さやか「いやーあれは凄かった……」

ほむら「はあ……」

さやか「ゆきなちゃんの家って外国格闘技の道場やっててさ、力も喧嘩もめっちゃ強いんだよ」

ほむら「……片や柔道の使い手、見物でしょうね」


さやか「ゆきなちゃんにサシで勝てるのは合気道が出来る仁美と喧嘩の強い男子だけだったからね」

ほむら「貴女は?」

さやか「無理、傷一つつけれずに終わる」キリッ


~~


ゆきな「……」

転校生「……」

さやか「叩かれた事で逆に冷静に……」

ゆきな「ああぁぁぁああ!!!!」

仁美「なってませんわ!?」


385: ◆3ZuTGqoEz. 2013/08/30(金) 17:52:23.01 ID:nynN5ZrM0

中沢「みんな離れろ!」

えりか「あたし先生探してくる!」

仁美「ゆきなちゃん落ち着いて下さい!」ダキッ!

ゆきな「うぁぁぁぁあっ!!」ブン!


バキッ!


まどか「きゃぁぁあッ!!」

さやか「仁美!鼻血が!」

仁美「大丈夫です……」ボタボタ

中沢「駄目だろゆきなちゃん!葉月にも志筑にもすぐ謝るんだ!」

ゆきな「ぎいいぃぃぃ!!!」ブンブン

中沢「椅子を振り回すなぁっ!?」


がやがや  ざわざわ



「何事?」「障害者が暴れてるみたい」「おいおいまたかよ……」


386: ◆3ZuTGqoEz. 2013/08/30(金) 17:53:57.72 ID:nynN5ZrM0

ゆきな「だあぁッ!!」ポイッ!

野次馬「うお、椅子投げてきた!」ガタン!!

中沢「今だ!」ガシッ

さやか「羽交い締め!あれなら……」

ゆきな「がぁぁ!!」ゴン!

中沢「ギャンッ!」

葵「頭突きぃ!?」

ゆきな「だぁぁあ!!」


ドムッ!!


中沢「グフッ……!!」バタ

恭介「中沢ぁぁぁあっ!!」

中沢「上条……お前の音楽……好きだったぜ……!」

恭介「バカやろう!!」

中沢「あぁ……時が見える……」


387: ◆3ZuTGqoEz. 2013/08/30(金) 17:55:51.08 ID:nynN5ZrM0

ゆきな「う゛ぅッ!!」ガシッ

あやか「鉛筆……まさか!?」

さやか「恭介!!」

仁美「上条君、逃げてー!!」

まどか「中沢君は!?」オロオロ

ゆきな「シャァァァアアッッ!!!」


ガシッ


転校生「ジオンのモビルスーツって好きじゃないんだよね、特にザク」

あやか(なんでガンダム!?)

さやか「ナイス転校生!後はみんなで取り押さ(

転校生「どけ」ガッ

ゆきな「やぁぁぁああッッ!!?」グルン


ドンガラガッシャン!!


さやか「机が……」ボーゼン

仁美「一本背負い……初めて見ましたわ……」


388: ◆3ZuTGqoEz. 2013/08/30(金) 17:57:33.24 ID:nynN5ZrM0

転校生「……」スタスタ

ゆきな「やだ!!来ないでっ!!!」ガシッ

転校生「捕まえた」

ゆきな「くぁwせdrftgyふじこlp;:」ジタバタ

転校生「根競べ……する?」ググググ

ゆきな「離して!!いやだぁぁああ!!!!」ダンダン!

転校生「なんつう馬鹿力……!」


仁美「横四方固め!あれならもう逃げられませんわ!」

まどか「でもゆきなちゃんが!!」

さやか「顔真っ赤だよ!!止めないと!!」

仁美「固め技ですから抵抗をやめない限り相当苦しいはずです……けど」

中沢「かけてる側だってかなりきついんだ……今変に外させれば体力を消耗した状態で興奮したゆきなちゃんに狙われる」

恭介「なんでそんなこと知ってるんだい?」

まどか「じゃあどうすればいいの……?」

さやか「あたしお水持ってくる!飲ませちゃえば落ち着くでしょ!」


~~


ほむら「小中学生って寝技がかなり制限されてるはずなのに固め技って……」

さやか「いや知らないって」

389: ◆3ZuTGqoEz. 2013/08/30(金) 17:59:59.55 ID:nynN5ZrM0

えりか「先生連れてきた!」

先生「大丈夫ですか皆さん!」

ゆきな「あぐ……ぐ!!」

転校生「……っ!」

先生「葉月さん!ゆきなちゃんを離して!」ガシッ

中沢「先生駄目だ!今は!」

先生「ゆきなちゃんの顔真っ赤じゃない!何かあったらどうするの!?離しなさい!!」グイッ

ゆきな「!!」パッ

転校生「大人のくせに……」ボソッ

先生(あっさり外れた!っていうか凄い汗!?)

ゆきな「うぁ゛っ!!」グワッ

転校生「ですよね」サッ

まどか「ダメェェェェエッ!!」


ガブッ!!


~~

ほむら「先生駄目すぎるわよ」

さやか「就任して二年目の先生だったんだ、許してやってよ」

390: ◆3ZuTGqoEz. 2013/08/30(金) 18:01:56.61 ID:nynN5ZrM0

さやか「お水持ってきたよ!……ってぇ!?」

仁美「離して下さいゆきなちゃん!」

先生「噛みついたりしちゃダメでしょ!!ゆきなちゃん!?」グイグイ!

えりか「左腕から血が!!」

まどか「い…今のって……」ガクガク

中沢「もしガードできなかったら喉に噛みついてた……」

まどか(想像しちゃった……!!)ドサッ


ゆきな「~~」

転校生「絶対離すなよ?」ガチッ!

葵「首元を足で挟んだ!」

仁美「三角締め……先生離れて下さい!!」ドンッ

先生「ちょっと何するの!」

転校生「らぁっ!」

ゆきな「~~っ!!!」

中沢「上下が入れ替わって三角締めが成立した!」

恭介「けど噛みつかれたまま……あれ?離した?」

さやか「落とした……」


391: ◆3ZuTGqoEz. 2013/08/30(金) 18:02:57.80 ID:nynN5ZrM0
~~

ほむら「あの子が通ってた道場何教えてるのよ……」

さやか「柔道じゃないの?」

ほむら「三角締めって小中学生はかけたら即失格級の反則よ」

さやか「まあともかくこれ以降はゆきなちゃんが葉月さんに因縁持っちゃってね、毎日喧嘩売ってはぶっ飛ばされてって感じ」

ほむら「そのうちに友情が芽生えたと」

さやか「まあね、けど間違えてることはちゃんと違うって言ってあげてたし……まあ変なことを教えたりしてる時もあったけど……」

ほむら「変なこと?」

さやか「芸をしこんでるっつーのかなぁ……」


397: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/04(水) 07:19:31.44 ID:oPBE+S5M0

~~

あゆ「……暇だな」

ゆきな「暇です」

さやか「あの二人ってなんでいつも一緒にいるのさ」

仁美「取っ組み愛をする仲ですから」

まどか「転校して一か月位経ってあゆちゃんも慣れてきたんだね!」

あゆ「なあゆきな」

ゆきな「はい!」

あゆ「暇つぶしにxxxしようぜ」

さやか「ブホォッ!!」

ゆきな「します!」ニコッ

仁美「まあ……!」

あゆ「あぁっ!?」ドン!

ゆきな「しませんしません!!xxxしません!!」フルフル

あゆ「なんでもかんでもはいはい言ってんな屑」

ゆきな「ごめんなさい……」

~~

ほむら「完全に彼女のおもちゃじゃないゆきなちゃん」

さやか「でも絡まれると嬉しそうだったよゆきなちゃん」

398: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/04(水) 07:22:28.40 ID:oPBE+S5M0

ゆうか「あ、また適当な返事して怒られてるんでしょ!」

ゆきな「してません!してません!」

あゆ「へぇ嘘つくんだ?あたしの前で?」

ゆきな「ついてません、ついてません!」ブン

あゆ「よ」パシ

ゆきな「ああああああ!!」ドシン

あゆ「はい一本、あたしの勝ち!」

ゆきな「うああ!!」ガチン!

あゆ「噛みつきも外れ」ヒョイ

ゆきな「やだ!やだ!!」

あゆ「今日のお仕置きは逆膝十字固めな」ガシ

ゆきな「いやだぁぁあああ!!!」

葵「ちょっと!何事?」

さやか「いつもの」

えりか「なーんだいつものか、飽きないねぇ……」


~~

ほむら「先生や親はさぞかし頭が痛かったでしょうね」

さやか「先生は完全に舐められていたわけですが」

ほむら「これいじめじゃないの?」

さやか「本人たちは楽しそうだったし良いんじゃないかな」

399: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/04(水) 07:23:55.82 ID:oPBE+S5M0

~~

あゆ「暇だな」

ゆきな「暇です」

さやか「今日は雨だかんねー」

まどか「外で遊べないね」

あゆ「おいゆきな、なんか歌えよ」

ゆきな「はい!」

さやか「なんかって……ゆきなちゃんが何歌えるのよ」

あゆ「sakura」

まどか「あ、私も一緒に歌おうかな!」

ゆきな「夢心地の 朝一番に~♪」

まどか「 」

さやか「sakura……」

ゆきな「ふー……かすーぎて~♪」

あゆ「しかもフルver」

さやか「何仕込んでんのよ……」

あゆ「最初から歌えたけど?」

さやか「嘘でしょー?」

あゆ「……」

~~

ほむら「これで毎日殺りあう仲って……」

さやか「ゆきなちゃんがふっかけるから喧嘩になるのであって……」

ほむら「あの子が煽るからでしょ……」



400: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/04(水) 07:25:58.29 ID:oPBE+S5M0

~~

まどか「おかずのメンチカツ余ってまーす!」

「何……だと……?」「戦争が……始まる……!」「給食センターめ……罪なことしやがる!」

あゆ「殴りあって最後まで立ってたやつの勝ち?」

まどか「ちゃんとじゃんけんで決めるの!」

あゆ「じゃあ興味ねーよ」

さやか「あんた暴力沙汰好きだね本当」

ゆきな「……!」キラキラ

あゆ「……」

ゆきな「……!」ジー

あゆ「……殺すぞ」

ゆきな「 」ビクッ! シュン…

さやか「あれ?ゆきなちゃんじゃんけんやらないのー?」

ゆきな「……」チラッチラッ!

あゆ「口で言わなきゃ分からない」

ゆきな「一緒にやる?一緒にー!」

あゆ「 勝 手 に や れ 」

ゆきな「あゆちゃん一緒にやる!一緒にやる!」

あゆ「 畳 む ぞ て め ぇ 」

さやか「まあまあ!じゃんけん位良いじゃない!」グイグイ

まどか「じゃあ私とじゃんけんして勝ち残った人ね!」


~~

ほむら「まどかとジャンケンってなにそれ羨ましい……!」(すでに落ちが読めるのだけど)

さやか「あ……え?う……うん!そうだね!」

ほむら「続けて、どうぞ」

さやか「う、うん……」

さやか(なんだ今の……)

401: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/04(水) 07:27:50.35 ID:oPBE+S5M0

~~

まどか「最後は一騎打ちだね!」

あゆ「……ったく」

ゆきな「……!」キラキラ

まどか「どっちが勝っても恨みっこなしだよ」

あゆ「パー出してあげようか?」ニヤニヤ

ゆきな「……!」

先生「あらあら!葉月さんは優しいのね!」

さやか(いやあれ超極悪笑顔だよ……)

あやか(絶対謀ってるよあれ……)

ゆきな「……」

まどか「じゃんけん……ポン!」

あゆ「パー」

ゆきな「グー」

先生「ちょ」

ゆきな「騙した!!」ダンダン

あゆ「ばーか!お前の手なんか目で見て反応出来るっつうの!騙すまでもねえよ!」ケラケラ

ゆきな「ぎぃぃぃい!!」ダンダン!

あゆ「うるせえ畳むぞ」ギロ

ゆきな「ふー!」ブツブツ

さやか「うわぁ……」

葵「勝つ気満々だったわけね……」

402: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/04(水) 07:28:54.92 ID:oPBE+S5M0

まどか「あの、えと……はい……」

あゆ「あんま好きでもないんだよなー……」チラ

ゆきな「……」ジー

あゆ「……」チラチラ

さやか「おお!あゆにもそんな優しさが?」

仁美「それが大きなミステイク、ですわ」

あゆ ス

ゆきな「……!」パァァ

あゆ ヒョイ パク!

ゆきな「きいぃぃぃっ!!」

あゆ「ん、美味しい!」サクサク

さやか「えぐい……」

先生「ちょい」


403: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/04(水) 07:30:34.87 ID:oPBE+S5M0

あゆ「あれ?なんで大きな声出してるの?」

ゆきな「うあ゛ぁぁぁっ!!!」

あゆ「なんで大人が注意しないの?」ボソッ

先生「 」

ゆきな「あ゛あ゛ぁぁっ!!」ブォン!

あゆ「ほい」ヒョイ

ゆきな「あう!!」バタン!

先生「ちょっと!二人とも!」

あゆ「はい一本、今日もあたしの勝ち」ガシッ

ゆきな「嫌だぁぁぁぁあ!!」

先生「離しなさい!葉月さん!!」

あゆ「残念」

ゆきな「……!」ホ

あゆ「お仕置きはお昼休みだ」ボソ

ゆきな「 」ビクッ

さやか「ちょっと!パニックたりしたらどうするのよ!」ボソ

あゆ「大丈夫だろ、暴れたらもっとボコるし」

さやか「ちょい」


404: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/04(水) 07:35:45.41 ID:oPBE+S5M0

~~

ほむら「まあ……歪んだ友情のようなものを感じたわ」

さやか「あ……うん、あたしはあんたの歪んだ愛を感じたよ」

ほむら「失礼ね」

さやか(無意識だったんか……)

ほむら「そうとう強いのね彼女」

さやか「あ、うんまあね」

ほむら「なぜ挑んだの」

さやか「なんかこう……怒りを我慢できない気持ちの方が大きかった、バーンと怒ってみた」

ほむら「私が思ってるより貴女馬鹿なのね」

さやか「ゆきなちゃんが勝てるならあたしも勝てるんじゃないかと思った」

ほむら「ちょっと待って、ゆきなちゃん勝てるの?」

さやか「なんかもともと技の相性が良くないみたいで普通に勝負すると勝てないみたい」

ほむら「普通に勝負って理屈が分からないわ……」

さやか「えーっと……あれは5年生の秋ごろで……」


405: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/04(水) 07:37:40.78 ID:oPBE+S5M0
~~

ゴロゴロゴロ……ピシャーン! 

ザーザー ガタガタ

あゆ「……暇だな」

ゆきな「暇です」

さやか「インフルエンザの流行でみーんなお休み」

仁美「うちのクラスで登校したのは男女含め10人ぽっち……」

葵「先生までお休みだもんね……」

えりか「まどっちも今日はお休みかー」

あやか「台風も夕方ごろ通過するみたいだし……」

中沢「どう考えても早退から学校閉鎖の流れですありがとうございました……イヤッタゼェ!!」

恭介「最初に自習って言われてからすっと放置でもう2時間目になっちゃうよ」

ゆうか「いい加減飽きた!」

さやか「すげー……校庭がプールになってるよ!」

~~

ほむら「ちょっと!まどかが出てこないじゃない!」ガタ

さやか「じゃあやめようか?」

ほむら「……続けて」

さやか「あ、聞きたいんだ?」

ほむら「尻切れトンボなんてあんまりよ」


406: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/04(水) 07:38:52.55 ID:oPBE+S5M0

~~

あゆ「は~……」

ゆきな「う~!授業始まんないの!!」

さやか「ゆきなちゃんもイライラしてきたかー」

葵「あたしもイライラしてきたー!思いっきり遊びたーい!!」

ゆうか「この後はどうせ給食食べて」

えりか「体育館集まって」

恭介「親が迎えに来るのを待つだけか……さやかは今日は家かい?」

さやか「多分ねー」

あやか「でもそれまでどうしよう……」

ガラッ

中沢「職員会議で今日は早退が決まったってよ!給食まで自習だって、プリント貰ってきた……ヤアッテランナイゼ!」

ゆうか「そんなの燃やしてこいし」

さやか「うへ……3枚も……」


~~

ほむら「ふざけた学校ね」

さやか「先生も半分以上がやられちゃって手が回らなかったみたいだね」

407: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/04(水) 07:40:58.36 ID:oPBE+S5M0

~~

あゆ「終わった……なんだこのゴミみたいな問題の数々は」

ゆきな「終わりましたー!あゆちゃんに勝てなかったー」

あゆ「お前が勝てるわけないだろカス」

~数分後~

仁美「これこの前の問題の焼き直しですわ……」

~5分後~

恭介「ちょっとこれはどうかと思うかな……」

~さらに5分後~

あやか「あたしもおしまい!」


葵「出た優等生軍団……」

えりか「良し終わり!」

さやか「あんたは味方だと思ったのにー!」

ゆうか「まあまあ、皆もう終わるじゃない」

中沢「じゃあ答え合わせするか!」


408: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/04(水) 07:42:08.60 ID:oPBE+S5M0

~~

ゆきな「イライラしてないのイライラー」ブツブツ

ゆうか「まだ3時間目半ば……」

あやか「先生も30分くらい前に見回りに来たっきり……」

さやか「答え合わせも超スムーズに終わってしまった……」

中沢「寝るか……」

あゆ「なあ」

さやか「あん?」

あゆ「早退って具体的にどうやんの?」

さやか「ああ、体育館にみんなで集まって保護者が来るのを待つんだよ。今日先生が来れないのはその連絡をみんなの親にしなくちゃいけないからだね」

あゆ「皆って生徒全員?」

さやか「そりゃね」

葵「そういや弟が3年生にいるんだっけ?」

あゆ「あれはどうでもいいや」

さやか「ひでぇ……」

あゆ「よし、ゲームしようぜゆきな」ガサゴソ

ゆきな「はい!ゲームします!」ピョンピョン

えりか「ロッカーなんか漁ってなにすんのさ?」

あゆ「さやかと葵、体操服借りるよ」

さやか「え?まあいいけどさ」

葵「自分たちのと含めて4着も何に使うのよ?」

あゆ「えっと新聞紙と……セロテープは……と」

恭介「手伝おうか?」

あゆ「ん?じゃあ机並べといてよ、こんな感じで」カッカ

中沢「真ん中に四角形の空間を作ればいいんだな、分かった」



409: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/04(水) 07:45:46.84 ID:oPBE+S5M0

あゆ「ゆきなはこっち、手出して」

ゆきな「はい」

あゆ「よ……試合で使うグローブってこんな感じか?」グルグル

ゆきな「?」ギュッギュッ

あゆ「外れる?」

ゆきな「?」

あゆ「素振りしてみな」

ゆきな「!」シュッシュッ!

あゆ(やっぱこいつのパンチ危ねぇ……)

ゆうか「出来たけどどうするの?」

あゆ「たまには試合しようぜゆきな」

ゆきな「試合?」

あゆ「そ、喧嘩とか抜きで純粋な技術比べだよ……だから今日は噛みついたり椅子を振り回すのは無しだからな」

さやか「ちょっとあんたなに言ってんのよ……」

あゆ「ガス抜きもかねて暇つぶしだよ、体育館で暴れられたんじゃたまらないし」

中沢「いいんじゃねえの?どうせ遊びだろ?」

ゆきな「コンバするの?」

あゆ「……あー……勝負しようってこと!」

ゆきな「します!」

中沢「他流試合だろ?ルールどうすんだ?」

仁美「プロレスか総格でよいのでは?」

あゆ「じゃあ3秒ダウン、10秒場外、抑え込み30秒とクリーンヒットで一本」

仁美「妥当ですかね」

さやか「やる流れは止まらないわけね……」

~~

ほむら「誰も止めないのね」

さやか「もう刺激があるなら何でもいいって感じだったの!」



ほむら「」

410: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/04(水) 07:48:42.69 ID:oPBE+S5M0

~~

あゆ「あれ?キックなのに裸足でやんないの?」

ゆきな「はい、ちゃんと靴履きます!」

あゆ「へんな流派……ま、あたしは柔(やわら)だからね」

中沢「柔道対キックボクシングか……!」

さやか「ゆきなちゃんって試合は強いの?」

あやか「毎日練習してるらしいけど……」



仁美「それでは……試合開始!」

ゆきな「っ!」シュッ!

あゆ「おっと!」サッ

葵「速い!」

中沢「やはりアウトからミドルのレンジはゆきなちゃんの距離だ!」

ゆうか「なんつーガチバトル……」

えりか「あゆが踏み込んだ!」

あゆ「そら!」ビッ

ゆきな「!」ガッ

あゆ「おっと!」ス

ゆきな「やぁっ!」ブン

中沢「葉月のフック!ゆきなが受けて横蹴り避けて裏拳打ち!サイドブロー足刀蹴rいやミドルフkおお、掴んだ!」

さやか「柔道とか言いながら思いっきりパンチしたりしてるのはどういうことなの……」

中沢「あれは柔術の一つである日本拳法だ!」

恭介「君は一体……」


~~

ほむら「中沢って一体……」

さやか「格闘技が好きらしいです」

411: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/04(水) 07:52:08.40 ID:oPBE+S5M0

あゆ「貰い!」グルン

ゆきな「!」バッ

あゆ「っそ!」ザッ

中沢「四方投げ……読みの横打避けてバックハンド!おっと、葉月優勢だ!」

えりか「え?そうなの?」

中沢「基本的に近づけば近づくほど投げ技を使える葉月が有利なんだ、反対に離れれば離れるほど蹴りの強いゆきなが優勢だ!」


あゆ(成程……足首から先、つまり靴そのものを武器として使うから履いて戦うのか……)

あゆ「だがその分、膝蹴りが無いようだな!」

ゆきな「はっ!」

あゆ「おっと」

ゆきな「エヤッ!」ブン

あゆ「っ!」バッ!

葵「今の払い蹴りで間合いが離れたってことは……」

ゆうか「今度はゆきなちゃんが有利なのね!」

さやか「しっかしあゆも良く避けるなあ……」

中沢「さっきの四方投げを見るに、彼女は返し技や合気の類を苦手としているようだ……」

恭介「君は一体……」

~~

ほむら「確かに合気道は柔術のひとつを発展させて精神論でまとめた物だけど柔術とはまた別物なのよ?」

さやか「あたしに言われてもよく分かんないって……」

412: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/04(水) 07:57:50.86 ID:oPBE+S5M0

ゆきな「えい!」ビッ

あゆ「取った!」スッ

中沢「入り身で入った!」

ゆきな「つ!」シュッ

あゆ「!」パシッ

中沢「パンチを捕まえた!そのまま一教に……」

仁美(無理です、極まっていません)

ゆきな「やっ!」ブン

あゆ「ぐ!」サッ

中沢「やはりお互いにレンジが違う……だから牽制の掛け合いになりがちだ」

恭介「なんだこいつマジで」


あゆ「ならこれだ!」ガッ!

ゆきな「きゃ!」ドタン

さやか「飛び込んで倒した!」

中沢「横捨て身がけからの逆十字……いや極まらない!」

あゆ「馬鹿力め!」バッ

ゆきな「や!」ビッ

あゆ「ち!」ダン

葵「起き上がりの一撃で葉月さんの体制を崩した!」

えりか「じゃ次の一発は避け切れないってこと!?」

~~

ほむら「冷静ならちゃんと勝負になるのね」

さやか「葉月さんによると返し技をちゃんと警戒して動くから捕まえられないんだって」

ほむら「そう……」

413: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/04(水) 07:59:22.96 ID:oPBE+S5M0

ゆきな「っ!!」グルン

あゆ「やっべ!」バッ

中沢「ガードに入った!」

ゆきな「やあっ!!」ドン!!

あゆ「痛ッ!!」


ガターン!!ドシャァ!!


えりか「吹っ飛んじゃった!?」

さやか「机が……」

あゆ「 」

仁美「1,2,3!ゆきなちゃんの勝ちですわ!」

あやか「葉月さん!?葉月さん!!」

ゆきな「あゆ……ちゃん?」

さやか「目を開けて!ねえ!」


~~

ほむら「貴女に入ったレッグバズーカもそれくらいの威力あったわね」

さやか「あれは痛かったなー……一瞬意識飛んだもん」

ほむら「……」

さやか「綺麗に真ん中に入ってたよね……あいつめ今度会った時には……!」

ほむら(気付いてないのね……馬鹿)

414: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/04(水) 08:00:22.07 ID:oPBE+S5M0

仁美「ふむ……大丈夫、ちょっとしたら目覚めますわ」

あゆ「あっ!……っててて……」

さやか「あ、本当だ」

ゆきな「ごめんなさい!ごめんなさい!!」

あゆ「あん?」

ゆきな「ごめんなさい!!」ポロポロ

あゆ「あー……ナイスキック!」ポン

ゆきな「グスッ……?」

あゆ「負けたよ、ゆきなの勝ち」

ゆきな「勝……ち?」

あゆ「いつもはあたしが勝つじゃんか」

ゆきな「ヒック……うぅ……グス……」

ゆうか「めっちゃ泣いてる……」

あゆ「おーおーここぞとばかりに嬉し泣きとはね!」

ゆきな「泣いてないっ!……泣いてない!」ボロボロ


415: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/04(水) 08:01:21.96 ID:oPBE+S5M0

あゆ「嬉しいんなら良いじゃんか」

ゆきな「違います!違うのっ!!」

あゆ「嬉し泣きってことにしとけって」

ゆきな「……」

中沢「しかしすごかったぜゆきな!最後のローリングソバット!!」

えりか「必殺技って感じで格好良かったよ!」

仁美「立ち回りも見事でした、ちゃんと毎日お稽古してるんですね!」

あゆ「一度もゼロレンジ・コンバットに出来なかった……」ソウナレバマケナイノニ…

葵「動きも速いし!今度一緒にサッカーしようよ!」

ゆうか「あたしなんて何が起きてるのか分からなかったもん……」

さやか「ほら、別に泣くことないじゃない!ちゃんとした勝負だったんだからさ!」

ゆきな「う……うああああん!!」ダキッ

あゆ「気持ち悪いんだよ!離れ(いって!くそ……腰が……!」

ゆきな「ああああぁ……!!」

恭介「ふふっ、これはちゃんとした嬉し泣きだね」

あやか「嬉し泣きなんて、するんだ……」

さやか(知らなかったなぁ……)

あゆ「お前ら今まで何見てたんだよ……」

さやか「ぐ……馬鹿にした笑顔……」


416: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/04(水) 08:04:02.69 ID:oPBE+S5M0

ほむら「感動的ね」

さやか「まあこの後『ゆきな勝ったーゆきな勝ったよー』って調子に乗ってぶっ飛ばされたけどね」

ほむら「だが無意味だわ」

さやか「まあでもほら、最後には普通に会話出来るようになるくらい成長したんだよ?お別れ会の時なんて原稿用紙二枚分位の長いスピーチであの葉月さんを泣かせたくらいで……」

ほむら「少し気になっていたのだけど」

さやか「何?」

ほむら「今の方が彼女に対してよそよそしいのね」

さやか「あ~……なんか中一の終わり頃からね……」

ほむら「そう……」

さやか「……」

ほむら「……悪いこと聞いたわね、それじゃ」

さやか「あ、送るよ!」

ほむら「大丈夫よ、御馳走様」

さやか「うん……お休み……」

ガチャ パタン

『ごめん……』

ほむら「聞こえなかった事にしておくわ」

417: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/04(水) 08:07:44.82 ID:oPBE+S5M0
ほむら(あの子に対してはまどかもどこかよそよそしいし……仁美に聞くのが一番なのかしら……)

ほむら「……なんであの子の事なんか気にするのよ、敵よ敵」

詢子「どの子の事が気になるのかなぁ~?」

ほむら「ひゃあ!!」ビクゥッ!!

女性「うちの娘の同級生さんかな~?」

ほむら「あ……あぁ……!」ガクガク

詢子「てめぇこんな時間まで制服でほっつき歩くたぁ良い度胸してんじゃねえかぁ?」

女性「ちょっと教育的指導が必要だね!」

ほむら(不味い……!考え得る限り最悪の相手に捕まった、しかも酒臭い!絶対ヤバい!!)

詢子「まあ15歳ってのは悪いことの一つもしたくなる年だよなぁ……よし!今日はあたしが夜遊びの仕方ってもんを教えてやるからな!」バンバン!

ほむら「は……はい……」(言っちゃった……!)

詢子「まどかも最近やっと夜遊びするようになって、あたしも安心したもんさ」ウンウン

女性「悪い先輩に絡まれてるんじゃ無いかって心配してたくせに!」

詢子「さやかちゃんが一緒って分かれば心配する必要が無いじゃんか、あとは男に恋の一つでもしてくれりゃあな~……」

ほむら「そ……そうですね……」


418: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/04(水) 08:09:29.73 ID:oPBE+S5M0

詢子「ほむらちゃんはそういう相手居ないのかい?」

ほむら「わ……私は……」

女性「あ!この子がほむらちゃんなの?」

詢子「おやぁ?初めてかい?」

沙織「はーい!さやかちゃんのママでーす!さおりんって呼んでね!」

詢子「あんたあたしより二つも年上なんだからさぁ……そういうの考えてくれよ沙織さん」ダキッ

沙織「大丈夫だよねーほむらちゃん!」ガシッ

ほむら「ちょ」ニゲレナ…

詢子「おし!あそこ行くか!」ズルズル

沙織「和子来ないわけー?」ズルズル

詢子「今日は辛いってさー」

沙織「あたしの誘いを断るとは偉くなったなーあいつ!後で呼び出しだね」

ほむら(これ一番あかん組み合わせだわ……けどまどかの母親を力づくって訳には……)


424: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/08(日) 03:07:00.92 ID:ssPapnMf0


~スナック あかね~


ママ「いらっしゃーい!お、ええとこきたなぁ、今日はもう店じまいにしようか思っとったとこやでぇ……」

詢子「ほらママ見てくれようちの新しい娘だ!」

ママ「またまどかちゃんにお姉ちゃんが出来たんかいな!しかしえらいベッピンさんやな!」

ほむら「あ、あの……」

沙織「ほら自己紹介!」パン!

