1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 22:47:14.56 ID:OrqwB6yG0
あかね「みんな、今日はウチから大事な話がある」

みゆき「あかねちゃん?どうしたの、急にかしこまって」

やよい「えっ、まさか...。転校するなんて言わないよね!?」

れいか「それとも、プリキュアやバレーボール部を辞めるなんてことを...!?」

なお「わかった、新しい兄弟ができるんでその報告だね!」

みゆき「あー!ひょっとして、英語の宿題忘れてきたの!?だいじょーぶ、わたしも忘れt....」

あかね「.....。」

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 22:48:50.94 ID:juQZfmS+0
みゆき「あ、れ?あかね、ちゃん...?」


なお「お、おかしい...。いつもならすかさずツッコミを入れてくるあかねが、微動だにしないなんて」

れいか「え?ツッコミ?なお、一体何の話ですか」

やよい「流石れいかちゃん、ぶれないね」

あかね「....ウチが話す言うてんのに好き勝手ボケ放題かいな。ほんまに、あんたらは気楽なもんやなぁ、ええコラ」

やよい「え、え?あかねちゃん、なんだか、怒ってる...?」

キャンディ「クルぅ、ケンカはダメクル!」

あかね「心配せんでええよ、キャンディ。ウチはケンカする気は毛頭あらへん。ただ、みんなにウチの決意を聞かしたいだけや」

れいか「決意、とは...?」


あかね「ウチ、ツッコミ役辞めるわ」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 22:50:07.81 ID:juQZfmS+0
みゆき「」

やよい「」

なお「」

れいか「」

キャンディ「クル?」

みゆき「...えぇと、あの、あかねちゃん?話の流れが見えないんだけど...」

あかね「.....あんた、ホンマ一体どの口が言うてんねや...」

みゆき「えっ」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 22:51:10.12 ID:juQZfmS+0
あかね「あんたらの日頃の行いを思い出してみいや。毎度毎度やることなすこと突拍子があらへんくて。」

あかね「ボケがボケを呼ぶボケのスパイラル。ウチがおらへんかったら一個も収集つかへんねんぞ。視聴者置いてきぼりやぞコラ」

みゆき「え、え、あかねちゃん?な、何言ってるの?視聴者っていったい...」

あかね「.....いや、ちゃうか。みゆき、あんたは別にええねん。アホの子主人公という格好のボケポジションなんやから。あんたは別にボケたってかまへん」

あかね「あと、キャンディもな」

キャンディ「クルぅ、キャンディむつかしくてよくわかんないクル」

あかね「問題は....」

あかね「あんたら三人やぁ!」クワッ

やよい・なお・れいか「!?」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 22:52:12.20 ID:juQZfmS+0
あかね「やよいぃ...あんた、初期設定では内気で泣き虫っちゅう設定やったよなぁ。」

あかね「それが蓋を開けてみたらなんや!?並々ならぬ拘りを持つあざといヒーローオタクって、一体どないなキャラ付けやねん!!」

やよい「」

あかね「なぁ、覚えとるか?みゆきが転校してきた日の教室でのやりとり。どう考えてもウチがボケで、あんたがツッコミやったよなぁ」

あかね「それが!今では!!180度真逆って!!ウチがツッコミであんたがボケて!!どないなっとんねん!!」

やよい「え、えと、あの、そ、の...」オロオロ

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 22:53:26.98 ID:juQZfmS+0
れいか「あ、あかねさん?どうか落ち着いて.....」

あかね「れーーーーいかぁーーーーー!!」ギロッ

れいか「」ビクッ

あかね「あんたもなぁ、初めはてっっっっきり、良識と常識のある学級委員長、ツッコミポジに相応しいと思っとった」

あかね「せやけど!うちがアホやった!」

あかね「いきなし富士山のてっぺんで『道』て何やねん!?『みゆきさんの好きな人はピーターパンです』やあらへんわ!」

あかね「あんたの場合天然やし無理に治せとは言わへんけど!もうちょっとこう....!気ぃ遣ってくれへんか!?ツッコむ方の気持ち考えてくれへんか!?」

れいか「あかねさんの、気持ちを....。」

れいか「...すみません、わたしの不行き届きで何やらあかねさんに多大な気苦労をおかけしてしまったようで....」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 22:54:46.41 ID:juQZfmS+0
なお「れ、れいか。何もそんなに落ち込まなくても」

