1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 22:16:35.34 ID:fNjSbX+I0
黒「!?」
銀「……」
黄「?」
マオ「どうした?黒(ヘイ)?」
黒「……」
銀「……」
黒「……いや」
黄&マオ「?」
銀「……はっぷっぷー☆」
黒「!!?」
銀「……」
黄「?」
マオ「どうした?黒(ヘイ)?」
黒「……」
銀「……」
黒「……いや」
黄&マオ「?」
銀「……はっぷっぷー☆」
黒「!!?」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 22:20:47.43 ID:fNjSbX+I0
蘇芳「サンタさんはいるよ!!」
紫苑「いや、いないよ」
蘇芳「いるよね!?黄(ホァン)!!」
黄「あ?……いや…知らねぇよ俺に聞くな」
蘇芳「いるよ!!」
紫苑「いないよ」
マオ「ったく子供は無邪気だなぁオイ」
蘇芳「いるよ!!」
蘇芳「絶対いるったら!!」
紫苑「いや、いないよ」
蘇芳「いるよね!?黄(ホァン)!!」
黄「あ?……いや…知らねぇよ俺に聞くな」
蘇芳「いるよ!!」
紫苑「いないよ」
マオ「ったく子供は無邪気だなぁオイ」
蘇芳「いるよ!!」
蘇芳「絶対いるったら!!」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 22:23:43.39 ID:fNjSbX+I0
蘇芳「いるよね!?ジュライ!?」
ジュライ「……」
紫苑「いないよ」
蘇芳「いるよ……絶対いるもん……」ジワッ
紫苑「」
ジュライ「」
黄「……ったくメンドくせぇなぁオイ」
黒「……」
黒「?」
マオ「……」バチーンバチーン←目配せ
黒「!!?」
ジュライ「……」
紫苑「いないよ」
蘇芳「いるよ……絶対いるもん……」ジワッ
紫苑「」
ジュライ「」
黄「……ったくメンドくせぇなぁオイ」
黒「……」
黒「?」
マオ「……」バチーンバチーン←目配せ
黒「!!?」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 22:25:45.73 ID:fNjSbX+I0
黒「……」
ぷいっ
紫苑「……」ジッ…
ジュライ「……」ジッ…
黄「……」ジッ…
マオ「……」ジッ…
黒「……」
銀「じー…」
黒「!!!?」
ぷいっ
紫苑「……」ジッ…
ジュライ「……」ジッ…
黄「……」ジッ…
マオ「……」ジッ…
黒「……」
銀「じー…」
黒「!!!?」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 22:29:00.82 ID:fNjSbX+I0
黒「……」
黒「……ハァ…」
黒「……蘇芳」
蘇芳「! 黒……サンタさんって…ホントはいないの?」
黒「……」
チラッ
全員「……」じー…
黒「……」
黒「……いるんじゃないか…多分」
黒「……ハァ…」
黒「……蘇芳」
蘇芳「! 黒……サンタさんって…ホントはいないの?」
黒「……」
チラッ
全員「……」じー…
黒「……」
黒「……いるんじゃないか…多分」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 22:31:15.85 ID:fNjSbX+I0
蘇芳「ホント!?」
黒「……知らn」
銀「……」
黒「……俺は会った事が無いが」
蘇芳「そっか……でも、黒が言うんなら間違いないよね!!」
黒(なぜそうなる)
蘇芳「じゃあさ……じゃあさ!」
蘇芳「今年はボクの所にもサンタさん来てくれるかな!?」
黒「!!!?」
黒「……知らn」
銀「……」
黒「……俺は会った事が無いが」
蘇芳「そっか……でも、黒が言うんなら間違いないよね!!」
黒(なぜそうなる)
蘇芳「じゃあさ……じゃあさ!」
蘇芳「今年はボクの所にもサンタさん来てくれるかな!?」
黒「!!!?」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 22:35:44.24 ID:fNjSbX+I0
黒「……」
黄「余計なこと言いやがって」
猫(マオ)「全く…巻き込まれるこっちの身にもなって欲しいもんだ」
黒「……」イラッ
紫苑「……僕達は自慢じゃないがクリスマスプレゼントを貰ったことがなくてね」
黄「おいおい」
猫「意外と甲斐性のない親父だな」
パブリチェンコ博士「っんにっきし!!」←くしゃみ
黄「余計なこと言いやがって」
猫(マオ)「全く…巻き込まれるこっちの身にもなって欲しいもんだ」
黒「……」イラッ
紫苑「……僕達は自慢じゃないがクリスマスプレゼントを貰ったことがなくてね」
黄「おいおい」
猫「意外と甲斐性のない親父だな」
パブリチェンコ博士「っんにっきし!!」←くしゃみ
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 22:38:03.62 ID:fNjSbX+I0
銀「……」
黒「……」
銀「……」
黒「……俺は知らない」
銀「……」
黒「……」
銀「……黒」
黒「……俺にどうしろって言うんだ」
黒「……」
銀「……」
黒「……俺は知らない」
銀「……」
黒「……」
銀「……黒」
黒「……俺にどうしろって言うんだ」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 22:41:00.76 ID:fNjSbX+I0
黒「蘇芳」
蘇芳「!! なに?黒?」アセアセ
