サウザー「…」スタスタ

みく「ど、どうだったの?」

サウザー「来てくれるってさ」

みく「わあ…! で、でも、人気アイドルをそんな友達感覚で呼び出せるものなのかにゃ?」

サウザー「当然だ。この聖帝の意に背く事、それ即ち死を意味する」

みく「(……ここのアイドルは、常に究極の二択を迫られてるワケか……)」

サウザー「まあ、奴は事務所で暇を潰していたらしいしな。ここに来るのに10分もかからんだろう」

みく「…」

みく「それにしても…」

みく「プロダクションに併設で、こんな馬鹿でかいリラクゼーション施設があるなんて…、俄かには信じられないにゃ」

みく「(規模だけなら、本当に超一流なのに…)」

サウザー「社員ならば友人含め使い放題! さらに社員にしか使えん特典も多数満載している!」

サウザー「フフフ…、如何かな? アイドルとしてでなくとも、まずは橘のように社員として雑務に従事してみると言う考えも…」

みく「!」

みく「(ゆ、揺らぐ…。け、けど、これは見え透いた罠だ…)」

みく「(みくは自分を曲げないにゃ! まずは色々とフリーのまま、選択肢と視野を広げる活動路線で行くのは変わらないのにゃ…!)」

432: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 00:12:40.86 ID:VKBKLGFe0

楓「おはようございます」スッ

サウザー「おお、来たな!」

みく「!」バシャッ

みく「(た、高垣楓…っ! 以前は人気モデルとして幅広く活動し、最近はアイドルに転向…)」

みく「(独特のクールでミステリアスな雰囲気の中にほの見える、無邪気でお茶目な一面が、ファンの心をくすぐり、今やその名を知らぬ者は居ないと謳われる程の…、人気アイドル…!)」

みく「(ほ、本物にゃ…! す、スタイルいいなぁ…)」ドキドキ

サウザー「貴様もここに足を運ぶのは初めてであろう? 存分に堪能するが良い」

サウザー「この広々とした快適空間を独占しているという征服感…、まさに我らが特別な存在度と自覚するに相応しい場所であろう?」

みく「(オープン前だからじゃないかにゃ、それは…)」

楓「………」キョロキョロ

楓「……?」キョロキョロ

みく「…?」

楓「あの……、社長…?」

サウザー「んん?」

楓「熱燗に肩まで浸かれる浴槽があると噂で聞いたのですが…」

みく「(!!?)」

サウザー「フハハハハ! 残念ながら、それはまだ工事中だ! 震えて待てッ!」

楓「そうですか……」シュン

みく「(……)」

楓「あと…」



●安価
高垣楓の発言
↓1.2.

433: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/14(金) 00:14:21.44 ID:9FN7Rkyf0
そちらの方は…新しく来た子ですか?(ニッコリ

434: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/14(金) 00:16:23.97 ID:Ym2rhMLS0
そこのプールで皆一緒に泳いで楽しみましょう♪

435: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 00:35:52.56 ID:VKBKLGFe0

楓「そちらの方は……新しく来た子ですか?」ニッコリ

みく「あっ!」

みく「はっ…、はじめま…」

ゲシッ!

みく「う、わあっ!?」バシャン!

サウザー「フフフ…!」

みく「(ぐぶっ! ごぼっ…!)」バシャバシャ

サウザー「察しが良いな。今週専属契約し、アイドル候補生として新たに我が社でデビューに向け励む事になった者だ」

みく「ぶはあっ!! ハー、ハー…っ!」ガバッ!

みく「聞こえたよッ! いきなりプールに蹴落とすなんて、本当にデリカシーの欠片も無い人にゃ!」

みく「し、しかも何で貴方はそう息を吐くようにデマカセが言えるの!?」

みく「み、みくは入るなんて一言も言って無いにゃ! それどころか断ったけど!!」

楓「あら、そうだったんですか。賑やかな子で面白そうですね♪」

436: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 00:55:28.37 ID:VKBKLGFe0

サウザー「だろう? 実にアイドルとしての資質は高い。貴様も勧めてはくれんか?」

楓「まあ、入社の是非は重要な問題ですし、私から強制する訳には…」

サウザー「……チッ」

みく「(り、理解がある人で助かった…)」

楓「でも、とても面白い所だと思いますし、魅力も勉強になる点も沢山あると思いますよ?」

みく「それは見学で知ってるし、それを考慮した上での判断なので…」

楓「それなら、焦る事はないでしょう。ゆっくりじっくり悩むのは、時間を持て余す若者だけの特権ですから」

サウザー「……」

サウザー「要らん事を吹き込むな、楓よ…」

楓「みくちゃん…、でしたっけ?」

みく「は、はい」

楓「みくちゃんは美人ですし…、美女ならビジョンをしっかり持って…」

楓「落ち着いて優雅に行動すると、更に美しさも際立つと思いますよ? ふふっ…♪」

みく「は、はい! 胸に留めておくにゃ!」

サウザー「…(美女のビジョン…?)」

楓「折角ですし、そこのプールで皆一緒に泳いで楽しみましょう♪」

楓「プールだから、人目も気にせず思いっきり泳げますね」

サウザー「…」

サウザー「…泳ぐの?」

みく「…?」

みく「当然、プールなんだから泳ぐ以外にないんじゃないかにゃ?」

サウザー「フン……、俺はここで見ているから、貴様達だけで遊んでくるが良い」

みく「……」



●安価
前川みくの発言・行動

1.言われた通り、折角なので楓と泳いでくる
2.楓に、別のスペースを見てみようと提案する
3.サウザーの発言に突っ込んでみる
4.その他(内容自由)
↓2

438: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/14(金) 00:58:00.27 ID:XN33yk6RO
楓と泳いで交流を深めた後
なぜ7610に入ったか聞く

