ある雨の日 事務所


シトシトシトシト…………

ほたる「………………………」

輝子「…………………………」

ほたる「…………………………」

輝子「……………ふ、フヒ………あ、あの…………」

ほたる「…………………………」

輝子「…………………………………」

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 17:37:59.77 ID:0e6YHmvh0
輝子「………………き、聞こえてますかー……?」

ほたる「…………………………」

輝子「………………フヒ…………」

ほたる「………………………………」

輝子「………………………………」

ほたる「………………雨…………」

輝子「…………………………………」

ほたる「……………………………」

輝子「…………な、なあトモダチ……どうやったら私の存在に気づいてもらえるかな……?…フヒッ……ここにいますよー…………」

アミガサタケ「……………………」

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 17:39:38.35 ID:0e6YHmvh0
輝子「…………フフッ……まあ私なんて空気だから仕方ないよな……」

アミガサタケ「……………………」

輝子「……ボッチ特有の隠密スキル………キノコーキノコーステルスショウコー………フヒ…………………」

アミガサタケ「……………………」

ほたる「……………………………」

輝子「……………………………」

ほたる「……………………はぁ……」

輝子「……………………………」

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 17:44:49.26 ID:0e6YHmvh0
ほたる「…………笑顔って…こうかな……?」ニコッ……
←窓ガラスに向かって笑顔の練習

輝子「………………………………」

ほたる「………まだ固いな…………こう…かな………?」ニコッ……

輝子「……………………………」

ほたる「………ちゃんと……笑顔で出迎えてあげないと……」

アミガサタケ「………………………」

輝子「………………………………」

ほたる「>>8」

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 17:48:25.66 ID:ZnB1Mw0AO
ごめん……私のせいで……ずっと雨なんて嫌だよね……だからこうやって笑顔を……

9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 17:55:01.48 ID:0e6YHmvh0
ほたる「…ごめん……私のせいで……ずっと雨なんて嫌だよね……だからこうやって笑顔を…………」

輝子「…………な、なあ……トモダチ……」

アミガサタケ「………………………」

輝子「…………こ、これは声をかけていい奴なのか……?」

アミガサタケ「……………………」

ほたる「………………雨………」

輝子・アミガサタケ「………………」

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 18:02:49.81 ID:0e6YHmvh0
ほたる「……………はぁ………………………」

輝子・アミガサタケ「………………」

ほたる「………………………………」

輝子「…………私たち……じゃ、邪魔者だな…………フヒ…………た、退散しますよー……」

アミガサタケ「……………………」

ほたる「…………………………」

輝子「…………………………」ソロソロ……

11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 18:13:16.94 ID:0e6YHmvh0
輝子「………………」ソロソロ……メリ

業務用デスクの脚「痛い。」

輝子「…ヒャアアアアアッ!!」

ほたる「…………きゃっ?!」ビクッ!

輝子「フヒハハハハハ………こいつはクレイジーだぜ…………だ、大丈夫かトモダチ…………?」

アミガサタケ「………………………」

ほたる「しょ、輝子さん……?!」

輝子「……………………あ、ど……どうも………………フヒ…………」
←ちょっと涙目

12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 18:20:05.19 ID:0e6YHmvh0
〜〜〜

ほたる「すみません……すみません……!少し考え事をしていたので…………その…………全然気付かなくて………………!」オロオロ……

輝子「……あ…………は、はい……」

ほたる「すみません……あの……足は大丈夫ですか………?私の不幸のせいで………」

輝子「……ほ、ほたるのせいじゃ無いぞ………うん………だ、だから……な………?」

ほたる「……すみません……………」

輝子「>>14」

14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 18:23:41.20 ID:ZnB1Mw0AO
一体今日はどうしたんだ?いつもよりも悲しげな顔をして……

17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 18:31:53.09 ID:0e6YHmvh0
輝子「えっと………い、一体今日はどう…したんだ……?…い、いつもより悲しそうな顔をしてる………気がする…ぞ…?」

ほたる「……………………………」

輝子「…………………………」

ほたる「………やっぱり……悲しそうに……見えちゃいますか………?」

輝子「…えっ……あっ……そ、その……」

ほたる「……すみません…………」

輝子「……………………………………」

18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 18:37:12.82 ID:0e6YHmvh0
ほたる「…………………」

