1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 01:34:43.45 ID:rI1+oJop0
勇者「って、意味が分からないよ!」

母「それでも本当なのよ……私達の家系はそういう宿命を背負っているのよ」

勇者「お母さん普通じゃん!」

母「戦っていないもの」

母「いい? レベルが3の倍数になる時、覚悟するのよ……」

勇者「そんなレベルアップ嫌過ぎる!」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 01:38:06.98 ID:rI1+oJop0
旅立ち
母「いい? レベルが3の」

勇者「もういいよ! なんでそんなに追い討ちしたいの!?」

勇者「嫌い? あたしの事嫌い?!」

母「そんな事無いわ。余りあるほど可愛いと思っているわよ」

勇者「憎さ100倍なんだね! そういう事だよね?!」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 01:42:06.52 ID:rI1+oJop0
勇者Lv2「あ、あと1レベルで……」ガタガタ

勇者Lv2「ああ嫌だ……嫌過ぎる」パンパカパーン

勇者Lv3「うわあああああ! ああああああああ!!」

*あなたの身体から新たな目が生えてきた!*

勇者(四つ目)「いやあああああ! ああああああああ!!」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 01:45:50.48 ID:rI1+oJop0
勇者「こんなの……残酷すぎる……」

勇者「と、とりあえず木からお面を作って……」ガリガリ

勇者「う、うぅ……こんなの、魔王倒しても幸せになれない」カポッ

魔物「キシャー!!」

勇者「!」ズバン

勇者「うわあああ! 反射的に倒しちゃったああぁぁ!」

勇者「ひ、必要最低限のLvだけで済ませたいのに! ううー!」

勇者「……」

勇者「目が四つある時点で詰んでるか……」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 01:48:12.35 ID:rI1+oJop0

「なにあれ……」ヒソヒソ
「勇者様って話だけど」ヒソヒソ
「なにあのお面怖い」ヒソヒソ


宿屋
勇者「いやー一人の空間は寛げるなぁー! はははは!」

勇者「はは……は……」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 01:51:20.79 ID:rI1+oJop0
武器屋「えっと……」

勇者「や、怪しい者じゃありません。魔物を倒す為に武器を買い換えるだけです」

武器屋「……」ジー

勇者「や、ちょ、マジ見つめないで」

武器屋「お面外して貰ってもいいですかね?」

勇者「魔物の攻撃で酷い怪我をしているんです! 少しは女性の気持ちを理解して下さい!!」バン

武器屋「あー……これは失礼しました」

勇者(至極全うな理由で嘘をついてしまった罪悪感が……)アウアー

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 01:54:14.60 ID:rI1+oJop0
勇者「そういえば何が生えるかお母さんも分からないって言ってたっけ」

勇者「腕が生えたりもするのかなー……三刀流! 虎狩り! なんつって」アハハ

勇者「……」

勇者「腕三本女子とか……」

勇者「あ、むしろ三面六臂の化け物とか」

勇者「あははは、死ねる。なったら死んで良いよねお母さん」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 01:57:20.83 ID:rI1+oJop0
勇者Lv5「……」パンパカパーン

*あなたの身体から新たな足が生えてきた!*

勇者Lv6「三本足のリカちゃんって知ってる?」

勇者(四つ目四足)「あたしは四本足なの。勝った!」

勇者「ねえええええよ!!!」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 02:00:52.06 ID:rI1+oJop0
勇者「な、何だよこれ……どんな人生ハードモードだよ」

勇者「むしろインフェルノじゃないの? 黒蟻の酸が津波クラスで押し寄せてくるよ」

勇者「足四本ってなんだよ……」

勇者「とりあえずマントを腰に巻いてロングスカートっぽくすれば……」

勇者「見た目は……見た目だけならいける!」コツツ

勇者「……」ココツコツツコツコツツ

勇者「足音人間じゃねえええ!!」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 02:03:13.35 ID:rI1+oJop0
勇者「上はレザーメイルの下はスカートって謎過ぎて憤死しそう」

