モモカ「おーっす。やっと来たねー」


ハル「モモカちゃん！何やってるの？」


モモカ「何って……見ての通り売店だよー。いやー、座ってるだけで働いたことになるなんてすごい発明だよねー」


ロナ「え？売店って座ってるだけではないんじゃ……」


モモカ「そうなの？じゃあやめるー」


ヒメ「いくらなんでも諦めるの早すぎんだろ！この建物どうすんだよ！」


モモカ「え？支配人が日曜大工で作っただけだから別にいいよどうでもー」


ヒメ「あいつ本当に支配人なのか……？」

ハル「ねぇねぇ！売店って何を売ってるの？」


モモカ「全部チューバックスだよー。そしてなんと！ナナスタ限定味もあるんだよ！」


ロナ「え？自分で作ったの……？」


モモカ「そんなわけないじゃん！前にチューバックスのキャンペーンガールやったときにコネ作っておいたんだよ」


ヒメ「ぐっ、こういうことには抜かりないな……」


ハル「ナナスタ限定味ってどんなの？」


モモカ「全部777シスターズをイメージして作ってもらったんだー。試食してみる？」


ヒメ「てやんでい！あたりめぇだろ！早く食わせろ！」

モモカ「はーいじゃあジャンジャン行くよー。まずはハルのねー」


ハル「何だかワクワクって感じです！」


ロナ「いただきまーす……ん！」


ヒメ「ふぁんふぁこふぁ……栄養ドリンクか？」


モモカ「あったりー。元気めらめら味だよー。ユン○ルを参考にして作ってもらったんだー」


ロナ「ふあぁ……私まだレッスンやれそうな気がしてきましたぁ！」


モモカ「レッスン後に舐めるとすごくいいんだよー」

ヒメ「何だ……意外とまともじゃねぇか！次は何だ？」


モモカ「んじゃあねー次はヒメのがいいかなー。ほいっ」


ハル「何これ……真っ白……」


ロナ「はむっ……お、お豆腐ですぅ！」


ヒメ「しかもこの味、ウチのじゃねぇか！」


モモカ「いやー苦労したみたいだよ？甘くない飴作るの」


ヒメ「鬼かよこいつ……それにしてもウチの豆腐はやっぱ一番だな！」


ハル「なんでだろう……飴なのにお醤油つけたい……」

ロナ「次は……順番でいくと私ですかぁ……？」


モモカ「んー。ロナのはもうちょっと後かな？」


ロナ「ふえぇ！自意識過剰でごめんなざいいいいいいいい」


ヒメ「落ち着けって！ほら、どうどう……」


ハル「馬じゃないんだから……あはは……」

モモカ「次はスースかなー」


ヒメ「くっせ！なんだこれ！？」


ハル「あ！開けた瞬間はすごい匂いだったけど、収まったらこれスーちゃんの香水の匂いじゃないかな？」


モモカ「そうだよー。まぁまぁ、食べてみて！」


ヒメ「食いモンの匂いじゃねぇだろこれ……ほむっ」


ロナ「味はトロピカル味ですぅ！匂いも全然気にならないですぅ！」


モモカ「これすごいよね、匂いと味が別々に楽しめるなんてさすがチューバックスって感じだよー」

ハル「これならお仕事帰りについつい買っちゃうかも！」


モモカ「そうでしょー。どんどん買っていいんだよー」


ヒメ「働く気ねぇのか……」


モモカ「飴を舐めたいだけの人生なんだよー」


ロナ「２０年くらい前にもそんなアイドルいた気がしますぅ……」

ハル「で、次は次は？」


モモカ「もう用意してるよー。はい」


ヒメ「これ色むごすぎねえか？」


ハル「誰のイメージ味？」


モモカ「シズカだよー」


ロナ「ふぇぇ……とてもシズカさんとは思えない色ですぅ……」

ハル「でも今までの流れならハズレはないし……んっ」ﾊﾟｸｯ


ヒメ「なんだこれ！？苦いってことはコーヒーか？」


ロナ「お茶……じゃないかな……？」


モモカ「どっちも当たりだよー。ス茶ーバックスなんてね。シズカ好きそうでしょ？」


ハル「たしかに……」


ロナ「手放しで喜んでくれそうですぅ……」

ヒメ「ここまでは順調だな。次は何だ？」


モモカ「じゃあスイで行こうかー」


ハル「うわぁ！キレイな水色！」


ヒメ「これだこれ！こういうのを待ってたんだぜ！」


ロナ「一番マトモそうですぅ！はむっ」


ロナ「～～～～～～～～～～～～～～っ！！！」


