校から巣立つわけだが、一層の頑張りを期待しているぞ。あと、提督になるやつは後で教官室に来いよ。」
提督「よっ、新米提督。」
友「お前が言うか。…やっと艦娘に会えるんだな。」
提督「ああ、そうだったな…」
友「何だ、まだ例の艦娘に未練があるのか?」
提督「仕方ないだろ。あんなに可愛い女性は諦めきれん。」フンスッ
友「憲兵には気をつけろよ。」
提督「お前はいないのか?是が非でも会いたい艦娘とか。」
友「そうだな…まず、高雄に愛宕だろ。それに浦風と改ニの五十鈴、あと伊19!」
提督「お前こそ捕まれよ…」
教官「さて、諸君もこの学校から巣立つわけだが、一層の頑張りを期待しているぞ。あと、提督になるやつは後で教官室に来いよ。」
提督「よっ、新米提督。」
友「お前が言うか。…やっと艦娘に会えるんだな。」
提督「ああ、そうだったな…」
友「何だ、まだ例の艦娘に未練があるのか?」
提督「仕方ないだろ。あんなに可愛い女性は諦めきれん。」フンスッ
友「憲兵には気をつけろよ。」
提督「お前はいないのか?是が非でも会いたい艦娘とか。」
友「そうだな…まず、高雄に愛宕だろ。それに浦風と改ニの五十鈴、あと伊19!」
提督「お前こそ捕まれよ…」
250: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/19(火) 22:20:59.78 ID:ACRVwI1S0
2330投下します。
ここで、一つ設定の説明を
響「ねぇパパ。」
提督「なんだい、俺の可愛い天使ちゃん」
響「はっきり言ってドン引きだよ…そんなに落ち込まないで。ところで、パパの笑い方は独特だよね。」
提督「意識してるからな。」
響「『ケラケラ』と『カラカラ』って使い分けてるのかい?」
提督「うん。『ケラケラ』は人をおちょくってる時、『カラカラ』は強がっていて、余裕を見せる時に使うんだ。」
響「なるほど。」
矢矧「ねぇ、提督?ちょっといいかしら?あなたの机に私の盗撮写真があったのだけど、どういうこと?」ゴゴゴゴ…
提督「さぁて、なんのことでしょうか?」カラカラ
響「こいつはお手上げだね。」ケラケラ
ここで、一つ設定の説明を
響「ねぇパパ。」
提督「なんだい、俺の可愛い天使ちゃん」
響「はっきり言ってドン引きだよ…そんなに落ち込まないで。ところで、パパの笑い方は独特だよね。」
提督「意識してるからな。」
響「『ケラケラ』と『カラカラ』って使い分けてるのかい?」
提督「うん。『ケラケラ』は人をおちょくってる時、『カラカラ』は強がっていて、余裕を見せる時に使うんだ。」
響「なるほど。」
矢矧「ねぇ、提督?ちょっといいかしら?あなたの机に私の盗撮写真があったのだけど、どういうこと?」ゴゴゴゴ…
提督「さぁて、なんのことでしょうか?」カラカラ
響「こいつはお手上げだね。」ケラケラ
251: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/19(火) 23:24:49.60 ID:Mx9Yit9UO
教官室
提友「失礼します。」
教官「よし、来たな。お前らには初期艦を決めてもらう。」
友「どう決めるんです?」
教官「該当駆逐艦から選ぶか、他所の鎮守府から貰い受けるか、の2つだ。どっちが良い?」
提督「貰い受ける…?」
教官「ここにそのリストがある。これに載ってる艦娘を、初期艦に出来るのだ。レベルも高く、提督としてのランクも上がりやすくなるぞ。」
提督「じゃあそれで。」
友「俺もそっちで。」
教官「じゃあ決まりだな。登録するぞ。」
提友「失礼します。」
教官「よし、来たな。お前らには初期艦を決めてもらう。」
友「どう決めるんです?」
教官「該当駆逐艦から選ぶか、他所の鎮守府から貰い受けるか、の2つだ。どっちが良い?」
提督「貰い受ける…?」
教官「ここにそのリストがある。これに載ってる艦娘を、初期艦に出来るのだ。レベルも高く、提督としてのランクも上がりやすくなるぞ。」
提督「じゃあそれで。」
友「俺もそっちで。」
教官「じゃあ決まりだな。登録するぞ。」
252: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/19(火) 23:28:40.52 ID:Mx9Yit9UO