輝子「………………………」

ほたる「…私が居ると……雰囲気が暗くなっちゃいますよね………」

輝子「………………(ど、どうしよう………)」

ほたる「…………………………」

輝子「………………………………」

アミガサタケ「……………………」

シトシトシトシト…………

19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 18:43:07.75 ID:0e6YHmvh0
輝子「………………な、なあ……?」

ほたる「………何でしょうか…?」

輝子「……あ、飴……………」

ほたる「……はい……雨…ですね………」

輝子「あ、えっと………そ、そうじゃなくてですね…………」ゴソゴソ…

輝子「……き、キノコキャンディ…」
っカラフルなキノコの包み紙の飴

ほたる「………あっ……………」

輝子・ほたる「…………………」

20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 18:48:29.01 ID:0e6YHmvh0
輝子「………い、要るか………?」

ほたる「………えっと………じゃ、じゃあ…………」

輝子「……フフッ………あなた中々勇気がありますね………う、嬉しいですよー…」

ほたる「…………あ、ありがとうございます……?」

輝子「………フヒ……あ、甘い物を食べれば………落ち着く……らしいぞ…?」

ほたる「>>22」

22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 19:03:25.89 ID:Tgl5VOkaO
輝子さん……こんな私にも優しくしてくれるなんて……(泣き出す)

23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 19:14:26.88 ID:0e6YHmvh0
ほたる「輝子さん……こんな私にも優しくしてくれるなんて……」ジワッ……

輝子「ふ、フヒッ?!」

ほたる「……ぐすっ………すみません………気を遣わせてしまって………」ポロポロ……

輝子「お、おい……だ、大丈夫か……?!」オロオロ……

ほたる「…………本当に…………すみません………」
ポロポロ……

輝子「あ……え、えっと……………」
オロオロ……

アミガサタケ「…………………」

24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 19:20:03.48 ID:0e6YHmvh0
〜〜〜

シトシトシトシト…………

輝子「お、落ち着いた…か……?」

ほたる「……はい………すみません…………」

輝子「そ、そうか……………」

ほたる「…………………………」

輝子「………………………………」

ほたる「…………駄目ですね………私…………」

25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 19:24:49.87 ID:0e6YHmvh0
ほたる「……こうやって……周りの人に迷惑をかけるばっかりで………」

輝子「……………………………」

ほたる「…………………………」

輝子「……………あ、飴…美味いか……?」

ほたる「…………はい………美味しいです………」

輝子「…………ま、まだまだあるから……す、好きなだけ……食べていいぞ……?」

ほたる「…………ありがとうございます………」

26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 19:32:03.86 ID:0e6YHmvh0
輝子「…………………………」

ほたる「………………………」

輝子「……わ、私は…別に迷惑とは…お、思ってない…ぞ……?……お互い様……だからな…」

ほたる「………………でも……」

輝子「………トモダチなら………あ、当たり前ですよー………………な、なんてな…………フヒ………」

ほたる「………………………」

輝子「>>28」

27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/05/31(日) 19:35:07.28 ID:ZnB1Mw0AO
……ほ、ほたるはアタシの大事なトモダチだからな……?悩みがあるなら聞いてやるぞ?

34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 13:23:01.74 ID:dPatujz/0
輝子「……ほ、ほたるは私の大事なトモダチ…だからな……?…悩みがあるなら…き、聞いてやるぞ………?」

ほたる「…………………………」

輝子「………話した方が楽になる…………フヒ……わ、私もよく…キノコに話してたからな……」

アミガサタケ「…………………」

ほたる「…………………………」

輝子「……………………………」

ほたる「………………甘えても………いいんでしょうか…………?」

輝子「………あ、ああ…ウェルカムだ………うん……」

35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 13:24:11.89 ID:dPatujz/0
ほたる「……………すみません……」

輝子「………あ、いえ………こ、こちらこそ………フヒ………」

ほたる「…………………………」

輝子「……………………………」

ほたる「…………………ほたるPさんが………また…どこかに……行ってしまったんです……」

輝子「…………………………」

ほたる「……少しでも……自分に出来る事を……やらないといけない…………って言って…………」

36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 13:25:26.90 ID:dPatujz/0
ほたる「…………理由を聞いてもはぐらかされてしまって……………そのまま………………それで……………」

輝子「………………………」

ほたる「………………………」

輝子「…………………し、心配………なんだな……?」

ほたる「…………………はい………」

輝子「……………………………」

ほたる「……………もしかしたら………と思うと……すごく怖くて………………」

37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 13:27:51.71 ID:dPatujz/0
ほたる「……ほたるPさんの事を…………信じてあげないといけないのに……………信じてあげられなくて…………………」

輝子「………………………………」

ほたる「……………………………」

輝子「…………………………」
スッ………

アミガサタケ「……………………」

ほたる「…………えっ…と………?」

輝子「……………き、キノコを持つと………その………………い、いい感じに…………なる……なりますよー…………」

ほたる「>>39」

39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 13:32:31.52 ID:gaZ0RS9AO
……キノコですか?

