凛「Linkラジオは第17回だね」

凛「今日は一段と冷え込むよ。皆も体調には気をつけて」

凛「ああ、うちにはそんなことも気にせず元気な子がいるんだけど」

凛「幸子ちゃんとか、まさにそうなんだよ」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 23:29:48.18 ID:DgbC0Q6l0
 
凛『どうしたんですか凛さん? そんなに寒いんですか?』

凛『ボクは全くそんなことありませんよ! ほら、よく言うじゃないですか……』

凛『可愛い子は風邪をひかない、ってね!』

凛「……次の日、幸子ちゃんはマスクをして出勤してきました」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 23:32:39.10 ID:DgbC0Q6l0
 
凛「まあそれでも、さらに次の日には完治してたけどね……」

凛「そういえば、スカイダイビングしたこともあったっけ」

凛「あの活動力はぜひ見習いたいよね」

凛「でも、一緒に料理番組に出演した時さ……」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 23:38:49.12 ID:DgbC0Q6l0
 
凛『ほらほらなんですか、この季節限定スペシャルメニューっていうのは!』

凛『まさに、この可愛いボクのために用意されたメニューですよ!』

凛『凛さんは、ハンバーグ定食で良いんですか? 欲しいと言ってもあげませんからね!』

凛「……そうだね。5人前の鍋はさすがに食べられないからね」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 23:46:26.87 ID:DgbC0Q6l0
 
凛「はじめの30分くらいは、元気良く話してくれてたんだけどね」

凛「鍋の熱気と一緒に、だんだんと口数が減っていって……」

凛「3時間くらいして、やっと食べ終わったんだよ」

凛「最終的に、私も2人前くらい助けたんだけど……」

凛「……食べすぎは、良くないからね」

凛「で、今度の仕事は、名勝を訪ねる番組だったんだけど……」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 23:51:15.77 ID:DgbC0Q6l0
 
凛『見てくださいよ凛さん! 鹿がいたるところに! これはボクを歓迎してますね!』

凛『おや、この鹿は懐っこいですね! もしかして、ボクの可愛さに惚れたんですか?』

凛『いやあ、ボクってば罪作りな女です! でも、あなたは一匹だけなんですか……群れはどこに……』

凛「……せんべい持ってて良かったね。あやうく鹿に狩られるところだったね」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 23:57:19.77 ID:DgbC0Q6l0
 
凛「鹿の住みかは油断ならない所だったね。幸子ちゃんもこりごりだったみたい」

凛「それでも収録はやめないあたり、アイドルの鏡だよ」

凛「シャワーを浴びた彼女と向かったのは、大迫力の名瀑」

凛「幸子はシャンプーの香りを漂わせながらこう言うの」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 00:04:38.64 ID:VVQ6S2GY0
 
凛『これは凄いですね凛さん! 大瀑布ってやつですよ!』

凛『ま、ボクの可愛さに比べれば、こんなのシャワーみたいなものですけどね!』

凛『滝つぼの近くで飛沫が浴びられるみたいですから、行ってみましょう! 』

凛「……アドバイス通り、下に水着、着ててえらかったよ。もう逆に褒めたいぐらい」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 00:11:33.47 ID:VVQ6S2GY0
 
凛『まあ、ちょっと興奮してましたからね! わざと頭を冷やしただけですよ!』

凛「……どんな事にも負けない幸子ちゃんを、私は応援するよ」

凛「たぶん今日もどこかで、元気にお仕事してるからね」

凛「私も、負けないように頑張ろうっ」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 00:18:35.16 ID:VVQ6S2GY0
 
凛「そんな時は、The world is all one!!」

凛「君は一人じゃないよ。必ず、支えてくれる人がいるから」

凛「背中を押してくれる人、見守っててくれる人……」

凛「いろんな人がいる。それを、忘れないでね」

凛「よかったら、誰かと手を繋いだまま、聞いてみて?」

凛「……ほら、早く。言ってる本人が一人じゃダメじゃん。動けるのプロデューサーしか居ないでしょ」

凛「あ、始まっちゃうから。はやくはやく……」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 00:26:26.27 ID:VVQ6S2GY0
 