447: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 18:30:40.23 ID:+e8QOJBl0

みく「じゃあ…、向こうの端まで少し泳いで行ってみても?」

楓「そうね。まずは…、肩慣らしに軽く…」

サウザー「……」

サウザー「俺は再びビーチバレーに興じるとしよう」

サウザー「存分に羽を伸ばすが良い。楓よ、先程貴様の要望通り、エステルームにスタッフを招集しておいた」

サウザー「一通りここで満足したら、顔を見せてやれ」

楓「はーい♪ ありがとうございます♪」

楓「じゃあみくちゃん、競争しましょうか?」

みく「は、はい。お手柔らかに…!」

サウザー「……」


バシャバシャ…


サウザー「(フン…)」

サウザー「(次からは浮き輪を常備しておくか…)」

サウザー「(練習もしておこう……)」


・・・・・
・・・


448: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 18:44:27.31 ID:+e8QOJBl0

・・・
・・・・・
~~15分後~~


みく「楓さん、泳ぐの上手だにゃ…!」プカプカ…

楓「そうかしら? 年甲斐にも無くちょっとハシャいじゃって」バシャバシャ

楓「スタイル維持と、健康のために、丁度良かったです♪」

楓「(最近、全く運動して無かったから……)」

みく「アイドルたるもの、やっぱり運動も抜群にこなせなきゃダメなのかにゃあ…」

楓「?」

楓「別にそこまでハードルを挙げなくても、得意な分野を伸ばせれば、それで充分に武器になるんじゃないかしら」

みく「ううん…」

みく「(みくなら…、まあネコキャラのイメージを魅力的に伝える事、かな…)」

みく「……」プカプカ

みく「そう言えば、さっきあの社長が言ってたんだけど…」

みく「楓さんは、あの人に勧誘されてここに来たとか」

楓「はい、そうですよ?」

みく「聞いても良いかにゃ?」

みく「……どうして、ここを選んだの?」

449: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 18:44:56.23 ID:+e8QOJBl0

楓「(これは……)」

楓「(……みくちゃんの表情と物言いから察するに、真面目な話かしら……?)」

楓「……」プカー…

みく「楓さん?」

楓「ふふっ…、改めて問われると…」

楓「何ででしょうね。強いて言えば…」

楓「楽しい、から…?」

みく「そ、そんな理由で…?」

450: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 18:45:32.19 ID:+e8QOJBl0

楓「理由なんて、難しく無くてもイイじゃないですか♪」

みく「いや…、いやいや…っ!」ザバン!

みく「今や老若男女、大勢の注目を集めるあの高垣楓ともあろう人が、そんな適当な理由でイイの!?」

みく「もっとこう…、『トップに上り詰めるために必要な環境として最適だった』とか、『一流のトレーナーや練習設備、加えて、企業のコネや幅広い人脈獲得が望める』とか…!」

楓「ふふっ…、みくちゃん?」

みく「?」

楓「偉そうに聞こえるかもしれないけど、2つ、教えてあげますね」

みく「な、何が…ッ!」

楓「(緊張すると猫みたいにピーンとなって、可愛い…)」

楓「(ネコミミとか似合いそう…。あ、猫キャラ?)

楓「(語尾が『にゃ』って…、意識してるのかしら?)」

楓「…」キラキラ

みく「そ、そんなイキナリ、好奇の目を向けないで欲しいにゃ…!」

楓「(可愛い………)」


451: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 18:46:24.10 ID:+e8QOJBl0

楓「……ええと」

楓「…まず1つは、適当じゃないという事」

みく「えっ…、だ、だって…!」

楓「アイドルという職業柄、様々な人の視線を集めて、体力も精神も摩耗して…」

楓「特に芸能界なんて、多くの職種と関わる以上、本当に気を遣わなければいけない場面が多いの」

楓「時には、クライエントが求める状況に自分の特徴や役柄を作り、臨機応変に変える必要性もある。自分の立ち位置が不安な時だってある」

楓「常に自問自答して、私も多くの事を悩んでいるの。こう見えても…」

みく「(うっ……)」

みく「(みくの立場だと、何も言えない…)」

452: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 18:46:52.97 ID:+e8QOJBl0

みく「……」

楓「だからこそ、楽しいと思える事、安心出来る場所があるって…」

楓「凄く大切な要素なんじゃないかしら?」

みく「……それも、そうにゃ…」

楓「仕事は常に変化を求められて、でも、自分の芯は見失いたくない」

楓「そんな時には、心の拠り所も必要なの」

みく「うーん…、成る程…」

楓「お酒以外に……ね♪」

みく「最後の一言が無ければ凄い好印象だったにゃ」

453: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 18:58:17.25 ID:+e8QOJBl0