教官「…あ、やべ。」
提督「どうかしました?」
教官「説明忘れてた。『貰い受け』は艦娘が選べないんだった。」
教官「そんなわけで、抽選が終了したぞ。」
提督「」
友「ちょっ…何してんすか、教官。」
教官「すまんな、許せ。ほら、まずは、お前からだ。この紙を持って大本営まで行くんだそ。」ホイ
提督「はい。…さて、誰だ?」ペラッ
潜水艦 伊58
教官「潜水艦か…なかなかのあたりだな。さて、次はお前だ。」ホイ
友「うい。」ペラッ(●●●● ●●●● ●●●● ●●●● ●●●● ●●●● ●●●● )
軽空母 龍驤
提督「…良かったじゃないか。」ケラケラ
友「」
提督「どうかしました?」
教官「説明忘れてた。『貰い受け』は艦娘が選べないんだった。」
教官「そんなわけで、抽選が終了したぞ。」
提督「」
友「ちょっ…何してんすか、教官。」
教官「すまんな、許せ。ほら、まずは、お前からだ。この紙を持って大本営まで行くんだそ。」ホイ
提督「はい。…さて、誰だ?」ペラッ
潜水艦 伊58
教官「潜水艦か…なかなかのあたりだな。さて、次はお前だ。」ホイ
友「うい。」ペラッ(●●●● ●●●● ●●●● ●●●● ●●●● ●●●● ●●●● )
軽空母 龍驤
提督「…良かったじゃないか。」ケラケラ
友「」
254: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/20(水) 00:07:40.82 ID:pHCJGPLa0
大本営
ゴーヤ「こんにちは、伊58です。」ジャジャーン
提督「…お前、本当に伊58?写真で見たのと違うんだけど。」
ゴーヤ「ゴーヤはもう、生まれて15年も経ってるんでち。少し大人っぽくなっても仕方ないでち。」
提督「そういうもんかね。まぁ、これからよろしく頼むよ、伊58。」
ゴーヤ「ゴーヤって呼んでもいいよ。」
提督「なんか、苦そうだな。」
ゴーヤ「苦くなんてないよぉ!」
提督「wwwww」ケラケラ
ゴーヤ「こんにちは、伊58です。」ジャジャーン
提督「…お前、本当に伊58?写真で見たのと違うんだけど。」
ゴーヤ「ゴーヤはもう、生まれて15年も経ってるんでち。少し大人っぽくなっても仕方ないでち。」
提督「そういうもんかね。まぁ、これからよろしく頼むよ、伊58。」
ゴーヤ「ゴーヤって呼んでもいいよ。」
提督「なんか、苦そうだな。」
ゴーヤ「苦くなんてないよぉ!」
提督「wwwww」ケラケラ
255: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/20(水) 00:19:52.44 ID:pHCJGPLa0
今回はここまで。最後におまけ書いときます。
おまけ 友と龍驤
龍驤「軽空母、龍驤や。期待してや!」
友「あ、ああ。期待してるよ。頑張っていこう。」
龍驤「なんやなんや、この龍驤に不満でもあるっちゅうんか、きみぃ?言うてみいや。」
友「いいのか?」
龍驤「いや、よくはないけど…」
友「大丈夫だよ。俺は の大きさで贔屓なんかしないから。」
龍驤「ほ、ホンマか!?やったで!」
友(女の子に、身体の悪口なんて、死んでも言わないからな。)
龍驤「…君、巨 は好きか?」
友「大好きだ。…ハッ」
龍驤「いいんや、うちはもう、これを個性として受け入れてるからな。変に慰められるより、笑ってもらった方がうちは楽やで。」
友「そうか、わかった。ありがとうまな板。」
龍驤「殺す」カチャリ
友「えぇ…」
おまけ艦!
おまけ 友と龍驤
龍驤「軽空母、龍驤や。期待してや!」
友「あ、ああ。期待してるよ。頑張っていこう。」
龍驤「なんやなんや、この龍驤に不満でもあるっちゅうんか、きみぃ?言うてみいや。」
友「いいのか?」
龍驤「いや、よくはないけど…」
友「大丈夫だよ。俺は の大きさで贔屓なんかしないから。」
龍驤「ほ、ホンマか!?やったで!」
友(女の子に、身体の悪口なんて、死んでも言わないからな。)
龍驤「…君、巨 は好きか?」
友「大好きだ。…ハッ」
龍驤「いいんや、うちはもう、これを個性として受け入れてるからな。変に慰められるより、笑ってもらった方がうちは楽やで。」
友「そうか、わかった。ありがとうまな板。」
龍驤「殺す」カチャリ
友「えぇ…」
おまけ艦!
