1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 06:37:29.06 ID:k/fnyxDu0
聖來「ねぇPさーん」ゴロゴロ

P「なんだー」ゴロゴロ

聖來「仕事、しなくていいのー?」

P「いいのいいの、やること終わったしな。…それに、こたつから出たくない」

聖來「あったかいもんねー」

P「そうだよなー」

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 06:41:59.49 ID:k/fnyxDu0
聖來「そういえば、ちひろさんは?」

P「今日は休み」

聖來「そうなんだ」

P「だから誰にも邪魔されずごろごろできるぞ」

聖來「杏ちゃんが喜びそうだね…」

P「杏が怠けようとしたら、俺が阻止するから無駄だな」

聖來「あぁ…それもそうだね…」

4: >>3 サンクス 2013/01/02(水) 06:45:09.79 ID:k/fnyxDu0
・ ・ ・

聖來「……ヒマだなぁ。Pさん、何か暇潰すものない?」

P「TVでも見ればどうだ?」

聖來「んー…そうしよっかな」ピッ

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 06:48:54.90 ID:k/fnyxDu0
TV「ワハハハ!」

聖來「ははは!」

P「…」モグモグ

聖來「あ、Pさんみかん食べてる!ズルいよ、アタシにもちょーだい!」ヒョイパク

P「あ!食べたいなら自分の分取って来いよ!」

聖來「やだー!寒いじゃん!Pさん取ってきてー、お願い♪」

P「俺だってやだよ」

聖來「ぶー」プクー

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 06:54:10.44 ID:k/fnyxDu0
・ ・ ・

TV「ワハハハ!」

P「……」ペラッ

聖來「ねぇPさーん」

P「んー…?」ペラッ

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 06:57:05.73 ID:k/fnyxDu0
聖來「誰も来ないねー」

P「そうだな…」ペラッ

聖來「…Pさーん、外に出よー?」

P「…やだ」ペラッ

聖來「……」プクー

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 06:59:55.23 ID:k/fnyxDu0
聖來(Pさん…本読んでばっかで全然かまってくれない…)

P「……」ペラッ

聖來「むぅ……」

聖來(えいっ!)

聖來「……」ツーン

P「…なんだよー」

聖來(ふんだっ!アタシを放っておくのが悪いんだよっ!)

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 07:02:15.10 ID:k/fnyxDu0
・ ・ ・

P「……」ペラッ

聖來「……」ペラッ

P「……」グー

聖來「Pさん、お腹空いたの?」

P「んー…そうだな、朝からみかんしか食べてないからなぁ…どこかに食べに…でもこたつから出たくないなぁ」

聖來「あ!アタシ、お弁当作ってきたんだよっ!良かったら食べて!」ゴソゴソ

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 07:06:13.50 ID:k/fnyxDu0
P「お、そうか!いただくよ」

どん

聖來「はい、召し上がれ♪」

P「おお…結構ちゃんとした弁当だな」

聖來「何その言い方!アタシが料理できないとでも思ってたの!?」

P「うん」

聖來「ひどっ!そんな意地悪なこと言うなら、お弁当あげなーい!」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 07:10:00.00 ID:k/fnyxDu0
聖來「せーいが足りないよっ!もっとちゃんと謝って!」

P「申し訳ございませんでした瑞樹さん」

聖來「ちょ!?丁寧すぎるよそれは!しかも何か名前がちょっと違う気がする!」

P「お弁当を頂けますでしょうか?」

聖來「あーもう!わかったからその言葉遣いやめて!ムズムズする!」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 07:12:32.39 ID:k/fnyxDu0
P「よーし!じゃあ食べるぞー!」

聖來「はぁ…もう…」

P「いただきます!」

聖來「いただきます」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 07:15:44.07 ID:k/fnyxDu0
もぐもぐ

P「んん?」

聖來「どうしたの、Pさん。もしかしてマズかったかな!?」

P「いや…この弁当のさ、ウインナーと卵焼き以外のおかずなんだけど…」

聖來「う、うん…」ピクッ

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 07:18:14.32 ID:k/fnyxDu0
P「これさ…もしかして冷凍食品…?」

聖來「ギクッ」

P「ん~?今ギクッって聞こえたぞ~?」ニヤニヤ

聖來「ソンナコトナイヨ」

P「カタコトだぞ聖來」

聖來「そんなことないです」

P「何故急に敬語になった」

聖來「うっ…」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 07:21:13.56 ID:k/fnyxDu0
P「聖來~、料理できるとか言ってたのは誰だったかな~?」

