1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/15(火) 23:47:05.32 ID:BsRh6UKu0
─────────────────────
─────12月22日 放課後─────
ガチャ…
澪「ごめん、少し遅れた…って」
唯「あっ、澪ちゃんお疲れ~」
梓「先輩っ、お疲れ様です」ペコッ
澪「…練習、してるのか」
唯「ま、まあね~」
梓「あ、唯先輩。ここのコードは──」
♪~─~─~
澪(……関心関心)ウンウン
澪(でも、聴いたことないコード進行だな……)
澪(ふわふわでもなければ、ふでペンでもホッチキスでも……ん?)
紬「ん~~~~……」
─────12月22日 放課後─────
ガチャ…
澪「ごめん、少し遅れた…って」
唯「あっ、澪ちゃんお疲れ~」
梓「先輩っ、お疲れ様です」ペコッ
澪「…練習、してるのか」
唯「ま、まあね~」
梓「あ、唯先輩。ここのコードは──」
♪~─~─~
澪(……関心関心)ウンウン
澪(でも、聴いたことないコード進行だな……)
澪(ふわふわでもなければ、ふでペンでもホッチキスでも……ん?)
紬「ん~~~~……」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/15(火) 23:57:36.36 ID:BsRh6UKu0
澪「……ムギ?」
紬「ん~~~~……」
澪「……ム~ギ」ポンッ
紬「っわあ! み、澪ちゃん……いつからそこに?」
澪「今来たところだ、どうした? 難しい顔して」
紬「っえ!? え、いや……なんでもないわぁ」ニコッ
紬「そうだッ! お茶にしましょう?」
澪「あ、うん。そうだな」ニコッ
澪(怪しい……)
澪(……あれ、そういえば──)
澪「律はどうした? 確か、私より先に教室でたと思うんだけど…」
♪~─……
唯・梓・紬「……」シンッ─
澪「? ……?」
紬「ん~~~~……」
澪「……ム~ギ」ポンッ
紬「っわあ! み、澪ちゃん……いつからそこに?」
澪「今来たところだ、どうした? 難しい顔して」
紬「っえ!? え、いや……なんでもないわぁ」ニコッ
紬「そうだッ! お茶にしましょう?」
澪「あ、うん。そうだな」ニコッ
澪(怪しい……)
澪(……あれ、そういえば──)
澪「律はどうした? 確か、私より先に教室でたと思うんだけど…」
♪~─……
唯・梓・紬「……」シンッ─
澪「? ……?」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 00:07:36.56 ID:wIv1LBsU0
澪(なんだ、いきなりみんな黙り込んで……気味悪いな…)
澪「ど、どうしたんだよみんなッ。揃いも揃って静かになっ──」
ガチャ…
律「おーっす……」
唯・梓・紬「……」
澪「…おお、律。なんだ、どこかいって──」
律「っしょっと……」ドサッ
澪「えっ」
澪(……ダンボール?)
澪「ど、どうしたんだよみんなッ。揃いも揃って静かになっ──」
ガチャ…
律「おーっす……」
唯・梓・紬「……」
澪「…おお、律。なんだ、どこかいって──」
律「っしょっと……」ドサッ
澪「えっ」
澪(……ダンボール?)
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 00:14:12.79 ID:wIv1LBsU0
律「あ~ぁ疲れたなっと……ムギ、お茶ちょうだい」
紬「う、うん……」カチャカチャ
律「……あ、澪お疲れっ」ニコッ
澪「え、ああ……って、律。あのダンボール──」
唯「澪ちゃん、練習…しよ?」
澪「え……あ、そうだな」
澪(なんだこの感覚……モヤモヤする)
─────────────────────
───────────
紬「う、うん……」カチャカチャ
律「……あ、澪お疲れっ」ニコッ
澪「え、ああ……って、律。あのダンボール──」
唯「澪ちゃん、練習…しよ?」
澪「え……あ、そうだな」
澪(なんだこの感覚……モヤモヤする)
─────────────────────
───────────
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 00:22:43.33 ID:wIv1LBsU0
─────────────────────
───────────
♪~─~─~ ♪~─~─~ ♪~─~─~
澪(唯のギターの音に元気がない…)
澪(梓も……気のせいか分からないけど、ツインテールの位置が少し下がってる気がする)
律「ふ~飲んだ飲んだ」
紬「じゃあ食器は──」
律「ああいいよ、自分で洗う」
紬「あ……、……ッ」
澪「!?」
澪(律が自ら食器洗いだと……!? いつも結局私が洗うことになるのに……)
───────────
♪~─~─~ ♪~─~─~ ♪~─~─~
澪(唯のギターの音に元気がない…)
