6: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2022/01/04(火) 22:07:50.07 ID:3addHqi6
テレビ「東京や関東では大雪が観測されました」
テレビ「雪が積もりづらい臨海部でも観測され、東京都心部の交通には混乱が生じています」
テレビ「強い寒気も到来しています。十分にお気をつけてお過ごしください」
ブツン!
ランジュ「...」窓の外チラリ
ランジュ「わぁ~!本当に雪が積もってるわ!」
ランジュ「早速遊びに行きましょう!」
ランジュ「ところで、あんまり雪遊びしたこと無いのよね。何着てけばいいのかしら...?」
ランジュ「コート着ていけばいいのかしらね?」
ランジュ「さーて!遊ぶわよ!」
テレビ「雪が積もりづらい臨海部でも観測され、東京都心部の交通には混乱が生じています」
テレビ「強い寒気も到来しています。十分にお気をつけてお過ごしください」
ブツン!
ランジュ「...」窓の外チラリ
ランジュ「わぁ~!本当に雪が積もってるわ!」
ランジュ「早速遊びに行きましょう!」
ランジュ「ところで、あんまり雪遊びしたこと無いのよね。何着てけばいいのかしら...?」
ランジュ「コート着ていけばいいのかしらね?」
ランジュ「さーて!遊ぶわよ!」
7: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2022/01/04(火) 22:17:56.81 ID:3addHqi6
ミア「むにゃむにゃ」
ミア「zzz」
ドア「ガチャリ」
ランジュ「ミア!雪よ!雪!雪が降ったわ!」
ミア「...noisy」むにゃむにゃ
ランジュ「Mia, wake up. It's snow, snow today.(ミア、起きて頂戴。雪よ!雪!)」
ミア「Ugly. What the hell, really? (は?なんだよさっきから)」むくり
ランジュ「雪! ゆき!snow! 」
ミア「snow? 」
ランジュ「そう!雪!雪が降ったのよ!遊びに行きましょう!」ゆさゆさ
ミア「Don't shake me. Annoying.(ゆさゆさしないで)」
ランジュ「ダメ!起きるまで揺らし続けるんだから!!」
ミア「zzz」
ドア「ガチャリ」
ランジュ「ミア!雪よ!雪!雪が降ったわ!」
ミア「...noisy」むにゃむにゃ
ランジュ「Mia, wake up. It's snow, snow today.(ミア、起きて頂戴。雪よ!雪!)」
ミア「Ugly. What the hell, really? (は?なんだよさっきから)」むくり
ランジュ「雪! ゆき!snow! 」
ミア「snow? 」
ランジュ「そう!雪!雪が降ったのよ!遊びに行きましょう!」ゆさゆさ
ミア「Don't shake me. Annoying.(ゆさゆさしないで)」
ランジュ「ダメ!起きるまで揺らし続けるんだから!!」
9: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2022/01/04(火) 22:23:32.66 ID:3addHqi6
ミア「...」
ランジュ「早晨好(おはよう!)」
ミア「Huh... I wish I could have stayed in bed longer.(もっと寝ていたかったのに...)」
ランジュ「聞こえてるわよ」
ランジュ「はい、コーヒー」
ミア「...ありがと」
ミア「で?何の用?」
ランジュ「ニュース見てなかったの?今日は雪が降ったのよ!」
ミア「雪なんてなんとも珍しくも無い」
ランジュ「私にとってはものすごく珍しい事なのよ。ほら、ランジュの出身地を言ってみなさい?」
ミア「...中国」
ランジュ「もっと細かく!!」
ミア「えーっと、何処だっけ?台湾?」
ランジュ「ちがーう!!」
ランジュ「早晨好(おはよう!)」
ミア「Huh... I wish I could have stayed in bed longer.(もっと寝ていたかったのに...)」
ランジュ「聞こえてるわよ」
ランジュ「はい、コーヒー」
ミア「...ありがと」
ミア「で?何の用?」
ランジュ「ニュース見てなかったの?今日は雪が降ったのよ!」
ミア「雪なんてなんとも珍しくも無い」
ランジュ「私にとってはものすごく珍しい事なのよ。ほら、ランジュの出身地を言ってみなさい?」
ミア「...中国」
