1: ◆xfXcrstrTc 2015/05/26(火) 00:26:52.56 ID:SP5kxPsK0
サラ「シノンの村で山林を開拓しながら過ごす日々……」

サラ「別に誰かに頼まれた仕事でもなく、土地が肥沃だというだけで農地を広げてきたけど」

サラ「もっと、外の世界も見てみたいな」


サラ「そんな小さな野望の高まりを感じてきた頃、雨の夜に飛び込んできた令嬢、モニカ様」

サラ「反乱が起きた事を伝えに、兄である侯爵様のもとに走らなきゃって……」

サラ「まるで冒険物語みたいでワクワクする……でも最近、モンスターの動きも活発だし、気を引き締めてこう」

サラ「目覚めは爽快。モニカ様が起きたら何かお腹に収めて、すぐ出発だね」

(コンコン)

エレン「サラー、起きてる? >>2の準備できた?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1432567602

2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/26(火) 00:27:41.37 ID:aBc0McrAO
回復アイテム

5: ◆xfXcrstrTc 2015/05/26(火) 00:53:48.33 ID:SP5kxPsK0
サラ「うん、傷薬も術酒も持ったし……でもお姉ちゃん、起こしに来てくれたんだね。」

エレン「え? どういう意味よ。」

サラ「私がついてくって言ったとき、『心配なだけよ』って反対してたから、置いてかれるんじゃないかと思って……」

エレン「さすがにそこまでひどい事はしないっての。ほら早く行くわよ。」

サラ「うん。」


ユリアン「お、俺が一番最後か……すまん。」

モニカ「お待たせいたしました。出発しましょう。」

トーマス「良かったなユリアン、モニカ様より遅かったら置いていく所だったぞ。」


 ※ロマサガ感を出すため、句点マシマシでお送りします。

6: ◆xfXcrstrTc 2015/05/26(火) 01:08:05.26 ID:SP5kxPsK0
サラ「はっ!」

ヘルダイバー「ケェー……」(ボトッ)

エレン「邪魔っ!」

地狼「キューン……」(ドサッ)

ハリード「無理はするなよ、モニカ様の警護が第一だ。……とはいえ、お前らなかなか慣れてるな。楽をさせてもらえそうだ。」

エレン「こっちが必死こいて骨叩き折ってる横で、あっさりスパッと首落としてる人に言われてもね。自信なくしちゃうよ。」

ハリード「(素手で野生動物の骨ヘシ折るお前の方がよっぽど凄いと思うが……)」


ユリアン「何かでかいのが来るぞっ!」

ハリード「あれはガルダウイング! タフなだけが取り得の巨大鳥だ、今まで通りオレが切り込むから後ろは任せる!」

サラ「(私ひとりじゃ、絶対にかなわないような敵……!)」


サラは何かひらめくだろうか?
武器種は問わず
>>7

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/26(火) 01:09:27.21 ID:Y+gJ+UeLO
失礼剣

10: ◆xfXcrstrTc 2015/05/26(火) 01:31:08.94 ID:SP5kxPsK0
エレン「サラ! 危な――」

サラ「(大丈夫、鳥の相手は飽きるほどしてきたもん……翼の中の筋肉の動きを見極め……一瞬、こちらを狙って爪をかけようとする隙を逃さず……)」

サラ「今っ!」

(ぞぶっ)

(ザクッ)

ガルダウイング「ギェェェェェ!」

サラ「あれ? お姉ちゃんの手斧?」

トーマス「エレンが咄嗟に斧を投げたんだ。サラが帯剣してたのも驚いたが、近付かれた咄嗟の判断で的確に抜くとは凄いな。」


ハリード「フッ、眼前で背後を見せるかのような切り上げとは、まさに失礼剣。あんなムチャをするなんて日頃から鍛えていると見える。」

ユリアン「おうっ! オレたちも負けてられないな!」

12: ◆xfXcrstrTc 2015/05/26(火) 01:58:16.79 ID:SP5kxPsK0
 ~ ミカエルの宿営地 ~

ミカエル「遠征中にいきなり来るとは、どうしたのだ?」

モニカ「お兄様、大変です。ゴド――」

ミカエル「まあ待てモニカ。既に村人4人、さすらいの剣士ひとり、お前とわたしの兄妹を合わせて7人にもなっているのだ。」

ミカエル「読者を置いて話を進めるのはよくない。みながみな、原作を知っているとも限らぬのだからな。」

ミカエル「男爵の名前など覚えていなくとも進むのだから、言う必要は無い。」

ミカエル「では改めて自己紹介をしよう、シノンの村を含む領土を治めているロアーヌ侯、ミカエルだ。」

モニカ「」


サラ「(ぼそぼそ)ミカエル様はいったい何を言っているの……?」

エレン「(ぼそぼそ)ここは黙っておきましょ」


ミカエル「これから男爵の反乱を鎮圧に向かう、モニカがともに来るのは危険だ。時間もかかるだろう。ポドールイへ向かってくれぬか?」

モニカ「あ、はい。えーっと、お兄様の言いつけならば、喜んで。」

ユリアン「ポドールイ……あの吸血鬼伯爵のところへですか!?」

ミカエル「そうだ、ポドールイ伯は信用できる。下手な人間よりもだ。そしてさりげない解説を有り難う。見所があるな。」

13: ◆xfXcrstrTc 2015/05/26(火) 02:17:23.93 ID:SP5kxPsK0
ミカエル「今は物資も心もとないが、ロアーヌに帰れば恩賞を取らせよう。モニカを守ってくれ。」

ミカエル「そしてハリード、凄腕の剣士と聞いている。ゴブリン討伐用の兵なので戦力が心もとなくてな、ともに来てくれ。」

ハリード「ああ、まあ、報酬さえもらえるならオレは構わんぜ。」


ミカエル「ではシノンの4人、モニカを頼むぞ。」

ハリード「なに、大丈夫。お前たちならやれるさ。」


サラ「(色々と台無しになった気がするけれど……行き先は、雪に覆われた夜の町ポドールイ)」

サラ「(お姫様の護衛……見たことのない場所……)」

サラ「(運命が変わっていく瞬間を感じる……)」

サラ「(もう昨日までの私じゃない!)」

エレン「>>14」

14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/26(火) 02:20:11.76 ID:YTk4kbMRo
サラ?サラー?

ダメだわ聞いてない・・・

15: ◆xfXcrstrTc 2015/05/26(火) 02:34:54.21 ID:SP5kxPsK0
モニカ「サラ様はいつもこのような感じなのですか?」

ユリアン「いや、そういうわけじゃないんですが……」

トーマス「知識はありますし頭もいいので、天才型といいますか……」

エレン「時々妄想に入っちゃう事があるの。」

サラ「……別に、人に迷惑かけるほどじゃないもん。」

エレン「あ、戻ってきた。じゃ行きますか。」

サラ「……ふんだ。」


 ~ ポドールイへの道 ~

ユリアン「ラッパー1匹、そっち行ったぞ!」

トーマス「こっちはゴブリン達の相手で手一杯だ、悪いがなんとか頼む!」

エレン「ちょ、ちょっと待ちなさい! こっちだって川からスパイダーローズが這い上がって……!」


サラの行動 >>16
スパイダーローズの行動 >>18

16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/26(火) 02:39:37.09 ID:BvB0QSr0O
ラッパーをブロック

19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/26(火) 02:46:00.28 ID:eBrJJJ0eO
仲間になりたそうにこちらを見ている

21: ◆xfXcrstrTc 2015/05/26(火) 02:55:23.21 ID:SP5kxPsK0
(ザシュッ)

サラ「モニカ様、へいき?」

モニカ「あ、有り難うございますサラ様!」

エレン「うちの妹の剣使いがどんどんサマになってきてる……あら? 近付いてこない?」

スパイダーローズ(くねくね)

サラ「なんだか、かわいい……」

エレン「えええええ、ちょっと、相手は吸血植物よ!?」

モニカ「ひとまずユリアン様たちの方の応援にゆきましょう。」


ユリアン「……で、これがそのスパイダーローズ?」

トーマス「確かに近付いてくる様子はないが……」

サラ「これから行く町の領主様も……吸血鬼なんでしょ?」

エレン「そりゃそうだけど。」

サラ「ダイジョウブだよ……ほら、おいで。」

22: ◆xfXcrstrTc 2015/05/26(火) 03:20:31.28 ID:SP5kxPsK0
モニカ「まさか、モンスターになつかれるとは。」

トーマス「凶暴化したやつが増えてきたと思ってたが、まだこういうのも残ってるんだな。」

エレン「あんたねえ……そんなん巻きつけて歩いてたら、妖精系モンスターと間違えられて殺されちゃうわよ?」

サラ「うーん、そっか……ごめんね、野生の薬あげるから元気でいてね。」


サラ「ヘリオトロープもらったわ。」

エレン「解せぬ。」

モニカ「心を通じ合うなんて、素晴らしいですわ。(ニコニコ)」


トーマス「さて、ポドールイが見えてきたが……あれに見えるがポドールイ伯の居城だとすると、雪の山道を少し登らなきゃいけないようだ」

ユリアン「どうします? ポドールイで一泊していきますか?」

サラ「少し休むだけなら……パブで小料理でも?」

モニカ「では…… >>23」

23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/26(火) 05:15:14.57 ID:5iuen2nd0
サラを巨大化させる

27: ◆xfXcrstrTc 2015/05/26(火) 22:03:51.57 ID:SP5kxPsK0
モニカ「サラ様を巨大化させましょう。」

エレン「はい?」

ユリアン「そういう術でもあるのですか? いやそれにしても、なぜ今?」


 ~ パブ ~

モニカ「聖王様が氷の剣を取りに行った氷銀河という所には、身長4m超の『巨人』が闊歩しているそうですわ。」

モニカ「ガルダウイングにも一歩も退かぬ豪胆さ、わたくしを庇ってくださった強い肢体……サラ様は巨人のごとくになるべくして生まれたおかた!」

モニカ「はい、サラ様、あーん。」

サラ「あの……恥ずかしいです……」

エレン「(あー、天然さんかー)」

トーマス「(独特の思考回路をお持ちのようだ)」

ユリアン「バーゲスト肉のトマト煮込み、ウマいな。」


サラ「けぷっ」

モニカ「さあサラ様、もっとお食べください。」

サラ「もう入りません……」

28: ◆xfXcrstrTc 2015/05/26(火) 22:07:48.23 ID:SP5kxPsK0
ユリアン「う~、外に出るとやっぱ寒いな……うわ、雪が降ってきた、早く城に行こう」

トーマス「パブでも噂が聞こえてきたが……選ばれた娘は伯爵に噛まれることができ、吸血鬼として生きられる、か。」

エレン「城の外に出ることができないなんて、私はごめんだけどね。」


(ザク、ザク、ザク……)

サラ「シノンとは雪の質が違うね。踏んだ時にギシギシ言ってる。」

モニカ「誰ひとりとして踏み荒らせない、谷底の雪の下ふかく眠る雪の層はミレニアム・イノセンスとも呼ばれているそうですわ。」

サラ「ステキ……」

ユリアン「おっとヘルダイバーに狙われてる、さっさと橋を渡って城に駆け込もうぜ」


 ~ レオニード城 ~

レオニード「ようこそモニカ姫、私がポドールイ伯レオニード。 >>30」

30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/26(火) 22:32:10.95 ID:dlnwbOqzO
ミカエル「今は物資も心もとないが、ロアーヌに帰れば恩賞を取らせよう。モニカを守ってくれ。」

ミカエル「そしてハリード、凄腕の剣士と聞いている。ゴブリン討伐用の兵なので戦力が心もとなくてな、ともに来てくれ。」

ハリード「ああ、まあ、報酬さえもらえるならオレは構わんぜ。」


ミカエル「ではシノンの4人、モニカを頼むぞ。」

ハリード「なに、大丈夫。お前たちならやれるさ。」


サラ「(色々と台無しになった気がするけれど……行き先は、雪に覆われた夜の町ポドールイ)」

サラ「(お姫様の護衛……見たことのない場所……)」

サラ「(運命が変わっていく瞬間を感じる……)」

サラ「(もう昨日までの私じゃない!)」

エレン「>>31」

32: ◆xfXcrstrTc 2015/05/26(火) 22:46:17.82 ID:SP5kxPsK0
レオニード「サラ? サラー? ダメだわ聞いてない・・・(裏声)」

サラ「」

エレン「」

ユリアン「」

トーマス「」

モニカ「……えっと、なぜそこまで私達のことをご存知なのですか?」

レオニード「ポドールイには何の楽しみもありません。外の話が気になってついあちこちに飛ばした使い魔から情報を仕入れてしまうのです。」

ユリアン「(伯爵のひとり寸劇をスルー!?)」

トーマス「(身分の高い人というものは、みんな、どこか変なんだろうか……?)」

33: ◆xfXcrstrTc 2015/05/26(火) 22:55:56.90 ID:SP5kxPsK0
レオニード「さて、吸血鬼の手を借りて危機を脱したとしても、ミカエル候は侮られてしまうでしょう。むろん気付かれぬよう手は回していますがね。」

レオニード「モニカ姫は何も心配せず、この城でくつろいでくださればよろしい。」

レオニード「それでは部屋に案内させます……ああ、しかし地下には入られませぬよう。危険です。」


(コツ、コツ、コツ……)

ユリアン「なんか気が抜けたな。」

トーマス「人魂に案内されたり、暖炉の炎が緑だったり紫だったり、不気味ではあるけど。あの寸劇を見せられるとな……」

エレン「しかし外はひどい吹雪ね。自然のほうがよっぽど恐怖感あおってくるわ。」

サラ「ちょっと、こわい、かな……」


モニカの行動 >>34

34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/26(火) 23:02:25.65 ID:yjpdc/3Lo
地下探険

35: ◆xfXcrstrTc 2015/05/26(火) 23:25:45.58 ID:SP5kxPsK0
モニカ「城の地下を見てみたいと思うのです。」

ユリアン「いきなり伯爵の忠告無視ですか!? モニカ様、それは……」

トーマス「もしモニカ様が吸血鬼になられたら、俺達も釜ゆでにされますよ。」

エレン「その時には既にみんな死んでる可能性のが高いと思うけど。」

モニカ「しかし押すな押すなと言われたら、それは押せという合図なのだとお兄様が。」

サラ「ミカエル様も何を教えてるんだろう……」

モニカ「ちょっとだけ、本当に覗くだけですから。」


レオニード「で、堂々と私の目の前を横切ってゆかれるのですか。」

モニカ「すみません。すぐ戻りますので。」

サラ「モニカ様ってやっぱりすごい。」

トーマス「(ここまで図太くないと貴族なんてできないという事か……?)」

37: ◆xfXcrstrTc 2015/05/26(火) 23:37:20.01 ID:SP5kxPsK0
エレン「目に見えない攻撃!? 超音……あぐっ!」

ユリアン「ぐおっ……」

トーマス「ど、毒が……」

モニカ「」

サラ「モニカ様おきてー!」


サラ「(びくびく)あの……」

ゴースト「……?」

サラ「この人たち、運んでも、いいかな……?」

ワーバット「(コクコク)」

サラ「ありがとう……うんしょっと。」



サラ「私以外全滅しました。」

レオニード「だから言ったでしょうに。」

サラ「でも>>38をひらめきました。」

レオニード「それを報告して私にどうしろと。しかし転んでもタダでは起きないその姿勢、嫌いではありませんな。」

38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/26(火) 23:46:01.18 ID:6t82YR2yo
かすみ二段

39: ◆xfXcrstrTc 2015/05/27(水) 00:15:39.81 ID:iFJzJ2z40
サラ「かすみ二段、ハリードさんと並ぶ火力も手に入れたし……(ちゅー、ぺっ)」

トーマス「悪いな……毒を吸い出してもらって……」

サラ「今日はもう寝ようね。(ちゅー、ぺっ)」

ユリアン「ありがたい……いやホントごめん、力及ばず……」

サラ「謝罪はモニカ様から充分に受け取ってるから。(ちゅー、ぺっ)」

ユリアン「モニカ様は隣の部屋に……?」

サラ「うん。すごく立派な1人部屋だったよ。やっぱり来賓とその護衛は別々なのね。(ちゅー、ぺっ)」


エレン「はい包帯おしまい。(べしん)」

モニカ「あいたっ! ……うう、まことに申し訳ございません……」

エレン「もういいわよ。ちょっとワクワクしてたのは私も一緒。責任は同じってことで、さっさと寝た寝た。」

(バタン)

モニカ「エレン様、まるで長いこと一緒に居た友人のよう……うれしい……」

モニカ「……あら?」

モニカ「(よく考えると、こ、この不気味な部屋で1人きり……? しかし、わたくしがこれ以上ワガママを言うのもはばかられます……)」

40: ◆xfXcrstrTc 2015/05/27(水) 00:29:45.08 ID:iFJzJ2z40
サラ「弓の手入れも終わったし、私も寝よう。」

サラ「(……明かりを消して暖炉の火だけになると、途端に不気味になるわ)」

サラ「(吹雪の音、古い石づくりの建物特有の、こもった匂い)」

サラ「(人が生活してないからか、悪臭ではないけれど……生活の香りが無くて、それがいっそう不安をかきたてる)」

サラ「うう、テーブルに置かれてたワインでも飲もうかな……」

(コンコン)

サラ「(ビクッ!)……だ、誰?」

サラ「(怪我と毒とでみんな寝てる、私が出なきゃいけないけど、あ、レオニードさんもいい人っぽいし、薬とか持ってきてくれたのかな……?)」


誰が来た? あるいは、どんな出来事が起こった? >>41

41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/27(水) 00:35:37.06 ID:u/0lXWr4o
モニカが原作と同じ理由、ただしツンデレ風味

42: ◆xfXcrstrTc 2015/05/27(水) 00:56:09.42 ID:iFJzJ2z40
モニカ「すみません、モニカです」

サラ「モニカ様?」

(ガチャ)

サラ「モニカ様もこわいの?」

モニカ「え、あ、いえ……サラ様……そう、サラ様が怖がっているのではと思いまして。わたくしが怖いわけではありませんわ。」

サラ「そ、そうなんだ。ありがとう。ふふ」

モニカ「うっ。(素直な視線が痛いです……)」

サラ「でも、私が床で寝てたら、モニカ様を悪者にしちゃいそうだし。モニカ様を床で寝かせるわけにもいかないし……一緒に寝る?」

モニカ「し、仕方ありません。サラ様がおっしゃるのであれば、添い寝、いたしますわ。」

サラ「それじゃあ、寝よう。」


モニカ「(お兄様……わたくしにとって『ツンデレ』というものを表現する事は、非常に難しいようです……)」

43: ◆xfXcrstrTc 2015/05/27(水) 01:15:55.74 ID:iFJzJ2z40
 モニカと一緒に寝ていた事で叱られつつ翌朝


レオニード「城の探索をされるのは構わないものの、皆さんの命が心配なのでね。ちょうどいい財宝の隠された洞窟があります。」

ユリアン「財宝……」

レオニード「私に金銭など何の意味もありませんからな。冒険心ゆたかな皆さんに退屈しのぎを差し上げるのですよ。」

トーマス「(めちゃくちゃ皮肉られてる)」

モニカ「(反省しております)」

エレン「ミカエル様が反乱の軍を打ち破っても、事後処理とか色々あるだろうし、数日は間違いなくここに釘付けだと思うよ?」

サラ「じゃあ、みんな、行ってみる? ……今度は慎重に。」


ポドールイの洞窟、何かゴブリン達が仕掛けた罠とかあるかな? >>44

44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/27(水) 01:30:13.78 ID:TgXfW1qEO
幻惑の罠

47: ◆xfXcrstrTc 2015/05/27(水) 23:21:21.54 ID:iFJzJ2z40
エレン「さっきから鬱陶しいの……よっ!」(バゴォ)

トーマス「骸骨を相手にすると、エレンのキックが大活躍だな。」

モニカ「あら? ……ここは、入り口から入った場所、ですわよね?」

サラ「また戻ってきちゃったの?」

トーマス「ああ、目印もつけておいたし、間違いない。」

ユリアン「んん~? 金になりそうな宝石とか金貨とかは見つかったけど、たぶんこれ200オーラムくらいにしかならないよな?」

モニカ「レオニード様が財宝と呼ぶものが、それだけとは考えづらいですし……何か見落としでもしたのでしょうか。」


サラ「あれ? 入り口近くに……もしかして、あの時のスパイダーローズ?」

スパイダーローズ「(くいくい)」

サラ「こっちに来いって言ってるの?」

48: ◆xfXcrstrTc 2015/05/27(水) 23:34:09.98 ID:iFJzJ2z40
モニカ「こ、このような石壁に囲まれた道がいくつもあったのですね。3本しかないとばかり思い込んで、入ってすぐ出てきてしまったのですか。」

トーマス「この配置……いや、まさか……」

ユリアン「どうしたんだ、トム?」

トーマス「スパイダーローズに案内される通りに歩いてきたのを、方位磁石を見ながら地図を描いてみてるんだが。見てくれよ。」

エレン「ええ!? 分岐がとんでもない事になってるわよ!? こんなに分かれ道あった!?」

トーマス「それを気付かせないのが凄いところだ。東の戦術書にあった石兵八陣とよく似ているが、これは極端に入りづらくしているな」

ユリアン「ここのゴブリン何者だよ。」


モニカ「生命の杖ですわ! 触れただけで癒すちからがあるといいます。」

トーマス「なかなか時代がかったネックレスやブローチが出てきたな、これは800オーラムくらいはするだろう。」

ユリアン「宝物も凄いがゴブリン達の数も半端じゃないぜ。巣を作ってやがるな。」

サラ「あ……ここまでありがとうねローズちゃん。」

エレン「そうね、あそこに陣取ってるヤツ、あからさまにボスっぽいし……悪いけど構ってるヒマは無さそうだわ。」


ブラザーの行動 >>49
サラの行動 >>51

49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/28(木) 00:06:20.77 ID:ZegYdvgR0
種族の垣根を越えた宴会中

51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/28(木) 00:47:40.01 ID:usp+csY5O
お宝だけ頂いて帰る

52: ◆xfXcrstrTc 2015/05/28(木) 01:05:37.21 ID:A7uKJGvK0
ゴブリン「わっはっはっは!」

カエル戦士「だはははは!」

フェイ「ケケケケケ!」

ブラザー「カーッカッカッカッ!」


ユリアン「……。」

トーマス「あれをどうしろというんだ。」

サラ「任せて。見たところ種族を気にしてないみたいだから、堂々と行ってくる。」

エレン「ちょっ、サラ!?」


サラ「ごめんね、ちょっと通るよ。」



サラ「シェルブレーサー取ってきたー。」

エレン「うちの妹に何かをツッコむのは、もう諦めた方がいい気がしてきたわ。」

53: ◆xfXcrstrTc 2015/05/28(木) 01:16:59.52 ID:A7uKJGvK0
 ~ 5日後 ロアーヌ宮殿 ~

ミカエル「無事に反乱は鎮圧できた。この難局を乗り切ることができたのも多くの者のおかげである。特に5人は部下でもないのによく働いてくれた。」

モニカ「ハリード様、有難うございます。」

ハリード「金のためだ、別に感謝してもらう必要はないぜ。」

モニカ「ユリアン様、有難うございます。」

ユリアン「正しいと思うことをやれって、おやじがいつも……別に、そんな……」

モニカ「トーマス様、有難うございます。」

トーマス「もったいないお言葉です。」

モニカ「エレン様、有難うございます。」

エレン「モニカ様と旅をしたの、けっこう楽しかったよ。」

モニカ「サラ様、>>54」

54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/28(木) 02:23:43.95 ID:cHj1TPhno
プリンセスガードに入って下さい

55: ◆xfXcrstrTc 2015/05/28(木) 18:27:56.88 ID:A7uKJGvK0
モニカ「お願いします、サラ様!」

サラ「えっ!?」

エレン「はい!?」

ミカエル「待てモニカ、お前の護衛部隊を作る話は私しか知らないはず、なぜそれを?」

モニカ「お兄様の机の引き出しの妄想ノートを見ました。」

ミカエル「妄想ノートではない、考えをまとめる時に使うメモだ。思考にゆとりを持たせるため、たまに笑いのネタなども書かれているがな。」

サラ「え……えっと……」

ミカエル「ああ、今考える必要はない、モニカだけの意見で決められるものでもないのだから。……このさい聞いておくか、ハリード、どう見る?」

ハリード「基礎能力ならユリアンが抜きん出ているし、色々できるのはトーマスだが、サラもエレンも一流の戦士になれる資質はあると思うぜ。」

ミカエル「(ふむ。侍女兼ボディガードはカタリナ1人で充分とは思うが、女性がもうひとりくらい居てもよかろう)」

カタリナ「(なぜか私がロアーヌを離れてしまう未来が見えたし、増やしたほうがいいのかも)」

ミカエル「ともかく、戦線から逃げ疎開した住民が戻ってくるまで数日は祝勝会が行われる、その間にでも意見はまとめておこう。」

モニカ「では……カタリナ、逃げる手助けをしてくれて有難う。」

カタリナ「モニカ様の、その伝令に走る勇気こそが、ゴドウィン男爵の野望を打ち破ったのですよ。」

ミカエル「みなに充分な褒章を与えよう。祝勝会も楽しむといい。」

56: ◆xfXcrstrTc 2015/05/28(木) 18:34:46.45 ID:A7uKJGvK0
サラ「……」

エレン「……」


ユリアン「あそこの一角が重苦しいんだが。」

トーマス「エレンも妹離れするとなると寂しいんだろう。なに、いざとなればフォローに入るよ。」


サラ「……お姉ちゃん。」

エレン「……何よ。」

サラ「前々から考えてたんだけど、私……もしプリンセスガードの話が来なくても、シノンを出ようと思うの。」

エレン「>>57」

57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/28(木) 18:53:09.30 ID:ZegYdvgR0
悪い男には気をつけなさいよ?

58: ◆xfXcrstrTc 2015/05/28(木) 19:15:00.04 ID:A7uKJGvK0
サラ「うん。……ありがとう、お姉ちゃん。」

エレン「それに、モンスターだけじゃなく、人さらいとかにも気をつけなさいよ?」

サラ「うん。」

エレン「うまい話にも気をつけなさいよ?」

サラ「う、うん。」

エレン「悪いレズにも気をつけなさいよ?」

サラ「どういうこと!?」


ユリアン「重苦しいと思ったけど気のせいだった。」

トーマス「いつもの事じゃないか。」

59: ◆xfXcrstrTc 2015/05/28(木) 19:44:02.82 ID:A7uKJGvK0
ユリアン「オレもハリードに言われた自分の強さを確かめてみたいし、外の世界に出てみるかなあ。」

トーマス「じゃあ、一緒にピドナまで行くか? おじいさまに頼まれた仕事があるんだ。」

ユリアン「それもいいか。エレンも誘ったら来てくれるかな? おーい!」


 ~ ロアーヌ侯宮殿 ~

ミカエル「基本的な礼儀は問題なし。大臣達にも正式に認められたため、改めて勧誘したい。サラ、モニカの護衛部隊プリンセスガードに入らぬか?」

サラ「はい……お受けします。」

モニカ「サラ様、有難うございます!」

ミカエル「では兵士の鎧を支給する。モニカのため働いてくれ。それでモニカ、これからは主従関係になるのだ、『様』づけはやめなさい。」

モニカ「わかりました……サラ、基本的には警備兵と同じように宮殿内の警邏をしていただき、空いた時間は自己鍛錬と馬の世話にあてる形となります。」

ミカエル「質問があれば警備兵長に聞くがいい。」


順番が少し前後するけど、カタリナどうなった? >>60

60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/28(木) 19:45:51.75 ID:yXJGrmXto
嫌な予感がしてたのでマスカレイドは奪われなかったけど
ロアーヌ家宝の皿を割ってしまった

61: ◆xfXcrstrTc 2015/05/28(木) 22:04:05.85 ID:A7uKJGvK0
サラ「(あれ? 今、すれちがったのは、反乱鎮圧直後に会ったカタリナさん?)」

サラ「ばっさり髪を切っていたようだけど……」


モニカ「カタリナ……どうしたのその髪!」

カタリナ「申し訳ありませんミカエル様。フェルディナント様の時代より伝わるラスター彩の陶器を損壊させてしまいました。」

ミカエル「昨晩の事と何か関係があるのか? 詳しく話してみよ。」

カタリナ「は。昨晩、不遜にもミカエル様に化けた男が私に近付いた事は報告した通りですが――」

62: ◆xfXcrstrTc 2015/05/28(木) 22:10:47.15 ID:A7uKJGvK0
ミカエル?「カタリナ、マスカレイドは持っているか?」

カタリナ「はい。(……ん?)ミカエル様ともあろうお方が、『ロアーヌ』に捧げし剣に手を伸ばそうとは。戯れはやめてください。」

偽ミカエル「なに、お前にこれを与えた時のことを思い出してな。お前との思い出に浸り、つい我を忘れてしまった。」

カタリナ「……ひどい言い訳だわ。ミカエル様は、私事の際も王道を忘れぬお方。もし私の魅力で堕落させてしまったとしたら、私も腹を切らねば」

(ブォン!)