勇者「しかも顔は木のお面に謎足音!」

勇者「次の町入れるかなー」

勇者「友達に上手く手引きしてもらえないかなー」


町娘「ちょろいもんよ」

勇者「もうあんたが世界を救えよ。衛兵をいなすとか何者だよ」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 02:06:42.39 ID:rI1+oJop0
町娘「何だよー奇妙な井出達のあんたを助けてやったのにさー」

町娘「というかマジでどうしたのその格好。新しい悟りでも開いた?」

勇者「こういう状態なんだよ!」バッ

町娘「あー……あんたの家系の噂って本当だったのね」

勇者「噂されてたの?!」

町娘「その筋では有名どころよ」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 02:09:07.46 ID:rI1+oJop0
町娘「四つ目四足とかうける。次は四つ腕?」

勇者「止めろ! マジで止めろ! これ以上隠し切れない!」

勇者「というか助けて。人生終了してる」

町娘「うーん……あー」

勇者「なにそのあるにはあるけどどうだろう感は」

町娘「インコグニートの巻物ってあってさ。それ使うと全くの別人に姿を変えられるらしいのよ」

町娘「時間で効果が切れるけど、それ連続して使えば一応は人の姿を保てると思う」

勇者「おお! でもお高いんでしょ」

町娘「なんとその品がこちらに! 今ならお友達価格でいちきゅっ、ぱ!」

勇者「なにそのリアルな雑貨価格」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 02:12:05.02 ID:rI1+oJop0
町娘「いやこれ別の巻物だけどね」

勇者「殴っていい?」

町娘「その格好を町中で晒したいの?」

勇者「ごめんなさい」

町娘「まー寝袋ぐらい上げるから頑張って」

勇者「町の敷地内で野宿とかないわー」

町娘「いや、人前に姿晒せるの?」

勇者「無理だわー」

勇者「ついで言うと四本足とか寝袋きっついわー」

町娘「あー……」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 02:15:56.20 ID:rI1+oJop0
クエスト:インゴクニートの巻物を手に入れろ!

勇者「なんかクエスト発生した」

町娘「しかも大量に必要なのにね」

難易度★★★★★

勇者「難易度高っ!」

町娘「え? レアアイテム?」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 02:18:21.99 ID:rI1+oJop0
町娘「とりあえず巻物がどこら辺で手に入るか調べてみるわ」

勇者「ありがとう! 心の友よー!」

町娘「とりあえず今日はうち来て寝なよ。お母さん達もあんたの家系の事知っているから」

勇者「どんだけ知られてんのよ」

町娘「んー直接付き合いがあった人はだいたい知っているんじゃない?」

町娘「逆に面識無い人だと化け物ーてなるだろうけど」ハハハ

勇者「笑い事じゃねええええ!!」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 02:21:33.15 ID:rI1+oJop0
町娘「情報仕入れてきたぜぃ!」

勇者「さっすが」

町娘「どうやらここから北西の洞窟に住む魔物が落とすらしいな」

勇者「レアドロップ?」

町娘「いや結構普通に落とすらしい」

勇者「え、あの難易度なに? 魔物超強い?」

町娘「いやー戦闘能力は駆け出し冒険者が倒せるって話らしいよ」

勇者「嘘難易度? 情報集めの難易度とか?」

町娘「酒場のおっちゃんから聞いたよ」

勇者「えー?」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 02:24:17.88 ID:rI1+oJop0
北西洞窟
勇者「来てみた! して魔物は」

巨大G カサカサカサ
巨大蜘蛛 カサカサカサ
巨大竈馬 ビョインビョイン

勇者(難易度フルMAXっ!!)

