1: 2012/06/23(土) 19:59:22.58 ID:d6c9pAoQ0
【廃工場】

ジグソウ「ゲームオーバー」

モブ「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!」

ベシャアァッ!!

モブ「」グチャグチャ

ジグソウ「……」

ペタペタ

ジグソウ「…?」

QB「やはり僕が見えるんだね。君には」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1340449162(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)

2: 2012/06/23(土) 20:00:32.61 ID:d6c9pAoQ0
ジグソウ「……」

QB「僕の名前はキューべー!」

ジグソウ「…本名は?」

QB「なかなか鋭いね、本名はインキュベータさ」

ガシ

QB「…?何をする気だい?」

ジグソウ「いきなり他人に会って、本名を名乗らぬは不届きだ。失礼極まりない。君にも試練を与える必要がある」

そういって、QBの尻尾を掴み、大きなビーカーを用意し、瓶から液体を注ぐ

ジグソウ「さあ、ミニゲームをはじめよう。ルールは簡単だ。30秒以内に誠意を込めて私に贖罪の想いを打ち明ければいい」

3: 2012/06/23(土) 20:01:15.16 ID:d6c9pAoQ0
QB「贖罪もなにも……ぼくは何もしてないだろ?」

ジグソウ「既にゲームは始まっている」

QB「ぼくから言えることはただ一つ、少しお話がしたいんだ」

ジグソウ「話にならん」パッ

QB「訳がわからないよ」ラッカスル

ドボォン……ジュウウウウゥゥゥ

ジグソウ「……」

QB「やれやれ、気が済んだかい?」ヒョコ

ジグソウ「」

4: 2012/06/23(土) 20:02:19.72 ID:d6c9pAoQ0
QB「改めて挨拶するよジグソウ!…いや、ジョン・クレイマー。ボクは君に興味がある」

ジグソウ「……興味だと?私のゲームにか?」

QB「そうさ!君は僕達となにか似たものを感じる……普通の人間には感じられない、倫理観をね」

ジグソウ「似たもの…か。なんにしても君は他のゲーム参加者とは違う点が多い」

QB「そもそもぼくは人間ではないしね」

ジグソウ「そうだな。だがそれ以上に君には他の参加者と違い、死に際の『美しさ』を感じられない」

QB「そもそもぼくらインキュベーターは感情がないからね」

ジグソウ「……わたしも君に興味が沸いてきた。」

QB「それはうれしいよ」

ジグソウ「QB…君の目的は何だ?」

QB「ボクと…ボクらと共に宇宙を救わないか?」

ジグソウ「ますます興味深い、続けてくれ」

5: 2012/06/23(土) 20:04:15.18 ID:d6c9pAoQ0
※注意事項(必須)

① マジキチ要素、及びグロ描写あり
② まどマギ×saw(ソウ)のクロスオーバー
③ 基本安価SS
④ 一部、確定シナリオあり。支障きたす場合、反映されないかも(その場合、安価内容は前後する)


あとこれ気が向いたら、opソングがわりにでも聞いてみて↓
http://www.youtube.com/watch?v=BnLXr-xVvEY




6: 2012/06/23(土) 20:05:44.16 ID:d6c9pAoQ0
【病院】

ほむら「……」パチ

ほむら「また……だめだった」

ほむら「でも次こそ…」

ほむら「……最近、ストックしてたグリーフシードが減ってきたわね」

ほむら「まだ、転向初日まで日にちがある。退院したらすぐ、グリーフシードの調達に向かいましょう」


7: 2012/06/23(土) 20:06:33.69 ID:d6c9pAoQ0
数日後


【廃工場】

ほむら「……付いたわ。このへんね」

ガチャ

ほむら「!!?」

バタン!!!


8: 2012/06/23(土) 20:08:20.76 ID:d6c9pAoQ0
ほむらが扉を開けた瞬間、すぐに扉を閉めて、扉から背を向ける。

ほむら「なに…なんなの!?いまの!!!」ハァハァ

状況が飲み込めず、呼吸を荒げ、ただ目の前の視界から目をそらしたかった。
ほむらが入った部屋…そこには凄まじい異臭が放った、広々とした寂れた浴場とトイレがある部屋だった

見てはいけないものをみてしまった

それでも、今近くに魔女がいる以上先に進まなければならない
おそるおそるドアノブを握り締める

ガチャ

ほむら「!!!!!!!!」

三人のミイラが転がっていた

9: 2012/06/23(土) 20:09:12.83 ID:d6c9pAoQ0
ほむら「……」

このときほど、自分が昔と違い、物怖じしなくなったことに感謝したことはない。以前の自分なら失神確定だったからだ。
だがそんな物怖じしなくなった自分ですら、酷い恐怖と絶望を感じた

ほむら「美樹…さや…か…」

10: 2012/06/23(土) 20:10:16.45 ID:d6c9pAoQ0
変わり果てたその青い髪をした少女の遺体を、膝を地に着け、片手で背中を支える。立場上険悪な中になることが多かったが、それでもまどかの大事な友人だ。短気だが根は優しいのもよく知っている。

痛みを労いたいが時間がない

しかし足を進めようとするが足が上がらない。目線は徐々に横へとスライドさせる

ほむら「早乙女…先生…」

一瞬誰だかわからかった。両足と片腕が切断されていたからだ。おまけに残った片腕には拳銃が握られている。
先生だと理解したのは、床に落ちてた眼鏡だった

だがほむらにとってそれ以上に重要なものが、さらに奥にある。


11: 2012/06/23(土) 20:11:26.01 ID:d6c9pAoQ0
見たくない、信じたくない

その想いとは裏腹に、ほむらはさらに視線をスライドさせ、視野を広く見渡す



























ほむら「マドカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!」



12: 2012/06/23(土) 20:12:21.58 ID:d6c9pAoQ0
ほむら「まどか!!まどかああああああ!!!」

ほむらは変わり果てたまどかの亡骸に顔を埋めながら、狂ったように泣き叫ぶ

ほむら「あああああ!!!ぁぁ……!!アアアアアアアアアアああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

彼女の死は幾度となくみてきた

だがこれほどまでに、理解できず、酷い死に方はなかった

ほむら「だれが……だれがこんな……!!!」

QB「全く、酷いことをしてくれたよ彼も」

QB「殺さずに最大限に痛めつけて欲しいって頼んだのに」

13: 2012/06/23(土) 20:13:15.67 ID:d6c9pAoQ0
ほむら「!!?インキュベータ!!!」

QB「やあ、ほむら…っていっても、ぼくは君と契約したおぼえはないんだけどね」

ほむら「QB!!これは一体どういうこと!!『彼』ってなに!!?」

QB「そうだね…そこにあるビデオテープ、それとその2つのヴォイスレコーダーを聞けばわかるかもよ」

ほむらはそう聞くや、まずはビデオテープ先にと、テレビをつけ、再生する。
すると蝶ネクタイに紳士服、不気味な仮面を被った人物が映り、語り始める

14: 2012/06/23(土) 20:15:14.63 ID:d6c9pAoQ0
『やあ、美樹さやか、そして鹿目まどか。ゲームをしよう』

『今回君達には、生きることへの喜びの実感をかみ締めてもらいたい』

『世の中の大半はカオスに満ちている。しかし君たちは、毎日飽きるような平和の日々だけだ。悪くはない。だが、その生活が君達に平和ボケを生み…危機感の欠如をもたらす』

『危機感の欠如は…予測不能のこの儚き人生に…油断が生じる』

『果たしてそうなったとき、平和ボケした君達は自らの力で困難に立ち向かえることができるか?…今回それを試したい』

『君達の足には足枷があるのがわかるだろう。そして鎖で繋がれていて、この部屋から出られなくなっている』

『期限は6時間』

『その間に、脱出できなければ、2人ともゲームオーバーだ。だが悲劇はそれだけではない』

『まず美樹さやか……君が助からなければ、家族、そして上條恭介の首に設置した爆弾のタイマーが起動するだろう。鹿目まどか、君の家族にも同じ仕掛けをした』

『この部屋には君達が脱出するための鍵があるはずだ』

『錯乱せず、よく周りを見渡すんだ』

『それではゲーム開始だ』

15: 2012/06/23(土) 20:15:44.37 ID:d6c9pAoQ0
ドォォォン!!!


ほむら「……クッ」プルプル

拳で壁を叩きつけ、かつてないほどの怒りに満ちたほむらだが、ここで暴れてなにか変わるわけでわない。ひとまず次にヴォイスレコーダーを再生する

カチ

『やあ、早乙女和子。ゲームの時間だ』

『歓迎しよう、君は私が日本上陸してより始めての参加者だ』

『君には今回、「守るべきもの」とはなにかを考え、学んでもらう』


16: 2012/06/23(土) 20:17:33.39 ID:d6c9pAoQ0
『ルールを説明しよう。簡単だ。そこにある鉈(なた)で自らの両足と利き腕を切断するんだ』

『これができなければ、家族、そしてきみの愛しき人の首に設置した爆弾が起動するだろう』

『君は、利き腕と両足をこのゲームのサクリファイス(生贄)にすることにより…何かを守ることができるだろう』

『教育者として、この私に誠意ある姿をみしてくれ』

ほむら「く…狂ってる…」

そういって、もう一つあったヴォイスレコーダーにイヤホンを当てる

『ひとまずおめでとう…といっておこう。さすが教育者だ』

『次はまず箱に入ってる拳銃をとってほしい』

『そのあとは、この赤いペイントを塗って、うつ伏せになり、部屋の真ん中で死んだふりをしてくれ』

『少ししたら、顔見知りが訪れるだろう。決して顔をあげないことだ』

『彼らもゲーム参加者だ…無論、きみとはちがうものだがな』

『彼らの足には足枷を付けさせる予定だ』

『二人ともその足枷を見事外すことができたら……そこからが君のゲーム開始の合図だ』

『二人を銃殺するんだ』

『おっと、気をつけろ?相手が誰かとわかっても、決して躊躇するな。躊躇したら…結果はわかるな?』

『もしできなければ……明日の午前9時に、見滝原中の校内全域に爆薬を仕掛け、起動させるつもりだ』

『選択は自由だ。なにを守るべきかよく考えろ』

『さあ、ゲームスターt』ガシャ!!

ほむら「……!!!」

怒りが抑え切れず、思わずヴォイスレコーダーを握り潰す。目には水滴を浮かべ、歯ぎしりさせる

17: 2012/06/23(土) 20:19:02.26 ID:d6c9pAoQ0
同時にゆっくりと視線をまどかとさやかの方へむける。2人の足枷は肉塊と共に、外れていた。
しかし2人…いや3人全員の頭部には、穴があり、その付近の皮膚はくすんだ赤色染まっていた。


ほむら「……教えて」

いままで、だれにも見せたことない鬼の形相で、QBをにらむ

ほむら「コイツ…何ものなの?」

QB「アメリカをさわがした殺人鬼……ジグソウだよ」

ほむら「ジグソウ……なるほどね」

そういってほむらは、手をゆっくり盾に当てる

QB「どこへいくんだい?」







ほむら「わたしの戦場は、ここじゃない」

QB「暁美ほむら……君は…」

ほむら「まどか…ごめんなさい」

18: 2012/06/23(土) 20:23:23.78 ID:d6c9pAoQ0
時間は元に戻り、それより数日が経った…


【廃工場】


QB「いいかいジグソウ。もしも鹿目まどかをゲームに参加させる時には絶対にころしちゃ駄目だよ?じっくり痛めつけるんだ…まあ魔法少女にはみんなそうしてほしいけど」

ジグソウ「善処しよう……。さて、ワルプルギスの夜とやらまで時間が刻一刻と迫ってきてるが…そろそろ前座は終えようか?」

そういって不気味なマスクを被ったまま、ゆっくりと視線を横に向ける。
そこには異臭を放った肉塊が大量に転がっていた

ジグソウ「私はこの辺のことは詳しくない。まずはだれからいくべきか進言を」

QB「そうだねまずは≫20で。ゲーム内容は?」

ジグソウ「≫21」


※コメ連投アリ。

あと注意事項に書き忘れてたけど、文章はあんま期待せんといて。
部分的に気合も入れるときあるけど

19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/06/23(土) 21:00:10.56 ID:CEP0MP3Bo
アンカーの書き方は

>が半角で二つな

人物安価なら恭介

21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) 2012/06/24(日) 07:08:34.91 ID:1zpiooFko
ゲーム内容か、難しいな……アバウトでもいいか?
具体的な内容は>>1に任せることになるが、それでいいなら


熱や温度変化を利用したもの

23: 2012/06/24(日) 19:11:50.67 ID:EdOLmjxe0
【???】

上條「ぅ…ん…」

ゴツゴツ

上條「瞼が開かない?…いや、周りが暗いのか…?」

上條「それになんだか狭いぞ…」ゴツゴツ

上條「ここは一体…ん?」

暗い空間に閉じ込められた恭介は、自らの手に何かが握られてることに気づく

上條「……ヴォイスレコーダ?」カチッ

ザザ…ザー…ザ…

『やあ、上條恭介。ゲームをはじめよう』

24: 2012/06/24(日) 19:28:52.12 ID:EdOLmjxe0
上條「……は?」

『今回君には〔罪〕と向き合ってもらおうと思う』

上條「僕が一体なn」

『君は恐らく、自らの罪にまだ気づいていない』

上條「……」

機械に語ったところで、何かが変わるなどとは思っていない。だが退院そうそういきなりこんなところに押し込められて、ゲームだの罪だの問われて、たまったものではない

上條(なんなんだ……新手の心理テストにでも強制参加されてるのか?)

『君の罪は……そう「彼女の気持ち」に気づけなかったことだ』

上條「…!?志筑さん!!?」

『無論、ここで言う「彼女」とは志筑仁美ではない。もっと身近にいる存在だ』

上條「より身近……だと?」

27: 2012/06/24(日) 19:49:34.88 ID:EdOLmjxe0
『その身近な存在がだれなのかは…上條恭介、君ならよく考えればわかるはずだ』

上條「……」

『ヒントをあげよう。君の腕を直したのは彼女だ』

上條「ぇ…!?」

『文字通り命をも削った。全ては君の為に』

『だが君はそのことを知らず、他の女と付き合った…』

上條「どういうことだ…」

『……前置きが長くなったな。それではルールを説明しよう』

『まず君がいる暗闇の空間だが…安心しろ。すぐに明るくなる。それは、日焼けサロンを改造したものだ』

上條「え……」

『今から数秒後にスイッチを入れる』

『覚悟を決めておけ、この改造日焼けサロンは最高出力は1000℃まで可能だ』

上條「!!?」

『助かる方法はただ一つ、君が炭になる前に「彼女」が迎えに来てくれるか、否か』

『全ては彼女の「想い」と「知恵」…「運」次第だ』

『ではゲームスタート』

29: 2012/06/24(日) 20:16:45.49 ID:EdOLmjxe0
ヴォイスレコーダーからの告知を聞き終えると同時に、一気に視界が明るくなる。
青白い光が、恭介の全身を包む。まださほど熱くはないが、ジリジリと温度を上昇させているのを感じる

上條「くそ!!くそぉぉ!!!」ガンガン!

手や足で無理やりこじ開けようとするがびくともしない

上條「……クッ!」

手の平を見ると少し赤くなっていた。いまはまだ、低温のほうだが、徐々に温度が上昇してゆくのがわかる。このまま時間が経てば少し触れただけで焼けどするのが目に見える。

上條「ぅぅぅ……やばいな…汗が…」ダラダラ

行ったことはないが、もしも砂漠の中を歩くとしたらこんな場所なのだと考える

上條「何なんだよ…ゲームって……何だよ罪って……」


―――さやかはボクをいじめてるのかい?


上條「……」


―――奇跡も、魔法も、あるんだよ!


上條「さやか……やっぱりきみなのか?でも…」

さやかには医療の知識などあるはずない。そんなこと言われなくてもわかる。しかし命を削ってまで自分を助けたと、あの不気味な声をしたヴォイスレコーダーから聞かされた。

突然のことに未だ現状理解しきれず、こんな状況でもさやかの事ばかりを考え、いまだ恐怖を覚えていない。だが徐々に温度は高まっている。

それと相応するが如く、徐々に焦燥感と緊張感が走る

上條「ぁ、熱…熱い…」


30: 2012/06/24(日) 20:38:57.11 ID:EdOLmjxe0
――時を同じくして


【廃工場】


さやか「ハァハァ…!!」

さやか「…どこなの!?」

さやかは工場内を激しく息を切らして走っていた。

さやか「ちくしょ~!!なんなのよアイツ!!」




~遡る事数分前~


さやか「んあ…」

さやか「あれ……あたし今日は学校休んでたのに…」

さやか「って、ここどこ!?」キョロキョロ

ザー…ザ、ザ…ザザー

さやか「…?テレビ?」

『やあ美樹さやか』

さやか「うわぁ!びっくりしたな~」

さやか「てか何これ…キモイんだけど」

『ゲームをしよう』

さやか「はぁ?」

『この工場内に、君の「ソウルジェム」が隠されているはずだ』

さやか「え?あ、あれ!?私のソウルジェムが!!」アセアセ

『時間は約1時間以内といったところだ。だが気をつけろ?30分以内に見つけられなければ…君は大切な人を失うだろう』

さやか「!!?だれよ!!!」

『では、ゲーム開始だ』


~~

さやか「ぜんぜん見つからないんだけど~~!!!」

さやか「ハァハァ、せめて地図があれば……!!」

31: 2012/06/24(日) 20:54:17.96 ID:EdOLmjxe0
上條「ウアアアァァァァァァァ……!!!」ジュゥゥ

既に熱いなんて言葉が生易しいくらい、温度が上昇していた。皮膚は既に真っ赤に、トースターでパンを焼くように、ジリジリと追い詰められていく。

もはや先ほどみたいに、さやかのことなど、脳裏にはうかんでいない。
ただ脱出のみを考えていた

上條「ゥゥゥ…ガガアアアアァァァ…」

ピクピクと体を痙攣させながらも、拳に力を入れる

ドォン!!ドォン!!!

上條「出せ!!!」

ボォンボォン!!

上條「出せぇぇ!!!!」

叩く度に、手からジュゥゥ!っと焼ける嫌な音が聞こえる

上條「出セエエッェェェェェ!!!!!!」






ジグソウ『さて、二人とも随分あせってるようだが…』

ジグソウ『果たして結果は?』>>33

①助かる
②ゲームオーバー

37: 1(携帯から) 2012/06/25(月) 05:17:29.51 ID:rnLHvuSDO
さやか「ハァハァ……」


廃工場の中を、随分走り回ったが見つからない。
さやかはとうとう体力が限界に達する。
体中が汗だらけにしつつ、四つん這いになる

さやか「ハァハァ…やっぱり生身だとキツいなぁ…速く動く事もできないし」

さやか「てか何なの…さっきから異様に体が熱いんだけど。走ってるせい?」

さやか「…いや、でもこの汗の量はちょっと」バタリ

手足に力が抜け落ち、うつ伏せになる。

シュ~…

さやか「…蒸気?シャレなんないわよ」

さやか「…体から…蒸気?まさか…」

熱い場所の近くにある?ソウルジェムが感覚を伝って反応して…

さやかはふと辺りを見渡す。すると数メートル先に長さにして2メートル程の箱のような機械があった。

シュ~

さやか「あの箱から…蒸気が漏れてる」

さやか「間違いない…!」

38: 2012/06/25(月) 05:31:44.00 ID:rnLHvuSDO
さやか「……クッ」

僅かに残った体力を振り絞り、立ち上がって、箱についてるボタンを押す
さやか「……」ピッ

ガーーー

シュゥゥゥ…

さやか「ぅ……すごい蒸気…」

白い蒸気がさやかを覆う。蒸気が顔面に直に当たらないように、片手で防ぐ

すると蒸気の中から、少し黒く濁った、小さな青白い光が見える

さやか「良かった…やっぱりここにあったんだ」
さやか「……ん?何か一緒置いてある?結構大きいけど」

ソウルジェムに手をかけようしたが、その『何か』が気になり手を止める
そして同時に視界がはっきりとしてくる

39: 2012/06/25(月) 05:41:34.84 ID:rnLHvuSDO
視界がはっきりとした、その瞬間さやかの表情が一変した

さやか「……え?」

さやか「なに…これ…」

頭では理解していた。だが事実を受けいれる事ができない

違う…何かの間違いだ

そんなさやかの願いも虚しく、ちいさな乾ききった声がきこえる

上條「…カ…さや…か…」ピクピク

40: 2012/06/25(月) 05:57:37.79 ID:rnLHvuSDO
さやか「……っ!!!!!」ガクガク

さやかは両手を口元持ってゆき、思わず腰が抜ける

さやか「なんで…なんで恭介が…こんなぁ…」

上條「サ…ヤカ…カハ…」ピクピク

炭とまではいかないが、全身が既に焼けただれ、皮膚が歪な形状になっていた。
箇所によって火傷の影響で、切り傷のようになっていたり、焦げ目から血が浮かび上がっていた。
上條「ヤ…パリ…キミ…ナ…カ」
そういって恭介は全身を痙攣させながも、手を挙げる

さやか「……!ま、待って、今助けるから!」

41: 2012/06/25(月) 06:09:23.83 ID:rnLHvuSDO
さやかは中に入ってた、ソウルジェムを拾い、握りしめ、魔法少女に変身する

さやか「いま、その火傷直すから…!!」パアア

まずは自らの、脱水症状になりかけた体を瞬時に修復する。
そして、恭介に手を差し伸べる

上條「ヤ…ハリ…キミ…ナオ…シテク…」

さやか「無理して喋らないで!喉も酷くやられてる…」

上條「サヤ…カ…アリガ…ト…」
ガク

さやか「え……」

あとわずかで、さやかの手が届く所で、恭介の腕は力なくダラリと降りる。

42: 2012/06/25(月) 06:19:47.67 ID:rnLHvuSDO
さやか「イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」

パリーン!


頭を両手で抱え絶叫すると同時に、ソウルジェムは一瞬で完全に濁り込み、砕け散る





ジグソウ「ゲームオーバー」

44: 1 2012/06/25(月) 08:06:31.51 ID:rnLHvuSDO
【見滝原・繁華街】


ほむら「……」


魔女退治を終え帰宅する最中だが、ほむらは苛立ちを隠しきれない


一体何処にいるの?
ここ数日間…いや、数ループほど、ほむらは捜し歩いた

廃屋、廃校…あらゆる怪しい場所を探した。

成果はあった。

魔女を刈ること。
もしくは明らかに魔女の仕業でわない、悪趣味な拷問による死体の山


トントン


ほむら「……?」


後ろを振り向くと、そこそこ男前のスーツを着た外国人男性がたっていた
?「少し聞きたい事があるんだ。いいかい?」

45: 1 2012/06/25(月) 08:31:47.43 ID:rnLHvuSDO
ほむら「あなたは…」

?「ワタシはこういう者だ」

スッと渡された名刺を見る

ほむら「え、FBI…!?」

ストラム「ああ、そうだ。ワタシはピーター・ストラム…君、最近この見滝原で奇妙な事件が起きてないか?」

ほむら「そうね…まあ元々この辺は治安がわるいけど…ここ数日間、異常としか思えない事件が多いわね」

ストラム「……君はジグソウを知ってるか?」

ほむら「ええ、知ってるわ。アメリカを騒がせた殺人鬼でしょ」

ストラム「そうだ…何か知ってる事あったら何でも教えてくれ」

46: 1 2012/06/25(月) 08:39:06.69 ID:rnLHvuSDO
ほむら「…そうね、廃屋や廃校といった…寂れた場所で、密かに殺戮が行われてる。それと奴はなかなか招待を現さない。それぐらいかしら」

ストラム「……そうか、邪魔してすまなかった」
ほむら「待って」

ストラム「何だい?悪いけどサインは受け付けてないよ。デートなら受け付けるけど」

ほむら「…ちょっと私についてきて」

47: 1 2012/06/25(月) 08:47:09.56 ID:rnLHvuSDO
【ほむホーム】


ストラム「おいおい…俺は仮にも刑事だぜ?売春は受け付けないぞ」

ストラム(かわいいけど)
ストラム(…というか何だ。この美術館みたいな部屋は)

ほむら「……私はあなたに協力するわ。全力でね」

ストラム「いやだから、売春は」

ほむら「そっちじゃない」

48: 1 2012/06/25(月) 08:55:05.66 ID:rnLHvuSDO
ほむら「私はアナタに全てを話す。だからアナタに協力する。ジグソウに関する情報を最大限教えて」