楓「二つ目は……そうね…」

楓「『高垣楓ともあろう人』……、お世辞でもそう言って貰えると嬉しいわ」

みく「?」

みく「ファンからどう言われているとか自分の評価とか、よく知らないのにゃ?」

楓「ファンはとても大切に思ってますよ? そこはハッキリ言えます」

楓「でもね……、多分、みくちゃんも思った事があるかもしれないけど…」

楓「私は、自分の性格やスタイルを『クール』とも『ミステリアス』と実感した事は無いし、ましてや自分が『注目を集めている』とも…、正確に認識はしてないのかもしれない……」

みく「……!」

みく「(ズバリにゃ…)」

みく「(この人…、言い分からしたら『自分の事が見えていない』と思うかもしれないけど……)」

みく「(真逆だ…。この人は……)」

楓「私はね…、みくちゃん」

楓「『変な人』で『オヤジ思考』で、『クールっぽい何か』なの」

みく「……」

みく「………」

みく「……は?」

454: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 18:59:34.83 ID:+e8QOJBl0

楓「お酒が好きなキャラのまま、ライブの合間やトークでダジャレを披露して、ありのままの自分を歌と踊りに込めて表現する」

楓「自分のやりたい事を、やりたいようにやってる」

楓「『高垣楓』の正体は、ただそれだけのアイドル…」

みく「……」

楓「断じて…、『崇高な偶像』とか、『クールビューティーの体現者』とか、『神秘の女神』を目指している訳でも無い」

楓「まあ…、そうね…、巷でそう呼ばれても悪い気はしないし、ありがたいとは思います。嬉しいとも思います」

楓「でも、それが先走ったイメージとして認識されて……、実物を目の当たりにした時にギャップの差が激しくて、幻滅させてしまった人も大勢いるかもしれない」

楓「けれど、こんな私だからこそ応援してくれる人もいる。一緒に歩んでくれる人もいる」

楓「本当に幸せ、本当に……」

みく「楓さん……」

楓「だから私は、今の自分を貫きたい。自分のためにも。応援してくれているファンの人達のためにも」

楓「それが叶うのが、このプロダクション。自由すぎてハチャメチャかもしれないけど、そこも魅力の一つと、私は思います」

楓「……」

455: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 19:10:23.14 ID:+e8QOJBl0

楓「なにより…」

楓「今まで私が言った事は…」

楓「いいえ…、今の私が在るのは……」

みく「うん……」

楓「…」



~~~~~~
『周囲に流され、媚び諂い、自分自身を妥協する……成程、今の世の中ではそれが正解かもしれん。少なくとも安寧は得られよう』

『しかしその程度では、進化と発展は得られぬ。川の中で緩やかに朽ちていくだけの木に過ぎん』

『俺はその川の中の朽ち木では無く、激流に翻弄されながらも力強く泳ぎ、そして大魚に為り得る資質の者を集めているのだ!』

『周囲の雑音に耳を貸さず! 如何なる場でも貪欲に力を誇示主張し!』

『常に制圧前進の姿勢で、鮮烈に己を魅せるのだ!』



『アンタはアンタのままでいいんだ。俺達や、アンタのファンが見たいのは、嘘をついて偽っている姿のアンタじゃあ無い』
~~~~~~~


楓「…それを気付かせてくれた人達と、一緒にお酒を飲めたから、ですかね…?」

みく「……?」

456: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 19:12:04.82 ID:+e8QOJBl0

楓「楽しい心の拠り所であり、そして自分を貫ける活動が出来るから」

楓「それが、私がこの7610に入った理由…って所でしょうか」

楓「(あと、美味しいお酒が沢山飲めるから)」

みく「…」

楓「勿論、みくちゃんがさっき言っていたように、向上意識やプロ意識を明確に自覚するのは、本当に大事な事だと思うわ」

楓「否定はしませんよ? だからみくちゃんも…」

楓「もっと色々な人達と接して、自分の見識を高めた上で、自分だけの最適な環境を見つけられれば良いんじゃないかしら?」

楓「アイドルを目指す理由も、活動をする理由も、事務所を選ぶ理由も、それぞれ」

楓「ここの勧誘を断って、今もアイドルになるために頑張ってるんでしょう?」

457: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 19:12:40.12 ID:+e8QOJBl0

みく「……うん」

みく「アナタにとって、このプロダクションがどういう存在か、しっかりと伝わったよ」

みく「ありがとにゃ。本当に勉強になりました。みくも今の話を参考にして、判断材料や視野を広げてみたいと思う」

楓「…頑張ってね?」

楓「さっきも言ったけど、焦る事は無いですからね? ゆっくりじっくり悩むのは、時間を持て余す、感性豊かな若者だけの特権なんですから」

みく「…うん!」

みく「楓さん…、なんか…」

楓「?」

みく「みくのために、話をき」



バフッ!

みく「ぎにゃっ!?」バシャン!

楓「!!」

楓「バレーボール…?」

458: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 19:14:25.44 ID:+e8QOJBl0

サウザー「あ、すみませーん」スタスタ

サウザー「ボール取って貰えませんかぁ?」ニヤリ

みく「っ~~~!!!」ワナワナ…

みく「こ…、これで9回目にゃ! 顔にボール当てられたの!!」バシッ!