聖來「うぅっ…!」

P「聖來さーん?冷凍食品は料理したとは言えませんよ~?」

聖來「ぅぅぅ…」ジワッ

P「否定しないということは冷凍食品で良いんですね~?駄目ですよ~料理できるなんてウソついちゃ~」

聖來「……」ウツムキ

P「あれ~?どうしたんですかー?聖來さーん?」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 07:24:04.42 ID:k/fnyxDu0
聖來「…………ぐすっ」

P「聖r……」

聖來「ぐすっ…ぐすっ…」

P「」

20: ちょっと15分ほど待って 2013/01/02(水) 07:26:49.53 ID:k/fnyxDu0
聖來「ひど…ぐすっ…ひどいよっ…Pさん…!」

聖來「アタシ…だって…普段…料理……しない…のにっ…」グスグス

聖來「Pさんに……食べて…欲し…くて…!」スンスン

聖來「頑張って…作…った……のに!…ヒック…!」

聖來「……ヒック……ヒック」グスグス

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 07:46:42.90 ID:k/fnyxDu0
P「…」

P「……」

P「……聖來…」

聖來「……」スンスン

P「…すまなかった!」

聖來「……」

P「聖來の気持ちを考えずに、お前の気持ちを踏みにじるようなことをして……」

P「……あの…好きな子には意地悪したくなるやつというか……」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 07:50:26.46 ID:k/fnyxDu0
聖來「……」

聖來「………」スッ

P(ん…?聖來…箸を取って…何する気だ…?)

聖來「……ん…!」スッ

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 07:52:34.53 ID:k/fnyxDu0
P「卵焼き…?」

P「……」ハッ

ぱくっ

P「……」モグモグ

聖來「……」ジーッ

P「美味しいよ、聖來」ニコ

聖來「……っっ/// ……今回だけ許すから…!次はないからね…」

P「ああ、肝に命じておくよ」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 07:55:11.85 ID:k/fnyxDu0
もぐもぐ

P「…おにぎり美味しいの」

聖來「…ありがと」

P(冷凍食品以外のものを褒めて機嫌を直してもらおう…)モグモグ

P(いや、実際美味しいけどね)

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 07:59:11.33 ID:k/fnyxDu0
聖來「Pさん」

P「ん?」

聖來「あーん」

P「あー」

ぱくっ

聖來「……」ジーッ

P「……」モグモグ

P「美味しいよ」

聖來「よし…!」ガッツポ

P(おかずは聖來が食べさせてくれることになった)

P(泣かせてしまった手前、断ることもできないので受け入れている)

P(嫌ってわけではないからいいんだけど)

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 08:02:39.50 ID:k/fnyxDu0
・ ・ ・

P「ごちそうさま」

聖來「はい、おそまつさまでした」

P「聖來」

聖來「なぁに?」

P「初詣、一緒に行こうな」

聖來「…!?……うん!」

P(泣かせちゃったもんな…こんなんでお詫びになのかわからないけど…)

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 08:06:53.26 ID:k/fnyxDu0
・ ・ ・

聖來「……」ペラッ

P「……」ペラッ

聖來「…Pさん、そっち行くね」

P「え…!?」

もぞもぞ

聖來「お邪魔しまーす♪」モゾモゾ

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 08:09:38.01 ID:k/fnyxDu0
P「お、おい聖來何してんだ!」

聖來「何って、Pさんの隣に座っただけだよ?」

P「アイドルがこんなことしちゃダメだろう」

聖來「……お弁当」ボソッ

P「うっ……!」

聖來「いいよね?Pさん?」

P「入って、どうぞ」

聖來「よっし!お邪魔するねっ♪」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 08:13:32.32 ID:k/fnyxDu0
・ ・ ・

P「……」ペラッ

聖來「んふふ~♪」ジー

P「…何?」

聖來「ん~?Pさんを見てただけー」ニコニコ

P「本でも読んでなよ…」

聖來「んー…じゃあPさんと一緒に読む!何読んでんのー?」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 08:16:14.46 ID:k/fnyxDu0
P「雑誌」

聖來「あ!これ、アタシがモデルやったのじゃん!見せて見せてー」モゾモゾ

ぴとっ

P「!?……ちょっと近いぞ、聖來」

聖來「いーじゃんいーじゃん別にぃ」

P「…まったく」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 08:19:24.37 ID:k/fnyxDu0
・ ・ ・

P「……」ペラッ

聖來「ふぁぁ…ねむ…ちょっと寝るね」

P「こたつで寝ると風邪引くぞ」

聖來「Pさんにくっついてれば風邪引かないから大丈夫だよ」

P「え!?」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 08:22:46.16 ID:k/fnyxDu0
聖來「それじゃ、おやすみ~」

ぎゅっ

P「!!??!!」ドキーン!