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 02:27:24.73 ID:rI1+oJop0
勇者「ふぅはぁ!」ベットリ

勇者Lv8「あーもーあたし色んな意味で終わってる」パンパカパーン

*あなたの身体から新たな角が生えてきた!*

勇者「新しいも古いも生えてねーよ普通」

勇者「なんだこれ、額から二本の角とか……あ、これちっさくて可愛いかも。萌え? 萌えって奴?」

勇者(四つ目四足二本角)「……」

勇者「そうだ、巻物……お!」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 02:30:10.34 ID:rI1+oJop0
勇者「巻物! きた! 目当てのものか?!」

*勇者はインこぐおの巻物を手に入れた*

勇者「うおおぉぉきたああぁぁあああああんん?!」

勇者「なんだよ! インこぐおってなんだよ!!」

勇者「こぐねえですらないのかよおおおぉぉぉぉぉ!!」ダンッダンッ

インこぐおの巻物:一週間ごくおになれるぞ!

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 02:33:53.78 ID:rI1+oJop0
勇者(こぐお)「……」

友達「……」

勇者(こぐお)「あたしだよ?」

友達「ごめん、ちょっと何言っているか分かんない」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 02:36:23.22 ID:rI1+oJop0
友達「インこぐおの巻物とか誰得」

勇者「腐った大人には人気がありそう」

友達「いいのかそれで」

勇者「嫌だよ。とりあえず本物のインコグニート探すわ」

友達「それまではこぐおか。やったね勇者ちゃん、TSだよ」

勇者「嫌だってば」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 02:39:16.79 ID:rI1+oJop0
勇者Lv11(こぐお)「とりゃあ!」パンパカパーン

勇者「お、そういえばこの状態だとこぐおの身体から生えるのかな?」

勇者「変身解除されたら無効化できる?! やったね! 今更遅いよ!」

勇者「……? あれ?」

勇者「生えるの自体無効化できるのかな?」ピッピッピーン

勇者(四つ目四足二本角)「あ、こぐお化が切れる頃合いだったか」シュウウウ

*あなたの身体から新たな胸が生えてきた!*

勇者「え、後払い?」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 02:42:22.88 ID:rI1+oJop0
勇者(四つ目四足二本角胸四つ)「まー今回は隠す必要はないからいいかー」フー

勇者「……」

勇者「胸四つってなんだよ! 増えるのかよ! 増えんなよ! 犬猫かよ!」

勇者「何だよ! 大きくなったら牛か?! ええ?!」

*……*

勇者「あ、こらてめぇ! 何で無言なんだ! どーせ育たないってか?! あぁん?!」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 02:46:08.67 ID:rI1+oJop0
勇者(こぐお)「よお!」

友達「……え、ナンパですか?」

勇者「違う! あたしだよ! 勇者だよ!」

友達「……」

友達「ああ……そういえばあなたって」

勇者「なんで皆知っているのかなぁ」

友達「ふーん。でもなんでインコグニートの巻物じゃないの?」

勇者「これしか見つからなかったんだよ!」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 02:48:15.19 ID:rI1+oJop0
勇者(四つ目四足二本角胸四つ)「これが今の状態」

友達「……」

勇者「何か言えよ」

友達「そ、そういう需要もある、と思う、わ」

勇者「なるか? そんなに言うならなるか? 目玉一つくらい上げるぞ、ええ?」

友達「まーまー。あたしの方でもなんか探すからさー」

勇者「なんかって何だよ! こっちは切実なんだぞ!」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 02:51:20.00 ID:rI1+oJop0
友達「良い話を見つけてきたよ」

勇者「なんだよ」

友達「なんと、Lvが1に戻る薬さ!」

勇者「はいはい、どうせ身体はそのままってオチなんだろー。見えるわー」

友達「いや、勇者の種族用の薬らしくて、生えたものもリセットできるらしいわよ」

勇者「マジで?!」

クエスト:レベル戻しの薬を手に入れろ! 難易度:☆☆☆☆☆

勇者「えーーー!?」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 02:54:32.58 ID:rI1+oJop0
勇者「薬草から作れたーーー!!」

友達「やったね!」

勇者Lv12(四つ目四足二本角胸二つ)「飲んでみる!」グビ

*Lv1に戻った*

勇者Lv1()「お、おお……」

勇者Lv1「きたああああああ!!」Lv2まであと1

勇者「ええええええぇぇぇぇ!!」

友達「やったね!!」

勇者「何処が?!」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 02:57:30.71 ID:rI1+oJop0
友達「今までの経験値は残ってそうだね」