神王教団の男「うおっ! ちっ、それがマスカレイドの真の姿か!(フワリ)」

カタリナ「やはり偽者! 待て! 衛兵ーッ!(ダンッ!)」

神王教団の男「屋根まで跳んで来た!? くそ、火星の砂!」

(ゴオォォォ……)

カタリナ「……見失ったようね。ホイホイ誘いに乗って城の裏手まで来てしまった私の油断、か。」

ロアーヌ兵A「カタリナ様! いかがなさいましたか!?」

カタリナ「ミカエル様に化けた男がマスカレイドを狙って接触してきたわ。体格はミカエル様と同じくらい、容姿はおそらく変えることができる。」

ロアーヌ兵B「なんて厄介な! どちらに逃げましたか? 警備を強化しましょう。」

カタリナ「逃げたのはあちらの森、合言葉を作ってお互い騙されないように。それと、ミカエル様に報告に向かうから、誰か私と一緒に来てちょうだい。」

ロアーヌ兵C「えっ? 自分達は何も見てはおりませんが……」

カタリナ「いえ、もし私が殺されて、ここに居るのが偽者だったら、この隙に侵入する事こそ目的かも知れないでしょう。」

ロアーヌ兵D「た、確かに。では自分が。」

63: ◆xfXcrstrTc 2015/05/28(木) 22:33:58.93 ID:A7uKJGvK0
カタリナ「かくかくしかじか、というわけで報告に上がりました。」

ミカエル「わかった。sagaってよい。」

(バタン)

ロアーヌ兵D「しかし、そんなにそっくりに変化したのを、よく見抜けましたね?」

カタリナ「伊達に長年おそばに居たわけではないわ(ふふん)」

ロアーヌ兵D「カタリナ様、ミカエル様のこと大好きですもんね。」

カタリナ「ええ……って何を言わせるのよ!」

(ドゴォ!)

ロアーヌ兵「ぐげぺっ!?」

カタリナ「あ! ご、ごめんなさい、つい力が入って……って、あら、これは……」


 ~ 現在 ~

カタリナ「――からかわれた内容までは申し上げられませんが、その事に焦って突き飛ばした結果、何重もの魔術強化を破ってしまいました。」

ミカエル「あえて言おう、>>62のくだりは必要だったのか?」

モニカ「何を言っているのですかお兄様……」

ミカエル「断髪の覚悟も納得の、阿呆な理由だった。罰として皿代の十万オーラムを稼いでくること。それまでマスカレイドは預かる。」

カタリナ「寛大な処置に感謝いたします。」

モニカ「(さすがにこれはひどいとは言えないわ……)」

64: ◆xfXcrstrTc 2015/05/28(木) 22:53:52.66 ID:A7uKJGvK0
サラ「さて、よくわからないうちにカタリナさんが出稼ぎに行ったらしいけど、そんな事とはぜんぜん関係なく……」

サラ「お城の衛兵さん達には優しく迎え入れてもらったわ。」

サラ「『給料ほとんど変わらないのに責任はでかいって、大変だよな……』とか言われてる。」

サラ「プリンセスガード仲間は『モニカ様を守れるというだけで望外の幸せだ!』って言ってるけどね。」


モニカ「お兄様、外出してもよろしいですか?」

ミカエル「ダメだ。鎮圧後も主犯のゴドウィン男爵の動きがつかめん。」

モニカ「まだ何か企んでいらっしゃるようであれば、わたくしが餌になれるのでは?」

ミカエル「……わかった。2時間だけだぞ。」


モニカの行動とか >>65

65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/28(木) 22:56:15.22 ID:2fnaUc1SO
体にロープを巻き付けて棒に吊るされてみる

67: ◆xfXcrstrTc 2015/05/28(木) 23:13:54.20 ID:A7uKJGvK0
モニカ「うんしょ、うんしょ」

サラ「……モニカ様?」

モニカ「あ、プリンセスガードの皆様は手を出さないでくださいませ。わたくしがさらわれればゴドウィン男爵のアジトもわかると思いますし。」

プリンセスガードA「(こんなバレバレの罠に手を出すのだろうか)」

プリンセスガードB「(なにも自分を縛る必要は無いと思うのだが)」

モニカ「そこのロープをほどいてください、そうすれば岩の重みで木の枝に吊るされますわ。大丈夫、わたくしが餌になる事はお兄様も公認です。」

プリンセスガードC「は、はあ。(実はモニカ様ってかなり残念なんじゃ)」

プリンセスガードD「(ミカエル様はこの作戦自体は絶対許可してないと思う)」



モニカ「キャー」

プリンセスガードズ「「「「「敵もアホだったー!!」」」」」

68: ◆xfXcrstrTc 2015/05/28(木) 23:50:54.32 ID:A7uKJGvK0
ゴドウィン「ふん、まさかこんないいエサが手に入るとはな……いやホントになんでここまでお膳立てされているのだ?」

モニカ「……」

ゴドウィン「逃げようなどと思うなよ、ここのモンスターのえじきに……というか逃げられんか。」


モニカ「よいしょ。ロープは巻きつけただけで縛ってはいないのですが……見破られずにすんで良かったですわ。」

モニカ「では、脱出しましょう!」



サラ「鳥モンスターはこの山に飛んできた。となると、この山のどこかに居るはず、と考えてプリンセスガードみんなで手分けして探しているの。」

サラ「これは……洞窟? 怪しい……」

サラ「仲間に目印を残して、と。入ってみよう。」


モニカ、何かひらめくだろうか? >>69

69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/29(金) 00:05:56.09 ID:UHeiYt8SO
マインドステア

70: ◆xfXcrstrTc 2015/05/29(金) 00:16:47.63 ID:6sm8aj6T0
モニカ「だいぶ彷徨いましたけれど……」

モニカ「あれは……なんという恐ろしい形相。鬼と言われる種族に間違いありませんわ。」

悪鬼「ゴガ……」

モニカ「!」

悪鬼「グオォォォ!」

モニカ「(速い! いけない、避けるのが間に合わ――)」

(ドガァン!)


モニカ「(……あら? 衝撃が、軽い? いえ、これは抱き抱えられて)」

サラ「ごめんね、遅くなっちゃって。」

モニカ「サラ様! あ、いえ、サラ!」

71: ◆xfXcrstrTc 2015/05/29(金) 00:30:57.75 ID:6sm8aj6T0
サラ「矢鱈にぶちかましを放てば洞窟の壁にぶつかる、って学習したなら、コンパクトな攻撃が来るはず。」

モニカ「わかりましたわ。落ち着いてかわせばよいのですね。」

悪鬼「うぬぅ……」

サラ「警戒してるの? 来ないなら、こちらから!(ヒュッ!)」

モニカ「流石です、剣だけでなく弓も!」

サラ「はさみうちにしよう!」

モニカ「了解ですわ!」


悪鬼「ここだ! 言葉が通じないとでも思ったか!」

モニカ「っ!」

悪鬼「届かんぞ! ……う、な、なに?」

モニカ「(届かないと見せかけて、眼前での剣先の回転。その視覚的効果に加え、空気の振動を頭部に加えることでほんの少し朦朧とさせる技ですわ)」

サラ「かすみ二段!」

悪鬼「見え……はっ?」

サラ「(本来、一段目をフェイントに使って当てに行く技だけど、ここは二段目もフェイントにして背後をとる!)」

72: ◆xfXcrstrTc 2015/05/29(金) 00:39:25.33 ID:6sm8aj6T0
モニカ「やぁっ!」

悪鬼「この……ゴドウィンは殺すなと言ったが、図に乗りおって!」

サラ「(モニカ様、ナイス! あとは全力で切りかかるだけ!)はああああっ!」

悪鬼「ガ、アァァァァ……」


モニカ「た、倒した、のでしょうか。」

サラ「背骨に切り込んだ手ごたえはあったから……あ、ご、ごめんなさい、言葉遣い忘れてました。」

モニカ「あ、いえ、お構いなく。2人のときはそちらの方が嬉しいですわ。ふふふ。」

73: ◆xfXcrstrTc 2015/05/29(金) 00:49:58.63 ID:6sm8aj6T0
ゴドウィン「悪鬼までも倒されたか……見くびっていたようだ。もはやこれまで。」

モニカ「男爵、一緒に戻りましょう。わたくし達は数少ない親類ではないですか。」

ゴドウィン「くくっ、聖王のような言葉だな。だが、私がおまえの父を殺したと言っても同じ台詞が吐けるかな?」

モニカ「そ、そんな……」

ゴドウィン「どのみちミカエルは私を許すまい。だが私はおまえ達の手では死なん! さらばだ!(カチッ)」

サラ「モニカ様!」


(ゴゴゴゴゴ……)


モニカ「ば、爆薬を仕掛けていたのですね……有り難うサラ、庇ってもらって。」

サラ「真っ暗になっちゃったね。火打ち石はあるけど……」

モニカ「空気がどれくらいもつかわかりません、もしかしたら入り口がふさがっている可能性もありますわ。」

サラ「そうだよね。とりあえず壁づたいに、記憶を頼りにゆっくり歩いてみようか。」

モニカ「>>74」

74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/29(金) 00:58:35.51 ID:Pql+Aus7o
痛ッ!・・・すいません、足を挫いてしまったようです。

75: ◆xfXcrstrTc 2015/05/29(金) 01:05:53.98 ID:6sm8aj6T0
サラ「ええ!? 落盤で!? だとすると重症の可能性が……!」

モニカ「あ、いえ、血は出ていないようですし、骨が折れている感じもしませんから、大丈夫ですわ。ただ……」

サラ「ん?」

モニカ「あまり歩けそうにありませんので……しばらく、このまま抱きしめていてくださいませ。」

サラ「うん……わかった。」


サラ「(ああ……年上なのに年下っぽいモニカ様、癒されるなあ……)」

モニカ「(呼び捨てにしてもらうのも魅力的ですが……様づけのままというのも、それはそれで……悩ましいですわ。)」


オーイ オーイ

サラ「あ、助けが来たみたいですね。目印を辿ってきてくれたんだ。」

76: ◆xfXcrstrTc 2015/05/29(金) 01:15:04.74 ID:6sm8aj6T0
 ~ ロアーヌ宮殿 ~

ミカエル「モニカをさらわれたミスは救出成功で帳消しに――」

モニカ「あ、それはわたくしの作戦ですわ。」

ミカエル「なんだと?」


※モニカ(の脳天)がボコボコにされています。しばらくお待ちください。


ミカエル「そんなものは見ていないで誰か止めろ! いいか、モニカの意思を無視してでも全力で守れ! モニカの言葉を信じきるな!」

プリンセスガードズ「「「「「申し訳ありませんでした……」」」」」

モニカ「こ、コブが、コブが……」



ツヴァイク公が息子の結婚相手にモニカを選ぼうとしている事について、ミカエルの内心は >>77

77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/29(金) 01:16:45.66 ID:dP2GHfdvo
はらわたが煮えくりかえる

78: ◆xfXcrstrTc 2015/05/29(金) 01:36:46.96 ID:6sm8aj6T0
サラ「ツヴァイク公が面会に?」

大臣「ああ。息子の結婚相手を探しているようじゃが、これが外国にまで聞こえるバカ息子でな。」

サラ「……親ばかなんですか?」

近衛兵長「公のほうも、注意力と内政手腕こそ見るべきところがあるものの、趣味や外見のセンス、主義主張で周りと衝突が激しい。」

サラ「……それがモニカ様を見に?」

文官「表向きは先王様の追悼という事になっていますがね。」

侍女長「姫とはそういうものだと……王に能力が足りなければ、内側にもぐりこみ、子をなし、戦わず征服するものだと、頭では理解していますが……」

サラ「…………」

79: ◆xfXcrstrTc 2015/05/29(金) 02:01:16.65 ID:6sm8aj6T0
ミカエル「……」

影「やはり結婚相手に望まれましたか。」

ミカエル「……」

影「……もし?」

ミカエル「防音の術はかけたな?」

影「はっ。」

ミカエル「外には誰もいないな?」

影「はっ。」

ミカエル「……すぅ」


サラの狩人としての鋭い聴覚は、床の振動から確かにその『声』を聞いた。

ミカエルの魂の叫びを。

これが本物の怨嗟というものかと、いっそ感心するほどの感情の爆発が、サラの心を揺らした。


ミカエル「はあ、はあ、はあ……だが、身内1人の精神と、国民の安心、天秤にかけるまでもない問題だ……モニカには嫁いでもらわねばならん。」

ミカエル「何かしら事故が起これば、と、望まずにはいられぬが……」

ミカエル「……逃げるにしても、嫁入りに向かうふりだけはしておけ、と、伝えるべきか否か。モニカも腹芸ができるようにはなってきたと思うものの。」


モニカの行動 >>80

80: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/29(金) 02:04:11.34 ID:kGFJBcOOO
逃避行

81: ◆xfXcrstrTc 2015/05/29(金) 02:14:38.02 ID:6sm8aj6T0
モニカ「サラ、お願い、私を連れて逃げて!」

サラ「わかりました! 喜んで!(即答)」



大臣「モニカ様の部屋に書き置きが。」

ミカエル「……悩んでいる間に先手を打たれたか。モニカの身代わりに船に乗せる侍女を選び、偽りの襲撃で船を沈没させて救出せよ。」

大臣「船一隻となると相当な金がかかりますぞ。」

ミカエル「1年以内に十万オーラム稼いでくる者がいる。それでまかなう。」

大臣「なんと、既にそこまで手を回して……この大臣、ミカエル様のことをまだまだ甘く見ておったようです。」


カタリナ「へっくち。」

82: ◆xfXcrstrTc 2015/05/29(金) 02:36:54.33 ID:6sm8aj6T0
 ~ ミュルス ~

サラ「ん~っ……潮風がきもちいー。」

モニカ「ロアーヌ特産のワインも仕入れました、旅先で売れば差額が良い儲けになるはずですわ。」

サラ「ふふっ、モニカ様ってけっこうたくましいね。」

モニカ「わたくしのために連れ出してしまったようなものですし、何か少しでもお力になれるようにと……」

サラ「ううん、もともと私は色々な所に行ってみたいって思ってたもん……でも、そうだね。それなら、行く先は私が決めてもいい?」

モニカ「はい! パーティーのリーダーはサラですわ。」

サラ「リーダー……えへへ……」

モニカ「(かわいい)」


サラの行動 >>83

83: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/29(金) 02:40:35.03 ID:DWpM5VCZO
ランスへ行き、ハリードとエレンを仲間にする

84: ◆xfXcrstrTc 2015/05/29(金) 03:09:16.29 ID:6sm8aj6T0
サラ「聖王廟へ行ってみたいんだけど……ツヴァイクに入るのはリスクが高すぎるから、ピドナからヤーマスを経由して行こ。」

モニカ「はい。船旅が長くなりそうですし、鍛錬用に木剣でも作っておきましょうか。」

サラ「水や食べ物も沢山買い込んで、うーん、もうちょっと大きいリュックにした方が良かったかも。」

モニカ「店員さんが、サラの体格を見て合わせてくれましたけれど……サラ、力も強いですものね。」


(どんっ)

サラ「ひゃう!?」

放浪娘「>>85」


放浪娘の偽名 >>87

85: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/29(金) 03:40:14.95 ID:iJvcupN7o
東の風、雨

87: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/29(金) 03:45:18.73 ID:DWpM5VCZO
マカロン

95: ◆xfXcrstrTc 2015/05/29(金) 23:16:09.65 ID:6sm8aj6T0
マカロン「東の風、雨。」

サラ「えっ?」

モニカ「サラ、たまにこういう方はいらっしゃるのです。どこかの町にはひたすら『ぬれてにあわ』と繰り返し呟き続ける夫婦が居るそうですし。」

マカロン「そんなんじゃないよー!」

サラ「えっと、確か、ルートヴィッヒが使った暗号で、西の風、晴れだったところ、本来とは違う言葉が使われたとか?」

マカロン「うん! おねーちゃん物知りだね。」

サラ「えっと……ゴメンね、あまりゆっくりしてる時間は無いの。」

マカロン「じゃあ、ついてく。」

サラ「? ミュルスの子じゃないの?(よく見ると服も奇抜ではあるけどいい品物だし、ぬいぐるみも高級っぽいし)ええっと、モニカ様……」

モニカ「うふふ、サラのお気に召すままに。」

サラ「じゃあ、一緒に行こうか。名前は?」

マカロン「わたし、マカロン! へへー。」

サラ「(かわいい)」

モニカ「(この人なつっこさ、悪い人につかまる前に確保できて良かったですわ)」

96: ◆xfXcrstrTc 2015/05/29(金) 23:32:33.74 ID:6sm8aj6T0
 ~ 船上 ~

マカロン「おねーちゃんおねーちゃん! 来て! ほら、イルカ!」

サラ「わあ……!」

モニカ「まるで船を先導してくれているよう……綺麗。」

マカロン「何かいいことあったりして。」

サラ「……(キラキラキラキラ)」

モニカ「こんなに喜んでいるサラが見られただけでも、もう充分いい事ですわ。」

マカロン「そだね!」


さて、ピドナに着いたら、すぐヤーマス経由してランスに行く? >>97
1.すぐ行こう
2.ちょっとトムに挨拶に
3.近いしリブロフに寄ってみようか(さくっと放浪娘が離脱します)
4.その他

97: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/29(金) 23:34:39.57 ID:5bt6/J3AO

98: ◆xfXcrstrTc 2015/05/29(金) 23:51:58.54 ID:6sm8aj6T0
 ~ ピドナ ~

サラ「ヤーマス行きの船が出るまで時間があるし、トムのところに挨拶に行こうと思うんだけど……」

モニカ「まあ、トーマス様はピドナにいらっしゃったのですか。ではわたくしも、おともしますわ。」

マカロン「ふたりとも行くなら、わたしもー!」

ユリアン「あれ? こんな所で何を?」

サラ&モニカ「ひゃあああ!?」


サラ「ト、トム! ユリアン! 港にいるなんて……あれ、旅支度?」

トーマス「ああ、商会経営でね。力をつけるため、辺境の有望な生産業・工業を買収するコネを作りに。」

マカロン「(買収……)」

サラ「難しいことしてるんだね。」

トーマス「そうでもないよ、人と人との間をつなぐのは、いつだって信頼さ。ただ、ビジネスでは誠実さを見せる形態が色々あるってだけで。」

トーマス「手伝ってもらうのもいいかな。良ければうちに来てくれ、1ヶ月もすれば力をつけてみせる。」

ユリアン「ところでサラはモニカ様の護衛か?」

モニカ「そ、その……家出してきてしまいました。」

トーマス「」

ユリアン「」

99: ◆xfXcrstrTc 2015/05/30(土) 00:04:57.87 ID:isp8gDR+0
モニカ「かくかくしかじか、というわけでして、わたくしの所在はあまり知られたくないのです。」

ユリアン「サラ、お前、いつの間にそんな豪胆なマネをするように。」

サラ「てへ。」

トーマス「ま、まあ、お話はわかりました。ああ、グレートアーチ行きの船が出る。行くぞユリアン、目指すは南国の村アケだ。」

ユリアン「おお、んじゃサラ、そっちはランスだっけか。ヤーマスのドフォーレ商会は黒い噂も多いから気をつけてな!」

サラ「うん、ありがとうユリアン。」


モニカ「エレン様は、ハリード様について行かれたのですね。」

サラ「理由が腕試しって……自分探しの旅にしても、もうちょっと何かなかったのかなぁ。」

マカロン「サラおねーちゃんのお姉ちゃんって凄い男前なんだね。」


ヤーマスへの船の上、何か起きる? >>100

100: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 00:12:26.80 ID:DzKaZDnDO
海賊の襲撃&嵐

102: ◆xfXcrstrTc 2015/05/30(土) 00:50:26.34 ID:isp8gDR+0
見張り「海賊だー!」

サラ「……はぁー。イルカさんの祝福、短かったな。」

モニカ「マカロンちゃん、レイピアをしっかり持って。教えた通りに、ですわ。」

マカロン「う、うん。」

モニカ「捕まったら、死んだほうがましな目に遭わされると思ってください。頭や心臓を狙うのをためらってはいけませんわ。」

サラ「(さすが王族、覚悟ができてるのね。)」

船員「ちっ、嵐が来そうだって時に。嵐にまぎれて逃げようってハラか? あんたら、船室に逃げときな。さすがに俺らだって全滅はしねえさ。」

船長「全滅さえしなきゃ、嵐の中で船を奪うなんて無茶はしないだろう。客を差し出すような真似はせん。」

サラ「ありがとう、でも私達も、少しでも被害を減らしたいの。」

モニカ「荒事には慣れております、船尾方面はお任せください。」

103: ◆xfXcrstrTc 2015/05/30(土) 01:23:14.08 ID:isp8gDR+0
サラ「はっ!」

海賊A「へっ、常に海の上にいる俺らと違って、おまえらはまともに狙いなんざ……あ!? う、動けな……!?」

サラ「影ぬい。狩人をなめないでよ。みんな、弓手は私が止める!」

(ガキン)

マカロン「鎖を打ち込んできたよ!」

モニカ「渡ってくる海賊はここでせき止めますわ!」

海賊B「はっ、バカ正直に鎖の上で戦うもんか! 飛び越えさせてもらう!」

マカロン「アクセルスナイパー!」

海賊C「海賊Bーーー!」

モニカ「己を戒め、隙をなくし動きを小さくすることで、相対的に素早い攻撃を行う技です! 飛ぶ鳥すら落としますわ!」


サラ達の乗ったこの船、何か違法な品物とか積まれてる? >>104

ついでに船の耐久度、コンマ>>104
00~19 沈没、ウィルミントン付近に漂着
20~39 沈没、ちょうどウィルミントンとバンガードの中間あたりに漂着
40~59 なんとか頑張るがヤーマスまではもたなかった、バンガードで修理
60~79 わりと頑張ってヤーマスに到着
80~99 傷は多いものの、なんら問題なくヤーマスに到着

104: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 01:25:24.44 ID:J3vRmm/ro
積み荷は問題なし

105: ◆xfXcrstrTc 2015/05/30(土) 01:50:25.67 ID:isp8gDR+0
 ~ バンガードの宿屋 ~

(バサァッ)

サラ「つ、疲れた……でも、今、洗濯しとかなきゃ……」

モニカ「バンガードが見えたあたりで、船倉のほとんどが浸水して……着替えが海水でゴワゴワになってしまいましたわ。」

マカロン「もー! あんなに穴あけるなんて、最初から船を壊すつもりで襲ってきたのね! ……あ、なら、もし隠れてたら今ごろは……(ガクガクブルブル)」

サラ「よしよし、もう怖くないよ。(ぽんぽん)」


マカロン「ZZZzzz」

サラ「ふぅ、日差しはうららか、波の音も心地いい……洗濯物の影で風に撫でられて……私もお昼寝しようかな……」

モニカ「ポカポカ」



モニカ「さて、船の修理を待つのが早いか、ヤーマスまで歩いていくのが早いか。サラ、いかがいたしましょう?」

サラ「この町にも、フォルネウスとの戦いで使った量産槍ルツェルンガード、最強の革鎧という呼び声高いブリガンディがあるし、見るものはあるけど……」


サラの行動 >>106

106: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 01:56:06.91 ID:mfM6mV+/o
船はこりごりだ
陸路でヤーマスヘ
ブリガンディは買っておく

107: ◆xfXcrstrTc 2015/05/30(土) 02:22:29.65 ID:isp8gDR+0
サラ「嵐の中での揺れが、まだ頭に残ってるから……陸路を取ろう。」

モニカ「はい。」

マカロン「賛成ー! アレひどかったねぇ……」


(ザッ、ザッ)

モニカ「お兄様からの報奨金を使いきってしまったようですが、よろしかったのですか?」

サラ「うん、モニカ様の言葉を聞いてね、身を守るためのお金は惜しんじゃいけないって改めて思ったから。」

モニカ「ま、まあ。有難うございます。」

サラ「それに長く使えると思って。軽くていいでしょ?」

マカロン「ブリガンディ、すごく快適だよー。」

サラ「シノンでも使われてた、とある植物の汁とオイルに漬け込んだ革は、軽いのに金属なみの耐久力を持つの。それでいて元は革だから加工もしやすい。」

マカロン「ああ、カッコいいなって思ったけど、そっかー。形を整えてから固めてあるんだ。」


モニカ「あれに見えるがルーブ山地の、いちばん南の尾根……」

サラ「グゥエインが住んでるって噂の山も……いつか、行くことがあるのかな……」

108: ◆xfXcrstrTc 2015/05/30(土) 02:48:28.20 ID:isp8gDR+0
モニカ「ルーブ山地が見えたところで、水源を探しましょう。山から流れてきている川があるはず……」

サラ「うん、日が暮れる前に水は確保しておきたいね。」

マカロン「干し肉そのままかじるのは、しょっぱすぎるもんねぇ。飲み水を使うのはちょっともったいないし。」



マカロン「ごちそうさまー! おいしかった!」

サラ「トムに比べれば、まだまだだけど……口に合って良かった。」

モニカ「そういえば、わたくしがシノンに駆け込んだあの夜も、トーマス様が料理をしてらっしゃいましたわね。」

マカロン「なになに、サラおねーちゃんの恋人?」

サラ「ううん、トムはみんなのお兄さんって感じの人で、すごく優しいの。」

モニカ「なるほど……俗に言う、いいひと止まり、というタイプなのでしょうか?」

サラ「ええ!? そんなこと言ってない! むしろトムは鬼畜眼鏡ってタイプのような……」



トーマス「ぶえっくしょい!」

109: ◆xfXcrstrTc 2015/05/30(土) 03:04:15.76 ID:isp8gDR+0
 ~ ヤーマス ~

マカロン「やって参りましたヤーマスの町!」

モニカ「ツヴァイクと並ぶ、ビールで有名なところですわね。飲んでみたいと思っていましたの。」

サラ「ユリアンから聞いた黒い噂っていうのは、どういう事なのかな……?」

マカロン「まあまずは宿屋を取ろっ、雨に降られちゃったからテントも干さないとだし。」

モニカ「護衛や荷運びの仕事などがあればよいのですが。」


シーホークでの出来事 >>110

110: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 03:22:09.05 ID:mfM6mV+/o
ドフォーレ商会がトーマスに買収されてた

111: ◆xfXcrstrTc 2015/05/30(土) 03:51:33.42 ID:isp8gDR+0
ドフォーレ当主「酒だ! 酒を持ってこい!」


サラ「……あの、あちらのおじいさんは?(ひそひそ)」

トラックス「ああ、ドフォーレ商会のトップだった人です。商会が買収されたらしくてね、経営を息子に譲ってしまったんですよ。(ひそひそ)」

サラ「え? ……まだユリアンに忠告されてから3日しか経ってないのに……」

トラックス「最初に買収されたのは製粉業、そこで禁制品を扱っていたらしくて責任者が逮捕。」

トラックス「次に買収されたのが子会社の海運で、そこでも密輸をやって脱税していたようでそこの責任者も逮捕。」

トラックス「ドフォーレへの信頼がガタ落ちして、名前を変えての再起も考え始めていたところに本社買収。」

トラックス「いやー、悪いことはできないもんですな。」


モニカ「ランスへ向かう仕事はありませんでしたわ。(ぷはー)」

マカロン「じゃ、普通に向かお。……ん、ジュースおいし。」

サラ「お姉ちゃん、元気かな……」


サラの行動 >>112
モニカの行動 >>114

112: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 04:10:53.27 ID:PY8+xBGtO
ドフォーレを買収したと思われる鬼畜眼鏡に関する情報を売る

114: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 05:27:44.07 ID:Cnwl4uQd0
落ちてたキノコを食べて50mほどの巨人になる

117: ◆xfXcrstrTc 2015/05/30(土) 23:05:04.76 ID:isp8gDR+0
サラ「マスター……そのドフォーレ買収した所って、ピドナのトーマスカンパニー?」

トラックス「おや? 知ってらしたんですか。」

サラ「情報を知ってたというか、知り合いというか……もともと一緒に開拓やってた仲間なの。」

トラックス「へえ、もし機会があれば話してみたいですね。」

サラ「ん……じゃあ、連れてきたら料理おごってくれる?」

トラックス「ハッハッハ、こちらのお嬢さんも商売上手だ。いいでしょ、ひとまず前払いという事で、そのビールのお代はいりませんよ。」

サラ「ありがとう、マスター。」

トラックス「護衛や荷運びの仕事を探してたんでしょう? この町のお得意さんになるかもしれないってことなら好感度を稼いでおくのは基本ですよ!」

サラ「ふふ。ヤーマスに来たら必ず寄らせてもらうわ。」

トラックス「毎度あり!」

118: ◆xfXcrstrTc 2015/05/30(土) 23:15:49.65 ID:isp8gDR+0
 ~ 翌日、ランス―ヤーマス道 ~

モニカ「ひっく。(がっしょがっしょ)」

サラ「モニカ様、地味に酔ってない……? お鍋かきまぜる手があぶなっかしいよ?」

モニカ「だいじょうぶれすわ。」

マカロン「微妙に不安……えええええ、なにこのキノコ……すごい色、すごい形、しかも丸ごと入ってる……わたし昼食ぬきでいいや。」

モニカ「らいじょうぶれす。味見もしまひた。」

サラ「もう。水の代わりにビール飲んだりするから……野盗と戦ったりもしたし、血がかけめぐって酔いが回っちゃったんだね。」


(ビリッ)

サラ「びりっ?」

(ブチッ)

マカロン「何か変な音が。」

(ムクムク……)

モニカ「何か、体が変ですわ……?」

(ズモモモモ)

119: ◆xfXcrstrTc 2015/05/30(土) 23:21:54.95 ID:isp8gDR+0
サラ「……うそ。」

マカロン「モ、モニカおねーちゃんが……」

(ずどーん)

モニカ「おっきくなってしまいましたわ!?」

サラ「モニカ様ー!? 完全に裸になっちゃってるよー!?」

モニカ「えっ!? きゃあああ!」

マカロン「ちゃんと頭に意識があるんだ……巨大化するなんて、本当にこんなことあるんだね。」

サラ「モニカ様ー! 聞こえづらいからしゃがんでー! それと、万能薬を渡すから飲んでー!」

モニカ「うう、は、はい……この状態ではまとう衣服もありませんわね……」

120: ◆xfXcrstrTc 2015/05/30(土) 23:43:07.15 ID:isp8gDR+0
(しゅるるるる)

マカロン「ほっ、元に戻った。」

サラ「いったいなんだったんだろ……はいモニカ様、着替え。」

モニカ「うう、もうお嫁に行けません……あ、お嫁に行かなくてよいと考えるとむしろ幸運なのでしょうか?」

サラ「モニカ様やっぱりたくましいよ。念のために万能薬もうひとつ飲んでね、世の中には人間を乗っ取る恐ろしいキノコもいるんだもん。」

モニカ「は、はい……もう二度と得体の知れないキノコを食べたりしませんわ。」

マカロン「うわー、高級なシルティークが見るも無残な姿に。」

サラ「あああ! ブリガンディ!」

モニカ「(びくっ)」

サラ「ま……まだ野盗と一度しか戦ってなかったのに……2400オーラムもしたのに……」

モニカ「も、申し訳ありません!」

サラ「はあ~……さいわい原型はとどめてるから、紐で縛って応急処置。ランスで修理してもらおう。」


ランスでエレンは何してる? >>121

121: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/30(土) 23:52:01.89 ID:U2RWHfFFo
聖王廟の見学

122: ◆xfXcrstrTc 2015/05/31(日) 00:07:38.21 ID:tNZYoKiD0
 ~ 聖王廟 ~

ハリード「聖王の残した試練があると聞いてきたが、さすがに誰でも挑戦できるわけじゃないみたいだな。」

エレン「ちぇっ、アビスゲートを閉じるための力ってんなら、挑戦させてくれてもいいのに。」


サラ「あ、いたいた、お姉ちゃん! ハリード!」

エレン「サラ!? それにモニカ様も……なに、お忍びで旅行にでも来たの?」

モニカ「家出してきてしまいました。」

エレン「」

ハリード「」

サラ「デジャヴ。」

123: ◆xfXcrstrTc 2015/05/31(日) 00:16:33.51 ID:tNZYoKiD0
モニカ「かくかくしかじか、というわけでして。」

エレン「何やってんのよサラもモニカ様も……」

ハリード「まあ、いいんじゃないか、うん。王族だって、恋愛する権利くらい、あっても……」

エレン「……王族に、惚れた相手でもいたの?」

ハリード「(ギクッ)」


サラ「それで、何か仕事するにも仲間が欲しいって思ってたんだけど……お姉ちゃん、ハリード、一緒に来ない?」

ハリード「ふむ。人数が多きゃ回してもらえる仕事も増えるし、悪くないが。どうするよエレン? 今のこっちの暫定リーダーはお前だ、従うぜ?」

エレン「>>124」

124: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 00:41:30.27 ID:W31iiBlPO
いくらくれる?