258: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/20(水) 23:39:32.09 ID:pHCJGPLa0
---------------------------------
提督「と、まあ、こんな感じで俺の提督人生は始まったわけだ。」
大和「なるほど。だから、提督はゴーヤちゃんと親しげなんですね。」
提督「あいつとはくされ縁みたいなもんだからな。」
コンコン ガチャ
ゴーヤ「オ、オリョクル終わったよ…」
提督「お疲れ。丁度良いところに来たな。いま大和に昔話をしてたところなんだ。」
ゴーヤ「…できることなら、もうあの時代には戻りたくないよぉ。」
大和「ねぇ、ゴーヤちゃん。この鎮守府の初期ってどんな感じだったの?やっぱり大変だった?」
ゴーヤ「大変なんてものじゃないでち。この提督が資材もないのに、戦艦ばかり出撃させるから、火の車だったでち。その時から、ゴーヤのオリョクル生活は始まったんでち。」
大督「ハハハ」
ゴーヤ「笑い事じゃないでち!」
提督「と、まあ、こんな感じで俺の提督人生は始まったわけだ。」
大和「なるほど。だから、提督はゴーヤちゃんと親しげなんですね。」
提督「あいつとはくされ縁みたいなもんだからな。」
コンコン ガチャ
ゴーヤ「オ、オリョクル終わったよ…」
提督「お疲れ。丁度良いところに来たな。いま大和に昔話をしてたところなんだ。」
ゴーヤ「…できることなら、もうあの時代には戻りたくないよぉ。」
大和「ねぇ、ゴーヤちゃん。この鎮守府の初期ってどんな感じだったの?やっぱり大変だった?」
ゴーヤ「大変なんてものじゃないでち。この提督が資材もないのに、戦艦ばかり出撃させるから、火の車だったでち。その時から、ゴーヤのオリョクル生活は始まったんでち。」
大督「ハハハ」
ゴーヤ「笑い事じゃないでち!」
260: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/20(水) 23:51:22.89 ID:pHCJGPLa0
提督「さて、鎮守府をもった俺はそれから、来る日も来る日も必死で働き、それなりの実力を持つようになった。そして、提督になってから約1年後、とうとう、あの艦娘と再会するんだ。」
---------------------------------
提督「最近、物忘れが激しい。この間も書類をどこに置いたか忘れて、危うく首がとぶところだった。どうしよう。」
明石「はっきり言って独り言をそんなに大きい声で言っている提督、気持ち悪いです。」
提督「そんなこと言うな。…そうだ、明石よ。ビデオカメラを作ってくれないか?」
明石「盗撮ですか?」
提督「そ、そんなこと!」(やるけど…)
提督「とにかく、カメラがあれば自分が何をしていたかがわかるから、もう、物忘れに困ることはないんだ。な、頼むよ。」
明石「そうですね、いいでしょう。その代わり、私のための工廠を一つでいいのでいただけませんか?」
提督「そのくらいなら、お安い御用だ。頼んだぞ。数は…とりあえず、10個で。」
明石「そんなに何に使うんですか…」
---------------------------------
提督「最近、物忘れが激しい。この間も書類をどこに置いたか忘れて、危うく首がとぶところだった。どうしよう。」
明石「はっきり言って独り言をそんなに大きい声で言っている提督、気持ち悪いです。」
提督「そんなこと言うな。…そうだ、明石よ。ビデオカメラを作ってくれないか?」
明石「盗撮ですか?」
提督「そ、そんなこと!」(やるけど…)
提督「とにかく、カメラがあれば自分が何をしていたかがわかるから、もう、物忘れに困ることはないんだ。な、頼むよ。」
明石「そうですね、いいでしょう。その代わり、私のための工廠を一つでいいのでいただけませんか?」
提督「そのくらいなら、お安い御用だ。頼んだぞ。数は…とりあえず、10個で。」
明石「そんなに何に使うんですか…」
261: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/21(木) 00:01:35.19 ID:h1LQb1Sv0
ガチャ バタンッ
ゴーヤ「提督、大変だよ!艦娘が漂流したでち!」
提督「何!?よし、案内しろ。明石もこい!」
明石「了解です!」
浜辺
ゴーヤ「これでち!」
??「うーん…」
提督「まさか…」
明石「結構な怪我ですね。いますぐ、入渠させましょう。まず、応急処置するので、それから、提督が運んでください。」
提督「あ、ああ…」
明石「大丈夫ですか?艦種言えますか?」
矢矧「阿賀野型軽巡の矢矧です…すみません、治療してもらって。」
提督「大丈夫だ。しっかりとやすんでいってくれ。」
矢矧「…あら?私、提督と前に会っていませんでしたか?」
提督「学生時代に一度ね。とりあえず、早く元気になってくれ。それから、話をしよう。」
ゴーヤ「提督、大変だよ!艦娘が漂流したでち!」
提督「何!?よし、案内しろ。明石もこい!」
明石「了解です!」
浜辺
ゴーヤ「これでち!」
??「うーん…」
提督「まさか…」
