3: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 20:07:17.69 ID:nVLuLw+80

☆第1回の勧誘結果☆
1.○大和亜季(シュウ)
2.○櫻井桃華(レイ)
3.×前川みく(サウザー)
4.○高垣楓(サウザー)
5.×上田鈴帆(サウザー)

☆第2回の勧誘結果☆
6.×双葉杏(ユダ)
7.○輿水幸子(サウザー)
8.○高森藍子(シン)
9.○姫川友紀(シュウ)
10.○イヴ・サンタクロース(ユダ)
11.○鷺沢文香(サウザー)

☆第3回の勧誘結果
12.○安部菜々(ユダ)
13.×諸星きらり(サウザー)
14.○日野茜(シン)
15.×アナスタシア(レイ)
16.×星輝子(レイ)
17.挑戦中:岡崎泰葉(レイ)

4: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 20:09:01.51 ID:nVLuLw+80

5: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 20:09:47.41 ID:nVLuLw+80

★現在の成績
●サウザー
スカウト回数…6回(実質10回)
成功率50%(実質30%)
●シン
スカウト回数…2回
成功率100%
●レイ
スカウト回数…3回
成功率33%
●シュウ
スカウト回数…2回
成功率100%
●ユダ
スカウト回数…3回
成功率66.6%

7: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 20:26:39.81 ID:nVLuLw+80

・・・
・・・・・
=======
(ミニチュア家具専門店)


泰葉「はぁぁ……」

泰葉「(可愛いなぁ…)」

泰葉「(丁寧に作り込まれた凝った造形に、インテリアの品揃えも豊富だし…)」

泰葉「(人形なんて、すごく愛らしくて、今にも喋り出しそう…)」

泰葉「ううん……」

泰葉「(制作キットも欲しいけど、新しいパーツで妥協するかな…)」

泰葉「(………)」

泰葉「(誰にも……見られてないかな)」

泰葉「(ちゃんと変装はしてきたけど……まあ、私だと気付かないよね…?)」

泰葉「………」

泰葉「よし、制作キットを買おう……うん」

9: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 20:40:00.76 ID:nVLuLw+80

======
(商店街)


泰葉「さてと……」

泰葉「目的も果たしたし、もう少し時間を潰して帰ろうかな…」

泰葉「久々のオフだし、自分の好きなことをしよう」

泰葉「どこか、喫茶店でも…………?」


ザワザワザワザワ…
ザワザワザワザワザワ……


泰葉「……?」

泰葉「何だろう、あの人だかり……」

泰葉「……」チラッ





レイ「き、キノコ……」ズルズル

レイ「誰か、キノコを……くれ……」ズルズル

レイ「……」ズルズル




泰葉「……」

11: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 20:41:11.36 ID:nVLuLw+80

泰葉「(あれは……確か……)」グイッ

泰葉「あの、すみません……通して下さい」グググ



レイ「……」

泰葉「あの……レイ、さんですか?」

レイ「……」

レイ「だ、誰だ………お前は……」

泰葉「こんな所で這いつくばって、どうしたんですか? 何かの撮影…?」

レイ「お前は………お前は確か……」

泰葉「……」

レイ「た、頼む……禁断症状で死にそうなんだ…」

泰葉「禁断症状……?」

レイ「ぐ……ぐぅっ……」プルプル

泰葉「(クスリかな……この業界では珍しい話じゃないと聞くけど…)」

レイ「き、キノコ……キノコを……」ズル…

泰葉「(キノコ……やっぱり)」

泰葉「(…マジック何とかって言う名前の、ドラッグを…)」

レイ「しいたけでも何でもいいから……」

泰葉「……」

泰葉「……え?」

13: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 20:47:18.15 ID:nVLuLw+80

・・・
・・・・・
======
(30分後 喫茶店)


レイ「ふー……」カチャ

レイ「馳走になった。最近はキノコを見るか腹に入れるかせんと、精神の安定を保てんのだ」

泰葉「何ですか……それは…」

レイ「お前は確か……○×プロダクションのモデル……岡崎泰葉、だったな?」

泰葉「最近、合併したんです。今は『帝都グループ』と言います」

レイ「はあ……帝都……?」

泰葉「以前、ドラマで一緒に出演させて頂いた時は…」

泰葉「落ち着いた性格の中に、静かな闘志を爛々と輝かせる、最近でも珍しいタイプの人だと思いました」

レイ「……芸能界でもベテランのお前に、そう一目置かれていたのなら、光栄だな」

泰葉「今では南斗DE5MENのレイと言えば、芸能界の男性の中で屈指の人気を誇る人物です」

泰葉「抱かれたい男性ランキングにも、トップ勢に食い込みましたしね…」

泰葉「ドラマのみならず、CM、バラエティ、歌も踊りも卒なくこなす貴方が……」

レイ「………」

泰葉「なぜ、こんな寂れた商店街のタイルに横たわっていたのですか?」

泰葉「付近に居たのがお年寄りばかりだったので、貴方だと気付かれずに大きな騒ぎにもならなそうですが……」

レイ「……」

14: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 20:56:18.72 ID:nVLuLw+80

レイ「最近……仕事運びが芳しくなくてな……」

泰葉「まあ……分かります。難しい世界ですからね」

レイ「荒んだ心を落ち着けるために目に付いたのが……キノコだった」

泰葉「………?????」

レイ「地味で矮小だが、ひっそりと力強く、懸命に真っ直ぐに育つその姿勢は……心が打たれるものがあった」

レイ「そして陰鬱な見た目に反し、中身はとても美味だ。人間不信に陥った俺がハマるのも、そう時間はかからなかった」

泰葉「そ、そうですね……人には色々な趣味がありますし…」

泰葉「……お仕事、上手く行ってないんですね」

泰葉「最近テレビでお見かけした時は、そうは思いませんでしたけど…」

18: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 21:02:09.11 ID:nVLuLw+80

レイ「ふん……まあ、すぐにでも威信を取り戻して見せよう」

レイ「緩い世界だ。金をチラつかせれば、上層部などコロっと堕ちる…」グチグチ

レイ「強い精神を持てば、対外関係の問題など簡単に払拭できよう」

レイ「(そうだ……、もう一度チャンスを貰えさえすれば……使った資金を回収し…)」

レイ「(しっかりとしたアセスメントを心掛ければ……勧誘など簡単なのだ…!!!)」

泰葉「……」

泰葉「随分、簡単に言いますね…」

レイ「……ん?」

泰葉「年は下ですが、経歴は貴方より長い私から言わせて貰いますが……」

泰葉「何事も軽んじない事が大切です。代わりなど、幾らでもいるのがこの世界です」

レイ「………」

23: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 21:07:53.39 ID:nVLuLw+80

泰葉「所詮は金………そう言いましたね?」

泰葉「……っ」

泰葉「そうです……その通りです。私たちなんて所詮、利益を生む出す道具でしかないんです」

泰葉「……」

泰葉「人間性なんて……二の次です。随所随所でキャラを作れば良いんですから……」

泰葉「ええ、確かに簡単かもしれないですね。上の方針に逆らわなければ……それで生き残れる世界なんです…」

レイ「………」

25: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 21:15:42.33 ID:nVLuLw+80

レイ「何やら……」

レイ「屈折した価値観を持っているようだな…」

泰葉「!」ガタッ

泰葉「屈折……?」

泰葉「わ……私が、おかしいと言うんですか?」

泰葉「い、今の貴方達は、半分はイロモノ扱いです! あまり天狗になり過ぎず、自分の立ち位置を見直す事をお勧めします…っ!」

泰葉「………」

レイ「…」

レイ「ふふっ……確かにその通りだ。俺達はイロモノだな、自覚してるよ」

レイ「……その年で、俺達より色々な物を見て来たのだろう。お前の考えは間違っているとは言わないさ。言う資格も無い」

レイ「ただ……少し哀れに思えてな」

レイ「そんな気構えでは窮屈ではないかね?」

泰葉「……余計なお世話です。私は、充分楽しんでますから。この仕事を…」

レイ「……それなら良いんだ。不要な世話を焼く仲でもあるまい」

レイ「今日は助かった。後日、必ず礼に伺おう」スッ

泰葉「……結構です」

レイ「フッ………では、また仕事場で会おう。いずれな……」

泰葉「……」

27: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 21:26:48.13 ID:nVLuLw+80

泰葉「……」

泰葉「……」

泰葉「華やかだけな世界じゃないんです……そんなこと、私が一番分かってる…」

泰葉「最低ですね……私も。自分のキャリアを振りかざして……」

泰葉「……」

泰葉「……哀れ? 私が…?」

泰葉「………」

泰葉「……はぁ…」

泰葉「もう帰ろう…」

カタッ

泰葉「……!」

泰葉「パスケース? きのこ型の…」ヒョイ

泰葉「レイさんの私物? 忘れて行ったのかな…」

泰葉「……」



●安価(重要)
1.何やら女の子の字体で書いてあるその住所まで、自分が直接届ける
2.プロダクションに連絡を入れ、そこで預かって貰う
3.とりあえず無くて困るものは無さそうなので、自分が預かっておく
4.その他(内容自由)
↓2

29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/03(金) 21:28:01.76 ID:IXQ0ozSg0

35: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 21:44:49.16 ID:nVLuLw+80

泰葉「(住所は……案外近くですね…)」

泰葉「(まあ無くて困りそうなものは無いですが……無いと不安な物かもしれないですね…)」

泰葉「(今日はオフですし、届けましょうか…)」

泰葉「……」

泰葉「(でも……この字体…なんか…)」

泰葉「(妙に女の子っぽいというか……勘違いでしょうか?)」

泰葉「……きのこのパスケース……キノコ?」

泰葉「…??」


・・・・・
・・・


●安価
???
(+(×2))
↓1

36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/03(金) 21:45:33.46 ID:q+LltOAao
きのこ

38: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 21:46:46.61 ID:nVLuLw+80
??? 92/???


・・・
・・・・・
======
(同時刻 346プロダクション 会議室)


サウザー「……」

ちひろ「……」

ちひろ「…あの」

ちひろ「これ、何ですか…?」

サウザー「え? 一目瞭然じゃない?」

サウザー「北斗の拳イチゴ味アニメ化記念を祝した、聖帝軍タペストリー」

サウザー「こちらはキャストオフ式、1/8サイズのサウザーフィギュア」

サウザー「どちらも非売品です。レアです」

ちひろ「は、はあ……」スッ

サウザー「これ、社長にプレゼントしてくれる? あと北斗の拳イチゴ味全巻セットも」ドン

ちひろ「ちょ、直接渡したら如何です? 社長も……写真だと柔和そうですが、かなり怖い一面もあるので…」

サウザー「はぁん? 俺とどちらが怖いと云うのだ??」

ちひろ「勿論……我が社長です」

サウザー「………」

サウザー「…………」スッ

サウザー「ならば直談判しようではないか。案内しろ」ボキボキ

ちひろ「わ! 分かりましたッ!! ごめんなさい!! 渡しておきます…」

39: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 21:58:44.44 ID:nVLuLw+80

サウザー「それで?」

ちひろ「はい。今回の、346プロダクションと7610プロダクションの共催イベントですが…」

ちひろ「チーム対抗『トークバトルショー』に決定しました」

ちひろ「このイベントは、前々回のアイドルサバイバル、前回のLIVEツアーカーニバルとは違い…」

ちひろ「バラエティに特化した新企画であり、全国ネットで放送されます」

ちひろ「今回ばかりは、我が社も慎重に臨みたいと考えています」

ちひろ「ですので、若干の荒削りな部分は有りますが、どうぞお力添えをお願いします」

サウザー「フン……良いだろう」

40: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 22:00:27.42 ID:nVLuLw+80

ちひろ「今日は概要をお伝えするために、お越し頂きました」

サウザー「トークッ!」バンッ

ちひろ「??」

サウザー「フフフ……この俺が最も得意とする分野ではないか…!!」

ちひろ「そうなんですか?」

ちひろ「でも、貴方に限らず、南斗聖拳の方々は話術より体を使ったアクションが得意そうですが…」

サウザー「……それ、俺達が脳筋という事かね? んー?」

ちひろ「ち、違います! 言ってませんよソンナコト……」

サウザー「まあ良い。では……試しに、今、練習として世間話に興じてみよう…」

ちひろ「今ですか?」

サウザー「俺の巧みな話術で、貴様を骨抜きにしてやろうではないか…!」

ちひろ「まあ、良いですけど……」

41: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 22:06:45.37 ID:nVLuLw+80

サウザー「フフフフ……こんにちは」

ちひろ「こ、こんにちは」

サウザー「最近、俺、シュノーケルを買ったんですが…」

ちひろ「ああ、潜水の道具ですね?」

サウザー「……」

サウザー「…髪切った?」

ちひろ「(と、唐突ッ!)」

ちひろ「切ってませんけど…」

サウザー「香水変えたか?」

ちひろ「特に付けてません…」

サウザー「……」

サウザー「貴様も生き遅れた身分でありながら、女の嗜みと矜持を捨ててはいかんではないか…」

ちひろ「よ、余計なお世話ですっ!」

ちひろ「(ほ、骨抜きにしようとしてますか!? コレ!?)」

サウザー「女は華を持たねばならん生き物だ。しかし、貴様にはその品性の欠片も感じられん……」

サウザー「貴様から漂うのは流行の香水の匂いでは無く、金のカビ臭さだ……卑しい金の亡者めが……」

ちひろ「……」

サウザー「その金を、自分のアイドルの将来のために使ってやろうという精神すら持ち合わせておらんのか、貴様は……」ニヤニヤ

ちひろ「……っ」

42: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 22:15:08.73 ID:nVLuLw+80

ちひろ「私は……」

ちひろ「幼い時、家庭が貧しくて……」

サウザー「フン、下らん身の上の話か…」

サウザー「…それこそ一銭の価値も生まんわ。自分に酔うとは、上に立つ者として最も愚かで有るまじき行為だ」

ちひろ「……」

ちひろ「両親の会社経営も軌道に乗らず、小さい私はいつも、二人の苦しむ背中を眺めて育ちました……」

ちひろ「碌に構って貰えず、いつも一人で遊んでいましたよ。でも、我慢しました」

ちひろ「だって、二人の仕事の邪魔をしたらいけないと、分かってましたから…」

ちひろ「二人は、何とか幸せな生活を送ろうと、頑張ってたんですから……」

サウザー「………」

ちひろ「でも、学校のテストで100点満点を取った時は、二人は褒めてくれました!」

ちひろ「その時だけは、『ああ、やっぱり、私のお父さんとお母さんなんだ』と思いましたね」

ちひろ「…………嬉しかったなぁ」

サウザー「……フン」

43: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 22:18:00.77 ID:nVLuLw+80

ちひろ「ですが……」

ちひろ「ある日、小学校から帰って来た時……、私は異変に気付いたんです」

サウザー「……ほう?」

ちひろ「家財道具も、お気に入りの服も、一切合切………家から無くなっていたんです」

ちひろ「……」

ちひろ「ただ……呆然と立ち尽くしました。何が起こったのか理解できず、ひょっとしたら家を間違えたとすら思いましたね」

ちひろ「蒸発したんです。10歳の私を残して。両親は……」

サウザー「……」

ちひろ「その後、私は養護施設に入れられて……学校に通い続けました」

ちひろ「当然、いじめられたりもしました。ボロボロの、同じ服しか着て来ないんですから」

ちひろ「給食費泥棒とか、妖怪とか……まあ今思えば幼稚ですが、酷い罵倒も受けました」

ちひろ「けど……その服だけは、ずっと今でも持っています。私と両親との、唯一の繋がりですから…」

サウザー「……」

ちひろ「親としてあるまじき仕打ちですが……恨んではいません」

ちひろ「生きるために、仕方のない事ですから」

44: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 22:22:01.36 ID:nVLuLw+80

ちひろ「……私は、心に誓いました」

ちひろ「両親を反面教師にして非難するより、あの人達が目指した事を成し遂げたいと……」

ちひろ「だって、私は………二人が、大好きでしたから」

サウザー「……」

ちひろ「勿論、それは会社経営です」

ちひろ「自分の会社を立ち上げる、そのためにコツコツとお金を貯めているんです」

ちひろ「まあ………お金の大切さは、身に染みて理解していますから。余所から見たら卑しい守銭奴とか言われても当然かもしれませんね……ふふっ…」

ちひろ「…………」

ちひろ「……おかしいですよね? 下手したら、両親と同じ末路を辿るかもしれないのに」

ちひろ「でも、それはきっと…」

ちひろ「…名を挙げて、会社に私の名を刻んで……」

ちひろ「両親に見て貰いたい、目を向けて欲しい…」

ちひろ「100点のテストを採った時のように、私を褒めて欲しい……」

ちひろ「そんな、馬鹿みたいな気持ちが……」

ちひろ「まだ私の心の奥底に、眠っているからかもしれないですね…」

サウザー「……」

ちひろ「……笑っちゃいますよね。何処にいるか、生死も分からない人に、未だに囚われている馬鹿な女が……」

ちひろ「一丁前に、雲をつかむ様な壮大な夢を語って…」

サウザー「……」

45: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 22:32:31.39 ID:nVLuLw+80

ちひろ「けど……」

ちひろ「今は正確には、自分の会社を立ち上げる事ではなく、違う目標のためにお金を貯めています」

ちひろ「会社経営を諦めたワケではないですけど……今は、別のやりたい事を見つけたんです」

ちひろ「……」

ちひろ「それが、この仕事です」

ちひろ「あの時の貧乏だった自分位の、年端も無い少女達が……」

ちひろ「綺麗な衣装を着て、キラキラと輝く照明と、色とりどりのサイリウムが織り成す幻想的な世界の中、嬉しそうに笑って、舞い歌う」

ちひろ「その笑顔を守りたい。笑顔を届けるお手伝いをしたい、と…」

ちひろ「私が決して味わう事の無かった幸せを、彼女達に掴んで欲しい……」

ちひろ「……」

ちひろ「……彼女達が笑ってくれれば、それだけで私は幸せなんです」

ちひろ「まるで、それは一つの家庭のような職場と、この仕事に従事出来て…」

ちひろ「私は、今、とても幸せです」

ちひろ「本当の笑顔はお金では買えませんからね……この仕事をしていると、改めて、そう思います」

サウザー「………」

サウザー「……………」

46: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 22:39:54.80 ID:nVLuLw+80

ちひろ「……」

サウザー「……」

ちひろ「すみません、なんか悦に浸っちゃって…」

サウザー「……いや、構わん」

ちひろ「泣いてます?」

サウザー「泣いてません」

ちひろ「声が掠れてますよ?」

サウザー「掠れてません」

ちひろ「骨抜きになりました?」

サウザー「なってません」

ちひろ「……」

ちひろ「……とまあ…」

ちひろ「長々と、3流ドラマの脚本みたいなトークはこれで終わりにして…」

サウザー「!?」ガタッ

サウザー「き、貴様…ッ! つ、作り話か!!」プルプル

サウザー「以前、演劇の打ち合わせでも、似た様な事をしていたな……貴様ァ…!!」プルプル

ちひろ「……………」

ちひろ「………作り話……だと思いますか?」

サウザー「ッ!?」

サウザー「ぬぐぅ…ッ」

ちひろ「………♪」


48: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 22:46:05.28 ID:nVLuLw+80

ちひろ「話を戻しますね?」

ちひろ「今みたいに、何気ない日常の会話から、急な対人非難、そして謎のシリアスな自分語り、エトセトラ……」

ちひろ「お題に沿って、様々なトーク合戦をしてポイントを競うのが『トークライブショー』です」

サウザー「俺の得意分野だ…」

サウザー「得意分野だから……」

ちひろ「(あの様子では、絶対不向きですね……)」

ちひろ「5人一組でチームとし、7610プロで2つ、346プロで2つ」

ちひろ「計4つのトークチームで鎬を削り、頂点を決めたいと思います」

サウザー「いいの? 得意分野だよ? 仮にも王だよ? 聖帝だよ?」

サウザー「話術での人心掌握とか、お手の物だよ?」

ちひろ「まあ……、貴方もそうですが、ウチのアイドルも個性豊かなラインナップなので……」

ちひろ「あまり順位に固執せず、会場を沸かせる会話のキャッチボール……いえ、会話のドッチボールを期待していますよ」

サウザー「フフフ……ドッチボールなど生っちょろい。会話のアメリカンフットボールと洒落込もうではないか!」

ちひろ「(あ、アメフト…?)」

50: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 22:53:05.44 ID:nVLuLw+80

ちひろ「あと…」

ちひろ「ひとつ言い忘れましたが…」

サウザー「許さん。磔刑」

ちひろ「ご、ごめんなさい…」

サウザー「早く言え」

ちひろ「チーム毎に、一名のアイドルを、サポートとして付けて貰います」

サウザー「………サポート?」

ちひろ「はい。あくまで『応援アイドル』という銘ですが…」

ちひろ「構想としては、チームが会話に詰まった時の、無茶振りやツッコミなど、柔軟に対応するポジションですね」

ちひろ「また、カンペを出したりもして、チームを陰ながらサポートする人物です」

サウザー「成程な…」

サウザー「会場を沸かせるのが『チーム』であれば、チームを沸かせるのが『応援アイドル』というワケか……」

ちひろ「ああ、確かに! 言い得て妙ですね! 概ね、そんな形になると思います」

サウザー「フフフ……そうであろう?」

51: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 22:54:08.39 ID:nVLuLw+80

ちひろ「また、今回のトークショーには『ポイント横取りチャンス』というボーナスタイムがあります」

サウザー「ほほう…?」

ちひろ「具体的内容はまだ検討中ですが……」

ちひろ「一発アンケートや、クイズ、ファッションショーなど、そういったゲーム感覚の勝負でポイント奪取を狙うものです」

ちひろ「その時には、先程言った『応援アイドル』に活躍して貰うので…」

ちひろ「『応援アイドル』の選抜は、会話に臨機応変に対応出来、かつ、ゲームで優位に立てそうな感性豊かな人材をオススメします」

サウザー「ゲーム感覚か……」

52: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 22:55:50.65 ID:nVLuLw+80