ストラム「……それを君に教えてどうする?変な事には首を突っ込まない方がいいぞ?俺達FBIはいま死と隣合わせで捜査に取り組んでるんだ」

ほむら「大丈夫。私は死なない」

ストラム「根拠は?」

パアア…

ほむら「魔法少女だから」
ストラム「」

49: 1 2012/06/25(月) 09:14:25.97 ID:rnLHvuSDO

~~~~


ストラム「……なるほど君はそのインキュベーターと契約した魔法少女…それからずっと『まどか』って子を救いたくて、時間旅行をして、何度も魔女と戦ってきたと」

ほむら「そういうこ」

ストラム「まあなんていうか……ハハ、本にでもだしたら売れるんじゃないか?」

ほむら「……」

カチッ

ゴソゴソ…

ほむら「…解除」

ストラム「…どうした?」
ほむら「刑事さん、拳銃は?」

ストラム「……あれ?さっきまであったのに」

ほむら「ここよ」ヒョイ

ストラム「」

ほむら「わかったかしら?」

ストラム「あ、ああ…」

ほむら「私ならジグソウを捕まえられる。協力させて、刑事さん」

ストラム「……わかった。手を組もう」

ほむらは拳銃を返し、握手する

50: 1 2012/06/25(月) 09:30:45.18 ID:rnLHvuSDO
【???】


ジグソウ「……さて、今回また、有意義なゲームだった」

QB 「お手柄だよジグソウ。今回も通常の数倍の感情エネルギーの回収ができたよ」

ジグソウ「そうか…それは良かった」

ジグソウ「ところで次のゲームだがどうする?」
QB「そうだね>>52で」


①マミ
②杏子
③仁美


※マミさんは、シャルロッテ戦でほむらに助けられたって事で

52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/06/25(月) 09:35:43.43 ID:x6jgSfBio
3

56: 1(pcから) 2012/06/25(月) 12:47:18.44 ID:gO0aSLrW0
3で……いいよね?


ジグソウ「ふむ、ではゲーム内容は>>57で」

QB「すばらしいね」

①十字架縛りにして魔女・オクタヴィアの結界に投げ込み。その後、時間かけて剣で真っ二つ。脱出条件:運と魔法少女からの救援
②顔面アイアンメイデン。脱出条件:運と何者かの援助
③冷凍室でシャワータイム:脱出条件:運と何者かの援助


今回は自分で考えたのかにしようか悩んだが、一応意見をきいて置く

61: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/25(月) 13:13:48.61 ID:hWT+dXXIO
1

63: 2012/06/25(月) 13:40:43.29 ID:gO0aSLrW0
【???】

仁美「……ん」

仁美「ここは…一体…」キョロキョロ

テレレ~レレ~レレレレ~レ~レ~レ~レ~レ~♪

仁美「……曲?それにここは…」

辺りを見回すと、そこは巨大なコンサートホール。さらに水色の楽団、自分と少し雰囲気の似たクリーチャーのようなのが陽気に踊っている

仁美「何なんですの……ココ」

仁美「いや、それ以前に……これはどういうことですの?」ギュ

どこから用意したのか知らないが、十字架の板に、自分の体が縛られている。

仁美「なんて悪趣味な…悪夢でもみてるのかしら……」

仁美「ん……」

その時、仁美の視界に何かが映る

仁美「え…そんな…」

さやか「」

恭介「」

二人の遺体が転がっていた。
内一人の遺体はもはや原型を留めていないに等しい

仁美「イ、イ…イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

64: 2012/06/25(月) 14:01:49.62 ID:gO0aSLrW0
仁美「さやかさぁぁん!!!上條くん!!!!」

仁美は今まで自分でもこんなに野蛮に叫んだことないくらい、取り乱し、発狂する

仁美「嫌だ…こんなこと…私は望んでいませんわ…」

仁美「いや…いやああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

『気分はどうだい?志筑仁美』

仁美「!!?」バッ

声をしたほう振り向くと、黒のツインテールの少女?が奇妙なテレビを持ってる。
奇妙な形をしたテレビ画面から、蝶ネクタイの紳士服、不気味な仮面を被った者が、仁美のほうを向く

【箱の魔女・H.N. エリー】

仁美「!?文字が浮かび挙がった……!!」

仁美「いや、それ以前にアナタは…」

少女でなく、画面の中にいる仮面に語る

『わたしの名はジグソウ。魔女を仕え、ゲームを愛するものだ』

65: 2012/06/25(月) 14:12:22.26 ID:gO0aSLrW0
仁美「……なにを意味のわからないことを」

『おめでとう、今回君は私の主催するゲーム参加者に選ばれた』

仁美「ゲームですって…?」

『そうだ、今回君には「罪」と向き合ってもらう』

仁美「な…わたしがいつ罪を…」

『志筑仁美…ここ数日、なにか変わったことがなかったか?』

仁美「変わったこと…ありすぎて、話すと長いですわ」

仁美「いきなり工場で気を失ってたり」

仁美「上條くん……グス、彼の腕が治ったり」

仁美「さやかさんが…失踪して…」

『ふむ、よくわかっいるな』

『だがそれは表面的な事に過ぎん』

66: 2012/06/25(月) 14:17:16.83 ID:gO0aSLrW0
『いまから君に真実の舞台裏をお見せしよう』

『私が直接語ってもいいが、映像を通して見せた方が分かりやすい』

『頼んだぞ、エリー』

エリー「……」コクン

エリー「……」カタカタカタ

シュルル

少女はキーボードをスラスラと打ち終えるや、画面の中に入る

仁美「!?」

『さあお見せしよう、これが君の罪だ』

67: 2012/06/25(月) 14:35:01.58 ID:gO0aSLrW0
『奇跡も!魔法も!あるんだよ!』

『魔法少女さやかちゃんが、ガンガン守っちゃいますからね~』

『やれ人助けだの正義だの、その手のおチャラケた冗談かますために…アイツと契約したわけじゃないよね?』

『それじゃあたしたちゾンビにされたようなもんじゃねえか!!ふざけんな!!』

『あたしね、今日後悔しそうになっちゃった。あの時、仁美を助けなければって。ほんの一瞬だけ思っちゃった。正義の味方失格だよ』

『仁美に恭介を取られちゃうよ。でも私、何も出来ない。だって私もう死んでるもん。ゾンビだもん。こんな身体で抱き締めてなんて言えない。キスしてなんて言えないよ!』

仁美「…!!」

『アンタは今も間違い続けてる。見てられないんだよ、そいつが』

『オイ、さっさと逃げろ!』

『正気かテメェは。アイツを助けるんじゃなかったのかよ!』

『美樹さやかの消耗が予想以上に早い…』

仁美「さやか…さん」

仁美「私は…」

『これで、君の罪がわかったかい?』

仁美「…わかりましたわ、それで、ゲームとは?」











































68: 2012/06/25(月) 14:47:42.27 ID:gO0aSLrW0
『いまから10分後に、この結界の審判が現る』

『気をつけろ?彼女は巨大な剣を持っている』

仁美「10分後に…なにが始まるのですの?」

『処刑だ』

仁美「!!?なんですって!!!」ギュギュ

『おや不満か?』

仁美「当たり前でしょ!!」

『あれだけのことをしておいて?』

仁美「!!…確かにさやかさんに対しての行動は、今思えば軽率でした…それでも当時の私なりに!」

『この期に及んでまだ言い訳すると?』

仁美「あなたのようなxxxxにだけは言われたくありませんわ」

『なるほど、やはり君には反省が足りないうようだ』

仁美「やめなさいこんなこと!!!!」

『安心しろ救世主も呼んでいる』

仁美「…え…救世主?」

『無論…10分以内にその救世主が現れればの話だがな』

『さあ、審判の時間だ』

『ゲームスタート』

69: 2012/06/25(月) 14:55:33.83 ID:gO0aSLrW0
【見滝原と風見野の境目辺り】


QB「……しかし驚いたよ」

QB「まさかこの近辺にいる魔女達全員がジグソウに手を出さないなんて」

QB「それどころか、寄り添ってる風にも思える」

QB「魔女の口付けが合ったわけでもない……これも彼の人間離れした倫理観が原因なのか…」

QB「なんにしてもそろそろ、時間だね」

QB「救世主を呼ばないと」

QB「誰にしようか。>>+2」


①杏子
②マミ

71: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/06/25(月) 16:08:08.23 ID:3SKbmGPIO
1

72: 1(携帯より) 2012/06/25(月) 17:44:54.61 ID:rnLHvuSDO
【魔女結界】


『演奏は十分に楽しめたかい?』

仁美「……吐き気するほど」

『それではショータイムと行こう』


ゴゴゴゴゴゴ


扉が開くと中から、巨大な剣を持った、鎧を着た人魚が、スライドするようにズーッと現れる

73: 1 2012/06/25(月) 17:57:56.90 ID:rnLHvuSDO
【人魚の魔女:オクタヴィア・ヴォン・ゼッケンドルフ】


『さあ、オクタヴィア。ゲームを開始しよう』


スズズズ…


スライド移動を終えると、仁美の前に立ちふさがる

仁美「な、何ですの…あれは…」ガクガク

震える仁美をお構いなしに、オクタヴィアは剣を大きく振りかぶる

不気味な演奏はなお止まらない。
それどころか、楽団達は興乗ったのか、演奏の勢いをましていく

74: 1 2012/06/25(月) 18:11:25.70 ID:rnLHvuSDO
ブオォォン!!ザン!

プシュゥゥゥ…


仁美「カァッ…!!!」

剣が振り下ろさると同時に、仁美の片腕が吹き飛び、切断面より血潮が飛ぶ

仁美「ァ……ァ…腕が…腕がぁぁぁ!!!!」


ブオォォン!!ザシュゥゥゥ!!

プシュゥゥゥ…

仁美「……ッ!!!」

更にもう片方切り落とされ両腕を失う

仁美「もう…やめ…て…」ガクガク

既に目の色に光が消えかかっている。
暗闇に落ちた瞳で涙を流し懇願するも、魔女は一切の情念もない


ブオォォン!!!

75: 1 2012/06/25(月) 18:21:32.64 ID:rnLHvuSDO
ガギィィィィン…!!

杏子「間一髪だな」グググ
仁美「…ェ……」

ブオォォン!!ギィィィィン!!

杏子「くそ…なかなか手強いな」

杏子「ここは一旦」バッ

杏子の目の前を覆うように、赤い鎖のような結界が張られる

杏子「大丈夫か…って、こりゃひでぇな…おい」
仁美「あ、あ…リ…ございま…」

杏子「おい無理すんな、呂律回ってないぞ」

『やあ佐倉杏子。漸く参加者が全員揃ったようだな』

76: 1 2012/06/25(月) 18:32:30.31 ID:rnLHvuSDO
杏子「あぁ?誰だお前…気持ちワリぃやつだな…」

『私の名はジグソウだ。ゲームを愛する者だ』

杏子「訳わかんねぇ…何のゲームだこりゃ」

『今回そこにいる…少女・志筑仁美には「罪」を問いただすべく裁判を行う事にした…佐倉杏子、貴様は審判の一人だ』

杏子「おい、あんまり訳わかんねえ事ぬかしてっと…」

『志筑仁美…彼女こそ美樹さやかを追い詰めた一番の原因だ』

77: 1 2012/06/25(月) 18:43:36.48 ID:rnLHvuSDO
杏子「!!?どういうことだおい…」

『上條恭介をしっているな?』

杏子「あの坊やがどうした」

『志筑仁美は、美樹さやかの気持ちを知りながら、告白し、上條恭介と交際する事になった』

杏子「なっ…」

仁美「……」

『結果的に、彼女はもがき苦しむはめに。自らの恋路と友情に決着をつけれぬままに』

『それ以前にはインキュベータより魔法少女の真実を耳にする。まるで全てが畳み掛けるように彼女を苦しめた』

『その結果があれだ』

杏子「…あれ…だと?」

そう言われてふと辺りを見渡す
















杏子「さやかあああああぁぁぁぁ!!!!」

78: 1 2012/06/25(月) 18:55:50.91 ID:rnLHvuSDO
杏子は一目散に、さやかの遺体を抱き上げる

杏子「さやか…!!!なんで…こんな事って…!!」

『彼女が原因だ』

杏子「!」

『志筑仁美が…友人である美樹さやかを追い詰めて…次第に自棄になっていった…』

杏子「…」ギロ

仁美「!?チョ…マッテ、ゲンイン…ハ…ワタシデモ、テ…カケタ…チ…」

杏子「おい」ズイ

仁美「!!」

杏子「ちゃんと喋れよ」

動揺が原因で舌が回らないなどの言い訳は既に無用だ。

異常な状況につけくわえ、頭に血が登り、杏子自身も冷静な判断ができていなくなりつつある

79: 1 2012/06/25(月) 19:05:09.70 ID:rnLHvuSDO
杏子「お前なのか…さやかを自殺に追いやったのは」

仁美「ソ…ソレハ…」

杏子「どうなんだよ!!」ガン

勢い良く仁美の胸ぐらを掴む。

仁美「ァ…ァァァ…」

仁美の目から水滴が垂れる。パニックなっていて、どう答えれはいいかわからない。
本当に自分だけが原因で、彼女が自殺してしまったのか、今はその疑問すら出てこない。

贖罪と恐怖、狂乱の空気に正常な思考などできるハズがない

80: 1 2012/06/25(月) 19:17:08.31 ID:rnLHvuSDO
パリーン

杏子「……チッ」

振り向かなくてもわかる。魔女が杏子の結界を破壊したのを

杏子「まずいな…」

『さあ佐倉杏子。どうする?断罪をその目で見届けるか?それとも、さやかのような信念を持った魔法少女にもどるか?』
『選択は君次第だ』

仁美「……」

杏子「……>>+2」


①ザマァないね、惨めに魔女に殺されな。

②…さやかの意志を継ぐ。仕方がねえ、とりあえず魔女を倒す

③その他

82: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) 2012/06/25(月) 19:19:35.54 ID:4nR/uUdAO
2

93: 1(携帯から) 2012/06/27(水) 17:33:01.58 ID:7UuFMGVDO
仁美「……」

杏子「……さやかの意志を継ぐ。仕方がねえ、魔女を倒す!」

仁美「…ッ!」

杏子「覚悟しな!このデカ物が!」バッ

杏子の後ろに再び赤い、鎖状の壁がスライドするように出てくる。

仁美の周りに結界を再び張った後、杏子はオクタヴィアに突っ込む

94: 1 2012/06/27(水) 17:43:40.20 ID:7UuFMGVDO
ガギィィィィン!

ギン!ガギィィィィン!

激しき攻防戦が繰り広げられるが、ややオクタヴィアが押している

杏子「やべえ…つえぇぞこいつ…!」

ふと

ちらっと後ろを振り向くと、赤い結界から柵越えして、仁美の頭上に使い魔の車輪が飛んでくる

杏子「…!?やべぇ!!」
杏子はとっさに仁美の頭上に向かう

ガギィィィィン!!

杏子「おい、大丈夫か!?」
仁美「ァ…ァァ……」オロオロ
生気を失った眼をした仁美は、杏子でなく、その後ろの方に視線を向ける
杏子「あん?どうした…」クルリ

ブオォォン!!パリーン!!

杏子「!!?結界が…!!」

ブオォォン!!

巨大な剣が二人を襲う

95: 1 2012/06/27(水) 17:57:33.40 ID:7UuFMGVDO
「ティロ・フィナーレ!」

ボオオォォォォン!!


オクタヴィア「!!?」

人魚の魔女は一瞬にして灰になる

杏子「マ、マミ…!!」

マミ「魔女の気配がしたから来てみれば、こんなひどい事に…」

コンサートホールの魔女結界がみるみると消えてゆく

杏子「……すまねえ」

複雑な思いを抱きつつ、目線を横に流しつつ、マミに頭を下げる

マミ「…大丈夫よ。それより」チラ

仁美「……」ガクガク

仁美は、血を流しすぎて気絶してる

マミ「ひどい出血ね…」

思わず目を背ける。
マミは近づいて、治癒魔法をしようと近づく

96: 1 2012/06/27(水) 18:14:15.86 ID:7UuFMGVDO
杏子「……まて、まだ終わってねぇ」

マミ「ぇ……」

マミが後ろを振り返ると、まだもう一人箱の魔女が残っていた

そして魔女の画面には、ジグソウが映し出される
『おめでと志筑仁美、佐倉杏子』

『不参加者による援助だがまあ良しとしよう』

『またいずれ「君達」とは合うだろう』

『…その時を楽しみに待っt』

ザシュゥ!!!

エリー「」

ジグソウの話を最後まで聴かず、槍で一気に画面を破壊する

ドロロ…

エリーの本体から、液体のようなものがでると同時に呆気なく消滅する

97: 1 2012/06/27(水) 18:19:37.14 ID:7UuFMGVDO
杏子「胸くそわりぃぜ…」
マミ「さっきの画面は一体…」

杏子「さあな。だがただのxxxxじゃねえ……人間の癖して魔女に命令してたしな」

マミ「!?何ですって!?」

杏子「奴が一体何モンなのかって聞かれたら…悪魔の心を持った人間としか言いようがねぇ…」

98: 1 2012/06/27(水) 18:31:57.28 ID:7UuFMGVDO
――その頃


【ほむホーム】


ほむら「……なる程、つまりジグソウには他に仲間がいると」

ストラム「そうだ、まだ詳しくわかってないのも多いがな」

ほむら「医者のゴードンに、元妻のジル…」

ストラム「だが、彼の元妻ジルは、恐らく協力者ではない……あくまで、彼を庇うあまり、まだ何かを隠してるにすぎない」

ストラム「ゴードンも直接手はかけなく、もと被害者でもあるが、何か臭う」

ストラム「アマンダという弟子もいたが既に死んでいる」

ほむら「それでは、他にはいない?」

ストラム「……考えたくないが、警察側にスパイがいる」

ほむら「名前は?」

ストラム「奴の名は……」

99: 1 2012/06/27(水) 18:54:54.04 ID:7UuFMGVDO

―――場所はもどり
――


マミ「応急処置は終わったわ…」

杏子「すげえ、さすが治癒魔法に特化してるぜ…」

杏子「見事に両腕が結合しやがった……」

マミ「不幸中の幸いね。綺麗に切断されてたから…」

仁美「…エッ…エッグ、お二人方、なんとお礼を申し上げたら…」


まだ、神経が元に戻ってなく、腕が上手く上がらず、指をカタカタとふるわせなが、仁美は泣き崩れる


マミ「でも本当に良かった。もう少し、傷が荒い物ならば、結合できても神経は完全にダメだったわ…」

杏子「…んで、どうすんだ?このあと」

マミ「御両親に連絡をとったあと病院ね…まだ神経が戻ってないし。後遺症を残さないようにしないと」

杏子「…ま、そうだわな。おい、いくぞ」

そう言って杏子は、足をガタガタを震わせている仁美の体を支えて歩き出す

仁美「も、申し訳ないですわ…」エッグエッグ

杏子「勘違いすんな…どんな経緯で死んだかかわからんが、さやかの件はまだ根に持ってんぞ」

マミ「ちょっと佐倉さんそんな言いk…」

途中で言葉が詰まるマミ。なぜならば、杏子の横顔を覗くと、歯を食いしばり、涙をボロボロと流していたからだ

100: 1 2012/06/27(水) 19:08:30.58 ID:7UuFMGVDO
「おいおい…ちょっと待ってくれ、私は無視か?」

マミ&杏子「!?」

仁美「ぇ…」

全員後ろに振り向くと、スーツを着た、割とハンサムな外国人が手足を縛られて路上にいた

杏子「あんた…誰だ。まさかずっと…」

外国人「ああ、そうだ。さっきのクレイジーなコンサートホールにいた」
外国人「水色の楽団達の後ろにいたから、私を視認できなかったのだろう」

杏子は外国人の後ろまで行き、ひとまず一旦、縄解いてやる

外国人「助かった…改めて礼を言おう。ありがとう」

マミ「あなたは一体なぜあの結界に…」

外国人「私も被験者だからだ…腕を切られた彼女の、いわば控えだったのさ」

マミ「被験者?」

外国人「そうだ……あのゲームのな」

101: 1 2012/06/27(水) 19:14:32.51 ID:7UuFMGVDO
マミ「ゲーム…?」

杏子「おいマミ、話は後にしようぜ?さっさと病院にいくぞ」


【病院前】


マミ「……さて、彼女を送った訳だけど。そろそろゲームとやらを詳しく…」

杏子「まて、物は順序だ……ゲームやあのイカレ野郎も気になるが」

杏子「なあ、アンタ。名前を名乗れ」

外国人「……私の名は」

107: 1(pc) 2012/06/28(木) 18:13:37.44 ID:1IQOWoLT0
ストラム「奴の名はマーク・ホフマン。私と同じFBIの刑事だ」


~~~~~


マミ「ぇ…FBIの刑事!?」

ホフマン「そうだ」

杏子「なんでまたそんな、お偉いさんが遥々日本に。旅行でもしに着たのか?」

ホフマン「いや…休暇をもらってな。その間に、独自で色々調べたいことがあってだな」

杏子「わざわざ休暇とって海外までお仕事とは…そりゃ随分仕事熱心だこった」

杏子「……んで、そのイカレ野朗について調べてると」

ホフマン「ああ」

杏子「あのジグソウってやつは何モンなんだよ」

マミ「!?ジグソウですって!!?」

杏子「なんだ知ってるのか?」

マミ「以前ネットで見た事あるわ…日本ではあまり報道されてないけど、アメリカを騒がした猟奇殺人鬼よ」

ホフマン「そうだ。だがある日突然、廃工場より長期的にジグソウに監禁されてた被験者達が、なぜか解放された」


~~~~


ストラム「……だが全員ではなかった。くじ引きがあったらしく、『選ばれし者達』は、行方をくらました」

ほむら「……まさか、日本にまで拉致されてると?」

ストラム「可能性は濃厚だ。その中には……」


~~~~


ホフマン「私の同僚もいてな。心配なのさ」

ホフマン「……だが追いかけた矢先、捕まった…ジグソウにな」

杏子「そうか…運がよかったな。私達魔法少女がいて」

ホフマン「全くだ…ところで、あの状況だから気にならなかったが、本当に『マジカル・ガール』はいたんだな…」

マミ「あらご存知で?」

ホフマン「ああ、たまに巷で聞くよそんなのもいるって。夢見るガキの妄想かなんかと捕らえてたがな」

杏子「まあ、無理はねえわなぁ。んで、話は戻るが、そいつの居場所は知ってるのか?」

ホフマン「……叩き潰すのか?」

杏子「ったりめーだ。そんな奴いたらおっかなくてしゃーないだろ」

杏子「……それに私は、さやかの意志を継ぐと決めたんだ」

マミ「佐倉さん…」

杏子「今までごめん……マミ、いやマミさん。またよろしく」

108: 1(pc) 2012/06/28(木) 18:47:21.86 ID:1IQOWoLT0
ホフマン「……」パチパチ

空気を呼んだのか、それともノリなのか、ホフマンは拍手をする

ホフマン「…君達は私の協力者として、見なしていいんだな?」

マミ「ええ、協力させてもらうわ」

杏子「私達ならどんな、拷問を仕掛けられても、ぶっ壊してやるよ」

ホフマン「それは頼もしい」ゴソゴソ

そう言うと、ホフマンは鞄の中から何かを取り出して、杏子とマミに渡す

杏子「…ん?差し入れか?」

ホフマン「丁度人数分あってな」

ホフマンが渡したのは、ジュースの入ったペットボトルだった

ホフマン「まあ、たいした持て成しじゃないが、同盟に乾杯をしようじゃないか」

杏子「お、いいね」スッ

マミ「フフフ」スッ

ホフマン「乾杯だ」スッ

コン

三つのペットボトルで誓いを交わし、ペットボトルを口にする

マミ「」ゴクゴク

杏子「」ゴクゴク

ホフマン「……」ゴクゴク
































バタッ

マミ&杏子「」

ホフマン「……さあ、ゲーム会場に連れてってさしあげよう」

109: 1(pc) 2012/06/28(木) 19:14:48.22 ID:1IQOWoLT0
【???】


QB「集まったね」

ジグソウ「うむ」

ホフマン「今回はどうする?」

ジグソウ「……先に巴マミからいこうかと」

ホフマン「あのセクシーガールか」

QB「それで、ゲーム内容は?」

ジグソウ「>>+2」


①左右から来る巨大氷塊で、頭パーン。(ソウ4のラスト辺りのあれ)
②Ⅴ字の刃物で首チョンパ。(ソウ5のあれ)
③逆トラバサミを顎でなく、首セット(おなじみのトラウマ)


※脱出方法は前回のと似てる

111: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) 2012/06/28(木) 20:06:57.86 ID:FTC/riFAO
あえて首ネタ以外でやって欲しかったが
選ぶなら1

114: 1(pc) 2012/06/29(金) 04:13:33.59 ID:eynwqb9u0
>>110 恒例とまでではないけど、シリーズ通して結構な頻度で出てる。

あれは個人的に一番苦手


【???】


?「おい……冗談だろ?」ガクガク

?「どうしてこんなこと…」

『できないのか?それができなければ二人ともゲームオーバーだ』

?「!!!そ…それだけは…」

『ならば、ゲームに徹するんだ』

?「だ、だけどよ…こんなことしちまったら〔この子〕は死ぬのは確定的じゃぁ…」

『死ぬのが確定するのではない。既に死んでるのさ』

?「!!どういうことだ!?」

『今にわかる……今回は少々長期戦になる』

?「こんな…瞬殺…確定な…ゲームでもか?」ガクガク

『言った筈だ。彼女は既に死人だと。……魂は外側にある』

?「なっ!!?」

『おっと質問はこれ以上はうけつけないぞ?だらだら行動するのはよくないからな』

?「……」

115: 2012/06/29(金) 04:31:56.27 ID:eynwqb9u0

あれ…なんだろう。

意識はあるのに、何も見えない

何も聞こえない

ものすごく体が痛い


でも、体が軽い


……いや軽いなんてものじゃない

まるで、体そのものが無くなったに近いような

……相変わらず何も見えない




ん?

少し…体が重くなった

なんだろう…何かが取り戻されてるような感覚

痛みが徐々に消えてゆく

「ウエエェェェェェ…」ビチチチ

声が聞こえる

音も聞こえる

何かが匂う…臭い

「う……」

光が見えた

まだ視界がハッキリしない

?「まだ…まだつづくのかぁぁ!!!!」ビチチチ

116: 2012/06/29(金) 04:53:43.75 ID:eynwqb9u0

マミ「はっ!!」

完全に目覚めるマミ。
視界に映るのは、薄暗い緑色の光が差し込む、大きなファンが不気味に回る部屋だった

マミ「こ…ここは…」

状況が理解できない

わたしは確か佐倉さんとホフマンさんと共に、ジグソウの討伐を誓った…そこまでは
覚えている

そして、わたしの目の前には

?「ぁ…ぁ…ああああ…」ガクガク

酷く怯えた、薄汚れた中年男性が、ハシゴつきの木造りの台上で、私の目の前にいる。

マミ「…うん…?」ギュギュギュ

両手を縛られている。
だが魔法少女である私にとってはあまりに柔な物ね

?「ま、まて!!やめろ!!……おれも君も死ぬぞ!!!」

マミ「え…」

117: 2012/06/29(金) 05:06:51.42 ID:eynwqb9u0
ザザ、ザ…ザ…ザーーーー…

『やあ巴マミ、ゲームの時間だ』

『目覚めが少々遅いな…もう既に始めてしまっているぞ、ゲームを』

マミ「な、なんですって!!?」

ようやく状況を把握できた

私は捕まったのだ、ジグソウに

でもどうして?私はさっきまで外にいたのに。
戦闘なら私の方が分がある。

それともなにか巧みな罠でも仕掛けられた……?