明石「結構な怪我ですね。いますぐ、入渠させましょう。まず、応急処置するので、それから、提督が運んでください。」
提督「あ、ああ…」
明石「大丈夫ですか?艦種言えますか?」
矢矧「阿賀野型軽巡の矢矧です…すみません、治療してもらって。」
提督「大丈夫だ。しっかりとやすんでいってくれ。」
矢矧「…あら?私、提督と前に会っていませんでしたか?」
提督「学生時代に一度ね。とりあえず、早く元気になってくれ。それから、話をしよう。」
262: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/21(木) 00:17:49.67 ID:h1LQb1Sv0
………
矢矧「バケツまで使っていただき、ありがとうございます。」ペコリ
提督「いや、大した事じゃないよ。…久しぶりです。覚えてますか?」
矢矧「ええ、あの時に案内をしてくれた親切な変 さんでしょう?」
提督「否定しません。…互いに敬語はやめないか?」
矢矧「そうね、そっちの方が話しやすいわ。」
提督「矢矧は今どこの鎮守府に?」
矢矧「特定の所にはいないわ。一応所属は本部だけど、各地をまわってるわ。助っ人みたいなものかしら。」
提督「立派だな」
矢矧「そうでもないわ。今回だって、難破しちゃったわけだしね。」
提督「…なあ、うちの鎮守府に加入してくれないか?」
矢矧「どうして?見た所、そこまで、戦力に不足はないと思うのだけど。」
提督「資材が足りないんだ。」
矢矧「…そうね、治療してもらった恩もあるし、加入させてもらおうかしら。」
提督「本当か!ありがとう!」
矢矧「バケツまで使っていただき、ありがとうございます。」ペコリ
提督「いや、大した事じゃないよ。…久しぶりです。覚えてますか?」
矢矧「ええ、あの時に案内をしてくれた親切な変 さんでしょう?」
提督「否定しません。…互いに敬語はやめないか?」
矢矧「そうね、そっちの方が話しやすいわ。」
提督「矢矧は今どこの鎮守府に?」
矢矧「特定の所にはいないわ。一応所属は本部だけど、各地をまわってるわ。助っ人みたいなものかしら。」
提督「立派だな」
矢矧「そうでもないわ。今回だって、難破しちゃったわけだしね。」
提督「…なあ、うちの鎮守府に加入してくれないか?」
矢矧「どうして?見た所、そこまで、戦力に不足はないと思うのだけど。」
提督「資材が足りないんだ。」
矢矧「…そうね、治療してもらった恩もあるし、加入させてもらおうかしら。」
提督「本当か!ありがとう!」
266: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/24(日) 00:12:55.09 ID:KJ/Ccf/00
提督「それから矢矧は獅子奮迅の働きをした。深海棲艦を次々と蹴散らし、毎回のようにMVPをとった。」
提督「艦娘たちとのコミュニケーションも良好なようで、この前はあの弥生と一緒にショッピングまで、行ったらしい。」
提督「軽巡ということもあり消費資材も抑えられ、先月、鎮守府始まって以来、初めてゴーヤに一週間の長期休暇を与えることができた。」
提督「おまけに、ちょー可愛い。あの可愛さはどうしようもない。あ、あと、昨日でLV99になった。」
提督「全く、矢矧様々だ。」ニコニコ
明石「なに独り言言ってるんですか。気色悪いです。」ドンビキ
提督「艦娘たちとのコミュニケーションも良好なようで、この前はあの弥生と一緒にショッピングまで、行ったらしい。」
提督「軽巡ということもあり消費資材も抑えられ、先月、鎮守府始まって以来、初めてゴーヤに一週間の長期休暇を与えることができた。」
提督「おまけに、ちょー可愛い。あの可愛さはどうしようもない。あ、あと、昨日でLV99になった。」
提督「全く、矢矧様々だ。」ニコニコ
明石「なに独り言言ってるんですか。気色悪いです。」ドンビキ
267: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/24(日) 00:19:15.55 ID:KJ/Ccf/00
提督「………なあ、明石よ。」
明石「なんでしょう。」
提督「不思議だとは思わないか。矢矧がここにやって来た時、どうして彼女は難破したのか。」
明石「まあ、確かに不思議ですね。彼女がやって来てから一年近く経ちますが、とても不注意で難破する艦には見えませんし、深海棲艦にやられたなんて、もっと考えにくいですからね。……調べろと?」
提督「ああ、そうだ。」
明石「鋼材2000」
提督「よろしく頼む」
明石「なんでしょう。」
提督「不思議だとは思わないか。矢矧がここにやって来た時、どうして彼女は難破したのか。」
明石「まあ、確かに不思議ですね。彼女がやって来てから一年近く経ちますが、とても不注意で難破する艦には見えませんし、深海棲艦にやられたなんて、もっと考えにくいですからね。……調べろと?」
提督「ああ、そうだ。」
明石「鋼材2000」
提督「よろしく頼む」
268: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/24(日) 00:30:39.27 ID:KJ/Ccf/00
翌日 執務室
