1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/12(火) 13:48:07.34 ID:iAgxtIfr0
神様「弱っちい連中がぺしぺし殴り合ってる様など見てもつまらん。なるべく強い能力者を考えてくれよ」
テンプレ
【名前】
【性別】
【能力名】
【能力詳細】
【性格】
下5まで募集 その中から2人採用して短編を書かせてもらいたいと思います
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1431406077
テンプレ
【名前】
【性別】
【能力名】
【能力詳細】
【性格】
下5まで募集 その中から2人採用して短編を書かせてもらいたいと思います
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1431406077
3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/12(火) 14:01:48.75 ID:fsTpFcw10
【名前】ユダニ
【性別】男
【能力名】クリートクリエイター
【能力詳細】イメージした生物の創造&使役(規格外の存在だと暴走するかもね☆)
【性格】能力にアグラをかく愚か者
4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/12(火) 14:08:38.60 ID:c6zu+U3So
【名前】糸田 結衣(いとだ ゆい)
【性別】女
【能力名】命なき軍勢
【能力詳細】人形に魂を宿して操る
【性格】
【性別】女
【能力名】命なき軍勢
【能力詳細】人形に魂を宿して操る
【性格】
10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/12(火) 14:49:26.32 ID:iAgxtIfr0
神様「よーし募集は締め切るぞ」
神様「ふむふむ、なかなか強そうな能力者が揃ったじゃないか」
神様「できれば全員採用したいところなんだが、神たる私にも限界がある。余力があったら新たな戦いを企画するかもしれんから、期待しておいてくれ」
神様「今、>>3と>>4がいる世界を創造した。さあ、どんな戦いを見せてくれるのかな?」
次レスから>>3さんのユダニと>>4さんの糸田 結衣のSSを投下します
なお、ストーリーの都合上戦うまでの過程などもざっと描写しますのでご了承を
15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/12(火) 23:59:13.89 ID:iAgxtIfr0
長らくお待たせしました
書き終わったので投下します
書き終わったので投下します
16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/13(水) 00:00:05.64 ID:iAgxtIfr0
―――――――
深夜・とある郊外の住宅地
男性「いや~酔っ払った酔っ払った。今日も飲み過ぎちまったな~あっはっは」
野良犬「ハッハッハ」尻尾フリフリ
男性「お? 何だこいつ、俺のことがそんなに気に入ったのか? 可愛い奴め」
野良犬「クゥーン」スリスリ
男性「よーしよしよし、そらおにぎりだ。食うか?」
野良犬「ワフワフ」アーン
ブチッ!!
男性「――――えっ、はっ、あ……あ、ああ!?」
野良犬「……」ガツガツ
男性「こ……いつ、俺の、俺の腕、腕、うわあああ――――!?」
野良犬?「■■■――――!」グワッ
17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/13(水) 00:01:47.36 ID:gyVx610L0
???「お願い、間に合って……!」タッタッタッタ
???「やめ――――」
グシャッ!!
???「……お兄ちゃん、『震脚』!」
兄「――――――」ヒュン
ズドンッ!