125: ◆xfXcrstrTc 2015/05/31(日) 01:30:13.20 ID:tNZYoKiD0
サラ「えっ……毛皮なんて持ってない……ちょっと相談タイム。」

エレン「認めるわ。」

ハリード「いくらなんでもそんな所まで俺に似せなくてもいいだろう……」



サラ「……ふたりで1000でどうかな、お姉ちゃん。」

ハリード「(ずいぶんまともに雇うこと考えてるな。意外とドライな姉妹だったのか? いや、ひとり立ちしようとするサラの意思か)」

エレン「ん、安めだけどまあいいでしょ、最低ラインはわきまえてるみたいだし。成長したわね、サラ。」

モニカ「城づとめの間も色々と勉強してらしたのですよ。」


マカロン「(あ、でもお金は返さないんだ……)」

ハリード「(エレンに悪い影響を与えちまったかな……)」

126: ◆xfXcrstrTc 2015/05/31(日) 01:39:37.21 ID:tNZYoKiD0
ハリード「余計な手間をくった気もするが、さて、どうする? 金を稼ぐならヤーマスへの荷物運びを募集してたぜ。」

エレン「死食を予言した天文学者の家族がこの町にいるって話もあるわよ。」

モニカ「ドフォーレ商会を買収するほどの地力がついたのでしたら、もうトーマス様がピドナに帰っているかも知れませんわ。」

マカロン「東のユーステルムの町までなら、歩いて行けそうだよ。雪のある街道も悪くないんじゃないかな?」


サラ「(ずいぶん自由になっちゃった。どこに行こうかな。)」

サラの行動 >>127

127: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 01:41:55.26 ID:oWfVmrfUo
お金減ったし荷物運びしよう

128: ◆xfXcrstrTc 2015/05/31(日) 02:06:36.92 ID:tNZYoKiD0
 ~ ランス―ヤーマス道 ~

マカロン「来た道をそのまま戻るだけだし、カンタンだね!」

サラ「油断しちゃダメだよ? 野盗が多いから依頼されたんだし……」

ハリード「陰に潜んでゲリラ戦法、自然の毒の利用、罠に誘導したりといった戦術も使う連中だ。気をつけておくに越したことはない。」

エレン「ただの窃盗団ならまだしも、人身売買もやってるらしいし、情けをかけちゃ駄目よ?」

マカロン「ま、またそういうのかぁ……でも、しょうがないんだよね。うん、がんばる。」

ハリード「(この娘も見た目に似合わず身のこなしは安定してるな。むしろ普通の長剣を使わせたほうが化けるんじゃないか?)」


野盗達の行動 >>129

サラの行動 >>131

129: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 02:09:43.21 ID:qEq+ZNGuO
囮を使い陽動分断各個撃破

133: ◆xfXcrstrTc 2015/05/31(日) 22:36:11.06 ID:tNZYoKiD0
野盗A「あ、あんな色黒のオッサンが、それぞれ年齢もタイプも違う美少女4人に囲まれたハーレムパーティーだと……!?」

野盗B「断じて許せん! 縛り上げて男の見てる前でいたぶってやらあ!」

野盗リーダー「ようし、お前らは後から来て、背後か横から急襲。そこのお前とお前は、俺と一緒に先回りして射撃、東廃屋のワナに誘導だ!」



サラ「かすみ二段! かすみ二段! かすみ二段! かすみ二段!」

野盗ズ「「「「ぎゃああああ!」」」」

モニカ「ここは」

マカロン「通さないよー!」

エレン「サラの背中はあたし達が守る!」


野盗C「ちゃんと分断したのに各個撃破されたのはこっちだった、何を言ってるかわからねーと思うが(ry」

ハリード「これもう殲滅戦だろ。(キンッ)」

野盗D「こいつが強すぎんだよ! 罠も切り捨てられるし、3人がかりでやってんのに(トスッ)ふぐっ」

ハリード「あー、背後からサラの矢が……」

134: ◆xfXcrstrTc 2015/05/31(日) 22:44:25.50 ID:tNZYoKiD0
野盗E「撤収だーーーーー!!」


サラ「それじゃあ、キリキリ吐いてね。あなたたちの本拠はどこ?」

野盗リーダー「うう、こんなガキどもに……」

(ザク、ベリ)

野盗リーダー「いぎっ! があああ!」

サラ「あなたたちの本拠はどこ?」


ハリード「……おいエレン、本当にサラはシノンからほとんど出たことが無かったのか? 小指の爪から切り剥がしていくとか手馴れてるぞ。」

エレン「あれは自分がベリッといった経験から、ものすごく痛いって理解してるのよ。材木作ってる時にね。」

マカロン「(ガクガクブルブル)」

モニカ「大丈夫ですわマカロンちゃん、サラがこわい事をしても優しくなくなるわけではありませんもの。(ぽんぽん)」

135: ◆xfXcrstrTc 2015/05/31(日) 23:01:21.35 ID:tNZYoKiD0
ハリード「この程度の練度の敵なら、百人いても平気か……油断は禁物だが。」

モニカ「本拠にも乗り込むのですか?」

エレン「届け物の謝礼金受け取ったらヤーマスで、あとスタンレー近くって言ってたからスタンレーでも、野盗退治の依頼が無いかどうか見てみましょ。」

ハリード「(依頼を受けると、盗まれた金品を返さなきゃいけなかったりするから、いつもは受けないが……これ以上エレンに悪影響を与えるのもな。)」


さて、野盗の巣窟に行くけど、ポールと出会うだろうか?
出会うならポール何してる? >>136

136: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 23:26:06.11 ID:+U2BubbSO
クーデター

137: ◆xfXcrstrTc 2015/05/31(日) 23:49:35.38 ID:tNZYoKiD0
大野盗「……やけに大騒ぎしてると思えば、だいぶ殺したみたいじゃねえか。何があった?」

ポール「俺は食べるにも困って盗賊になった。」

ポールの仲間A「俺はあんたらに負けて手下になった。」

ポールの仲間B「俺は荷運びを失敗して弁償代が払えずにここに来た。」

ポール「だから今さら正義づらしたいわけじゃない。単純に、女の子が売られていくのが耐えられない、ただそれだけの、俺達の好き嫌いだよ。」

ポールの仲間C「1人が反抗して、それに呼応する仲間も加わって。お互いがお互いのグループの事を許せないんだ、そりゃ人死にだって出るさ。」


大野盗「まあ……人数が増えて、統制が取れなくなってきてた事は認めよう。」

ポール「えっ?」

大野盗「3000、4000と大金が貯まってきて、なんでもできると、気が大きくなってたのもあるかもな。」

ポール「も、もしかして親分、あんたも俺達と同じ――」

ポールの仲間D「待て、近付くな!」

(ドスッ)

ポール「ぐ、は……」

大野盗「だがそれの何が悪いってんだ。俺達はまだまだのし上がるのさ。金を貯めて仲間を集めて、国だって盗んでやる!」

ポールの仲間達「「ポールーーー!!」」

138: ◆xfXcrstrTc 2015/05/31(日) 23:59:21.54 ID:tNZYoKiD0
大野盗「で、お前らが後ろに隠してるのが、さらってきた娘とやらか。ふん、ちょうどいい、こいつらが死ぬのを見せれば抵抗する気も失せるだろう。」

売られそうな娘「ひっ……」

ポール「く……くそっ……」


サラ「(ドシュッ)」

エレン「(ゴキャッ)」

野盗F「ぐげっ……」

大野盗「!?」

ハリード「入り口近くに集まって、何をしてるのかと思いきや。外道な演説をご苦労さん。」

モニカ「マカロンちゃん、あの男の人に傷薬を! 傷が深ければ高級なのも使ってください!」

マカロン「わかった! 今助けるよ!」

大野盗「な、なんだてめえら!」


サラ「通りすがりの。」

エレン「盗賊殺しよ!」


誰か何かひらめくかな? >>139、>>140

139: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 00:05:21.41 ID:0+vhwb1e0
サラ 千切り

140: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 00:05:26.67 ID:nq7aiv2SO
稲妻キック

142: ◆xfXcrstrTc 2015/06/01(月) 00:33:31.44 ID:OxAaiJwA0
ハリード「誰でもいい、射線が空いたらとにかく大ボスに攻撃しろ! こういう烏合の衆は指揮をさせないようにするんだ!」

エレン「だらっしゃあ!」

モニカ「こちらは引き付けます、サラっ!」


サラ「(さっきの、かすみ二段の連発で、動きの連続性に慣れたわ……)」

サラ「(これを連続で1つの目標に叩き込めば!)」

サラ「線切り!」

大野盗「がああああっ!」


エレン「なんか発音おかしくなかった?」

144: ◆xfXcrstrTc 2015/06/01(月) 00:42:26.30 ID:OxAaiJwA0
マカロン「しっかりして! ……う、内臓まで届いてる……」

ポール「あ……あの子を、守って……くれ。」

マカロン「わかった、わかったから喋っちゃダメ!」

野盗G「死にぞこないがぁ!」

マカロン「!」


エレン「マカロン!」

モニカ「マカロンちゃん!」

エレン「(ここからじゃ間に合わない!? いや間に合わせる! もっと足に力を込めて、地面を攻撃するかのように! 大岩も砕くあたしならやれる!)」

モニカ「(もっと素早く、もっと鋭く! ……!? このままの勢いなら、もしかして敵も!)」

エレン「っっしゃあ!」

モニカ「はあああっ!」

野盗G「ドギャス!」


ポール「(ふ、ふたりとも、なんて蹴りだ……紫電が走ったようにも見えたぞ。)」

146: ◆xfXcrstrTc 2015/06/01(月) 00:59:30.01 ID:OxAaiJwA0
サラ「大野盗は倒したよ、その男の人の具合は!?」

マカロン「すぐにお医者様に見せないとまずいかも……!」


ハリード「もう残りの野盗どもも逃げ出しはじめてる、運ぶのに支障はなかろう。」

エレン「でも、内臓が!」

モニカ「破傷風も覚悟で縫い合わせないと、ここからスタンレーまでは、とても持ちませんわ!」

ポールの仲間A「そんな!」

サラ「……私がやるわ。」

エレン「サラ!」

サラ「一番器用なのは私だもの。人の体を縫ったことは無いけど……繋いでみせる!」

ポールの仲間B「た、頼む……俺達も裁縫なんてやった事が無い。ポールを助けてやってくれ!」

147: ◆xfXcrstrTc 2015/06/01(月) 01:11:57.05 ID:OxAaiJwA0
 ~ スタンレー 施療院 ~

水術士「なんとか、もちなおしました。」

全員「「……はあ~っ。」」

マカロン「お仲間さん達も、良かったねぇ。」

モニカ「ひとまずは、落ち着けそうですわね。」


エレン「(サラ……本当に、成長して……)」

エレン「(できるからやる、なんてセリフ、前までのあの子じゃ出てこなかった。自信と、責任を背負う覚悟があるからこその言葉。)」

エレン「(雇われるって形でお金なんて要求して、あの子を試すような真似をしたけど……)」

エレン「(もしかしたら、より子供っぽいのは私の方……?)」

エレン「胸を張って、サラの隣に立っていられるように。私もサラ離れしなきゃ、ね。」


サラ「お姉ちゃん?」

エレン「>>148」

148: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 01:13:35.45 ID:6B+65dG1o
ちょっくら傭兵になってくる

149: ◆xfXcrstrTc 2015/06/01(月) 01:37:56.22 ID:OxAaiJwA0
サラ「え? えっちょっ……ええ!?」

エレン「お金は返すわ。あたし、あんたと1人の人間として向き合うのが怖かったみたい。」

サラ「お姉ちゃん……?」

エレン「サラは1人で生きられるようにって色々なことをしてたのに。よくよく考えたらあたしは何も学ぼうとしてなかった。強くなろうとするばかりで。」

サラ「お姉ちゃん……」

エレン「最後までサラのそばに居たいから、今は、離れさせて。おねがい、サラ!」

サラ「…………」



サラ「……ハリード、お姉ちゃんのこと、お願いしてもいい?」

ハリード「まったく世話のやける姉妹だぜ。まあ、いざとなれば介錯くらいはしてやるさ。」

サラ「ありがとう……ふふっ、いざという時が来ないように守ってくれるって意味だよね。」

ハリード「ちっ、それじゃあな。」


ハリード「(ん? でも生きる技術を学ぶって事は、これから交渉もエレンがやるのか? がめつさ、上がるんじゃねえか?)」

ハリード「(……知らん知らん。そうなっても俺のせいじゃないぞ、恨むなよサラ。)」

150: ◆xfXcrstrTc 2015/06/01(月) 01:54:57.54 ID:OxAaiJwA0
サラ「ポールさんの仲間も、お姉ちゃんとハリードについて行っちゃった。」

モニカ「ポール様はしばらく動けないそうですわ……ところでサラ、わたくし考えましたの。回復の術を身につけたほうがいいと思うのです。」

マカロン「確かに……わたし達だってポールさんみたいな重傷を負う可能性あるもんね。」

サラ「生命の杖じゃ、生命エネルギーは補充できても、あまりに重傷だとどうにもならないし……」

モニカ「スタンレーには玄武術を教えてくださる先生がいらっしゃいますので、誰か1人でも生命の水を購入しておいては。」

サラ「野盗退治でお金も入ったし、いいかも。他の町に行けば月術のムーンシャイン、白虎術のアースヒールもあるけど、どうしようかな。」


誰が何を覚えようか? >>151

151: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 01:58:57.33 ID:jpxYa3tDO
マカロンがムーンシャイン
サラがアースヒール

152: ◆xfXcrstrTc 2015/06/01(月) 02:22:29.30 ID:OxAaiJwA0
 ~ ピドナ ~

サラ「荷物運びと野盗退治で稼いだお金、だいぶ使っちゃった。」

モニカ「でも、稼いだ額より多くは使っていませんし、それに術はずっと使い続けられるのです、けして無駄にはなりませんわ。」

マカロン「ピドナはワイワイガヤガヤしてて、なんか好きだなー。」

サラ「人の活力というか、生活のエネルギーに満ちてるよね。」

モニカ「表の顔と裏の顔もありますが……その裏の顔のスラム、あら?」

サラ「どうしたのモニカ様……え、あれって?」

モニカ「トーマス様でしたわよね?」

サラ「帰って来てたんだ。でも向こうってスラムの旧市街、もしかして魔王殿?」

マカロン「探索に行くなら一緒に行こーよ! 魔王殿は冒険の初心者が行くとこって話だしさ。」


しかしなぜかトーマスは一軒の家に入っていった、そこでの出来事は >>153
ユリアンは何をしていたか >>155

153: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 02:24:35.45 ID:XdH3/5R0O
逢い引き

155: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 02:28:49.53 ID:6B+65dG1o
妖精におちょくられてる

157: ◆xfXcrstrTc 2015/06/01(月) 02:57:05.65 ID:OxAaiJwA0
 ~ いっぽう 妖精の村では ~

妖精A「や~い、ひっかかったひっかかった♪」

ユリアン「し、しびれびれびれ……」

妖精B「学習しないなあ、お兄さん。そんなに私達が集めた蜜が欲しいの?」

ユリアン「そ、そりゃ、トーマスには、できれば手に入れてくれって言われてるけど……」

妖精C「けど~?」

ユリアン「害意もない、ただのイタズラなんだ、引っかかってあげるのも男の甲斐性だよ……」

妖精D「(きゅん)」


 ~ 場面 ピドナに戻る ~

サラ「この家に入っていったけど……」


トーマスの逢引相手って? >>158
安価無効ならコンマ>>158
00~19 ミューズ(下心なし)
20~39 ミューズ(下心あり)
40~59 ノーラ
60~79 魔王殿地上部の管理の少女
80~99 魔王殿のワープポイントの蛇女

158: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 03:02:46.85 ID:Czgef1RkO
シャール

160: ◆xfXcrstrTc 2015/06/01(月) 03:26:52.69 ID:OxAaiJwA0
トーマス「いまだ、クラウディウスの名に協力してくれる会社には巡り合えていません……」

シャール「……重ねて言うが、君がそこまで気にする必要は無い。君のおじいさんから続く縁もあるが、けして悪用しないと信用できただけで充分だ。」

トーマス「ミューズ様が争いを望んでいない事は承知しています。でも、せめて屋敷くらいは買い戻させてください。」

シャール「……。なぜ、そこまでしてくれるんだね。」

トーマス「永遠の忠誠に惚れ込んだから。男が男に惚れ込むなんて、理由はシンプルなものです。」

シャール「……大会社の社長にしては甘すぎるぞ。」

トーマス「ご心配なく。行動を起こすのは、ルートヴィッヒより大きな力をつけてからにしますので。」

(コンコン)

シャール「ん? お客か…… ……好きにしたまえ。」

(ガチャ)

トーマス「やあ、サラ。なぜここへ?」

サラ「あとをついてきたんだけど……」

シャール「(『なぜここへ』とは白々しい。君がこの家に入るのに用心をしないなどという事があるものか。とすると、彼女もトーマスの信頼する人物か)」

161: ◆xfXcrstrTc 2015/06/01(月) 03:40:04.96 ID:OxAaiJwA0
トーマス「こちらはシャールさん、奥のベッドに寝ていらっしゃるのはミューズ様。おじい様の知り合いでね。」

サラ「あ、サ、サラです……初めまして。」

モニカ「モニカと申します。」

マカロン「マカロンでーす。」

ミューズ「んん……こんにちは、皆様。こんなに大勢の方にたずねて頂くのは久しぶりですわ。」

シャール「(起きていらっしゃったのか……では、さっきの会話も……)」


ミューズ「ところで、サラ様とモニカ様というと、ロアーヌの……?」

モニカ「あ、えっと、わたくしの事は内密にしていただけると。」

ミューズ「?」

モニカ「え?」

トーマス「(さすがに家出した事までは話してませんよモニカ様。)」

162: ◆xfXcrstrTc 2015/06/01(月) 03:57:03.24 ID:OxAaiJwA0
ミューズ「ゴドウィン男爵の反乱と、その時の冒険のお話は伺っていましたが、さらにドラマティックな道を歩んでこられたのですか。」

モニカ「お恥ずかしいです。」

ミューズ「うふふ。サラ様は、お姫様を救い出す、まるで物語の勇者様みたいですね。」

サラ「そ、そんなことは……」

マカロン「へへっ、サラおねーちゃんってば見た目によらず、スッゴク強いんだから!」


シャール「(ミューズ様が中心となって話をしているだと……!?)」

トーマス「(サラも初めて会う人には内気だし、モニカ様も案外話し慣れてないんだなぁ……)」

ミューズ「トーマス様も、以前、ゴンという子供が魔王殿に入り込んでしまった時に――」

トーマス「(しかしこれは、なかなかに気恥ずかしいものだ。)」


ミューズ「楽しい時間を過ごすことができました。ぜひまた立ち寄ってください。」

サラ「はい、こちらこそ楽しかったです。」

マカロン「ミューズ様、またねー!」

163: ◆xfXcrstrTc 2015/06/01(月) 04:05:48.34 ID:OxAaiJwA0
(てくてく)

トーマス「……サラに手伝ってもらいたいのはね。さっきのミューズ様にも関連してる事なんだ。」

サラ「えっ?」

トーマス「ミューズ様の父上様が暗殺されて、クラウディウスの系列の人々も散り散りになってしまった。」

トーマス「クラウディウスに連なっていた人々を探して南方に手を伸ばし、大手のドフォーレも買収しきったけれど、手がかりひとつ見えてこない。」

トーマス「自由に動けるエージェントを必要としているんだ。」

トーマス「ひとつの会社の名前と、資金は用意する。まあ出入金は1オーラムまできっかり帳簿につけてもらうけど。」

トーマス「『サラカンパニー』を管理してみる気はないかい?」

サラ「……>>164」

164: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 06:51:23.02 ID:okhCcrH1O
私で力になれるならやらせてもらうわ

166: ◆xfXcrstrTc 2015/06/02(火) 00:06:36.77 ID:Q+UHNoC50
サラ「でも、そこまで信用していいの? 私、元盗賊も見逃してる悪党だよ?」

トーマス「ポールとその仲間達のことはさっき聞いたけど、その質問が出るって時点で充分かな。」

サラ「?」

トーマス「罪がなくなるわけじゃない。盗みは軽くない。盗んだことで責任を問われて失業した人や自殺した人だっているかも知れない。そう慮ってる。」

サラ「……まあね。」

トーマス「慮って、なお、見逃してる。その判断がいい方向に転ぶか悪い方向に転ぶかはわからないけど。」

サラ「盗みの被害に遭ったひと達を切り捨てたとは思わない?」

トーマス「たとえ切り捨てたって、その冷徹な判断能力もひとつの組織の長としては必要だよ。掬い上げきれない人だってたくさん居る。」


トーマス「誰を味方にするか。誰を敵に回すか。どこで妥協するか。どこまで歩み寄るか。……こちらの世界へようこそ、サラ。」


どこに行こうか。 >>167
安価無効ならコンマ>>167
00~09 手近かつトムが手を出してないリブロフへ(放浪娘が抜けます)
10~19 まだトムも行ったことない町……ファルスとか?
20~29 お姉ちゃんの動向も気になるしスタンレーに
30~39 ポドールイなんて物件の穴場じゃない?
40~49 ランスで荷運びの依頼がてら探してみようかな
50~59 北の盟主エリック社が牛耳ってるユーステルムの様子でも……
60~69 ポールを故郷キドラントに送ってってみる?
70~79 モニカ様は変装しなきゃいけないけど少しツヴァイクに入ってみるとか
80~89 モニカ様は変装しなきゃいけないけど今まさに発展してるロアーヌで物件探してみよう
90~99 特に理由は無いしクジで当たったバンガードに

167: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/02(火) 00:18:35.17 ID:qLi01PD00
あてコンマ神に身をゆだねる・・・

168: ◆xfXcrstrTc 2015/06/02(火) 00:37:27.66 ID:Q+UHNoC50
モニカ「トーマス様はピドナに残られるのですか?」

サラ「『メッサーナキャラバンとラファエロ商会の小競り合いが白熱してて、漁夫の利チャンス』って言ってたわ。」

マカロン「(商会か……わたしも関わっていったら、少しはうちのみんなの気持ちもわかるのかなぁ……?)」



メッサーナシュガー代表取締役「あのすみません、うちの物件の何がそんなに魅力なんでしょう……権利者コロコロ変わって超迷惑なんすけど……」



 ~ ファルス ~

モニカ「ルートヴィッヒに対抗するため力をつけているのがファルス軍団ですわね。」

マカロン「ビッヒさん、リブロフで力をつけたのにピドナに行ったらリブロフ構ってくれなくなったとか、評判悪いよねー。」

サラ「腕でのし上がったという実績から、冒険者や荒くれからは一目置かれてるみたいだけど……あんまりいい話は聞かないね。」

169: ◆xfXcrstrTc 2015/06/02(火) 00:56:51.48 ID:Q+UHNoC50
ファルス兵「そこの弓を持った君! 傭兵にならないか?」

サラ「えっ……」

ファルス兵「野盗と手を組んだスタンレーなんかに負ける道理は無い、力自慢や素早さ自慢、一芸さえあれば誰でも歓迎だぞ!」

サラ「す、すみません、少し考えさせてください……」

ファルス兵「そうか、入りたくなったら遠慮はいらん、軍の事務所に来てくれよ!」


サラ「スタンレーが野盗を使って交易を邪魔してる? 本当なのかな……?」

モニカ「少なくとも以前にスタンレーに行った時は、そんな噂は……」

マカロン「あ、そうだ! ウワサ聞いてたよ、野盗と手を結んでるなんてデタラメだー!って怒ってる兵士さんが居た。」

サラ「そうなんだ……よく聞いててくれたねマカロンちゃん、えらいえらい。(なでなで)」

マカロン「えへへ~。」

モニカ「もしかしたらエレン様はあちらの傭兵になっているかも知れませんし、ここは判断しかねますわ。」

サラ「もうちょっと話を聞いてみないとだね。」

170: ◆xfXcrstrTc 2015/06/02(火) 01:35:08.42 ID:Q+UHNoC50
サラ「情報を集めに酒場に来たら、まさかマスターが買収のエージェントなんて……」

モニカ「それが仲介してくれる物件のリストですか。」

マカロン「見せて見せてー。……えええ!? 何これ!? 造船所の相場がたった10万オーラム、手数料1万オーラムって。」

サラ「よく見てマカロンちゃん、品目がゼロになってる。船はまだ一隻も持ってないんだよ。」

マカロン「それにしたって、作れる設備はあるんでしょ、おかしいって。」

モニカ「確かに不自然な物件ですわ。現場を見に行ってみませんか?」

サラ「うん。」


 ~ ファルス造船 作業場 ~

サラ「……静かだね。」

モニカ「どなたもいらっしゃらないようです。」

マカロン「休んでるのかな?」

ファルス造船作業員「ん、観光かい? うちの造船所は稼動してないよ。」

171: ◆xfXcrstrTc 2015/06/02(火) 01:46:50.66 ID:Q+UHNoC50
サラ「動いてないって……どうしてなの?」

ファルス造船作業員「ファルス海運は船をピドナに頼んでるからさ。ファルス軍は今のところ仮想敵にスタンレーを重んじていて海軍はさほど――」

マカロン「ちょちょ、ちょっと待って。なんで同じ町の会社なのに、ここに船を頼まないの?」

ファルス造船作業員「簡単な話、ピドナのが安いからだよ。海運もけして裕福じゃないからな、安く上がるにこしたこたぁない。まあ、でも……」

サラ「?」

ファルス造船作業員「ここだけの話、不自然なくらいに安く融通されたと聞いてるがな。」

モニカ「えっ? ピドナの造船所は国営でしたわよね? そんな簡単に価格を変えてしまうような出来事なんて……」

ファルス造船作業員「……ルートヴィッヒが手を回したって、噂だ。」

サラ「な、なんで……?」

ファルス造船作業員「ここの造船所のトップはクラウディウス家に仕えてた重役。力をつけたまま放置するのが気にくわなかったんじゃねえのかな。」

サラ「」

モニカ「」

マカロン「」

172: ◆xfXcrstrTc 2015/06/02(火) 02:01:41.45 ID:Q+UHNoC50
サラ「(ひそひそ)どどどどどうしよう、いきなり大当たりを引き当てちゃった。」