40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 13:43:46.58 ID:dPatujz/0
ほたる「…キノコ……ですか……?」

輝子「き、キノコ…ですよー……」

アミガサタケ「…………………」

ほたる「………………………………」

輝子「………ど、どうぞ…」ズイ…

ほたる「…………は、はい………?」
ソッ……ギュッ…

アミガサタケ「……………………」

輝子「…………………………」

ほたる「…………………………」

41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 13:52:39.70 ID:dPatujz/0
輝子「…………ど、どうだ………?」

ほたる「………あ……そ、その……………ヒンヤリします……」

輝子「……ひ、ヒンヤリか………………フヒ…………」

ほたる「…………………………」

輝子「………そうだな………ヒンヤリするよな……じ、ジメジメしたところに置いてたからな……」

ほたる「…………は、はい………」

輝子「…………………………………」

ほたる「…………………………」

42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 13:59:37.20 ID:dPatujz/0
輝子「………今日はいい天気……だな………」

ほたる「……………え、えっと……」

輝子「……み、見ろ………トモダチも喜んでる………」

ほたる「…………………………」

アミガサタケ「……………………」

輝子「……フフッ……し、湿度が高くて………ジメジメしていて……絶好のキノコ日和ですよー……」

ほたる「……………………………」

輝子「………………………………」

43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 14:06:06.34 ID:dPatujz/0
輝子「………私は……あ、雨は…好き…だぞ………?…トモダチが元気だと……わ、私も嬉しい……からな……………フヒ……」

ほたる「……………………………」

輝子「……だ、だから………その………あ、雨も必ずしも…悪いものではないぞ………む、むしろ大歓迎だな……」

ほたる「………………………!」

輝子「………………い、言いたい事が………上手く言えない……………フヒィ…………」

ほたる「………………………………」

輝子「>>45」

45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 14:10:45.40 ID:PGv5P1rj0
つ、つまりだな、しめじやエノキだって好きな人はいっぱいいるからその…

46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 14:19:14.38 ID:dPatujz/0
輝子「つ、つまりだな………し、シメジやエノキだって好きな人はいっぱいいるから………その……………」

ほたる「……………?」

輝子「……し、シイタケやエリンギばっかりじゃ………な、ないんだぞ……?」

ほたる「……………………………」

輝子「……………………………」

ほたる「……………すみません………あの…………その…………………すみません…………」

輝子「……………フヒィ……」

47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 14:30:12.93 ID:dPatujz/0
輝子「………………………」

ほたる「………………………………」

輝子「………あ………えっと…………だ、だから………その……ほたるは……シメジやエノキ……じゃないか………?」

ほたる「…………シメジ………エノキ……………」

輝子「………し、シメジにはシメジの良さが………え、エノキにはエノキの良さがある…………し、シイタケやエリンギにならなくて……い、いいんだぞ………?」

ほたる「……………………………!」

48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 14:39:53.57 ID:dPatujz/0
輝子「………む、無理に笑ったり……しなくちゃ……って思うのは…よくないからな………ほ、ほたるは……ほたるでいいと………私は………思う……ぞ………?」

ほたる「………………………………」

輝子「………ごめんな……わ、私はコミュ障だから………じょ…上手に言えなくて…………」

ほたる「……………………………」

輝子「……………………………」

ほたる「…………………ありがとうございます……輝子さん………」

輝子「…………フヒ………?!」

49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 14:47:00.14 ID:dPatujz/0
ほたる「………その……どうしても……うまく笑えなくて…………それで………………」

輝子「……………………………」

ほたる「…………輝子さん……」
ギュッ…………

輝子「ヒャア………?!」ビクッ!

