1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/29(土) 10:27:26.43 ID:ipO4ffTD0
える「おーれーきーさん」

奉太郎「…zzZ」

える「机で寝てたら首痛くなっちゃいますよ?」

奉太郎「…zzZ」

える(寝てます…)

える「…」ツンツン

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/29(土) 10:34:39.56 ID:ipO4ffTD0
える「ふふ…」

奉太郎「…zzZ」

える「…」カミクシクシ

奉太郎「…zzZ」

える「~♪」ワクワク

える「…」チョイチョイ

奉太郎「…っんzzZ」

える「折木さ~ん?」

奉太郎「…zzZ」

える「奉太郎さ~ん?」

奉太郎「…zzZ」

える「…奉太郎」ボソッ

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/29(土) 10:39:45.43 ID:ipO4ffTD0
奉太郎「…zzZ」

える「奉太郎///」

奉太郎「…zzZ」

える「呼び捨てしてしまいました///」

える「ホータロー」

奉太郎「…zzZ」

える「ふふ…♪」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/29(土) 10:44:48.26 ID:ipO4ffTD0
える「もうやめましょう!」

える「奉太郎が起きてきたら嫌われちゃいます」

える「…」

奉太郎「…zzZ」

える「…」チラッ

奉太郎「…zzZ」

える「あ、ヨダレ…」ワクワク

える「…」ウズウズ

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/29(土) 10:52:06.65 ID:ipO4ffTD0
える「これで…」

える「これで終わりにしましょう」

える「そうしましょう」

奉太郎「…zzZ」タラー

える「…」フキフキ

奉太郎「ん…zzZ」

える「…」カミクシクシ

える「…」カミクンクン

奉太郎「…zzZ」

える「…はぁ///」クンクン

える「奉太郎の匂いがします///」

奉太郎「…zzZ」

62: 進展ないしそろそろ終わらせる 2012/12/29(土) 11:04:21.80 ID:ipO4ffTD0
える「…」スンスン

奉太郎「…zzZ」

える「はぁ…」

奉太郎「…zzZ」タラー

える「もう…奉太郎また垂らして…」

奉太郎「…タラー」

える「ちょっとだけ…」

える「ちょっとだけなら…」

奉太郎「…zzZ」

える「…」ペロッ

える「…」ペロリ

奉太郎「…なにしてんだ千反田…」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/29(土) 11:12:19.03 ID:ipO4ffTD0
える「ひぇ!!」バッ

奉太郎「寝て起きたら千反田に口元舐められてるってどういう状態だこれ」

える「ああああああのですね!奉太郎!」

奉太郎「えっ」

える「いいいつからですか!?」

奉太郎「いや、今起きたけど」

える「すいませんっ!すいませんっ!」

奉太郎「いや謝られても…」

奉太郎「まぁ、いやといえば嘘になるしな」

える「!!」

える「舐めていいんですか!?」グイッ

奉太郎「そういうことじゃない」

える「…」シュン

奉太郎「ションボリするのはおかしい」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/29(土) 11:15:15.83 ID:ipO4ffTD0
奉太郎「ところで千反田」

える「はっ、はい」

奉太郎「なんで俺のこと下の名前で呼ぶようになってるんだ?まぁ嬉しいからいいが」

える「はわわわわわわわ」


終わり

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/29(土) 11:53:20.01 ID:Iic496TpO
ガラッ
奉太郎「ん……千反田だけか」

える「……」 スヤスヤ

奉太郎「寝てる……のか?」

奉太郎「部室とはいえ無防備な奴だな……まったく」

える「……」

奉太郎「仕方ない、起きるまで本でも読んでてやるか」

える「……!」



みたいな

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/29(土) 12:09:45.93 ID:Iic496TpO
1時間後

奉太郎「……」

える「……」

奉太郎「……起きないな」

える「……」

ガラッ
里志「やぁ、お揃いで」

奉太郎「摩耶花はいないけどな」

里志「千反田さんは寝てるのかい?」

奉太郎「ああ、もう小一時間はこの調子さ」

える「……」

里志「ふぅん……?」 ニヤニヤ
奉太郎「……なんだよ」

96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/29(土) 12:18:08.07 ID:Iic496TpO
里志「ああっと、僕は急に用事が入ってしまったみたいだ。これにて失礼するよ」