モニカ「(ひそひそ)こ、このさい正直に話せば、最低相場でも傘下に加わっていただけるのでは。」

マカロン「(ひっそひそぉ)待って! 資金と収支予想に余裕ある? 造船所維持するだけでもけっこうなお金がかかるよ!」

サラ「トムから任されてる農場系と、譲ってもらったトロピコシュガーの収支で余裕の黒字!」



トーマス「サラから手紙か……なになに、ファルス造船。うーん、先を見越してるのかも知れないが、赤字買いは危ないな。ちょっと注意を……」

トーマス「え? クラウディウス……」

トーマス「」


次はどこ行こう? >>173

173: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/02(火) 02:08:03.42 ID:5qmhDETv0
スタンレー

174: ◆xfXcrstrTc 2015/06/02(火) 02:43:27.30 ID:Q+UHNoC50
エレン「えぐり込むように、打つべしッ! 打つべしッ! 打つべしッ!」

傭兵A「さすがだぜアネさん!」

傭兵B「スゲエ筋肉だぜアネさん!」

傭兵C「一生ついていくぜアネさん!」

ハリード「なんだこれ。」


 ~ スタンレーの宿屋 ~

ポール「や、やあ。世話をかけたな……」

モニカ「大丈夫なのですか? まだ寝ていた方が……」

ポール「そういうわけにもいかないさ、命を救ってもらった上に入院費用まで出してもらうなんて情けなさすぎる。今返しておこう。」

サラ「これからどうするの?」

ポール「冒険者になる夢を持ってたが、今度は、先に仲間を見つけるよ。俺はなんでもできると思ってたけど、ぜんぶ中途半端だったらしい。」

マカロン「……そんなことないよ。」

ポール「え?」

175: ◆xfXcrstrTc 2015/06/02(火) 03:05:51.73 ID:Q+UHNoC50
マカロン「ポールおにいちゃんは、勇気があるよ……女の子のために体を張れる勇気が。」

マカロン「わたしには、何も無い、力も、技も、知識も、心も、悪い人を殺すのだってためらっちゃう。」

マカロン「いっしょうけんめい、ついて行けるようにしてるけど――」

サラ「違うよ。(ふわり)」

マカロン「……サラおねーちゃん……?」

サラ「そんな純粋な心を持ってるのも、立派に誇れることだよ? それに、信頼できる、っていうのが仲間として何より大事なんだから。」

モニカ「そうですわ。優しさ、明るさ、人なつこさ、わたくし達はいつもそこに助けられています。……まだひと月も経っていませんけど、うふふ。」

マカロン「うう……ごめんね……ありがとう……」


ポール「(励まされてたはずのオレが空気な件)」


ポールも仲間に加えようか? >>176

モニカの行動 >>178

176: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/02(火) 03:13:35.00 ID:H8Xy5+HQo
加える

178: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/02(火) 03:36:20.69 ID:A2KwD25Io
ポールの尻にスクリュードライバー

180: ◆xfXcrstrTc 2015/06/02(火) 23:21:22.90 ID:Q+UHNoC50
サラ「コホン……これから仲間を探すくらいだったら、私達と一緒に行かない?」

ポール「えっ、いいのか?」

モニカ「旅は道連れ、ポール様でしたら構いませんわ。」


マカロン「(どうして急にあんなこと言っちゃったんだろう。自分が、自分自身のことが、すごく嫌なものに感じて……)」

マカロン「(このままサラおねーちゃんの手伝いを続けてたら、ラザイエフ商会の人とも会うことがあるのかな。)」

マカロン「(そしたら、その時は……)」


サラ「とはいえ今はスタンレー牧場の買収のために『見せる』お金を積んでる所だし、出発は明日以降かしら。」

ポール「牧場の買収!?」

モニカ「物件主のラファエロ商会に仕掛けることで、トーマス様への援護になればよいのですが。失敗してもあちらで成果が出れば申し分ありません。」

ポール「あんた達、実はものすごい金持ちだったりするのか……?」

サラ「ううん、私はただのエージェントだよ。私の自由にできるお金は1オーラムたりとも無いの。」

ポール「(大金を操りながら、それに手を出そうとしない……オレにはまぶしすぎる……加えて財力に湧き上がる嫉妬心、オレってのはなんて醜いんだ)」

181: ◆xfXcrstrTc 2015/06/02(火) 23:33:42.45 ID:Q+UHNoC50
 ~ 翌日 ~

サラ「あ、手紙来てる。……ん、オッケー。牧場主さんは心を決めてきたみたい。」

モニカ「サラ、扉を開けるなら上着も着てくださいな。そんな薄い寝巻き1枚では胸が透けて……サラ?」

サラ「」 ←(廊下を見て固まってる)

モニカ「? なにか――」

(ギィ)

ポール「」 ←(サラを見て固まってる)

モニカ「」


形は、すでに存在していた。

マインドステアの回転と、脳を揺さぶる空気の波。

その衝撃波を切っ先にまとわせることができれば、回転する剣先をそのまま突き入れれば、どれほどの威力になるのだろうと。


ポール「アッーーー――」

182: ◆xfXcrstrTc 2015/06/02(火) 23:53:15.86 ID:Q+UHNoC50
ポール「不幸な事故だったんです。故郷に恋人もいるんです。どうか許してください。」(土下座)

サラ「わ、私は気にしてないから……」

モニカ「少しやりすぎてしまいました。ドアを開けたサラに責任がありますし……申し訳ありませんでした。」

マカロン「初のムーンシャインをまさかポールさんのお尻にかける事になるなんて思わなかったよ。」

モニカ「それにしてもサラは危機感が足りませんわ、街中でも危険な方はいるのです。自分が魅力的であることを自覚してください。」

サラ「ええー……モニカ様に言われても。」

マカロン「いや、実際サラおねーちゃんはレベル高いと思う。」


スタンレーとファルスが小競り合いするまでまだ時間がありそうだけど……
このままスタンレー農協も買収しちゃうか……
野盗の巣窟にモンスターが住み着きかけてるって話もある……
いっそポールの故郷を見てみたい気も……

どうしよう? >>183

183: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/02(火) 23:55:19.43 ID:5QRH8oi3o
モンスター退治

184: ◆xfXcrstrTc 2015/06/03(水) 00:18:47.70 ID:yFsH67kU0
 ~ 野盗の巣窟跡 ~

サラ「作戦は足止めで!」

ポール「了解!」

サラ「3時方向からの新手は、私が!」

ポール「わかった、オレは前衛の援護を!」


マカロン「ん、練習もしっかりしてたけど、やっぱり力入れやすいや。パリイも今のところ調子いいし……」

モニカ「出会ってから今までも、筋力の伸びは目を見張るものがありましたもの。きっと長剣の才能の方があったのでしょう。」

マカロン「……弓はどうかなあ。」

モニカ「? なぜですか?」

マカロン「サラおねーちゃんとポールさん、すごく息合ってるし。どっちも弓と剣を使い分けるタイプだから。」

モニカ「あらあらうふふ、やきもちですか?」

マカロン「>>185」

185: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 00:23:45.62 ID:3pYQv2luO
ベ、別に妬いてなんかいないんだから

187: ◆xfXcrstrTc 2015/06/03(水) 00:48:00.64 ID:yFsH67kU0
マカロン「ベ、別に妬いてなんかいないんだからっ。」

モニカ「も~、かわいいんですから♪ おっと、最深部ですわ。」

サラ「(好かれてることを正面から言われるのって、すごく恥ずかしい……モニカ様もたいがい素直だけど、マカロンちゃんもわかりやすくて……)」


ポール「アジトにあったぶんは山分けしたはずだよな? あいつはなんでカラの箱の前に陣取ってるんだ?」

モニカ「あれはベラドンナ、妖精族の戦士ですわ。えらい人が一番奥に座っていたという事をわかっているのかも知れません。」

サラ「妖精だけど……っ」(ガギンッ!)

マカロン「いきなり切りかかってきた!? やっぱり正気じゃないよ!」

ポール「アビスの力が日増しに大きくなってるってのを実感するな……!」


ベラドンナの行動 >>188
サラの行動 >>190

188: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 00:49:51.92 ID:VvFicVJ/O
サラを狙う

190: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 00:51:28.49 ID:dSf40q3DO
カウンター

191: ◆xfXcrstrTc 2015/06/03(水) 01:27:11.79 ID:yFsH67kU0
モニカ「(素早い! サラが……!)」

(プヒュッ)

サラ「含み毒針……!」

ポール「んの……であっ! くそ、距離を離すのが精一杯だ、一撃は軽いけど変幻自在にも程があんだろ。」

サラ「うん、でもたぶん……次は体ごと来る。」


サラ「(……ここ!)」

(ゴッ!)

モニカ「エ、エレン様を彷彿とさせる見事なカウンター……!」

マカロン「斬られる寸前で、足を地面に固定して、ベラドンナの運動エネルギーをぜんぶ本人に返した、の?」

モニカ「カウンターを狙っていることを悟らせず、前に進むことなく叩き込む……なんという高等技術を。」

ポール「重い鎧がアダになったか……完全に首の骨が折れてる。決着だ。」


ベラドンナの使った毒はどんなもの? >>192
安価無効ならコンマ>>192で
00~09 数日寝込むくらい強い
10~29 一晩苦しむくらい強い
30~49 ひととき激しく痙攣してしまう
50~69 ひととき熱が出て呼吸が荒くなる
70~89 傷薬使えばなんてこたーない
90~99 自力ではねのけた

192: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 01:33:49.96 ID:LstWJK2R0
お肌っゃっゃになる

193: ◆xfXcrstrTc 2015/06/03(水) 01:59:58.70 ID:yFsH67kU0
モニカ「サラ!? 顔色が凄いことになっています、すぐ傷薬を! 毒を消してください!」

サラ「あ、うん……(ぎゅー)とりあえず毒がしみついた血を出してと。」

マカロン「(ど、毒を吸い出す……吸い出す……サラおねーちゃんの首筋にキス……い、いや、これは必要なコトだから……)」

ポール「吸い出さなくて平気か?」

サラ「傷口がここまで頭に近いと、強い毒なら手遅れになるレベルだし。ガーゼに吸わせるくらいで、薬を優先するの。」

マカロン「」


サラ「(ツヤツヤツヤツヤ)」

ポール「め、めちゃくちゃ肌艶が良くなってないか?」

モニカ「ベラドンナの毒は野草から作られたものと伝え聞いていますが、もしかしたらお肌にいい成分が含まれていたのかも……」

マカロン「うおう……赤ちゃんみたいなほっぺ。」

サラ「で、とりあえずこの薬をまいておけば、しばらくは野生動物は近づかないってことだけど……」

モニカ「知能の高い妖精や悪魔であれば、またここに住み着く可能性も捨てきれませんわね。」

ポール「でも根本的に何物も住み着かないようにってのは無理だし、しょうがないさ。」

サラ「……ここにサラカンパニーの事務所を……」

モニマカポル「「「ありえん。」」」

194: ◆xfXcrstrTc 2015/06/03(水) 02:21:24.07 ID:yFsH67kU0
 ~ スタンレー ~

ポール「罪を黙ってもらってるオレが言うのもなんだけど、ただでさえ恨まれやすいエージェントをしているのに……(クドクド)」

モニカ「人々の近くに住むという事は、余計な冤罪から身を守る手段でもありまして……(クドクド)」

サラ「もう充分わかったから……マカロンちゃん助けてー……」

マカロン「ゴメンわたしもお説教キライ……」



サラ「生活費くらいは稼げたわ。」

サラ「スタンレーとファルスの小競り合いが始まるみたいで、他の町に行ったほうがいいかも知れない。」

サラ「お姉ちゃんのことは心配だけど、私から離れて自分を見つめなおすって言ってたんだから、邪魔しちゃいけない……よね……心配だけど……」


行き先どうしよう? >>195

195: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 02:29:44.47 ID:AYzFNLFFo
最果て

196: ◆xfXcrstrTc 2015/06/03(水) 02:44:35.90 ID:yFsH67kU0
サラ「ポールさんが故郷に帰る自信を持てないのは、まだ『大冒険!』と言えることをしてないからだと思うの。」

モニカ「大冒険……南のジャングルや、タフターン山、あるいはロアーヌのはるか東に横たわる、ねじれた森などでしょうか?」

サラ「明確な目的地として伝説の中に存在する、世界の最果て……」

マカロン「えええええ!?」

モニカ「まさか、西の大洋に漕ぎ出そうというのですか!?」

サラ「ううん、さすがに距離もわからない船旅に出るほど無謀じゃないよ。聖王様が使ったというバンガードを復活させるの。」

モニカ「それはそれで、何をどうしていいかわかりませんが……」

サラ「とにかくバンガードに行ってみようよ。」


ポール「オレを置いてオレの話が決まっていく。しかも命の危険がひとつやふたつじゃ済まないであろう話が。」

197: ◆xfXcrstrTc 2015/06/03(水) 03:03:57.05 ID:yFsH67kU0
フォルネウス兵A「ギィ」

フォルネウス兵B「ギー?」

(カチャッ  カチャッ  カチャッ)


殺人事件は起きてしまったか? >>198
1.若夫婦が殺された
2.旦那のトイレの時にサラ達が間に合った
3.最初からサラ達をターゲットとして仕掛けてきた
4.まだ様子見してる

198: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 03:06:45.69 ID:m49FdGXpo
3

199: ◆xfXcrstrTc 2015/06/03(水) 03:53:21.97 ID:yFsH67kU0
 ~ バンガードの宿屋 ~

モニカ「ここの宿は2回目ですわ。(ぽふん)」

サラ「(ベッドに飛び乗っちゃうモニカ様かわいい)」

ポール「ううっ……町に入ったらまず宿屋、って生活が再びできるとは思わなかった……」

マカロン「……ねえポールお兄ちゃん、今の言い方だともしかして、前ひとりで居た時も宿屋生活だった?」

ポール「?」

マカロン「そんな『お前は何を言っているんだ』みたいな顔じゃなくて。町の大通りとかで安全な昼に寝たり、町近くの木のうろで寝たりはしなかったの?」

ポール「えっ、きみはそんな生活をしてたのか?」

マカロン「(ブチッ)」

(ガタン! ドガシャーン!)


マカロン「家出生活なめとんのかー! なんで富豪の家から出てきたわたしより、木こりのお兄ちゃんのほうが上品な考え方してるわけ!?」

サラ「(マカロンちゃんが思いっきりカミングアウトしてるけど)」

モニカ「(触れられたくはなさそうなので知らないふりをしておきましょう)」

200: ◆xfXcrstrTc 2015/06/03(水) 04:01:16.67 ID:yFsH67kU0
ポール「い、いや、金は稼げばいいと思ってたし……」

マカロン「ひとりで動くなんて、信用ないんだから任されるわけないでしょ!」

マカロン「死んだらその死亡を報告してくれる仲間もいない、褒賞金と報告代というエサで互いに見張らせて逃亡防止ってこともできない、」

マカロン「根本的に人数がいないから不意打ちに弱いし、交代することもできないから継続的な任務がそもそもできない!」


マカロン「ポールお兄ちゃんの男気は尊敬してるけど! 一般常識を教えてあげなきゃダメなひとだって事がわかった!」

マカロン「おかしいと思ったんだよあれだけの強さ持っててクーデター仲間にも慕われるような人柄の人が、なんで野盗に落ちぶれるのか!」

マカロン「ぜんっぜんサラおねーちゃんの発想を叱る資格ないじゃない!」

ポール「ま、まことにおっしゃる通りです……(グスン)」

サラ「マカロンちゃんマカロンちゃん、ポールさんのライフはもうゼロよ、やめてあげて。」


モニカ「夕飯の魚の包み焼き、おいしかったですわ。ポール様、調理も後片付けもありがとうございます。」

ポール「す、少しは信用を回復できましたでしょうかマカロンさん。」

マカロン「いや、もともと技術とか能力は認めてるってば……もうそろそろ喋り方戻してよ。」

201: ◆xfXcrstrTc 2015/06/03(水) 04:18:13.98 ID:yFsH67kU0
サラ「(一昨日に『私には無い勇気を持ってる』って言ってたことはスルーなんだ……)」

モニカ「(はっ! もしやマカロンちゃんこそ、わたくしにツンデレというものを教えてくれる先生なのでは)」



サラ「……起きてる?」

モニカ「……いつでも行けますわ」

マカロン「……剣は持ってるよ」

ポール「……寝たふりは続けとく」


(キィー……)

(カチャッ  カチャッ  カチャッ)

フォルネウス兵ズ「(クワッ)」


サラ「甘いわね!」

マカロン「シャドウボルト!」

ポール「かすみ二段!」

フォルネウス兵C「ギエェェェ!」

202: ◆xfXcrstrTc 2015/06/03(水) 04:34:40.11 ID:yFsH67kU0
モニカ「この姿……海の魔物、しかもタイミングを合わせて、隠密行動をするほど、統制の取れたもの……」

サラ「魔海侯フォルネウスの尖兵!?」

モニカ「スクリュードライバー!」

(ギャリリリリッ)

(ビチャ)

マカロン「うあ……一撃必殺……眼球まで。」

ポール「あんなもんがオレの尻を穿ったのか……(ガクガクブルブル)」



マカロン「うう、フォルネウス兵の使った水術と、血飛沫で、ベッドが……」

モニカ「さすがにここまでになると、風邪をひいてしまいますわ。」

サラ「仕方ない、追加料金払ってでも別の部屋に移してもらおう。町長さんに話せば、さすがに掃除代まで取られることはないだろうし……」

ポール「あ、そうだ、フォルネウスの危険が迫ってるなら、バンガードを動かす理由にもなるな。」


フォルネウス兵を撃退した。
モニカの行動 >>203
マカロンの行動 >>205

203: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 04:48:52.05 ID:RyCZjSD9o
武器屋でイルカの話

204: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/03(水) 05:39:39.13 ID:dSf40q3DO
キャプテンの足元を見る(二重の意味で)

207: ◆xfXcrstrTc 2015/06/03(水) 23:30:52.28 ID:yFsH67kU0
キャプテン「この死体は……なんと凶悪そうなモンスターだ。確かにフォルネウスの先遣隊という説も納得できる。」

モニカ「バンガードを狙ってきたのでは……と。」

キャプテン「ううむ、これほどのモンスター、警備隊だけではどこまで防ぎきれるか。」

サラ「……動かそう、バンガードを。」

マカロン「聖王様はフォルネウスと戦うためにバンガードを作ったんだよ!」

キャプテン「……うむ。 もちろん、君達は協力してくれるよね?」

マカロン「わかっているがその言い方が気に入らない。報酬ちょうだい。」

キャプテン「む、では2000、いや3000出そう。スタンレーの傭兵と同額だ。」

マカロン「フォルネウスに挑むなら、人間同士の戦争とは段違いに命の危険があるはず! もうひとこえ!」

キャプテン「足元を見おって、よかろう5000払おう。」


サラ「町の中央にある建物とか、四方にある建物とかは関係あるんじゃ?」

キャプテン「私も考えた事はあるが、中央の建物の扉はビクともしなかった。四方の建物はいずれも橋としてのバンガードを支えるものだと思う。」

モニカ「まずは地下への入り口を探すところからですか……すべての建物を見回ってみましょう。」

キャプテン「では、許可状を出そう。船のドックや民家にも入ってみてくれたまえ。」

208: ◆xfXcrstrTc 2015/06/03(水) 23:46:11.10 ID:yFsH67kU0
 ~ バンガードのパブ ~

マスター「いらっしゃいませ。」

サラ「このパブは地下は……無さそうね。」

マスター「(地下?)」

ポール「半日歩き回ったけど(バンガードの地下に入る)収穫はなしか。いつになったらバンガードを動かせるのやら。」

マスター「(バンガードを動かす!? まさかイルカ像を盗んだ犯人を探しているのか!?)」

モニカ「ふぅ、進展がありませんでしたわね……西側でイルカを見かけたのは心が和みましたけれど。」

マスター「(イルカ!?)」

マカロン「かわいかったねえ。」

モニカ「サラとマカロンちゃんとミュルスから旅立った時もイルカが導いてくれたように見えましたわ。またイルカの祝福に期待しましょう。」

マスター「(ううっ……)」

モニカ「イルカの土産物などを売っていてもおかしくないと思いますが、イルカの形をしたものを見かけませんわね。イルカを出さない理由でも?」

マスター「……申し訳ありません! 出来心だったんです!」

モニカ「えっ。」

209: ◆xfXcrstrTc 2015/06/03(水) 23:59:44.44 ID:yFsH67kU0
 ~ キャプテンの家 ~

キャプテン「なんて事だ、玄武術増幅用のオリハルコーンのイルカが盗まれていたとは……ああ、そうなると、進入した入り口もわかったのかね?」

マカロン「キャプテン、足元。」

キャプテン「ん?」

(ガコン)

キャプテン「こんな所にあったとは、この海のキャプテンの目をもってしても気付かなかったよ。」

サラ「それ節穴。でも、先にイルカ像を持ってくるべきかな?」

モニカ「生活できるよう造られているなら水や空気を取り入れる所もあると思いますわ。そこから虫モンスターなどが入り込んでいるかも。」

ポール「先に安全を確保して、あとの掃除をキャプテン達に任せるか。」

キャプテン「おいおい、報酬を取っておいてそれかね。」

サラ「イルカ像を買い戻すのにいくらかかるかわからないし……それともイルカ像の代金も出してくれますか?」

キャプテン「むむむ……それはギャンブル過ぎるな……わかった、安全の確保さえしてくれれば掃除はこちらでやろう。」


バンガード地下の蛇部屋に落ちてしまったメンバー、好きなだけ >>210
バンガード地下のカエル部屋に落ちてしまったメンバー、好きなだけ >>211

210: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/04(木) 00:00:27.71 ID:DEz7lhAHO
サラポール

211: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/04(木) 00:01:27.17 ID:S3YSGopNo
モニカ

213: ◆xfXcrstrTc 2015/06/04(木) 00:40:55.14 ID:KF0RM+J40
ポール「ぎゃーーーーー!! 部屋じゅうに蛇、蛇ぃぃぃ!」

(ザシュザシュザシュ)

サラ「ポールさん落ち着いて! 毒蛇は多くないわ、まずは1匹ずつ青い蛇を倒すの!」

ポール「這い上がって、ぎゃーーーーー!」

サラ「牙蛇に絡みつかれたくらいで慌てないでよ、もう。ロックパイソンに絡みつかれたら命の危機だけど……っ!」

(ザシャッ)

サラ「まず毒蛇、次にロックパイソンを狙って、多少ふみつけたりしても気にしないで。」

ポール「ムチャ言うなーーー!」

サラ「ポールさん繊細すぎる。」

214: ◆xfXcrstrTc 2015/06/04(木) 00:48:56.23 ID:KF0RM+J40
モニカ「あわわわ……下から悲鳴が……」

マカロン「悲鳴あげてるのポールさんだけっぽいけど。」

モニカ「こうしてはいられません、サラの危険に今度はわたくしが駆けつけなければ!」

マカロン「隣の部屋の仕組みからすると、どこかでつながってる可能性もあるかも……」

モニカ「それですわ!」

(バタム カチッ ヒューーー……)


モニカ「いやああああっ! カエル、カエルがぁぁぁ!」


マカロン「モニカおねーちゃん……」

215: ◆xfXcrstrTc 2015/06/04(木) 01:03:28.95 ID:KF0RM+J40
ポール「ひぃ、ひぃ……もう全身あちこちひきつって……」

モニカ「ぜぇ、はぁ……ラッパーだけでなく、フットパティまで……地下水道にワニなんて、ウワサ話の中だけにしてほしいものです……」


サラ「さすがにあれだけ居ると傷が……ゴメン、マカロンちゃん背中のほうに傷薬塗ってくれる?」

マカロン「う、うん。うわっ……思いっきり噛まれてるじゃない。ドキドキしてる場合じゃないよ、こんなにたくさん牙の跡が……」

サラ「ん?」

マカロン「ななななんでもない!(ぺたぺた)」



ポール「なぜか故郷に帰ったらもう一度、同じような目に遭う気がする。」

216: ◆xfXcrstrTc 2015/06/04(木) 01:17:48.43 ID:KF0RM+J40
(ひんやり)

サラ「何か、寒くなってきたね。」

モニカ「妖気のようなものは感じませんが……」

マカロン「あ、見て!」

ポール「冷霊か。氷の精霊と言われてるな。」


サラ「……こっちに干渉してくる気配は、無いみたい。」

(カチッ)

(ズズズズズ)

モニカ「階段が……この先がコントロールルームなのでしょうか。」

ポール「こいつら、玄武術の気配がしてるから、ここに居るのか……?」

マカロン「でも、階段の入り口に居られたら、通る人みんな凍っちゃうよ。」


冷霊の行動 >>217

217: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/04(木) 01:19:17.74 ID:E+5zurt7O
退く…と思ったら不意打ち

219: ◆xfXcrstrTc 2015/06/04(木) 01:41:08.19 ID:KF0RM+J40
冷霊「(ふわ~)」

サラ「どいてくれる、の、かな?」

モニカ「! サラ!(ぐいっ)」

(ゴォッ)

マカロン「さむっ……!」

ポール「騙し討ちとはやってくれる! でたらめ矢!」

モニカ「スクリュードライバー!」

マカロン「やった、まず1匹!」

モニカ「(べりっ)ぐ……ううっ!」

サラ「モニカ様!?」

モニカ「と、凍傷になっています……持ち手を凍らされてしまいましたわ。」

マカロン「む、ムーンシャイン!」

ポール「それなら遠距離から仕留めるまでだ!」


誰か何かひらめく? >>220

220: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/04(木) 01:45:29.74 ID:YOn+XiRZO
サラ 飛水断ち

221: ◆xfXcrstrTc 2015/06/04(木) 02:10:26.63 ID:KF0RM+J40
サラ「速く……冷気が伝うより速く……滝の水を斬るように!」

(スパァン!)

サラ「まだ遅いっ……あ、あれ? 伝ってこない?」

モニカ「外見ではわかりませんが、周囲の空気を取り込むようにする事があります。おそらく、あれで冷気のバリアのようなものを作っていますわ。」

ポール「残りの3匹とは距離が離れたな、誤射する心配がなけりゃ、でたらめ矢っ!」

(ビュゴォォォ)

マカロン「く、くまちゃんガードっ!」

モニカ「火星の砂で、攻撃がてら熱を!」

サラ「まだ身体能力だけじゃ、冷気が伝うより速くは無理があるみたい……ストーンバレット!」

ポール「よし、あと1匹……こいつで終わりだぁ!」

223: ◆xfXcrstrTc 2015/06/04(木) 02:19:44.85 ID:KF0RM+J40
 ~ コントロールルーム ~

サラ「うわぁ……綺麗……」

モニカ「海の中がこんなに明瞭に見えるとは……素晴らしいですわ。」

マカロン「あれは、扉? もしかしてあそこがバンガード中央の扉かな?」

ポール「どうやって登ればいいんだ……?」

サラ「脇にみぞがあるし、昇降装置なんじゃないかな。玄武術士がいないと動かないとか。」


マカロン「じゃ、モンスターも片付けたし、キャプテンに報告して、イルカ像を追いかけよっ!」

モニカ「片付けるの、頑張りましたわ……」

ポール「しばらく蛇は見たくない……」

サラ「あ、あはは……」

224: >>222やっべ忘れてた ◆xfXcrstrTc 2015/06/04(木) 02:32:38.45 ID:KF0RM+J40
 ~ グレートアーチ ~

サラ「さて、イルカ像は海賊ブラックに奪われたってことだけど……」

マカロン「海賊ブラックの隠し財宝のありか、ガセ情報ばっかじゃん! もー!」

ポール「水の流れを味方につける『魚鱗』は嬉しかったがそれひとつしか無かったし……」

モニカ「見た目だけ豪華な、100オーラム200オーラムくらいの品しか、今のところ見つかっていませんね。いいお金ではありますが、財宝と呼ぶには……」

サラ「その情報代に100オーラム200オーラム払っちゃってるしね。」

マカロン「もー! 海賊ブラック出てこーい! イルカ像よこせー!」

ハーマン「ん? イルカ像?」

サラ「えっ? おじいさんは?」

ハーマン「>>225」

225: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/04(木) 02:49:37.95 ID:bjRhD8XAo
話は聞いた、世界は滅亡する!