ほたる「…………………………」

輝子「…………………………………」

ほたる「>>51」

51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 14:54:46.41 ID:PGv5P1rj0
不安、なんです…朋さんも天使と悪魔が戦ってるのが見えたって言ってました…

52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 15:03:00.82 ID:dPatujz/0
ほたる「不安……なんです…朋さんも天使と悪魔が戦ってるのが見えたって言ってました………」

輝子「………………て、天使と………あ、悪魔……?」

ほたる「………何かの暗示かもしれないし………はっきりとは見えないそうですけど……………何か大きな事が………起きるかもしれないって…………………」

輝子「…………………………」

ほたる「………不幸が………起きたらと思うと…………………」

輝子「…………………………」

53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 15:08:14.74 ID:dPatujz/0
ほたる「…………………怖いん………です…………」

輝子「…………………………」
ギュッ…………

ほたる「………………………………」

輝子「…………輝子Pは……こ、こうしてくれるから………わ、私も……………………」

ほたる「…………………………」

輝子「…………………………」

ほたる「…………すみません…………すみません……………」

54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 15:20:31.60 ID:dPatujz/0
輝子「…………ご、ごめんな……私は輝子Pと違って……ちっこいから………………」ギュッ…………

ほたる「………………………………」

輝子「…………………………」

ほたる「…………うう………」

輝子「…………………………」
ポン……ポン……

ほたる「…………………………」

輝子「……と、トモダチの悲しみは………私の悲しみ……だからな………」ポン……ポン……

ほたる「………………………」

55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 15:27:00.64 ID:dPatujz/0
輝子「……こ、ここには私と……ほたると……アミガサタケしかいないからな…………」

ほたる「……………………」ギュッ……

アミガサタケ「…………………」

輝子「…………………………」

ほたる「………………ほたるPさん……」

輝子「……………………………」

ほたる「…………お願いだから………どうか……………無事で………」

輝子「>>57」

56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 15:32:22.37 ID:gaZ0RS9AO
て、天使とか悪魔とか、よくわかんないけど……ほたるPはどんな危険なことをしても、いつもちゃんと帰ってきたんだろ……?
だったら、信じればいい……ほたるPがほたるの親友なら、親友を信じろ……

57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 15:41:35.59 ID:3jVS+wSAO
↑(ほたる大泣き)

58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 15:53:05.99 ID:dPatujz/0
輝子「て、天使とか悪魔とか、よく分からないけど………ほたるPはどんな危険なことをしても、いつもちゃんと帰ってきたんだろ……? 」

ほたる「…………………………」

輝子「……だ……だったら、信じればいい……ほたるPがほたるの親友なら、親友を信じろ……」

ほたる「……………うう………ぐすっ……………」

輝子「…………………………」

ほたる「………うう………ひぐっ………ううう…………」ギュッ……

輝子「………………………」
ポン……ポン……

59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 16:00:49.81 ID:dPatujz/0
輝子「………ほ、ほたるPは…必ず帰ってくる………き、キノコもそう言ってる…………」

ほたる「……………輝子さん……………ううう…………」

輝子「…………………」ギュッ…………

ほたる「…………ううう………うあああん………」ギュッ…………

輝子「…………だ、大丈夫だからな………」

ほたる「……ううう………ぐすっ……………ぐすっ………」

アミガサタケ「…………………」

60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 16:09:15.43 ID:dPatujz/0
〜〜〜


ほたる「………すみませんでした………服を濡らしてしまって………………」

輝子「き、気にするな……ど、どうせ服には気を遣ってないからな……フヒ………」

ほたる「……………………………」

輝子「……………………………」

ほたる「…………………ありがとう………ございます……」

輝子「……………あ、ああ……」

ほたる「…………………………」

61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 16:16:01.73 ID:dPatujz/0
輝子「…………………………」

ほたる「………………………」

輝子「……………あ………な、なあ………れ、レインコート…持ってるか………?」

ほたる「…………レインコート………持ってますが………」

輝子「……そ、外に……出てみないか………?」

シトシトシトシト…………

ほたる「…………………………」

輝子「………あ、雨の中の散歩も………いいものですよー………?」

ほたる「…………………………」

シトシトシトシト…………


62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 16:22:49.83 ID:dPatujz/0
事務所 中庭


シトシトシトシト…………

輝子(レインコート)「………………♪」

ほたる(レインコート)「………………雨………」

輝子「…い、いい雨だな………み、耳を澄ませてみろ……」

ほたる「…………………………」

輝子「…………………………」

ほたる「>>65」

65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 16:31:08.86 ID:3jVS+wSAO
とても静か……雨の音しか聞こえなくてなんだか心が落ち着きます……

