1: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/11/13(土) 21:19:24.78 ID:sl7zuvPP
昼休み・教室
すみれ(って急に何考えてるのよ私…こわ…)
可可「聞いてるのデスか?グソクムシのくせに可可を無視するなんて!」
すみれ「ごめんごめん、何の話だっけ?」
すみれ(突然そんなことしたら可可は泣いちゃうかしら…何にせよ二度と口も聞いてくれないくらい嫌われるでしょうね…)
可可「今日の練習の後スクールアイドルショップに……い、一緒に来やがれという話デス!」
すみれ「…5人で?」
すみれ(私への処分は停学か退学か…多分後者でしょうね。リエラからは私の除名は当然として…悪い噂も当然流れるだろうから人気低下は避けられないし…下手したら解散まで行くかも)
すみれ(そしたら可可は中国へ強制的に…。残されたかのん達も心に傷を負うかも。あと学校も入学希望者が減って存続問題が再発するかも。恋の家も更に苦しくなってあのメイド…サヤさん?がまたクビになるかも)
可可「…今日は誰かと二人で行きたい気分デス!」
すみれ「私でいいの?かのんや千砂都の方がショップに家近いでしょ?」
すみれ(こんな風にデメリットはいくらでも挙げれるけどメリットが何一つ無いわね…。可可のこと嫌いじゃない…どころか、一番大切な…友達だし…)
可可「…す、すみれはスクールアイドルへの学が無さすぎるパンピーなのでレクチャーのために仕方なくデス!リエラのためデス!」
すみれ(私のこと好きなのにこうやって照れ隠しするのも可愛いし…。なのにどうしてこんな想像を…私は狂ってしまったの?)
すみれ「分かってるわよ。リエラの為にいつもありがとね、可可」
可可「~~!!そういうところがグソクムシなんデスよこの鈍感グソクムシ~!!」
すみれ(鈍感はどっちかしら。私がこんなことを考えてる異常者だって知ったら幻滅するでしょうね)
千砂都「あいかわらず仲良いねぇ…」
かのん「うんうん…」
可可「仲良くないデス!///」
すみれ「…」
すみれ(って急に何考えてるのよ私…こわ…)
可可「聞いてるのデスか?グソクムシのくせに可可を無視するなんて!」
すみれ「ごめんごめん、何の話だっけ?」
すみれ(突然そんなことしたら可可は泣いちゃうかしら…何にせよ二度と口も聞いてくれないくらい嫌われるでしょうね…)
可可「今日の練習の後スクールアイドルショップに……い、一緒に来やがれという話デス!」
すみれ「…5人で?」
すみれ(私への処分は停学か退学か…多分後者でしょうね。リエラからは私の除名は当然として…悪い噂も当然流れるだろうから人気低下は避けられないし…下手したら解散まで行くかも)
すみれ(そしたら可可は中国へ強制的に…。残されたかのん達も心に傷を負うかも。あと学校も入学希望者が減って存続問題が再発するかも。恋の家も更に苦しくなってあのメイド…サヤさん?がまたクビになるかも)
可可「…今日は誰かと二人で行きたい気分デス!」
すみれ「私でいいの?かのんや千砂都の方がショップに家近いでしょ?」
すみれ(こんな風にデメリットはいくらでも挙げれるけどメリットが何一つ無いわね…。可可のこと嫌いじゃない…どころか、一番大切な…友達だし…)
可可「…す、すみれはスクールアイドルへの学が無さすぎるパンピーなのでレクチャーのために仕方なくデス!リエラのためデス!」
すみれ(私のこと好きなのにこうやって照れ隠しするのも可愛いし…。なのにどうしてこんな想像を…私は狂ってしまったの?)