矢矧「失礼するわ。どうしたの、提督。私これから出撃なのだけれど。」
提督「ああ、大丈夫だ。時間は取らせない。…もう矢矧がここに来て一年になるな。本当に助かっているよ。ありがとうな。」
矢矧「こちらこそ、毎日お世話になってるわ。それじゃあ私は…」
提督「そこで、一つ疑問に思った。」
矢矧「…」ピクッ
提督「1年ほど前、君がこの鎮守府にやって来たとき、君は難破していた。しかし、今まで見てきて、俺にはどうしても君が難破をするような艦娘には見えなかった。」
矢矧「…」
提督「執務のときは時々天然ボケを発揮させるが、航海中や戦闘中は決して気を抜かないからな。」
矢矧「なっ///」
矢矧「失礼するわ。どうしたの、提督。私これから出撃なのだけれど。」
提督「ああ、大丈夫だ。時間は取らせない。…もう矢矧がここに来て一年になるな。本当に助かっているよ。ありがとうな。」
矢矧「こちらこそ、毎日お世話になってるわ。それじゃあ私は…」
提督「そこで、一つ疑問に思った。」
矢矧「…」ピクッ
提督「1年ほど前、君がこの鎮守府にやって来たとき、君は難破していた。しかし、今まで見てきて、俺にはどうしても君が難破をするような艦娘には見えなかった。」
矢矧「…」
提督「執務のときは時々天然ボケを発揮させるが、航海中や戦闘中は決して気を抜かないからな。」
矢矧「なっ///」
269: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/24(日) 00:40:13.23 ID:KJ/Ccf/00
提督「そこで、悪いとは思いながらも調べさせてもらった。」
矢矧「…」
提督「あの日、君は艦隊の一員として、出撃していた。順調に航海をしていたが、突然、敵の艦隊と鉢合わせした。」
提督「君たちは直ちに戦闘を開始し、なんとか敵を退却させた。しかし、その時敵がわるあがきで打ってきた砲弾がある艦娘に直撃。轟沈こそしなかったものの、大破かつ、気絶とのことで艦隊は退却を余儀なくされた。」
提督「だが、矢矧、君だけは違った。君は退却していった敵めがけ、単艦で進軍し、結局大破、そして、ここまでたどり着いた、というわけだな。」
矢矧「…ええ、そうよ。よく調べたわね。」
矢矧「…」
提督「あの日、君は艦隊の一員として、出撃していた。順調に航海をしていたが、突然、敵の艦隊と鉢合わせした。」
提督「君たちは直ちに戦闘を開始し、なんとか敵を退却させた。しかし、その時敵がわるあがきで打ってきた砲弾がある艦娘に直撃。轟沈こそしなかったものの、大破かつ、気絶とのことで艦隊は退却を余儀なくされた。」
提督「だが、矢矧、君だけは違った。君は退却していった敵めがけ、単艦で進軍し、結局大破、そして、ここまでたどり着いた、というわけだな。」
矢矧「…ええ、そうよ。よく調べたわね。」
270: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/24(日) 00:50:41.23 ID:KJ/Ccf/00
提督「…なあ、どうしてそんな無茶なことをしたんだ?」
矢矧「…私はね、この姿になったとき、全てを守りきる事を誓ったの。艦だった時にできなかったことを今度は、今度こそは、やってみせる、って。」
矢矧「でも、できなかった。守れなかった。あの子が被弾したとき、轟沈したと思ったわ。…単艦進軍のときはよく覚えてないわ。きっと、誓いが守れなくて自暴自棄になっていたんだと思う。」
提督「…でも 矢矧「もう、こんな時間じゃない。早く行かなくっちゃ。心配してくれたのでしょう。大丈夫よ。もう、あの時の事は吹っ切れたし、結局轟沈してないんだから、私の不注意よ。さて、それじゃあ行ってきます。」ガチャ タッタッタ
提督「あ、ちょっと!」
提督「行ってしまった…一番言いたかったことが、言えなかった…」
提督「…泣かせるつもりは……なかったんだけどなぁ…………」
矢矧「…私はね、この姿になったとき、全てを守りきる事を誓ったの。艦だった時にできなかったことを今度は、今度こそは、やってみせる、って。」
矢矧「でも、できなかった。守れなかった。あの子が被弾したとき、轟沈したと思ったわ。…単艦進軍のときはよく覚えてないわ。きっと、誓いが守れなくて自暴自棄になっていたんだと思う。」
提督「…でも 矢矧「もう、こんな時間じゃない。早く行かなくっちゃ。心配してくれたのでしょう。大丈夫よ。もう、あの時の事は吹っ切れたし、結局轟沈してないんだから、私の不注意よ。さて、それじゃあ行ってきます。」ガチャ タッタッタ
提督「あ、ちょっと!」
提督「行ってしまった…一番言いたかったことが、言えなかった…」
提督「…泣かせるつもりは……なかったんだけどなぁ…………」
274: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/25(月) 00:12:10.63 ID:vBLMYZzK0
矢矧「みんな、お待たせ。」
長門「よし、全員揃ったな。それでは出撃するぞ。…矢矧、目が赤いぞ。どうかしたか?」
矢矧「え…こ、これは…昨日夜更かししちゃってね。朝起きたら真っ赤になっちゃたのよ。」
長門「むっ、夜更かしとはあまり関心しないな。疲れが取れない上、美容にも悪い。」