楓「(そ、そうなんだ…)」

サウザー「そろそろいいかな? って思って…」

みく「何がそろそろにゃ! というかやっぱりワザとでしょ!!」

サウザー「そろそろ…、貴様が高垣楓を独占して30分が経過する」

楓「…?」

サウザー「南斗DE5MENを除き、高垣楓は我が7610プロダクションで最も成績を出している人材であり…」

サウザー「世間的にも大人気と表現しても差しつけない程のアイドルである。それを一般人である貴様のような小娘にだ…」

サウザー「30分も独占させてやったのだ。ありがたく思え」

459: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 19:16:43.73 ID:+e8QOJBl0

みく「い、意味が分からないにゃ! 楓さんはレンタル商品でも何でもないにゃあ!」

サウザー「たった今、この場に限り俺がそう売り出すと決めたのだ。今から10分毎に5万の料金を払って貰うぞ」

みく「!?」

サウザー「高垣楓の出演10分が、テレビやライブではどれ程の利益を生むか知っておるのか、貴様は。それに比べたら破格であろう」

みく「き、聞いた!? 楓さんッ!!」バシャッ!

みく「あの男は楓さんの事を単なる金を生む商品としか認識して無いにゃ!! 人権無視の超絶ブラックだよ!!」

みく「さっき言ってた事は撤回した方がいいです! このプロダクションは悪辣な連中が跋扈してるにゃ!」



●安価
高垣楓の発言
↓1

460: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/14(金) 19:19:54.44 ID:9FN7Rkyf0
ふふっ♪
もうそうなったら…みくちゃんに助けてもらっちゃいます♪

463: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 19:46:14.34 ID:+e8QOJBl0

楓「ふふっ…♪」

楓「もうそうなったら…、みくちゃんに助けてもらっちゃいます♪」

みく「み、みくがどう助けるのにゃ……?」

楓「みくちゃんは真面目で、すごく頭もいい子じゃないかなって、思ってます」

サウザー「ないない、それはない」

みく「黙るにゃ! この鬼畜タンクトップ!!」

楓「だからみくちゃんの良識と行動力、あとツッコミで、ちょっと抜けてる部分がある私を傍らでこれからも支えてくれたら…」

みく「か、楓さん! 抜けてるまでとは言わないけど、もしかしてさっきの貸出発言の他に、普段から変な事を言われたりしてるの!?」

楓「う~ん…、あまり記憶に無いですね…」

みく「(だ、ダメだこの人…! 典型的に人生を損するパターンの人かもしれないにゃ…!)」

サウザー「ほう?」

サウザー「高垣楓の御眼鏡にかなったではないか。良かったな、みくにゃん」

サウザー「この勢いで契約を結んで貰っても、俺は一向に構わんぞ?」

みく「(た、確かに楓さんに少し頼られたのは、かなり、う、嬉しい…!)」

みく「(けど、何かこのままペースに乗せられるのは、不本意にゃ!!)」

みく「(何か…、何か話題を変えよう!



●安価
前川みくの発言

1.楓さんが5万なら、貴方はお幾らですか? んー?
2.そ、そろそろ違う場所も見てみたい気もするにゃー…?
3.な、ならもうヤメだにゃ! 今日は帰るっ!
4.その他(内容自由)
↓1


464: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/14(金) 19:46:45.30 ID:I4x4zLFAO
1

465: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 20:03:23.98 ID:+e8QOJBl0

みく「か…!」

みく「楓さんが5万なら、貴方はお幾らですか? ん~?」

サウザー「ほう? この俺に値踏みをさせようというつもりか?」

みく「ふ、ふふふ…!」

みく「普段はあまり活躍を見せない、名前だけが独り歩きしている南斗DE5MENが楓さんの上とのたまったからには、その自信の程を言って欲しいにゃ!」

サウザー「フン…、この聖帝は下々の貴様らが一生を掛けても到達出来ん、遥か高みにいる」

楓「プライスレスという事ですか?」

サウザー「広大な宇宙が今でも途方も無い速度で成長を続けていると同じく、この俺の潜在能力も測り知ることなど出来ん」

サウザー「庶民の感覚では、秤に掛けても無駄であり、浅ましい事この上ない! 俺自身の価値など誰にも測れんのだ!」

サウザー「しかしだ…、敢えて言うのならば…」

みく「な、なんにゃ…」

サウザー「もし、その……」モジモジ

みく「……」

サウザー「前川さんが俺を指名してくれたのなら、10分と言わず…」

サウザー「いつでもどこでも、無料でサービスしちゃうぞ? みたいな…??」モジモジ

みく「」

楓「あらあら…♪」

みく「き……」

みく「キモッ! おえええッ!」

サウザー「そんなに照れんでも良いではないか。いつでも俺は貴様の勧誘に繰り出してやるぞ」

みく「こっちから願い下げにゃあ! この変 ッ!!」

楓「(はー…、お腹空いた…)」




・・・・・
・・・



【●終わり●】

468: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 20:10:56.83 ID:+e8QOJBl0