226: ◆xfXcrstrTc 2015/06/04(木) 03:16:10.68 ID:KF0RM+J40
ハーマン「秘密結社レジデント・オブ・アビス……その魔の手は静かにこの世界に忍び寄っている!」

サラ「(アビスの住人って要するにフォルネウスとかよね)」

モニカ「(当たり前のことをそんな深刻な表情でおっしゃられましても)」


マカロン「で、おじいさんはイルカ像について知ってるの?」

ポール「(流した)」

ハーマン「もちろんだとも、オリハルコーンのイルカだろう? あれは海賊ブラックの宝の中でも特に素晴らしいものだった。」

マカロン「素材まで知ってるってことは信憑性あるね!」

ハーマン「さらに玄武術の増幅機能つき。」

マカロン「うんうん!」

ハーマン「潮の満ち引きまでも操作し、絶大な力を持つ者に使わせれば惑星直列の際に起こる重力の変化を拡大し世界を滅ぼすことも可能だという!」

マカロン「途端にうさんくさくなった。」

227: ◆xfXcrstrTc 2015/06/04(木) 03:30:10.96 ID:KF0RM+J40
ハーマン「イルカ像を必要としているのか? 目的のブツがあるとは珍しいな、どういう関係だ?」

サラ「私達、バンガードを動かそうとしているの。」

ハーマン「なんだと!?」

モニカ「動作機構はつきとめたので、あとはイルカ像と玄武術士を集めるだけなのです。」

ハーマン「そうか……そうか! よし、金はいらん。そのかわり、わしも連れていけ。義足にも慣れた、足手まといにはならねえよ。」

ポール「ええ!?」

サラ「んー……わかったわ、よろしくね。」

ハーマン「わしはハーマン。好きに呼べ。準備が良ければすぐ行くぞ。」


財宝の洞窟の罠など >>228
サラの行動 >>230

228: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/04(木) 06:25:59.50 ID:MqqMIx8lO
床に隠されたスイッチを踏むと矢が飛んでくる

230: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/04(木) 06:49:40.96 ID:HuROnleSO
ブルードラゴン必死で回避

231: ◆xfXcrstrTc 2015/06/04(木) 22:04:05.09 ID:KF0RM+J40
ハーマン「あっちには何も無い。落とされてびしょ濡れになるだけだ。」



ハーマン「イルカはこっちだ。小銭を稼ぎたけりゃ寄り道してもいいが。」



ハーマン「ここには隠し通路があったと思うが、よく覚えてない。」

サラ「そういうのは任せて。耳はいいの。岩壁ならぴっちり閉じるって事もないだろうし、空気の通り道をさぐるのは得意よ。」

ハーマン「それに加えて、部屋のどこかの床にワナがある。踏むと矢が飛んでくるぜ。」

モニカ「どこから飛んでくるのかは……さすがにご存知ありませんか。」

ハーマン「(一味を解散する時に手切れ金を持ち出したきり、それから9年来てねえからな。クロスボウの弦が上等なモンなら、まだ……)」

(キリキリ)

ハーマン「……おい、聞こえたか?」

サラ「ええ……入ってきた壁のほうから、弓の弦が引かれた音がしたわ。みんな、ちょっとその場で待機。」

ハーマン「入り口には射掛けないように設置されてるはずだ。時間はかかるが少しずつ進み、床が沈み込んだら後ろに跳べ。」


マカロン「あれ? これ、おじいちゃんが使ってるのと同じ杖?」

ハーマン「こいつは仕込み杖。ひねる(カチッ)と、抜くことができる剣さ。」

232: ◆xfXcrstrTc 2015/06/04(木) 22:08:55.93 ID:KF0RM+J40
マカロン「滝の音がしてきた……」

ポール「ひんやり湿ってきたな。」

モニカ「『海賊』ブラックというくらいですし、海から運び入れていたこともあるのでは?」

ハーマン「(ここまでたぶん取りこぼしなしで根こそぎ持って行かれてるが……まあいいか。どうせ使い道も無い。)」


サラ「ハーマン、あの石像ってもしかして。」

ハーマン「御明察の通り、本物のブルードラゴンだ。スイッチを入れると石化回復がふりかかって復活するぜ。」

マカロン「……でも、スイッチ入れなきゃ先に進めないんだよね?」

ハーマン「おう。さらにここにも矢のトラップつきと来てる。」

ポール「戦うのは無謀か。罠はあらかじめ作動させておく事はできないのか?」

ハーマン「スイッチを押すまではセーフティがかかって作動しねえのさ。いかにイルカを大事に守ってたかってこった。」

サラ「スイッチを押す人以外は石扉の前で待機しておきましょう。大きさから言ってドラゴンはあそこをくぐれないよね?」

ハーマン「ああ。だがわしは義足、いくら慣れてても走るスピード自体はどうしようもないし、スイッチ係は遠慮したい所だな。」

サラ「じゃあ私が……」

モニカ「ちょっと待ってください! いつもサラばかりに危険なことをさせるわけには行きません。」

ポール「たまにはオレにも格好つけさせてくれよ。」

マカロン「ここはジャンケンで!」

233: ◆xfXcrstrTc 2015/06/04(木) 22:29:24.71 ID:KF0RM+J40
ブルードラゴン「ギャオオオオオ!!」

(バヂバヂバヂッ)

サラ「ひぃぃぃぃ! 速すぎる強すぎる!」


モニカ「うう、結局サラになってしまいました……この身がもどかしい!」

マカロン「サラおねーちゃんが飛び込んでくるために場所あけとかなきゃ、モニカおねーちゃんも身を乗り出さないで。」

モニカ「わかっております、わかっておりますが……ああ、サラ……」

ハーマン「足元!」


(ヒュンヒュン、カカカッ)

サラ「あ、危なかった……ハーマンありがとう。って一息つくヒマもないぃぃぃ!」

234: ◆xfXcrstrTc 2015/06/04(木) 22:38:43.02 ID:KF0RM+J40
サラ「(ボロッ)」

ポール「だ、大丈夫か?」

サラ「生きてるから大丈夫……骨折も、たぶんしてないと思う。」

モニカ「サラ……」

マカロン「サラおねーちゃん……」

ハーマン「もうじきイルカ像だ、もう罠は無いし野生モンスターくらいしか障害にゃならん、頑張ってくれたお前さんは休んでていいぜ。」

サラ「そうさせてもらうわ……」

ポール「おっ!? あの台座に乗ってるのがもしかしてイルカ像か!」


モニカの行動 >>235
マカロンの行動 >>237

235: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/04(木) 22:40:07.48 ID:S3YSGopNo
イルカ像に一直線

237: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/04(木) 22:41:18.16 ID:gAO/0zY9O
負けじと一直線

240: ◆xfXcrstrTc 2015/06/04(木) 23:12:16.35 ID:KF0RM+J40
モニカ「水の気配を強く感じますわ。(スタタタタタ)」

マカロン「天井が近いし、何か潜んでるかもだから注意してね。(スタタタタ)」

ポール「なんでそこまで理解してて一直線なんだよ!?」

ハーマン「(おおかた、サラに負担をかけるのが心苦しいとかか? ちと情が強すぎるな。実力を疑ってるわけでもないのに。……依存、か?)」


(ボトッ)

モニカ「ぼとっ? ……ひぃっ、巨大ヒル!? しかも毒持ちですわ!」

ポール「言わんこっちゃ……ん!?」

(べちゃっ)

マカロン「だーっ! カ、カエル? なんかヒルの方を狙ってるけど……」

(バッサバッサ)

ハーマン「んでもって飛翔蛇カンヘルドラコと来た。イルカ像の周りに陣取りつつ、お互いを狙ってるようだな。3すくみたぁ珍しい。」

241: ◆xfXcrstrTc 2015/06/04(木) 23:33:51.25 ID:KF0RM+J40
モニカ「ひぃ……抜け出せましたわ。ちょっと血を吸われた程度でおさまったのは、やはり天敵とエサを同時に視界におさめているからでしょうか。」

サラ「ヒルに集中攻撃したら、ヘビが襲ってきて、カエルが逃げるかも知れないの?」

ポール「エサを横取りされると思って、カエルの方が襲い掛かってくる可能性もあるんじゃないか?」

ハーマン「ケガが表面から見えないような攻撃手段がありゃ、ちくちく削っても3すくみが続くだろうが……」

マカロン「血が出ない攻撃は、わたしのシャドウボルトくらいかなぁ。」

ハーマン「……しょうがねえな。いちかばちか仕掛けてみるか。」

ポール「うまく全員に当たってくれれば、互いの血の臭いで興奮してくれるかも……でたらめ矢っ!」



※悩んだわりに、あっさり倒せました。

242: ◆xfXcrstrTc 2015/06/04(木) 23:45:19.11 ID:KF0RM+J40
 ~ バンガード ~

サラ「綺麗……。」

ハーマン「こうしてあるべき所におさまってるイルカ像の姿も、なかなかいいもんだな。クククッ。」


キャプテン「あとは玄武術士だけだ。」

モニカ「玄武術士というと、わたくし達の知り合いではトーマス様と、スタンレーの先生だけですわね。」

キャプテン「いや、そんな程度ではとても足りない。なにしろ防御や潜水の力もあるのだ、交代要員を含め最低12人は必要とある。」

マカロン「ええー。」

サラ「マジシャンギルドがあるっていうモウゼスで集めるしかないかも。」

モニカ「……買収するのですか?」

ハーマン「買収だあ? おいおいお前ら、まさか大金持ちだったりするのかよ?」


どうしよう? 買収するか、正面から話をしに行くか、あるいはその他 >>243

243: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/04(木) 23:47:08.74 ID:gAO/0zY9O
まずは話し合いから

244: ◆xfXcrstrTc 2015/06/05(金) 00:21:14.88 ID:44hIYZQf0
サラ「(びしょびしょ)ひどい目に遭ったわ。」

モニカ「(チリチリ)北と南、どちらの術士の弟子もいきなり襲い掛かってきましたし、撃退したら今度は暴力代行依頼とは。」

マカロン「追い出してくれればいいって言われたけど、そんなのカンタンには決められるわけないよー……」

ポール「ここは、各自で術士達の情報を集めるか。」

ハーマン「わしは宿屋にいよう。中継も必要だろう。」


 ~ 半日後 モウゼスのパブ ~

マカロン「(もぐもぐ)町の中央にある死者の井戸の中にあるものを巡って争ってるらしいぞ、ってウワサだよ。」

ポール「最近になって来たのに町を二分するってスゲーな。町の人達も迷惑してるってさ。」

サラ「(はむはむ)北の術士ウンディーネは温厚だけど……反目してるのは>>245という理由らしいわ。」

モニカ「(もっもっ)わたくしが聞いてきたところでは、南の術士ボルカノが譲れないのは>>247という事のようです。」

245: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/05(金) 00:22:37.49 ID:d5140lKRO
フラれた

247: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/05(金) 00:23:13.35 ID:pcr2gnMZo
ただのツンデレ

250: ◆xfXcrstrTc 2015/06/05(金) 00:35:41.92 ID:44hIYZQf0
ハーマン「アホらしい。」

ポール「同感。」

サラ「これはひどい。」

マカロン「もう無理矢理買収しちゃっていいんじゃないかな。」

モニカ「そ、そこまでおっしゃらなくとも……ほら、ボルカノ様の本心をお届けするとか……」


(ギィ)

朱鳥術士A「ばんはー。いやあ、ボルカノ様にも参ったな、素直じゃないにもほどがある。」

朱鳥術士B「あ、ビール5つ。さすがに手口が古くさいよなー。」

252: ◆xfXcrstrTc 2015/06/05(金) 00:47:42.06 ID:44hIYZQf0
朱鳥術士C「ウンディーネを町から追い出して、弱った心につけいるってか?」

朱鳥術士D「それがそうじゃないんだ。追い出された後もウンディーネは諦めないだろうから、足長おじさんやって、舞台が整ったところで正体を明かす!」

朱鳥術士E「なんでまたそんな回りくどい事を……」

朱鳥術士A「ウンディーネさんの、上から目線が気に入らないと。俺たちの傘下に入れるか、貸しを作ってからじゃないと納得いかないんだと。」

朱鳥術士B「『アイツが俺を認めてるんじゃない、俺があいつを認めてやってるんだ』って言ってたぜ。本当にめんどくさい人だよな。」


モニカ「今からボルカノをボコボコにしに行くのに付き合ってくださる方?」

サラ「はーい。」

マカロン「もちろん。」

ポール「行く。」

ハーマン「ブン殴ってやろう。」

253: ◆xfXcrstrTc 2015/06/05(金) 01:06:40.95 ID:44hIYZQf0
 ~ モウゼス ウンディーネの館 ~

朱鳥術士B「かくかくしかじか、というわけでして……(ガクガクブルブル)」

ボルカノ「す゛ま゛な゛か゛った゛な゛。」
       ↑           ↑
(このへんにサラの靴跡)(このへんにモニカの靴跡)

ウンディーネ「なんでそんな顔が腫れ……いや、あなた達がやってくれたのね。ありがとう、ごめんなさい。私もフラれた腹いせなんて大人げなかったわ。」

ハーマン「はっ、わしらがやったのはただの八つ当たり、ボルカノが気に入らなかっただけだ。礼を言われる筋合いはねえな。」

ウンディーネ「それでもよ。冒険者なら魔女の瞳と湖水のローブなんてあれば便利よね? せめてものお礼、ほかにも要るものがあったら持っていって。」

サラ「え、じゃ、じゃあ、今わたし達、玄武術士を集めているんですが……」



朱鳥術士A「ボルカノ様もこうして反省していますので……どうか許してあげてもらえないでしょうか。」

ウンディーネ「>>254」

254: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/05(金) 01:10:03.76 ID:/ssDOAVDO
もうどうでもいい

255: ◆xfXcrstrTc 2015/06/05(金) 01:30:44.93 ID:44hIYZQf0
ボルカノ「え゛?」

ウンディーネ「三十路も中盤にさしかかり、焦っていたことは事実よ。好意を抱いたと勘違いするほどに。」

ウンディーネ「でも、こんな変なプライドを持っている子と付き合ったとして、一生そばに居られるかというと……」

ボルカノ「ち゛、違゛う゛、お゛れ゛は、共゛に゛高゛め゛あ゛って゛ゆ゛け゛る゛と゛思゛って゛。」

朱鳥術士A「あ、あの! ボルカノ様は、真に魔と知の道を求める方でして!」

朱鳥術士B「ウンディーネ様のお誘いを断ったのも、譲ったり譲られたり、庇ったり庇われたりという関係になりたくなかっただけなんです!」

ボルカノ「(コクコク)」

ウンディーネ「……だったら術士同士の繋がりでいいじゃない。」

ボルカノ「い゛や゛、高゛め゛あ゛って゛ゆ゛け゛る゛者゛と゛家゛族゛に゛な゛れ゛れ゛ば」

ウンディーネ「まずそこから私とは違うの。私は……時には甘やかしたいし甘えてみたいし、周りの人に切磋琢磨を強要するような人とは結婚したくない。」


サラ「(温厚で柔和っていうのは本当だったんだ。)」

ポール「(でも付き合う=結婚、になってるあたり、まだ焦ってるんじゃないかなウンディーネさん……)」

256: ◆xfXcrstrTc 2015/06/05(金) 01:44:42.70 ID:44hIYZQf0
ウンディーネ「これは別に私が正しいとかあなたが正しいとかじゃなく、ただの好みの問題よ。あなたは次の人を見つけて頂戴。」

ウンディーネ「それに……私もバンガードを動かしてみたいの。」

サラ「え?」

ウンディーネ「ボルカノ、あなたの魔と知を認めているのは本当。だから私がいなくてもギルドはやっていけるでしょう。」

ウンディーネ「かつて聖王とともにあった術士ヴァッサールのように、私も新しい経験を欲しているわ。」

ウンディーネ「たとえ旅の年月で、子供が産めない年齢まで老いてしまったとしても後悔しない。」


どうしよう? >>257
1.ウンディーネを仲間に加える
2.操縦リーダーとしてバンガードに残ってもらう
3.ボルカノが「それでも一緒に居たい」と言い出したので2人とも連れて行く
4.その他

257: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/05(金) 01:46:22.89 ID:lNFo9zHfO
3

258: ◆xfXcrstrTc 2015/06/05(金) 02:00:50.40 ID:44hIYZQf0
サラ「アースヒール。」

ボルカノ「わかった……もとはといえば、私の意志の押し付けが原因。その隔意は受け入れよう。」

ポール「(おお? 意外と素直なやつ?)」

ボルカノ「しかしサラ、私も連れて行ってはくれないだろうか。ウンディーネの事を理解する時間が欲しい。」

サラ「え、あ、う、うん……いいよ。」

ウンディーネ「(ボルカノのこの冷静さを、物分かりがいいと誤解したのは私のミスね……そう考えると、話し合う猶予はあった方がいいのかしら?)」

ハーマン「つまらんケンカは終わりか? なら、今夜一晩で支度しな、明日の朝バンガードに向けて出発だ。」



モニカ「(……互いに……庇ったり庇われたり……)」

マカロン「(サラおねーちゃん……わたしは……)」

259: ◆xfXcrstrTc 2015/06/05(金) 02:03:34.13 ID:44hIYZQf0
魔王の盾「あのすいません私は」

261: ◆xfXcrstrTc 2015/06/05(金) 02:19:59.23 ID:44hIYZQf0
 ~ バンガード ~

キャプテン「市民は家の中や町の中心部など、安全な所にいるよう言ってあります。いつでも発進させてください。」

ウンディーネ「コントロールは任せなさい。玄武術のエキスパートの名に恥じない働きをしてみせるわ。」

玄武術士ズ「準備よ~し!」


ハーマン「ようやっと発進か! いや、まだこれはフォルネウス打倒への第一歩だったな……まだ始まってもいねえんだ。」

ポール「冒険だ……これは間違いなく大冒険だぜ!」

マカロン「わたしは、サラおねーちゃん達と一緒にいくよ……どこまでも!」

モニカ「サラ! 号令を!」

262: ◆xfXcrstrTc 2015/06/05(金) 02:28:25.02 ID:44hIYZQf0
サラ「発進準備!」

玄武術士A「シンクロ開始!」

玄武術士B「術式、開始!」

ウンディーネ「出力50%!」

(ゴゴゴゴゴ)


ウンディーネ「出力100%」

(ゴゴゴゴゴゴゴゴ……)


サラ「もう少しよ、大地の鎖を断ち切って!」

ウンディーネ「OK、私の制御力なら、限界まで注ぎこめるわ! 120……140……150%! 最大出力! サラ、舵をしっかり固定しておくのよ!」

263: ◆xfXcrstrTc 2015/06/05(金) 02:37:08.22 ID:44hIYZQf0
(キィィィィィン)


ハーマン「大地が割れる……!」

(……ザバァッ!)



ウンディーネ「……!」

サラ「バンガード…… 発 進 !」

264: ◆xfXcrstrTc 2015/06/05(金) 02:59:09.11 ID:44hIYZQf0
 ~ 洋上のバンガード ~

サラ「最果ての島……ロブスター族が住むという。」

マカロン「サラおねーちゃん、わたし、もっと強くなるね。体も心も。」

サラ「え? 急にどうしたの、マカロンちゃん。」

マカロン「わたしがムチャしなくても、おねーちゃんの役に立てるように。おねーちゃんがムチャした時も、わたしが支えられるように。」

サラ「……うん。ありがとう……」


ポール「おーいじいさん、そんなとこ居て落ちても知らないぜ?」

ハーマン「はっ、マストをねぐらに育ったわしが、海の上で落ちるものかよ。」

ポール「なあ……やっぱじいさんも、海賊だったのか?」

ハーマン「ああ、まあな。」

ポール「だいぶ悪いこともしたろうな。」

ハーマン「ああ? 盗みと殺ししかやってねえよ。弱肉強食っつう信念は根底にあるが、誘拐だの詐欺だのジメジメした事は性に合わん。」

ハーマン「殺しだって、好き好んで殺しまわってたわけじゃねえ……ん? 若造、おまえ自分の罪に苦しんでるくちか? だったら海賊なんぞやめときな。」

ポール「べ、別になりたいわけじゃないっての……」

265: ◆xfXcrstrTc 2015/06/05(金) 03:28:00.43 ID:44hIYZQf0
ボルカノ「……人の心というのは、やはりよくわからないものだ。」

ウンディーネ「まあ、そこは同意するわ。私が男の弟子を多く取っているのも、女心がよくわからないからだし。」

ボルカノ「お前も女だろう。」

ウンディーネ「あいにく私は幼い頃からドライでね。恋人ならすべてを知っていたいとか、私のすべてを受け入れてほしいとか、そんなの考えた事もない。」

ボルカノ「ふむ、ひとつひとつ物事を分けて考える、という判断か? それは私も当たり前のように思うが。一般的な女は、すべてを、と思うものなのか?」

ウンディーネ「そうらしいわ。グループに入って、秘密を共有してなんでも教え合って、っていうのについていけなくて、いじめられたりもしたっけ。」

ボルカノ「理論的ではないな。とても好感など持てん。やはり私はお前に……」

ウンディーネ「こら、調子に乗らない。まだ旅は始まったばかりよ?」



モニカ「わたくしは……あの時、『連れて逃げて』と言ってしまった……」

モニカ「サラを巻き込むことに罪の意識を感じるより先に、サラが必要だと、思ってしまった……!」

モニカ「こんなわたくしが、側に居る資格など……」

モニカ「でも……わたくしがいなくなったとしても、サラがロアーヌから追われる事に変わりはありません……」

モニカ「なんという十字架を背負わせてしまったのか……世界で、いちばん、大事な人を……苦しめて!」

サラ「あれ? モニカ様?」

モニカ「ひぅ!?」

サラ「え……泣いてたの?」

モニカ「あ、その…… >>266」


サラの行動 >>268

266: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/05(金) 03:38:36.12 ID:KZgxiaYZo
メンゴ

268: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/05(金) 06:39:54.46 ID:NloGwuySO
デコピン

269: ◆xfXcrstrTc 2015/06/05(金) 14:01:14.78 ID:44hIYZQf0
モニカ「メンゴ。」

サラ「(ばちこん)」

モニカ「いたぁーっ!? ちょっ、サラ、最近体術も強くなってきてませんか……指先ひとつでこんな痛い……」

サラ「モニカ様、無理して明るく振舞わないで。」

モニカ「う……」

サラ「……でも、たぶん私が何を言っても、モニカ様はかかえこんじゃうんだろうね……それなら、できれば私にもぶつけてほしいな。」

モニカ「ぶつける……何を……?」

サラ「感情を。……泣いてほしい。モニカ様の感じてる重いものは、知らないままでいたくないから。」

サラ「私に隠すことが私のため、とか、難しいこと考えないで。だって――」

サラ「どうせ、ずっと一緒に居るんだもん。」


モニカ「サ……サラ様ぁぁ……(だばあ)」

サラ「すごい涙!? そして様づけ復活!?」

270: ◆xfXcrstrTc 2015/06/05(金) 14:04:43.49 ID:44hIYZQf0
モニカ「もう、プライドなんて残っていませんわ……今までずっと妹のようなものと思って参りましたが。」

モニカ「サラ様は姉のようなものですっ。(ぐすん)」

モニカ「これからも誠心誠意、粉骨砕身、サラ様のため尽力していきますわ。(ずびっ)」

サラ「あの、モニカ様、鼻水すごいことになってるよ……とてもお姫様がしちゃいけない顔になってる。」

モニカ「もう姫ではありませんからいいのです。(ちーん)」

サラ「えええええ……」


マカロン「あー! サラおねーちゃんがモニカおねーちゃん泣かせてる!」

サラ「えー、いやこれは……」

モニカ「うふふ、これは嬉しい涙なのですわ。そうだ! マカロンちゃん、グラスを。」

マカロン「ふえ?」

モニカ「ほら、サラも。(とくとくとく)」

サラ「あ、うん。……えっと、何に乾杯?」

モニカ「われら3人、産まれた時は違えども、死すは同じ刻であらんことを!」

サラマカ「「パクリ!?」」


最果ての島、ロブスター族の第一声 >>271
ポールの行動 >>273

271: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/05(金) 14:06:25.95 ID:jSM1TG5KO
こんなところに旅人とは珍しい

273: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/05(金) 15:43:35.58 ID:/ssDOAVDO
(じゅるり)

276: ◆xfXcrstrTc 2015/06/06(土) 01:11:03.92 ID:aJIL7rYN0
 ~ 最果ての島 ~

ロブスター族A「ほう、こんなところに旅人とは珍しい。」

ロブスター族B「普通の人間となると、聖王様以来かな?」

ポール「(じゅるり)」

モニカ「(ガッ)すみません船頭さん、ポール様をバンガードの船倉に放り込んでおいてください。」

ポール「じょーだん! 冗談ですって!」


ロブスター族C「フォルネウスが滝の洞窟に水龍を送り込んできた! この島を破壊するつもりだ。」

ロブスター族D「われわれは海底宮の場所を知っています。フォルネウスは口封じをするつもりです。」

サラ「水龍……」

(ズバァン!)

マカロン「キャ!」

ハーマン「なんだ、向こうか?」

277: ◆xfXcrstrTc 2015/06/06(土) 01:38:00.84 ID:aJIL7rYN0
ロブスター族E「そこからでも水龍が島をけずろうとしているのが見えるだろう。われわれの流法(モード)は玄武の水。水龍には通じない。」

ハーマン「なかなか厄介だな。魚鱗か湖水のローブを着けとかねえとスッパリ斬られて終わるぜ。」

サラ「魚鱗2コと、湖水のローブ2着。今回は4人パーティーで挑もうか。」

モニカ「わ、わたくしはもちろん戦いますわ!」

マカロン「わたしだってサラおねーちゃんから教わった飛水断ちで!」

ハーマン「あんまりフォルネウス前にカンを鈍らせたくはねえな……」

ポール「なあ、サラ。たまにはオレ達に任せてみてくれないか?」

サラ「えっ……」

ハーマン「タイミングさえ合わせることができりゃ合成術も使い放題だ。指揮官やってみたらどうだい。」

マカロン「(報酬は……エビさんがお金持ってるとも思えないし、まあいっか。)」


ボストン「仲間はああ言っているが、水はわれわれにも通用しないという事でもある。」

サラ「うん、見るからにね……」

ボストン「それに、客人に任せきりというのも心苦しい。わたしは体術を磨いてきた、仲間に加えてくれないかな?」

278: ◆xfXcrstrTc 2015/06/06(土) 01:58:23.22 ID:aJIL7rYN0
 ~ 滝の洞窟 ~

ボストン「ロブスター族ボストン、推して参る!」

マカロン「おお……ダーティランスの横っ面はりとばしてるよ。ハサミ強い。」

サラ「9時方向からメーベルワーゲン!」

ハーマン「かゆいってんだよ! うおおおおらぁぁぁぁ!」

モニカ「斧を構えては突撃し、盾を構えては突撃し……ハーマン様は実に豪快ですわ。」

ハーマン「義足なめんな!(ゴリュッ)」

サラ「うわぁ……義足キックでメーベルワーゲンのカラ貫通しちゃった……」

ポール「飛水断ち! じいさん、後ろに注意だぜ。」

ハーマン「へっ、気付いてたっつうの。まあ楽ができるのはいい事だ、わしの背中を任せてやらん事もない。」

ポール「じいさんのツンデレとか誰得だよ。全っ開で行くぜぇ!」


何かひらめくかな? >>279、>>280
水龍の行動 >>282

279: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/06(土) 02:01:22.96 ID:iR983OGro
薪割りダイナミック
サザンクロス

280: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/06(土) 02:03:48.03 ID:psxRI3Peo
マカロン 脳天割り 骨砕き

282: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/06(土) 02:10:44.16 ID:PDMztAcDO
ポールに巻き付き

284: ◆xfXcrstrTc 2015/06/06(土) 09:34:52.90 ID:aJIL7rYN0
 ~ 最果ての滝 ~

水龍「シャアアアア!」

ハーマン「ちっ、こんなちまちましたのは性に合わねえってのに。ウインドダート!」

サラ「ゴメンネ、水を散らさないとなかなか攻撃が通らないし……」

ハーマン「火星の砂はもう余ってねえのか?」

サラ「あとひとつしかないから、ここぞという時に。」


マカロン「せーのっ!(ゴガン)」

ポール「脳天はいまいち効いてないか……さすがにツノとかゴテゴテしてて頑丈っぽいな。どあっ!?」

モニカ「あ、足元を払いながら接近しての巻きつき!?」

ボストン「知能は高いようだ、わたしが前に出よう、わたしなら滝に落ちても上がってこられる。」

ポール「くそ、体の長いヤツ相手にはろくな目に遭ってない気がする。」

マカロン「体の内側に衝撃を通す……棍棒を拳の延長のように……打ちすえて身体能力の妨害を……できるかなっ!」

(ミシッ)

マカロン「必殺、骨砕き!」

ハーマン「その杖は抜き放つモンなんだが……まあいいか。」

285: ◆xfXcrstrTc 2015/06/06(土) 09:56:06.81 ID:aJIL7rYN0
水龍「グシャアアアアア!」

(ズバン! ズバン! ズバン!)

