1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 20:28:21.03 ID:W1c9zLyB0
岡部「しかもお誕生日の方、バースデープレゼントとして無料で一人進呈……」
岡部「中々にお得ではないか」
岡部「中々にお得ではないか」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 20:30:23.99 ID:DPix5sSf0
岡部「手持ちの軍資金は……」チャリン
岡部「210円……」
岡部「……無料プレゼント目当てに行くか」
岡部「210円……」
岡部「……無料プレゼント目当てに行くか」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 20:32:45.12 ID:DPix5sSf0
ガラガラ
岡部「失礼する!……なんだ、誰もいないではないか」
岡部「む? ドアが2つ……中に入れということか?」
岡部「なんというあからさまな罠……だがしかし、機関による数々の攻撃をかいくぐった俺には通用せんのだよ……!」
岡部「俺だ……これより、オペレーション・ギャラルホルン、フェーズ2に移行する。……ああ、完璧だ。そちらの成功を祈っている」
岡部「エル・プサイ・コングルゥ……」
岡部「失礼する!……なんだ、誰もいないではないか」
岡部「む? ドアが2つ……中に入れということか?」
岡部「なんというあからさまな罠……だがしかし、機関による数々の攻撃をかいくぐった俺には通用せんのだよ……!」
岡部「俺だ……これより、オペレーション・ギャラルホルン、フェーズ2に移行する。……ああ、完璧だ。そちらの成功を祈っている」
岡部「エル・プサイ・コングルゥ……」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 20:35:13.25 ID:DPix5sSf0
岡部「さて、一つ目の扉は……」
『幼なじみクリスちゃん』
岡部「ふむ……」
『幼なじみクリスちゃん』
岡部「ふむ……」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 20:38:00.75 ID:DPix5sSf0
ガチャッ
紅莉栖「あら、岡部。いらっしゃい」
岡部「うむ」
紅莉栖「珍しいわね、こんな時間に。いつもならラボで何か作ってる頃じゃないの?」
岡部「新ガジェットの考案には、常に新しい発想が必要なのだ。一つのところに留まってばかりではインスピレーションも働かん」
紅莉栖「あら、岡部。いらっしゃい」
岡部「うむ」
紅莉栖「珍しいわね、こんな時間に。いつもならラボで何か作ってる頃じゃないの?」
岡部「新ガジェットの考案には、常に新しい発想が必要なのだ。一つのところに留まってばかりではインスピレーションも働かん」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 20:40:50.65 ID:DPix5sSf0
紅莉栖「とかいって出来るのはいつもガラクタのくせに」
岡部「ええいガラクタ言うな! だから常々、貴様にはロマンを解する心がないと言っとるのに!」
紅莉栖「今更聞き飽きて怒りもわかないわよ。せめて日本人ならもう少し語彙に富んだ言い回しを考えなさい」
岡部「ぐぬぬ……」
岡部「ええいガラクタ言うな! だから常々、貴様にはロマンを解する心がないと言っとるのに!」
紅莉栖「今更聞き飽きて怒りもわかないわよ。せめて日本人ならもう少し語彙に富んだ言い回しを考えなさい」
岡部「ぐぬぬ……」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 20:43:52.17 ID:DPix5sSf0
紅莉栖「ほら、ドクペ冷やしてあるから機嫌直して」
岡部「む……気が利いてるではないか。さすが助手」
紅莉栖「あんたの扱いなんて昔っから慣れてるから、これぐらい朝飯前よ」
岡部「む……気が利いてるではないか。さすが助手」
紅莉栖「あんたの扱いなんて昔っから慣れてるから、これぐらい朝飯前よ」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 20:46:13.32 ID:DPix5sSf0
岡部「……わかった。馬鹿にしているだろう貴様」