澪(梓も……気のせいか分からないけど、ツインテールの位置が少し下がってる気がする)
律「ふ~飲んだ飲んだ」
紬「じゃあ食器は──」
律「ああいいよ、自分で洗う」
紬「あ……、……ッ」
澪「!?」
澪(律が自ら食器洗いだと……!? いつも結局私が洗うことになるのに……)
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 00:29:13.34 ID:wIv1LBsU0
律「……」ゴシゴシ…
唯「……りっちゃん! もういい──」
梓「唯先輩ッ! ……ッ」
澪「…ちょっとみんな、私なにが何だか……」
律「……おし、みんなで合わせようぜっ」
紬「……そうねっ、それがいいわ」
律「多分、〝最後〟の──みんなでの演奏だ」
澪「!!」
唯・梓・紬「……」
唯「……りっちゃん! もういい──」
梓「唯先輩ッ! ……ッ」
澪「…ちょっとみんな、私なにが何だか……」
律「……おし、みんなで合わせようぜっ」
紬「……そうねっ、それがいいわ」
律「多分、〝最後〟の──みんなでの演奏だ」
澪「!!」
唯・梓・紬「……」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 00:34:27.06 ID:wIv1LBsU0
澪(え、今……〝最後〟って)
律「おーしッ! たったくぞー!!」
澪「律。どういうこ──」
律「澪! ……終わったら、話すよ」
澪「ッ……」
唯・梓・紬「……」
澪(なんだよ……〝最後〟って)
律「おーしッ! たったくぞー!!」
澪「律。どういうこ──」
律「澪! ……終わったら、話すよ」
澪「ッ……」
唯・梓・紬「……」
澪(なんだよ……〝最後〟って)
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 00:43:41.68 ID:wIv1LBsU0
─────────────────────
───────────
♪~─~フワフワタ-イム─~ ♪~─フワフワタ-イム~─~ ♪~─フワフワタ-イム~─~
律「はぁ……はぁ……」
澪「っ……っ……」
澪(4曲続けてセッションって……私ららしくない、な……)
律「っ……澪」
澪「なんだよ、律……」
律「……私、転校することになった」
唯・梓・紬「……」
澪「……え」
嫌な予感は、私の思った以上のショックを運んできた。
律の口から放たれた一言は、確実な重さを持って、
私の全身を舐めまわすように駆け巡り、
律の淋しげな笑顔は、まるで絶望に拍車をかけるかのように、私の心にひどく突き刺さった。
───────────
♪~─~フワフワタ-イム─~ ♪~─フワフワタ-イム~─~ ♪~─フワフワタ-イム~─~
律「はぁ……はぁ……」
澪「っ……っ……」
澪(4曲続けてセッションって……私ららしくない、な……)
律「っ……澪」
澪「なんだよ、律……」
律「……私、転校することになった」
唯・梓・紬「……」
澪「……え」
嫌な予感は、私の思った以上のショックを運んできた。
律の口から放たれた一言は、確実な重さを持って、
私の全身を舐めまわすように駆け巡り、
律の淋しげな笑顔は、まるで絶望に拍車をかけるかのように、私の心にひどく突き刺さった。
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 00:52:53.76 ID:wIv1LBsU0
─────────────────────
───────────
律「悪いみんな、つき合わせちゃって……」スタスタ
唯「ドラムって、運ぶの大変だよね~」スタスタ
梓「桜高祭のときも大変でしたし、ね」スタスタ
澪「……」スタスタ
紬「み、澪ちゃん……」スタスタ
───────────
律「悪いみんな、つき合わせちゃって……」スタスタ
唯「ドラムって、運ぶの大変だよね~」スタスタ
梓「桜高祭のときも大変でしたし、ね」スタスタ
澪「……」スタスタ
紬「み、澪ちゃん……」スタスタ
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 01:00:50.23 ID:wIv1LBsU0
───────────
澪「転校……?」
律「……お父さんの仕事の都合、でさ。九州に転校することになったんだ」
澪「……いつ」
律「……一月の、中旬かな」
澪「っ!!」
唯・梓・紬「……」
律「だからこーやって、ドラムを回収しに来たんだ。
冬休み前ってことで……みんな、手伝ってくれるか?」カチャカチャ
紬「も、もちろんよ~……」
梓「は、はいっ…手伝いますっ」
唯「よ~しやりますか」
澪「……」
───────────
澪「転校……?」
律「……お父さんの仕事の都合、でさ。九州に転校することになったんだ」
澪「……いつ」
律「……一月の、中旬かな」
澪「っ!!」