ほむら「あの……暁美ほm」モジモジ

詢子「あぁ!?」ギロッ

ほむら「か……かか鹿目ほむらですぅ!」ビクビク…

ママ「がははははは!またかわええ娘さんやのぉ!ほらこっち座りんさい、飲み物なにがええ?」

沙織「ボトルまだあったっけ?」

ママ「おう!水でしっかり薄めといたで!」

詢子「オッケー!アイスとウーロン一本、ほむらちゃんにジンコークだ!」

ほむら(帰りたい!!)

425: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/08(日) 03:10:25.85 ID:ssPapnMf0

ほむら(何故カラオケなんて始まってしまったの……しかもこのコーラ不味いわ)

詢子「飲み過ぎたのは~♪あちしのせいさ~♪」

沙織「早く帰れよ旦那が待ってるぞぉ♪」

詢子「飲み過ぎたのは~♪あたしのせいよ♪」

沙織「明日も仕事さ辛いんよ♪」

ほむら(ノリノリで替え歌ね……)メッチャナレテル…

二人「「水割り 行ずり 古い傷ぅ 詢子と沙織のラブゲーム~♪」」

ママ「がははは!!相変わらず妙に上手いのぅ二人は!」

詢子「なんせ十八番だからねぇ……」

沙織「さーほむらちゃんも歌おうか!何歌うのー?」

ほむら(ヤバい……)

ほむら「いや……わたしは……その……」

詢子「てめぇ……あたしの前で歌えねぇってか?」ガン

ほむら「ほむぅ……」

ママ「恥ずかしいよなーこないとこで歌うのは、ましてや相手は酔っ払いやし」

詢子「酔ってねえから!」グビ

ほむら「いえ……あの……」


426: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/08(日) 03:12:19.54 ID:ssPapnMf0

沙織「じゃあお姉さんと一緒に歌おうか!」

詢子「お姉さんとか冗談だろババア」

ママ「せやせや!あんたがお姉さんならうちなんて美少女やで!」

沙織「なんだとー!」ムキー

ほむら「あ……あの……喧嘩しないで……!」

詢子「ぶっはははは!!天使だ、天使だよこの子!!まどかの次位に天使だ!」

沙織「ママ!ほむらちゃんにジンコーク!」

ほむら「そういえばこのジンコークってなんですか……その……ちょっと変な味がするっていうか……」

沙織「へ?お酒だよ?苦手ならスクリュードライバーにする?」

ほむら「 」

沙織「ママやっぱスクリュードライバー!!」

ママ「はいよー!」

ほむら(もうどうにでもなーれ!)

427: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/08(日) 03:13:51.23 ID:ssPapnMf0

沙織「君が居たなーつは♪」

ほむら「遠い夢の中♪」

二人「「そーらにきえてーった 打ちあーげはなーび!」」

ほむら「空に 消えてった 打ち上げ花火……」

沙織「ブラボーほむらちゃん!良い歌声だね!」

ほむら「えへへ……!」

ほむら(酔ってるんだと思うと楽しくなってきた!)

詢子「ひっこめババァ!てめぇのせいでほむらちゃんの美声が台無しだ!!」

沙織「なんだとー!」

ママ「おっしゃ!次はうちやな!」ピッピ

ほむら「待ってました!」パチパチ

ママ「おうおう!ほむらちゃんも乗って来よったな!」ピピピピピピピ

428: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/08(日) 03:15:00.81 ID:ssPapnMf0

ママ「ただ誰より 瞳綺麗な……恋人~♪」

詢子「ああもう!鈴木雅之なんて渋いなあ畜生!」

沙織「うっとりしちゃうなぁ!」

ほむら「とっても素敵でした!」

ママ「せやろせやろ!大阪ラプソディーだけが能じゃないんやで!」


からんからん


和子「まったく明日も仕事だって言うのに……」ブツブツ

沙織「とか言いながら来てくれるあんたが大好きだー!」ダキッ

和子「沙織さんは口ばっか!」

ほむら「こんばんは!」ニパ!

和子「あら、こんばんはほむらちゃん」ニコ

詢子「よう来たか!まあ一杯飲めよ!」

和子「おい待て」

429: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/08(日) 03:16:56.03 ID:ssPapnMf0

和子「なんでほむらちゃんが居るのよ!」

ほむら「えへへ///」スリスリ

詢子「娘が母親といて何が悪い」ドン!

和子「教育者として頭が痛いわ……」

詢子「深夜徘徊してたから拾ったんだよ」ボソ

和子「この格好で?制服よ?」ヒソ

沙織「訳ありかな?」ヒソ

ママ「しっかり悩み聞いたれやこの年で独り暮らしはキツイで」ヒソ

詢子「いまなら良い具合に出来上がってるからな、ペラペラ喋るかもよ~?」

ほむら「♪」パタパタ

和子(上半身を揺らしながら足をパタパタさせてる……確かにご機嫌ね……)


430: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/08(日) 03:18:20.40 ID:ssPapnMf0

沙織「まあまあそんなことより乾杯しようよ!ほらグラス出して!」

ママ「ほな、詢子のとこの新しい娘さんに乾杯や!」

和子「はいはい、乾杯」

ほむら「乾杯!」

詢子「いえーい!ありがとう!」

沙織「ほーらほむらちゃん歌って歌って!」

ほむら「はーい!」ピッピッ

和子「AKBでも歌うのかしら?」


曲名、《銀の竜の背に乗って》


和子「 」

詢子「まどか並に渋いところ来たな!」

431: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/08(日) 03:20:50.67 ID:ssPapnMf0

ほむら「あの青ざめた海の彼方で~」

沙織「癒されるなぁ……」

ほむら「急げ悲しみ 翼に変われ 急げ傷跡 針盤になぁれ」

和子「 」

詢子「良い歌声だろ?」

和子「ツッコまないわよ」

ほむら「明日僕は 龍の足元へ がけを登り~呼ぶよ♪」

「「「さあ、行こうぜ!!」」」

ほむら「銀の~龍の背に乗って~♪」

詢子「届けに行こう 命の~砂漠へ」

ほむら「銀の~龍の背に乗って~♪」

沙織「運んで行こう 雨雲の渦を~♪」

和子「あはは……」パチパチ…

ママ「天使やの……」

433: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/08(日) 03:22:41.88 ID:ssPapnMf0


ガタン!! ダッダッダッダ!


二組女4「じゃあかあしいわぼけえぇぇっ!!上では女子中学生が寝とんのや酔っ払いども!!」

ママ「じゃかあしいのはあんたじゃかえで!!ちゃんとドア閉めて寝ろ言うとるやろが!!」

和子「ごめんねかえでちゃん……」

二組女4「って先生かいな……ん?」

ほむら「まだ飛べーない雛たちみぃたいに~♪」

二組女4(なんで東京者がおんねん!)

沙織「ほらほら子供は早く寝た寝た!折角のお肌が荒れちゃうよ?」

二組女4「美樹のおかんやん……」

沙織「だからさおりんだって!」

二組女4「ちょいまてなんで東k(」

ママ「はよ引込めやボケ!!」

二組女4「~~っ!言われんでもそうすらぁ!!」

ほむら「明日僕は 龍の足元へ がけを登り~呼ぶよ♪」

「「「さあ、行こうぜ!」」」

二組女4「だあ~~もうっ!!」バタン!



434: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/08(日) 03:24:34.07 ID:ssPapnMf0


チュンチュン


ピピピッピピピッ!パチン!


まどか「ん~!はぁ~……」ノビー

まどか「さて!」


ドン!


まどか「ほぇ?」

ほむら「zzz」

まどか「……あれ?」

ほむら「エヘヘ……zzz」ギュ

まどか「訳が分からないよぅ!?」

ほむら「あ……おはようまどか……」

まどか「お、おおおおはようっ!?」

435: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/08(日) 03:25:44.63 ID:ssPapnMf0

ほむら「……」ボケー

まどか「あの……聞いて良い?」

ほむら「昨日あなたの母親たちに連れ去られたわ……」

まどか「そっかママが……ごめんね」

ほむら「気にしないで、とても楽しかったから」

ほむら(頭痛が……)

まどか「あっと……それでね、聞きたいことが」

ほむら「吐き気が……ぐっ……!!」ウプ…

まどか「わ!えっと、なんか持ってくる!!」

まどか(ほむらちゃんの額に肉って書いてあるのが気になるよ!)


436: ◆3ZuTGqoEz. 2013/09/08(日) 03:33:41.34 ID:ssPapnMf0

知久「取り敢えずほむらちゃんは僕が責任もって看病しておくから、学校へ行っておいで」

詢子「いやぁ~つい天使を拾っちゃったよ~!」

知久「ママ?」

まどか「ママ……」

詢子「正直すまなかった」

~~

まどか「おはよう!」

さやか「あれ?今日は珍しく遅いじゃん?」

仁美「最近は先に来て筋トレして待ってるのが日課でしたのに……」

まどか「改めて言わないでよ!」

さやか「新ジャンル、筋トレ系美少女だね」

仁美「いえ、妹……」

まどか「かってに変なの作らないで!」

さやか「冗談冗談!さ、走るよ!」タッタッタッタ

まどか「あ!待ってよー!」タタタタタ

仁美(これだけは追いつけませんね、まどかさん)タッタッタッタ

443: ◆zvgbQuBPUA 2013/09/21(土) 03:57:53.32 ID:mrVqglhe0

まどか(やばいよぉ……いつもほむらちゃんと一緒に登校してる杏子ちゃんがまだ来てないよ……)

和子「えーですから、明日が休みだからとうつつを抜かしすぎる事が無いように、節度を持って云々」

まどか(大人って凄いんだなぁ……)

ガラッ!

杏子「セーフ!」

和子「アウトです、席に着きなさい」

杏子「違うんだって、聞いてくれよ先生!ほむらが家にいないんだ……んでこの辺探してみたんだけど何処にもいないんだって!」

さやか「ちょっと杏子!それどういうこと!?」

杏子『考えたくはないけど……』

さやか『そんな!?だってあたし昨日遅くまでほむらと一緒にいたのに!!』

まどか(二日酔いして家で寝てまーす!……なんて言えないよね……)

444: ◆zvgbQuBPUA 2013/09/21(土) 03:59:28.28 ID:mrVqglhe0

和子「落ち着いて、まずは席に着きなさい……」

杏子「先生!」

和子「まず暁美さんですが今日は体調不良でお休みです」

さやか「え?連絡あったんですか?」

和子「はい頭痛、吐き気、目眩が酷くとても登校できる状態では無いようなので今日は休みますと(鹿目家から)連絡がありました」ハァ

杏子「……そっか」ホ…

まどか(何あの心底安心した感じの表情!?ギャグなら言えるって思ってたのに!)

仁美「何事も無いようで良かったですね」ボソ

まどか「そうだね!」ニコッ!

まどか(もうばらすのアレだし……黙ってよ……)


446: ◆zvgbQuBPUA 2013/09/21(土) 04:01:31.23 ID:mrVqglhe0

杏子「ったく居ないなら居ないであたしには連絡寄越せってんだよ!」

さやか「いやもう本当朝から焦らせないでよ」

まどか「そうだね」

あゆ「何がそうなの」

まどか「いやぁぁあぁぁあっ!!!」ガタン ガン!

仁美「ああ……立った勢いで脛を打ちましたわ……」

まどか「~~」プルプル

かえで「うわ……痛そ」

さやか「何しに来たのよあんたたち!」

あゆ「暁美さんにお用事があって」

かえで「うちもや」


447: ◆zvgbQuBPUA 2013/09/21(土) 04:04:02.96 ID:mrVqglhe0

杏子「悪いね、今日はほむらお休みなんだ……伝言なら聞いてやるけど?」

あゆ「……いや、いい」

かえで「うちも、自分で言わな気がすまん」

あゆ「ついでに聞くけどなんで休みなの?」

まどか「えっとあの……風邪……みたいな?」

あゆ「なーんだ、そろそろ逃げ出す頃合いだと思ってたのに」

さやか「あんたねぇ!!」

えりか「やーめなよさやか、朝っぱらからさぁ……」

さやか「えりか……」

かえで「せやせや、人生笑って過ごさな!」

さやか「あんたねぇ……」

あゆ「まあいいや、邪魔したな」

448: ◆zvgbQuBPUA 2013/09/21(土) 04:04:51.83 ID:mrVqglhe0

さやか「あ、そういえば昨日ほむらに話してて思ったんだけど」

まどか(!)

さやか「ゆきなちゃん元気?」

あゆ「……」

えりか「懐かしー……引っ越しちゃったし、あゆ以外連絡取ってないっしょ?」

かえで「何々ー?そいつおもろい?」

えりか「かえでが求めてるのとは違うとは思うけどね」

ガラ

かえで「ってスルーして行くんかい!」ビシッ

あゆ「五月蠅い」ピシャッ

かえで「ちょい」


449: ◆zvgbQuBPUA 2013/09/21(土) 04:05:55.07 ID:mrVqglhe0

さやか「何よあの態度……!」

まどか「ちょっと変、だよね?」

かえで「美樹、何地雷ふんどんのや」

さやか「今のが地雷でどうすんの……」

仁美「話題としては相当な安牌だったと思いますわ」

杏子「まああたしはそいつを知らないわけだけど」

さやか「あーゆきなちゃんはね……ってマミさん知ってるんじゃないの?」

杏子「いいじゃん教えてよさやか!ほむらには話したんだろ?」

さやか「ん、まあ良いけど……」

仁美(そのいじらしさで捗りますわ杏子さん!)

450: ◆zvgbQuBPUA 2013/09/21(土) 04:07:49.87 ID:mrVqglhe0

まどか「でもなんで葉月さんはあんなに怒っちゃったんだろ……ゆきなちゃんのお話するのってそんなに嫌なことかな?」

さやか「……そんなことなかったはずだよ」

仁美「そうですね……親馬鹿って感じでしたのに」

えりか「どーでもいーじゃんほっとけばー?」

かえで「うちはあの葉月にそこまで大事な人がおるっちゅうんがすでに意外や!」

杏子「いいから帰れよ大阪女」

かえで「大阪女ってなんや転校生!」

杏子「転校生ってなんだ関西人」

かえで「関西人ってなんやねんポニテ女……っていつまで続ける気やねん!!」

杏子「はいはいあたしは佐倉杏子、よろしくね」

かえで「うちは赤羽かえで、あんたからはツッコミの才能を感じるで!」

まどか「むしろボケじゃ……」

かえで「いや、佐倉は磨けば間違いなく光る!そんなわけでおひとつよろしゅう!」

杏子「あんた達結構うざいキャラしてるな……」


451: ◆zvgbQuBPUA 2013/09/21(土) 04:09:20.18 ID:mrVqglhe0

まどか「ただいまー」

ほむら「お帰りなさい」

まどか「元気になった?」

ほむら「ふわふわして宙に浮いてるような気分は消えたし吐き気も大分、ただ頭痛が相変わらずね」

まどか「良かったぁ……本当にごめんねうちのママ達が」

ほむら「気にしないで、何度も言うようだけど自分の意志でやった面もあるから」

まどか「明日から土曜日だしゆっくり休めないとね」

ほむら「そうね」

まどか「……」

ほむら「……」

まどか「ずっと寝てた?」

ほむら「昨日からの記憶を辿っていたわ、抜け落ちてる部分が無くて安心してた所よ」

まどか「あの……じゃあ聞いて良い?」

ほむら「どうぞ」

まどか「なんで額に肉って書いてあるの?」

ほむら「え」

452: ◆zvgbQuBPUA 2013/09/21(土) 04:10:19.85 ID:mrVqglhe0

まどか「はい鏡」

ほむら「……」

まどか「あの……」

ほむら「体調が万全なら今すぐ犯人をぶっ飛ばしに行くところね」

まどか「あ、犯人は分かるんだ?」

ほむら「昨日こんなものを付けられるタイミングは一回しか無かったわ」

ほむら(あの女……!)

ほむら「頭がまた痛くなってきた……」

まどか「あのね」

ほむら「ほむ?」

まどか「一緒に銭湯行かない?」

ほむら「喜んで」ガバッ

453: ◆zvgbQuBPUA 2013/09/21(土) 04:11:33.04 ID:mrVqglhe0

まどか「あ~わたし最近やっと水風呂の良さが分かってきたよ……」

ほむら「だからってひたすら水風呂と熱いお風呂を交互に行き来しなくても……」

まどか「良いの、冷やして温めるのが気持ちいいの」

ほむら「はあ……?」

まどか「なんかねぇ、体中の血管がブワっと広がるのを感じると癒されるんだよねぇ~」

ほむら「それはなんとなく分かるけど……」

まどか「その後キュッて締まるのを感じると、なんて言うのかな……例えるならそう!暑い日に冷えたミルクティーを一気飲みするかのような快感が……!」

ほむら「良く分からないわ……」

まどか「あ、あれだよ!朝起きて最初にする伸びの気持ちよさ!あれに似てる!」

ほむら「ミルクティーはどこに……」

まどか「ティヒヒヒ……全然関係無かったね」

454: ◆zvgbQuBPUA 2013/09/21(土) 04:14:04.19 ID:mrVqglhe0

ほむら「大体頭は冴え渡ったわ」スッキリ

まどか「オートマティックの……じゃなくてこの後どうしよっか?」

ほむら「特に考えてないわね」

まどか「あ、でも昨日さやかちゃんとガンダムしたんでしょ?私ともやろうよ!」

ほむら「当然のごとく大歓迎よまどか」


~ゲーセン~

まどか「ほむらちゃんは何使うの?」

ほむら「ダブルオーしか使ったことないわ」ダブルオー、モクヒョウヲクチクスル!

まどか「じゃあ私スーフリにしよ!」ストライクフリーダム、システムキドウ

ほむら「コスト的にキツくないかしら……」ダブルオー、センコウスル

まどか「大丈夫だよ!私落ちないから!」サァ、イッショニタタカオウ!

ほむら(なんて自信にあふれた笑顔……)


455: ◆zvgbQuBPUA 2013/09/21(土) 04:16:36.90 ID:mrVqglhe0

~~

まどか「駄目だよほむらちゃん!ライザーの自衛の第一手は下格から!」サガレ!

ほむら「けど足が止まるし怖いわ……」オソイ!

まどか「メインからキャンセルして出せるよ?」コレイジョウ、ウタセナイデ!

ほむら「キャンセル?」

まどか「さやかちゃん何も教えてないんだ……」デェイ!

~~

ほむら(ツインランス投降とんでも強いわ……しかもステップ対応ですぐ次の攻撃が出る)

まどか「それでCSはどこからでもキャンセル出来るんだよ?」コレイジョウウタセナイデ!

ほむら「けど射撃ボタンを使うから射撃チャージでキャンセルするのは厳しいわ」ネライウツ!

まどか「格闘をキャンセルすればいいんだよ、こんな感じで」クッソードクンダ!

ほむら「それならネクストダッシュも虹ステも使わなくて済みそうね」

~~

ほむら(あれ、ダブルオーライザーのチャージショットとんでも強い?)ココハ!オレノキョリダ!

まどか「横格出し切りからCSであんなに減るんだね……」ウチタクナンカナイノニ!

ほむら「しかもこれ格闘当たらなくても出せるじゃない……あとは前格闘からコンボがあればいいのだけど……」ナメルナ!

まどか「ブー格入るよ?」デエイ!

ほむら「前格闘だけで戦えるわ」オレノエタコタエヲタシカメル!

まどか「そんなに強いのそれ?」コノ!デエイ!

ほむら「私の中でN格闘の存在価値が消滅したわ」オチロォッ!

456: ◆zvgbQuBPUA 2013/09/21(土) 04:17:54.97 ID:mrVqglhe0

ほむら「ぐ……格闘の振り合いに弱いのねダブルオー……」コノママデハ…!

まどか「フワステで拒否しないと」サガレ!

ほむら「けどブーストを使い過ぎるわ」ヤルゾ!サジ!

まどか「後ろステップ上昇BRで結構何とかなるよ?」コノッ!デエイ!

ほむら(そっか、ここにツインランスから虹ステを仕込んで……)

ほむら「ってライザーが無いじゃない!」ヌォォォ!

まどか「大丈夫!」モウヤメロォォ!!

ほむら「ありがとう」アリガトウゴザイマス!タスカリマシタ!

まどか「気にしない気にしない!ちゃんと守るよ!」デエイ!

ほむら(守る、か……)

~~

ほむら「あら?対戦かしら」フンソウガツヅクカギリ、オレタチハタタカイツヅケル!

まどか「もう~せっかく楽しんでたのに」マダクルノカ!

ほむら「敵は……レッドフレームとアルケーガンダムね」サンプンデカタヲツケル

まどか「三千三千だからって気を使わなくてもいいのに……勝てなかったらゼロ出すけど」イカナクチャ、マタアンナコトニナルマエニ

ほむら(って、あいつら昨日さやかに挑んで負けまくってた奴らじゃない……)

まどか「気楽にやろうね!」

ほむら「勝つわよ」ティエリア!

まどか「え?うん」イマダ!

458: ◆zvgbQuBPUA 2013/09/21(土) 04:20:31.24 ID:mrVqglhe0

~~

ほむら(結局まどかが一人で倒したようなものだったわ……)

まどか「なんていうかその……初心者さんだったのかな?」

ほむら(アルケーガンダムから逃げてるうちにレッドフレームが二回落ちて……トランザムでなんとか倒したけど、私もあっという間に一回やられてしまった……)

まどか「アルケーは変な動きするから分かり辛いよね、私も苦手だもん」

ほむら(まどかは結局敵の攻撃を一回も受けていない……私が格闘中のストライクフリーダムを誤射した以外でダメージを受けてさえいない……)

ほむら「足を引っ張ってごめんなさい……」

まどか「ううん、ほむらちゃんがちゃんと踏ん張ってくれたから勝てたんだよ?」

ほむら「……そうかしら」

まどか「そうだよ!」

ほむら「とりあえずクリアしたし、帰りましょ?」

まどか「今日もお泊りする?」

ほむら「今日は帰るつもりよ……やらなきゃいけないこともあるし」

まどか「宿題?」

ほむら「七頭舞のDVDをダビングしたの、家に帰ってipadで勉強するわ」

まどか「じゃあごはん位食べていこうよ!ね?」

ほむら「……食欲が湧かないわ、ごめんなさい」

まどか「あ……そうなんだ……」

ほむら「月曜に学校でね」

まどか「うん、それじゃ……」


459: ◆zvgbQuBPUA 2013/09/21(土) 04:21:55.62 ID:mrVqglhe0

~月曜日 通学路~

杏子「お!今日はちゃんと来たな、褒美に飴をやるよ」

ほむら「金曜日はごめんなさい」

杏子「まあ人間くたばる時もあんだろ、けど次は連絡寄越せよな」

ほむら「今にも死にそうな声で留守電入れておくわ」

杏子「はいはい、んじゃ行くか!今日は余裕を見積もってちょっと早めに……ん?」

QB「やあふた パァン!(ギュプェェッ!?」

ほむら「ふー……大したこと無い魔女ね、ささっと片付けましょう」

杏子「あんた鬼だな……」


460: ◆zvgbQuBPUA 2013/09/21(土) 04:25:42.39 ID:mrVqglhe0

和子「中島みゆきの代表曲と言えば銀の龍の背に乗ってですか?地上の星ですか?はい鹿目さん!」

まどか「糸が入ってないのは絶対おかしいです!!」バン!!

さやか「お、斜め上」


ガラァッ


杏子「おっし!授業始まってないぜ!セーh(和子「アウトー!!」

ほむら「遅れてすいません……」

和子「まったく……一時間目は七頭舞のリハーサルで二組と一緒に合わせるから云々」

杏子『まさか朝から魔女狩りとは思わなかったな……』

ほむら『すばしっこいウサギみたいな魔女だったわ……』

さやか『あたしそれとこの前戦って熱中症になったんだけど』

杏子『まじかよ!』ヘラヘラ

和子「佐倉さーん?笑ってる場合じゃありませんよー?」

杏子「やべ……」

461: ◆zvgbQuBPUA 2013/09/21(土) 04:27:59.49 ID:mrVqglhe0

~体育館~

ほむら(一応仕上げては来たつもりなのだけど……)

二組女1「都民さんチーッス」

二組女3「……」

ほむら「そんな目で見ないで」

二組女1「あ、ていうか今度ipad触らしてよ」

ほむら「人の鞄の中勝手に見ないで」

二組女1「え~預かっててあげたじゃん!しかもあの事秘密にしてあげてるんだよ?お願いちょっとだけ!」ズイズイズイ!

杏子「どんな神経でお願いしてんだあんた……」

ほむら「いや……その……ちょっと」

二組女3「あや」

二組女1「何々?」

二組女3「息するのやめろ」

二組女1「あう……」

ほむら(……ありがとう)

462: ◆zvgbQuBPUA 2013/09/21(土) 04:29:54.81 ID:mrVqglhe0
杏子(いつも通りっていっちゃあれなんだけどさ……)

ほむら「……ごめんなさい」

二組女3「天才的だな」

二組女1「やる気違ったわwww」

ほむら「……」

二組女3「滑稽、残念、悲惨、愚鈍、無 、可れn

さやか「そこまで言わなくたって良いじゃん!」

恭介「いや今最後」

二組女3「こっちも毎回目障りでイライラしてるんだよね」

さやか「ほむらも毎日頑張ってるの……余所者だとそんなに気に入らないわけ?」

二組女3「だったらなんだよ?」

さやか「あんた……!」


463: ◆zvgbQuBPUA 2013/09/21(土) 04:34:59.43 ID:mrVqglhe0

杏子「おいおいこの前怒られたばっかじゃんか?」

ほむら「二人ともやめて!!」

さやか「ほむら……」

杏子(こうなって一番キツいのはあんただよな……)

二組女3(ふーん……)

ほむら「私が悪かったから……だから……喧嘩しないで……!」

さやか「けど!」

杏子『止めとけさやか』

さやか『杏子まで……』

杏子『どんな結果になっても一番傷つくのは多分ほむらだ……だからさ』

さやか「……」

464: ◆zvgbQuBPUA 2013/09/21(土) 04:39:47.37 ID:mrVqglhe0

二組女3「こないだの続き、やる?」

さやか「……ごめん」

二組女1「あれ?」

二組女3「……で、謝れば解決とはならないよね暁美さん?」

ほむら「何とかして見せる」

二組女3「無理だね」

ほむら「……」

杏子「ほっとけよ、最悪恥書くのはあたし達だろ?あれだよあれ」

二組女3「……愚行権」

杏子「そうそう、デビr」

二組女3「蹴るぞ」

杏子「まあとにかく、お互いイライラするだけってのは簡便だろ?」

二組女3「はいはい」

杏子「あたしも頑張るからさ」

二組女3「結局基本が出来てない、だから無理」

杏子「出来ないなりに頑張るよ、先輩」

ほむら「……」

二組女3「はいはい」

465: ◆zvgbQuBPUA 2013/09/21(土) 04:41:21.59 ID:mrVqglhe0


~昼休み~


ほむら「結局良いとこ無しで終わったわ……」

まどか「でも何がそんなに悪いんだろ?」

さやか「実は杏子が足引っ張ってるとか」

杏子「言われると自信無くすな……」

さやか「まあそれは冗談としても」

まどか「型も覚えたし符丁も覚えたし……」

杏子「けど何故かずれるんだよな」

ほむら「私と貴女の相性が良くないのかもね」

杏子「悲しい事言うなよ……」



466: ◆zvgbQuBPUA 2013/09/21(土) 04:43:22.86 ID:mrVqglhe0


ガラァッ


二組女4「やいコラ東京者!木曜はよくもうちの安眠妨害しよってからに!!」

「え?」「ガチレ とか……」「どういう事だよかえでちゃん!!」

仁美「そういうカップリングだったんですか!?赤羽さん詳細を詳しく!馴れ初めから!事細やかに!!」

さやか「ほむらってまさかドM……?」

杏子「どういう事だよおい……!」

ほむら「え……あ、あの……?」

まどか(事情が分かるだけにこれどうしたら良いんだろう)

二組女4「この怒り晴らさないでか!!」

467: ◆zvgbQuBPUA 2013/09/21(土) 04:45:21.67 ID:mrVqglhe0

さやか『ちょっとほむら!!』

杏子『どういう事だよ!?』

ほむら『ちょっと待って、私もこのかえで?さんの言ってることについて行けないのよ!』

杏子『つまり既成事実は無いんだよな!?』

ほむら『寝込みを襲われた記憶なんて無いわよ!』

さやか『良かったー……あたしだけ夜遊びに誘われてないとかだったら濁ってたよ』

まどか(魔法少女全力審議中だよぅ……いっそ二人にだけ教えちゃうとか?なんて伝えよう……いや~ほむらちゃん酔っぱらってかえでちゃんを起こしちゃったみたい!とか?……いや絶対状況が悪化するよね)

二組女4「はん!これやから巨人とそのファンは質悪いねん」

ほむら「ちょっと待ってかえでさん、なぜ私が巨人ファンなの?」

かえで「やっと突っ込んだ思たら最初がそこかい!……ったくもー」

まどか(あ、この人絡みに来ただけだ)

468: ◆zvgbQuBPUA 2013/09/21(土) 04:47:45.28 ID:mrVqglhe0

かえで「ええか?うちはまず阪神ファンやろ?」

ほむら「そうなの?」

かえで「なんでそっから疑問やねん!うちめっちゃ関西人やん!どう考えても道頓堀に飛び込む人種やん!」

ほむら「えっと……お好み焼きが好きなの?」

かえで「いやいやいや……うちはちゃんとマイ鉄板持っとるから~!――ってちゃうわい!!この流れでチェーン店の道頓堀ってどうゆう事やねん!!」

まどか(ノリつっこみ……)

さやか『ほむら、取りあえずそうねって言ってあげて……』

ほむら「……そうね」

かえで「ったくもう……んで、あれや!あんたは東京者やろ?」

ほむら「それちょっと気にしてるのだけど」

かえで「硬いこと言いなや!ネタは鮮度が命やで?あぁんでな、東京者と関西人のうちがそろったからにはもう巨人と阪神の話で盛り上がるしかないやろ!学園もの漫画の定番やろ!」

ほむら「ごめんなさい、私野球って知らないから……」

かえで「ここまで引っ張っといてそれかい!」ビシッ!