P(聖來が…俺を抱き枕に!?)

P「おい聖來、はなれ…」

聖來「スー…スー…」

P「もう寝てるのか…」

聖來「…ンフフー……ムニャ…」

P「…はぁ…起こすのも可哀想だしいいか、このままで」






34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 08:25:27.64 ID:k/fnyxDu0
聖來「スー…スー…」

P「ふぁぁ……俺もちょっと眠くなってきたな…」

P「……」チラッ

聖來「スー…スー…」ギュ

P(やっぱり聖來は可愛いよな…)

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 08:28:44.17 ID:k/fnyxDu0
P「このままじゃ俺も聖來も風邪を引いてしまうな、仕方ない」

ぎゅっ

P「風邪を引いてしまわないように、聖來を抱きしめるのは仕方ない」ギュー

聖來「ン……フゥ……」

P「それじゃ聖來、おやすみ…」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 08:32:45.24 ID:k/fnyxDu0
・ ・ ・

カシャ! カシャ!

P(ん…?なんだこの音?)

イイシャシンガトレマシタネー

P(この声…ちひろさん?)

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 08:36:05.26 ID:k/fnyxDu0
ちひろ「忘れ物を取りに来たら、美味しい場面に出くわしちゃった♪ これでプロデューサーさんをゆすれそうですねー♪」ワクワク

P「ち、ちひろさん!?何で!?」ガバァ

ちひろ「きゃっ!?って、プロデューサーさん、起きたんですか」

P「ええ…たった今ね」

ちひろ「それなら丁度良かったです!このカメラに、プロデューサーさんと聖來さんが同衾してる写真のデータが入ってるんですけど…」

P(こっ…この金の亡者め…!こうなったら…)

ちひろ「回して頂けますよね?ガチャ?」

P(無理矢理奪う…!)

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 08:39:35.91 ID:k/fnyxDu0
ガバッ!

ちひろ「きゃっ!?」バタン

P「よ、よし!奪えた!」

P(押し倒すような格好になってしまったのがアレだが、今はデータのが大事だ!)

ちひろ「あっ!ちょっと、プロデューサーさん!返して下さいよっ!!」バタバタ

P「嫌でs……あ」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 08:42:44.35 ID:k/fnyxDu0
聖來「うーん…うるさいなぁ…」ムクリ

聖來「…………えっ…?」

P(あ…ヤバ…こんなの傍から見たら、俺がちひろさんを押し倒してるようにしか……)

聖來「……」ダッ

P「あ!聖來!!」

ダダダッ

ちひろ「……」ポツーン

ちひろ「……面白いことになりましたねー♪」ニヤリ

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 08:46:47.99 ID:k/fnyxDu0
・ ・ ・

P「聖來!待てって!!」ダッシュ

聖來「うっさい!!ちひろさんと続きしてればいいじゃんバカ!!」ダッシュ

P「誤解だから!!」

聖來「どう見ても押し倒してたじゃん!!」

P「違うんだって!!頼むから止まってくれ!!」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 08:49:43.37 ID:k/fnyxDu0
聖來「……」ダダダ

P「お願いだから…話を聞いてくれ!!」

聖來「……」

P(止まって…くれたか…)

聖來「……詳しく話して」

P「…とりあえず、そこの喫茶店にでも入ろう」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 08:52:53.03 ID:k/fnyxDu0
・ ・ ・

喫茶店内

P「……というわけなんだ」

聖來「……」

P「あの……」

聖來「ばーか」

P「!?」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 08:56:47.52 ID:k/fnyxDu0
聖來「あのさぁ…その写真流出したら損するのは事務所じゃん、そうなるとちひろさんも損するんだよ?」

P「あっ…!!」

聖來「ちひろさんがそんなことするわけないでしょ?少しは考えなよ」

P「ぅう…すまん…!」バッ

聖來「それに…別にアタシは見られたっていいし…」

P「え…!?」

聖來「ほら、早く帰って続きするよ」

P「あ、ああ!」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 08:59:45.34 ID:k/fnyxDu0
・ ・ ・

ガチャ

P・聖來「戻りましたー」

ちひろ「おかえりなさい、お楽しみでしたか?」ニコニコ

P「……」ギロ

聖來「はぁ…」

ちひろ「な、なんですかぁ…その反応は」

P「…いえ…何でもありません」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 09:02:48.20 ID:k/fnyxDu0
聖來「ほらPさん、ちひろさんはいいから、早くさっきの続き」モゾモゾ