矢矧「以後、気をつけるわ。」
陸奥「ねぇ、矢矧」ヒソヒソ
矢矧「なにかしら。」ヒソヒソ
陸奥「夜更かしってもしかして、提督との火遊び?」ヒソヒソ
矢矧「な、何言ってるのよ!」/////
長門「む?どうかしたか?」
矢矧「ななななんでもないわ。」
長門「よし、全員揃ったな。それでは出撃するぞ。…矢矧、目が赤いぞ。どうかしたか?」
矢矧「え…こ、これは…昨日夜更かししちゃってね。朝起きたら真っ赤になっちゃたのよ。」
長門「むっ、夜更かしとはあまり関心しないな。疲れが取れない上、美容にも悪い。」
矢矧「以後、気をつけるわ。」
陸奥「ねぇ、矢矧」ヒソヒソ
矢矧「なにかしら。」ヒソヒソ
陸奥「夜更かしってもしかして、提督との火遊び?」ヒソヒソ
矢矧「な、何言ってるのよ!」/////
長門「む?どうかしたか?」
矢矧「ななななんでもないわ。」
275: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/25(月) 00:20:00.84 ID:vBLMYZzK0
陸奥「ちょっと、声が大きいわよ。」ヒソヒソ
矢矧「ごめんなさい、って、さっきのはどういうことなのかしら?」ヒソヒソ
陸奥「ただの冗談よ。でも、もうすぐそれも現実になるかもね。」ヒソヒソ
矢矧「?どういうこと?」ヒソヒソ
陸奥「やあねぇ、出撃前に一人きりで、提督に呼び出されたんでしょう。しかも矢矧のLVは99。そうなったら、もう、一つしかないじゃない。」ヒソヒソ
矢矧「?」
陸奥「え、まさか、何も言われなかったの?」ヒソヒソ
矢矧「…」
陸奥(あのヘタレ…セクハラはすぐするくせに、大事なことは言えないなんて…まったくもう。)
矢矧「ごめんなさい、って、さっきのはどういうことなのかしら?」ヒソヒソ
陸奥「ただの冗談よ。でも、もうすぐそれも現実になるかもね。」ヒソヒソ
矢矧「?どういうこと?」ヒソヒソ
陸奥「やあねぇ、出撃前に一人きりで、提督に呼び出されたんでしょう。しかも矢矧のLVは99。そうなったら、もう、一つしかないじゃない。」ヒソヒソ
矢矧「?」
陸奥「え、まさか、何も言われなかったの?」ヒソヒソ
矢矧「…」
陸奥(あのヘタレ…セクハラはすぐするくせに、大事なことは言えないなんて…まったくもう。)
276: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/25(月) 00:28:11.34 ID:vBLMYZzK0
矢矧「…言われたわ。」ヒソヒソ
陸奥「あら、そうなの!おめでt… 矢矧「はっきり言って少しショックだったわ。」ヒソヒソ
陸奥「…え。」
矢矧「実はね、目の赤さは寝不足じゃないの。不覚にも泣いちゃったのよ。」ヒソヒソ
陸奥(は?あの変 、矢矧を泣かせたの?確かに提督は変 だけど、女を泣かせるようなことは、絶対にしないのに…どういうことかしら。)
長門「敵艦隊を発見!これより戦闘に入るぞ!」
矢矧「話は後みたいね。さ、準備しないと。」ジャキッ
陸奥「え、ええ。」ジャキッ
陸奥「あら、そうなの!おめでt… 矢矧「はっきり言って少しショックだったわ。」ヒソヒソ
陸奥「…え。」
矢矧「実はね、目の赤さは寝不足じゃないの。不覚にも泣いちゃったのよ。」ヒソヒソ
陸奥(は?あの変 、矢矧を泣かせたの?確かに提督は変 だけど、女を泣かせるようなことは、絶対にしないのに…どういうことかしら。)
長門「敵艦隊を発見!これより戦闘に入るぞ!」
矢矧「話は後みたいね。さ、準備しないと。」ジャキッ
陸奥「え、ええ。」ジャキッ
284: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/25(月) 23:34:32.82 ID:vBLMYZzK0
---------------------------------
執務室
提督「…」
プルプル プルプル
提督「!どうした!」ガチャ
長門『こちら、長門だ。あらかた片付いた。敵が撤退しているが、どうする。追撃するか?』
提督「いや、今回はいい。くれぐれも注意して帰投するように。」
長門『了解しt…ぐあぁ!』
提督「なんだ!?おい!応答してくれ!」
執務室
提督「…」
プルプル プルプル
提督「!どうした!」ガチャ
長門『こちら、長門だ。あらかた片付いた。敵が撤退しているが、どうする。追撃するか?』
提督「いや、今回はいい。くれぐれも注意して帰投するように。」
長門『了解しt…ぐあぁ!』
提督「なんだ!?おい!応答してくれ!」
285: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/25(月) 23:39:51.16 ID:vBLMYZzK0
長門『すまない、別の敵艦隊と遭遇してしまった。編成は…戦艦3隻、重巡2隻に空母が1隻…ぐっ』
提督「えっ、マジで?すごい偶然だ。」
長門『何を言っているんだ?』
提督「おっと、すまない。それでは…全艦退却、速やかに鎮守府に戻ってこい!」
長門『了解した。皆、退却だ!…おい、矢矧、なにぼんやりしてるんだ!退却だ!矢矧!』
提督(やっべ…!)