黒「……仮にサンタが実在するとして…お前は何を頼むつもりなんだ」
蘇芳「え? ……うーん…そうだなー…」
黒「……思いついてないのにどうするつもりだったんだ」
蘇芳「え!?ち……違うよ!!多すぎて絞れないだけだよ!」
黒「……」
銀「……じー…」
黒「!?」
蘇芳「!! なに?黒?」アセアセ
黒「……仮にサンタが実在するとして…お前は何を頼むつもりなんだ」
蘇芳「え? ……うーん…そうだなー…」
黒「……思いついてないのにどうするつもりだったんだ」
蘇芳「え!?ち……違うよ!!多すぎて絞れないだけだよ!」
黒「……」
銀「……じー…」
黒「!?」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 22:44:02.50 ID:fNjSbX+I0
黒「……」
黄&猫「っ!」クイックイッ←「聞き出せ」のジェスチャー
黒「……」
黒「……一つに絞れたら俺に言え」
蘇芳「え?なんで?」
黒「……(しまった)」
銀「……」
紫苑「……」
黒「……」
黒「……なぜなら……」
黄&猫「っ!」クイックイッ←「聞き出せ」のジェスチャー
黒「……」
黒「……一つに絞れたら俺に言え」
蘇芳「え?なんで?」
黒「……(しまった)」
銀「……」
紫苑「……」
黒「……」
黒「……なぜなら……」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 22:45:41.99 ID:fNjSbX+I0
黒「……なぜなら俺は……」
蘇芳「……黒は?」
黒「……」
黒「……さ…サンタさんと知り合いだからだ」
黄&猫「」ブフゥーーーーッ!!
蘇芳「……黒は?」
黒「……」
黒「……さ…サンタさんと知り合いだからだ」
黄&猫「」ブフゥーーーーッ!!
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 22:49:25.54 ID:fNjSbX+I0
黒「……」
蘇芳「えぇっ!?ホントに!?……あれ?でもさっき黒会った事ないって……」
黒「……」
銀「……じー…」
黒「……さっきのは、面倒くさくて嘘をついたんだ」
蘇芳「えぇーっ!?そうだったの!?もっと早く言ってよ!!」
黒「……」
猫「サンタと知り合いなんだと」ププッ
黄「すげぇ交友関係じゃねーか」ププッ
黒「……」イラッ
蘇芳「えぇっ!?ホントに!?……あれ?でもさっき黒会った事ないって……」
黒「……」
銀「……じー…」
黒「……さっきのは、面倒くさくて嘘をついたんだ」
蘇芳「えぇーっ!?そうだったの!?もっと早く言ってよ!!」
黒「……」
猫「サンタと知り合いなんだと」ププッ
黄「すげぇ交友関係じゃねーか」ププッ
黒「……」イラッ
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 22:53:48.90 ID:fNjSbX+I0
蘇芳「わかった!じゃあ、ボク欲しいもの一個に決めたら黒に言うね!」
黒「……ああ」
蘇芳「うん! …すごいねジュライ!黒はサンタさんと友達なんだって!!」
ジュライ「……すごーい」
黒「……」
黄「知り合いから友達にランクアップしてんな」
猫「ちゃんとサンタさんに連絡しとかないとな」
黒「……」ビキッ
黒「……ああ」
蘇芳「うん! …すごいねジュライ!黒はサンタさんと友達なんだって!!」
ジュライ「……すごーい」
黒「……」
黄「知り合いから友達にランクアップしてんな」
猫「ちゃんとサンタさんに連絡しとかないとな」
黒「……」ビキッ
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 22:55:39.89 ID:fNjSbX+I0
黒「……少し出かける」
黄「あ?」
猫「プレゼント買いにか?」
黒「……ただの散歩だ」
黒「……」
黒「……黒の死神と恐れられた俺が…サンタと友達だと……?」
黄「あ?」
猫「プレゼント買いにか?」
黒「……ただの散歩だ」
黒「……」
黒「……黒の死神と恐れられた俺が…サンタと友達だと……?」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 22:58:54.12 ID:fNjSbX+I0
蘇芳「楽しみだなー!」
紫苑「……そんなに楽しみなのかい?」
蘇芳「うん!」
蘇芳「……ねぇ紫苑」
紫苑「?」
蘇芳「サンタさんってさ……一晩で世界中の子供達にプレゼントを配れるぐらいの人なんだよね?」
紫苑「……そう言われているね」
蘇芳「……そっか…じゃあ、きっととんでもなくすごい人なんだよね……」
紫苑「……」
紫苑「……そんなに楽しみなのかい?」
蘇芳「うん!」
蘇芳「……ねぇ紫苑」
紫苑「?」
蘇芳「サンタさんってさ……一晩で世界中の子供達にプレゼントを配れるぐらいの人なんだよね?」
紫苑「……そう言われているね」
蘇芳「……そっか…じゃあ、きっととんでもなくすごい人なんだよね……」
紫苑「……」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 23:02:16.20 ID:fNjSbX+I0
蘇芳「黄!肩揉んであげるよ!」
蘇芳「猫!お茶入れてあげるね!」
蘇芳「…うっ……い…銀も、なにかして欲しいこと、ある?」
銀「……ない」
黄「おいおいどうした急に」
蘇芳「だってサンタさんは良い子の所にしかこないんだよ!良い子にしてなきゃ!!」
黄(……今からかよ)
ジュライ「……」