紅莉栖「狂気のマッドサイエンティストさんにしては冴えた回答ね」
岡部「おのぅれぇ、助手の分際で……!」
紅莉栖「はいはい、釣られ乙」
紅莉栖「狂気のマッドサイエンティストさんにしては冴えた回答ね」
岡部「おのぅれぇ、助手の分際で……!」
紅莉栖「はいはい、釣られ乙」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 20:49:24.26 ID:DPix5sSf0
岡部「ふんっ……」
紅莉栖「……ねぇ岡部」
岡部「ん?」
紅莉栖「岡部は……その、こうやって私といて、楽しい?」
岡部「……藪から棒に、なんだその今更な質問は」
紅莉栖「……ねぇ岡部」
岡部「ん?」
紅莉栖「岡部は……その、こうやって私といて、楽しい?」
岡部「……藪から棒に、なんだその今更な質問は」
14: 2012/12/14(金) 20:54:44.92 ID:DPix5sSf0
紅莉栖「別に、深い意味はないんだけど……」
紅莉栖「あんたとも長い付き合いだし、こうして二人でいることも多いわけで」
紅莉栖「その……なんというか」
岡部「貴様らしくもない。歯切れよく言ったらどうだ」
紅莉栖「……」
紅莉栖「あんたとも長い付き合いだし、こうして二人でいることも多いわけで」
紅莉栖「その……なんというか」
岡部「貴様らしくもない。歯切れよく言ったらどうだ」
紅莉栖「……」
15: 2012/12/14(金) 20:57:32.46 ID:DPix5sSf0
紅莉栖「……岡部って、好きな人とか、いるの?」
岡部「……は?」
紅莉栖「だから、もしあんたに好きな人がいたとして」
紅莉栖「私なんかといるんじゃなくて、さっさとその人のところに行った方がいいんじゃないかって話」
紅莉栖「その人からしたら、今まで違う女の子とべたべたしてた男とか、あんまり印象よくないんじゃないかなって……」
岡部「……は?」
紅莉栖「だから、もしあんたに好きな人がいたとして」
紅莉栖「私なんかといるんじゃなくて、さっさとその人のところに行った方がいいんじゃないかって話」
紅莉栖「その人からしたら、今まで違う女の子とべたべたしてた男とか、あんまり印象よくないんじゃないかなって……」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:00:02.88 ID:DPix5sSf0
岡部「……裏を返せば、お前はそういうことを気にするやつだということだが」
紅莉栖「ちが……わない、かな。私って、そういうところ結構器が小さいから」
岡部「……」
紅莉栖「だからさ、あんたも好きな人がいるんだったら、私なんかといるよりその子と……」
紅莉栖「ちが……わない、かな。私って、そういうところ結構器が小さいから」
岡部「……」
紅莉栖「だからさ、あんたも好きな人がいるんだったら、私なんかといるよりその子と……」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:02:38.14 ID:DPix5sSf0
岡部「フ……フフフ……」
紅莉栖「岡部?」
岡部「フゥーハハハ! 実に浅はかだな助手よ!」
紅莉栖「ふぇっ?!」
紅莉栖「岡部?」
岡部「フゥーハハハ! 実に浅はかだな助手よ!」
紅莉栖「ふぇっ?!」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:05:58.14 ID:DPix5sSf0
岡部「相手のことを気遣っているそぶりを見せつつ、その実自らに好意を向けさせようと周りを固める……少女漫画のテンプレか、このスイーツ脳丸出し●●めが!」
紅莉栖「む……ぐぬぬ……!」
岡部「所詮貴様が考えることなどその程度……このライブニッツに匹敵する頭脳を持つと言われる鳳凰院凶真にかかれば、これしきのことを見抜くなど容易いのだ!」
紅莉栖「……色々突っ込みたいが突っ込みきれん……!」
紅莉栖「む……ぐぬぬ……!」
岡部「所詮貴様が考えることなどその程度……このライブニッツに匹敵する頭脳を持つと言われる鳳凰院凶真にかかれば、これしきのことを見抜くなど容易いのだ!」
紅莉栖「……色々突っ込みたいが突っ込みきれん……!」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:09:03.81 ID:DPix5sSf0
岡部「……加えて、もうひとつ言うのであれば」ぐいっ