『なぜ君がここにいるのか、わからないようだな』

『だが過去を振り返ったところで、いまのこのゲームをクリアできるのか?』

マミ「……クッ。その悪趣味な仮面に紳士服…あなたがジグソウね」

『そうだ。改めて歓迎しよう巴マミ』

『すでに始まっているが、ゲームの目的とルールを説明しよう』

118: 2012/06/29(金) 05:23:15.46 ID:eynwqb9u0
『まずは右手を見て欲しい』

マミ「……?」チラ

手の平には、ガムテープで自分のソウルジェムが、固く固定されている

『見てもわかるが、君のソウルジェムの位置を変えさせてもらった』

それを言われて気が付いたがマミは、自分の髪飾りが外され、髪を下ろされていた。
服装は魔法少女のままだから、その気になれば反撃は可能だ

『忠告しておこう、君達がもしも「ゲーム放棄」を起こすようなことがあるなら、この部屋にある電動式スナイパーライフルで君のソウルジェムと、彼の心臓を貫くだろう』

マミ「……クッ」

『そうだ紹介しよう。彼は、エリック・マシューズ……FBIの刑事だ』

マミ「!!?じゃあこの人が、ホフマンさんの!!」

『彼は、今回のゲームで[選ばれし者達]の一人だ』

マミ「わざわざ日本に連れてきてまで、こんなことさせるなんて…狂ってる」

『狂ってる?そうだな…私からすれば、彼こそ本当に相当狂ってると思うが』

マミ「え……」

119: 2012/06/29(金) 05:34:25.05 ID:eynwqb9u0
『エリック・マシューズ……いまでこそ、こんなにも衰弱し、弱弱しいがこの男は、非常に気性が荒く、かつエゴイズムだ』

『人の話もよく聞かず、常に感情に身を任せて行動してきた』

『犯罪を犯した息子を無理やり無罪に持ち込むが』

『なんの罪もない、ある一人の女を無理やり、「薬物常習犯」として捕らえた』

『その後やさぐれて、本当にジャンキーになってしまったがな』

マシューズ「……」

『その女の名は「アマンダ」…私の弟子だ』

マシューズ「……!」ギリギリ

『既に他界したがな』

『わかるか巴マミ?君の目の前にいる男は、そういう奴さ』

マミ「……」

『だがそんな彼と今回、協力し合い、ゲームをクリアするんだ』

120: 2012/06/29(金) 06:09:46.03 ID:eynwqb9u0
『今回の君達に学んで欲しいのは「協力・信頼」だ』

『巴マミ…きみは随分インキュベータを信用してるようだが、戦いにおいて、佐倉杏子と手をしばらく組んでいなかった』

マミ「インキュベーター…??」※マミさんはQBの本名をまだしらない

『ワンマンで闘うあまり、チームプレイの感覚が鈍ってる筈だ』

『マシューズ……君には一々言う必要もないか?』

『わたしはあの時言った筈だ…「じっとしてれば必ず息子に会える」と』

マシューズ「……」

『互いを信頼し合い、乗り越えろ』

121: 2012/06/29(金) 06:36:26.36 ID:eynwqb9u0

『次はゲームの説明だ』

『巴マミ……床を見ろ』

マミ「え」

マシューズ「や、やめろ!!見るな!!」

マシューズと同じ、木作りの台の上に両手を前に縛られて、たっているマミ。
だがマミのすぐ下には、グチャグチャになった肉塊が転がっていた

マミ「うぇえぇ…なに…これ」

あまりのグロテスクな光景に、思わず吐き気がする

『まだ気がつかないか?その肉塊の正体を。よく見るんだ』

マミ「……?」

溢れ出る吐き気を抑えながらも、目を下に向ける

よくみると、自分と同じ瞳の色をした目玉のようなものが何個か転がっていた。さらに金色の髪の毛が散乱している。

マミ「…!!!!?まさか!!!!!」

『それは君自身の肉塊だ』

122: 2012/06/29(金) 06:51:34.83 ID:eynwqb9u0
マミ「ぅぅぅ」ググ

ビチャ…ビチチチ

マミ「カァ…ハァ…オロッロロ…ウウウウウウ…!!!」ビチャアアアア

とうとう押さえきれずにゲロを吐き出す

『巴マミ……そろそろわたしの言いたいことに気づいてんじゃないか?』

マミ「ハァハァ……」ガクガク

マシューズ「だからやめろと…」ガクガク

『マシューズには魔法少女がなんたるかを実戦でもって教えた』

『彼に、佐倉杏子の自宅から頂いた大量のグリーフシードを渡してある』

『君が「頭部」を再生させるには魔力が必要だ』

『2時間以内に…いや、もう始まってるからな…残り1時間以内に、手持ち全てのグリーフシードを使い切ることだ』

『大丈夫。淡々とこなせば2時間以内に終わる筈だ』

マミ「つまり…残り一時間も、私は頭部の破壊と再生を繰り返せと」

『そうだ。だが気をつけろ?マシューズが拒否すればタイムアウトもありうるぞ』

マミ「どういうこと?」

『彼の脇にスイッチの台があるだろう?そのスイッチが君の頭部を破壊するものだ』

マミ「っ…!」

『タイムアウトになれば当然君達は銃殺』

『放棄しても銃殺』

『だが悲劇はそれだけではない』

『マミ、後ろを振り返ってみろ』

マミ「?」

123: 2012/06/29(金) 07:06:16.31 ID:eynwqb9u0

マミがうしろを振り返ると、台の下に、ベットの上で寝ている青年が2つの点滴を繋がれ寝ていた

『彼はダニエル・マシューズ。エリックの息子だ』

マミ「!!」

『彼には以前ゲームに参加し、その時の受けた毒の後遺症がひどくずっと入院してた』

『今は、睡眠薬を投入している。当分目を覚ますことはない』

『ここで重要なのは、タイムオーバーの時点で、彼の体内に、もう一つの点滴からあるものが送り込まれる仕掛けになっている』

マミ「あるもの?」

『硫酸だ』

マミ「!!!」

『これでわかったはずだ、君達はゲームクリアをしなければならない』

『それでは、再びゲーム再開だ』

124: 2012/06/29(金) 07:20:43.38 ID:eynwqb9u0

マシューズ「くそ!くそぉぉぉ!!!」ガクガク

マシューズ「あのxxxxめぇ!!」ガクガク

マミ「……マシューズさん気持ちはわかるわ。でも今は、作業を進めましょう」

マシューズ「作業だと!?正気がお嬢ちゃん!?あんた自分の立場わかってんのか!!?」

マミ「ええ…確かに恐いわ。でもここで死んだら元も子もないでしょ?」

マミ「それに息子さんだって…」チラ

ダニエル「…zzz」

マシューズ「くぅぅぅぅぅっ……!!」ゴンゴン

マシューズは頭を両手で抱えうな垂れる。いくら気性が激しく、エゴイズムとはいえ、仮にも刑事。息子より若い少女の頭部破壊などやりたくもない。
しかし、同時に乱暴で血の気は濃いが、息子のことも大事に思っている

マミ「マシューズさん!!ここでうな垂れたって息子さんの為にはならないわ!!」

マミ「早くボタンを!!」

マシューズ「チクショオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」


ポチッ

125: 2012/06/29(金) 07:25:41.40 ID:eynwqb9u0
マミ「……ッ!!!!」

クッと目を瞑るマミ。
それと同時に、頭部の左右から、巨大な氷塊が飛んできてマミを襲う

マシューズ「うわああああぁぁぁぁ!!!!」

126: 2012/06/29(金) 07:34:24.47 ID:eynwqb9u0
グシャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!

マシューズ「!!!!!」

ビシャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!


ドバッ!と血肉やら目玉やらが、マシューズの顔面に飛び散る。
さらに後から、ひらひらと金色の髪の毛が、木の葉っぱのように落ちてくる

マシューズ「ハァハァ……クソォォォォォ!!!」ゴソゴソ

返り血ですでに顔面が、血まみれのマシューズは、ポケットからグリーフシードを取り出す

マシューズ「チクショォ!!!チクショォォォォォ!!!!」カチ

シュウゥゥ

濁り切ったマミをソウルジェムに、グリーフシードを当てて、穢れを吸う

そして見る見ると自己再生されてゆく

127: 2012/06/29(金) 07:49:58.52 ID:eynwqb9u0

――それから何回も


マミ「早く!!!」

マシューズ「わかってるよ!!!」ポチ


グシャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!


――マミとマシューズは


マミ「もういやだ……」ボロボロ

さすがに心折れかけ、涙を流すマミ

マシューズ「おれもだよ」ポチ

ビシャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!


――精神が擦り切れる想いで


マミ「」

マシューズ「……」グリーフシードヲテニ

カチ…シュゥゥ


――地獄をただ進み貫いた


マミ「ハァハァ……ぅぅ……あとグリーフシードはいくつ?」ガクガク

マシューズ「あ、あと…少し…ウッ!!……オェェェェ!!!」ビチチチチ

マミ「!?マシューズさん!!」

マシューズ「ハァハァ…ゥゥゥ…」ガクガク

『残り時間30分だ』

マシューズ「ゥゥゥ…ッ…ゲホゲホッ!!……わかってるよ!!」ポチ

グシャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!

128: 2012/06/29(金) 08:04:11.69 ID:eynwqb9u0

『残り20分』


マミ「……」

マシューズ「……」


グリーフシードはあとわずかだが、互いに言葉もでない。

ハナから見ても以上と思えるこの光景。二人にはもうそんな意識すらない。
ただクリア一点を見つめ、走ってきた。

だが精神はいよいよ限界がきていた。ショックで狂乱に陥るのでなく、彼らは茫然自失に陥っていた


――


グシャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!


マミ「」プラーン

マシューズ「」

もはや血の海を化した台の上で、マシューズは静かに両膝を地に着ける。頭部を破壊したマミに向き合うように

マシューズ「」

マシューズは下を向き、体を動かさず、静かに打ちひしがれる

グリーフシードはもうほんの僅か。しかし時間も僅か


――


『残り10分』

129: 2012/06/29(金) 08:14:06.29 ID:eynwqb9u0

ジグソウ「だいぶ二人の消耗が激しいようだ」

QB「凄いよジグソウ。この短時間で、ものすごい量の感情エネルギーを摂取できた」

ジグソウ「宇宙に貢献できたようだな。よかったよかった」

ホフマン「だが、そろそろ時間だがどうなることやら…」


結果は?


【重要選択儀】


①クリア。その後、マミさんがジグソウより『魔法少女の真実』を全てを聞かされる
②銃殺&硫酸点滴タイムでゲームオーバー
③タイムオーバーになる前に、魔女化してゲームオーバー

130: 2012/06/29(金) 08:14:54.99 ID:eynwqb9u0
安価は
>>+2

132: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) 2012/06/29(金) 08:20:54.65 ID:G+mIiB5AO


それでこそだろ

137: 2012/06/29(金) 09:02:37.81 ID:eynwqb9u0

マシューズ「……」チラ

ダニエル「…zzz」


――

マシューズ『明日は海水浴だ!!』

ダニエル『わーい!』

――

ダニエル『ボクもとうちゃんみたいに強くなりたい!』

マシューズ『そうか!ハハハハ!』

――

ダニエル『……母ちゃんは?』グスグス

マシューズ『もう合うことはない』

――

マシューズ『てめえ!!また悪さしたな!』

ダニエル『うるせえなぁ、クソ親父』タバコスウ

――

ダニエル『なんで殴るんだよ!!ぶっ殺すぞ!!』

マシューズ『いい加減にしろ!!…おれはお前には真っ当に生きてほしいんだよ!!』

――


マシューズ「……っ!!!生きるぞ!!嬢ちゃん!ダニエル!」


ソウルジャムにグリーフシードを押し当てる

カチッ…シュウゥゥ

140: 2012/06/29(金) 09:13:44.14 ID:eynwqb9u0

『残り30秒』

マシューズ「おい!!おわったぞ!!全部使い切った!!!」

『おめでとうマシューズ、巴マミ。ゲームクリアだ』

マシューズ「ハァハァ…全部…終わったのか」

『そうだ君達は自由だ』

マミ「……お疲れ様、マシューズさん」

マシューズ「何というか……その……すまなかった」

マミ「……いいのよ、仕方ないわ」

『そうだ巴マミ、きみに話がある』

142: 2012/06/29(金) 09:35:20.34 ID:eynwqb9u0

ギ~コ…ギ~コ…

すると、奥から、ジグソウロボットが自転車をこいで現れる

『やあ、これを受け取って欲しい』

そういうと、仮面の口の中からヴォイスレコーダーが出てくる

マミ「……?」

マミはヘッドホンを付けて、スイッチをオンのする

143: 2012/06/29(金) 09:51:39.10 ID:eynwqb9u0
ジグソウの音声から流される、不気味な声で、魔法少女の真実の全てを聞かされる。

何のために、魔法少女を生み出すか

なぜ魔女になるのか

QBは何を目的にしてるのか

その全てを打ち明ける

『……以上だ』プツン

マミ「そ…そん…な」ガク

マシューズ「……?どうした嬢ちゃん?」

マミは、何も答えず、ふとあたりを見渡す

マミ「QB……いるんでしょ?」

144: 2012/06/29(金) 09:56:11.40 ID:eynwqb9u0
QB「……」テクテク

マミ「……魔法少女が、魔女になるって本当?」

QB「訂正するほど間違ってはいないよ」

マミ「……私が聞かなかったから、今まで話してくれなかった?ソウルジェムの件も、魔法少女の『結末』の事も」

QB「うん」

マミ「……」

マシューズ(…?独り言?)

145: 2012/06/29(金) 10:04:57.32 ID:eynwqb9u0

意気消沈したマミ、解放されて安堵を掴むマシューズ。
しばらく、静寂が辺りをこだます。

『……さて、マシューズ。あの扉を開いた先に、箱がある。君の帰国のための、パスポート及び資金源はその中だ』

マシューズ「……帰ろうか、ダニエル」

そういって、点滴をとって、ダニエルの頭を撫でる

マミ「……」

マシューズ「本当にすまなかったな。お嬢ちゃん」

マミ「……いいえ」

マシューズ「それじゃ」

マミ「待って」

146: 2012/06/29(金) 10:14:57.61 ID:eynwqb9u0

マミはダニエルの手を優しく掴む

マミ「……」パァァ

優しい光が、ダニエルを包む

ダニエル「……ぅん……」パチ

ダニエルは静かに、目を開ける

ダニエル「と、父ちゃん?」

マシューズ「ダニエル!!!」

ピクピク

ダニエル「あれ?なんだろう……体が動くぞ…」

マシューズ「え…」

ダニエル「おれ…入院してからずっと、ゲームの後遺症で体が不自由だったんだ。すげええぇぇ…動くよ」

マシューズ「まさかアンタが!?」

マミ「……」ニッコリ

マシューズ「お嬢ちゃん……グスグス……なんと礼を言ったらいいか…」

マシューズは、両手を押さえ、溢れる涙を抑える

マシューズ「ありがとう…ゥゥ…お嬢ちゃん…いや、マミ…」

マミ「もうでっちあげて、逮捕とかしないようにね」ニコ 

148: 2012/06/29(金) 10:20:31.27 ID:eynwqb9u0
マシューズ「…この恩、いつか必ず返す」

マミ「あら楽しみね」

ガチャン

マミはマシューズ親子と、別れを告げる。
それと同時に、マミくるっと後ろを振り向く

マミ「いるんでしょ?ジグソウ…」


何も聞こえない


マミ「……」

カラン

マミはソウルジェムを、床に置く

マミ「何もしないから出てきて」

149: 2012/06/29(金) 10:45:39.03 ID:eynwqb9u0
コツ…コツ…コツ…

暗闇から、不気味なお面を被ったジグソウが現れる

ジグソウ「やあ、マミ」

マミ「こんにちわ、ジグソウ」

ジグソウ「どうしたんだい?君は自由だ」

マミ「ええ。でも聞きたいことが」

ジグソウ「なんだ」

マミ「ホフマンさんは?」

ジグソウ「……」

パンパン!

両手で手を叩く

すると奥から、ホフマンが普通に出てくる

ホフマン「やあ、マミ」

マミ「やっぱり、グルだったのね」

ホフマン「だましてすまなかった。だが君はジグソウの言うとおり、自由だ」

マミ「そうね…なら自由なら言わしてもらうけど」

ジグソウ「…?」


マミ「私も手を組ませて」


ジグソウ「何を言ってるんだ君は」

カチッ

ジグソウは手に持っていた、ヴォイスレコーダーを再生する


『ホフマン「…君達は私の協力者として、見なしていいんだな?」』

『マミ「ええ、協力させてもらうわ」』

『ホフマン「まあ、たいした持て成しじゃないが、同盟に乾杯をしようじゃないか」コン』


ホフマン「……君はもう俺達の仲間だろ?」

ジグソウ「つまりはそういうことだ」

マミ「フフフ…そういえばそうだったわ」

ジグソウ「…君にこれを」スッ

ジグソウは、髪の毛が付いた豚の仮面をマミに渡す

それをマミは静かに被る

ジグソウ「これで君も『こちら側』だ」

マミ「勘違いしないで、『一般人』は絶対に嫌よ」

ジグソウ「フフフ……君ならそういうと思っていたさ」

ジグソウ「いいだろう。これからは『一般人』には手は出さない」

マミ「話がわかって助かるわ」

不気味な仮面と、豚の仮面を被る者は、互いに握手をする

157: 1(pc) 2012/06/29(金) 23:44:48.83 ID:eynwqb9u0
【???】


杏子「……ぅ…」

杏子「なんだ…ここ…」

杏子「あれ?マミ…ホフマンは…」

杏子「どうなってやがる…」

杏子が目を覚ますと、天井が少し遠く感じる

杏子「……」

やけに天井が遠い

いやそれだけじゃねぇ、何か丸い壁に覆われている…

今あたしがいるところはまるで

杏子「……穴?」キョロキョロ

ふと辺りを見渡すと、ハシゴがある

あれで天井…じゃないな、地上にいける

グッ

杏子「ウッ!?」

息が苦しい、のどが痛い…いやそれより

立ち上がれない!?

158: 1(pc) 2012/06/29(金) 23:46:00.87 ID:eynwqb9u0

杏子「ゲホゲホッ!!ゥゥ……な、なんだ一体!?」

ふと、首元に何かを感じ、手で触れる

杏子「な、なんだこれ!?首輪!!?」

しかも、タチが悪い。その首輪は地面と直結してやがる

杏子「こんなもん……フン!!」

グイッ


杏子「ッ!!?ぅぅ…ゲホォォォ!!!」

なんだ…外れねえ!!!

杏子「ゲホゲホォ!!」

杏子「これ……ただの鉄の首輪じゃぁねえ!!!明らかに魔力かなんかで、強化されてやがる!!!」

杏子「だれがこんな……」

159: 1(pc) 2012/06/29(金) 23:46:42.53 ID:eynwqb9u0
ビビ…ビ…ビビビ…ビーーーーー…

ピンポォーンパーンポーン♪

『やあ佐倉杏子、また会ったね』

『ゲームをしよう』

杏子「!!?……またてめえか!!!」

杏子「それよりおい……マミは!?ホフマンはどおした!?」

杏子「まさか、あいつらにも…!!!」

『それでは、ゲームの目的と説明をしよう』

杏子「無視すんな!!!」

160: 1(pc) 2012/06/29(金) 23:47:13.32 ID:eynwqb9u0

杏子の怒りの叫びが、空間中に響き渡るが、ジグソウは話し続ける

『今回君には、「信念」を試させてもらう』

杏子「なんだと…」

『紹介しよう、わたしの相棒だ』

コツコツ……

杏子「!?誰だてめえ…」

見滝原の制服を着た、豚の仮面を被った者が、黙って囚われた杏子を見下ろしている

豚マスク「……」カチッ

そのブタの仮面を被ったものは、握られたヴォイスレコーダーのスイッチを押す

161: 1(pc) 2012/06/29(金) 23:48:24.59 ID:eynwqb9u0
ザ…ザザ…ザー…




『食い物を粗末にするな……!!』




カチッ

立った一言だった


『今回君には、この格言が真なものなのか確かめたい』

『食べ物を全て食い尽くし脱出するか?』

杏子「!?食い物だと…」

『それとも、信念を曲げて、脱出優先を試みるか?』

『生か信念か……見してもらおう』

162: 1(pc) 2012/06/29(金) 23:50:12.39 ID:eynwqb9u0
そういい終えると同時に、豚マスクが、袋を取り出して、その中身を杏子に無造作に投げつける

ゴン!ゴン!

杏子「ぐぁぁ!?」

カラン…コロロ…

杏子「いたた…グリーフシード?」

何個か、グリーフシードを配られる

杏子「おい豚野朗!!!てめえ何モンだ!!!」

豚マスク「……」グイ

マスクを静かに外す

その瞬間、杏子は目を大きく見開き、口をあんぐりとした表情で空ける

杏子「っ!!!?」

嘘だろおい…なんでだよ

何かの間違いだろ?

悪夢か何かだろ

マミ「それじゃ、佐倉さん…ゲームをお楽しみにね」


誰だ

お前は誰だ

違う…こんなの…私のしってる巴マミじゃない

杏子「ぁ…ぁぁ……」ガクガク

マミの瞳には、完全に光が消えていた。例えるなら、病んでるとしか言いようのない。
そんな、無気味さ、哀しさ、とにかく危ない眼をしてた

マミは、杏子の視界から消え、奥の部屋へと向かう

杏子「マミィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!」

163: 1(pc) 2012/06/29(金) 23:52:08.69 ID:eynwqb9u0
【隣の部屋】


マミ「う…臭い……この豚さん達はみんな腐っているのかしら?」

ジグソウ「そうだな。これらの豚は細菌持ちと噂され、廃棄に追い込まれた出来損ないの豚達……可愛そうな奴らさ」

コンベアに詰まれた豚達は、異臭を放ち、とても食べれた物として見れない

ジグソウ「さあ、機械を動かそうか」

マミ「ええ任せて」

そういって、マミは、コンベアのスイッチを押す

ポチッ

ウイーン


豚たちの行列が、リフトのような形した豚を運ぶコンベアが、動き出す。

また同時に、複数ある大きな刃物のスクリューが、たくさんとグルグル動き出す


166: 1(pc) 2012/07/03(火) 21:22:29.70 ID:FM21oLSD0

~~~~

杏子「マミ……どうしてだ…なぜなんだ…」

ガゴン!ウィーン……ゴウン…ゴウン…

杏子「!?なんだ!!」

キュィィィィィィン!!

杏子「なんの音だ!!」

恐怖を煽り立てるが如くの、機械音にゲームが始まったのを察する。

リフトのような形をした鉄のコンベアより、腐った何かが吊るされ、運び出されるのが見える。

杏子「…!?豚!!?」

167: 1(pc) 2012/07/03(火) 21:23:47.17 ID:FM21oLSD0

吊るされた豚は、大量にある刃物のスクリューの下へ

カチンッ

落とされる

ギュイィィィィィィィィィィン!!!!
ズザザザザ…

ドボォドボォドボォ…!!

杏子「ひ!うっ、うわぁ……!!」

バシャバシャ…!グチョグチョ…!

杏子「ゴホ、ゲホ…く、クセエェェ!!なんだよこれ!!」

カチンッ

ギュイィィィィィィィィィィン!!!!
ズザザザザ…

ドボォドボォドボォ…!!

杏子「ゴボォッ…!」

杏子の顔面にちょうど、クリーンヒットするように、壁のパイプから、ミンチされた腐った豚の汁を、かけられる。

杏子の口内に入った、豚の汁は、臭くて酷い味で、もはや食べ物として成り立っていない

杏子「ぅぅ…オェッ……おい!!やめろ!!……うわ!ゴボォッ!」ボトボト

168: 1(pc) 2012/07/03(火) 21:24:38.63 ID:FM21oLSD0
ザ…ザザ…ザー

再び放送が流れる

『もう一度聞かせようかい?君の信念を』カチッ

杏子ボイス『食い物を粗末にするな!』

『やめろというのは……矛盾を感じないか?』

マミ『豚汁食べ放題よ、佐倉さん』

杏子「~ッ!!屁理屈を…!!」

カチンッ

ギュイィィィィィィィィィィン!!!!
ズザザザザ…

ドボォドボォドボォ…!!

杏子「ゥゥ…ワァァァ!!!オェェ…」

杏子の回りは、。
穴の中は見る見ると、スクリューでミンチしきれなかった、破損した臓器やらと共にドロドロとした液体で、溢れかえりかける

杏子「ヤベロォォォォォォォォォォ!!!」


169: 2012/07/03(火) 21:25:17.61 ID:FM21oLSD0
~~~~


時を同じくして【奥の部屋】


ゴンゴン!!ゴンゴン!!


マミ「?」

マミ「ねえ、あのコンテナは何?」

マミが指をさした小さなコンテナだった

ジグソウ「ああ…あの中には、『選ばれし者たち』が入っている」

171: 2012/07/03(火) 21:26:34.11 ID:FM21oLSD0

マミ「え…」

ジグソウ「空けてみるといい」

マミ「?」

ガチャ

扉のついた、その箱の中身を空ける
すると中には、眼鏡をかけた、かなり肥満体質の中年男性が怯えた様子でいた

?「ひぃ…ひぃぃぃぃぃ!!!おれをどうする気だぁ!!!」

マミ「ちょっとジグソウ……これじゃあ、話が違うわ。一般人は解放しなさい」

ジグソウ「彼はアイヴァン・ランズネス……数々の若い女たちをxxxしてきた、強 魔」

マミ「!!!」

172: 2012/07/03(火) 21:28:47.06 ID:FM21oLSD0
ジグソウ「うまく弁護士と話しを折りつけ、3度も無罪になった卑劣な男さ」

ジグソウ「こんな彼でも……『一般人』としてみなすのか?」

マミ「…ぇ……」

ランズネス「た、助けてくれぇぇぇ!!!」ダキ

マミ「っ!!?」

ランズネスはマミに両手で抱きついて、必死に助けを懇願する。

ランズネス「もうやらない!!反省するから!!二度と悪さもしない!!」

173: 2012/07/03(火) 21:30:30.76 ID:FM21oLSD0

ランズネス「自首するから…ゥゥ……頼む!!!」

ジグソウ「どうする?マミ」

マミ「……」

ジグソウ「迷っているなぁ……だが、これを見てもそういえるかい?」ピラ

ジグソウは何枚かの写真を私に見せ付ける

174: 2012/07/03(火) 21:32:09.47 ID:FM21oLSD0

マミ「!!」

ジグソウから見せ付けられた写真には、若い女性、あるいは少女が裸で手足を縛られ、涙を流し、傷だらけになっている写真だった。

なかには死んでいるのがはっきりとわかる写真まである

ジグソウ「この写真を見てもわかるように、ランズネスは異常な性癖な持ち主だ…マミ、それでもきみは彼を救うのか?彼は君の言う『一般人』なのか?」


マミ「……>>」


①マミ「解放しましょう(ゲームからの救出的な意味で)」
②マミ「解放しましょう(魂の解放的な意味で)」


どっちが、彼にとってゲームクリアか、ゲームオーバーか
多分、わかるよね?