すみれ「分かってるわよ。リエラの為にいつもありがとね、可可」
可可「~~!!そういうところがグソクムシなんデスよこの鈍感グソクムシ~!!」
すみれ(鈍感はどっちかしら。私がこんなことを考えてる異常者だって知ったら幻滅するでしょうね)
千砂都「あいかわらず仲良いねぇ…」
かのん「うんうん…」
可可「仲良くないデス!///」
すみれ「…」
2: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/11/13(土) 21:24:16.05 ID:sl7zuvPP
夜・可可の部屋
すみれ(結局ショップから可可の部屋まで連れ込まれちゃったわね)
可可「サニパ様…今夜も尊い!」ハハァー
すみれ「前から思ってたけどその土下座みたいな奴なんなの?」
可可「ムッ…失礼な!土下座じゃありマセン!この世で最も尊いものを見た時の自然な所作デス!」
可可「せっかく可可がショップでスクールアイドルのレクチャーをしてあげたというのに…まるで身についてないようデスね!これは今後も定期的にレクチャーが必要なようデス!」
すみれ「レクチャーってあんたの買い物に付き合ってただけだったけど」
可可「…口答えするなデス!とにかくすみれもサニパ様に平伏してみるのデス。形から入るのデス!」
すみれ「えぇ…」
可可「行きマスよ…!“尊い!”」ハハァー
すみれ「尊い…」ハハァー
すみれ(結局ショップから可可の部屋まで連れ込まれちゃったわね)
可可「サニパ様…今夜も尊い!」ハハァー
すみれ「前から思ってたけどその土下座みたいな奴なんなの?」
可可「ムッ…失礼な!土下座じゃありマセン!この世で最も尊いものを見た時の自然な所作デス!」
可可「せっかく可可がショップでスクールアイドルのレクチャーをしてあげたというのに…まるで身についてないようデスね!これは今後も定期的にレクチャーが必要なようデス!」
すみれ「レクチャーってあんたの買い物に付き合ってただけだったけど」
可可「…口答えするなデス!とにかくすみれもサニパ様に平伏してみるのデス。形から入るのデス!」
すみれ「えぇ…」
可可「行きマスよ…!“尊い!”」ハハァー
すみれ「尊い…」ハハァー
4: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/11/13(土) 21:26:59.94 ID:sl7zuvPP
可可「…どうでしたか!?」
すみれ「いや別に何も…」
可可「はぁ…やはりグソクムシはグソクムシ…海どころか雲の上の存在であるサニパ様を理解することはデキマセンか…」
すみれ「失礼ね。その“尊い”って気持ちは分からないけど、私だってサニパの実力自体はリスペクトしてるつもりよ」
すみれ「私達があれだけ努力して…みんなにも助けてもらって…全力を出し切った東京予選で完敗したんだから、今ならあの二人が積み上げてきたものの凄さが分かる」
すみれ「もっとも、次は私達が勝つつもりだけどね」
すみれ(アンタを帰させないためにもね)
すみれ「いや別に何も…」
可可「はぁ…やはりグソクムシはグソクムシ…海どころか雲の上の存在であるサニパ様を理解することはデキマセンか…」
すみれ「失礼ね。その“尊い”って気持ちは分からないけど、私だってサニパの実力自体はリスペクトしてるつもりよ」
すみれ「私達があれだけ努力して…みんなにも助けてもらって…全力を出し切った東京予選で完敗したんだから、今ならあの二人が積み上げてきたものの凄さが分かる」
すみれ「もっとも、次は私達が勝つつもりだけどね」
すみれ(アンタを帰させないためにもね)
5: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/11/13(土) 21:28:16.78 ID:sl7zuvPP
可可「…ふん、今はそれで良しとシマス」
可可「…」
可可「…あの時は、可可の宝物を預かってくれて…その…あり……あり、が……謝謝」
可可「このクリアパネルは…可可の心の支えみたいなもので…いつまで日本にいられるか…本当は不安で仕方ない時も…これを見て勇気を貰ってるんデス」
可可「だから本当は片時も離れたくなかった…けど…すみれにならと…思って…」
すみれ「…」
可可「…今の話は忘れてクダサイ」
すみれ「…ありがとう。私を選んでくれて」
可可「///」
すみれ「…」
すみれ(…もし今)
すみれ(今、このクリアパネルをぶっ壊したらどうなるんだろ?)
可可「…」
可可「…あの時は、可可の宝物を預かってくれて…その…あり……あり、が……謝謝」
可可「このクリアパネルは…可可の心の支えみたいなもので…いつまで日本にいられるか…本当は不安で仕方ない時も…これを見て勇気を貰ってるんデス」
可可「だから本当は片時も離れたくなかった…けど…すみれにならと…思って…」
すみれ「…」
可可「…今の話は忘れてクダサイ」
すみれ「…ありがとう。私を選んでくれて」
可可「///」
すみれ「…」
すみれ(…もし今)
すみれ(今、このクリアパネルをぶっ壊したらどうなるんだろ?)