68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 20:13:33.38 ID:dPatujz/0
ほたる「………とても静か……雨の音しか聞こえなくて…何だか心が落ち着きます………」

輝子「……フフッ……い、いいだろ………?…こうして……雨に打たれてみるのも…………」

ほたる「…………そうですね………」

輝子「………わ、私はこうしているとな………自分もキノコになったような気分になれるんだ……………」

ほたる「…………キノコに………」

輝子「…………………………………」

ほたる「……………………………」

69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 20:14:37.20 ID:dPatujz/0
輝子「………………………」

ほたる「…………………………」

シトシトシトシト…………

輝子「……私のな……り、リラックス法……なんだ………モヤモヤがな………スッキリする……」

ほたる「……………………………」

輝子「………あ、雨の日限定だがな………フフッ……晴れてる日は……少し苦手ですよー………………」

ほたる「……………………………」

70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 20:15:53.44 ID:dPatujz/0
輝子「……な、何も考えずに……ただ雨の音を聞くんだ……………」

ほたる「…………………………」

輝子「……………………………」

シトシトシトシト…………

輝子「………ほ、本当に………いい天気だ………」

ほたる「……………………………」

輝子「…………あ………………」
バシャバシャバシャバシャ…!

ほたる「……………!……あっ……ま、待ってください……!」
バシャバシャバシャバシャバシャバシャ…!

71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 20:17:31.68 ID:dPatujz/0
〜〜〜


輝子「……………………」

ほたる「はぁ………はぁ………ど、どうしたんですか………?」

輝子「………………………」ス……

ほたる「………………あっ……」

ヌメリイグチ「…………………」

輝子「………ぬ、ヌメリイグチ…………」

ほたる「…………………………」

輝子「>>73」

72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 20:23:01.36 ID:3jVS+wSAO
フヒッ……あ、新しいトモダチ……

73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 20:24:46.13 ID:DTIXK4Rfo
お、驚かせて……ゴメン……+↑

74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 20:32:18.47 ID:dPatujz/0
輝子「お、驚かせて……ゴメン……
フヒッ……あ、新しいトモダチ……」

ヌメリイグチ「……………………」

ほたる「…………………………」

輝子「………あ、雨が続いたからな……………こ、こんにちは………」

ヌメリイグチ「………………………」

輝子「………そ、そうか………… フヒ…フヒハハハハハ………よろしくですよー……」

ヌメリイグチ「……………………」

ほたる「…………………………」

75: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 20:37:56.14 ID:dPatujz/0
輝子「…………キノコー……♪」

ヌメリイグチ「……………………」

ほたる「…………き、キノコー…?」

輝子「……………………」クイクイ

ほたる「…………えっと……………(しゃがめ……かな……?)」スッ……

輝子「…………こ、こっちに来い……」

ほたる「………は、はい………」
パシャパシャパシャ……

輝子「……………………………」

76: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 20:46:59.26 ID:dPatujz/0
ほたる「…………………………」

輝子「……………………」ス……

ほたる「……………?」

輝子「あ、あれがカンゾウタケ……あれがコザラミノシメジ……あ、…あっちがキツネタケ…………」

ほたる「…………えっと………………あっ………………」

カンゾウタケ「…………………」

コザラミノシメジ「…………………」

キツネタケ「……………………」

輝子「………フフッ………トモダチがいっぱいだぜ………フヒ……フヒハハハハハ……!」

ほたる「………………………」

77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 20:57:30.11 ID:dPatujz/0
ほたる「………全然気付きませんでした……………」

輝子「……ち、小さいから……し、視線を落とさないと気付かない…………フヒ………ま、マイフレンズはシャイなんだ…………」

ほたる「…………………………」

輝子「……………………………」

ほたる「……………………かわいい……」

輝子「……だ、だろ……?イカすだろ……キノコ?」

ほたる「>>79」

78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 21:00:16.30 ID:gaZ0RS9AO
キノコたちは……自分が不幸だとか、誰かが心配だとか、思わないのでしょうか……

79: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 21:13:14.11 ID:PGv5P1rj0
↑空から弱った状態の加蓮が落ちてくる(大人状態)

80: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 21:24:41.45 ID:dPatujz/0
ほたる「……キノコたちは……自分が不幸だとか、誰かが心配だとか、思わないのでしょうか………」