ちひろ「……あと、最後に重要なことをお話します」

サウザー「はぁん? まだ何かあるのか?」

ちひろ「はい。注意点などでは無く、トークに関わることです」

ちひろ「今回はあくまで『フリートーク』ですが……」

ちひろ「『題材』と、そのための『準備』を、予め打ち合わせて貰って構いません」

サウザー「……」

サウザー「イマイチ、要領を得んな……詳しく話せ」

ちひろ「ええと……」

ちひろ「例えば……貴方の好きな食べ物は何ですか?」

サウザー「カレーです」

ちひろ「……」

ちひろ「…………ぷっw」

サウザー「お前………」

サウザー「今回調子に乗り過ぎじゃない? さっきの嘘話といい………蹴るよ?」

54: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 23:00:10.89 ID:nVLuLw+80

ちひろ「失礼。では仮に本番で、好きな食べ物や行き付けのお店……というトーク内容に全体が傾いたとします」

サウザー「ああ」

ちひろ「そうしたら、そのカレーのお店の写真や、用意できるのであれば、実際の商品をスタンバイさせてもOK……ということです」

ちひろ「本番でそのトークに流れを持って行き、用意した品物を活かすのは、『チーム』と『応援アイドル』の腕次第ですが……」

サウザー「成程……そういう訳か」

サウザー「では仮に『友達』という題材であれば、スタジオに聖帝軍親衛隊をなだれ込ませても良いワケだな?」

ちひろ「あくまで『大人』の行動を節度を守って、お願いしますね?」

57: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 23:02:59.01 ID:nVLuLw+80

ちひろ「開催概要と詳細、枠組みが固まり次第、メールで連絡しますので…」

サウザー「良いだろう。しかし、今回はこういったトーク型バラエティとはな……」

ちひろ「?」

サウザー「このような企画は、人件費は置いておいて、セット費用は格段に安く組み上がり…」

サウザー「ボロ儲け出来ると聞いたことがある」

ちひろ「でも、会話でお茶の間の関心を得るのは、キャラクターを売り込み人気を獲得できる、簡単で最適な手段だとは思いませんか?」

サウザー「フン……都合のいい事を言いおって……拝金主義者めが…」

ちひろ「………えっ?」

サウザー「い、いや、何でもない」

サウザー「………」

ちひろ「(ふーん………)」

58: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 23:04:23.02 ID:nVLuLw+80
サウザー「……」

サウザー「ところで…」

ちひろ「はい?」

サウザー「さっきの話、本当?」

ちひろ「さっきの………ああ、私の回想ですか?」

サウザー「……」

ちひろ「そうですねぇ…」

ちひろ「…ご飯を奢ってくれたら、もう少し語っても良いですよ?」

サウザー「!?」

サウザー「調子に乗るな!! 下民の分際で!!」バンッ

ちひろ「……」

ちひろ「下民……そうですよね…」

サウザー「!!」

ちひろ「私なんて所詮、低所得階級の家庭に生まれ育った、卑しい下民です…」

ちひろ「一日ご飯にありつくのも、精一杯で…」

サウザー「………」

ちひろ「はぅ……おなかすいた…」グゥゥ

サウザー「………」

サウザー「……………」

サウザー「本当に教えると云うのなら……連れて行ってやらんでも無いが……」

ちひろ「!!」

ちひろ「本当ですかっ!! やったぁー♪」

ちひろ「じゃあ、回らないお寿司に行きましょう♪ 私、下民なのでテレビでしか見た事が無いんですよ♪」

サウザー「ぐ、ぐぬ……!」プルプル

・・・・・
・・・


59: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 23:12:06.18 ID:nVLuLw+80

・・・
・・・・・
======
(同時刻 7610プロダクション 会議室)


シュウ「おい、レイは捕獲出来たのか?」

シン「それがだな……」

シュウ「?」

シン「奴が根城にしていたという洞穴に軍を向かわせたが…」

シン「もぬけの殻だった。何処ぞで野垂れ死んでるのやもしれんぞ?」

シュウ「……」

シン「呼びかけに応じず、念のために火炎放射機と手榴弾で洞穴を攻撃したが、反応は無かったな」

シュウ「気配を察知し、逃げ出したのかもしれん」

ユダ「……奴の行き場所に、心当たりが無くは無い…」

シン「ん?」

60: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 23:17:41.87 ID:nVLuLw+80

ユダ「先日スカウトし損ねた……何と言ったか」

シュウ「星輝子だ」

ユダ「ああ。ひょっとして、ソイツの家に上がり込んでいるのかもしれん」

シン「まさか……15歳の女子の家に居候だと?」

ユダ「しかしあの意気投合具合から察するに、頼る可能性は大きい」

ユダ「何より、それまで一番可能性があった櫻井桃華の反応は無かったからな」

シュウ「あまり考えたくは無いが……念のため、誰か向かわせるか?」

ユダ「そうだな……我らが赴いても効果は薄い。フミフミーこと鷺沢文香か、橘ありすを送り込もう」

ユダ「それならば、奴もぞんざいに扱わんだろう」

シン「近々イベントが始まるという、このクソ忙しい時期に……」

ユダ「全くだ。要らん手間を掛けさせおって…」

シュウ「どちらでもいいが、迅速な対応で当たろう」

シュウ「今回は人手不足だ。一人でも人材は多い方が楽だからな…」



●安価
1.商品企画課を向かわせる
2.雑用兼司書を向かわせる
↓1

61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/03(金) 23:18:01.82 ID:lvD4ROJUO
2

64: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 23:24:18.30 ID:nVLuLw+80

・・・
・・・・・
======
(星輝子の自宅)


泰葉「……」

泰葉「案外、庶民的な所に住んでいるんですね」

泰葉「(表札は……星、星レイ?)」

泰葉「……」ピンポーン

泰葉「……」

泰葉「……」ピンポーン


ガチャ

輝子「……」

泰葉「あ、あの……御免下さい。レイさんはいらっしゃいますか?」

輝子「い、いないけど……」

泰葉「そうですか、では……」ゴソゴソ

泰葉「このパスケースが落ちていたので、届けに参りました」

泰葉「レイさんの物だと思うのですが、渡しておいて下さい」

輝子「フヒ……これは、私のですね…」

泰葉「……え?」

66: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 23:33:49.08 ID:nVLuLw+80

輝子「彼に、貸していたんだっけ……定期が無いとか言ってたし…」

泰葉「そ、そうですか」

輝子「あの……」

泰葉「……?」

輝子「岡崎泰葉……ひょっとして…?」

泰葉「!!」

泰葉「(しまった……帽子を被って無かった…)」

輝子「ふ、フヒヒ……あ、あの……よくテレビで見てました…」

輝子「よ、良ければサイン、貰えませんか…?」

泰葉「あ、ええ……構いませんが」

輝子「色紙、探してきます……待ってて」

泰葉「(ううん……)」

泰葉「(妹? にしては……年が少し離れている気も……)」

泰葉「(親戚かな…?)」

泰葉「(あまり似ていませんけど……)」




輝子「…お願いします」

泰葉「あ、はい」

輝子「……♪」ワクワク

泰葉「…………」


●安価
岡崎泰葉の行動・発言
1.プライベートを探るのは失礼だ。何も言わずサインを書いて立ち去る
2.少し気になったことを聞いてみる
3.パスケースの用途について少し尋ねる
↓2

68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/03(金) 23:34:46.39 ID:/DkxKFu3O
2

71: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 23:43:45.35 ID:nVLuLw+80

泰葉「はい、どうぞ」

輝子「あ、ありがとう…!」ガシッ

泰葉「あの……」

輝子「フヒ?」

泰葉「レイさんの……妹さんですか?」

輝子「私は……トモダチです」

泰葉「友達………ああ、パスケースを貸していたのも、それで納得がいきました」

輝子「……彼は、最近から、ウチに住んでいる」

泰葉「へえ………」

泰葉「…………」

泰葉「えっ!!?」

輝子「な、何かおかしいですか?」

泰葉「こ、この一軒家……に!? か、彼の自分の家は?」

輝子「フフフ……」

泰葉「…!!」

泰葉「(き、気になる…!)」




レイ「おや、岡崎泰葉……?」

泰葉「あっ!」

レイ「一体どうしたんだ、こんな所まで…」

泰葉「………!!」

泰葉「し、失礼しました!」ダッ

レイ「お、おい…」

輝子「……?」






泰葉「(な、何かイケない事情に足を突っ込んだ気がする……!)」



●安価
???+
↓1

72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/03(金) 23:44:21.05 ID:NDzb1yal0
a

75: ◆IChdy0b67U 2015/07/03(金) 23:57:54.72 ID:nVLuLw+80
??? 92→97/???


ドンッ


泰葉「あっ!」

文香「っ…!」ドタッ

泰葉「す、すみません! 大丈夫ですか?」

文香「あ…ハイ…」

泰葉「……!」

泰葉「(こ、この人は……確か先月の公演で話題になっていた、あの……)」

レイ「ん? 文香じゃないか、どうした?」

泰葉「ひゃあっ!?」ビクッ

泰葉「(い、いつのまに背後に…!!!)」ドキドキ

文香「……実は…」

文香「後日行われるトークイベントに関して、お伝えしたい事が…」

レイ「何だ、奴らの差し金か……」

泰葉「!」

泰葉「(トークイベント?……確か、それって……)」

輝子「……」ヒョコ

レイ「折角だ、岡崎泰葉に事情も聞きたい所だし……」

泰葉「い、いえ! 大丈夫です! 誰にも口外しませんから…!」ビクビク

文香「……?」

輝子「なら……ウチ、使っても良い…」

輝子「社外秘の機密とか、聞かれたくないなら……別に大丈夫」

レイ「そうだな……」



●安価
レイの発言
1.悪いが、今回はマイフレンドには席を外して貰おう
2.俺は気にしないが……二人が困っても仕方ないしな…
3.急で申し訳ない。別に、どこか落ち着ける店でも探そう
4.じゃあ、遠慮なく使わせて貰おうか。
↓2

77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/03(金) 23:58:53.68 ID:SxxCRxGwO
3

83: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 00:05:28.74 ID:a0O2WqOu0

レイ「急に申し訳ない。別に、どこか落ち着ける店でも探そう」

輝子「そうか……まあ、当然だな…」

輝子「あまり遅くなったら、ダメだからな……」ヒラヒラ

レイ「ああ。帰りにお土産でも買って来るから」

輝子「またね……」トコトコ

泰葉「……!」

泰葉「(遠ざけた……やっぱり、そういう関係…!?)」

レイ「じゃあ、何処かで落ち着ける店でも探そうか」

レイ「文香よ、腹は空いてるか?」

文香「……心配なさらず…」

文香「騒がしい所で無ければ、気にしません…」

レイ「また似たような場所で申し訳ないが、どこか喫茶店でも入ろう」

レイ「岡崎泰葉も、それで構わないな?」

泰葉「は、は、……はぃ…」

泰葉「………」


84: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 00:17:20.18 ID:a0O2WqOu0

【岡崎泰葉との新密度】

・齢16歳にして芸能界のベテラン、岡崎泰葉は、この業界の暗部を垣間見ている
・彼女を『帝都グループ』の元斗一派から引き抜くには、心の理解を深め、この業界への新たな活路を示す必要がある
・しかし、現在のレイは度重なる失敗続きで荒みきっているため、彼女に対するアプローチの予測が不可能


・今回の共催イベント『トークバトルショー』では、色々な裏話なども通じて、彼女の様々な一面が露わになる筈である
・ベテランの彼女のプライドは高いが、自分を磨くことに真摯な姿勢を上手に利用し、南斗一派に関心を向けさせることが、勧誘の鍵となる



★最大値2000
★安価で随時プラス
★行動で随時プラス
★トーク内容で大幅プラス
★何も差し障りの無い行動やトークだと、数値は変動せず
★最大値到達で、勧誘は確定する


現在値 97/2000

88: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 00:23:12.42 ID:a0O2WqOu0

======
(喫茶店)


文香「……」

レイ「……」

泰葉「…………」

レイ「それで、どういう言伝だ?」

文香「ええと……まずは一つ目は…」

文香「とりあえず……プロダクションに帰還せよ、との事です…」

文香「失敗は誰にでもあります……気を落とさず…」

レイ「ふん……」

レイ「断る。奴らに嘲笑われるのが、目に見えている」

レイ「何か奴らを見返す様な手柄でもこさえなければ、俺のプライドが許さん」

文香「手柄……」

泰葉「……?」

泰葉「(話がよく見えません……彼は、自分の意志でプロダクションを後にした…?)」

泰葉「(仕事の失敗と言っていましたが……彼本人の独断専行でしょうか……)」

文香「あと……」

文香「近日中に行われる、共同イベントについてです……」


●安価(かなり重要)
岡崎泰葉の発言
1.まず、レイの失敗を聞いてみる
2.まず、レイの望む手柄について聞いてみる
3.まず、イベント概要について聞いてみる
4.まず、星輝子との関係を聞いてみる
↓2

90: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 00:23:52.99 ID:Y/qQMZzAO
4

93: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 00:33:32.53 ID:a0O2WqOu0

泰葉「あの、つかぬ事と伺ってもよろしいでしょうか?」

レイ「ん?」

泰葉「他人のプライバシーに触れるのはあまり好ましくないと思うのですが…」

泰葉「それでも、関わってしまった以上、しっかりと内容を把握しておきたいのです」

泰葉「あの少女と……トモダチと聞きましたが……」

泰葉「い、居候だとも……聞きました」

レイ「ああ、その事か」

レイ「そうだな……まず、恐らく想像に難くないであろう、如何わしい関係では無いと断言しよう」

泰葉「……」

レイ「最近知り合った友達だ。俺が傷心した所に出会い、凄まじく意気投合してな…」

レイ「住む家も、戻る場所も無くした俺に、寝床の提供を申し出てくれた……本当に良い奴だ」

文香「………」

泰葉「一つ、伺います。彼女は芸能関係者では無いのですね?」

レイ「ん、ああ。無関係だ」

泰葉「でしたら……!」

泰葉「もしこの事実が捏造され衆目に晒された時、貴方は彼女の事をどうするんですか…!」

レイ「パパラッチ……捏造ゴシップに上げられると言いたいのか」

泰葉「勿論です!」

94: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 00:53:32.00 ID:a0O2WqOu0

泰葉「別に芸能関係者がゴシップ記事で破滅しようが、私は関知しませんが…!」

泰葉「自分の立ち位置を分かっていますか!?」

泰葉「貴方は、今かなりの注目を集める芸能人です。いつどんなトラブルと隣り合わせなのか…!」

泰葉「それを、無関係の純粋な……彼女を簡単に巻き込むような行動をして…」

泰葉「貴方は、責任が取れるんですか……?」

レイ「……」

文香「……」

泰葉「……っ」

泰葉「…すみません。つい声が大きくなりました…」

レイ「いや、構わん」

レイ「岡崎泰葉……お前は優しいな…」

泰葉「……忠告です」

レイ「お前は、芸能界の汚い部分を色々と見て来たのだろう。そういった所に目がいってしまうのも当然だ…」

レイ「だが、これは俺達二人の問題だ。好きにさせて貰う」

レイ「もし、そこに薄汚いネズミ共が介入しようなら、即刻切り刻んで肥料にしてやる。キノコのな」

泰葉「そんな暴挙が……マスコミや世間一般に対して、まかり通ると思うんですか?」

レイ「当然だ。まかり通す。掛け替えのない友を想う行為に、なんの躊躇いがあるのだ」

泰葉「!」

レイ「芸能界の序列、仕来たり、暗黙の了解………俺達南斗聖拳は、そんな窮屈な枠に囚われん」

レイ「己の意志を貫き、この世界に君臨するのだ」

レイ「お前のような古株に嫌悪させるのは、至極当然だろう。傍から見たら、型破りな滅茶苦茶な集団に映るかもしれん」

レイ「だが、俺達の姿勢は変わらんし、この俺達について来てくれる者もいるのだ。そこの者のようにな」

文香「……」

レイ「それを崩さず、今後もやって行くさ。だが、忠告してくれたその気持ちには感謝する」

レイ「ありがとう、岡崎泰葉よ」

レイ「お前も、自分が信じる者と、自分の姿勢を貫くと良い」

泰葉「………」

泰葉「(私だって……自分の意志くらい、あります…)」

泰葉「(芸能界が窮屈……私は……そう思っていた…?)」




●安価
新密度+(×5)
↓1

95: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 00:53:50.75 ID:VT0It3ba0

98: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 01:05:46.22 ID:a0O2WqOu0
新密度 97→472/2000


文香「では、イベントに関して、お耳に入れておきたい事があります…」

レイ「ああ、いいぞ」

泰葉「……」

文香「今回の共催イベント『トークバトルショー』ですが…」

文香「346プロダクションでA,Bの2つ、7610プロダクションでC,Dの2つのチームを用意しろ……との事です」

レイ「へえ……しかし、俺には関係ないな」

文香「そこを……何とか…」

レイ「……」

文香「ただ、対外的に色々とアプローチを掛けていまして、余所の事務所からも参加があるようです」

レイ「? しかしそれだと、かなりアウェーで悲惨なことになるのではないか?」

文香「混合チーム……とも考えられますね」

泰葉「……」

泰葉「あの、また一つ宜しいでしょうか?」

レイ「いいぞ?」

泰葉「確か……」



●安価(重要)
1.私も、トークチームCとして参加する予定です
2.私も、応援アイドルCとして参加する予定です
↓1

99: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 01:05:56.09 ID:yMagDPeAO

102: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 01:18:54.31 ID:a0O2WqOu0

泰葉「私も、トークチームCとして参加する予定です」

文香「……?」

レイ「ん?」

泰葉「ええと……先程、余所から参加を募ってる、と言いましたよね?」

泰葉「TEITOグループの私のプロデューサーが、『二つの巨大プロダクションのイベントに割って入り、売り込まない手は無い』、と仰いまして……」

泰葉「今回は……積極的に7610プロダクションと連携を図るつもりです」

レイ「へえ……まあ、いいんじゃないか?」

レイ「俺の知る所では無い。お互い、しっかりやれば良いさ…」

文香「あの……TEITO……帝都、と仰いました?」

泰葉「はい…?」

文香「因みに、プロデューサーの方のお名前を伺っても宜しいでしょうか…?」

泰葉「構いませんが…。新しい担当の方は、ファルコという方です」

レイ「………奴も本当に金やチャンスに目が無いな……聡いというか、強欲というか……」

文香「以前は、ユダさんの家に押しかけて……ゲーム機を強奪して行きました…」

レイ「お前も奴の元だと、苦労するだろう。嫌な仕事は断れよ」

泰葉「は、はい。ありがとうございます…」

泰葉「レイさんは、参加しないんですか?」

レイ「言っただろう。当分、戻る気は無い。何か大きな手柄を見つけて、奴らの鼻を明かしてやるさ…」

文香「手柄……ですか…」

泰葉「……」

103: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 01:34:11.39 ID:a0O2WqOu0

泰葉「なら、私と組みませんか?」

レイ「ん?」

泰葉「貴方は7610プロ側の同じチームとして私をフォローし、私は貴方に有益な情報を提供します」

レイ「ほう……情報とは?」

泰葉「帝都グループは、様々なアイドルが所属しています。SNK局とのコネクションもあります」

泰葉「それらとのコネクションを、望むのであれば、私を通じて提供してあげても構いませんよ?

