1: ◆IChdy0b67U 2015/08/08(土) 23:03:43.34 ID:VOnt1fay0

☆注意☆
・このSSは「アイドルマスターシンデレラガールズ」
と「北斗の拳イチゴ味」要素を含みます
・キャラ崩壊

★注意★
※「アイドルマスターシンデレラガールズ」の原作ゲーム及びアニメの設定を一部流用していますが、厳密に沿う物ではありません。
※「北斗の拳」の要素に関しては、「北斗の拳」より、「北斗の拳イチゴ味」の世界観や設定やキャラ付けを重視し採り入れています。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1439042623

3: ◆IChdy0b67U 2015/08/08(土) 23:04:34.34 ID:VOnt1fay0

11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/08(土) 23:31:29.04 ID:VOnt1fay0

======
(某日 7610プロダクション)


サウザー「さて…」

側近「今日はどうなされました?」

サウザー「前回、俺達が有能か無能かと言う事を六聖拳で語りあったのだが…」

側近「はあ…」

サウザー「結論は、有能なのは俺のみという事が判明した」

側近「それは素晴らしい事で御座います」

サウザー「フハハハハ…!」

サウザー「今現在、346プロダクションが内紛瓦解している状況でだが…」

側近「そ、それってアニメの中だけですよね…?」

サウザー「うん? そうなの?」

サウザー「ともかく、これは好機だ。今こそヘッドハンティングし放題……と、思ったが…」

側近「?」

サウザー「まずは我が陣営の状況を把握し結束させ、より346との大きな格差を付けるべく行動しよう」

側近「それは素晴らしい考えだと思いますが…」

側近「(特にこれと言って、346は内紛も瓦解も起きていないし……、既に目論見が外れてるんじゃあ……)」


 

12: ◆IChdy0b67U 2015/08/08(土) 23:37:22.25 ID:VOnt1fay0

サウザー「何か良い考えある?」

側近「いきなりですね…」

サウザー「普通にコミュニケーションを図る事も当然考えたが、それではいまいちパンチが足りないと言うか…」

側近「仲間内の結束に、パンチが効いた取り組みが必要ですかね?」

サウザー「当然だろう?」

側近「そ、そうですね…」

サウザー「もうこの際、パンチしちゃうのってどう? 肉体言語ってヤツだ。まずはシュウ様あたりに…」

側近「彼も流石に怒るのでは…」

サウザー「フフフ……、パンチを効かせたパンチって…!」

サウザー「何も掛かって無いな! フハハハハハッ!!」

側近「サウザー様が楽しそうでなによりです」


13: ◆IChdy0b67U 2015/08/08(土) 23:52:09.28 ID:VOnt1fay0

サウザー「とりあえず、どうしよう」

サウザー「思い返せば勧誘を繰り返して人材を揃えるのは良いが…」

サウザー「全然奴らを構って無かった気がするな」

側近「言われてみれば、そうですね…」

サウザー「今回は内側に目を向けようと言う社内調査を行いたいが…」

サウザー「反乱分子、不穏因子があれば即刻排除したいと思います!」

サウザー「植物を育てる時は不要の葉を削ぎ、厳選し、栄養を集中させると言うだろう?」

側近「き、基準は如何ほどに…」

サウザー「それは個々の裁量だ」

側近「…?」

側近「個々……と申されますと?」

サウザー「とりあえず、六聖拳全員で分担作業を行いたいと思います」

側近「成る程……効率的で良い判断だと思います、サウザー様」

サウザー「六聖拳全員に通達するのだ! 最後の将は出来れば除くが…」

サウザー「明日より、まずは面接形式で、我が社所属の下郎共の『お悩み相談会』を開催したいと思います!」

側近「は、はい………」

サウザー「その後の活動や体裁、軌道を整えるのは各個人の裁量に寄るとも言っておけ! ただし、このプロダクションの名を汚す事だけは許さん、ともな!!」

側近「承知いたしました」

側近「そうですね…、いち早く行動を起こしそうな方から、まずは通達しておきましょうか」




●安価
人物
↓1


14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/08(土) 23:56:29.10 ID:7WKYLcS50
シュウ様

17: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 00:11:08.91 ID:1LW65Mii0

======
(シュウの自室)


シュウ「……」

シュウ「はあ?」

側近『と、とりあえず、お伝えはしましたので、後はヨロシクお願いします…』


ガチャ

シュウ「……」

シュウ「面接……。というか、社内結束を謳っておいて、真の目的が反乱分子の排除って…」

シュウ「本末転倒と言うか………それ、一番の反乱分子の私がやっていいのだろうか…」

シュウ「……」

シュウ「まあ、前作でロクな見せ場は無かったし…、たまには良いのか…?」

シュウ「しかし面接か……。その後の活動や体裁は任せるだと…?」

シュウ「ふむ……」


・・・・・
・・・




●安価
面接趣旨
1.スタンダードに悩み相談
2.アイドルの反逆心を煽る
3.その他(内容自由)
↓2

19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 00:13:07.35 ID:8EcUXxsk0
1

21: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 00:25:59.46 ID:1LW65Mii0


・・・
・・・・・
======
~~翌日~~
(7610プロダクション 相談室)


シュウ「……」

シュウ「話を聞くだけなら、容易い事だ」

シュウ「私は、普通に相談面接を行う事にしよう」

シュウ「とりあえず他の六聖拳も、アイドル全員に対して告知を行っていたようだが…」

シュウ「他の奴らは、どういう趣旨で行っているのか、少し気になるな」

シュウ「…」

シュウ「……」

シュウ「………」

シュウ「だ、誰が来るんだろうか…」

シュウ「何時誰が来るかわからんと言うのも、少し緊張するな…」

シュウ「……」

シュウ「五車星だったら追い返すか……」




ガチャ

シュウ「!!」



●安価
来訪者
↓2

23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 00:28:35.57 ID:4/a50Wfg0
ユッキ

25: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 00:41:56.61 ID:1LW65Mii0

友紀「こんちはー!」

シュウ「……」

シュウ「……ああ、友紀か」

友紀「ん? どうしたの?」

シュウ「誰が来るかは知らされていなかったからな……。とりあえずお前で安心したぞ」

友紀「珍しく面接をするっていうから、張り切ってきたよ!」

友紀「一番家近いのもアタシだしね!」ドヤッ

シュウ「寮だからな。お前は唯一の」

友紀「近々、幸子も移ってくる予定だよ?」

シュウ「そうなのか?」

友紀「女子寮のリビングで酒とつまみを広げて野球観戦してたから、とりあえず片付けないとね…」

シュウ「(私物化してるのか…)」

シュウ「さて、では……、近況報告はまず置いておいて…」

シュウ「活動やプロダクションに関して、何か意見や悩みなどがあるか?」

友紀「おー…!」

シュウ「うん?」

友紀「南斗の面接って言うからどんな突飛な質問がされるか内心恐々としてたけど、普通で良かったよ!」

シュウ「……」

友紀「じゃあ、まずは自己紹介から入ろっか!」

シュウ「べ、別に改めなくても良いんじゃないか…?」

友紀「良いじゃん良いじゃん! 折角の機会なんだし♪」




●安価
姫川友紀の相談内容
↓2

27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 00:45:55.53 ID:WBL+dzq20
元気と野球しかとりえが無いけどアイドルに向いているのか不安になる時がある
他の娘と比べてアイドルになった理由もしっかりしてないし

28: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 01:03:23.22 ID:1LW65Mii0

シュウ「(な、何で急に改めなきゃならんのだ……面倒だな…)」

シュウ「(友紀のノリなら、普通に雑談で済むかと思ったが……ハァ……)」

友紀「じゃあ……」

友紀「宜しくお願いします。姫川友紀、20歳。7610プロダクション所属のアイドルです」ペコリ

シュウ「よ、よろしく……」

シュウ「さて、今日来て頂いた理由としては……」

シュウ「日頃相対してる間柄とは言え、こういう少人数の形式に則って会話をする事で…」

シュウ「個人的な疑問や会社に対する意見やストレスを正面から伺い、それを我が社としても反省材料として今後の運営指針として活用し、また社員の活力向上を図ろうとするのが目的でありますが…」

シュウ「何か、不満や意見があれば、是非お伺いしたいのですが…」

友紀「はい……」

友紀「あたし……私がアイドルとして活動を開始し、まだ日は短いですが…」

友紀「元気と野球しかとりえが無いけど、アイドルに向いているのか不安になる時があります」

シュウ「……!!」

友紀「他の娘と比べてアイドルになった理由もしっかりしてないし、根本的な問題と向かい合うために今日は相談に来ました」

シュウ「……」

シュウ「……」

シュウ「友紀…」

友紀「はい?」

シュウ「め、面倒臭いとか、雑談のノリとか軽く見てスマン…!」ブワッ

友紀「!?」

シュウ「お、お前がこんなに真摯にアイドル活動と向き合っているとは思わなんだ……! じ、自分が恥ずかしい…!!」グスッ

友紀「ちょ、ちょっと泣いてんの!? ハンカチハンカチ!!」


29: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 01:17:05.22 ID:1LW65Mii0

======
~~1分後~~


友紀「あ、アタシだってそりゃあ、悩みの一つや二つはあるよ?」

シュウ「甘く見てた…」

友紀「キャッツがオープン戦で23年ぶりに6連敗した時は、もうこりゃイカンと青ざめたし、そして速攻で吐いた」

シュウ「それ、泥酔しただけだよな?」

友紀「まあともかく、折角の悩み相談だっていうから、今日は解答を明示とまでは行かなくても、今後の活動の自身に繋げれたらなあと思って…」

シュウ「お前が一人でそのような悩みを抱えるのは少し意外だったが…、まあ今回は普通に面接と言う事で、役割を果たす事にしよう」

シュウ「丁度良い機会だったのかもしれんな。何か大ごとになる前で安心したぞ」

友紀「アタシは言いたい事いってスッキリした気分かな?」

シュウ「……えッ!?」

シュウ「早くないか!?」

友紀「不安の考えを形にして口に出せただけでも、少しは気が軽くなったよ☆」

シュウ「(嘘だろ…)」

友紀「でも、その上で何かシュウさんの返答を得られたら、内容次第では、心地良い気分で酒精に浸れるってモンだよ!」

シュウ「ふむ……アイドルの根本的な姿勢………か」



●安価
シュウの発言・行動
↓1.2.

30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 01:20:36.51 ID:wOerEPlAO
昼から居酒屋に行く

31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 01:27:28.42 ID:Z+QUrxqX0
キャッツを応援する時みたいに自分も楽しむ事を忘れなければ見てるファンも気持ちが良いぞ

36: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 13:30:10.86 ID:eaTCVbuf0

シュウ「…」ガタッ

友紀「…?」

シュウ「場所を変えようか。ここでは不適だ」

友紀「うん? いいケド…」

友紀「どこ行くの?」


・・・・・
・・・



======
(居酒屋)


友紀「いやぁ、働く大人を尻目に、昼間から酒精に浸るってのもまたオツだねえ」

シュウ「友紀をサシで飲むのは、これが初めてか…」

友紀「そう言えば……」

シュウ「ああいう固い場で話すのはお前の性には、やはり合わんだろう」

シュウ「こういう場で溜めてる不満や悩みを全て吐きだして、楽になった方がいい」

友紀「うん…」

友紀「違う物も吐いたら………、介抱、お願いね?」

シュウ「その時はサウザーでも呼んでやろう」

友紀「!!」

友紀「よぅし! 吐かない程度に飲むぞー!」グビッ

37: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 13:31:17.02 ID:eaTCVbuf0

シュウ「それで、お前さんの悩みは…」

シュウ「他の娘と比べてアイドルになった理由もしっかりしてないから、アイドルに向いているのか不安と言う事……だったな」

友紀「おじさーん! 焼きとんちょーだい♪」

シュウ「……私が勧誘した時の事を思い返すに…」

シュウ「お前は、始球式やマスコットガールに抜擢される位の野球アイドルとして名を馳せる事が、目標であり理由なのではなかったか?」

友紀「確かに。野球というジャンルに特化すれば、コアなファンも付くし、何よりメジャーだからね!」

シュウ「余計な考えを除いても、何か一つ打ち込める物があるのは、良い事だ」

友紀「うんうん…」モグモグ

38: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 13:40:38.49 ID:eaTCVbuf0

シュウ「野球と元気がとりえ……充分じゃないのか? 何が不安なのだ?」

友紀「おじさーん! フローズンビール一杯♪」

シュウ「後ろめたいことなど考えず、その……アレだ…」

シュウ「キャッツを応援する時みたいに自分も楽しむ事を忘れなければ、見ているファンも気持ちが良いぞ?」

友紀「そーかな?」モグモグ

シュウ「お前の快活な様子は、見ていて非常に好ましい。小さな悩みなど吹き飛んでしまう程、周囲に元気を与えている」

友紀「うん……そう言って貰えると嬉しいけど…」グビッ

シュウ「(……?)」

シュウ「(何を、悩んでいるのだ…?)」

シュウ「(アイドルを志した理由は、以前までは明確だった筈……。私も目の前で聞いていたし、ほぼ納得はしていたが……)」

シュウ「(だが、本人はそれについて『しっかりしていない』???)」

シュウ「(アイドルに向いているか不安……? 友紀がネガティブになるとは少々意外だったが、それはつまり……)」




●安価
シュウの考え
1.ひょっとしてコイツ、既に酔っているのでは……?
2.他のアイドルと自分を比べて、自信を喪失したのでは……?
3.テキトーな口実を作って、ただ飲みたかっただけでは……?
4.違う目標を定めようとしているが、決まらないのでは……?
5.今年度のキャッツの不振を現実逃避し記憶から抹消した際、他の記憶もついでに消えたのでは……?
6.男性ばかりでなく、女性ファンからの応援も欲しいのでは……?
7.その他(内容自由)
↓1

39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 13:41:31.28 ID:CflrEffD0
2

43: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 13:58:15.03 ID:eaTCVbuf0

シュウ「……」

シュウ「最近、他のアイドルを見て、何か思った事があったのか?」

友紀「うん?」

友紀「うーん…、そうだねえ…」

友紀「それは少しあるかも。私がここに入って来た時、みんな真面目にアイドルやってるカンジがして…」

友紀「アタシだけ、何かアイドルを手段にしていて、少し気が引けた……かな?」

シュウ「(……)」

シュウ「(成る程……そういう事情か…)」

シュウ「(ただ飲みたいだけだと思っていたが、普通に悩んでいただけか………)」

44: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 13:59:37.86 ID:eaTCVbuf0

シュウ「……」

シュウ「別に恥じる事でも無いだろう。アイドルとしての目標は千差万別。お前の目標や理由も、大いに結構だ」

シュウ「それに、この業界ではアイドルは手段として見ている者が殆どだと聞く。その先にあるのは、浅ましい欲に塗れた願望ばかり……」

シュウ「寧ろ、お前くらいの理由は可愛いもんだ。何を気後れする必要がある?」

友紀「んー…、そうだね」

友紀「確かに、他人との目標といちいち見比べてたら、不安ばかりでやっていけないかもね…」

シュウ「比べる事は悪い事じゃない。だが、それで不安になるようならば、最初から比べない事だ」

シュウ「自分は自分だ。お前のアイデンティティはしっかりと確立できている方だと思うぞ」

友紀「そーだね……。ありがと」

友紀「うん! 結構気が楽になったかな…!」

シュウ「……」

シュウ「一つ聞きたいのだが…」

友紀「?」

シュウ「誰と比べたのだ? 一体…」



●安価
姫川友紀が自分と比較した人物
↓2


46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 14:03:35.24 ID:iB/i9C/2O
幸子

47: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 14:19:53.84 ID:eaTCVbuf0

友紀「幸子だよ?」

シュウ「……輿水幸子か?」

友紀「うん。あそこまで自分の可愛さを恥ずかしげも無く誇れるって…、年下なのに凄いと思って」

シュウ「それは…」

シュウ「年下…、奴が子供だからだろう……」

友紀「あ、そう思う?」

シュウ「だがまあ…、分からなくもない。彼女には絶対的な自信があるのだろう。自分の容姿に」

シュウ「でなければ、あんなピエロの様な事は出来ん」

友紀「それだよ、ソレ!」

シュウ「ん?」

友紀「自信だよ! 自信を持つって、どうすればいいの?」

友紀「あそこまでとは言わなくとも…、自分のやっている活動に自信を持ちたいの!」

シュウ「ふむ…」

48: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 14:21:40.40 ID:eaTCVbuf0

