2: 名無しで叶える物語(えびふりゃー) 2021/12/26(日) 19:50:02.49 ID:IWK0D7tO
歩夢「私に?」
せつ菜「はい!」
歩夢「う~んと…この後、愛ちゃんのお店でもプレゼント交換会するでしょ?」
せつ菜「知ってますよ!それとは別に、歩夢さんにプレゼントを!」
歩夢「ふぅ~ん…」
せつ菜「クッキー作ってきました!」ペカー
歩夢「オォゥ」
せつ菜「はい!」
歩夢「う~んと…この後、愛ちゃんのお店でもプレゼント交換会するでしょ?」
せつ菜「知ってますよ!それとは別に、歩夢さんにプレゼントを!」
歩夢「ふぅ~ん…」
せつ菜「クッキー作ってきました!」ペカー
歩夢「オォゥ」
4: 名無しで叶える物語(えびふりゃー) 2021/12/26(日) 19:51:28.31 ID:IWK0D7tO
せつ菜「優木せつ菜史上一番の出来と言っても過言じゃないですよ!」ガサゴソ
歩夢(せつ菜ちゃんの手料理…できるなら回避したいけど…)
せつ菜「で、ではどうぞ!」
歩夢(せつ菜ちゃんの手、震えてる…なんでだろ?)
歩夢「…あれ?」
歩夢(せつ菜ちゃんの手料理…できるなら回避したいけど…)
せつ菜「で、ではどうぞ!」
歩夢(せつ菜ちゃんの手、震えてる…なんでだろ?)
歩夢「…あれ?」
6: 名無しで叶える物語(えびふりゃー) 2021/12/26(日) 19:53:01.34 ID:IWK0D7tO
歩夢(震える手で差し出されたのは…可愛くラッピングされたクッキー。外から見てもわかるぐらい、焦げが目立つけど…)
歩夢「普通のクッキーだ…」
せつ菜「はいっ!あの、一つ召し上がってみてください」
歩夢「う、うん。じゃあ、いただきます…」パクッ
歩夢(うぅ…やっぱり焦げたとこが苦い…でも、それ以外はほんのり甘くて香ばしくって)
せつ菜「どっ、どうでしょうか…」
歩夢「普通のクッキーだ…」
せつ菜「はいっ!あの、一つ召し上がってみてください」
歩夢「う、うん。じゃあ、いただきます…」パクッ
歩夢(うぅ…やっぱり焦げたとこが苦い…でも、それ以外はほんのり甘くて香ばしくって)
せつ菜「どっ、どうでしょうか…」
8: 名無しで叶える物語(えびふりゃー) 2021/12/26(日) 19:55:40.95 ID:IWK0D7tO
歩夢「…美味しい。美味しいよ、せつ菜ちゃん!」
せつ菜「本当ですか!!あぁ~、よかったです!少し焦げてしまったものしか用意できなくて、美味しいと言ってもらえるか不安だったのですが…」
歩夢(焦げたのがわかるなら、普段の紫色はどうして失敗だと思ってくれないのかな…)
歩夢「でも、本当に美味しいよ。味付けとかを工夫したのかな?」
せつ菜「あっ///え、えっと。それなんですけど…///」
歩夢「ん?どうしたの?」
せつ菜「本当ですか!!あぁ~、よかったです!少し焦げてしまったものしか用意できなくて、美味しいと言ってもらえるか不安だったのですが…」
歩夢(焦げたのがわかるなら、普段の紫色はどうして失敗だと思ってくれないのかな…)
歩夢「でも、本当に美味しいよ。味付けとかを工夫したのかな?」
せつ菜「あっ///え、えっと。それなんですけど…///」
歩夢「ん?どうしたの?」
10: 名無しで叶える物語(えびふりゃー) 2021/12/26(日) 19:58:08.51 ID:IWK0D7tO
せつ菜「その…そうなんです!味付け、特に隠し味を工夫したんですよ!」
歩夢「隠し味?」
せつ菜「なので、歩夢さんにはそれを当ててもらおうかと!」
歩夢「いきなりクイズ!?別にいいけど…」
歩夢(せつ菜ちゃんの隠し味…タバスコ、はまずないでしょ?だって普通に美味しいし…)
歩夢「隠し味?」
せつ菜「なので、歩夢さんにはそれを当ててもらおうかと!」
歩夢「いきなりクイズ!?別にいいけど…」
歩夢(せつ菜ちゃんの隠し味…タバスコ、はまずないでしょ?だって普通に美味しいし…)
12: 名無しで叶える物語(えびふりゃー) 2021/12/26(日) 20:00:47.46 ID:IWK0D7tO
歩夢「う、うぅ~ん…わかんないなぁ。教えて?」
せつ菜「は、はいっ!隠し味。それは、ズバリ…」
歩夢「…」ゴクリ
せつ菜「…あっ、愛情です///」
歩夢「…え///」ボンッ
せつ菜「ですから、そのクッキーには歩夢さんを想う私の気持ちが…うぅ、恥ずかしいです~!」
歩夢「えっ、え~!?///」カアァァ
せつ菜「は、はいっ!隠し味。それは、ズバリ…」
歩夢「…」ゴクリ
せつ菜「…あっ、愛情です///」
歩夢「…え///」ボンッ
せつ菜「ですから、そのクッキーには歩夢さんを想う私の気持ちが…うぅ、恥ずかしいです~!」
歩夢「えっ、え~!?///」カアァァ
14: 名無しで叶える物語(えびふりゃー) 2021/12/26(日) 20:02:58.90 ID:IWK0D7tO
せつ菜「…その、絶対に失敗したくなかったので、焼き菓子同好会の今日子さんにお手伝いをお願いしたんです」
歩夢「あ、今日子ちゃんが…」
せつ菜「折角の歩夢さんへのプレゼントなんです。本当は、私流に隠し味をてんこ盛りにしたかったんですよ?ですが、『ここはズバリ、愛情1本で勝負してみるのはどうでしょうか!』と提案されて…」
歩夢(ナ、ナイス過ぎるよ今日子ちゃ~ん!)