6: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/11/13(土) 21:31:20.39 ID:sl7zuvPP
すみれ(私は今からおもむろに立ち上がって)
すみれ(可可の宝物を足で踏みつけて、そこを支点に真っ二つにへし折る)
すみれ(可可は何が起きたのか理解できず一瞬呆然とした後)
すみれ(烈火の如く怒り狂い、涙目で中国語で何かを捲し立て、私たちの関係は終わる)
すみれ(永遠に)
すみれ「…」
すみれ(いや本当に何考えてるの私…今日おかしいわよ…)
可可「あ、あのっ!今日なんデスが!」
可可「このまま泊まっていきマセンか!?///」
可可「もうこんな時間デスし…グソクムシがそうしたいなら…ヤブサカでもないと言うか…」
すみれ(可可の宝物を足で踏みつけて、そこを支点に真っ二つにへし折る)
すみれ(可可は何が起きたのか理解できず一瞬呆然とした後)
すみれ(烈火の如く怒り狂い、涙目で中国語で何かを捲し立て、私たちの関係は終わる)
すみれ(永遠に)
すみれ「…」
すみれ(いや本当に何考えてるの私…今日おかしいわよ…)
可可「あ、あのっ!今日なんデスが!」
可可「このまま泊まっていきマセンか!?///」
可可「もうこんな時間デスし…グソクムシがそうしたいなら…ヤブサカでもないと言うか…」
9: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/11/13(土) 21:34:12.44 ID:sl7zuvPP
すみれ「…そうね。泊まっていくわ」
可可「!」パァァ
可可「しっ、仕方ないデスね!」
可可「では晩御飯作るから待っててクダサイ!」
すみれ「えっ、アンタが?」
可可「むぅ、可可を侮ってマスね?可可だって自炊くらいしてマスよ!」
すみれ「何作るの?手伝うわよ」
可可「一人で作れマス、すみれはここで座っといてクダサイ」
すみれ(いや正直この子の手料理ってちょっと不安なんだけど…)
すみれ(言っても聞かなさそうだし、…食べてみたい気持ちもあるし)
すみれ「分かったわ。楽しみに待ってるわね」
可可「ハイっ!///」
可可「!」パァァ
可可「しっ、仕方ないデスね!」
可可「では晩御飯作るから待っててクダサイ!」
すみれ「えっ、アンタが?」
可可「むぅ、可可を侮ってマスね?可可だって自炊くらいしてマスよ!」
すみれ「何作るの?手伝うわよ」
可可「一人で作れマス、すみれはここで座っといてクダサイ」
すみれ(いや正直この子の手料理ってちょっと不安なんだけど…)
すみれ(言っても聞かなさそうだし、…食べてみたい気持ちもあるし)
すみれ「分かったわ。楽しみに待ってるわね」
可可「ハイっ!///」
10: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/11/13(土) 21:35:43.74 ID:sl7zuvPP
───調理中
可可「~♪」
すみれ(ずいぶん上機嫌ね。グソクムシのうたの鼻歌歌ってるし)
すみれ「…」
すみれ(…なんだか、良い雰囲気だわ)
すみれ(こうしてあの子のエプロン姿を見てると、まるで同棲したてのカップルのよう)
すみれ(私は恵まれてるわね、仲間ができて、センターにも立ったし、こんな良い子に懐かれて)
すみれ(中学までの暗かった人生とは大違い)
すみれ(……明るい世界に私は来た)
可可「~♪」
すみれ(ずいぶん上機嫌ね。グソクムシのうたの鼻歌歌ってるし)
すみれ「…」
すみれ(…なんだか、良い雰囲気だわ)
すみれ(こうしてあの子のエプロン姿を見てると、まるで同棲したてのカップルのよう)
すみれ(私は恵まれてるわね、仲間ができて、センターにも立ったし、こんな良い子に懐かれて)
すみれ(中学までの暗かった人生とは大違い)
すみれ(……明るい世界に私は来た)
11: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/11/13(土) 21:38:46.31 ID:sl7zuvPP
───調理後
上海料理バァーーーーン
すみれ「すごいじゃない可可!島の時から練習してたのね」
可可「あ、あの時は食べてもらう相手がサニパだったから緊張して失敗しただけで…相手がすみれなら余裕デス!今日のために猛練習なんてしてマセン!」