あかね「おい、うちが一番言いたいことあんのはあんたやねんぞコラ」

なお「えっ」

あかね「うちはな、なお。あんたならうちと一緒にツッコミ役に周ってくれるって信じとったわ。ゴプリキュアのくだりでも、うちに同調してくれたんはあんただけやったしな」

あかね「せやけど、そんなんうちの勝手な思い込みやった」

あかね「.....何やねん、ヘタレキャラって」

なお「」

あかね「やれ虫怖いだ、やれお化け怖いだ、お腹空いただ」

あかね「...ホンマ、上級生からうちらを助けてくれた、あの女番長緑川なおはどこへ消えてしもたん?」

なお「」

あかね「そもそもあんた、ボケキャラにもなりきれてへんし。大抵、笑ってみてるか呆れてるかのどっちかやん。手が空いてんのやったら、少しはツッコミ手伝ったろとか思ってくれへんかったのか?」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 22:55:59.10 ID:juQZfmS+0
なお「あ、いや、だってさ。ツッコミってほら。あかねの専売特許みたいな感じがあったし、なんかあたしが中途半端にしゃしゃり出ていいもんじゃないよなー...とか思ってて」

あかね「買いかぶりすぎやぁああああああああああああああああああああ!!」

一同「」ビクッ

あかね「うちかて、うちかてなぁ....!人間や!ツッコミの機械やあらへん!ボケたくてボケたくて仕方ないねんここ最近!!」

あかね「みんなにこの気持ちわかるか!?分かれへんよなぁ!だって、ツッコミうち一人やもん!孤軍奮闘やもん!ワンマンアーミーやもん!」

あかね「....や、ボケさせろなんて贅沢は言えへんか。せめて、せめてや。」

あかね「...暫くうち、ボケもツッコミもしとうない。日野あかねは、静かに暮らしたいんや」

やよい「だが断る」

みゆき「ナニッ」

あかね「............」

みゆき・やよい「......ゴメンナサイ」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 22:56:58.38 ID:juQZfmS+0
れいか「あかねさん、行ってしまいましたね...」

なお「知らなかったよ、あかねがあんなに思いつめてたなんて」

みゆき「うん。とにかく、あかねちゃんのが休んでる間、わたしたちでツッコミを頑張らなきゃ!」

やよい「よぉおし、あかねちゃんの為にも頑張る!」

キャンディ「キャンディもやるクル!」

れいか「『お笑い』の道...。あの時は極められませんでしたが、今度こそは...!」

なお「うん、ていうかさ。あたしらがボケを自重すればいいだけの話なんじゃないかな。....あー、あたしこういうとこがダメなのか」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 22:57:59.36 ID:juQZfmS+0
--翌日

あかね「はぁ....」

みゆき「あっ!おっはようあっかねちゃん!!今日もいい天気だね!」

あかね「おう、みゆきおはよう。どないしたん?こないな余裕もってガッコー来とるなんて、あんたらしくもない」

みゆき「もー、あかねちゃんたら失礼しちゃうなぁ!!はっぷっぷー」

みゆき「実は今ね、みんなでツッコミの特訓してたんだ!」

あかね「......何て?」

みゆき「安心して、もうあかねちゃん一人に苦労させたりしないんだから!」

あかね「お、おう...助かるわ」

あかね(...うーん、大丈夫やろか)

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 22:58:59.62 ID:juQZfmS+0
やよい「あっ!おはようあかねちゃん!」

なお「待ってたよ、あかね!」

れいか「あかねさん、心配無用です。私たちがあなたの分までしっかりとツッコミを入れて見せます!」

みゆき「じゃあ早速だけど、特訓の成果を披露しちゃおうか!」

あかね「.........はい?」


やよい「ショートコント」

みゆき「『おつかい』」

あかね「」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:00:02.54 ID:juQZfmS+0
やよい「お母さん、ただいまー!」