【番外編2】
~~プロダクション合同、反省会秘話~~


主人公:鷺沢文香
時系列:鷺沢文香編「LIVEツアーカーニバル『御伽公演・栄光の舞踏会』」直後

 

━━━━━━━━━━━━
【御伽公演 配役】

・346プロダクション
王子…ケンシロウ
魔法使い…三村かな子
魔王…ラオウ
町人…村松さくら、土屋亜子、大石泉
国王の従者…ヘレン、難波笑美
猫…高峯のあ、上条春菜
ネズミ…トキ、ジャギ
継母…三船美優
貴族…西園寺琴歌、神崎蘭子、喜多見柚
銀行員…千川ちひろ
王女…財前時子

・7610プロダクション
シンデレラ…シン→鷺沢文香
魔法使い…安部菜々、市原仁奈
国王…シュウ
姉…ユダ、北条加蓮、神谷奈緒
貴族…輿水幸子、アナスタシア、櫻井桃華
騎士…姫川友紀
女神…高森藍子




バックダンサー…イヴ・サンタクロース

照明…サウザー
ナレーション…橘ありす
タイムテーブル管理…レイ

━━━━━━━━━━━━



●居残り反省組
サウザー
レイ
ラオウ
千川ちひろ

●病院
シン

469: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 20:22:48.03 ID:+e8QOJBl0


・・・
・・・・・


第一線で輝くアイドルとは、比べるまでも無く拙いパフォーマンス、貧相な容姿

台詞も碌に言えず、演技もおざなりで、連携の輪も乱してしまった

今日という本番の日まで、皆が苦心し練り上げた珠玉の舞台を汚しているといっても、誰も否定しないだろう

部外者の私が、何を勘違いしてしまったのだろう

罪悪感と自責の念で、胸が締め付けられる思いだ。今すぐにでも、この場から消えてしまいたい



…そう思っていた

しかし、奇妙な事に

この日一番の声援と拍手が、私に向けられた

470: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 20:26:07.13 ID:+e8QOJBl0

観客の興奮が、昂りが、困惑する私など気にも留めず全身を包み込む

ただただ全力でチャートをなぞるのに神経を注いでいた私の頭は、完全に思考を止めていた

飛び入り参加と違わないのに、デビューとも碌に言えないのに、そんな素人の演技に観客は惜しみない賞賛の拍手を送り続ける

同時に、私の中を、形容出来ない不思議な感情が駆け巡る

戸惑い、驚愕、羞恥、爽快、幸福…

そして…、最も大きく感じたものが、感謝だった

周囲の皆が、私を支えてくれたから、今の私がここにいる



もしこの状況が夢でも幻でも無く現実ならば、それはきっと『魔法』のおかげなのだろう

魔法が私を、この煌びやかな舞台へと導いた

そしてこの盛況と成功は、皆と、魔法を掛けられた私が為し得た物なのだ

所詮は歓声に酔った奢りかもしれない。自分の力量を弁えない、愚か者の妄想だと一蹴するに値する考えかもしれない

ただ、この現実はそうとしなければ説明が付かず、およそ素人が達成できる偉業でも無いのは確かだろう




私の中で、僅かながら希望と自信が芽生えたのも、この時だった


・・・・・
・・・

471: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 20:41:40.11 ID:+e8QOJBl0


・・・
・・・・・
======
(会場ドーム 観客席)


レイ「……」カチャカチャ

サウザー「…」

ラオウ「…」

ちひろ「…だからですね……!」

サウザー「こんなに頼んでもダメか?」

ちひろ「こんなにってどんなにですか!? ただ椅子に座ってふんぞり返ってるだけでしょう!?」

ラオウ「俺は一応、魔王役で出たのだが…」

ちひろ「アドリブでステージの用具は破損させるわ、主役を病院送りにするわ、要反省です!」

サウザー「フフフ…、俺は殊勝な照明スタッフだったんですが?」ニヤリ

ちひろ「尚更関係無いじゃないですか! 貴方も最後の方でギャラリーで暴れたからダメ!」

ちひろ「兎に角…!」

ちひろ「打ち上げに参加出来るのは、舞台に挙がったアイドルだけです! スタッフはここで撤収作業に従事です!」

ちひろ「貴方達はここで反省会っ! いいですね!?」

レイ「……」スタスタ

スタッフ「あ、レイさん。その機材の収納終わったら、セリの点検お願いします」

レイ「ああ。了解した」

473: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 20:53:05.91 ID:+e8QOJBl0

サウザー「おい拳王よ、何とか言ってやれ」

ラオウ「……」

ラオウ「こんなに頼んでもダメか?」

ちひろ「その台詞はさっき聞きました。貴方も偉そうに椅子に掛けてるだけじゃないですか」

サウザー「な、何故だ…! イチゴ味の主人公だぞ、俺は…!」プルプル

ちひろ「し、知りませんよ」

ラオウ「千川よ。アイドル達は皆、既に打ち上げに向かったのか?」

ちひろ「はい。30分前程…」

サウザー「場所は?」

ちひろ「!」

ちひろ「(ぜ、絶対行く気だ…。場所は隣のホテルだけど……、ごまかさないと、この人達は確実に向かう腹積もりでしょう…)」

ちひろ「少し距離があるので、バスで移動しましたよ。場所は教えません」

サウザー「…チッ」

サウザー「……」チラッ

サウザー「おい、そこの者!」

スタッフ「はい?」

サウザー「この会場の撤収作業はどの位で片が付く?」

スタッフ「そうですね…」

スタッフ「日付が変わる前に終われば早い方ですかね…?」

サウザー「な…! 何ィ!?」ガタッ

ラオウ「ば、馬鹿な…。打ち上げが終わってしまうではないか…ッ!」

ちひろ「いい加減諦めて下さい! この期に及んでまだ参加するつもりなんですか!?」

474: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 21:18:36.58 ID:+e8QOJBl0