紅莉栖「ひゃっ?!」どさっ
紅莉栖「ひゃっ?!」どさっ
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:11:58.74 ID:DPix5sSf0
岡部「貴様にそんな茶番を見せられるまでもなく、俺の腹は決まっていたのだがな」
紅莉栖「え、それ、あ、え?」
岡部「……好きだ、紅莉栖」
紅莉栖「!」
紅莉栖「え、それ、あ、え?」
岡部「……好きだ、紅莉栖」
紅莉栖「!」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:14:38.27 ID:DPix5sSf0
岡部「今まで、いい加減な気持ちで放っておいてすまなかった」
紅莉栖「おか、べ……」
岡部「俺が好きなのは、お前だけだ。俺は、もうお前を、誰にもやる気はない」
紅莉栖「ぅっ……ぐすっ、おかべぇ……」ポロポロ
紅莉栖「おか、べ……」
岡部「俺が好きなのは、お前だけだ。俺は、もうお前を、誰にもやる気はない」
紅莉栖「ぅっ……ぐすっ、おかべぇ……」ポロポロ
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:17:02.00 ID:DPix5sSf0
紅莉栖「わ、わた、私も……岡部が、好き……」
紅莉栖「ずっと、ずっと好きだったんだからな……っ!」
岡部「ああ、ありがとう……」
紅莉栖「ずっと、ずっと好きだったんだからな……っ!」
岡部「ああ、ありがとう……」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:19:42.11 ID:DPix5sSf0
紅莉栖「岡部……岡部…っ!」
岡部「ほら、目を閉じろ」
紅莉栖「んっ……」
岡部「紅莉栖……」
岡部「ほら、目を閉じろ」
紅莉栖「んっ……」
岡部「紅莉栖……」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:25:00.46 ID:DPix5sSf0
岡部「付き合いの長いクリスティーナというのも、悪いものではないが……」
岡部「いや、むしろよかったというか……」
岡部「んぐっ、いかんいかん! 狂気のマッドサイエンティストが色情に流されてどうする!」
岡部「いや、むしろよかったというか……」
岡部「んぐっ、いかんいかん! 狂気のマッドサイエンティストが色情に流されてどうする!」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:28:00.41 ID:DPix5sSf0
岡部「さて、隣の扉は……」
『HE 牧瀬氏』
岡部「」
『HE 牧瀬氏』
岡部「」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:30:26.68 ID:DPix5sSf0
岡部「これは……餌に釣られクマー……?」
岡部「もうさっきの一択でいいのではないか?」
岡部「しかし敵前逃亡となると……この鳳凰院凶真のプライドにかかわる……」
岡部「……ええい、南無三!」
岡部「もうさっきの一択でいいのではないか?」
岡部「しかし敵前逃亡となると……この鳳凰院凶真のプライドにかかわる……」
岡部「……ええい、南無三!」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:32:35.22 ID:DPix5sSf0
ガチャッ
紅莉栖「ふぇっ?! お、岡部っ、来るなら来るでちゃんと連絡しなさいよ!」
岡部「まて。貴様、今後ろに何を隠した」
紅莉栖「な、何も? ただ私論文の引用元探してただけですしおすし?」
岡部「キャラがバラバラな上本がさかさまだぞ」
紅莉栖「あっ、そ、えっと」
紅莉栖「ふぇっ?! お、岡部っ、来るなら来るでちゃんと連絡しなさいよ!」
岡部「まて。貴様、今後ろに何を隠した」
紅莉栖「な、何も? ただ私論文の引用元探してただけですしおすし?」
岡部「キャラがバラバラな上本がさかさまだぞ」
紅莉栖「あっ、そ、えっと」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:35:30.77 ID:DPix5sSf0
岡部「……まぁいい。ちょっと寝不足でな。シャワーを浴びるからそこの着替えを寄越すのだ」
紅莉栖「あ、そ、そう。はいこれ」
岡部「……覗くなよ?」