みゆき「あら、おかえりやよい!赤いスコップ、買って来てくれた?」

やよい「ごっめぇーん、『赤いスコップ』と間違えて『赤いズゴック』買ってきちゃった♪」

あかね「」

みゆき「HAHAHAHA!もう、YAYOIはドジッ娘だなー!」

やよい「でもこれで私たちの家族も、ジャブローを制圧できちゃうよ♪」

みゆき「HAHAHAHAHA!できるわきゃねーだろぉぉーーーー!!」

みゆき・やよい「HAHAHAHAHAHA!!」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:01:05.71 ID:juQZfmS+0
みゆき・やよい「.......。」チラッ

あかね「(゜Д゜)」

みゆき・やよい「」

あかね「(゜Д゜)」

みゆき・やよい「」

あかね「....あの、一つ言わしてくれ」

あかね「バカか自分ら」

みゆき・やよい「はい」

あかね「肯定すなぁああああ!!」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:02:05.77 ID:juQZfmS+0
あかね「や、あんたら。ツッコミの練習や言うてたよな。なんでコントになっとんの。そこは、うちにボケさしてあんたらがツッコむとこと違うんか」

みゆき・やよい「つい、勢いで」

あかね「『勢いで』やあらへんわ!どないな加速装置ついとんねん!友達ジェットコースターか!」

みゆき「いや、それ、わたしとあかねちゃんの....」

あかね「やかましわ!あんたのコロネ引きちぎってオオカミの餌にしたろか!!」

みゆき「」

なお「あかね。それ冗談に聞こえないからやめて。本当に来そうだからやめて」

あかね「そもそも、ボケがわかりづらいねん!ズゴックって何やねん!ジャブローて何やねん!風呂屋さんか!」

みゆき「あかねちゃん、ジャブローって言うのはね、『機動戦士ガンダム』っていうアニメに出てくる....」

あかね「やぁよぃぃぃいいいいいいいい!!!みゆきに何吹き込んどんのやぁああああああ!!」

やよい「ち、違っ...!ロボッターのついでに、二人で観ただけだよぉ」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:03:00.50 ID:juQZfmS+0
あかね「なんやねん。ホンマ、なんやねん。」

あかね「あんたら、ツッコミ舐めとんのか?」

やよい「え、いや。そんなつもりじゃ...」

あかね「一見、ボケとツッコミが成り立っとったように見えたけどなぁ。」

あかね「あれはツッコミとちゃう。『被せボケ』やぁあ!!乗っかってどないすんねんみゆきぃい!!」

みゆき・やよい「」

キャンディ「....結局あかね、ツッコミしてるクルぅ」

なお「性なんだろうね」

れいか「性なんでしょうね」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:04:05.09 ID:juQZfmS+0
みゆき「....やっぱり無理だったよ」ショボーン

やよい「あかねちゃんの代わりを務めるなどと、その気になっていた私たちの姿はお笑いだったね....」ズーン

れいか「...よもや、あの二人があそこまでダメ出しを喰らってしまうなんて思いませんでした」

キャンディ「クルぅ、あの二人だからダメだったんだと思うクル」

なお「...キャンディ?あんたいつからそんな毒を....。」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:05:06.88 ID:juQZfmS+0
れいか「...こうなった以上、私たちであかねさんの機嫌を取るしかないわ。なお、頑張りましょう!」

なお「おっけーれいか。あたしらのコンビネーション、見せてやろう!」

なお「さぁあかね!覚悟しな!!」キリッ

あかね「上等やコラ」

なお「さぁれいか!何でもいいからボケて!あたしがすかさずツッコミ入れちゃうから」

れいか「えぇ、なお。では早速....」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:06:09.68 ID:juQZfmS+0
れいか「聞いて、なお。この間おじいさまったら、『赤いスコップ』と間違えて『赤いズゴック』を買ってきてしまったの!」