提督「えっ、マジで?すごい偶然だ。」
長門『何を言っているんだ?』
提督「おっと、すまない。それでは…全艦退却、速やかに鎮守府に戻ってこい!」
長門『了解した。皆、退却だ!…おい、矢矧、なにぼんやりしてるんだ!退却だ!矢矧!』
提督(やっべ…!)
286: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/25(月) 23:49:40.14 ID:vBLMYZzK0
数分前…
長門「よし、あらかた片付いたな。提督へ連絡を入れるから、ここで、待機しているように。」
陸奥「ねぇ、矢矧。提督になんて言われたの?」
矢矧「いや、別に昔の失敗を責められただけよ。」
陸奥「…矢矧は提督のこと、好き?」
矢矧「な///何を言っているのよ///」アセアセ
陸奥「うふ、図星ね。…どこに惚れちゃった?」
矢矧「うーん…一言で言うなら、優しさ…かしら。」
陸奥「じゃあ、あなたが惚れちゃうほど優しい提督があなたを責める事なんて言うと思う?」
矢矧「それは…」
陸奥「いい?鎮守府に帰ったら、提督の話をしっかり聞くのよ。実はね…」長門「ぐあぁ!」
陸奥「長門!?」
長門「くそっ、敵襲だ!各自、衝撃にそなえろ!」
矢矧「!」
長門「よし、あらかた片付いたな。提督へ連絡を入れるから、ここで、待機しているように。」
陸奥「ねぇ、矢矧。提督になんて言われたの?」
矢矧「いや、別に昔の失敗を責められただけよ。」
陸奥「…矢矧は提督のこと、好き?」
矢矧「な///何を言っているのよ///」アセアセ
陸奥「うふ、図星ね。…どこに惚れちゃった?」
矢矧「うーん…一言で言うなら、優しさ…かしら。」
陸奥「じゃあ、あなたが惚れちゃうほど優しい提督があなたを責める事なんて言うと思う?」
矢矧「それは…」
陸奥「いい?鎮守府に帰ったら、提督の話をしっかり聞くのよ。実はね…」長門「ぐあぁ!」
陸奥「長門!?」
長門「くそっ、敵襲だ!各自、衝撃にそなえろ!」
矢矧「!」
287: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/26(火) 00:02:18.67 ID:Rer2ITVM0
矢矧(…あれ、こんな状況、どこかで)
『きゃあぁぁ!!!吹雪ちゃん!しっかりして!』『提督!吹雪に敵の砲弾が直撃!意識がありません!』『一刻を争います。そちらでも準備を』
矢矧(そうだわ…あのときと一緒…)
『総員、退却!』『あれ?矢矧さん?どこ行くんですか?』『おい、矢矧!どこ行くんだ!戻って来い!おい!』『だめ、吹雪が危険だわ。退却しましょう。』
長門「おい、矢矧、なにぼんやりしてるんだ!退却だ!矢矧!」
矢矧「…はっ」
長門「ボンヤリするな!早くこっちに来い!」
矢矧「あ…わかったわ」
陸奥「矢矧危ない!砲弾が!」
矢矧「えっ…あっ」
『きゃあぁぁ!!!吹雪ちゃん!しっかりして!』『提督!吹雪に敵の砲弾が直撃!意識がありません!』『一刻を争います。そちらでも準備を』
矢矧(そうだわ…あのときと一緒…)
『総員、退却!』『あれ?矢矧さん?どこ行くんですか?』『おい、矢矧!どこ行くんだ!戻って来い!おい!』『だめ、吹雪が危険だわ。退却しましょう。』
長門「おい、矢矧、なにぼんやりしてるんだ!退却だ!矢矧!」
矢矧「…はっ」
長門「ボンヤリするな!早くこっちに来い!」
矢矧「あ…わかったわ」
陸奥「矢矧危ない!砲弾が!」
矢矧「えっ…あっ」
288: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/26(火) 00:09:26.66 ID:Rer2ITVM0
矢矧(うそ、こんな近くに弾が…回避は…無理ね。…こんなものなのね。サヨナラ、皆…提督、ありがt…)「させないでちー!」
バーン!!
矢矧「…あれ?」
ゴーヤ「全く、ボンヤリしてちゃ、だめでち。さっさと帰投するでち。」
矢矧「な、なんでゴーヤちゃんが…?」
ゴーヤ「提督が言ったでち。『嫌な予感がするから、援護に行ってくれ。矢矧にまだ、言わなくちゃいけない事があるんだ。』って。」
矢矧「言わなくちゃいけない事…?」
ゴーヤ「幸い、こいつらならゴーヤだけでいけるでち。さっさと帰るでち。ほら、早く!」
矢矧「…ありがとう、ゴーヤちゃん」タイキャク
バーン!!