唯・梓・紬「……」
律「だからこーやって、ドラムを回収しに来たんだ。
冬休み前ってことで……みんな、手伝ってくれるか?」カチャカチャ
紬「も、もちろんよ~……」
梓「は、はいっ…手伝いますっ」
唯「よ~しやりますか」
澪「……」
───────────
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 01:09:20.16 ID:wIv1LBsU0
澪(私の、誕生日前後……)
澪(神様……こんなプレゼント、いらないよ)
律「よ~し、ここらでいいよ。玄関まで車で迎えがくるからさっ」
唯「うぅ~~ん、ドラちゃ~~ん……」
律「ってどこの人気漫画のロボットだよっ」ペシッ
唯「いてっ!」
紬「…ふ、ふっふふ」
梓「あは、アハハ……」
澪「……ハハッ」
私は必死に、無理やりにでも明るく振舞おうとした。
だけど私には、深い悲しみのベールが覆いかぶさっていて、
それから逃れることができなかった。
作り笑い──私の乾いた笑いは誰の耳に届くことはなく、
静かに空気の中にとけていって、消えた。
澪(神様……こんなプレゼント、いらないよ)
律「よ~し、ここらでいいよ。玄関まで車で迎えがくるからさっ」
唯「うぅ~~ん、ドラちゃ~~ん……」
律「ってどこの人気漫画のロボットだよっ」ペシッ
唯「いてっ!」
紬「…ふ、ふっふふ」
梓「あは、アハハ……」
澪「……ハハッ」
私は必死に、無理やりにでも明るく振舞おうとした。
だけど私には、深い悲しみのベールが覆いかぶさっていて、
それから逃れることができなかった。
作り笑い──私の乾いた笑いは誰の耳に届くことはなく、
静かに空気の中にとけていって、消えた。
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 01:18:44.49 ID:wIv1LBsU0
─────────────────────
───────────
澪「……く~まちゃん?」
ギュウゥ…
澪「律が……転校?」
澪「……嘘だよな、アイツが転校なんて」
澪「そうか、嘘か! いやぁ~また騙された、律のやつ明日になったら……」
澪「……明日になったら、殴ってやる」
澪「……」
『バンドやろーよ! バンドッ!』
澪「……」
『み~お!』
澪「……」
『みお~!!』
澪「……」ジワッ
澪「……うぅ…………っく……」ポロポロ
───────────
澪「……く~まちゃん?」
ギュウゥ…
澪「律が……転校?」
澪「……嘘だよな、アイツが転校なんて」
澪「そうか、嘘か! いやぁ~また騙された、律のやつ明日になったら……」
澪「……明日になったら、殴ってやる」
澪「……」
『バンドやろーよ! バンドッ!』
澪「……」
『み~お!』
澪「……」
『みお~!!』
澪「……」ジワッ
澪「……うぅ…………っく……」ポロポロ
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 01:28:22.77 ID:wIv1LBsU0
─────────────────────
─────終業式──────
律がドラムを持ち帰って、みんなでセッションも出来なくなった私達は、
冬休みに入るまで、部室でずっと駄弁っていた。
今ある時間を大切にするため、
〝律〟といる残りの時間を大切にするため、私は変わる決心をした。
澪(いつまでも律に頼ってちゃいけない……)スタスタ
澪(依存しちゃだめだッ……でも正直、こわいな)スタスタ
澪(アイツがいなくなったら、アイツがいたから……今の私があるのに──)スタスタ
律「おっと、澪……」バッタリ
─────終業式──────
律がドラムを持ち帰って、みんなでセッションも出来なくなった私達は、
冬休みに入るまで、部室でずっと駄弁っていた。
今ある時間を大切にするため、
〝律〟といる残りの時間を大切にするため、私は変わる決心をした。
澪(いつまでも律に頼ってちゃいけない……)スタスタ
澪(依存しちゃだめだッ……でも正直、こわいな)スタスタ
澪(アイツがいなくなったら、アイツがいたから……今の私があるのに──)スタスタ
律「おっと、澪……」バッタリ
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 01:36:38.47 ID:wIv1LBsU0
澪「……おぉ律、まだ部室にいかないのか?」
律「んぇ!? あ、ああちょっとしたら行くけど……」
澪(せめて、律の前ではもう泣き言はいわない、どうしようもないことは忘れる)
澪「新曲が出来たんだ。部室行ったら、ちょっと見てくれよ」
律「……なにー? ま、期待しないで読むよっ……」
澪「どういう意味だそれはっ!」
律「はははっ、んじゃ部室で~」
澪(せめて、残りの時間ぐらい楽しめるように……)
澪(もう律に…迷惑かけないようにしなくちゃ……!)