みゆき・やよい「!?」

あかね「」

なお「ドジッ子か!」ビシィ

れいか「そうそう、なお、これを見て?」サッ

なお「わぁ、湯呑みだ!れいかが作ったの?」

れいか「えぇ。特に、ここの文字が上手くいったと思っているの」

『こっぷ』

なお「平仮名かよ!」ビシィ

あかね「」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:07:09.52 ID:juQZfmS+0
れいか「あら、大変!!なお、窓の外を見て!石焼き芋屋さんが....」

なお「なにぃ!?」グルンッ

れいか「....というのは冗談ですクル~♪」

キャンディ「」

なお「あたしの期待を返せ!!!」

れいか・なお「.......」チラッ

あかね「.........。」


やよい「.....『へんじがない。ただのしかばねのようだ』」

あかね「死なすなゴルァア!!」クワッ

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:08:23.75 ID:juQZfmS+0
あかね「や、あの。なお、さん?」

なお「何でしょうあかねさん」

あかね「あんた....」

あかね「ツッコミどころ間違えすぎやろ」

なお「」

あかね「何で、れいかが前座二人のネタをパクったことツッコまへんねや?湯呑みに『こっぷ』いう文字が書いてるって思っきし矛盾してるやん。ほんでれいかがいきなしキャンディ口調になったんはスルーかコラ」

みゆき「あの、前座二人って....」

キャンディ「チミら以外誰がいるクル」

みゆき「キャンディ、今日はやたらやさぐれてるけど大丈夫?」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:09:24.44 ID:juQZfmS+0
あかね「っちゅーか最後のあれ、完璧に本音やったろ。ネタのこと忘れとったろ」

なお「.......。」

れいか「な、なお!今度は私がツッコミを!」

あかね「れいか」

れいか「はい?」

あかね「こないだうちの父ちゃんがな、『赤いスコップ』と間違うて『赤いズゴック』買ってきてん」

みゆき・やよい「」

れいか「まぁ、本当ですかあかねさん!?私も是非『赤いズゴック』なるものを見てみたいです!今度お邪魔してもよろs」

あかね「それみたことか!!」クワッ

れいか「!?」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:10:37.20 ID:juQZfmS+0
あかね「ネタやネタ!!フィクションです!実際の人物団体とは一切合財関係ありませんわ!!!」

れいか「あ、そ、そうだったんですか」シュン

やよい「心配ないよれいかちゃん!今度一緒にガンダム観よっ!!」

れいか「やよいさん.....!」パァアアア

あかね「シャラァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアップ!!!!!!!」

一同「」

あかね「なんやねん、ホンマに....。結局あんたら、うちにツッコませてるやん...」

あかね「あんたらはそんな、そんなに......!!」

あかね「うちを過労死さしたいんかぁあああ!!!」

みゆき「」

なお「」

れいか「」

やよい「」

キャンディ「」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:11:50.41 ID:juQZfmS+0
あかね「もう、付き合ってられへん....!さっきのくだらん茶番なんて、刹那で忘れたるわーーーー!!!」ダッ

なお「ちょっ、あかね!?ふざけたこと言ってんじゃ....!」

やよい「やめてなおっちゃん!!!」

れいか「あっあかねさん!?どこへ行くんですか!もうすぐHRが始まってしまいます!それに.....」

れいか「廊下を走ってはいけませぇーーーーーん!!!!」

あかね「うっさいわアホーーーーーーーーーーー!!!!」

みゆき「ど、どうしよう.....!!追いかけなきゃっ!!」ダッ

井上「....なぁ、豊島。あいつらのツッコミ、お前はどう思う?」

豊島「まだまだだね」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:12:58.68 ID:juQZfmS+0
あかね「.....はぁ」

あかね「何やってんねや、うちは」

あかね「何をつまらんことで意地張っとるんやろ」

あかね「みんな悪気はあらへんのに、あないなこと言うてしもて....」


みゆき「あかねちゃーーーん!!」

やよい「どこ行っちゃったんだろ、あかねちゃん....。」

れいか「....知りませんでした。あかねさんが、あんなに思いつめていたなんて」

なお「あかねはずっと、あたし達の為に頑張ってくれてたんだよね。なのに、あたし達は....。」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:14:00.59 ID:juQZfmS+0
アカオーニ「見つけたオニプリキュア!」