野良犬「■■……■……」パタ
???「人払いに隙間があったのかな……」
???「……ごめんなさい。私がもっと早く来ていれば」
男性「………………こ……」
18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/13(水) 00:06:37.79 ID:gyVx610L0
???「そんな……まだ生きてるの!?」
???「こんな…………」
男性「…………し、て」
男性「こ…………ろ……」
男性「……し…………て……」
???「…………お兄ちゃん。『首狩り』」
兄「――――――」
――――――――――
???「……いつもそう。私は、いつも皆より遅いの」
???「お姉ちゃんだったら、助けられたのかな」
???「私なんかじゃなく、お姉ちゃんが助かればよかったのかな」
???「……でも、これで終わり」
???「ようやく見つけた」
19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/13(水) 00:07:11.74 ID:gyVx610L0
???「結界は張った。奴はもう、この街から逃げられない」
???「待っててね、お父さん、お母さん、お姉ちゃん、お兄ちゃん。『アイツ』を今夜中にそっちに送ってあげるから」
結衣「だから、天国で結衣のこと、応援しててね」
結衣「皆が見ていてくれれば私、何も怖くないから。絶対誰にも負けないから」
結衣「全部終わったら、私も行くよ。そしたら、また皆で暮らそうね」
結衣「…………じゃあ、行ってくるよ」
――――――――――
???「……お前か? このウゼェ結界張ったのはよ」
???「勘弁しろよ、これから夜行バス乗ってスキーでもしに行こうと思ってたトコだってのに」
???「アンタが俺のバス代、代わりに出してくれんのかよ、なあ」
結衣「あなたにあげるものなんて、何もない」
結衣「あなたは私から全てを奪った。そんな人には、何もあげない」
???「……ああ、そういうコト」
20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/13(水) 00:08:13.49 ID:gyVx610L0
???「つまり、テメェは俺を殺しに来たんだな?」
ユダニ「この『魔獣創生(クリートクリエイター)』のユダニを殺しに来たと、そういうわけか」
結衣「…………」
ユダニ「そう固くなるなよ、照れるじゃねえか」
ユダニ「ま、話でもしようや。かるーく身の上話の一つも聞かせてくれよ」
結衣「……あなたとする話なんてない」
ユダニ「いやいや、テメェだって語りてぇだろ? どうして俺を殺したいのかってコトくらいよ」
ユダニ「悪ぃが俺はテメェのことなんざこれっぽっちも知らねえ。面も見たことがねえ」
ユダニ「そんな俺を殺したって、テメェだってすっきりしねえだろ?」
結衣「………………5年前」
ユダニ「あ、言い忘れてたけど」
ユダニ「回想中だからって、俺は待ってやらねえからな」
魔獣「■■■■――――!」
結衣「『崩拳』!」
兄「――――――!」
21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/13(水) 00:09:29.38 ID:gyVx610L0
ドゴッ!
ユダニ「余所見は禁物……って、気づいてたのかよ」
結衣「姑息な手を使われるのには慣れてるから」
ユダニ「そうかい。じゃ、次は四体一気にいってみよっか」
魔獣×4『■■■■――――!』
ユダニ「一体しか出せねえと思ったか? 四方からの同時攻撃。その人形一体でどうやってさばくのか、見せてもらうぜ」
結衣「…………」クス
ユダニ「(笑った……?)」
結衣「“棍棒”“大剣”“槍”」
ドドドドッ!!
ユダニ「……テメェ、そんなデカブツども、どこに隠し持ってやがった」
結衣「……企業秘密」
ユダニ「はっ、そりゃあいい……!」
ユダニ「いいねえ、久々に楽しくやれそうだ!」
22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/13(水) 00:14:35.85 ID:gyVx610L0
ユダニ「ちまちま2体3体ずつじゃつまらねえ! ここは一気に――――」
ユダニ「1000体くらいドバっと出してみるか!」
ズズズズズズズズズ……!
結衣「そんなっ……こんなにたくさん……!」
ユダニ「頭数が多いだけだと思わないでくれよな。こいつらは一体一体が不死身だぜ」
ユダニ「狼、熊、虎、獅子、鮫、鰐、恐竜、ドラゴン……あと何だったかな。適当に造ったからよく分かんねー」
ユダニ「そんじゃま、せいぜい頑張れや」
ユダニ「俺がジジイになって死ぬまで粘ってりゃ勝てるぜ? 大体50年な、ひゃっははは!」
結衣「くっ……!」
23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/13(水) 00:15:30.51 ID:gyVx610L0
ユダニ「あー楽しいー! 最っ高に楽しいよなあ、復讐に来た奴をボッコボコに叩きのめすのは!」
ユダニ「5年前がどうとか言ってたっけ? つーことはテメェは俺を殺すために5年も地べた這いずり回ってたわけだ!」
ユダニ「その年で5年つったら……ちょうど高校生だなあ。はは、人生で一番楽しい時期をぜーんぶ血反吐吐くような修行に費やしたんだろ?