泰葉「今は退いているとはいえ、今後も芸能活動を続行する見通しであれば、非常に有利な情報だと思いませんか?」

レイ「内部情報の取引か。汚いやり取りだな」

泰葉「……そういう一面も上手に使い分けなければ、この業界では生き残る事は出来ませんから」

レイ「……確かに、魅力的なエサではあるな」

泰葉「私は、7610プロには知り合いはレイさんくらいしかいません」

泰葉「ドラマで共演した仲じゃないですか。どうですか?」

レイ「よし……それならば…」



●安価
1.乗ってやろう。だが、情報はいらん
2.良いだろう。取引成立だ。
3.ダメだ。汚いやり取りは看過できん
↓1

104: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 01:34:26.61 ID:yMagDPeAO

109: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 01:47:05.69 ID:a0O2WqOu0

レイ「乗ってやろう。だが、情報はいらん」

泰葉「ありがとうござい……」

泰葉「……え?」

レイ「お前のサポートに徹してやろう。純粋に岡崎泰葉という人物に興味を持った」

泰葉「……良いんですか? 折角、人脈を広げるチャンスを棒に振るんですか?」

レイ「…そんなもの、後で幾らでも手に入る。しかし、岡崎泰葉という人間の観察は今しか出来んからな」

レイ「16歳にして、何故ここまで偏った考えに寄ってしまったのか、少し知りたくなったのだ」

泰葉「……っ」

レイ「安心しろ。後日の会議では同席してやる。紹介も滞りなく済ませよう」

レイ「だが、何も見返りは求めん。そういう手柄は性に合わんからな…」

レイ「(………)」

泰葉「…何か企んでます?」

レイ「何故だ?」

泰葉「今、凄いワルい顔してましたよ?」

レイ「ふん……好きに捉えて構わん」

泰葉「………」

泰葉「(こういう安い体裁や面子を気にする人は、この業界では長生きできません…)」

泰葉「……」

泰葉「(けど……なんでしょう…)」

泰葉「(今まで関わった、そういう人達とは……何かが違う気がします…)」

レイ「(………)」

文香「では、レイさんは……Cチームに参加という事で……構いませんね?」

レイ「ああ。そうしてくれ」



●安価
新密度+(×3)
↓1

110: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 01:47:23.69 ID:VT0It3ba0

115: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 01:59:03.23 ID:a0O2WqOu0
新密度 472→679/2000


レイ「文香よ。他の情報は何か知らされているか?」

文香「は、はい……橘さんから、連絡が来ていますね……」スッ

文香「………」カチカチカチ

文香「………」カチカチカチカチ

文香「ええ、と……?」カチカチ

レイ「け、携帯、使い慣れてないのか…?」

文香「い、いえ……いいえっ…!」カチカチカチ

レイ「………」

泰葉「………」

文香「…………」カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ

文香「も、もう……346プロダクションのAチームは埋まったようですね…」

レイ「早いな……確か、今日が顔合わせで、概要の打ち合わせでは無かったか?」

文香「はい。向こうも……全国ネットの新企画という事で、かなりの気合が入っています……」

泰葉「予め、346プロ内で情報が出回っていた可能性もありますね」

レイ「なるほど……それなら合点がいく」

文香「346プロダクションのAチームは…」



●安価(連投OK)
『トークチームA』
アイドル
↓1.2.3.4.5

116: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 01:59:23.66 ID:Y/qQMZzAO
ヘレン

117: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 01:59:31.60 ID:lJOsLK4HO
藍子

118: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 01:59:35.87 ID:f0hQ1JYa0

119: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 01:59:54.85 ID:ZMwWGGej0
ほたる

120: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 02:00:15.13 ID:VT0It3ba0
木場

124: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 02:13:28.14 ID:a0O2WqOu0

文香「ヘレンさん、高森藍子さん、日野茜さん、白菊ほたるさん、木場真奈美さん……の5名です」

レイ「へえ……」

レイ「………………」

レイ「……!?」ガタッ

レイ「待て!! 高森藍子と日野茜だとッ!?」

文香「は、はい……メールには、そう書かれていますね…」

文香「まだ確定ではないようですが……」

レイ「彼女達は我が7610プロダクションのアイドルだぞ!?」

泰葉「しかし、今回は私のように外部事務所からもオファーがあるようですし…」

泰葉「混合チームであれば、差し障りは無いのでは?」

レイ「し、しかし……サウザーが許すとは、到底思えんぞ…!?」

レイ「何があったかは、後日詳細を問うとしよう……」

文香「そうですね……私も、少し不安になって来ました……」

レイ「折角、高森藍子とは信頼を築き始めたのに……また346に靡くかもしれんな…」

文香「因みに、Aチームの応援アイドルですが……」



●安価
『トークチームAの応援アイドル』
↓1

125: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 02:14:15.18 ID:ZMwWGGej0
トキ(白い方)

126: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 02:27:13.06 ID:a0O2WqOu0

文香「346プロダクションのトキさんが、抜擢されました」

レイ「……聞くが、応援アイドルとは……、トークバトルショーにおいて、どのような立ち位置なのだ?」

泰葉「応援アイドルは、そのチームに対し、カンペで合いの手を入れ話題の方向性を修正したり、会話をスムーズに運ばせるように、要所要所でツッコミを入れたり、入れられたりする役割です」

泰葉「また、『ポイント横取りチャンス』なるボーナスタイムでは、色々なゲームで競い合い、チームに有利な風を運び入れるキャラクター……とも聞きました」

レイ「成程な……」

レイ「一歩引いて空気を読み、且つゲームとなると……これ以上に無い人選かもしれん」

文香「……」

レイ「ただ、応援する人物なのか、応援される人物なのか、キャラ的に分からん所が悲しいな…」

レイ「我がプロダクションはまだ、構成に関しては手付かずか?」

文香「はい……一応、メンバーの構想はあるようですね…」

文香「Cチームには、レイさんと泰葉さんを除き、他の3名は……」



●安価(連投OK)
『トークチームC』
アイドル
↓1.2.3.

127: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 02:27:26.75 ID:yMagDPeAO
サウザー

128: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 02:27:32.09 ID:Y/qQMZzAO
桃華

129: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 02:27:44.27 ID:G89h83W90
幸子

143: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 14:49:47.83 ID:0Sk6tWAQ0

文香「社長、幸子さん、桃華さんの3名が、現在の候補に挙げられています」

レイ「なら、定員になる前に、急いでこちらも連絡を送ってくれ」

文香「は、はい……」カチカチカチカチ

泰葉「……」

レイ「不安か?」

泰葉「……いえ。知らない大人に囲まれるのは、小さい頃から慣れています」

文香「………」カチカチカチカチカチカチ

レイ「……」

レイ「ならば、何故俺にフォローしろと?」

泰葉「……それは…!」

泰葉「……仕事をスムーズに進めるのに越した事はありませんから。私は貴方を利用し、貴方も私を利用してくれて構わないんですよ?」

レイ「ふん……」

文香「……」カチカチカチカチカチカチカチ

泰葉「明日は顔合わせですね。どうぞ、宜しくお願いします」

レイ「ああ。任せておけ」

文香「………………」カチカチカチカチカチカチカチカチ

泰葉「……」

レイ「………」

文香「……………」カチカチカチカチカチ

レイ「ふ、ふみふみー……代わろうか?」

文香「!!」

文香「だ、大丈夫です!!」カチカチカチカチ

レイ「そ、そうか………」



・・・・・
・・・


145: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 14:52:58.46 ID:0Sk6tWAQ0

・・・
・・・・・
=======
(夜 帝都グループ 女子寮)


泰葉「ふぅ…」カチャ

泰葉「今日はせっかく、久々に外に出たのに……」

泰葉「色々なことを考え過ぎた。疲れたな…」バフッ

泰葉「……」

泰葉「気に入らない……」

泰葉「赤の他人に……何であそこまで言われなきゃならないの……?」

泰葉「……」

泰葉「……まあ、お互い様、なのかな…」


ビーッビーッビーッ

泰葉「!」カチャ

泰葉「はい、岡崎です」

『俺だが……今、大丈夫か?』

泰葉「はい」

『明日、7610プロダクションで打ち合わせの予定だが、どうだ?』

『お前ならば、大丈夫だと思うが……念のため、俺が付き添っても構わんぞ?』

泰葉「え…と、はい、そうですね…」

『俺が付き添っても構わんぞ?』

泰葉「いえ、別に一人でも問題は有りません」

『俺が付き添っても構わんぞ?』

泰葉「……!?」



●安価(少し重要)
金色のプロデューサーの嘆願

1.強烈な意志を感じる。付き添わせる
2.一人でも慣れているから大丈夫。丁重に断る
↓2

147: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 14:57:49.94 ID:5LJbquAFO
2

148: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 15:05:38.40 ID:0Sk6tWAQ0

泰葉「……心配して下さり、ありがとうございます」

泰葉「でも、大丈夫です。私は……」

泰葉「……」

泰葉「……今までも、一人でずっとそうして来ましたから」

泰葉「手を煩わせる様な事はしませんので、お気になさらず」

『む……そうか。残念だ』

泰葉「はい。ありがとうございます。失礼します」ピッ

泰葉「………?」

泰葉「残念…?」

泰葉「一体、何が残念なんだろう…」

泰葉「まあ、いいか……」

泰葉「(そう、一人でもやっていける…)」

泰葉「(誰にも迷惑を掛けずに。今まで、ずっとそうだったんだから…)」



・・・・・
・・・


149: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 15:07:45.46 ID:0Sk6tWAQ0


・・・
・・・・・
======
(同時刻 7610プロダクション 玉座)


レイ「……」

サウザー「フン、ようやく戻ったか」

レイ「ああ」

サウザー「負け犬風情が、手を掛けさせおって…」

レイ「……」

レイ「帝都グループの岡崎泰葉……知っているな?」

サウザー「はあ? 知らないけど…」

レイ「えっ?」

サウザー「えっ??」

レイ「知らない?」

サウザー「銀河万丈?」

レイ「全然違う」

150: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 15:21:44.11 ID:0Sk6tWAQ0

レイ「こ、今回のイベントで、我らのチームとして外部から参加する女だが……」

サウザー「あー! ハイハイ!」

サウザー「金色のが、臀部を交換条件に参加させてくれと言っていたな! 次に会ったら速攻で削ぎ落そうと思う」

サウザー「しかし、電話の先で、奴は異様にワクワクしていたな……?」

レイ「お、おう……」

サウザー「だが、それがどうした?」

レイ「彼女の事だが、今回は俺が面倒を見よう」

サウザー「……はあ?」

サウザー「何を勝手な事を。全ては俺の指揮下で行われる」

サウザー「絶賛2連敗中のお前なんぞに、不安で預けられんわ!」

レイ「……良い考えがある。耳を貸せ」

サウザー「か、返してね…」モジモジ

レイ「(キモッ)………」


・・・・・
・・・


151: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 15:41:06.16 ID:0Sk6tWAQ0

・・・
・・・・・
=======
(翌日 7610プロダクション 正門)


泰葉「……あっ」

レイ「待っていたぞ」

泰葉「今日は、よろしくお願いしますね」

レイ「ああ。成るように成るさ」

泰葉「そ、そんな適当では困ります!」

泰葉「しっかりと要所要所でフォローを頼みますよ?」

レイ「しかしなあ……」

泰葉「?」

レイ「空、見てみろ」

泰葉「………?」スッ





【聖帝軍へようこそ!】

【岡崎泰葉、奉迎!】

【ひ…退かぬ! 媚びぬ顧みぬ!】





泰葉「」

泰葉「うぁ…」

152: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 15:51:10.71 ID:0Sk6tWAQ0

泰葉「な、何を……!」

レイ「折角の客人だからな…、今回は少し派手に迎えてみようと…」

泰葉「だ、誰がこんな事を…!!」

レイ「我が社のトップだ」

泰葉「と…!?」

泰葉「く、狂ってる…」

レイ「(確かに…)」

レイ「だがまあ、歓迎ムードに変わりは無い。そう肩肘張らんでも良かろう?」

泰葉「ど、どうしろと……」

レイ「とりあえず褒めておけば、後はどうとでもなる」

泰葉「結構、簡単ですね…」

レイ「簡単というか、単純だな」

泰葉「わ、私達には……」

レイ「?」

泰葉「貴方達が、よく分からなくなりました……」

レイ「フッ……」

レイ「今までの常識に囚われ過ぎん事だ。この敷地を跨げば、何もかもが規格外だからな」

泰葉「………」


●安価
新密度+(÷2)
↓1

・・・・・
・・・


153: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 15:51:35.99 ID:yMagDPeAO
へい

154: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 15:58:28.95 ID:0Sk6tWAQ0

新密度 679→728/2000


・・・・
・・・・・
(会議室)


サウザー「よかろう…」

サウザー「貴様の聖帝軍への入隊を許可しようではないか!!」

泰葉「は、はあ……どうも」

サウザー「……?」

サウザー「あれ? 話と違うな……?」

泰葉「?」

サウザー「入隊にノリ気だと、そこの男から聞いたんだが…」

泰葉「!?」

泰葉「…っ!」バッ!

レイ「…………」シラー

泰葉「(な、何を吹き込んだんですか…!!)」

サウザー「…………」

155: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 16:08:04.10 ID:0Sk6tWAQ0

泰葉「…ッ!」

泰葉「あ、ありがとうございます! 盛大な歓迎も用意して抱いて、感激の極みです…!」

泰葉「これからは喜んで、活動に従事したいと思います…!」

泰葉「早く皆さんに追いつき、力になれるよう努力していきたいので、よろしくお願いします…」

サウザー「フフフ……お前、良いな…!」

泰葉「(ほっ……)」

泰葉「(危ない所でした……何とか機嫌を損ねずに…)」

サウザー「では、晴れてこの聖帝の部下になった貴様には…」ガサガサ

泰葉「…?」

サウザー「特別に、このユニフォームを進呈しよう!」スッ

泰葉「!!!!!!」





●安価
ピンクの聖帝タンクトップを見せつけられた、岡崎泰葉の発言

1.食い気味に「あ…、青がいいですッ!」
2.目を輝かせ「有り難く頂戴します!」
3.冷やかな視線で「……いい加減にして下さい」
4.疑惑の目付きで「ちなみに……お幾らですか?」
5.余裕の表情で「実は、もう持っているんですよ」
6.驚きを隠せずに「だ、ダサッ!!」
↓2

157: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 16:12:30.42 ID:yMagDPeAO
5

159: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 16:25:34.00 ID:0Sk6tWAQ0

泰葉「っ~~~!」

サウザー「ホレ、遠慮することは無い」

泰葉「じ、実は……」

泰葉「実は、もう持っているんですよ」

レイ「!?」

サウザー「!!」

泰葉「(な、何とか難を逃れたい…!!)」

サウザー「な、何ィ!?」ガタッ

泰葉「は、はい……2着…」

サウザー「に、2着も…!!」

サウザー「本来は、幹部とプロダクションのアイドルにしか贈呈していないこの装束を…!」

サウザー「ま、まさか……」

泰葉「ふぁ、ファンサイトで……出回っていたので、つい、購入しちゃいました…」

サウザー「ふっ…フフフフッ……!!」

サウザー「貴様……気に入ったぞッ! では、この特注の…」ガサガサ

泰葉「!?」

サウザー「金のタンクトップを進呈する。聖帝とお揃いで、世に2つしかない激レアだ!」バサッ

泰葉「(ウ゛ッ!?)」

サウザー「有り難く頂戴するが良い」

泰葉「あ……アリガトウゴザイマス…」スッ

泰葉「(こ、こんなゴテゴテした衣装……昭和のスターでも見た事無いです……)」

泰葉「……」チラッ

レイ「~~~♪」

泰葉「!!?」

泰葉「(い、何時の間にか、レイさんも同系統の服に着替えてる…!?)」

泰葉「(き、着ろと……今、私もコレを着ろというんですか…!?)


・・・・・
・・・





●安価
新密度+(×3)
↓1

160: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 16:26:31.08 ID:sdwaf7yOo

162: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 18:25:13.45 ID:0Sk6tWAQ0

・・・
・・・・・
=======
(10分後 会議室)


シン「………」

ユダ「………」

菜々「……え、ええと…」

サウザー「フフフフフ…!!」ニヤニヤ

茜「………!」

茜「こ、このタンクトップ…!」バッ

茜「見るからにもうヤル気が伝わってきますっ! 凄い気合ですっ!!」キラキラ

泰葉「あ、ありがとうございます…」

泰葉「(恥ずかしい……消えたい……)」

レイ「……さて、面子は揃ったな?」

シュウ「レイよ、今まで何処に身を隠していたのだ?」

レイ「ん? ああ、まあ気にするな」

シュウ「時に……お前の手から漂う、芳しい香りの元は……・」

レイ「キノコだ。今の俺の生きる活力に等しい」

レイ「コレが無ければ、今の俺は無い」

シュウ「へ、へえ……そうか」

163: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 18:28:49.43 ID:0Sk6tWAQ0

シン「サウザーよ、一つ聞いて良いか?」

サウザー「ああ、分かっている」

サウザー「イチゴ味4巻の品薄状況についてだな?」

シン「い、いや……違う」

サウザー「じゃあ………却下」

シン「高森藍子と日野茜が、346プロダクションのトークチームとして参加することについてだ」

サウザー「はーん……ジェラシーか?」

シン「誰がだ。あんな子供が誰と組もうと構わんが……、一応、経緯を説明しろ」

サウザー「そうだな…」

サウザー「高森藍子は346との協調に向いている。そこに送り込んで存分に引っ掻き回し、士気を削ぐ斥候だ」

サウザー「日野茜は、ウチのジムに訪れていた木場真奈美と意気投合していたのでな……奴とのコネを作って貰う」

サウザー「次回の勧誘を見越した、聖帝の諸葛孔明並みの先見である」

シン「諸葛孔明…………、性格が悪い、の間違いじゃあないのか?」

サウザー「妙案だと思うがな。プロダクションの枠を超え親睦を深めるのも、悪くは無いであろう?」



●安価(重要)
シンの行動
1.今回は特に異議を申し立てず事態を静観する
2.少し納得がいかないので異議を叩きつける
3.イチゴ味4巻がどこにも売っていないことを嘆く
↓1

164: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 18:34:20.36 ID:5AyC+eAGO
3

168: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 19:02:33.20 ID:0Sk6tWAQ0

シン「俺は……俺は、『北斗の拳イチゴ味4巻』が何処の書店にも売っていない事を言及しているのだ!!」

サウザー「何だ、やはりそうではないか…」

シン「当り前だろう!」バンッ

シン「今回は俺をメインに据えた、PV第3弾も収録されているのだぞ!?」

シン「若かりし時代の俺とケンシロウの甘く切ない恋模様を、台詞に頼らず絵で余す事無く綿密に語るという、魅力的過ぎる一幕ッ!!!」

シン「読者の多くが度肝を抜かれ、感涙で前が見えなくなる事は、請け合いだろう!?」ダンッ!

ユダ「……別の意味で度肝を抜かれたな」

シュウ「というか、堂々と恋とか言っちゃってる所を見ると、もう本当に軽蔑する…」

レイ「愛の形は様々なんだ。俺達がとやかく言う事では無い。放っておけ。関わるな。触らない方が良い」

サウザー「まあ、仕方あるまい……そこまで興味を示すのであれば、後で一冊やるから、それでも食って落ち着け」

シン「フウゥー…ンフゥー…!!」プルプル

シン「それとだな……!」

シン「やはり、俺が苦心苦労してスカウトした人材を、みすみす敵と慣れ合いさせる事は、看過できん」

茜「……!」

ユダ「そうだな……、高森藍子はともかく、日野茜はまだアイドルになって日も浅く、周囲を346に固められては、満足に喋れんだろう」

シュウ「うむ。確かに良い経験になるとは思うが、もう少し我らとの協調を深めてからでも、サウザーの案は遅くは無い気もするな…」

シン「あのアシスタントからの苦情は、俺が受け付けよう。トークチームAの構成案は、その2人の部分だけ白紙に戻させて貰うぞ!」

茜「し、シンさん……!」

茜「私の事を、そこまで考えていてくれたんですね! それならば、貴方達の考えに従います!」

茜「私も一緒に、346さんに頭を下げさせて下さい! よろしくお願いします!!!」ガタッ

サウザー「……」

サウザー「(面倒クサっ……まあしょうがないか…)」

サウザー「……」

サウザー「良いだろう。ならば構成を決め直した後、346に一報をくれてやる」

サウザー「このような反逆が押し通るのは、今回だけと思え。次からこの聖帝に異論する奴は、聖帝十字稜の人柱にしてくれるぞ……」

サウザー「………高森藍子と日野茜の件、確かに承った」




●安価
『トークチームA』
メンバー
↓1.2.

170: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 19:04:31.31 ID:swNtZKB70
愛梨

173: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 19:06:31.13 ID:ZMwWGGej0

174: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 19:19:18.99 ID:0Sk6tWAQ0

サウザー「では、そろそろ次回の論争イベントの議題に入るとしよう」

サウザー「各自、内容は頭に入れたな?」

シン「お題フリーのトークバラエティ企画……だったな?」

ユダ「今回はライブなどは無く、そういった趣旨の物になるとは、少し驚きだな…」

シュウ「それもそうだな。だが、アイドルのイメージを多方面から覗く良い機会ではないか?」

レイ「トークチームが4つ、各5名ずつ分配し、トークに華を咲かせる……という物と聞いたぞ」

サウザー「華を咲かせる……? 甘い考えは捨て置け!!」

サウザー「お互いに持ち寄った題材を語り、如何に自分達のトークが民衆の心を掴み支持を得るか……というポイント制だ!」

サウザー「相手の矜持を打ち砕く勢いで、全身全霊で捩じ伏せる!」

菜々「わ、和気藹藹としてそうなイベント名なのに……ぶ、物騒ですね…」

泰葉「………」

茜「確か、トークの合間合間で応援アイドルも活躍するんですよね! 私、応援ならお手の物ですよ!!!」

レイ「応援アイドル……ああ、トキが抜擢されたというやつか」

サウザー「如何にも!」

サウザー「『ポイント横取りチャンス』で、トークなど最早度外視の意味不明な競技で、ポイントを根こそぎ奪い取る!!」

ユダ「しかし、使わない手はあるまい?」

レイ「そうだな。まあ、それがどのように影響するのかは皆目見当はつかんが…」

レイ「兎も角、トーク一辺倒のみでは場の雰囲気が持たんだろう。気分転換として捉えても良いのだろうな」



●安価
トークチームCの応援
↓1

175: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 19:19:33.85 ID:yMagDPeAO

176: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 19:36:40.33 ID:0Sk6tWAQ0


茜「ハイッ!! 是非、私にやらせて下さい!!」

サウザー「おお…、なんだ、ヤル気充分ではないか…」

茜「勿論です! 始めてのイベントですから、気合充分ですッ!」

茜「初っ端から全力熱血で、開場毎燃やす勢いで、叫びますよーっ!!!」

シン「まあ、人選としては悪くないだろう」

サウザー「フフフ……、では、我がCトームの応援アイドルは貴様としよう」

サウザー「聖帝軍の熱気に劣らぬ力を見せつけ、盛り立てるように奮起するんだな…」

茜「はいっ!! ファイトですよ!! 皆さん!!!!」

シュウ「残りは…」

ユダ「もうひとつのトークチームDと、その応援アイドルか?」

菜々「そうですねぇ……内容がフリーという前提では、少し機微が掴めませんね…」

泰葉「いえ、待ってください」

菜々「?」

泰葉「先ほど、『持ち寄った題材』……と仰いませんでした?」

サウザー「フフフ……流石だな、察しが良い」

サウザー「まあ案ずるな。その点については後々説明しよう」

シン「何かあるのか…?」

サウザー「次の休日を利用し、存分にトーク題材を収集する」

泰葉「……?」



●安価(連投OK)
『トークチームD』
メンバー
↓1.2.3.4.5.