輝子「……む、難しい質問だな………キノコの言葉を……分かりやすく言うのは難しい…………」

ほたる「………輝子さんには…分かるんですよね………」

輝子「……あ、ああ………キノコはトモダチだからな………」

ほたる「…………すごいですね………」

輝子「…フヒ……あ、ありがとうございますー………はい………」

81: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 21:33:11.41 ID:dPatujz/0
輝子「えっと………き、キノコは……自然の一部だから……………そ、その…………思ってるけど…思ってない………」

ほたる「……………………………」

輝子「あ………だ、だから……自分たちが……ちゃ、ちゃんと土に還って………巡るのを知ってるから……………って感じ……かな…?」

ほたる「…………………………」

輝子「………………………………」

ほたる「………………巡る…………」

輝子「……じ、自分たちが土に還っても………そ、それはまた新しい命につながるから………………」

82: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 21:42:08.96 ID:dPatujz/0
輝子「……き、キノコは……自分たちの役割を知っているから……な…………」

ほたる「………………………………」

輝子「…………フヒ……………や、やっぱり難しいな………わ、私じゃ上手く言えない……………」

ほたる「………………………………」

輝子「………………………………」

ヒュゥゥゥ…………バシャアアアアン!!

ほたる・輝子「?!」

84: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 21:46:31.89 ID:dPatujz/0
加蓮「………………………………」

ほたる「………………か、加蓮さん…………?」

加蓮「………………………………」

輝子「…………………………」

加蓮「……………………あれ………?…………あたし………………あ……急がなきゃ…………加蓮Pさんが…………」

ほたる・輝子「………………………」

加蓮「>>86」

86: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 21:49:23.98 ID:3jVS+wSAO
早く戻らないと加蓮Pさんが…加蓮Pさんが助からない……!

88: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 21:55:31.77 ID:dPatujz/0
加蓮「…………早く戻らないと加蓮Pさんが…加蓮Pさんが助からない………………!」ヨロ……

輝子・ほたる「………………………………」

加蓮「……………………っ…………」ガクッ……シュウウウン…………

加蓮「…………………………………」

輝子「…………ふ、フヒ………………あ…………早く……い、医務室に連れていかないと…………!」

ほたる「は、はい…………!」

加蓮「………………………………」

シトシトシトシト………

89: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 22:01:02.82 ID:dPatujz/0
事務所 医務室


加蓮「…………………………」

清良「…………………………」

加蓮「………………っ……………はぁ…………はぁ…………ここは…………?」

清良「……医務室よ。気が付いたみたいね。」

加蓮「………………………………」

清良「……倒れていたのを輝子ちゃんとほたるちゃんが2人で運んできてくれたのよ。」

90: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 22:11:10.27 ID:dPatujz/0
加蓮「…………………………」

清良「とりあえずお注射を…………」

加蓮「…………っ!!……行かなきゃ……!行かな…………きゃ…………!!」

清良「か、加蓮ちゃん……?」

加蓮「………早く…………しない………と………………」ズギン……!!

加蓮「……………っあ…!!」

清良「………………………………」

加蓮「っ…………ああ………ぐっ…………うあああ…………!…………っはぁ…………はぁ…………」

91: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 22:17:07.76 ID:dPatujz/0
加蓮「………………っはぁ…………っはぁ………………ありがとう……清良さん…………二人にもありがとうって言っておいて…………………」
グググ…………

清良「……………………」プス……

加蓮「…………えっ……………?」
ガクッ…………

清良「…………………………」

加蓮「………………何……を…………?」

清良「…………ただのビタミン剤よ。」

加蓮「…………………………………」

清良「>>93」

93: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 22:19:35.27 ID:PGv5P1rj0
ちょっとだけ強めの自白剤も混ぜてるけれどね(デビルスマイル)

95: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 22:26:16.73 ID:dPatujz/0
清良「ちょっとだけ強めの自白剤も混ぜてるけどね(デビルスマイル)」

加蓮「………………っ…………!!」

清良「……気付かないフリをしていたけど、もう限界だわ。……具合が悪い人は見れば分かるの。」

加蓮「………………………………」

清良「……最近の加蓮ちゃんは…上手く隠しているつもりでしょうけど……明らかに消耗しきっているわ。」

加蓮「………………だ、だったら…………?」

清良「………………………………」

96: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 22:31:49.26 ID:dPatujz/0
清良「…………加蓮ちゃんは…隠れて無理をする子だから…こうでもしないと話してくれないでしょ……?」