杏子(勝手に引っ張ったんじゃないのか……)

469: ◆zvgbQuBPUA 2013/09/21(土) 04:49:55.72 ID:mrVqglhe0

杏子「まあなんだ……取り敢えずあれだ、かえで」

かえで「おう佐倉!うちの愚痴聞いて~」

杏子「あたしの前でヤクルトを蔑ろにするとは良い度胸だ……!!」ギュゥ

かえで「あら?なんかキレとる?」

杏子「てめえはあたしをキレさせた!!」

さやか「だいたいなんで大阪にもオリックスブルーウェーブスが候補に無いのよ!」

まどか「さやかちゃんそんなチーム無いよ?」

仁美「昔あったんです……」

470: ◆zvgbQuBPUA 2013/09/21(土) 04:51:55.25 ID:mrVqglhe0

さやか「時々で良いから……思い出してよ……あんたはあたしも怒らせたっ!!」

かえで「ちょい待ちぃや!この流れはおかしいやろ!!」

中沢「……!――俺だって……本当は横浜を応援してぇよ!……けど佐倉さんがヤクルトファンだって言うなら俺は……!!」ワナワナ……

まどか「そんなこと言わないで皆で楽天を応援しよう?ね!」

かえで「せやかて最近のヤクルトは弱すぎるわ!」

杏子「それでも!応援したいチームがあるんだぁぁっ!!」キラキラバシュゥゥゥン!!

まどか「やっぱ杏子ちゃんはボケだと思うの」

仁美「いえ、これは万能と呼ばれる人種ですわ」

471: ◆zvgbQuBPUA 2013/09/21(土) 05:04:05.98 ID:mrVqglhe0

ほむら「これ、どういう……」

「今の内に逃げちゃいなよ」

ほむら「え?」

「かえでとあゆは金曜日もあんた探して来てたからさ……また変な因縁つけられるかもよ?」

ほむら(彼女も?)

「大丈夫ですよ、皆それ位分かってますし赤羽さんも悪意を持って来たわけじゃないと思います」

「かえでもあゆも転校生だし本当は暁美さんと仲良くしたいんだと思うよ?あ、でもあゆは微妙かも……」

ほむら「……そんなことあるかしら」

「あゆはともかく、かえでは言うほどあんたのこと嫌いじゃないと思うな」

ほむら「……元気が出たわ、ありがとうくr」

えりか「えりかで良いって!あたしもほむらって呼ぶからさ!」

つぼみ「私もつぼみでいいですよ?」

ほむら「ありがとうえりか、つぼみ……図書室にでも行ってくるわ」

えりか「いってらっしゃ~い!」


かえで「うちが悪かった……最強はロッテやな……」

杏子「ヤクルトはもうだめなんだ……古田がいないと……」

さやか「チームが違う……谷もいない……今のオリックスに応援する価値なんてあるの……?」

まどか「これから……楽天はまだこれからだから……マー君いるから……」ブツブツ

恭介「訳が分からないよ……」


ほむら(ありがとう……みんな)


478: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 09:00:07.30 ID:Q/4w0MHp0

ほむら「図書室はこの渡り廊下を通った先の第二校舎の一階ね」

ほむら「あの子の用事って何かしら?」

ほむら「……」スタスタ

ほむら「……取り敢えず」ゴソゴソ

ほむら「痴れ者」ビュッ

二組女3「おっと、十円玉なんか投げるなよ危ないな」パシ

ほむら「何か用?」ファサァ

二組女3「いやいや木曜日の件で聞きたい事がね」

ほむら「奇遇ね、私もあるの」

二組女3「ふーん……ちょっと聞かれたくない内容なんでね、そこの音楽室行こうか」


479: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 09:01:14.40 ID:Q/4w0MHp0

ほむら「……力づく従わせようだなんて思わないことね」

二組女3「来週にはあんたはあたしの奴隷じゃん、そんなことしないよ」

ほむら「あら、可愛がってくれるのかしら?」

二組女3「最高にとろけるような愉しい思いをさせてあげる」ガチャ ギイィイ

ほむら「そっちの寝技はどうなのかしらね」

二組女3「ははっ!その減らず口が最高だよあんた」バタン!

二組女3(さて……気付いてんのかね、暁美さんは)




まどか「やばいよ、これ……どうしよう……」

まどか「さやかちゃんか杏子ちゃんに……」

まどか「……」

まどか「だめ!また……喧嘩になっちゃう……!」

まどか(でもどうしよう……音楽室の防音扉の向こうからじゃ会話なんてとてもじゃないけど聞こえない……)

まどか「そうだ!魔法少女の聴力なら……!」

まどか「ってほむらちゃん以外の魔法少女ってあの二人だよ!マミさんもキリカさんも卒業しちゃったよ!」

まどか「キュウべぇ……はほむらちゃんに瞬殺されちゃうかも……」

まどか「八方塞がっちゃってるよ!もう……どうしよう~……」



480: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 09:02:34.03 ID:Q/4w0MHp0

二組女3「さてと……」ガタ

ほむら「……」スト

二組女3「んで、二つ聞きたいことがある……」

ほむら「一つ目、どうぞ」

二組女3「ほら木曜日にあたしトラックにはねられたらしいじゃん?」

ほむら「ええ……あなたは錯乱して私を指輪の魔法使いだの世界の破壊者だの、トチ狂ったことを言っていたわね」

ほむら(目立った怪我は治したし、血濡れの服は織莉子とキリカが取り替えた……まあ、その服は処分に困って盾の中に入ったまんまなのだけど……)

二組女3「んでさ、あたしの服って全部名前が書いてあるんだけど……」

ほむら「気のせいじゃないかしら」ファサァ


481: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 09:04:29.62 ID:Q/4w0MHp0

二組女3「呑み込みが早い、流石!」

ほむら「勘違いでしょ」

二組女3「え~……すり替えてお持ち帰りしたとか冗談でしょ?」

ほむら「……名前書き忘れてたんじゃない?」

二組女3「まあ、新品だったからそれはワンチャンあるんだよね」

二組女3(持ってかれたならそれはそれで妄想が捗るよね!)

ほむら「そうよ、そのワンチャンよ!……さて、二つ目の要件は何かしら?」ファサ

二組女3「暁美さんって強がるときに髪の毛いじる癖あるよね」

ほむら「……」

二組女3「くっふふふ!そういう事にしといてあげる」

ほむら(痛恨のミスだわ……私は彼女に変 と蔑まれ続ける……)


482: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 09:07:54.33 ID:Q/4w0MHp0

二組女3「んで二つ目がですね」ピロッ

ほむら「……やはりあなたね」

二組女3「あれ、気付いたんだ?」

ほむら「金曜日に休んでなかったら気づかなかったわ」

二組女3「髪の毛めくらなきゃ絶対見えなかったはず」

ほむら「随分と質の悪い所に落書きしてくれたわね」

二組女3「まあ学校に来てもあたし以外は気付かなかったって」

ほむら「まさかとは思うけど貴女……」

二組女3「はーい!可愛い寝顔頂きました!」っiPhone

ほむら「ぶっ生き返す」ガタ

二組女3「暴力反対」ヒョイ

ほむら「脳みそ震わせてやるわ」ビュッ

二組女3「そんな大振りな蹴りで良いのかな?」ピョン

ほむら「っ!――この!」ブン!

二組女3「見えた!白地に三ツ葉のグローb(ドグシャァッ!!


ガタン! ドバン!!



まどか「なんか……中、騒がしくない……?」

483: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 09:17:42.07 ID:Q/4w0MHp0

二組女3「っ~~クッソ……!三発目で急にマジになりやがって……」

ほむら「私も思わずマジになったわ、ごめんなさい」

二組女3「心こもってねぇー」

ほむら「込めてないもの……頭打ったりしてない?」

二組女3「へぇ、意外だな」

ほむら「何が」

二組女3「心配してくれるんだ?」

ほむら「あと三発位叩き込む?」

二組女3「まあ、そういう冗談は置いといて……」

突如として彼女は私にのしかかり、ゆっくりと押し倒した

ほむら「ちょっと……!」

二組女3「ふふふ」

484: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 09:18:50.16 ID:Q/4w0MHp0

馬乗りになった彼女は続ける


ほむら「……何よ?」

二組女3「そんな風な優しさが劣情を芽生えさせるな」

ほむら「気持ち悪い」


会話になっていない……

「早くこの女を畳んでしまいましょう」

「彼女らしい安っぽいジョークね」

言葉に変えた二つの気持ちと他にもう一つ……顔を見せたそうにしている心……

そんなアンバランスな私の気持ちが思考能力を奪っていく


二組女3「抵抗しないんだ?」


いつもより静かな笑みで彼女は問いかけた


ほむら「……退いて」


何となく目を会わせられなくて、口で応える他無かった


ほむら「こういう事は……ちゃんと愛し合った人とすべきよ」

485: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 09:21:00.84 ID:Q/4w0MHp0

二組女3「あたしは、貴女に惹かれてる」


私の胸に顔を埋めて、今までに無い優しい声で語りかけてくる


二組女3「まるで、カミーユに出会ったフォウの気分」


自分が世界に溶け込んだのか、世界が私を包み込んでいるのか……この心地よい空気に身を委ねそうになる


ほむら「こんな時もガンダム?もう少しマシな口説き文句無いのかしら?」


そんな気持ちに負けたくない……ので少しふざけた口調で応えた


二組女3「暁美さんはさ」


彼女の話は止まらなかった


二組女3「自分の名前って……その……好き?」


以前の私なら嫌いだった


ほむら「とっくに好きよ、だって……自分の名前だもの」

二組女3「ふーん……ガンダムじゃん」

ほむら「燃え上がれって感じで格好いいでしょ?」


精一杯にボケてみた

何故だか心が痛くなってきた

486: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 09:22:32.83 ID:Q/4w0MHp0

二組女3「……可愛いと思った」

ほむら「そう……」


時々……いや本当は何時でもそうなのだが、彼女が何を感じているの分からない


二組女3「ん~!」モゾモゾ

ほむら「……何してるの?」

二組女3「堪能してる」

ほむら「なんで?」

二組女3「●●●」

ほむら「歯を食いしばる必要はないわ、急所を狙う」


ボキャアッ!!

487: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 09:23:49.36 ID:Q/4w0MHp0

二組女3「っ~!まさかあたしの顔に拳を叩き込む奴がいるなんて……」ヒリヒリ

ほむら「良く言うわ……避けようともしなかった癖に」パタパタ

二組女3「躊躇い無く眉間狙いとかマジこえぇ……」

ほむら「身の程を弁えなさい」

二組女3「気にすんなよ、女同士じゃん」

ほむら「私は貴女の恋人じゃ無いの、慰めが欲しいなら他に行って」

二組女3「連れないね……xxxxだけの割り切った関係はお嫌?」

ほむら「人間関係は割り切れるものじゃ無い……特に、一度でも心を許してしまった相手は……」

二組女3「お前って絶対に頭のネジが飛んでるよな」

ほむら「そうかも知れないわね」

二組女3「かも、じゃねえよ」

ほむら「……」

488: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 09:25:07.55 ID:Q/4w0MHp0

二組女3「さっきあんな事があったのに距離を取るわけでもない、特に警戒するでもない……ましてや警告に抵抗の類は無しなんて」

ほむら「貴女は私に拒絶されたいの?」

二組女3「あまり何にも無いと脈ありみたいで怖い」

ほむら「私はただ、今まで知らなかった物を知りたいだけよ……卵を割らなきゃオムレツは作れないもの」ファサ

二組女3「それ正確には『オムレツを作るには卵の殻は捨てるしかない』なんだけど」

ほむら「なんで貴女が……」

二組女3「どうせさやかかまどかだろ……いつだったかの授業で好きな諺としてあたしが挙げたの」

ほむら「今と違って良好な関係だったそうね」

二組女3「あいつらといると馬鹿にイライラさせれる」

ほむら「……そう」

二組女3(あれ、怒んない?)

489: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 09:26:50.67 ID:Q/4w0MHp0

ほむら「ゆきなちゃんの事……聞いたわ」

二組女3「……だからなんだよ」

ほむら「あなたが本当は優しくて、ちゃんと他人を思いやれる人だって……」

二組女3「そんな他人から聞いた昔話で、勝手に人を決めつけないで」

ほむら「……」

二組女3「知ってる?物語ってのは目次と値段以外に本当の事書かなくて良いんだぜ?」

ほむら「さやかはそういう事する子じゃ……」

二組女3「嘘ついてないだけで正解を言ってるとは限らない、特にさやかは自分に都合悪いことは伏せてる時もあるからな」

ほむら「どうしてそんな意地悪言うの……?」

二組女3「あんた、少しは自分を快く思ってない人間が居るって自覚して行動したほうがいい」

ほむら「……」

ほむら(そうね……せっかく話しかけてきた子達を無視したりしてたもの、私)

二組女3「そこまで真剣に落ち込のかよ」

ほむら「いままで考えたこともなかったもの……」

二組女3「はあ?」

ほむら「……」

490: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 09:27:57.61 ID:Q/4w0MHp0

二組女3「……じゃあ、あなたが知りたい事を教えてあげる」

ほむら「どういうこと?」

二組女3「お返しだよお返し!あたしの事と暁美さんが七頭舞を上手く出来ない理由を教えてあげる……だから」ギュ

ほむら「何……」

二組女3「あたしとワルツを踊りましょう」パチ

ほむら「え?」


まどか「なんか中からクラシックが聞こえて来たよ……」


ほむら「まって!私社交ダンスなんて出来ない……!」

二組女3「背筋を伸ばして、顔はシャンと前に向けて」

私に構わず手を繋ぎ、もう片方の手を腰に回す

二組女3「暁美さんは手をあたしの肩に回して、ほら爪先も前に向けて……うん、良い匂い」

思考停止しかけた頭で、言われた事をやるので精一杯な私はそのボケに乗る余裕が無い

ほむら「話かけないで、集中してるから」

491: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 09:29:53.30 ID:Q/4w0MHp0

二組女3「手は肩まで挙げて、脇はしっかり閉じて、女性らしい弱さを演出するように」

ほむら「貴女の脇は開いてるわ」

二組女3「あたしの言う通りしろ、あたしのやる通りでなく」


ピシャリと言ってのけた彼女の言葉は大した偉人の名言にも聞こえた


二組女3「それじゃ、初心者はマイナス1のゼロ拍子から!」

ほむら「ちょっと!」

二組女3「3、2、3、2、3!2!1!はい!」

ほむら「ちょっと!」


まるでジェットコースターの様な始まりだった


「ワン」


のかけ声で彼女はステップを刻み


「ツー」


の一声で私の腰をゆっくりと引っ張り


「スリー」


と言う間に何とか引きずられる私を一気に引っ張り次の動作に入っていた

クラシックの音楽におおよそ不釣り合いな彼女の元気な掛け声は、私が動くべきタイミングを正確に伝えてきた

492: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 09:32:42.95 ID:Q/4w0MHp0

「ワン、ツー、スリー!」

胸が高鳴るのを感じて彼女に強く引かれた

「ワン、ツー、スリー!」

目で足の動きを追って、それに合わせようとした

生まれたての子鹿のような足取りで精一杯に追ってみた

「ワン、ツー、スリー!」

トン、トン、トン

彼女の足は綺麗なリズムを紡ぎ出す

「ワン、ツー、スリー!」

トト、トトトン、トン

私の足はそれに引きずられて情けない音を鳴らす

「ワン、ツー、スリー!」

どれだけバランスを崩してもしっかり手を引き、身体で支えてくれる

女子のものとは思えない力強さと男子ではおおよそありえないしなやかで繊細なリード

それはまるで感情を持ったインキュベーターや、空を飛ぶペンギンくらいにありえないものだと思えた

493: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 09:34:00.97 ID:Q/4w0MHp0

二組女3「お腹はちゃんとくっつけて」

「ワン、ツー、スリー!」

二組女3「うん、動きが軽くなってきた」


胸の奥から血液が湧き出して居るのを感じる

その衝動に任せ私は彼女に身体を預けいく


「ワン、ツー、スリー!」

二組女3「顔を上げて前を見て、可愛いさを振りまくように」

ほむら「お願いだからそう言うこと平然と口にしないで」

「ワン、ツー、スリー!」

部屋中を満たす音楽の中を泳ぐような心地良さと今までに無い興奮を乗せてワルツは続く

こんな時間が永遠に続くとさえ思った




まどか「あ、曲が終わった」



ほむら「ふぅ……疲れた……」ドッ

二組女3「ほいハンカチ」

ほむら「あら、気が利くのね」

二組女3「まあ誘ったしね」

ほむら「緊張して疲れたわ……」

494: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 09:35:13.13 ID:Q/4w0MHp0

二組女3「あたしも……リードすんのは初めてだったから」

ほむら「あれだけ自信満々にやっておきながら?」

二組女3「女性をエスコートするのにおどおどしてたら仕方ないだろ……」

ほむら「そうね……それにしてもたったの数分で全身が気怠いわ……」

二組女3「ダンスなんて普通はそんなもん、失敗を恐がってちまちました動きでごまかしてっからどんどん周りに置いてかれんだよバーカ」

ほむら「……だって誰も言ってくれないんだもの」

二組女3「暁美さんは佐倉杏子に遠慮して失敗してる感あるからね、合わせてる時じゃ無いと気付けないよ」

ほむら「それならさやかが気付くわよ、隣だもの」

二組女3「周りの人が見落とすような小さなズレが重なってるんだよ、ミスった後しれっとしてられるのが佐倉杏子で一々動揺してんのが暁美さん」

ほむら「でもちゃんと習った通りにやらないと……」

二組女3「だからしれっとすんだよ、そうすれば見てる客が気付く訳ないじゃん」

ほむら「そんなので良いの?」

二組女3「あのさ、七頭舞ってのはあたしらも2年近く練習してたんだよ?それを数か月でどうこうしようってのがそもそも無理」


495: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 09:36:19.99 ID:Q/4w0MHp0

ほむら「……」

二組女3「ふぁ~……失礼」

ほむら「生あくびってどんだけ眠いのよ」

二組女3「昼休み真面目に起きてるのが久しぶりなもんでね」

ほむら「緊張感をこそぎ落とすのが好きね貴女」

二組女3「まあとりあえず組み合わせがおかしいよね、なんで不慣れな暁美さんと佐倉杏子がペアな訳?」

ほむら「それは……」

二組女3「大方大人が勝手に決めたことなんだろうけどさ、誰も何にも言わないの?」

ほむら「……」

二組女3「言わないんだ?」

496: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 09:37:52.63 ID:Q/4w0MHp0

ほむら「大人の期待に応えられるよう、頑張るわ」iPhone<ダレカヲーカナシマセテマーデ♪

ほむら「失礼、もしもし?」ツイッ

二組女3「笑えなーくても♪ そういって彼女は俯いてたんだ よーるーにぃ 成田ー」

ほむら「あ、お父さん?」

二組女3「つーめたくはーりついて こーごえているぅ~♪ 降り続く現実にかーさなどなーいー」

ほむら「そう、今週の土曜日だけど……」

二組女3「生きてゆぅくことが 戦いな・ん・て そんな理由だけで 閉じ込められた! マイハートマイ ストーリー♪」

ほむら「これは近くで変な子が歌ってるだけだから、気にしないで」

二組女3「泪のぉ 向こうが見えるのー 輝いている いつか出会える、僕らのために♪」

ほむら「うん、友達も元気だよ」

二組女3「夜明けを待(いってぇ!?」ギュゥゥゥ

ほむら「本当?じゃあ待ってる!」

二組女3「ストップ!痛い痛い!」

497: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 09:43:47.71 ID:Q/4w0MHp0

ほむら「うん、じゃあ土曜日……じゃあね!」

二組女3「お父さん(笑)キャラ作りすぎだろ」

ほむら「あれで素よ、悪かったわね」ギュゥゥ

二組女3「痛たたた!平然と暴力に訴えるなって!」

ほむら「ごめんなさい、口下手なの」パッ

二組女3「はいはい……まああれだろ、佐倉杏子のことを頭から外してやればいいんだよ」

ほむら「それで杏子の邪魔になったらどうするのよ」

二組女3「あたしの邪魔が一番困るんだけど」

ほむら「……正論ね」

二組女3「そゆこと」

ほむら「で?あなたのことを教えてくれるって何?」

二組女3「あたしはワルツが得意」

ほむら(この子キュウべぇと気が合いそうね……)

498: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 09:45:38.60 ID:Q/4w0MHp0

二組女3「まあいいや、体育祭について一つアドバイスするならあれかな」

ほむら「敵に塩送っちゃうの?」

二組女3「紐なしのがあたしも好きだから分かるんだけど」

ほむら(いつの間にチェックしたのよ……)

二組女3「前ホックはやめた方がいい」

ほむら「子供っぽくて悪かったわね」

二組女3「外されても気付けないからね」ヒラッ

ほむら「 」

二組女3「うけるww顔面トランザムwww」

ほむら「///」

二組女3「あww暁美さんの場合は後ろホックでも気づけないかwww」ガチャ

499: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 09:52:28.88 ID:Q/4w0MHp0

まどか「よし!あと十秒したら入ろう……10、9、8……」

ガチャ

まどか「あ……」

あゆ「こそこそ付け回しやがって」バタン

まどか「あの……」

あゆ「何?」

まどか「ほむらちゃんは……」

あゆ「中で泣いてる」

まどか「……」

あゆ「……」

まどか「あの……」

あゆ「早く慰めてあげなよ」

まどか「葉月さんはほむらちゃんのこと嫌い?」

あゆ「当たり前じゃん」

まどか「……!ふーん?」

あゆ「何ニヤニヤしてんだ気色悪い」

まどか「ううん!別に、なんでもないよ!」



500: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 09:53:40.11 ID:Q/4w0MHp0

あゆ「うるせぇ貧 」

まどか「ひん……」ドス!

あゆ「チビ、へちゃむくれ、饅頭顔」

まどか「へちゃむ……」ドス!ドス!ドス!

あゆ「大体なんで髪の毛がピンクなんだよ、あざといんだよ死ね」

まどか「あざと……」ドスドス

あゆ「中学生にもなってツーサイドアップツインテとか、絶対領域()とかあざとい以外のなんだってんだよアホ……あとうなじが  いんだよ 乱」

まどか「うわああああああん!!」ダッ

あゆ「ふぁ~……やっべぇ超眠い……」


501: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 09:55:25.39 ID:Q/4w0MHp0

さやか「あ、まどかー!早く着替えちゃおうよー!今週四時間授業だしさっさと終わらせて帰っちゃおう!」

まどか「ざやがぢゃぁぁぁん!!」グズグズ

さやか「なんでそんなマジ泣きしてんの!?」

杏子(ピーピーうるせぇ……)

仁美「さやかさん、早く慰めて差し上げないと!」

杏子「!?」ガタ

さやか「え!?えっと……よしよし」ナデナデ

まどか「え~……」ケロッ

仁美「さやかさん……」

さやか「え、今のだめなの?」

仁美「全然、ダメダメです」

まどか「もうちょっと大人な慰め方をしてくれてたらそれはとっても嬉しかったなって」

さたか「大人な慰め方って何よ」

仁美「冗談も大概にしていただかないと……」

杏子「よし!」

仁美(こっちも大概でしたわ)


~音楽室~


ほむら「どうにか再装着出来たわ……」

ほむら「……どうせ抑えるものなんてないけど」

ほむら「早く行かなきゃ……ん?」

ほむら「あの子スマホ忘れてってるじゃない」

502: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 09:59:00.92 ID:Q/4w0MHp0


~放課後~


まどか「今日は騎馬戦の練習するよ!」

仁美「騎馬戦は学年入り混じっての乱戦ですわ」

中沢「赤組白組学年通して十対十の乱戦……なんて浪漫溢れる競技なんだろう!」

さやか「一騎につき4人だから……」

杏子「赤組三年女子は四騎……ってこの前説明したじゃん」

さやか「あぁそれで一、二年が三騎ずつって話だったね」

恭介「三年男子は三騎しか出せなくてね……二年生には頑張って貰わないと」

まどか「大丈夫!敵さんも事情は一緒だよ!」

ほむら「それでチームは決まっているのかしら?」

まどか「うん!ちゃんと考えて来たよ!」

QB「当然僕のアドバイスが入ってるんだから、戦略的観点から見て負ける可能性は皆無と言って良いよ」


503: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 10:00:27.30 ID:Q/4w0MHp0

ほむら『それ以外なら負けると言いたげね』

QB「戦術レベルで圧倒されるのであれば僕としてもアドバイスのしようが無いだろう?もっとも、そんなことは有り得ない程全員を鍛えたつもりだけどね」

杏子『なんか三匹ほど殺したくなってきた』

QB「理不尽すぎないかい?」


さやか「ねえまどか」

まどか「なぁに?」

さやか「この組み合わせってさ、キュウべぇのアドバイスを聞いて作ったんだよね」

まどか「うん」

仁美「ほむらさん、ちゃんと私の指を絡ませて下さい」←左(馬)

ほむら「こう?」←右(馬)

杏子「おいおいそんなんで大丈夫かよ?」←上(騎手)

さやか「何このぼくが考えた最強の騎馬みたいな組み合わせ」←前(馬)

恭介「たしかにこれはちょっと戦力偏り過ぎじゃないかな?」

えりか「っていうかあたしの出番無しってどーいうことよ!」

中沢「一見何も考えて無いかのような……」

まどか「違うよ!これはマンチェスター(?)の集団戦闘の法則に基づいた編成(ってキュウベぇが言ってたん)だもん!」

えりか「あのまどっちがなんか頭良いこと言った……」

まどか「ひどい!」

504: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 10:01:59.31 ID:Q/4w0MHp0

中沢「ランチェスター……なる程、あくまで勝ちに行くか鹿目」

さやか「あの、話について行けないんですが」

ほむら「単一戦力が同等で十分な連携の出来る集団の場合、その単純な戦力数値は人数の加算ではなく乗算で示す事が出来ると言うこと」

さやか「???」

中沢「戦闘力=武器効率×兵数の二乗……これが第二法則の基本だ、逆に言えば連携能力が無い、武器効率が低いならその数値は圧倒的に下がる」

ほむら「そして戦力単位が増えれば増えるだけ個々の能力の高さ……つまりは戦術が戦略を支配する」

まどか「???」

中沢「同等の戦力単位を擁する烏合の衆同士が戦闘を行った場合、勝つのは雑魚を素早く消し飛ばし、数的優位を作ったチームだ」

ほむら「だからこそ機動力の高い私達を一つの騎馬に集中させ、その能力が十全に発揮される状況を作った」

杏子「つまりイサムのYF-19>地球防衛戦力+マクロス+シャロン、ただしイサムのYF-19≦シャロンのゴースト<ガルドのYF-21みたいなもんか」

さやか「うん?……つまり?」

中沢「F99レコードブレイカーは正しかったんだ」

まどさや「あ、なる程」

恭介「訳が分からないよ」


505: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 10:03:05.42 ID:Q/4w0MHp0

ほむら「で?この配置にした根拠は?」

まどか「んっとね、乙女の勘」

杏子「はあ?」

まどか「冗談です」

さやか「でもこれじゃ右と左で身長差ありすぎない?」

仁美「せめて私とさやかさんは入れ替えるべきでは?」

QB「さやか、君は物を引っ張るときと押すとき、どのような姿勢を取るんだい?」

さやか『どうって……こう腰を下ろして……って帽子取るだけの戦いでそんなの関係ないじゃん』

QB「君たちは愚かだね、相手を落とせば一点だよ?何のために杏子をフォワードに配置してると思ったんだい?」

杏子『とりあえず後で十匹程殺すけど文句ないよな?』ギリギリギリギリ

QB「キュップイ……」

ほむら「ま、とりあえずやってみましょう」


506: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 10:04:27.62 ID:Q/4w0MHp0

杏子「し~あわせは~歩いてこない♪ だ~から歩いていくんだねぇ~♪」ユッサユッサ

さやか「あたしらはエヴァかっつーの!」

杏子「いっち日一歩♪ 三日で三歩♪ さ~んぽ進んで二歩下がる~♪」シャカシャカ

仁美「流石に順調ですわね」

杏子「いや~快適快適!」ワシャワシャ

ほむら「そう」

さやか「とりあえず髪いじるのやめれ」

ほむら「……あ」クラァ

杏子「おわぁぁ!!」ドシャ!