177: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 19:37:45.99 ID:zXg4jdSjO
シン

178: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 19:37:46.94 ID:81yMq4nQ0
菜々

179: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 19:38:00.68 ID:ZMwWGGej0
卯月

180: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 19:38:17.42 ID:tAQzx55xo
フミフミー

181: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 19:38:18.48 ID:ZMwWGGej0
未央

184: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 19:55:55.31 ID:0Sk6tWAQ0

菜々「では……」

菜々「茜ちゃんも頑張ると言っているので、同期のナナも負けていられません!」

菜々「ナナはトークで、会場をナナ一色に染め上げちゃいますよっ♪」

サウザー「その意気だ! お前には期待しているぞ!」

サウザー「全国ネットを通し、その奇怪な何とかパワーとやらで、下民共を聖帝に従順な奴隷に洗脳してやるが良い!」

菜々「う、ウサミンパワーは、そんな危ない使い方はしませんっ!」

サウザー「残りは……そうだな…」

サウザー「……お前ら、立候補しないの?」

シュウ「いや……」

ユダ「別に……興味無いし…」

サウザー「つまらん連中だな……そう思わんか? フミフミーよ?」

文香「……」

レイ「!?」

シン「う、うおっ!?」

ユダ「いつから横に居たんだ!?」

レイ「最近は……そのステルス能力があまり目立っていなかったが…」

シュウ「やはり侮れんな…」

文香「……」ペラッ

サウザー「ではこの司書と、修羅の国の猛者に鍛え上げられたハズの卯月を未央にも、今回はご参加願おうか」

シン「い、良いのか……確か普通に、軽井沢旅行を満喫してたのではなかったか?」

サウザー「では、面倒見役にお前もそこに差し込もう」

シン「!?」

泰葉「(て、適当……)」

泰葉「(何なんでしょう……この人達は…)」

サウザー「さあて、残りは応援アイドルか……」



●安価
『トークチームDの応援メンバー』
↓1

185: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 19:56:10.09 ID:ZMwWGGej0
イヴ

187: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 20:05:40.98 ID:0Sk6tWAQ0

サウザー「では前回の演劇イベントにて、まるで見向きもされなかったイヴ・サンタクロースに御賛同願おうか」

ユダ「お、おい……そういう可哀想な言い方はよせ…」

サウザー「フン……貴様の家で怠惰を貪っているツケだ。トキの北斗神拳の洗礼でも浴びてくるが良い」

レイ「ま、まだ家に居るんだ…」

ユダ「仕方ないであろう!? あのトナカイが居着いてしまったのだ!!」

ユダ「しかも時折ファルコまで、懲りずに現れる始末だ…」

泰葉「!?」

ユダ「もうそろそろ、引っ越しを考えてる。真面目な話」

レイ「泰葉。お前の所のプロデューサーでは無かったか?」

ユダ「!! な、何っ!!」ガタッ

泰葉「え?! あ、ええと…!」





●安価
岡崎泰葉の発言

1.なんとか誤魔化す
2.正直に話す
↓2

189: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 20:06:53.29 ID:ZMwWGGej0

191: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 20:22:01.25 ID:0Sk6tWAQ0

泰葉「(か、彼の交友関係を伺った事は無かったけど…)」

泰葉「(そんな……横暴な事をしていたなんて…!)」

泰葉「(……)」

泰葉「(いけない……プロデューサーには申し訳ないけど、無関係で通させて貰おう)」

泰葉「(こんな所で、私の評価を下げる事を、自分から言うワケにはいかない…!!)」

泰葉「……ひ、人違いです」

ユダ「んん…?」

泰葉「同姓同名の…方では?」

レイ「(………)」

ユダ「時折謎に発光したり、金に貪欲な性格ではないか?」

泰葉「……!!」

泰葉「違い……ますね。多分、本当に別人でしょう」

ユダ「そうか……」

ユダ「まあ、あんな奴が芸能業界に進出したという噂は、聞いたことも無いな……」

レイ「……」

ユダ「もしそうだとしても、あんな金にしか目が無い男にプロデュースされるのなら、もう哀れとしか言いようがないな」

ユダ「ハハハハ! 岡崎泰葉よ! お前の所のファルコという奴は、俺の知る奴と同じでなくて良かったな!」

泰葉「………」

泰葉「そうですね……。そんな金しか頭に無い人にプロデュースされてるアイドルは……」

泰葉「多分無機質に、機械のように働かされて金を運ぶ役割しか与えられない…」

泰葉「悲惨な……人形ですよね…」

レイ「……」

193: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 20:43:20.32 ID:0Sk6tWAQ0

サウザー「フン……金色の狼など、今はどうでも良い」

サウザー「話を戻すぞ、これでメンバーが出揃った」

菜々「それで、先程言っていた事ですが…」

菜々「題材……? フリーでは無く、なにかテーマを用意しても構わないんですか?」

サウザー「その通りだ。仮にチームDが何とか『好きな異性』というトークに持っていくことに成功した……と仮定する」

茜「す、好きな異性……」

サウザー「そうしたら、ここぞとばかりに、予めそのトークのために用意した題材……」

サウザー「シンの自室にあるケンシロウグッズ400点セットを、スタジオに晒して会場を沸かせても良いという寸法だ」

シン「!!!!?」ガタッ

シン「な……何故その事を…!?」

サウザー「え?」

シン「えあ!?」

サウザー「ま、マジなの?」

シン「え……いや……」

シン「違います……」

菜々「………」

茜「………」

シン「416点くらいは数があった……と思います」

シュウ「……」

ユダ「……」

サウザー「……」

レイ「気にするな、泰葉。あれは南斗聖拳の恥部だ」

泰葉「………」

196: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 20:59:56.70 ID:0Sk6tWAQ0

サウザー「そ、そういう訳だから…」

シン「………」

文香「……」

サウザー「実際に用意したトーク内容が、本番でそのように思惑通り運ぶかは分からんが…」

サウザー「準備、物品を用意する事自体は許可されている」

サウザー「よって…!」

レイ「ん?」

サウザー「今度の土日を活用し! チーム毎に題材を話し合い、それぞれ調査活動を行って貰います!」

泰葉「や、休みを丸ごと使うんですか?」

サウザー「うん? 何か予定でもあったか?」

泰葉「……!」

泰葉「いえ、……土日は…」

泰葉「自分の事務所での活動があるので、恐らく私は参加できないと思います」

サウザー「はぁん? 予定だと?」

サウザー「キャンセルしろ。我が聖帝軍と、貴様の帝都グループの活動、どちらが重要だというのだ?」

泰葉「そ、それは勿論…」

サウザー「土日に働かせるとは、奴も容赦がないな。この聖帝でさえ、土日は極力完休を目指しておるというのに…」

泰葉「……けど、それは甘えです。私達の業界に休みは有りません」

泰葉「仕事を第一に優先して動くべきだと思います」

サウザー「詰まらんことを言うな、貴様も聖帝軍の一員ではないか!」

泰葉「そ、それは……」



●安価(重要)
岡崎泰葉の発言・行動

1.本来の仕事は蔑ろに出来ない
2.少しくらいならと妥協する
3.聖帝にビシッと厳しく言ってやる
4.下を俯き、沈黙する
5.その他(内容自由)
↓2

198: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 21:01:14.78 ID:ZMwWGGej0
ならばとサウザーに交渉を持ちかけさせる

199: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 21:13:34.04 ID:0Sk6tWAQ0

泰葉「で、でしたら……」

泰葉「貴方が、私のプロデューサーを説き伏せてくれませんか?」

泰葉「判断は二人にお任せします。結果はどうあれ、上の決定には従いますので」

サウザー「ほう?」

泰葉「……」

泰葉「(……私…)」

泰葉「(結局、何も自分で決められない……)」

泰葉「(意志……弱いのかな……)」

泰葉「……」

サウザー「良いだろう。今すぐにでも交渉してやろう」ピッピッ

泰葉「い、今ですか?」

レイ「待て、サウザー」

サウザー「ああん?」

レイ「岡崎泰葉」

泰葉「は、はい…」

レイ「別にサウザーに交渉を頼もうが、それがファルコに拒否されようが、どちらでも構わない」

レイ「だが、問題はお前の意志だ」

泰葉「…!」

レイ「お前は何を望むのだ?」



●安価
1.自分本来の仕事
2.他の事務所の活動
↓1

200: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 21:14:37.65 ID:YYtS8ZRK0

202: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 21:27:06.35 ID:0Sk6tWAQ0

泰葉「……」

泰葉「(…違った風景を見るのも、たまには良いかもしれない…)」

泰葉「(あくまで、仕事のために、ですけど)」

泰葉「では……ここでの活動を前提において、お願いします」

サウザー「フン……初めからそう言えば良い物を…」

泰葉「!」

サウザー「仮に、自分の事務所を優先するとほざいた時は、縛ってでも連れ出したがな!」ピッピッ

泰葉「なっ!?」

泰葉「(お、横暴な…っ!!)」

レイ「……そういう所だ。ここは」

泰葉「……」






======
(1分後)


サウザー「二つ返事でOKでした!」

泰葉「ほ、本当ですか!?」

サウザー「奴には色々と貸しがある。それに…」

サウザー「奴は『仕事に役立つならば』と言っていたな。頭の固い男だ」

泰葉「まあ……彼ならそう言うと思いました」

サウザー「フフフ……だがこれで、岡崎泰葉、お前の身柄は帝都の支配から解き放たれた!」

サウザー「今日より、自分の思うがままに動くが良い!」

泰葉「! は、はい…」

泰葉「では、土日に、題材のサンプル集めに従事したいと思います」

サウザー「フフフ……では次の議題に移ろう」


●安価
新密度+(×4)
↓1


203: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 21:27:22.48 ID:yMagDPeAO

204: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 21:42:50.80 ID:0Sk6tWAQ0

親密度 752→944



文香「現在のチーム編成は……このようになっています」


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『トークチームC』:サウザー、レイ、輿水幸子、櫻井桃華、岡崎泰葉
『応援アイドルC』:日野茜

『トークチームD』:シン、島村卯月、本田未央、安部菜々、鷺沢文香
『応援アイドルD』:イヴ・サンタクロース
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


サウザー「(………)」

シュウ「……気付いた点を言っていいか?」

ユダ「何だ?」

シュウ「このチームで……統制が統制が取れるのか?」

ユダ「Cはともかく、Dはシンの暴走さえ抑えれば楽勝だろう」

サウザー「幾つかパターンを考えたぞ」

サウザー「チームCは俺とその他に分け、各自行動する」

サウザー「Dはシンの家に全員を雪崩れ込ませよう」

シン「ふざけるな!! 俺の家は憩いの場でも何でもないぞ!」

シュウ「お前を一人にするのは間違いなく色々とリスクがでか過ぎるだろう!!」バンッ

レイ「サウザーよ、俺が言っていた事は忘れてはおるまいな?」

サウザー「フン、岡崎泰葉の事だろう。その件はお前に一任してやる」





●安価
行動班分け
『トークチームC』
サウザーと行動させる人物

(【レイ、岡崎泰葉】を除く)
(複数可)
(選ばれなかったメンバーは、【レイ、岡崎泰葉】と共に行動)
↓3

207: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 21:45:23.85 ID:I3EbQ2gO0
幸子

218: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 22:08:13.09 ID:0Sk6tWAQ0

サウザー「では、俺は、自身がスカウトした輿水幸子と行動しようではないか…!」

サウザー「櫻井桃華はお前が受け持つが良い」

レイ「分かった。俺達は3人で行動しよう」

泰葉「はい。よろしくお願いします」

シン「Dは分けずとも良い。俺がしっかりと手綱を握ってやろう」

シュウ「ソレ、一番不安だな…」

菜々「だ、大丈夫ですよっ! 私や文香ちゃんもいますから!」

ユダ「おお……確かに、それは絶大な安心感だな!」

サウザー「よし、最後に…」

レイ「題材決めか?」

サウザー「フフフ……その通りだ!」

ユダ「しかし、実際の本番ではそう上手く話題に向かせられるか分からんのだろう?」

シン「準備に越した事は無い。少なくとも、346の面々は我らに負けず劣らず、個性が強い」

シュウ「まあ……な。そのトークに至らずとも、会話の材料としては色々と役に立つこともあるかもしれんな」

菜々「ほうほう! つまりは入念な準備運動は、決してやりすぎるという事は無い! という事ですね!!」

サウザー「さあて……どんなトークが良いかな…?」

サウザー「取り敢えず、聖帝の生活歴とか日常生活を垣間見るドキュメンタリーとか面白そうじゃない?」

シュウ「そんな馬鹿なテーマ、他のチームとのトークにならんだろッ!」バンッ!



●安価
サウザー、輿水幸子班の題材
↓1

219: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 22:09:15.87 ID:ZMwWGGej0
自分にとってかわいいもの

220: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 22:16:17.92 ID:0Sk6tWAQ0

サウザー「フフフフフ…!!」

ユダ「……」

シン「不気味な笑みを浮かべ悦に浸っているが……」

菜々「な、ナナ達は……ちゃんと話し合ってから題材を収集しましょうか…」

シン「それがいい。文香よ、土日の詳細は後で連絡する」

文香「はい。分かりました」

レイ「さて、岡崎泰葉……これで会議は終わりだ」

泰葉「そのようですね」

レイ「幸い、今日プロダクションに、櫻井桃華がいる筈だ」

レイ「3人で少し、イベントとトークの題材について話し合おうか」

泰葉「分かりました。では…」スッ



・・・・・
・・・


221: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 22:36:59.32 ID:0Sk6tWAQ0

・・・
・・・・・
=======
(土曜日 駅前)


泰葉「…」

桃華「今日はよろしくお願いしますわ♪」

泰葉「はい。こちらこそ」

桃華「レイちゃま、遅いですわね…」

泰葉「そうですね……連絡もありませんし」

桃華「レディーを待たせるなんて、感心しませんわ! もう…」

泰葉「……桃華さんは……確か…」

桃華「はい?」

泰葉「以前は346プロダクション所属のアイドルでしたよね?」

泰葉「……こういう移籍などの事情は、伏せておくべきかもしれないですが…」

泰葉「何故、346プロダクションでそこそこの知名度があり、大手で安泰にも関わらず…」

泰葉「新鋭の……このプロダクションに移籍を決めたのですか?」

桃華「ふふっ、よく聞かれますわ。問題なくてよ?」



●安価(少し重要)
移籍の理由

1.プロダクションの設備と規模が充実していた
2.南斗聖拳という異色な連中に興味があった
3.プロデューサーの人柄に惚れこんだ
4.自由な活動や社風に憧れを抱いた
5.元プロデューサーがヘルメットだったから
6.その他(内容自由)
↓2

223: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 22:38:22.34 ID:t73SuWUIO
3

228: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 22:52:05.02 ID:0Sk6tWAQ0

桃華「移籍の理由なんて、当然一つしかないですわ!」

桃華「わたくし……レイちゃまにゾッコンですの♪」

泰葉「ぞ、ゾッコン?」

桃華「あ、べ、べ別に恋愛対象とか、そういう話ではなくてよ!」

泰葉「(あ、違うんだ……)」

桃華「彼が短期の研修の時、わたくしに言いましたわ。女というものは自分の幸せを考えれば良い、と…」

泰葉「幸せ…?」

桃華「幸せ、それは仕事で成功して名を上げたりするという意味合いではありませんのよ?」

桃華「女として華を持ち、自分が望むことを十全に行う……誰にも強制される事無く、明確な目標と強い意志を持ち、邁進すること……」

桃華「わたくしにそういった道を教えてくれたのは、他でもの無い、彼ですの」

桃華「レイちゃまとなら、信頼して仕事ができる……そう考えたから、わたくしは今ここにいるのです」

泰葉「……」

泰葉「幸せ……目標……」

桃華「一見粗暴に見えるかもしれないですが、そのうち彼の人柄の良さに気付きますわ♪」

泰葉「……」

泰葉「(将来……かぁ)」

泰葉「(自分のこれからのことなんて、最近考えた事無かったな…)」



●安価
新密度+
↓1

229: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 22:53:07.01 ID:ZMwWGGej0
ジャギ「7610との交換研修の度に奴等が指名する子を俺の枠に入れるのマジやめて欲しいんですけどー」

232: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 23:03:04.04 ID:0Sk6tWAQ0

新密度 944→945



桃華「移籍してからは、確かに仕事の質や量は346に劣るかもしれませんが…」

桃華「なにより最近は、自分の意志で、自分らしく行動できるようになりましたわ」

泰葉「自分らしく?」

桃華「人間とは自然に人との関わり、即ち『愛』を追い求める生き物ですわ!」

桃華「ふふふっ……」

泰葉「…???」



レイ「すまん、遅くなった」

泰葉「わっ!」ビクッ

桃華「レイちゃま! 遅いですわっ!」

レイ「悪かった。道が混んでたものでな…」

泰葉「……」

泰葉「今日も、特に変装とかしてないんですね…」

レイ「ん? 当然だろう、俺には不要だ」

桃華「レイちゃまは自分の人気とか、世間体は疎いですわね…」

泰葉「(…特に咎めもしないんですね…)」


レイ「いいだろう。別に見られて困る事はしてないんだ」

桃華「まあ、わたくしも櫻井家の人間として、常に見られても恥ずかしくない行為を心掛けていますが…」

レイ「さて、俺達の題材はアレでだったな?」



●安価
レイ、櫻井桃華、岡崎泰葉のトーク題材
↓1

233: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 23:03:22.72 ID:yMagDPeAO
趣味

235: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 23:14:48.74 ID:0Sk6tWAQ0

桃華「ええ、確か『趣味』でしたわね?」

泰葉「(趣味……)」

レイ「そうだ!」

レイ「さあ、山に行くぞ!」

桃華「……?」

泰葉「や、山…?」

レイ「当然だ!」

桃華「まずは、レイちゃまの趣味に関する事でしたわね?」

桃華「レイちゃまの趣味……ええと、何と言っていたかしら…?」

レイ「ああ。まず最初のカメラ担当は……泰葉、お前に任せよう」ポイッ

泰葉「はい」カチカチ

泰葉「今から撮りますか?」

レイ「そうだな……休日の趣味に耽るという事で、そうした方が自然か」


=======



泰葉「(3……2……1……)」グッ

レイ「皆さん、おはようございます。レイです」

桃華「櫻井桃華ですわっ♪」

泰葉『カメラ担当の、岡崎泰葉です』

レイ「本日は、あまり知られていない俺達の日常……趣味などに触れて行きたいと思います」

桃華「まずはレイちゃまの行動を具に追いたいと思いますわ!」

レイ「では、山に向かいましょう。電車で一本、案外近場です」

桃華「山で……何をするんですの?」

レイ「キノコを狩りたいと思います」

桃華「!?」

岡崎泰葉『き、キノコ狩り!?』


・・・・・
・・・


236: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 23:38:29.88 ID:0Sk6tWAQ0


・・・
・・・・・
=======
(同時刻 7610プロダクション 正門)


シン「さて……集まったな?」

菜々「はーいっ☆ 今日も元気にいきまっすよーっ♪」

卯月「オフの日に集まるのって、始めてな気もします!」

未央「そうだね、なんか新鮮かも…! で、今日は何を奢って貰えるのかな~?」

シン「何も奢らん」

未央「冗談だってぇ! 顔固いよー?」

文香「……」

シン「(……何だ、この俺の場違い感は…)」

卯月「それで、今日の目的はトークバトルショーの題材集めでしたよね?」

菜々「そうですね、でも私生活を垣間見る……とかは遠慮したいなー…なんて!」

未央「でも予め、何にするかは話し合ったよね?」

文香「はい………確か、前日の確認では……」



●安価
シン、島村卯月、本田未央、安部菜々、鷺沢文香のトーク題材
↓2

238: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/04(土) 23:39:55.37 ID:Y/qQMZzAO
モノマネ

245: ◆IChdy0b67U 2015/07/04(土) 23:53:59.17 ID:0Sk6tWAQ0

文香「トーク題材は……『モノマネ』でしたね?」

卯月「でも……モノマネでトークを引っ張るのって、結構難しいですよね?」

シン「……十中八九、他のチームにスルーされて終わりだろうな」

未央「甘いッ! そこを何とか持たせる事が、私達の腕の見せ所だよ!」

菜々「そうですよ!」

菜々「昨今のアイドルは、大食い、お笑い、コアな趣味っ!」

菜々「幅広いジャンルで活躍しなければ、生き残れないのですッ!」

シン「ではナナよ……」

菜々「はいっ!」

シン「手始めに貴様が何かやってみろ」

菜々「え゛ッ!!?」ギクッ

未央「お、いいね! ウサミン、一発決めて下さいっ!」

卯月「が、頑張って下さい!」

菜々「え!? え、ええ!?」

文香「……」パチパチ

シン「……」

菜々「え、え、ええと……」

菜々「………」

菜々「ろ、ロッキー…のモノマネ…」

菜々「……」スッ

菜々「エ、エイドリエーン!」

菜々「エ、エイドゥリアァァー!」

菜々「……」

菜々「……」

菜々「……す、すみマ……セン…」

シン「……」

未央「」

卯月「…」

文香「……」


・・・・・・
・・・・


247: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 00:22:52.48 ID:ux1nw59v0

・・・
・・・・・
======
(30分後 山中)


レイ「昨今、キノコ狩りのスポットとしては……」ガサガサ

レイ「農園やそれなりの施設、ツアーが挙げられますが……」ガサガサ

レイ「やはり自然に群生したキノコを眺め、手に取る瞬間が、個人的には一番心踊ります」モギッ

レイ「知らぬの地で名所や宝物を探すかのような高揚感がありますね。で、見つけた時の達成感と喜び! 一度皆さんにも味わって欲しいですねー…」

レイ「ただやはり、知識が無いとそれなりの危険性も伴うので、下準備や経験者との同伴が望ましいですね」

レイ「朝露に濡れ、雫が寄り添う傘の様相は、最早芸術の域です。人生観が変わるとすら言えます」

レイ「雨上がり後の、あの何とも言えない土の豊潤な香りが鼻腔を擽る瞬間は、もう表現できません……一度体験して見て下さい」モギッ

レイ「しかし、農園や施設などの良い点は、経営者や地元や近隣の店で、美味しく料理してくれる所ではないでしょうか?」ガサガサ

レイ「ああいうの、スゴく良いですよね。一種のコミュニティというか……最近では疎遠になった人間関係や団欒を思い出させてくれて、心が温まりますね」

レイ「街の喧騒や機械の利便から離れ、人の手が加えられていない自然で、自分の足で歩き目で見て手で採るという、五体をフルに使った一種の……そうですね、言うなれば『スポーツ』…ですかね…?」

