1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 00:26:37.57 ID:iA/uOEzU0
加蓮「私たちより年上に見えないよね」

奈緒「…は?」

凛「うん」

加蓮「背も私たちより低いし、プロデューサーに対してツンツンしてるしさ」

加蓮「なんか子供っぽいよね」

凛「…」コクコク

奈緒「は?べ、別にあいつに対してデレデレする必要なんてねーだろ!」

加蓮「ほらそういうとこ」

凛「…子供っぽい」

奈緒「なんだよ!アタシは一応お前らより年上なんだからな!」

加蓮「出た、年上なんだからな(笑)」

奈緒「~~~~~~~!」プルプル

奈緒「うぅ…ヒック」ポロポロ

凛加蓮(な、泣いたーーー!?)

みたいな感じでオナシャス

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 00:33:27.26 ID:iA/uOEzU0
加蓮(ど、どうしよう凛?)

凛(正直奈緒がここまで豆腐メンタルだとは思わなかったよ…)ヒソヒソ

奈緒「うぅ…グスグス」ポロポロ

加蓮(うわ…もう少ししたらプロデューサー来るんだけど)

凛(だね、奈緒をからかってる時にプロデューサーがきて奈緒を恥ずかしがらせる計画が)

加蓮(こりゃプロデューサーに見せらんないよね)

奈緒「あ、アタシ子供じゃ…ないしっ」

加蓮凛(でも)

加蓮凛(泣いてる奈緒可愛すぎ!)



P「よー、今帰ってきたぞー」


加蓮凛(!!)



みたいな

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 00:42:23.36 ID:iA/uOEzU0
加蓮(とりあえず奈緒を隠さないと)

凛(…)コク

サッ

P「ん?どうしたお前ら、奈緒を囲んだりして」

加蓮「べっつにー、何にもないよ!ね?凛」

凛「うん、別に何もない、遊んでただけ」

P「そ、そうか?」

凛「そうだよ、いつもどおr「ヒック、エグ」

加蓮「あ、あーーーー!なんだか歌いたいなーー!」

凛「わ、私も!あーーー」

P「いや、今なんか嗚咽が…」

加蓮「気のせいーーーそれは気のせいー!」

P「よくわからんが、おーい奈緒?」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 00:46:59.04 ID:iA/uOEzU0
加蓮「だ、ダメだよ今はちょっと!」

P「何言ってんだ、奈緒、どうしたんだ声が聞こえないけど…」

グイッ

加蓮「あ…」

凛「あーあ」

奈緒「ふぇ、プ、プロデューサ…?」グスグス


P(うわ、なにこれ可愛い)

奈緒「あ、アタシべ、べべべべつになんともないから、うん、なんにもない…から」グスッ

P「お、おぉう?」

P「まぁなんで泣いてるかわからんが…」チラッ

加蓮凛「…」ソローリ…

P「おい、なんで逃げようとしてるんだ?」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 00:51:35.01 ID:iA/uOEzU0
加蓮「い、嫌だなぁプロデューサー、逃げてなんかないよ」

凛「ちょっと、お花を摘みにいこうとしただけ」

P「そうか、なんでコソコソといく必要があるんだ?」

加蓮「ちょっとプロデューサーお花を摘みにいくって言ったじゃん」

凛「堂々と行けって?セクハラだよ?」

P「やかましい」ゴチンゴチン

P「はい正座」

加蓮「うえぇ、何も殴ること…」

凛「…暴力反対だよ」

P「ん?何か?」

加蓮凛「いや、何でもないです」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 00:55:10.17 ID:iA/uOEzU0
P「それで奈緒、こいつらに何されたんだ?」