キャンディ「アカオーニクル!」

なお「っ....こんな時に!!」

アカオーニ「世界よぉ!!最悪の結末!!バッドエンドに染まるオn」

みゆき「やぁっ!!」ブンッ

アカオーニ「いてっオニ!!あぁ、黒い絵の具が!」

れいか「なんと!偶然にも道端に落ちていたソフトボールを投げて、アカオーニの手から黒い絵の具を弾き飛ばすとは!」

キャンディ「説明乙クルぅ」

やよい「みゆきちゃんすごいっ!」

みゆき「えへへ、とっさだったけどウルトララッキー!!そう簡単に世界をバッドエンドにさせないんだから!」

アカオーニ「ぐぬぬ...!許さんオニ!!」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:14:59.21 ID:juQZfmS+0
4人「プリキュア!スマイルチャージ!!」ゴーゴー!!徹子ォ!!

ハッピー「キラキラ輝く未来の光!キュアハッピー!!」

ピース「ぴかぴかぴかりん♪じゃんけんぽん!キュアピース!!」

マーチ「勇気リンリン、直球勝負!!キュアマーチっ!!」

ビューティ「しんしんと降り積もる、清き心!!キュアビューティ!!」

4人「5つ(?)の光が導く未来!!輝け!!スマイルプリキュア!!」

アカオーニ「オニ?キュアサニーはどこに居るオニ」

アカオーニ「まぁ別にいいオニ!!出でよ、ハイパーアカンベェ!」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:15:59.14 ID:juQZfmS+0
>ハリセン ブワッ

ハイパーアカンベェ「はいぱーあかーんべぇー!」


マーチ「....何で学校の道端にハリセンなんて落ちているのさ」

ピース「大人の事情ってやつだよ!細かいことは気にしちゃだめ!」

ビューティ「バッドエンド空間が張られていない以上、学校の皆さんに気づかれてしまう前に決着を付けましょう!」

ハッピー「みんな、いくよ!!」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:16:59.51 ID:juQZfmS+0
あかね「....!何や、この感じ...。まさか!」

ハイパーアカンベェ「おらおら、どうしたオニ!!」ブォンブォン

ピース「きゃあっ!」

マーチ「くぅっ!」

ビューティ「攻撃範囲が広い...!」

ハッピー「何とか動きを止めなきゃっ...!ビューティ!!」

ビューティ「はいっ!」

ハッピー「プリキュア!ハッピィー....シャワーーーー!!!」ドシュゥゥゥ

ビューティ「プリキュア!ビューティ.....ブリザーーーーード!!」ビュォオオオ

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:18:02.83 ID:juQZfmS+0
ハイパーアカンベェ「ふん!無駄オニ!黒っ鼻にそんな技効かないオニ!!」バーン

ハイパーアカンベェ「オニ!?」

ピース「やぁあっ!!」バリバリバリ

マーチ「えぇい!!」ビュゥウウ

ハイパーアカンベェ「後ろから!?しゃらくさいオニ!!!」グルングルン

4人「うわぁあっ!」

あかね「みんなっ.....!あかん、うちもはよ変身せな....!」

ハイパーアカンベェ「うははははは!!今日は気分がいいオニ!!あのやかましいキュアサニーもいないし」

ハッピー「やか、ましい....!?」

ハイパーアカンベェ「そうオニ!あいつときたら、おれたちのやることにいちいちツッコミを入れてきて、鬱陶しいったらないオニ!」

ハイパーアカンベェ「おれたちがこれだけ不愉快に思っているんだから、普段あいつと一緒にいるお前たちの苦労なんて想像がつかないオ

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:19:14.03 ID:juQZfmS+0
あかね「.......」

あかね(そう、なんか....?)

あかね(やっぱりみんな、うちのツッコミなんか必要あらへんて。そう、思っとったんか....?)