仁美「あらま」

さやか「あいやまぁ……」

ほむら「あっつ……ごめんなさい」

杏子「酷い話だぜまったく……」

さやか「ちょっと!大丈夫?」

ほむら「少し立ち眩みしただけよ……なんてことないわ」

杏子「おいおい頼むぜほむら」

ほむら「寝不足が祟ったわね……ここのところ足りないような感じはしてたもの……」


507: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 10:13:18.16 ID:Q/4w0MHp0

まどか「大丈夫?ほむらちゃん、杏子ちゃん」

ほむら「ごめんなさい……きっと四日酔いね」

さやか「ん?何に酔ったの?」

まどか「この前ガンダムやった時に3D酔いしちゃったんだよね!ダブルオーライザーのBD格闘って動き激しいから!!」

杏子「おいおい、そんなんじゃあたしのシナンジュであっという間に戦闘不能になっちまうぜ」

ほむら「魔法少女としても戦闘不能だったりして」

さやか「おい」

仁美「みなさんそうやって私だけ除け者にして……!」

さやか「そんなつもりじゃ……」

仁美「いいんです!これも歪んだ……愛の形ですのよー!」ダッ

まどか「あ!仁美ちゃんどこ行くのー!?」

仁美「良いですもう!上条君に慰めてもらいます!」

さやか「ロックだなぁ……」

杏子(言われてみるとツッコミいねぇなぁ……)

508: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/08(火) 10:19:22.85 ID:Q/4w0MHp0

まどか「じゃあ今日はこのへんで終わりにしとこっか」

さやか「だね~」

杏子「はーい、解散解散!お疲れ様でしたー!」

まどか「みんな集まってー!整理体操しよー!」

さやか「中沢ー!なんとかロボットごっこしなくていいから!」

杏子「あのポーズ……ゲキガンガーⅤか……」

ほむら「私のことなんか気にしなくても……他のクラスはまだやってるのに……」ボソ

QB「何も君の為じゃないよほむら」

ほむら『どういうこと?』

QB「君はロクに参加してないから分からないかも知れないね、ああみえて皆酷い筋肉痛に苦しんでいる……今週は元々軽い運動だけで終わらす予定だったに過ぎないよ」

ほむら「……成る程」

QB「特にあの子との勝負が決まってからは皆やる気出してくれたよ、君の為にね」

ほむら「……」

まどか「どうしたの?ほむらちゃん」

ほむら「ちょっと靴に埃が入ったのが気になって」

まどか「皆待ってるよ、早く行こ?」

ほむら「そうね」



QB「何をトリガーとしたのか分からないけど、いい具合に穢れ始めたね」

QB「ほむらが堕ちれば次はマミ、次いで杏子とゆま、そしてさやか……まどかが契約するには十分だよね」

QB「織莉子の予知が弱まった今なら契約を阻止するにも間に合わないだろうしね」

QB「キュップイキュップイ!体育祭万歳!イエアッ!!」

QB「は!僕としたことが……危うく何かの感情に目覚めるところだったよ」

QB「キュップイキュップイ、よし」

515: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/22(火) 18:02:01.38 ID:dGOFdZSq0

~放課後、葉月邸前~

ほむら「かえでさんが今日は早く帰ったっていうから……」

ほむら「ちょっと家の人に預けるだけ、渡せば良いだけよ」

ほむら「なのに……正門の半端ない威圧感が私からその勇気を奪うわ……」

ほむら「とにかくインターホンを押しましょう」

ほむら「彼女がスマホを忘れたから届けに来ました、こう言うだけ」プルプル

ほむら(だめだわ……このインターホンを押す勇気が湧かない……!)

女性「あのー……お嬢様のお友達の方で?」

ほむら「ひいっ!?qあwせdrftgyふじこp」ドキィッ!

女性「そんなに慌てなくて大丈夫ですよ?」


516: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/22(火) 18:03:25.36 ID:dGOFdZSq0

ほむら「えーっと……その……」バクバク

姫名「申し遅れました、私姫名と申します……ええそうです姫名の里の姫名です」

ほむら「あの……暁美ほむらです……」

姫名「お嬢様のお友達の方でしょうか?」

ほむら「えっと……あの……」

姫名「少々お待ち下さいね」ガチャ

ほむら(この人見知り……!)

二組女3『……あん?』

姫名「お友達の暁美様がお見えになってますよ?」

ほむら(凄い眠そう……)


517: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/22(火) 18:04:55.39 ID:dGOFdZSq0

二組女3『ん~!……入れば?』

姫名「それではご案内いたしますね?」

二組女3『ふぁ~……』

姫名「五分程で伺います、お茶菓子は此方で用意しますね」

二組女3『はいはい』

姫名「二度寝しないで下さいね」

二組女3『 』ガチャ

姫名「さあ参りましょうか暁美様、お嬢様のお部屋は五階に御座います」

ほむら「え」


518: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/22(火) 18:08:32.40 ID:dGOFdZSq0

姫名「お荷物、お持ちします」スタスタ

ほむら「大丈夫です……」

ほむら(テニスコートやら倉庫からきれいな噴水とガーデン……とあれは碑か何か?)

姫名「屋敷に入れば部屋まではエレベーターが有ります故、安心して下さいね」

ほむら「!?」

姫名「お飲み物は紅茶が宜しいですか?それともコーヒーをお持ちしましょうか?はたまたコアップガラナに致しましょうか?」

ほむら「えっと……」

姫名「さあ屋敷につきました、履き物はここでお脱ぎになって下さいな」

ほむら「えっと……はい……」

ほむら(スリッパが凄いモフモフしてる……)

姫名「モフモフしたスリッパはお嫌でしょうか?」

ほむら(読まれた!?)

姫名「顔に書いて御座いました故」


519: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/22(火) 18:10:03.61 ID:dGOFdZSq0

姫名「さ、此方です」

ほむら「はい……」

ほむら(廊下の天井が高い……)

コンコン  

姫名「お嬢様、お連れしましたよ」

ほむら「あの……彼女にこれだk

姫名「ポチッとな」カシャ

ほむら(自動ドア……)

姫名「失礼します」ウィーム

ほむら「えっと……お邪魔します」

ほむら(……部屋広っ!!)

姫名「お部屋は14畳です」

ほむら「!?」

姫名「お飲み物、すぐにお持ちしますね」

ほむら「いえ、このスm」

姫名「家電は殆どがテーブルのタブレットで操作出来ますので、おくつろぎ下さい」ニコッ

ほむら「……ありがとうございます」

ほむら「はあ……探検しよ」

520: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/22(火) 18:12:14.13 ID:dGOFdZSq0

ほむら「取り敢えずあれね……阿呆みたいに広いわ……天井が高いからより一層感じるのでしょうけど……」

ほむら「入って左手の壁一面全部が窓になってるのも一因ね……夕方だからきれいな夕焼けが見えるわ」

ほむら「天井の形のせいでしょうけど三角形なのが気になる所ね」

ほむら「真っ正面にはテレビ、30インチ位あるでしょこれ……左右の棚にはゲーム機の他に良く分かんないロボットが飾られてるわね、その左右にスピーカーが置いてあって手前には大きな丸テーブルとそれを囲うソファー……金持ちもここまで来るとギャグね、応接間ってレベルじゃなくなってるわ」

ほむら「右の壁も地味ながら全部が本棚ね……スライド式で二列分、生意気な……」

ほむら「しかもタブレットで操作出来る……音も静かだし、将来私の家にはこれを付けましょう」ツイッツイッ

ほむら「それに今気付いたけど入り口の方の壁、向かって右手にはIHのキッチンと冷蔵庫に電子レンジ……左手にある二つの扉は恐らくトイレとお風呂ね……部屋じゃなくて家よこれ……」

ほむら「私の家、六畳一間なのに……」


521: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/22(火) 18:18:31.72 ID:dGOFdZSq0

ほむら「窓からはあの噴水とガーデンが綺麗に見えるのね……あの碑はなんなのか後で聞いてみましょうか」

ほむら「問題はどこを見渡しても彼女が居ないのよね……ドアの所にインターホンの受話器がついてるみたいだけど……」

ほむら「そもそもこれどこで寝るのよ、寝室はやはり別に……」

ほむら「……ん?」

ほむら「ドアの上に広がるあのエリアは何?」

ほむら「窓の所に壁にそった階段があるわ……登ってみるしか無いわね」

姫名「暁美様、お茶の用意が出来ました」

ほむら「あの……わざわざありがとう……ございます」

姫名「緊張なさらないで下さい」

ほむら「はい……」

ほむら(コミュ障って笑う杏子がちらついたわ……何故かしら……)


522: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/22(火) 18:19:14.81 ID:dGOFdZSq0

姫名「どうぞ……ありきたりなロールケーキですが」

ほむら「いただきます」

姫名「お飲物はココアでよろしいでしょうか?」

ほむら「さっき選択肢に無かったような……」

姫名「流石はお嬢様のお友達ですね、聡明な方です」

ほむら「そんな事無いです……」

姫名「ではガラナをご用意いたしますね」

ほむら「え!あの……」

姫名「冗談です」

ほむら(また絡みづらい大人が……)


523: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/22(火) 18:20:35.85 ID:dGOFdZSq0

ほむら「……その……あの子はどこに……」

姫名「入り口のドアの上にスペースが有るのがお分かりいただけるでしょうか?」

ほむら「はい」

姫名「あそこが寝室になって居るので多分そこで寝ているかと」

ほむら「え」


姫名「お嬢様、暁美様がいらっしゃいましたよ?」

二組女3「 」

ほむら「待って下さい!彼女……呼吸を……!?救急車!!」

姫名「救急車は必要有りません……17時18分……お嬢様は短い生涯を終えられました」

ほむら「そんな!?だって……まだ……なにもしてないのに……?」

姫名「暁美様、冗談ですので泣き顔にならないで下さい」

ほむら「……へ?」

524: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/22(火) 18:21:40.88 ID:dGOFdZSq0

二組女3「 」

ほむら「でも今、呼吸してない……?」

姫名「脈はありますから」

ほむら「本当だ……」

姫名「たまにですが、数分間呼吸が止まるんです……もう少し待てば寝息が聞こえてきますよ」

二組女3「  ん~……zzz……」

ほむら「あ……」

姫名「申し訳御座いませんでした、軽い冗談のつもりだったのですが……」

ほむら「いえ、大丈夫です……冷静になればこんなに暖かい死人はいませんから……」

ほむら(馬鹿ね……何を慌ててたのかしら……)

姫名「お詫びと言っては何ですが今すぐに叩き起こしますので」

ほむら「なんでピコピコハンマーを取り出したのか分からないんですがそれは……」

姫名「お嬢様、起きて下さい」

二組女3「zzz……」

姫名「失礼」

ベチン!ガツッ!ボキィッ!!

ほむら(ピコピコしてない所で殴りだした!?)

525: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/22(火) 18:23:35.83 ID:dGOFdZSq0

二組女3「んー……ん?」

ほむら(起きた)

姫名「おはよう御座います」

二組女3「今何時ー?……まだ五時じゃん……」

姫名「暁美様がお見えですよ」

二組女3「そこの本棚の漫画勝手に読んでてよ……zzz」

ほむら「ちょ」

姫名「……はぁ……わざわざ訪ねて下さったのに申し訳御座いませんが……」

ほむら「昨日は遅かったんですか?」

姫名「11時には眠っていたかと……」

ほむら「そうですか……」



二組女3「ん~っ!……今何時ー……と」

ほむら「大体6時よ」

二組女3「6時か……」

二組女3(概ね二時間……今朝は七時半に起きて、授業で大体一時間は寝たから……持って十時半って所か……)

ほむら「カーティス……一体何者なの……?」

二組女3「……何してんだよ」


526: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/22(火) 18:26:20.88 ID:dGOFdZSq0

ほむら「クロスボーンガンダムを読んでいたのだけど」

二組女3「何勝手に……」

姫名「お嬢様がお招きになられたのですが」

二組女3「記憶がねぇ……」

姫名「ああいつも通りですね」

二組女3「……で、なんの用?」

ほむら「はい、忘れ物よ」っiPhone

二組女3「ん?あぁ……どうも」

ほむら「確かに渡したわ」

二組女3「……これだけ?」

ほむら「ええ」

二組女3「別に明日で良いじゃん」

ほむら「一人暮らしだから携帯のありがたみは身にしみてしまってるのよ」ファサァ

二組女3「流されてるうちに逃げれなくなったとかじゃなくて?」

ほむら「……」

527: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/22(火) 18:27:48.84 ID:dGOFdZSq0

ほむら「と言うよりなんで貴女は放課後残って無いのよ……二組の他の子は残っていたのに」

二組女3「病院だよ病院……一応トラックに跳ねられたんだぜあたし」

姫名「剥がれた爪が一週間もかからずに治る人に、軽く跳ねられた程度で病院が必要とは思えませんが」

ほむら(巴マミ……)

二組女3「額の傷も……ほれ完治済み」

ほむら「奇跡ね、何が起きたのかしら」

二組女3「知らね」

528: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/22(火) 18:31:07.42 ID:dGOFdZSq0

姫名「お嬢様、今こそ例の物を」

二組女3「だからあれは来週で……」

姫名「隠してあるあのノートの中身(特に5月24日の分)を朗読して差し上げましょうか?」ボソ

二組女3「……ぐ」

ほむら(なんの話?)

二組女3「……全く」ゴソゴソ

ほむら「?」

姫名「ハンカチを貸して貰ったお礼を用意していたのです……が」

ほむら「あぁ……」

姫名「何やら来週で良いと散々宣うのです、何故でしょうね」

ほむら「分かりません」

二組女3「予定ってのが有るんだよ……ほら」

ほむら「別にそんなもの……また何かお返ししなきゃいけなくなるじゃない……」

二組女3「別に良いよ、はい」

529: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/22(火) 18:33:00.09 ID:dGOFdZSq0

ほむら「……これは?新しいハンカチ?二枚も……」

二組女3「もう捨てちゃったけど前の奴に思い入れとか無いだろ?」

ほむら「まあ……」

二組女3「借りた分とお礼の分で二枚」

ほむら「ありがとう、お洒落ね……ハンカチに負けてるんじゃないの、私」

二組女3「たかだかバーバリーのハンカチ相手にそれはない」

ほむら「そう?」

二組女3「ないだろ」

姫名「うんうん」●REC

二組女3「何してんだ?」

姫名「お嬢様が余りにも可愛らしかったので録画を」

二組女3「そいつをこっちによこせ」

姫名「お断りします」

二組女3「逃がすか!!」

ほむら「大変ね、でも……」

姫名「それではごゆっくり♪」ヒュン!

二組女3「あの糞アマッ!!」

ほむら(楽しそうなのに……あの時の表情は……)


530: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/22(火) 18:35:26.17 ID:dGOFdZSq0

二組女3「っそ!……あいつは……!」

ほむら「そんなに荒れなくても……」

二組女3「はぁ……」

ほむら「……」グゥ~

二組女3「なんか食べる?」

ほむら「……ラーメンでも食べに行かない?」


~屋敷内 某所~

姫名「確保しました、お嬢様の貴重な照れ笑い」

メイド「流石姫名さん!!」

シェフ「後で俺にも焼き増しをくれぇっ!!」

コック長「頬ずりがあるなら百万でも買うぞー!!」

姫名「今なら初回生産限定版と言うことでお相手の暁美様の顔写真をお付けしましょう」ピラ

執事「闇討ちの姫名、未だここに在り……といったところか」

庶務「買います買います!」

執事「葉月家に最も長く仕えて居るのは今ではこの私だ……年功序列は守って貰おう」


531: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/22(火) 18:39:14.78 ID:dGOFdZSq0

二組女3「ちょっと待ってて、風呂入ってくる」

ほむら「そうね、私は続きを読んで待ってるわ」

二組女3「お好きにどうぞ」

~~

二組女3「あーすっきり」

ほむら「長く無い?もう7時過ぎたわよ」

二組女3「気にすんなって」

ほむら「ところでこのガンダムル・シーニュってあのゲームにいないの?」

二組女3「未完決作品とかどうでも良いんでAGE出して下さい」

ほむら「けど出して欲しいわ」

二組女3「まあ、アスナが参戦したらどんなゴミ機体でも星5まで使い込むけどさ……」

ほむら「続きはないの?」

二組女3「マクロスが終わるまでは厳しいだろ」

ほむら「そう……」

二組女3(まあ暁美さんがアスナを好きになるのは必然か)

532: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/22(火) 18:40:30.79 ID:dGOFdZSq0

~お隣の前橋市、某所~

ほむら「結局ル・シーニュって強いの?どう見てもネモに角が生えた程度とは思えないけど……」

二組女3「スペック的には百式とドッコイドッコイ、あの戦果はアスナ用に調整されたからこそでしょ」

ほむら「宇宙世紀で完全な専用機って珍しいの?」

二組女3「実質の専用機とかカラーリングで専用機とかカスタムメイドはそれなりにあるけど、完全な自分専用機ってのはアムロ、シャア、シロッコ、カリスト位しか持ってないんじゃない?」

ほむら「ユニコーンガンダムは元々バナージ用って訳じゃ無いものね」

二組女3「ん、着いた」

ほむら「ここ?」

二組女3「うん、ここ」

ほむら「ふーん?」

ほむら(なんかすごく……臭う……)

二組女3「さ、行きますか」


533: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/22(火) 18:42:02.16 ID:dGOFdZSq0

店員「らっしゃーい」

二組女3「普通でいいっしょ?850円」

ほむら「ええ、後で払うわ」

二組女3「ふーん」

ほむら(なんでこんなに空気が張り詰めているの……)

ほむら(っていうか大盛の人多すぎ……)

店員「お待たせしました………………野菜マシの方は……?」

二組女3「はい」

ほむら「 」

店員「こちら普通です、失礼します」ドン!

ラーメン(普通)「山盛りドーン!!」

ほむら(……普……通?)

二組女3「伸びるとグロいよ」ワシワシ 

ほむら「野菜炒めで無くラーメンが食べたいのだけれど」

二組女3「頑張れ」ズルズル

ほむら「……」パチン

ほむら(麺が見えない……)ワシワシ

534: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/22(火) 18:43:21.69 ID:dGOFdZSq0

二組女3「……」ズズー

ほむら(やっと麺を見つけた……スープ濃っ!?)

二組女3「……」シャクシャク

ほむら(なる程、野菜は薄味だから丁度良いのね……)シャクシャク

二組女3「……」ゴクゴク

ほむら(チャーシューはスープの中……と言うより麺の下敷きにしましょう)

二組女3「……」フー…

ほむら(でも850円で量がこれ……って言うのはむしろお得?)

二組女3「ズルズル」

ほむら(……いや、やっぱり濃い……)

二組女3「ムシャムシャ」

ほむら「食べるのが早いのね……黙ってて、集中するから」

二組女3「頑張れ」

ほむら(これくらい……最近のまどかのお弁当に比べれば何でもないわ!)ファサァ

二組女3(無理だろうな)

ほむら(決着を付けてやる!)


535: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/22(火) 18:46:22.28 ID:dGOFdZSq0

二組女3「やっぱ駄目だったか」ズルズル

ほむら「貴女何なの……」

二組女3「でも値段の割に量がお得でしょ」モクモク

ほむら「そうね……850円とは思えない満足感よ……」

ほむら(この子燃費悪いんじゃないの……)

店員(なんであの子あんなに食べれるの!?)

二組女3「あー食った食った」

ほむら「よくあんなアホみたいに濃い味を食べられるわ……」

二組女3「濃いかー?」

ほむら「舌おかしいわよ絶対」

二組女3「ま、さっさと帰ろうぜ」

ほむら「この時間だとうちにつくころには九時半すぎるわ」

二組女3「お前が行きたいって言い出したんじゃないか……」

536: ◆zvgbQuBPUA 2013/10/22(火) 18:56:45.77 ID:dGOFdZSq0

~で、美滝原市~

さやか「そしたらこちとら一人に対して奴さん方二人がかりよ」

まどか「うわぁ、そんな人本当にいるんだ」

さやか「けどまあ、そこはあたしもコンノォォォッ!!とばかりに……」

QB「そういえば今日はジャンプの発売日だね、買いに行かなくていいのかい?」

まどか「キュウべぇ」

QB「なんだい?」

まどか「話の腰折らないでね」

QB「キュップイ」

さやか「ジャンプはどうでもいいけどアイス食べたいねぇ~」

まどか「じゃあ、コンビニ寄っていこっか?」

QB(最寄りのコンビニへ行くため、君たちはここを右へ曲がるよね)



ほむら「ZZもう一回借りて見ようかしら」

二組女3「だからⅤガンダム外伝は巧妙に仕組まれたZZの販促だと……」

ほむら「あれはずるいと思うわ、ZZ外伝とすべきよ……コンビニ、何か買う?」

二組女3「別にいいよ、かったるいし」

ほむら「そう」




QB「まずは一手、打たせてもらったよ……暁美ほむら」




542: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 01:30:36.70 ID:IHKtB7ql0

さやか「んで最後はきっちり、あたしが強かったって奴?って煽ったわけよ」

まどか「そんな事して、GN灰皿されても知らないからね!投げた人の安否」

さやか「女の子だからって煽ったり脅すのは良くないと思います!」

まどか「あと掲示板で貴女の事知りました、とか言って話しかけるの辞めて下さい気持ち悪いです」

さやか「あれ以降怖くて1人じゃカード入れてプレイ出来ない……」

まどか「それと「これだから女は……」とか言うのも辞めて欲しいなって」

さやか「言われた方はてめえが下手なんだよ俗物って思っています」

まどか「スーパーフリーダム(笑)なんて相方に来ちゃったらショックかも知れないけどね、シャッフルでそんなにガチ機が並んでる訳じゃ無いんだから見逃してくれたらなって」

さやか「て言うかスーフリは先落ちしたいんだからMK2のあんたが後落ちシフトで動けっつう話でしょ!相手エピオンバンシィじゃん!普通にやれば勝てたでしょ!」

543: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 01:31:49.64 ID:IHKtB7ql0

まどか「NTD警戒しないでスーパーガンダム使い切って逃げれないなんて酷すぎるよ!あんまりだよ……」

さやか「お前の事だよ立体◯藤」

まどか「うん!なんかすっきりした!」

さやか「あれ?あそこにいるのはほむらじゃない?」

まどか「ん……本当だ!」

さやか「一緒にいるのは……あいつまた!」

まどか(どうしよう、修羅場っちゃう……かも)



ほむら「けどサイコミュ・ハンドは無いと思ったわ」

二組女3「ロケットパンチ(笑)……んで、こんばんは?」

さやか「あんたは何やってんのよ!こんな所で!」

544: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 01:32:35.04 ID:IHKtB7ql0

二組女3「家が近所でね、生活圏が一緒なの」

まどか「こんばんは」

ほむら「まどか!これは……」

まどか「大丈夫、分かってるよ」

まどか(けど……)

さやか「自分の立場とか分かってるわけ!?」

二組女3「……」

さやか「ほむらにもし何かあったら……!」

まどか「さやかちゃん!」

二組女3「それは無いよ、多分ね」

ほむら「そんなに目の敵にしなくても良いじゃない!決して邪な子じゃ無いって貴女も」

QB『ほむら、君は誰の味方なのかな?』

545: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 01:33:41.89 ID:IHKtB7ql0

さやか「そう言うことじゃないの!こいつは……」

QB『だれが君の味方なのかな?』

ほむら『黙りなさい!』

QB『一度止まって正しいと書くんだろう?』

ほむら「黙って!!」

さやか「なっ!?」

二組女3「はぁ?」

ほむら「あ……いや……これは……」

QB「キュップイ!」ヒュン!

まどか「あ……!まさか、キュウべぇっ!!」

二組女3(きゅうべーって何?)


546: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 01:35:08.48 ID:IHKtB7ql0

ほむら『違う!今のはキュウベぇに!』

さやか『キュウべぇに何言われたのよ?』

ほむら「それは……」

二組女3「へぇ?ついに仲間割れでも始めたわけ?」

さやか「ふっざけんな!!」

まどか「さやかちゃんストップ!ストップ!」

えりか「ちょっとちょっとちょっと!家の前で喧嘩しないでよもう……」

ほむら「えりか……」

えりか「ありますよ きっとあなたに 似合う服、を地で行く小さなお洋服屋さんなんだから、困るんだよね~こんなとこで騒がれると」

547: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 01:35:59.45 ID:IHKtB7ql0

まどか「えりかちゃんナイス!来週のジャンプは私が奢ってあげる!」

えりか「はぇ?」

まどか「ほむらちゃんこっち!」

ほむら「えっ……ちょ」

まどか「あとお願いね!」

さやか「……」

二組女3「……」

えりか「この空気丸投げ!?ジャンプ一冊じゃ割に合わないって!!」

二組女3「ふん」クル

さやか「あ……!待てよ!!」

二組女3「……」スタスタ

えりか「ストーップ!もう良いでしょうが!」


548: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 01:39:32.60 ID:IHKtB7ql0

まどか「へぇ……へぇ……どうだ!パワーアップした私の逃げ足は!」

ほむら「……」

まどか「くぅ~疲れた!どっか座ろ!」

ほむら「なんで……喧嘩になっちゃうの……?」

まどか(濁ってる……ほむらちゃんが濁ってるよぅ!)

まどか「えっとね……さやかちゃんも葉月さんもね、悪気がある訳じゃなくて……」

ほむら「名前で呼んでたんじゃ無かったの?」

まどか「ちょっと色々……あって……」

ほむら「ちょっとって何よ!?ちょっとって!!」

まどか「いや……その……」

ほむら「言えないんでしょ……どうせよそ者だものね」

まどか「そうじゃなくて私は――」

ほむら「っ!」

二組女2「おや?まどかと都民がこんな所でなにしてんのかな~?」

まどか「……」

ほむら「……」

549: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 01:41:19.46 ID:IHKtB7ql0

ゆうか「貴女も知りたい、私も知りたい、是非とも焼きたいお節介!で有名なわたくし、夏希ゆうかとしては非常に気になる訳ですよ」

ほむら「なんでもないわ」

ゆうか「嘘嘘!都民が怒るとこ初めて見たもん、ていうか会話全部聞いてたし」

ゆうか(これあかんやろと思って出てきたけどビンゴだったようで……)

まどか「いや……だから……」

ゆうか「だからあゆとさやかが険悪って話っしょ?そんなのあゆがヤクザの娘だからに決まってんじゃん」

まどか「ヤクザじゃないよ!」

ゆうか「パンピーからみたら変わんないっしょ」

ほむら「それだけ……なの?」

ゆうか「んな訳無いじゃん、あんた馬鹿?」

ほむら「……」

550: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 01:42:47.76 ID:IHKtB7ql0

ゆうか「二年前に結構デカい事件があってね、これがローカルでは散々騒がれた事件なんですよ」

ほむら「事件……」

まどか「その話は!」

ゆうか「いいじゃん、こんなの調べればすぐ出るんだからさ」

ほむら「………お願い」

ゆうか「お!案外話せるね、都民のくせに!」

まどか「ほむらちゃん……」

ほむら「私だけ除け者なんて……嫌よ」

ゆうか「その時の新聞の見出しはこうですよ!」バンバン!

ほむら(どうでもいいけどこの子も賑やかね……)

ゆうか「ヤクザ同士の抗争か!?見滝原の某大手企業親族を狙った連続殺人事件!……犯人は未だ不明、その最初の被害者が――」

551: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 01:43:55.02 ID:IHKtB7ql0

~ゲームセンター~


「あのマスター、やべぇぞ……」

「もう12連勝してやがる……!」

小巻「きぃぃぃっ!!何故私のガナーザクが破られるのですか!!」

「中距離では飛びキャンを駆使した鮮やかなランニングで弾幕を潜り抜け……」

「チャンスと見ればスライディングの当たり判定縮小を利用し急接近……」

「一瞬生じた隙を神速のNサブで捕らえる!」

「マスターに対して大幅有利とされているダブルオーライザーがあっと言う間にスクラップだ……」

二組女3(まあそろそろ連勝補正きつすぎて無理ゲーなんですが)


552: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 01:47:04.19 ID:IHKtB7ql0

ショウ「全く、お嬢ちゃんは何をそんなイライラしてるんだ、ん?」

二組女3「黙れよ  コン」

ショウ「そんな親の敵みたいに起き責めしないでやんなよ」

二組女3「このダブルオー初心者、フィールが足りてない」

ショウ「弱いもの苛めは良くないぞ」

二組女3「どの口が言うんだ」

ショウ「その節は反省したって、ほらダブルオーがトランザムを発動してきた」

二組女3「だから素人、強トランザムすら出来ないなんてさ」

ショウ「鬼畜かあんた」

二組女3「けどCSで着地を通しに来る辺りセンス自体はあるかな」

ショウ「分かんないなぁ……」

二組女3「人間息を吸って吐く瞬間が一番隙だらけなわけ、であのダブルオーはそれを狙うのが上手いからやり込めば強くなれると思う」

ショウ「お兄さんはオールドタイプだから分かんないかなぁ……」

二組女3「ま、センスの問題だしね……どの道フィールは足りない、あたしには勝てない」

ショウ「なるほどそこでライフル読みのDF抜けか……たしかにピンポイントの読みってのはセンスだよなぁ……」


553: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 01:50:09.00 ID:IHKtB7ql0

ほむら「やっぱりまだまだね……」

二組女3「……!」

ほむら「ダブルオーで頑張ってみたけどボロクソにされたわ……」

二組女3「あのダブルオーやっぱり無能だった」

ショウ「あんた達は仲が良いのは分かった」
 
二組女3「あのゴミダブルオー暁美さんだったんだ、へ~?」

ほむら「何かする間もなく終わったわ……」

二組女3「いやマスターに接近戦を挑む段で負けは決まってるし」セキハ!テンキョーケーン!