シュウ「(確かに、それは『アイドルに向いているか不安』と感じていた友紀の問題解決に繋がるか…)」

シュウ「(よし……)」

シュウ「自信の獲得……か…」

シュウ「一番の方法は、目に見える結果を得ることだ」

シュウ「結果は充足感と自身の現在の指標と成り得る。それを目処に新たな目標を定めたり、また更なる飛躍に向けた自信の獲得にも繋がる」

シュウ「何より、自分の力で成し遂げたという達成感が大きいな。それ即ち自信だと、私は同義的に捉えているが……」

友紀「………」

シュウ「そして、その結果を得るために、リスクを恐れず、一歩踏み出し行動する覚悟と勇気を持つ事」

シュウ「要するに…、経験を蓄える事だな。活動に際する適切な状況判断や、一歩踏み出すことで、それがまず自分の自信として関係するだろう」

友紀「……」

友紀「………」

シュウ「分かったか?」

友紀「……」

友紀「ゴメン、もう一回言って☆」

シュウ「……」

シュウ「(酒の場に誘ったのは、間違いだったか……)」



●安価
シュウのアドバイス
↓1

49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 14:39:10.12 ID:UzwxUMlnO
経験と時間が貯まれば自然と自信がつく、要はチャレンジ精神だ
それでも不安な時はわれらを頼れ、仲間なんだから

50: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 14:49:24.03 ID:eaTCVbuf0

シュウ「経験と時間が貯まれば自然と自信がつく……、要はチャレンジ精神だ」

友紀「とにかく、何でもやってみろって事?」

シュウ「そうだ。結果を恐れていては何も出来んだろう?」

シュウ「…アイドルに向いているか否か……お前は向いているよ」

友紀「!」

友紀「ほんと?」

シュウ「アイドルの定義を深く考えるな。歌い踊り、人々を楽しませる。それで充分だ」

シュウ「だが、それでも不安な時はわれらを頼れ、仲間なんだから」

シュウ「また目標が定まらなくなったときや活動に悩んだ時は、何時でも相談に乗ろう」

友紀「へっへ…! じゃあ、頼りにしてるよ?」

シュウ「ああ…」

友紀「いやあ、やっぱり今日相談に気解いて良かったなぁ♪」

友紀「まさかこんなに真面目に返答してくれるなんて、完全に予想外だったよ」

シュウ「……」

シュウ「……んん?」

51: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 14:55:45.89 ID:eaTCVbuf0

友紀「他の南斗の人ならどうか知らないけど、シュウさんなら上手く丸めこんで、あわよくばどっか遊びに行けるかもとか考えてたんだけど…」

シュウ「……」

友紀「まあ、最近少し悩んでたのは本当だし、丁度良かったかな」

友紀「なにより…」

友紀「お酒飲めたしね! いやぁ、やっぱり良い人だねっ!」

シュウ「………」

友紀「おじさーん! フローズンビールもう一杯!」

友紀「あと、エイヒレとたこわさもちょうだーい♪」

シュウ「……」

友紀「さあて、私からの相談は以上だよ!」

友紀「あとは…」グビッ

友紀「野球の基礎知識を、キャッツの今後と戦略をなぞらえながらシュウさんに教えてあげるよ!」

シュウ「……」



●安価(ラスト)
1.仕方ないから付き合う。
2.二人分の代金を置いて帰る。
3.付き合うが、払いは別々で。
4.もう帰る。
↓1

52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 14:56:45.11 ID:V8WPqxL50
1

55: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 15:03:13.78 ID:eaTCVbuf0

シュウ「ハァ…」

シュウ「分かった。付き合おう…」

友紀「お! ノリ良いね、じゃあおじさん! 彼にもビール一杯!」

シュウ「……料金は、私持ちか?」

友紀「経費で落ちない?」

シュウ「無理に決まってるだろッ!」

友紀「あ、あはは~…、だよねぇ…」

シュウ「……」

シュウ「いいさ。今日は特別だ」

友紀「!!」

友紀「ホントに!? じゃあ、船盛り頼んで良い!?」

シュウ「……安いのな」

友紀「やった! 流石は懐が深いだけあるねぇ♪」

シュウ「……」

友紀「よーしよし…! じゃあ乾杯の前に、とりあえずバッターの構えの違いに寄る、相手側の恐怖心の説明をしてあげよう!」

シュウ「………」

友紀「こうやって、腕を伸ばして胸の前にスペースを空けて構えると、ピッチャーからは…」グイッ




・・・・・
・・・


56: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 15:15:20.57 ID:eaTCVbuf0


・・・
・・・・・
======
~~同時刻~~
(7610プロダクション 池袋晶葉の実験ラボ)


晶葉「ふーん…」

ありす「何だかんだで、普通に面談をして悩みを聞いた後…」

ありす「少し助言して、一杯やる流れになりましたね」

晶葉「会社の上司と部下か……」

ありす「まあ、実際そうですし」

晶葉「それもそうか」

ありす「……」

58: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 15:22:22.06 ID:eaTCVbuf0

ありす「私達がこうやって、盗聴器とドローンで具に行動をマークしてる事……、悟られて無いでしょうか?」

晶葉「問題無い。今回は社長の命令で…」

晶葉「『六聖拳で誰が一番有能か、アイドルとのコミュニケーションや悩み相談を通して審議する!』」

ありす「……」

晶葉「……そのために、開発を重ねていた対346内勧誘用の偵察機と盗聴器だ!」

晶葉「超精密指向性マイクでどんなに離れた距離の音も逃さず、超高性能小型カメラで昼夜問わず1000万画素の高クオリティ!」

晶葉「盗聴器も感度を上げ、より微細な音まで拾う事が可能だ!」

ありす「……」

ありす「ああ…」

ありす「今回の面談の趣旨って、そういうモノだったんですね」

晶葉「やたら物騒な事を言っていたのは、カモフラージュとか言っていたな」

ありす「まあ、少ない人材を間引く事は、流石に社長もしないでしょう」

晶葉「誰が有能か無能かを決める……か」

ありす「……」

ありす「何か、最近あったのでしょうか?」

晶葉「知る由もないが、私としては良い暇潰しと実験データの採取になるから、別に構わないけどな」

59: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 15:32:57.72 ID:eaTCVbuf0

晶葉「では、私達本来の仕事を全うしようか」

ありす「そうですね」

晶葉「ふむ……」

ありす「場所の提案は少し意外でしたが、それ以外は特に突き抜けた悪い点も無く、まとまりも良かったのではないでしょうか?」

晶葉「相談場所のセッティングも大事だが、居酒屋が友紀に合っていたかは……んー…」

晶葉「……」

晶葉「……まあ、本人は楽しそうだからよしとしよう!」

ありす「良いんですか? 甘めの採点ですが…」

晶葉「シュウだからな。オマケしてやろう」カキカキ

ありす「分かりました」カキカキ


・・・・・
・・・





【評価:姫川友紀との信頼とコミュニケーション】

『★ボーナスポイント★』
池袋晶葉:+5「良いアドバイスっぽい事を言った」
橘ありす:+2「居酒屋で奢った」


・00……世紀末『恐怖と不審のみ』
・01~10……無能『軽蔑に値する』
・11~20……失念『所詮は他人』
・21~40……平常『現状維持』
・41~50……有用『便利な知り合い』
・51~70……友情『気が合う同僚』
・81~90……好意『親密な理解者』
・91~99……有能『最も頼れる強敵』


●安価
↓2

61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 15:35:58.52 ID:z3nf73P+0
平常~有用くらい?

63: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 15:46:11.41 ID:eaTCVbuf0

晶葉「シュウの点数は『59』……、まあ妥当かな?」

ありす「はい。『気が合う同僚』と言ったところでしょう」

晶葉「居酒屋で悩みの相談とか、まさにピッタリの評価だな」

ありす「では、これで彼の採点は終わりにして…」

ありす「違うカメラを追ってみましょうか?」

晶葉「うむ。少し見逃したな、巻き戻すか」

ありす「順番に、隣の2カメを」

晶葉「よしよし……」カチカチ

ありす「晶葉さん。何か飲み物でも持ってきましょうか?」

晶葉「ん! そうだな……」

ありす「はい!」

ありす「今なら、特濃のいt」

晶葉「と、とりあえず、水で!」

ありす「はい……」シュン

晶葉「(………)」



●安価
次の相談担当者
↓2

65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 15:48:03.01 ID:Du7ie3zf0
シン

67: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 15:57:09.51 ID:eaTCVbuf0

・・・
・・・・・
======
~~2時間前~~
(7610プロダクション 医務室)


シン「面談……悩み相談か」

シン「……」

シン「な、何故俺は医務室なのだ…」

シン「シュウは相談室だったのに……、いや、レイは確か売店だったな…」

シン「意味が分からんぞ…。不遇だ、クソッ…!」

シン「……」

シン「ケンシロウにもメールを送っておいたが…」

シン「きっと来る筈だ…、いや、来ない筈がないッッ!」

シン「前回のイベントで溝があった関係はほぼ修復したし、なにより、同じ傷を負った物同士だ!」

シン「互いに悩みを打ち明けるとして、絶好の機会ではないか!」

シン「フフフ…! 早く来い、ケンシロウ……!!」



ガチャ

シン「!!」ガタッ

シン「…ど、どうぞ…!」ドキドキ




●安価
来訪者
↓2

69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 15:57:45.95 ID:FmOhZ/Qd0
藍子

72: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 16:08:00.72 ID:eaTCVbuf0

藍子「おはようございます♪」

シン「……」

シン「……」

シン「……」

シン「あぁ………アレ……?」

藍子「ど、どうしましたか?」

シン「ケンシロウは………?」

藍子「?」

シン「ケンシロウに……メール送ったのに…」

藍子「け、ケンシロウさんは…」

藍子「確か、電子機器の扱いがあまり得意では無い筈でしたが…」

シン「!!!」

シン「(し、しまった!! 盲点だった…!)」

シン「……」

藍子「そ、そんなに露骨に嫌そうな顔をしないで下さい…」

シン「ハァ……まあ良い」

シン「適当に掛けろ。面談時間は2分だ」

藍子「!?」

シン「で、何だ? 君、悩みとか抱える頭あるの?」

藍子「(し、辛辣…!)」

藍子「(明らかに彼のテンションが下がっていってます……)」



●安価
高森藍子の相談内容
↓1

73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 16:08:46.22 ID:6zqg48AG0
ケンシロウへの思いを聞いたうえで思いきって誤解が無いよう直接的にシンへの恋慕を告白する

78: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 16:20:28.74 ID:eaTCVbuf0

藍子「…」

藍子「(今日こそは…! 今日こそは…ッ!)」

シン「30秒経過」

藍子「あ、ハイ……」

藍子「あの……」

シン「35秒経過」

藍子「(き、厳しい!)」

藍子「け…」

藍子「ケンシロウさんの事、どう思ってるんですかっ!」

シン「…!?」ガタッ

藍子「…!!」ドキドキ

シン「な、なにが!?」

藍子「い、いえ、少し気になったので…」

シン「けけけ、ケンシロウの体の、ど、どの部分が好きかだって…?」

藍子「そ、そこまで聞いていません!!」

シン「……っ!」

シン「ふ、フーン……、な、何をほざくのだ、高守藍子よ…」プルプル

シン「おお、男同士っ…! 好きも何も無いだろうに…!!」プルプル

藍子「!?」

シン「あ、アレだな君は…。BLとか、ち、ちょっと読み過ぎなんじゃないですかね…??」

シン「し、思春期だし、人の趣味や嗜好まで、く、口出ししないけど……」ガタガタ

藍子「…」

藍子「(あ…、そうか…)」

藍子「(本人はまだ隠せているつもりなんですね)」



●安価
ケンシロウに対して、シンの発言
↓2

80: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 16:26:58.37 ID:/TqyiL3gO
友情なんて言葉でははかれない関係だ、なにか言いたいことでもあるのか

83: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 16:43:06.14 ID:eaTCVbuf0

シン「!」

シン「そもそも…!」

シン「友情なんて言葉でははかれない関係だ! なにか言いたいことでもあるのか…!」

藍子「そ、それは…、どういう意味ですか?」

シン「え!?」

シン「だ、だから…!」

シン「奴との間にあるのは、アツい友情を越えた何かだ!! 言葉では形容できんが、平和ボケな貴様らには到底理解できん極致だ!!」

シン「だが、その友情を越えた形は……」

シン「人それぞれ!! い、色々とあるだろッ!!」


グイッ

藍子「きゃっ…!?」

シン「さあ、面談終了だ! 出ていけッ!」グイ!

藍子「ま…! まだ…、2分…、経っていません~…!」グイグイ

シン「それは貴様のゆるふわの体感時間が異常なのだ! 俺の中では既に30分は経過しているハズだッ!!」グイグイ!

藍子「り、理不尽ですっ~…!」グイグイ!

シン「貴様が俺とケンシロウの関係に口出しする道理は無い!」

藍子「(な…!)」

藍子「(何とかしないと…!!)」ギュウウウウウ!



●安価
高森藍子の行動・発言
↓2

85: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 16:46:04.31 ID:KeXFLHCb0
真正面から向き合って
”か、関係ならあります、わたし、シンさんのことが男性として好きですから”

89: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 17:15:24.37 ID:eaTCVbuf0

藍子「か…!!」

藍子「関係ならあります!」グイグイ!

シン「無いッ!」

シン「と、扉閉めるぞ! 指挟むなよッ!」グイッ!

藍子「わたし、シンさんのことが男性として好きですからっ!」

シン「…!?」




その時。

シンの脳内に電流走る。




●安価
シンの脳内会議

1.高森藍子は、自分に気を向けさせることで、シンとケンシロウとの関係を引き裂こうとしている非常な悪辣な人間である。今すぐに考えを改めるよう説得する。
2.『男性として好き』…、それ即ち、南斗DE5MENとしての『シン』のファンと言う事を暗に意味していると気付き、近くにある色紙にハートマークを書いて満足させる。
3.この年代は思春期であり、『好き』とは実に多様性を孕んだ意味合いと解釈出来る。つまり彼女の真意を確かめるべく、一応は話をすべきである。
4.高森藍子の言う『シン』とは、自分と同姓同名の男性の可能性が大いに有り得る。しかしアイドルに恋愛は厳禁。その『シン』の所在を明らかにし抹殺に移る。
5.『男性として好き』…、それ即ち、『シン』が女性かもしれないという秘めたる可能性を内包した唯一無二の存在と自覚する。自己を省み、その可能性を探る。
6.この状況は、自分の脳内ではとても処理が追いつかない事案である。すぐに346プロダクションに連絡を取り、ケンシロウに緊急で助けを求める。
7.男性として好き…、それ即ち、何かとしては嫌いという事である。嫌いな部分や人間的にダメな部分を暗に提示し矯正しようとしてくれる高森藍子の健気さに胸を打たれ、その意味合いを咀嚼しようと努める
8.このシチュエーションは恐らく、彼女が脳内で繰り広げる妄想の一種、或いは舞台か撮影の演技の練習の一環である筈である。プロデューサーの立場で毅然として向き合う必要があるので、まずは部屋に入れ事情を伺う
↓2

91: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 17:16:40.94 ID:/TqyiL3gO
3

95: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 17:30:55.28 ID:eaTCVbuf0

ガチャ


シン「……」

藍子「……っ!!」

シン「よし、ならば少し話を聞いてやろうではないか…」

シン「思春期の思考に関して、少し興味が湧いたぞ」

藍子「で、ですがっ…!」プルプル

シン「…え?」

藍子「(い、言っちゃった…! は、恥ずかしいっ…!)」プルプル

藍子「(か、体が熱い…! と、とても話なんてで、出来そうにないです…!)」

シン「???」

藍子「~~~っ!」




●安価
【ケンシロウへの思いを聞いたうえで思いきって誤解が無いよう直接的にシンへの恋慕を告白する】

00~50:想いを伝えたので、目標は達成。逃げるように去る。面談終了。
51~80:まだ何かしらの誤解があるかもしれない。頑張って話をする。面談継続。
81~99:とてもこの話題は無理だ。何か違う話に逸らす。面談継続。
↓2

97: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 17:33:54.49 ID:pqiiHLro0
ほい

100: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 17:45:55.67 ID:eaTCVbuf0

藍子「し、シンさん…!」

シン「ん?」

藍子「き、今日はこれ以上は…、体調が優れないので……」

藍子「ま…、また、次の機会にっ!」ダッ!