奉太郎「露骨にも程があるだろう」

里志「何がだい?」

奉太郎「何がって……いや、いい。エネルギーの無駄だ」

里志「ははっ。一つだけアドバイスをさせてもらうなら、そのままじゃ千日手だよ奉太郎。千反田だけにね」

える「……」

奉太郎「……千しかかかってないぞ」

里志「それじゃ」 バタン

奉太郎「やれやれ……」

える「……」

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/29(土) 12:23:27.13 ID:Iic496TpO
2時間後

奉太郎「……」

える「……」

奉太郎「……千反田」

える「……」

奉太郎「……える」

える「……!」 ピクッ

奉太郎「……」

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/29(土) 12:28:08.30 ID:Iic496TpO
奉太郎「……千反田、俺も帰るからな。風邪引くなよ」 ガタッ スタスタ

バタン

える「……」

30分後

える「……」 ムクリ

スタスタ ガラッ

奉太郎「おはよう」

える「……っ!?」

101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/29(土) 12:34:03.00 ID:Iic496TpO
える「お、折木さん……」

奉太郎「俺がいたんじゃ起きれないみたいだったからな」

える「……うぅ」

奉太郎「それにしても寒かった。俺としては少し中で暖を取りたいんだが」

える「は、はい……」

106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/29(土) 12:42:55.89 ID:Iic496TpO
部室

奉太郎「さて」

奉太郎「俺は――俺らしくもないが――気になっている。何故千反田がこんなことをしたのか」

える「……」

奉太郎「これには多分に推測が混じるが――聞いてもらえるか」

える「……はい」




なんかコレジャナイくなってきた気がする

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/29(土) 12:55:58.52 ID:Iic496TpO
奉太郎「まず、千反田が最初からずっと寝ていた可能性」

奉太郎「これはない。いや、正確には途中からは確実に起きていたはずだ」

奉太郎「でなけりゃ、反応できるはずがないからな」

える「……何に、ですか?」

奉太郎「……次行くぞ」

111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/29(土) 13:04:56.79 ID:Iic496TpO
奉太郎「次に、千反田が何か不都合があって寝た振りをせざるを得なかった場合」

奉太郎「これも考えにくい。俺も何度かトイレなり何なりで部室から席を外している」

奉太郎「体勢を取り繕うタイミングはいくつかあったはずだ」

える「それでは?」

奉太郎「……俺はこれからとてもおこがましい事を吐くかもしれないが」

える「……私、気になります」

奉太郎「……わかった」

117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/29(土) 13:18:53.05 ID:Iic496TpO
奉太郎「最後に考えられるのは……千反田が、俺に何かを期待していた場合」

える「――!」

奉太郎「もし最初に来ていたのが里志や摩耶花だったら――あるいは里志があそこで居座っていたら――千反田は直ぐに起きていたんじゃないか」

える「……」

奉太郎「証拠は何もない。ただ先に言っておきたいのは」

奉太郎「俺は気になる人の寝込みを襲うような奴にはなりたくない」

える「――!」

える「き、気になるっていうのは……」

奉太郎「気になるは気になるだよ」

える「……折木さん、ずるいです」

奉太郎「否定はしない」

119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/29(土) 13:28:41.46 ID:Iic496TpO
える「……最初はそんなつもりじゃなかったんですけどね」

える「折木さんに見つめられていると思うと、どうにも起きるのが勿体無く思って……」

奉太郎「それは……」

える「はい。私も折木さん――いえ、奉太郎さんが気になります。気になってます」

奉太郎「そうか。なんとも物好きな気なんだな」

える「ふふっ、そうかもしれませんね?」




いかんもう少しなのに携帯が死にそう

121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/29(土) 13:38:59.48 ID:Iic496TpO
奉太郎「本音を言えば、寝てる千反田……えるも可愛いと思ったが……」

える「……思ったが?」

奉太郎「寝てるえるには一番素敵なところが見えないからな」

える「一番?」

奉太郎「ああ。……その瞳が、な」

える「ぅ……ほ、奉太郎さんったら。そ、それじゃあ」

える「もっと近くで見てみませんか?」

奉太郎「……いいのか?」

える「はい。奉太郎さんになら願ってもないことです」 ギュッ

奉太郎「そうか……ありがとう、える」 ギュッ

える「奉太郎さんの吐息、暖かいですね」

奉太郎「……本当に綺麗だよ、える」

える「――はい」




引用元: える「折木さーん?」奉太郎「…zzZ」える「…」ワクワク