加蓮「………………………………」

清良「……………聞かせてもらえるかしら……?」

加蓮「……分かった………………話す………………話すよ…………」

清良「………………………………」

加蓮「…………だから…………今だけは…………行かせて…………お願い……………!……もう失いたくないの…………!」

清良「………………………………」

97: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 22:36:37.94 ID:dPatujz/0
加蓮「………お願い……………加蓮Pさんが………………加蓮P……さんが…………」

清良「……加蓮Pさんが……どうしたの……?」

加蓮「…………死んじゃう…………分かるの…………頑張って…………繋いきたけど…………もう……………っ…………はぁ………………はぁ…………はぁ…………!」

清良「……落ち着いて、加蓮ちゃん。加蓮Pさんが……死んじゃうって……?」

加蓮「………嫌だ…………嫌だよ………………守らなきゃ…………あたしが………………私が…………」

清良「………………………………」

98: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 22:47:29.81 ID:dPatujz/0
加蓮「…………大切な……者を…………守るんだ…………」

清良「………………………………」

ブブブ……ピッ

清良「はい、もしもし。……………………はい…………はい…………」

加蓮「………………………………」

清良「………………はい…………はい………分かりました。」ピッ

加蓮「………………今……の…………」

清良「………………落ち着いて聞いて。………………加蓮Pさんが危篤状態に陥ったそうよ。」

加蓮「>>101」

99: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/01(月) 22:48:30.32 ID:zLuu6ebp0
晶葉、前に頼んでいた私の力が無くなる代わりに加蓮Pさんの症状が良くなる機械はできた?

112: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/02(火) 08:46:52.40 ID:OEDMXjmG0
晶葉の研究室



晶葉「…………………………」
ガチャッガチャッガチャッガチャッ……

プルルルル……

晶葉「む……………はい、私だ。」ピ

加蓮「っはぁ……はぁ……晶葉、前に頼んでた私の力が無くなる代わりに……加蓮Pさんの症状が良くなる機械はできた?!」

晶葉「……加蓮………?」

加蓮「いいから答えて!!」

晶葉「………あと一ヶ月くれ。一ヶ月あれば何とかする。」

加蓮「……一ヶ月…………?」

晶葉「この天才を以ってしても中々骨が折れる……何せ未知の部分が多すぎて手探り状態だからな……」

加蓮「………………っ!!」

113: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/02(火) 08:47:49.24 ID:OEDMXjmG0
加蓮「今すぐ、今すぐ完成させて晶葉!!晶葉ならできるでしょ?!」

晶葉「…!…無茶を言うな、私だって寝食を惜しんで打ち込んで入るが今すぐには無理だ!」

加蓮「…………………………………」

晶葉「…………済まない、だが………」

加蓮「…………一ヶ月後じゃ……………………………」

晶葉「えっ………………」

114: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/02(火) 08:49:52.06 ID:OEDMXjmG0
晶葉「…………加蓮……?」

清良「もしもし、晶葉ちゃん、私よ。」

晶葉「……清良か…加蓮はどうしたんだ…?!」

清良「気を失っちゃったの。とても疲れているから無理は無いわ。…………また掛け直して貰うわね。……それじゃあ。」ピ

晶葉「……は、はあ…………」

晶葉「……………い、今のは何だったんだ……?」

115: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/02(火) 08:58:28.91 ID:OEDMXjmG0
所 医務室



加蓮「…………………………」

日菜子P「……………………」

懐中時計「…………………………」
カチッカチッカチッカチッカチッカチッ……

清良「………………………………」

日菜子P「………心が壊れてしまう。」

加蓮「…………………………」

日菜子P「……体も心も…既に限界に近い。……無理矢理にでも休んでもらうよ。」

清良「……………………………」

日菜子P「>>117」

116: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/02(火) 09:00:18.95 ID:oZXrr7qAO
それに、それだけじゃないんだ。何か嫌な予感がする……加蓮ちゃんだけではどうしようもできない、ね

117: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/02(火) 09:02:03.67 ID:26ik3ZBc0
↑加蓮、目が醒めると意識が天界に

118: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/02(火) 09:08:33.90 ID:OEDMXjmG0
日菜子P「……それに、それだけじゃないんだ。何か嫌な予感がする……加蓮ちゃんだけではどうしようもできない、ね。」

