1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 23:08:06.47 ID:4WkkTHlY0
理樹「また唐突だね……」

恭介「アイツは未だにサンタを信じてるからな、今まではモンペチを送っていたんだが毎年モンペチを送るサンタというのもアレだろ? 
だから今年は違った物を送りたい」

真人「それでオレたちに案をださせようってワケか」

謙吾「というか……お前は毎年サンタをやっていたのか」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 23:14:46.05 ID:4WkkTHlY0
理樹「でも意外だね、恭介こそ未だにサンタを信じていそうなのに」

恭介「ふっ……もう俺はサンタの側になる歳になったんだよ」

真人「とりあえずだ、オレはプロテインをおすすめするぜ」

謙吾「それはお前が欲しいものだろう」

恭介「理樹、何か良い案はないか?」

理樹「僕は……>>6がいいと思うよ」

6: 忍法帖【Lv=23,xxxPT】(1+0:15) 2012/12/24(月) 23:19:37.17 ID:jjcISxhB0
新しいリボン

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 23:25:02.94 ID:4WkkTHlY0
恭介「新しいリボンか……良いじゃないか」

理樹「そんなのでいいのかな?」

真人「じゃあ、オレの鉢巻を……」

謙吾「問題は夜中に鈴の部屋へ忍び込めるかどうかだな」

恭介「その点は問題ない、毎年忍びこんでるから上手くやれるさ」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 23:30:25.83 ID:4WkkTHlY0
~鈴の部屋~

鈴「恭介にクリスマスプレゼントをあげたい、だからみんな協力してくれ」

来ヶ谷「ふむ、しかし鈴君、恭介氏の好きそうなものはわかるのか?」

鈴「うーん、わからん」

葉留佳「恭介さんになら漫画とか良いんじゃない?」

鈴「漫画か……」

西園「棗さんは毎年プレゼントしているのですか?

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 23:36:21.23 ID:4WkkTHlY0
鈴「いや、今年が初めてだ」

来ヶ谷「初めて……  イな」

葉留佳「姉御……」

鈴「去年、あいつがサンタの格好をして私の部屋に忍びこんでいるのを発見した、だから何と言うか恩返しだ」

クド「テヴァでは本物のさんたくろーすさんがプレゼントをくれるのですが、日本は家族の方がさんたなんですねー」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 23:41:21.53 ID:4WkkTHlY0
鈴「そうなのか?」

クド「はい! でも少しおじいさまに似てました」

来ヶ谷「(はぁ……可愛い)」

鈴「そういえば、小毬ちゃんは?」

西園「小毬さんは老人ホームへクリスマスボランティアに」

葉留佳「よし!ここははるちん安価の出番だー!恭介さんへのプレゼントは>>15

15: 忍法帖【Lv=23,xxxPT】(1+0:15) 2012/12/24(月) 23:45:22.79 ID:jjcISxhB0
ポエム↓


詩情豊かな朝

朝の部屋を包み込む優しい光
それは僕を絶望の淵へと突き落とす
障子に落ちる気の影
窓越しに感じる朝の冷気
恣意的に僕へ働き掛ける様々なファクター

さぁ、夜は明けた
僕は己の愚行を悔い
思い体を引きづり立ち上がる

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 23:51:58.31 ID:4WkkTHlY0
鈴「ポエムか」

葉留佳「これを寝ている恭介さんの耳元でささやけば最高のクリスマスに……」

来ヶ谷「問題はどうやって忍びこむかだな、それに恭介氏の部屋は一人部屋ではなかった気がするが」

西園「ここは一つ、宮沢さんにお願いして恭介さんと一日だけ部屋を変えてもらうというのはどうでしょう」

クド「ぐっどあいであなのですーわふー」

鈴「それがいい、じゃあ>>19頼んだ」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 23:58:08.25 ID:2qOzNjcf0
クド

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 00:05:27.33 ID:Q97czWlk0
~理樹の部屋~

クド「すいません、宮沢さんにお話があるのですが……」

謙吾「何?理樹ではなく俺か?」

クド「はい、できれば宮沢さんと私だけでお話したいのですが……」

真人「おっ、これは……」

理樹「僕たちは邪魔になるから恭介の部屋へ行こう」

恭介「意外だな……」

宮沢「おい、なんだその反応は」

恭介「ま、上手くやるんだな」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 00:12:32.15 ID:Q97czWlk0
クド「かくかくしかじかで……」