すみれ「ふーん、ありがとね」ニヤニヤ
可可「うっ…さっさと召し上がりやがれデス!」
すみれ「はーい。いただきます!」
すみれ(さて、味の方は…)
可可「…」ドキドキ
すみれ「…」モグモグ
上海料理バァーーーーン
すみれ「すごいじゃない可可!島の時から練習してたのね」
可可「あ、あの時は食べてもらう相手がサニパだったから緊張して失敗しただけで…相手がすみれなら余裕デス!今日のために猛練習なんてしてマセン!」
すみれ「ふーん、ありがとね」ニヤニヤ
可可「うっ…さっさと召し上がりやがれデス!」
すみれ「はーい。いただきます!」
すみれ(さて、味の方は…)
可可「…」ドキドキ
すみれ「…」モグモグ
12: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/11/13(土) 21:40:11.25 ID:sl7zuvPP
すみれ「…美味しい。美味しいったら美味しいわよ可可!」
可可「…!」パァァ
可可「当然デス!少しは可可のことを見直しましたか!?」ニマニマ
すみれ「たくさん練習したのねぇ。偉いわよ可可」
可可「…♡」
すみれ「っていうかアンタも食べなさいよ。こっち見てばっかで全然食べてないじゃない」
可可「なっ…すみれなんか見てマセン!毒見をさせてただけデス!」
すみれ「それ私を煽ってるようで自分にダメージ行ってるわよ…」
可可「…!」パァァ
可可「当然デス!少しは可可のことを見直しましたか!?」ニマニマ
すみれ「たくさん練習したのねぇ。偉いわよ可可」
可可「…♡」
すみれ「っていうかアンタも食べなさいよ。こっち見てばっかで全然食べてないじゃない」
可可「なっ…すみれなんか見てマセン!毒見をさせてただけデス!」
すみれ「それ私を煽ってるようで自分にダメージ行ってるわよ…」
14: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/11/13(土) 21:44:13.73 ID:sl7zuvPP
───食後
すみれ「ごちそうさまでした」
可可「お粗末様デス!」
可可「さて、食べてる間にお風呂沸かしておいたので入りましょう!」
すみれ「私は可可の後でいいわよ」
可可「可可の残り湯を堪能するつもりデスね…この変態グソクムシが!」
すみれ「はぁ!?そんな発想する方が変態じゃない!」
すみれ「そんなこと言うなら私が先に入るわよ」
可可「そうしてクダサイ、着替えは可可のパジャマを出しといてあげマス」
すみれ「ごちそうさまでした」
可可「お粗末様デス!」
可可「さて、食べてる間にお風呂沸かしておいたので入りましょう!」
すみれ「私は可可の後でいいわよ」
可可「可可の残り湯を堪能するつもりデスね…この変態グソクムシが!」
すみれ「はぁ!?そんな発想する方が変態じゃない!」
すみれ「そんなこと言うなら私が先に入るわよ」
可可「そうしてクダサイ、着替えは可可のパジャマを出しといてあげマス」
15: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/11/13(土) 21:45:51.57 ID:sl7zuvPP
───入浴中
すみれ「結構良いバスルームじゃない」
すみれ「シャワーもマイクロバブルで気持ち良い…」シャワーッ
可可「…」ガラッ
可可「…」ススス
すみれ「いや何ナチュラルに入ってきてんのよ!?///」
すみれ「結構良いバスルームじゃない」
すみれ「シャワーもマイクロバブルで気持ち良い…」シャワーッ
可可「…」ガラッ
可可「…」ススス
すみれ「いや何ナチュラルに入ってきてんのよ!?///」
19: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/11/13(土) 21:54:04.24 ID:sl7zuvPP
可可「日本には客人の背中を流すオモテナシの文化があると聞きマス…」
可可「ゴーに入ればゴーに従え…ゴーサインです!仕方がないのでお背中お流ししてやりマス!」
すみれ「いやそんな文化ないわよ!?」
可可「うるさいデスね…」ゴシゴシゴシ
すみれ(まあ流してくれるって言うならお願いしようかしら…)
すみれ(神津島でも一緒に温泉入ったし別にいかがわしいことじゃないわよ…ね?)