ジュライ「……」←黄の肩を揉み始める
黄「いやオメーもかよ!!?」
蘇芳「猫!お茶入れてあげるね!」
蘇芳「…うっ……い…銀も、なにかして欲しいこと、ある?」
銀「……ない」
黄「おいおいどうした急に」
蘇芳「だってサンタさんは良い子の所にしかこないんだよ!良い子にしてなきゃ!!」
黄(……今からかよ)
ジュライ「……」
ジュライ「……」←黄の肩を揉み始める
黄「いやオメーもかよ!!?」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 23:07:48.26 ID:fNjSbX+I0
黒「……」
???「随分と浮かない顔をしているな、BK201」
黒「っ!!」
黒「……その声……ノーベンバー11か……」
トナカイの着ぐるみを着たノーベンバー
ノーベンバー「やあ」
黒「」
ノーベンバー「……」ドヤッ←赤鼻
黒「」
???「随分と浮かない顔をしているな、BK201」
黒「っ!!」
黒「……その声……ノーベンバー11か……」
トナカイの着ぐるみを着たノーベンバー
ノーベンバー「やあ」
黒「」
ノーベンバー「……」ドヤッ←赤鼻
黒「」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 23:10:28.18 ID:fNjSbX+I0
黒「……何の真似だ」
ノーベンバー「おやおや……これはご挨拶だな……この国でのクリスマス・スタイルに合わせた姿じゃないか」
黒「……」←そうなのか?と思ってる
ノーベンバー「……もっとも、君にはそういう遊び心は縁のない話だろうが」
黒「……」
ノーベンバー「……フフッ」
ノーベンバー「おやおや……これはご挨拶だな……この国でのクリスマス・スタイルに合わせた姿じゃないか」
黒「……」←そうなのか?と思ってる
ノーベンバー「……もっとも、君にはそういう遊び心は縁のない話だろうが」
黒「……」
ノーベンバー「……フフッ」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 23:14:45.83 ID:fNjSbX+I0
ノーベンバー「……そう身構えるなBK201。ジュライを人質に取られている以上こちらは手出しはできん」
黒「……なぜだ」
ノーベンバー「なぜ……とは?」
黒「……契約者である貴様らに何故人質が通じる……しかも使い棄てればいいドールだぞ」
ノーベンバー「……!これは不思議な質問をするなBK201」
黒「……不思議だと?」
ノーベンバー「……ああ。意外だと言ってもいい」
黒「……」
ノーベンバー「君なら、わかると踏んでいたが?」
黒「……なぜだ」
ノーベンバー「なぜ……とは?」
黒「……契約者である貴様らに何故人質が通じる……しかも使い棄てればいいドールだぞ」
ノーベンバー「……!これは不思議な質問をするなBK201」
黒「……不思議だと?」
ノーベンバー「……ああ。意外だと言ってもいい」
黒「……」
ノーベンバー「君なら、わかると踏んでいたが?」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 23:18:02.02 ID:fNjSbX+I0
黒「……」
ノーベンバー「……フッ」
黒「……っ」
ノーベンバー「さて……私はそろそろ退散させてもらうよ」
黒「……?」
ノーベンバー「残念ながら、この後クリスマス・ディナーの予定があってね」
黒「……」
ノーベンバー「……せいぜい大切に扱ってくれたまえよ。私の仲間を」
ノーベンバー「……フッ」
黒「……っ」
ノーベンバー「さて……私はそろそろ退散させてもらうよ」
黒「……?」
ノーベンバー「残念ながら、この後クリスマス・ディナーの予定があってね」
黒「……」
ノーベンバー「……せいぜい大切に扱ってくれたまえよ。私の仲間を」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 23:24:14.03 ID:fNjSbX+I0
久良沢探偵事務所
凱「……お前らよぉ……人の事務所で何やってんの?」
キコ「祭りですよ祭り!!年二回の祭りに備えて戦ってるんデスよ!!」
キコの友人「わりーなオッサン!机借りてるぜ!!」
大塚「すいませんすいません、締め切りがヤバくて!!」
凱「ったく……もし客が来て邪魔になったらてめぇら営業妨害で警察呼ぶからな!!」
三人「……」
凱「……あ?どした?」
大塚「あの……あたし、警察……なんです」
凱「」
凱「……なーにやってんの?アンタ」
凱「……お前らよぉ……人の事務所で何やってんの?」
キコ「祭りですよ祭り!!年二回の祭りに備えて戦ってるんデスよ!!」
キコの友人「わりーなオッサン!机借りてるぜ!!」
大塚「すいませんすいません、締め切りがヤバくて!!」
凱「ったく……もし客が来て邪魔になったらてめぇら営業妨害で警察呼ぶからな!!」
三人「……」
凱「……あ?どした?」
大塚「あの……あたし、警察……なんです」
凱「」
凱「……なーにやってんの?アンタ」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 23:28:13.64 ID:fNjSbX+I0
斉藤「ズルルルルッ……いや~やっぱ冬は屋台でうどんに限りますね!課長!」
未咲「ズルルルルッ…そうだな、斉藤」
ハフハフ…ズルルルルッ…
ノーベンバー「……」
エイプリル「……」
斉藤「ズルルルルッ……ん?どうしたアンタら?食わないのか?」
ノーベンバー「……」