謙吾「それは別に構わないが、恭介も鈴と同じことを考えているとなるとすれ違いになる可能性があるな」

クド「どうしたら良いのでしょう……」

謙吾「要するに……恭介と鈴の代わりに、誰かがプレゼントを贈れば問題ないな」

クド「とりあえず、いったん鈴さんの部屋に戻りますね」

謙吾「こっちもなんとかしてみよう」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 00:27:24.99 ID:Q97czWlk0
~恭介の部屋~

真人「おっ、帰ってきたかってなんだその格好は!?」

謙吾「サンタに決まっているだろう」

理樹「ねえ恭介……謙吾また壊れちゃったんじゃ」ボソッ

恭介「ありえるな……能美はにやられたか」

謙吾「はっはっは、とりあえず、鈴へのプレゼントは俺が渡そう」

恭介「それは構わないが」

謙吾「それと今夜は俺の部屋で寝るようにたのむ」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 00:35:48.60 ID:Q97czWlk0
~鈴の部屋~

クド「あのー、今回は鈴さんの代わりに誰かが恭介さんにプレゼントをしたほうがいいかもしれません」

鈴「ん?私じゃダメなのか?」

クド「いえ、そういうわけではないのですけど……」

来ヶ谷「ふむ、恭介氏は鈴くんからプレゼントされるよりも、サンタからプレゼントを貰ったほうがうれしいのではないか?」

西園「まだ鈴さんからプレゼントしたことはないようなので、上手くいけば……」

葉留佳「よし、またまたはるちん安価発動!>>26がサンタで」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 00:38:06.33 ID:RjnrUmxx0
姉御

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 00:41:52.97 ID:Q97czWlk0
来ヶ谷「ふむ、私か」

葉留佳「姉御のサンタ姿とかもうおっぱいぼーん!」

鈴「来ヶ谷なら……安心して任せられる」

クド「謙吾さんに部屋の鍵を開けてもらうようにいっておいたので」

西園「あとは夜を待つだけですね」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 00:49:25.19 ID:Q97czWlk0
謙吾「0時か……時は来た!」

理樹「恭介はもう寝ちゃってるね」

真人「オレの筋肉枕でぐっすりだぜ」

謙吾「能美に鈴の部屋を開けておいて貰うよう頼んでおいた」

理樹「つまり、あとは鈴を起こさず枕元にリボンを置くだけだね」

真人「しかしだ、なんでオレだけトナカイなんだ……」

謙吾「とりあえず、女子寮で引っかかったらお終いだ」

理樹「三人いれば最悪、誰かが囮になれるからね」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 00:55:40.18 ID:Q97czWlk0
来ヶ谷「鈴君は寝たようだな」

葉留佳「いやーやっぱこれはやばいッスね姉御」

クド「わふー、さすが来ヶ谷さんです、それにくらべて私は……」

西園さん「それでは私たちも移動を始めましょう、ここにいると色々とやっかいですから」

来ヶ谷「では、出陣いこう」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 00:58:32.86 ID:Q97czWlk0
謙吾「……よし」

真人「案外、簡単に潜入できるもんだな」

理樹「だといいけど」

謙吾「!?誰か来るぞ」

理樹「あれは……>>35だ」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 01:03:04.91 ID:MSocbAwO0
ドルジ

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 01:09:00.33 ID:Q97czWlk0
理樹「ドルジだ」

ドルジ「ぬおー」

真人「どうやら、ここはオレの出番のようだな……」

理樹「真人……」

真人「こいつは俺に任せてはやく行けー!!!女子寮を駆け抜けろ!」

謙吾「馬鹿、声がでかい」

真人「一度言ってみたかったんだよ!わりーかよ」

理樹「真人!」

謙吾「理樹、悲しんでいる暇はない、とりあえず早く行くぞ」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 01:19:21.63 ID:Q97czWlk0
恭介「(構わない、とは言ったものの……まっったく寝れん)」

ガチャッ

恭介「(おっ謙吾たちか、意外に早いな)」

来ヶ谷「詩情豊かな朝 」

恭介「!?」

来ヶ谷「朝の部屋を包み込む優しい光 それは僕を絶望の淵へと突き落とす」

恭介「(……こ、これは一体)」

来ヶ谷「障子に落ちる気の影 窓越しに感じる朝の冷気 恣意的に僕へ働き掛ける様々なファクター」

恭介「(これは本格的にやばいな……肝試しで焼いた札の呪いが今になってきたか)」

来ヶ谷「 さぁ、夜は明けた 僕は己の愚行を悔い 思い体を引きづり立ち上がる」

来ヶ谷「以上だ、メリークリスマスBy サンタ」

恭介「(こ、これがサンタ……)」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 01:25:53.93 ID:Q97czWlk0
謙吾「準備は良いか、理樹」