ヒメ「しょっぺぇ！なんだよこれぇ！？」


モモカ「え？海水」


ハルロナヒメ「」


モモカ「海水」


ハルヒメロナ「」

ヒメ「気を取り直して次だ次……口直しのを頼むぜ？」


モモカ「じゃあシンジュでいこっかー」


ハル「シンジュちゃんならおかしな味にはならない……よね……」


ロナ「わぁ！真っ白ですぅ！」


ヒメ「これなら変な味にはならな……味がしねぇ？」


モモカ「純度100％真珠だからねー。もう何ならこれ真珠に棒ぶっ差してるだけだからね」


ヒメ「口直しのレベル超えてやがるぜ……」


ロナ「チューバックスの人はプライドとかそういうものないんでしょうかあ……」

ハル「ま、まぁ口直しにはなった……のかな？」


モモカ「じゃあ次はカジカとサワラの味を一緒にお楽しみ下さい」


ハルロナヒメ「ん…この味は…」

ハルロナヒメ「オエエエエエエエエエエエ」ﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬ


モモカ「くっさ！くっさ！！！」

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モモカ「いやー大変だったねー生魚味は今度からナシにするねー」


ハルロナヒメ「」


モモカ「次は大丈夫、おいしいから大丈夫だよー」


ヒメ「てやんでい！あんなの食わされた後に食えるかってんｄｩｵｴｪ」


ロナ「そうですぅ！絶対に嫌でｓｫﾎﾞｫ」


ハル「あわわまたお掃除しなきゃ……お掃除しなきゃ……ｵﾛﾛﾛﾛ」

モモカ「まーまー、次はロナだよー」


ヒメ「このタイミングでロナかよ……嫌な予感しかしねぇ……」


モモカ「これは大丈夫、飴っていうのを意識して作ったからー」


ハル「それなら良かったー」


ロナ「ハルちゃん絶対にだまされてますぅ……」

モモカ「そんな空いてるお口にぽいっ」


ロナ「！！」


ロナ「これ……ビバドのドーナツですぅ！」


ヒメ「おっホントか？それなら全然問題なおぼうえええええええ」ﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬ


モモカ「あっそれは黒糖すっぱ梅干タコ塩辛のミルフィーユスペシャル味だねー。ビバドのドーナツだから色んな味があるんだよー777種類くらい？」


ハル「ロナちゃんの待遇やばくない！？」

モモカ「あと１本あるよ？ハル食べない？」


ハル「やめとこうかな……あは、あはははは……」


モモカ「じゃあ次のムスビのイメージ味食べる？」


ハル「あれなんだろう地獄が予想できる」

ﾎﾟﾝｯ


ハル「あれ？なんでヒメちゃんとロナちゃんは『ムスビは親友だろ？』みたいな顔で肩に手を置いてきてるの？バカなのかな？」


モモカ「もうこれハルが食べる流れだよー引き伸ばしは良くないよーえいっ」


ハル「むぐぐ……あ、やっぱりやきそぼおえええええええええええ」ﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬ

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ハル「」ﾁｰﾝ


ヒメ「……逝ったな」ﾂﾝﾂﾝ


ロナ「逝きましたぁ」ﾂﾝﾂﾝ


モモカ「次はスミレなんだけど……どうする？」

ヒメ「ちなみに味は教えてくれたりすんのか？」


モモカ「イミワカ味。今までの全部ＭＩＸしてみたよー」


ロナ「ふえぇ……絶対に嫌ですぅ……モモカちゃん殴りたいですぅ……」


ヒメ「……やめとくぜ。あとモモカの味だけ出てねーんだけどよ、作ってねぇのか？」

モモカ「え？なに言ってんのーモモカはモモカなんだからピーチ味に決まってるじゃーん！」


ロナ「こいつ殺しますね」


ヒメ「……好きにやれ。慈悲は無い」


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支配人「スカウトから帰ってきたらゲロまみれのハルとモモカが倒れてた……」


ハルモモカ「」ﾁｰﾝ


おわり