律「んぇ!? あ、ああちょっとしたら行くけど……」
澪(せめて、律の前ではもう泣き言はいわない、どうしようもないことは忘れる)
澪「新曲が出来たんだ。部室行ったら、ちょっと見てくれよ」
律「……なにー? ま、期待しないで読むよっ……」
澪「どういう意味だそれはっ!」
律「はははっ、んじゃ部室で~」
澪(せめて、残りの時間ぐらい楽しめるように……)
澪(もう律に…迷惑かけないようにしなくちゃ……!)
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 01:46:00.24 ID:wIv1LBsU0
─────────────────────
─────クリスマス──────
梓「じゃあ、私達はここで…」
紬「メリークリスマスッ!!」ノシ フリフリ
澪・律「メリークリスマス!」
──────
───
──
律「はぁ~~……楽しかったッ!!」
澪「そうだなっ」
律「やっぱり憂ちゃんの料理は格別だ……」
澪「……そうだな」
律「……」
澪「……」
律「なぁ、澪?」
澪「なんだ、律」チラッ
─────クリスマス──────
梓「じゃあ、私達はここで…」
紬「メリークリスマスッ!!」ノシ フリフリ
澪・律「メリークリスマス!」
──────
───
──
律「はぁ~~……楽しかったッ!!」
澪「そうだなっ」
律「やっぱり憂ちゃんの料理は格別だ……」
澪「……そうだな」
律「……」
澪「……」
律「なぁ、澪?」
澪「なんだ、律」チラッ
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 01:47:06.87 ID:wIv1LBsU0
ちょっと離席、風呂 だれか④よろ ノシ
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 02:08:09.12 ID:wIv1LBsU0
律「やっぱり、私がいなくなって……淋しいか?」
澪「……そりゃあな、淋しいさ」
律「……」
澪「だけどさ、決めたんだ。〝たとえ律がいなくなっても、強く生きれる人間になろう〟って」
律「……おいおいそれじゃ、まるであたしが死んだみたいじゃん!」
澪「ふふっ、ははは……っ!」
律「なんだよ、調子くるうなぁ……ワァーハハハッ!」
──────
───
──
律「はぁ…笑いすぎた……」
澪「わ、私も……」
澪「……そりゃあな、淋しいさ」
律「……」
澪「だけどさ、決めたんだ。〝たとえ律がいなくなっても、強く生きれる人間になろう〟って」
律「……おいおいそれじゃ、まるであたしが死んだみたいじゃん!」
澪「ふふっ、ははは……っ!」
律「なんだよ、調子くるうなぁ……ワァーハハハッ!」
──────
───
──
律「はぁ…笑いすぎた……」
澪「わ、私も……」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 02:18:39.10 ID:wIv1LBsU0
澪「……いつでも、会えるよ」
律「だって、今ならメールもある」
律「ま、まぁな」
澪「そうだ律! 文通をしようっ」
律「えぇっ。文通~? メールがあるじゃん!」
澪「……九州だろ? だったら高速にのればすぐじゃないかっ!」
澪「飛行機だって……なんだってあるんだっ!」ジワッ…
律「澪……?」
澪(ダメだ……また律に迷惑かける…)
澪「逢えないなんてことないッ……だって、だってぇ……!!」ブワッ
律「え、ちょっ、どうしよう……澪~? 泣くなよ……」
澪「だ……ダメだ、律ッ……やっぱり私は、ダメらしいッ……」
澪(大人ぶって律に迷惑かけないなんて……そんなの無理だ)
やっぱり律との別れが、どうしても嫌だった。
寒空の中、私はなかなか泣きやめないままで、律はとにかく近くにいてくれた。
身体は触れ合っていないのに、その思いやりは触れ合う以上に暖かくて……。
優しく抱かれるかのような、私はそんな心地になった。
律「だって、今ならメールもある」
律「ま、まぁな」
澪「そうだ律! 文通をしようっ」
律「えぇっ。文通~? メールがあるじゃん!」
澪「……九州だろ? だったら高速にのればすぐじゃないかっ!」
澪「飛行機だって……なんだってあるんだっ!」ジワッ…
律「澪……?」
澪(ダメだ……また律に迷惑かける…)
澪「逢えないなんてことないッ……だって、だってぇ……!!」ブワッ
律「え、ちょっ、どうしよう……澪~? 泣くなよ……」
澪「だ……ダメだ、律ッ……やっぱり私は、ダメらしいッ……」
澪(大人ぶって律に迷惑かけないなんて……そんなの無理だ)
やっぱり律との別れが、どうしても嫌だった。
寒空の中、私はなかなか泣きやめないままで、律はとにかく近くにいてくれた。
身体は触れ合っていないのに、その思いやりは触れ合う以上に暖かくて……。
優しく抱かれるかのような、私はそんな心地になった。
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 02:30:04.70 ID:wIv1LBsU0
─────────────────────
─────1月4日──────
澪「えーっと、他に買うものは……あっ」
澪「おーーい! 聡~!」
聡「」ビクッ
澪「ひさしぶ──」
聡「……スマン、澪ねーちゃん!」ダーー!