紅莉栖「あ、そ、そう。はいこれ」
岡部「……覗くなよ?」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:38:28.71 ID:DPix5sSf0
紅莉栖「だ、誰が覗くか! 狂気のガルガリもやしっ子のヌードなぞ見たくもないわよ!」
岡部「マッドコックのインスタントジャンキーに言われたくないわ!」
紅莉栖「うっさいバカ岡部!」
岡部「ふんっ!」シャッ
岡部「マッドコックのインスタントジャンキーに言われたくないわ!」
紅莉栖「うっさいバカ岡部!」
岡部「ふんっ!」シャッ
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:41:41.46 ID:DPix5sSf0
紅莉栖「ったく……」
紅莉栖「……」ゴソゴソ
紅莉栖「……危ない危ない、もう少しで見つかるところだった……」
紅莉栖「今朝岡部が寝るときに被ってたブランケット……!」
紅莉栖「……」ゴソゴソ
紅莉栖「……危ない危ない、もう少しで見つかるところだった……」
紅莉栖「今朝岡部が寝るときに被ってたブランケット……!」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:44:38.65 ID:DPix5sSf0
紅莉栖「連日のレポートの徹夜で寝不足続きに加えて、最近シャワーは朝だけ……」
紅莉栖「人は睡眠前に入浴することで、体内の乳酸を減らし、アンモニア濃度を下げて体臭を減少させるけど」
紅莉栖「今の岡部は、乳酸減少期を向かえないままの毎日に加えて、睡眠不足による基礎代謝の低下が起きて……」
紅莉栖「……」スンスン
紅莉栖「はふぅ」
紅莉栖「人は睡眠前に入浴することで、体内の乳酸を減らし、アンモニア濃度を下げて体臭を減少させるけど」
紅莉栖「今の岡部は、乳酸減少期を向かえないままの毎日に加えて、睡眠不足による基礎代謝の低下が起きて……」
紅莉栖「……」スンスン
紅莉栖「はふぅ」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:47:25.31 ID:DPix5sSf0
紅莉栖「や、やっぱりとんでもない破壊力ね……これ命にかかわるんじゃないかしら……」
紅莉栖「ぁふ……おかべ……おかべぇ……」スリスリ
紅莉栖「んん……ふぁ、んぅ……」モゴモゴ
紅莉栖「ぁふ……おかべ……おかべぇ……」スリスリ
紅莉栖「んん……ふぁ、んぅ……」モゴモゴ
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:50:09.02 ID:DPix5sSf0
シャワー
紅莉栖「……まだ出てくる様子はないわね……」ハスハス
紅莉栖「あれ、今岡部がシャワー中ってことは……」
紅莉栖「……脱ぎたての岡部の衣類がそこに……っ?!」
紅莉栖「……まだ出てくる様子はないわね……」ハスハス
紅莉栖「あれ、今岡部がシャワー中ってことは……」
紅莉栖「……脱ぎたての岡部の衣類がそこに……っ?!」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:52:36.79 ID:DPix5sSf0
紅莉栖「……待つのよ牧瀬紅莉栖。さすがにそれはリスクが高すぎる」
紅莉栖「いやでも、新しい着替えは持って行ってたし、洗濯する名目ならば持ち出すことも可能なのでは……?」
紅莉栖「さり気なく気の利く女性としての好感度アップに加えて岡部の着替えを……しかも肌着セットまで……!」
紅莉栖「……この先10年は死ぬ気がしないわね……」
紅莉栖「いやでも、新しい着替えは持って行ってたし、洗濯する名目ならば持ち出すことも可能なのでは……?」
紅莉栖「さり気なく気の利く女性としての好感度アップに加えて岡部の着替えを……しかも肌着セットまで……!」
紅莉栖「……この先10年は死ぬ気がしないわね……」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:56:11.91 ID:DPix5sSf0
紅莉栖「落ち着け私、悟られないよう慎重な演技を心掛けて……」
紅莉栖「んっ、あ、あー、こほんっ」
紅莉栖「……よしっ!」
シャッ
岡部「……」
紅莉栖「……」
紅莉栖「んっ、あ、あー、こほんっ」
紅莉栖「……よしっ!」
シャッ
岡部「……」