タタタタタタタ…


シン「……」

シン「えっ…?」

シン「な、何だったんだ、アイツは………」

シン「一体、何がどう好きなんだ……」

シン「……」

シン「アイツの緩い思考は本当に理解出来んな」

シン「まあいい…。さて、気を取り直してケンシロウに連絡するか……。今度は人づてだな」

シン「フフフ…! 待っているぞ、ケンシロウ…!!」




・・・・・
・・・


101: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 17:46:58.68 ID:eaTCVbuf0

・・・
・・・・・
======
~~現在時刻~~
(7610プロダクション 池袋晶葉の実験ラボ)


晶葉「……」

ありす「な、何の面談だったんですか?」

晶葉「固い事は、別にいいじゃあないか、橘君。思春期の恋って、初々しいな」

ありす「そうですね。告白して顔を赤らめて立ち去る高森藍子さん…、非常に可愛らしかったです」

晶葉「当人に明確に意志が伝わってるかは……、微妙な所だな」

ありす「多分、伝わっていないのでは?」

晶葉「明らかに自分とは無関係の所の観察対象として興味を抱いた感じだったな」

ありす「鈍感ってヤツですか?」

晶葉「いや……、執念、妄執と言う所だろう。一人の男性以外、シンには何も見えていないのだ」

ありす「(可哀想に……藍子さん)」

晶葉「まあ…」

晶葉「他人の恋愛模様を第三者として観察する事程、面白い物はないな!」

ありす「(…罪悪感も多少は有りますが…)」

102: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 17:52:37.91 ID:eaTCVbuf0

ありす「では、採点に移りましょうか」

晶葉「うむっ!」

ありす「採点対象は、あくまでシンさんですからね」

晶葉「分かってるよ。しかし………」

晶葉「あれだけ好意を寄せられていると言う事は、シンも勧誘の時は努力していたのだろう」

ありす「好かれている人数だけ、その人の人柄や、その人が有能か無能かも知れますね」

晶葉「……だが、今回はオマケ加点は無しだ。というか、論外だな」

ありす「まあ、そうですね……」





【評価:高森藍子との信頼とコミュニケーション】

『★ボーナスポイント★』
無し

・00……世紀末『恐怖と不審のみ』
・01~10……無能『軽蔑に値する』
・11~20……失念『所詮は他人』
・21~40……平常『現状維持』
・41~50……有用『便利な知り合い』
・51~70……友情『気が合う同僚』
・81~90……好意『親密な間柄』
・91~99……有能『最も頼れる強敵(とも)』


●安価
↓2

104: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 17:55:24.88 ID:zlyOfOVR0
1

107: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 18:02:55.61 ID:eaTCVbuf0

ありす「ともあれ…」

ありす「あれだけ藍子さんに信頼を寄せられていては、悪い評価は付け難いですが…」

ありす「最後の最後で話を聞く気にはなった部分を評価して、点数は『88』で」

晶葉「『親密な間柄』という所かな……。少し甘い気もするが、そこはまあ…」

ありす「色々な意味で今後に期待、という意味合いも兼ねましょう」

晶葉「うむ。そうだな!」

晶葉「さあ、次のカメラに目を向けようか!」

晶葉「少し巻き戻してみよう。どれどれ…??」カチカチ

ありす「……」

ありす「晶葉さん。お腹とか空いていませんか?」

晶葉「ん、そうだな……」

ありす「……」ワクワク

晶葉「い、いや…、まだ大丈夫だよ」

ありす「そ……、そうですか…」シュン


・・・・・
・・・




●安価
次の面談担当者
↓2

109: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 18:03:42.14 ID:V8WPqxL50
レイ

113: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 18:15:29.31 ID:eaTCVbuf0


・・・
・・・・・
======
~~2時間前~~
(7610プロダクション 売店)


レイ「な…」

レイ「何故、俺に割り当てられた場所は売店なのだ……!?」

レイ「クソッ! 納得いかん…!」

レイ「……」

レイ「しかし、悩み相談の面談と来たか…」

レイ「言われてみれば、勧誘のために外部の人間ばかりに気を取られ…」

レイ「最近は所属アイドルと深く関わる機会が無かったから、確かに良い頃合いだと思うが…」

レイ「サウザーの奴、急にどうしたのだ? 奴にしては珍しくプラスの企画も思いつくものだな…」

レイ「悪い物でも食ったか?」

レイ「……いや、特に気にする事は無いか……」

レイ「俺もシュウに倣い、普通に悩み相談を受け持つとしよう」

レイ「……」

レイ「(ここの食べ物って、勝手に食っていいんだろうか……)」



ピンポンピンポーン♪


レイ「……」

レイ「(誰かが来たか?)」

レイ「(無難な人物だと良いが……)」



●安価
来訪者
↓1

114: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 18:15:42.83 ID:wOerEPlAO
桃華と泰葉

119: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 20:52:42.06 ID:5LoHL8h90

桃華「ごきげんようですわ!」

泰葉「おはようございます」

レイ「ん?」

桃華「あら?」

泰葉「あっ?」

レイ「(二人来たな……、まあ時間帯の打ち合わせもしていてないし、ダブることもあるのか…)」

桃華「……」

泰葉「桃華さん、おはようございます」ペコリ

桃華「え、ええ……、泰葉さん、御機嫌麗しゅう…」

レイ「二人とも、今日の目的は知っているか?」

桃華「勿論ですわ。活動方針の打ち合わせを兼ねた、色々な面談と伺いまして…」

泰葉「とりあえず、私は一番関わりがあった貴方の元に来た訳ですが…」

泰葉「まあ……、途中で厨房に向かうユダさんに会いましたが、何故かかなり不機嫌だったので…」

レイ「(どうするか……少し予想外だ…)」




●安価
1.櫻井桃華から始める
2.岡崎泰葉から始める
3.いっそ2人同時に進める
↓1

120: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 20:53:38.66 ID:z3nf73P+0

122: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 21:02:42.27 ID:5LoHL8h90

レイ「折角来て貰ったのに、待って貰うのは少々忍びない」

レイ「2人同時に進行するか。それで構わないか?」

桃華「っ!」

泰葉「はい。私は大丈夫です」

レイ「桃華は?」

レイ「何か聞かれたくない話とかあるなら、配慮しようか?」

桃華「い、いえ……、わたくしも了解ですわ」

レイ「よし。じゃあ……この奥の控室で……」

レイ「…!」

レイ「二人とも、何か食べ物や飲み物とか、何か欲しい物があれば、店内から自由に持って行って良いぞ」

泰葉「良いんですか?」

レイ「構わん。後で金は置いていく」

桃華「気が利きますわね。でしたら…」



●安価
チョイスした品物

1.岡崎泰葉
2.櫻井桃華
3.レイ
↓1.2.3.

123: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 21:04:43.56 ID:Rtgh3a9Lo
緑茶

124: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 21:06:09.76 ID:dIXvPi83o
バナナ

125: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 21:06:43.91 ID:iDlupDwI0
紅茶

127: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 21:24:07.77 ID:5LoHL8h90

======
~~5分後~~
(売店 控室)


レイ「緑茶?」

泰葉「はい。喉が渇いたので…」

レイ「桃華は……バナナか」

桃華「今日は我先にと朝も摂らず、ここへ来たのですが……」

桃華「まさか先客がいるとは思いませんでしたの。少しお腹が空きましたわ」

レイ「バナナは低カロリーで栄養価も高いしな。いいんじゃないか?」

レイ「…さて………」ズズズ…

泰葉「……紅茶、ですか?」

レイ「流石に桃華の仕入れる葉には数段劣るが、まあ、悪くない」ズズズ…

桃華「あら? そんなに御所望とあらば、今日にでもまた我が家で御馳走しますわよ?」

泰葉「!」

レイ「そうだな…」

レイ「最近は少し精神的に余裕が出来たし、御呼ばれするのもいいな」

泰葉「(……)」

桃華「ふふっ……♪」チラッ

泰葉「……」

泰葉「……まあ、また3人で以前のように何処かで美味しい紅茶を飲みたいですね」

レイ「ん? 懐かしいな。そうだ、良ければ泰葉も招いたらどうだ?」

桃華「!!」

桃華「そ、そうですわね……、でも泰葉さん…、あまり無理なさらずに…」

泰葉「わぁ! 本当ですかっ? 嬉しいです…♪」

桃華「……」

レイ「さて、そろそろ前置きは終わりにして、始めるか…」



●安価
1.話す人物
2.相談内容
↓1.2.

128: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 21:26:05.63 ID:z3nf73P+0
1なら桃華
2なら輝子との関係について今も続いてるのか

129: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 21:29:40.81 ID:1AgDhmNdo
上の2行目で

131: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 21:41:44.59 ID:5LoHL8h90

桃華「では、わたくしから宜しくて?」

レイ「ああ」

桃華「レイちゃま…」

桃華「確か、貴方が星輝子という女の子の家に上がり込んでいるという噂を耳にしましたの」

桃華「今でも、その関係は続いているのかしら?」

レイ「……」

泰葉「………」

レイ「えっ!?」

レイ「俺の話!?」

桃華「そ、そうですわ! わたくしにとっても、これは大きな問題なんですの!」

桃華「アイドルでありプロデューサーでもある貴方にスキャンダルが流れたら、わたくし達にも少なからず影響はありますわっ!」

桃華「(わ、我ながら上手い口実ですわ…!)」

レイ「そ、そうだな……少し予想より斜め上の相談だな…」

泰葉「(わ、私も気になる…!)」



●安価
レイの返答

1.うん。何か問題でも?
2.年が離れてるし、気にする事じゃない。
3.今度一緒に軽井沢に行く予定ですが?
4.ハハハ……まあ…、アレだ……。言えないな
5.流石に迷惑だと思い、住居は別に移したよ
6.その他(内容自由)
↓2

133: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 21:42:35.95 ID:I61U782mO
3

135: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 21:56:20.57 ID:5LoHL8h90

レイ「今度一緒に軽井沢に行く予定ですが?」

桃華「……」

泰葉「……えっ?」

レイ「今度一緒に軽井沢に行く予定ですが?」

桃華「に、二度も言わなくてもいいですわっ!」バン!

レイ「避暑地で存分に羽を伸ばすつもりです」

泰葉「(か…、確実に絆が深まってる…!!)」

レイ「友達なんだから、普通だろう?」

泰葉「…!」

桃華「で、ですが、節度という物が…」

レイ「気を遣わない仲だから良いのではないか…」

泰葉「あ、あの…、因みに住居は…」

レイ「ん? ああ…」

レイ「最近、ルームシェアの計画をしていますね」

泰葉「ッ!?」

桃華「あ…!」

桃華「相手はじ、15歳のオンナノコですのよ! ふ、フシダラですわ…!」

レイ「その点は大丈夫だ。やましい事は一切ないし、寧ろもう一人の妹の様な感覚で…」

桃華「(くっ…!)」

桃華「かっ…、軽井沢なら……、櫻井家の別荘が3棟ありますわ…!」

桃華「だ、だから…、わ、わたくしも是非一緒に…」プルプル

泰葉「(そ、そこで妥協したらダメですよ! 桃華さん!)」

桃華「…!」



●安価
櫻井桃華の発言・行動
↓2

137: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 22:02:14.67 ID:z3nf73P+0
ならば私もご一緒いたしますわ!
やましくないならば!何も問題ないですわね!?
泰葉さんも!その日は予定を空けましてよ!?

138: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 22:16:25.52 ID:5LoHL8h90

桃華「ならば私もご一緒いたしますわ!」

桃華「やましくないならば! 何も問題ないですわね!?」

桃華「泰葉さんも! その日は予定を空けましてよ!?」

泰葉「え゛っ!?」

レイ「え…?」

桃華「ふ、不満ですのッ!?」バン!

レイ「お、うん……そうだな……明日だけど…」

泰葉「(意外に急だった!)」

桃華「問題ありませんわ!」

レイ「なら、輝子にも聞いてみようか?」

泰葉&桃華「!」

桃華「え、ええ……、何なら、今すぐにでも…」

レイ「いいのか?」

泰葉「………」

桃華「………」

レイ「……」ピッピッ

レイ「……」

レイ「あ、もしもし。俺だけど。おはよう。まだ寝てた?」

泰葉「……!」

レイ「悪い悪い。それで、明日の軽井沢二泊三日旅行なんだけど…」

レイ「ああ、朝飯なら用意してるから。うん、うん…」

桃華「(な、何故だか無性に悔しいですわ…っ!)」

レイ「ああ。俺のプロダクションの女の子2人が、どうしても付いていきたいって言ってて……。何か別荘も貸してくれるとか…」

レイ「ああ……うん。そう」

桃華「……」



●安価
星輝子の返事
↓2

140: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 22:17:51.13 ID:NYkERoOCO
オッケー

141: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 22:31:31.52 ID:5LoHL8h90

輝子『オッケー…。フヒッ…』

輝子『じゃあ、おやすみ……うぅん……』ピッ

レイ「ああ。じゃあ…」ピッ



レイ「……」チラッ

桃華「ど、どうでした…?」

レイ「良いって。取り敢えず詳細は後で連絡するから」

桃華「!!」

桃華「そ、それでしたら…、わ、わたくしも、別荘の手配を急ぎ済ませておきますわ…」

レイ「良いのか? 本当に…」

桃華「まあ、レイちゃまの頼みとあらば、聞かない訳にはいきませんもの…!」

レイ「桃華がそう言ってくれるなら、その厚意に甘えるか…」

泰葉「(さっきまでの必死さが打って変わって別人のように……)」

桃華「(や、やった! やりましたわっ! 願っても無い好機を掴む事が叶いましたの!)」グッ!

桃華「(この夏…、絶対に良い思い出を作りますわ……!)」

桃華「(輝子さん……、当面の敵は貴方ですわッ!)

桃華「ふふふ……!」ニヤニヤ

泰葉「…………」

レイ「で……」

レイ「他に何かあるか?」

桃華「いえ、わたくしは満足のいく解答を貰いましたから、もう充分ですの」

レイ「そ、そうか…。特に何もしてないが、それなら良かった…」

レイ「じゃあ、次に泰葉。何か、芸能活動か日常の悩みとか、その他の質問があるか?」

泰葉「そ…、そうですね……」



●安価
岡崎泰葉の相談内容
↓2

143: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 22:33:31.80 ID:Tkq8/R4o0
信じてた担当Pが15歳の女の子と同居、しかもルームシェアまで計画中という悩みができました
レイさんが友達だから大丈夫だと思っていても相手のご家族が知ったら不安になりますしマスコミだって真実より面白さを取ります
それに...家が無くて困っているなら私たちに頼ってくれても良いじゃないですか

145: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 22:41:23.55 ID:5LoHL8h90

泰葉「遠慮なく言わせて貰ってもいいですか?」

レイ「構わんぞ。遠慮なんて水臭いじゃあないか」

泰葉「では…」

泰葉「……」

泰葉「信じてた担当Pが15歳の女の子と同居、しかもルームシェアまで計画中、という悩みができました」

泰葉「レイさんが友達だから大丈夫だと思っていても、相手のご家族が知ったら不安になりますし、マスコミだって真実より面白さを取ります」

泰葉「それに……家が無くて困っているなら私たちに頼ってくれても良いじゃないですか…」

レイ「……」

桃華「……」

レイ「えっ!!?」

レイ「また俺の話なの!?」

147: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 23:06:49.35 ID:5LoHL8h90

泰葉「だ、だって!」

泰葉「先程の桃華さんの仰っていた問題の、根本的な部分は何一つ解決して無いですよ!」

桃華「(た……確かに……)」

泰葉「貴方は責任ある大人でしょう? 15歳の年端も無い少女が首を縦に振っているからと言って、全て身を委ねてどうするんですか!」

泰葉「家族の方だって…!」

レイ「彼女の家族は同居の件は了承済みです。この前、全員でご飯を食べに行きました」

桃華「ッ!?」

泰葉「そ、そうなんですか……それなら…」

泰葉「! 違います! そうじゃなくて…!」ブンブン!