ユダニ「やりたくもねえコトやって、言いたくもねえコト言って、行きたくもねえトコ行って頑張っちゃったんだろ!?」
ユダニ「ひゃーっははははは! んで、そんなこんなで機が熟したとみて勇みかかってきたテメェに、俺はこう言ってやんのよ。『お疲れさん。キミのやってきたことはまるっと無駄だったゾ』ってなぁ!」
ユダニ「報われねー! 救われねー! あの世にいったご家族の皆さんも頭抱えるってぇの!」
ユダニ「オマエさあ、一体全体何のために今まで生きてきたんだろうな?」
結衣「……本当に、お喋りが好きなのね、あなたは」
ユダニ「あ?」
結衣「私はあんまり好きじゃなかったの。気の利いたことも言えないし、面白い冗談も言えない」
結衣「ズレたことばっかり言って、皆に笑われてた」
結衣「でもね、今は好きかな。ううん、楽しみって言った方がいいのかな」
ユダニ「……何言ってんだ、テメェ」
24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/13(水) 00:16:38.98 ID:gyVx610L0
結衣「私にけちょんけちょんにされて、泣きべそかいてるあなたに『今どんな気持ち?』って聞くの、すっごく楽しみだから」
ユダニ「……傑作を通り越して駄作だぜ。マジで言ってんのかよ? つまんねーぞ」
ユダニ「俺が? テメェに? けちょんけちょんにされる? トロいこと言ってんじゃねーよ、ボケが」
結衣「そうだね、私はトロいし、ボケだよ。だって――――」
ユダニ「もうどーでもいいわ、オマエ。――――やっちまえ」
魔獣×1000『■■■■――――!!』
結衣「90000体の人形の『軍勢』を揃えるのに、5年近く掛かっちゃったから」
ユダニ「は?」
結衣「人形さんたち……『やっちゃって』」
人形×90000「――――――!」
ドッッッッ!!!
ユダニ「は……おま、な……にぃ――――!?」
結衣「不死身の動物さんたちでも、さすがにしばらくは私のところには来られないよね」
25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/13(水) 00:18:41.62 ID:gyVx610L0
ユダニ「バカな!? テメェの能力は人形を操ることだろ! 俺みたいに、どこからでも好きなだけってわけにはいかねえはずだ!」
結衣「……世の中にはね。近所の人の死体を売って生計を立ててる人がたくさんいるの」
結衣「そういう人たちから買い取ったり、道端で行き倒れてる死体を拾ったり……人形を作るためならなんだってやった」
結衣「全ては、今日このとき、あなたを殺すために」
ユダニ「……いいね、撤回するぜ。オマエ、面白えよ」
ユダニ「なるほどな。さすがの俺も不死身の魔獣を1000体も造ったらちょいとキツいもんがある」
ユダニ「それに、いくらなんでも90倍の戦力差があったら、魔獣といえども苦戦はするだろうよ」
ユダニ「でもな、俺は負けねえのよ」
ユダニ「この『魔獣創生』のユダニはよ――――こと物量戦にかけちゃ、天下一品の男なんだぜ!!」
……ズズ
ズズズズズ
ズズズズズズズズズズズズズ!!
結衣「そ、んな……空が、隠れて……」
結衣「まるで……魔獣の津波じゃない!」
ユダニ「有象無象のかき集めで恐縮だが、数にしてざっと5000万ってとこだ」
ユダニ「一体一体は拳銃数発で息絶えるような雑兵だが、それでもこれだけ集まりゃ国だって落とせる」
ユダニ「主義も主張もご立派なお題目も! 問答無用に押し潰す数の暴力の極致、耐えてみせろよ復讐者――――!」
ドドドドドドドドドドド!