そこまで重要でないが、ここでの彼の生死次第で、次のゲームに影響を及ぼす……予定

175: 2012/07/03(火) 21:33:53.06 ID:FM21oLSD0
安価は>>+2


176: 2012/07/03(火) 21:36:31.27 ID:FM21oLSD0
補足

彼がゲームオーバーなら、豚と一緒に…

というわけで、ここから>>+2

179: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/03(火) 22:24:27.17 ID:S+iJEiJDO
2いったく

183: 2012/07/04(水) 18:01:16.46 ID:ZyP0/6oy0

マミ「解放しましょう」

マミは優しく微笑む

ランズネス「っ!」パァァ

しかしその微笑には眼に光がない

シュルルル…パシ!

ランズネス「!!?」

一旦、ぶ厚い体をリボンで縛る。

ギュギュギュ

その後、マミがコンベアまで持ってゆき、リフトの形をしたコンベアに、ランズネスの体を後ろからマミが丁寧かつ、更にキツく縛り直し、晒しつける


マミ「ゲームをしましょう」

ランズネス「!!?」

184: 2012/07/04(水) 18:02:43.37 ID:ZyP0/6oy0
マミ「内容は簡単……佐倉さんの好きな食べ物はなんでしょう?」

ランズネス「さくら!?なんだそれは!!」

マミ「いま、ゲームに参加中の…わたしのかわいい後輩」

ランズネス「や、やめてくれ!!わかる分けない!!」

マミ「いえ、簡単よ。どこにでもあるもの」

ランズネス「こんなことしても君もおれも得しないだろう!!離してくれ!!」

マミ「……あなたは非常に心が醜いわ。この世界で『人間』として生きるにはあまりに過酷ね」

ランズネス「!!?やめてくれ!!!」

マミ「……あなたは人間としてでなく、豚として、家畜として、生きた方が幸せなはずよ」ニコ

185: 2012/07/04(水) 18:03:31.87 ID:ZyP0/6oy0

ランズネス「なっ…!!!」

ウイィィィィーン

マミ「あなたは……家畜として、この宇宙の寿命を伸ばすための糧になるのよ」

ランズネス「やめてくれ!何を訳のわからないことを!!」

マミ「光栄に思いなさい…アナタのような豚でも、この宇宙の役にたてることを…」

ガゴオオォォォォォン…

ガゴン…ガゴン…ガゴン…

ランズネス「うわあああ!!!やめてくれ!!はなしてくれええええ!!!」

マミ「それでもなあ、醜く『生』を所望するならば、反省をこめつつ、ゲームをクリアするのよ」



『家畜』はリフトに吊るされ、『調理場』へと送られる

186: 2012/07/04(水) 18:04:44.12 ID:ZyP0/6oy0

~~~~


杏子「クソ!!なんとか抜け出さないと…」

…メロ

杏子「?なんだ…今何か聞こえたぞ」

ヤメロ!

ガゴン…ガゴン…ガゴン…

無気味な音と共に、奥から明らかに豚ではない、肥満体質の人間が、リフトのコンベアに、リボンで巻かれて出てくる

杏子「!?ハァ!!?」

杏子「あれ…おい…どういうことだおい」

『さあ、好きな食べ物はなんだ?』

ランズネス「や、やめてくれ~!!!」

杏子「人間じゃねえかよ!おい!!」

マミ『いえ、かれは人間ではないわ。人間の形をした豚よ』

杏子「なっ…」

マミ『佐倉さん、彼がかわいそうだと思うなら、あなたの好きな食べ物のヒントを教えることね。答えを教えちゃだめよ?』

マミ『もっとも彼は、救いようのないxxxxさんだけどね』

187: 2012/07/04(水) 18:08:16.08 ID:ZyP0/6oy0
ガゴン…ガゴン…ガゴン…

『家畜』はゆっくりジリジリと、スクリューの元へと送られる

杏子「チッ…!おい、おっさん!あたしの好きな食い物は、お菓子とか甘いもんだ!!」

ランズネス「ひぃ!?…ケ、ケーキ?」

マミ『不正解』

杏子「!!?なんでだよ!!!」

ランズネス「ひぃぃぃ!!!じゃ、日本人だから…団子!!」

マミ「不正解」

杏子「おい!!この間、食ったぞ!!!」

ランズネス「な、なんだよ!?じゃぁ、じゃああ…ぁぁぁ…」ロレツマワラナイ

ランズネス「ロ…ポ…ポテトチップス!?」

マミ『不正解』

杏子「それもこの間食った!!!」

ガチャン

ウィィィィィィィィン!!!

杏子「……!!おい、まて!!!」



マミ『タイムオーバーね。正解は「ジャンクフード全般」でした。言葉はよく選びましょうね?』

188: 2012/07/04(水) 18:09:40.85 ID:ZyP0/6oy0

ランズネス「ウワアアアアアアアアァァァァァァァァァァ!!!!!!!」

カチン

その醜き家畜は

ランズネス「ギャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」

ギュイィィィィィィィィィィン!!!!
ズザザザザ…

ドボォドボォドボォ…!!

杏子「ッ!!!ゴボォォッ!ォォォ」ドボドボ

無残にも粉々にされ、杏子の体に、そして口内に無理やり入り込む

ボトボト!

杏子がもがいている最中に、後から、粉々になりきれなかった臓器やらが落ちてくる







『ゲームオーバー』

189: 2012/07/04(水) 18:14:25.93 ID:ZyP0/6oy0

―――杏子は、豚の汁と、破損した臓器に囲まれている。
その悪臭は凄まじく、完全に杏子は、肉汁の中で溺れかけている


杏子「ゴボォォ…ブクブク…」

わからねえ

わかがわかんね

なんでマミが

なんで私もこんな目に

ホフマンもどこいった

私はこのまま死ぬのか?

こんな悪趣味な…人間の出汁が入った豚汁すすりながら

ちくしょぅ……


杏子の運命は……>>+2


① グリーフシードを握る。地面を壊して、首輪を付けたまま、排水溝ぶっ壊して下水道へ逃げる。
② おなかいっぱい。グリーフシードも真っ黒。魔女化してゲームオーバー

191: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) 2012/07/04(水) 18:29:19.54 ID:R/Wy5m2AO
人生は非常である2

194: 2012/07/04(水) 19:55:43.88 ID:ZyP0/6oy0

コツン

杏子(ん?なんか手に触れた…)ニギル

握った瞬間わかった、さっきマミが配ったソウルジェムだ

舐めやがって…敢えて全力で『殺し』に来るんじゃなくて、あくまで『ゲーム』として、わたしに生きるチャンスを渡したってか?

ふざけてやがる

私は見せ物ってか?


―――お前は人身を惑わす魔女だ!この…魔女め!

親父…

―――お姉ちゃん!助けて!お父さんがおかしくなっちゃった…

モモ…母さん…

―――あんたの事、色々と誤解してた。その事はごめん。でもね私、後悔してない。そのキモチを嘘にしない為に、後悔だけはしないって決めたの。これからも

さやか…

―――自分の守るべきものを、大切にしなさい。そして、絶対に手放しちゃ駄目……私との『約束』よ?

マミ…




なんだったんだ?私の人生は…

どうして、いなくなる

どうして、狂っちまうんだよ


私の大切だと思う人らはみんな……




呪ってやる



私は死んだ後……この世界を呪ってやる!!!


パリーン


杏子の紅いソウルジェムは、腐った豚汁の中で、粉々に砕け散る

195: 2012/07/04(水) 20:07:12.04 ID:ZyP0/6oy0
ズモモモ……


【武旦の魔女・オフィーリア】


オフィーリア「……」フラフラ


杏子のソウルジェムが壊れると共に、結界が現れ、霧があたりを立ち込める。
虚ろな足とりでフラフラと、使い魔と共に歩き出す


『ゲームオーバー』

196: 2012/07/04(水) 20:16:13.94 ID:ZyP0/6oy0

【魔女結界】


マミ「……」

ジグソウ「インキュベーター…いや、QBも話は本当だったなマミ」

マミ「……ええ、そうね」

オフィーリア「……」フラフラ

魔女は槍を手に、馬に乗っており、頭はロウソクで、赤い和服を着ている。
フラフラとした足取りで、マミに近づく

対するマミも魔法少女姿になり、マスケット銃を構える

ジグソウ「……まて」

マミ「?」

ジグソウはその無気味な仮面をとる

197: 2012/07/04(水) 20:33:00.85 ID:ZyP0/6oy0

マミ「あら、中身は結構ダンディーな叔父様なのね、ジグソウ」

ジョン「私の本名は、ジョン・クレイマー…」

マミ「ジョン・クレイマーって……たしかアメリカの、有名な機械工学で有名な実業家じゃ…」

ジョン「私をしってるのか…光栄だな」

マミ「魔女に…何をする気?」

ジョン「勧誘さ。ゲームの執行人としてな」

ジョン「やあ、オフィーリア。私と共にゲームを主催しないか」

ブオン!!

ガキィィィィン!!

振り下ろされた槍から、マミがマスケット銃で、ジョンを槍から防ぐ

オフィーリア「……」グググ

マミ「……交渉決裂ね。かなり嫌われてるみたい」ギリギリ

ジョン「……今までこんなことなかったんだがな。オクタヴィアですら従ってくれたのに」

ジョン「実に残念だ。マミ、頼む」

マミ「……ええ」

マミは一旦、うしろへすばやく下がり、巨大なマスケット銃を練成する

オフィーリア「……」ロッソファンタズマ

オフィーリア×3「……」マミヲカコム

マミ「分身…懐かしいわね。でも!!」

マミは勢いよく大きくジャンプする

マミ「ゲーム・フィナーレ!!」

ボォォォォォォォォォォォォン!!!


魔女は灰となる

198: 2012/07/04(水) 20:47:25.59 ID:ZyP0/6oy0

結界が崩れ、元の景色に戻る


マミ「……」グリーフシードヒロウ

カチ…シュゥゥ……

マミ「……」

パチパチ…

マミ「?」

ホフマン「見事だマミ」

マミ「…どうも」

コツコツ……

いつの間にか着替えたのか、ジグソウは、内側が赤い、黒色のフードつきのロングコートに着替えて現れる

ジグソウ「……さてマミ、もうこの近辺で魔法少女といったら?」

マミ「暁美さん……だけね。でも気をつけて。彼女は私たちにとってこの上ない天敵よ」

ジグソウ「……時間停止の能力があると聞いたが」

マミ「暁美さんに、私たちの居場所の情報が漏れたら私たちがゲームオーバーよ」

ジグソウ「フフフ…おもしろい。ならば我々もばれないように用心しなければな」

ホフマン「……ジョン」ボソ

ホフマンはマミに聞こえないように、小さくつぶやく

ホフマン「鹿目まどかの件は?」

199: 2012/07/04(水) 21:06:20.39 ID:ZyP0/6oy0
ジグソウ「……心配するな。プランをいくつか用意してる」

ジグソウ「今は、マミを刺激させてはならない……ようやく彼女も『本当に裁くべき対象』及び『インキュベータの思想』を理解し始めてきている」

ジグソウ「鹿目まどかは、話を聞く限り、全く汚れのない心優しき少女らしい……私とて、心が痛むものだ」

ホフマン「……」

ジグソウ「しかし全ては『宇宙』の寿命を延ばすため……彼女には尊い犠牲を払ってもらわなければならない……それこそが彼女の使命」

ジグソウ「もう少し、『ゲーム』とはなにかを、マミに学ばせるんだ。……いまはマミには鹿目まどかの件は、黙っておこう」

ホフマン「だが、ワルプルギスの件も…」

ジグソウ「そうだ。だからこそ、暁美ほむらと……マミには、鹿目まどかにゲームを参加させてもらうのは、今のところ秘密にしておくのだ」

ジグソウ「細かい説明は、また後で話す」

ホフマン「……そうか」







マミ「今日は随分と感情エネルギー摂取できたんじゃない?QB?」

QB「そうだね、今日だけで1兆光年分は摂取できたよ」

マミ「やったわね。すごいわ~」

死んだ目で、小さな声で、マミつぶやく

200: 2012/07/04(水) 21:17:24.32 ID:ZyP0/6oy0
今日はここまで


いよいよ後半戦、まどか編とほむら編に突入
……っといいたいけど、その前に意外な人物をゲームに参加させる予定(あくまで予定。変更するかも)
マイナーキャラじゃないから安心して

みんな大好きなあのry(あくまで仮予定)


んじゃ、ノシ


※最後にアンケート

どれがいい?

①超絶バットエンド
②バットエンド
③ノーマルエンド
④グットエンド


締めが『グッド』か『バッド』か、どうなるかは『安価次第』

だからこのアンケートとってもあんまり意味はないが、一応聞いておきたい

216: 2012/07/09(月) 02:15:50.36 ID:tkwVfp0n0

ジグソウ「……さて、マミ。まだまだゲームの参加者が、あのコンテナの中で待機しているが……どうだ?少しゲームでも主催するかい」

マミ「どんな人たちがいるの?」

ジグソウ「そうだな」ゴソゴソ

ジグソウはポケットから、なにか個人の顔写真つきの、プロフィール的なものが書いてあるものを渡される

ジグソウ「どうだい?ザッと見て、君の言う『一般人』はいるかい?」

マミ「……いや、みんなどうしようもない人たちばかりね」

ジグソウ「それはつまり、参加者にふさわしいと?」

マミ「そうね、ゲームに参加するには、ふさわしい人達ばかりね」

ジグソウ「そうか」ガチャガチャ

ジグソウは無気味に微笑むと、コンテナを開ける

ジグソウ「さあマミ、君の好きなようにゲームを主催するがいい」

217: 2012/07/09(月) 02:17:44.11 ID:tkwVfp0n0


――翌日


【国際空港】


マシューズ「……腹減ったな」

ダニエル「……ああ」

マシューズ「なにか食うか?まだ飛行機まで時間がある」

ダニエル「…寿司食おうぜ」

マシューズ「贅沢いうな。ソバ食うぞ」

ダニエル「ちぇっ」

再び手に入れた穏やかなで何気ない平和をかみ締めつつ、マシューズ親子は和風レストランの引き戸を開けようと、手を伸ばした

その時だった

スッ

マシューズ「ぁ…」

視界に、他人の腕が出てくる。
同じタイミングでドアを開けようとしたのか、他人との腕が交差する。

マシューズ「ソーリー。タイミングいいな、おい……ん?」

マシューズがふと、顔を上げ他人に頭を下げようとした時だ、その人物はワナワナと驚嘆した様子でこちらを見ている

?「エ、エリック……なのか?」

マシューズ「え……お前、まさか…」

マシューズもようやく、目の前にいる男が何者なのか、理解し始める。

?「エリック!!よかった……生きてたのか!!!」ダキッ

218: 2012/07/09(月) 02:18:40.31 ID:tkwVfp0n0

マシューズ「リッグ……なんでお前がここ…」

リッグ「心配したぞ!!いままでどこ言ってたんだ!!!なぜ日本に!?」

ダニエル「腹減ったから、とりあえず中で話そうぜ父ちゃん」


~~~


リッグ「……そうか、ジグソウにずっと監禁されてたのか」

マシューズ「ああ、その後くじ引きで『当たり』を引いてな……解放されるかと思いきやこの様だ」

リッグ「『当たり』を引いて日本まで拉致かよ……刺激的な旅行だったな」

マシューズ「まったくだ」

ダニエル「ソバうめえぇ」ズルズル

219: 2012/07/09(月) 02:19:51.37 ID:tkwVfp0n0

リッグ「……まあ、お前もダニエルも無事生還できて何よりだ」

マシューズ「ああ、セクシーガールに助けられてな」

リッグ「セクシーガールだと?」

マシューズ「ああ、巴マミっていう魔法少女だ」

リッグ「……おまえ、監禁中にヤクでも打たれたのか?」

マシューズ「違う本当の話だ!いや……そんなことより、お前、日本まで何しに来た」

リッグ「ああ実は、ネットでジグゾウが日本に上陸したって情報入手してな」

リッグ「本部は、『ありえない』といって無視しているが……事実、ジグソウが例のクジ引きで解放の儀式を行って以来、ぱたりと奴の話題は消え、姿をくらました」

リッグ「……以来、事象が重なるように日本に猟奇殺人事件が多発しているという情報が、ネットより相次いだ……おれは、自らの勘にかけて、休暇とって日本に来た」

マシューズ「そして、あんの上、おまえの勘は当たってたと……んで、お前はこれからどうする?」

リッグ「決まっている。ジグソウを捕まえる……ケリーやスワットの隊員達の仇を討つためにな」

220: 2012/07/09(月) 02:20:43.56 ID:tkwVfp0n0
マシューズ「っ!!ケリーも…ケリーも死んだのか!?」

リッグ「……ああ」

ガタ

マシューズは力強く立ち上がる

マシューズ「リッグ!!おれも行くぞ!!」

リッグ「……だめだ。お前は息子とアメリカに帰れ」

マシューズ「ふざけるな!!ケリーはおれの相棒だぞ!?」

リッグ「お前は半年近くも監禁されてたんだろ?そんな衰弱しきった体でなにができる」

マシューズ「……」

リッグ「おまえは解放されたんだ。もういい。休め」

221: 2012/07/09(月) 02:23:04.18 ID:tkwVfp0n0
~~~~

リッグ「じゃあな、エリックに、ダニエル」

マシューズ「……」

リッグ「そんな暗い顔すんな、お前は息子とアメリカに帰って、少し体を休めろ」

リッグ「必ず生きて帰る」

マシューズ「……」


~~2時間後


ダニエル「……そろそろ時間だ。いこうぜ、父ちゃん」

マシューズ「……」

どうする?


①衰弱しているが、息子を帰国させ、リッグを追いかける
②息子と帰国


一応結構重要な選択儀

222: 2012/07/09(月) 02:24:46.70 ID:tkwVfp0n0
安価は>>+2

224: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/07/09(月) 07:25:04.62 ID:rabs2ORco
マミの罠か?

2

225: 2012/07/09(月) 17:29:43.90 ID:tkwVfp0n0
午後23時


『まもなく、アメリカ便が出発します』


マシューズ「……」

ダニエル「やっと、アメリカに帰れるんだね…」

マシューズ「ああ…」

ダニエル「少し休暇とったら、おれ真面目に学校通うよ。もう悪さもしない」

マシューズ「…それを聞けて父さんはうれしいぞ」

マシューズ「……」

マシューズ(…リッグ……何もなければいいが…)

226: 2012/07/09(月) 17:31:15.63 ID:tkwVfp0n0
――時は遡り数時間前


【見滝原セレモニー】


ゥゥゥ…グスグス…

早乙女「……さあ、美樹さんと上條くんとのお別れの時間です」グスグス

まどか「上條くん……エッグ…ゥ…さやかちゃん……」

ほむら「……」

仁美「私のせいでさやかさんを私のせいでさやかさんを私のせいでさやかさんを私のせいでさやかさんを私のせいでさやかさんを私のせいでさやかさんを私のせいでさやかさんを私のせいでさやかさんを私のせいでさやかさんを私のせいでさやかさんを私のせいでさやかさんをry」ボソボソ

まどか「……」


仁美ちゃんが小さな声で、独り言を呟いてる。
仁美ちゃんのせいじゃないって言ってるのに、まるで耳を貸してくれない。

もっとも、仁美ちゃんも最近通り魔にあって、精神が不安定なのはわかるんだけど、今回の件で、拍車をかけるように、仁美ちゃんが壊れちゃった



227: 2012/07/09(月) 17:33:26.78 ID:tkwVfp0n0

でも、それだけじゃない。
仁美ちゃんを助けたマミさんも、杏子ちゃんも行方がわからない


どうしてこんなことばかり起きるの?


魔女の仕業なの?っと聞くと、ほむらちゃんは「わからない」としか言ってくれない。
でもあの鎮痛な表情からほむらちゃんは、何か知ってるようにも見える。

なんにしても、いま深く質問なんかできる余裕なんてない。だって…

まどか「さやかちゃん……なんで、なんで自殺しちゃったんだよ……」

あの時、バス停前で余計なこと言ったから?いや、そんなことより

まどか「どうして……あの時…グスグス…私、追いかけなかったんだろ…」

ほむら「まどか…あなたは何も悪くないわ」ギュ

ほむらちゃんが優しく抱擁してくれるけど、わたしの悲しみは治まることを知らない

228: 2012/07/09(月) 18:19:01.54 ID:tkwVfp0n0

――帰り道


ザー…


『あの日』と同じ、わたしは雨の中帰宅する。



――さやかちゃん、待って…

――着いて来ないで


まどか「……さやかちゃん」

まどか「わたしなんであの時…」

同じ事をずっとグルグルと思考を廻らす。
不毛とも思える、その後悔の念を抱きつつ、『あの時と同じバス停』の前についていた

まどか「ぅ…ぅぅ……」


―――魔法少女さやかちゃんがガンガン守りまくっちゃいますからね!


まどか「ぁぁ…あああああああああ!!!」

告別式であんなに泣いたのに

私は傘を落としてその場で四つんばいになり、泣き崩れていた

229: 2012/07/09(月) 18:34:57.77 ID:tkwVfp0n0

「おい、大丈夫かい?」ポンポン

まどか「……?」

肩をたたかれ、振り向くと大きな傘で、雨を防いでくれている、体の大きな外人さんがいた。

まどか「ヒックヒック…」ガクガク

「大丈夫か、立てるか?」

まどか「あ…はい」

手を優しく伸べてくれた、外人さんに支えられながら、私は立ち上がる。
すると外人さんは、私のピンク色の傘を拾って渡しくれる

「最近物騒だしな、早く帰りな」カサワタス

まどか「あ、ありがとうございます…」

まどか「ぅぅ……」

こんな雨の中、人に優しくされて、それがうれしくて、でも情けなくて

わたしはなんでこんなにも弱いの

気がついたら私は、また両膝が地に着いていた

まどか「ぅ…ぅぅ…ああああああああああ!!!!」

「ハァ……」

外人さんのため息が、雨の中聞こえる。それはそうだよね。
こんないきなり泣かれても困っちゃうよね?

だれかの役に立つどころか、人様に迷惑かけて…わたし…わたし…

まどか「うぅぅぅぁぁぁぁぁ………!!」

「……」グイ

まどか「……?」

気がついたら、私は再び手を握られ、そのままおんぶをさせられていた

「家まで送っててやるから教えてくれ」

230: 2012/07/09(月) 18:53:24.68 ID:tkwVfp0n0

―――
――


まどか「グスグス……ごめんなさい」

「べつにいいよ。あの場で泣かれたままでも気分良くないしな」

まどか「あの…お名前は…」

「そうだな…スーパーヒーローとでも名乗っておこうか?」

まどか「ヒーローさん…?」

「ハハハッ冗談冗談。おれはリッグだ。一応スワットの隊長とかやってるよ」

まどか「すわっと?」

リッグ「まあ、なんだ。特殊部隊みたいなもんだ」

まどか「……凄いなぁ。私にはまねできない」

リッグ「ハハハッ。まあ女はか弱いくらいが、かわいくていいさ」

まどか「……わたしもリッグさんみたいに強かったら」ボソ

リッグ「え」

まどか「私もリッグさんみたいに強かったら……誰かを守れるのに」

私がそんなことを言ってると、リッグさんはその場で立ち止まった

リッグ「……おれは強くなんかない」

リッグ「ものすごく……弱い。虐待にあってる女の子一人救えないほど」

まどか「え」

リッグ「……大切な部下や同僚誰一人も救えないほどにな!」

リッグさんは、近くの電柱を素手で叩く。その強く握られた拳から、悔しさにじみ出ている

231: 2012/07/09(月) 19:05:21.71 ID:tkwVfp0n0

リッグ「……すまないな。少々感情的になった」

まどか「いえ……わたしこそ何も知らずに」

リッグ「そういえば、これも何かの縁だ。少し聞きたい事が」

まどか「え?」

リッグ「……最近この辺で、事件とかなかったかい?」

まどか「えと……見滝原は元々物騒だから…その」

まどか(魔女が多いし)

リッグ「そうか……なら質問を変えよう。君はジグソウを知ってるかい?」

まどか「ジグソウ?」

リッグ「そうだ。アメリカを騒がせていた猟奇殺人犯だ」

まどか「猟奇…殺人犯…」

魔女に魅了されてる人かな?

まどか「う~ん…すいません」

リッグ「そうか…」

まどか「すいません、お役に立てなくて」

リッグ「いや…いいんだ。ただ日本の見滝原にジグソウが活動しているという情報を入手してな」

まどか「え……ぁ……」

まどか(……そういえば)

リッグ「?どうした……なにか思い当たる節が?」

232: 2012/07/09(月) 19:15:15.81 ID:tkwVfp0n0

まどか「……今日、私のクラスメイトの告別式の日だったんです」

リッグ「……なるほど、それであんなに」

まどか「それで、すこし引っかかることが」

リッグ「どんな?」

まどか「その……お友達のさやかちゃんの死体なんですが、死因が不明何です。……一応自殺ってなってるんですが、傷一つなくて」

リッグ「……」

まどか「でも……上條君の死体は、その…ふ、普通じゃないんです…」

リッグ「っ!?」

まどか「なんていうか……全身が焼け爛れて、見るも無残というか…どうやったらあんな殺人思いつくんだろって」

リッグ「!?『彼』は殺人にあったことは確定なのか!?」

まどか「私も詳しくは知りませんが、何でも悪趣味な機械に入れられてたとか」

233: 2012/07/09(月) 19:29:48.57 ID:tkwVfp0n0

リッグ「悪趣味な……機械、殺人」

リッグ「十中八九だが譲ちゃん、多分それはジグソウの仕業だ」

まどか「え……」

リッグ「この町に奴は潜んでいるのか…」

まどか(なんだろ……魔女に魅了されたまま、海外に着ちゃったとかかな)




「あれ?お前は……」

「!まどか……」


リッグさんが考え込んでると、私の目の前にほむらちゃんと、スーツを着たハンサムな外人さんが隣にいた

リッグ「お、お前も日本にきてたのかピーター!」

234: 2012/07/09(月) 19:41:40.89 ID:tkwVfp0n0
【ほむホーム】


あのあと、私はよくわからないままほむらちゃん家まできちゃった。

ほむらちゃんにもリッグさんにも、もうウチに帰れって言われたけど、やっぱり気になっちゃって、ほむらちゃんには悪いけど無理に着いてきちゃった

リッグ「…まあ、お互い色々情報を交換したいが、その前にだ」

リッグ「ピーター!お前……一応、休暇中とはいえ、なんで少女と行動を共にしている?」

ストラム「お前もだろ」

リッグ「おれはこの子が…その…路上で泣いてたから…お前はどうしてだ」

ストラム「話したら少々長くなる……だが間違っても売春はしてない」

リッグ「……なぜおれが聞こうとしたことがわかる?」

ストラム「お前も私も男だろ?」

リッグ「……ま、取り合えず手出してなくて安心した」

ほむら(なんで男はすぐそういう思考になるのかしら)

235: 2012/07/09(月) 19:51:26.13 ID:tkwVfp0n0


リッグ「んで?その子はなんだ?」

ストラム「暁美ほむら。この町の魔法少女さ」

リッグ「!?お前までそんなことを……!」ガタ

ストラム「!?おいやめろ!人のポケットやら鞄をいじるな!」

リッグ「見損なったぞ!お前はヤクに手出す奴だとは思ってなかったのによ!」ゴソゴソ

ストラム「ほむら、頼む」ボソ

ほむら「はぁ……」

深いため息を吐いて、ほむらは魔法少女姿に変身しする。

ほむら「どう?信じる気になった?」

リッグ「ふん!どうせ新手の手品かなんかだろ?」

ほむら「アナタの銃は?」

リッグ「え……あ、あれ?」

ほむら「はい、返すわ」ヒョイ

リッグ「oh…」

236: 2012/07/09(月) 20:07:26.47 ID:tkwVfp0n0

―――その後、私達は魔法少女やQB、ジグソウや一連の事件について情報を交換しあった


リッグ「……なるほど。この世は随分とファンタジーなのは、よくわかった」

リッグ「んで、やっぱり魔女に魅了されてるのか?ジグソウいや『ジョン・クレイマー』は」

ほむら「それはわからないわ。魔女から起きる事件もあれば、人間の固有に意志からくる事件もあるし」

リッグ「……」

まどか「ねえほむらちゃん」

ほむら「何?まどか…」

まどか「さやかちゃんの死と…それと最近マミさんや杏子ちゃんまでいなくなっちゃったけど、何か関係あるかな」

ほむら「可能性は濃厚ね、でも……」

ほむらちゃんの言いたいことはわかる。

なんで、魔法少女が三人も?

そんなにジグソウを言う人は強いの?

ほむら「生身の人間が魔法少女に勝てるとは思えない」

ストラム「強さなんて関係ない……奴らは人を捕獲するのに長けている。プロ中のプロだ」

まどか「そ、そんな……」

237: 2012/07/09(月) 20:15:54.28 ID:tkwVfp0n0

まどか「でも……あの人って、なんでそんなに酷いことするんだろ」

リッグ「なんでってそりゃ……xxxxだからだろ」

ほどか「……理解できないよ」

ホフマン「……奴は、悲しい過去を持っていた男だ」

まどか「え」