レイ「是非、皆さんにも伝わって欲しいなぁ……ホント。キノコ狩り、いや、キノコって最高なんですよ!」

レイ「栄養価も高いし、様々な料理の付け合わせとして有能ですからね。蒸しても良し、焼いても良し、色々と可能性は大きいと思います」

レイ「俺ですか? そうですね……甲乙つけがたいですが、やはり網焼きですね。一滴、醤油を垂らして香ばしい匂いと共に頬張る瞬間は……もう何物にも代え難い!! 至福の瞬間です」ガサガサ

レイ「あ、ホラ! この大木の根元に生えてるの、分かります? マツオウジ。山のアワビですよ……これ、焼くと旨いんだよなぁ……!」
















桃華「……」ガサガサ

泰葉『……』

桃華「(あ、頭がフットーしそうですわっ…!!)」

泰葉『いやぁ……楽しそうですね……』


251: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 00:34:35.44 ID:ux1nw59v0

レイ「…さて、充分撮れただろう」

泰葉「はい……充分過ぎる程に…。これで番組一本枠取れそうな勢いでした…」

桃華「そ、そのキノコ……持って帰るんですの?」

レイ「無論だ。キチンと許可は取ってある。所有者の方とも仲好くなったしな」

桃華「(れ、レイちゃまが……わたくしの知らない、何処か遠くへ行ってしまいましたわ…)」

レイ「では下山しよう。二人とも、足も疲れただろう?」

桃華「!」

桃華「それなら、わたくしの行き付けのお店に行きませんこと? そこで題材も取れますわ」

レイ「泰葉も、それで大丈夫か?」

泰葉「はい、お任せします」

桃華「では、泰葉ちゃまの御趣味は、最後という事で…」

泰葉「!!」

泰葉「い、いえ……私は別に…!」

レイ「何だ、気にするな。見られて困る趣味でもあるまい?」

泰葉「~~っ!」

泰葉「(ど、どうしようっ……!)」


・・・・・
・・・


253: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 00:54:21.29 ID:ux1nw59v0

・・・
・・・・・
======
(同時刻 7610プロダクション)


未央「……」キッ

未央「俺を倒そうとする人間には…、全てこの拳で応えるのみ…!」

シン「……」

シン「……違うな…」

シン「もう少し顎を引け。眉間に力を込め、だが睨まず、物悲しそうな視線を維持して……あと、語尾を上げるな」

シン「脇を締めろ。一見力強そうな風体だが、その癖、最小限の力で振り幅を通る脱力を心掛けろ」

シン「そうだな……欲を言えば筋肉を付けて欲しい所だが、まあ贅沢は言うまい。この中で一番身体能力があるお前を抜擢したのは、それで妥協するためだ」

シン「体幹を意識しろ。本物なら、常に軸は一定で、四方八方360度、いかなる奇襲からでも対応できる構えだ」

シン「よし……大分姿勢は整ってきたな。だがあと大切なのは相手に対する意識だ」

シン「外道、悪党、変節漢に対しては一切の慈悲を掛けるな。毒を以て毒を制す、馬鹿に付ける薬はない、蛇の道は蛇……こちらも悪事に身を窶す気構えで相手を威嚇しろ。相手は人間というフィルターを捨て去れ。一気呵成に敵を打ち砕く形相でかかれ」

シン「だが……例え如何なる暴君であろうが、揺るがぬ信念を持ち貫くために向かい来る『強敵(とも)』に対しては、敬意と礼、そして有情の心を忘れるな」

シン「世紀末の世界では、命のやり取りでしか友情と存在を確かめ合う事が出来ぬ、なんとも哀れで、そして儚い男達だという事を念頭に置き、呼吸を整えろ」

未央「う、うん……」
















卯月「……」

菜々「……」

文香「……」

卯月「私達も、あのレクチャー受けるんですかね……」

菜々「あれモノマネ…? 凄い執念を感じますね…」

文香「……」ペラッ

254: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 01:08:35.34 ID:ux1nw59v0

シン「よし……次、卯月!」

卯月「ちょ、ちょっと待って貰っていいですか!」

シン「何だ……」ジロリ

卯月「ひ、一つのモノマネに固執するより、多くのレパートリーを網羅した方が良いと思うんです!」

菜々「そ、そうですよっ! モノマネと言っても、様々ですし…」

未央「……」

シン「まあ……言われてみればそうだな。人数は多いわけだし、やる人間が変われば見方も変わろう」

卯月「はいっ! プロダクションには色々な番組の記録や雑誌、名簿もありますし…」

菜々「一通り、各自練習してから、また集まっては如何でしょうっ!」

シン「…よし、ではその意見を尊重しよう」

未央「ふ、ふぅ……」

シン「モノマネも奥が深い。動物の無き真似、人の声真似、姿か形を模倣する事…」

シン「やはり名がある人物や、特徴を捉えやすい物、また、一瞬で頭を過るようなフレーズだといいだろうな」

未央「最近だと、相手に伝わらなくても、やってるだけでウケを取るモノマネとかも、人気だよね」

文香「……」

シン「では、各自練習し、見せられる出来だと思ったら、俺の所に来い。批評してやろう」

卯月「け、結局はシンさんを通すんですね…」

菜々「分かりました! あっと驚く様な完成度のモノマネ、披露しちゃいますよーっ☆」

シン「おう。期待しているぞ」


・・・・・
・・・

260: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 13:24:14.10 ID:iA+v2+hr0

・・・
・・・・・
=======
(1時間後 高級紅茶専門店)



泰葉「おいしい…!」

桃華「あら、分かりまして?」

泰葉「はいっ! ええと……何て言うんだろ…」

泰葉「本格的なお店で飲むのは初めてで…」

泰葉「当然ですけど、市販で買う物より……凄く香りがしっかりしてます…!」

泰葉「すごく、口当たりが良くて、飲みやすい……美味しい…っ♪」

桃華「市販の物はただ味が『強い』だけですわ。本当に美味しい紅茶というのは、その芳香が体の芯を優しく擽るような感覚ですの」

泰葉「わ、私のこれは…」

桃華「キャンディはセイロン紅茶の中でも最も気品がある葉でしてよ。香りも味もマイルドで、渋みも程良く、舌に残らない…」

泰葉「程良く甘く、芳醇な香りに……酔ってしまいそうな……」

桃華「勿論、代表的なダージリンやアッサムのように、体全身に香りの電流が駆け巡る様な、強い物もありますわ。まるで甘い麻薬のように……」

桃華「本物の紅茶は、病み付きになるでしょう?」

泰葉「……♪」

桃華「ふふっ、泰葉ちゃまのお気に召して、何よりですわ」

261: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 13:36:58.42 ID:iA+v2+hr0

レイ「……」

桃華「レイちゃまは……ええと…」

レイ「紅茶キノコだ」

レイ「酸味と甘みが絶妙なバランスで配合されている。流石はキノコを使用しているだけある」

レイ「飲むたびに目が醒める様な活力が、体中を駆け巡るようだ……」

桃華「……レイちゃま…」

桃華「紅茶キノコは、貴方が想像してる茸とは別物でしてよ?」

レイ「!?」カチャ

桃華「ふふっ……興味がお有りなら、今度わたくしの実家で教えて差し上げても良いですわ?」

レイ「ぜ、是非、伺おう!」

泰葉「!」

桃華「貴方も大分、作法が身に付いてきましたわね。実家で熱心に何十回も指導した甲斐がありましたわ♪」

桃華「最初の頃なんて、ケーキは手掴みだし、カップの淵を鷲掴みだし、ズルズル音を立てるし……」

泰葉「け、結構……一緒に遊んでらっしゃるんですね」

桃華「? 何か問題ありまして?」



●安価
1.「少し、余所の目を気にしたら如何ですか?」
2.「……いえ、別に…何でも」
3.「貴方達は本当に、何を考えているんですか?」
4.「節操がないですね。それでも大人ですか?」
↓1

262: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 13:38:29.62 ID:69scSWqAO

265: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 13:45:29.93 ID:iA+v2+hr0

泰葉「……少し、余所の目を気にしては如何ですか?」

桃華「何故ですの?」

泰葉「な……何故って…」

泰葉「先日……レイさんにも伺いましたが、貴方達の振る舞いは、少し危ういかと思います」

泰葉「ここは芸能界ですよ? 何時何処から綻びが生じるか分からないのに…」

桃華「……泰葉ちゃま、プライベートに口を出すのは野暮ですわよ?」

泰葉「……ち、違います…、仕事に向かう姿勢に関わることですよ…!」

泰葉「公私混同……社会人であれば……仕事と私事を、しっかりと分けて……」

レイ「!!」

レイ「ハ……、ハハハハハハハハ!!」

泰葉「っ!」ビクッ

桃華「れ……レイちゃま?」

266: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 13:55:43.82 ID:iA+v2+hr0

レイ「社会人たるもの、公私混同はイケナイ……か!!」

レイ「いや確かに! 確かにそうだ。プライベートでのトラブルが、会社に損害を与えては、それも充分、公私混同の弊害と言える」

レイ「だが最近、お前と同じことを言っていた奴の事を、シュウから聞いてな……!!」

レイ「………」


~~~~~~~~~
『俺達、社会人だよ?』

『例え未成年でも、社会に向き合い、その場に身を置く者は社会人と呼べるよね?』

『社会人たるもの、公私混同はイケないと思うんですよ?』
~~~~~~~~~


桃華「……?」

泰葉「な、何ですか!」

レイ「いや、なに、ひょっとしたらお前も『寂しい』のではないかと思ってな」

泰葉「さ……寂しい!? 私が…!?」

レイ「岡崎泰葉、お前は自分にストイックすぎる。自分を律し、滅私で仕事に臨む」

レイ「仕事と私事を切り分け、芸能人はこうあるべきだという殻に閉じこもる」

レイ「……そんな生き方、つまらんだろう。お前は会社の奴隷だな」

泰葉「!!!!」

268: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 14:02:29.05 ID:iA+v2+hr0

桃華「(れ、レイちゃま! 言い過ぎですわ!)」

レイ「残念だが……最近の俺は自分を殺し過ぎてね。相手に合わせ、媚び諂い、仕事を2回も失敗してしまった」

レイ「ならいっそ、紅茶キノコの活力を借り、言いたい事を言わせて貰おうか…!」ゴクゴク

レイ「ああ~、滾ってきた~…」ブルブル

桃華「」

桃華「(お、おかしい! 最近のレイちゃまは異常な程荒ぶってますわ…!!)」

泰葉「……っ」

桃華「(た、確かに……泰葉ちゃまの姿勢は間違っていませんが、けど、少し仕事に向き合う姿勢に危うさがありますけど……)」

レイ「ふふふ……!」

桃華「(れ、レイちゃまにこのまま言わせても、だ、大丈夫なのでしょうか…!?)」



●安価(重要)
櫻井桃華の行動

1.レイを止める
2.泰葉の味方をする
3.レイの言葉をオブラートに包む
4.泰葉の姿勢を上手く解釈し伝える
5.面白そうだから静観
↓1

269: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 14:02:52.38 ID:69scSWqAO
5

271: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 14:37:13.78 ID:iA+v2+hr0

桃華「(……)」

桃華「(私だけでも、平静を装いましょうか……)」

桃華「……」ズズズ…

レイ「仕事第一! つまらんなお前は! アハハハハ!」

泰葉「っ~~~!!」

レイ「なんのために芸能業界に居るのだ!? 金に困っているのか!? 仕事がそんなに楽しいか!?」

泰葉「え、ええ! 楽しいです! それがイケない事ですかっ!?」

レイ「仕事が生き甲斐、悪くない。だが、寂しい人生だな!」

レイ「会社にしか居場所が無く、仕事のことしか考えず、理解者もいない!」

レイ「会社に全ての意志を委ね、金を回す機械になり下がり、物言わぬ人形と化す!」

レイ「一体、何が楽しいのだ?」

泰葉「み……みんなの…喜ぶ顔が……」

レイ「ほう? ファンのため?」

レイ「他人のために働く。良い心掛けじゃないか。良い人だ」

レイ「自分の正直な感覚を抑え、他者が期待する像に合わせて自分の心を抑え偽り、あまつさえ、それを他者のためだと言い張る」

レイ「自分の人生がつまらない理由を、他人に押し付けるとは……」

泰葉「!!」

レイ「ハハハ! お前は奴以下だ! 驚いたぞ!」

レイ「奴でさえ、孤独であれど、自分の意志には嘘をつかず本能のまま全てを委ねているというのに…!」

泰葉「…………」

泰葉「……私は、こういう、生き方しか出来ないんです…!」

泰葉「い、今までだって、ず、ずっと……っ」ジワッ

桃華「!」

272: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 14:53:32.86 ID:iA+v2+hr0

桃華「…少し、強く言い過ぎですわ」

レイ「ん?」

桃華「彼女にも、思う所があるのでしょう。わたくし達より、ずっと長く、この業界を見て来たのだから…」

泰葉「っ……」

レイ「しかし、その末路が、自分を縛り無機質なものに変えていてもか?」

桃華「……」

レイ「さて、では、次に行こうか」

桃華「え?」

レイ「仕事第一の岡崎泰葉の趣味とやら、是非拝ませて貰おうか…」

泰葉「!」

レイ「フフフ……楽しみだ。まあ、人間らしい趣味を持っていればの話だがな」

泰葉「………」



・・・・・
・・・


273: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 15:02:17.77 ID:iA+v2+hr0


・・・
・・・・・
=======
(同時刻 7610プロダクション)


卯月「ううん……」

未央「どう? 何か一芸をモノにした?」

卯月「モノマネ……あ、あまりよくカンジが掴めなくて苦労しています…」

未央「いや、別に難しく考えなくても良いと思うんだよね…」

卯月「??」

未央「モノマネの本質から見たら、逃げになるかもしれないけど…」

未央「会場を沸かせたり、話題になるのだったら…」

未央「勢いに任せて、ワーッとやっちゃっても良いと思うよ?」

卯月「それ……つまり……」

卯月「司会の人や応援の人に、フォローをしっかりして貰う前提ですよね…」

未央「大丈夫! しまむーの可愛さなら、多分失敗してもほのぼのとした空気に包まれるよ!」

卯月「え、ええ~…」



●安価
島村卯月、本田未央のモノマネ題材
↓1.2.

275: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 15:04:12.47 ID:rrmDR1ZY0
サウザー

277: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 15:10:11.33 ID:KPi74wEZ0
ユダ

280: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 15:29:32.70 ID:iA+v2+hr0

======
(資料室)


菜々「やっぱり、モノマネといえば…!」

文香「?」

菜々「オリジナルも良いですが、無難な線で行けば、先人を参考にするのが一番良いと思うんですっ!」

文香「なるほど…」

菜々「清水アキラ、グッチ祐三、モト冬樹、コロッケ、クリカンとか…!」

文香「最近で言えば、原口あきまさ、ホリ、神奈月さんとか……色々多芸な方もいらっしゃいますね…」

菜々「長年研鑽を重ねた彼らには敵わないですが、その機微や姿勢は学ぶべき点は多いですね」

文香「そうですね……ただ、やはり特徴の捉えやすい人……というのは、すぐには思い浮かびません…」

菜々「むむー……簡単には行きませんねぇ…」

文香「はい……」




●安価
安部菜々、鷺沢文香のモノマネ題材
1.安部菜々
2.鷺沢文香
↓1.2.

281: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 15:34:13.10 ID:rrmDR1ZY0
ギター侍

282: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 15:35:58.62 ID:3oULD6mAO
野々村

284: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 15:45:07.20 ID:iA+v2+hr0

======
(一時間後 会議室)


シン「……」

シン「さて、お前ら、俺を唸らせる程の題材を探し当てたか?」

卯月「(う゛…!!)」

未央「(一応考えたけど、この人に見せるのは何か気が引ける…!)」

菜々「(トップバッターはかなり勇気が必要…!! こ、ここは皆のためにナナが、ナナが………)」

文香「(………)」

シン「……」

シン「…どうした? 腰が引けてるのが表情で見て取れるぞ」

シン「実際にこのトーク内容になれば、準備をした我らが有利ではないか!」

シン「本番の緊張はこの比では無いぞ。さあ、誰が最初だ!」

卯月「(が、頑張れ私っ! 勇気を振り絞って、手を挙げるのっ…!!)」

未央「(ぐ、ぐぐっ……)」

菜々「(なな、ナナが……オトナの余裕とお手本と言うやつを……っ!)」

文香「(…………)」



●安価
モノマネをやる人物
1.島村卯月『ユダ』
2.本田未央『サウザー』
3.安部菜々『ギター侍』
4.鷺沢文香『野々村』
↓1

285: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 15:45:28.61 ID:69scSWqAO
4

287: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 15:56:08.26 ID:iA+v2+hr0

文香「……」

スッ

未央「!!!」

卯月「っ!?」

菜々「なっ…!」

シン「ほう?」

文香「……」

シン「一番奥手な貴様が来たか……良かろう、見せてみろ」

文香「……はい」

文香「………」





文香「はっ……!」

文香「はろ~っ! そ、そらちんだよ~…☆」キャピッ

卯月「!」

文香「そらちんのにゅ~ちゃれんじっ…! お仕事トークはあとで、なう…」ビシッ

文香「おしゃべりでぱわーちゃーじっ☆ 今日もそらちんいっぱーつっ……♪」

文香「……」

文香「ぐふっ…!」ガクッ

シン「……」

289: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 16:04:19.86 ID:iA+v2+hr0

未央「(野々村……『野々村そら』のモノマネ…?!)」

菜々「(よ、良かった! 号泣議員で完全にキャラが崩壊してしまう文香ちゃんは居なかったんですね!!)」

文香「……」プルプル

卯月「(す、すごい震えてる…)」

菜々「(やっぱり恥ずかしかったんですね……でも、素晴らしいガッツでした!)」

シン「……」

シン「勇気は褒めてやろう」

文香「し、シンデレラに扮した時以上の、緊張と羞恥心でした……」プルプル

シン「キャラクターの掴みは良かったが、あとはその気恥ずかしさを払拭することだな」

シン「特徴のあるキャラを見つけたのは良かったぞ。もう少し練習すれば、放送できる位にはなるだろう」

文香「あ……ありがとう、ございました……」

シン「さて…」

シン「見っとも無いぞ貴様ら。一番奥手の文香が勇気を振り絞ったというのに…」

シン「続けて名乗り出る者はおらんのか?」

卯月「じ、じゃあ次は私が行きます!」

卯月「菜々ちゃんと未央ちゃんはもう既にやりましたし、まだ私だけが、何も出来ていません!」

シン「よし、早く見せろ」

卯月「は、ハイっ!!」



・・・・・
・・・


291: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 18:27:32.10 ID:iA+v2+hr0

・・・
・・・・・
=======
(二時間後 街中)



泰葉「……」

レイ「桃華の奴、遅いな…」

泰葉「(家族の人との電話が、長引いてるんでしょうか…)」

レイ「なあ……一ついいか」

泰葉「はい……」

レイ「さっきの話の事だが…」

泰葉「……」

レイ「ふっ、そう警戒するな」

レイ「少し言い過ぎた点を、素直に謝ろうと思ってな…」

泰葉「……別に大丈夫です。私の考えが間違っているとは思いませんが、貴方の言い分も……」

泰葉「正しいですから…。それは、認めます」

レイ「!」

泰葉「でも、普通の人は、アイドルと休日を過ごそうなんて、考えませんよ?」

レイ「そ、そうか…?」

レイ「まあ……多分、それは………彼女が特別だからだ」

泰葉「……特別?」

292: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 18:37:24.98 ID:iA+v2+hr0

レイ「ああ。俺に始めて親しくしてくれたアイドルで、俺が始めて勧誘したアイドルだ」

レイ「仲良くなろうと必死だったのかもしれん。実際の所、他人に合わせるという点では、お前の事をとやかく言う筋合いなんて俺には無いだろう」

レイ「……済まなかった」

レイ「だが、彼女と過ごすと本当に楽しいんだ。そう言う意味での特別ってヤツだ」

泰葉「(特別な存在……)」

泰葉「(そんなこと、考えた事無い…)」

泰葉「(彼女は、レイさんにとって特別な人……)」

泰葉「……」

泰葉「(この人達と過ごしていると、色々な事を考えさせられる)」

泰葉「(本当に、私とは違う……自由に生きて………楽しんでいる…)」

泰葉「(この世界でも……そんな事が出来るなんて…)」

レイ「…」

レイ「お前も同じだ」

泰葉「え?」

レイ「経験が長いと、周囲の期待や圧力というのは嫌でものしかかってくるんだろう。責任や築き上げたイメージ・矜持というやつか?」

泰葉「…」

レイ「自分でも気付かぬ内に、色々な物を背負い過ぎたんだよ。お前は……」

泰葉「………」




●安価(超重要)
岡崎泰葉の発言

1.「私と貴方達は……違います。根本的に…」
2.「同じとは、一体どういう事ですか?」
3.「……それを無くしたら、私は私ではなくなってしまいます」
4.「…私でも……、誰かの特別になれますか?」
5.「認めはしましたが……でも、やっぱり無茶苦茶です」
6.「背負っているのではありません。持っています」
7.「少し、貴方達が羨ましくなりました…」
8.「私には…、よく分かりません……」
↓2

294: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 18:40:20.78 ID:rrmDR1ZY0

296: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 18:43:47.62 ID:iA+v2+hr0
因みに

●安価
・特に選択肢によって上がり幅に変化なし
●安価(重要)
・選択肢によっては少し変動がある
●安価(超重要)
・選択肢の中にかなり大きい変動の物がある

くらいに捉えて下さい。たまに付け忘れるけど。

297: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 18:55:26.34 ID:iA+v2+hr0

泰葉「…私でも……、誰かの特別になれますか?」

レイ「特別…、か」

レイ「……つまり、同じとは、そう言う意味だ」

泰葉「?」

レイ「お前とて、重荷を取れば、所詮は一人の弱い人間。支えあわねば生きていけない」

レイ「だがそうすれば、誰かと楽しい時間を共有し、喜怒哀楽の表情を出せる事ができるハズだ」

レイ「……なれるさ。お前が下らん意地を捨てて、殻から飛び出し、他人と同じ目線で関わればな」

泰葉「……」

レイ「もう少し、簡単に捉えろ………と言っても、立場が難しいか?」

泰葉「……いえ」

泰葉「私も、私の中にある自分の像を、とてつもない重い物に感じ過ぎていたかも知れません」

泰葉「……少し、これから考えてみます」

レイ「……」

298: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 19:00:46.54 ID:iA+v2+hr0

レイ「先程も言ったが、今のお前は人形だ」

泰葉「人形……」

レイ「自分の意志を持たず、誰かに操られ、他人を喜ばすために綺麗な服を着せられるだけの……」

泰葉「………」

レイ「………もっと自分を出しても良いんじゃないか?」

レイ「自分の好きな事をして、自分を好きなように売り出す」

レイ「自分の好きな事が出来ないなんて、つまらないだろう?」

レイ「お前は……何のために仕事をしているんだ?」

レイ「さっき言ってたように、ファンのためか?」

泰葉「それは……」

レイ「いや、それでも良いだろう。顧客商売にとって大切なことだ。お前は間違っちゃいない。今でもファンは大勢いるのだろう?」

レイ「ただ……」

泰葉「…?」

レイ「自分の事を省みないで活動しても、ファンが喜ぶとは到底思えんがな……」

泰葉「……!!」

レイ「……これも前に言ったが、俺は……」

れい「お前が哀れに思えたのだ。それだけだ」

泰葉「……」

泰葉「(特別……)」

泰葉「(私にも、そう思えるような人達が……いつか出来るのかな…?)」

泰葉「(ただ、今は……)」

泰葉「(誰も想像できないのが……悔しいです…)」




●安価
新密度+(×5)
↓1

299: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 19:01:07.87 ID:rrmDR1ZY0
ああたぁ!