P「ああ、わかった」

ぎゅっ

ちひろ「!?」

P「強さはこのぐらいで良いか?」

聖來「うん…!このぐらいで♪」

ちひろ(えっ…?何でこんなイチャラブしてんの…?もっとドロドロとして面白い展開を期待したんだけど…)

P「聖來は抱き心地良いな」ギュー

聖來「んふふ~、そうでしょそうでしょ!」ギュー

ちひろ(えー……)

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 09:06:38.11 ID:k/fnyxDu0
・ ・ ・

ちひろ(結局一時間ずっとイチャイチャしてましたねこの二人)

ちひろ(なんとかして面白い展開にできないかなー……)

聖來「あ!そろそろ帰って、わんこに餌あげないと…それに、帰省の支度もしないと」

ちひろ(……!)ピコーン

P「そうか、じゃあ送ってくよ」

聖來「いいの!?ありがと!」






50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 09:09:44.46 ID:k/fnyxDu0
P「シートベルト閉めろよー」

聖來「子供じゃないんだからわかるよ」

P「いやだってお前子供っぽいからさ」ブロロロ

聖來「ひどっ!アタシは立派なオトナだよっ!」

P「ほーう…どこが?」ニヨニヨ

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 09:12:08.54 ID:k/fnyxDu0
聖來「どこがって……」

聖來「!」ピコーン

P「聖來?」

聖來「ここが♪」

むにゅ

P「わっ!?」

聖來「きゃっ!?」






52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 09:15:05.37 ID:k/fnyxDu0
P「聖來、運転中に胸くっつけるのはやめてくれ…事故りそうになったぞ…」

聖來「ごめんなさい…」ショボン

P「…わかったならいいんだ」ナデナデ

聖來「……うん///」スリスリ

P「身体を擦り付けるのもやめろ、犬か」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 09:18:43.82 ID:k/fnyxDu0
・ ・ ・

キキーッ

P「はい、着いたぞ」

聖來「ありがとPさん!それじゃあね!」

P「ああ、それじゃあな」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 09:21:11.55 ID:k/fnyxDu0
―――

聖來自宅

プルルルル

聖來「ん?電話?…ちひろさんからだ…」

ピ!

聖來「はい、もしもし」

ちひろ「あ、聖來ちゃん?ちょっとお話があるんだけど…」

聖來「何ですか?」

ちひろ「あのね……」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 09:24:15.72 ID:k/fnyxDu0
―――

プロデューサー自宅

プルルルル

P「はい、もしもし」

聖來「Pさん!急いで◯△駅まで来て!お願い!!」

P「何だ!?聖來!何があった!?」

聖來「良いから、貴重品持ってこっちに来て!」

P「わかった!待ってろよ!!」ダッ

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 09:28:16.32 ID:k/fnyxDu0
・ ・ ・

聖來「あ、Pさん!こっちこっち!」ピョンピョン

P「聖來!どうしたんだ!?」

聖來「ん!」ズイッ

P「え?…このキャリーバッグがどうした?」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 09:31:38.50 ID:k/fnyxDu0
聖來「Pさんの着替えだよ」

P「……は?…」

聖來「あ!もう行かないと新幹線出ちゃうよ!行こ!」ガッシ!

P「え…ちょっと待て聖來!どういうことだ!?」

聖來「ちひろさんが3000円でPさん家の合鍵貸してくれたから、Pさんが留守の時に服を…」

P「そっちじゃない!新幹線ってどういうことだ!?」

聖來「帰省するんだよ?」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 09:34:11.92 ID:k/fnyxDu0
P「いや、帰省するなら聖來一人だろ。俺が行く必要は…」

聖來「いーじゃん別に、Pさん今年は帰省しないんでしょ?だったらウチに挨拶に来ればいいよっ」

P「いやそのりくつはおかしい」

聖來「もう新幹線の予約取ってあるんだから早く!」ズルズル

P「いやいや!でも俺が行ったら迷惑だろ!?」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 09:37:25.58 ID:k/fnyxDu0
聖來「お父さんとお母さんに聞いたけどオッケーしてくれたよ?」

P「……マジか…」

聖來「マジだよ」

P「……ふぅ…わかった、行くよ」

聖來「ホント!?」

P「ああ…ご両親には一度挨拶しておく必要があるしな」

聖來「それって結婚的な意味で?」ワクワク

P「仕事的な意味でな」

聖來「えーっ…」ショボーン

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/02(水) 09:39:39.91 ID:k/fnyxDu0
P「ほら行くぞ聖來」

聖來「わ、わかったよ!」

P「……そのご挨拶は…また今度…な?」ボソッ

聖來「え……」

P「急ぐぞ」ダッ

聖來「う、うんっ!」



おわり

引用元: モバP「聖來と過ごした年末」