結衣「……耐えるのには慣れてる」
結衣「だけど、私はもう我慢なんてしない」
26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/13(水) 00:19:11.94 ID:gyVx610L0
結衣「ここであなたが倒せるのなら、私はどんなものでもなげうって見せる!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!
ユダニ「は、はは、ひゃっはははははは! すげぇよ、天才かよオマエ!」
ユダニ「何が人形揃えるのに5年掛かりましただ! 大ボラぶっこくのも大概にしやがれ!」
ユダニ「月まで届きそうなクソ馬鹿デケェゴーレムを、10体もたった今即興で作りやがったじゃねえか……!」
ゴーレム×10「――――――――!」
魔獣×5000万「■■■■――――!」
結衣「予め、この街に目星はつけてたの。地形的に、一番効率よく人払いとゴーレムの形成ができそうだったから」
結衣「能力を解いたら元に戻るようにはしてるけど……ちょっと汚しちゃうかも。街の皆さん、ごめんなさい」
ユダニ「……なあ、俺はさっき言ったよな」
27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/13(水) 00:23:55.15 ID:gyVx610L0
結衣「……何を」
ユダニ「余所見は禁物だぜ」
ぞぶり
結衣「……あっ、ぐ……っ、お兄ちゃん!」
兄「――――――」ブンッ
魔獣「■!」グチャッ
ユダニ「オマエがさっきまで楽しくお喋りしてたのは、俺そっくりに俺っぽいことを喋る俺っぽい魔獣だよ」
ユダニ「さすがに自動操縦じゃキツくなったんで、街回ってきっちり指揮ってきたんだわ。案外さっくり終わったぜ」
結衣「う…………」ドサッ
ユダニ「ついでに言っとくと、俺も以前俺に作られた俺そっくりの魔獣なんだわ。本体が造ったから完成度は段違いだがな」
結衣「…………」
ユダニ「世界中に何人俺がいるのか、実のところ俺自身にすら分からねー。ま、それでも構わねえんだけどよ」
28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/13(水) 00:24:39.69 ID:gyVx610L0
ユダニ「じゃあな、復讐者。そこそこ楽しめたぜ」
ユダニ「生まれ変わったらまた挑みに来いや。何度でも受けて立ってやらあ」
結衣「……23人」
ユダニ「……あ?」
結衣「あなたは今、この地球上に、23人いたって言ったのよ」
ユダニ「……まだ喋んのかよ。中でがっつり抉ったつもりだったんだがな」
結衣「……残念だけど、元より私に痛覚なんてない。最初だったから、あんまり憑依が上手くできなかった」
結衣「だからこそ、今もこうして喋っていられるんだけど」
ユダニ「最初に……憑依が失敗した……まさか、オマエ」
結衣「うん。この身体は結衣のものじゃない。結衣の隣で死んじゃった双子のお姉ちゃんのもの」
結衣「私の身体は、落ちてきた看板に潰されてグチャグチャになっちゃった」
結衣「お姉ちゃんも、看板の破片が首に刺さって死んじゃった」
結衣「一度くらいは私がお姉ちゃんを助けてあげたかったのに……間に合わなかった」
結衣「お兄ちゃんは、単にそう名づけただけの手作りの人形だけどね」
結衣「死体からじゃなく、素材から組み立てた人形に、私は魂を憑依させて世界中に派遣した」
29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/13(水) 00:25:25.38 ID:gyVx610L0
結衣「そして、あなたと同じ顔と能力を持つ人間を片っ端から殺していった。『自分と同じ魔獣は不死身には造れない』これだけが、あなたの無敵の能力の欠点」
結衣「誰がオリジナルで、誰が魔獣だったのかはもう分からない。だけど、これだけははっきりしてる」
結衣「あなたが最後のユダニだってことだけは」
ユダニ「…………っ!」
結衣「もうすぐ52人の私がここに応援に駆けつける。それぞれ1万の人形を従えてね」
結衣「残念だけど、あなたはここで終わり。ユダニを名乗る人間は、この世界から一人もいなくなる」
ユダニ「…………ざっけんな。ふざけんなふざけんなふざけんなふざけんなふざけんな!」
ユダニ「こんなところでこの俺が! 終わるわけねえだろうが――――!」
ユダニ「こうなりゃとっておきだ! 出てこい神代の魔獣ども! このゴミをぶち殺せ!」
ズズズズズ!