ショウ「ちょい……助けてリボンズ!」ウワァァァ!

二組女3「やべーこのZ鴨過ぎだろ」アァタタタタタァー!

ショウ「タンマ!タンマ!」シールドガ!

ほむら「でも下がったら味方のエクシアがやられそうで……」

二組女3「こっちも味方のデルタがポンコツだったからそっちを狩りに行くんだよ」ダークネス!フィンガー!

ほむら「前衛は味方を守るってまどかが……」

二組女3「それ味方が信用出来る時の話であって」フン!コワッパメェ!


554: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 01:58:52.87 ID:IHKtB7ql0

カミーユ「雑魚は消えろぉ!」

二組女3「てめーが雑魚だ禿」イッキニオワラセテクレルワァ!

ショウ「待ってくれよ、今カミーユ君が勝手に言ったんだ」オレノカラダヲ!ミンナニカスゾ!

二組女3「一方的に殴られる、痛さと怖さを教えてやるよ」ソンナウデデコノトウホウフハイニカナウトオモッタカ!?

ほむら(マスターはろくな射撃が無いようだし、やはり距離を離すしか……)

ショウ「ぬあー!」

ほむら「ほむぅ……改めて見ると凄い動きね、とてもじゃないけどまともに勝負出来ないもの」

二組女3「されてたまるか」キサマラノチカラナド!ソコマデノモノニスギンノカァ!

555: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 02:00:18.49 ID:IHKtB7ql0

ショウ「しかし枯れたなー……誰かがマスターで21連勝もするから」

二組女3「最後の一勝はCPU任せのガン逃げゲーだったけどな」

ほむら「マスターが完全に囮ね」

二組女3「ビームマグナム一発で150持ってかれた時は勝てないと思った」

ほむら「いつもはいくつなの?」

ショウ「普段は95だよ、1.5倍強のダメージだった訳だ」

ほむら「よくもまあ……」

二組女3「て言うか入ってよ、一人でアケ回りとか泣く」

ショウ「よーしおにいさん張り切っちゃうぞぉ!」

二組女3「はあ?コーラ買ってこいよカス」

ショウ「はい、すいません……」

二組女3「ペプシは駄目だからな」

ほむら「入ると言っても私ダブルオーしか使えないのだけど……」

二組女3「平気でしょ」

ほむら「ダブルオー以外も練習した方が良いのかしら……」

二組女3「ポップンしなよ」

ほむら「あれは無理よ絶対」

556: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 02:05:34.61 ID:IHKtB7ql0

ほむら「ちょっと!私を掴まないで!」コチラハミカタダ!

二組女3「まずこっちに来るなよ馬鹿」バァカモンガァ!

ほむら「敵が迫ってたじゃない」ティエリア!

二組女3「あんなのピンチじゃねーから」アマイワァ!

ほむら「なら一発叩いたところで停めなさい、どうしてダークネスフィンガーまできっちり当てるの?」オーライザー!ドッキングモード!

二組女3「やっておくしかないと感じた」アトイッキ!ユダンスルデナイゾ!

ショウ「仲良いなぁ……」

二組女3「おっさんコーラ」フン!アヤツナカナカヤリオルナ!

ショウ「おっさんじゃない、お兄さんだ!おれはまだ24だっつーの」

二組女3「うわぁ、それで厨房に手出すとか……」

ほむら「……」

ショウ「だからその節は反省してますって……はい、お嬢ちゃんは午後ティーで良い?」

ほむら「……」

ショウ「そんな目で見ないでくれよ……あんときは悪かったって」

557: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 02:06:42.78 ID:IHKtB7ql0

二組女3「話しかけんな●●」

ショウ「●●なわけないでしょうに」

二組女3「じゃあ息するのやめろよカス」

ショウ「そういや同性愛だって言ってたもんな、あんた達男嫌いかなんか?」

ほむら「ちょ」

二組女3「あんなの冗談に決まってんだろうが、馬鹿かお前は」

ショウ「ははは!そりゃ良かった!」パンパン

ほむら「何故?」

ショウ「二人ともキリッとしてて美人なのに同性愛じゃあもったいないだろう?」

ほむら「呆れた……」

ショウ「うちにくりゃあ結構稼げるぜ?」

ほむら「な……」

558: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 02:18:12.45 ID:IHKtB7ql0

二組女3「なぁに?体売れって言ってんの?」

ショウ「ははっ!そこまでがご希望かい?イイかは置いといても、あんたなら年八ケタだって狙えるだろうよ」

ほむら「あなた……破廉恥よ」

二組女3「あんな馬鹿どもに体を許す?冗談」

ショウ「お嬢様ってだけで付加価値としては充分だろ」

二組女3「へぇ……知ってるんだ?」

ショウ「花乃歌グループっていやぁ今じゃ世界でも名だたる大企業、その本拠地である見滝原で仕事させてもらってんだ

影の噂も入ってくるってもんさ……もっとも、その第一後継者が女とは知らなかったがな」

ほむら(……いやどう見ても女の子だけど)

二組女3「国の見滝原市再開発計画がダダ漏れだったんでね、美味しい思いをさせてもらったみたい」


559: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 02:19:11.55 ID:IHKtB7ql0

ショウ「美国久臣様さまさまだなぁ……あの人のおかげで今日の見滝原バブルがあるわけだし……」

二組女3「で、そのあたしがお金欲しさなんかにやると思うかい?」

ショウ「暇つぶしってのはどうだい?」

二組女3「ゲームで十分」

ショウ「おいおい清純ぶんなよ!」

二組女3「いいね、笑える!」

ショウ「んで?あんたはどこのラッキーな奴に捧げたんだ?」

二組女3「ラッキー?はははっ!当ててごらんよ、絶対に当てられないから」


560: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 02:20:28.91 ID:IHKtB7ql0

ほむら「……ないで」ガタン!

ショウ「ぐへっ!」ガシ

二組女3「ふふん?」

ショウ「ちょい……」ギュゥゥゥウ

ほむら「笑えないわよ……」ググ

二組女3「笑えるよ?」ニコッ

ほむら「笑えない!」グググ

二組女3「笑えるって!」

ほむら「笑い事じゃない!」グググ

二組女3「笑えるって言ってんだよ!!」

ほむら「笑わないでっ!!」

二組女3「っ……!!」

561: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 02:24:28.62 ID:IHKtB7ql0

二組女3「……とにかく離せよ、そろそろおっさん死ぬぞ」

ショウ「かっ……はっ……」

ほむら「こんなやつ……いっそ!」ギリギリ

二組女3「そんなんでいちいち殺すなよ、面倒だから」

ほむら「貴女侮辱されたのよ!!」

二組女3「悪かった」ギュゥ

ほむら「……私……!」ガクッ

二組女3「あたしに、じゃなくてあたしの為に怒ってるんだよな」

ほむら(殺そうとした……?)

ショウ「ゲホッ!ゲホッ……!」

二組女3「ほら……肩貸せよ、送るから」

ほむら「……」

二組女3「はぁ……」

ショウ「待ってくれ!俺が悪かった!」

二組女3「おい」

ゴスゥッ!!

ショウ「ぶはっ!!」ドタン

二組女3「あたしは優しいから、そのくらいで勘弁してあげる……べつにあたしは怒ってないからね」

562: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 02:27:09.57 ID:IHKtB7ql0

ほむら「馬鹿よ……大馬鹿よ貴女……」

二組女3「馬鹿はお前だ馬鹿、あんなんで一々暖まんなよ阿呆らしい」

ほむら「破廉恥よ……あの俗物」

二組女3「あんなんでも売れ手のホストらしいぜあいつ、舐められないために虚勢張ってるとかそっち系」

ほむら「……」

二組女3「相手は大人なんだから考えるだけカロリーが勿体無いって」

ほむら「ねえ」

二組女3「何?」

ほむら「…………お母さんが亡くなった時もそう考えたの?」

二組女3「……あのお喋りピンクそろそろ殺すか」

ほむら「貴女が何も言わないからでしょう」


563: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 02:28:07.66 ID:IHKtB7ql0

二組女3「……あの時は正味2カ月引きこもったよ」

ほむら「相当参ってたって……」

二組女3「早乙女先生に引きずられて保健室登校から始めて……教室に行くまで、って言うか真っ直ぐ歩けるようになるまで2カ月、突如ぶっ倒れるのを抑えられるようになるまで更に2カ月、足掛け半年でようやくまともに通えるようになったわけだ」

ほむら「庭のガーデンと碑はお母さんのため?」

二組女3「あそこに家が有ったんだよ、二階建てで青い屋根のちっちゃいやつ」

ほむら(ちょっと何言ってるのか分からない)

二組女3「けど焼き討ちされて……救助された時には全身黒こげ虫の息、病院に運ばれたけど一週間保たなかった」

ほむら「酷い……」

二組女3「……とまあここまでがニュースの内容」

ほむら「?」


564: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 02:43:11.06 ID:IHKtB7ql0

二組女3「それからあたしの親戚が殺されて回った……叔父や祖父、祖母、その兄弟……何人もね」

ほむら「……」

二組女3「正直言ってそいつらが殺されて思うことは無かった。引き籠っててそれどころじゃなかったし……まあ死ねばって感じ」

二組女3「殺されるならそれはそういう運命だよねって」

ほむら「そう考えたのは貴女だけだった……」

二組女3「ご名答!って言いたいけどそれだけじゃ半分正解かな」

ほむら「?」

二組女3「みんなは……少なくとも今の二組のほとんどがあたしから離れようとしなかった、だから半分不正解」

ほむら「……」

二組女3「あたしから離れろって言ったのはその子達の親、クラス替えで揉めに揉めたという当時の早乙女先生の心労やいかに」

ほむら(詢子さんも沙織さんも例外じゃなかった……それであの二人は……)

二組女3「……と、これが事後の話」

565: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 02:44:39.11 ID:IHKtB7ql0

二組女3「本当は最初に事の発端が入るんだよね」

ほむら「言いたくないなら……良い」

二組女3「……」

ほむら「私にも有るもの……言いたくないこと、言えないこと」

二組女3「暁美さんって……したこと、ある?」

ほむら「呆れた変 ね、あるわけ無いでしょ」

二組女3「む、これじゃなかったら何だ……秘密にしたいことって」

ほむら「分かんないわよ……絶対に」

二組女3「んー……」

ほむら「それこそ考えるだけカロリーの浪費になるわ」

二組女3「……」

ほむら「早く行きましょう?」

二組女3「……」カクン

ほむら「え?な、何?」バッ

二組女3「zzz」

ほむら「……」

二組女3「zzz」

ほむら「……へ?」

566: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 02:46:29.37 ID:IHKtB7ql0

ほむら「寝てる……?」

QB「今なら1対1だね」

ほむら「……良く出てきたものね」

QB「まどかもさやかも君を心配してるって言うのに、それを踏みにじって敵に歩み寄るのかい?」

ほむら「さっきはよくも……」

QB「君はその子のせいで散々にソウルジェムを穢されてるじゃないか」

ほむら「……」

QB「確かに舞台装置の魔女のグリーフシードを持っているのは君だ……余程でも無い限り濁り切ることは無いよね」

ほむら「何が言いたいの」

QB「最近随分とヒステリックな君を見にきたんだ」

ほむら「……早く魔女になれと言いたげね」

QB「君が消えてくれないとまどかとの契約が取れそうにないんでね」

ほむら「私が居なくなった位でまどかは契約しないわ」

QB「どういう事かな?君の蘇生は十分にあり得ると思うけど」

567: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 02:48:29.64 ID:IHKtB7ql0

ほむら「馬鹿ね、私もう要らないのよ」

QB「君は戦力的には十分価値があるはずだけど?」

ほむら「マミと杏子はお互いを支えて生きていける……たまには衝突するかも知れないけどゆまがなんとかしてくれるわ、織莉子とキリカもそう」

QB「……」

ほむら「さやかなんて私が出会ってきた彼女の中で間違い無く最強よ……魔法少女としても、女としても」

ほむら「そんなさやかがまどかを守ってくれる、私より確実に、私より近くで」

QB「成る程ね……そういう言い分なわけだ」

ほむら「まどかも……あの子は強くなった、さやかが倒れて一人っきりになっても頑張る事を止めなかった」

ほむら「杏子もなんだかんだ言いながらまどかを支えてくれていたし、そうやってクラスはまとまった」

QB「だから君は要らないと言うのかい?」


568: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 02:50:08.24 ID:IHKtB7ql0

ほむら「見滝原魔法少女連盟条約第一条は何?」

QB「魔法少女は女の子、君は頑なにこれを推していけどね 普通第一条っていうのはその条約の拘束範囲や存在意義を明記するものだよ?」

ほむら「ああ浪漫がない、一度位運動会に参加してみたいのよ……折角頑丈で健康な体になったんだし」

QB「理不尽な……」

ほむら「ま、それさえ終わればあとは割とどうでもいいわ」

QB「クラスからの迫害は随分と君の精神を蝕んだようだね」

ほむら「ふふ……もうでもいいことよ」

QB「二人から除け者にされてる自覚は有ったわけだ」

ほむら「何かを隠してるのはすぐ分かった……私は杏子ほど器量が良くないから……」

ほむら「隠されていることに耐えられない」

569: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 02:52:59.18 ID:IHKtB7ql0

QB「よく分からないなあ……結果的には友達を想っての隠し事だったんだろう?優しい嘘、と言うのは好ましい物じゃ無いのかい?」

ほむら「隠された物はこの際どうでも良い、隠された理由が分からなくて怖かった」

QB「内輪根性、君への劣等感や妬み、優越感を得たいため、君を標的とすることで仲間の結束を高める……君が予想できたのはこの位かな」


ほむら「並べなくて良いわ、吐き気がするから……自分のせいなのにね」

QB「訳が分からないよ」

ほむら「二組の子達もそう……結局好き放題やってたツケが回って来ただけ、ちゃんと話してみれば友好的にしてくれる子は何人もいたし」

QB「どの道長くは保ちそうに無いね、僕としてはそれが分かれば十分だけど」

ほむら「なら話は終わり、消えなさい」

QB「また期を見て来るよ」

ほむら「勝手にしなさい」

QB「キュップイ」ヒュン!

ほむら「はぁ……」

二組女3「……zzz」

ほむら「……この際だし、足首持って引きずって行くのもありね」グ!

ほむら「よっと!面倒だし結局おぶるのだけど」


570: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 02:54:07.09 ID:IHKtB7ql0


二組女3「……ん?」

ほむら「ちゃお、もうすぐ貴女の家よ」

二組女3「…………あっ」

ほむら「ナルコレプシーの気があるならそう言って、頭打ったらどうするの」

二組女3「……ありがと、歩くよ」

ほむら「抑えれるんじゃ無かったの?」

二組女3「一日十二時間以上起きてられない……だから睡眠薬で時間を調整してるだけ」

ほむら「PTSD?」

二組女3「残念、解理性障害っつうそうです」

ほむら「あらそう」

571: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 02:55:43.01 ID:IHKtB7ql0

二組女3「つうか降ろせよ」

ほむら「歩けるのなら勝手に振り解きなさい」

ほむら「それにもう着いたし」

二組女3「……ありがとう」スト

ほむら「なんなら部屋まで送りましょうか」

二組女3「冗談」

ほむら「そう?」

二組女3「手間かけさせて悪かったね、んじゃまt(ほむら「ねえ」ズイ

二組女3(ち、近い!)ドキドキ

ほむら「貴女に迫られて、貶されて気づけた」

二組女3(こ、この距離だったらキスしても事故でしょ?ですよね?……だよね!!)ムラムラドキドキ

ほむら「転校してきたばかりの私にみんなが歩み寄ろうとしてくれた、私はそれを振り払った……自分の目的のために」

二組女3(いい匂い!なにこれ幸せ!)バクバクムラムラ

ほむら「なんで意地悪言うのかって……簡単よねそんなこと、気に入らないに決まってる」スゥ

二組女3(私触られてる!ほっぺ触られてる!!)ドクドクバクバク

ほむら「感謝してるわ、気づかせてくれたこと……それと――」

二組女3(いかん、こんなおいしいタイミングで眠くなってきた……)




チュ

572: ◆l0O.gyaewI 2013/10/31(木) 03:03:38.20 ID:IHKtB7ql0

ほむら「『女性』として扱われるの……初めてで嬉しかった」

二組女3「 」

ほむら「勘違いしないで、これはお休みのキス」ファサァ

二組女3「……」

ほむら「それじゃ、さよなら」タッタッタ

二組女3「……お休みのキス、か」

ゆきな『へへっ!実はあたしも初めてなんだ!』

ゆきな『短い間だったけどね、同じ様に見て、聞けて、感じて、伝える事が出来て嬉しかったし楽しかった!でも私が生きるのはとても難しい事だから……』

ゆきな『貴女の事が大好きです!……なのにごめんね、これは━━』

ゆきな『それじゃ、さよなら!』

二組女3「知ってるよ、その表情も、あの味も……この気持ちも」

二組女3「誰にヴァージン捧げたと思ってんだ……折角癖を教えてあげたんだから直せよ、誘ってるみたいじゃん」

二組女3「……」

二組女3「なあゆきな……お前が居なくなって三年経つけど、生きるのってそんなに難しいかな?」ウル

二組女3「ちょっと……分かんないよ……」ゴシゴシ


579: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 02:54:50.50 ID:RHzxHZHS0


~次の日~


杏子「よ!」

ほむら「おはよう」

杏子「……あれ、顔色悪くない?」

ほむら「ちょっと風邪っぽいわ」

杏子「ああ……まあ今日も四時間だしな、さっさと帰って寝なよ」

ほむら「そのつもり」

杏子「……」

ほむら「……」

杏子「あー……昨日の晩飯なんにした?」

ほむら「ラーメン」

杏子「マジ?じゃあ誘えば良かったな……家、昨日はすき焼きだったからさ」

ほむら「別に良いわよ……お肉好きじゃないし」

杏子「そんな事言うなよ!ひとりぼっちは寂しいもんな、暑くなったら皆でキムチ鍋つついて我慢大会しようぜ」

ほむら「今日は朝から元気ね」

杏子「あたしはいつも元気じゃん?そんなことより体育祭終わったら鍋やるか!マミに言えばスペシャルなのが出てくるぜ、きっと」

ほむら「……もし生きてればね」

杏子「ん?」

ほむら「何でもない」

杏子「あ、そう?」

ほむら「……」

杏子(なんか機嫌が悪い……よな?)


580: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 02:57:20.76 ID:RHzxHZHS0

~玄関~


えりか「おっはよー!」

つぼみ「おはようございます」

杏子「よ」

ほむら「……」

えりか「ちょっとほむらー!よっ!位言ってよ、泣くよ?」

ほむら「……考え事してたの、ごめんなさい」

えりか「何考えてたのー?」

ほむら「なんか難しいこと」

えりか「じゃあしょうがないか……」

杏子「今納得する要素無かったけど」

つぼみ「大丈夫ですか?」

ほむら「大丈夫よ、変な宇宙人に騙されるような馬鹿しかひかない風邪だから」

杏子「あーじゃあ次あたしかもな」

えりか「つーかあゆに何を命令するか考えた?」

ほむら「……考えて無かったわ」

えりか「1日男装とかどう?」

杏子「あいつにはプリキュアのコスプレとかのが効きそうだけどな、特にキュアサンシャインとかその辺」

つぼみ「鬼ですね……」

581: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 02:59:05.53 ID:RHzxHZHS0

~教室~

杏子「よーっす」

中沢「俺が今日学校に来た意味はあった」

恭介「勉学に意味を見出してくれよ」

えりか「あんたその内ぶっ飛ばされるよ、杏子に」


まどか「二人ともおはよー!」

さやか「おはよ!」

仁美「おはようございます」

杏子「ようよう御三方」

ほむら「……おはよう」

さやか『あの……昨日はごめん』

ほむら『私の方こそごめんなさい』

まどか「……」

さやか「……」

ほむら「……」

杏子「ちょっとちょっと!なんで朝からそんな暗いのさ?」

仁美「まさかっ!ほむらさんが浮気で修羅場になったとか……!」

まどか(ちょっと当たってるのがまた……)

582: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:01:17.84 ID:RHzxHZHS0

杏子「三股はダメだろほむら」

ほむら「なんでそうなるの」

さやか「いやいや同性愛とか勘弁してよねって感じ」

まどか「私もそれはどうかと思うかな」

杏子「 」

ほむら「……」

仁美「あら、同性に好かれるのは素敵な女性たる証ですわ」

杏子「そうだ、なんでも頭ごなしに否定しちゃダメだぜ!」

さやか「けどあたしら女の子だよ?普通に恋愛したいじゃん」

まどか「杏子ちゃんと仁美ちゃんはモテるから良いなぁ……」

杏子「モテてんのかあたし……」

仁美「すいませんが安っぽい殿方には興味が無いんですの」

まどか(髪型の問題なのなぁ……)

583: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:02:55.38 ID:RHzxHZHS0

さやか「もう三人で同盟組もう!」

まどか「どうする?ほむらちゃん」

ほむら「まあ……悪くないかも」

杏子「ああ好きにしてくれ好きに……今日一時間目社会だよな?」ドン

さやか「レポートバッチ!」

まどか「二時間目は英語だよ!」

杏子「あ、やべぇ……英語の教科書忘れたっぽいな」ゴソゴソ

さやか「あたしはあんたが律儀に教科書持ち帰ってる事に驚いたわ……」

杏子「教科書無しで宿題やれる奴が信じらんねえよ……しゃーない、隣で借りてくっか!……付き合えよ、仁美」ガタ

仁美「モテる同盟でも組みますか?」スタスタ

杏子「ありだな」チラッ

さやか「ぐぅ……何も言えん……!」

ほむら「……」

まどか「あれ……今日二組英語無いよね?」

さやか「誰か置き勉してるって」

ほむら「……」

584: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:03:40.65 ID:RHzxHZHS0

まどか「あの……保健室、行く?」

ほむら「……そうするわ」ガタ

まどか「じゃあ……」

ほむら「一人で行ける」

まどか「駄目だよ、フラフラしてるし一緒に行こう?」

ほむら「ほっといて!」

まどか「 」ビク

さやか「!」

ほむら「……」スタスタ

恭介「何やら尋常じゃない怒りを買ったみたいだけどどうしたんだい?」

さやか「あたし、呆れられたかなぁ……」

まどか「ほむらちゃんはそんな子じゃ無いよ……きっと」


585: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:04:32.82 ID:RHzxHZHS0

杏子「おーい関西女」

かえで「 か え で や ! 」

杏子「分かった分かった、かえで様かえで様」

かえで「して何用かね?」

杏子「英語の教科書貸ーして」

かえで「うちら今日英語無いねん」

杏子「ふざけんじゃねえ!じゃあ何の為にあたし来たんだよ!」ギュゥ

かえで「理不尽やでホンマ……」

仁美「大丈夫、このクラスには教科書全部据え置きの方がいますわ……ね、歩さん?」

あゆ「は?」

杏子(あゆって呼び名だったのかよ!ん?……どっかで聞いたこと有るような……?)

かえで「教科書貸して欲しいんやって、佐倉が」

あゆ「知るか」プイ

586: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:05:42.13 ID:RHzxHZHS0

杏子「そんなこと言わずに頼むよ女王様!」

あゆ「……」

杏子「あれ?浜崎的にあゆゆって呼んだ方が良い?」

あゆ「あんこって呼ぼうか?」

杏子「勘弁……」

仁美「駄目ですか?」

あゆ「勝手に漁れよ、面倒くさい」

杏子「サンキューあゆ!」

仁美「ありがとうございます!」

あゆ「馴れ馴れしい奴……」

かえで「あれやな、殴り合って友情芽生える系や」

あゆ「ねーよ」

仁美「ところでいつになったら告白するんですか?」ボソ

あゆ「 」

かえで「ん、今なんて?」

仁美「何でも御座いませんわ」

587: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:07:15.32 ID:RHzxHZHS0

あやか「あれ、佐倉さん何してるの?」

杏子「教科書取りに来た」ガパ

ゆうか「そこまかり間違ってもあんたのロッカーじゃないでしょ」

杏子「そうだな……ならば海賊らしく━━いただいてゆく!!」バサァ!

ゆうか「なんでそうなるの!?海賊って何っ!?」

あやか「なんで黒本知らないの!!」バン!

ゆうか「怒られると思ってなかった!しかもあやに」

杏子「だが今のはあんたが悪いぜ?」

ゆうか「えぇー……あたしが悪かったのー?」

杏子「黒本見ようぜ!」

ゆうか「ステマだったわー」

あやか「じゃあ今度あゆと三人で劇場Zから見ようね」

ゆうか「味方居なかったとか盲点だったわー」



~お

588: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:09:15.39 ID:RHzxHZHS0


~お昼時~


杏子「……」ポリポリ

まどか「……」モシャモシャ

さやか「……」モクモク

杏子(なんだこのお葬式ムード)

杏子「あー……のさ、ほむらはどこ行っちゃったのさ」

まどか「保健室で寝てるよ……」

杏子「全く、魔法少女が風邪とか甘えだよなー!」

さやか「……」

まどか「……」

杏子「だ、大丈夫だって!また明日には「その必要は無いわ」ファサァって現れるさ」

さやか「うん……そうだね!暗いのヤメヤメ、レクリエーション競技の対策でも考えよう!」

まどか「今年はコスプレ借り物競争なんだっけ?」

杏子「どっちかつうと探しもの競争だな」


589: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:12:39.64 ID:RHzxHZHS0

さやか「去年のコスプレ障害物競争は酷かったからなぁ……」シミジミ

杏子「点数高いんだから負けんなよ!さやか」

さやか「そこは体育委員の杏子からの情報横流しで……」

杏子「アドバイスしようが無いだろ……まあ変な借り物引いても諦めるなよ?裏で根回ししてるから必ず誰かが持ってるんだ」

さやか「変なって何よ、むしろ」

杏子「殺人6点セットとか」

まどか「怖い冗談やめてよ」

杏子「星のカービィ全巻とか」

さやか「レベル高ぇ……」

杏子「あとは特定の何かが出来る人とかか」

まどか「パラパラ踊れる人とか?」

さやか「ディスラブ!スリル・ショック・サスペンス!」

杏子「ティロ・フィナーレが出来る人とか」

さやか「個人じゃん」

杏子「さやかの芸人魂を信じてるよ」

さやか「結局そういう競技なんだろうね……」

まどか「頑張って!」

杏子(ふふふ……実はさやかのコスチューム水着にしちゃった!)

杏子(マミなら何も言わずともさやかを録画してくれるはずだし!)

まどか「なんでニヤニヤしてるのー?」

さやか「楽しみなんだねー杏子も」

杏子「あったりまえじゃん!」

590: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:14:03.76 ID:RHzxHZHS0


~次の日 ほむホーム~


ほむら「……」

QB「やあほむら」

ほむら「何をしに来たの?」

QB「まどか達に頼まれたからだよ」

ほむら「そう」

QB「何故学校へ行かないんだい?」

ほむら「……行きたくないから」

QB「訳が分からないよ」

ほむら「分からなくて良い」

QB「君が一番普通の少女としての生活を重んじるように言ったんじゃないか、それを君が放棄するのかい?」

ほむら「皆は大丈夫だし、もういいでしょ」

QB「その皆が君に干渉したがっているんだが……」

ほむら「だからほっといてって言ってるでしょ!」ドン!

QB「君は最近ヒステリーでも患ったのかい?」

ほむら「黙れ!!」


591: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:15:35.54 ID:RHzxHZHS0

男「最近隣の子荒れすぎだろ……」

女「中学生で一人暮らしなんだっけ?」

男「無愛想だけど悪い子じゃ無いんだ、ゴミの分別とかちゃんとしてるし」

女「  コン?」

男「イエス、  ータ!ノー、タッチ!」

女「うん、別れよっか」



QB「暴れ足りたかい?」

ほむら「はぁ……はぁ……」

QB「八つ当たりにしたってあんまりじゃないか……何匹殺せば気が済むんだい?」

ほむら「……なら、二度と関わることの無いようにして」

QB「そうも行かないんだよね、まどかの頼みを断ると心象が悪くなるじゃないか」

ほむら「そう……あなたたちってそういうやつらよね……」


592: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:19:33.86 ID:RHzxHZHS0

QB「片付けなくて良いのかい?爆弾の材料なんかもあるんだろう?」

ほむら「……」

QB「洗濯物や洗い物もそのまんまじゃないか、最近は随分と荒れた生活だったようだね」

ほむら「もうどうでも良いって言ってるじゃない……私、生きてたって仕方ないもの」

QB「それにしては不思議だね……普通は生きることを放棄するとソウルジェムが一瞬で濁りきるものなんだけど」

ほむら「死にたいとは思わない……けど、生きていたいとは思わない」

QB「なるほどね、君の魔法少女としての在り方は僕としても疑問だったけどこれで一つの結論に至ったよ」

ほむら「ああそう、消えなさい」

QB「聞いてくれたって良いじゃないか!」

ほむら「……」

QB「やれやれ、まどか達には君が不貞寝をしてたって伝えておくよ」

ほむら「……体育祭には行く」

QB「きゅ?」

ほむら「ちょっと疲れたから休む、そう言っておいて」

QB「了解だけど……」

ほむら「早く消えなさい」

QB「はいはい、君は僕の話を聞く気がないんだね」

593: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:21:32.23 ID:RHzxHZHS0


~さらに次の日、お昼~


ゆうか「聞いたー?都民不登校だってー」

かえで「やっぱ巨人ファンはロクなのおらんでほんま」

あやか「よく分かんないけど……」

葵「あれ?実はちょーっと心配?」

あゆ「はあ?」

ゆうか「心配なんだ」

あやか「心配なんだね」

葵「ビンゴ!」

かえで「ほう?ツンツンデレデレかいな!」

あゆ「まとめてはり倒すぞゴミ共」

葵「まあ、あの程度でへこたれるなら所詮そこまででしょ」

ゆうか「目の上のタンコブ減ってちょうど良いかって感じ」

かえで「先生うざいもんなー!