エイプリル「……」
未咲「ズルルルルッ…そうだな、斉藤」
ハフハフ…ズルルルルッ…
ノーベンバー「……」
エイプリル「……」
斉藤「ズルルルルッ……ん?どうしたアンタら?食わないのか?」
ノーベンバー「……」
エイプリル「……」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 23:31:54.28 ID:fNjSbX+I0
ノーベンバー「あの……ミサキ?」
未咲「……どうしました?ミスターサイモン」チュルルルルルッ
ノーベンバー「……私は日本式のクリスマス・ディナーを食べさせていただけると聞いてきたのですが」
未咲「その通りですが?」ズゾゾゾゾゾッ
ノーベンバー「……」
ノーベンバー「……これは、どうみてもヤタイでうどんを食べてるだけに見えますが」
エイプリル「……」
未咲「……どうしました?ミスターサイモン」チュルルルルルッ
ノーベンバー「……私は日本式のクリスマス・ディナーを食べさせていただけると聞いてきたのですが」
未咲「その通りですが?」ズゾゾゾゾゾッ
ノーベンバー「……」
ノーベンバー「……これは、どうみてもヤタイでうどんを食べてるだけに見えますが」
エイプリル「……」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 23:36:13.30 ID:fNjSbX+I0
斉藤「なにを!?日本人ならクリスマスは屋台でうどんだろ!そうですよね!?課長!!」
未咲「そうだな、斉藤」
ノーベンバー「……」
斉藤「大体松本さんみたいに家族と過ごすのでもなければこうするのが日本人として正しい姿なんですよ!ですよね!?課長!!」
未咲「そうだな」ハフハフ
斉藤「そうですよ!河野みたいに女と過ごすだなんて日本人としてあってはならないことなんですよ!そうですよね!課長!!」
未咲「その通りだ斉藤」チュルチュル
ノーベンバー「……」
エイプリル「……」
屋台のおっちゃん「伸びちまうよ?」
未咲「そうだな、斉藤」
ノーベンバー「……」
斉藤「大体松本さんみたいに家族と過ごすのでもなければこうするのが日本人として正しい姿なんですよ!ですよね!?課長!!」
未咲「そうだな」ハフハフ
斉藤「そうですよ!河野みたいに女と過ごすだなんて日本人としてあってはならないことなんですよ!そうですよね!課長!!」
未咲「その通りだ斉藤」チュルチュル
ノーベンバー「……」
エイプリル「……」
屋台のおっちゃん「伸びちまうよ?」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 23:39:06.90 ID:fNjSbX+I0
エイプリル「……まぁ、いいじゃん。いただこうよ。寒くてアタシお腹減っちゃった」
ノーベンバー「……」
♪~♪~←着メロ
エイプリル「おっと失礼~!ちょい電話だ」
エイプリル「はぁい!アタシよ~」
オーガスト『やぁ、クリスマスを楽しんでいるかい?』
ノーベンバー「……」
♪~♪~←着メロ
エイプリル「おっと失礼~!ちょい電話だ」
エイプリル「はぁい!アタシよ~」
オーガスト『やぁ、クリスマスを楽しんでいるかい?』
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 23:42:55.57 ID:fNjSbX+I0
エイプリル「まぁね~…チュルチュル…ぷはぁ~おっちゃん!これ美味しいねぇ!」
おっちゃん「へへっ!どうもね!」
オーガスト『……?』
エイプリル「あ、ゴメンゴメン。それで?調査はどうだったのよ?」
オーガスト『……ああ、調査の結果……』
オーガスト『ジュライの欲しいものがわかった』
おっちゃん「へへっ!どうもね!」
オーガスト『……?』
エイプリル「あ、ゴメンゴメン。それで?調査はどうだったのよ?」
オーガスト『……ああ、調査の結果……』
オーガスト『ジュライの欲しいものがわかった』
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 23:46:26.47 ID:fNjSbX+I0
黒「……」
蘇芳「……!あっ!黒!」
黒「……何やってる」
蘇芳「黄の足の裏踏んでるの!マッサージ!」
黄「お~ぅ…効くぜぇ…蘇芳……」
ジュライ「……」←太ももを踏んでる
黒「……なんでまた」
蘇芳「え?だって良い子にしないとサンタさんが来ないじゃん!!」
黒「……」
蘇芳「……!あっ!黒!」
黒「……何やってる」
蘇芳「黄の足の裏踏んでるの!マッサージ!」
黄「お~ぅ…効くぜぇ…蘇芳……」
ジュライ「……」←太ももを踏んでる
黒「……なんでまた」
蘇芳「え?だって良い子にしないとサンタさんが来ないじゃん!!」
黒「……」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 23:49:53.89 ID:fNjSbX+I0
紫苑「あれからずっと蘇芳はあの調子、良い子で過ごしてるよ」
黒「……」
紫苑「……」
紫苑「……あそこまでして彼女が欲しいものってなんなんだろうねぇ……」
黒「……」
紫苑「少なくともサンタさん……普通の人間には叶えられないものだと、僕は見たけど?」
黒「……」
銀「……」
黒「……」
紫苑「……」
紫苑「……あそこまでして彼女が欲しいものってなんなんだろうねぇ……」
黒「……」
紫苑「少なくともサンタさん……普通の人間には叶えられないものだと、僕は見たけど?」
黒「……」