結衣「……あなた、それしかできないのね」
結衣「せっかく背後をとったのに、不意打ちすら魔獣任せ」
結衣「もうお兄ちゃんしか人形がいない私にさえ、近づくこともできないのね」
30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/13(水) 00:26:21.26 ID:gyVx610L0
ユダニ「うるっせええええええ!!」
魔獣×10「■■■■――――!」
結衣「どいて」
ズパンッ!!
結衣「私のお兄ちゃんは、誰よりも強いんだから。誰にも負けないんだから」
ユダニ「ぐっ……があああああ!! くそ、身体が……! 無理な創造をしたせいか……!?」
ユダニ「くそ! くそくそくそくそ! いやだ、やめろ、死にたくねえ――――!」
結衣「やっちゃえ、お兄ちゃん!」
兄「――――!」
ドッ…………!
…………………………
魔獣×5000万+1000『――――――』サアアアア
結衣「…………終わった。これで、全部。何もかも」
結衣「はは……終わっちゃったら終わっちゃったで呆気ないのね。定期テストみたい」
31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/13(水) 00:27:53.20 ID:gyVx610L0
結衣「あ、ゴーレムを元に戻さないと……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
結衣「……早くこの街を出よう。私みたいな人間が、こんなところにいちゃいけない」
結衣「人払いも解けちゃったし、すぐ人が戻ってくる」
結衣「そしたら――――」
子供「う、うわあああああ!」
母親「悠一!」
魔獣「■……■■……」ズズ...
結衣「……! まだ生き残りが!」
結衣「(かなり距離がある……このままじゃ、お兄ちゃんの速さでも間に合わない!)」
結衣「お兄ちゃん! 行って!」
32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/13(水) 00:29:42.31 ID:gyVx610L0
結衣「私の魂、全部使っていいから――――あの子を助けて!」
兄「――――」コクリ
結衣「え……お兄ちゃん、今」
ズドッ!!
魔獣「■…………」サアアア
子供「うえええええん!」
母親「悠一……!」
結衣「よかった……間に合った。私、間に合ったよ。あは、あはは……間に合った、間に合ったんだよ……!」
結衣「うん……うん……結衣、間に合ったんだ。私だって、たまにはやるんだから……」
結衣「だから、皆もっと褒めてよ――――」
結衣「――――――――」
33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/13(水) 00:36:42.02 ID:gyVx610L0
神様「うむ、なかなか結構な見ものだったな!」
神様「またこのような機会を設けてみるのもいいかもしれん」
神様「では、さらば」
神様「またこのような機会を設けてみるのもいいかもしれん」
神様「では、さらば」
34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/13(水) 00:40:10.81 ID:gyVx610L0
これにて完結です
>>2さん>>3さん、そして応募してくださった皆様どうもありがとうございました
双方の能力に若干の個人的解釈を加えてしまいましたが、ストーリーの都合ということでご容赦ください
また同じようなスレを建てるかもしれないので、そのときは皆さん振るってご参加を
では読了いただきありがとうございました!
>>2さん>>3さん、そして応募してくださった皆様どうもありがとうございました
双方の能力に若干の個人的解釈を加えてしまいましたが、ストーリーの都合ということでご容赦ください
また同じようなスレを建てるかもしれないので、そのときは皆さん振るってご参加を
では読了いただきありがとうございました!
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