澪「エエェェェーーーー……」
澪(エエェェェーーーー……)
ポツーン…
澪(私……聡に嫌われるようなことしたっけ?)
澪(アイツも……もしかしたら転校のことで、悩んでるのかな?)
澪(そっとしておいた方が…いいのかもな)
澪「……さて、買い物の続きっと…」
─────1月4日──────
澪「えーっと、他に買うものは……あっ」
澪「おーーい! 聡~!」
聡「」ビクッ
澪「ひさしぶ──」
聡「……スマン、澪ねーちゃん!」ダーー!
澪「エエェェェーーーー……」
澪(エエェェェーーーー……)
ポツーン…
澪(私……聡に嫌われるようなことしたっけ?)
澪(アイツも……もしかしたら転校のことで、悩んでるのかな?)
澪(そっとしておいた方が…いいのかもな)
澪「……さて、買い物の続きっと…」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 02:40:07.39 ID:wIv1LBsU0
─────────────────────
───────────
澪「『で、今日聡に逃げられたんだ…私なんかしたかなー?』っと」
ピロリーン♪
澪「……1月の中旬っていうと、あと一週間と少し……」
澪「…………ッ」
澪「ダメだダメだ! クリスマスでもう止めるって決めたんだッ!」
澪(そうだ、これは逆に神様がくれたプレゼントなのかもしれない)
澪(律を私から離して、私がどう生きていくか……)
澪(大人への第一歩……最近挫折したばっかりだけど…)
───────────
澪「『で、今日聡に逃げられたんだ…私なんかしたかなー?』っと」
ピロリーン♪
澪「……1月の中旬っていうと、あと一週間と少し……」
澪「…………ッ」
澪「ダメだダメだ! クリスマスでもう止めるって決めたんだッ!」
澪(そうだ、これは逆に神様がくれたプレゼントなのかもしれない)
澪(律を私から離して、私がどう生きていくか……)
澪(大人への第一歩……最近挫折したばっかりだけど…)
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 02:48:23.21 ID:wIv1LBsU0
ピロリーン♪
澪「おっ……」ピッ
律『きっとアイツも、転校するし、澪のことを思い出したくなかったんじゃないかなぁ…』
澪「やっぱりそうか……聡らしいっちゃらしいけど」クスッ
澪「えっと…『そういえば、最近みんなで会ってないな 宿題とか個々にやってるんだろうな?』っと」
ピロリーン♪
澪「最近、みんな用事があるな……暇で宿題やってるのは私だけか」
──────
───
──
澪「メールが返ってこない……さては律のやつ、さっきのメールで宿題に気付いたな?」
澪「私自身じゃなくて、逆に律が心配になってきた……」
澪「おっ……」ピッ
律『きっとアイツも、転校するし、澪のことを思い出したくなかったんじゃないかなぁ…』
澪「やっぱりそうか……聡らしいっちゃらしいけど」クスッ
澪「えっと…『そういえば、最近みんなで会ってないな 宿題とか個々にやってるんだろうな?』っと」
ピロリーン♪
澪「最近、みんな用事があるな……暇で宿題やってるのは私だけか」
──────
───
──
澪「メールが返ってこない……さては律のやつ、さっきのメールで宿題に気付いたな?」
澪「私自身じゃなくて、逆に律が心配になってきた……」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 02:56:51.58 ID:wIv1LBsU0
─────────────────────
─────始業式──────
ガチャ…
澪「おつかれ~…って、あれ」
唯・梓・紬・律「……」
澪「……な、何やってんだ?」
律「!? み、澪ッ。いつからいた」
澪「今来たばかりだけど……」
律「そうか……」
唯・梓・紬「……」ホッ…
澪「? ……?」
あっというまに、一日一日は過ぎていった。
もう泣くことはなかったが、それはまたそれで、自分が逃げている気がしてならなかった。
でもそれが、本当の大人ではないってことぐらい、分かっていた。
─────始業式──────
ガチャ…
澪「おつかれ~…って、あれ」
唯・梓・紬・律「……」
澪「……な、何やってんだ?」
律「!? み、澪ッ。いつからいた」
澪「今来たばかりだけど……」
律「そうか……」
唯・梓・紬「……」ホッ…
澪「? ……?」
あっというまに、一日一日は過ぎていった。
もう泣くことはなかったが、それはまたそれで、自分が逃げている気がしてならなかった。
でもそれが、本当の大人ではないってことぐらい、分かっていた。
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 03:05:20.63 ID:wIv1LBsU0
─────────────────────
─────1月15日──────
澪(今日は……違うのかな)ソワソワ
澪(ていうか、引越しの詳しい日時ぐらい教えろバカ律ッ!)