勇者「つまり経験値12でLv12? 馬鹿なの? アホなの?」

友達「でもこれなら何が生えるかある程度選べるね」

勇者「一度に四種生える時点で終わってるって」

勇者「っていうかここまで来ると鼻とか増えそう……もうやだ」プーン

友達「あ、蚊」

勇者「よっ」パン

*経験値ボーナス 5*

勇者「ちょ」パンパカパーン

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 03:00:26.84 ID:rI1+oJop0
勇者「ふざけんなぁぁぁ! 魔王倒した後とか薬飲んでも駄目じゃねええぇかぁ!」

勇者「蚊なんて今までも殺してきたっつーの!!」

友達「一度レベルアップしたからかしら?」

*あなたの身体から新たな口が生えてきた!*

勇者「え? え?! あれ?」サスサス

勇者「何ともない……? というか何処に口が」

友達「ぶふっ!」

勇者「ちょ、何処に生えてた?!」

友達「後頭部」

勇者「二口女じゃねーか!!」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 03:03:22.03 ID:rI1+oJop0
勇者「でもこれで町に入るのに苦労することはなくなったか……」

友達「そして思わず町中で害虫を駆除する勇者」

友達「町人A『げぇ! 化け物!』」

勇者「ねえ、あたしの事嫌い?」

友達「そんな! こんな愉快な友達を嫌いになるわけが無い!」

勇者「それは本当に友達と言えるか否か」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 03:06:27.61 ID:rI1+oJop0
勇者Lv14(後頭口四つ目四つ腕尻二つ)「さてそろそろ15か」

勇者「というか普通のお尻の上にもう一つお尻とかきも過ぎる」パンパカパーン

*あなたの身体から新たな頭が生えてきた!*

勇者「「いやあああ! いやあああああああ!」」

勇者「「頭! 頭二つ! 後頭部の口まである!」」サスサス

勇者「「ステレオ! ステレオ気持ち悪い!」」

勇者「「っていうか別々に考えたり動かせねぇぇぇ!!」」

勇者「「視界広がる以外マジ役立たずだあああああ!!」」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 03:09:42.55 ID:rI1+oJop0
勇者Lv1「という事があった訳だ」

友達「なにそれ超見てみたい」

勇者「いやいやいや、こっちは真面目に絶叫していたんだからね?」

友達「まーいいさ」

勇者「よくねぇ」

友達「伝書鳩であんたが困ってるの聞いているから情報集めておいたよ」

勇者「うおおおおおおお!」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 03:12:26.18 ID:rI1+oJop0
勇者「持つべきものは友達だ」ウンウン

友達「能力値は多少落ちるけどLv1に戻る、というより強化Lv1になる」

勇者「という事は必要経験値も多くなる?! いやったーー!」

友達「ただ……それがねえ……」

勇者「なんだよー言えよー」ウキウキ

友達「魔物と合体」

勇者「……女騎士的な意味で?」

友達「……キメラ的な意味で」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 03:15:21.71 ID:rI1+oJop0
勇者「世界はあたしの事を嫌っているのかなぁ」

友達「いやーもしかしたら上手く行くかもよ」

勇者「……ドラゴンの翼を持つ少女! やばい! 興奮してきた! 天使羽でもいいな! 鳥系の魔物か!」

友達(むしろ竜人とか羽毛の生えた人になりそうだなぁ)

勇者「それどうやるの?!」

友達「この先にある都市でできるっぽいよ。人での合成例が少なく、申し出ればタダでやってもらえるかもね」

友達「まー素体となる魔物は自分でどうにかしなくちゃいけないかもね」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 03:18:36.88 ID:rI1+oJop0
勇者「合成した後ってやっぱ人には戻れないんだよね……」