「お前ら、入院してた暁美でもこれくらいは出来るぞ」キリッ ゆーてな!腹立つでホンマ」

ゆうか「マネうま!」

あやか「暁美さんが直接悪い訳じゃ無いけどね……」



594: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:22:53.99 ID:RHzxHZHS0

葵「それはそうと純、夏希、葉月は何時になったら再開するのさ、あれ」

ゆうか「まーだあゆのフィールが足りてないんだよねー?」ニヤニヤ

あゆ「殺されたいか、ゆう?」

あやか「音楽祭には間に合わせたいけど……」

あゆ「……」

葵「また上条に教われば良いじゃない、葉月ならすぐに取り戻すよ」

あゆ「出来る出来ないじゃなくてやるやらないの話なんだけど」

葵「なら一層直球勝負でしょ!」

あゆ「体育祭終わったら考えるよ」

かえで「しっかし葉月は野菜好きよなー……」

あゆ「はぁ?」

かえで「毎日毎日よくマヨも無しにボリボリかじれるもんやてな」

あゆ「単純に栄養吸収率高いし」

かえで「さもしいのぉ……」

ゆうか「コロッケとかでもソースなしで平然と食べるもんねあゆ……」

あやか「しかも速い……」

葵「そうかな?」

かえで「二人とも早すぎなんやアホ」


595: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:25:32.47 ID:RHzxHZHS0

葵「う~ん!けど暁美が来なくなったのはちょっと残念かな!」

あゆ「なんで?」

葵「折角勝負の約束取り付けて本気のバトルをやれそうだったのにね」

あゆ「脳筋乙」

葵「あのすかした顔、一回あかしてやりたかったんだけどなー」

あゆ「要は生意気な転校生だしな」

葵「そゆこと!」

かえで(でも暁美は美樹と鹿目の母親に連れられて一回うちの店に来よったよな?そのへんどう思うか聞いてみよか)

あやか(あの時なんで暁美さんとあゆは一緒にいたんだろ?ここまで大事になってるなら流石に知りたいな……抱え込んでるかもだし)

ゆうか(都民がまどかを怒鳴るってやっぱあれだよね?うーん……さやかとのトラブルの詳細を知りたい!)

かえで「のう葉月」

あやゆう「「ねえあゆ!」」

あゆ「……なんだよ」

かえで「後で聞きたいことあんねん」

あやか「秘密のお話だよ?」

ゆうか「同じ要件でーす」

葵「三股?」

あゆ「ざけんな」

あやか(そういう修羅場ってありかも……)

596: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:26:59.20 ID:RHzxHZHS0


QB「そのまま数日が過ぎて……」


ほむら「……まだ4時」

ほむら「いえ……もう4時……ね」

QB「今日は行くんだろ?待ちに待った体育祭だからね」

ほむら「……」

QB「しかし酷い散らかりようだね……本当に何もしなかったのかい?」

ほむら「布団に籠もってソウルジェムを浄化してただけ、確かに何もしてないわね」

QB「杏子もさやかもまどかも君を信じて待つことに決めたんだ。今日行かないのであればそれこそ裏切りと称すべき行為だよね」

ほむら「煽るのがお上手ね、誉めてあげる」ピッ

TV「おはよう御座います。今朝のニュースは~」

QB「なんで見もしないテレビをつけるんだい?」

ほむら「惰性よ、惰性」

QB「マミもそうだけれど意味が無いよね、全く持って浪費としか言いようがない」

ほむら「はいはい」

QB「君たちは宇宙の危機だって言うのにいまいちそれを理解できてないよね」

ほむら「それも含めてエントロピーと魔法少女でしょ?」

QB「そうだけどね」

ほむら「ああ、今日お母さんたちが来るんだった……どうでもいいわね、今更だし」

QB「最後の一日が有意義なものになると良いね」

ほむら「大いに意義の有るものとなるでしょうね」

QB「キュップイ」


597: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:28:32.96 ID:RHzxHZHS0


~鹿目家~


まどか「あぁ~……」ソワソワ

タツヤ「ねーちゃん元気ないねー」

詢子「大丈夫だって、今日は来るって言ってたんだろ?」

まどか「朝ご飯ちゃんと食べたかな、忘れ物はしてないかな、夜ちゃんと眠れたのかな」ソワソワ マドマド

詢子「まあ酒に溺れてさえなければ元気にやってるだろ」

知久「ママ?」

詢子「はい、自虐です……」

まどか「あうあうあう……」

知久「落ち着きなよまどか」

まどか「だけどパパ!」

知久「便りが無いのは元気な証、ほむらちゃんはちゃんと考えて動ける子だよ」

詢子「誰にだって充電期間ってのは必要さ……まあいざとなったら和子が合い鍵を持っているから大丈夫だよ」

まどか(あ、それでこの二人落ち着いてるんだ……)

598: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:29:37.67 ID:RHzxHZHS0

詢子「ぶっちゃけ毎日電話で近況報告だけ受けてるみたいだけどな」

まどか「ってそう言うことは教えてよ!」

詢子「人のプライベートなんだからペラペラ喋るのは無しだろ?」

まどか「えぇ~……」

詢子「まあ兎に角、私は席取りに行ってくるよ!」

知久「行ってらっしゃい、僕もお弁当を用意したら行くから戸締まりよろしくね、まどか」

まどか「うん」

詢子「愛娘4人の活躍を一番良く見る為だからな、いつもと違って本気度120パーだ!」

タツヤ「頑張ってね」

詢子「任しとけタツヤ!今年のねーちゃんは本気度240パーってとこだからな、勝利の美酒を期待出来るさ」

まどか「おおげさだよ……」

詢子「おおげさなもんか!期待してるよ!」


599: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:31:24.17 ID:RHzxHZHS0

姫名「お嬢様、お時間です」

あゆ「Zzz……」

姫名「お嬢様、お時間です」

あゆ「Zzz……」

姫名「さて、今日は何で起こしましょうか?」スッ

まもる「あの姫名さん、お手柔らかに……」

姫名「大丈夫です、いつも通り優しく起こしますから」ゴソゴソ

まもる(今日はダイソンか……ドンマイねーちゃん……)


あゆ「どういう思考回路してんだこのどクズ野郎!!」

姫名「へそが見えていたので吸いたくなりました」

あゆ「つーか止めろよ衛!」

まもる「うん、でも三度寝決め込んだねーちゃんが一番悪いと正直思う」

あゆ「はぁ……」

姫名「さ、朝ご飯の用意も出来ています。お急ぎ下さい」

あゆ「はいはい、すぐリビングに行きますよ」



600: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:32:44.97 ID:RHzxHZHS0

あゆ「……おはようございます、父上殿」

毅「あぁ、おはよう」

執事「おはようございます、お嬢様」

コック長「おはようございます、今朝は力の出るようジンジャーティーを用意致しました」

あゆ「はいはい、臭くてピリピリするやつね」

まもる(ああ、家族揃っての食事は辛い……)

姫名「頑張って下さいお坊ちゃま!」

まもる「心を読まないで下さい」

姫名「おっほっほ!」

毅「お前たち、今日は体育祭だと言っていたな」

あゆ「来んな」

毅「11時頃から見に行く」

まもる「本当に?俺、今年は長距離の選手なんだ!しかも丁度お昼前!」

あゆ「っ!」

姫名「お嬢様」

あゆ「……」

601: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:34:20.24 ID:RHzxHZHS0

毅「歩はなんの競技に出るのかな?」

あゆ「……」

姫名「個人競技は長距離とレクリエーション以外に参加します」

毅「そうか、活躍が見れることを期待しているよ」

あゆ「……」

まもる「あー……白組なんにゃ負けないぜねーちゃん!」

毅「ほう、歩と衛は敵同士なのか?」

あゆ「ごちそうさま」

姫名「お部屋に居ますか?」

あゆ「うん」

毅「今年はちゃんと参加出来るのだな、歩は」

姫名「はい、お嬢様も表面的にはああでも楽しみにしていたようです。ポエム帳(日記)にもそんなことが書いてありました」

毅「お前もだな、姫名……今日の仕事はすぐに片がつく」

姫名「行ってらっしゃいませ、会場でお待ちしております」

まもる「行ってらっしゃい!」

毅「ああ、また後でな」


602: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:35:28.39 ID:RHzxHZHS0

あゆ「って言ってもやること無いし、iPhoneは……っと」

あゆ「……」ゴロン

あゆ「ん?」ツイッ

あゆ「高崎駅で人身事故……前橋の送電基地が原因不明の暴走……」

あゆ「送電基地が故障してJR以外含め関東圏内のほとんどの電車が使えなくなりました……っと」

あゆ「東京から郊外へ遊びにいく奴らに直撃か……」

あゆ「あたしには関係無い話じゃん」

あゆ「……」

603: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:38:16.12 ID:RHzxHZHS0


~学校~


さやか「……」

まどか「……」

仁美「今日は来るって言ってましたよね?早乙女先生」

つぼみ「確かに言ってました!」

えりか「だから早起きしたんだよねちゅぼみー?」

まどか「杏子ちゃんなら……大丈夫だよね?」

さやか「……あー!やっぱあたしも行けば良かった!」

マミ『おはようみんな』

さやか『マミさん!おはようございます』

マミ『あら?暁美さんと杏子は?』

まどか(それって、つまり……)

織莉子「おはようございます、マミ」

マミ「あら、織莉子も来たの?」

織莉子「キリカの後輩の晴れ姿だもの!」

マミ「でもキリカが居ないわ」

織莉子「お弁当を作るって張り切ってだけど~」


604: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:41:41.71 ID:RHzxHZHS0

織莉子『さやかさん、まどかさん』

杏子『ちょっと集合』

ゆま『体育館裏』

まどか「え?ほむらちゃんは?」

さやか「とにかく行くよ、まどか!」

まどか「うん!」



あゆ「……」

あやか「あ!今目で暁美さんの事探したでしょ?」

あゆ「おい中沢」

中沢「なんだいバンビーノ!……なんだ、お前か」

あゆ「ちょっと来い」

中沢「え~……」

あゆ「は?」ギュゥ~

中沢「痛い痛い!行くよ!行きます!」

あやか「無視しなくてもいいじゃん!」

あゆ「あや」

あやか「何何何?」

あゆ「ペンと紙持ってない?」

あやか「持ってるけど……」

あゆ「姫名」

姫名「御意」ザザッ

中沢(昔から憧れてるぜ、いつでもボケに走れるその姿勢……!)


605: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:42:57.44 ID:RHzxHZHS0

~体育館裏~

杏子「結論からいくとほむらが家に居ない」

まどか「嘘……」

さやか「……」

ゆま「今はキリカねーちゃんが探しに行ってるけど……」

杏子「織莉子でも見つからないんだと」

さやか「じゃあマミさんに言って……マミさんならすぐに」

織莉子『なりません』

さやか『なんで!』

織莉子『もしマミが最初にほむらさんを見付けたら、彼女はマミに事後処理を頼んで自害します』

まどか「そんなこと!」

織莉子『魂が濁るってそう言う事よ』

さやか『……』

606: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:44:45.99 ID:RHzxHZHS0

織莉子『このまま進んだ先の未来は二つ、一つはマミの目前で自害、もう一つは明日のニュースで行方不明者として報じられるか』

杏子「けど……少なくともあたしはそんな未来、お断り願うね」

ゆま「私も!」

さやか「あたしだって!」

まどか「私もだよ!」

織莉子『よって勝利条件は一つ……マミに見つかるよりも、彼女の未来が絶たれるよりも先に誰かが見つけ、穢れを浄化するよう説得すること』

さやか「よし!早速……」

杏子「待てって!」ガシッ

さやか「なんだよ!早くしなきゃ!」

杏子「このまま行ったらマミが気付く……キュウべぇに探りを入れられたら詰みだ」

まどか「そっか……キュウべぇだったら嬉々として教えちゃうかも……」

ゆま「そこで杏子のロッソ・ファンタズマ!」

杏子「けどあたしの魔法はまだ万全じゃ無い、マミを誤魔化す程の分身は二人しか作れないし……それも限界まで持って三十分」

さやか「上等!それだけあれば町中を飛び回れる!」

ゆま「私も頑張るよ!」

まどか「うん!……痛っ!」コツン!

杏子「盛り上がってるところなんだからさぁ……」

まどか「ご、ごめん……」

さやか「兎に角あたしたちは一度人目につかない所へ……!」

ゆま「心配ご無用、煙玉!」ボン!

まどか「うわっぷ……!」

607: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:49:42.70 ID:RHzxHZHS0

杏子「全く……楽に助かる命が無いのは」ボヒュウ

杏子「どこも一緒だな!」ザン

ゆま「ウェイク・アップ!」パシュン!

さやか「掴み取ってみせる、運命の切り札!」バサァッ!

まどか「ケホッ!ケホッ!何か当たったよね……ペン?」

まどか「紙が挟まってる……なんだろ?」

さやか「まどか?行くよ!」

まどか「うん、お願い」



あゆ「ナイスピッチ、流石野球部……いい具合に後頭部に直ったな」


中沢「直らすつもりは無かったんだけど、まあいいや」

あやか「煙玉にはツッコまないの!?」

中沢「別に」

あゆ「宗教上の理由じゃないの」

あやか「そんなんで済むあれじゃ無いでしょ!」

中沢「あ、なんか二つ飛び上がった」

あやか「今人影にしか見えなかったよ!?なんかヤバいって!!」

あゆ(まあ……あの三人ならなんとかするだろ)

中沢「ファイトだ鹿目ちゃん!」

あやか「おお、煙が晴れたらちゃんと誰もいない……」



608: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:51:39.78 ID:RHzxHZHS0


~街中~


さやか「ゆまちゃんはあっち、あたしはこっち!まどかはそこら辺を探してみて!」

まどか「うん!」

ゆま「任せて!」

さやか「見付けたらキュウべぇを通して知らせること!」

ゆまど「OK!」

さやか「それじゃ、コンバットオープン!!」バサァッ!


~駅ビル 屋上~


ダンッ!


ほむら「ここから見えるのが人身事故の現場……」ハァ…ハァ

ほむら(魔女の口付けがある……魔力の残り香は……あった!これを辿れば)バッ

キリカ「やあほむら」

ほむら「キリカ!どうしてここに……」

キリカ「さして難しい推理じゃないよ」

ほむら「……」

キリカ「君は東京から一人でこの地に来た、なら今日みたいな日に我が子の顔を拝みに来るのはとても自然な事じゃないかって思うんだ」

ほむら「それもそうね」

キリカ「織莉子に出来ない数少ない事の一つ……彼女の予知に引っかからいってのは、織莉子には想像する事すら叶わないって事なんだ」

ほむら「……親子の絆」

キリカ「まーた臭い台詞回しで来たね!」

609: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:53:11.09 ID:RHzxHZHS0

ほむら「兎に角退いて」

キリカ「君の行くべき道はこっちにないよ」

ほむら「あなたには関係無い」

キリカ「君が大人しく学校へ行ったのなら、マミと織莉子と私で片付けておくよ……残念ながらそれくらいの魔女だ」

ほむら「理屈じゃないのよ?」

キリカ「私がさっき見て来た、倒せるのなら倒しておいたさ」

ほむら「卵の殻を割らなきゃオムレツは作れない」ス

キリカ(指輪を構えた……力づくでも、ってことなのかな……)

キリカ「食べなければ良い、その分は美味しいケーキをみんなで食べよう」バッ

ほむら「聞き分けが無いのね……私はオムレツが食べたいの」バシュン!

キリカ「……君位なら私一人で軽く捻れるよ?」バサァ!

ほむら「オムレツを食べるには卵の殻は割るしかないの!」

キリカ(戦うしか無い……か!)

キリカ「卵の殻は硬いんだ……諦めろよ!ステッピングファング!」ガション!

610: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:54:14.60 ID:RHzxHZHS0

ほむら「ふん」バッ

キリカ「逃がすか!」タン!

ほむら「……」ピンッ

キリカ「バカ!」サッ

ボン!

キリカ「全く」

ほむら「……」チャ

キリカ「ガンファイトは苦手なんだ!飛び込ませて貰う!」ダッ

ほむら「接近戦は不利……ね」ギン!

キリカ「手数が違うんだ!クラブ二本で対抗出来ると思うなよ」バチン!

ほむら「っ!」

ほむら(クラブを二本とも飛ばされた!なら……)

ほむら「やっぱり卵は手早く割るに限るわね」ブン!

キリカ「おっと!……中華鍋?」スタ

ほむら「色々と時間がないの、決着にさせてもらうわ」

キリカ「それで倒す?私を?」

ほむら「これがあなたを倒す最適の武器よ」

キリカ「良いね!やれよ!やってみせてくれよ!!」ダッ!


611: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:57:00.10 ID:RHzxHZHS0

キリカ(インファイトでほむらのソウルジェムを奪う、そろそろ限界だ!)

ほむら「貰った」ビュン! ガシャン!

キリカ(投げてきた、やはり照準〈エイム〉の為の目隠しか……手が早いな、私以外ならやれてたかもね)

ほむら(あなたのやってることはきっと正しい……だから)

キリカ「けど、この鍋を盾にするだけの話!速度低下!」ギュゥン

キリカ「このまま最短距離で!」


ボンッ! 


キリカ(中華鍋が加速し(ガンッ!!

ほむら「手に取るように分かる」チャ


ガウン!!


キリカ「がっ……!」 ドサッ

ほむら「この銃の弾は対暴徒鎮圧用特殊ゴム弾、魔法少女相手でも急所を狙えば普通に気絶させられる……角度がそれたせいで一発とは行かなかったけど」ガシャン

キリカ(そっか……一緒に接触信管の爆弾を投げたのか……それで速度低下を受けた鍋にぶつかって爆発すれば、爆風で鍋が加速する)

ほむら「今まで…………ありがとうございました」チャ

キリカ(あーあ……後輩を泣かせちゃったよ、私ってほんと)

キリカ「頼りない先輩だ」


ガウンッ!!


ほむら「そんなことありません……少なくとも私にとっては」

ほむら「貴女や織莉子と仲良くできる日が来るなんて、正直思ってなかった」

ほむら「この時間軸はイレギュラーだらけだったけど……幸せだったって思えるわ」

ほむら「ちゃお」シュン

612: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 03:59:52.06 ID:RHzxHZHS0

まどか「どこにいるんだろう……ほむらちゃん」

まどか「こんなことになるのなら……ううん、諦めちゃだめだよね!」ヒラ

まどか(あ、さっきの紙……なんだろう?)ペラ

まどか「ん?タクシーチケット?何これ……」

まどか「手紙は……あゆちゃんから?」

まどか「……!」

まどか「キュウべぇ!あとタクシー!!」

QB「キュップイ!」

まどか「さやかちゃんとゆまちゃんに伝えて!」

QB「君は僕を……」

まどか「宇宙のエントロピーが増大しますようにってお願いしちゃうよ?いいの?」

QB「さやかとゆまだね!任せてよ!」

613: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 04:01:11.83 ID:RHzxHZHS0


模型で作ったようなスカスカで薄っぺらい町、これが魔女の結界

普通の町と違うのは建物と道路しかなく、どうやら歩行者は歓迎されない所


ほむら「……」

魔女「 」

ほむら「力の差が……有り過ぎ……ね……」


キリカが諦める程の魔女が生半可な訳もなかった


魔女「 」パッ


魔女の見た目は羽の生えた信号機

使い魔は空を駆け回るタイヤ、一輪車を跨ぐように人形が乗っている

そして魔女が黄色信号に変わったと言うことは、守りの体制に入ったと言うこと


使い魔「ブォーンブォーン!!」

使い魔「パラリラリー!!」


使い魔は暴走族らしく、黄色信号を見ると途端に暴れ出す


ほむら(友達を裏切って、先輩の優しさも振り払って、結局自分の家族を取って……)


それすらも逃げの理由で

614: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 04:02:47.59 ID:RHzxHZHS0

使い魔「バォーン!バォーン!!」

使い魔「使い魔特攻隊!準備は宜しいか?」

使い魔「次、4.03秒後に全力攻撃!」


上空で編隊飛行をしていた使い魔達が狙いを定める

タイヤ共の攻撃手段はそのままぶつかるのみ

降り注ぐタイヤによって擦り潰される自分を想像した


ほむら「遺体ぐらいは綺麗に残したかったな……」


最も今でさえ腹をガッツリと抉られ、一回目のタイヤ達の猛攻で身体中がボロボロなので綺麗とは言えない

そういえば早乙女先生からメールが入ってるかも……入ってたら良いな


ほむら「ちゃお、私」

タイヤ「巷に雨の、降る如く!」

「あっ!!」


誰かが入って来たらしい


どこの誰とも存じませんが、スプラッタですいません


「無茶だよ!戻るんだ!」

タイヤ「何も考えずに走れ!!」


いよいよ最期だと思った瞬間、横から何者かに連れ去られた


まどか「いったぁ!!」ザザッ

ほむら「嘘……?」

615: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 04:04:56.18 ID:RHzxHZHS0

QB「まどか、契約を!君が魔法少女なら負けたりしないんだ!」バンバン!

まどか「掴まって!」ダッ

ほむら「何を……」


信じがたい事にまどかが私を抱えて走り始めた


まどか「いやぁぁぁあっ!!」

タイヤ「貴女に……力を!」 

まどか「ちょっと欲しいかも~!」

QB「僕と契約して……」

まどか「やっぱいらない!!」

ほむら「代わって!」

まどか「大丈夫なの?」


捕まるのは目に見えている


まどか「わっ!」


まどかの手を振り解きまどかを抱えて高く跳ぶ


まどか「わ!わ!わ!」


まどかを連れてヘマは出来ない、彼女は普通の女の子だから

着地してからは迫り来るタイヤを右に左に合間を縫って避ける


タイヤ「引き金は私が引く!」ボゥン!

ほむら「きゃあっ!」

ほむら(まさか自爆するなんて!?)

616: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 04:06:22.66 ID:RHzxHZHS0

まどか「あぅ……グヘッ!」ドテ

ほむら「まどか!?」

まどか「大丈夫、ちょっと擦りむいたけど……」

ほむら「ほむぅ……」

QB「駄目だ!まどか!」

タイヤ「ガンダム!売るよ!」

ほむら「あっ――駄目ぇっ!!」

QB「僕と契約するんだ!早く!」

まどか「ふふ!」

まどか「運命〈さだめ〉の鎖を……」

タイヤ「あれはGファル(ゴン! ゆま「解き放つ!!」

617: ◆l0O.gyaewI 2013/11/04(月) 04:12:29.35 ID:RHzxHZHS0

ほむら「ゆま……!」

まどか「ティヒヒヒ!ありがとう、格好良かったよ!リンクス・インパクト」

ゆま「なにそれ知らない」

「まどかったら、怖がりのくせに怖いもの知らずなんだもん……まあ昔っからだね」

まどか「ウェヒヒヒ!」

ほむら「なんで来たの……?」ボソ

「心に剣、輝く勇気!」チリチリチリ

ゆま(助けに来たはずの私が冷や汗流れまくったけど)

さやか「スパーク・エッジ!!!」バチィッ!

ガギィン!

魔女「 」

さやか「硬っ!?」バッ!

まどか「ディストーション・フィールド!?」

さやか「硬すぎでしょ!今のかなりMAXだったよ!?」ジンジン

ゆま「酷すぎるよ!」

ほむら(来てくれて嬉しいって思うところ……なのに……)

ほむら「来なくて良かった……」ボソ



QB「さすがにほむらの命が消えるところを目にすれば皆パニックになってそれどころじゃないと思うんだよね」

QB「信号機の魔女は機関車の魔女を超える大物だし」

QB「どう転んでも僕の勝ちじゃないかな、これは」

QB「だから僕と契約して魔法少女になるしかないよね、まどか?」

QB「キュップイ!」

622: ◆l0O.gyaewI 2013/11/14(木) 04:14:55.25 ID:7rlnw1zk0

ゆま「でも使い魔達が下がって行くよ、さやかねえちゃんの気迫勝ちだね!」

さやか「そうは言ってもこれじゃあね……」


とにかく4人でここを切り抜けて、さっさと体育祭に向かうべきだけど


ほむら(まずい……信号が赤に変わる!)

ほむら「まどか!」

まどか「え?うわっ!」


ほむらが察してまどかを連れて行ってくれた


さやか「そうそう、ここは三十六計( ほむら「建物の裏に隠れて!早く!!」


ほむららしからぬ怒鳴り声だった


ゆま「え?」

さやか「まあ、取り敢えず姿を隠すってのは賛成だけど……」


そんなに大きな声では逆効果ではなかろうか

623: ◆l0O.gyaewI 2013/11/14(木) 04:16:24.91 ID:7rlnw1zk0

信号「 」パッ


信号が赤に変わった


まどか「ふぇ!?」


最初に異変に気付いたまどかが素っ頓狂な声を上げた


さやか「え?うおっ!何これ!?」


気づいたあたしもすごい声を上げてしまった


ゆま「ふんぎゅう~……!首から下が言うこと聞かない!」


出来ることといえば喋ることと首を向けて魔女を目視することのみ


魔女「 」ピカァァァッ!

ゆま「なんか赤信号中に点灯する矢印の所がメッチャ光ってるよぉ!?」

さやか「冗談だよね……?チャージしてるだけだよね!?」


そんな訳ないとは思うけど

624: ◆l0O.gyaewI 2013/11/14(木) 04:17:54.06 ID:7rlnw1zk0

魔女「 」キィン!


ボゴォン!!


さやか「……っ……ぐっ!!」

ゆま「さやかねえちゃん!!」


赤い光と爆音、胸の辺りに着弾した光弾は凄まじい爆発を起こしあたしの体を吹き飛ばした


まどか「何?どうしたの?さやかちゃん!!」

ほむら「……」


壁の裏に隠れていたまどかにはあたしたちが見えていないようだ

……見なくて正解

再び爆発音が鳴り響く


ゆま「きゃああっ!!」

さやか「ゆ……まちゃん!」

まどか「ゆまちゃん!?さやかちゃん!!」


ゆまちゃんがお腹からかなりの出血をしている


魔女「 」ピカァァァッ!!

さやか「ああ、もう一発ね……」

ゆま「う……わ……!!」


こうしてる間に傷はに直るけど、これは気分が良くない


ボゴォンッ!!

625: ◆l0O.gyaewI 2013/11/14(木) 04:18:53.14 ID:7rlnw1zk0

ゆま「うぅ……」

さやか「大丈夫?」

ゆま「なんとか……あ!」

魔女「 」パッ!


魔女が青信号になって体が動くようになった


さやか「全く……インチキ効果もいい加減にしてよ……」ヨロ

まどか「さやかちゃん!」

さやか「まどか!無事で良かった!」

ゆま「酷い目にあったよぅ……」

ほむら「油断しないで、あいつは青信号になるとタイヤ共々動きが活発化する」ガシャ

さやか「出た、マジカルサブマシンガン」ジャキン!


自分とほむらの怪我を一気に直しながらあたしも剣を取り出す

626: ◆l0O.gyaewI 2013/11/14(木) 04:19:55.55 ID:7rlnw1zk0

魔女「SIGUAAAAA!!」

タイヤ「あの子、気に入らない!」ブォン!ブォン!

さやか「急に元気になりやがって……」

ゆま「なんだかねぇ……」

ほむら「あなた達の撤退を支援する……ここから逃げて」チャ

さやか「あたしたちの……ってあんたは?」

ほむら「こいつを仕留める」ドガガガ


魔女に向けて駆け出し問答無用で発砲しだした


魔女「YEAAAAA!!」


全長2メートルはあろうかという信号機がアクロバティックな挙動で弾丸を躱す


さやか「なんつう機動力……!」

ゆま「ちょっと!そんな時間は……」

ほむら「二人はまどかを連れて逃げて!良いわね!」ピン!


ボン!


まどか「スモークグレネード……ほむらちゃん!?」

627: ◆l0O.gyaewI 2013/11/14(木) 04:23:47.75 ID:7rlnw1zk0

魔女「ZIGAAA!!」ズドドドドド!


青信号の魔女は高い機動力と赤と青の信号の下に設置されている二門のバルカンで攻撃を仕掛け、驚異的な火力で煙を払ってしまった


さやか「うお!」

ゆま「わっ!」

まどか「きゃ!」

ほむら「っ!」


青信号らしくタイヤ達も能動的に仕掛けてきた


タイヤ「天国なんて……あるのかな?」

タイヤ「何も言うな!」

さやか「タイヤが空を飛ぶなぁ!!」ジャラララ


両手の剣を連結剣へと変形させタイヤめがけて振り回す


さやか「下がってまどか!」ビュン!

まどか「無茶しないで!」タッタッタ

さやか「落ちろッ!」ブオッ


信号機も素早いがタイヤも素早い

振り回す刃が思うように当たらずどうにも焦ってしまって……


タイヤ「私の愛馬は凶暴です……」

628: ◆l0O.gyaewI 2013/11/14(木) 04:25:18.48 ID:7rlnw1zk0

ほむら「へたくそ」ドガガガ

さやか「ほむら!?」


死角から迫っていたタイヤが撃ち落とされた

同時に信号機が辺り構わず乱射し迫りくる


魔女「ZIIYAAAAA!!」ドガガガガガ!

さやか「何やってるの!?早く脱出して!」バッ!