澪(なんで私が、そわそわしなくちゃならないんだっ)
律「おっと…また澪か」バッタリ
澪「律…引越しって──」
律「そのこと、だ……今日、お別れパーティをしたいと思う」
澪「……ッ。そうか」ニコッ
律「あれ、案外驚かないんだな…またお姉さんのお胸で泣いてよろしくてよっ!」
澪「もう泣かんわっ」ペシッ
律「あてっ! ……んまあ、今日だからな。うちでやる」
澪「ああ、楽しみにしてる」
澪(いきなりの宣告か……思ったよりドキドキしてきた…)
澪(でも、絶対に笑顔で律を送り出すッ!)
─────1月15日──────
澪(今日は……違うのかな)ソワソワ
澪(ていうか、引越しの詳しい日時ぐらい教えろバカ律ッ!)
澪(なんで私が、そわそわしなくちゃならないんだっ)
律「おっと…また澪か」バッタリ
澪「律…引越しって──」
律「そのこと、だ……今日、お別れパーティをしたいと思う」
澪「……ッ。そうか」ニコッ
律「あれ、案外驚かないんだな…またお姉さんのお胸で泣いてよろしくてよっ!」
澪「もう泣かんわっ」ペシッ
律「あてっ! ……んまあ、今日だからな。うちでやる」
澪「ああ、楽しみにしてる」
澪(いきなりの宣告か……思ったよりドキドキしてきた…)
澪(でも、絶対に笑顔で律を送り出すッ!)
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 03:15:21.08 ID:wIv1LBsU0
─────────────────────
───────────
澪「……」スタスタ
律の家までの道のりが、こんなに遠いと思ったのは初めてだった。
やはり、どこかでまだ認めたくない私が、必死に抵抗したんだと思う。
澪「……」
ピンポーン
「あらっ、澪ちゃん」
澪「お久しぶりです」ペコッ
「ほんと…さ、上がって」
澪「……はいっ」
───────────
澪「……」スタスタ
律の家までの道のりが、こんなに遠いと思ったのは初めてだった。
やはり、どこかでまだ認めたくない私が、必死に抵抗したんだと思う。
澪「……」
ピンポーン
「あらっ、澪ちゃん」
澪「お久しぶりです」ペコッ
「ほんと…さ、上がって」
澪「……はいっ」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 03:24:37.34 ID:wIv1LBsU0
すでに見覚えのある靴が、玄関に並べられていた。一番早くくるつもりだったのに……。
足取りは重く、だけど確実に一歩を踏み出して──
私は一息して、リビングの戸をゆっくりと開けた。
「「「「ハッピー・バースデー!!」」」」
パンッ! パパパンッ! パンッ!
澪「……えっ」ポカーン…
唯「澪ちゃんおめでとー!」
梓「先輩ッ、お誕生日おめでとうございますっ!」
紬「おめでとう澪ちゃんッ!」
澪「えっ、でも今日……律のお別れ…」
聡「澪ねーちゃん、なんのこと?」
澪「……聡、引越しは?」
聡「引越し? 誰んちが?」
澪「」
足取りは重く、だけど確実に一歩を踏み出して──
私は一息して、リビングの戸をゆっくりと開けた。
「「「「ハッピー・バースデー!!」」」」
パンッ! パパパンッ! パンッ!