泰葉「ま、マスコミやパパラッチはどうなんですか!? もし変なゴシップ記事でも挙げられたら…!」

レイ「その点は…」

レイ「泰葉。以前、まだお前が帝都所属だった時に、話していたと思うが……」

泰葉「で、ですが……」

泰葉「実際問題として直面した時の具体的な対処とか…」

レイ「そうだな…。まず星輝子は一般人故に、特にパパラッチも気を引く要素は無いと思うが……」

レイ「万が一の場合は、流石に俺もその点は、変装や戸籍偽装など、色々と配慮しているよ」

レイ「報道関係者の外堀も埋めて、あたかも実際の妹、もしくは親族のように触れまわっているから、特に問題は無い」

泰葉「へ、へえ………」

桃華「(こ、戸籍…??)」

レイ「しかし、お前達を頼る、か……。あまり考えていなかったな」

泰葉「!!」



●安価
岡崎泰葉の発言

1. やはり常に危険が付きまとう以上は、彼女との関係性…、せめて同居の件だけでも見直すべきです!
2. 家が燃えたと言っていましたが、代わりの物件を探せばいいのではないですか? 7610プロの女子寮とかどうですか?
3. そ、そうです! 是非頼って下さい! 何か悩みがあればいつでも相談に乗りますよ!
4. 早くその変なキャラから脱却して下さい! 私の勧誘が成功したから、もうとりあえず星輝子とキノコから離れて下さい!
5. こ、今後は私も星輝子さんの家にお世話になります! それならば家族の方も安心ですし、マスコミも混乱するでしょう!
6. その他(内容自由)
↓2

151: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 23:12:48.02 ID:z3nf73P+0
だったらいっそ輝子さんも引き入れましょう!
及ばずながら私も…協力します

154: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 23:28:15.79 ID:5LoHL8h90

泰葉「だったらいっそ輝子さんも引き入れましょう! 及ばずながら私も……協力します」

レイ「うん?」

桃華「…?」

レイ「それは……つまりどういう事だ?」

泰葉「え、えっと…」

レイ「星輝子を我がプロダクションに引き入れれば、俺と彼女の生活に影響が出るのか?」

泰葉「そ、それは……つまりですね…」



●安価
岡崎泰葉の発言

1. 彼女を引きいれ女子寮にさえ入れてしまえば、貴方は自活を余儀なくされます
2. 勧誘が成功すれば、何らかの恩賞がある筈です。そうすれば貴方も一人立ちできます
3. とりあえず星輝子さんに危険がある以上、まずは私と常に行動をして下さいと言う意味です
4. 彼女が我がプロダクションのアイドルになれば、取り敢えず同僚と言う関係なので家族とマスコミからの不安は減る筈です
5. 星輝子さんだけ一般人待遇で卑怯です。まずは私と同じスタートラインに立って貰わないと…
6. 彼女と貴方がより親密になるには、もう彼女を我がプロダクションにお迎えするより他は無い筈です
7. とりあえず、星輝子さんとお話がしたいです。いますぐ電話を…!
8. その他(内容自由)
↓2

156: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 23:30:20.33 ID:eLY4ZdgJ0

158: ◆IChdy0b67U 2015/08/09(日) 23:50:55.84 ID:5LoHL8h90

泰葉「とりあえず星輝子さんに危険がある以上、まずは私と常に行動をして下さいと言う意味です」

レイ「うん……、うん??」

桃華「!?」

レイ「何度もスマン…、つまりは…?」

泰葉「家族の方からの同意があると言え、外部の報道機関と接触する危険の可能性が僅かながらにでもあるのは、先程貴方も自覚していましたよね?」

レイ「ああ。だが……、その問題と、泰葉と俺が常に行動する意味とは…」

泰葉「私とレイさんは同僚です。つまり、今後は私と行動を共にし、一般人である彼女との差を再認識して下さい」

泰葉「その差を明確に理解する事が出来れば、彼女に対する配慮の質も自ずと変わってくるでしょう」

泰葉「貴方が彼女との同居を続けるか、それとも彼女を案じ身を引くか……それも全て、彼女のためを思ってのこと、です」

レイ「まあ…、分からなくもない。それで、輝子を引きいれる…、とかいう話は?」

泰葉「彼女を引きいれるか否かは、取り敢えず置いておきましょう。しかし貴方にその気があるというならば、私は協力は惜しみません………が……」

レイ「?」

泰葉「何にせよ、勧誘とは信頼関係を構築する事が大前提です。ということで……」

泰葉「このプロダクションで、最もコミュニケーションの経歴が浅い私と行動する事によって、その予行練習になれば良いと思ったのです」

レイ「成る程……」

桃華「や…、泰葉さん……それは………?」

レイ「じゃあ、まず俺はお前と、何をすればいい?」

泰葉「そうですね……。まずは星輝子さんの事が本当に心配であるのなら、まず少し距離を取って下さい。明日の軽井沢は別に良いですが……」

泰葉「あとは、以上の事を踏まえて……とりあえず私と……」



●安価
岡崎泰葉の発言
↓2

160: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 23:52:42.41 ID:zTvOeB7T0
今度、オフに一緒に遊びましょう

164: ◆IChdy0b67U 2015/08/10(月) 00:04:22.68 ID:AVEtEKaV0

泰葉「今度、オフに一緒に遊びに行きましょう」

レイ「…何だ、そういう事か」

レイ「分かった。いいぞ」

泰葉「!」

泰葉「ほ、本当ですね? 覚えておきますよ?」

レイ「ああ。そういう事情ならば、これからはよろしくな」

泰葉「(や、やった…! 何とかやりこめた…!)」

泰葉「(これで彼と優先的に行動する機会が増える…!)」

桃華「……」

レイ「それで、他に何か相談があるか?」

泰葉「いえ、今日はもうこれ以上はありません」

レイ「よし。じゃあ今日はお開きだな。2人共、明日はよろしく頼むぞ」

泰葉「はい♪ 楽しみにしています!」

桃華「(ど……!)」

桃華「(どうしてこんな事に…っ!)」

桃華「(泰葉さん…! 貴女…、他意は無いのでしょうね……!)」チラッ

泰葉「~~♪」

桃華「(な、何でしょうか……、出し抜かれた気分ですわ…)」


・・・・・
・・・


166: ◆IChdy0b67U 2015/08/10(月) 00:12:13.38 ID:AVEtEKaV0

・・・
・・・・・
======
~~現在時刻~~
(池袋晶葉の実験ラボ)


晶葉「……」

ありす「……」

晶葉「桃華はダイレクトだったが、泰葉はかなり回りクドい言い回しだな…」

ありす「ですが、結果、泰葉さんの方がリードしましたね」

晶葉「リード……ねえ」

晶葉「……」

晶葉「桃華は分かりやすいが…、泰葉はどうなんだ? 橘君」

ありす「友情に極めて近い好意…、といったところでしょうか」

ありす「彼女の境遇を考えたら、一番の理解者に近い存在であるレイさんと、もっと信頼関係を築きたいのではないのでしょうか?」

晶葉「ふむ…、では懸想や恋慕というのは、流石に邪推か…」

ありす「それは……私にもわかりません」

晶葉「気になるな。いっそ偵察機を軽井沢まで飛ばそうか?」

ありす「……実行するなら、是非私も呼んで下さい」

168: ◆IChdy0b67U 2015/08/10(月) 00:23:26.24 ID:AVEtEKaV0

晶葉「さて、採点と評価だが…」

ありす「……」

晶葉「あれは一体、誰に対する面談だったのだ?」

ありす「悩みの種が本人とは………しかも、完全に立場が逆転していましたね」

晶葉「レイの悩み相談になっていたな」

ありす「星輝子さんとの関係が凄く気になる所ですが…」

晶葉「ただまあ、2人同時に裁こうとした努力は認めよう」カキカキ

晶葉「どうやら、コミュニケーションも良好に築けそうじゃないか。シンと違い、人間的には今の所、特に問題は無い」

ありす「まあ、レイさんはあれでも、シュウさんと並ぶ安定性の持ち主でしたから…」カキカキ






【評価:櫻井桃華、岡崎泰葉との信頼とコミュニケーション】

『★ボーナスポイント★』
池袋晶葉:+1「修羅場を潜り抜けた努力を評価」
橘ありす:+5「今後の期待と不安」

・00……世紀末『恐怖と不審のみ』
・01~10……無能『軽蔑に値する』
・11~20……失念『所詮は他人』
・21~40……平常『現状維持』
・41~50……有用『便利な知り合い』
・51~70……友情『気が合う同僚』
・81~90……好意『親密な間柄』
・91~99……有能『最も頼れる強敵(とも)』


●安価
1.櫻井桃華
2.岡崎泰葉
↓1.2

169: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/10(月) 00:24:03.54 ID:EarInrTl0
あたぁ!

170: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/10(月) 00:24:22.17 ID:LkuBKCsEo
ほい

171: ◆IChdy0b67U 2015/08/10(月) 00:35:18.36 ID:AVEtEKaV0

ありす「桃華さんの方は『60』で、まあ『気の合う同僚』くらいです」

晶葉「ふむ…、少し気後れしてしまったか?」

ありす「泰葉さんの方は『23』で、『現状維持』ですかね…」

晶葉「そちらは今後の動向で大きく変わりそうだな」

晶葉「よし。これで3人が終わったな」

ありす「今の所、無能の方はいませんが、有能の方もいませんね…」

晶葉「『自分だけは有能!』と豪語した彼に期待しようではないか!」

ありす「(一番不安ですが……)」

晶葉「次に移ろう。4カメの準備だ。4カメの初期配置地点は…と…」カチカチ

ありす「…」

ありす「!」

ありす「晶葉さん! お腹空きませんかッ!?」グイッ

晶葉「わ、私は大丈夫だけど…」

ありす「遠慮する事はありません!」

ありす「我慢は体に毒ですよ! 今食事を持ってきます!!」ダッ!

晶葉「お、おい! だから大丈夫だってッ!!」

晶葉「……!」

晶葉「(や、ヤバイ……!)」ダラダラ




●安価
次の相談担当者
↓2

173: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/10(月) 00:36:12.49 ID:ycyi9LTd0
サウザー

174: ◆IChdy0b67U 2015/08/10(月) 00:47:46.31 ID:AVEtEKaV0

・・・
・・・・・
~~2時間前~~
======
(ファミレス)


サウザー「フフフ…!」

サウザー「まだ誰も来んな…、焦らしおって!」

サウザー「346との人的戦力の質に確固たる差をつけるべく、内面強化のために企画した今回の『お悩み相談』だが…!」

サウザー「前回議論した通り、『南斗六聖拳の中で誰が無能か有能か』という優劣を決めるための物でもある!」

サウザー「故にッ! 反乱分子、不穏因子の排除は今回は検討外の案件だ」

サウザー「おわかりかな? 博士よ?」

晶葉『ああ、聞いているよ。あとで橘君にも説明しておこう』

晶葉『しかし…』

晶葉『ファミレスに入って、既に1時間が経つな。場所が分かりにくいんじゃないのか?』

サウザー「メロンソーダ一杯で粘るのもそろそろ限界だな。追加の注文をするか…」

晶葉『(微妙にセコイな)』



カランカラン♪


サウザー「ん?」

晶葉『やっと来たか?』

サウザー「そのようだな! では交信を切るぞ!」

晶葉『まあ頑張りたまえよ』カチッ



●安価
来訪者
↓2

176: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/10(月) 00:48:17.75 ID:Xi/RMq/9O
幸子

189: ◆IChdy0b67U 2015/08/11(火) 17:57:22.05 ID:Ryk0Zg5O0

幸子「えっと…」キョロキョロ

幸子「あ。いた」

サウザー「何だ……」

サウザー「輿水幸子か…」ハァ

幸子「な…、何だとは何ですかっ!」

幸子「可愛いボクが指名してあげたんですよ! 嬉しく無いんですか?」

サウザー「まあいい。適当に座れ」

幸子「あ、ハイ」スッ

幸子「何か注文取っても良いですかね?」



●安価
1.却下する
2.OKする
3.奢ってあげない
4.悔しいが奢る
5.無言で視線を送る
6.その他(内容自由)
↓1

190: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/11(火) 17:58:22.68 ID:+1hYUJuA0
4

191: ◆IChdy0b67U 2015/08/11(火) 18:02:24.06 ID:Ryk0Zg5O0

サウザー「何頼むの?」

幸子「えっ?」

幸子「とりあえずコーヒーでも…」

サウザー「まあ……、それ位ならいいか…」

幸子「お、奢って貰えるんですか?」

サウザー「(今日は特別だ…。採点にも反映するし…)」

サウザー「良いだろう。しかし分をわきまえろよ」

幸子「ありがとうございます。じゃあ遠慮せずに…」

幸子「ところで……」

幸子「何で面談の場所がファミレスなんですか?」

サウザー「商品開発の参考だ」

サウザー「我が北斗の拳イチゴ味では、カレー、ラッシーに次ぐ新商品のコンセプトを考案中である」

幸子「へ、へえ…」

サウザー「如何せん、橘に任せきりでは、苺一辺倒になりがちで目新しさが失われつつあるのだ」

幸子「いや……、充分に奇抜で斬新だと思いますよ、アレ…」

サウザー「美味くも無いし」

幸子「直球ですね」

サウザー「商品の差別化における点では、非常に有能だが、リピートが無いのが難点なのだ。奴の料理は」

幸子「(ひどい……)」

192: ◆IChdy0b67U 2015/08/11(火) 18:03:31.63 ID:Ryk0Zg5O0

サウザー「さあ、他愛も無い話はさて置き、だ」

サウザー「………」

サウザー「今週のシンデレラガールズ、アニメ18話は……、タイトルとスポット的に、貴様がキーパーソンかな。もしそうなったら、精々励む事だな」

幸子「!?」

幸子「い、いきなり何の話ですか!?」

サウザー「今週の聖帝予想だけど?」

幸子「い…、意味が分かりません」

サウザー「フフフ…、恐らくは緒方智絵里との絡みだろう」

幸子「は、ハイぃ?」

サウザー「仮にこの予想が当たったら、貴様は我がプロダクション、もしくは俺に何をしてくれるのだ?」

幸子「何がですか!? ボクに分かるように言って下さい!」




●安価
聖帝予想が当たった場合の、輿水幸子からの報酬
(当たった場合、次回作あたりで実行)
↓2

194: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/11(火) 18:13:01.37 ID:8JRZPQfl0
このかわいいボクが特別にサウザーさんと一日デートしてあげますよ

195: ◆IChdy0b67U 2015/08/11(火) 18:18:33.09 ID:Ryk0Zg5O0

幸子「じゃあ…」

幸子「この可愛いボクが特別にサウザーさんと1日デートしてあげますよ!」

サウザー「嫌です」

幸子「っ!?」

サウザー「さて、貴様が俺の元を訪れた本元の用件を聞こうか」

幸子「え……えっ??」



●安価
輿水幸子の相談内容
↓1

196: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/11(火) 18:22:42.57 ID:djgFEUAAO
ボクが可愛すぎてサウザーさんに迷惑がかかってないか心配

198: ◆IChdy0b67U 2015/08/11(火) 18:46:57.10 ID:Ryk0Zg5O0

幸子「まあ、悩みと言えば悩みですが…、自分自身が招いた問題と言うか…」

サウザー「ほう?」

サウザー「何でもいい。部下の悩みとあらば真摯に聞きいれ、共に改善に向けるのが上司の役割だろう!」

サウザー「さあ輿水幸子よ! 貴様が抱える闇を、この聖帝に打ち明けてみろッ!」

幸子「ボクが…」

サウザー「…」

幸子「ボクが可愛すぎて、サウザーさんに迷惑がかかってないか心配なんです!」

サウザー「……」

サウザー「(………えっ?)」

幸子「容姿や顔立ちは皆平等ではありません。ボクは類まれなる美貌を携え、この世に生を受けましたが…」

幸子「確かに、ボクは可愛いです。それは自他共に認める揺るがぬ事実でしょう」

幸子「当然、妬みや僻みの感情を向けられる事もあるでしょう。仕方がないですね、可愛いとは時に罪になり得るのですから…!」

幸子「しかし、それが近くの人間にはからず害を与えてしまわないか、最近は本当に心配で……」

幸子「どうなんでしょうか…? ボクの可愛いさのせいで、最近困った事とか無かったですか?」

幸子「ボクのせいで誰かが傷付くのは、本当に忍びないです! もし、迷惑が掛かっているようなら……ボクは……、ボクは……っ!」

サウザー「………」



●安価
サウザーの返答

1.正直迷惑ですが? 何、迷惑だったら何かしてくれるの? トキでも呼ぼうか?
2.自分を責めるな、幸子。お前はそんなに可愛くないから……、気に病む事は無い
3.いや、特に何もないが……。……つまり、この意味わかる? 分かるよね?
4.輿水幸子は可愛いが、正直周りのアイドルはもっと可愛いから、問題ナッシング!
5.それが悩み? 取るに足らない問題だから、他の悩みは無いの?
6.成る程…。そう負い目に感じてるなら……、これからはバラエティ路線を強化して、可愛さを抑えようか
7.何言ってるの、君…。俺の方が可愛いのに…。寧ろ君に負担が掛かってないか逆に心配だったわ
8.その他(内容自由)
↓2

200: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/11(火) 18:56:02.58 ID:QxFtwkvAO
どれも惨いwww
安価なら6で

201: ◆IChdy0b67U 2015/08/11(火) 19:12:01.58 ID:Ryk0Zg5O0

幸子「何かありませんか…」

サウザー「成る程…」

サウザー「自分の可愛さに、そう負い目に感じてるなら……、これからはバラエティ路線を強化して、可愛さを抑えようか」

幸子「……」

幸子「えっ!」

幸子「いや、そういう意味合いじゃあ無いんですけど!」

サウザー「ただ可愛さを振りまくだけでは、芸がない。しかも。まだお前が問題視し気に病む程の深刻性も無い」

幸子「(!?)」

サウザー「ならば、次なる貴様の活動コンセプトはギャップを活かし、人気向上を図る」

サウザー「バラエティの活動を大幅に増やし、可愛さと面白さを売りにした体当たりアイドルとして名を馳せようではないか!」

幸子「ぉ…、ちょ、ちょっと!」

サウザー「アァン?」

幸子「い、色々と言いたい事はあるんですが、とりあえず一つだけ言わせて貰いますっ!」




●安価
輿水幸子の発言

1.論点を変えないで下さい! ボクの可愛さが、貴方に迷惑を掛けていないかどうかが聞きたいのです!
2.ボクはバラエティなんてまっぴらです! もっと女の子らしい仕事をくれても良いじゃないですか!
3.さっきの発言、引っかかります! ボクの可愛さが深刻な問題で無いとは、どういう事ですか!
4.仕事にケチをつける事はしませんが、もっと説得力のある説明をお願いできますか! 
5.その他(内容自由)
↓2

203: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/11(火) 19:13:17.96 ID:50dyXrRP0

204: ◆IChdy0b67U 2015/08/11(火) 19:18:32.02 ID:Ryk0Zg5O0

幸子「論点を変えないで下さい!」

幸子「ボクの可愛さが、貴方に迷惑を掛けていないかどうかが聞きたいのです!」

サウザー「……」

サウザー「可愛さ…、か…」

幸子「な、何ですか…」




●安価
サウザーの返答

1.正直迷惑ですが? 何、迷惑だったら何かしてくれるの? トキでも呼ぼうか?
2.自分を責めるな、幸子。お前はそんなに可愛くないから……、気に病む事は無い
3.いや、特に何もないが……。……つまり、この意味分かる? 分かるよね?
4.輿水幸子は可愛いが、正直周りのアイドルはもっと可愛いから、問題ナッシング!
5.それが悩み? 取るに足らない問題だから、他の悩みは無いの?
6.何言ってるの、君…。俺の方が可愛いのに…。寧ろ君に負担が掛かってないか逆に心配だったわ
7.その他(内容自由)
↓2

206: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/11(火) 19:20:33.85 ID:MAXZmbPW0
思い上がるな小娘!さきほどから可愛い可愛いと調子に乗りおって
貴様のような自信過剰などいらん!346なりなんなりよそにいけ!!