凛「どうだったかな? 元気の出る曲でしょ?」

凛「私も、何度も励まされたな……」

凛「やっぱり人生は諦めないことが大切なんだね」

凛「どんな困難でも、一緒ならきっと乗り越えていけるよ」

凛「……はい。かえっていいよ」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 00:32:17.81 ID:VVQ6S2GY0
 
凛「……すこしくらい喋っても良かったのに」

凛「まあ、ともかく。今日のゲストを紹介するよ」

凛「キュートでお茶目な、純真アイドル」

凛「小日向美穂ちゃん、どうぞー」

美穂「おじゃましまー……はわっ」

凛「……ぬ、ぬいぐるみ?」

美穂「うう、引っ掛かっちゃいました。よいしょ……」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 00:37:27.78 ID:VVQ6S2GY0
 
美穂「えっへへ……お待たせしました、凛ちゃん!」

凛「構わないけど、それはいったい……?」

美穂「これですか? くまさんのぬいぐるみですよっ!」

凛「可愛いけど……どしたの?」

美穂「実はですね。今日は凛ちゃんに、ぬいぐるみの良さを教えに来ました!」

凛「ぬいぐるみの、良さ……?」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 00:42:38.72 ID:VVQ6S2GY0
 
美穂「ふっふっふ、凛ちゃんは今まで、ぬいぐるみを愛でたことがないんですか?」

凛「うーん……たしかに、あんまりそんな機会はなかったかな……」

美穂「もったいないです、今すぐ、ぬいぐるみを買いに行くべきです!」

凛「そ、そんなに?」

美穂「はい! とっても素敵ですよー?」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 00:48:51.67 ID:VVQ6S2GY0
 
凛「えっと、例えば?」

美穂「ふっかふかですっ!」

凛「ほかには?」

美穂「以上ですっ!」

凛「えぇー……」

美穂「だ、だって、そこが大事なんですよー!?」

凛「もうちょっと、具体的に……」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 00:55:31.89 ID:VVQ6S2GY0
 
美穂「こう……ぎゅっ、とすると幸せなんですよ?」

凛「あ、それは分かるかな。うちの犬のハナコとか、もふもふするの大好きだからね」

美穂「ですよね? ぬいぐるみなら、好き放題ぎゅっぎゅできます!」

凛「わっ……ちょっと欲しくなったかも」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 01:03:47.27 ID:VVQ6S2GY0
 
美穂「よかったら、今度一緒に買いに行きますか?」

凛「でも場所とるかな……」

美穂「置物だとそうですけど、抱き枕にすればバッチリです!」

凛「どうしよ……まずは見てみるのも大事だよね」

美穂「うんうん、その通りです。抱っこしたまま寝るのは至福ですからね!」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 01:08:24.96 ID:VVQ6S2GY0
 
凛「へえー。ちなみに、毎晩抱っこしてる子の名前は?」

美穂「はい! プロデューサーくんです!」

凛「なるほど、プロデューサーくん」

美穂「ええ、プロデューサーくんですよ!」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 01:12:40.57 ID:VVQ6S2GY0
 
凛「ぬくぬく?」

美穂「ぬくぬくです!」

凛「……もふもふ?」

美穂「もふもふです!」

凛「…………ぎゅっぎゅ?」

美穂「ぎゅっぎゅです!」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 01:18:17.09 ID:VVQ6S2GY0
 