澪「……えっ」ポカーン…
唯「澪ちゃんおめでとー!」
梓「先輩ッ、お誕生日おめでとうございますっ!」
紬「おめでとう澪ちゃんッ!」
澪「えっ、でも今日……律のお別れ…」
聡「澪ねーちゃん、なんのこと?」
澪「……聡、引越しは?」
聡「引越し? 誰んちが?」
澪「」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 03:34:57.96 ID:wIv1LBsU0
律「ふっふっふ……まんまと騙されたようですな」
澪「」ビキビキ
律「そう……全ては澪の誕生日のため、引越しは…」
律「嘘だよぉーんドッキリ大成こぉおぉぉぉ!? ちょ、みおクルシイぃぃぃ……!!」
澪「りぃいぃぃつうぅぅうぅぅ…………」
唯「み、澪ちゃん! りっちゃん死んじゃう死んじゃう!」
─────────────────────
律「ギブ……ぅ…し、死ぬかと思った……」
澪「…………」プルプル
律「ちょ、もう勘弁してみ──」
澪「よかったああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
律「……」ニコッ
唯・梓・紬「……」ニコッ
澪「ッ……うぅっ」…ボロッ
律「あぁ~だから泣くなよ澪~!」
澪「」ビキビキ
律「そう……全ては澪の誕生日のため、引越しは…」
律「嘘だよぉーんドッキリ大成こぉおぉぉぉ!? ちょ、みおクルシイぃぃぃ……!!」
澪「りぃいぃぃつうぅぅうぅぅ…………」
唯「み、澪ちゃん! りっちゃん死んじゃう死んじゃう!」
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律「ギブ……ぅ…し、死ぬかと思った……」
澪「…………」プルプル
律「ちょ、もう勘弁してみ──」
澪「よかったああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
律「……」ニコッ
唯・梓・紬「……」ニコッ
澪「ッ……うぅっ」…ボロッ
律「あぁ~だから泣くなよ澪~!」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 03:45:27.02 ID:wIv1LBsU0
─────────────────────
───────────
律「落ち着いた?」
澪「大分と……」
律「では、大まかなネタばらしをしようッ」ビシッ
唯「わーー!」パチパチ
律「まず……何故、聡は逃げたか。これは……コイツから嘘がバレないための方法だったのだッ」
聡「なんだよっ、俺そこまで馬鹿じゃねぇよ」
律「……じゃあお前に特別に上げた2000円は、なんだと思ったんだよ」
聡「だって…澪ねーちゃんから逃げ切ればくれるって」
梓「流石、律先輩の弟ですね……」
澪(馬鹿だ……)ハァ…
───────────
律「落ち着いた?」
澪「大分と……」
律「では、大まかなネタばらしをしようッ」ビシッ
唯「わーー!」パチパチ
律「まず……何故、聡は逃げたか。これは……コイツから嘘がバレないための方法だったのだッ」
聡「なんだよっ、俺そこまで馬鹿じゃねぇよ」
律「……じゃあお前に特別に上げた2000円は、なんだと思ったんだよ」
聡「だって…澪ねーちゃんから逃げ切ればくれるって」
梓「流石、律先輩の弟ですね……」
澪(馬鹿だ……)ハァ…
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 03:56:49.38 ID:wIv1LBsU0
律「……それと、軽音部からわざわざ持ち帰ったドラム!」
澪「そうだ、じゃああれはどこにやったんだ?」
律「まあまあそれは後のお楽しみとして……あれによって大分と引越しに信憑性が増したなッ!」
澪「…あれは騙されるよ……さすが律は悪知恵がはたら──」
律「流石は梓、知将だなっ」
澪「」
梓「当たり前ですっ、先輩からハンバーガー無料券もらいましたからっ」
澪(こっちも馬鹿だった…)ハァ…
澪「そうだ、じゃああれはどこにやったんだ?」
律「まあまあそれは後のお楽しみとして……あれによって大分と引越しに信憑性が増したなッ!」
澪「…あれは騙されるよ……さすが律は悪知恵がはたら──」
律「流石は梓、知将だなっ」
澪「」
梓「当たり前ですっ、先輩からハンバーガー無料券もらいましたからっ」
澪(こっちも馬鹿だった…)ハァ…
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 04:09:09.04 ID:wIv1LBsU0
律「あとは。私達の迫真の演技っ……少しの間、演劇部で練習して正解だった…!」
澪「……そんなことまでしたのか」
紬「今までの茶番じゃ、多分バレちゃってたもの」ニコッ
唯「だねー」
澪「まったく、私はどれだけ心をいためて──」
「はい、バースデーケーキよー」
唯「うわぁ~おいしそー!」キラキラ
澪「あれ……いいんですか?」
「今年の誕生日は…澪ちゃんちと協力してたのよ?」
澪「え、ママが……?」
澪(みんな……まだまだ、かなわないな)
聡「ママ?」
澪「お母さんッ!」
澪「……そんなことまでしたのか」
紬「今までの茶番じゃ、多分バレちゃってたもの」ニコッ
唯「だねー」
澪「まったく、私はどれだけ心をいためて──」
「はい、バースデーケーキよー」
唯「うわぁ~おいしそー!」キラキラ
澪「あれ……いいんですか?」
「今年の誕生日は…澪ちゃんちと協力してたのよ?」
澪「え、ママが……?」
澪(みんな……まだまだ、かなわないな)
聡「ママ?」
澪「お母さんッ!」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 04:19:48.37 ID:wIv1LBsU0
「ほら、電気消すわよー」フッ
律「よ~し、みんな! ……合唱ッ、せ~のっ──」
♪ Happy birthday to you, Happy birthday to you,♪
~♪ Happy birthday, dear 〝Mio〟 ♪
~♪ Happy birthday to you~♪
律「よ~し、みんな! ……合唱ッ、せ~のっ──」
♪ Happy birthday to you, Happy birthday to you,♪
~♪ Happy birthday, dear 〝Mio〟 ♪
~♪ Happy birthday to you~♪
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 04:27:25.02 ID:wIv1LBsU0
─────────────────────
───────────
唯「ケーキ美味しかったねぇ」ニコッ
紬「そうねぇ」
澪「律の部屋で組み立ててあったのか……」
律「ほらムギ、唯! ねっころがってる場合かッ」ドドドンッ!