矢矧「…あれ?」
ゴーヤ「全く、ボンヤリしてちゃ、だめでち。さっさと帰投するでち。」
矢矧「な、なんでゴーヤちゃんが…?」
ゴーヤ「提督が言ったでち。『嫌な予感がするから、援護に行ってくれ。矢矧にまだ、言わなくちゃいけない事があるんだ。』って。」
矢矧「言わなくちゃいけない事…?」
ゴーヤ「幸い、こいつらならゴーヤだけでいけるでち。さっさと帰るでち。ほら、早く!」
矢矧「…ありがとう、ゴーヤちゃん」タイキャク
289: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/26(火) 00:13:33.24 ID:VO0QOtezO
港
矢矧「はぁ…なんとか帰ってこr…」提督「矢矧!」ガバッ
矢矧「ちょっ///提督///どうしたの?」
提督「ごめんな、出撃前にあんなこと言って。泣かせてしまって。」
矢矧「…だいじょぶよ。あの件は私の暴走なんだから。責められて当然…」
提督「違うんだ。責めるつもりじゃなかったんだ。」
矢矧「…どういうこと?」
提督「…矢矧、落ち着いて聞いてくれ。」
矢矧「はぁ…なんとか帰ってこr…」提督「矢矧!」ガバッ
矢矧「ちょっ///提督///どうしたの?」
提督「ごめんな、出撃前にあんなこと言って。泣かせてしまって。」
矢矧「…だいじょぶよ。あの件は私の暴走なんだから。責められて当然…」
提督「違うんだ。責めるつもりじゃなかったんだ。」
矢矧「…どういうこと?」
提督「…矢矧、落ち着いて聞いてくれ。」
290: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/26(火) 00:18:17.83 ID:Rer2ITVM0
提督「俺はお前が大好きだ。」
提督「一目見た時から、君のことしか考えられなくなった。」
提督「そして、矢矧が全てを守りたいのと同じように、俺は矢矧を一生守っていきたい。」
提督「矢矧、俺とケッコン、並びに結婚をしてくれ。」
291: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/26(火) 00:26:30.26 ID:Rer2ITVM0
矢矧「…えっ、」
提督「出撃前のことは矢矧を励ますつもりで言ったんだ。『もう、大丈夫だ。たとえ、君が自暴自棄になりかけたら、必ず俺が抱きしめて、励ましてやる』って、言いたかったんだ。」
矢矧「…うぅ、ぐすっ、エグッ」
提督「…泣くほど嫌か?」
矢矧「違うわ、嬉し涙よ。…ねぇ、提督」
提督「なんだい、俺の可愛いお嫁さん。」
矢矧「…もっと、ギュって抱きしめて欲しい///」
提督「もちろん。二度と離さないから、覚悟しろよ。」
矢矧「えぇ、望むところよ。…不束者ですが、よろしくお願いします。貴方」
提督「出撃前のことは矢矧を励ますつもりで言ったんだ。『もう、大丈夫だ。たとえ、君が自暴自棄になりかけたら、必ず俺が抱きしめて、励ましてやる』って、言いたかったんだ。」
矢矧「…うぅ、ぐすっ、エグッ」
提督「…泣くほど嫌か?」
矢矧「違うわ、嬉し涙よ。…ねぇ、提督」
提督「なんだい、俺の可愛いお嫁さん。」
矢矧「…もっと、ギュって抱きしめて欲しい///」
提督「もちろん。二度と離さないから、覚悟しろよ。」
矢矧「えぇ、望むところよ。…不束者ですが、よろしくお願いします。貴方」
292: ◆YOZJXnHFeg 2015/05/26(火) 00:34:40.60 ID:Rer2ITVM0
---------------------------------
提督「と、まあ、こんな感じ。」
大和「思いの外、いい話でした。」
矢矧「あなたたち、遺言はそれでいいのかしら?」ゴゴゴゴ
提督「…あれ?いつからいた?」
矢矧「最初から」
大督「」
矢矧「私、言ったわよね。絶対に話すなって。」
提督「お、おっしゃる通りです。」
矢矧「潔くてよろしい。それでは、主砲発射ヨーイ。」
提督「まあまてはなせばわか 矢矧「ってーーー!!!」
提督「ほげーー!!」
ズドドーン ヒエェェェ マテー! ユルシテー
大和「全く、いい夫婦ですこと。」
艦!
提督「と、まあ、こんな感じ。」
大和「思いの外、いい話でした。」
矢矧「あなたたち、遺言はそれでいいのかしら?」ゴゴゴゴ
提督「…あれ?いつからいた?」
矢矧「最初から」
大督「」
矢矧「私、言ったわよね。絶対に話すなって。」
提督「お、おっしゃる通りです。」
矢矧「潔くてよろしい。それでは、主砲発射ヨーイ。」
提督「まあまてはなせばわか 矢矧「ってーーー!!!」
提督「ほげーー!!」
ズドドーン ヒエェェェ マテー! ユルシテー
大和「全く、いい夫婦ですこと。」
艦!
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