銀「……」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 23:52:28.74 ID:fNjSbX+I0
黒「……蘇芳」
蘇芳「! 何?黒?……あっプレゼントの話!?」
黒「……ああ」
黒「……決まったのか?」
蘇芳「! 何?黒?……あっプレゼントの話!?」
黒「……ああ」
黒「……決まったのか?」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/24(月) 23:57:51.02 ID:fNjSbX+I0
都内・某所
葉月「……どうした?耀子」
耀子「あ……いえ、その……」
葉月「……?」
耀子「…こうして、葉月様と聖夜を過ごせるだなんて……私……」ポォ-…
葉月「……フッ…耀子……」スッ…
耀子「葉月様……あっ…」
鎮目「……はぁ~い、ぼっちでぇ~す……」ハッ…ハッ…
鎮目「ぶえっくしょぉぉいっ!!?」
葉月「……どうした?耀子」
耀子「あ……いえ、その……」
葉月「……?」
耀子「…こうして、葉月様と聖夜を過ごせるだなんて……私……」ポォ-…
葉月「……フッ…耀子……」スッ…
耀子「葉月様……あっ…」
鎮目「……はぁ~い、ぼっちでぇ~す……」ハッ…ハッ…
鎮目「ぶえっくしょぉぉいっ!!?」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 00:02:21.61 ID:zi/Kr7f50
紫苑「……ねぇ、銀」
銀「……」
紫苑「さっきも言ったように『僕は』サンタさんを信じてないんだよ」
銀「……」
紫苑「だってそうだろう?合理的に考えて一晩で世界中の子供達にプレゼントを配るだなんて不可能じゃないか」
銀「……」
紫苑「仮に僕ら契約者と同じだとしても辻褄は合わない。サンタは契約者が存在する前からいたんだもの」
銀「……」
紫苑「……じゃあ、サンタっていうのはなんなんだろうね」
銀「……」
銀「……」
紫苑「さっきも言ったように『僕は』サンタさんを信じてないんだよ」
銀「……」
紫苑「だってそうだろう?合理的に考えて一晩で世界中の子供達にプレゼントを配るだなんて不可能じゃないか」
銀「……」
紫苑「仮に僕ら契約者と同じだとしても辻褄は合わない。サンタは契約者が存在する前からいたんだもの」
銀「……」
紫苑「……じゃあ、サンタっていうのはなんなんだろうね」
銀「……」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 00:05:41.64 ID:zi/Kr7f50
紫苑「……例えば――」
蘇芳「あのさ、黒……ボク……」
黒「……」
蘇芳「ボクの欲しいものはね……」
紫苑「誰かの願いを叶えたくて生まれたのかもしれない」
銀「……」
蘇芳「あのさ、黒……ボク……」
黒「……」
蘇芳「ボクの欲しいものはね……」
紫苑「誰かの願いを叶えたくて生まれたのかもしれない」
銀「……」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 00:08:32.90 ID:zi/Kr7f50
紫苑「……例えば――」
オーガスト『……ジュライの欲しいものは、『蘇芳の隣が良い』だそうだ』
エイプリル「……」
ノーベンバー「……」
エイプリル「……ふ~ん…そっか」クスッ
紫苑「誰かに贈り物をあげたくて作られた存在なのかもしれない」
銀「……」
オーガスト『……ジュライの欲しいものは、『蘇芳の隣が良い』だそうだ』
エイプリル「……」
ノーベンバー「……」
エイプリル「……ふ~ん…そっか」クスッ
紫苑「誰かに贈り物をあげたくて作られた存在なのかもしれない」
銀「……」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 00:11:47.33 ID:zi/Kr7f50
紫苑「……僕が思うにサンタクロースという存在は、『誰かを思う心で創られた存在』なんじゃないかな」
銀「……」
紫苑「……だとすれば、僕たちには理解できない、非合理的な存在とも言えるね」
銀「……」
紫苑「ゲートと違い……何かを失わずに何かを得られる存在…か……」
紫苑「……あの子は…何を願うのかな?」
銀「……」
紫苑「……だとすれば、僕たちには理解できない、非合理的な存在とも言えるね」
銀「……」
紫苑「ゲートと違い……何かを失わずに何かを得られる存在…か……」
紫苑「……あの子は…何を願うのかな?」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 00:16:26.28 ID:zi/Kr7f50
ノーベンバー「……さて、では我々サンタは子供の願いを叶える為に動くとしましょうか」
斉藤「あ?スカしたトナカイならいるけどサンタなんてどこに……」
エイプリル「ア・タ・シ♪」
斉藤&未咲「え?」
エイプリル「フフン♪」←ミニスカサンタ
斉藤&未咲「……あぁ~…」
未咲「……でも、一体何を?」
斉藤「プレゼントでも配るのか?」
エイプリル「まぁ、見てなって」
斉藤「あ?スカしたトナカイならいるけどサンタなんてどこに……」
エイプリル「ア・タ・シ♪」
斉藤&未咲「え?」
エイプリル「フフン♪」←ミニスカサンタ
斉藤&未咲「……あぁ~…」
未咲「……でも、一体何を?」
斉藤「プレゼントでも配るのか?」
エイプリル「まぁ、見てなって」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 00:19:28.78 ID:zi/Kr7f50