梓「そうですよっ、私達のプレゼントがまだじゃないですか!」
澪「え、プレゼント?」
律「えーっとタオルを置いて防音して……」
唯「あっ、あずにゃん。半音の半音ずれてるよっ」キリッ
紬「この音でいいのよね、うんっ」
澪「……」
澪(もしかして……)
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唯「ケーキ美味しかったねぇ」ニコッ
紬「そうねぇ」
澪「律の部屋で組み立ててあったのか……」
律「ほらムギ、唯! ねっころがってる場合かッ」ドドドンッ!
梓「そうですよっ、私達のプレゼントがまだじゃないですか!」
澪「え、プレゼント?」
律「えーっとタオルを置いて防音して……」
唯「あっ、あずにゃん。半音の半音ずれてるよっ」キリッ
紬「この音でいいのよね、うんっ」
澪「……」
澪(もしかして……)
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 04:40:42.19 ID:wIv1LBsU0
唯「澪ちゃん、私達からは曲のプレゼントだよっ」
紬「──」コクッ
梓「──」コクッ
唯「改めて、誕生日おめでとう澪ちゃん。いつも澪ちゃんはみんなの頼れるお姉さん的存在で、
いつも私達をまとめてくれたね」
唯「少しお茶目で暴走気味なところもあるけど、今までも、
これからも、澪ちゃんは澪ちゃんとして宜しくねッ」
唯「〝秋空レイニー〟──」コクッ
律「……ッ1、2、3──」
♪~─~─~ ♪~─~─~ ♪~─~─~
澪(この曲……どこかで…)
♪~─~─~ ♪~─~─~ ♪~─~─~
澪(そうか…あのときの聴いたことのなかったコード進行……これだったんだ)
♪~─~─~ ♪~─~─~ ♪~─~─~
澪(私、こんなに幸せでいいのかな……)ポロポロ…
♪~─~─~ ♪~─~─~ ♪~─~─~ ♪~─~─~…………
紬「──」コクッ
梓「──」コクッ
唯「改めて、誕生日おめでとう澪ちゃん。いつも澪ちゃんはみんなの頼れるお姉さん的存在で、
いつも私達をまとめてくれたね」
唯「少しお茶目で暴走気味なところもあるけど、今までも、
これからも、澪ちゃんは澪ちゃんとして宜しくねッ」
唯「〝秋空レイニー〟──」コクッ
律「……ッ1、2、3──」
♪~─~─~ ♪~─~─~ ♪~─~─~
澪(この曲……どこかで…)
♪~─~─~ ♪~─~─~ ♪~─~─~
澪(そうか…あのときの聴いたことのなかったコード進行……これだったんだ)
♪~─~─~ ♪~─~─~ ♪~─~─~
澪(私、こんなに幸せでいいのかな……)ポロポロ…
♪~─~─~ ♪~─~─~ ♪~─~─~ ♪~─~─~…………
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/16(水) 04:50:04.83 ID:wIv1LBsU0
─────────────────────
───────────
律「っは……ッ」
紬「……はぁ……っ」
梓「ッ……」
唯「っ…………」フンスッ
澪「……」パチパチパチパチパチ…
私は背伸びばっかりして、勝手に大人になろうとして……。
そんなの全部無駄だったんだ、させてくれないんだ。それから逃れる必要なんて、ないんだ。
だったら、もっと──……
澪「……あんまりうまくないなっ!」ニコッ
甘えても、いいんだよね────?
☆おしまい☆
───────────
律「っは……ッ」
紬「……はぁ……っ」
梓「ッ……」
唯「っ…………」フンスッ
澪「……」パチパチパチパチパチ…
私は背伸びばっかりして、勝手に大人になろうとして……。
そんなの全部無駄だったんだ、させてくれないんだ。それから逃れる必要なんて、ないんだ。
だったら、もっと──……
澪「……あんまりうまくないなっ!」ニコッ
甘えても、いいんだよね────?
☆おしまい☆
引用元: ・澪「律が……転校?」
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