なんとか弾丸の合間を縫って飛び回り、同時にほむらを説得する


ほむら「貴女がそんな事言うなんてね」タン!ドガガガ


全ての弾丸をすり抜けるように紙一重で躱し、銃の引き金を引き続けて……信号機もその弾丸の間をを大げさに飛び回り反撃している

このままでは埒が明かない


さやか「杏子の魔法は長く保たないの!だから急がないと……」チャキ バシュン!

ほむら「手間かけさせて悪いわね……って杏子に伝えといて」ヒュオ

さやか「馬鹿言わないで!この魔女になんで拘ってるの!?」


こんな大物を討伐するだけの時間的余裕はない


ほむら「なんだって良いじゃない」ファサア

さやか「せめて答えてよ!」

629: ◆l0O.gyaewI 2013/11/14(木) 04:27:30.39 ID:7rlnw1zk0

タイヤ「これは僕らが望んだ戦争だ!」ブオン!

魔女「NORAAAAA!!」ドガガガガガ

ほむら「邪魔しないで!」ズガガガガ!


迫ってきた魔女とタイヤに向けほむらが攻撃を仕掛ける


タイヤ「僕がニュータイプだ!」ヒュン

さやか「今大事なお話中!」

魔女「KIRAAAAAA!!」ドガガガガ

ほむら「っ!」ズガガガガ

タイヤ「15年目の亡霊だ」


激しくぶつかり合うほむらと魔女達のど真ん中であたしは力を蓄える

この技は威力がありすぎてまどかのそばでは使えない

防ぐとか以前に鼓膜を破壊するから


さやか「テンペストーソ・アッフェトゥオーソ!」


チャージ完了の合図となる詠唱


ほむら「全く……!」バッ

さやか「響きわたれ!――キール、ローレライ!!」


キイイィィィン――


タイヤ「もう、会えない気g」

魔女「NIYAAA!!」


炸裂する魔力の波動と爆音

範囲内に捉えた全ての敵を殲滅する強烈な音の爆発〈フォン・スパーク〉が無慈悲にも周囲を焼き払った

630: ◆l0O.gyaewI 2013/11/14(木) 04:29:24.52 ID:7rlnw1zk0

さやか「はぁ……はぁ……辛ぇ……」ヨロ


自分の体を楽器にして放つあたしの必殺技

物理的な破壊力を伴うほどの音楽はあたしの体にも凄まじい負荷をかける


さやか「文字通りのデス・メタル(ドヤァ」

さやか「とかボケれないほどダメージが高いわけで……」

QB「随分余裕だね、さやか」

さやか「キュウべぇ……」

ほむら「まだ終わってないのよ、馬鹿」

魔女「ZI……GAAA……」

さやか「けど使い魔は吹っ飛ばした、これならあとは……」

ゆま「二人とも大丈夫?」

まどか「良かった、無事だぁ……」

ほむら「なんでまだ行ってないのよ!!」

まどか「ひ!」

さやか「あたしたちの目的はあんたを時間までに連れてくことなの!」

ほむら「ほっておいてって言ってるでしょ!」

631: ◆l0O.gyaewI 2013/11/14(木) 04:30:25.48 ID:7rlnw1zk0

さやか「なんでこんな奴にそこまで拘ったりするのさ!」

まどか「この魔女を倒さないと電車が動けないからだよ!」

ほむら「な!?」

さやか「はあ……電車?」

まどか「今日はほむらちゃんのお父さんとお母さんが来てくれる筈だったの……でも関東圏内の電車が全部止まっちゃってて!」

さやか「そっか、ここ変電所なんだっけ……」

ほむら「なんでまどかがそのことを……」

まどか「葉月さんが……あゆちゃんが教えてくれたの」

ほむら「……」

さやか「……」

ゆま(うわ!一発で気まずくなった!)

ほむら「……そうね、彼女にもよろしく」

さやか「そっか……友達になれたんだ」

ほむら「幻滅でしょ?さっさと行きなさい、杏子がかわいそう」

まどか「知ってたよ!」

ほむら「……」

まどか「仁美ちゃんから全部聞いてたもん!」

632: ◆l0O.gyaewI 2013/11/14(木) 04:31:45.73 ID:7rlnw1zk0

さやか「え……?」

ゆま「あわわわわわ……」

ほむら「ああ、彼女と仁美は気が合うのだったわね」

まどか「私……二人の邪魔したくなくて……」

さやか「……」

ほむら「そうよ、敵と仲良くしていたの」

さやか「そうなんだ……なんだかあたしまた余計なお世話で馬鹿しちゃったなー!」

ゆま「……」

さやか「また……あたしの独り相撲だったんだ……」

ほむら「ううん、悪いのは私……それにね」ス

ゆま「あ……!」

まどか「ソウルジェムが……」

ほむら「ほらね」キン

まどか「グリーフシードを使ったのに濁りがちっとも取れない……?」

ほむら「騙し騙しもそろそろ限界、もう楽になっても良いでしょ?」


633: ◆l0O.gyaewI 2013/11/14(木) 04:34:01.93 ID:7rlnw1zk0

魔女「BIGAAAA!!」

さやか「だから今は……」ザッ

ゆま「大事なおはなし中!!」ダンッ!

魔女「GUGEEE!!」

さやか『頼むよ!まどか!!』

まどか「私に出来ることなんて……」

ほむら「あの二人……ふふ、最期にまどかとお話ができる!」

まどか「最期とか言わないで!」

ほむら「この時間軸は不思議な事だらけだった」

まどか「不思議な事なんて無かったよ!」

ほむら「マミもさやかも、織莉子でさえも笑顔で接して来るなんてとんでもないイレギュラー……杏子なんて私の顔みて爆笑したのよ?」

まどか「それはだって……ね?」

ほむら「だけどそれ、全部裏切っちゃった」

まどか「違うよ!私達がほむらちゃんともっと……もっと……」

ほむら「いいえ、私に勇気が無さ過ぎた……強くなったのは敵を殺す力だけ。葉月さんが初めて話し掛けて来たとき、私何も言い返せないままだった」

まどか「あれはしょうがないよ……誰だって恐いもん……」

ほむら「なのにさやかは私を庇ってくれた」

634: ◆l0O.gyaewI 2013/11/14(木) 04:36:25.99 ID:7rlnw1zk0

ほむら「そう言う勇気が私にもあれば良かったな……」

まどか「今からでも遅くないよ!まだ……」

ほむら「まどかは強くなったわね」

まどか「私……全然……!」

ほむら「貴女が魔法少女になるとそんな風に強くなる……きっと自信が持てる事が一つでもあれば、貴女は本来の強さと優しさを表に出せるようになるの……だからもう大丈夫」

まどか「大丈夫じゃないよ!……それに私……弱いまんまだよ」

ほむら「最期に一つのお話するわ」

まどか「最期とか言わないd(ギュウ ん」

ほむら「前回の時間軸のお話……貴女とさやかは最初から魔法少女でね」

まどか「……」

ほむら「私はその段階でその回は諦めた、まどかに話しかけもせず、さやかもマミも無視しようとして……マミとはすぐに仲悪くなっちゃった」

ほむら「それでもね、まどかだけは私と友達になりたいって言ってくれたの」

まどか『そんなに可愛いのにもったいないよ!魔法少女だって女の子なんだからさ、もっと少女少女した方が良いよ!』

さやか『あんたそれ何語?』

ほむら「気が付けば強い魔力を制御しきれないまどかと、それに振り回されるさやかを後ろから見守ってた」

ほむら「それでお菓子の魔女、病院に出てくるあの魔女が現れて……って、まどかは見てないんだっけ」

まどか「……マミさんから聞いたよ、さやかちゃんと杏子ちゃんが喧嘩してる途中で遭遇した魔女で……不意打ちで杏子ちゃんが大怪我しちゃったんだよね?」

ほむら「その怪我を直すためにゆまが契約して、放心したさやかを庇ったマミが殺されそうになった……けど、敵対していた筈の織莉子とキリカが助けてくれた」

635: ◆l0O.gyaewI 2013/11/14(木) 04:38:33.22 ID:7rlnw1zk0

ほむら「情け無いことにね、私は杏子とマミの連携プレーで捕縛されてしまっていたの……だから何も出来なかった」

まどか「……」

ほむら「話を戻すわ」

ほむら「その時もお菓子の魔女を私は一人で倒そうとしたけど……やっぱりマミに捕まっちゃって」

ほむら「まどかとさやかが居れば大丈夫って思ってたのだけど……私が着く頃には放心した二人が食べられる寸前、すぐに助けたわ」

ほむら「一時期落ち込みはした、それでも貴女達は二人でまた立ち上がった」

ほむら「その後貴女達は何をしたと思う?」

まどか「……ほむらちゃんの弟子になった」

ほむら「そんなつもり無かったんだけどな……やっぱりまどかと居られるのが嬉しくて承諾したの」

ほむら「変なものでね、魔法少女してる時は二人とも敬語なのに学校では私を散々からかうの」

ほむら「凄く楽しかった……まどかと友達になれたのは久しぶりだったから」

ほむら「それである時杏子が襲撃してきて、まどかとさやかは二人で応戦した」

ほむら「マミの死を乗り越えた貴女達は強かったわ」

636: ◆l0O.gyaewI 2013/11/14(木) 04:40:10.16 ID:7rlnw1zk0

ほむら「止める事を忘れる程綺麗な連携プレーで杏子のソウルジェムを砕いた」

まどか「それで……インキュベーターがソウルジェムの秘密と杏子ちゃんとマミさんの話をして……」

ほむら「それでも貴女達は絶望したりしなかった、マミと杏子の命を背負って立ち続けたの」

ほむら「不思議だったんだけどね、二人とも私の前では必ず笑顔なの……笑顔で居ようとするし、私のことも笑わせようとするの」

まどか「……」

ほむら「いつの間にか私は二人を助けるために戦うようになった……それじゃあ約束を果たせない事は分かっていたけど……」

まどか「それで……最後は……」

ほむら「ワルプルギスの夜との戦いで命を落としたわ……さやかは身体を張って街を守って、まどかは夜を倒した後、魔女になりたくないと自害して」

ほむら「あの時の1カ月、貴女達が優しくしてくれたから今回は上手く行ったんだと思う」

まどか「……」

637: ◆l0O.gyaewI 2013/11/14(木) 04:43:23.97 ID:7rlnw1zk0

ほむら「私、本当は二人と一緒に居たかったな……でもその二人と今のあなたたちは違う」

まどか「……!」

ほむら「私、一人でいるのが寂しかっただけなんだって、今なら分かるの」

まどか「ほむらちゃん……!」

ほむら「あの時、葉月さんと騒動があってから、クラスのみんなと話すことが増えた……反対にまどかと話すことが減っていった」

まどか「ごめんっ……ごめんね……!」

ほむら「ずっと不安だった……まどかと本当に友達なのかなって」

まどか「私……」

ほむら「私達……友達になれてたかな?」

まどか「うん……うん!」グス

ほむら「良かった……」チャ

まどか「ほむらちゃん?嫌だよ!?こんな終わり方!絶対嫌だ!」

ほむら「まどかを守るための魔法……それが私の願い」


638: ◆l0O.gyaewI 2013/11/14(木) 04:45:04.80 ID:7rlnw1zk0

まどか「ほむらちゃん……」

ほむら「呪いになったらどうなるんだろうってずっと考えてた」

まどか「そんなのっ!」

ほむら「多分まどか以外の全部を壊すんだわ……ここの所、皆が居なくなれば独り占め出来るって思う事が増えてたから」

まどか「……」

ほむら「魔法少女は平気かも知れない……でもね、仁美やえりかにつぼみ……かえでやゆうか、早乙女先生も貴女達の家族も……もちろん、あの子も」

ほむら「私の身勝手な呪いで傷付けたくない人達がいるの、そう思える人達が出来たの」

まどか「けど……」

ほむら「それじゃ……ありがとう」グ

まどか「――ダメ……ダメッ!」

ゆま「ねえねえ」ポンポン

ほむら「……」クル

まどか「……」グスグス

ゆま「話は済んだ?」グゥゥゥ

639: ◆l0O.gyaewI 2013/11/14(木) 04:47:13.80 ID:7rlnw1zk0

まどか「へ?」

ほむら「何s( さやか「ストップストップ!ゆまちゃんストーップ!!」

魔女「ZERARARARA!!」

さやか「だからいま大事なお話し中って言ってんでしょうが!!」バキィッ!


飛び掛かろうとした信号機に向けて強烈な回し蹴りで吹き飛ばす


魔女「GUHOOU!!」

さやか「全く!」


止めようにもちょっと距離がありすぎる

魔女との戦いに集中している隙にゆまちゃんがここまで下がっていたのだった

本当は話が気になって大して集中出来てなかったけど……


ゆま「リジェネレイトッ!」ボシュウ!


ゆまちゃんが両手で掲げたハンマーから心安らぐ優しい緑の光が溢れている


まどか「え?え?え?」


まどかがパニック一歩手前の顔で固まっている


ゆま「スレッジ――」ゴゴゴゴ


左足を地面が割れるほどしっかり踏みしめ


さやか「あわわわわわ!」


生まれた力を腰の回転で余すことなくハンマーに伝えて


ゆま「ハンマァァァアッ!!」


腹の底から精一杯に叫び


ほむら「え」


唖然としているほむらの脳天に姉譲りとも、母親譲りとも思える幼女の暴力を叩き込んだ

……多分技名は母譲りだ


ぼきゃぁっ!!  ズドォーンッ!!


まどか「 」

さやか「あちゃー……顔が地面に埋まっちゃってるよ……」


傍から見たら土下座ってやつ

643: ◆l0O.gyaewI 2013/11/15(金) 04:08:33.18 ID:lM1EJQ4V0

ゆま「よいしょ」ギュ~ ズポッ

ほむら「……」ピュー ドクドク

血が噴き出ていて色々と凄い

まどか「あの……大丈夫?」

魔女「SIGAAAA!!」パ


信号が黄色に変わった


魔女「 」

さやか「使い魔がいないとこの間は攻撃できないわけね……」

ゆま「ちゃんと学校に行かなきゃダメだよ!」ユッサユッサ

ほむら「別にいいじゃない、どうせ魔法少女だし」カックンカックン

ゆま「魔法少女の前に女の子!そういったのはほむらお姉ちゃんだよ!」

ほむら「心配してくれてありがとう、けどもういいの……私……一人だし」

ゆま「なんで……?なんでそんなこと言っちゃうの?」

ほむら「私はそもそもまどかを助けたくて戦ってきたの、まどかが無事で貴女達が守ってくれるのなら私はもう必要ないの」

QB「まあ君がいなくてもこの街の魔法少女は生半可な魔女に負けたりすることは無いよね」

さやか「黙ってて」


644: ◆l0O.gyaewI 2013/11/15(金) 04:09:35.58 ID:lM1EJQ4V0

ほむら「そいつの言うとおり、私を必要とする人なんていないの」

ゆま「私はほむらお姉ちゃんにいてほしいよ」

ほむら「……」

ゆま「杏子とマミお姉ちゃんはずっと心配してたよ?学校から帰ってきたら今日はほむらがーって、明日はこんな風に声をかけてみたらって、いつも二人で話し合ってた」

ゆま「キリカ姉ちゃんもだよ、たまに二人でうちに来て七頭舞がどこまで出来るようになったって、とっても楽しそうにお話しするの」

ゆま「織莉子お姉ちゃんもキリカ姉ちゃんがここまで変わったのはほむらお姉ちゃんのおかげだって、とっても喜んでいたよ!」

まどか「……」

さやか「……」

ゆま「まどかお姉ちゃんもさやか姉ちゃんもほむらお姉ちゃんの為にこんなにボロボロになるまで頑張ってる」

ほむら「だけど、私は……!」ウルッ

645: ◆l0O.gyaewI 2013/11/15(金) 04:10:36.44 ID:lM1EJQ4V0

ゆま「バカッ!!みんなほむらお姉ちゃんのこと、大好きだよ!!幸せになってほしいって思ってるよ!――なのに、どうでもいいって言っちゃうの?」

ゆま「ほむらお姉ちゃんが諦めちゃうの?本当にそれでいいの!?」

ほむら「わた……し、は……」

ゆま「あなたが大好きって誰かが思ってる、大切だって思う気持ちを噛み締めて生きてるよ」

ほむら「私は……」

まどか「……こんどは私の話を聞いてほしいな」ギュ

ほむら「まどか……」

まどか「胸の言葉を貴女に贈るよ、いつでも一緒に居たいから」

ほむら「……」

まどか「初めて会った時、私ほむらちゃんってすっごく怖くて変な人だと思った」

まどか「出会っていきなり電波なお説教してくるし、無口で無表情で無愛想だったし」

ほむら「……」

まどか「でもね、一緒の時間を過ごすうちにほむらちゃんの優しさとか魅力とか……そういうのもちゃんと見えた」

646: ◆l0O.gyaewI 2013/11/15(金) 04:11:33.14 ID:lM1EJQ4V0

まどか「きっとほむらちゃんはまた失くしちゃうのが怖かったんだよね……だから素直になれなかったんだと思う」

ほむら「私に勇気がなかっただけよ」

まどか「きっと……あゆちゃんはほむらちゃんが初めて自分から歩み寄って作る友達だったんだ」

ほむら「友達……」

まどか「二人とも素直じゃないから……時間がかかったね、沢山怖いって思うことがあったかもしれない、傷つくことあったかもしれない……でもほむらちゃんは逃げなかったね」

まどか「そうやって出来た小さな思い出の積み重ねが、二人を友達にしてくれたんだ」

ほむら「うん……」

まどか「あゆちゃんと仲良くするのなら、私たちはそばにいないほうがいいって……」

ほむら「そんなことない!そばにいて欲しかったよ!」

まどか「でも余計に傷つけちゃった……ごめん、ほむらちゃん」

ほむら「私……その優しさを疑っちゃったの……それで……!」

647: ◆l0O.gyaewI 2013/11/15(金) 04:17:14.47 ID:lM1EJQ4V0

まどか「やっと本当の声を聴かせてくれたね……そっか、自分を責めちゃったんだ」

まどか「それがきっとほむらちゃんの優しさなんだよね……私たちを大切に思おうとしてくれる思いやりなんだ」

ほむら「私が弱いだけよ……!」

さやか「……そんなことないよ」ポン

ほむら「さやか……」

さやか「入院してたほんの二週間、それもほぼ毎日友達がお見舞いに来てくれてたのに……それでもあたしは毎日寂しくて仕方無かったよ」

さやか「それを産まれてからずっと独りで耐え続けたあんたが弱いわけない、それにね」

まどか「私たちが初めて魔女に襲われた時、体を張って助けてくれてのはほむらちゃんだったよ……そのことを覚えてる、忘れたりしない」

ほむら「それは……マミと織莉子が睨みあっていたから……」

ゆま「そうやって殻に閉じこもっちゃ駄目だよ」

ほむら「ゆま……」

ゆま「正しい事とか、間違いだとか、独りじゃ絶対分からないよ」

ゆま「だから私たちは独りになっちゃ駄目なんだ」

ほむら「……」

ゆま「それで自分を傷つけたって、そんなのは悲しいだけだもん」

648: ◆l0O.gyaewI 2013/11/15(金) 04:18:18.53 ID:lM1EJQ4V0

さやか「困った時はお互い様、あたしたちをどんどん頼ってよ!その方が嬉しいし!」

ほむら「……」ゴシゴシ

さやか「さあ、さあ、さあ!困ってる事は何?」

ほむら「お願い!力を貸して」

ほむら「今日、家族が来るの……けど変電所のトラブルで電車が動けない」

ほむら「この魔女が変電所の人間から正気を奪ってしまっている……だから!」

さやか「まどか、残り時間は?」

まどか「んとね、後11分」

さやか「学校まで全速力で5分と見て……」

ほむら「魔女の信号は青が五分、黄色が二分半、赤が三十秒よ」


ちょっと待ってね、今計算するから


ゆま「じゃあ次の黄色信号までに倒せなかったら……」


それは黄色信号のバリアを破る手段を模索してる時間が無いから

ただ、青信号の機動力に攻撃を当てられるかを心配すべきだと思う


649: ◆l0O.gyaewI 2013/11/15(金) 04:19:34.69 ID:lM1EJQ4V0

さやか「杏子の魔法が解けて、あたしらの作戦ぱあじゃん!」

まどか「なんか楽しそうだね」

さやか「うん!なんだか燃えてきた!」

さやか「それにね……」クル

ほむら「ほむ?」ガチャン


マジカルマシンガンを二つ取り出したほむらに振り返る


さやか「嬉しいんだ!ほむらが頼ってくれたことが!」

さやか「友達の願いを守る為に魔法を使えることが誇らしいの!」

ほむら「……ありがと」

さやか「初めてやるイベントだもん!そりゃあ親に元気な姿見せたいもんね」

まどか「そうだよね……久しぶりに会えるのに……」

ほむら「今年はちょっと不幸だったわ……今からじゃ復旧してもつくのは夜だろうし」

QB「さあまどか!ほむらの為に契約を!」

650: ◆l0O.gyaewI 2013/11/15(金) 04:20:57.35 ID:lM1EJQ4V0

さやか「夢を見るのに必要なもの、ほむらは知ってるでしょ?」

ほむら「ええ、知っているわ」

まどか「え、二人の秘密?ずるい!」

QB「無視しなくたって良いじゃないか!」

ほむら「あとで100匹は殺すから覚悟しときなさい」

QB「キュップイ……」

ゆま「えい!」キン

まどか「濁りが取れてく!」

さやか「でもまだ澱んでない?」

ゆま「半分は取れたよ!」

ほむら「この後学校で何を言われるのか考えたら魂も濁るわ」

さやか「あーうん、納得」

ほむら(まどか……また貴女達と同じ時間を始める、もう逃げたりしない!)

ほむら(貴女の優しさと勇気に救われた……だから今度は私が――)

QB「どうでもいいけど君たちはここがどこか覚えてないのかい?」

魔女「 」パッ

ゆま「あ」

ほむら「ちょ」

まどか「こんなのってあんまりだよ!」

さやか「あいやまぁ」

QB「ほむらを堕とすのは失敗したけど、まあいいさ……それよりまどか!大ピンチだね、僕と契約して魔法少女になってよ!」


651: ◆l0O.gyaewI 2013/11/15(金) 04:21:41.03 ID:lM1EJQ4V0


~その頃学校~


まどか「こんなところに呼び出して何の用?」

中沢「おい鹿目!何やってんだよ!」ブンブン

まどか「あうあうあう」カックンカックン

中沢「このチビ!俺はお前がそんなに冷たいやつとは思ってなかったぜ!」

あやか「そうだよ!都民を捜しに行ったんじゃないの!?」

まどか「えーっと……」

杏子(もしかして見られてたのか?……なんか言い訳は……)

まどか「いやえっとこれはね……」

あゆ「……」スタスタ

まどか「あ……あゆちゃん」

あゆ「!」グッ

まどか「ぐ……!」ギュウ

中沢「おい、急に首根っこ掴んだりしてどうしたんだよ?」

652: ◆l0O.gyaewI 2013/11/15(金) 04:23:41.23 ID:lM1EJQ4V0

あゆ「……ボブとブーブース」ボソ

あやか(耳打ち?)

まどか「え……ボブとブーブース?何を……」

あゆ「お前誰だ……!」ギリギリギリ

まどか「ちょ……何すんの……!」

杏子(すげえ馬鹿力……!)

あやか「急に何言って……」

中沢「ていうか引きずって行っちまったぞ……」


あゆ「この!」ダン!

まどか「いっつ!」

あゆ「さあ答えろ!お前は……」

杏子(仕方ない、使いたくない手だけど……)

まどか「あたしはあたしだよ?」ニヤ

あゆ(何!?)ゾク

まどか「さあ、あたしの目をよーく見て?女・王・様?」ズイ

あゆ(逃げられな……)

まどか「あたしのケーキは、な・あ・に?」キィィン

あゆ「ケーキはメロン?いやリン……ゴ……」フラァ

まどか「ふわあ大変だぁ!急に倒れちゃったぁ!!」

653: ◆l0O.gyaewI 2013/11/15(金) 04:27:46.02 ID:lM1EJQ4V0

中沢「なに騒いでんだよ……まあ最近は無くなったと思ったけど」

あやか「そんな……ちゃんと薬は飲んでるのに……」

まどか「う、うん!そうだね」

杏子(そんな設定知らねーって!)

まどか「とにかく私が保健室に連れて行くから二人はみんなにこの事を……よいしょっと」

あやか「私も!」

まどか「大丈夫だって!さあ行った行った!」

中沢「なんかおまえキャラ違うぞ」

まどか「きき気のせいだよ!うん!」

あやか「……興奮してる?」

まどか「ああうん!そんな感じ!私も一緒に休んでくるね!」


杏子(危ない危ない、昔馴染みしかいねえから気が抜けねえ……そして姫様のキャラってぶっちゃけ良く分かんねぇ……)

マミ『どうかしたの?鹿目さん』

まどか『マミさん!実は隣のクラスの子が……』

織莉子『答えは聞いてない』

まどか『あの……』

マミ『杏子』

杏子『なんだよマミ』

マミ『鹿目さんはキュウべぇがいないとテレパシーが使えないのよ?』

杏子「 」

マミ『ていうかその程度の幻覚でごまかせると思っていたの?』

杏子「おうふ……」

織莉子『あーあ』

杏子「知ってやがったな!……んの野郎っ!」プルプル

織莉子(時間は稼ぎました、ほむらさんが絶望に沈んでいないことを祈ります……)

662: ◆l0O.gyaewI 2013/11/20(水) 18:49:09.80 ID:qVM+GVVm0


~魔女の結界内~


信号「 」ピカァァァッ!

まどか「タンマ!タンマ!」


まどかが本気で慌ててるところを久しぶりに見た


QB「それは命を懸けるに値すr(ザスゥ!


宙を舞う剣が突き刺さった


さやか「体以外は動く!」

ゆま「と、いうことは?」

ほむら「やりなさい!」

さやか「アルスノーバ・セイバー!」


マントから8本の剣が飛び出して


まどか「出た!スーパードラg さやか「違ぁう!!」

ほむら「そうね、どちらかと言うとGNソードビッt さやか「絶対に違う!!」

ゆま「ゆまにはCファンネr さやか「お願いだからゆまちゃんは味方でいて!!?」


663: ◆l0O.gyaewI 2013/11/20(水) 18:50:56.65 ID:qVM+GVVm0


煌めく剣がクルリと回ってその雄姿をお披露目した後


さやか「行け!刻め!!」


掛け声に応え突撃する


信号「 」ビィッ


迫りくる光弾の射線上に剣を並べて簡易的な盾として使い相殺させれば……


さやか「あんたの技破れたり!」


爆発音とともに光弾が消えるのを確認しながら挑発


まどか「痛い!飛んでくる剣の破片が痛い!」

ほむら「青信号になったら私とさやかで接近戦を仕掛け奴を引きずり落とす。ゆまは後方支援を」

ゆま「この状況なら私も前に……」

ほむら「そうじゃないのよ」

信号「 」ビッ!


ほむらが言うと同時に光弾を放つ

でも何をそんなに警戒するんだろう?


まどか「わ!」

さやか「ここは守りに徹する!」


二発目の光弾もばっちり防いだ

信号機は光るのをやめたので、光弾は打ち止めなのかもしれない

664: ◆l0O.gyaewI 2013/11/20(水) 18:52:20.99 ID:qVM+GVVm0

信号「 」パカ

さやか「は?」


信号機の前半分が割れて開いた


タイヤ「また会えたわね」

タイヤ「まるで夢を見てるみたい!」


中からタイヤどもがゾロゾロと出て来た

それはもう十や二十ではきかない程だ


タイヤ「ローレライの海……!」

さやか「墜ちろ!」

まどか(酷い……)


問答無用で剣が刻む


タイヤ「愚かな僕を撃て!」

タイヤ「死んだ女房の口癖だ……」

タイヤ「君達は希望の光だ」


やはり赤信号の内はあまり活動的には動けないようで、あたしの剣はバッタバッタと切り払って回っている


まどか「鬼」

ゆま「悪魔」

ほむら「鬼畜ね」

さやか「あたしも心が痛くなってきた」

665: ◆l0O.gyaewI 2013/11/20(水) 18:54:38.95 ID:qVM+GVVm0

ほむら「それで作戦は……」

さやか「それ命令?」

ほむら「……いえ、提案よ」

さやか「乗った!」

信号「 」パッ


青信号に変わった、魔女が凄まじい声を上げて襲いに来る


信号「JURAAAA!!」

タイヤ「引き金を……引くしか無いのか!」

タイヤ「DX起動」


タイヤどもも火がついてオールレンジ攻撃を回避できるようになってきた


ほむら「密集されたら二人で、散開されたら各個撃破、良いわね?」

ゆま「私はタイミングを見て一発だね」

まどか「無茶しちゃ嫌だよ?」

さやか「あたし囮じゃん!」

ほむら「代わる?」ファサァ

さやか「冗談」

まどか「来るよ!」

ゆま「飛べ!さやかおねえちゃん!」


足元に魔法陣を作り出し飛び込む準備

マントがはためいてるあたしは今最高にかっこいいと思う

666: ◆l0O.gyaewI 2013/11/20(水) 18:59:17.64 ID:qVM+GVVm0

さやか「美樹さやか、飛翔する!……なんてね」


自分で言ってて変な気持ちになった


タイヤ「おさらばでございます」

タイヤ「私の夢は現実です」

信号「QUEEEE!!」ズガガガガガ


先程の不意打ちで怒りを買ったらしく飛び上がったあたし目掛け総攻撃が始まった


さやか「もっとだ!もっと!もっと来い!」


作戦の第一段階、負けるわけにはいかない

両手の剣と宙を独りでに舞う剣、あたし自身の機動力を生かして迫る敵を切り裂き駆け抜ける


信号「BERARARARA!!」ジャキン!