紅莉栖「……」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 21:58:56.63 ID:DPix5sSf0
岡部「……」
紅莉栖「……」
岡部「……」
紅莉栖「……い、いつか、ら」
岡部「……俺は、貴様がブランケットを取り出してからの一連の行動なぞみていない」
紅莉栖「ああああああああっ!」
紅莉栖「……」
岡部「……」
紅莉栖「……い、いつか、ら」
岡部「……俺は、貴様がブランケットを取り出してからの一連の行動なぞみていない」
紅莉栖「ああああああああっ!」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:01:16.47 ID:DPix5sSf0
紅莉栖「どういうことよ! あんたシャワー浴びてたんじゃないの!?」
岡部「残念だったなぁ、トリックだよ!」
紅莉栖「うるさい! 氏ね! 脳梁掻き混ぜられて吸い出されろ!」
岡部「逆切れはよすのだなクリスティーナ、もとい痴女手! こんのHE ネラーめが!」
紅莉栖「うううぅぅ……鬱だ……」
岡部「残念だったなぁ、トリックだよ!」
紅莉栖「うるさい! 氏ね! 脳梁掻き混ぜられて吸い出されろ!」
岡部「逆切れはよすのだなクリスティーナ、もとい痴女手! こんのHE ネラーめが!」
紅莉栖「うううぅぅ……鬱だ……」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:03:41.97 ID:DPix5sSf0
岡部「……まぁ、実際貴様の行動を疑っていたのはずいぶん前からだが」
紅莉栖「ふぇっ?」
岡部「俺の後にお前がシャワーに入る回数が増えたり」
紅莉栖「!」
岡部「お前がラボに泊まった翌日、俺の歯ブラシが消えていたり」
紅莉栖「!!」
岡部「食後トイレから戻ると、何故か俺の食器だけすぐにお前が洗っていたり」
紅莉栖「!!!」
紅莉栖「ふぇっ?」
岡部「俺の後にお前がシャワーに入る回数が増えたり」
紅莉栖「!」
岡部「お前がラボに泊まった翌日、俺の歯ブラシが消えていたり」
紅莉栖「!!」
岡部「食後トイレから戻ると、何故か俺の食器だけすぐにお前が洗っていたり」
紅莉栖「!!!」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:06:11.47 ID:DPix5sSf0
紅莉栖「もう、だめ……いっそ殺せ……」
岡部「今更どうした。散々やってきておいて」
紅莉栖「だって……もう、これじゃ、岡部のそばにいれない……。岡部が、近くにいてくれない……」
岡部「……」
岡部「今更どうした。散々やってきておいて」
紅莉栖「だって……もう、これじゃ、岡部のそばにいれない……。岡部が、近くにいてくれない……」
岡部「……」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:10:44.91 ID:DPix5sSf0
紅莉栖「気持ち悪かったよね……ごめん、岡部……。本当に、ごめん……」
紅莉栖「もう、しないから……絶対しないから……っ。私は、岡部の、近くにいたい……」
岡部「……」
紅莉栖「もう、しないから……絶対しないから……っ。私は、岡部の、近くにいたい……」
岡部「……」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:13:20.21 ID:DPix5sSf0
岡部「……馬鹿が」
紅莉栖「っ!」
岡部「俺はさっき、今更どうしたと言った筈だ。貴様の奇行の一つや二つで、態度など変えるものか」
紅莉栖「え……」
紅莉栖「っ!」
岡部「俺はさっき、今更どうしたと言った筈だ。貴様の奇行の一つや二つで、態度など変えるものか」
紅莉栖「え……」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:15:39.88 ID:DPix5sSf0
岡部「ふん、俺は貴様が重度なHE ●●だと、前から言っていたはずだが。今回ので裏付けがとれただけにすぎん」
紅莉栖「う、うるさい……」
岡部「……それに、だ」
紅莉栖「?」
岡部「ま、まぁ、これもひたむきな想いの表れとでも思えば、その、悪くないではないか! もっとも、ヤンデレは御免だがな!」
紅莉栖「岡部……」
紅莉栖「う、うるさい……」
岡部「……それに、だ」
紅莉栖「?」