すみれ(しかし今日は凄いわね可可…いつにも増してアグレッシブというか…)ドキドキ
可可「…///」ゴシゴシゴシ
可可「ゴーに入ればゴーに従え…ゴーサインです!仕方がないのでお背中お流ししてやりマス!」
すみれ「いやそんな文化ないわよ!?」
可可「うるさいデスね…」ゴシゴシゴシ
すみれ(まあ流してくれるって言うならお願いしようかしら…)
すみれ(神津島でも一緒に温泉入ったし別にいかがわしいことじゃないわよ…ね?)
すみれ(しかし今日は凄いわね可可…いつにも増してアグレッシブというか…)ドキドキ
可可「…///」ゴシゴシゴシ
21: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/11/13(土) 21:56:59.46 ID:sl7zuvPP
可可「すみれは終わりマシタし次は可可の背中を流してクダサイ…///」
すみれ「おもてなしの話どこ行ったのよ」
可可「あーっ!可可にこんないかがわしいサービスをさせておいて自分はやりたくないと言うのデスか!」
すみれ「えぇ…」
すみれ(っていうかやっぱいかがわしいんかい!)
可可「学校で言いふらしマスよ!」
すみれ「分かったから!やるったらやるわよ!」
可可「…分かればよいのデス///」
すみれ「おもてなしの話どこ行ったのよ」
可可「あーっ!可可にこんないかがわしいサービスをさせておいて自分はやりたくないと言うのデスか!」
すみれ「えぇ…」
すみれ(っていうかやっぱいかがわしいんかい!)
可可「学校で言いふらしマスよ!」
すみれ「分かったから!やるったらやるわよ!」
可可「…分かればよいのデス///」
24: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/11/13(土) 22:00:19.71 ID:sl7zuvPP
すみれ「…」ゴシゴシ
可可「…」
すみれ「…」ゴシゴシ
可可「…すみれ」
すみれ「…なーに」ゴシゴシ
可可「…なんか手つきがイヤらしい気がシマス」
すみれ「はっ倒すわよ」
可可「…」
すみれ「…」ゴシゴシ
可可「…すみれ」
すみれ「…なーに」ゴシゴシ
可可「…なんか手つきがイヤらしい気がシマス」
すみれ「はっ倒すわよ」
26: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/11/13(土) 22:16:26.96 ID:sl7zuvPP
───入湯中
可可「…///」チャプン
すみれ(結局湯船にも一緒に入っちゃったわ)
すみれ(冷静に考えると当たり前だけど、温泉と浴槽では全然違う…狭いからちょっと体も接しちゃうし)
すみれ(入浴剤のおかげで体は見えないけどそれが逆に何か変な感じ…)ドキドキ
可可「…///」チラッ チラッ
すみれ(…入室してきた時は饒舌だった可可もいつの間にか静かになっちゃったし)
すみれ「…可可」
可可「な、ななな何デスカ!?発情期デスカ!?///」
すみれ「…アンタ顔真っ赤よ、のぼせたんじゃないの?」
可可「え?そっ、そうデスね!のぼせてきたので上がりマス///」
すみれ「水飲んどきなさいよ」
可可「…///」チャプン
すみれ(結局湯船にも一緒に入っちゃったわ)
すみれ(冷静に考えると当たり前だけど、温泉と浴槽では全然違う…狭いからちょっと体も接しちゃうし)
すみれ(入浴剤のおかげで体は見えないけどそれが逆に何か変な感じ…)ドキドキ
可可「…///」チラッ チラッ
すみれ(…入室してきた時は饒舌だった可可もいつの間にか静かになっちゃったし)
すみれ「…可可」
可可「な、ななな何デスカ!?発情期デスカ!?///」
すみれ「…アンタ顔真っ赤よ、のぼせたんじゃないの?」
可可「え?そっ、そうデスね!のぼせてきたので上がりマス///」
すみれ「水飲んどきなさいよ」
28: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/11/13(土) 22:19:21.64 ID:sl7zuvPP
───浴後
可可「…」グッタリ
すみれ「アンタ体力なさすぎでしょ、家のお風呂でダウンするなんて」
可可「…」
すみれ「いつもみたいに扇いであげるからさっさと復活しなさい」パタパタ