キィィィィンッ
おっちゃん「おぉ!!?け……契約者!?」
未咲「あぁっ!すいません…大丈夫。彼女は危害を加えたりしません」
エイプリル「……クスッ」
高層ビルの屋上
ノーベンバー「……さて……この辺かな……?」
おっちゃん「おぉ!!?け……契約者!?」
未咲「あぁっ!すいません…大丈夫。彼女は危害を加えたりしません」
エイプリル「……クスッ」
高層ビルの屋上
ノーベンバー「……さて……この辺かな……?」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 00:22:20.68 ID:zi/Kr7f50
蘇芳「あのね……僕のお願いはね……」
黒「……お願い?」
蘇芳「……え?」
黒「……物じゃ、ないのか?」
蘇芳「……えっと…」
蘇芳「……あっ」
黒「…?」
蘇芳「雪だ……!!」
黒「……お願い?」
蘇芳「……え?」
黒「……物じゃ、ないのか?」
蘇芳「……えっと…」
蘇芳「……あっ」
黒「…?」
蘇芳「雪だ……!!」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 00:27:09.36 ID:zi/Kr7f50
斉藤「……おお~」
未咲「……こんな使い方も、あるんだな……」
おっちゃん「へ~…すげぇな~契約者って」
エイプリル「フフ~ン♪ ありがとぉー あ、おっちゃん、お酒ある?」
おっちゃん「あいよ!」
斉藤「ホワイトクリスマスの演出とは、中々粋な事しますね…クソッ」
未咲「……そうだな……」
未咲「……こんな使い方も、あるんだな……」
おっちゃん「へ~…すげぇな~契約者って」
エイプリル「フフ~ン♪ ありがとぉー あ、おっちゃん、お酒ある?」
おっちゃん「あいよ!」
斉藤「ホワイトクリスマスの演出とは、中々粋な事しますね…クソッ」
未咲「……そうだな……」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 00:34:04.96 ID:zi/Kr7f50
キコ「わぁ~!ボス!ホワイトクリスマスですよホワイトクリスマス!」
凱「へぇ~!上手いこと天気が雪になるもんなんだな」
友人「あれ?でも空は雲ってねぇぜ?」
大塚「……おかしいな~…今日晴れだった気が……」
キコ「まあまあ細かいことはいいじゃないですか!」
キコ「ホワイトクリスマスに仲間と集まってワイワイできるなんて、幸せですよ?」
友人「おっキコ!良い事言うな!」
大塚「そうね!よ~し!皆あと少し頑張ろう!」
凱「……ど~でもいいよ~今日もお客さん来なかったし」
凱「……おいこの小説あと何冊綴じればいいんだ?」 パチンッパチンッ
凱「へぇ~!上手いこと天気が雪になるもんなんだな」
友人「あれ?でも空は雲ってねぇぜ?」
大塚「……おかしいな~…今日晴れだった気が……」
キコ「まあまあ細かいことはいいじゃないですか!」
キコ「ホワイトクリスマスに仲間と集まってワイワイできるなんて、幸せですよ?」
友人「おっキコ!良い事言うな!」
大塚「そうね!よ~し!皆あと少し頑張ろう!」
凱「……ど~でもいいよ~今日もお客さん来なかったし」
凱「……おいこの小説あと何冊綴じればいいんだ?」 パチンッパチンッ
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 00:36:45.93 ID:zi/Kr7f50
蘇芳「ジュライ、寒くない?手つなご?」
ジュライ「……」ギュッ
黄「へぇ……雪見酒もいいじゃねぇか」
猫「おい黄。俺の皿にも注いでくれ」
銀「……」
紫苑「……へぇ……」
ジュライ「……」ギュッ
黄「へぇ……雪見酒もいいじゃねぇか」
猫「おい黄。俺の皿にも注いでくれ」
銀「……」
紫苑「……へぇ……」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 00:39:51.27 ID:zi/Kr7f50
斉藤「……不思議なもんですねぇ。星が見えるのに雪が降ってるなんて」
未咲「……」
BK201の星を見つめる未咲
斉藤「不思議な感じですけど、悪くないっすね、課長!」
未咲「……ああ」
未咲「そうだな」
未咲「……」
BK201の星を見つめる未咲
斉藤「不思議な感じですけど、悪くないっすね、課長!」
未咲「……ああ」
未咲「そうだな」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 00:41:52.19 ID:zi/Kr7f50
蘇芳「……」
蘇芳「あのね、黒」
黒「……?」
蘇芳「……ボクね、欲しいものいっぱいあったんだ」
黒「……」
蘇芳「……最初は、カメラが欲しかったんだ」
黒「……」
蘇芳「あのね、黒」
黒「……?」
蘇芳「……ボクね、欲しいものいっぱいあったんだ」
黒「……」
蘇芳「……最初は、カメラが欲しかったんだ」
黒「……」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 00:44:51.50 ID:zi/Kr7f50
蘇芳「……なんだか、不思議な気持ちなんだ」
蘇芳「紫苑がいて、黒がいて、ジュライがいて、猫がいて……」
黒「……」
蘇芳「黒の昔の仲間だっていう黄と…銀もいて……」
黒「……」
蘇芳「……なんていうんだろ……ボク……」
蘇芳「ボク、今とっても幸せなんだ」
蘇芳「紫苑がいて、黒がいて、ジュライがいて、猫がいて……」