友達「多分ねー」

勇者「いや、こんな変な身体よりかはよっぽどいいか!」

勇者「いよーしガンガンレベル上げてLv2までの経験値が、おいそれと稼げなくなってから合成するぞー!」

友達(取り返しのつかない事になりそう)

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 03:21:23.29 ID:rI1+oJop0
勇者Lv36(四つ腕六つ足三つ尻二枚舌四本角2後頭口2女性器)

勇者「もう背中とか半分お尻で意味不。あと後頭部と頚椎に口とかねーよ」

勇者「しかも一度に二人身篭れるって死ぬわ! 前の穴二つってどんなビッチだよ。どこにもいねえよそんなビッチ」

勇者「でも都市には着いたぞ! 薬を飲んで……いざ!!」


「そりゃあ有り難い! 確保している魔物とならすぐできるが……」

勇者「何がいますか?」

「ゴーレムと犬と猫、蝙蝠、ヤモリとイモリにトノサマカエルだ!」

勇者「魔物ゴーレムだけじゃん!!」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 03:24:23.73 ID:rI1+oJop0
勇者Lv42(猫耳)「おーガチ猫耳とはまともなもんだ。マジ猫耳。可愛い」

勇者(14猫耳)「でもこれはきもい。冗談抜きで気持ち悪い」モッサァァ

勇者「でもこれで……」バッサバッサ

ヘルコンドル「グエーーー!」

勇者「遂に天使女子に!!」


「一度合成する元に戻れません。またその後に再び合成する事も出来ません」

勇者「おっしゃあ! バッチコーイ! このカプセルカッコイイ!」

「ではいきますねー」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 03:27:36.59 ID:rI1+oJop0
勇者「翼を私の背中に!!」

「……一応言っておきますが、資料にもある通りどういう結果になるかのシミュレーションは完成していませんからね」ポチポチカチリ

勇者「……」

勇者「あの、合成体の例とか見させてもら」

「あー博士、今回路パターンDです」

「んー? あれ? そうするとカプセル違うような」カチリ

「あ」

勇者「おい! なんだよその『あ』! 止めろ! 今すぐ止め」カッ

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 03:30:19.13 ID:rI1+oJop0
勇者「……」プシュウウウ

*力が物凄い上がった*
*防御力が物凄い上がった*
*素早さがそこそこ下がった*

「おー殆ど人の形を留めたね」

*勇者の左腕は礫石作りのゴーレムの左腕になった*
*顔の左頬辺りが礫石になった*

勇者「いやあああああああ! やあああああああああああ!!」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 03:33:21.93 ID:rI1+oJop0
魔王城
勇者「ちくしょおおお! ちくしょおおおおお!!」ズダダダダ

門番「魔物だよ!」

*勇者は魔物を左腕で殴り倒した*

勇者「うおおおおおおお! うおおおおおおおおおお!」ズダダダダ

勇者「殺す! 魔王殺す! この憎しみを!!」ズダダダダ

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 03:36:43.83 ID:rI1+oJop0
魔王「よくぞ来たな勇者よ! 今こそ決」ブォ

*勇者は左腕を大きく振りかぶっている*

 ゴッドゴッ ガッ ドッ
ガッ バキッ ガッゴシャッ
  ゴキャッガッゴッ
ゴッ ゴッガッ
ガッ ガッ
  ガッ  1UP!
      テロリロリン

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/01(火) 03:39:44.25 ID:rI1+oJop0
*勇者は魔王を倒した!*
*魔物達の気配は消え、世界は平和になった!!*

勇者「良し……後はライトなモン娘好きを探せば、今のあたしが辿れるハッピーエンドだ」

勇者「あたしの戦いはこれからだ!」



*魔王を倒した勇者は莫大な経験値を手に入れた*

勇者「……」パンパカパーン

勇者「え?」ムズムズ

*勇者はLv99になった!*
*あなたの身体から新たな……*

勇者「いやああああ! いやああああああああ!!」


  女勇者「レベルが上がると何かが生えたりする」 完

引用元: 女勇者「レベルが上がると何かが生えたりする」