可可「…」
すみれ「…」パタパタ
可可「…すみれはズルいです」
すみれ「え?」パタパタ
可可「可可はこんなにもすみれに尽くしているのに…すみれは可可に何もしてくれません…」
すみれ「…寝転がって扇いでもらってる状況で言う台詞?」パタパタ
可可「…そういうコトじゃないんデス。すみれは何も分かってイマセン」
すみれ「…」パタパタ
すみれ(……分かってるわよ)
可可「でもいいんデス。すみれが怠けている分、可可が頑張るだけデスから」
すみれ「…」パタパタ
可可「…」グッタリ
すみれ「アンタ体力なさすぎでしょ、家のお風呂でダウンするなんて」
可可「…」
すみれ「いつもみたいに扇いであげるからさっさと復活しなさい」パタパタ
可可「…」
すみれ「…」パタパタ
可可「…すみれはズルいです」
すみれ「え?」パタパタ
可可「可可はこんなにもすみれに尽くしているのに…すみれは可可に何もしてくれません…」
すみれ「…寝転がって扇いでもらってる状況で言う台詞?」パタパタ
可可「…そういうコトじゃないんデス。すみれは何も分かってイマセン」
すみれ「…」パタパタ
すみれ(……分かってるわよ)
可可「でもいいんデス。すみれが怠けている分、可可が頑張るだけデスから」
すみれ「…」パタパタ
31: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/11/13(土) 22:25:45.27 ID:sl7zuvPP
可可「…」
すみれ「…」パタパタ
可可「…すみれ」
すみれ「…なーに」パタパタ
可可「…あなたに言いたいことがありマス」
すみれ「…なーに」パタ
可可「…」スクッ…
すみれ「…」
可可「可可は…私は、あなたを…平安名すみれを…」
可可「──愛しています!!」
可可「…“我爱你”!ってヤツです!!」
可可「付き合ってクダサイ!!」ペコリ
すみれ「…」
すみれ「…」パタパタ
可可「…すみれ」
すみれ「…なーに」パタパタ
可可「…あなたに言いたいことがありマス」
すみれ「…なーに」パタ
可可「…」スクッ…
すみれ「…」
可可「可可は…私は、あなたを…平安名すみれを…」
可可「──愛しています!!」
可可「…“我爱你”!ってヤツです!!」
可可「付き合ってクダサイ!!」ペコリ
すみれ「…」
33: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/11/13(土) 22:27:23.09 ID:sl7zuvPP
すみれ(きた)
すみれ(ついにきてしまった)
すみれ(まさかとは思ってたけど、本当に今日だった)
すみれ(落ち着け私。答えは決まっているでしょ)
すみれ(…私の答えは、当然───)
すみれ「私は…、私の答えを伝えるわ」
可可「…」ドキドキドキドキドキドキ
すみれ(ついにきてしまった)
すみれ(まさかとは思ってたけど、本当に今日だった)
すみれ(落ち着け私。答えは決まっているでしょ)
すみれ(…私の答えは、当然───)
すみれ「私は…、私の答えを伝えるわ」
可可「…」ドキドキドキドキドキドキ
36: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/11/13(土) 22:30:46.46 ID:sl7zuvPP
すみれ「───可可、目を瞑ってくれる?」
可可「!」
可可「ハ、ハイ…///」
すみれ「…」
可可「…///」
可可「…///」ンー
すみれ(…完全にキス待ち顔じゃない、可可)クスッ
すみれ(本当にポジティブな子ね、最初は不安も混じってたけど、もうほとんど期待しかしてない表情だわ)
すみれ(前向きで…明るくて…真っ直ぐで…華やかで…眩しくて、私なんかとは大違い)
すみれ(そんなアンタが私を信じてあのティアラを作ってくれたから、私も…スポットライトを浴びる勇気を持てた)
すみれ(可可、アンタは私を光の差す方へ導いてくれる)
すみれ(───私の答えは当然イエス)
すみれ(…)
すみれ(だけど)
すみれ(だけどもし今)
すみれ(可可のこと殴ったらどうなるんだろ…)
すみれ(…)
私は可可に近付いた。そして───
>>40のコンマがゾロ目なら渾身の右ストレート
ゾロ目以外ならキス