ランジュ「もっと細かく!!」
ミア「えーっと、何処だっけ?台湾?」
ランジュ「ちがーう!!」
11: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2022/01/04(火) 22:30:29.99 ID:3addHqi6
ランジュ「って今の台湾人の前で言っちゃダメよ」
ランジュ「ランジュの出身地は香港!ほんこん!heung1gong2!!」
ミア「へー」
ランジュ「へーじゃ無いでしょ!南国よ!な・ん・ご・く」
ミア「だから何?」
ランジュ「もー、察しが悪いわね。南国って事は雪が降らないって事よ。香港は冬でもとーっても暖かいんだから!」
ミア「ボクはニューヨークで腐るほど見たけど」
ランジュ「はぁ...ほんと鈍臭い人ね」
ランジュ「雪が降ったら遊ぶ!これしか無いじゃ無い!」
ランジュ「ランジュの出身地は香港!ほんこん!heung1gong2!!」
ミア「へー」
ランジュ「へーじゃ無いでしょ!南国よ!な・ん・ご・く」
ミア「だから何?」
ランジュ「もー、察しが悪いわね。南国って事は雪が降らないって事よ。香港は冬でもとーっても暖かいんだから!」
ミア「ボクはニューヨークで腐るほど見たけど」
ランジュ「はぁ...ほんと鈍臭い人ね」
ランジュ「雪が降ったら遊ぶ!これしか無いじゃ無い!」
14: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2022/01/04(火) 22:35:46.41 ID:3addHqi6
ランジュ「という訳で遊びに行くわよ」
ミア「えー...」
ランジュ「ほら、早くして」グイグイ
ミア「ってちょっと待ってよ。雪積もってるんだろ?だったら準備があるからちょっと待ってほしい」
ランジュ「本当に?逃げないわよね?」
ミア「逃げるも、出口が塞がれてるじゃないか」
ミア「えーっと、厚手の靴下何処にあったかな?」ゴソゴソ
ランジュ「ねえ、パン食べていい?」
ミア「勝手にして!」
ミア「えー...」
ランジュ「ほら、早くして」グイグイ
ミア「ってちょっと待ってよ。雪積もってるんだろ?だったら準備があるからちょっと待ってほしい」
ランジュ「本当に?逃げないわよね?」
ミア「逃げるも、出口が塞がれてるじゃないか」
ミア「えーっと、厚手の靴下何処にあったかな?」ゴソゴソ
ランジュ「ねえ、パン食べていい?」
ミア「勝手にして!」
15: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2022/01/04(火) 22:47:10.48 ID:3addHqi6
ランジュ「きゃはっ!雪よ。見て」
ランジュ「あっ、あそこには雪だるまが置いてあるわ」
ミア「はしゃぎすぎ」
ミア「って言うか、そんなミニスカみたいなスカートでよく動き回れるな」
ランジュ「ランジュは風の子よ」
ランジュ「ミア、それっ」ヒョイ
ミア「うわっ!危なっ!雪玉投げるなよ」
ランジュ「雪合戦しましょ。恨みっこなしよ」
ランジュ「それっ!それっ!」
ミア「わっ、わわっ」
ミア「ランジュの奴、運動神経はいいから避けるので精一杯だ...」
ミア「...うぅ!」
ミア「ここだっ!」ヒョイ
ランジュ「きゃぁ!」
ミア「ははっ、ステイツ育ちは雪合戦なんか慣れっこなのさ。どうだ、見たか?」
ランジュ「よくもやったわね!それそれそれ!」ポイポイポイ
ミア「う、うわぁ~!」
ランジュ「あっ、あそこには雪だるまが置いてあるわ」
ミア「はしゃぎすぎ」
ミア「って言うか、そんなミニスカみたいなスカートでよく動き回れるな」
ランジュ「ランジュは風の子よ」
ランジュ「ミア、それっ」ヒョイ
ミア「うわっ!危なっ!雪玉投げるなよ」
ランジュ「雪合戦しましょ。恨みっこなしよ」
ランジュ「それっ!それっ!」
ミア「わっ、わわっ」
ミア「ランジュの奴、運動神経はいいから避けるので精一杯だ...」
ミア「...うぅ!」
ミア「ここだっ!」ヒョイ
ランジュ「きゃぁ!」
ミア「ははっ、ステイツ育ちは雪合戦なんか慣れっこなのさ。どうだ、見たか?」
ランジュ「よくもやったわね!それそれそれ!」ポイポイポイ
ミア「う、うわぁ~!」
18: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2022/01/04(火) 23:02:21.58 ID:3addHqi6
エマ「よいしょ、よいしょ」