さやか「そいつを待ってた!」


我ながら位置取は完璧

しっかり頭上を取りわざと隙を見せ、仕掛けてきた信号機を狙う!


さやか「このぉっ!」ジャラ


上下逆さまの体制から連結剣に持ち替え信号機に一太刀


信号「FAFAFAFA!!」ヒュン

ほむら『ナイスよさやか』


……は浴びせられなかったが、

奴を地面付近におびき寄せることは出来た

667: ◆l0O.gyaewI 2013/11/20(水) 19:01:16.56 ID:qVM+GVVm0

タイヤ「私の最高傑作です」

タイヤ「どうして俺を知っている!」


こちらの意図を読んだのかタイヤ達が間に割り込んできた


さやか「これじゃ上下から挟み込めない!」

ほむら「いいえ、好都合よ」ポイ

さやか「いつの間にこんな近くに……」ガシャン


ここ空中なんだけど、ほむらからマシンガンを受け取りながら呟いてみた


ほむら「良いわねゆま!ユニゾン・マジック!」


聞いてないらしく、作戦通り盾からスモークグレネードをばらまいている


まどか「いまだよゆまちゃん!タイダル・スモーク!」

ゆま「技名があるのは知らなかった」ドン!


ゆまちゃんの衝撃波で一斉に爆発を起こし一面を煙で包み込んだ


信号「NARUOOOO!!!!」

ほむら「あそこね」

さやか「あそこだわ」


煙を払おうと乱射する魔女の位置は一瞬で特定できた

ゆまちゃんの衝撃波で煙を操作してるんだから簡単に晴れるわけがないのにね

668: ◆l0O.gyaewI 2013/11/20(水) 19:03:18.98 ID:qVM+GVVm0

ほむら「プランAで行くわ」


たしか固まっていくやつ


さやか「うん!あたしがあいつらに真っ正面から突っ込む!その隙にほむらは!」

ほむら「あら、二人でやるんでしょ?」ス

さやか「……うん!」ガシ


差し出された手をしっかりと握り、右足に魔力を集中して……


ほむら「見滝原魔法少女同盟第三条!」

さやか「必殺技は、腹の底から叫ぶべし!」


魔法陣を蹴り飛ばしほむらとさらに宙を舞う


さやか「行くよ!セッション魔法!」


タイミングを合わせる合図も兼ねているからこそ、しっかりとした声で叫ぶ


ほむら「スーパー――」


二人の足が激しく輝く

目標との間に加速用の魔法陣を複数展開し


さやか「イナズマ――」


後はもう行くのみ


さやほむ「「キィィィィッック!!!」」

まどか「凄い!アニメさながらの大迫力!」

ゆま「確かに凄いんだけどなんだこれ」


669: ◆l0O.gyaewI 2013/11/20(水) 19:07:50.62 ID:qVM+GVVm0

邪魔するタイヤを蹴り抜くたび激しい爆発が起こる

あたしたちが通ったルートが一瞬で特定できるほど連続で爆発が起きている


信号「JERA!!」


煙が一斉に晴れたのを見てこちらに気が付いたようだ

自慢の機動力で後退を始めてしまった


ほむら「さやか!」クル

さやか「オッケイ!」タン


お互いを踏み台にしてあたしが上から、ほむらは下から


さやか「蹴り飛ばされると思った?残念、本命こっちでした!」ガシャン


構えたのはさっきほむらから渡されたマジカルマシンガン

なお、初めて使うので大変に不安でいっぱいである


ほむら「集中っ!」チャキ


目標をセンターに入れて


さやか「放火ぁっ!!」ガガガガ


スイッチ


信号「ABABABABA」


信号機は器用に避けようとしているがそれをさせないための挟撃

あたしが先回りして牽制……射線を作って動きを抑え、ほむらの攻撃を少しずつ当てて機動力を殺す


信号「HOROHOROHORORORORO!」


掠めるたびに聞こえる チュン という音が少しずつ増えていく

徐々に徐々にほむらの命中率が上がっていく


670: ◆l0O.gyaewI 2013/11/20(水) 19:09:36.61 ID:qVM+GVVm0

まどか「青信号の限界時間、カウントスタート!」

ゆま『10、9、8……』


バチン と確実に直撃を取った音が聞こえてきた

しかしとてもじゃないがこのままでは仕留めきれない


ほむら「さやか!」

さやか「分かってるって!」ダン!


発砲を続けながら信号機に接近、頭だか背中だか知らないけど渾身の体当たりをかました

哀れバランスを失った信号機は地面を転げまわるのみ


信号「FUMYUU!」

ゆま『2、1、0!』

信号「 」パッ

QB「魔女が防御態勢に入ってしまったね、さあまどか!僕と契約して……」

まどか「しないよ?」

QB「キュップイ……」

さやか「それにもう、あたし達の勝ちだし」

QB「訳が分からないよ、あのバリアを打ち破る方法があるとでも言うのかい?」

ゆま「無いよ?」

QB「……訳が分からないよ」

信号「 」

ほむら「よいしょっと……この距離ならバリアは張れないわね」ヒョコ

QB「まさか……そんな!」

さやか「そう!全てはほむらがあいつに張り付くため」

ほむら「さてと」ガシャコン ブルルン!ブルン!

まどか「なんか凄いの出てきた……」

ほむら「名付けてロックンロール・チェーンソー……大丈夫、あっという間に解体してあげるから」

信号「STOP!TANNMA!TANNMA!」

ほむら「はあ?まどかがタンマって言ったとき貴女待たなかったわよね?」

ゆま「やっちゃえ!」

まどか「手早くじっくりと痛めつけて嬲るようにお願い!」

さやか「はい、二人は見ないようにしようねー!」バサァ

ゆまど「うわーん!」






信号「KIIIYAAAAAA!!!!」

QB「君達は……」

671: ◆l0O.gyaewI 2013/11/20(水) 19:11:31.19 ID:qVM+GVVm0

さやか「よし!倒した!」

ほむら「思ったより硬かったわね、急がないと!」

まどか「こんなのって酷いよ…ヒッグ…あんまりだよ……」

ゆま「私は悪くない……グス……私悪くないよぅ……」

ほむら「断末魔がトラウマになるなんて……」

さやか「だあーっ!もう良いから急ぐよ!一気に飛ぶから掴まって!」

まどか「ヒグ……エグ……」

ほむら「まあ……開会式には間に合うでしょ」

さやか「ごめんねほむら」

ほむら「気にしないで、元々自分で撒いた種だし……学校で二人が霧散して行方不明の方が大問題だわ」

マミ「そんな貴女には超特急「ともえ」がおすすめよ!」スタッ

ほむら「ほむぅ!?」

さやか「マミさん!」

まどか「マミさーん!」ダッ

ゆま「マミお姉ちゃーん!!」ダキ

マミ「おおよしよし、怖い目にあったのね」ナデナデ

さやか(良いなあ……)

672: ◆l0O.gyaewI 2013/11/20(水) 19:13:48.19 ID:qVM+GVVm0

ほむら「後ろから急に現れないでください!」

マミ「たまには可愛い声が聞きたくてやっちゃうのよね」

さやか「訳が分かります!」

まどか「私も分かりまーす!」

ほむら「分からないで!」

マミ「ふふっ!変わることにしたんだ?」

ほむら「あ……えと、はい……また同じ時間を始めようって、そう決めました」

マミ「うーん……敬語になっちゃうのはちょっと残念だけど……」

ほむら「巴さんはやっぱり先輩ですから」

マミ「そう思ってくれてるのが嬉しいから……まあ良いわ」

さやか「そんな事よりよく見たらまどかの体操着結構ボロボロだなぁ……」

まどか「あ……本当だ……」

マミ「織莉子の言ったとおりだったわね」っ体操服

ゆま「織莉子お姉ちゃんって絶対予知能力健在だよね」

マミ「二年前の私のお古で申し訳ないのだけど……」

まどか「ありがとう御座います!早速……」

マミ「私に任せて!今まで何回杏子の遅刻を救って見せたことか!」

ゆま(あれをやるんだ)

673: ◆l0O.gyaewI 2013/11/20(水) 19:16:23.11 ID:qVM+GVVm0

マミ「乙女が起こす、少しの奇跡!」パン!クルン ビシィッ!

ゆま(なんで毎回ポーズが必要なんだろう)

マミ「巴マミの――ピュエラ・ミラクル!」ビシュルルル

まどか「ひゃあ!」バッ

ほむら「ほむっ!?」

さやか「リボンで剥かr

まどか「おわぁっ!」バサッ

さやか「あたしが言い終わる前に着替え終わった!?」

マミ「仕上げ!」パチン!

さやか「髪の毛が一瞬で整った……」

QB「やれやれ、今回は失敗か」

まどか「次回があったらこの先インキュベーターが誰にも認識出来なくなりますようにってお願いするからね?」

QB「キュップイ」

マミ「キュウべぇ、あとでお話があるんだけど?」ニコ

QB「今危うく恐怖ってものを感じるところだったよ」

マミ「じゃあ、暁美さんは私に掴まって」

ほむら「お願いします」

さやか「後でね、ほむら」グッ

ほむら「うん」

マミ「あら?私の方が先に着くわよ」

ほむら「え」

まどか(マミさんならありそう)

さやか「またまた~!」

マミ「競争してみる?」

まどか「え」

さやか「負けませんよ!」フンス!

ほむら「待って巴さん!貴女が本気だしたら……」

まどか「あのね、杏子ちゃんの全速力で気絶しちゃう私だよ?さやかちゃんだったら死んじゃうかもしれないんだけど……?」

ゆま「よーい!」

まどか「聞いてないの!?」

マミさや「ドン!」

まどほむ「いーやああああああっ!!」

ゆま「さーて、キリカお姉ちゃん探しにいこ」

679: ◆l0O.gyaewI 2013/11/21(木) 04:32:19.44 ID:ztFTPlYn0

~学校~


恭介「なんだか顔色が悪いけど大丈夫かい佐倉さん」

杏子「おう……」

杏子(そろそろ限界だな……保健室にいる姫様の分身は平気として)

仁美「うあー!ほむらさんが来ませんわ!」ユッサユッサ

さやか「あたしも心配だよ仁美」カックンカックン

杏子(あっちどうしよ……)

和子「皆さーん!整列してくださーい!」パンパン

えりか「先生!ほむほむが来てなーい!」

和子「知っています!とにかく皆さんは……」


ズドーンッ!!


「きゃあああ!!」中沢「ノストラダムスがついに!!」恭介「勘弁してくれよ……」

つぼみ「あの、なにか落ちてきたんですけど……」

杏子「ったく!派手に登場しやがって」

680: ◆l0O.gyaewI 2013/11/21(木) 04:34:01.22 ID:ztFTPlYn0

仁美「まあ!煙が晴れたらほむらさん!」

ほむら「いっつう……!」

和子「暁美さん……!」ウル

ほむら「あ……その……心配かけてごめんなさい!」ペコ

えりか「ほむほむキター!!」グッ!

つぼみ「きゃー!!やった!やりました!!」

和子「もう……!」ギュゥ

ほむら「ほむ……」

和子「ご飯食べてきた?ちゃんと寝れた?忘れ物はない?今朝から返事もしないで、心配ばっかりかけさせてこの子は、もう……」ギュウウゥゥゥウ

ほむら「もう、大丈夫です……励ましてくれる友達が居ました」

ほむら「あと……あの……痛いです」

和子「うるさい!」

仁美(教師と生徒が一線を超えるなんてそんな展開!?……ありです!!)ギュッ!!

681: ◆l0O.gyaewI 2013/11/21(木) 04:36:24.56 ID:ztFTPlYn0

えりか「先生あたしもギュッてしたーい!」トトト

つぼみ「わ、わたしも是非!」バッ

「あたしも!」「合法的に暁美さんに抱きつくチャーンス!」「私太股!いつもストッキングで隠れてるし!!」「二の腕が良いでーす!」「俺m 仁美「殿方は消えていただけますか?神聖な場面を汚さないで下さい」

ほむら「ちょ、あの……やめ……!」


ワラワラワラ……

キャッキャウフフフ!


仁美(ハーレム来てますわ……!)ダンダン!

杏子『遅ぇよ馬鹿』

ほむら『ごめん杏子、もう大丈夫』

杏子『……キャラ変わった?』

ほむら『変われたら良いなって思ってる』

杏子『ああ、前より取っ付きやすくてずっと良いぜ』

ほむら『正直助けてほしいんだけど……』

えりか「むむ!まどっち以下のAA?」ムニムニ

ほむら「にゃん!」ゾクゥッ!

つぼみ「えりか!」


ばしんっ!!


杏子『www!』

さやか「あーあ気を抜くから……」ボシュン

杏子「あ……!」

杏子(やべぇ分身が消えちまった……!)

682: ◆l0O.gyaewI 2013/11/21(木) 04:38:34.14 ID:ztFTPlYn0

織莉子『3・2・1……』


ヒュー…… バァン!パラパラパラパラ……


「花火?」「毎年やってたっけ?」 「盛り上がってきたってことで!」「あけみんやるー!」


さやか『杏子!お待たせ!』タッタッタ

杏子『準備の良いこったな、織莉子』

織莉子『ブイ!』ピース!

杏子「んの野郎……!」

まどか「 」ズルズル

さやか「いやー凄かったね、マミさんの立体機動!」

まどか「 」ズルズル

杏子「マミと競争してきたのか……」

さやか「勝てなかった……」

杏子「だろうな」

683: ◆l0O.gyaewI 2013/11/21(木) 04:40:16.11 ID:ztFTPlYn0

かえで「派手に登場しよるの!中々の芸人魂やで、東京者!」

ゆうか「なぁんだ、目障りなのが失せたと思ったのに」

葵「けどこれで直接叩きのめすチャンスが出来た!」

かえで「せや!葉月に阪神ファンになるよう命令してもらわな!」

あやか「命令それで良いの!?」


ザッ


かえで「お、こっちもドンの登場……」

あゆ「クソ……あのボケピンク!」ヨロ

かえで「なんやえらいご立腹やの、そや!暁美来たで」

あゆ「……あ、そう」プイッ

ゆうか(嬉しいんだ)

あやか(嬉しそう)



さやか「久し振りに学校へ来た感想は?」

ほむら「もう一回シャワーを浴びたい気分」モミクチャ……

杏子「ああ、なんか  いもんな」

まどか「うん……」

仁美「何よりも元気そうで安心しましたわ……では……」

ほむら「うん……行ってくるわ」

杏子「行ってら」

さやか「……」

仁美「あらあらうふふ」

まどか「ほむらちゃん」

ほむら「何?」

まどか「ちょっと耳を貸してね」ゴニョゴニョ

ほむら「ほむほむ……」

杏子「なあ、あれってさ……」ボソボソ

さやか「気にしたら負けだと思う……」ボソ


684: ◆l0O.gyaewI 2013/11/21(木) 04:42:44.58 ID:ztFTPlYn0

ほむら(まあ……数回殴られる位で済んだら安いほうよね)

ほむら「……」

かえで「来よったか東京者!」

二組女3「よく来れたな」グッ

ゆうか「ストップストップ!あゆストーップ!!」


バキィッ!!


二組女1「ちょ」

ほむら「っ……!」ドサ

二組女5「ちょっと葉月!」

二組女3「てめえ何がお休みだ、ふざけやがって!」

ほむら「あの時はそのつもりだったのよ」

かえで「落ち着きいや!何があったか知らんけども!」

二組女3「この場で引導を渡してやろうか」

ほむら「……ごめんなさい」

ゆうか(ほ……どうにか収まりそうな空気……)


ボキィッ!!

685: ◆l0O.gyaewI 2013/11/21(木) 04:45:09.50 ID:ztFTPlYn0

二組女3「他に言うことは」パンパン

ゆうか「ええぇぇぇええぇぇ!!??」

ほむら「気の済むまで続けたらいい」

二組女3「最初からそのつもりだよ」グッ

二組女1「ちょいちょいちょいちょい!!」

二組女5「葉月、もうそれくらいにしな」ガシ

二組女3「放せよ、葵」

葵「この菊月 葵、一方的な暴力は見てられない!」

ほむら(この人が……葵……)

葵「あんたもだよ暁美……何があったのか知らないけど、言い訳すら出来ないならそもそもそんなことするんじゃない!」

ほむら「……」

ゆうか「あー……ほら、こんなところで争ってもなんじゃない?」

かえで「せやせや!折角お互い賭けとんのやから、それで相手に気の済むような命令すりゃええやん!」

二組女3「……はん!精々八百長に見えない程度のゲームにしろよ?」

ほむら「お互いにね」

二組女1「へ~?あんなビクビクしてた余所者が言うようになったね~?」

ほむら「まだ肝心のことを言ってなかったわね」

葵「宣戦布告?受けて立つよ!……それくらいの根性がないと倒し甲斐もないし!!」

ゆうか(なんでこいつこんな脳筋なの……)


686: ◆l0O.gyaewI 2013/11/21(木) 04:46:14.01 ID:ztFTPlYn0

ほむら「心配してくれてありがとう、葉月さん」

二組女3「……」

ほむら「でも私たちは負けない……約束、忘れないでね」

二組女3「強気だな、まあもしお前たちが負けたりしたら……」

ほむら「私達が勝ったら……」

二組女3「丸一日弄んでやるよ」ニヤ

ほむら「貴女は一日、私の奴隷よ」ファサァ


ゆうか「どっちも悪役に見えてきた」

かえで「なんでどっちも変 入っとんねん」

ゆうか「どっちも頭良すぎて螺子が変なんだと思う」

かえで「ちょい納得やで……」

二組女1「弄ぶとこスケッチしたいなあ……」ボソ

葵「やっぱ勝負事ってのはこれくらいの方が燃えるよね!」グッ

かえで「見小出身って変 ばっかやな」

ゆうか「あたしを入れないで、頼むから」

アナウンス『それではこれより第24回、市立見滝原中学校体育祭を開催いたします!生徒の皆さんは整列して……』


687: ◆l0O.gyaewI 2013/11/21(木) 04:47:08.61 ID:ztFTPlYn0


~校門~


マミ「あ、来た来た」

織莉子「ええ」

ゆま「アナウンスが聞こえる!間に合った!」ストン

キリカ「ごめんよ織莉子~~!!君のウッグ……期待に……ヒグ私は……!!」ダキッ

織莉子「恥じることないわ、あなたの後輩は強い子なのよ!」ナデナデ

キリカ「うわぁぁぁ!!織莉子~~!!」

ゆま(見つけるんじゃなかった……)

マミ「この戦い……あの子達は勝てるかしら……」

織莉子「分かりません、ですが」

織莉子「彼女達は辿り着いたと言うことが出来る……そして、それが幸せだと知るでしょう」

マミ「私は……この惨劇の行方が、ただ静かな夜であればいいと思うわ」

ゆま「何言ってんだろこの人達」


692: ◆l0O.gyaewI 2013/11/22(金) 03:52:48.68 ID:/Iw+2D760

校長「今日は日頃の君達の行いが報われて絶好の運動日和とかどうとか」

ほむら(これが開会式……)

校長「このような行事を通して友人との絆を云々」

ほむら(話には聞いていだけど、なんてつまらないのかしら……)

アナウンス『ありがとう御座いました。続いて優勝旗返還です』

スピーカー『ターラーラーラーラー♪』

さやか『きーてきてあたし~んちー♪』

杏子「ぐっwww」

まどか「プッwwフヒッ!」

えりか「なんだこいつ」

ほむら「~~」プルプル

杏子『クソ……w考えないようにしてたのに!』

ほむら『や……め……て……!』

まどか(一方的過ぎるよ!)プィフフフ

さやか『明日も晴れ~る~♪……だって暇じゃん!』

中沢「宣誓!我々はぁ、スポーツマンシップに乗っ取り~~」

アナウンス『一堂、礼!』


693: ◆l0O.gyaewI 2013/11/22(金) 03:54:00.66 ID:/Iw+2D760

ほむら(ちゃんと45度まで下ろして)ペコ

ほむら(上げt(スコン! 「ほみゅ!」

「何々?」「どうしたの?」

ほむら「あの……」

さやか「あ……あーあるある!礼をして背中突っ張るときあるよねー!」

ほむら「そ、そそそうなの!それでおどろいちゃって!」

「あるある!」「あたし練習中にそれやっちゃってさー」

和子「そこ!おしゃべりしなーい!」

「怒られちゃったわね」「たはは……!」

ほむら『織莉子さん!どういうつもりですか!』

織莉子『お辞儀がなってない』

ほむら『へ……はあ?』

織莉子『ちゃんと心の中で三拍子数えてから頭を上げて下さい』

さやか(ほむらの頭上に織莉子さんの水晶玉が浮かんでる……)

キリカ『まあでも一人だけ早くあげるのってやっぱり栄えないからね、いつも通り織莉子が正しい』

マミ『形が綺麗だっただけにそれは惜しいのよ』

ゆま(頑張れほむらお姉ちゃん)

さやか(ああこれイジリだ)


694: ◆l0O.gyaewI 2013/11/22(金) 03:56:25.50 ID:/Iw+2D760

アナウンス『それではここで皆様より頂いた電報を紹介したいと思います』

さやか(これが長いんだよな~……)

アナウンス『~~以上、見滝原小学校代表 悠木、喜多村より』

まどか(悠木先生まだ元気にやってるんだ!)

二組女3(あのゴミ教師……)

えりか(とか思ってんだろうなー……)



詢子「ふふふ……事前に和子から情報を仕入れて障害物競走と短距離走のゴール近くを陣取った!」

智久「でもここは良い位置だね、三年生の座席もちょうど向こうに見えるし」

詢子「その弊害として……今この瞬間まどかが完全に見えないんだが、まあ良い些細な事だもんな」

沙織「お待た~!」フリフリ

智久「いらっしゃい」

詢子「おや旦那は?」

沙織「ん~ビール買ってくるって」

詢子「相変わらずだなぁ」

沙織「ちゃんとプレモルも買うよう言っといたからさ!」

詢子「じゃあ仕方ないか」

タツヤ「始まんないねー」

智久「もう始まってるんだよ?タツヤも来年は小学生かー……お、上条さんだ」

沙織「えーどこどこ?……あっ、あそこか!」

智久「僕ちょっと挨拶して来るよ」

沙織「あたしも!」

詢子「その七個位隣に志筑さん居るからそっちもよろしく!」グッ

智久「了解」

沙織「あたしの旦那はよ!」


695: ◆l0O.gyaewI 2013/11/22(金) 03:57:49.70 ID:/Iw+2D760

アナウンス『~~以上 風見野第一小学校代表 野中より』

杏子(なんであたしがここに通ってること知ってんだ……)

ほむら『風見野中に一度も顔出してないって貴女……』

杏子『うるせぇ!それどころじゃなかったんだよ!』

アナウンス『遠い土地で寂しくはありませんか?新しい友達は出来ましたか?勉強は着いていけてますか?もし何かあったらすぐに相談して下さいね、いつでも力になります』

ほむら(なんだか今回は随分と踏み込んだ文面ね)

アナウンス『あなたは自分一人に問題を抱え込む癖があるので心配です』

ほむら(……なぜか悪寒がしてきたわ)

アナウンス『今度の休みには元気な笑顔を見せに来て下さい 学校法人水橋学園 初等部中等部代表 斉藤より』

ほむら「……っ!!?」

「水橋学園ってどこ?」「え、東京のどこかでしょ?」チラッ「いやそれは分かる」

杏子『誰宛ての電報なんだろーなー?』ニヤニヤ

ほむら『……』カアアア

さやか『顔が赤いぞー!』

杏子『めっちゃ照れてんじゃん!』ケラケラ

まどか(え、何それ見たい)チラッチラッ

えりか「まどっち前見てないと怒られるよー?」

696: ◆l0O.gyaewI 2013/11/22(金) 03:59:11.48 ID:/Iw+2D760

ほむら『うるさい』ベシッ

さやか『ちょっと!痛い!痛いって!』

杏子『いたたまれなくなって暴力に走りやがったw』

まどか(ずるい!ずるい!私もテレパシー使えるようになりたい!)

マミ『大丈夫よ鹿目さん、ちゃんと録画してるわ』●REC

ほむら『巴さん!?』

キリカ『バッチリ激写したよ』パシャ

ほむら『呉さんまで!?』

まどか(来た!流石私の最高の先輩達!)

さやか『ちょっと顔隠しちゃったじゃんw』

杏子『やべぇw愛でたくなるなw』

ほむら『///』

まどか(あー!なんで私一番前なんだろう!!)ダンダン!

えりか「何に怒ってんのよ?もしもーし?」

和子「佐倉さん、美樹さん、そんなに面白いお話が有りましたかー?」

さやか「げ……」

杏子「やべ……」

まどか(一番前で良かった……)

えりか(今日のまどっちテンション激しー……)

ゆま(平和って良いなー……眠くなってきちゃった)フワァーア

697: ◆l0O.gyaewI 2013/11/22(金) 04:01:24.34 ID:/Iw+2D760

アナウンス『続いて、生徒会長の言葉です』

「はい!保護者の皆さん!本日は忙しい中お集まりいただき~~」

ほむら『ねえこれいつ終わるの?』

さやか『もうすぐもうすぐ』

ほむら(大して暑い訳じゃないんだけど太陽光が辛い……日焼け止め必要だったわ……)

アナウンス『ありがとう御座いました、続いてPTA会長の弥生さんからの言葉です』

ほむら(まだ終わらない!)

弥生「本日はご多忙の中、わざわざご足労を頂き~~」

杏子『なあなあさっきの生徒会長の方が立派じゃね?』

さやか『あーそれは今年の生徒会長の相田が半端ないだけ』

杏子『二年なのに?』

さやか『あの子が味方だから勝ちの目が有るって感じ、マジで』

杏子『ふーん』

ほむら(ぐ……あとどれくらいこうしていれば……)

マミ『辛そうね』

ほむら『辛いです……』

織莉子『お喋り出来るだけ良しとしましょう?』

まどか(そうだそうだ!)

さやか『ほむらはこういうの余裕だと思ってたけど……』

ほむら『馬鹿言わないで、集団行動なんて苦手意識しかないの』

杏子『まあでも怠いな』

マミ『じゃあ私がクイズ出してあげる!』

さやか『クイズですか?』

マミ『ええ!ちょっとした暇つぶしに!』

698: ◆l0O.gyaewI 2013/11/22(金) 04:03:05.20 ID:/Iw+2D760

マミ『鹿目さんも一生懸命考えてね!』

まどか「 」キラキラ ヒラヒラ

さやか(凄い手振ってる……)

和子「鹿目さん?」

まどか「 」ピタ

えりか「あーあ……」

ゆま「zzz……」



マミ『ある時、ゆまちゃんが男の子を連れて家に来ました』

杏子『反応しそうになるクイズやめろ』

マミ『反応させてるんだけどなー?』

杏子『この野郎……!』

さやか『まあまあ』

ほむら『巴さん続き、お願いします』

マミ『もちろん私はお家に招待してあげて、お菓子を振舞ってあげたわ……それにね』

マミ『話を聞くとどうやら彼氏彼女として正式にお付き合いしたいそうです』

織莉子『……』

キリカ『そんな時が来てしまうのか……』

杏子『あたしより弱い男だったらクシャポイだぞ!』

まどか(ゆまちゃん一生独身じゃ……)

マミ『置いといて!この時、私が出せなかったお菓子は……ど・れ・だ?』

さやか『え?』

マミ『一番、カステラ!』

さやか『ふむ……』

マミ『二番、ヨーグルト!』

杏子『ゆま……遠い話じゃないんだよなぁ……』

マミ『三番、フルーツゼリー!』

キリカ『ゆまちゃんの寝顔を見てると素敵な人に恋して欲しいもんだけどね』

マミ『四番、水ようかん!……以上の四つよ!』

ほむら『……』

699: ◆l0O.gyaewI 2013/11/22(金) 04:04:41.77 ID:/Iw+2D760

まどか(ん?……あ!……いや、まさか……マミさんに限ってそんなお下品な……)

織莉子『ねえマミ』

マミ『あら、もう分かっちゃったの?』

織莉子『分かったのだけどこの問題、少々品が足りませんよ?』

まどか(え!?)

さやか『なんで分かるんですか!?』

マミ『うーんでも、みんな今年15歳でしょ?』

織莉子『まあ……そうですけど……』

まどか(ああ、わたしので完全にあってるや……考え付いた自分を呪いながら死にたい)

ほむら(むむ……まあ時間つぶしには丁度良いわね……必ず答えを導いて見せる!)

杏子(クソ!ゆまを例題に上げることであたしの集中力を削ごうって魂胆か!面白え……やってやるよ!)

キリカ(必ず正解を見つけ出し……先輩としての貫録を保ってみせる!!)

さやか(ああ……なぞなぞはまどかの方が得意なんだよな~)

マミ『開会式が終わったら答え合わせしましょう!正解出来たらいいものあげる!』


ゆま「zzz……」

700: ◆l0O.gyaewI 2013/11/22(金) 04:10:58.39 ID:/Iw+2D760

織莉子「画面の前の皆さんもこの問題、良かったら考えてみてください」

織莉子「すんごい下らない問題ですが」

織莉子「最後にヒントです、この問題……ゆまちゃんの部分は私、マミ、佐倉さんでも成立します……まあ……インキュベーターでもなんとか」

織莉子「逆に鹿目さん、美樹さん、暁美さん、キリカでは成立しません……もちろん葉月さんも」

織莉子「以上、織莉子の誰得折り込み情報でした」