211: ◆IChdy0b67U 2015/08/11(火) 19:54:57.64 ID:Ryk0Zg5O0

サウザー「フフフ…!」

サウザー「思い上がるな小娘…!」

幸子「え……?」

サウザー「先程から可愛い可愛いと調子に乗りおって…」

サウザー「自分の現状を把握できず、あまつさえこの俺に指図までする気か?」

幸子「さ、指図? そ、そんな事は…」

幸子「貴様のような自信過剰などいらん!」

サウザー「346なりなんなり、余所に行くがいい!」

幸子「!!」

幸子「な…」

幸子「何か、癇に障る様な事を言いましたか、ボク…?」

サウザー「強いて言えば、全てだ」

サウザー「貴様はスカウト時から、我が南斗一派をこき下ろし、自分の力を過信する…」

サウザー「勘違いも甚だしいな。貴様のために会社があるのではない。会社のために、貴様らが居るのだ!」

サウザー「『迷惑』だとう? 貴様は何も現実を直視出来ておらん」

幸子「ど、どういう……意味ですか……」

幸子「何で、そんな、酷い事を……っ!」


サウザー「……フン」

サウザー「丁度いい機会だ。この際に言っておこうか」




●安価
サウザーの発言の真意

1.自分の現状を把握できぬ者に、他者との連携など到底不可能である。我が社にとってマイナスになるような不穏分子は排除する必要がある。
2.貴様程度に憂慮される程、我ら南斗六聖拳は弱くは無い。我らの実力が見えておらんのなら、貴様との協調などこれ以上望めないと言う事だ
3.その程度の容姿で満足し慢心している者に、今後の成長は到底望めない。貴様は井の中の蛙であるという自覚がまるで無い。
4.確かに貴様は客観的に評価したら、及第点の容姿は持ち合わせている。しかし、それ以上の面貌を持ち合わせているものが、貴様の目の前に居るであろう?
5.その他(内容自由)
↓3

214: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/11(火) 19:58:10.76 ID:qOB30RXe0

218: ◆IChdy0b67U 2015/08/11(火) 20:17:44.21 ID:Ryk0Zg5O0

サウザー「貴様程度に憂慮される程、我ら南斗六聖拳は弱くは無い」

幸子「!」

サウザー「我らの実力が見えておらんのなら、貴様との協調などこれ以上望めないと言う事だ」

幸子「それは、つまり……」

幸子「ボクの可愛さで、貴方達に迷惑は掛けていないと……、そう捉えて良いのですね?」

サウザー「半分は正解だ」

幸子「?」

サウザー「俺はアイドルだが、貴様をプロデュースする立場にもある」

サウザー「相互理解が出来ないのであらば、到底高みに到達する事は叶わないだろう」

サウザー「言葉など必要に無く、以心伝心で共に歩める関係を俺は目指しているのだ」

幸子「………」

幸子「そういう、事でしたか…」

219: ◆IChdy0b67U 2015/08/11(火) 20:19:39.99 ID:Ryk0Zg5O0

サウザー「貴様は他者に目を向ける事を怠っている。周囲に目を向ける事も必要だと言う事だ」

サウザー「自信を持つのは、非常に好ましい。しかし周囲との差を把握出来ぬそれは、ただの自惚れに他ならん」

幸子「…分かりました。肝に銘じます」

幸子「他人との協調も大事なのは理解出来ました」

幸子「貴方達の事をあまり理解して無かったのも、確かに事実です」

幸子「少し、反省します。ごめんなさい…」

サウザー「フン……」

幸子「あと………」

幸子「ぼ、ボク……」

幸子「…これから……ど、どうなるんですか……?」ガクガク

サウザー「えっ?」

幸子「だ、だって…! さ、さっき…、辞めろって…!」




●安価
サウザーの発言

1.あれは少し強めに貴様に訴えただけだ。特に何も無い
2.いや……、専属契約じゃなくて、雑用社員に格下げですが?
3.346に行くのは事実だ。短期トレードとして、存分に学んで来い
4.え? どうなるって…、そりゃあ…、クビ……だけど……
5.その他(内容自由)
↓2

221: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/11(火) 20:21:48.72 ID:i9GA+a6AO
1

223: ◆IChdy0b67U 2015/08/11(火) 20:31:18.59 ID:Ryk0Zg5O0

サウザー「あれは少し強めに貴様に訴えただけだ。言葉の綾とも言うが……」

サウザー「特に何も無い。これからも存分に南斗聖拳の栄光と躍進のために励むが良い」

幸子「!!」

幸子「よ、良かった…! 少しは言葉を選んで下さいよ!」

幸子「本当にビックリしたんですからぁ!」

サウザー「フハハハハ! あの程度で臆すとは、貴様の肝っ玉も小さいな!」

幸子「あ、貴方は時々冗談か本気か分からないんですよっ!」

サウザー「まあいい…」

サウザー「要するに、貴様の可愛さなんぞ我らは歯牙にもかけんし、弊害も何も無い」

幸子「はい。じゃあ…、頼りにしてますよ? サウザーさん」

サウザー「フフフ…、見くびるな、小娘風情が…」

224: ◆IChdy0b67U 2015/08/11(火) 20:35:51.90 ID:Ryk0Zg5O0

幸子「……」

幸子「……それで…」

サウザー「……まだ何かあるの?」

幸子「いや、というか…」

幸子「会話の最中で、所々引っかかる点があったんですよ」

サウザー「?」

幸子「ボクの可愛さが迷惑を掛けない、というのは分かりました。貴方達の実力を信頼していますし…」

幸子「ただ…、ニュアンスが違う言い方もありましたよね?」

幸子「…自信過剰とか、自惚れとか…」

サウザー「ああ。言ったな」

幸子「正直に言って下さい」

幸子「これを問うのは、現状把握の手段でもありますし、何より、貴方達を信頼しているからです」

幸子「ボクって……、可愛いんですか? 可愛くないんですか?」




●安価

1.幸子はカワイイ!
2.幸子はカワイくない!
↓2

226: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/11(火) 20:36:26.40 ID:plxmUzFO0

228: ◆IChdy0b67U 2015/08/11(火) 20:49:10.19 ID:Ryk0Zg5O0

サウザー「言ったであろう? 『深刻性も無い』という意味は、俺たちにとって降りかかる問題は取るに足らんという引き合いであり…」

サウザー「貴様を『自信過剰』や『自惚れ』と言ったのは、貴様の視野が狭く、他者との協調を図れておらんと危惧した上での言葉であり…」

サウザー「俺は貴様の事を『可愛く無い』と言った覚えは無いぞ」

幸子「そ、それってつまりは……!」

サウザー「幸子は可愛い。それは事実だ」

幸子「!」

幸子「ふ、ふふーん…! 貴方の口からそう聞いたのは、初めてな気がしますよ!」

幸子「ま、まあ…、今は悪い気分じゃ無いので、その事は許してあげますが…」

幸子「えへへ……♪」

サウザー「しかし俺は、『周囲との差』を理解しろ…、とも言った筈だ」

幸子「…?」

サウザー「貴様は可愛いが、貴様の面貌より遥かに美麗な者も当然、この業界には存在する」

幸子「!」

幸子「はい。もっともっと頑張って…」

サウザー「特に、俺とか」

幸子「……」

幸子「………えっ?」


・・・・・
・・・


229: ◆IChdy0b67U 2015/08/11(火) 20:55:18.20 ID:Ryk0Zg5O0

・・・
・・・・・
======
~~現在時刻~~
(池袋晶葉の実験ラボ)



晶葉「(よ、良かった…! 最初の方の商品企画の件を、橘君が聞いていなくて…!)」

晶葉「…」

晶葉「…しかし…」

晶葉「幸子の自信を保ったまま、周囲の見聞の重要性を説くとは…」

晶葉「なかなか社長もやるじゃないか。移籍を命じた時はどうなるかと思ったが…」

晶葉「幸子の悩みは特に取るに足らない問題と一蹴…、というか、それを協調や信頼関係の話に向けるとは…」

晶葉「…うん。普通に評価は出来そうで、良かった良かった」

晶葉「まあ…」

晶葉「最後に残ったのは、『輿水幸子のバラエティ路線強化』という結果だけなんだがな…」



230: ◆IChdy0b67U 2015/08/11(火) 21:10:40.13 ID:Ryk0Zg5O0

晶葉「さて、橘君がヤバイ料理をここに運んで切る前に、さっさと全員分の採点を終わらせて逃げようか」

晶葉「社長は……そうだな……」

晶葉「シュウと同じように担当に奢っていたが、だが…」

晶葉「本来の実力の評価と言う意味で、厳しく採点しよう」

晶葉「今回は珍しく色々と良い事も言っていたが、多分採点を意識していたんだろう」

晶葉「社長だけ、今日の行動を第3者に見られている事を知っているしな」

晶葉「プラスの加点は無しだ。社長が有能か無能か…」

晶葉「……」カキカキ




【評価:輿水幸子との信頼とコミュニケーション】

『★ボーナスポイント★』
無し

・00……世紀末『恐怖と不審のみ』
・01~10……無能『軽蔑に値する』
・11~20……失念『所詮は他人』
・21~40……平常『現状維持』
・41~50……有用『便利な知り合い』
・51~70……友情『気が合う同僚』
・81~90……好意『親密な間柄』
・91~99……有能『最も頼れる強敵(とも)』


●安価
↓2

232: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/11(火) 21:11:36.97 ID:EjQ/xQSvo
そらっ

238: ◆IChdy0b67U 2015/08/11(火) 21:22:15.34 ID:Ryk0Zg5O0

晶葉「今回の実力採点の企画者だし、張り切っていたのだろう」

晶葉「その頑張りを素直に認めてやろうじゃないか。うむ」

晶葉「特に目立った悪い点も見当たらなかったしな」

晶葉「幸子とは『最も頼れる強敵(とも)』として、これからも順調にコミュニケーションに励んで欲しい物だ」

晶葉「…よし、と…」

晶葉「さあて、では最後の5カメに移ろうか」

晶葉「最後の……、5カメは…、ええと…」カチカチ

晶葉「どこにカメラを設置したんだっけかな。どれどれ…?」



●安価
最後の相談担当者
↓2

240: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/11(火) 21:23:54.28 ID:6Ap/cokW0
ウダ

241: ◆IChdy0b67U 2015/08/11(火) 21:30:08.54 ID:Ryk0Zg5O0

・・・
・・・・・
======
~~2時間前~~
(厨房)


ユダ「下らん…」

ユダ「何が面談だ。内情調査にしても、手間が掛からんやり方があるだろうに…」

ユダ「というか…」

ユダ「何故俺の担当場所が厨房なのだッ!」ガシャン!

ユダ「クソっ…! レイやシンよりはスペース的にはまだマシだが、納得いかん!」

ユダ「こんな座興に付き合う暇は無いが…」

ユダ「まあ、面談の体裁は『個々に任せる』との事であらば、了承は確実にしなかっただろう」

ユダ「くくく…! さて、俺の『応募』に応えるのは誰だ…?」


ガチャ!

ユダ「……」




●安価
来訪者
↓2

243: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/11(火) 21:31:11.08 ID:Wk4qp6ITO
文香とナナさん

246: ◆IChdy0b67U 2015/08/11(火) 21:41:50.52 ID:Ryk0Zg5O0

菜々「おはようございまーす♪」

文香「おはようございます」

ユダ「ほう…」

ユダ「まさか二人も興味を示すとは…」

菜々「今回は悩み相談と言う事で、私をスカウトしてくれたユダさんを頼りました!」

文香「私は、その……」

文香「割と交友があるので…。一応…」

ユダ「ふむ…」

ユダ「では、審査に移るか」

文香「……?」

菜々「審査?」

ユダ「うん? 貴様ら、六聖拳全員から触れこみがあり、その内容を吟味してわざわざ俺の所にきたのであろう?」

ユダ「しっかりと詳細は明記したぞ」

菜々「(ふ、文香ちゃん? 見ましたか?)」ヒソヒソ

文香「(いいえ…。特には…)」ヒソヒソ

ユダ「これだけ人員も揃って来たのだ。そろそろ…」

ユダ「新しいユダガールズの募集を掛けても良い時期だと判断した」

文香&菜々「!?」



●安価
安部菜々の行動・発言

1.「聞いてないですよ!」とツッコむ
2.「それは知っていますが、先に相談を!」と諭す
3.「ハイっ! よろしくお願いします!」と乗り気
4.その他(内容自由)
↓2

248: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/11(火) 21:43:03.48 ID:4+qy0SYlo
1

252: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 00:27:37.98 ID:f2ddUAC70

菜々「き、聞いていないですよっ!」

ユダ「しかし俺は明記したぞ。嫌なら他をあたれ」

菜々「(ぐっ…)」

菜々「な、ナナ達の相談はどうなるんですか?」

ユダ「選考が済んだら、話くらいは聞いてやらんでも無いが…」ニヤリ

文香「……」

菜々「(ふ、文香ちゃん…、どうします?)」ヒソヒソ

文香「(テコでも動かなそうですね。困りました…)」ヒソヒソ




●安価
2人の行動

1.別の所へ行く
2.仕方ないので選考を受ける
3.なんとか説得を試みる(内容明記)
4.その他(内容自由)
↓1

253: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/12(水) 00:28:20.40 ID:Lt2Fp2eW0
1

254: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 00:35:17.68 ID:f2ddUAC70

菜々「(選考とやらは、とてつもなく嫌な感じがしますし…)」ヒソヒソ

文香「(そ、そうですね…)」ヒソヒソ

菜々「(……)」

文香「(………)」

ユダ「くく…、どうした?」

菜々「…今日は…、運がなかったと諦めます」

ユダ「ん?」

文香「はい。では、またの機会に」

ユダ「そうか。ではな」

ユダ「他の奴らに、精々悩みとやらを聞いて貰え」

菜々「はい。失礼しました」

文香「選考、頑張って下さい」

ユダ「ふふふ…、言われるまでも無い」



ガチャ

バタン


・・・・・
・・・


256: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 00:43:30.36 ID:f2ddUAC70


・・・
・・・・・
======
~~現在時刻~~
(池袋晶葉の実験ラボ)


晶葉「」

晶葉「う……、嘘だろうッ!? まさか、こんな幕切れの筈があるまい?」

晶葉「こ、これでは評価はアレ一択…、というより、評価以前の問題じゃないか!!」

晶葉「!」

晶葉「い、いや…、待て…」カチカチ

晶葉「何を焦ってるんだ、私は……」

晶葉「無人偵察機の行方をこのまま追えば良い。アレには、赤外線誘導機能が備わっているじゃあないか…」

晶葉「どれどれ……」カチカチ




●安価
偵察機の行方

1.動作不良で、厨房に留まっている
2.居酒屋に
3.医務室に
4.売店に
5.ファミレスに
6.動作不良で、映像が途絶えている
↓2

258: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/12(水) 00:45:23.58 ID:Luo4WwliO
3

259: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 00:51:00.21 ID:f2ddUAC70

晶葉「ふむ…」

晶葉「二人はどうやら、医務室……シンの元へ向かっているようだ」

晶葉「ユダの厨房はどうなっているか、もう分からんな。これは………致し方あるまい」

晶葉「……恨むなよ、ユダ…」カキカキ

晶葉「……」カキカキ

晶葉「……」

晶葉「さて、二人の動向だ」

晶葉「しかし、これはどうだ…? このまま行けば…」


・・・・・
・・・



●安価

1.「時間が早い…。前相談希望者と接触するな…」
2.「微妙な頃合いだな。何が起こるか分からんぞ…」
↓1

260: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/12(水) 00:51:26.12 ID:7jt15CcMo
2

262: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 00:58:19.46 ID:f2ddUAC70


・・・
・・・・・
======
~~1時間前~~
(医務室前)


菜々「ふぅ…」

菜々「少し早めのお昼ご飯でしたが、時間潰しには丁度良かったですね♪」

文香「はい。シンさんの元には、確か高森藍子さんが行っていると聞きましたから…」

菜々「これで、彼女と予定被る事も無くなりましたし、大丈夫でしょう!」

文香「はい」

菜々「…」

菜々「次は、何事も無ければ良いですね…」

文香「(切に願います…)」

菜々「……」


コンコン


菜々「失礼しまーすっ!」





●医務室内で起こっていた事
(>>259の安価により、高森藍子は関わりません)

↓2

264: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/12(水) 01:01:54.82 ID:YJYeSEhG0
ケンシロウに断られて落ち込んでるシン

267: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 01:16:07.65 ID:f2ddUAC70

ガチャ


菜々「…?」

文香「……」



シン「……」ゴロン

シン「……なんだぁ……、きさまらぁ……」

菜々「(ね、寝てる!?)」

文香「(しかも、凄いテンション低い…)」

シン「……」

菜々「あ、あのう…。ナナ達、今日の面談に来たんですが…」

シン「……ああ。それか…」

シン「…………」

シン「…………」

シン「………ケンシロぅ……」ゴロン

シン「もぅむり……ケンシロぅ…、かてなぃ……」

菜々「……!」

シン「せつなぃ……っ…」グスッ

菜々「(こ……、これは……!)」

文香「(大体察しがつきますね…)」

菜々「(何でどこもかしこもマトモじゃないんですかッ!)」

文香「……」




●安価
2人の行動

1.別の所へ行く
2.仕方ないからここで相談を受けて貰う
3.とりあえず慰める(相談開始)
4.その他(内容自由)
↓2

269: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/12(水) 01:17:18.56 ID:CZmneOljO
2

271: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 01:24:29.25 ID:f2ddUAC70

菜々「(一先ず…、入りましょうか…)」ヒソヒソ

文香「(そうですね…。これ以上の移動はキリが無い予感がします)」ヒソヒソ

シン「……」

菜々「……」スッ

文香「……」カタッ

シン「………」

菜々「……」

文香「……」

シン「………」

菜々「……」

文香「……」

シン「………」スッ

菜々「!」

文香「…!」

シン「…」スタスタ

シン「…」ドサッ

シン「……」

菜々「(こっちに来て座った…)」

シン「……で?」

シン「相談って……何?」

菜々「(む、無造作に始まった…。でも、こんなテンションでも相談を受け持つ気はあるんですね……)」

文香「(偉い……)」




●安価
1.話す人物
2.相談内容
↓1.2.