ミア「あっ、エマじゃないか。おーい、エマ、何やってるの?」
エマ「あっ、ミアちゃん。今ね、かまくらに使う雪集めてるの」
ミア「かまくら?しずくの住んでるところ?」
エマ「あれもかまくらだね。かまくらっていうのはね、英語で言うと、スノードームとかかな?」
ミア「小さい家って事?」
エマ「うん、そんな感じ」
エマ「向こうで果林ちゃんと他の寮の子で作ってるの。興味があったら来てね」
ミア「後で行こうかな。雪も集めておくよ」
エマ「嬉しいなぁ。それじゃあね、バイバイ」
ミア「あっ、エマじゃないか。おーい、エマ、何やってるの?」
エマ「あっ、ミアちゃん。今ね、かまくらに使う雪集めてるの」
ミア「かまくら?しずくの住んでるところ?」
エマ「あれもかまくらだね。かまくらっていうのはね、英語で言うと、スノードームとかかな?」
ミア「小さい家って事?」
エマ「うん、そんな感じ」
エマ「向こうで果林ちゃんと他の寮の子で作ってるの。興味があったら来てね」
ミア「後で行こうかな。雪も集めておくよ」
エマ「嬉しいなぁ。それじゃあね、バイバイ」
20: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2022/01/04(火) 23:18:51.33 ID:3addHqi6
ランジュ「うぅ...寒いわ」ブルブル
ミア「そんなミニスカみたいなコート着てくるから」
ランジュ「雪ってあまり経験した事無いもの。はしゃぎたくなるじゃない」
ランジュ「あんなに着こむのには訳があったのね」
ミア「コートだけでよく耐えてたよ」
ミア「....はいこれ」
ランジュ「?」
ミア「ボクのマフラー貸してあげるから。今はそれ使って」
ランジュ「...優しいのね」
ミア「まあね。そうだ、コンビニでも行って暖かいもの買ってこよう」
ミア「ランジュ、行くよ」
ミア「そんなミニスカみたいなコート着てくるから」
ランジュ「雪ってあまり経験した事無いもの。はしゃぎたくなるじゃない」
ランジュ「あんなに着こむのには訳があったのね」
ミア「コートだけでよく耐えてたよ」
ミア「....はいこれ」
ランジュ「?」
ミア「ボクのマフラー貸してあげるから。今はそれ使って」
ランジュ「...優しいのね」
ミア「まあね。そうだ、コンビニでも行って暖かいもの買ってこよう」
ミア「ランジュ、行くよ」
22: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2022/01/04(火) 23:32:29.41 ID:3addHqi6
ミア「コーヒーはさっき飲んだから...」
ミア「何にしよう」
ランジュ「私はお茶にしようかしらね」
ミア「じゃあボクは紅茶で」
店員「肉まんおひとついかがでしょうか?」
ミア「だってよ。どうする?」
ランジュ「まあ偶にはいいかもね」
ランジュ「肉まん一つ頂けるかしら?」
店員「はい、かしこまりました」
ミア「何にしよう」
ランジュ「私はお茶にしようかしらね」
ミア「じゃあボクは紅茶で」
店員「肉まんおひとついかがでしょうか?」
ミア「だってよ。どうする?」
ランジュ「まあ偶にはいいかもね」
ランジュ「肉まん一つ頂けるかしら?」
店員「はい、かしこまりました」
23: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2022/01/04(火) 23:46:46.54 ID:3addHqi6
ミア「はい、半分こ」
ランジュ「ありがとう」
ミア「熱さが少し歯に染みる。けどうまい」
ランジュ「お茶もさっぱりしてるから美味しいわね」
ミア「どうする?寮戻る?」
ランジュ「気使わなくてもいいわ。ランジュは自分で行動できるもの」
ミア「ほんとかよ」
ランジュ「でももうちょっと遊びたかったわね。アヒル量産機とか持ってきてたのに」
ミア「なんだそれ」
ランジュ「...帰りたく無いなぁ...」
ミア「....」
ミア「そうだ」
ミア「さっきエマに会ったんだ。かまくらって奴を作ってるらしいから最後に見に行こう」
ミア「確かこっち」
ランジュ「ありがとう」
ミア「熱さが少し歯に染みる。けどうまい」
ランジュ「お茶もさっぱりしてるから美味しいわね」
ミア「どうする?寮戻る?」
ランジュ「気使わなくてもいいわ。ランジュは自分で行動できるもの」
ミア「ほんとかよ」
ランジュ「でももうちょっと遊びたかったわね。アヒル量産機とか持ってきてたのに」
ミア「なんだそれ」