岡部「ま、まぁ、これもひたむきな想いの表れとでも思えば、その、悪くないではないか! もっとも、ヤンデレは御免だがな!」
紅莉栖「岡部……」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:18:39.05 ID:DPix5sSf0
岡部「……も、もういいだろう! 俺はシャワーを浴びるぞ! ジョジョーッ!!」
紅莉栖「岡部……!」ぎゅぅ
岡部「ぬおぅ?!」
紅莉栖「岡部……!」ぎゅぅ
岡部「ぬおぅ?!」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:21:00.05 ID:DPix5sSf0
岡部「な、なんだ?! まだ何か言いたいことがあるのか?!」
紅莉栖「……もっと」
岡部「ふぁっ?!」
紅莉栖「もっと……すごいこと、したい……」
岡部「ぬっ……!?」
紅莉栖「……もっと」
岡部「ふぁっ?!」
紅莉栖「もっと……すごいこと、したい……」
岡部「ぬっ……!?」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:23:22.72 ID:DPix5sSf0
紅莉栖「岡部は……?」
岡部「お、れ……は……」
紅莉栖「岡部は……私と、もっと……したい……?」
岡部「……っ」
岡部「お、れ……は……」
紅莉栖「岡部は……私と、もっと……したい……?」
岡部「……っ」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:28:20.89 ID:DPix5sSf0
岡部「ああいうのはどうなんだ……ある意味では助手らしいが、少しやりすぎなような」
岡部「いやしかし、ああいう積極性はなかなか……」
岡部「……だぁー! だから流されるなと言ってるのだ!!」
岡部「いやしかし、ああいう積極性はなかなか……」
岡部「……だぁー! だから流されるなと言ってるのだ!!」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:30:39.94 ID:DPix5sSf0
岡部「軍資金はごく僅か、選べるのはどちらか一人のみ……」
岡部「幼馴染助手か、ドHE クリスティーナか……二者択一……!」
ガチャッ
???「まだいるわよ」
岡部「?!」
岡部「幼馴染助手か、ドHE クリスティーナか……二者択一……!」
ガチャッ
???「まだいるわよ」
岡部「?!」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:34:09.87 ID:DPix5sSf0
紅莉栖「岡部が遅いから、わざわざ来ちゃった」
岡部「お、お前は……」
紅莉栖「年上牧瀬さん」
岡部「なん……だと……?!」
岡部「お、お前は……」
紅莉栖「年上牧瀬さん」
岡部「なん……だと……?!」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:37:19.58 ID:DPix5sSf0
紅莉栖「ほら、折角なんだし、私の方も楽しんでから決めましょう? 岡部……」フゥー
岡部「ぬおおぉぉぉ……!」
ガチャッ
???「ぬ、抜け駆けはよくないです!」
岡部「うひょぉっ?!」
岡部「ぬおおぉぉぉ……!」
ガチャッ
???「ぬ、抜け駆けはよくないです!」
岡部「うひょぉっ?!」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:39:53.93 ID:DPix5sSf0
岡部「き、貴様は」
紅莉栖「こ、後輩牧瀬さんです!」
岡部「」
紅莉栖「か、勝手にでてきて岡部さんを攫っていくなんて……非常識です!」
紅莉栖「あら、だって結局はアプローチしたもの勝ちでしょう? それなら少し汚い手を使うのも大人の知恵ってものよ」
紅莉栖「こ、後輩牧瀬さんです!」
岡部「」
紅莉栖「か、勝手にでてきて岡部さんを攫っていくなんて……非常識です!」
紅莉栖「あら、だって結局はアプローチしたもの勝ちでしょう? それなら少し汚い手を使うのも大人の知恵ってものよ」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:42:37.10 ID:DPix5sSf0
ガチャッ
???&???「話はきかせてもらった!」
岡部「もうやだこいつら」