272: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/12(水) 01:25:31.00 ID:KY89Z6UPO
なな

273: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/12(水) 01:26:12.89 ID:5t//G/WZ0
悩みというか....元346仲間として気になっているんですが大事な後輩のこと答えてもらいますよ
藍子ちゃんはシンさんに、桃華ちゃんはレイさんにとそれぞれ明らかに自分の担当PにLOVEの意味で好意を持っていますよね。
特にシンさんの場合藍子ちゃんをどう対応するか考えているんですか、

275: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 01:35:22.05 ID:f2ddUAC70

菜々「じゃあ、ナナから良いですか?」

シン「ああ…」

菜々「(とりあえず、一番気になる事を…)」

菜々「悩みというか……、元346仲間として気になっているんですが、大事な後輩のこと答えてもらいますよ」

シン「(後輩…)」

文香「(後輩……??)」

菜々「藍子ちゃんはシンさんに、桃華ちゃんはレイさんにと、それぞれ明らかに自分の担当PにLOVEの意味で好意を持っていますよね?」

文香「…」

シン「……」

菜々「特に、シンさんの場合藍子ちゃんをどう対応するか考えているんですか?」

シン「……」

シン「………」

シン「(担当P……?)」



●安価
高森藍子の現担当P

1.サウザー
2.レイ
3.シュウ
4.シン
5.ユダ
6.南斗最後の将
7.ヒューイ
8.シュレン
9.フドウ
10.ジュウザ
11.リハク
12.アイン
13.その他(内容自由)
↓2

277: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/12(水) 01:36:17.40 ID:kb7C1bLLO
4

280: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 01:51:02.99 ID:f2ddUAC70

シン「現担当…、まあ俺か?」

シン「で…、俺になに?」

菜々「で、ですから…!」

菜々「藍子ちゃんに向けられている、異性としての好意に向き合う心構えや対応を、今日はお聞きしたくて…」

文香「(……)」ドキドキ

シン「へえ…、そう言えば…」

菜々「?」

シン「先程、高森藍子もそんな事を言っていたが…」

菜々&文香「!?」

菜々「う、うそっ!!」

文香「ど、どう返事したんですか!?」ガタッ

菜々「というか、自覚あるんですかッ!?」バンッ!

シン「自覚も何も、好意って、つまる所、アレであろう?」

菜々「……?」



●安価
シンの解釈
1.高森藍子は、自分に気を向けさせることで、シンとケンシロウとの関係を引き裂こうとしている非常な悪辣な人間である。
2.『異性としての好意』…、それ即ち、南斗DE5MENとしての『シン』のファンと言う事を暗に意味している。
3.この年代は思春期であり、『好き』とは実に多様性を孕んだ意味合いと解釈出来る。つまり一概に限定の意味合いを持たない。
4.『異性としての好意』…、それ即ち、『シン』が女性かもしれないという秘めたる可能性を内包した唯一無二の存在と自覚する。
5.『LOVE』…、裏返せばエボル(EVOL)、つまり高森藍子は「プレイヤー」と呼ばれる人造生物の可能性がある。彼女自身、深い闇を抱えているに違いない
6.『異性としての好意』…、それ即ち、何かとしては嫌いという事である。嫌いな部分や人間的にダメな部分を暗に提示し矯正しようとする意味合いである。
7.その好意は、彼女が脳内で繰り広げる妄想の一種、或いは舞台か撮影の演技の練習の一環である筈だ。
↓2

282: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/12(水) 01:53:30.71 ID:anyaJ9ss0
3

287: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 02:05:04.12 ID:f2ddUAC70

シン「思春期の好意など、流行病のようなものだ。むしろ一義的に捉えるだけ、単なる徒労に終わろう」

シン「俺に対する好意…、即ち感謝、友情、憧憬、畏怖!」

シン「想定しうるにこの域を出ない。ふふふ…!」

菜々「……」

文香「……」

菜々「(この人…、鈍いのか鋭いのか、全然分からない…)」

文香「(キスまでしたのに…、なんという朴念仁…)」

シン「対応だったな? 特に何も構える気はあるまい」

菜々「……」

シン「相談は以上か? では、鷺沢文香の方に移るぞ?」

菜々「(ど、どうしよう…)」



●安価
安部菜々の発言・行動
1.これ以上聞いても無駄かもしれない。文香に譲る
2.少し別の質問をしてみる(内容明記)
3.その他(内容自由)
↓2

289: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/12(水) 02:07:21.25 ID:GbAXRtRI0
3 い、いい加減にしてください!! どうして肝心なところでそんなににぶいんですか、好きでもない人にキスするわけないでしょ
  あなたが隠してるつもりで周りからはバレバレなあなたのケンシロウさんへの愛情と同じ感情を藍子ちゃんもあなたに抱いているんです。
  どうするにせよせめて気持ちにぐらい気づいて認めてあげてください

293: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 02:18:42.57 ID:f2ddUAC70

菜々「い、いい加減にしてください!!」バンッ!

シン「!」

文香「っ!」ビクッ

菜々「どうして肝心なところでそんなに鈍いんですか、好きでもない人にキスするわけないでしょ?」

菜々「貴方が隠してるつもりで周りからはバレバレな貴方のケンシロウさんへの愛情と同じ感情を藍子ちゃんもあなたに抱いているんですっ!」

菜々「どうするにせよ、せめて気持ちにぐらい気づいて認めてあげてくださいッ!」

シン「…」

シン「(えっ…、これ怒られてるの? 俺…?)」

文香「……」

295: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 02:23:11.58 ID:f2ddUAC70

シン「ま、まず、そうだな…」

シン「2つ程、言わせて貰おう…」

シン「1つは……、俺はケ、ケンシロウに愛情など、い、抱いていない…!」

シン「故に、その問いは意味を無さん」

菜々「」

文香「(い…、意味が分からない…)」

シン「2つめは…」

シン「確かに、以前の合同イベントで、高森藍子と接吻のような衝突を交わしたが…」

文香「(あ、アレそうだったんですか……)」

菜々「(確かに…、かなり勢い付いてましたからね…)」

シン「それは役の一環だ。それに、キスなど所詮は挨拶の形式であろう?」

菜々「!!」

文香「(こ、こう思っている相手だと、考えを崩すのは容易では無いですね。菜々さん……)」

シン「お望みとあらば、今すぐにでも交わしてやろうか?」

菜々「!」

菜々「そ、それは藍子ちゃんにですか?」

文香「それは、やめてあげて下さい…。これ以上誤解させても、彼女が傷付くだけです…」

シン「安部菜々よ、貴様にだ!」

菜々「!?」

文香「!!!!」



●安価
安部菜々の行動

1.断固拒否する
2.逃げる
3.シンの考えを矯正する
4.「それは鎌をかけてますね?」と言う
↓2

297: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/12(水) 02:24:15.51 ID:Ypl3uFN+0

298: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 02:33:56.33 ID:f2ddUAC70

菜々「なっ…!!」ガタッ

菜々「ちょ、ちょっと…! 流石にそれはダメです! 節度がなさ過ぎます!」

菜々「きき、き、キスとは本来っ! 結婚を誓い合う恋人同士が互いの永劫の愛を確認するための、し、神聖で侵し難いぎ、儀式であって!」

菜々「最近はドラマでもキスばっかりで、フシダラ千万です! はしたないっ!」

菜々「か、軽々しく用いて良い代物ではっ…!」

シン「(ぎ、儀式…?)」

文香「(何だろう…、この必死感…)」

シン「ふふふ…、冗談だ、冗談」

菜々「!!」

シン「幾ら俺とて、貴様とこんな場でそんな行為に至る程愚かでは無いし、無遠慮でも無い」

シン「この不毛のやり取りを片付けようと、強引な物振りをしただけだ」

菜々「……」

文香「……」

シン「さて、好意だのケンシロウだの、そろそろ充分であろう。他者のソレに口を出すのは野暮という物だ」

菜々「(ぐっ…!)」

文香「……」

シン「鷺沢文香よ。貴様の相談に移ろうではないか」




●安価
鷺沢文香の相談内容
↓2

300: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/12(水) 02:37:16.02 ID:Z1zxDT7KO
失礼ですが私もななさんと同じで藍子さんの気持ちについてどうするか聞きたいです

311: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 19:31:41.59 ID:EOTY8F+l0

文香「失礼ですが…」

文香「私も菜々さんと同じで、藍子さんの気持ちについてどうするのか聞きたいです」

シン「……」

シン「フン……、何かと思えば…」

シン「いい加減にしろ。俺を幻滅させるな、貴様ら…」

文香「!」

菜々「!」

文香「どういう……意味でしょうか…?」

312: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 19:35:15.06 ID:EOTY8F+l0

シン「貴様らは一体何者なのだ? 高森藍子の代弁者か何かか?」

シン「藍子本人が口添えか何か利かせて、貴様らは今日の相談に臨んだのか?」

文香「そ、それは…」

シン「我ながら今日は、実に無意味な時間を過ごしたものだ…」ハァ

シン「……」

シン「仮にだ。鷺沢文香よ…」

文香「…?」

シン「俺と高森藍子の信頼関係のうえの、俺の意志をだ…」

シン「聞いてどうするというのだ? 聞いたから高森藍子は救われるのか? 聞いたから貴様らに得になると言うのか?」

シン「もし、それが単なる興味本位と言うならば……」

シン「貴様らの人間性…、些か失望したぞ」

文香「……!」



●安価
鷺沢文香の発言・行動
1.黙って様子を伺う
2.嘘でも言い訳を考える
3.その他(内容自由)
↓1

313: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/12(水) 19:36:37.86 ID:cN69/AXC0
3 シンの本心を聞く

318: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 19:51:56.55 ID:EOTY8F+l0

文香「では…」

文香「貴方の本心をお聞かせ願えますか?」

シン「……」

菜々「……」

シン「………」

シン「い、今の俺の話、聞いてた…?」

文香「……はい」

シン「ほ、本当に?」

文香「…………はい」

シン「」

菜々「(す、凄い度胸ですね)」

シン「いや、もう…、なら、誰でも分かるように、逆に聞いちゃうけど…」

シン「何で聞くの?」



●安価
質問した理由

1.興味本位以外の何物でもありません。他者のドロドロした関係を被害の及ばぬ所で悠々と観閲し優越感に浸る事こそ、私の生き甲斐だからです。
2.高森藍子さんが心配だからです。同じ事務所の仲間同士、少しでも状況を把握し改善に努めようとする事の何がいけないのでしょう?
3.現在私が熟読している官能小説の一片に、これと似た様な状況・展開があり、より登場人物の心情理解のために参考にと思ったのです。
4.以前、御伽公演で交友があったケンシロウさんと私との関係発展の障害になり得る、貴方の状況と心境を調査するためです。ふふっ…。
5.その他(内容自由)
↓2

320: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/12(水) 19:53:01.63 ID:xfoK8Zmt0
2

322: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 19:57:41.33 ID:EOTY8F+l0

文香「高森藍子さんが心配だからです」

シン「ほう?」

文香「同じ事務所の仲間同士、少しでも状況を把握し改善に努めようとする事の何がいけないのでしょう?」

シン「……」

シン「もう一度言う。もう一度だけ言うからな」

シン「他者の関係を詮索するのは、野暮以外の何物でも無い」

シン「俺から説教を垂れんでも、貴様ら程の年齢ならば分別が付くだろうに…」

菜々「で、ですから…、私も同じく、一応は彼女の事が心配で…!」

シン「心配してくれと、奴が頼んだのか? 周囲が気を揉むほど、奴が憔悴でもしていたのか?」

菜々「うっ……!」

文香「………」

シン「奇しくも藍子の勧誘に臨んだ俺から言わせれば、奴はそこまで弱い人間では無いと認識している」

シン「簡潔に言おう。俺から見ても高森藍子の立場にしても、今の貴様らは『お節介』に過ぎんのだ」

シン「放っておけ。二度は言わんぞ」

325: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 20:07:23.97 ID:EOTY8F+l0

文香「……」

菜々「……」

シン「…何か反論があるか?」

文香「…」

文香「…いえ、返す言葉もありません」

菜々「……ナナ達が、少し間違っていました」

菜々「…恥ずかしいです。この年にもなって…、改めて他人から諭されるなんて…」

シン「…」

シン「信頼形成というのは、第三者から意図してもたらされても……、いや……」

シン「信頼に限らず、結果がある全ての事象において、真の充足やカタルシスは、自らの力でこそ勝ち取らねば意味がない」

シン「まあ…」

シン「高森藍子が、更なる俺との信頼関係を望むと貴様らに一助願ったというのならば、今までの話は別だったがな…」

菜々「(特には、彼女から何も聞いてませんし…)」

文香「(………)」

326: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 20:15:14.96 ID:EOTY8F+l0

シン「ふふふ…、しかしだ…!」

菜々「…?」

シン「高森藍子といい貴様ら2人といい…」

シン「俺をここまで頼るとは、俺のプロデューサーとしての地位も中々捨てた物じゃあないな!」

シン「良い傾向だ…。これを機に、サウザーに対抗する勢力を密かに形成し、内部実権を握ると言うのも悪く無い!」

菜々「ま、まあ…、ナナ達は平穏無事に毎日が過ごせれば良いので…」

文香「……」

シン「しかし、何だ…」

シン「揃いも揃って高森藍子高森藍子と、貴様ら本当に、他に何も無いのか?」

シン「何の相談か、全く意図が掴めんで結局は終わってしまったな」

シン「拍子抜けだ…。もう恐らくここに訪れる者もおらんだろう。そろそろ店仕舞いだな」

文香「(ううん…)」

文香「(最後に、何か尋ねておく事……? 相談か何か……)」




●安価
鷺沢文香の行動・発言
↓2

328: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/12(水) 20:18:26.00 ID:cN69/AXC0
ユダガールズの応募について何か知っているか聞く

331: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 20:42:45.51 ID:EOTY8F+l0

文香「あの…、では最後に…」

シン「ん?」

文香「今日の相談で、ユダさんの担当場所の厨房で行われる『ユダガールズ』の応募について、何かご存知ですか?」

シン「…ああ、あの女達の……募集?」

菜々「そもそも、ユダガールズって、一体何の集団ですか?」

シン「そうだな…、奴の家に何度か出入りした文香なら、一度は遭遇したかもしれんが…」

文香「……?」

文香「(………)」

文香「……!!」



・・・
・・・・・
~~~~~
======
(某日 ユダ邸)


文香『……』

文香『(気が付いたら半日も彼の書庫で過ごしてしまいました…)』

文香『(皆さん、もう帰ってしまったでしょうか…)』

文香『……』

文香『……?』

文香『(リビングから、集団の声が…)』

文香『……』チラッ

333: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 20:44:37.02 ID:EOTY8F+l0

ユダ『俺はこの世で誰よりも強く…、せーのっ……?』

UDG(ユダガールズ)『「そして、美しい!!」』

ユダ『オーケーオーケー…』パンパン

ユダ『じゃあ次は、新入りも含めてもう一度だ』

ユダ『……』

ユダ『俺はこの世で誰よりも強く………??』

イヴ『「そ、そして~…」』

UDG『「美しい!!」』

ユダ『うむ』

ユダ『新入りも、幾分かモノにはなってきたな…』

ユダ『では今日は遅いし、そろそろ切り上げるか』

ユダ『バイト代は祝日跨ぐし、週末に振り込むから。明細は次週確認しておけ』

UDG『……』

イヴ『幾ら貰えるんでしょうか? 楽しみです~♪』








文香『』


======
~~~~~
・・・・・
・・・