奈緒「な、何もないって!」

加蓮「ほらプロデューサー!奈緒だって何もないって言ってるじゃん」

P「加蓮は黙ってろ」

加蓮「はい」シュン

P「奈緒、どうしても言えないのか?」

奈緒「だから、別に…」

凛「プロデューサー」

P「なんだ凛?」

凛「ちょっと耳貸して」

P「…なんだ?」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 00:59:16.34 ID:iA/uOEzU0
凛(プロデューサーは奈緒の泣き顔どう思った?)ヒソヒソ

P(そりゃもう可愛すぎて、って何言わせるんだ)

凛(恥ずかしがる仕草の奈緒も可愛いよね)

P(当たり前だろ、恥じらい天使だよな)

凛(それが見たくて…)

P(ほう、なるほどな)

P(からかってたら泣いた、と)

凛(さすが…よくわかってる)

P(んで、なんてからかったんだ?)

凛(…年上っぽくないって)

P(あー…)

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 01:05:32.78 ID:iA/uOEzU0
凛(プロデューサーの前だとツンツンして子供みたいだって)

P(ほほう)

加蓮(そう、それでね!)

P(加蓮はだまってろ)

加蓮(…)シュン

凛(私たちはさ、明日きちんと謝るから…今日は…)

加蓮(プロデューサーが慰めてあげてくれないかな?)

P(そうか?お前らがちゃんと話したほうが…)

加蓮(大丈夫大丈夫!私たちだよ、簡単に崩れる関係じゃないもん)

P(そうか、じゃあ一言謝ってから帰れよ)

凛加蓮(はーい)

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 01:11:40.01 ID:iA/uOEzU0
P「よし、じゃあ奈緒に謝ってから気をつけて帰れよ」

凛「…ごめんね奈緒」

加蓮「ごめん奈緒っ!」ダキッ

奈緒「お!?おおう!?」

加蓮(今日は私たち帰るからプロデューサーと二人っきりだね)ゴニョゴニョ

奈緒「はぁあ!?」

P「?」

奈緒(ちょ、待てって、いきなりそんな)

加蓮(へへへ)

加蓮「今度なんかおごってあげるねー!私の方がお姉さんぽいし!」

凛「じゃあまた明日」ビシッ


ダダダダダ


奈緒「ちょ!!」

P「あいつら反省してないな」ヤレヤレ

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 01:23:14.44 ID:iA/uOEzU0
P「奈緒」

奈緒「っ!な、なんだよ?」

P「子供っぽいとか気にしてたのか?」

奈緒「はぁ?アタシがそんなことぐらいで泣くわけないだろ!」

P「そかそか」ポンポン

奈緒「なっ!いきなり頭撫でるな!///」

P「…嫌、だったか?」

奈緒「嫌…じゃないけど、さ」

P「そかそか」ポンポン

奈緒「~~~~~~!///」

奈緒「っなんだよ!その余裕そうな顔!ムカツク…」

P「うんうん」ヨシヨシ

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 01:28:27.89 ID:iA/uOEzU0
奈緒「なぁ、プロデューサー…」

P「ん?」

奈緒「アタシ、子供っぽいかな…?」

P「…」ナデナデ

奈緒「今、だって…プロデューサーに頭なでなでしてもらっててさ」

奈緒「プロデューサーもアタシのこと子供っぽいって思ってるんだろ?」

P「…」ヨシヨシ

奈緒「なんか、言ってよ…」

P「…そりゃ子供に見えるさ」

奈緒「…っ!やっぱり…」

P「だって考えてもみろ、俺は社会人でお前らは高校生だぞ」

P「子供にしか見えないさ」

奈緒「…」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 01:36:31.40 ID:iA/uOEzU0
奈緒「…うっ」グスッ

P「泣くな泣くな」

Pでもな、奈緒」

奈緒「…?」

P「お前は立派に大人になってるよ」

P「アイドル始めた当初はあんなに文ばっかり言ってたお前がさ」

P「いつの間にか仕事をできる環境に感謝したり、凛や加蓮のことを考えられるようになってる」

P「立派な大人さ、奈緒は」

奈緒「…うぅ……ヒグッ……」

P「おいおい、泣くなって」

奈緒「だって、だって…ぷろでゅうさぁぁあああ」ポロポロ…

P「うんうん…」ナデナデ

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 01:53:23.80 ID:iA/uOEzU0
・・・・・・・・