ハイパーアカンベェ「ツッコミなんて、ぜーんぶあいつの独りよがりオニ!まったく、くだらないオニ!」

ハッピー「やめて....」

ハイパーアカンベェ「オニ?聞こえないオニ。何て言ったオニ?」

ハッピー「やめてって...言ってるの....!」

ハイパーアカンベェ「やめるって?いったいなn」

ハッピー「あかねちゃんのツッコミを!優しい思いを!バカにしないで!!!」

あかね「.......!!!」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:20:25.45 ID:juQZfmS+0
ハイパーアカンベェ「お、オニ...!?」

ハッピー「あなたは何もわかってない!あかねちゃんのツッコミには、とっても優しい心がこもってるの!!全然くだらなくなんかない!!鬱陶しくなんかないよ!!」

あかね「みゆき....」

ピース「わたし、あかねちゃんのツッコミにびっくりして、泣いちゃったことも何回かあったけど...」

ピース「でも、本当は凄くうれしかった!一人ぼっちだったわたしをいつも気にしてくれた、あかねちゃんの暖かい思いがどうしようもなくうれしかったの!」

あかね「やよい...」

ハイパーアカンベェ「なっ!?キュアピースまで一体何を言ってるオニ!?」

マーチ「アカオーニ、あんた可哀想だね」

ハイパーアカンベェ「オニ!?おれが可哀想!?」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:21:44.67 ID:juQZfmS+0
マーチ「自分と本気で向き合ってくれる人、いないんだよね。だから、今こうしてあたし達が怒っていることが理解できないんだ」

マーチ「あかねのツッコミは、いつだって本気で、真っ直ぐで。あたし達に正直な気持ちをぶつけてきてくれる。」

マーチ「そんなあかねの本気の思いを軽々しくバカにする権利なんて、あんたには無いよ!」

ビューティ「ツッコミは、あかねさんの『愛』のかたち。あかねさんの清らかな愛は確かに、たしかに私たちの心に届いているのです!」

ビューティ「私たちの大切な友達の愛を侮辱したその罪、償う覚悟はありますね?例え無くとも、私たちはあなたに一切の容赦はしません!」

あかね「..なお、れいか....!」

キャンディ「そうクル!ツッコミしてるときのあかねは、とってもキラキラしてるクル!」

あかね「キャンディ.....!おったんか」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:23:02.51 ID:juQZfmS+0
ハイパーアカンベェ「えぇい、うるさいオニ!お前らまとめて叩き潰してやるオニ!!」

あかね「待たんかい!!!!!!!」

ハイパーアカンベェ「オニ!?」

ハッピー「あ、あかねちゃん....!」

あかね「うちを忘れて話を進めてもらっちゃー困るなぁ。何より....」

あかね「うちの大事な友達をそないに傷つけた落とし前、きっちり付けさしたらな気が済まへんねや!!」

あかね「プリキュア!スマイルチャージ!!」ゴーゴー!!徹子ォサニー!!

サニー「太陽サンサン、熱血パワー!!キュアサニー!」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:24:15.94 ID:juQZfmS+0
ハイパーアカンベェ「この、邪魔くさいオニ!」

サニー「じゃかぁしい!黙っとらんかい!!」ボォオオオオオオ

ハイパーアカンベェ「オニーーーー!!」

ハッピー「サニー、あの、わたしたち....!」

サニー「みんな、すまんかった。うち、どうかしとったわ」

ピース「...サニー?」

サニー「最近、うちしかツッコまへんから不安になっとったんや。うちのツッコミは必要とされてないんとちゃうか、みんなにうちの気持ちが届いてへんかったらどないしよ、って」

サニー「....でも、そんなんうちの取り越し苦労やったわ」

サニー「うちのツッコミはみんなにしっかり届いとる。それが聞けて、ほんまに嬉しい。ほんまに、ありがとう」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:25:14.74 ID:juQZfmS+0
マーチ「あかね....!!」