紅莉栖「メイドクーニャンと」
紅莉栖「悪友牧瀬紅莉栖よ!」
???&???「話はきかせてもらった!」
岡部「もうやだこいつら」
紅莉栖「メイドクーニャンと」
紅莉栖「悪友牧瀬紅莉栖よ!」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:45:01.42 ID:DPix5sSf0
紅莉栖「ご主人様、一人しか選べないのなら、色々普段から都合の良いメイドを選ぶのが筋というものでは?」
紅莉栖「わかってないわねぇ、男は気兼ねなく話せる相手っていうのが必要なものよ。ねぇ、岡部?」
岡部「お、俺は……」
紅莉栖「わかってないわねぇ、男は気兼ねなく話せる相手っていうのが必要なものよ。ねぇ、岡部?」
岡部「お、俺は……」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:47:52.68 ID:DPix5sSf0
紅莉栖「岡部……っ」
紅莉栖「おかべー……」
紅莉栖「岡部」
紅莉栖「岡部さん……」
紅莉栖「ご主人様!」
紅莉栖「岡部!」
紅莉栖「オカベー」
紅莉栖「ヽ(*゚д゚)ノカイバー」
岡部「俺は……俺はぁ……!!」
紅莉栖「おかべー……」
紅莉栖「岡部」
紅莉栖「岡部さん……」
紅莉栖「ご主人様!」
紅莉栖「岡部!」
紅莉栖「オカベー」
紅莉栖「ヽ(*゚д゚)ノカイバー」
岡部「俺は……俺はぁ……!!」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:50:09.96 ID:DPix5sSf0
岡部「……んっ」
紅莉栖「?!」ビクゥッ
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:52:56.44 ID:DPix5sSf0
岡部「……ここは」
紅莉栖「や、やっと起きたわね! いい加減起きてくれないと帰りづらいから、どうやって叩き起こそうかと思ってたけど」
岡部「(……誕生日会の後、酒がまわってそのまま寝ていたのか)」
紅莉栖「や、やっと起きたわね! いい加減起きてくれないと帰りづらいから、どうやって叩き起こそうかと思ってたけど」
岡部「(……誕生日会の後、酒がまわってそのまま寝ていたのか)」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:55:13.13 ID:DPix5sSf0
紅莉栖「別にあんたを置いてさっさと帰ってもよかったけど、やっぱり今日の主役を放って帰るのも無神経じゃない?」
紅莉栖「あ、そ、そのブランケットも別にあんたが心配だったわけじゃなくて、風邪でも引かれてうつされたら大変だし?!」
紅莉栖「岡部の寝顔にかまけて帰れなくなったとか、そういうことは絶対全然ないんだからな?!」
紅莉栖「あ、そ、そのブランケットも別にあんたが心配だったわけじゃなくて、風邪でも引かれてうつされたら大変だし?!」
紅莉栖「岡部の寝顔にかまけて帰れなくなったとか、そういうことは絶対全然ないんだからな?!」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 22:57:43.75 ID:DPix5sSf0
岡部「……紅莉栖」ナデナデ
紅莉栖「ふ、ふぇぇっ?! と、突然、名前で呼ぶなぁ……!」
岡部「紅莉栖……」ナデナデ
紅莉栖「あ、う、ん……」
紅莉栖「ふ、ふぇぇっ?! と、突然、名前で呼ぶなぁ……!」
岡部「紅莉栖……」ナデナデ
紅莉栖「あ、う、ん……」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 23:00:04.64 ID:DPix5sSf0
岡部「……幸せの蒼い鳥、か」
紅莉栖「ふぇ?」
岡部「……なんでもない、気にするな」
紅莉栖「ふぇ?」
岡部「……なんでもない、気にするな」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/14(金) 23:03:58.09 ID:DPix5sSf0
夢物語のメーテルリンク
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引用元: ・岡部「ほう、助手がバーゲンセールか」
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