P「落ち着いたか?」

奈緒「お、おう…まぁ一応」

P「しっかし驚いたなー、意外とそういうところ気にするんだな」ニヤニヤ

奈緒「は?別に気にしてないし、だから忘れろ!」

P「むぅーりぃー」

奈緒「乃々の真似すんな!」

P「いやでも絶対忘れられないわ」

奈緒「…なんでだよ?」

P「泣き顔が可愛すぎて」

奈緒「…」

奈緒「~~~~~~~~~~~~~!!!!」///


ボンッ!

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 01:57:59.35 ID:iA/uOEzU0
奈緒「な、なななななななななななななななn」

P「落ち着け」

奈緒「な、なんでそういうこと言うんだよ!」

P「いやほんとのことだし」

奈緒「だ、だからっていきなり、その、かっ…可愛いとか」

奈緒「てかなんでアンタはそんなに落ち着いてんだよ!」

奈緒「何?何?そういうこと!?女慣れしてんだな!」

P「…奈緒」

奈緒「あ、アタシは騙されないからなっ!」

奈緒「いくら顔がよくて、優しくて、いつもアタシのことを気にかけてくれてても」

奈緒「プロデューサーのこと思い浮かべてドキドキしてても」

P「奈緒?」

奈緒「アタシは騙されないからなっ!」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 02:02:34.10 ID:iA/uOEzU0
P「奈緒!」

奈緒「はっ!?」

奈緒「う…アタシってば何を…」

奈緒「忘れろ!忘れろ!!」

奈緒「うあぁ~~~~~~!!!」


ギュッ


奈緒「!?」

P「落ち着け、またいきり立ってどうする」

奈緒「だ、抱きしめ…!」

P「もっと強く抱きしめたほうがいいか?」


ギュゥゥウ


奈緒「ふぁ…」///

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 02:10:11.97 ID:iA/uOEzU0
奈緒「って、こんな状況で落ち着けって方が無理だよ!」

P「奈緒、好きだ」

奈緒「…っ!?」

P「意地っ張りな奈緒が好きだ」

P「可愛い服を着て照れてる奈緒が好きだ」

P「雨の中迎えに来てくれる優しい奈緒が好きだ、いつも元気を与えてくれる笑顔が好きだ」

P「泣いた顔も勿論好きだ、いじめたくなる」

奈緒「P、さん?」

P「俺は、奈緒の全部が好きだよ」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 02:17:55.20 ID:iA/uOEzU0
奈緒「も、もう恥ずかしいからやめ…」

P「いいや、やめない。俺の奈緒に対する思いはこんなもんじゃないから」

奈緒「…」///

P「恥じらってる奈緒もすごく好きだ、可愛すぎてどうかなりそうになる」

P「奈緒、好きだ。そしてこんな俺についてきてくれてありがとう」

P「奈緒が成長してるのを実感するたび嬉しくて涙が出そうになった」

P「はは、俺も泣き虫かもな」

奈緒「Pさんっ」

P「んむっ!?」


チュウウウウ!