せつ菜「な、なので!それは優木せつ菜の愛情入り、歩夢さんの為だけに作った特別なクッキーなんですっ!!」
歩夢「っ///」
歩夢(これって、そういう事だよね?さっき手が震えてたのだって…)
せつ菜「…うがあああ!もう我慢できません!!歩夢さん!!」ガシッ
歩夢「あ、今日子ちゃんが…」
せつ菜「折角の歩夢さんへのプレゼントなんです。本当は、私流に隠し味をてんこ盛りにしたかったんですよ?ですが、『ここはズバリ、愛情1本で勝負してみるのはどうでしょうか!』と提案されて…」
歩夢(ナ、ナイス過ぎるよ今日子ちゃ~ん!)
せつ菜「な、なので!それは優木せつ菜の愛情入り、歩夢さんの為だけに作った特別なクッキーなんですっ!!」
歩夢「っ///」
歩夢(これって、そういう事だよね?さっき手が震えてたのだって…)
せつ菜「…うがあああ!もう我慢できません!!歩夢さん!!」ガシッ
16: 名無しで叶える物語(えびふりゃー) 2021/12/26(日) 20:06:02.22 ID:IWK0D7tO
歩夢「きゃっ!な、なにかな?」
せつ菜「私は、歩夢さんをお慕いしております!」
歩夢「う、うん///」
せつ菜「一人の女性として、歩夢さんが好きなんです!女の子らしい可愛い仕草とか、ひたむきに頑張るところとか…あ、あとは!」
歩夢「うぅ、わかった!充分伝わってるから!」
歩夢(恥ずかしくて、顔焼けちゃいそう///)
せつ菜「そんな貴女が、大好きなんです!だ、だから…お付き合い、してください!!」
せつ菜「私は、歩夢さんをお慕いしております!」
歩夢「う、うん///」
せつ菜「一人の女性として、歩夢さんが好きなんです!女の子らしい可愛い仕草とか、ひたむきに頑張るところとか…あ、あとは!」
歩夢「うぅ、わかった!充分伝わってるから!」
歩夢(恥ずかしくて、顔焼けちゃいそう///)
せつ菜「そんな貴女が、大好きなんです!だ、だから…お付き合い、してください!!」
17: 名無しで叶える物語(えびふりゃー) 2021/12/26(日) 20:07:15.59 ID:IWK0D7tO
歩夢(普段から大好きを大事にしてるせつ菜ちゃんが、こんな真剣な表情で大好きを伝えてきて…でも、この大好きに応えたいって想ってる私がいるんだもん///きっと、私も…)
歩夢「よろしく、お願いします…///」
せつ菜「い、いいんですか!!うおおおおおお!!!やりました、やりましたよ優木せつ菜!!!クリスマスのお願いが叶いました!!!」ピョンピョン
歩夢「…ふふっ」
歩夢(さっきまで、あんなにカッコよかったのに。子供みたいにはしゃいで…あ)パクッ
歩夢「さっきより甘い、かも///」
歩夢「よろしく、お願いします…///」
せつ菜「い、いいんですか!!うおおおおおお!!!やりました、やりましたよ優木せつ菜!!!クリスマスのお願いが叶いました!!!」ピョンピョン
歩夢「…ふふっ」
歩夢(さっきまで、あんなにカッコよかったのに。子供みたいにはしゃいで…あ)パクッ
歩夢「さっきより甘い、かも///」
18: 名無しで叶える物語(えびふりゃー) 2021/12/26(日) 20:09:02.26 ID:IWK0D7tO
おしまい
ありがとうございました。
ありがとうございました。
引用元: ・歩夢「クリスマスプレゼント?」
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