~~~~~~~


【???】


ジョン「マミ、2人で話がしたい」

マミ「ええいいけど……なにかしら」

238: 2012/07/09(月) 20:18:48.32 ID:tkwVfp0n0
飯食ってくる、余裕あれば9時以降も書く

今日は過激な描写なくて、しんみりしたものばかりですまん。
早く過激なの書きたくてウズウズしてる。

240: 2012/07/09(月) 21:49:39.31 ID:tkwVfp0n0
ジョン「……今日のゲームを見さしてもらったよ」

マミ「どうだった?」

ジョン「すばらしい、君はこの短期間で私の思想通り、動いてくれてる」

マミ「ありがとう」

そういうと、マミとジョンは隣に見える死屍累々の山を見る

ジョン「これだけの犠牲者が出ても、君はちゃんとルールに従い勝利したものは解放してやった。その律儀さ、評価に値する」

マミ「だってこれはゲームでしょ?ルールにのっとりその中で、『生』や『道徳』を学ぶのでしょ?」

ジョン「そうだ。だが、それをわかっていないものがいる」

マミ「え……」














ホフマン「……」カゲカラノゾク

241: 2012/07/09(月) 21:50:43.93 ID:tkwVfp0n0

ジョン「かつての弟子だったアマンダもそうだった。彼女は私のゲームを本当の意味で理解しきれずに死んだ」

ジョン「だが、マミ。君は違う」

ジョン「私はもう先が長くない、手術が成功したとて、もう色々と寿命が近づいている」

ジョン「本来は、『ある人物』を私の跡継ぎにさせるつもりだったが、マミ……君に継がせたい」

ジョン「君はもっとも『死』というものを直面し、理解してるはずだ」

マミ「ジョンは私の過去をしってる…?」

ジョン「勿論、君は数年前に家族を失った、自らも死にかけた」

マミ「……」

ジョン「魔法少女になってからも君は常に、生死をかけて闘ってきた…ソウルジェムに自分の魂があることなど知らずに」

ジョン「君は既に、『生』に感謝し、『生』を理解していた」

ジョン「マミ……私もかつて、『死』に直面した」

242: 2012/07/09(月) 21:52:34.39 ID:tkwVfp0n0


ジョン「私は、かつて仕事も家庭も順風満帆な生活を送っていた」

ジョン「だが、ある時妻の妊娠が流産になった……ある一人のジャンキーせいでな」

ジョン「だが不幸は止まらない」

ジョン「私は、脳腫瘍を患った……余命宣告までなされた」

ジョン「その後、私は自殺した……運命に絶望してな」

ジョン「だが、自殺を失敗して気づいた……人は『生』に感謝していなかった」

ジョン「本当に『生』を感謝できるのは、『死』に直面した者だけだ」

マミ「……」

ジョン「そして先月より、インキュベーターから新たなる『思想』を彼らから教わったのだ」


ジョン「人は死に直面する際、死にはぐったものよりさらに大きな『絶望』という感情を生み出す」

ジョン「私は以前まで、死んだら何も残らないと思っていた」


ジョン「……だがインキュベーターとの協力により、感情エネルギーの摂取ができることがわかった」


ジョン「すばらしいじゃないか。私のゲームで、死んだもので何かを残せるのは『生還者』のみだと思っていた……その価値観を根本的に彼らは変えてくれた」

ジョン「マミ、もはや私の意志を受け継ぐのは君しかいない。頼む」

243: 2012/07/09(月) 21:55:29.40 ID:tkwVfp0n0


マミ「……ありがとう、でも私には意志を受け継げられないわ」

ジョン「どうして?」

マミ「………見て」


そういって、マミはソウルジェムを見せる。
ソウルジェムはかなり黒く濁っていた


ジョン「これはいかんな……はやくグリーフシードで浄化しないと」


マミ「つい1時間前に、3つ使ったわ」


ジョン「……!」

マミ「ごめんなさい……わたし……もう限界が近づいているみたい」

ジョン「……そうか」

マミ「でも安心して?私は自殺するつもりはない」

マミ「魔女になっても、あなたに従うわ」

ジョン「そうか…」

マミ「……だからお願いがあるの」

ジョン「なんだ?」

マミ「次のゲームを……私に参加させて」

ジグソウ「それはマミ、私のゲームの概念にry」

マミ「わかっているわ、私も参加するからには全力を尽くすわ」

マミ「1つのゲームをクリアするだけじゃない……何回でも何十回でもトライして見せるわ」


マミ「ジョンお願い……この私に飛びっきりの『絶望』をわたしに頂戴」


マミ「そして……私はこの宇宙の糧となるわ」

244: 2012/07/09(月) 21:58:09.08 ID:tkwVfp0n0
ジョン(マミ……貴重な人材を失ってしまう)

ジョン(実に残念だ)

ジョン(どうする?>>+2)


①ジョン「君は『生』を理解している。参加する必要はない。魔女になるまで力の限り、ゲームを執行してくれ」カナシミフェイス

②ジョン「この宇宙の為に、力の限りゲームを楽しんでくれ。とびっきりの『試練』と『絶望』を与えてくれよう」マジキチスマイル

246: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/09(月) 22:10:20.73 ID:Cih653QIO
最期にのぞんだものをもらえないのが魔法少女

1

248: 2012/07/10(火) 01:21:40.92 ID:VOJJFbqz0
ジョン「君は『生』を理解している。参加する必要はない。魔女になるまで力の限り、ゲームを執行してくれ」カナシミフェイス

ジョン「それが気に課せられた……使命だ」

マミ「……わかったわ。ならば、参加者達にとっておき『ゲーム』を与えるつもりよ」

ジョン「……さて、参加者はどうする?」

マミ「そうね……どうしましょう」




~~~~~



ストラム「……以上が、殺人鬼ジグソウことジョン・クレイマーの半生だ」

まどか「そんな……それじゃ元々は殺人鬼さんは…」

ほむら「人の模範になれるすばらしい人だった……」

リッグ「……自殺のショックで頭がイかれちまったのさ」

ほむら「……」

ほむら(このままただ、話し合っていても拉致があかない)

ほむら「どうする?>>+2」


①まどかを家に送ってから、一か八か、マミのマンションに行く
②まどかも一緒に、一か八か、マミのマンションに行く
③突然マミがほむら宅に来る(まどかを家に送ってから)
④突然マミがほむら宅に来る(まどかもいる)



250: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/10(火) 08:20:03.52 ID:xd4ZJ2ZIO
2かな

252: 2012/07/14(土) 00:32:51.28 ID:sXxYx+Nf0
まどか「あ、ほむらちゃんそろそろわたし、帰るね」

ほむら「そうね…そろそろ日が暮れてきたし。途中まで送るわ」

まどか「ありがとう…」

ストラム「彼女を送った後はどうする?」

ほむら「……一か八か、立ち寄りたい場所が」

まどか「まさか…マミさんの家?」

ほむら「うん」コクリ

まどか「……それならやっぱり、帰らないで私も行く」

ほむら「駄目よまどか、何が起きるかわからない。あなたは帰りなさい」

まどか「……」ウルウル

まどかは涙目になって、ほむらに訴えかける




ほむら「……はぁ、あなたのことだからきっと来るなといってもくるのよね」

まどか「ごめん…でも、マミさんは私の憧れの先輩なの」

ほむらは、迷った。彼女には危険な目に合わせたくない。
でも、大切な友人として少しでも一緒にいたいという想いもある。

ほむら「……わかったわ、行きましょう」

この殺伐とした日々に無意識に癒しを求めてたほむらは、このまどかの問いかけに甘んじることにした

253: 2012/07/14(土) 00:54:24.08 ID:sXxYx+Nf0
~マミのマンションの部屋の前~


ほむら「……着いたわ」

まどか「……」ゴクリ

ピンポーン


何も返答はない


ストラム「クソ!やっぱり駄目なのか…」

ほむら「……まって」グイ

ドアノブをまわしてみる。しかしドアは開かない

まどか「か、鍵が…」

ほむら「あきらめるのは早いわ」チャキ

ストラム「お、おいそれは…」

まどか「ちょ、ちょっとそれってまずいんじゃ……」

ほむらは盾から、ショットガンをとりだし

バァァァァン!!バァァァァン!!バァァァァァン!!!

3発ほど撃って、ドアを粉々に破壊する

リッグ「見かけによらず、ファンキーだな」

ほむら「…ほっといて」

リッグ「結構そういうの好きだぜおれは」

ほむら「いいから行くわよ」

ストラムとリッグは、銃を構えながらまどかとほむらに続いて、中に入る

254: 2012/07/14(土) 01:12:08.61 ID:sXxYx+Nf0
リッグ「そっちはどうだ?」

ストラム「なにもない」

リッグとストラムが、風呂場やらトイレ、個室など隈なく調査するが、何も見つからない

ストラム「リビングは?」

リッグ「まだ見てない」

二人はそういって、リビングに向かう。すると既に二人が何かを発見して立ち尽くしている

ストラム「何かみつかったのか?」

まどか「マ、マミさん……」

マミ「フー!フー!!」

マミは椅子の上で、手足を縛られ、顔面に何か無気味な機械をセットされている

隣には時間がわかるように、カウントダウンタイマーが設置されていた

『00:03:00』

残り時間を見ると、あとわずか3分だった

ほむら「まってなさい!マミ!!」ガチャガチャ

ほむらは魔力で強化された腕力で、強引に逆トラバサミのヘッドギアを破壊する

255: 2012/07/14(土) 01:21:41.79 ID:sXxYx+Nf0
マミ「プハァ!ハァハァ…」

まどか「よ、良かった…マミさん…」ウルウル

ほむら「マミ……」

マミ「た、助かったわ…ハァハァ」

ほむら「マミ……一体なにがあったの?」

マミ「き、気がついたら…拘束されてて、変な仮面を被った男から、時間内に脱出しろって…」

ストラム「やはり、魔法少女達も被害に合ってたか……」

256: 2012/07/14(土) 01:40:34.40 ID:sXxYx+Nf0
~~その後、部屋を片付けて、リビングで、マミよりお茶を頂く

ストラム「……ありがとう」

マミ「いえいえ、助けてくれたんですもの。これくらい」

マミ「それにしてもFBIの方まで来てくれるなんて、驚きだわ」

ほむら「マミ……あなたなら、自力で脱出できたはず。一体どうしたの?」

マミ「今、じつは手元にソウルジェムがないの」

ほむら「……まさか盗まれた?」

マミ「うん、多分」

まどか「でもマミさんが無事で何よりです……マミさんがいなくなったら、わたし…わたし…」ウルウル

マミ「鹿目さん……」




ストラム「……」ガタ

マミ「あら、トイレかしら?」

ストラム「……いや、本部よりメールが来てな。電話がしたいから少し席を外す」

そういって、ストラムは一旦マミの部屋から出て行く


ピロロロロ♪


ほむら「…?」パカ

メールがきたようだ。ほむらは携帯をあける



from:ピーター・ストラム

題名:ちょっときてくれ、隠密に話がしたい

257: 2012/07/14(土) 02:01:23.94 ID:sXxYx+Nf0

ほむらはマミに、適当な理由をつけて、一旦部屋をあとにする


ほむら「それでどうしたの?」

ストラム「彼女…巴マミと言ったな」

ストラム「彼女……なにか怪しい」

ほむら「え…」

ストラム「何なんだあの落ち着きようは……まるで私達が来ることを予見してたような」

ストラム「大体、あんな目に合っといて、なぜ平然とお茶会などひらける……普通ならまだ怯え続けているぞ」

ほむら「……」

ストラム「口調もしっかりしている。そしてなにより…あの目だ」

ストラム「あの瞳には、怯えた恐怖感がない。だが目に光もない。あれは『狂気』の眼だ」

ほむら「ま、まさか…『あの』巴マミが…ジグソウのグルとでも!!?」

ほむら「ありえないわ……マミに限って、そんな道を踏み外すようなことがあるはずが……!!」





―――ソウルジェムが魔女を産むなら……みんな死ぬしかないじゃない!!あなたも、私も……!!





ほむら「……いや、可能性はゼロじゃない」

ストラム「やはり思い当たる節があるのか?」

ほむら「ええ、前の……うっ……」ガク

ストラム「!?どうした!!」

ほむらはめまいがして、方膝を地に着ける

ほむら「急に…めまいが……ハッ!まさか」

ストラム「なんだ!?」

ほむら「今日のマミの紅茶……いつもと味違う…妙な味がしたわ」

ストラム「!!?二人が危ない!!行くぞ、なんとか意識を保つんだ!!」

ほむら「え、ええ……!!」

258: 2012/07/14(土) 02:15:08.32 ID:sXxYx+Nf0
慌てて、部屋に戻るストラムとほむら


しかし既に


ほむら「!!?マドカァ!!!」

ストラム「リッグ!!!」

二人は既に、グッタリと眠っていた

ほむら「マミは!?どこにいるの!!?」

ほむら「うっ……」ドサ

ストラム「!?ほむら!!眼を覚ますんだ!!」

ほむらが力なく、倒れるところを、ストラムが支える


――その瞬間だった


ゾクリと、背中から冷や汗が流れる。
何か後ろにいる
虎ににらまれるような気分になりながらも、ストラムはゆっくりと後ろを振り返る

ストラム「……貴様!!」

マミ「……」

生気のない目で、こちらを見つめるマミ。
既に魔性少女の変身している

ストラム「何が…盗まれただ!!」チャキ

ストラムは拳銃を、マミのソウルジェムに目がけて、照準を合わせる

バキュゥゥン!!

マミ「……」ブン

キィィィン!!

マスケット銃で、弾丸をはじく。
それと同時に、一気に、ストラムの懐にもぐりこみ

ドス!!

ストラム「ウ……カハ……」ドサ

ストラムの腹部に、マスケット銃を勢いよく突いて、気絶させる

259: 2012/07/14(土) 02:50:27.27 ID:sXxYx+Nf0
マミ「……出てきていいわよ」


ガララ


押入れの中から、ジョンをホフマンが出てくる

ホフマン「まさか、こいつらまで日本に来ていたとは…」

ジョン「さて、マミ。本当に悔いはないんだな?」

マミ「ええ大丈夫よ」

ジョン「……彼らは、市民を守る警察。そして暁美ほむらは君の命の恩人。鹿目まどかは君の大切な後輩だ。正直、彼らのゲーム参加は拒否されると見ていたが」

マミ「……警察の人達は、ゲームの破壊とジョンの逮捕が目的でしょ?それに彼らだって人間……『克服』しなければならない物もある」

マミ「暁美さんにいたってはちゃんと恩を返すわ……この宇宙の『糧』に変えさせてね」

ジョン「……」

マミ「鹿目さんはさすがに、かなり躊躇したわ」

マミ「正直言うと、薄々気づいていたわ……。いずれあなた達が鹿目さんを力づくでもゲームに参加させるのは」

ジョン「……さすが、私の一番弟子だ。賢いな」

マミ「QBがバックにいる時点で、わかるわよ」

260: 2012/07/14(土) 03:18:50.85 ID:sXxYx+Nf0


マミ「でもね、鹿目さんは途方もないほどの才能をもった子なの」

マミ「魔法少女は一般人よりも感情エネルギーを大量に、摂取できる……それも才能が高ければ高いほどに」

マミ「それに鹿目さん個人もまた『克服』しなければならない物もある」

マミ「鹿目さんには悪いけど……この宇宙の為に、キツイ『御灸』を与えないといけない」

パチパチパチ!

ジョンとホフマンは、大きく拍手をする

ジョン「素晴らしい、その言葉を待っていた。さすが私の弟子だ」

マミ「ありがとう」

ジョン「……悔いはないな?」


261: 2012/07/14(土) 03:19:58.40 ID:sXxYx+Nf0
マミ「……あるはずないじゃない、だって……」


――マミさんと出会って、『誰か』を助ける為に戦っているの、見せてもらって

マミ「私は」

――同じことが、私にもできるかも知れないって言われて、何よりもうれしかったのはその事で……こんな自分でも、誰かの役に立てるんだって!胸を張って生きていけたら……それが一番の夢だから…

マミ「私は……」

――がんばっているマミさんに、わたし、憧れているんです!

マミ「魔法少女ですもの」

マミは顔をやや上げて、無気味に微笑みを浮かべる

マミ「フ…フフ……」

――わたしなんかでよければ!ずっとマミさんの側にいます!

マミ「アハ……アハハ…」タラリ

ジョンやホフマンから、マミの前髪で、彼女の目が見えないが、涙を流しているのか、頬に水滴が伝うのがわかる

マミ「ハハハハハハハ!!!アハハハハハハハハハハハハ!!!」

夕日に移るマミの狂気の笑い声が、部屋中にこだます


262: 2012/07/14(土) 03:34:45.13 ID:sXxYx+Nf0

【???】

ジグソウ「さてこれから、ゲームをはじめようと思うが、今回はマミが主体になって、ゲームを進めたい」

マミ「わかったわ」

ホフマン「……」

ジグソウ「仕掛けはいつも通り私が、作ったものを用いるつもりだ」

ジグソウ「さて……マミ、君はまずどうしたい?」

マミは「今回は>>+2」


①サクリファイス形式(生贄式)

②ぺア形式(協力しあって乗り越える)

③その他

265: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) 2012/07/14(土) 03:36:43.32 ID:kaXQBVj+o
2

266: 2012/07/15(日) 05:41:52.21 ID:6WopT7j50

【???】


ほむら「ん…」

ほむら「こ、ここは……」キョロキョロ

目を覚ますとそこは薄暗い部屋だった。目の前に扉が3つほどある。
そして、既にもう一人男が起きている

ほむら「……」

ストラム「目を覚ましたようだな」

ほむら「……ええ」 


ドン!!


ストラムは壁を勢いよく叩く


ストラム「xxxxユー!!!!異常者め!!!少女まで洗脳させて何を企んでいる!!!」

ほむら「っ!」

普段、冷静沈着な彼だけに、ここまでの激しい感情を出すとは思わなかったのか、ほむらは少し驚く

ほむら「……マミ」

ザ…ザザ…ザー…

案の上、テレビがおいてあり、二人はその画面を向く。いつも通り無気味な仮面
がこちらを見ている

『やあ、ストラム捜査官、そして暁美ほむら』

『ゲームをしよう』

267: 2012/07/15(日) 05:44:33.07 ID:6WopT7j50


ストラム「だまれ!!!」チャキ

ほむら「待って落ち着いて!!ここで話を聞けなかったら、本末転倒よ!!」


ストラム「クソ!!xxxx!!!」ナカユビタテル


『今回君達には、人生に「決着」をつけてもらおうと思う』


ほむら「決着ですって!?」


『まずストラム捜査官。君は一見、中身も見た目もクールで』


ストラム「黙れ異常者!!!!」


『冷たそうにも見えるが、その実、君は非常に情が深い。故に普段は己の感情を表に出さない』

『根はリッグやマシューズと似てるからな』

ほむら「ちょ、ちょっと、何しているの!」ガシ

ストラムが黙って立ち上がり、テレビを壊そうとするが、ほむらに引き止められる

ストラム「フゥゥゥゥ!!!」アバレル


『君はこれまで、ゲームで生き残れなかった、傷ついた仲間を見てきて、非常に心を痛めていた。救いたいという想いと、憎悪の怒りを胸に秘めて』


ストラム「フゥ……フゥ……」アタマヒエテキタ

『その点もリッグと似ている……違う点は、君はすぐ本心を隠したがるがな』

『今日、その怒りのままにゲームをクリアしてみろ』

268: 2012/07/15(日) 05:46:03.92 ID:6WopT7j50

『さて次に、暁美ほむら……おそらく「決着」という言葉にストラムより敏感だったのではないか?』

ほむら「……」ギリ


『時に、気づいていたか?……君達「4人」にはある共通点がある』


ほむら「『4人』ですって!?」


ストラム「ということは、違う部屋に……やはりあの二人が」


『特にストラム捜査官、暁美ほむら……やはり君達の出会いは運命でもあったのかもしれん』


『君達はよく似ている……己の信念を胸に秘め、ただ答えを追い求める』


ほむら「……」

269: 2012/07/15(日) 05:47:26.16 ID:6WopT7j50
『話を戻そう…暁美ほむら、君に限ってはもう一つ、告げなければならない』

ほむら「え……」


『君は、今日のゲームで「罪」と向き合ってもらう』


ほむら「!?私がなにを…」

『時間遡行……』

ほむら「!」

『人類は、有志以前より、常に破壊と再生を繰り返してきた』

『戦争と平和……狂気と善意の狭間で人は歴史を作ってきた』

『それが望まれない答えだったとしても……人類は過ちを繰り返さないよう努力してきた』

『結局、繰り返してるがな』

『それでも、人は伝え続けている……尊い犠牲を背景に』

『だがほむら、君は違う』

『自分の都合のいい未来を作り出すために、何度もやり直してきた』


『君は背徳者そのものだ』

270: 2012/07/15(日) 05:49:06.53 ID:6WopT7j50
ほむら「…」プルプル


『今夜、歴史を冒涜し続けた罪と向き合い、この不毛な連鎖を終わりにしよう』


『全てに決着をつけるんだ』

『さて、前置きが長くなったな、』

『3つの部屋があるだろう』

『好きな方を選べ』

『内容のヒントは、ドアに書かれた「絵』だ』

『どれも難題だ』


『強いて言うなら、「単純」な物はまだやさしいかもな……これは私からの「ヒント」だ』


『だが覚えておけ、人によって「価値観」は違う』


ほむら「……」スタスタ

ストラム「……ほむら?」

ほむらはだまって、テレビを持ち上げ、床に勢いよく


ガン!ガン!!ガシャァァァァァン!!!


破壊しつくす


ほむら「『約束』を果たすために!!『惨劇』を食い止めるのが!!何がいけないというの!!!」

ストラム「……!!」

271: 2012/07/15(日) 05:52:18.52 ID:6WopT7j50
ザ…ザザザ……ザー…


今度は天井から放送が流れる


『おっと一つ言い忘れていた……暁美ほむら、君の「ソウルジェム」は違う部屋に隠されている』

『大丈夫、勿論100m圏内だ』

『見つけても、くれぐれも身体の「回復」と「時間停止」をしないように』

『ズルをしようとした瞬間、すべての部屋に設置してある「電動式スナイパーライフル」が黙っていないだろう』



『さあ、選択しろ』

272: 2012/07/15(日) 05:54:42.80 ID:6WopT7j50

ほむら「……どれも嫌な予感しかしないわ」

ストラム「ああ…」

ほむら「どうする?>>+3」


①『液体が入っているビーカー』の絵が描かれてある扉
②『肉と刃物と体重計』の絵が描かれてある扉
③シンプルに『真っ赤』な色が描かれてある扉






眠いから寝る

275: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) 2012/07/15(日) 10:09:55.88 ID:x6ocFI2No
3

279: 2012/07/17(火) 04:53:03.78 ID:sLI09amf0


ほむら「……赤い扉を選びましょう」

ストラム「ああ、そうだな……ジグソウも言ってたしな。『単純』な物はまだ優しいとな」

ほむら「ここで言う単純とは恐らく『絵』のことを指しているわよね」

ほむら「……最悪、その発言は逆の意味で皮肉っている可能性もあるけど…」

ストラム「何にしても覚悟は必要だ。行こう」ガチャ


扉を開けると、真ん中に四角い機械が置いてある。
その機械には、横側にいくつか丸い穴が空いてある

そして天井にあるテレビ画面には、いつも通り悪趣味な仮面が、映りだす。

280: 2012/07/17(火) 04:55:48.01 ID:sLI09amf0

『ココに来たのは当たりなのか、或いはハズレか』

『その答えは、非常に曖昧だ。知りたければ自分の本能と体に聞いてみろ』

『その機械は上から覗けばわかるが、中にはビーカーと丸い電動鋸(のこぎり)がある』

ほむら「……」

『……さて、人間の体内には約5リットル血液があると言われている』

『そのビーカーに5リットル血を注いでみろ』

『無論、一人では厳しいだろう』

『だが二人ならそれができる』

『制限時間は10分』

『時間内にクリアできなければこの部屋に毒ガスが撒かれるだろう』

『決着をつけるために、命を懸けろ』

『それでは、ゲームスタート』

281: 2012/07/17(火) 04:56:35.61 ID:sLI09amf0

ウィィィィィン……

ギュィィィィィィィィィィン!!!


【09:59】


恐怖を煽る音が、機械の中から聞こえてくる

ほむら「っ!」ビク

ストラム「やはり恐いか?魔法少女でも」

ほむら「……いまは、ただの少女よ。あなたこそ震えているじゃないFBIの刑事さん」

ストラム「日本で言う武者震いだよ」ガクガク

二人は、右腕を布でキツク縛った後、穴に腕を入れはじめる

282: 2012/07/17(火) 04:57:58.54 ID:sLI09amf0

【07:59】


ほむら「……」ブルブル

ストラム「8分をきった。早く奥へ腕を」ガクガク

ほむら「馬鹿言わないで……私だって恐いのよ…」ブルブル


ギュィィィィィィィン!!!

ザザ…!


ストラム「ぐぁっ……!」

痛覚だけでなく、精神まで擦り切れてしまいそうな感覚が生じる。
それと同時に、中指と薬指を間の、手の肉が避け始める


ストラム「まだだ……こんな先っちょでは血の量が足りん……」


ザザザザザザザ……!!


ストラム「ぐわぁぁぁぁぁっ!!」

ストラムの手の肉は既に半分まで、鋸で切り裂かれる

ほむら「っ!!?」ガクガク


魔女と闘っときですら、こんな恐怖な感じなかった。

ほむらの本来の臆病心が、最悪のタイミング再発してしまい、本能の拒否反応が強すぎて、
決断が定まらない

283: 2012/07/17(火) 04:59:13.96 ID:sLI09amf0

【05:00】


ほむら「嫌だ……こんなの痛いの…」ウルウル

ストラム「ほむらぁぁぁぁぁぁ!!!!」ゼッキョウ

ほむら「!!!」

ストラム「まどかを守りたくないのか!!!」


――魔法少女になる前のバカな私を守ってくれないかな


ほむら「マドカァ…!」

ほむらは一気に、腕を奥まで入れる

284: 2012/07/17(火) 05:01:30.23 ID:sLI09amf0

ギュィィィィィィィィィン!!!

ザザザザザザ!!!

ほむら「っ!!!!!!!!」ガク

ストラム「気をしっかり持て!!……ッカァ!!!」

一瞬、意識が飛びかけたがストラムの呼びかけで何かと自我を保つ


ストラムの手は完全に手が真っ二つになっていたが、ほむらは勢いよく奥にいれた為、一気に手をが裂け、手首までを鋸が、ほむらの腕を縦に裂く


ギュィィィィィン!!!

ドバドバドバ!!


鬼気迫るおもいで、腕を入れ続ける。気がおかしくなりそうな痛覚と共に

奥に伸ばす度に、ものすごい量の血液が、ビーカーに流し込まれる


ほむら「ぁぁぁぁ!!!!まどかぁぁぁぁぁ!!!!」


ほむらは目を瞑りながら、涙をながしつつ、腕を奥へと伸ばし続ける
既に、手首は裂け、赤に染まった鋸は二の腕を切り刻み始めている

285: 2012/07/17(火) 05:04:42.18 ID:sLI09amf0

【00:59】


ストラム「まずい……!!ついに1分きったか!!」

ストラム「あといくつだ!?」

ストラムは朦朧とした意識の中、ビーカーを上からのぞく


既に5リットルオーバーの、6リットルに達していた


ストラム「!?ほむら!!終わったぞ!!」ウデヲダス

ほむら「……」

ストラム「おい!聞こえているか!もうおわりだ!」

ほむらはグッタリと顔を下に、背を折り曲げて猫背にして、ただ腕を切り続けていた


ストラムは仕方なく、左手で、ほむらの右腕を掴み穴から引き抜く。すると同時にストラムの頬にピッ!と血が跳ねる


ほむら「……」

ストラム「終わったぞほむら!クリアだ!」


元々白いほむらの肌が、さらに青白くなっている。
そんな今にも瀕死のほむらはなんとか目を開ける


ほむら「……ゲームクリア……」

ストラム「そうだ」

ほむら「……」

ふとほむらは、右腕に力をこめ、腕を上げてみる


中指を薬指の間の手の肉から、二の腕、そして肩まで縦に真っ二つになっていた。裂けた肉はだらりと、血を垂らしながら、今にも分離して剥がれそうだ


ストラム「……互いに、右腕はもう迂闊に動かせないな」

ほむら「……そう…ね。肉が完全に分離してしまうわ」

286: 2012/07/17(火) 05:05:55.94 ID:sLI09amf0
ほむら「……ん?」

ストラム「どうした?」

ほむら「タイマー…見て」

ほむらに言われて、タイマーを見ると、既に


【00:00】


時間切れになっていた

ほむら「……私達、時間内に5リットルいれたわよね?」

ストラム「ああ」

ほむらは立ち上がって、『左手』で、先にある『赤い扉』を開けようとする

ほむら「……どういうこと。開かないわ」ガチャガチャ

ストラム「なんだと……」

ほむら「それどころか、テレビに放送もながれない…」

ストラム「だが、毒ガスが流れているわけでもない」

ほむら「一体、なにが起きているの……」

288: 2012/07/20(金) 04:25:05.30 ID:XEOkJuoU0

【謎の放送室】


薄暗く寂れた部屋の中には、例の無気味な人形や、音声編集の出来るヴォイスレコーダーなどが置いてある。

見る者を悪趣味の極みと、思わせるようなこの薄暗い部屋で、マミとQBは共に、モニターから、ほむら達の様子を伺う

『嫌だ……こんなの痛いの…』ウルウル

マミ「あら暁美さんったら、かわいい。普段のクールさは、何処へいってしまったのかしら?」

マミ「QB、ここまでで、どれくらいの感情エネルギーが摂取できたかしら?」

QB「大体20年分位かな」

289: 2012/07/20(金) 04:26:37.92 ID:XEOkJuoU0


マミ「まだまだ全然ね。やっぱり、二人でならクリアできるというのが、感情に甘さが出てしまうのかしら?」

マミ「……ま、これはまだ余興。第二ステージの『プランB』こそが本当の試練の始まり」


ピシシシ…!


マミ「ウッ……!!」

椅子に座ってモニターを見ていたマミは突如苦しみをあらわにする

マミ「……」ソウルジェムヲミル

QB「ソウルジェムにひび割れが起きているね」

マミ「そうね。いよいよ臨界点みたい……」

マミ「でも、私はちからの限り、ゲームを遂行するは」

マミ「まだ、死ぬわけには…」


「その必要はない」


バキュゥゥゥゥン!


マミ「ッ!?」トケツスル

ドサ

290: 2012/07/20(金) 04:27:54.43 ID:XEOkJuoU0


マミはその場に、椅子から落ちる。
床に倒れこむと同時に、腹部から赤い液体が自分を中心に、溢れ出るのがわかる

マミ「ガ、ガハッ!……ホ、ホフマンさん」

ホフマン「ソウルジェムが臨界点ということは、もう魔力だけでは修復しきれないはず。回復が得意なお前でもな」

ホフマンは銃を構えたままマミに近づく

マミ「ホフマンさん……なぜ……」


ホフマン「なぜだって?笑わせてくれる」

バキュゥゥゥゥン!

容赦なく引き金を引き、マミの額を貫く

マミ「グゥッ!」

ホフマン「なぜ私でなく、出会って間もない君がジョンに選ばれなければならない?東洋の小娘風情が」

バキュゥゥゥン!

ホフマン「そもそも君は、本当にジョンの意志を受け継いでいつもりなのか?」

マミ「あ、当たり前でs」

ホフマン「違うな」クビヲフル

バキュゥゥゥン!

ホフマンの顔は返り血でドンドン赤くなってゆく。その度にホフマンは嫉妬を含めた、歪みある微笑をマミに見せ付ける

291: 2012/07/20(金) 04:28:54.43 ID:XEOkJuoU0


ホフマン「わたしは隣でジョンと共に、君がゲームを執行し、敗者が罰を受ける瞬間を幾度か目の当たりにしてきた。……そしてどうだろうか」

ホフマン「表向き薄ら笑みを浮かべていたが、君は参加者が傷つき、そして死んでゆく様を見るとき……君のソウルジェムがものすごい勢いで濁ってゆくのを私は気づいていた」

マミ「……」

ホフマン「……無論、ジョンもそれに気づかないはずがあるまい。それでも君はジョンに選ばれた。なぜだかわかるか?」

バキュゥゥゥン!

ホフマン「ジョンは、君を単なる弟子だけでなく、娘のように思っていたからだ」

マミ「え……」

バキュゥゥゥン!

ホフマン「いつも淡々とゲームを執行しているが、彼も君と同じ家族を失って、寂しがっていたからな」

バキュゥゥゥン!

ホフマン「ある種、似たもの同士なのだろう」

292: 2012/07/20(金) 04:30:20.16 ID:XEOkJuoU0

バキュゥゥゥゥン!

ホフマン「ジョンは嬉しかったんだよ。無意識に葛藤を抱えながらも、ジョンやインキュベーターの思惑に従い、ゲームに没頭する君を見てな」

バキュゥゥゥン!

ホフマン「もっとも、君はインキュベーターから『魔法少女の真実』を聞いて、ただ『目標』を失い、迷子になっていただけだがな」

ホフマン「その迷子になった自分は『魔法少女』としてどうあるべきか……結果、インキュベータとジョンに協力することにした」

バキュゥゥゥン!

ホフマン「そうだろ?君はジョンやインキュベータに従ったんじゃない。ただ壊れゆく自分の心を何とか安心させたかった。だからやつらと手を組んだ。『魔法少女』としてな」


293: 2012/07/20(金) 04:32:16.86 ID:XEOkJuoU0

ホフマン「もっとも、はなから見れば君は既に手遅れ。異常者だがな」
バキュゥゥゥン!

マミ「……未成年を、精神的に、肉体的に追い詰めているあなたこそイかれているとおもうけど?」  メ

ホフマン「私は、異常者などではない。君とは違う」

バキュゥゥゥン!

ホフマン「……全ての始まりは復讐からだった。そして今は」

バキュゥゥゥン!



ホフマン「ただ愉悦を求めているだけだ。人体の血肉が四散し、倒れ行く姿にな」マジキチスマイル

ホフマン「人格の更正?命の大事?宇宙の寿命?」

ホフマン「そんなこと私にはどうでもいいことだ」キリッ



マミ「……ジョンが黙ってないわよ」

ホフマン「安心しろ。さっき銃殺してきたからな」

マミ「なっ!?」

294: 2012/07/20(金) 04:33:37.90 ID:XEOkJuoU0
グイッ


ホフマンはマミの髪を引っ張り、マミの口内に銃口を入れる


ホフマン「私の下半身の世話でもしてくれるなら、生かしても良かったがな。もう色々と手遅れだ」


マミ「……」


ホフマン「死ね」


カチッ


ホフマン「……弾切れか」カチカチ

ホフマン「まあ、いいここからは」バァン!


ホフマンは、マミを壁に叩きつけた後、椅子に座りモニターを見る


ホフマン「わたしがゲームを支配しよう」



ホフマン「……マミの『プランB』ではあまいな。『プランD』に変更だ」

ホフマン「この私が本当のゲームを見せてくれる」


QB「……」

297: 2012/07/20(金) 11:50:41.50 ID:XEOkJuoU0