理樹「うん……でもこれは見つかったらさすがに危ないよね」

謙吾「まあ、そのときはそのときだ、行くぞ」

ガチャッ

理樹「……大丈夫みたいだね」

謙吾「よし、あとはこれを枕元に……」

鈴「なあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

謙吾「うわあああああああああ」

鈴「お前ら誰だ!変態!死ね!」

理樹「落ち着いて!鈴!僕たちだよ」

謙吾「そうじゃ、サンタクロースじゃ」

理樹「えええええ……」

鈴「そうなのか」

謙吾「そうじゃ、だから落ち着け」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 01:34:17.51 ID:Q97czWlk0
謙吾「鈴君が良い子にしていたから、クリスマスプレゼントをもってきたのだ」

鈴「そうなのか、というかお前謙吾に似てるな」

理樹「サンタクロースは怪しまれないように、身近な人間に近い姿であらわれるんだよ」

鈴「そうなのか?じゃあ毎年来てた恭介もサンタだったのか?」

謙吾「そうだ」

鈴「それはすごいな……猫のサンタはいないのか?」

理樹「それは……」

真人「ここにいるぜ」

ドルジ「ぬおー」

理樹「(連れてきたんだ……)」

鈴「ドルジと真人にそっくりだな」

真人「俺は筋肉ロースだ、いやまてよ、筋肉ロースってすげえ肉肉しく感じないか!?」

謙吾「とりあえず、プレゼントはここに置いておく、それと朝になるまでは開けないこと」

鈴「わかった」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 01:42:45.96 ID:Q97czWlk0
謙吾「じゃあ、そろそろ帰るか」

真人「じゃあな、あと、真人君には優しくしてあげるんだぜ」

鈴「真人……? あーあれな……」

理樹「とりあえずメリークリスマス」

鈴「ん? お前たちそっちから帰るのか?」

謙吾「?」
真人「?」
理樹「?」

謙吾「それはどういう……?」

鈴「いや、サンタなら窓から帰るんじゃないのか?」

真人「おい、どうすんだよ」ボソッ
理樹「どうするって……」
謙吾「やむ終えまい、窓から飛ぶしかないだろう」

謙吾「そうだったな、じゃあ窓から失礼」
真人「理樹は俺に掴っとけ」
理樹「結局やるんだ……」

鈴「ありがとうな、サンタさん」

謙吾&真人&理樹「うわあああああああああああああああああああ」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 01:59:29.50 ID:Q97czWlk0
~翌日~

理樹「ふあ~あ」

鈴「お前寝てないのか」

理樹「ちょっとね」

謙吾「おはよう」

真人「うーっす、あれ恭介は?」

謙吾「あのあと、結果を報告にいったんだが……」

真人「だが?」

謙吾「サンタがおどろおどろしい声で捧げていったポエムが頭から離れないらしい」

真人「なんだそりゃ」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 02:04:37.91 ID:Q97czWlk0
鈴「そういえば私のところにもサンタが来たぞ」

理樹「へえ」

鈴「クリスマスプレゼントでこのりぼんをくれた」

鈴「そしてサンタは雄たけびをあげて帰っていった」

謙吾「それで……鈴は嬉しかったのか?そのクリスマスプレゼント」

鈴「そうだな……もうくちゃくちゃ嬉しい」

真人「じゃあこの鉢巻は俺からのクリスマスプレゼントだ、やるよ鈴」

鈴「嫌だ、汗臭い」

真人「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

こうしてまた、一日が始まる……

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 02:06:08.23 ID:Q97czWlk0
               /     \
              //        ヽ
               | |       ヽ |
              | |     |  | | |
              Ⅵ | |  |  |/リ   じゃ、解散
.      rv^h        ∨ l  l  /
     r.| | | |          ┌∨  |y'┐
     | | | | l_l^l      イー--W--┴..、
     |     |  ,.ィ:'´:::::::::::::::|::::::::::::::::::::`ヽ、
     ヽ     ノ/:::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ_
     | ̄ ̄∧::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::/:::|
     ├―/::::::',::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::/::::::l
     |:::::::|::::::::::',::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::/:::::::::|
     |:::::::|:::::::::::::',:::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::〉
     |:::::/::::::::::::::::/::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::|
     〈:::/::::::::::::::::∧::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::||::::::::::::|
     |::::::::::::::::::/  |:::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::|.|:::::::::::|
     ゝ、::::::::::/   l:::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::| |:::::::::::|

引用元: 恭介「鈴にクリスマスプレゼントを送ろうと思う」