マカロン「わたたたっ、カミナリ!?」

ボストン「警戒させてしまったか? 近付いてこないな。」


ポール「安全な所に居ると思って油断してないかい水龍さん……お返しだ、オレの矢を受けな!」

マカロン「シャドウボルト!」

ハーマン「ウインドダート!」

(ザザザザザ)

ボストン「スコールでできた水の流れはわたしがせき止めよう。足を滑らせては大事だ。」

サラ「水龍が足場の上に来た! 火星の砂!(ドジュゥゥ)」

モニカ「稲妻のごとき太刀筋は回避困難、体の中心、急所三点を含む五点を穿ちます! サザンクロス!」

ハーマン「お膳立てをありがとうよ……チマチマやってストレスが溜まってたんだ。爆発させてもらうぜ!」

286: ◆xfXcrstrTc 2015/06/06(土) 10:06:50.53 ID:aJIL7rYN0
水龍「シャアッ!」

ハーマン「がむしゃらに撃っても当たらねえよ。陽光を背にしたハレーションアタックだ……マキ割りダイナミック!」

(ゴトッ)

ポール「うおっ、グロ……ツノごと眼窩まで断ち割ったのか。」


(ピシッ)

サラ「ピシ?」


(ガラガラガラ)

モニカ「ああああ足場がぁ!?」

マカロン「洞窟に退避ー!」

ポール「じいさんやり過ぎだー!」

ハーマン「すまんかった。」

ボストン「実は反省してないだろキミ。」

287: ◆xfXcrstrTc 2015/06/06(土) 10:32:06.26 ID:aJIL7rYN0
 ~ バンガード ~

ボストン「ほほう、これがバンガード。聖王様が使ったという……なんと見事な建造だ。」

ウンディーネ「あなたが案内してくれるの?」

ボストン「申し遅れた、わたしはボストン。うむ、海底宮への先導、つとめさせていただこう。」

ウンディーネ「ロブスター族の島も、なかなかいい所だったわね。フォルネウスを倒したら、今度はバカンスで来たいものだわ。」


モニカ「あ、ウンディーネ様、湖水のローブありがとうございました。洗ってお返しします。」

ウンディーネ「お安いご用よ。……あら?あちこちすりむいてるわね。生命の水。女の子はお肌を大切にしなきゃダメよ、たとえ手の平がマメだらけでも。」

マカロン「岩肌が削られて破片がぶつかったりとか、シッポでまとめて薙ぎ払われたりとか、けっこう強かったよー。」


ハーマン「で、海底宮にはどんなメンバーで行くんだ? わしは当然行くぞ。」

ボルカノ「いざという時にバンガードを使って戦えなければ困るだろう、少なくとも私かウンディーネは残らなければならない。」

サラ「(最果ての島まで4日かかってるし、往復1週間……そろそろお姉ちゃんも誘ったら来てくれるかな? トムの方も?)」

ボストン「海底宮のポイントは大陸からそれほど離れていない。最善のメンバーを揃えてからでもいいかも知れないな。」


どんなメンバーで行こう? >>288
術を覚えさせたいメンバーはいる? >>290

288: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/06(土) 10:42:19.75 ID:PDMztAcDO
サラモニカポールハーマンウンディーネ
応援マカロン

290: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/06(土) 11:27:02.86 ID:X4xEViASO
玄武術を使ってるメンバーにウォーターポール

292: ◆xfXcrstrTc 2015/06/07(日) 21:29:04.64 ID:8qxr+1yJ0
モニカ「エレン様達とは会えませんでしたわ。」

ポール「小競り合いの結果はスタンレーの勝利だったし、そのあと講和会議にもポニテ美人の護衛がいたって話だから、心配はいらないと思うぞ。」

サラ「トムも忙しそうだったから、ウォーターポールだけでも習得しておいてって手紙出しておいたわ。」

マカロン「……なんで?」

サラ「……天の声?」


ボストン「では、私もウォーターポールを習得してくるよ。」

ハーマン「なーに、帰って来る頃にゃフォルネウスは倒してる。そしたら気楽な旅にでも行こうや。」

ウンディーネ「それじゃ、留守は任せたわ。」

ボルカノ「任された。それと、まだ売りには出していないがこれを持っていけ。」

ウンディーネ「これは……あなたの開発していた熒惑の砂? 普通に撒けばいいのよね。どうせ武器は使わないし、いいプレゼントだわ。ありがとう。」

ボルカノ「フォルネウスを倒して帰ってきたら私と」

(メシャッ)

ウンディーネ「死亡フラグ自重しなさい。」

293: ◆xfXcrstrTc 2015/06/07(日) 21:48:51.46 ID:8qxr+1yJ0
 ~ 海底宮 ~

サラ「予想してたような襲撃は無かったね。」

ウンディーネ「バンガードの防御性能は試せなかったけど、まあ術力に余裕ができたのはいい事だわ。」

ハーマン「案外、バンガードにビビっちまってんじゃねえのか? ククク。」

ポール「伝説との対決か……」

ハーマン「……おい若造、緊張をほぐす話をひとつしてやろう。わしは9年前にフォルネウスと戦ってる。」

サラ「えっ!?」

モニカ「なんと……」

マカロン「そうだったの!?」

ハーマン「片足を食いちぎられ、生命力を吸い取られてこんな姿になっちまったが……戦意は衰えてねえ。なぜなら、勝てるっつう自信があるからだ!」

ハーマン「9年くすぶってたのは、海中での戦いができる自信がなかったからであって、海底宮はこうして歩き回れる、戦いようがある。」

ハーマン「だいたい聖王だってフォルネウス倒してんじゃねえか。なーにが魔海侯だ、魚は魚だ! 三枚におろしてサシミにしてやりゃいいんだよ。」

ポール「ふはっ、そりゃそうか。ありがとうなじいさん。」

294: ◆xfXcrstrTc 2015/06/07(日) 22:20:16.38 ID:8qxr+1yJ0
ウンディーネ「サンダークラップ。」

(バヂヂヂヂヂ)

マカロン「う、うわー……ハンマヘッドの群れも一撃かぁ……」

ウンディーネ「ふふっ、私を誰だと思っているの。玄武術にこの人ありとうたわれたウンディーネよ。」

モニカ「ケガや女性らしさへの気遣いといい、優しく、頼もしい……まさにお姉さまと呼ぶに相応しい方ですわ。」

サラ「年上の人が2人いるとパーティーの安心感がすごいなぁ……」


マカロン「あ、それじゃあ、生命の杖を渡しとくね。熒惑の砂で水を吹っ飛ばしたら、水を呼ぶ生命の水は使わないほうがいいし。」

ウンディーネ「そうね、それじゃあ借りておくわ。」

295: ◆xfXcrstrTc 2015/06/07(日) 22:53:47.44 ID:8qxr+1yJ0
ポール「くっそ、ペグパウラーにニクシー、ニクサーと、知能の高い敵が増えてきやがった。」

ウンディーネ「連携されるし、どんどん仲間を呼ばれるのよね……」

マカロン「こういうの見ると、ああ敵の本拠なんだなあって感じる……」

ハーマン「だが強敵を破りゃあお宝もあるぜ。こいつは玄武の鎧だな、水を支配する者の鎧とも言われてる。これで5人ぶんの水装備が揃ったぞ。」

モニカ「奥に来るにつれて、アビスの瘴気が強くなってくるのを感じますわ。」



フォルネウス将「俺らのことってだいたいのプレイヤーが知らないんだよな……」

悪魔像「めちゃ避けやすいっすからね……」


フォルネウスの行動 >>296
サラの行動 >>298

296: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/07(日) 22:55:11.13 ID:YrMwqkflo
丸呑み

298: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/07(日) 23:05:33.75 ID:416UJx8no
五月雨斬り閃く

299: ◆xfXcrstrTc 2015/06/08(月) 05:52:53.18 ID:bZbhzCNp0
 ~ 海底宮アビスゲート ~

モニカ「あまりのプレッシャーに一度退いて、結界石で一晩ゆっくり休んでしまいましたわ。」

ハーマン「興奮でなかなか寝つけなかったぜ。ついにこの時が来た……!」

ウンディーネ「相手もまた水のエキスパート、まずはウォーターポールで守りを固める方向で行きましょう。」

マカロン「そして弱ったら熒惑の砂で畳み掛ける!」

ポール「マカロンは、一歩引いた所から冷静に見ててくれ。」

サラ「それじゃ……(ザッ)」


???「アビスの力を知れ……」


サラ「やっぱり、踏み込んだら出てくるよね……!」

ハーマン「むしろ出てこなかったらどうしようかと思ったぜ! 行くぞてめぇらぁ!」



BGM:四魔貴族バトル1

300: ◆xfXcrstrTc 2015/06/08(月) 05:55:07.15 ID:bZbhzCNp0
ポール「魚は魚……飛水断ち!」

モニカ「出し惜しみなしの全力ですわ! サザンクロス!」

(ズゴゴゴゴ)

マカロン「スコールで渦を作り出してるよ!」

ハーマン「こちとら水が膝までつかろうが腰までつかろうが戦う技術を磨いてきた、今さら頭までつかろうがどうってこたぁねえんだよ!」

ウンディーネ「ウォーターポール! 一回や二回、意識が持っていかれる覚悟はしてきてるわ……!」


(ザァッ)

サラ「くっ!?」

モニカ「サラ様っ!」

サラ「来ちゃダメ!」

ポール「ロープを! ……おい、サラ!?」

(グパッ)

301: ◆xfXcrstrTc 2015/06/08(月) 05:56:53.32 ID:bZbhzCNp0
マカロン「サ、サラおねーちゃんが……飲み込まれ、んんん!?」

(ザビュッ)

サラ「はぁ、はぁ、はぁ……さ、五月雨斬り……覚えたわ……」

ハーマン「マキ割りダイナミック!」


ポール「じいさんが時間を稼いでくれてる間に回復を!」

モニカ「フォルネウスは水流ごと丸呑みしていたから、噛み砕かれはしないと思ったのですね!? そしてノドをズタズタに切り裂いたとか?」

サラ「正解……でも、今ので、もう飲み込みはしてこないかな……」

モニカ「ああもう、あとで心配かけたオシオキですわ! 今は……足止めいたします!」

ウンディーネ「そっちにもウォーターポール!」

ハーマン「意識を一箇所に絞らせるな! お互いに死角を取っていくぜ姫さん!」

モニカ「了解!」

302: ◆xfXcrstrTc 2015/06/08(月) 05:59:08.77 ID:bZbhzCNp0
ポール「くそ、サラが呑まれかけた事で死ぬイメージがついちまったのか……? 踏み込みが浅くなってるよな、おれ……」

ウンディーネ「だからといって無理矢理自分を奮い立たせちゃ駄目よ、たいてい勇み足になって死ぬわ。」

マカロン「ハーマンさんとモニカおねーちゃんと同じように、取り囲んでシッポの方を狙って!」

ポール「そうか、そうだな。」


モニカ「よくもサラ様を! このこのこのこの、ついでに中心を穿ってサザンクロス!」

ウンディーネ「……あれは例外的に判断力を残しつつ興奮してる状態だから、真似しないように。」

ポール「……大切な人を……もしもニーナが飲み込まれかけたら……くぉのぉぉぉっ!」

ウンディーネ「真似すんなっつってんでしょうが。ああもうウォーターポール!」

(バシーン!)

モニカ「きゃあ!」

ポール「うわぁっ! ……あれ?」

ウンディーネ「私のウォーターポールは大車輪だろうがぶちかましだろうが止める、ましてやシッポごとき止められないわけがないわ。」

303: ◆xfXcrstrTc 2015/06/08(月) 06:00:57.00 ID:bZbhzCNp0
フォルネウス「オ……オオオオオ!」

(ザザザザザ)

ハーマン「怒りやがったな……でかいのが来るぞ、マカロンは全力で下がっとけぇ!」

ポール「うおっ……!」

ウンディーネ「よ、避けられ……あああああ!」

モニカ「くああぁっ!」


サラ「つぅっ……う、嘘……ウンディーネさんが一撃で血まみれに……」

ハーマン「ボサッとすんな、あれがフォルネウスのメイルシュトロームだ! 水を溜め込んだらまだまだ来るぞ!」

サラ「了解、アースヒール!」

ハーマン「へっ、あっさり我に返りやがって。ひっぱたく手間が省けるってのはいいねぇ、女子供と思ってたがお前らについて来て正解だったぜ!」

304: ◆xfXcrstrTc 2015/06/08(月) 06:03:36.66 ID:bZbhzCNp0
マカロン「今の攻撃が何度も来るの!?」

ハーマン「おうよ、船をも沈めるってのも納得だろ?」

ポール「高級傷薬!」

ウンディーネ「……気絶してる間に死んでなくて良かったわ……この破壊力じゃ、短期決戦で行く方が良さそうね。」

マカロン「砂まきしていくんだね!」

ポール「マカロンも撒いて、周辺の水を蒸発させちまってくれ!」

マカロン「おっけー!」


フォルネウス「ガアアアアッ!」

(ズゴゴゴゴ!)

サラ「ぐっ、あああーっ!!」

モニカ「水のない状態からでも撃てるのですか!?」

ハーマン「けっ、どんだけ水太りしてやがんだ!」

305: ◆xfXcrstrTc 2015/06/08(月) 06:09:28.63 ID:bZbhzCNp0
ポール「今度はウンディーネだけじゃなくサラまで……(バシャァン!)うおっ!」

マカロン「でも水が生じればウォーターポールも復活するよ! 追撃は受けないから回復に専念して!」

ポール「わかった、ラストの高級傷薬!」

ハーマン「失った血は戻ってこねえが、必要以上に怖がる必要もねえって事かい! オラ近づくんじゃねえよハイパーハンマァァァ!」

ウンディーネ「ゲホッ……私の回復はいいわ、攻め立てなさい……パワーヒール!」

サラ「う……アースヒール!」

モニカ「元気百倍っ……渦がお好きなら、わたくしの渦を! スクリュードライバーーー!」

(ドジュゥッ)

マカロン「砂まき継続中!」


ポール「やっこさん焦ってきてるんじゃないか? 火を消すのにご執心のようだ。」

サラ「このまま押し切る……!」

306: ◆xfXcrstrTc 2015/06/08(月) 06:11:41.06 ID:bZbhzCNp0
サラ「みんなが付けてくれた傷を、なぞるように……! これが本物の、五月雨斬り!」

フォルネウス「グギャアァァァ!!」


マカロン「フォルネウスのお腹から大量の水と血が……」

モニカ「致命傷でしょう、内臓を完全に破りました。」

ポール「勝ったのか……?」

ハーマン「おっと! アビスに帰る前に、置いてくモンがあるだろーよ!」

(ジュプッ)

ウンディーネ「ちょっ、手を突っ込んで何を……え……足!?」

ハーマン「ついでだ……根源の生命エネルギーも返してもらう! サクションッ!」

フォルネウス「ギャオォォォォォ……」

307: 銀の具足は捏造ですが ◆xfXcrstrTc 2015/06/08(月) 06:14:25.30 ID:bZbhzCNp0
サラ「……せいっ!」

(パキィン……)


モニカ「……流れ込んでいた瘴気が感じられなくなりましたわ。」

マカロン「……ってことは。」

ポール「正真正銘、勝った……?」


(カチャッ)

サラ「ハーマン?」

黒髪ハーマン「おう、義足を外してな……こいつを。」

(キュッ)

ブラック「聖王遺物、銀の具足。所有者に合わせて形を変えるこの具足は、失った足の代わりもこなしてくれるのさ。もともと海賊ブラックは片足だ。」

サラ「……と、いうことは。」

ポール「あんたが海賊ブラックだったのかよ!」

308: ◆xfXcrstrTc 2015/06/08(月) 06:37:43.37 ID:bZbhzCNp0
 ~ バンガード ~

ウンディーネ「内臓が破裂してたみたいね……しばらく療養に集中しないと。」

サラ「ウンディーネさん……本当に、ありがとうございました。」

ウンディーネ「気にしない気にしない。私はバンガードにとどまるつもりよ、1ヶ月もすれば完治するでしょうし、また誘ってちょうだい。」

モニカ「ああ……これが、大人の女性というものなのですね……」


ポール「オレ、一度キドラントに戻ろうと思うんだ。」

マカロン「そだねー。いいかげん恋人さんも心配してると思うよ。」

ブラック「なーに、お前さんが抜けた穴くらい、若返ったオレ様がいりゃあ補って余りあるってもんだ。」

ポール「たはは……これは手厳しい……」


キャプテン「ああそうだ、バンガードを大陸から切り離すにあたって後腐れないよう、牧場や鉱山の人々と話し合ったのだが……」

サラ「はい。……あ、物件の話というと、もしかして!?」

キャプテン「うむ、クラウディウス家ゆかりの人々が働いている、ルーブ織工房があるのだよ。」

マカロン「やった、ふたつめ発見!」

309: ◆xfXcrstrTc 2015/06/08(月) 06:48:39.95 ID:bZbhzCNp0
サラ「どうしようかな。」

モニカ「アビスゲートをひとつ閉じてしまいましたし、ランスの天文学者さんに話を聞いたほうがよいのでは。」

(ミカエル「本来、先に聞いておかねば閉じられないのだがな。」)

サラ「うん、それになんとなくランスにおねえちゃんも居そうな気がする。」


マカロン「クラウディウスの物件ふたつ発見したし、ピドナのトーマスさんに報告に行く?」

モニカ「なんとなく、別の事件に出くわしそうな予感がします。」

ブラック「だが、オレが居る時に行っといた方がいいような予感もする。」

サラ「そういえばまだピドナの工房も覗いてなかったっけ……」


どうしよう? >>310

310: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/08(月) 07:23:07.09 ID:eSTkHMoSO
ピドナへ

311: ◆xfXcrstrTc 2015/06/08(月) 23:25:16.16 ID:bZbhzCNp0
 ~ ピドナ 工房 ~

ノーラ「だあああ! だから言っただろう、アンタ力仕事は向いてないよ! 縫製をやりな縫製を!」

職人A「す、すんません……」

職人B「防具開発は常に人手不足だ、ほれ教えてやるからこっち来な。」


ケーン「あれ、いらっしゃい、お客さんですか? できた武器防具は上で売ってますが……」

サラ「槍を使う人はいないから、他に何かないかと思ったんだけど……」

ケーン「ああー、トーマスさん向けに作ってたからつい……」

モニカ「えっ、トーマス様のお知り合いなのですか?」


ケーン「元々は僕とノーラさんしか残ってなかったんですが、ユリアンさんが散ってしまった職人を集めてくれて。」

マカロン「2人って……なんでそんな事に。」

ケーン「親方が何者かに殺されて、工房のシンボルだった聖王の槍も盗まれてしまい……」

ケーン「また何かされるんじゃないかと恐れた職人が離れ、誰かに盗まれるようなセキュリティじゃ任せられないという事で評判が下がり……」

ノーラ「恨まれる事なんざしてないってのにね。」

312: ◆xfXcrstrTc 2015/06/08(月) 23:42:07.19 ID:bZbhzCNp0
職人C「だが、ケーンの言葉が……みんなで力を合わせて、聖王の槍よりさらにいいものを作るってのが決め手だったな。」

職人D「若造が気張ってるのに、俺達が諦めるわけにゃいかねえさ。」

ノーラ「私はまだカタキを討つことを諦めてないけど……みんなが取り組んでるのに、あてもなくさまようわけにゃいかないからね。」

サラ「カタキ討ち……何か手がかりはないの?」

ノーラ「親方が残した、赤サンゴのピアスとジャッカルという言葉……」

ブラック「赤サンゴのピアスはジャッカル一味のあかしだが、ジャッカルのヤロウはオレが喉首かき切って海に沈めたはずだぜ。」

ノーラ「え? ジャッカルってのは人の名前なのかい?」

ブラック「海賊団の名前でもあり、その頭目の名前でもある。しかし今言った通りジャッカル一味は壊滅させたから残党を探すのも難しいだろうな。」


モニカ「良かったですわねマカロンちゃん、良い剣を開発してくれるそうですわ。」

マカロン「長剣と小剣の技を同時に使える剣かあ……」

サラ「さて、トムはミューズ様の家に行ってるって事だけど。」


トーマス何してる? >>313

313: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/08(月) 23:43:03.53 ID:n9O6XwxRo
夢魔イベント真っ最中

314: ◆xfXcrstrTc 2015/06/09(火) 00:15:06.27 ID:JlD94y4V0
シャール「では、先に行く。(ぐいっ)」

トーマス「あと3人ぶんあるが、時間をかけてはいられないか。ユリアンやサラも居てほしいところだが、危険だし仕方」

(バタン)

サラ「あれ? こんなに集まって……なにが?」

トーマス「」


トーマス「――というわけで、ミューズ様が夢魔にとらわれてしまっている。この薬で夢に入り込んで助けるんだ。」

サラ「もちろん私も行くわ。」

トーマス「そう言うと思ったけど、本当に危険だぞ? 二度と目覚めないか」

サラ「大丈夫! フォルネウス倒してきた帰りだもん!」

トーマス「」

315: ◆xfXcrstrTc 2015/06/09(火) 00:29:23.56 ID:JlD94y4V0
トーマス「と、とにかく、よく考えるんだ。ああシャールさん待ちくたびれてるよ……(くぴっ)」

(かくん)

サラ「本当に眠っちゃった……」

モニカ「サラ様の行くところ、どこであろうとついて参りますわ。」

マカロン「右に同じ!」

ブラック「夢の中っつうのも冒険心うずくが、嬢ちゃん達はテコでも動かねえだろうな。んじゃ行ってこい、オレは酒でも飲んで待ってるからよ。」


サラ「(ごくっ)……あ、意外と甘くておいしい。」

モニカ「(ぐびっ)甘口のワインより、飲みやすいくらいです。」

マカロン「(くいっ)さわやかでクセになるかも。」

ブラック「こ、こいつら……飲んでみたくなるセリフ残しやがって! くそ、夢魔の秘薬か、ヒマになったら探してみるかな……」


モニカの行動 >>316

316: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/09(火) 00:38:11.41 ID:fAAvLCbMO
夢の世界で痛みはあるのか自分の頬をつねってみる

318: ◆xfXcrstrTc 2015/06/09(火) 08:20:49.76 ID:JlD94y4V0
 ~ 夢のピドナ王宮 ~

トーマス「やはり来てしまったか。心強いが、くれぐれも注意してくれよ。」

シャール「……すまん。」

サラ「気にしないで。深窓のお嬢様のピンチと聞いて助けないなんて、勇なし礼なし下心なしよ。」

マカロン「下心は無いほうがいいんじゃないかなサラおねーちゃん。」

モニカ「(ぎゅー)……痛い、という感覚ではありませんが、『痛いと感じている』、という感覚はありますわ。」

サラ「という事は(ドボッ)かふっ……た、確かに『苦しいような気がする』感覚はあるみたい……」

トーマス「頬をつねるのはよくやるけど、自分のみぞおち殴りつけるなよサラ……」


シャール「現実でできる事なら夢の中でもできると考えてよさそうだ。自分ができないと思っている事はできない。」

モニカ「『失敗するかも』と、自信を失えば失敗する可能性が高いという事でしょうか?」

シャール「無意識のレベルで考えていればな。気をしっかり持たんと無力になってしまう、ここに限っては自信過剰になった方がよいだろう。」

319: ◆xfXcrstrTc 2015/06/09(火) 08:31:02.20 ID:JlD94y4V0
サラ「五月雨斬り!(ザシャザシャザシャ)」

モニカ「スクリュードライバー!(ギャリリリリ)」

マカロン「居合い抜き!(シュバッ)」

シャール「」

トーマス「俺達の出番無いかも。」



ミューズ何してる? >>320

320: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/09(火) 08:32:58.72 ID:tKVsFcuDO
夢魔に関節技

322: ◆xfXcrstrTc 2015/06/09(火) 20:35:47.87 ID:JlD94y4V0
偽クレメンス「ミューズよ、いとしき娘よ……」

ミューズ「お父様……」

ミューズ「……」

(ガッ)

夢魔「ファッ!?」

ミューズ「(片足を抱え込み引っ張り、残った片足で蹴り上げることを考えられる前に、●●へと体をすべらせ、膝を固めて足首を取る)」

夢魔「ギャーーー!?」

ミューズ「(膝を破壊したのち、相手をうつぶせに落としその上に乗り、すみやかにもう片方の足首を取って極める)」

夢魔「あがっ、がああああ!」

ミューズ「(両足を破壊し終えたなら片腕に狙いを絞り、背面から足を絡めることでもう片方の腕による反撃を封じ、こちらは両腕で抱きかかえ肘を折る)」

夢魔「たす、たすけ……!」

ミューズ「(残った本人の腕をも利用して首を極め、頚椎を折りに行く……!)」

夢魔「あ……ひ……」

323: ◆xfXcrstrTc 2015/06/09(火) 20:40:39.14 ID:JlD94y4V0
ミューズ「お父様は――」

(スッ)

夢魔「(た、助かっ……)」

ミューズ「もう、いないのよ。」

(ボギ)



ミューズ「あたりが歪んでゆく……目が覚めるようですね。」

ミューズ「夢魔、あなたの敗因は……」

ミューズ「長年の闘病生活でつちかわれた、私の妄想力をあなどっていたことですわ。」

325: ◆xfXcrstrTc 2015/06/09(火) 20:59:37.88 ID:JlD94y4V0
 ~ 現実 ミューズの家 ~

サラ「……あれ?」

ブラック「おはよう。早かったな。」

トーマス「急に景色が歪んで……目覚めてしまったのか!? ミューズ様は!?」

シャール「ミューズ様!」

ミューズ「ううん……あ……おはようございます。皆様も眠っていらしたのですか?」


トーマス「……かくかくしかじか、というわけで、我々も秘薬を飲んで追いかけたはずなのですが……」

ミューズ「まあ! 私なんかのために……皆様、ありがとうございます。夢魔は討ち取りましたので心配いりませんわ。」

シャール「」

トーマス「(命を失う覚悟をして飛び込んだら、とらわれの姫本人が親玉を倒していた。何を言っているかわからないと思うが俺自身もわからない。)」

328: ◆xfXcrstrTc 2015/06/09(火) 21:29:45.71 ID:JlD94y4V0
ミューズ「ところでシャール、それは……」

シャール「えっ……これは!? 夢の中で身につけていたものが、なぜ。」

ブラック「夢に入った後、アンタの腕が光って出現したのさ。すわ夢魔にのっとられたかと、思わず斧を構えちまったぜ。」

モニカ「聖王遺物、銀の手……」


ゴン「おれ、あのくすり、ローブをきた赤いピアスの人からもらったんだ。ひげのやさしそうな人だったのに。」

ブラック「赤いピアスだと……?」

シャール「マクシムスか!」


サラ「(ぼそぼそ)マクシムスって誰かな。」

モニカ「(ぼそぼそ)ピドナには、あまり滞在していませんでしたから……」

マカロン「(ぼそぼそ)名前も知らない人からもらった薬を、渡すほうも飲むほうもすごいなあ……」

トーマス「そのへんは、後でみっちりシャールさんがお説教してくれるさ。マクシムスってのは神王教団ピドナ支部の長だよ。」

ブラック「赤いピアス……赤サンゴじゃねえのか。」

トーマス「! そうか、ノーラさんの! ちょっと待っててくれ、ノーラさんを呼んでくる!」


教団を訪ねた時のマクシムスの行動 >>329
同席してたルートヴィッヒの行動 >>330

329: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/09(火) 21:32:48.03 ID:TbGtYaiSO
とぼける

330: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/09(火) 21:33:41.39 ID:234MFb5yo
頑張って糾弾する

331: ◆xfXcrstrTc 2015/06/09(火) 22:47:29.79 ID:JlD94y4V0
 ~ 神王教団ピドナ支部 大広間 ~

マクシムス「本日は軍団長ルートヴィッヒ様がいらっしゃっています。神王教団の活動にあたり大いなる力となってくださることと」

ブラック「待ちなァ!」

(ざわっ)

ノーラ「武器工房の親方が最期に遺した赤サンゴのピアス、まさか犯人がこんなに近くに居たとはね。」

ブラック「赤サンゴのピアスはジャッカル一味のあかし。てっきり残党かと思ったが、まさかジャッカル御本人サマが生きてやがるたあ驚きだ。」

マクシムス「お、おやおや、なんのことでしょう。(げえっ、ブラック!?)」

民衆A「ジャッカル……?」

民衆B「マクシムスさまが?」

ルートヴィッヒ「なんと、我々をだましていたというのか!?」

マクシムス「とんでもない。ぬれぎぬです、私はそんな海賊など知りません。(くそルートヴィッヒめ! 手の平を返すのが早過ぎる!)」

トーマス「おや? 我々はジャッカルという者が海賊だと言った覚えはありませんが、なぜ海賊だと?」

マクシムス「か、海賊ジャッカルの悪名は有名ですから。」

トーマス「おかしいですね、今あなたは確かに『知りません』と言ったはず。矛盾していますね。」

ルートヴィッヒ「いけるいける押せ押せ諦めんなできるできる絶対できる気持ちの問題だ頑張れあと少しだ」

トーマス「(うざい)」

333: ◆xfXcrstrTc 2015/06/09(火) 23:11:18.32 ID:JlD94y4V0
騎士「ま、まあ落ち着いて。顔つきが似ているというだけでは、確定ではありません。」

ブラック「証拠ならあるぜ、ジャッカルの腕に。決して消えないイレズミ、名前通りの死食いオオカミのイレズミがな!」

マクシムス「くそ、ブラックめ! おまえたち、殺せ!」

(キャー)


サラ「モンスターとも手を結んでいたのね!」

モニカ「ここは私達が!」

マカロン「トーマスおにーちゃんはみんなの避難を!」


ブラック「机の下に隠し階段だ、相変わらずこういうとこは凝ってやがる。」

ノーラ「よし、行くわよ!」

モニカ「ノーラさん! ……すみませんブラックさん、先に行っていて頂けますか。すぐに片付けて参ります。」

ブラック「ちっ、しょーがねえ嬢ちゃんだ。」


マクシムスは痕跡を残さず逃げられるか >>334
そのころユリアンは >>336

334: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/09(火) 23:15:56.17 ID:VVBheaYTo
隠し通路出た直後、ハイパーゴールドラグジュアリーフルオートマチック真ファイナルヴァーチャルロマンシングときめきドラゴンマシーンに轢かれる

336: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/09(火) 23:19:55.84 ID:JS1C5d8yo
カタリナに稽古つけてもらってる

339: ◆xfXcrstrTc 2015/06/09(火) 23:33:48.39 ID:JlD94y4V0
ブラック「(ガギンガギンガギンガギン)はぁーっはっはっは! オラオラ、早く逃げねえとスパイクシールドが突き刺さるぜぇ!?」

マクシムス「ひぃぃぃぃ!」

ノーラ「恐ろしいおっさんね……味方で良かったわ。」

ブラック「む、ちょっと止まれ。」

(ズズズズズ……)

マクシムス「や、やれ! 殺せぇ!」

ノーラ「なんなのこいつは?」

ブラック「ゴーストみたいなもんだろうが……プレッシャーが半端ねえな。ちょいと気合入れていくぜ。」

仁王「うおおおお!」



マクシムス「ひぃ、ひぃ……ブ、ブラックめ……だが、ここまで来れば(ズガン!!!)あぱァーッ!?」

ナハトズィーガー「(ブォンブォンブォン、ドドドドド)」

マクシムス「な……なに……が……(バタッ)」

340: ◆xfXcrstrTc 2015/06/10(水) 00:14:36.88 ID:uK/rOgtv0
トーマス「幽霊なのに物理攻撃メインとは珍しい敵もいたものだ。」

モニカ「トーマス様のウォーターポールがあって良かったですわ。」

ブラック「しかし時間がかかり過ぎちまった、もう逃げられてるかもしれねえ。」


マクシムスガード剣「大丈夫ですかマクシムス様!」

マクシムスガード斧「いったい何があったというのだ。」

マクシムスガード槍「……は! 工房の娘! さてはこれをやったのはお前たちか!?」

ノーラ「……私のことを知ってて、そのセリフ。あんたらも犯人でよさそうだね!」

サラ「(この短時間でマクシムスに何が起きたの?)」


マクシムスガード?「いたしかたない、マクシムス様は戦えないようだ……杖をお借りします!」

マクシムスガード杖「ゆくぞっ!」

341: ◆xfXcrstrTc 2015/06/10(水) 00:25:34.77 ID:uK/rOgtv0
 ~ ピドナ港 ~

ユリアン「はぁっ!」

カタリナ「OK、自分よりはるかに長い大剣も、そうして受け流すことは可能よ。パリイに始まりパリイに終わる……」

ユリアン「ありがとうございました!」

カタリナ「……何か中央のほうが騒がしいわね。事件でもあったのかしら。」

町人「ピドナ神王教団のトップだったマクシムスさまが、海賊だったんだってよ! 悪魔族も味方についてて大混乱。冒険者達が防衛してくれたらしいが。」

ユリアン「冒険者ってどんな?」

町人「リーダーは弓と剣を自在に操る深緑髪のふわふわロングの女の子、黄色いズボンと――」

ユリアン「サラかよっ!」

カタリナ「ユリアン、今度は旧市街が騒がしいわ。行ってみましょう。」

343: ◆xfXcrstrTc 2015/06/10(水) 00:40:08.98 ID:uK/rOgtv0
 ~ ピドナ旧市街 ~

ゴン「あ、あの人……おれに薬をくれた人だ! うわっ!」

(キィン!)