凛「…………」

美穂「……?」

美穂「……あっ、ま、間違えました! この子です! このぬいぐるみの名前で!!」

凛「そんな手には乗らないからね」

美穂「ほんとです! ほんとなんですぅー!!」

凛「私、わたしだってプロデューサーを抱っこするくらい……!」

美穂「凛ちゃん落ち着いてくださいー!?」

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 01:24:35.48 ID:VVQ6S2GY0
 
凛「……はいはい。インタビューの時にも間違えて答えたと」

美穂「そうなんです……」

凛「そう、そうなんだ。ごめん、私ってば早とちりしてさ……」

美穂「いえ、私のほうこそ、誤解を与えてしまって……」

凛「にしても、そんなにプロデューサーに似てるかな?」

美穂「え、そっくりじゃないですか?」

凛「この子の方が格好いいんじゃない?」

美穂「えー、そんなことありませんよー!」

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 01:29:17.28 ID:VVQ6S2GY0
 
凛「いや。この目つきとか、野生の力が感じられるでしょ」

美穂「な、なんですか野性の力って……」

凛「それに比べて、プロデューサーを見てみなよ」

美穂「……スーツ姿、じゅうぶん格好良いですよ?」

凛「それは見かけだけ。ネクタイ曲がってるし、襟も反ってる」

美穂「そうなんですか? プロデューサーさん……わわ、よく分かりましたね……」

凛「どうせシャツもしわだらけだし、ハンカチも忘れてきてるよ」

美穂「せ、正解みたいです……な、なんで分かるんですかー……!?」

凛「いつもだから。だらしないのがよく分かったでしょ?」

美穂(な、なんだか、お母さんみたい……)

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 01:36:37.07 ID:VVQ6S2GY0
 
凛「やっぱりこっちの方が、10倍カッコイイね」

美穂「そうですか? うーん」

凛「……決めた。私もぬいぐるみ買う」

美穂「やった! だったらおすすめのお店があるんです! 」

凛「よし、なら次の休みに案内してくれる?」

美穂「喜んで! それで……どんな子にするんですか?」

凛「そうだね、同じのがいいな」

美穂「お揃いですか? いっぱい可愛がると良いですよっ!」

凛「もちろん。いっぱい、可愛がるから」

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 01:43:04.22 ID:VVQ6S2GY0
 
凛「美穂ちゃんは、事務所でも妹みたいに可愛がられてるんだ」

凛「でも年上だから……私にとっては、お姉ちゃんになるんだ」

凛「ふふっ、それもいいかもね」

凛「ぬいぐるみ、いくつ買おうかな……」

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 01:50:17.77 ID:VVQ6S2GY0
 
凛「それじゃ、最後にお便りのコーナー」

凛「ペンネーム、恋のルーキーさんから」

凛「凛ちゃんはここ最近、頑張ってますからね! 私も応援してますよ!」

凛「ふふ、ありがとう。恋のレッスンも……受けてみたいな?」

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 01:56:08.53 ID:VVQ6S2GY0
 
凛「続いてペンネーム、不思議の国のありすさんから」

凛「凛さんは素直に甘えることができるんですね。私には、中々できそうにありません……」

凛「そうでも……ないよ。甘えるって、難しいからね」

凛「でも、甘えられる相手がいるっていうのは、大事だと思うから。思い切ってみて?」

102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 02:01:52.68 ID:VVQ6S2GY0
 
凛「最後はペンネーム、運命の赤い糸さんから」

凛「抱っこするよりされる……しあわせですよぉ」

凛「…………」

凛「女の子の夢だもんね」

凛「わかるよ」

106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 02:05:55.50 ID:VVQ6S2GY0
 
凛「…………」

凛「女の子って、軽いより少し重いほうがいいらしいよ」

凛「男の人はそれを愛の量だと感じるんだって」

凛「私はつい前に食べ過ぎちゃったし。きっとぴったりだよね、うん」

117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/21(月) 02:16:03.98 ID:VVQ6S2GY0
 
凛「今日のLinkラジオはここまで」

凛「また聞いてもらえたら嬉しいな」

凛「それじゃ、またね」

引用元: 凛「Linkラジオ、ぎゅっと続くよ」