301: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 19:11:48.06 ID:iA+v2+hr0

★新密度 945→1380/2000



桃華「お待たせしましたわ!」タタタ

レイ「長かったな」

桃華「や、山に行ったと教えたら、お父様も心配していたようですの…」

レイ「ふむ……次から連絡を差し上げるか」

桃華「つ、次!? わ……私は別に…!」

レイ「さて、では最後に岡崎泰葉の趣味に関してだが…」

泰葉「!!」

泰葉「あ、あの……もう今日は充分画は取れたんじゃないですか?」

桃華「?」

レイ「しかし、一応は3人分の趣味の映像を収めんとな…」

泰葉「でで、でも…!」

レイ「…?」



●安価
レイの発言
1.「そうか……お前もキノコを愛でる者だったか…!」
2.「大丈夫だ。お前の趣味が何であれ、明日からも自然に仲良くしよう」
3.「気にするな。誇れる趣味じゃなくてもいいじゃないか」
4.「問題ない。絶対に笑ったりしないし、変な目でも見ない」
5.「なるほど……言わんとしてる事は分かった。俺に付いて来い」
↓2

303: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 19:12:46.00 ID:mnZ/IY9HO
1

306: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 19:32:33.05 ID:iA+v2+hr0

レイ「!」

レイ「水臭いじゃないか、岡崎泰葉…!!」

泰葉「え、はい??」

レイ「そうか……お前もキノコを愛でる者だったか…!」

泰葉「!?」

泰葉「は、はい!? ち、ちが…!」

レイ「心配するな……何も隠す趣味じゃないぞ!」

泰葉「」

レイ「そうと決まれば……さっそく散策用装備一式を揃えに行こうじゃないか!」

レイ「桃華、カメラを頼むぞ」ポイッ

桃華「え、ええ…」

レイ「さあ、確か近くにアウトドアショップがあった筈だ!」ズルズル

泰葉「あ、あうあ……!」グイグイ

桃華「……」



●安価(超重要)
桃華の行動

1.泰葉が何か言いたそうだから言わせてあげる
2.とりあえずレイの暴走を止める
3.もう諦め静観する
↓2

308: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 19:35:07.20 ID:tG3ty8SWO
2

309: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 19:41:50.84 ID:iA+v2+hr0

桃華「……お仲間を増やしたい気持ちは分かりますけど…」

桃華「少し落ち着きなさい? レイちゃま?」

レイ「……」

泰葉「は、はー、はー…」

レイ「親睦を深めたいと思う気持ちの何がいけない…」

桃華「順番という物がありましてよ、次は泰葉ちゃまの番ですわ」

泰葉「あ、ありがとうございます…」

泰葉「もう……隠さず言います…」

レイ「……」

泰葉「展示会……、展示会が今日近くで行われてるんです…」

レイ「て、展示会…!?」

レイ「ど、どこで!? 郷土物産、いや、地下か!?」

泰葉「ち、近くの会館です」

レイ「よし、すぐ行こう! 案内してくれッ!」ガシッ

泰葉「お、落ち着いて下さい…!!」

桃華「(もう何を言っても無駄ですわね…)」


・・・・・
・・・


312: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 19:50:26.65 ID:iA+v2+hr0


・・・
・・・・・
=======
(4時間前 カフェゼノン)



サウザー「フフフ……!」

幸子「あ、あの…」

サウザー「何かな?」

幸子「今日は、トークバトルショーの下準備……と聞いたのですが…」

サウザー「如何にも!」

幸子「…具体的には、何をするんですか?」

サウザー「『自分にとってかわいいもの』が我らの題材だ!」

幸子「カワイイもの……?」

幸子「それ、つまり自分が好きな物と……そう捉えていいんですか?」

サウザー「そうだ!」

幸子「……それで…」

幸子「ボクの目の前に置いてあるラッシー3種は……どれを飲めばいいんでしょう?」

サウザー「とりあえず、全種!」

幸子「お、お腹を下しちゃいますよ!!」

314: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 20:08:36.63 ID:iA+v2+hr0

サウザー「で!」

幸子「?」ゴクゴク

サウザー「貴様、カワイイと思うものは何だッ!!」

幸子「それは、勿論……ボク自身に決まっているじゃないですか!」

サウザー「ほほう!!」

幸子「どんな服を着ても、どんな場所で撮影しても、どんな役柄であろうとも…!」

幸子「ボクのカワイさは永遠不変! 万国共通です!」

サウザー「なるほどッ!!」バン!

幸子「何をしても許され、何をしてもカワイイ! それがボクであり、ボクたる所以です!」

幸子「カワイくなければボクじゃありません! しかし、カワイイからこそボクなのです!」

サウザー「……」

サウザー「……へえ?」

幸子「き、急に冷めましたね…」

サウザー「で、あれば…」

サウザー「我らはカワイイものを探す事など不要。他の奴らのように、趣味や私生活の一場面を撮影したり、モノマネに興じ芸を磨く必要も皆無…」

幸子「他の皆さんも、既に思い思いに活動していたんですか」

サウザー「そこでだ!」

幸子「?」



●安価
今日の行動
1.幸子がどこまで極限に可愛くなれるか試す
2.幸子の可愛さと矜持がどこまで保てるか実験
3.幸子の可愛さをアンケート
4.普通に幸子の可愛さを磨く
5.その他(内容自由)
↓3

317: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 20:10:17.78 ID:XrMG2vPEO
4

318: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 20:24:31.23 ID:iA+v2+hr0

サウザー「きょ」

幸子「あ、そうだ」

サウザー「……」

サウザー「何だ…?」

幸子「カワイイものが題材というのであれば、今日は…」

幸子「ショッピングに付き合ってくれませんか?」

サウザー「!?」ガタッ

サウザー「き、貴様……この俺に、荷物持ちでもさせる気か?!」

幸子「フフーン、たまにはボクの言う事を聞いてくれても良いんじゃないですか?」

幸子「今日は、普通にボクの可愛さを磨くと言う事で…」

サウザー「却下だ」

サウザー「今日は貴様を面白おかしく振り回すと云う俺の野望を、そんな下らん瑣末な行動で潰すことは出来ん」

幸子「……」

幸子「サウザーさんって…」

幸子「他のアイドルと関わってる所、あんまり見た事無いですけど…」

サウザー「ふぐっ!?」

幸子「……今日はボクと一緒に、ボクと付き合って行動してくれませんか?」

サウザー「ぐっ……き、貴様ッ…!!」

幸子「まあ、ダメなら……今日は帰りますけど…」

サウザー「……」



・・・・・
・・・


320: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 20:45:25.34 ID:iA+v2+hr0

・・・
・・・・・
=======
(ミニチュアドールハウス展示場 会館)



泰葉「こ、これが……私の趣味です」

桃華「わぁ…♪」

レイ「……」

泰葉「じ、実は……公にしたのは、初めてで…」

泰葉「お……オカシイ、ですよね…」

桃華「いいえ! そんなことありませんわ!」

泰葉「!」

桃華「素晴らしいですわね、こんなに小さいのに、精巧な仕掛けをふんだんに盛り込んでますわ…!」

レイ「……」

桃華「泰葉ちゃま? このギザギザの作品は……ひょっとして…」

泰葉「あ、その家は、確か有名な建築家が手掛けた物ですね」

桃華「やっぱり! そう思いましたわ! このインテリアの様式、それに奇怪な箱の構造!」

桃華「ドールハウスとは、普通の家を小さく模した物だけだと認識していましたが…!」

桃華「こういった芸術のようなデザインや、作り手の遊び心を加えた、様々な形があるんですね…!!」

桃華「それに、凄く可愛らしいですわ♪ 実際、こういう家に住めたら、毎日が楽しいでしょうね」

泰葉「そ、そうですよね! 自分で組み立てたり、小物を作るのも、凄い楽しいんですよ!」

泰葉「(よ、良かった……普通に気に入ってくれた…♪)」

レイ「……」




●安価
レイの行動

1.用途について質問する
2.とりあえず興味を示す
3.桃華の家の家具について思い出す
4.ドールハウスにキノコを投入する
↓1

321: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 20:46:02.02 ID:rrmDR1ZY0

323: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 20:57:02.31 ID:iA+v2+hr0

レイ「何だ、本当に別に隠す様な趣味じゃないな…」

泰葉「?」

レイ「実に女の子らしい、可愛らしい趣味だ。何故隠すのだ?」

泰葉「そ、それは……」

泰葉「い、イメージとかあるし………何より、恥ずかしくて…」

桃華「!」

桃華「あら、案外可愛らしいですわね」

泰葉「なっ!?」

レイ「しかし、本当に細部まで拘っているな……」

レイ「眺めるだけでも楽しいが、実際に触ったりできる物は無いのか? 手にとって遊んだりしないのか?」

泰葉「私も普段は、自前の家に色々とインテリアを買って増やしたり、拘って作ったりしますけど…」

泰葉「向こうにそういうスペースがあるみたいですが……行ってみます?」

レイ「そうだな。是非、感触を確かめたい」

泰葉「じゃあ、案内しますね」

泰葉「…♪」



●新密度+
↓1

324: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 20:57:38.29 ID:KBDjNqH/0
はい

325: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 21:38:48.65 ID:iA+v2+hr0

★新密度 1380→1409/2000



レイ「ドールハウスは、単なる玩具かと思ったが…」

レイ「この精巧さと綺麗な見た目は、インテリアとしても抜群に映えるな…」

泰葉「そうですよね! コレクターも多いし、結構バリエーションもあるんですよっ!」

桃華「こういう愛らしい人形で遊ぶのも、童心に帰って、凄く楽しいですね…♪」カチャ

泰葉「ふふっ、分かります。こういうので実際の生活をシュミレーションしたりする人もいるんですよ」

レイ「成程……確かに、訪れてる客の中には、カップルも多いな…」

レイ「この人形も、どことなくお前らに似ているな…」

桃華「!!」

桃華「レイちゃま! わたくしは、将来はこういう家に住んでもよろしくてよ?」

泰葉「夢が広がりますよね……、私なら、こういう綺麗なキッチンで、色々な料理を作ってみたいですね…♪」カチャ

桃華「まあ! 料理のミニチュアもあるんですのね!」

桃華「ではわたくしは、この人形で……よっ…!」カチャ

桃華「優雅な庭園で、紅茶を楽しむのも、良いですわね…♪」

泰葉「あははっ! そのお人形さん、桃華さんにそっくりで愛らしいです♪」

桃華「いやですわ、わたくし、こんなに可愛らしい人形に比べたら流石に劣りますわよ…♪」

泰葉「ふふっ…♪」

レイ「……」

326: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 21:43:06.40 ID:iA+v2+hr0

レイ「岡崎泰葉は、そういう風にも笑えるんだな…。お前の笑い顔は初めてみた」

泰葉「!」

泰葉「うっ…!」

レイ「恥じる事は無い。今の笑顔は凄く可愛らしかったぞ?」

レイ「そういう笑顔を、今後も自然に表に出していけると良いな…」

泰葉「~~~~っ///」

泰葉「ど、努力します…」

桃華「ねえレイちゃま? レイちゃまはこの人形を使って、どういう風に過ごすんですの?」

レイ「!」

レイ「そうだな……俺は……」ガサガサ

桃華「?」

レイ「俺はこのシイタケを、木製のガレージに植えたいな」ドカッ!

桃華「」

泰葉「」

レイ「なんだ、家の近くに林もあるじゃないか!」

レイ「横たわった大木と草の具合が、実にリアルで素晴らしいな…」

レイ「おい、岡崎泰葉、この土は何を使ってるんだ?」

泰葉「それは、粘土ですね」

レイ「粘土か……なるほど…」

レイ「柔らかい土ならば、先程採ったアオハツでも植えるか…」ドカッ!

桃華「れ、レイちゃま! あくまで展示物ですから、本物のキノコを次々と植えるのはやめなさい!!」グイッ

泰葉「お、お願いです! 土が少し付いてます!!」グイッ

レイ「キノコの制作キットやディスプレイは無いのか? 色々な小物を是非見てみたい」

泰葉「売ってる所を案内しますから! 早くキノコをしまって下さい!!!」グイグイ




●安価
新密度+
↓1

327: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 21:43:27.15 ID:rrmDR1ZY0
あたぁ!

329: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 22:01:10.36 ID:iA+v2+hr0

★新密度 1409→1424/2000


======
(2時間後 街中)



レイ「さあ、これで3人の趣味を撮り終えたな…」

桃華「お二人の意外な一面を垣間見れて、楽しかったですわ♪」

泰葉「……」

レイ「岡崎泰葉、今日はどうだったか?」

泰葉「はい、今日は…」

泰葉「他の人と休日を過ごすのは、本当に久し振りで…」

泰葉「…本当に、楽しかったです」

桃華「また今度、わたくしと一緒に紅茶を飲みに行きましょう?」

泰葉「!」

泰葉「は、はい! 是非っ…!」

レイ「また今度、俺と一緒にキノコを採りに行こうな?」

泰葉「はっ……!」

泰葉「か、考えておきます…」

レイ「ふふふ……また仲間が増えそうだ…」

桃華「折角、三人で過ごしたのですから…」

レイ「ん?」

桃華「何か、記念が欲しいですわね?」



●安価(重要)
最後の記念

1.3人でプリクラでも撮る
2.お揃いのキーホルダーでも買う
3.お揃いの服を買う
4.もっと遊ぶ
5.別に記念はいらない
6.その他(内容自由)
↓1

330: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 22:01:33.81 ID:d9UxPoq+O
2

333: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 22:12:41.20 ID:iA+v2+hr0

桃華「3人で、お揃いのキーホルダーでも買いましょうか♪」

泰葉「お……お揃いですか?」

レイ「ん? 何かあったか?」

泰葉「い、いえ……でも…」

泰葉「……」

泰葉「(桃華さんならまだしも、レイさんとお揃いだと……色々周囲に邪推されたら、向こうにも迷惑になるんじゃ…)」

レイ「(成程……)」

レイ「(お揃いだと、何か不都合があるのではないか、と考えているな…)」

泰葉「……」

泰葉「あ、あのっ!」

泰葉「め……、迷惑、じゃないですか?」

レイ「!」

泰葉「私……そういう、誰かとお揃いの物とか、買った事が無くて…」

レイ「ああ、全然構わんぞ。寧ろ、良いんだな?」

桃華「でしたら今日から、これからもっと、記念や思い出を作って行きましょう♪」

泰葉「!!」

レイ「そうだな……俺達はもう、ただの仕事仲間では無い」

桃華「お友達…、でしょう?」

泰葉「は……はいっ!」

泰葉「ありがとうございます…!」


・・・・・
・・・



●安価
新密度+(×3)
↓2

335: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 22:13:27.66 ID:ZURKwYqW0

337: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 22:21:39.79 ID:iA+v2+hr0

★新密度 1424→1622/2000


・・・
・・・・・
======
(夜 星輝子の自宅)


輝子「ふ、フヒ…」

輝子「今日は沢山採れたね…」

レイ「カメラで撮られていると気合が入るな…」

輝子「撮影?」

レイ「いや、ビデオカメラで記録を撮っただけだ」

輝子「そうか……」

輝子「じゃあ、これ、今日使うか…」

レイ「そうしよう。全部使って豪勢に料理でも作るか…」


ビーッビーッビーッ

レイ「!」

輝子「……私、先に下りてるね?」

レイ「おう。後で行く」



カチャ


レイ「もしもし…」

『あ、レイさんですか?』」

レイ「?」

『あの、岡崎です。今日は、ありがとうございました…』

339: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 22:44:01.51 ID:iA+v2+hr0

レイ「ああ、岡崎泰葉か。どうした?」

レイ「仕事の件で、何かあったか?」

『いえ……』

『今日、お二人と行動を共にすることが出来て、本当に楽しかったです』

『……これからは、自分の意志も、少しずつ表に出して仕事をして行きたいと思います』

レイ「……ああ。お前の好きにするが良い」

レイ「もっと楽しく仕事が出来ると良いな」

『はい。それで、5日後の収録は、よろしくお願いします』

レイ「ああ。何とかフォローしてやるから、心配するな。特にサウザーからはな」

『……はい、それで、もうひとつお願いなんですが…』

レイ「?」

『あの、その……』

『名前の事で…』

レイ「名前?」

『別に、他意は無いのですが、少し不自然だと感じたので…』

『今後は……な、名前で呼んで貰えますか? フルネームでは無く…』

レイ「何だ、そんなことか……了解だ」

『そ、そのほうが……番組でも和やかな感じで、映ると……思います』

レイ「本番はよろしく頼むぞ、泰葉」

『!』

『はいっ! よろしくお願いします!』

レイ「あとは?」

『あ、あとは……と、特にないです』

レイ「そうか。ではな」

『はい、おやすみなさい』

ガチャ

レイ「……」

レイ「……」


バッ!

レイ「輝子ーッ!!! まだ包丁は入れないでくれッ!!」バタバタ

レイ「俺が…、俺が入れるッ!! あの繊細な断面を直に観察したいんだーッ!!」


バタン!


・・・・・
・・・


341: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 22:54:29.14 ID:iA+v2+hr0

・・・
・・・・・
=======
(同時刻 7610プロダクション 会議室)


サウザー「……」

サウザー「シュウ様さあ……カワイイって何だと思う?」

シュウ「カワイイ?」

ユダ「何だ、藪から棒に…」

サウザー「今日は……不快にも、輿水幸子の腰巾着をさせられたワケよ」

ユダ「お前が!?」

サウザー「だって……俺主導だと帰るとか言うし…」

サウザー「普通に可愛さを磨く? 普通にショッピングして終わったぞ?」

サウザー「あれはダメだ……あんなの、何の題材にも薬にもならん」

サウザー「幸子があんな小難しい子だなんて……思いませんでした」

シュウ「お前にしては珍しいな……本来なら強引にも幸子を引っ張って街に繰り出すかと思ったんだがな…」

サウザー「フン……今回は我が子を想う父性を押し出して、イメージアップを図ったが…」

ユダ「……普通にキモイな」

シュウ「お前が父性とか本当に止めてくれ。子供を大切に扱うとか真逆のイメージも良いとこだろ」

ユダ「詐欺だな」

サウザー「いや、プロデューサーとしての側面もあるのかなって…」

シュウ「お前プロデューサー向いてないからな? もうぶっちゃけ言うけど…」

343: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 23:12:16.54 ID:iA+v2+hr0

ユダ「ところで、先程346プロダクションから通達があったぞ」

サウザー「なに?」

ユダ「向こうの未決定だったトークチームBの構成が、確定したようだ」

シュウ「こちらの変更で手間を掛けたからな…、遅れるのは仕方あるまい」

サウザー「フン…」

サウザー「誰が相手でもトークなど楽勝だが、向こうのチームAの応援アイドルにトキが居るのが不可解だ…」

ユダ「病人と舐めてかかると、痛い目を見るぞ。奴の動きは常人には捉えられんからな…」

シュウ「……トーク主体のイベントだよな? これ…」

ユダ「それと……、どうやら司会側には、SNK局が介入するらしい」

サウザー「な、何ィ!?」ガタッ

シュウ「修羅の国が……帝都に続き、遂に腰を上げたか…!」

サウザー「よかろう! 全面戦争だ! 5日後の収録で奴らを完膚なきまで叩きのめし、我が南斗聖拳が頂点に立つという事実を、堂々と突き付けてやろうッ!!!」




●安価(連投OK)
トークチームBのメンバー
↓1.2.3.4.5.