清良「…………………………」

日菜子P「…………何かが起きる…」

清良「…………加蓮ちゃんの看護は任せてください。」

日菜子P「……ふふふふふふふ…………ありがとう。……私も偶には働かねばね…………」

加蓮「…………………………」

119: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/02(火) 09:16:09.72 ID:OEDMXjmG0
日菜子P「…………………………」

懐中時計「…………………………」
カチッカチッカチッカチッカチッカチッ……

清良「………………まだ、この事はみんなには秘密にします。」

日菜子P「……それがいいだろうね。万が一にも傷は残せない。」

清良「……………………………」

日菜子P「…………後は任せたよ。」

清良「……はい…………」

120: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/02(火) 09:21:23.76 ID:OEDMXjmG0
???



加蓮「……………………あ……れ……?」ムクッ……

加蓮「…………ここ……前にも………………」

こずえ「…………………………」

加蓮「…………こずえ……?」

こずえ「……ちからをつかっちゃ、だめ。」

加蓮「………………………………」

こずえ「……ちからをもう……つかわないで……」

122: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/02(火) 09:27:38.90 ID:OEDMXjmG0
こずえ「……かれんが…………きえちゃう…………だめ…………」

加蓮「…………………………」

こずえ「……かわらないね…………ひとのために……みをささげようとする………………あのときも…おなじ…………」

加蓮「…………………………………」

こずえ「………たましいが……めぐったまの………かれんは『かのじょ』の………」

加蓮「…………………………………」

こずえ「>>123」

123: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/02(火) 09:30:12.82 ID:26ik3ZBc0
豊穣の女神の…

125: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/02(火) 09:39:42.60 ID:OEDMXjmG0
 

こずえ「ほうじょうの……めがみの…………」

加蓮「……………………!!」

こずえ「………………………」

加蓮「…………こずえ……ちゃん…………いや…………こずえ………………」

こずえ「…………ときがきてしまったのぉー………おはなし……しなきゃだめなときが…………」

加蓮「………………………………」

126: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/02(火) 09:47:14.62 ID:OEDMXjmG0
こずえ「……………ついてきて。」

加蓮「…………………………」

こずえ「………かれんのしりたいことを…………おしえてあげる……」

加蓮「…………………………………」

こずえ「…………だいじょうぶ……ここにはじかんがむげんに……あるから。」

加蓮「………………じゃあ……教えて。あたしの事……他にもいろんな事。」

こずえ「……………………」コクッ……

127: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/02(火) 09:52:08.19 ID:OEDMXjmG0
事務所 廊下



ほたる「……加蓮さん…………大丈夫……でしょうか………?」

輝子「ふ、フヒ…………し、心配だな…………」

ほたる「…………………………」

輝子「………………………………」

ほたる「…………私の……せいなんでしょうか………………?」

輝子「……フヒ……?!」

ほたる「…………私の近くにいると…………みんな…………」

128: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/02(火) 09:56:40.66 ID:OEDMXjmG0
ほたる「…………私の不幸のせいで………………」

輝子「ち、違うぞ……!と、トモダチは……居たら幸せになれるものだ!!」

ほたる「…………………………!」

輝子「だ、だから…………ほたるが居たら…………ふ、不幸とか………違う………!!」

ほたる「………………………………」

輝子「>>130」

129: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/02(火) 10:01:05.96 ID:oZXrr7qAO
何でも自分のせいにしたらいけない……!

131: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/02(火) 10:34:49.86 ID:OEDMXjmG0
輝子「な、何でも自分のせいにしたらいけない……!ほ、ほたるは悪くない…………!」

ほたる「…………………………」

輝子「ほ、ほたるのおかげで……し、幸せになった人もいるからな…………」

ほたる「…………………………」

輝子「……だ、だから……その……気にしなくていい…ぞ…?」

ほたる「………………………」

132: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/02(火) 10:41:56.77 ID:OEDMXjmG0
輝子「………き、清良さんたちを
……し、信じる……………」

ほたる「…………………………」

輝子「………………………………」

ほたる「……あ、あの……私何か出来る事がないか聞いてきます…………!」

輝子「…………じゃあ私は……た、体力がつくキノコを………フヒ…………:

ほたる(…………信じて…………私に出来る事をしないと…………!)




間に合うのか…………?

引用元: 輝子「トモダチ付き合い」