文香「……」

文香「(ああ…)」

文香「(あの謎のコーラス集団が、ユダガールズ…)」

336: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 20:51:28.84 ID:EOTY8F+l0

文香「……」

シン「いや…」

シン「まあ……、貴様らには縁のない話だ。あれは見ているだけで、それはそれは哀れな気分で心が満たされる」

菜々「逆に気になっちゃいますよッ! ソレ!」

シン「今回のこの面談は、各担当ごとに趣旨や体裁は任されていたからな」

シン「それに乗じて応募なんて、下らん事も考えるモノだ…」ハァ

シン「奴の担当の場所に行けば、誰かが審査とやらを受けているのではないか?」

文香「そ、そんなまさか…」

シン「…酔狂な人間が、このプロダクションに居ればの話だがな…」

菜々「い、一体何なんでしょう…、ユダガールズ……」


・・・・・
・・・


340: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 21:16:32.79 ID:EOTY8F+l0


・・・
・・・・・
======
~~現在時刻~~
(池袋晶葉の実験ラボ)


晶葉「ううん……」

晶葉「シンの所は、結局何一つ悩み相談はしなかったな…」

晶葉「恋の悩み? いや、シン本人が好意を認識しているのかすら怪しいぞ」

晶葉「『殉星は愛に殉ずる宿星』…、しかし、『一途で不器用』とは、まさにその通りだな」

晶葉「…」

晶葉「しかし、あの二人もまだまだ甘いな!」

晶葉「そういう案件は、シン本人ではなく、他の六聖拳の面々に伺った方が、余程面白い話が聞けただろうに」

晶葉「よく記憶消去がどうだの囁かれているが、実際はどうなるのかは疑問だが…」

晶葉「そういうのは、こっそり見守って、こっそりと想像を繰り広げるのが一番楽しいものだ」

晶葉「うん。まあ……、シンの言っている事は概ね正しいが…」

晶葉「ちょっと彼も、もう少し砕けて協調しても良かっただろうに」

晶葉「何と言うか、本当に不器用だな。シンは…」

341: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 21:25:09.90 ID:EOTY8F+l0

晶葉「さて、と…」

晶葉「ユダの採点が既に終了した今、シンの採点でも改めてしてやるか」

晶葉「そうだな…、加点はどうしようか…」

晶葉「……」

晶葉「彼の言っている事は理解出来る! 両者の関係に首を突っ込んで、野暮な詮索や行動を迫るのは、確かに無粋だ! が……ッ!!」

晶葉「乙女心を分かっていないという、鈍感な点は頂けん! 同じ女子として、そこは看過出来んぞ、シン!」

晶葉「特別加点は一切ない! 反省しろっ!」カキカキ





【安部菜々・鷺沢文香との信頼・コミュニケーション】

『★ボーナスポイント★』
無し

・00……世紀末『恐怖と不審のみ』
・01~10……無能『軽蔑に値する』
・11~20……失念『所詮は他人』
・21~40……平常『現状維持』
・41~50……有用『便利な知り合い』
・51~70……友情『気が合う同僚』
・81~90……好意『親密な間柄』
・91~99……有能『最も頼れる強敵(とも)』


●安価
1.安部菜々
2.鷺沢文香
↓1.2

342: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/12(水) 21:25:18.05 ID:7dmsGFql0
ほらよ

343: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/12(水) 21:25:27.11 ID:4FSznS+QO

347: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 21:32:45.71 ID:EOTY8F+l0

晶葉「当然の評価だ!」

晶葉「安部菜々に対しては『5』点! 『軽蔑に値する』!」

晶葉「鷺沢文香に対しては『11』点! 『所詮は他人』!」

晶葉「これで高かったら、寧ろ二人の人間性を疑ってしまう所だったぞ!」

晶葉「正論を振りかざせば良いというものではない。もうちょっと、彼もケンシロウとやら以外に目を向ける事は出来んものかな…」

晶葉「まったく…!」

晶葉「……」

晶葉「さて、これで全員の評価・採点が終わったな」

晶葉「よっと」スタッ

晶葉「しかし、橘君…、遅いな…」

晶葉「何処に行ったんだったかな…?」

晶葉「確か、レイの評価が終わった後に、食料を持ってくると言って出て行ったきり……………」

晶葉「……」

晶葉「………」

晶葉「(あっ…)」


・・・・・
・・・


348: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 21:41:36.38 ID:EOTY8F+l0


・・・
・・・・・
======
(厨房前)


晶葉「……」コソコソ

晶葉「(除き窓から確認してみるか……)」スッ

晶葉「……」







ユダ「恥ずかしがらず、腹の底から声を出すんだッ!」

ユダ「泣いても一切譲歩はせんぞ! さあ、もう一度ッ!」パンパン!

ユダ「俺はこの世で誰よりも強く……?」

ありす「うっ………」グスッ

ありす「そ、そして…、う、うつくしいぃっ~…」フラフラ

ユダ「ダメだ! そんなか細い声では俺の威厳が全く表現出来ん!」

ありす「ぅっ……」グスン

ありす「な、何故…、私が…っ……」

ありす「こ、ここには、食事を取りに来ただけなのにっ………」

ユダ「俺はこの世で誰よりも強く……、せーのっ…?」









晶葉「……」

晶葉「(よし、Rinを連れて来よう…)」スッ

晶葉「(勿論、臨戦モードでだな…。流石に見逃せん…)」


・・・・・
・・・


351: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 21:50:45.58 ID:EOTY8F+l0

・・・
・・・・・
======
~~6時間後~~
(7610プロダクション 会議室)


サウザー「フフフ…!」ニヤニヤ

晶葉「結果発表だ」

晶葉「今日の一件は、実は君達のプロデューサーとしての資質を再確認すべく…」

晶葉「アイドル達との相談を通じて、的確にコミュニケーションが為せるかどうか…」

晶葉「私と橘君が密かに観察させて頂き、客観的な視点と判断で、行動を採点をさせて貰った」

シュウ「……」

レイ「……シュウ…、お前酒臭いぞ?」

シン「…か、監視されていただと…っ?」

サウザー「…ウダは?」

晶葉「彼は昼過ぎに、近くの病院に緊急搬送された」

晶葉「どうやら、聖帝十字稜の頂上から錐揉み回転して階段を転げ落ちたらしい」

サウザー「ふぅん…。馬鹿だな」

晶葉「……」

352: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 22:02:23.96 ID:EOTY8F+l0

Rin「なお、今回の評価はあくまで目安ですので、これに満足せずに今後も邁進して下さいね♪」

レイ「…何故……、彼女の…、Rinの手は血に染まっているのだ?」

晶葉「Rinの血化粧はイチゴ味だ。特に気にしないでくれたまえ」

レイ「う、うん…」

晶葉「評価は十段階ある。上は有能、下は世紀末」

晶葉「では、社長から読みあげて頂こう。これが結果だ」ピラッ

サウザー「うむ…」スッ

サウザー「……ほう?」

シュウ「…」

レイ「…」

シン「…」

サウザー「で、では…! 最高評価から順には発表して行こうか!」

サウザー「今回、5人の中で最も有能と評価された人間は…ッ!!」

354: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 22:20:05.17 ID:EOTY8F+l0

サウザー「……」

サウザー「……っ!」

サウザー「シュウ様!」ビシッ

シュウ「!」

シュウ「私か?」

サウザー「嘘ですぅ!!」ブフゥ

シュウ「…」イラッ

サウザー「最高得点獲得者は、この俺!!」

サウザー「聖帝サウザーだッッ!!」バッ

サウザー「有言実行ッ! 得点『97』ッ!! 超有能でございまーすッ!」

晶葉「社長! おめでとう!」パチパチ

Rin「流石は社長っ! 輿水幸子様に対する相談に対し、親身で温かく寄り添い、軽妙で快刀乱麻の御指摘は、正に有能の一言ですっ♪」パチパチ!

サウザー「フハハハハハッ!」

サウザー「『有能』だって…、俺ッ!」プルプル

サウザー「『有能』って、こんなに良い響きなんだ…!」

シュウ「…」

レイ「…」

シン「…」

サウザー「ま、まあ…、当然ですけど? というか…」

サウザー「君達全員、俺より下だからね? その事実を充分に噛みしめて、これからは俺に物を言ってね?」プッ

シン「おい博士! 買収されたな!?」ガタッ!

レイ「コイツが有能とか、何をしたらそんな評価になるんだッ!!」バン!

シュウ「有り得ない…」

サウザー「ところがどっこい! これが現実です!」

サウザー「フハハハハ! 半年はこの結果を引っ張るからな!」

サウザー「取り敢えず今後は、『聖帝サウザー(有能)』とでも名乗ろうか…!」




【サウザー】
得点:97
評価:有能
相談者:輿水幸子
総評:
とりあえずミスは無く、有能っぽかったから。よく頑張りました◎

355: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 22:29:05.12 ID:EOTY8F+l0

サウザー「さあて…」

サウザー「解散する?」フー

シュウ「残りも発表しろッ!」バン!」

レイ「貴様だけ満足して帰るとか、勝手にも程があるだろう!」

シン「ここまで付き合ってやったんだ! 最後まで教えろ!」

サウザー「えー…?」

サウザー「じゃあ次に高かったのは…」

シュウ「…!」

レイ「……っ」ゴクリ

シン「……」ドキドキ

サウザー「シンです」

シン「ッッだあっっしゃああああッ!!」ガタン!

シュウ「う……」

レイ「嘘だ…!」

シン「はははははッ! どうだシュウ、レイッ!」

シン「貴様ら普段から上から物を言いおって! 今日からはもうデカイ顔をさせんぞ!!」

シュウ「嘘だろう? 博士…。コイツが2位?」

レイ「ど、どんなトリックを使えば、このホ が相談などマトモに出来るのだ…?」

晶葉「……まあ、最後まで発表は聞く事だな」





【シン】
得点:88
評価:好意
相談者:高森藍子
総評:運です。あと相性。

356: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 22:38:00.68 ID:EOTY8F+l0

サウザー「次に高かったのは…」

サウザー「レイ君。おめでとう」

レイ「さ、3位か…。まあ良いだろう」

シュウ「………」

レイ「ん? 待て…」

レイ「俺は二人受け持ったが、この結果はどうなんだ?」

シン「!」

レイ「二人の平均…、いや、合計か?」

晶葉「ちゃんと一人ずつ採点したからな。まあ、だから最後まで聞く事だ」

シン「……」



【レイ】
得点:60
評価:友情
相談者:櫻井桃華
総評:思わせぶりって最低だと思います。

357: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 22:45:06.13 ID:EOTY8F+l0

サウザー「次は4位、シュウ様」

シュウ「わ、私がシンとレイに劣るだと…!?」

シン「耄碌するにはまだ早いのではないか? シュウ」

レイ「子持ちだからと言って、コミュニケーションが達者とは限らんのだな」

シュウ「こ、この…!」

サウザー「ていうか…、シュウ様さあ…」

サウザー「何で酒臭いの?」

シュウ「!!」

シュウ「そ、それは……」

シュウ「……相談者と酒を飲んできたからだ」

レイ「……」

シン「原因はそれだろ」

晶葉「(あのあと、ずっとキャッツ談議に付き合わされていたな…)」




【シュウ様】
得点:59
評価:友情
相談者:姫川友紀
総評:悩みをぶちまけるには、酒の力が必要な時もあります。けど、ほどほどに

358: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 22:53:04.14 ID:EOTY8F+l0

サウザー「さて…」

サウザー「第5位だが…」

シュウ「私には関係無いな」

レイ「俺か?」

シュウ「ユダかも知れんぞ」

シン「いや、俺かも知れんな」

レイ「?」

レイ「お前も2人受け持ったのか?」

シン「いや…、計3人だ」

シュウ「何故、お前の所に人が寄るのだ…」

レイ「(少し悔しい…)」

サウザー「第5位はレイだ」

サウザー「過ぎたるは猶及ばざるが如し。貴様程度の力量で複数の相談を受け持とうと言うのがおこがましいのだ!」

レイ「そ、相談内容は似た様なものだったのだがな…」

シン「(あれ…、俺まだ2人残っているのに、低くないか?)」




【レイ】
得点23
評価:平常
相談者:岡崎泰葉
総評:もう少し彼女と仲良くなりましょう

359: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 23:07:25.23 ID:EOTY8F+l0

サウザー「第6位、第7位はシン、貴様だ」

シン「なっ!?」

シン「よりによって、同時に受け持った二人とも低評価なのか!?」

レイ「何があったのだ?」

シン「いや…、何って…」

シン「高森藍子との関係をしつこく聞かれただけだが…」

シュウ「!!」

サウザー「何と応じたのだ? その二人には…?」

晶葉「あー…オホン」

晶葉「安部菜々には、高森藍子の好意に関して、『一過性の病であり、好意とは色々な意味を孕む。想定するに、信頼の様な物』と眼中にない素振で…」

晶葉「鷺沢文香には、更にシン自身の心中に関し、『他者との関係の詮索は無粋で野暮だ』と一蹴していたな」

シン「概ね、博士の言う通りだな」

シュウ「……」

レイ「……」

サウザー「……」

360: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 23:19:34.24 ID:EOTY8F+l0

サウザー「安部菜々からは『無能』と評され、鷺沢文香からは『失念』されたようだ」

シュウ「うむ。正しい評価だ」

レイ「今回の採点は、あながち間違っていなかったというワケか……。悔しいが認めよう」

晶葉「ちなみに、会話を強引に終わらせるために、安部菜々にキスまで迫ったぞ」

シン「!?」

サウザー「うわぁ…」

レイ「男の風上にも置けん、単なる最低野郎だな」

シュウ「無能というか、畜生じゃないか…」

シン「お、俺が無能だとッ!? な、何故そうなるのだ!!」バン!

シン「第一、二人とも自身の相談ではなく、単なる与太話に興じに来ただけであろう!?」

シン「それなのに、何故俺の能力について酷評されねばならんのだ!!」

晶葉「他愛も無い会話も軽視したらダメだぞ、シン?」

Rin「シンさん不潔ですっ! 近寄らないで下さいっ…!」

シン「ぐっ…! な、何故だ……?!」

シュウ「本当に高森藍子からシンの記憶を消去したほうが良いんじゃないか? 色々と悲惨過ぎて目も当てられん…」

サウザー「うん…。今度、ケンシロウかトキ辺りに頼んでみよう」

レイ「いや…、いっそシンの記憶を吹っ飛ばせばいいんじゃないのか? 岩か何かで…」



【シン】
得点:11
評価:失念
相談者:鷺沢文香
総評:ひょっとしたら、乙女トークをしたかっただけなのではなかろうか、彼女


【シン】
得点:5
評価:無能
相談者:安部菜々
総評:今後一切、女性と関わらない方が良いかもしれない

361: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 23:26:02.40 ID:EOTY8F+l0

サウザー「さて…」

レイ「まだあるのか?」

シン「俺の担当はもう居ないぞ」

シュウ「……」

サウザー「最後の一人を発表します」

レイ「!」

シン「!」

シュウ「……」

サウザー「第8位…」

サウザー「ウダ君」

サウザー「得点は『0』、評価は『世紀末』でございます」

レイ「せ、世紀末…!」

シュウ「何をやらかしたんだ、アイツは…」

晶葉「……」




【ウダ】
得点:0
評価:世紀末
相談者:-
総評:
無能オブ無能。そのうえ、橘ありすを泣かせたので、彼女からは嫌われたと思います。謝るなら拳王軍名物、焼き土下座で

362: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 23:39:37.80 ID:EOTY8F+l0

━━━━━━━━━━━━

【結果発表】

1位:サウザー『有能』
2位:シン『好意』
3位:レイ『友情』
4位:シュウ『友情』
5位:レイ『平常』
6位:シン『失念』
7位:シン『無能』
8位:ユダ『世紀末』

━━━━━━━━━━━━





レイ「まあ、サウザーが有能なのは、今回は認めてやろう」

レイ「しかし…、シンはプラマイ0ってトコじゃないか?」

シュウ「寧ろ2位の結果も、シンの行動を省みるに何も擁護出来んぞ」

サウザー「シン、無能に格下げ、っと…」

シン「だ、黙れっ! あの結果はこれまでに築いた信頼が為せる物なのだ!」

サウザー「だが、これでハッキリしただろう?」

サウザー「兼ねてより我らが話していた、自分達の実力のレベルに関してだ」

363: ◆IChdy0b67U 2015/08/12(水) 23:53:42.46 ID:EOTY8F+l0

サウザー「今回、俺が『有能』の結果に行き着いたのは、もはや必然だ」

シュウ「…やけに自信があるじゃないか…?」

シン「フン…、偶然の間違いだろう?」

サウザー「必然だっ…!」

サウザー「思い返してもみろ。前回の勧誘に際し、俺は…!」



~~~~~
サウザー『この聖帝に従順なお友d……奴隷という名のアイドルを調達すべく、スカウト活動を開始するッ!』
~~~~~


サウザー「誰一人として勧誘出来なかったッ!」

レイ「……確かにな」

シュウ「(前回の最初で、コイツは色々と率直な願望を晒していたな……)」

364: ◆IChdy0b67U 2015/08/13(木) 00:05:12.03 ID:TAuUSUxD0

サウザー「一方、貴様らといえば…」

サウザー「自分がスカウトしたアイドルと、着々と絆を深め、色々な所に遊びに行き、安穏としている中で、俺はっ…!」プルプル

サウザー「俺は一人で頑張っていたからだッ! 貴様らがヘラヘラとしている間も頑張っていたからな!!」バンバン!