~~~~~


ガチャン!

ほむら「っ!?」

ギギィィ……

ストラム「扉が開いた……」

出血多量で霞みゆく意識の中、二人は開かれた先の扉の奥へ向かう


【???~2】


次の部屋に行くと目の前に箱が置いてある

ストラム「……」カチャ

その箱を、ストラムが開ける。


中にはカウントダウンタイマーがセットされた腕時計。
そして、包帯とヴォイスレコーダー、1個だけ置いてある輸血パック、グリーフシードが入っていた。


ストラムはヴォイスレコーダーをオンにする

298: 2012/07/20(金) 11:51:56.29 ID:XEOkJuoU0

『やあ』

『これを聞いているということは』

『君たちは、生還したようだね』

『ひとまず、おめでとうと言っておこう』

『その中にある、輸血パックとグリーフシードは、私からの餞別だ』

『簡単に死なれては面白くないからな。クハハハハハ』

ほむら「……クッ!」

ストラム「xxxx」

『それと暁美ほむら、君からは私にもう一つ、餞別を差し上げよう』

ほむら「え…」



『2回まで、身体の回復を許可する』

ほむら「!!」

『有効に使え、ココから先は、まっすぐ進むと迷路になっている』

『様々なトラップが待ち受けているぞ』

『どのタイミングで使うべきか、よく考えろ』

299: 2012/07/20(金) 12:03:05.85 ID:XEOkJuoU0
『さて、話は変わるが、鹿目まどかの事が気にならないか?暁美ほむら』

ほむら「!!!」

ザザ、ザ…ザ…ザー

そういうと、天井にあるテレビ画面からまどかかが、映る。


まどかは、両手両足を、ワイヤーらしきもので、体が十字になるように縛り巻かれ、吊るされていた。後ろには、何か意味深とも思わせる複数の歯車が並んでいた

ほむら「マドカァ!!!!」

プツン

画面の映像が切れるが、ヴォイスレコーダーはまだ切れない

『あれは、ループを繰り返した結果因果が詰まり、史上最強の素質を持った鹿目まどかのイメージを表した装置だ』

ほむら「……」プルプルプル


『あの装置は私のお気に入りをアレンジしたものだ。ありがたく思え』

300: 2012/07/20(金) 12:05:21.93 ID:XEOkJuoU0

『……さて、最後にいくつかヒントを』

『まず一つ目、時間をよくみて行動しろ』

『二つ目、暁美ほむら……君は以前「この」ようなことを言っていたな』


ほむらヴォイス『私は冷静な人の見方で、無駄な争いをするバカの敵』


ほむら「いつの間に録音なんかして…どこまで人を馬鹿にすれば」プルプルプル

『だが人というものは、どうしても感情が先走ってしまう生き物だ』

ほむら「……」


『今日は、君自身が良く聞き分けろ……その「心」でな』


ほむら「……フン、愚問ね。これでも私は冷静よ」

『そして最後に一言…良いことを教えてやろう。この迷路のゴール先に鹿目まどかがいる部屋に通じる』

ほむら「っ!!!」



『……この迷路は、暁美ほむら。君が一ヶ月の時間ループそのものをイメージし、具現化させた空間だ』


『決着をつけろ』プツン

302: 2012/07/21(土) 03:50:11.79 ID:UDFFG5Rf0
~~~~


ストラム「……さて、いくか」

ほむら「そうね」

負傷した、腕に包帯を巻いた二人。輸血パックはストラムに譲った。
紳士な彼は、初め輸血パックをほむらに譲るが『魔法少女』には、あまり意味がないと断わる。


そのかわり、グリーフシードで穢れを綺麗に浄化する。この異様な状況下のせいか、凄く濁っていた。

ほむら(……包帯は巻いたけど)

ほむら(回復はまだやってない)

ほむら(2回……か)

ストラム「有効に使った方がいい、なにが起きるかわからないしな」

ほむらの考えていることがわかったのか、ストラムは独り言のように呟く。

ほむら「……」

ほむら(たしかにその通り、でもわたしはともかく『生身の人間』のストラムさんがあの出血量でどこまでやれるか)

ほむら(そもそも、この迷路、どれだけの距離と危険度があるのか……)

ほむら(わざわざ、応急処置と回復の許可が出たということは)

ストラム「……この先の事は、あまり考えないようにしよう。精神的に参りそうだ」

ほむら「そうね」

ストラム「よし、いくか」カチッ

そういって、腕時計のカウントダウンタイマーをスタートさせる

303: 2012/07/21(土) 03:52:53.89 ID:UDFFG5Rf0
【00:09:59】ピッピッ


二人は、時間を確認すると同時に前に進む

しかし

ストラム「……っ!ぅあああ!!」ガク

数歩、歩いた時点でストラムは膝を地に着ける。
両足がガクガクして、うまく平衡感覚が取れていない様子だ

ストラム「輸血パックを入れても……やはりキツイか」ガクガク

無理もない。あの傷では、簡単に止血しきれない。
歩くたびに、傷に振動が伝わり、小さな動作が止血をさせにくくする

ほむら(……私とて、余裕ではない)フラフラ


ほむら(どうする?+2)


① 全部使い切る。二人とも魔法で、傷を癒す
② 1回分使う。ストラム捜査官にだけ、傷を癒す
③回復しない。いざという時の為に、気合で前に進む

305: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/21(土) 09:34:58.35 ID:/bD5zaW0o
2

306: 2012/07/22(日) 08:00:42.39 ID:iTMqNs5S0

ほむら「ストラムさんちょっと待って」ススッ

ポワァァ…

ストラム「……!損傷した腕が…」

ほむら「そんな状態で、いったらトラップにかかり易くなるわ。せめて腕を直さないと」

ストラムの剥がれかけた腕は、元通りになる。

ほむらは元々回復魔法は長けてないため、まだ傷みは残り、神経や握力も完璧に戻った訳ではないが、少なくとも、意識をハッキリと保つことは可能になる 

ストラム「……すまないな」

ほむら「いいのよ。早くいきましょう」

ストラム「道が2つに分かれているな」

ほむら「私は右からいくわ」

ストラム「それじゃ、わたしは左から。……互いに幸運を」

ほむら「ええ…」

307: 2012/07/22(日) 08:02:14.75 ID:iTMqNs5S0
~~~~


コツコツ…

薄暗い空間を、目を凝らしながら歩く

ほむら「……」チャキ

ほむらは盾より、銃を取り出す。
負傷した腕でなく、左手で銃を構える

そして、銃口をほむらの足元にあるワイヤーに目がけて撃つ

パァン……カチン!

ズバァァン!

薄暗くて極めて見えにくいが、ワイヤーの頭上より、ショットガンが放たれるのがわかった

ほむら「……」コツコツ

ほむら「……」ピタ

嫌な予感がした

ふと、下を向くと、薄っすらとだが、水溜りになっているのがわかる

ほむら「……」ゴソゴソ…ヒョイ

ほむらは盾の中より、日本刀を出して目の前の水溜りに、日本刀を置く

バジジジジジ!!!

その瞬間、辺りは光を帯び、凄まじい電流が流れる

ほむら「……私の進んでいる方角が、必ずしもゴールに繋がっているとは限らない。でもやり直す時安全に進めるように、邪魔な物はは極力排除しないと」


――その後、水溜りを超え、右へ左へと曲がり試行錯誤しながら進む

308: 2012/07/22(日) 08:04:02.91 ID:iTMqNs5S0
~~~

ストラム「……」ゴソ

ストラム「クソ!やはり拳銃は盗まれたままか!!」ドン

怒り任せに壁を叩く

ストラム「この薄暗い空間を安全に歩むには、拳銃を用いたかった…」

ストラム「……しかたない。目を凝らして…」ソロリ

ストラムはワイヤーを迷路中に張り巡らされた、ワイヤーをゆっくりと慎重に進んでいく


~~~


ほむら&ストラム「あ」


タイミングよく、ふたりはばったりと再開する

ストラム「……無事でなによりだ」

ほむら「アナタこそ。でも…」

ふたりは再開すると同時に、あることがわかってしまう

ほむら「ねえ……そっちのルート。隈なく探した?」

ストラム「ああ、間違いない」

どこも、行き止まりになっていて、扉が見つからない


【04:59】ピッピッピッ


ストラム「まずい……5分切った」

ほむら「クッ!どうすれば…!」ドン!

バリ!

ほむら「え……」

苛立ちを隠しきれずに、壁を叩くと、容易く割れる

ストラム「ベニヤ板…?」

ほむら「まさか……通路を隠してたというの?」

ストラム「……まあ何にしても、運が良い」

ほむら「そうね、行きましょう」

309: 2012/07/22(日) 08:05:33.38 ID:iTMqNs5S0
――ベニヤ板の向こう側の通路は、また迷路になっていトラップもあったが、ワンパターンで、大した事はない。


さらに距離も短く、あっという間に、2人は合流し、一本道の通路を発見する


【02:59】ピッピッ


ほむら「……おそらくあの向こう側に扉があるわね」

ストラム「……ん?」

ほむら「どうしたの?」

ストラム「……だれかいる?」

ほむら「え」

ストラムは慎重な足取りで、一本道を歩く。するとそこには

ストラム「……!リッグ……無事だったのか」

リッグ「……」

ストラム「…?所でお前、何を持っているんだ?あとその後ろに背負っているのは」


リッグは、背中に、ガスボンベらしきものを背負い、そのボンベに繋がっている管から、マスクを装着していた。

さらに手に何かを…

そんなリッグの様子に疑問を投げかけたその時だった


バシュゥゥ


ストラム「え…」


気がついたら、ほむらに治癒してもらった右腕が、血しぶきと共に、吹き飛んでいた

310: 2012/07/22(日) 08:07:04.78 ID:iTMqNs5S0
ストラム「っ!!!」

ガガガガガガガ!!!