シャール「ミューズ様に薬を盛るのみならず、こんな場所で戦おうとは……!」

マクシムスガード剣「負け犬は大人しく死んでおけ!」

トーマス「あいにくだが負け犬になるのはそちらだと宣言しておこう。」


ノーラ「その長いブツを見た時点でうすうす察してたけど……やっぱり聖王の槍!」

マクシムスガード槍「世界一の切れ味、味わうがいい!」

モニカ「刺し貫くには速さと正確さ。それを思い知っていただきますわ!」


マクシムスガード斧「ファイナルストライク!」

マカロン「家もあるってのにメチャクチャするね!」

ブラック「な、砕け散った刃が元に!?」

マクシムスガード斧「これが魔王の斧だ! 何度でも再生し、けして切れ味の鈍ることのない刃!」



カタリナ「お前は……マスカレイドを奪おうとした男!」

マクシムスガード杖「カタリナだと!? しかし好機……今一度、今度は力ずくで奪い取ってくれる!」

カタリナ「(マスカレイドはミカエル様に預けてあるのだけれど)」

346: ◆xfXcrstrTc 2015/06/10(水) 00:58:12.64 ID:uK/rOgtv0
マクシムスガード剣「ハァッ!」

ゴン「(ビクッ)」

シャール「! いかん!」

サラ「危ないっ……!」

(ザシュッ!)

トーマス「こ、子供達を狙うだと!? 生命の水! サラ、平気か!」

サラ「急所は外れてる……ダイジョウブ。」

シャール「貴様ぁ……!」

マクシムスガード剣「クハハ、ただでさえ数で劣るのだ、頭を使わんとな。私の剣閃はどこに居ようと届くぞぉ。」


誰か何かひらめくかな? >>347

347: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/10(水) 01:01:24.80 ID:GLD0uOBUO
モニカ→ライトニングピアス

351: ◆xfXcrstrTc 2015/06/10(水) 01:14:29.82 ID:uK/rOgtv0
マクシムスガード剣「そら、そらッ!」

サラ「避ければ子供達に当たる……回避することも、できない……!」

トーマス「なんて陰険なやつだ、生命の水!」

シャール「エイミングッ!」

マクシムスガード剣「(ガキィッ!)フハハッ、聖王遺物、七星剣! 狙ったつもりだろうがそんなものでは刃こぼれひとつせんぞぉ。」


(スッ)

シャール「え」

(コキッ)

マクシムスガード剣「」


ミューズ「どこに居ようと届くとおっしゃっていましたが……背後までは届かなかったようですね。」

シャール「ミュ、ミューズ様……」

サラ「ふぅ……ナイス首絞め。」

ミューズ「サラ様こそ……子供達のために、こんなに血だらけになるまで庇ってくださって……ありがとうございます。」

トーマス「剣撃をかわしている間にミューズ様の家まで来てしまったのか。他の仲間とも離れているし、戻らなければ。」

352: ◆xfXcrstrTc 2015/06/10(水) 01:27:16.57 ID:uK/rOgtv0
マクシムスガード槍「我が毒を受けよ! ハッハァー!」

ノーラ「ミヅチかっ……!」

ユリアン「(キン!)小さな力は受け止め、大きな力は受け流す、一点に集中した力はそらしやすい! これがパリイの極意だ!」

ノーラ「ユリアン、帰ってきてたのか! 助かるよ!」


カタリナ「モニカ様がなぜここに!?」

モニカ「家出してきてしまいました!」

カタリナ「えらい爆弾発言してくれましたね!? こんな切迫した状況でもなければ口がふさがりませんよ!」

モニカ「その反応は既に2回味わっているからいらないわ!」

マクシムスガード杖「アビスとの契約で得たこの力! メガサクション!」

カタリナ「くっ……」

モニカ「うう……スタミナが根こそぎ消えていくかのようなこの感覚……!」

353: ◆xfXcrstrTc 2015/06/10(水) 01:44:37.88 ID:uK/rOgtv0
ブラック「海賊ブラック! ジャッカルを倒しに参上したぜ!」

マカロン「え、いまさら何……あ、そっか。」

マカロン「(ブラックも海賊で犯罪者なことには違いない……ミューズ様とかと、つながりが無いように見せかけてくれてるんだ。)」

マカロン「(いいなあ、みんなステキだなあ。ウソも使いようでこんなにステキになる。)」

マクシムスガード斧「おらぁ!」

マカロン「ひょいっと。武器自慢はすごいけど、扱うウデはブラックさんの足元にも及ばないね。」

ブラック「へっへっ、こういう奴はな……(ガシッ)」

マクシムスガード斧「なにぃ!? こ、この切れ味が怖くないのか! 刃をかいくぐって手首を掴……ギャアアアア!!」

(ベキッ)

ブラック「と、こうすればいいのさ。オラァ!」

マクシムスガード斧「ほごぼぅっ!」


マカロン「ん~っ、もう本名を言っちゃおう! もしウチに見つかっても、ずっとずっと逃げ続ける決意は固まったもんね! 冒険者になるんだー!」

354: ◆xfXcrstrTc 2015/06/10(水) 02:04:08.76 ID:uK/rOgtv0
マクシムスガード杖「今一度サクション……フッ、生娘の味は素晴らしい。」

モニカ「ぬなっ……」

カタリナ「冷静に。生命力ソムリエとでも思っておいてください。相手はもう人間ではないのです……っ!(ブォン)」

モニカ「え、ええ。」

マクシムスガード杖「おっと。大剣使いでもあったか、大味な……やはり美しいマスカレイドは私が使うにふさわしい!」

カタリナ「……あなた、マスカレイドの本当の姿を知らないのね。こうなるともう喜劇だわ。(ギュバッ)」

マクシムスガード杖「おっとっと、風圧だけでも傷がつくとは、並みの使い手ではないな。だが(ギョロ)」

モニカ「……っ」

マクシムスガード杖「こちらの美しい方のあえぎも存分に堪能させてもらおう!」

(トス)


マクシムスガード杖「(ビクン)」


カタリナ「で……電撃の技? とにかく今が好機!」

(ゴシャア!)

モニカ「あまりにも気持ち悪く……とにかく速く速くと念じて突き出したらこうなったわ。」

カタリナ「それはおそらくライトニングピアスですね……」

355: ◆xfXcrstrTc 2015/06/10(水) 02:16:15.81 ID:uK/rOgtv0
マクシムスガード槍「そらそら、どうしたどうした!」

ユリアン「どうした、は、こっちの、セリフだっ! くそ、いてぇー! ノーラまだかぁ!」

ノーラ「(……ここ!)」

(ギィン!)

マクシムスガード槍「ククッ……俺が振り回すのを待っていたのか? バカだバカだとは思っていたが、正面からの競り合いに持ち込んでくるとは。」

ノーラ「……(ギリッ)」

マクシムスガード槍「だがそちらの男に手を出されるとまずいか。終わりだ、聖王遺物の力を知るがいい!」

(ガキッ!)

マクシムスガード槍「!? バ、バカな、砕けない!? 聖王遺物と噛み合っているのに!?」

ユリアン「(ヒュオッ)」

マクシムスガード槍「うおっ! くそ、思わず離してしまった……どんなトリックを使った!」


ノーラ「トリックなんざ、使ってないよ。」

ノーラ「武器の性能で勝ったんだ。」

ノーラ「これが、ケーンやみんなの想いの結晶。」

ノーラ「聖王の槍に代わるほどの実用武器……」

ノーラ「ブリッツランサーだ!!」

356: ◆xfXcrstrTc 2015/06/10(水) 02:31:37.74 ID:uK/rOgtv0
 ~ 5日後 トーマスの家 ~

ノーラ「改めて礼を言うよ、トーマス。聖王の槍は無事に帰ってきた……私の力が必要なら言いな、何をおいても駆けつけるから。」

ミューズ「ブラック様はグレートアーチに帰ってしまわれました。事後処理の間、ずっと滞在するのはつながりを疑われるからと……」

ノーラ「ジャッカルの正体を暴いてくれたあの人にもお礼を言いたかったけど……仕方ないか。こっちから会いに行こう。」

シャール「しかし、マクシムスの盗品ということで七星剣と栄光の杖は召し上げられてしまったな……」

サラ「え、ブラックさん、ちゃっかり魔王の斧は持ってったんだ?」


トーマス「俺はそれより君がラザイエフ家の末娘だという事に驚いたよ。」

タチアナ「どうせウソつくなら、もっとステキなことでウソつきたいなって思って。」

モニカ「その考えは素晴らしいですわ、マカロン……ではなくタチアナちゃん。」

サラ「これからもよろしくね、タチアナちゃん。」

タチアナ「えへへー……」

357: ◆xfXcrstrTc 2015/06/10(水) 02:48:03.96 ID:uK/rOgtv0
カタリナ「お話は伺いましたが、モニカ様はもうロアーヌに戻られる気は無いと……」

モニカ「……すみません。」

カタリナ「いえ、こうなってしまったからには逃げ続けるのが最善なのも事実。風の噂に聞きましたが、輿入れの船が沈んだというニュースもあります。」

モニカ「え、ロアーヌの?」

カタリナ「ミカエル様が何かしら偽装したのだと思われます。ですから、モニカ様も外では偽名を使うなどした方がいいかも知れません。」

サラ「特にツヴァイク公に知られるのはまずいのね。」

カタリナ「ええ。本当にやらかしてくれたわ……」

サラ「ゴメンネ、でも何回選択を迫られても私は同じ道を選ぶと思う。」

モニカ「サラ様……」

カタリナ「ハイハイ。では私はこれで。トーマス社長、再び護衛の任につきます。」

トーマス「ああ、頼むよ。」

サラ「」

モニカ「」

タチアナ「えっ、トーマスおにーちゃんの会社で雇ってるの!?」

トーマス「ああ、元手を稼ぎたいっていうからね。」

358: ◆xfXcrstrTc 2015/06/10(水) 03:03:24.16 ID:uK/rOgtv0
トーマス「さて、それじゃ俺達も行くか。」

ユリアン「ああ。なんだかいつも、ちょっと会うばっかりで悪いけど。」

サラ「今度はどこへ行くの?」

トーマス「ロアーヌ。だからサラ達とはまた別行動になるな。」

ユリアン「シノンの農場の利権もあるし、平等にまとめといた方が不満も少ないからさ。今度はオレ、夏の間ずっとシノンにとどまると思う。」

トーマス「俺もしばらくは話をまとめるためにロアーヌに居るよ。1ヶ月くらいの期間、手紙を出すならおじいさまの方にしてくれると助かる。」

モニカ「わかりました、トーマス様、ユリアン様、お元気で。」

サラ「また、ね。」

トーマス「クラウディウス家ゆかりの人々を探すのも、よろしく頼むよ。」

タチアナ「またねー!」

359: ◆xfXcrstrTc 2015/06/10(水) 03:12:01.65 ID:uK/rOgtv0
サラ「さて……」

ミューズ「あの、サラ様。よろしければ私も連れていっては頂けないでしょうか?」

タチアナ「ええっ!? 体は平気なの?」

ミューズ「おかげさまで。きっと夢魔と一緒に病魔も退散したのですね。」

ミューズ「私には大それた野望はありませんが、でも、かつて関わった方々に怪しげな手が伸びているとなれば黙って見てはいられません。」

ミューズ「サラ様の物件探し、手伝わせてください。」

モニカ「と、おっしゃっていますが、護衛の意見は。」

シャール「ミューズ様に何かしら意欲が沸いて、それが生きる気力になるなら、何も言うことはない。」


どうしよう、どちらか、または両方を仲間に加える? >>360

360: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/10(水) 03:16:01.41 ID:0iauxlHQ0
両方仲間にする

361: ◆xfXcrstrTc 2015/06/10(水) 03:36:24.85 ID:uK/rOgtv0
 ~ ??? ~

?????「ククク……フォルネウスが倒されたようだn……えっフォルネウス? アラケスでなく?」

????「ヤツはわれら四魔貴族の中でも最j……えっフォルネウス? アラケスではないのか?」

????「人間ごときに負けるとは、四魔貴族の恥さらしよ……ってちょっと待て、なんで俺が一番弱いみたいになってんだよ!?」

?????「だって弱いであろう。」

????「少なくともフォルネウスより弱い。」

????「チクショーおまえらなんて嫌いだー!」

??????「ハァ……まさか僕の所に一番に来るとは。やられたよ。」

?????「ふむ……私もそろそろ動くとしようか。」


動く? >>362
安価無効ならコンマ>>362で
00~32 まだいいか、王者は動かないものだ、もっと影を美しく磨こう
33~65 タフターン山の警戒態勢をレベルアップするくらいはやっておこう
66~98 ロアーヌに向けて侵攻を進めよう
99   巨龍グゥエインを狙って総力戦だ

362: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/10(水) 03:59:50.62 ID:OB/cf7unO
コンマに委ねる

369: ◆xfXcrstrTc 2015/06/11(木) 23:44:36.25 ID:75PePmqt0
 ~ 旧市街・ミューズの家 ~

モニカ「(ぺたぺた)はい、大丈夫。もう薬もいりませんわ。」

サラ「ありがとモニカ様。あれだけ何度も斬られると、血も派手に出ちゃったし、1ヶ月くらいはゆっくりしたほうがいいかな。」

タチアナ「もう~、心配かけさせないでよ。」

ミューズ「サラ様……」

サラ「まだまだユリアンほど受け流す技術は無いみたい……修行あるのみ、だね。」

モニカ「ひとまず次の目的地はランス。アビスゲートについて詳しい話を伺いましょう。」

ミューズ「支度はできました、いつでも出発できますわ。」

タチアナ「(ぷに)」

サラ「ひゃう!? お、おなかなんて触ってどうしたの。」

タチアナ「いや、筋肉ついてるなって。さすがに開拓してた年季が(さわさわ)」

モニカ「ふむ。ではわたくしも(さわさわ)」

ミューズ「……えっと、それじゃ私も……」

サラ「ミューズ様まで!?」

370: ◆xfXcrstrTc 2015/06/11(木) 23:50:51.44 ID:75PePmqt0
(やいのやいのきゃいきゃい)


 ~ 家の外 ~

シャール「娘4人か……」

シャール「……」

シャール「ミューズ様が楽しそうで、何よりだ。」

シャール「……」

シャール「……別に寂しいわけじゃないからな?」

旧市街の市民「いや、誰もそんなこと聞いてやしませんよ……」


ミューズの覚える術の系統 >>371
ほかにも誰か何か、術を覚えておこうか? >>373

371: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/11(木) 23:56:02.02 ID:x+92338Wo
蒼龍、月

373: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/12(金) 00:01:08.56 ID:KsjntVE+o
タチアナ デイブレーク

376: ◆xfXcrstrTc 2015/06/12(金) 00:13:57.71 ID:L0Dvxqd80
サラ「そ、蒼龍……ミュルス以外で教わること、できたっけ?」

ミューズ「吹き渡る風のように……と、イメージがありまして……ダメでしょうか?」

モニカ「いえ、そういったイメージは大切にした方がいいですわ。今はムーンシャインだけ教わっておきましょう。」

サラ「物件回収終わったらトムに報告にも行くし、その時にミュルスで覚えよっか。」


タチアナ「うーん……2000オーラムかけて覚えたムーンシャインが使えなくなるのか~……」

シャール「そんなに悩むなら習得しなくともいいのではないか?」

タチアナ「いや。聖王様は言いました、『安価は絶対』と。太陽術に転向するよ! おっしょさん、デイブレーク教えて!」

ピドナの術士「その呼び方やめてもらえませんか。」

377: ◆xfXcrstrTc 2015/06/12(金) 00:29:39.18 ID:L0Dvxqd80
 ~ スタンレーへの道 ~

モニカ「ちょうどよい荷物運びの依頼があって助かりました。」

サラ「報酬は安いけど、食費くらいにはなるかな。」

タチアナ「海賊ジャッカル捕縛に対して出た金一封、術習得でふっとんじゃったもんね。いや、わたしが言えたギリじゃないけど……」

シャール「悪いと思うなら、皆の助けになることで結果を出せばいい。後悔は先に立たんが、役にも立たんぞ。」

ミューズ「うまいことを言いましたわね。」

シャール「コホン。工房から感謝の印で武器も大量にもらったのだし、役立ててみせよう。トーマス君を差し置いて強いほうをもらうのは気が引けたが。」

ミューズ「シャールにはブリッツランサー。」

タチアナ「わたしにはグラディウス。」

モニカ「わたくしにはシルバーフルーレ。」

サラ「海底宮で拾った隕石のかけらも渡してきたし、次は何ができるのか楽しみ。」


道を進むサラ達、しかし野営中に襲いくる影、その正体とは >>378

378: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/12(金) 00:30:44.97 ID:edXf/aLeO
四魔貴族の尖兵

379: ◆xfXcrstrTc 2015/06/12(金) 00:55:20.16 ID:L0Dvxqd80
(パチパチ……)

タチアナ「もうすぐ夏だねえ……虫のジーーーって鳴き声、これ不思議と懐かしい気持ちがするんだ。」

シャール「ああ、とてもよくわかるな。」

ミューズ「あれはなんの虫なのでしょう? サラ様、ご存知ですか?」

サラ「ううん、知らない……そういえばなんの虫なんだろう?」



ビューネイの精「ふ ふ ふ ……見ぃつけた。って、なんだ男は1人か。」

サラ「え……痴女?」

モニカ「魔族です魔族。」

タチアナ「精霊さんとかもそうだけど、なんでわざわざ人間の姿を取ってるのに服を着ようとしないんだろーね……」

ビューネイの精「何かゴチャゴチャ言ってる隙に幻☆惑☆光! 私の命令に従い、ニンゲンを殺しなさいっ!」

シャール「>>380」

380: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/12(金) 00:59:38.04 ID:+yOwQRe2o
ミューズ様以外には魅了されない(キリッ)

383: ◆xfXcrstrTc 2015/06/12(金) 01:19:27.42 ID:L0Dvxqd80
タチアナ「きゃーっ♪」

ミューズ「こう言っているものの、本当に魅了されてくれるのか疑わしいところではありますが。」

サラ「それって今現在混乱してるんじゃ?」

ビューネイの精「ちょっ、こっち来ないでよ! 攻撃するのはあっち、だって!(ズドム!)」


モニカ「(スッ)」

ビューネイの精「(えっ……なに、この感覚。この私が美しいと感じ……)あ、きゃああああ!!」

モニカ「スクリュードライバー……なぜか女性を酔わせる真空波は、別名を『女殺し』レディーキラー、と呼びますわ。」

384: ◆xfXcrstrTc 2015/06/12(金) 01:35:58.45 ID:L0Dvxqd80
 ~ 翌朝 ~

モニカ「昨夜のあれはなんだったのでしょうか? 死体は残らず、たぶんアビスに還ったものと思われますが。」

サラ「宙に浮いてたし、戦士っぽさは無かったから、ビューネイの尖兵かも……」

タチアナ「でも、別にわたし達を狙ってきたって感じじゃなかったね。」

シャール「フォルネウスを倒してきたとの事だが、それで注目されたわけではないのだろうか。」

サラ「注意はしておくけど、あまり気にしなくていいのかも。伝説の中でも、魔貴族同士はそこまで仲がよくはないそうだし。」


ミューズ「ふぅ……ふぅ……」

タチアナ「あ、ミューズおねえちゃん平気? みんな、ちょっと休もう。」

シャール「水を。」

ミューズ「申し訳ありません、足が鍛えられていませんで……」

タチアナ「だいじょーぶ! わたしも最初の頃はきつかったけど、1ヶ月くらいで慣れてくるから!」

シャール「(それは暗に『手加減しない』と言っているのか? 確かについてくる事を決めたのはミューズ様ご自身であり、甘やかすのはよくないが……)」

ミューズ「そうですね、皆様についていけるよう、がんばりますわ。」

385: ◆xfXcrstrTc 2015/06/12(金) 01:48:36.59 ID:L0Dvxqd80
 ~ スタンレー ~

サラ「このあたりまで来ると、まだまだ涼しいね。」

モニカ「パブに荷物を届けて、今度はランスに行く仕事が何かないか探しましょう。」

タチアナ「宿は任せていいかな?」

シャール「任された。」


ミューズ「あ……この紋章は。」

サラ「スタンレー陶器? ……もしかしてクラウディウスの?」

ミューズ「はい、ただ、こちらの方は……たとえ気に入った相手でも、まず陶磁器を愛している方とでなければ取引をしないという方で。」

モニカ「正義や情を語ることが通用しない相手は、珍しくありませんが……それは珍しいですわね。」

ミューズ「陶磁器に関して相当に詳しくならなければ、相手にしてもらえないと思いますわ。」

サラ「それじゃ一応、トムに知らせて、ここは後回しにしよう。」


ランスでのアンナの応対 >>386
エレン何してる? >>388

386: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/12(金) 02:06:46.36 ID:CSPMEMsDO
生け贄の穴から単身脱出してポールと入れ替わりに放浪の旅へ

388: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/12(金) 02:10:35.34 ID:QWyp7vKSO
立場逆転してる

390: ◆xfXcrstrTc 2015/06/13(土) 05:21:24.66 ID:BQiYK2bt0
ヨハンネス「これはサラカンパニーの社長、ようこそランスへ。妹は寝ておりますが、ゆっくりしていってください。」

サラ「こんにちは。こちら、つまらないものですが……」

ヨハンネス「おお、燻製肉! これはありがたい。」

モニカ「ええと、さっそくの用件で恐縮ですが、アビスゲートについて伺いたいのです。」

ヨハンネス「えっ……あ、はい。」


シャール「(ぼそぼそ)……なぜがっかりされたんだ?」

タチアナ「(ぼそぼそ)そりゃ、この天文台にかかる税金もバカにならないでしょ。たぶんパトロン探してるんじゃないかな。」

ミューズ「世知辛いものですね……」

391: ◆xfXcrstrTc 2015/06/13(土) 05:48:45.02 ID:BQiYK2bt0
ヨハンネス「父の観測と、妹の観測とを比べてみると、星の位置にズレが生じています。記録においても、アビスゲートが星の位置をずらすのは確かです。」

ヨハンネス「詳しく話すと長くなるので省きますが、観測によってだいたいどの位置にアビスゲートが存在しているのかを知ることができるのです。」

サラ「北極星を利用して自分の位置を割り出すようなものでしょうか?」

ヨハンネス「いかにも、そうですね。そして、その結果は伝説通りの位置でした。」

ヨハンネス「アラケスのゲートはまず間違いなく魔王殿に、ビューネイのゲートはロアーヌのタフターン山に、」

ヨハンネス「フォルネウスのゲートは西大洋に、アウナスのゲートは南のジャングルに。」

モニカ「タフターン山……」

ヨハンネス「まだまだズレは小さいようですが、アビスからの力はこの世界に混乱をもたらしています。一刻も早くゲートを閉じねばなりません。」

タチアナ「フォルネウスのゲートはもう閉じたよー!」

ヨハンネス「」

392: ◆xfXcrstrTc 2015/06/13(土) 06:32:09.23 ID:BQiYK2bt0
 ~ ランス 屋外 ~

タチアナ「閉じに行くとしたら、場所がはっきりしてる魔王殿かなぁ。あ、もちろんサラおねーちゃんが全快してからね。」

サラ「しばらくはランスで避暑がてら物件の統合を目指そうか。」

ミューズ「……あ、あれは!」


ミューズ「ステファン! ステファンではありませんか!」

ステファン「お嬢様!? なぜランスに……」

ミューズ「体の調子がすっかり良くなりまして。ステファンもお元気でしたか?」

ステファン「え、ええ。ランス陸送隊の援助を受けて、地道に、しかし日々停滞することなく味の探求につとめています。」

ミューズ「それは何よりです。」


サラ「ランス陸送隊、歴史はないけど聖王家にも援助してる真っ当な会社だし、ここは回収しなくていいかな?」

モニカ「元々の目的はクラウディウスの人々を変な会社から守ることですものね。ところでサラ様、わたくしステファン様の所のお酒を飲んでみたく……」

タチアナ「……モニカおねーちゃん、さりげなくお酒好き?」

393: ◆xfXcrstrTc 2015/06/13(土) 06:54:32.33 ID:BQiYK2bt0
 ~ いっぽう そのころ ルーブ山地 ~

グゥエイン「ほう……溢れ出る闘気、強者の目……人間にしておくのが惜しいな。何をしに来た?」

エレン「ビューネイの巣の場所を知らない?」

グゥエイン「あいにくとまだ知らぬ。だが、こちらから打って出れば、ヤツにとっては面白くなかろう。すぐさま襲ってくることは予想できる。」

エレン「ふぅん……力を貸してくれる気は?」

グゥエイン「我が母は聖王に力を貸したが、最期は聖王に討たれた。人間とは勝手なものだ。だがビューネイの影が我が物顔で飛び回るのは気に入らん。」

エレン「信用する気は無い? ま、こっちとしてもそのつもりよ。この財宝を貯め込むために何百人殺したか考えるだけでアンタに殴りかかりたくなるわ。」

グゥエイン「強者といえどもしょせん人間か。殺し、奪うは強者の特権よ。」

エレン「はッ、これ以上の問答はやめようじゃない、お互いロクな事にならないよ。で、利用し利用されるだけの関係で、行くの? 行かないの?」

グゥエイン「いいだろう……乗れ!」


ハリード「俺達の存在ってなんだろうな。」

元ポールの仲間達「とりあえず応援しましょう。」

傭兵ども「「「アネゴー! 俺だー! 結婚してくれー!」」」

394: ◆xfXcrstrTc 2015/06/13(土) 06:58:33.95 ID:BQiYK2bt0
エレン「やれやれ、本当にあたしの事なんてこれっぽっちも配慮する気は無いか。寒いねコリャ。」

グゥエイン「何か言ったか? タフターン山方面に飛んでいる、もういつ来てもおかしくないぞ、気を抜くな。」

エレン「ヘイヘイ。」


ビューネイ戦、エレンは何かひらめく? >>395

395: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/13(土) 07:03:24.58 ID:CwCf+SLSO
錬気拳

396: ◆xfXcrstrTc 2015/06/14(日) 04:54:26.47 ID:/wYVtHqn0
BGM:四魔貴族バトル1


(ゴオォォォ)

エレン「言ってるそばからお出迎えかい! 挨拶代わりのトマホーク、受け取りな!」

グゥエイン「跳べ!」

エレン「~あだだだだ! アースライザーの中に突っ込む奴があるか!」

グゥエイン「御挨拶だな、慣性を考慮して落ちないように飛んでやっているというのに。」

エレン「ふんぬっ! ……アースライザーね。その岩を引きつける力……利用させてもらうよ!」

(ズゥン……)

グゥエイン「(引っ張られる!?)」

エレン「ッラァ!(ドボッ)」

ビューネイ「ギシャアァァ!」


グゥエイン「おい、今なにをした!? 俺までも引き付けられそうだったぞ!」

エレン「ビューネイが大地を引っ張る力に合わせて、集気法のように、ヤツの体内に溢れる気を引っ張ろうとしたんだけど……まだうまく使えないか。」

397: ◆xfXcrstrTc 2015/06/14(日) 05:15:57.27 ID:/wYVtHqn0
エレン「でも、こいつをうまく使えれば、とっ!(タン)」

グゥエイン「ちっ、グライダースパイク!」

エレン「フン!(ザゴシャッ) 飛び移るのも楽になる!」


エレン「(スタッ)名づけてツインスパイクってとこかしら。」

グゥエイン「いい判断だ、あの眼は厄介だからな……真っ先に潰したのはありがたい。」

エレン「え゛。 まさかアンタも麻痺することあるの?」

グゥエイン「ああ。」

エレン「ひえぇ、アンタが動けなくなったらまっさかさまじゃない。ただの偶然だったけど助かった……おっとぉ!」

(ギャルルルル……キュイィィン)

グゥエイン「気をつけろ! キサマの脆弱な肉体であの三重の波を受ければ一撃だぞ!」

エレン「はは、心配してくれんだ? 超高速ナブラってとこか……アンタの鱗さえ千切られるなんて半端じゃないね。もう一度飛ぶよ!」

グゥエイン「三つ首が連携できないような超密接距離に飛び込むか。そういう賭けは嫌いではないぞ!」


ビューネイの行動 >>398
グゥエインの行動 >>400

398: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/14(日) 06:41:53.90 ID:LuF/LBnyo
トリニティブラスター

399: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/14(日) 08:02:49.22 ID:U7iWqIJSO
組み付いてからの超至近距離で炎ブレス

401: ◆xfXcrstrTc 2015/06/15(月) 00:20:27.40 ID:YHbkYVms0
(ガツッ! ジャクッ!)