レイ「いや……お前達さあ…」スタスタ

ちひろ「?」

ラオウ「何か用か、犠牲のレイよ」

レイ「義星ね。犠牲のレイってただの噛ませだよね? 何か今日のラオウおかしくない?」

サウザー「何か用か、義星のレイよ」

レイ「千川さんは良いが、お前達二人も早く撤収作業に加わってくれ」

レイ「そこでふんぞり返っていては、プロダクションを束ねる者の示しがつかんだろう?」

サウザー「……」

サウザー「俺達二人が加わった所で、何も状況は変わらん」

レイ「いや…、そういう問題じゃ無くて…」

レイ「あー…、ならば…」

レイ「お前達が加わることで作業が早く進み、打ち上げの参加に間に合うかも知れんぞ?」

ラオウ「…」

ラオウ「おい、そこの者!」

スタッフ「は、はい?」

ラオウ「この会場の撤収作業はどの位で終わるのだ?」

スタッフ「え、えっと…、日付が変わる前に終われば早い方です」

ラオウ「……」

ラオウ「俺達二人が加わった所で、何も状況は変わらん」

ちひろ「(め、面倒くさっ…!)」

レイ「(何故そこまで頑なに拒むのだ…)」

ちひろ「(何でさっきから二人揃って同じ事しか言わないんでしょう…?)」

レイ「(も、もしかして拗ねてるのか? この二人…)」


・・・・・
・・・


476: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 21:39:14.18 ID:+e8QOJBl0

・・・
・・・・・
======
(同時刻 打ち上げ会場)


美優「そ、それではこれより、共同イベントの打ち上げ会を始めさせて頂きます」


パチパチパチパチ

美優「早速ですが、私、三船が、乾杯の音頭を取らせて頂きたいと思います。皆さん、お手元のグラスに飲み物をご用意下さい」

美優「…今日は、皆さん、本当にお疲れ様でした」

美優「昨日と今日の二日間、素晴らしい舞台を作り上げる事が出来たのも…」

美優「ひとえに、2つの違うプロダクションが手を取り合い協力し、切磋琢磨しつつも、志す目標が同じであったからです」

美優「…このイベントに参加できたことを、本当に嬉しく思います」

美優「今後も一丸となって、また、良きライバルでありつつ、それぞれの夢に向かい邁進していきましょう」

美優「それでは、グラスの準備も整ったようなので……」

美優「今は共に頑張った者同士、健闘を讃え合い、存分に楽しみましょう!」

美優「皆さんのご健勝を願って……、乾杯っ!」



『『かんぱーいっ!!』』



・・・・・
・・・


477: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 21:44:45.40 ID:+e8QOJBl0

・・・
・・・・・
======
~~10分後~~


文香「~~っ」

文香「…!………!」オロオロ

文香「(ど、どうしましょう…。帰ろうかな…)」

文香「(色々なテーブルがあるけど、それぞれ盛り上がってて、新参の私が入り込む余地が無い…)」

文香「……」タジタジ…

文香「(大人ばかりのテーブル…、あそこは危険な香りがします…。色々と…)」

文香「(子供が沢山いるテーブル…、あそこなら気兼ねなく話せるかもしれない…)」

文香「(う、うう……)」

文香「(意気地がない…。あんな大舞台で主役を務めたのに…)」

文香「(まだ、飛び入り部外者の感覚が抜けきっていないせいかもしれない…)」


ポン

文香「!」


●安価
話しかけて来た人物
↓1.2.

479: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/14(金) 21:45:43.42 ID:gfFsVRu60
菜々

483: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/14(金) 21:47:01.22 ID:1boWCgbpO
藍子

492: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 22:03:51.75 ID:+e8QOJBl0

菜々「文香ちゃん、お疲れ様ですっ☆」バッ!

藍子「お疲れ様です。文香さん」

文香「!!」

文香「ど……、どう、も…」

藍子「今日の舞台、とても輝いていましたよ♪ 私は客席から応援していましたけど…」

菜々「文香ちゃん、今日は大したフォロー出来なくて、ほんっとうにごめんなさい…!」

文香「…!」

文香「あ、そ、その……、き、気にして、な、無いです……」

菜々「でも、吃驚しましたよ! 初めての大観衆であそこまでやれたら、もうナナ達の立場が無くなっちゃいますね…」

藍子「(……?)」

藍子「(……何でしょう、この違和感……)」

文香「わ、私も、な、何が……、何だか……」

文香「とにかく……、必死、でした…」

菜々「そうですか? 結構流暢に台詞を喋れてたり、アドリブもカッコ良かったですけど…」



●安価
安部菜々の発言・行動
↓1.2.