黒「……」
蘇芳「黒の昔の仲間だっていう黄と…銀もいて……」
黒「……」
蘇芳「……なんていうんだろ……ボク……」
蘇芳「ボク、今とっても幸せなんだ」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 00:46:52.25 ID:zi/Kr7f50
蘇芳「……でも…なんでだろ…妙に現実感がなくてさ」
蘇芳「消えちゃうんじゃないかって、思っちゃう事もあって……」
黒「……」
蘇芳「……消えて欲しくないんだ……どうしても……っ」
蘇芳「消えちゃうんじゃないかって、思っちゃう事もあって……」
黒「……」
蘇芳「……消えて欲しくないんだ……どうしても……っ」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 00:48:14.70 ID:zi/Kr7f50
黒「……」
蘇芳「……消えないように、形に残そうと思ってさ、それで最初はカメラが欲しかったんだ」
黒「……」
銀「……」
紫苑「……」
蘇芳「……消えないように、形に残そうと思ってさ、それで最初はカメラが欲しかったんだ」
黒「……」
銀「……」
紫苑「……」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 00:50:41.04 ID:zi/Kr7f50
蘇芳「……でも、やっぱりカメラじゃなかったんだ。ボクの欲しかったもの」
黒「……じゃあ…何が欲しい?」
蘇芳「……」
ジュライ「……」
蘇芳「……皆と…」
蘇芳「……この皆と……もっと…ずっと一緒にいたい……っ」
黒「……じゃあ…何が欲しい?」
蘇芳「……」
ジュライ「……」
蘇芳「……皆と…」
蘇芳「……この皆と……もっと…ずっと一緒にいたい……っ」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 00:53:27.25 ID:zi/Kr7f50
蘇芳「……叶うかな?」
黒「……」
蘇芳「ゲートに願っちゃったら、何かを失わなきゃいけないでしょ?」
蘇芳「だからさ……サンタさんにならって……」
蘇芳「そう……思って……っ」
ジュライ「……」ギュッ
黒「……」
黒「……」
蘇芳「ゲートに願っちゃったら、何かを失わなきゃいけないでしょ?」
蘇芳「だからさ……サンタさんにならって……」
蘇芳「そう……思って……っ」
ジュライ「……」ギュッ
黒「……」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 00:55:23.23 ID:zi/Kr7f50
黒「……その願いは…サンタに言う必要はない」
蘇芳「……え?」
黒「……」
黒「……俺達はずっと、お前の側にいてやる」
蘇芳「……っ!!」
蘇芳「……え?」
黒「……」
黒「……俺達はずっと、お前の側にいてやる」
蘇芳「……っ!!」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 00:59:39.88 ID:zi/Kr7f50
黒「……」
蘇芳「……ホントに?」
黒「……ああ」
黄と猫が雪見酒を楽しんでいる
黒「黄も、猫も――」
銀と紫苑が蘇芳と黒を見つめている
黒「紫苑も……銀も――」
ジュライが蘇芳と手を繋いでいる
黒「……ジュライも、俺も――」
黒「……俺達は、ずっとお前の側にいる」
蘇芳「……ホントに?」
黒「……ああ」
黄と猫が雪見酒を楽しんでいる
黒「黄も、猫も――」
銀と紫苑が蘇芳と黒を見つめている
黒「紫苑も……銀も――」
ジュライが蘇芳と手を繋いでいる
黒「……ジュライも、俺も――」
黒「……俺達は、ずっとお前の側にいる」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 01:01:41.28 ID:zi/Kr7f50
蘇芳「……っ」
黒「……」
蘇芳「……ホントに?」
黒「……ああ」
蘇芳「……嘘じゃ、ないよね?」
黒「……ああ」
蘇芳「……そっか…」
蘇芳「そっか……!」クスッ
黒「……」
蘇芳「……ホントに?」
黒「……ああ」
蘇芳「……嘘じゃ、ないよね?」
黒「……ああ」
蘇芳「……そっか…」
蘇芳「そっか……!」クスッ
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 01:06:31.51 ID:zi/Kr7f50
黄「ハッ……ぶえっくしょい!! ……あー畜生、すっかり冷えちまったぜ」
猫「おぅいお前ら!そろそろ中に戻るぞ!!」
蘇芳「!! うん!今行くー!!」
黒「……」
蘇芳「…あっ!ねぇ黒!さっきの約束、絶っっっ対忘れないでね!!」
黒「……」
蘇芳「あ、あとね、ボク、やっぱりカメラが欲しい!」
黒「……?」
蘇芳「だから、サンタさんに、お願いね!」
黒「……」ハァー…
蘇芳「頼んだからねー! 行こっ!ジュライ!」
ジュライ「……うん」ギューッ
猫「おぅいお前ら!そろそろ中に戻るぞ!!」
蘇芳「!! うん!今行くー!!」
黒「……」
蘇芳「…あっ!ねぇ黒!さっきの約束、絶っっっ対忘れないでね!!」
黒「……」
蘇芳「あ、あとね、ボク、やっぱりカメラが欲しい!」
黒「……?」
蘇芳「だから、サンタさんに、お願いね!」
黒「……」ハァー…
蘇芳「頼んだからねー! 行こっ!ジュライ!」
ジュライ「……うん」ギューッ
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 01:08:45.84 ID:zi/Kr7f50