ほむら「奥に逃げて!!」

反応が少し遅れたほむらが、ストラムの前に立つ。ストラムは前かがみになりながら、奥に逃げる

ほむら「グフウゥ!!」

リッグ「……」

リッグの手に持たれたガトリング砲で、蜂の巣にされるほむら。
ストラムが奥に逃げたのを見送ると同時に、ほむらも血まみれになりながら、奥へ逃げる


~~~


ストラム「ハァハァ…!クソ!なぜだ!」

リッグの暴走に、疑問を抱きつつも必死に逃げる。死角に逃げ込んでも、追ってくるかも知れない恐怖感で、焦っている

ストラム(……まさか、リッグまで洗脳されたか?)

ストラム(バカな!そんなはずが)

腕の痛みと失ったショック、リッグの暴走への疑問、残り時間からの焦り

その感情の乱れが彼の冷静さを失わせていた

そして

カチン

ストラム「!!?しまった!!!」


ワイヤーを踏みつけて、トラップにかかる

プスリ

首筋になにか、針のような物が刺さる

ストラム「な、なんだ……麻酔銃か!?」

ジュウゥゥゥ

ストラム「ち、違う!!これは!!!!!」

311: 2012/07/22(日) 08:08:57.48 ID:iTMqNs5S0
ほむら「ハァハァ……」

全身が蜂の巣にされ、傷みを堪えながら進むほむら

ほむら「追ってくる様子は無いわね……」

ホッと一息ついた、ほむらだがストラムが心配だ。
だが、その心配も杞憂で済みそうだ。
薄暗いが、目の前に誰かが立っている

ほむら「大丈夫かしら…」

後ろから、肩をたたこうとした時だった

ほむら「……?」

なにやら、蒸気が放たれている

ストラム「カ、カァ……カァァァ…」

ジュゥゥゥゥ…

ほむら「!!?」


ほむらが、肩を叩く前に、ストラムがこちらを振り向いた
だが、既に彼は変わり果てていた。

顔や首がドロドロに焼け爛れ、見るも無残な姿に変貌していた


ストラム「カァ……ァ……」

ドサリ……ベチャ

ストラムの首筋が、ドロドロに焼けて、溶けていたため、肉体が頭部の重さに耐え切れずに、首が裂けて頭部が地に落ちる。蒸気を放ちながら

ほむら「っ!!!」ガクガク

ほむらは両手を口で押さえながら、その場に倒れこむ

ほむら「オ、オエエエエェェェ……」ビチビチ

思わずその場で嘔吐してしまう

312: 2012/07/22(日) 08:12:05.42 ID:iTMqNs5S0
ストラム「」

ほむら「……」ジカンカクニン


【01:00】


もう、一分を切る

ほむら「……打ちひしがれている場合じゃないわ」ガクガク

足のブレがまだ止まることを知らないが、なんとか歩き出す

ほむら「……ここで、一旦回復しましょう」パァァ

ほむらの先のゲームで負傷した腕、そしてガトリング砲で蜂の巣にされた体を修復する

そして、盾から閃光弾を取り出し、カチっと音を立てて、口でピンを抜き走り出す

ほむら「……そこをどいて!!」

そういって、陰から出てきて、リッグに向けて閃光弾を投げつける

リッグ「!!?」

パキィィィィン

まばゆい光と衝撃音が、辺りを包むと同時にほむらは特攻する

リッグ「ぅぅ……眩しかったぜ……っ!?いない!!!」

コツコツコツ!

ほむら「ハァハァ!!」

あと少しで届く

扉に手をかけようとしたその時だった


『クハハハハハwwwwwwクハハハハハハwwwwww』

313: 2012/07/22(日) 08:13:55.94 ID:iTMqNs5S0
ほむら「!!?」

いきなり天井から、例の無気味な仮面を被った人形が、蜘蛛のように糸を引きながら現れる

『クハハハハハハwwwwwwクハハハハハハハハwwwwww』

そして

ブュウウゥゥゥゥ

ほむら「っ!?」

人形の口から、謎の液体が噴出し、ほむらの全身にかけられる

ジュゥゥゥゥ

ほむら「ウッ……ウァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」

ほむらは両手で押さえながら、絶叫し、もがき苦しむ

リッグ「ほむら!!!」

ほむら「ァ…ァ…ァァァァ!!!」ガクガク

314: 2012/07/22(日) 08:16:25.71 ID:iTMqNs5S0
【00:15】


ほむら「痛いよ……熱いよ…」ジュゥゥゥ

【00:10】


『クハハハハハwwwwwwクハハハハハハwwwwww』


ほむら「……」ジュゥゥゥ…

憎たらしい笑い声だけが聞こえる

【00:05】

ほむら「まど……か……」


――約束するわ。絶対にあなたを救ってみせる。何度繰り返すことになっても、必ずあなたを守ってみせる!


ほむら「……」ガタ

全身ドロドロに溶けた、ほむらの顔面は既に以前の美少女の面影などない。
辛うじて、両手で庇った目元が奇跡的に無事だった。

それでも、ゆったりとした動きで扉のドアノブに手をつける

ガガガガガガガ!!!

追い討ちをかけるが如く、リッグがガトリング砲を撃ち放つ

だが傷みなどとっくに、麻痺している

【00:02】

ほむら「まど……か……」ガチャ

体が硫酸で溶け、蜂の巣になりながらも、手でノブを回し扉を開ける






















まどか「来ないでほむらちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!」

315: 2012/07/22(日) 08:18:24.54 ID:iTMqNs5S0
ギリギリ……ガタタタタ…

ブチ…ブチチチチ

ほむら「え……」

まどか「い、痛いよおおおお!!」

ほむら「え…え……」

ギリリリリ…

幾重にも巻きつけられた、ぶ厚いワイヤーで、雑巾絞りのようにまどかの両足の肉体が、どんどんありえない方向へと、捻じ曲がる

ガタタタタ……ギリリリリ

ギチギチ…ギチギチ…

まどか「ああああああああ!!!!」

ブチン!……ドサ!

両足が切断し、地に落ちる
続いて、こんどは両腕が

ガタタタタタ……ギリリリリ

ブチ…ブチチチチ

まどか「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」


雑巾絞りの如く、腕を強引に絞ってゆく。血が飛び出て、肉が裂けるが、無常にも悪魔の歯車は止まらない

ほむら「え……なんで……」

ブチ!…ブチチチチ!

ギチギチ…ギチギチ…

まどか「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

ブチン!……ドサ!

両手が雑巾絞りで、引きちぎれると同時に、まどかの体も

ドサッ!!

まどか「うっ……」

勢い良く地面に落ちて、まどかの額がカチ割れ、まどかの周りは、赤い液体で覆われる

316: 2012/07/22(日) 08:19:21.41 ID:iTMqNs5S0


ほむら「なんで……どうして……だって……」

時計を見ると


【00:01】


ほむら「なんで…っ…間に合ったじゃない…」

リッグ「バカヤロオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」

ほむら「っ!!?」

後ろを振り向くとガスマスクをつけたままのリッグが立っていた

リッグ「xxxxx!!!あれほど忠告しただろ!!!なんでわかんねえんだよ!!!!」

ほむら「え?え?」

リッグ「ああもう!!これだよ!おれに課せられた『ゲーム』は!!!」

そういって、ヴォイスレコーダーをほむらに渡す

ほむら「ゲー…ム」

317: 2012/07/22(日) 08:21:39.09 ID:iTMqNs5S0

カチッ

『やあ「救世主諸君」。リッグ、まどか』

『ゲームをしよう』

『君たち二人の出会いは或いは、運命かもしれない。君たちには共通点がある』

『それは、「忠告」を聞かないことだ』

『誰かを救いたいという想いが、感情が先行しすぎて、忠告をすぐ無視する』

『今回は逆の立場になってもらおう』

『まもなく二人が、ここに助けに向かっている』

『だが「制限時間内に扉を開けると」、鹿目まどか……君の歯車が作動する仕組みになっている』

『そこで、リッグ……君に鹿目まどかを「助ける」任務を与える』

『簡単だ。まずはそのボンベを担いで、マスクを装着しろ』

『次にそこのガトリングガンで武装しろ』

『扉の前で、彼らに「忠告」をするんだ』

『おっと気をつけろ?言葉で教えてはならない』

『教えたらどうなるか…わかっているな?』

『だが、安心しろ。二人にはそれとなく「ヒント」を教えた……その「心で聞け」とな』


――私は冷静な人の見方で、無駄な争いをするバカの敵

――今日は、君自身が良く聞き分けろ……その「心」でな


ほむら「っ!!!」

『今回は君たちは、忠告をしても聞きいれてもらえない者達の「気持ち」を理解するんだ』

『そして、鹿目まどか……今回の件を通してその「聞き入れる心」を会得し、「臆病心」を克服するんだ』

『必死に食い止めて、彼女を守ってみろ』

ほむら「……そ……そんな……」

『そうだ、一つ言い忘れていた、リッグ……彼女を守れなければ、君も命が無いぞ?』

ほむら「え……」

318: 2012/07/22(日) 08:25:19.95 ID:iTMqNs5S0

ほむらが振り向くと、既にリッグ様子がおかしかった

リッグ「フゥ!!フゥゥゥゥゥゥゥ!!!」

ジュゥゥゥ

リッグのマスクから、透明の管より、液体が流し込まれるのがわかる

リッグ「グゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!」

リッグの口内へと、無常にも強酸が流し込まれる。
その度に、リッグの頭部と体から蒸気を発し、ドロドロに溶けてゆく

リッグ「ガアアアアアアアアアアアアアアア……!!!!!!!」

腹部が酸で溶け、臓器ががはみ出てくる

ほむら「っ!!!!」

リッグ「カァ…カァハ………」

ドサ……ベチャリ……

『肉塊』と化したリッグは、無残にもその場で倒れ付す。蒸気を放ちながら


まどか「リッ……グ……さん……」

ほむら「……!」


ほむらが後ろを振り向くと、両手両足が無くなって、生気のない目で、血まみれのまどかがこちらを見ていた


ほむら「イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

322: 2012/07/22(日) 11:40:33.94 ID:iTMqNs5S0

――時は少し遡り

【謎の放送室】

『ち、違う!!これは!!!!!ウッ…アアアア!!!』


ホフマン「……いい様だストラム」マジキチスマイル

マミ「うう……ああっ!!」ピシシシ

ホフマン「どうやらそっちも、もう終わりのようだな」

ピシシシ

マミ「アアアアアアアアアアアアアア!!!」

パリーン!

【おめかしの魔女・キャンデロロ】


キャンデロロ「……」フワフワ

323: 2012/07/22(日) 11:41:49.88 ID:iTMqNs5S0

キャンデロロ「……」ススッ

ホフマン「む、紅茶?なんだ気が利くな」トル

ホフマン「少しまっていろ。もうすぐゲームが終わる」コウチャノム

ホフマン「!!?ブハアアッァ!!!」ジュウウウゥゥゥ

ホフマンは勢い良く、紅茶を落とし、同時に飲んだ紅茶を吐く

ホフマン「ガハッ!ガハッ!…貴様!!紅茶に硫酸を混ぜたな!!!」

硫酸のせいで声がガラガラになるホフマン。
ホフマンはすばやく、銃をリロードし。拳銃をキャンデロロに向ける

パァン!パァン!

キャンデロロ「……」ササッ

キャンデロロ「……」シュルルル

すばやく避けて、黄色いリボンでホフマンの首を掴む

ギュウウウ

ホフマン「く、離せ!!」

ホフマン「なんだこりゃ…ワイヤー並みに硬いじゃないか!!」

キャンデロロ「……」シネ

ホフマン「xxx!!離せええ!!!」ギュギュギュ

ブチン!

本来ならワイヤー並みの硬さの物を引きちぎるなど不可能だが、ホフマンは火事場の馬鹿力で、強引にリボンを破る

ホフマン「ハァハァ……カハァ……息が……」

呼吸を整えるも、硫酸の影響で、既に呼吸機関がおかしくなりかけている

?「哀れだな。ホフマン」

ホフマン「!?誰だ!!」

324: 2012/07/22(日) 11:44:07.23 ID:iTMqNs5S0

ホフマンがうしろを振り向くと、医者の白衣服を着た、豚の仮面を被った者が現れる。

さらに

「やはり君は何もわかっていなかった……弟子失格だ」

ホフマン「ジョン!!?なぜ生きている!!!」

ジョン「治療してもらったからさ。彼は名医だ」

ホフマン「名医?」

そういうと同時に、豚の仮面の男は、仮面を脱ぐ

ホフマン「……!!!?ローレンス・ゴートン!!なぜお前が!!!」

ゴートン「そうだ。『試されたことのない』君と違って、わたしは元被験者」

ゴートン「さてジョン。彼はどうする」

ジョン「……本来なら。彼には処罰を与えなければならないが。わたしの弟子だ。『最終ゲーム』の被験者として、彼を試そう」

ジョン「こい、マミ……いや、キャンデロロ」

キャンデロロ「……」コクリ

325: 2012/07/22(日) 13:11:43.24 ID:iTMqNs5S0
【まどか達がいる謎の部屋】


ほむら「まどか……わたし…なんてことを…」


ザ、ザザザ、ザー……

横にあるテレビ画面から、いつもの仮面が語り始める

『やあ、暁美ほむら』

ほむら「っ!?」

『罪を洗い流す旅はいかがだっただろうか?』

『君は見事、時間内にココの部屋にたどり着ついた。そして』

『リッグを死に至らしめ』

『鹿目まどかの体を傷つけた』

ほむら「……」

『忠告はあったはずだぞ?』


――今日は、君自身が良く聞き分けろ……その「心」でな


『君は、自分で言っていることを実行できなかった』


――私は冷静な人の見方で、無駄な争いをするバカの敵

ほむら「……」

『君は冷静でいたのか?』

――……打ちひしがれている場合じゃないわ

『感情的になってないか?』

――……そこをどいて!!

『怒りのままにゲームをクリアしろと伝えたのはストラムに対してだが?』

ほむら「……」

『君は自分で言っていることすら、出来ていない』

『そんな自分のこともしっかりできてない君が誰かを救うだと?』

『……暁美ほむら、もうわかったんじゃないか?』


『君は誰も救えない』


ほむら「!!!!!」

『現に、君のせいでストラムも』

――奥に逃げて!!

『リッグも』

――xxxxx!!!あれほど忠告しただろ!!!なんでわかんねえんだよ!!!!

『そしてまどかも』

――「来ないでほむらちゃぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!


『君が全て元凶だ』

326: 2012/07/22(日) 13:13:37.55 ID:iTMqNs5S0
ほむら「あ……あ……ああああ……」

『だが今夜、君は「救済」への執念を捨てることができたんじゃないか?』

ほむら「あああ………」

『救済は君の手には負えない』

『時は君の見方だが、君のその執念が彼らを傷つけた』

『最後に救えるのは誰かや君ではない』

『FBIでもインキュベーターでも魔法少女でもない』

『自分自身だ』

『だが君は生きた』

『これからは相手ばかりでなく、自分のために生きることも考えろ』


ザザ…プツン


ほむら「………」

まどか「ほむら……ちゃん……大丈夫だよ……わたし、まだ生きているよ」

ほむら「……」

まどか「ほむらちゃん……」


コツコツ


画面が切れると同時に、奥から足音が聞こえる

327: 2012/07/22(日) 13:16:25.84 ID:iTMqNs5S0

ジグソウ「やあ、暁美ほむら」

ほむら「……」

放心しきったほむらは、声のするほうへ椋と、奥から黒いフードを被った老人、医者の服を着た男、縛られたスーツの男、そしてなぜか魔女が隣にいた

ほむら「……」

ジグソウ「よくここまでこれたな。これより最終ゲームを敢行する」

ジグソウ「このゲームは必然的にお前も参加させられる羽目になる……この見滝原の住民としてな」

ほむら「……」

ジグソウ「先ほど私の助手のゴートン先生が、ネットの掲示板にて、我々の『ゲーム』を宣言した。そして数日後に災害が起きることを予告した。……助かりたければ逃げろと『忠告』もした」

ほむら「……」

ジグソウ「……無論、『ワルプルギスの夜』は数日後だが、まだ早い」

ジグソウ「そこで」

ガチャン

ゴートンが大きな扉を開けるとそこには、数え切れないほどの魔女がいた

ジグソウ「彼女らのほとんどは、元々魔女の使い魔で、ゲームで死んだ参加者を食し、大きく育った」

ジグソウ「彼らに、このゲームの執行人になってもらう」

ジグソウ「災害は起こさないが、その前に酷い人災があちこちに起こるだろう」

まどか「ひ、ひどい!!」

ほむら「……」

ジグソウ「さて……インキュベータ」


ペタペタ


QB「はいはい」


ほむら「……っ!!」

まどか「QB……あなた…最近見かけないと思ってたら…いままで何処に」

QB「僕はずっと側にいたよ?君たちが気づかなかっただけだ」

QB「それよりもまどか!そんな体にされたら、逃げることもできない」

QB「ほむらも傷心しきっている」

QB「だれがこの町守るんだい?」

328: 2012/07/22(日) 13:20:26.11 ID:iTMqNs5S0
ほむら「……っ!!まどか!!」

まどか「……」

QB「僕と契約して、魔法少女になってよ!」

まどか「……」

ほむら「まどか……」

まどか「わたしは……」

ほむら(大事な約束……わたしはどうすれば……)


【超重要選択儀】


故に、今回は安価でなく『アンケート』。+5レスまで


① ほむら「私は誰も救えない……」決断に躊躇して、ほむら魔女化してゲームオーバー。その後、まどかは契約へ

② ほむら「私の戦場はここじゃない」すばやくグリーフシードを使い、次の世界へ……

332: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/07/22(日) 13:50:55.25 ID:ks1u9iPIO


そうさせてもらえるかは知らんがな

335: 2012/07/22(日) 15:24:41.52 ID:iTMqNs5S0
ほむら「私の『戦場』は、此処じゃない」

ほむらはすばやくグリーフシードを取り出して、浄化する

そして

ゴートン「!!まずいぞジョン!!」

ジグソウ「……いや、まあいいだろう」

ゴートン「!なぜだ!?」

ジグソウ「……もう、答えが出るはずだ」

ゴートン「え…」

ジグソウ「……なあ?次の『戦場』はきっと私たちとな……」ニヤリ

ほむら「……」カチリ


~~~


ほむら「……」パチリ

ほむら「……」

ほむらのやけどや傷は既に治っていた。時間を戻したが故に

ほむら「……」

―――数日後


看護婦「暁美さん退院おめでとうございます」

ほむら「……」スタスタ


看護婦「あの子……大丈夫かしら。酷く疲れていそうだったけど…」

医者「長いこと入院するのもなかなかつらいんだよ」


―――さらに数日後


ピンポーン

マミ「はぁ~い」ガチャ

ほむら「……」

マミ「暁美さん…それと後ろの外人さんは」

ほむら「マミ、ソウルジェムが濁っているわ」

マミ「……」

マミはソウルジェムを握る

マミ「……まあ、かなり濁ってなるけど。最近どうも濁りが取れにくくて」

ほむら「……」ススッ

マミ「暁美…さん?」

パァン!パリーン!

ドサ

マミ「」

ストラム「……本当に彼女なのか?」

336: 2012/07/22(日) 15:26:50.45 ID:iTMqNs5S0

ほむら「来ればわかる」カチリ

時間停止してマミの部屋の中に入る

バァァァァァン!!

ほむらは押入れに向けて、ショットガンを射出する

ほむら「……解除」

ほむら「きて、ストラムさん」ガララ

ストラム「!!?ジョン・クレイマー!!ホフマン!!」

ほむら「まだよ」テクテク

ほむらは違う部屋の押入れの前に立ちショットガンを撃つ

バァァン!!

ストラム「ローレンス・ゴートン……」ガララ

ほむら「……つまりはそういう事よ」

ストラム「……ふぅ、何しても手荒なマネだがこれでジグソウの事件が終局に向かいそうだ」

ストラム「君には感謝しているありがとう…私は今から本部に連絡する」

ストラム「……所で君、無事にワルプルギスの夜とやらを倒したらFBIに来ないか?良かったら、ワルプルギスの夜とかも倒すのに協力も要請するぞ?」

ほむら「……」

ストラム「ほむら…?」

ドス

ストラム「う」

ドサ


QB「暁美ほむら…君は……」

337: 2012/07/22(日) 15:28:08.18 ID:iTMqNs5S0
【???】


まどか「ん…」パチ

まどか「ここ……どこ?」

まどか「ん……?」

まどかが目を覚ますと、そこには死屍累々の地獄絵図が広がっていた
その中には、知り合いや友人も多数含まれていた

まどか「っ!!!!?」

まどかは思わず両手を押さえながら後ろに後退する

グチャ

まどか「ひっ!?」

何かを踏みつけた気がして、後ろを振り向くと、下には外国人のバラバラになった遺体が転がっていた。

まどか「イ…イヤアアアアアアア!!!」

まどかはそのまま腰が抜け尻餅をつく

まどか「なに……何なの!?」ウルウル

ザザ、ザー……

『やあ鹿目まどか』

まどか「ひぃ!!」

テレビがおいてある。その画面の向こう側の仮面が語りかけてくる

『ゲームをしよう』

まどか「え?ええ!?」

『ルールは簡単。今いる広い部屋の君の首についている時限爆弾を解除する鍵を探せ』


まどか「え……いや!!何これ!?」

『制限時間は5分以内』

まどか「え!?5分しかないの!!?」

『因みにヒントは、鍵は死体の胃の中に隠されている』

まどか「えええええぇぇぇ!!!?」

『それでは、スタート』

まどか「わからないよ……こんなの絶対おかしいよ…」

00:15】

まどか「ぅぅ……もう……いやだこんなのぉ」

【00:10】

ガチャ

まどか「…!?」

ほむら「……」

まどか「…ほむらちゃん!!!」

ほむら「まどか……」

まどか「お願い……ほむらちゃん助けて」

まどか「わたし……このままじゃ死んじゃうよぉ……」

338: 2012/07/22(日) 15:32:06.71 ID:iTMqNs5S0

ほむら「鍵ってこれじゃない?」

【00:05】

まどか「!!それ頂戴ほむらちゃん!!」

ほむら「はい」ススッ

まどか「ありがとう!!」カチャ

まどか「あれ?」

まどか「あれ?あれ!?なんで!!?」

まどか「鍵が合わない…」

ほむら「……」ニヤリ

まどか「ほむら……ちゃん……?」


ベシャアァ!!


ドサッ


まどか「」


ほむら「ウフ」

ほむら「ウフ…ウフ…ウフフフ」


―――君は誰も救えない

―――これからは相手ばかりでなく、自分のために生きることも考えろ


ほむら「ウフフフフ……アハハハハハハハハハハアッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!」マジキチスマイル


ほむら「ハハハハハハハハハハはははあはははははああああはははははははは!!!!アー……アー……」


ほむらはイかれた目でヨダレを垂らしながら、頭部を失ったまどかの体をそっと抱きしめる


ほむら「あはははは…あははは、まどかぁ……大丈夫よ、私のゲームには『ゲームオーバー』は存在しない」

ほむら「だってずっと時間をやり直せるから」

ほむら「『コンティニュー』しか存在しないの……ウヘヘへヘヘ」

ほむら「アハッ……んじゃ、早速やり直そうか」カチリ




ほむら「『コンティニュー』」



バットエンド






いつものBGM↓

http://www.youtube.com/watch?v=C9AixxdGCTA

339: 2012/07/22(日) 15:53:22.40 ID:iTMqNs5S0
ここまで、読んでくれてありがとう


SAW×まどマギ、そしてクロスオーバーにして安価物というまた異色なものに挑戦してみた


きっかけは某所で、某有名アクションSF映画とまどマギをクロスさせたSSを見たのがキッカケ


自分も、洋画物の作品でまどマギとクロスさせたいみたいな感じで


だがしかし、最近アニメやゲームばかりで悩んだ


昔はハリポタとかロードオブザリング……ry
色々見てたわけだけど、最近見たといったらsawしかなくて…

んで、何気にまたsawみてピンときた


今回は二つ目のss作品だが、前回以上に苦労した気がする。
何度か肉が食えなくなりかけた

この間、あんこちゃん編を見直しながらケンタッキー食ってたが……

見てくれた人、安価とアンケートに協力してれて人ありがとう


またどこかで


PS:


希望があれば、超絶バットエンド編、ノーマルエンド編も書くけど(途中までの過程は省略する)どうする?

なければ、一週間後にHTML依頼を出そうかと

351: 1 2012/07/26(木) 13:17:00.57 ID:Gm9+TpODO

>>>>328のつづきから
まどかが①を選んだ場合

ほむら「私は誰も救えない……」


まどか「ほむら…ちゃん…?」


ほむら「ぅぅ…」


――契約する前の馬鹿な私を助けてもらいたいな…


――約束する!必ずあなたを守ってみせる


――君は誰も守れやしない


ほむら「ぅぅああああああ!!!!」


ほむらは四つん這いで下を向いたまま、己の運命に絶望する


ピシシ


ほむら「私…なんかじゃ…」

ピシ…ピシシ…


まどか「ほむらちゃん…!」


ピシシ……パリーン!!


ジグソウ「長旅ご苦労。これで君は『自由』だ。もう時間に束縛される事はない」

352: 1 2012/07/26(木) 13:18:17.57 ID:Gm9+TpODO
【彼岸の魔女・ホムリリー】


どす黒く、魔女らしい帽子被り、翼を生やした魔女が、暁美ほむらの体内から出てくる


ホムリリー「……」


まどか「え…え?どうなってるの?なんでほむらちゃんの中から魔女が…」


QB「そっか、まどかはまだ知らなかったね。魔法少女の真実を」


まどか「え…」


QB「どうして魔女になるか。なぜこんな目にあわなければならないか、知りたいだろ?」


QB「でもそんな悠長な事をしている場合じゃないよね?」


魔女達「……」


まどか「……」


QB「さあ、早く契約を」


ゴートン「契約を」


ジグソウ「契約を」


まどか「……わかった」


まどか「私の体を治して。あと、みんなを助けたい」

QB「君の願いはエントロピーを凌駕した」パアァァ

353: 1 2012/07/26(木) 13:19:40.75 ID:Gm9+TpODO

――それから


ピシシ…パリーン!!


ズモモモ…


【救済の魔女・クリームヒルト・グレートヒェン】


QB「……」


ゴートン「デカいな…」


ジグソウ「そうだな」


QB「君たちには本当に感謝しているよ」


ジグソウ「こちらこそ……これで我々の悲願も達成された者だ」


ジグソウ「……我々のゲームは常に命の大事を伝えてきた」


ジグソウ「宇宙とは一つの巨大生命体」


ジグソウ「その宇宙の一員たる我々が宇宙の命を大事にしなければどうする」


QB「そうだね」


ジグソウ「いずれ人類は君たちインキュベーターと仲間入りする……私はそこまで生きられないが、もしも来世会うことがあればよろしく頼む」


ゴートン「一体何千年、何万年先だろうな……」


ゴートン「まあこれで、娘のダイアナがいずれ結婚した後……その子孫達の命は保証される訳だ」ウルウル


ジグソウ「良かったなゴートン先生」


ゴートン「あぁ本当に良かった…我が師よ」


QB「君たちは何を言っているんだい?」


ジグソウ「……?何かおかしな事でも」


QB「君たち人類はあと10日かそこいらで、滅亡するんだよ?」

354: 1 2012/07/26(木) 13:21:25.82 ID:Gm9+TpODO
ジグソウ「……!?」


ゴードン「どういう事だ!?」


QB「鹿目まどかは史上最強の魔法少女。ならあとは最強の魔女になるだけ」


QB「ちなみに彼女が、ジグソウたちの言うことを聞いてくれる事はまずないね」


QB「彼女の性質は『救済』」


QB「しかし君たちの『救済』は他者でなく、自らの手で勝ち取れと言う」

QB 「価値観が根本的に違う」


QB「でも安心するといい。クリームヒルトに命を吸われ、死んだとしても、精神的には幸せになるはずだ……救済を与える彼女の『結界内』ならね」


ジグソウ「……」


QB「おや、不満かい?」


ゴードン「ふ、ふざけるなぁぁ!!!!!」

355: 1 2012/07/26(木) 13:22:53.92 ID:Gm9+TpODO
ゴードン「お前は人間なんかじゃない!!」


QB「人間じゃないよ」


ゴードン「このケダモノめ!!!」


QB「ケダモノだよ」


ゴードン「ぶっ殺してやる!!!」チャキ


パァン!


ゴードンは懐に隠していた拳銃で、QBを撃ち抜く


QB「」


ゴードン「ハァハァ…!」

QB2「無駄だよ」


ゴードン「……!!黙れ!!ぶっ殺してやる!!」


パァン!