奈緒「んんっ!」

P「む、んむ」

奈緒「っ…はぁ…はぁ」

P「っ…奈緒?」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 02:26:12.22 ID:iA/uOEzU0
奈緒「こ、これがアタシの答えだから!」

P「お、おう」

奈緒「…ドキドキしすぎて胸がどうかなりそうなんだけど」

P「…安心しろ俺もだ」

奈緒「見えないんだけど?」

P「いや、もう、ほんとにおかしくなりそうなんだ」

奈緒「P…さん?」

P「奈緒ッ」ギュゥウウウウ

奈緒「あっ…P…さん…」

P「奈緒、奈緒っ奈緒ぉおおおおおお」

奈緒「い、いいぜ、 Pさんならアタシはっ」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 02:30:01.73 ID:iA/uOEzU0
ガラッ


ダダダダダダダ


加蓮「そこまでぇえええええええええええええええええええええ!!!」


P「え?」

奈緒「ん、なぁああ!?」


凛「プロデューサー、それ以上はいけない」

加蓮「ちょ、ちょちょちょちょちょっとおおおおお」

加蓮「私たちの奈緒に何してるの!?プロデューサー!!」

P「え?は?何?」

奈緒「ど、どどどどどどうしてお前らがいんだよ!?」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 02:34:38.59 ID:iA/uOEzU0
奈緒「帰ったはずじゃ…」

加蓮「奈緒に面白いことが起きそうなら帰るわけないじゃん」

凛「…」コクコク

奈緒「は?じゃあ何、お前ら…」

奈緒「今までの全部…」

加蓮「☆(・ω<)」

凛「(〃´ x ` 〃)」

奈緒「なぁあああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 02:38:51.41 ID:iA/uOEzU0
加蓮「いやぁびっくりしたよ!」

凛「プロデューサー…大胆すぎ」

加蓮「キスまでは行くかもいれないなぁなんて思ってたけど」

凛「まさかその上まで…!」

奈緒「いってねぇから!」

加蓮「行こうとしてたよね?受け入れ態勢万端だったよね?」

奈緒「う…」

P「まぁまぁお前らとりあえずはだな…」

加蓮「プロデューサーは黙ってて」

P「はい」シュン

凛「…狼」

P「うっ…」

凛「傷ついた女の子を慰めるついでに慰めてもらおうなんて」

P「いや、うまくないからねそれ」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 02:45:02.20 ID:iA/uOEzU0
加蓮「はぁ…まぁでもよかったじゃん奈緒」

凛「…」コクコク

奈緒「…何がだよ?」

加蓮「意中のプロデューサーと両想いになれてさ」

凛「すごくやきもきしてた」

奈緒「本人の居る前で言うかフツー?」

加蓮「おねぇちゃんは安心したよ」ウンウン

凛「…」コクコク

奈緒「誰が姉ちゃんだ誰が」

加蓮「じゃっ、私たちはほんとに帰るから」

凛「今度はほんとにまた明日」ビシッ

加蓮「男は狼だけど、おんまり急がないようにねー」

凛「…………」グッ


奈緒「お、おいお前らちょっと!!」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 02:46:42.60 ID:iA/uOEzU0
ガラガラガラ…ピシャッ

奈緒「帰りやがった…」

P「嵐だったな」

奈緒「…」

P「…」

P「帰るか」

奈緒「あ、あぁ」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 02:51:51.18 ID:iA/uOEzU0
サァアアアアア…

P「うわ、いつの間にか雨降ってたのか、参ったな」

奈緒「あ、ちょっと待っててくれ」

P「ん?あぁ」



・・・・・・・・・・・


奈緒「ほ、ほらよ」

P「お、傘か。でも一本しかないみたいだけど?」

奈緒「ばっ…馬鹿か!ほんと馬鹿!」

P「冗談だ、ほら」バサッ

奈緒「んっ…」

奈緒(いつかの日は二本もっていって二人で並んで帰ったんだっけ…)

奈緒(ほんとはもう一本事務所にあったんだよな)

奈緒(見て見ぬ振りしたけどさ)

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/14(月) 02:55:10.69 ID:iA/uOEzU0
奈緒(相々傘…Pさん、これからもずっとアタシの隣で…)

P「ん?どうした、俺の顔なんかついてるか?」

奈緒「何でもねぇよ馬鹿っ」///




奈緒(大好きだよ、Pさん)















お  わ  れ

引用元: 加蓮「奈緒ってさー」