344: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 23:12:57.57 ID:IEZr3MdQo

345: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 23:13:30.50 ID:rrmDR1ZY0
薫(TEITO枠

346: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 23:13:38.38 ID:N/Vc+wgW0
李衣菜

347: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 23:14:15.68 ID:rrmDR1ZY0
上田しゃん

348: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 23:16:22.97 ID:69scSWqAO
ケンシロウ

349: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 23:16:53.48 ID:iA+v2+hr0
●安価
龍崎薫の所属
コンマ00~49:346プロダクション
コンマ50~99:帝都グループ
↓1

350: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 23:17:15.82 ID:rrmDR1ZY0
てんてぇ

352: ◆IChdy0b67U 2015/07/05(日) 23:30:19.87 ID:iA+v2+hr0

ユダ「346プロダクションからは多田李衣菜、及川雫、ケンシロウ…」

サウザー「ケンシロウ!?」

サウザー「フハハハハッ! これでもうチームBは敵じゃないぞ!」

シュウ「ケンシロウか……彼にトークは厳しいだろう」

サウザー「奴はちょっとアホの子だからな。ゴーグルのガキとリンが居なければ、マトモな発語すら出来んだろう!」

ユダ「あと2人は、帝都の紹介で、上田鈴帆と、龍崎薫が混ざるようだ」

サウザー「尚更敵では無いな。外部の人間を2人も混ぜ、且つケンシロウという核爆弾を抱えるチームBは、もう無視で良いだろう」

シュウ「上田鈴帆か…、懐かしいな」

ユダ「たしか、元の○×プロダクションは帝都に吸収合併されたと言っていたな?」

サウザー「鈴帆か……最悪な思い出しかないな」

サウザー「この聖帝の敵に回るとはいい度胸だ。奴にも辛酸を舐めてさせてやる」

シュウ「応援のアイドルはどうだ?」

サウザー「聞くまでも無い。もうチームBは終わったな…」

サウザー「これならば、我が2チームの勝利も確実だ。今回は楽観していいだろう」

サウザー「フフフ……さて、今日は布団の中で、どのような明るい会話を繰り広げるか、イメージトレーニングに励むとしようか…」


●安価
『トークチームB応援メンバー』
↓2

 
357: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/05(日) 23:35:21.73 ID:rrmDR1ZY0
仁奈でごぜーます

365: ◆IChdy0b67U 2015/07/07(火) 18:45:27.90 ID:faEveArH0

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●【346プロダクション】●
『トークチームA』:渋谷凛、ヘレン、白菊ほたる、木場真奈美、十時愛梨
『応援アイドルA』トキ

『トークチームB』:ケンシロウ、及川雫、多田李衣菜、上田鈴帆(※)、龍崎薫(※)
『応援アイドルB』:市原仁奈


●【7610プロダクション】●
『トークチームC』:サウザー、レイ、輿水幸子、櫻井桃華、岡崎泰葉(※)
『応援アイドルC』:日野茜

『トークチームD』:シン、島村卯月、本田未央、安部菜々、鷺沢文香
『応援アイドルD』:イヴ・サンタクロース


(※)帝都グループより特別出演

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



【岡崎泰葉との新密度】
・齢16歳にして芸能界のベテラン、岡崎泰葉は、この業界の暗部を垣間見ている
・彼女を『帝都グループ』の元斗一派から引き抜くには、心の理解を深め、この業界への新たな活路を示す必要がある
・しかし、現在のレイは度重なる失敗続きで荒みきっているため、彼女に対するアプローチの予測が不可能

・今回の共催イベント『トークバトルショー』では、色々な裏話なども通じて、彼女の様々な一面が露わになる筈である
・ベテランの彼女のプライドは高いが、自分を磨くことに真摯な姿勢を上手に利用し、南斗一派に関心を向けさせることが、勧誘の鍵となる

★最大値2000
★安価で随時プラス
★行動で随時プラス
★トーク内容で大幅プラス
★何も差し障りの無い行動やトークだと、数値は変動せず
★最大値到達で、勧誘は確定する






現在値 1622/2000

★★★トークチャンス(判定)は1回+α!
★★★確実に物にし、勧誘を目指す事が重要!

366: ◆IChdy0b67U 2015/07/07(火) 19:06:00.82 ID:faEveArH0


・・・
・・・・・
======
(本番当日 SNK局収録スタジオ)


パチパチパチパチパチ!

瑞樹「皆さんこんばんは! SNK局アナウンサー、川島瑞樹です」

瑞樹「本日行われるトーク番組、『トークバトルショー』では…」

瑞樹「様々なアイドル達のトークを通じ、その実態を探ろうという、特別企画です!」

瑞樹「個性豊かなメンバーを取り揃えております! では早速紹介していきましょう!」

瑞樹「まずは346プロダクションより、トークチームAの皆さんです!」

368: ◆IChdy0b67U 2015/07/07(火) 19:08:40.28 ID:faEveArH0

パチパチパチパチ!


ヘレン「ハロー、エヴリワン! ヘレンよ。今回はチームリーダを務めるわ」ファサッ

ヘレン「地味に皆勤賞なのは、やはり世界中から愛されている私の名は、ネットに齧りつく坊や達ですら、自然と口に出るレベルなのね!」

ヘレン「今日は、世界レベルのトークというものをお見せするわ……イッツショータイム」

凛「どうも。渋谷凛です。トークは苦手だけど、精一杯やります」

真奈美「こんばんは。木場真奈美です。交渉は得意だが、今日は朗らかに努めたいと思うよ。よろしく」

ほたる「ど、どうもこんばんは…。白菊ほたるです。今日もNGは10回以内に収めたいと思います…」

愛梨「十時愛梨ですっ! 今日は噛まないように頑張るので、応援よろしくお願いしますね!」

レイ「レイです。妹の隣で懸命にフォローしたいと思います。カメラは彼女に寄り過ぎないように」ポン

愛梨「はいっ! よろしくお願いしますっ♪」


パチパチパチパチパチ!



瑞樹「以上がチームAです。非常にバランスの取れたチームだと思います」

瑞樹「比較的落ち着いた印象を受けますね。かなりの守備力がありそうです!」

瑞樹「特に、ヘレンさんと木場真奈美さんの存在が実に心強いですね。あらぬ方向にとんだトークの舵取りや、大人のユーモアな会話を期待しましょう!」

瑞樹「……」

瑞樹「最後の部分……、あれ、カットで」

371: ◆IChdy0b67U 2015/07/07(火) 19:19:51.29 ID:faEveArH0

瑞樹「続いて同じく、346プロダクションより、トークチームBの皆さん、どうぞっ!」


パチパチパチパチパチパチ!



李衣菜「李衣菜ですっ! 全国のみんなー!! 今日は私の超シビれる、キレッキレのトークに注目だよーっ!」ガタッ

李衣菜「あと、チームリーダーも務めます! 上手く引っ張れるか不安だけど……まあ、勢い?」

李衣菜「うん! 何とかなるなる! 会話はハートとハートのぶつかり合いですからッ!」

雫「はーいっ! 及川雫と申しますーっ! 今日は李衣菜ちゃんと一緒に、テンション上げて行きますよー☆」

薫「龍崎薫でーすっ! きょうはみんなのお話いーっぱいきかせてもらうから、頑張ろうねぇ♪ あれ、お話するんだっけ??」

鈴帆「今日はよろしゅう! 上田鈴帆たい! 薫しゃんと帝都グループからの参加けん、皆に馴染めるようするけんね!」

ケンシロウ「……」


パチパチパチパチパチ!



瑞樹「チームBは活発で若さが溢れ出てますね! いやあ、お姉さんも負けないぞー?」

瑞樹「あ、あとケンシロウさん、カメラは赤いライトが点灯するので、そっちに顔を向けて下さいね!」

瑞樹「若さでどこまで突っ走れるかが、勝負の鍵になるかもしれません! 346プロと帝都グループの混合チームという所も注目です!」

373: ◆IChdy0b67U 2015/07/07(火) 19:30:41.58 ID:faEveArH0

瑞樹「それでは次に参りましょう! 気概溢れる7610プロダクションより、トークチームCの方々です!」


パチパチパチパチパチ!


サウザー「フハハハハ! さあ、スタジオを南斗一色に染め上げてやろうではないかッ!」

瑞樹「!!!」

瑞樹「ちょ、ちょっと待って! 色々と待って!!」

サウザー「……」

瑞樹「な……何で裸サスペンダーなんですか!?」

サウザー「フフフ…!!」パチン

瑞樹「……!」

サウザー「フフフフ…!!!」パチン

瑞樹「ぱ、パチンパチンとベルトを肌に叩きつけるの、止めてもらます?」

サウザー「……」パチンパチン

瑞樹「ちょ、ちょっと! 彼芸人枠でしたっけ!?」

瑞樹「リハーサルは普通だったのに、何で妙に気合の入った衣装で…!!」

サウザー「……」ニヤニヤ

瑞樹「やめて…っ! 刺激が強すぎて、め、目の毒です…」

サウザー「…」スッ

瑞樹「た、立ち上がらないで下さい!! 普通に怖いです!!」

サウザー「……」スタスタ

瑞樹「来ないで……! あああぁ……」

瑞樹「わ、わからないわ……!」

375: ◆IChdy0b67U 2015/07/07(火) 19:40:17.81 ID:faEveArH0

======
(Take2)


瑞樹「き、着替えましたね?」

サウザー「フン……このスタジオに、大胆さと恥じらいの間を身をもって表現してやろうと考えたのに…」

瑞樹「別の番組でお願いします…」

サウザー「何故、上田鈴帆や市原仁奈の着ぐるみが許されて、俺のニップレスが許されんのだ?」

瑞樹「……」フー

瑞樹「それでは次に参りましょう! 気概溢れる7610プロダクションより、トークチームCの方々です!」




パチパチパチパチパチ!


サウザー「将星のサウザー、南斗鳳凰拳の使い手にて南斗の帝王…」

幸子「よ、妖星のユダ……南斗紅鶴拳の美しき闘士…」

桃華「さ……殉星のシン……南斗孤鷲拳を操る愛に殉じる男…」

泰葉「仁星のシュウ、南斗白鷺拳の達人であり、一児の父…」

レイ「義星のレイ。愛する物は妹と、そしてキノコです」

サウザー「ハイッ! ボク達……!」


「「「 南斗聖拳大好き芸人ですっ!! 」」」


瑞樹「ストーーーーーーーーーップ!!!!」バン!

377: ◆IChdy0b67U 2015/07/07(火) 19:49:25.48 ID:faEveArH0

======
(Take3)


瑞樹「お願いします……リハ通りで…」

瑞樹「ウチの局長を怒らせたら、どうなっても知りませんよ?」

サウザー「アドリブという遊び心が分からんのか……頭の固い女だ」

瑞樹「……」



瑞樹「それでは次に参りましょう! 気概溢れる7610プロダクションより、トークチームCの方々です!」


パチパチパチパチパチ!


サウザー「ハーイ! 聖帝サウザーです! 新巻の発売告知に参りました! 新巻共々よろしくお願いしますッ!!」バン!

サウザー「勿論、俺がチームリーダーだ。リーダーと言われると、ちょっと若い頃を思い出すよね?」

サウザー「まあ本来はリーダーでもマネジャーでもスーパーバイザーでも主任でもない。俺、社長ですから…!!」

幸子「輿水幸子です。今日はカワイいボクのキュートなトークで、話題の中心になっちゃいますから!」

桃華「櫻井桃華ですわ! 皆さま、今日はお手柔らかに…!」

泰葉「こんばんは。岡崎泰葉です。トークバラエティは初参加ですけど、精一杯やらせて貰います!」

レイ「愛梨の隣の席が良いです。彼女は俺の妹の筈です。……面影があるもの。本物? いや……何処にも居ないんですよね…」プルプル


パチパチパチパチパチ!



瑞樹「ありがとうございました! このチームはちょっと死角が見当たらない、かなり手強いメンバー構成ですよー?」

瑞樹「チームを振り回す社長さんのカバーを、桃華ちゃんと帝都グループの泰葉ちゃんがしっかりと受けてくれそうです! 幸子ちゃんのキャラも実に今回は光りそうです!」

瑞樹「今日は、チームを下から持ち上げるポジションのレイさんが不調なのが、唯一不安ですね。何故こんなに暴走気味なのでしょうか…??」

379: ◆IChdy0b67U 2015/07/07(火) 19:56:22.18 ID:faEveArH0

瑞樹「では最後に、7610プロダクションからのトークチームDをご紹介します! 張り切ってどうぞ!」


パチパチパチパチパチ!



シン「KINGだ。今日はチームリーダーを務めるぞ」

シン「見た限り、他のチームはアクの強い有象無象といった所だろう。正直、低脳とは会話すらする気が起きんが…」

シン「チームBだけは要チェックだ。あのチームには、是非とも積極的に会話を飛ばしていきたい」

卯月「こんばんは、島村卯月です! 噛まないのは勿論ですけど、ちゃんとキャッチボールをして基本を心掛けます!」

未央「どうも! 本田未央ですっ♪ この日のためにトーク練習はバッチリだよ~? 張り切って行くのでよろしくッ!」

菜々「はーいっ☆ みんなのアイドル、安部菜々ですっ☆ キャハっ♪」

菜々「JKの話題なら完璧ですっ! 任せて下さいね☆」

文香「鷺沢文香です…。 どうぞ、よろしくお願いします…」


パチパチパチパチパチ!



瑞樹「Dチームも他のチームに負けず劣らず、個性が強い面々ですね」

瑞樹「バランス自体は充分ですね。勢いに乗ったら、ここが一番止まらないチームかもしれません!」

瑞樹「攻撃力はかなりある方だと思うので、積極的に身を乗り出してトークに参加して欲しいです!」

380: ◆IChdy0b67U 2015/07/07(火) 20:05:55.95 ID:faEveArH0

瑞樹「以上の4団体がトークチームになります! 個性豊かなトークに期待です!」

瑞樹「では、彼らを支える『応援アイドル』にご登場願いましょう!」

瑞樹「トーク毎に、応援アイドルは様々な指示を出し、チームの方向性やスタイルをサポートします!」

瑞樹「時には会話を振られることもあるかもしれませんが、ユニークな対応でお願いします!」

瑞樹「あと、一回のトーク毎に『ポイント横取りチャンス』を設けていますので、その時には様々なゲームで活躍して貰いましょう!」



瑞樹「まずは…」

瑞樹「トークチームAより、トキさんです! 本日は、どうぞ宜しくお願いします」

トキ「……ああ」

トキ「………ごほっ、ごほっ…!」

瑞樹「えー…、彼は会話で追いつめられると、咳込む特異体質ですので、これは緊張していると捉えて良いのでしょうか??」

瑞樹「次にトークチームBより、市原仁奈ちゃん! 今日も可愛らしいです!」

仁奈「みなさん、よろしくお願いするのでごぜーます! 今日はひつじの気持ちになるのです!」

瑞樹「いや~、愛くるしいですね♪ トークより彼女に目が行ってしまいそうです」

瑞樹「さあ、トークチームCからは、若手のルーキー、日野茜ちゃんです!」

茜「全力熱血っ! ファイトーっ!!!」バッ!

瑞樹「元気いっぱい! 若いって素晴らしいですね、でもお姉さんも負けないからっ!」

瑞樹「さて、最後はトークチームDより、イヴ・サンタクロースちゃんです!」

イヴ「こんにちはー☆ 皆さん、頑張って下さいねぇー♪」ヒラヒラ

瑞樹「さあ、本人は静観を決め込んでますが、ゲームではきっちり活躍して貰いましょう!」

瑞樹「あとイヴちゃん? 今は夜なので『こんばんは』ですね? 夜放送予定ですから」

382: ◆IChdy0b67U 2015/07/07(火) 20:20:01.83 ID:faEveArH0

瑞樹「さあ、皆さんの紹介が終わりましたので、早速トークバトルショーを開始したいのですが…」

瑞樹「その前にルール説明です!」

瑞樹「マスコットくーん? 説明ボード持ってきてー?」


マスコット『……』スッ


瑞樹「颯爽と登場した、この雲の形をしたキャラクターは、我がSNK局のマスコット君です」

瑞樹「名前? それはですねー……?」

瑞樹「実は、名前はまだ無い、新マスコットなんですよ! ホームページから募集しているので、是非お便りをお寄せ下さいね♪」

瑞樹「はい、ではルール説明に移りたいと思います!」

383: ◆IChdy0b67U 2015/07/07(火) 20:30:48.57 ID:faEveArH0

瑞樹「さあ、それでは始めたいと思います!」

瑞樹「リーダーの皆さんは前に出て、クジを引いて下さい」

瑞樹「アタリが描いてあるチームから、ローテーションの起点にしたいと思います!」

サウザー「さあて、我が南斗聖拳芸人は様々なバリエーションの台詞やシーンの再現が可能だ」

サウザー「我らから始めた方が絶対盛り上がるぞ!」

シン「順番などどうでもいい。俺はチームBと会話がしたい」

李衣菜「私達と? いやあ、お手柔らかにお願いします」

ヘレン「トークというのは、人を共感させ、惹きつけモノ…」

ヘレン「ズバリ、私のセンスならば一人でも充分よ。では始めましょうか…」

マスコット『……』ゴソゴソ



●安価
ローテーション決め

コンマ00~24:トークチームA→B→C→D
コンマ25~49:トークチームB→C→D→A
コンマ50~74:トークチームC→D→A→B
コンマ75~99:トークチームD→A→B→C
↓1

384: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/07(火) 20:31:16.94 ID:MIudrDBO0
それいけ!

386: ◆IChdy0b67U 2015/07/07(火) 20:35:10.77 ID:faEveArH0

★━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【トークバトルショー ルール説明】

・トークはチームローテーションで行い、1チームにつき、題材提供は1回まで
・自分のチームの題材をトークした後、他の2つのチームにその題材トークを振り、トー合戦が可能
・その時に相手は、それが苦手の題材トークならば、別の題材トークに切り替えても良い(要判定)
・トーク内容次第で、ポイント加算(判定)
・最終的にポイントが多かったチームの優勝
・また、『ポイント横取りチャンス』は各トークの合間に、計3回行われる模様


例)
①トークチームAが『テレビ』のトークをする
②トークチームAが、トークチームBとトークチームCを選択
③トークチームBとCは『テレビ』の話題が嫌ならば、話題を無理やり変更してもいい(要判定)
④トークチームAは他チームを貶しても良し、利用して自チームを持ちあげても良し
⑤トークの中で、客に対してアンケートなどを行う場合もある

★━━━━━━━━━━━━━━━━━━




●安価(重要)
トークチームDの『トーク内容』
↓2


388: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/07(火) 20:36:58.01 ID:MIudrDBO0
7610プロダクションの一日

392: ◆IChdy0b67U 2015/07/07(火) 20:45:11.59 ID:faEveArH0
======
(トークチームD)


シン「さて、最初は我らからだな…」

卯月「トーク内容は『プロダクションでの一日』だそうですね!」

未央「モノマネ…、練習した意味なかったジャン…」

菜々「そう言う時もありますよっ! 寧ろ、モノマネより簡単なお題で助かりました!」

文香「一日……ですか…」



瑞樹「さあトップバッターはDチーム! 早速いってみましょーっ☆」



文香「!」

文香「皆さん、イヴさんが、コチラに向かってカンペを出してます…!」

菜々「早速ですか! なになに…???」



●安価
イヴ・サンタクロースのカンペ内容
↓2 

394: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/07(火) 20:46:48.95 ID:YJ4h7B2AO
虚勢をはる

396: ◆IChdy0b67U 2015/07/07(火) 21:00:46.55 ID:faEveArH0

━━━━━━━━━━━━━━━
『虚勢を張って、アピールしましょう★』
━━━━━━━━━━━━━━━

イヴ「~~~♪」ニコニコ

菜々「(きょ、虚勢ですか…)」

未央「(よ……よし、バレない程度でいこう!)」

卯月「(頑張りましょうっ!)」



=======
【トークチームD:トーク開始】


卯月「今日は346プロダクションさんの他に、帝都グループさんもいらっしゃっているので…」

未央「はい!今日は私達、『7610プロダクションの一日』がどのようなものなのか、ぶっちゃけ暴露トークをしたいと思いまーす♪」

瑞樹『お、良いですね! 普段は想像出来ない一面が垣間見えるかもしれないですね!』

シン「そうだな……まず、休日の場合だが…」

シン「まず各アイドルの自宅に、バーカウンター付きリムジン……希望によっては、大型トライクや馬で送迎を行う」

瑞樹『っ!?』

菜々「そ、そうなんですよぉ! 凄くリッチなんで、もう346に居た頃はそんな光景、想像出来ませんでしたっ!」

卯月「え、えーっと…! 到着したら、もう高級ホテルみたいにボーイさんとかが大勢出迎えてくれるんですよ!!」

未央「う、うんうん! レッスンなんか……」



●安価
レッスン内容(虚勢)
↓2

398: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/07(火) 21:02:05.86 ID:AdgBY8Vbo
何だか相撲部屋みたい

400: ◆IChdy0b67U 2015/07/07(火) 21:25:19.11 ID:faEveArH0

未央「何だか相撲部屋みたいに……、す、凄い気迫と執念で行っているんですよ!」

卯月「はい! でもキッチリ体重制限はシビアに行ってますよ!」 

シン「題材の予想が付かなかったため、内観や風景写真などは用意して無いのが悔やまれるな」

シン「レッスン後は、ミシュランの三つ星評価を賜った高級レストランさながらの、大食堂で胃を満たす者もいれば…」

卯月「すす、凄く美味しいんですよ!! 本当に!! たまに調理学校から研修依頼や、有名人もそれ目当てで訪れる程なんですっ!!」

瑞樹『へえ…、それは初耳ですね』

菜々「また、プロダクション内に併設されているエステルームやプールでリフレッシュを図ったり、追加のトレーニングとしてジムで体を鍛えている人も多いですっ♪」

文香「はい……、緩める所は楽に、締める所は厳しく……、メリハリがあって……とても満足しています」

瑞樹『あら、良いわね♪ 今度是非行ってみたいかも…』

未央「なんと! プロダクション内にピラミッドもあるんです!」

シン「他にも、エッフェル塔、アンコールワット、スカイツリー、自由の女神…」

シン「全ては偽物だが、全てが一流だ」

シン「近々、遊園地を設立し、新たな事業参入を予定している…」

瑞樹『さ、さっきから、少し話を盛ってません!? というか今のは絶対嘘でしょ!!』

シン「肉体的にも精神的にも充実させ、アイドルという仕事を最大限楽しみ、そしてトップを目指し邁進しているわけだ…」

卯月「とても、や、優しい人達で仕事に対しても真面目で、上を目指す環境としては一番だと……、む、胸を張って言えます!」

瑞樹『流石は最新鋭のプロダクションです……伊達にビッグマウスだけでは無さそうですね…!』

瑞樹『では、他のチームにもそういった話を伺ってみましょうか?』

未央「んー、そうだね…?」



●安価
トークチームCのトークバトル指名チーム
コンマ00~33:トークチームA
コンマ34~66:トークチームB
コンマ67~99:トークチームC
↓1.2

401: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/07(火) 21:25:52.54 ID:OSD8ZxlO0
a

402: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/07(火) 21:26:12.93 ID:jqsJ/tSnO
1

404: ◆IChdy0b67U 2015/07/07(火) 21:36:05.01 ID:faEveArH0

シン「ならば!!!!」ズイッ!