QB3「体力の無駄だと思うよ?」


ゴードン「ぶっ殺してやる!!ぶっ殺してやる!!ぶっ殺してやる!!」

ゴキリッ


今度はQBの首を掴んで、強引に首の骨をへし折る

QB4「少しは学んだらどうだい」


ゴードン「ゥゥゥゥ……アリソン…ダイアナ…」

ゴードン「返せ!!妻と……娘の未来を返せぇぇ!!!」


ゴードン「ぅぅぅぅああああああああああああああああ!!!!!」


ゴードンはまるで、自分が子供のように泣きじゃくる


QB「全く……ジョン、君からも何か言ってやってくれ。変わりがいるって言っても、もったいないじゃないか」


ジグソウ「……」

356: 1 2012/07/26(木) 13:24:51.62 ID:Gm9+TpODO
普段は冷静なジョンも、この時ばかりは流石に困惑が隠し切れずにいた


ジグソウ「……」クビヲサユウニフル


ジグソウ「ジル……」


QB「へぇ~、君にもまだそんな人間らしい感情が残ってたんだね」


ジグソウ「……」


QB「……でも、よく考えればそうだよね」


QB「君は命の大事を説くけど」


QB「僕たちインキュベーターにとって、人類も家畜も大差はない」


QB「人類には感情や理性があるだけで、その価値は平等だと思ってる」


QB「ジョン、今回の件でわかったけど、君は僕たちインキュベータにとてつもなく近い存在であり、遠い存在でもあったね」


ジグソウ「……」


ゴードン「貴様……我が師を、妻と娘を家畜と同等とでもいうのか!!!」チャキ


ジグソウ「……もう止すんだ、ゴードン先生」

357: 1 2012/07/26(木) 13:27:30.23 ID:Gm9+TpODO
ジグソウ「インキュベーター……つまりはそういう事だったのか」


QB「?」


ジグソウ「この『鹿目まどか計画』そのものが……私に対して与えた君からの『ゲーム』だったんだな?」


ゴードン「!?なんだと!!」


ジグソウ「……君は、魔法少女達にソウルジェムの件で『聞かれてなかったから』と答えた」


ジグソウ「いま思えば、隠れて聴いていた我々に対して『忠告』をしていた」


ジグソウ「その『忠告』で気づくべきだった……鹿目まどかが魔女になったら、その後どうなるか…君に伺うべきだった」

ゴードン「!!!」


ジグソウ「ゲーム参加者には『忠告』はよく聞けと説いてきたが」


ジグソウ「自分達がゲームに参加させられている事に全く気づいていなかった…」


ジグソウ「インキュベーター…これは君が人類、そしてその人類を代表して私にゲームを仕掛けていたんだな?」


QB「そういうつもりじゃなかったけど…まあそう捉えてもらってもいいよ」


QB「あながち間違いではない」


QB「君たちがいう『忠告』もそうだ。それと…」

ジグソウ「何かを得るためには対等な犠牲が伴う。『自己犠牲』…」


QB「そうだ。宇宙の寿命を半永久的に延ばすという、奇跡を成し遂げるには、鹿目まどかに『自己犠牲』を与え、最終的にはこの地球上の人類が滅亡しなければならない」

358: 1 2012/07/26(木) 13:29:04.87 ID:Gm9+TpODO
ジグソウ「宇宙という命を守るためには、鹿目まどかだけではダメだ……つまりそういうことだな」


QB「そうだね。そして、その宇宙の寿命を延ばすにも『選択権」はあった」


――選択は自由だ


ジグソウ「そうだな。私にも『魔法少女』もな」


ジグソウ「……ゴードン先生、残念だが我々人類の完敗だ」


ゴードン「ジョン……」


ジグソウ「だが今回の件を通して、我々また一つ学ぶ事ができた」


ゴードン「……」


ジグソウ「それに君自身、より一層気づけたのでは?」


ジグソウ「あのバスタブでのゲームがなければ、今でも君は家族を軽んじて見ていた」


ジグソウ「それ以前の君は、世間体ばかり整え、裏では女をつくり浮気をしていた」


ジグソウ「あの頃の性根が腐った君は、もういない」

ゴードン「ジョン……」


ジグソウ「家族の為に涙を流した…君はもう立派な父親だ」


ジグソウ「ゴードン先生…私と共に、この地球を終焉を見届けようではないか」

ゴードン「ついていこう。我が師よ……どこまでも」

ジグソウ「さてインキュベーター」


QB「なんだい?」


ジグソウ「ありがとう。今回の件を通して多くの事を学んだ」


QB「……驚いたよ。今まで真実を明かしたら罵声を浴び、嫌われる事はあっても感謝される事はなかった」

ジグソウ「嫌うだと?何を言っている。わが盟友よ」

QB「やっぱり君は普通の人間とは違う。君と仲間になれて良かったよ」

363: 1 2012/07/26(木) 18:39:04.72 ID:Gm9+TpODO
書くの忘れてたが>>352あたりにてホフマンは死にました。その様子↓


ホムリリー「……」バサッ


キュィィン!


ホフマン「ギャアアアアアアア!!!!」


ホフマンはホムリリーの翼から出てきたビームで粉々になる


後半戦いまから投入ね

365: 1 2012/07/26(木) 18:47:45.39 ID:Gm9+TpODO
ゴードン「……ではジョン、あと10日ある。私は一旦家族を迎えに行きたい」


ゴードン「あと4日後位にまた家族と日本に来る」


ジグソウ「そうか」


ゴードン「ジョンとインキュベーターはどこに?」


ジグソウ「……そうだな、この廃虚の屋上にいよう」


ゴードン「そうか。では私は行ってくる。……先にあの世に逝くなよ?」

ジグソウ「……君もな」







――その後、9日間待ってもゴードン先生は帰ってこなかった

366: 1 2012/07/26(木) 18:49:49.82 ID:Gm9+TpODO
――そして10日後


途中、ワルプルギスまでもがクリームヒルトに飲み込まれた。


見滝原は勿論、地球上のほとんどの生命体がクリームヒルトに『救済』された


ただ一匹と一人の生命体を除いて


ジグソウ「……残りは我々のみか」


QB「そうだね」


ジグソウ「敢えて我々を最後までのこしたな…」


ジグソウ「いや……『私』だけか?」チラッ


QB「……そうだね。変わりがいるからって、無駄にはできない。僕は星に帰る」

QB「世界中のインキュベーター達は、既に母星に帰っている」


ジグソウ「そうか……ぅぅっ!」


ジグソウ「視界が……いよいよ私も『救済』されるのか」


QB「……」

367: 1 2012/07/26(木) 18:51:19.56 ID:Gm9+TpODO
―――
――



ジョン「……ん」


ジョン「私は確か救済されたハズ…ここは一体」


ジョンが目を覚ますとそこは、電球が一本あるだけの薄暗く、狭い部屋だった


「ジョン!」


ジョン「!?ジルじゃないか!!」


ジル「やっぱりあなたなのね…会えて良かった。ここはどこなの?あなたのゲーム?」


ジョン「私も会えて嬉しいよ。いや私のゲームではないはずだ」


ジル「じゃあこれは…あれ?」ゴソゴソ


ジョン「どうした?」


ジル「ポケットにヴォイスレコーダーが」

368: 1 2012/07/26(木) 18:53:03.37 ID:Gm9+TpODO
『こんにちはジョンさん、ジルさん』


『私はあなた達に幸せになってもらいたい』


『だからゲームをしましょう』


『ルールは簡単だよ。まずはお互い抱き合って』


ジル「……?」ギュ


ジョン「……」ギュ


訳もわからないがとりあえず互いに抱き合う


『あなたたちは生前とても不幸だった』


『そして不幸が、あなた達を引き剥がした』


『もう苦しまなくていいんだよ』


ジョン「……」


『これから20秒間、なにがあっても目を開けちゃダメ』


『二人でぽっかり開いた愛を、ここで埋め合うんだよ。ウェヒヒ』プツン

369: 1 2012/07/26(木) 18:54:58.47 ID:Gm9+TpODO
ジョンとジルは、言われた通り抱き合って目をつぶる

ジル「ジョン……会いたかった」


ジョン「ジル……一人にしてすまなかった」


ゴウゥゥゥゥン……


謎の機械音がした


ジョン「君をゲームに巻き込ませたくなかったんだ」

ジル「じゃあ……これからはずっと一緒?」


ゴウン…ゴウン…


ジョン「ああ……これからはまたずっと一緒だ」


ゴウン…ゴウン…


ジル「もうどこにも行かないで」


ゴウン…ゴウン…


ジョン「ああ、もう離れない……ウッ!」


ベシャアッ!


狭い部屋の中、左右から押し寄せてくる壁に二人は肉体が潰される

370: 1 2012/07/26(木) 18:56:38.79 ID:Gm9+TpODO
【謎の放送室】


クリームヒルト「ウェヒ……ウェヒヒヒ」

クリームヒルト「ウェヒーーーッ!!!!これで二人の愛は永遠だよ!!」


クリームヒルト「ね、ほむらちゃん?」


クルッと後ろを振り向くと、ほむらは椅子に両手両足を縛られたまま、頭部には逆トラバサミのヘッドギアが装置されていた


ほむら「ま、まどか……私の魂をこの結界に呼んで、肉体を再生させてくれたのは感謝してる」


ほむら「でも……なんでこんな目に」ガチャガチャ


クリームヒルト「ウェヒヒ。それはね、ほむらちゃん、私が救済(ゲーム)の魔女だからだよ?」

ほむら「救済(ゲーム)……?」


クリームヒルト「そう。救済(ゲーム)だよ」


クリームヒルト「私はみんなを心から救いたい……だからそのために救済(ゲーム)をするんだよ?」


?「イヤアアアアアアアアアアアアアア!!!」

ほむら「!!今度はなに!?」


隣の部屋から美樹さやかの悲鳴が聞こえる

371: 1 2012/07/26(木) 18:59:34.78 ID:Gm9+TpODO
クリームヒルト「ああ、さやかちゃんにね、ゲームをしてもらったんだ」


クリームヒルト「ルールは簡単だよ。杏子ちゃんの好きな食べ物はな~んだ?って問題を答えるだけ」


ほむら「……そんなのわかりきってるじゃない。なんで悲鳴が…」


クリームヒルト「うん、正解したからご褒美に杏子ちゃんに会わせてるんだ♪」


さやか「嫌あああ!!止めて杏子ぉぉぉ!!!私のお腹かじらないで!!!」ガンガン


グゥゥゥゥゥ!!!


人間のそれとは思えない獰猛な肉食獣のうなり声と、さやかの悲痛な叫びがドア越しに響く


ほむら「佐倉杏子!?あなた何を!!」ギュギュ


クリームヒルト「実はね杏子ちゃん、ここに来たばかりの頃、たびたび私の救済(ゲーム)を邪魔してきたの」


クリームヒルト「だからお灸にね、頭部に、覚醒剤を10万本打ち込んであげたんだ……そしたらは杏子ちゃん、はしゃいじゃって!♪」


クリームヒルト「でも寂しいと想うから、マミさんも一緒に部屋に閉じ込めてたんだけど、次の日には、マミさんがいなくなっちゃってた」


ほむら「えっ…それって」

クリームヒルト「うん、多分マミさん、杏子ちゃんの胃袋の中だね」


クリームヒルト「でもこれでマミさんはもう『一人ぼっち』じゃないよ」


クリームヒルト「いつも『すぐそこ』に、さやかちゃんと杏子ちゃんがいるんだもん♪」


ほむら「く、狂ってる……」


さやか「止めて杏子ぉぉ!!腸が!私の腸がはみ出てるから!!ちょ、やめ、痛、痛いから!!!!」


グゥゥゥゥゥ!!


グチャグチャ!!


さやか「イヤアアアアアアアアア!!!」


ドンドン!!ドンドン!!


ドアを激しく叩く音が響くが、クリームヒルトはニッコリ微笑んだまま動かない

さやか「お願いまどかぁぁ!!出して!!イヤアアアア!!」ドンドン!


ベチャア!グチャグチャ!

不気味にさやかの肉体を貪る音だけが、辺りをこだます


クリームヒルト「良かったね杏子ちゃん。これでさやかちゃんともずっと一緒だよ?ウェヒヒ」

372: 1 2012/07/26(木) 19:17:25.57 ID:Gm9+TpODO
――やがて、悲痛な叫び声と、ドアをノックする音が途絶える

同時に、ドアの下の隙間から赤い液体が広がり出てくる。

グチャグチャ

そして、まだ食べているのか、肉を頬張る音が聞こえる

クリームヒルト「さて、ほむらちゃん」


ほむら「ヒ、ヒイ!?」

ズイッとほむらの顔の前まで、顔を寄せる

クリームヒルト「生前の恩返しをしないとねほむらちゃんには」

ほむら「い、いや…」

クリームヒルト「私があなたを心から救ってあげる」


ほむら「止めて……」クビヲサユウニフル


クリームヒルト「ルールは簡単だよ?あなたにとって私は?」

ほむら「た、大切な…人」ガタガタ


クリームヒルト「ふむふむ。それで?」


ほむら「わ、私の……最高の友達」


クリームヒルト「良くできました!」

ピッ

クリームヒルトは手に持っていたリモコンボタンを押す

ベチャア!!!


ほむら「」


ほむらの綺麗に整った顔面は、無理やり口内から上の肉を上向きに引き裂かれ、血が大量に滴り落ち、見るも無残に口から中心に顔面の肉が真っ二つに裂ける。
やがて力ついたのか、ダラリとほむらは下を向く

クリームヒルト「ウェヒ…ウェヒヒ…」


クリームヒルト「ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!!!!!ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!!ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!!!!!」


クリームヒルト「ウェヒーーーーーッ!!!!!!」マジキチスマイル


クリームヒルト「私ね、とっても嬉しかったよ?」ダキ

クリームヒルトは、頭部が裂けたほむらの体をそっと抱きしめる

クリームヒルト「だからとっておきのプレゼントあげちゃった。ウェヒッ」


クリームヒルト「でもね?私の救済(ゲーム)はまだまだ終わらない」


クリームヒルト「み~んな私の『使い魔さん達』だから、何度でも蘇らせてあげる…ほむらちゃん達も」


クリームヒルト「これからも沢山ゲームで楽しませてあげる」


クリームヒルト「ウェヒヒ、そうだ次は…」

373: 1 2012/07/26(木) 19:20:10.07 ID:Gm9+TpODO
QB「……さて、この星ともお別れしようか」


QB「それじゃあジグソウ達に敬意を評して、最後に一言」

QB「ゲームオーバー」


QB「それじゃあ…」


『まって』


QB「!?」


『せっかくなんだし、私の結界で遊んで行かない?』


QB「……」


『目的を果たしたんだから、これからは「感情」を求める旅に出てもいいんじゃないかな?』


QB「感情……そうだね。目的は達成したし、星に帰ってもやることがない」


QB「良いだろう、感情を探す旅に行かせてもらうよ」


合意を得た瞬間、インキュベーターは力なく体を地に伏せた。
魂がクリームヒルトに吸い取られたからだ


『これからたっぷり救済してあげるからね。ウェヒヒ』



超絶バッドエンド
 

375: 1 2012/07/26(木) 19:30:05.09 ID:Gm9+TpODO
とりあえず超絶バッドエンドは終了


バッドエンドではとりあえずほむらちゃんが、正気にもどればまだやり直すチャンス(正気に戻れるかどうか別として)があったが、超絶バッドエンドではそうは行かない



クリームヒルトは全人類に、救済という名の終わりなきゲームを執行しつづけたとさ


ノーマルは多少、刺激が少なく平坦としてるかも知れないが、まあ最後は気持ちを落ちつかせて終わらせる分にはありだね

ってなわけでまた書き溜めするね

378: 1 2012/07/28(土) 19:49:24.08 ID:/S//oFKDO
これより【ノーマルエンド】投下するね


これは>>328にて、幻の第③の選択肢

『魔女化してはいないがほむらの自我崩壊を察する。まどかが迷わず契約』

379: 1 2012/07/28(土) 19:50:35.14 ID:/S//oFKDO
ほむら「私は…誰も…守れやない…」


ほむら「そう…誰も……」


まどか(ほむらちゃんが……)


まどか(……)


まどか「QB」


QB「決心がついたのかい?」

まどか「うん……でも契約の前に教えて」


まどか「魔法少女の真実を全て」


まどか「……それと、殺人鬼・ジグソウさんについて」


QB「……良いだろう」


――その後、QBは不思議な力を使い、『魔法少女とインキュベーターの歴史』と『ジグソウ事件』の全てを映像を通して簡略に説明した

380: 1 2012/07/28(土) 19:53:53.94 ID:/S//oFKDO
――――
―――
――


QB「……以上が、『魔法少女の歴史』と『ジグソウ事件』の全てだ」


まどか「ぅぅ……オェェ…」ビチビチ


『2つ』もショッキングな映像を目の当たりにし、抑えていた吐き気が一気に放出される


まどか「ハァ…ハァ…」


ほむら「…………」ピシシ


QB「まどか、ほむらがもう危ない。早く契約を」


まどか「うん」


まどか「ごめんね……ほむらちゃん」


まどか「……契約の前に。ねえジグソウさん」


ジグソウ「……ジョンでいい」


まどか「ジョンさん……あなたはこれまでの事件を通して後悔はありますか?」

ジグソウ「ある訳がない」


まどか「それじゃあ、奥さんと別れた事は?」


ジグソウ「……」ビク


ジグソウ「君には関係のない事だ」


まどか「ジャンキーさんのせいで、奥さんの子供が流産した事は今でも悔やんでる?」


ジグソウ「……」


まどか「あなたはそれがキッカケで自殺未遂して、殺人鬼になってしまった」


ジグソウ「勘違いするな。以前に煩ってた脳腫瘍の件も理由にあった。それに私は『殺人鬼』などではない」


ジグソウ「ゲーム参加者が道徳を無視し、『死』に追いやられる状況を自ら招いてるだけだ」


まどか「そんな経緯があったのに、あなたはそれでも後悔してないと言えるの?」


ジグソウ「私は命の大事と人格の更正を説いてるだけだ」


まどか「奥さんの『気持ち』も理解しないで、一方的に別れてまでそんな『悪趣味』な事するの!?」


ジグソウ「……」


ジグソウは、ポケットから硫酸入りの瓶を取り出しまどかの元までくる

381: 1 2012/07/28(土) 19:54:36.72 ID:/S//oFKDO
ゴードン「!?まて!ジョン!!」


ジグソウ「……君は実に心優しい子だ」


瓶の蓋を開ける


ジグソウ「だが、デリカシーが足らないな。著しくな」


ゴードン「ジョン!!」


ジグソウ「10秒やろう。私に贖罪の思いを打ち明けろ」


ジグソウ「そうすれば、解放してやる」


まどか「奥さんがあなたの今の姿を見て喜ぶと思っているの?アナタは」


ジュゥゥゥ


まどか「アアア……!!!!」


まどかの片目に、硫酸を数滴垂らす


ジグソウ「残り7秒」


QB「まどか!早く!」

382: 1 2012/07/28(土) 19:56:24.42 ID:/S//oFKDO
まどか「……私、過去と未来、全ての魔女を!生まれる前に消し去りたい!……この手で!」


QB「…!!その祈りは!!」


まどか「それと…アアア!!!!」ジュゥゥゥ


今度は、残ったもう片方の目に硫酸をかける


ジグソウ「残り5秒」


まどか「…!!ジョンさんの…ウウウ!!!!」ジュゥゥゥ


今度はまどかの口内に数滴かける


ジグソウ「残り3秒」


まどか「ふ…不幸な…運命を…私が変えて見せる」


ゴードン「!?」


ジグソウ「っな!!?」


QB「契約は成立だ」

383: 1 2012/07/28(土) 19:59:16.88 ID:/S//oFKDO
【???】


ジョン「……ん、ここは」

ジョン「宇宙…なのか」


まどか「おはようジョンさん」


ジョン「君は……ん?あそこで寝ているのは…」

まどか「ああ、ほむらちゃん、まだ気絶してるんだよ」


まどか「ほむらちゃんは本当に頑張ってきた子だから、疲れちゃってるんだよ」


まどか「ほむらちゃんとの『お別れの挨拶』は、ゆっくり寝て、目を覚ましてからでも遅くないよ」


ジョン「……2つ目の願いの内容だが、あれは一体…」


まどか「うん、アナタの運命を変えたい」


ジョン「……」


まどか「変えるって言っても基本的には、『奥さんの流産』と『脳腫瘍』の件を無しにするだけだけどね」


まどか「あと流産のキッカケになったジャンキーのセシルさんに、真っ当な人生を歩んでもらう……それだけかな」


まどか「あとおまけに弟子のアマンダさんやゴードン先生……ホフマンさんの運命も少し変えてあげたよ」


ジョン「……」


まどか「ホフマンさんが一番心配でしょ?でも大丈夫」

384: 1 2012/07/28(土) 20:00:49.00 ID:/S//oFKDO
まどか「ホフマンさんは妹さんを殺害されてから、おかしくなっちゃった」


まどか「妹さんの『命の安否』は私が保障するから」


ジョン「……だが彼の人間性には根本的に、異常な程強い偏執的な物が眠っている」


まどか「大丈夫だよ。だってあの人はFBIの刑事さんでしょ?本当は正義感だってあるはずだよ」

ジョン「……そうだな。警察と言う仕事を通し、彼の人間的『成長』を信じるしかない」

385: 1 2012/07/28(土) 20:03:49.84 ID:/S//oFKDO
まど神「本当はもっと色んな人を色んな形で救いたい」


まど神「ゲームに関わった人も……特に魔法少女も」


まど神「……ごめんね、私の因果律ですらこれが限界」


ジョン「……」


まど神「……でもあんまり願いを込めすぎても人々の為にはならないと思う」


まど神「誰かの助けばかりでも人の為にならないもんね!ジョンさん!」

――救済は自らの手で掴め


ジョン「……ああ」


まど神「それじゃあジョンさん、そろそろお別れだね。先に次の世界に旅立ってもらうよ」


ジョン「……」テクテク


まど神「……?」


まどかの前で、ジョンは両膝を地につける


ジョン「鹿目まどか」


髪が凄く伸びて、白く荘厳な格好をしたまどかを、静かに抱きしめる


ジョン「ありがとう……」

まど神「ウェヒヒ、どういたしまして」

386: 1 2012/07/28(土) 20:05:56.96 ID:/S//oFKDO
―――――
――――
――


【ほむホーム】


ほむら「……」


赤いリボンをつけた、ほむらは朝、学校に行く前にテレビを見ている


『ニュースです。
見滝原に天才的な工学技術を持つジョン・クレイマーさんが来日されました』


『インタビューをしたいと申します。ジョンさん、なぜ日本に?』


『「ヨーロッパ・アメリカは何か新し物を開発するには長けている。
だが応用力・発展力は日本に部があると感じる」』


『特に見滝原は」』


『「ここで私の持てる技術を見滝原に提供したい」』


『「そして同時に私自身も、見滝原で多くの事を学び、世の中を豊かにしていきたい」』


ほむら「……」


ほむら「ジョン・クレイマー……」


ほむら「自殺さえしなければ、本当に素晴らしい人間ね」

387: 1 2012/07/28(土) 20:08:21.79 ID:/S//oFKDO
ほむら「あの人物があんな、悪党で残忍なxxxxだなんて嘘みたい」


ほむら「……」


悪党……残忍……xxxx

本当に?


彼は確かにこの上ない異常者


xxxxだった


でも悪党だったかしら?


彼は曲がりなりにも、世の中を良くしようとしていた

魔法少女や警察を除いて、基本的には、犯罪者や背徳者、自殺願望者ばかりといったどうしようもない人達ばかり狙っていた


ほむら「……」


彼も本当はまどかと一緒


世界を救いたかった


ただ方向性や価値観が、まどかと、完全に真逆すぎただけ


ほむら「まどか……」

388: 1 2012/07/28(土) 20:11:59.36 ID:/S//oFKDO
―――放課後


ほむら「今日も魔獣退治に出かけないと……」


ほむら「……ん?」


ストラム「……」


ほむら「!?」


ほむら(なぜ彼が日本に…)

ストラム(……む、少し気分をリフレッシュしよう。あのヤマトナデシコにでも聞いてみるか)


ストラム「君、ちょっといいかい?」


ほむら「……はい」


ストラム「最近、この辺で猟奇殺人事件が多発してるんだが何か知らないかい?」


ほむら「……」


ほむら(そう言えば魔獣が多いとは言え、やけに最近変な事件が多かったわ)


ストラム「……何か知っている様子だな」


ほむら(相変わらず凄く鋭いわ)


ほむら「……犯人ってもしかしてホフマンって人かしら?」


ストラム「っ!?なぜ彼を知っている」


ほむら「……」


ストラム「ま、まあいい……だが厳密にはまだ確定した訳ではない」


ストラム「彼は一応、私の…FBIでの同僚だが、前から不振に思ってた」

ストラム「先月彼は休暇をとってな」


ストラム「以来、アメリカで猟奇殺人事件が減った…」


ストラム「そして先月、最後の事件現場でこんな物が」

389: 1 2012/07/28(土) 20:13:00.61 ID:/S//oFKDO
そう言って、ストラムは血文字でかかれた英文を見せる


ストラム「訳は『欧米は飽きた、時はアジア
by,killer-Matchless-brothers』」


ほむら「……」


ストラム「そして日本で人口の多い見滝原を中心に、理不尽な殺戮が増えた」


ほむら「キラーマチレスブラザーズ……」


……殺人無双兄弟


ほむら「まさか……」


ストラム「ホフマンが長期休暇を申請したと同時に、妹も姿をくらましたそうだ」


ほむら「っ!!」


ストラム「血は争えないって奴だ……皮肉だがな」


ストラム「……色々情報提供ありがとう。それでは」

ほむら「待って」


――悲しみと憎しみばかりを繰り返す、救いようのない世界だけど


ほむら「捜査に協力させて」

――だとしてもここはかつて、あの子が守ろうとした場所なんだ


ほむら「安心して。仲間もいる」


――それを覚えている


ストラム「君は一体……」


――決して、忘れない


ほむら「魔法少女よ」




――だから私は、闘い続ける




ノーマルエンド

引用元: ジグソウ「魔法少女だと?」