可可「!」
可可「ハ、ハイ…///」
すみれ「…」
可可「…///」
可可「…///」ンー
すみれ(…完全にキス待ち顔じゃない、可可)クスッ
すみれ(本当にポジティブな子ね、最初は不安も混じってたけど、もうほとんど期待しかしてない表情だわ)
すみれ(前向きで…明るくて…真っ直ぐで…華やかで…眩しくて、私なんかとは大違い)
すみれ(そんなアンタが私を信じてあのティアラを作ってくれたから、私も…スポットライトを浴びる勇気を持てた)
すみれ(可可、アンタは私を光の差す方へ導いてくれる)
すみれ(───私の答えは当然イエス)
すみれ(…)
すみれ(だけど)
すみれ(だけどもし今)
すみれ(可可のこと殴ったらどうなるんだろ…)
すみれ(…)
私は可可に近付いた。そして───
>>40のコンマがゾロ目なら渾身の右ストレート
ゾロ目以外ならキス
40: 名無しで叶える物語(光) 2021/11/13(土) 22:31:50.74 ID:7gqJjm2x
怖すぎ
45: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/11/13(土) 22:35:01.44 ID:sl7zuvPP
チュッ♡
すみれ「私も愛してるわ、可可」ギュッ
可可「~~~!♡♡♡」
可可「すみれぇ…♡♡」
可可「好き、大好きぃ…♡世界で一番好きデス♡」ギューッ
すみれ「アンタを一生離さないから覚悟しててよね、可可」
可可「ハイ…♡可可はすみれから絶対離れマセン♡死ぬまでずっと一緒デス♡♡」ギューッ
可可「しゅみれぇ…♡♡♡」
このあと結構イチャイチャした
すみれ「私も愛してるわ、可可」ギュッ
可可「~~~!♡♡♡」
可可「すみれぇ…♡♡」
可可「好き、大好きぃ…♡世界で一番好きデス♡」ギューッ
すみれ「アンタを一生離さないから覚悟しててよね、可可」
可可「ハイ…♡可可はすみれから絶対離れマセン♡死ぬまでずっと一緒デス♡♡」ギューッ
可可「しゅみれぇ…♡♡♡」
このあと結構イチャイチャした
47: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/11/13(土) 22:36:20.13 ID:sl7zuvPP
深夜
可可「くぅ…くぅ…」
すみれ(すっかり熟睡してるわね…)
すみれ(……私は…)
すみれ(私は眠れない…今夜は眠れそうにない)
すみれ「…」
すみれ(…本当にこれでよかったのかしら…)
すみれ(私は可可と釣り合うような人間じゃない)
すみれ(だってあの状況で、可可を殴ったら…なんて想像をしてたのよ?頭がおかしいのよ)
すみれ(根性がねじ曲がってるのよ)
すみれ(そんな私に、可可を幸せにすることができるのかしら…)
可可「くぅ…くぅ…」
すみれ(すっかり熟睡してるわね…)
すみれ(……私は…)
すみれ(私は眠れない…今夜は眠れそうにない)
すみれ「…」
すみれ(…本当にこれでよかったのかしら…)
すみれ(私は可可と釣り合うような人間じゃない)
すみれ(だってあの状況で、可可を殴ったら…なんて想像をしてたのよ?頭がおかしいのよ)
すみれ(根性がねじ曲がってるのよ)
すみれ(そんな私に、可可を幸せにすることができるのかしら…)
49: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/11/13(土) 22:37:43.54 ID:sl7zuvPP
可可「くぅ…くぅ…」
可可「…えへへ…すみれぇ…♡」
すみれ「…」
すみれ(でもひとつだけ確かなのは、そんな私を可可は好きだと言ってくれた)
すみれ(私は、私を信じる可可の気持ちに応えたい)
すみれ(可可を幸せにできるかどうかよりも、可可を幸せにしたい)
すみれ(…あの時のように、勇気を出して)
すみれ「…おやすみ、可可。大好きよ」
可可「…えへへ…すみれぇ…♡」
すみれ「…」
すみれ(でもひとつだけ確かなのは、そんな私を可可は好きだと言ってくれた)
すみれ(私は、私を信じる可可の気持ちに応えたい)
すみれ(可可を幸せにできるかどうかよりも、可可を幸せにしたい)
すみれ(…あの時のように、勇気を出して)
すみれ「…おやすみ、可可。大好きよ」