493: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/14(金) 22:06:05.46 ID:9FN7Rkyf0
なにより!アイドルとしての気品に満ちていた!

494: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/14(金) 22:11:02.58 ID:p4A4g8A+O
緊張してる文香に気遣って話題を作って3人
盛り上がる

496: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 22:24:40.23 ID:+e8QOJBl0

菜々「なにより! アイドルとしての気品に満ちていた!」

菜々「本物のアイドルさながらですよっ! 今後はデビューとか視野に入れているんですか?」

文香「そ、そ、それは…、い、一応は……検討中で、すが…」

菜々「そうなんですか! それはまたナナにも手強いライバルが増えちゃいますね~…。ナナも精一杯頑張らないと…!」

菜々「(……??)」

菜々「(何か…違和感が…。公演の時の声の張りと、少し違う? いや、気のせいですかね……?)」

菜々「(緊張してるのでしょうか? 馴染めていない感じもしますし…)」

菜々「(でも、折角来たんだから楽しまなきゃ損ですよ! ようし…!)」



●安価
話題提供

1.出演に至った経緯について
2.王子役について
3.舞台の感想について
4.派手なアクションシーンについて
5.最後の台詞について
6.文香の趣味や生活について
7.グラスに注がれている飲み物について
8.7610プロダクションについて
9.346プロダクションについて
10.その他(内容自由)
↓1.2.

497: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/14(金) 22:26:20.98 ID:0wj6s+1F0
10お互いの演劇の感想・演劇をどんな気持ちで演じていたかを言い合う

498: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/14(金) 22:29:01.56 ID:9FN7Rkyf0

501: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 22:49:11.57 ID:+e8QOJBl0

菜々「図らずも主役に抜擢されて、緊張したんじゃないですか?」

文香「そ、それは……もう、途轍もなく…」

藍子「でも、応じる決断力、そして見事やってのけた精神力。感服の一言です」

文香「い…、いえ…」

文香「こ、……この公演を、成功にみ、導けたのは、み…、皆さんがいたお陰………ですし…」

文香「た、ただ私は…、み、皆さんの……力に、少しでもなれたらと……」

菜々「!」

藍子「謙虚で周囲への思いやり…。文香さんは本当に優しい方ですね」

文香「い! い、え……別に…」

藍子「私なんて……」

藍子「この公演に臨む姿勢と気持ちに関して、ちょっと色々と雑念が混じってましたから……。恥ずかしい限りです」シュン

文香&菜々「…??」

菜々「でも、それであそこまで出来るんだから、本当に大した逸材ですよ! 二人とも♪」

菜々「ナナは配役が魔法使いだったので、深くは考えず、可愛い衣装で可愛くアピールする事を念頭に置いていましたよ!」

菜々「ただ、あの後の展開は、ちょーっと驚きましたけどね、流石にナナでも…」

文香「……」

藍子「菜々さんと魔法って、かなりのシンパシーを感じますからね♪」

藍子「ハマリ役でしたよ、ナナさん♪」

菜々「ふっふっふ…! ナナと言えばメルヘン、メルヘンと言えばナナですからねっ☆」

菜々「まだまだ若い子には負けませんよーっ!」


502: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 23:08:25.40 ID:+e8QOJBl0

菜々「あっ、そういえば…」

菜々「文香ちゃんが出演を決めた理由としては、他に何かあるんですか?」

文香「理由……です、か?」

菜々「あんなトラブルがあったワケですから、声が掛かったのも流石に緊急じゃ無かったですか?」

藍子「……」

藍子「…あの魔王役の人、随分派手にやってましたからね……」

藍子「……信じられないです、本当に……、信じられない……」ボソッ

菜々「あ、藍子ちゃん?」

文香「……」

文香「選ばれた理由、は…」

文香「私が……裏方の補助役で、せ、台詞と工程を暗記していたのと…」

文香「あとは…、その……」

菜々「あ! まさかビジュアル?」

藍子「! 確かに…、文香さんの守ってあげたくなるような儚い愛らしさは、シンデレラの印象にピッタリです…!」

文香「い、い、いえっ…!! ち、違いま、す、ぅ」

文香「た、ただ、その、社長に、声を掛けられて…!!」

藍子「(ああー…、成る程…)」

藍子「(退路でも断たれたんですかね…?)」

文香「で、ですが…、決めたのは、私の意志、です」

文香「力になりたかったのと……、こ、こんな私でも…、出来る事があると、言ってくれて…」

文香「……とても、嬉しく、思いました…」

藍子「うんうん……!」

菜々「へええ…。まあ過程はどうあれ、文香ちゃんの資質を見抜き、結果公演は大成功」

菜々「7610の社長さんって、結構人を見る目があるんじゃないですか?」

文香「は、はい……。良くは、分かりませんが……」




●安価
1.高森藍子に迫る人物
2.安部菜々に迫る人物
↓1.2.