エレン「鳥と獣が噛み付いてこようが……あたしにゃ届かないよ! 練気拳で引き寄せながらのっ、カウンタぁー!」

(ブスブス……)

エレン「チェッ、髪の毛チリッチリ。左手もそろそろ火傷で限界かな…… ……って、どこに居んのよ、グゥエイン!?」

グゥエイン「フンッ!(ゴシカァン) 注意を引きつけてくれるとは殊勝だなエレン。零距離では自慢の風も纏えまい! カァーーーッ!(ゴォ)」

エレン「イ~ナ~ズ~マ~……キック!」

(スタッ)

グゥエイン「反動で戻ってきたな。問題は無い。」

エレン「こっちゃ足場が無いと命に関わるんだっての! ……つーか、名前覚えてたのね。」

グゥエイン「……お互いさまだ。」

402: ◆xfXcrstrTc 2015/06/15(月) 00:34:58.00 ID:YHbkYVms0
エレン「あたしの左手もヤバい。次で仕留めに行くよ。」

グゥエイン「では鳥は任せたぞ。」


ビューネイ「ケェェェッ!」

エレン「そいつを待ってた!(ザグッ!)」

グゥエイン「(ガシッ)影のぶんざいで、そう邪険にするな。どうせ最期なのだ、地上までしばし付き合ってもらおうか。」

エレン「っと、フランシスカは抜けないか。(タッ)」

グゥエイン「役目、ご苦労。」

エレン「超音波を発するノドの震えめがけて叩き込んでやったまではいいんだけどね。ま、ここはアンタにトドメを譲っておくよ。」

グゥエイン「ふん、遠慮はせんぞ、しっかりつかまっていろ! 瞳も音も封じた! ならば純粋な力で俺が負ける道理など無い! おおおおおおお!」


(ズズン……)

403: ◆xfXcrstrTc 2015/06/15(月) 00:46:55.16 ID:YHbkYVms0
グゥエイン「さて、生きているか?」

エレン「掴んでる感触わかってんでしょーが。ハァ……ここまででいいわ、あたしはアビスゲート閉じなきゃいけないし。」

グゥエイン「ゲートなら中央の光っている所を破壊すればそれで済む。ほれ、さっきビューネイの影に刺さった手斧はそこに落ちているぞ。」

エレン「そこは『俺がやろう』くらい言ってくれてもいいんじゃない?」

グゥエイン「あんな狭い所に誰が入りたがるか。まあ……ふもとくらいまではサービスで運んでやるから有り難く思え。」

エレン「ヘイヘイ。んじゃ行ってくるかね。あいたたた……」



ミカエル「む……タフターン山の暗雲が……?」



ユリアン「ロアーヌで何か起こるような気がしてたけど気のせいだった。」

トーマス「いつもの事じゃないか。」


これからのエレン達の行き先 >>404
サラ達の行動 >>406

404: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/15(月) 00:50:45.21 ID:uOP5/63yo
ツヴァイク

405: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/15(月) 00:50:54.79 ID:lQIHQN/5O
サラ達と別行動でアビスゲート閉じ

最終的に『サラ、帰ろう』をやってもらいたいものだww

409: ◆xfXcrstrTc 2015/06/15(月) 01:13:30.13 ID:YHbkYVms0
 ~ ロアーヌ ~

ユリアン「エレン!? どうしたんだ、そのケガ!?」

エレン「あー……ちょっとさっきまでビューネイ倒してて。」

ユリアン「」

トーマス「姉妹揃って四魔貴族を倒しているのか……凄いな。」

エレン「うえっ!? サラも他の四魔貴族を?」

トーマス「バンガードを発進させ、フォルネウスのゲートを閉じたそうだよ。今はランスで少し休んでいるところだ。」

エレン「ランスかー……うん、そろそろ会っておこっかな。ツヴァイク経由してサラに会いに行こう。あ、そうそう、トムにお願いなんだけど……」


 ~ ルーブ山地 ~

ハリード「……エレンはそのままロアーヌに?」

グゥエイン「当然だ。この俺がなぜここまで送迎してやらねばならん。その懐のものは見逃してやるから貴様らもさっさと出ていけ。」



 ~ 1週間後 ロアーヌ ~

トーマス「あ、ハリードさん。エレンならツヴァイク経由してランスに向かいました。」

ハリード「……今、ヤーマス、ランスからツヴァイクを経由してロアーヌに来たところなんだが。俺はそろそろ怒っていいんじゃないか?」

411: ◆xfXcrstrTc 2015/06/15(月) 01:35:07.61 ID:YHbkYVms0
トーマス「ビューネイの巣に落ちてるものは好きにしていいから、ともことづかっています。」

ハリード「まったくしょうがねえなぁ、あの娘は……」

ユリアン「(ハリードさん、ちょろいよ、ちょろ過ぎるよ。)」

傭兵ズ「しかし、アネゴは妹さんに会いに行ったんですよね? じゃあオレ達はここで別れますよ。アネゴについてった日々、楽しかったっす。」

ハリード「ん、そうか。まあ人数が多いってのも報酬は少なくなるし、人数多すぎて仕事が回ってこないって事もあるからな……元気で。」


 ~ ランス ~

サラ「あ、トムから手紙だ……お姉ちゃんがこっちに向かってるのかぁ。」

モニカ「あの……サラ様。」

サラ「どしたのモニカ様、改まって。」

モニカ「ミューズ様の記憶によれば、クラウディウスゆかりの人々がやっている物件最後のひとつはツヴァイクにあるのですよね?」

ミューズ「はい。サラ様が集めてくださったファルス造船とネッドのルーブ織工房、それとステファンのブルワリー、スタンレー陶器……」

シャール「そして最後にツヴァイクキャラバン。そこの社長はクレメンス様と旧友だった。」

モニカ「それで思ったのですが、サラ様達がそちらに行っている間、わたくしは別行動をして、少しでもアビスゲートの情報を集めようかと。」

サラ「えっ……」

タチアナ「そんな傷ついた顔しないで、サラおねーちゃん。モニカおねーちゃんも自分にできる事をいっしょけんめいやろうとしてるんだ。」

モニカ「すみません、いくら変装しても、どうしても行動は制限されると思いますし……」

サラ「でも、ひとりじゃ……」

タチアナ「わたしもモニカおねーちゃんについてくよ!」

モニカ「タチアナちゃん……」

412: ◆xfXcrstrTc 2015/06/15(月) 01:44:43.63 ID:YHbkYVms0
サラ「……うん、わかった。でも無理はしないでね……」

モニカ「サラ様……またすぐに会えますから。そんなに悲しそうにしないでくださいませ。」

サラ「うん、うん。ヨハンネスさんの天文台もサラカンパニー傘下に入ったから、ここに戻ってきてね。約束だよ。」

タチアナ「アウナスのゲートの方はブラックさんに手紙出しておいて、わたし達は魔王殿を探索しよう!」

ヨハンネス「(おや、なぜだろう、本当にすぐ戻ってくる気がする)」


シャールとミューズを連れてツヴァイクに向かうサラ
しかし途中のキドラントの村で……何が起きてる? >>413

413: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/15(月) 01:46:46.57 ID:GT8CAryno
ニーナが町長にマウントポジションでフルボッコ
生贄の穴に閉じ込められたポール

414: ◆xfXcrstrTc 2015/06/15(月) 02:10:08.61 ID:YHbkYVms0
ニーナ「(ゴッ、ゴッ、ゴッ、ゴッ、ゴッ)」

私が町長です「ひ、ひぃ、ニー、ナ、悪かっ、ぴぎぃ!」


サラ「町に入ったらいきなりバイオレンス。」

ミューズ「あ、あの、そちらのお嬢様……何があったかは存じませんが、そのあたりで……」

ニーナ「ああ、すみません、お見苦しいところを見せてしまいました。」

シャール「我々は旅の者だが、いったい何があったのだ?」

ニーナ「私はニーナ、コレは町長なのですが、私の恋人がいけにえにされたそうで……ああこんな事をしている場合ではないわ、ポールを助けないと。」

サラ「ポール! そういえばキドラントに恋人がいるって言ってたっけ。彼は仲間だわ、良ければ私にも手伝わせて。」

ニーナ「えっ……すると一緒にフォルネウスを倒したという?」

ミューズ「私達は違いますが、サラ様の仲間であれば私の仲間も同然です、お助けしましょう。」

サラ「行こう。」

415: ◆xfXcrstrTc 2015/06/15(月) 02:22:40.79 ID:YHbkYVms0
 ~ いけにえの穴 ~

ニーナ「もとは、旅の冒険者の方々に『怪物退治』を依頼し、この入り口を岩でふさいで逃げられなくする、という行動をはたらいたのが原因です。」

サラ「ええー……そんな事したら、運よく全滅を回避したパーティーの生き残りから、相手の手がかりを聞き出す、って事もできなくなるのに……」

ニーナ「怪物を倒そうとする方を重んじれば、怪物の怒りをかうと思ったのでしょう。怪物からいけにえを要求する手紙が来たのは事実ですし。」

シャール「賢い相手という事か。厄介だな。」

ニーナ「そして、その冒険者の方々を助けたのがポールです。その後、何か手がかりを掴めないかとポールはここに潜り……町長に出口をふさがれました。」

ミューズ「おいたわしい……」

サラ「ポールも、きちんと逃げていてくれるといいけど……」


アルジャーノンの行動 >>416
ポールの行動 >>418

416: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/15(月) 02:41:14.70 ID:PCSsTxTDO
術戦車の小型化に着手

418: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/15(月) 03:15:45.96 ID:BhKnVQwlo
罠にかけて倒そうと試みる

419: ◆xfXcrstrTc 2015/06/16(火) 08:58:25.86 ID:Ech/YRzI0
(ガラガラガラ……ズズン!)

ミューズ「今の振動は!?」

シャール「こっちです!」


ポール「つー……危なかった、しかし、また群れかよ……バンガードの地下と同じような恐怖があるぜ。」

ニーナ「ポール!」

サラ「ポール!」

ポール「ニーナ、それにサラ!? なぜここに……」

サラ「たまたまキドラントに立ち寄ったらニーナさんから話を聞いて、追いかけてきたの。」

シャール「助太刀させてもらおう、私はシャール。朱鳥の術戦士だ。」

ミューズ「私はミューズです。月術と関節技を使いますわ。」

ポール「おお朱鳥はありがたい、なんたって――」

(カツンッ)

420: ◆xfXcrstrTc 2015/06/16(火) 09:10:32.14 ID:Ech/YRzI0
(キィキィキィキィキィキィキィキィ)

ポール「相手はネズミの群れだからだ!」

シャール「ファイアウォール!」

ポール「いったん逃げるぞ! 誰かの手で操られてるのか、行動が人間じみて統率が取れてる! しかもいくらでも湧いてくるからキリが無い!」

サラ「わかったわ、ポールの崩した岩壁を使わせてもらうね……ストーンバレット!(ガガガガガ)」

シャール「む、石降らしができるようになったのか、白虎に習熟したようだな。」


ニーナ「きゃっ!」

ミューズ「シャドウボルト! ……なんですか、この走行装置は!? 陰陽どちらでもない、冥術のチカラを感じます!」

シャール「ネズミが乗るかのように小さいが、戦車のように見えなくもない。」

ポール「そっちはオレも知らないが、ゴースト達が……」

サラ「これは……苦しんでる、の?」

421: ◆xfXcrstrTc 2015/06/16(火) 09:24:20.54 ID:Ech/YRzI0
奇眼「クルシイ……チカラ……スワレル……グアァ……」

シャール「冥術、アビスの力を無理矢理取り込んでいるのか?」

ミューズ「なんとむごい……」

サラ「走っている最中の車輪の下からっ、ストーンバレット!」

ミューズ「浮きましたね! (はっし)突進する運動エネルギーがなくなれば、多少重い鉄のかたまりでしかありません……ふんっ!(メゴシャア)」

ポール「ん? 白い金属? ……げげっ、金属じゃない、内部機構にガイコツを組み込んでやがる。」

シャール「こんな冒涜的なことをするとは、悪魔かそれとも……」


誰か何かひらめくだろうか >>422
ニーナの行動 >>424

422: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/16(火) 10:50:59.68 ID:It/Y2/7eo
シャール 無双三段

424: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/16(火) 11:44:01.58 ID:gBIL6ij1O
町長を生け贄に

429: ◆xfXcrstrTc 2015/06/16(火) 22:50:19.94 ID:Ech/YRzI0
シャール「ネズミの大きさでは、落盤を起こしても隙間から出てきてしまうか……来るぞ!」

ポール「ただ、資材も無いし効果的な罠が無いんだよな。」

(キィキィキィキィキィキィキィキィ)

シャール「任せろ、ファイアウォール!」

ミューズ「通路で戦いましょう、少しでも囲まれる危険は減らしたほうがよいかと。」

サラ「じゃあ次の道で待ち受けよう!」


ニーナ「あっ!」

ポール「ニーナ!」

ニーナ「だ、大丈夫です……ポール、リュックに構わず走って!」

サラ「大丈夫? 派手に転んだみたいだけど。」

ニーナ「ええ、身軽になりましたし。」

431: ◆xfXcrstrTc 2015/06/16(火) 22:59:13.53 ID:Ech/YRzI0
ポール「荷物の中身は?」

ニーナ「いざという時のために骨付き肉を、55kgほど……」

サラ「重いね!? そんなに持ってこなくても良かったんじゃ。」

ニーナ「えっ、しかし自分の手で屠殺するのもいやですし、丸ごとでないと。」

ミューズ「生き物なのですか!?」

シャール「……ちょっと待て。」


シャール「あの町長が、ちょうど55kgほどだったような気がするが……」

ニーナ「(目そらし)」

ポール「うわあああ助けるぞぉぉぉ!」

サラ「ストーンバレットー!」

433: ◆xfXcrstrTc 2015/06/16(火) 23:19:28.55 ID:Ech/YRzI0
ミューズ「さきほどの物より大きい、人間大の術戦車が!」

シャール「またゴースト達が苦しんでいる……あっちも敵だとはいえ、怒りがこみ上げてくるな。」

(ガシャン)

ミューズ「サラ様、今ネズミの1匹が術戦車のスイッチを!」

サラ「見た! 信じられないけど、ネズミにも知能があるのかな!?」

ポール「いや、今のところ他のネズミ達は妙な動きをしてない。まさかとは思うが、ネズミのリーダーが知恵をつけたのか。(ガシッ)無事か町長。」

私が町長です「ふが、ふがっ……」


シャール「動き出す前に仕留めてくれる! (ブォン)」

(クォガッ!)

シャール「(叩き付けた動きのままに柄を引き……瞬時に構えて刺し貫く!)」

(バギィ!)

サラ「すごい、砲台みたいなのを壊した!」

シャール「(穂先を抜く動きも、上に向けるように……さらに下から渾身の力を込めて石突きを跳ね上げる!)」

(ズドォ!)

ニーナ「て、天井にめり込んでしまいました!?」

シャール「無双三段!」

435: ◆xfXcrstrTc 2015/06/16(火) 23:39:58.32 ID:Ech/YRzI0
ミューズ「サラ様!?」

(ガリガリガリガリガリガリガリガリ)

サラ「シャール! 私ごと焼いて! ……ストーンバレット!」

シャール「エアスラッシュ!」

ポール「火星の砂! バンガード地下でも思ったけど、群がられてるのに落ち着き過ぎだろサラ!」

サラ「う、くっ、意識を失いそうなほど痛いけど……気絶したら本当に死んじゃうもの。」

シャール「……!」

シャール「(サラは……意思が強いわけではないのか。根底にあるのは、死にたくないという恐怖……それに対する覚悟ができているに過ぎない。)」

シャール「(守ってやらねばならんな……)」


サラ「アースヒール! このネズミ達、首がダメとなると即座に手首を狙ってきて……血が出やすいところに攻撃してくる。」

ポール「司令塔はやっぱりさっきのネズミか? でも他のネズミに紛れて居場所が……」


ミューズ「はあっ!(ガシャッ)」

ニーナ「跳んだ!? て、天井にめり込んだ術戦車を!?」

(ドガシャ!)

ミューズ「サラ様にこれ以上の狼藉は許しません!」

436: ◆xfXcrstrTc 2015/06/16(火) 23:48:45.63 ID:Ech/YRzI0
(パン!)

ミューズ「っ!?」

シャール「ミューズ様! このっ、近づくんじゃあない、トライシューター!」

ミューズ「だ、大丈夫です、今のはねこだまし!? どこから!?」

ポール「決まりだ、ネズミの群れにまぎれて移動しながら指示を出してるボスがいる! そいつさえ倒せば!」

サラ「とにかく滅茶苦茶にでも攻撃を続けないと、すぐにまとわりつかれちゃう……広範囲に攻めていくよ、ストーンバレット!」

ミューズ「く、シャールの体にも……! ムーンシャイン!」

ニーナ「ポール、予備の矢もたくさん持ってきたわ。」

ポール「サンキュー、でたらめ矢っ!」

437: ◆xfXcrstrTc 2015/06/16(火) 23:55:44.54 ID:Ech/YRzI0
(ザァッ)

サラ「うあっ、砂で目潰し!?」

(ザザッ)

シャール「くっ! こっちにもサミングかっ……!」

ミューズ「広範囲攻撃のできる方から狙われている……私達の会話も理解している!?」

ニーナ「いけにえを要求する手紙を書いたのも、このネズミ!?」

(ザァッ)

ポール「っ……」

ポール「(落ち着け。何千回と矢を放ってきた。今さら目が見えないくらいで矢を取り出す動作をミスする事は無い。)」

ポール「(そうだ、もともとどこに居るか、わからなかったじゃないか。視覚に頼っちゃいつまでも見つけられない。)」

ポール「(……ネズミの群れが統率されて、回り込むように襲いくる……その中で、表に出ずに群れの中を移動してるヤツがいる……!)」


ポール「心眼でたらめ矢!」

アルジャーノン「ギャァァァァァ!!!」

438: ◆xfXcrstrTc 2015/06/17(水) 00:06:55.10 ID:we9LreWe0
 ~ キドラント ~

ニーナ「本当にありがとうございました。このまま旅人をいけにえに捧げ続けていたら、危険な村として滅ぼされてしまっていたかも知れません。」

シャール「(きみもなかなか危険な人物のような気がするが。)」

ポール「今度はバカンスで来るといい。湖とか、見晴らしのいい崖とか、いろいろ見る所もあるんだぜ。」

サラ「もう、恋人さんの前で軟派なこと言わないの。」

ニーナ「ふふ、構いませんよ。ぜひまた来てください。」



ツヴァイクでの出来事 >>440

439: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/17(水) 00:08:02.84 ID:kJVNSKRLo
エレンが一人でトーナメント優勝していた

442: ◆xfXcrstrTc 2015/06/17(水) 00:57:49.51 ID:we9LreWe0
 ~ ツヴァイク武闘会 ~

エレン「練気拳ッ!」

マッドブル「ぐはあ!」

エレン「5人抜きで疲れてるだろーから、セコンドが出りゃ勝てるとでも思ったのかい? セコい真似するねぇ。これがツヴァイクの地獄の壁か。」


ツヴァイク公「(ピキピキ)」


サラ「うわっ……本当に優勝してるよ。お姉ちゃんすごい。」

ミューズ「閉会式には無料で入れてよかったですわ。あれがサラ様のお姉様……」

シャール「素晴らしい鍛え方をしているな。」

443: ◆xfXcrstrTc 2015/06/17(水) 01:14:34.15 ID:we9LreWe0
ツヴァイク公「これが優勝メダルだ。わしの顔を彫りこんだ、ありがた~いメダルだぞ。大切にするがいい。」

エレン「(ぼそっ)二束三文にはなるか……」

ツヴァイク公「(ピキピキ)優勝者にはもうひとつ頼みたいことがある。ポドールイ伯のもとに、聖杯があるのは聞いたことがあるだろう。」

ツヴァイク公「あんなモンスターに聖王遺物を握らせておくわけにはいかん。絶対に取り戻すのだ!」

エレン「あぁん? 謝礼は?」

ツヴァイク公「は?」

エレン「ヒトを動かすなら誠意ってモンがあるんじゃない?」

ツヴァイク公「こ、この小娘が……」

エレン「くれないってえの? ああ、なら聖杯をもらおっか。『モンスター』が握ってるのが気にくわないなら、あたしが持ってるぶんにはいいよねぇ?」

ツヴァイク公「(ビキビキビキ)」

エレン「じゃっ、そういう事で。」


サラ「お姉ちゃんすごい。」

シャール「モンスター、と言った時に不機嫌になったな。何か思うところでもあるのか……」

ミューズ「サラ様達はレオニード伯にお世話になったそうですし。」

シャール「(……本当にそれだけか? もっと深い苦悩を見た気がする。)」

445: ◆xfXcrstrTc 2015/06/17(水) 01:35:38.94 ID:we9LreWe0
 ~ ツヴァイク ~

サラ「お姉ちゃん!」

エレン「サラ、久しぶり! なに、あたしに会いたくなってここまで来ちゃったの?」

サラ「も、もう。そんな事……そんな事…………あ、ある、かな。」

エレン「(なにこのかわいい妹。)」

ミューズ「(なんですかこのかわいい子は。)」

エレン「ま、まあ、あたしもサラに会いたくてランスに向かってたんだけどね。」

サラ「ほんと!? えへへ、嬉しい……」

(ギュッ)

エレン「ああもう可愛いサラ可愛い!」

(ギュー……ギリギリギリ)

サラ「ぐえ……おねえ……ちゃ、くるし……」

ミューズ「お姉様それ以上はいけませんー!」

シャール「なんて美しいベアハッグだ……」

446: ◆xfXcrstrTc 2015/06/17(水) 01:54:54.02 ID:we9LreWe0
エレン「(ぼそり)宿取ってある? なけりゃ、あたしが泊まってる部屋に。」

サラ「え……?」

エレン「(ぼそぼそ)ちょっと公の前で好き勝手し過ぎたかな。あたしの後をつけてる人間がいるみたい。ここで自己紹介なんかしたらまずいよ。」

サラ「うわ……」



エレン「さーて、そんじゃ声を抑えて自己紹介といきますか。あたしはエレン・カーソン、サラの姉よ。」

ミューズ「私はミューズ・クラウディア・クラウディウス、ピドナの旧市街でバラを育てていましたが、サラ様について参りました。」

シャール「シャールだ、ミューズ様の護衛をしている。」

エレン「どもども。ところでサラ、モニカ様は? ツヴァイクに来るのはまずいんじゃ?」

サラ「モニカ様は魔王殿に……タチアナちゃんも、ああ、タチアナちゃんっていうのはマカロンちゃんのことで――」


サラ「――と。」

エレン「あんたもたいがい大冒険してるのね……ああ、ビューネイはあたしが倒してきたから心配いらないわ。」

シャール「」

ミューズ「やはり似ていらっしゃるのですね。」

シャール「四魔貴族を倒した偉業を『似ている』の一言で済ませるのはどうなんでしょう。」

447: ◆xfXcrstrTc 2015/06/17(水) 02:15:17.31 ID:we9LreWe0
サラ「ツヴァイクキャラバンのほうには、もう見せるお金を積み始めてるの。これが終わったらトムに報告に行くつもり。」

エレン「ありゃ、ロアーヌに行くの? まあ1週間もあればおっさんも追いついてくる……よね?」

ミューズ「では……表立って私が買収に関係している事をさとられるのもまずいですし、その間、ミュルスに行って蒼龍術を。」

サラ「そうだね。シャールさん、ミューズ様のことよろしくね。」

シャール「当然だ。」



サラ「(カリカリ)」

エレン「(ごろごろ)」

サラ「(ぺらっ)……(カリカリ)」

エレン「サラってさー……」

サラ「ん? どしたのお姉ちゃん。」

エレン「好きな男とかいないの? いや、悪い男には気をつけろって言ったのあたしだけど。」

サラ「>>448」


さらにコンマ>>448で……
99~80 無事
79~60 熱
59~40 疹
39~20 寄
19~00 黒

448: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/17(水) 02:17:35.55 ID:PuO5rH+pO
いる…って言ったらどうする?

449: ◆xfXcrstrTc 2015/06/17(水) 02:28:38.24 ID:we9LreWe0
エレン「べ、別にどうもしないわよ。もうサラのことは1人の大人として完全に認めてるし……」

エレン「それに、思いっきり危険なことに首つっこんでるでしょ、命の危険があるんだし、思い残すことなんて少ない方がいいわ。」

エレン「敵がそこまで強くないったって野盗の巣窟まで突っ込んでったもんね……強 される危険だってあるのよ、いい人がいるなら早く……」

エレン「って、さっきから私ばっか喋ってるじゃない。仕事の手も止まってるし。」

エレン「……ん? ちょっと、まさか人に恥ずかしいこと喋らせといて寝てるの?」


エレン「……サラ?」

450: ◆xfXcrstrTc 2015/06/17(水) 02:37:51.08 ID:we9LreWe0
 ~ ランス ~

ウンディーネ「あら、こんにちは。」

モニカ「ウンディーネ様!?」

タチアナ「なんでランスに?」

ウンディーネ「西大洋のゲートを閉じて、ヴァッサールの残した玄武の最強術クイックタイムが使えるようになったから、サラ達にも教えてあげようとね。」

モニカ「そうでしたか。サラ様は今、ツヴァイクに行っているはずですわ。」

タチアナ「わたし達は別行動してたんだけど、魔王殿の下層に行ける指輪をもらったから、これでゲートまで行けるかなって思って。」

ウンディーネ「あらあら、それでそんなに急いで砂だらけで帰ってきたのね。」

モニカ「うっ、は、はい。」

タチアナ「だってサラおねーちゃんのあんな悲しそうな顔見せられたら、もう一刻も早く帰りたくて……」

ウンディーネ「ふふふ、これも何かの縁、一緒に行きましょうか。」

451: ◆xfXcrstrTc 2015/06/17(水) 02:51:48.07 ID:we9LreWe0
 ~ ツヴァイク ~

ハリード「やっと追いついたぞ。人をほうって進みやがって……」

エレン「……おっさん……」

ハリード「……どうした? ひどい顔だぞ。目も真っ赤で……」

エレン「サラが……サラが……!」


ハリード「鼠咬症?」

水術士「明確な治療法が無く、何度も高熱を出して苦しむことになります……傷口のただれは御本人が治していたそうで、発見が遅く……」

ハリード「治療法が無いだと……!?」

水術士「命に関わらないこともあります。ただ……人事を尽くせることがほとんどありません。」

ハリード「くそっ……」

452: ◆xfXcrstrTc 2015/06/17(水) 03:02:42.44 ID:we9LreWe0
 ~ ロアーヌ ~

トーマス「まさかミューズ様みずからいらしてくださる日が来るとは、思ってもいませんでした。」

ミューズ「ふふ、私、とても元気になりましたのよ。サラ様達と一緒に旅をしているからでしょうね。」

ユリアン「シノンのほうも落ち着いてるし、トムは一度ツヴァイクに行ってきたらどうだ?」

トーマス「そうだな、ミューズ様を送りがてら、そろそろサラの会社と統合に向けて意思を統一しておくか。」


ほかにサラの元に集う人はいるか >>453

人物自由の行動安価 >>455

453: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/17(水) 03:05:56.02 ID:f/0aKnM8o
アルジャーノン殺されて激オコな教授

454: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/17(水) 03:12:37.41 ID:prmMwuPDO
ユリアン「アウナスにはまだ勝てない」