54: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/11/13(土) 22:39:57.47 ID:sl7zuvPP
──────
今にして思えば、あの日頭によぎった想像は、私の中の孤独な暗い部分の最後の抵抗だったのだと思う。
私は可可に、明るい世界に連れて行かれるのが癪だった。
私が可可を、暗い世界に連れ込んでしまいたかった。
光の届かない、棲み心地の良い海底に、一緒に来てほしかった。
アンタというスポットライトを、壊してしまいたかった。
…でもそれが過ちだってことも、勿論分かってた。
あの時一線を越えなくて、本当に良かったと思ってる。
可可と恋人になってからの毎日は、踏み出すのを怖がっていたのが信じられないくらい楽しくて、温かくて、幸せなの。
今や私の中の弱虫は、すっかりどこかに消えてしまった。
今の私は、明るい陽だまりで可可と笑い合える。
──────終わり
今にして思えば、あの日頭によぎった想像は、私の中の孤独な暗い部分の最後の抵抗だったのだと思う。
私は可可に、明るい世界に連れて行かれるのが癪だった。
私が可可を、暗い世界に連れ込んでしまいたかった。
光の届かない、棲み心地の良い海底に、一緒に来てほしかった。
アンタというスポットライトを、壊してしまいたかった。
…でもそれが過ちだってことも、勿論分かってた。
あの時一線を越えなくて、本当に良かったと思ってる。
可可と恋人になってからの毎日は、踏み出すのを怖がっていたのが信じられないくらい楽しくて、温かくて、幸せなの。
今や私の中の弱虫は、すっかりどこかに消えてしまった。
今の私は、明るい陽だまりで可可と笑い合える。
──────終わり
58: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/11/13(土) 22:45:36.00 ID:sl7zuvPP
【おまけ】
数ヶ月後・練習中
可可「…」ボーッ
すみれ「どうしたの可可?ぼんやりこっち見て」
すみれ「もしかしてスーパースターな恋人の美貌に見惚れちゃったのかしら?」ギャラッ
かのん「ちょっと惚気るなら練習が終わってからにしてよ?(低音)」ギロリ
すみれ「ひっ…」
可可「いや…今すみれの顔を叩いたらどうなるんだろうと思って…」
すみれ「ハァ!?」
可可「なんかこういうの昔からたまにあるんデスヨねー、特にすみれを見てるとよく発動しマス」
すみれ「はぁぁぁぁ!??」
数ヶ月後・練習中
可可「…」ボーッ
すみれ「どうしたの可可?ぼんやりこっち見て」
すみれ「もしかしてスーパースターな恋人の美貌に見惚れちゃったのかしら?」ギャラッ
かのん「ちょっと惚気るなら練習が終わってからにしてよ?(低音)」ギロリ
すみれ「ひっ…」
可可「いや…今すみれの顔を叩いたらどうなるんだろうと思って…」
すみれ「ハァ!?」
可可「なんかこういうの昔からたまにあるんデスヨねー、特にすみれを見てるとよく発動しマス」
すみれ「はぁぁぁぁ!??」
59: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/11/13(土) 22:46:23.22 ID:sl7zuvPP
かのん「あっ、それ分かる~!授業中に急に立ち上がって先生を殴ったらどうなるんだろうとか!」
可可「そんな感じデス!流石かのん!」
恋「何が流石なんですか…。私はありませんよ」
千砂都「私もないかなぁ…」
すみれ「…ぷっ」
すみれ「あはは」
すみれ「あははははははははははは!」
可可「急に笑い出して、どうしたんデスかすみれ?」キョトン
すみれ「…なんでもないの。ただやっぱり…」
すみれ「……大好きったら大好きよ、可可」
終わり
可可「そんな感じデス!流石かのん!」
恋「何が流石なんですか…。私はありませんよ」
千砂都「私もないかなぁ…」
すみれ「…ぷっ」
すみれ「あはは」
すみれ「あははははははははははは!」
可可「急に笑い出して、どうしたんデスかすみれ?」キョトン
すみれ「…なんでもないの。ただやっぱり…」
すみれ「……大好きったら大好きよ、可可」
終わり
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