ビューティ「もちろんです!だって、『あかねさんのツッコミは日本一!届かぬ思いは無い!!』ですもんね!」

サニー「おうれいか、ごっつ嬉しいこと言うてくれたけど、そこは『世界一』にしたってええんとちゃう?」

ピース「にこにこ」

サニー「やよい、あんたが糸引いとるゆーんはとうに分かりきっとるで!!コーラを飲めばゲップが出るくらい明白に」

ハッピー「あかねちゃん....!ありがとう、本当に、ありがとう...!」

サニー「こらこらみゆき、今はそないな空気とちゃうやろ!うちのための涙は、しっかりとっといてーな?」ギュッ

ハッピー「/////////」

サニー「まずは、あそこの肉塊を八つ裂きにせんと」

ハイパーアカンベェ「」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:26:15.33 ID:juQZfmS+0
5人「ペガサスよ!私たちに力を!!!」カッ

ハッピー「開け、ロイヤルクロック!!」

キャンディ「みんなの力を以下略クルぅ!!!ふんにゅっ!」カチッ

5人「プリキュア!ロイヤルレインボォーーーー......バーストォォーーーーーーーー!!!!」ズドォオォォォン

ハッピー「フッ....輝け!」

5人「ハッピースマイル!!!!」ドカーン

アカオーニ「ぐぬぬ、覚えてろオニ!!」シュンッ

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:27:20.21 ID:juQZfmS+0
あかね「ふぅ、一件落着。やな!」

みゆき「あのっ、あかねちゃん!!」

あかね「?」

みゆき「わたしにツッコミ、教えてちょうだい!!」

やよい「わたしにもっ!もっと上手になって、あかねちゃんと漫才やってみたいの!!」

あかね「みゆき....やよい...!」

れいか「私にも是非、ご教授願います!もっともっと、あかねさんと心を通わせられるように!」

なお「ついでに、あんたの負担も減らせちゃうしね!」

キャンディ「キャンディもやるクル!!」

あかね「み、みんな.......!よーし分かった!!あかねちゃんに任しとき!!ただ....」

一同「?」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:28:35.05 ID:juQZfmS+0
あかね「うちもまだまだ未熟者や。せやからうちが教えるんやのーて、みんなで意見出し合いっこしながら練習しよな?」ニカッ

みゆき「うんっうんっ!!それすごくいい、とっても!!」

やよい「よぉおし、そうと決まれば早速.....!」

れいか「教室に戻りましょうか♪」

一同「ズコー!」

なお「しまった!そういえばHRとっくに始まってるんだった!」

あかね「あかん、はよ戻らな!まーた佐々木せんせーの逆鱗に触れてまう!!」

タタタタタ.....

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:30:22.52 ID:juQZfmS+0
佐々木先生「........。」

佐々木先生「職員会議が長引いて、遅れて教室へ向かっていたのですが」

佐々木先生「巨大な物音が聞こえたのでそちらへ向かうと、5人の女の子が変な怪物を吹き飛ばしているところで」

佐々木先生「しかもその女の子たちが光に包まれたと思ったらそこには星空さん達がいて」

佐々木先生「今しがた彼女たちが教室戻る姿を見守っていた次第ですが」

佐々木先生「これは夢なんでしょうか。誰か五行で説明してください」



あかね「やっつけすぎやろ!!なんやねんこのオチ!!」

あかねのツッコミが世界を救うと信じて



あかね「ほんで打ち切りかいな!」

みゆき「やっぱりあかねちゃん一人でいいんじゃないかな」

あかね「えっ」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/06(日) 23:31:28.96 ID:juQZfmS+0
佐々木先生「........。」

佐々木先生「職員会議が長引いて、遅れて教室へ向かっていたのですが」

佐々木先生「巨大な物音が聞こえたのでそちらへ向かうと、5人の女の子が変な怪物を吹き飛ばしているところで」

佐々木先生「しかもその女の子たちが光に包まれたと思ったらそこには星空さん達がいて」

佐々木先生「今しがた彼女たちが教室戻る姿を見守っていた次第ですが」

佐々木先生「これは夢なんでしょうか。誰か五行で説明してください」



あかね「やっつけすぎやろ!!なんやねんこのオチ!!」

あかねのツッコミが世界を救うと信じて



あかね「ほんで打ち切りかいな!」

みゆき「やっぱりあかねちゃん一人でいいんじゃないかな」

あかね「えっ」


引用元: あかね「ツッコミ役に疲れた」