ランジュ「...帰りたく無いなぁ...」
ミア「....」
ミア「そうだ」
ミア「さっきエマに会ったんだ。かまくらって奴を作ってるらしいから最後に見に行こう」
ミア「確かこっち」
24: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2022/01/05(水) 00:13:05.87 ID:ysc5N/a/
ランジュ「わぁ...小さなテントみたいね」
エマ「あっ、ランジュちゃんにミアちゃん。来てくれたんだね」
ミア「雪は持って来れなかったけど、でも面白そうだから最後にって」
エマ「ちょうどね、最後のかまくらが作り終わったの。こっちきて」
ランジュ「ちょっと狭いけど、面白いわね」
果林「ようこそ、私のかまくらへ」
ランジュ「あら、ここの主人は果林だったのね」
果林「みかんあるわよ。食べる?」
ミア「じゃあ一つ」
果林「はいどうぞ。さっきまで雪の中に入れてたから冷たいかもだけど」
ミア「ランジュも食べる?」
ランジュ「ううん」ふるふる
ランジュ「かまくらの中って、ちょっとだけ暖かいのね」
ランジュ「はぁ...明日も雪らしいわね」
エマ「ランジュちゃんは寒いの嫌い?」
ランジュ「いいえ。嫌いではないけど、今日ははしゃぎ過ぎちゃったわ」
ランジュ「ちょっと寒いから、もうちょっとしたら寮に帰ろうと思うの」
エマ「そっかぁ。暖かくして寝るんだよ」
エマ「あっ、ランジュちゃんにミアちゃん。来てくれたんだね」
ミア「雪は持って来れなかったけど、でも面白そうだから最後にって」
エマ「ちょうどね、最後のかまくらが作り終わったの。こっちきて」
ランジュ「ちょっと狭いけど、面白いわね」
果林「ようこそ、私のかまくらへ」
ランジュ「あら、ここの主人は果林だったのね」
果林「みかんあるわよ。食べる?」
ミア「じゃあ一つ」
果林「はいどうぞ。さっきまで雪の中に入れてたから冷たいかもだけど」
ミア「ランジュも食べる?」
ランジュ「ううん」ふるふる
ランジュ「かまくらの中って、ちょっとだけ暖かいのね」
ランジュ「はぁ...明日も雪らしいわね」
エマ「ランジュちゃんは寒いの嫌い?」
ランジュ「いいえ。嫌いではないけど、今日ははしゃぎ過ぎちゃったわ」
ランジュ「ちょっと寒いから、もうちょっとしたら寮に帰ろうと思うの」
エマ「そっかぁ。暖かくして寝るんだよ」
26: 名無しで叶える物語(らっかせい) 2022/01/05(水) 00:41:48.13 ID:ysc5N/a/
ランジュ「...寒」
ランジュ「私が南国育ちだからかしら?寒さ耐性があんまりない様に思えるわ」
ランジュ「あの後一人で帰ってきたけど、少し心細いわ...」
ドア「ガチャリ」
ランジュ「!?」
「ランジュ、いる?」
ランジュ「この声は...ミア?」
ミア「心配だから見にきた」
ミア「わぁ...ネグリジェとか...もっと暖かいの着なよ」
ランジュ「あはは。これしか持ってないのよ」
ミア「ふーん。毛布貸すから後で使えよ」
ランジュ「...ありがとう」
ミア「明日はどうする?」
ランジュ「明日?」
ミア「明日も雪だろ?遊ぶのかなって」
ランジュ「そうね。遊べるといいわね」
ミア「約束だぞ。はい、これ、パン。これ食べて元気になれよ」
ランジュ「ありがとう」
ミア「じゃあね」バタン
ランジュ「何よ。ミアも可愛いところあるじゃない」
ランジュ「明日が楽しみね....」パクっ
ランジュ「好吃!」
おしまい
ランジュ「私が南国育ちだからかしら?寒さ耐性があんまりない様に思えるわ」
ランジュ「あの後一人で帰ってきたけど、少し心細いわ...」
ドア「ガチャリ」
ランジュ「!?」
「ランジュ、いる?」
ランジュ「この声は...ミア?」
ミア「心配だから見にきた」
ミア「わぁ...ネグリジェとか...もっと暖かいの着なよ」
ランジュ「あはは。これしか持ってないのよ」
ミア「ふーん。毛布貸すから後で使えよ」
ランジュ「...ありがとう」
ミア「明日はどうする?」
ランジュ「明日?」
ミア「明日も雪だろ?遊ぶのかなって」
ランジュ「そうね。遊べるといいわね」
ミア「約束だぞ。はい、これ、パン。これ食べて元気になれよ」
ランジュ「ありがとう」
ミア「じゃあね」バタン
ランジュ「何よ。ミアも可愛いところあるじゃない」
ランジュ「明日が楽しみね....」パクっ
ランジュ「好吃!」
おしまい
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