紫苑「……」
銀「……」
紫苑「……そうか……」
紫苑「……それが…『蘇芳の欲しいもの』、か…」
銀「……」
銀「……」
紫苑「……そうか……」
紫苑「……それが…『蘇芳の欲しいもの』、か…」
銀「……」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 01:11:50.65 ID:zi/Kr7f50
黒「……」
銀「……黒」
黒「……どうした?銀」
銀「……」
黒「……」
黒「……このままだと風邪を引く。中に戻ろう…」
銀「黒は……」
黒「……?」
銀「……黒は…今…幸せ……?」
銀「……黒」
黒「……どうした?銀」
銀「……」
黒「……」
黒「……このままだと風邪を引く。中に戻ろう…」
銀「黒は……」
黒「……?」
銀「……黒は…今…幸せ……?」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 01:15:49.75 ID:zi/Kr7f50
黒「……!」
銀「……」
黒「……」フッ
笑みを浮かべ黒が銀の頭を撫でるように触る
銀「……!」
黒「……そうだな」
銀「……」
黒「……」フッ
笑みを浮かべ黒が銀の頭を撫でるように触る
銀「……!」
黒「……そうだな」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 01:16:49.53 ID:zi/Kr7f50
銀「……っ!」
黒「……」
銀「……」
銀「……そう」
黒「……」
銀「……」
銀「……そう」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 01:18:58.98 ID:zi/Kr7f50
黒「……そういうお前はどうなんだ?」
銀「……」
スッ←人差し指で口元を笑みの形にする
銀「……うるとらはっぴー」
黒「……っ」
黒「……そうか」フッ
銀「……」
スッ←人差し指で口元を笑みの形にする
銀「……うるとらはっぴー」
黒「……っ」
黒「……そうか」フッ
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 01:22:47.26 ID:zi/Kr7f50
紫苑「……」
黒「?」
紫苑「……僕もね…たまに思うんだ」
黒「……何をだ?」
紫苑「本当は、今のこの幸せといえる状態は、誰かの見てる夢なんじゃないかって」
黒「……」
銀「……」
紫苑「もし夢が醒めても……」
黒「……?」
紫苑「もし夢が醒めても、君の約束は守られるのかい?」
黒「……」
紫苑「僕は、蘇芳の側にいられるのかな?」
黒「?」
紫苑「……僕もね…たまに思うんだ」
黒「……何をだ?」
紫苑「本当は、今のこの幸せといえる状態は、誰かの見てる夢なんじゃないかって」
黒「……」
銀「……」
紫苑「もし夢が醒めても……」
黒「……?」
紫苑「もし夢が醒めても、君の約束は守られるのかい?」
黒「……」
紫苑「僕は、蘇芳の側にいられるのかな?」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 01:24:38.46 ID:zi/Kr7f50
黒「……」
黒「……お前次第だ」
紫苑「……!」
銀「……」
紫苑「……そっか」
黒「……ああ」
黒「……お前次第だ」
紫苑「……!」
銀「……」
紫苑「……そっか」
黒「……ああ」
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 01:27:42.70 ID:zi/Kr7f50
黒「……冷えるぞ。そろそろ戻れ」
紫苑「……ああ、そうするよ。蘇芳が待ってるしね」
黒「……」
銀「……黒」
黒「?」
紫苑「……ああ、そうするよ。蘇芳が待ってるしね」
黒「……」
銀「……黒」
黒「?」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 01:28:27.63 ID:zi/Kr7f50
銀「……私の側にも…ずっといてくれる?」
黒「……!」
黒「……ああ」
黒「……!」
黒「……ああ」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 01:30:56.62 ID:zi/Kr7f50
黒「俺はずっと……お前達の側にいる」
銀「……」
銀「……そう」
銀が黒の手を掴む
銀「……わかった」
銀「……皆、ずっと一緒」
終わり
銀「……」
銀「……そう」
銀が黒の手を掴む
銀「……わかった」
銀「……皆、ずっと一緒」
終わり
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/25(火) 01:34:30.27 ID:zi/Kr7f50
おまけ
黄「おい何やってんだ!早く入れ!」
黒「ああ……行くぞ、銀」
銀「……うん」
並んで歩き始める二人
その二人を遠くから見つめる、琥珀色の瞳と緑の髪をした少女
「……今だけでも、ね」
「……良かったね……黒……」
終わり
黄「おい何やってんだ!早く入れ!」
黒「ああ……行くぞ、銀」
銀「……うん」
並んで歩き始める二人
その二人を遠くから見つめる、琥珀色の瞳と緑の髪をした少女
「……今だけでも、ね」
「……良かったね……黒……」
終わり
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