サウザー「だからこの『有能』という結果はッ!」

サウザー「俺が人知れず努力し! 次こそは勧誘を成功させてやるという決意の徴候に他ならいのだッ!!!」バン!

シン「(こ、コイツ…、陰ながらそんな努力を…!)」

レイ「(というか…、案外気にしてたのか…)」

シュウ「(成功率も実質は最下位だしな…)」

サウザー「今回で痛感したであろう! 怠けていた貴様らの無力さ!」

サウザー「そして俺の熱意が伝わったであろう!!」

サウザー「故にだッッ!」

サウザー「次回より…!!」





●安価
【サウザー「次回より…!!」】

1.「『渋谷凛人質計画』を開始するッ!」
2.「『モバマスアイドル獲得に向け華麗に制圧前進』」あるのみッ!」
3.「充電期間として、一先ずこれまでの『番外編』を通し基礎を学び直すッ!」

↓3

367: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/13(木) 00:08:12.74 ID:KuVwaFN8O
3

374: ◆IChdy0b67U 2015/08/13(木) 00:27:04.81 ID:TAuUSUxD0

サウザー「充電期間として、一先ずこれまでの『番外編』を通し基礎を学び直すッ!」

シン「充電期間…?」

サウザー「無能共め…、貴様らの怠惰のせいで足を引っ張る現状を、理解出来んのか!」

レイ「しかし、具体的には何をするのだ?」

シュウ「過去を省み、何かを得るというのか? お前らしくも無い物言いだな」

サウザー「フフフ…!」

サウザー「この聖帝サウザー(有能)の覇道を支え得るに足りる存在であれば、生かしておいてやろう!」

サウザー「精々、励むと良い…! 南斗の六聖共よ…!」







続かない。



・・・・・
・・・


375: ◆IChdy0b67U 2015/08/13(木) 00:28:25.48 ID:TAuUSUxD0

サウザー「充電期間として、一先ずこれまでの『番外編』を通し基礎を学び直すッ!」

シン「充電期間…?」

サウザー「無能共め…、貴様らの怠惰のせいで足を引っ張る現状を、理解出来んのか!」

レイ「しかし、具体的には何をするのだ?」

シュウ「過去を省み、何かを得るというのか? お前らしくも無い物言いだな」

サウザー「フフフ…!」

サウザー「この聖帝サウザー(有能)の覇道を支え得るに足りる存在であれば、生かしておいてやろう!」

サウザー「精々、励むと良い…! 南斗の六星よ…!」







続かない。



・・・・・
・・・


377: ◆IChdy0b67U 2015/08/13(木) 00:28:37.39 ID:TAuUSUxD0


・・・
・・・・・

スレに余裕があるので、次回作の前に、ゆっくりと番外編(安価式)を書いていきます。
ただし、体力面を考慮し、書くの3つのみ。
その内2つ、以下から選んで下さい。



●安価
番外編

1.前川みく編:番外編『前川みくのその後と南斗聖拳』
2.イヴ・サンタクロース編:番外編『サウザーの依田芳乃勧誘(失敗済み)』
3.岡崎泰葉編:番外編『トークバトルショー4巡目、残りのチームのトーク』
4.鷺沢文香編:番外編『プロダクション合同、反省会秘話』
5.お悩み相談会編:番外編『レイと愉快な仲間達の軽井沢旅行記』
6.お悩み相談会編:番外編『遅れて来た相談者達』



↓5まで、1人2つ選択で、上位2つを書きます(1つだけ選択してる場合は無効でズレ)

↓5

385: ◆IChdy0b67U 2015/08/13(木) 00:33:07.92 ID:TAuUSUxD0

●再安価
番外編
【決定】前川みく編:番外編『前川みくのその後と南斗聖拳』



1.鷺沢文香編:番外編『プロダクション合同、反省会秘話』
2.お悩み相談会編:番外編『レイと愉快な仲間達の軽井沢旅行記』
3.お悩み相談会編:番外編『遅れて来た相談者達』

↓5まで、一つ選択
↓5まで

389: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/13(木) 00:33:55.84 ID:aoETehoD0

394: ◆IChdy0b67U 2015/08/13(木) 00:38:58.38 ID:TAuUSUxD0

●安価
番外編
【決定】前川みく編:番外編『前川みくのその後と南斗聖拳』
【決定】鷺沢文香編:番外編『プロダクション合同、反省会秘話』



その他1つ、何か『見たい内容の番外編』、
もしくは『見たいキャラ』が居れば、自由に書いて下さい。
作者が想像や補完して書きます。希望や指定があれば、それも自由にどうぞ。

あまりに見当違いの物は弾きます。その場合は再安価で。

↓3

397: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/13(木) 00:43:19.94 ID:aoETehoD0
7610のPと担当アイドルとのそれぞれのの日常の絡み

409: ◆IChdy0b67U 2015/08/13(木) 21:48:16.87 ID:jjf3Oeyo0

【番外編1】
~~前川みくのその後と南斗聖拳~~


主人公:前川みく
時系列:上田鈴帆編「アイドルサバイバルinテーマパーク」後
 

410: ◆IChdy0b67U 2015/08/13(木) 22:00:03.07 ID:jjf3Oeyo0

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容赦無く降り注ぐ真夏の日差しや気だるさも、雑沓とする街の喧騒も、ここで過ごす一時だけは、その鬱陶しさを忘れさせてくれる。

ただ一つ、本当に残念なのは、予算不足で塗装作業が不完全なままストップした、天井の様相だ。

柔らかい水面に体を預けていた私は、瞼を開きゆっくりと天を仰ぎ見る。

視界に広がった、ガラス張りと無機質な鉄筋が格子状に入り組んだ屋根が、夢見心地の私を否応なく現実に引き戻した。

晴れ晴れとした空模様など、映る筈も無い。ここはのどかな南国リゾートなどとは違う場所。

しかしあまりの心地良さにそれらを彷彿とさせられ、置かれている状況すら、ふと忘れてしまいそうになる程だった。

411: ◆IChdy0b67U 2015/08/13(木) 22:05:07.27 ID:jjf3Oeyo0

このスパは、自分の見地では、そこらの並みの施設では及ばぬ程の予算で造営されている。

意匠を凝らした装飾の数々に、エステやサウナなど一般的な設備から、大自然さながらの滝や観葉植物など、目を疑う仕掛けも様々。

あとは、目から鱗が落ちそうな、美味しい料理が食べられるレストランでも有れば、文句の付け処は無かったのだが。

しかし、それらの使用が、全て自由で無料ときたものである。

広々とした温水にゆったりと浸かり、快適に羽を伸ばす。

手足を浮力に遊ばせ、力を抜くと、緊張はおろか思考すら四肢から抜け出て行ってしまいそうな、えも言えぬ感覚に支配される。

時間は正午。ガラス張りの屋根に反射し、ちかりと目に入った太陽の光が眩しくて目を瞑た瞬間…



バフッ!


「すみませーん。前川さんでしたっけ?」

「ボール取ってくれませんかぁ?」



日々の疲れを十全に癒すには、正にうってつけと言う他ない場所であった。

ただ一つ…

私が泳いでいる傍の、砂浜を模したスペースでがむしゃらにビーチバレーに興じている…、

なんか……エラくごっつい、体育大学のボディービル研究会みたいなマッシヴな連中の存在を除いては…

まあ…、顔見知りなんですけど……


・・・・・
・・・


412: ◆IChdy0b67U 2015/08/13(木) 22:05:54.88 ID:jjf3Oeyo0

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(7610プロダクション)
(リラクゼーション施設棟 温水プール)


みく「……」

サウザー「あ。ありがとうございまーす」

みく「これで8回目にゃ」バシッ

サウザー「うん?」

みく「わざとじゃないかにゃ…?」

サウザー「じゃあ、場所移動すれば良いんじゃないですか?」

みく「貴方達がみくについてくるんでしょ!」

サウザー「気のせいですね」

みく「……」

みく「まあいいにゃ…」

サウザー「フフフ…、オープン前にタダで使わせてやっておるのだ…」

サウザー「逆に感謝の一つでもして欲しいものだな」

みく「……」

413: ◆IChdy0b67U 2015/08/13(木) 22:06:52.57 ID:jjf3Oeyo0

みく「(以前、私は…)」

みく「(7610プロダクションと名乗るこの人に、街中でスカウトそうになったけど…)」

みく「(施設見学の末……、まだ時期尚早であり、少し異質な雰囲気に引け目を感じ…)」

みく「(勧誘を蹴った。しかし…)」

みく「(そこで目にした施工中の娯楽施設の一件、お近づきの印にと、無料使用の優待券を貰えたは良いものの…)」

みく「(善意から来るものか、単なる宣伝か、はたまた別の隠された意図があるのか…)」

みく「……」ジロッ

サウザー「何だ、その不穏な目線は…」

サウザー「俺に聞きたい事でもあるのか? んー?」

みく「いや……」




●安価
前川みくの発言

1.違う場所に行きたいんだけど、何処かオススメとかあるのかにゃ?
2.社長の癖に、なんでスパでバレーなんてやってるのかにゃ?
3.何でみくに、ここの優待券をくれたのかにゃ?
4.他のアイドルの皆さんは、今何をしているにゃ?
5.何でレンタル水着が、変な紫のタンクトップしかないのにゃ?
6.その他(内容自由)
↓2

415: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/13(木) 22:09:16.15 ID:kFb8xGKu0
2

416: ◆IChdy0b67U 2015/08/13(木) 22:20:05.30 ID:jjf3Oeyo0

みく「貴方、ここの社長でしょう?」

サウザー「如何にも」

みく「なら、何で社長の癖に、スパでバレーなんかやってるのかにゃ?」

サウザー「えっ?」

サウザー「何でって……」

サウザー「そうだな…、強いて言えば…」

サウザー「社長だから?」

みく「(会社の社長って、暇なのかにゃ…?)」

サウザー「現状、我がプロダクションの経営状況は芳しく無い」

サウザー「しかしだからこそ、心にゆとりと平静が必要じゃないのかね?」

みく「みくは夏休みだからいいけど…、今日平日でしょ?」

サウザー「関係無いな!」

みく「そ、そうですか…」

みく「(これは大物にゃ。色んな意味で)」

みく「うーん…」

みく「(プールでぷかぷか泳ぐのもリラックスできるけど…)」

みく「(どうするかにゃ…)」



●安価
前川みくの行動

1.娯楽棟を色々回ってみる
2.もう少しここでゆっくりしてみる
3.サウザーと話をする
4.その他(内容自由)
↓2

418: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/13(木) 22:21:17.97 ID:ji7mAQZdO
3

419: ◆IChdy0b67U 2015/08/13(木) 22:28:09.76 ID:jjf3Oeyo0

みく「(色々と回れば、他の人にも会えるかもしれないけど…)」

みく「(まあ、とりあえずは…)」

みく「えっと…、状況が芳しく無いって…」

みく「どういうことにゃ?」

サウザー「……」

サウザー「それ、聞いちゃうんだ?」

みく「ご、ごめんなさい…」

サウザー「まあ良かろう。貴様は特別だからな。話してやらんでも無いが…」

サウザー「その前に、アイツらにボール渡してくるから、待っていろ」

みく「あ、はい。何かすみません、お取り込み中…」

サウザー「…」バシャバシャ

みく「……」

みく「(なんで陸でシュノーケル付けてるのかも聞きたいところだけど……)」

みく「(本当に変な人にゃあ…)」


420: ◆IChdy0b67U 2015/08/13(木) 22:36:16.56 ID:jjf3Oeyo0

======
~~3分後~~
(温水プール ベンチ)


サウザー「して、何の話だったか?」

みく「ああ、えっと…」

サウザー「それにしても…」

みく「?」

サウザー「その水着……、自前?」

みく「そ、そうだけど…」

みく「どうかにゃ、似合うでしょ? もしかして、みくの可愛さに…」

サウザー「何故受付で借りなかったのだ?」

みく「……!?」

みく「あ…! あんな紫の変なタンクトップみたいな水着しか無いと知って、慌てて家まで取りに帰ったの!!」

サウザー「何故だ?」

みく「……!」

みく「な、何故……、何故って…!?」

サウザー「……??」

みく「(こ…、この人の感性はわからないにゃ…!)」




●安価
会話

1.発言者
2.会話内容
↓1.2.

421: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/13(木) 22:47:50.13 ID:u7R41BW2O
みく

422: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/13(木) 22:48:37.81 ID:9w2Ow8XK0
社長のくせにそんなデリカシーも恥じらいも無いからスカウトも失敗するにゃ,.......自分の力でスカウトできたアイドルいるのかにゃ??

424: ◆IChdy0b67U 2015/08/13(木) 23:09:52.02 ID:jjf3Oeyo0

みく「ハァ…」

みく「社長のくせに、そんなデリカシーも恥じらいも無いからスカウトも失敗するにゃ……」

みく「自分の力でスカウトできたアイドルいるのかにゃ??」

サウザー「…?」キョトン

みく「な、何で一瞬、見当違いの質問をされたかのような顔をするのにゃ!? 至極真っ当な質問でしょ!」

サウザー「デリカシー…、恥じらい……」

サウザー「充分ありますけど?」

みく「どんな愉快な頭があったらそんなに自信を持って言えるのにゃ!?」

みく「本当にある人はそんな服を着れるはず無いし、みくの店であんな嫌がらせはしないよ!」

みく「この期に及んでそんな弁明は、誰も信じる筈ないにゃあ!」

サウザー「それは貴様とて同じではないか。なんだっけか? あのおまじない…」

みく「そ、それは…!!」

みく「な……、内面では、凄く恥ずかしがりながらやらせて貰ってるにゃ…」

サウザー「あの様子を見た限りでは、イマイチ信じられんな…」フン

みく「(む、ムカツク…!)」

サウザー「勧誘なら…」

サウザー「ホレ、あれだ…。貴様も知っているだろう? 今昇り調子の高垣楓だ」

みく「!?」

サウザー「あの下郎は、この俺が手ずから口説き落とした」

みく「う、うそっ…!?」

サウザー「実に利口で賢明な判断だ。あの者は、高みに上り詰めるために相応しい環境を理解しておる」

サウザー「だからこそ、我がプロダクションを選んだのだ。フフフフ…!」

みく「(し、信じられない…! 絶対何か裏があるにゃ……)」



●安価
会話

1.発言者
2.会話内容
↓1.2.

425: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/13(木) 23:13:41.57 ID:QH5wgi+90
1ならサウザー
2なら詳しい資料が…みく「欲しいにゃ」サウザー「あるけど読む?」

426: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/13(木) 23:18:12.36 ID:M65E//y2O
なんなら楓本人に会わせてやってもよいぞ
貴様が本気でアイドルを目指すなら良いひとつの参考になるだろ

427: ◆IChdy0b67U 2015/08/13(木) 23:35:19.92 ID:jjf3Oeyo0

サウザー「興味があるのか?」

みく「えっ?」

サウザー「なんなら、楓本人に会わせてやってもよいぞ」

サウザー「貴様が本気でアイドルを目指すなら、良いひとつの参考になるだろう」

みく「ほ、ホントに? それは是非にとも…!」

サウザー「この聖帝の号令とあらば、我がプロダクションの奴隷ならば全員…!」

サウザー「例え火の中水の中、食事中であろうとも泥酔中であろうとも、高熱で倒れていようとも休暇中であろうとも、這ってでも駆けつける……」

サウザー「……そのような職場教育を、現在思案中である」

みく「(す、スゲェ! もはや倫理観や福利厚生なんて度外視にゃ!)」

サウザー「どれ、すぐに連絡して来てやろう!」スッ

みく「あ、はい。お願いします…」

みく「……」

みく「(さっきから、何だかんだでみくの要望に応じてくれてる所を見ると…)」

みく「(まあ、悪い人では無いのかもしれないにゃ。趣味や志向は置いておいて)」



●安価
高垣楓の呼びだしと状態

①呼びだし
1.教育通り、すぐにプールに来てくれる
2.了承はするが、こちらから会いに行く事に
3.現在仕事中であるため、応じない
4.その他(内容自由)

②状態
1.健全正常! 体調管理は社会人の基本!
2.二日酔い。平常運転である
3.その他(内容自由)

↓1.2.

428: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/13(木) 23:36:17.44 ID:QH5wgi+90

429: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/13(木) 23:36:48.73 ID:tOjyvY9DO
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