未央「うわっ!」ガタッ

シン「チームBだ! チームBとの会話を所望するッ!」

シン「ついでに身内のチームCにも話を振ってやろう。南斗聖拳の栄華を存分に語ってやれ」

菜々「(や、ヤバい…!!)」

文香「(トークチームBには……確か……)」



=======
(トークチームB)


李衣菜「お! 私達にトーク振られたよ?」

ケンシロウ「断れ」

李衣菜「な!? 何でですか!?」

ケンシロウ「…………いや、いい」

雫「拒否権はないですからねー、でもどうしますー?」

李衣菜「そうだね、ちょっと不向きなトークなら強引に逸らす事も出来るけど…」

上田「ははーん? しゃては李衣菜しゃん……プロダクションの中身に自信がないと?」

李衣菜「そ、そんな事無いよ! 私達のプロダクションもイケてるし!」

雫「け、喧嘩しないで行きましょう~…違うプロダクションでも協力しましょうっ!」

薫「!」

薫「ねえ、仁奈ちゃんが薫たちのほうにむかって、合図してるよー?」

李衣菜「あ!」




●安価
市原仁奈のカンペ

1.話題を変える(内容自由)
※コンマ偶数で成功

2.話題を変えない(カンペ内容記載)
↓2

406: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/07(火) 21:37:16.04 ID:MIudrDBO0
だいすきなひとをかたりやがれ

414: ◆IChdy0b67U 2015/07/07(火) 22:07:35.06 ID:faEveArH0

━━━━━━━━━━━━━━━
『大好きなひとをかたりやがるのでごぜーます!』
━━━━━━━━━━━━━━━

仁奈「~~~♪」ワクワク



李衣菜「よし、カンペ通り、題材を変えよう!」

雫「分かりましたっ、では、自然な流れで、変えて行きましょう!」

薫「がんばろう~! おーっ!」

瑞樹『チームBの用意はいいですかー? ではどうぞーっ♪』




=======
【1順目】
【トークバトル D対B】
【トークチームB:トーク開始】


李衣菜「まあ、7610さんも羽振りは良いみたいですねー!」

シン『当然だろう? 貴様らとは物が違うのだ』

雫「私達のプロダクションも、この業界では設備は結構良い方ですけど~…」

上田「問題は中身たい! そこに居る人間の人柄が良くなければ、元も子も無いっちゃ!」

シン『な、ナニィ!?』

シン『上田鈴帆……貴様ァ! 面倒を見てやった恩を忘れたか!!』

シン『あの時、我らの温かみは充分伝わったであろう!?』

未央『(そ、そーかな…?)』

雫「346のアシスタントさんは、いつも差し入れをしてくれますし、ニコニコと笑顔も絶えませんっ♪」

雫「親身になってサポートしてくれるし、私、とても大好きですっ♪」

シン『だ、騙されているぞ!! 奴は仮面を被った鬼畜生だと言う事を、貴様らは知らんのだ!!』

シン『貴様らは哀れな奴隷だと言う事を自覚するのだ!! 洗脳されているッ!!』

卯月『せ、洗脳…』

菜々『(移籍したナナには、肩身が狭い話です……)』

シン『大好きだと……!? 奴に肩入れするのは間違っている!!』





【※バトル中は、チーム区別のため、括弧を使い分けています】



415: ◆IChdy0b67U 2015/07/07(火) 22:28:48.09 ID:faEveArH0

李衣菜「そうだよねー! 会社の人とか、信じあえる仲間とかの方が、お金や設備よりよっぽど重要だよ!」

李衣菜「大好きな人かぁ……。私は、そうだなあ……ロック魂で語り合う友達が欲しいんだけど……」

李衣菜「まだ、そう言う人は見つかってないかな? 私も新人だから、まだみんなの趣味とか知らないし……ひょっとしたら、身近にいるのかもね!」

雫「はいっ♪ これからもっと仲良くなりましょう~♪」

薫「ねえねえ、かおるも仲間にいれてくれる??」

雫「はーい♪ 今日から薫ちゃんも、私達とお友達ですよ~」

薫「わあい♪ 雫お姉ちゃん、だーいすきっ!」バフッ

雫「ふふっ……帝都さんも、これから仲良くして行ければいいですね~♪」

瑞樹『いやあ、良いですね……仲睦まじいですね…』

シン『な、何だ……、何を一体慣れ合っている!?』

シン『貴様ら!! 俺達を踏み台にしたなッ!』

卯月『わ、私達のトークが…、如何せん金銭面の豊かさをアピールしたばかりに…!』

菜々『カウンターとばかりに、人間性の豊かさをぶつけてきましたね……』

李衣菜「へへーん! お金じゃ友達や仲間は買えないんだからッ!!」ドヤッ

鈴帆「うんうん、346の懐は深いたい……薫しゃんも嬉しそうで何より……」

鈴帆「……」

鈴帆「……シンしゃん。ウチは7610で過ごした事もあるから、シンしゃん達の優しさも充分知っとるばい。けど…」

鈴帆「今は良きライバルとして、薫しゃんやCチームの泰葉しゃんとの帝都で、一緒に頑張っているたい!」

鈴帆「ウチは帝都グループも346プロダクションも大好きたい!」

416: ◆IChdy0b67U 2015/07/07(火) 22:29:42.38 ID:faEveArH0

シン『き、貴様ら…ッ!! 先程から聞いていれば…、やれ仲良しだ、やれ仲間だ、やれ大好きだと、頭が腐る様な綺麗事を並べおって…!!!』

文香『し、シンさん……、それ、完全に悪党の側の台詞回しです……』

シン『ならば俺も言ってやるぞ!!!』

シン『ケンシロウッ!!』

シン『俺はッ、お前がッ!!』




シン『大好きだッッ!!』ガタッ




菜々『!!?』

未央『(し、しまった…!!)』

瑞樹『お、おおっとぉ? ここでいきなり告白ですか?』

瑞樹『これは流れ的にライクなのか? それとも………』

シン『何故一言も喋らない!! 言い返してみろケンシロウ!!!』

ケンシロウ「……」


●安価
ケンシロウの返事(無言可)
↓2

418: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/07(火) 22:31:26.00 ID:YJ4h7B2AO
誰だ貴様

420: ◆IChdy0b67U 2015/07/07(火) 22:43:24.08 ID:faEveArH0

ケンシロウ「……」

シン『……っ!』ドキドキ

瑞樹『さ、さあ……会場が異様な静けさに包まれましたが……返答は如何に…?』

ケンシロウ「……」

ケンシロウ「…誰だ、貴様……」

シン『!?』ブシュゥッ

ケンシロウ「知らん男に馴れ馴れしく名を呼ばれると……腸が煮え繰り返る」

シン『!!!!』ガタッ

ケンシロウ「ロン毛で言う寄る変 など、害悪その物でしかない…」

シン『な…!! にぃ…!』ガクガク

シン『け、ケンシロウ…、いや、ケン! お、俺だ! 殉星のシンだっ!』プルプル

ケンシロウ「……」

シン『じゃ、じゃあ、か、髪切るから…、切るから俺の事を…ッ!』

ケンシロウ「………失せるがいい」

シン『け、ケ………』ガクッ


バターン!


瑞樹『……』

瑞樹『え、えーっとぉ…』

李衣菜「」

雫「ど、どうしちゃったんですか~???」

薫「ねえねえ、何であの男のひと、急に倒れちゃったの~??」

鈴帆「……」

瑞樹『で、では、一人欠けましたが、引き続きトークチームD対トークチームCのトークバトルに移りますっ……』

423: ◆IChdy0b67U 2015/07/07(火) 22:52:51.08 ID:faEveArH0

======
【トークチームC】


桃華「し、シンちゃま……」

サウザー「まだ1巡目なのにシンが天に還ったか。どうしたら、あそこまで道化に身を窶す事が出来るのか、むしろ教えて欲しいものだ…」

レイ「分からん…。もう馬鹿としか言いようが無いな…」

桃華「全部で4巡目までありますのに……。まあ、途中で復帰するでしょう」

レイ「精神が壊れて会話すらままならんかもしれんがな」

幸子「……さて」

幸子「トークは『7610プロの1日』でしたか?」

泰葉「どうしますか? 変えてもそのままでも、今回はどちらでもいい気がしますが…」

サウザー「ふぅん…? しかし、ここで題材を消費するのも、些か勿体無い」

サウザー「よし……では、日野茜の絶妙な指示を見てやろう。それに俺がワンポイント加えて魅力溢れるトークをだな…」







●安価
日野茜のカンペ

1.話題を変える(内容自由)
※コンマ奇数で成功

2.話題を変えない(カンペ内容記載)

↓2 (※数字を明記!!)


425: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/07(火) 22:53:05.40 ID:u7UmI2z+0
もう友達でも強敵でも何でもないんだな

429: ◆IChdy0b67U 2015/07/07(火) 23:07:04.25 ID:faEveArH0

━━━━━━━━━━━━━━━
『特に無し! 気合でファイトですッ!』
━━━━━━━━━━━━━━━

茜「っっっ!!!」フンフン



サウザー「……」

サウザー「どうやら、奴にまともな指示を期待したのが間違いだったか…」

レイ「では、話題はそのままで行こう。ポイントは稼げそうだ」

桃華「そうですわね。いきなり勝負に出る事は無いですもの」

瑞樹『トークチームC、スタンバイ良いですかーっ??』

サウザー「さて初陣だ。張り切って行こうじゃないか!!」

サウザー「フハハハハ!!」




=======
【1順目】
【トークバトルD対C】
【トークチームC:トーク開始】



サウザー「えー…、まず先程、チームDが語っていた、我がプロダクションの1日ですが…」

瑞樹『お! 社長自ら来ましたね! アレは流石に盛り過ぎたカンジでしょうか??』

サウザー「全て、事実であります」

瑞樹『………』

瑞樹『えっ!?』

桃華「!?」

幸子「はえ!?」

未央『』

卯月『(あわわ…!)』

菜々『(と、取り返しのつかない事を…!)』

文香『…』

泰葉「(ほ、本当かな……)」

レイ「(十時愛梨か……)」

431: ◆IChdy0b67U 2015/07/07(火) 23:28:20.25 ID:faEveArH0

サウザー「我がプロダクションは設立からまだ日も短いが、その経験の浅さをカバーして余りある…!」

サウザー「充実した絢爛な設備ッ!! アットホームな職場環境ッ!! 有能な人材を多数抱えて、後ろめたい事を抱えることなど無くッ!!」

サウザー「最新鋭の技術とノウハウを活かし企業研究に取り組み!! 日々切磋琢磨し向上する姿勢を見せている!!!」

サウザー「そして今は、南斗DE5MENを筆頭に、業界トップに席巻すべく、急成長を遂げている!!」

サウザー「あの346など、最早取るに足らんと呼べるほどの実力を兼ね備えるまでに至った!!」

サウザー「先程のトーク内容も、俄かには信じ難いであろうが、紛れも無い事実ッ!!」

瑞樹『い、言い切りました!! 潔いッ!!』

未央『良いんだね!? それで本当に良いんだねッ!?』

レイ「そんな我がプロダクションの1日……先程は、アイドル目線であったが…」

サウザー「俺達チームCは、アイドル兼プロデューサー視点の…、プロデューサー側に重きに置いて、語って行こうか!」

サウザー「まずは起床ッ!」

サウザー「けたたましく鳴り響く聖帝十字稜形目覚まし時計を粉砕し、カーテンの向こうの眩い朝日を目視します!!」

サウザー「今日も良い朝ッ! 感謝の天翔十字鳳ッ!!!」

卯月『ぐ、具体的過ぎる!!』

菜々『その目覚まし時計、刺さりませんか!? 結構痛そうじゃないですかッ!?』

レイ「その後、床下にあるキノコの成長具合を確認します」

サウザー「!?」ガタッ

サウザー「き、貴様は黙っていろッ!! 俺が1日を語るのだ!!」

文香『(と、トーク内容が、どんどんズレて行く……)』

卯月『(ひええ……!)』



●安価(重要?)
選択
1.サウザーが語る『7610プロダクションの1日』
2.レイが語る『7610プロダクションの1日』
↓2

433: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/07(火) 23:30:10.30 ID:wFFF06Ti0
1

439: ◆IChdy0b67U 2015/07/07(火) 23:48:21.80 ID:faEveArH0

サウザー「フンッ!」


バキィ!

レイ「ぐっ…!」ガクッ

サウザー「フフフ…、トークバトル勝利だ。俺が喋らせて貰うぞ!」

瑞樹『バトルって、そういう物理的な闘いでは決して無いので、物騒な事はやめて下さい』

サウザー「朝食ッ!!」

瑞樹『(聞いてない…)』

サウザー「フルーツグラノーラの中の、ドライフルーツなどを厳選して食べますっ!!」

桃華「け…、健康思考ですわっ…!!」

幸子「けど厳選はダメでしょう!?」

サウザー「出社ッ!」

サウザー「プロダクション兼我が家なので、通勤距離0です!!」

サウザー「近日女子寮を改装予定! 今なら敷金0です! 勿論通勤距離も1キロ圏内!」

菜々『アレっ!? 寮なのに敷金取ってたんですか!?』

卯月『というかその流れだと、サウザーさんが近くに住むって事ですよね…』

サウザー「……」

サウザー「不満?」

卯月『!!! い、いいえっ! そういう事じゃないですっ!!』

サウザー「仕事中にも、そのユーモアなセンスとカリスマ性が光り、社員からの信望も厚い…!」

サウザー「社員はこう語るのである。『見た目は怖そうで不安でしたけど、実は、とても明るい人で、厳しさの中にふと時折覗かせる優しさが、ボクらの心を掴んで離さない………そして、非常に感性豊かで面白い』…と」

サウザー「まるで兄貴分…、いや父、いや……まるで王のような貫録であると!!」

文香『………』

サウザー「経営理念、方針ッ!!」



●安価
経営理念、方針
↓2

441: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/07(火) 23:51:17.81 ID:fCmchRlR0
退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!

444: ◆IChdy0b67U 2015/07/08(水) 00:04:20.30 ID:BH93UYws0

サウザー「退かぬ!媚びぬ!省みぬ!!」

サウザー「常に制圧前進の姿勢で上を目指す!」

サウザー「これが我が聖帝軍軍規の中で最も遵守すべき項であり、我が人生のモットーだ!!」

瑞樹『おおー…、なんかソレっぽい事を言ったんだか、言ってないんだか…』

サウザー「社員全員にも言えることだ!」

サウザー「退かぬ! 自分の意志を殺さず積極的に意見し!」

サウザー「媚びぬ! 相手の顔色を伺わず常に強気で!」

サウザー「省みぬ! 自分を恥じず、したたかで在ると言う事だ!!」

泰葉「!」

泰葉「(それは……この間、レイさんが言っていた事と同じ…)」

泰葉「……」

泰葉「……じゃあ、7610プロダクションのアイドルは、しっかりと意見を社長に言って、自分の意志で満足に活動をしているんですか?」

サウザー「意見は許さん!! 俺は蟻の反逆すら看過せぬッ!!」

泰葉「エッ!?」

瑞樹『言っている事が矛盾してますよぉ…』

瑞樹『……いえ、例え自分の意見をしっかり持っても、全部結局は、社長さんに粉砕されると言う事でしょうか???』

泰葉「??????」



●安価
新密度+
↓1

445: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/08(水) 00:04:45.82 ID:B4AUdVap0

447: ◆IChdy0b67U 2015/07/08(水) 00:20:15.82 ID:BH93UYws0

★新密度 1622→1704/2000


=======
【1巡目終了】



瑞樹「はい、それでは1巡目のトークバトル、終了ですっ!」

瑞樹「チームDのトーク内容は『プロダクションの1日』という事でした!」

瑞樹「チームDは、自分のプロダクションの豪華絢爛さを、これでもかという程、仰々しく語っていましたね」

瑞樹「対して、トークバトルを指名されたチームBとチームCですが…」

瑞樹「チームBは打って変わって『プロダクションの仲良しさ』を猛烈アピール!」

瑞樹「量より質、お金より友情、という事を訴えたかったんでしょうか? しかしこれがまた、効果はてき面でしたね!」

瑞樹「文字通りトークバトルでノックダウンしたシンさんは、次の巡目から復帰しますから、ご安心ください!」

瑞樹「そして、チームCは、真っ向から勝負して行きましたね!」

瑞樹「チームDを上回るインパクトのトーク……インパクト言っても、少し次元がズレてましたが…」

瑞樹「それでも、チームCの存在感をアピールするには充分だったと評価できるでしょう!」

瑞樹「それでは、ポイント加算に入りますっ!」

瑞樹「会場の皆様は、お手元のボタンで、好きなチームにご投票くださいっ♪」



●安価
基本題材『プロダクションの1日』
ポイント加算

1.トークチームD:(+50)
2.トークチームB:(×2)
3.トークチームC:(+40)
↓1.2.3

448: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/08(水) 00:21:00.88 ID:B4AUdVap0

449: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/08(水) 00:21:01.12 ID:9PGCR+cCo
ほい

450: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/08(水) 00:21:24.33 ID:8D9D65ZyO
そりゃ

452: ◆IChdy0b67U 2015/07/08(水) 00:39:59.73 ID:BH93UYws0
★ポイント
トークチームD:133
トークチームB:24
トークチームC:73



瑞樹「さあ、ポイントが出揃いましたッ!」

瑞樹「どうでしょうか! 私の総評とは違い、チームDがチームCを上回りましたね…」

瑞樹「そしてチームBのポイントの伸びが芳しくないっ!?」

瑞樹「これは会場の評価は、『和気藹藹とした馴れ合いなんぞに興味はねえ!!』ってトコロでしょうか?」

瑞樹「この会場のムードや傾向を掴み、トークに活かす事が、ポイント大量ゲットに繋がりそうですね~」

瑞樹「ですが、チームBの皆さん! 安心して下さい!」

瑞樹「お待ちかね!」

瑞樹「ポイント横取りチャンス! 開催でーす!!」


パチパチパチパチ!

瑞樹「ただのトークだけでは、簡単に勝利を制することは出来ないのが、今回の『トークバトルショー』!!」

瑞樹「それでは、応援アイドルの4人は前へお越しくださーいっ!」



トキ「……」

仁奈「ゲームでやがりますか? 仁奈、頑張るですよー!」

茜「さあ! ストレッチはバッチリですよっ!!」

イヴ「ふふっ、一体何をするんですか~??」

瑞樹「さあ、気合十分ですねー。結構退屈でしたか?」

瑞樹「今回のゲームは、コチラですっ♪」バッ!





●安価
ポイント横取りチャンス
『ゲーム内容』

1.二者択一アンケート
2.北斗の拳クイズ
3.アイドルマスタークイズ
4.シンデレラガールズクイズ
5.その他(内容自由)
↓2

454: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/08(水) 00:41:43.31 ID:B4AUdVap0

461: ◆IChdy0b67U 2015/07/09(木) 18:07:04.89 ID:32OxQ5Kr0

★ポイント(訂正)
トークチームD:138
トークチームB:24
トークチームC:73




瑞樹「今回のゲームは『シンデレラガールズクイズ』~っ☆」


パチパチパチパチパチ!


瑞樹「応援の4人には、『シンデレラガールズ』のクイズを3問出題しますので、早押しで答えて貰います」

瑞樹「『かんたん』『ちょいムズ』『激ムズ』といった具合に、問題は後からどんどん難しくなっていくので、頑張ってお考え下さいっ」

瑞樹「見事正解した方のチームには、正解ポイントに加え、他の1チームからのポイントを横取り出来ます!」

瑞樹「それでは早速言ってみましょう! 第一問っ♪」



『第1問(かんたん)』
『ゲーム「アイドルマスターシンデレラガールズ」にて、チュートルアルである、原宿ステージの衣装コンプアイドルは誰??』

1.赤西瑛梨華
2.松永涼
3.輿水幸子
4.渋谷凛
5.前川みく





●安価
解答者はコンマで決定(状況により変動)
コンマ00~24:チームA
コンマ25~49:チームB
コンマ50~74:チームC
コンマ75~99:チームD


『解答』
↓2