503: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/14(金) 23:10:43.61 ID:WSqav2giO
幸子

504: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/14(金) 23:11:56.60 ID:Zi973vqG0
アナスタシア

506: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 23:23:51.00 ID:+e8QOJBl0

幸子「藍子さーん?」タタタ

藍子「はーい?」クルッ

幸子「早く公演の『あの話』を聞かせて下さい。他のみんなも聞きたがってましたよ?」

藍子「あ、あの話……?」

幸子「とぼけても無駄です!」

幸子「聞けば、藍子さんが346に居た時から色々と関わってたとか…」

藍子「!! あ、ああ…、いや、それは…!」

幸子「さあ、行きましょうか」

文香「……」

幸子「あっ!」

幸子「鷺沢さんじゃないですか! お疲れ様です!」ペコリ

文香「あ、こ…、さ…………、お疲れ、サマです…」

幸子「今日の舞台、可愛かったですよ♪ まあ…」

幸子「ボクの可愛さには、少し及ばなかったとは思いますが、それでも主人公補正を抜きにしても、見事でした」ニヤリ

文香「あ、ありがとう……」

幸子「後で色々、お話を伺わせて下さいね? では、また」

文香「……」

藍子「文香さん、では、また後で…」

文香「は、はい」

507: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 23:40:16.98 ID:+e8QOJBl0

菜々「藍子ちゃんの『あの話』って…、何でしょうね? 346…?」

文香「さ、さて……?」


ポンポン

菜々「ぅん?」

アーニャ「ナハヂーチ、ナナ…?」

菜々「あ。アーニャちゃん、どうしたんですか?」

アーニャ「一番奥のテーブルの人達が、ナナに、これを……と」スッ

菜々「…?」

菜々「(う゛ッ!?)」ギクッ

文香「!」

菜々「わ、ワイン!? あの人達、お酒入れてるんですかッ!?」

アーニャ「ダー、すごく、盛り上がってましたよ?」

アーニャ「シュウさんが、友紀に、襲われてる所を見ました」

文香&菜々「!?」

菜々「な、何をやってるんですか!! 子供もいるんですよ! お酒なんて言語道断です!」

菜々「ちょ、ちょっと注意して来ますっ! 文香ちゃん、また後で話しましょう!」スタスタスタ!

文香「……」

アーニャ「!」

アーニャ「文香…、ブラガダリュー、ヴァスザ、ハローシュユラボートゥ」

文香「あ、はい…、お疲れ様、です」

アーニャ「文香は、どこか、皆と交ざらないのですか…?」




●安価
鷺沢文香の行動
1.どこかのテーブルの様子を伺う
2.アナスタシアと話す
3.少し外に出て夜風に当たりに行く
4.その他(内容自由)
↓2

510: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/14(金) 23:42:13.87 ID:WYPrrbqI0
アーニャと一緒にシュウさん・友紀の場所に行く

511: ◆IChdy0b67U 2015/08/14(金) 23:55:29.20 ID:+e8QOJBl0

文香「で、では…」

文香「その奥のテーブルって、どこ、ですか?」

アーニャ「一緒に行きますか? 私も、そこにいましたから」

文香「あ、は、い。是非…」

アーニャ「文香、今日の演技はとても素晴らしかったです」

アーニャ「またこういう機会があれば、一緒に出演する機会があれば嬉しいです」

文香「は、はい……」


・・・・・
・・・


512: ◆IChdy0b67U 2015/08/15(土) 00:00:34.20 ID:SLcwRage0

・・・
・・・・・
======
(最奥のテーブル)


友紀「ふっ!!」バシン!

シュウ「……」

友紀「『ゲセンで、イヤシイ、お父様っ?? チタイを、サラシて、なお、コーコツの表情を、浮かべるなんて…!』」

友紀「あっははははは! いや、サイッコーだったね! あの演技!!!」バシバシ!

シュウ「……」

友紀「はーっ、はーっ…! いやぁ、346にも面白い人がいるもんだねえ…!」グビッ

奈緒「ゆ、友紀さんさぁ…、ちょっと飲み過ぎじゃないか?」

加蓮「う、うん……」

ヘレン「ユニークな子もいるものね、向こうにも」

美優「そ、そうですね…」

ユダ「……」グビッ

のあ「…お帰りなさい、アーニャ」

アーニャ「…?」

アーニャ「ええっと…、ナナは、来ませんでしたか…?」




文香「……!」

文香「(ま、まだ30分も経ってないのに、友紀さんの顔が真っ赤に…!)」

文香「(こ、ここは大人のテーブルでしょうか…。お酒の匂いが…、ヒドイ…)」



●安価
鷺沢文香の行動・発言
↓1.2.

513: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/15(土) 00:04:17.42 ID:jILPZ4fj0
奈緒と加蓮に何気なく聞いてみる

514: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/15(土) 00:05:37.10 ID:uGCvCKK90
疲れ果ててるシュウ様を気遣う、余裕があったらユッキに注意する

525: ◆IChdy0b67U 2015/08/15(土) 19:55:26.90 ID:dB03b5vy0

文香「あ、あの……ぅ」

奈緒「んー?」チラッ

加蓮「! 文香さんっ! お疲れ様です!」

奈緒「わっ! ほ、ホントだ! お、お疲れ様です…!」

文香「お、おっつ、かれ、…様です」

文香「ここのテーブル…、ど、どうしたんですか…?」

加蓮「えっと…、あっさり言っちゃえば、飲酒組多数のテーブルで…」

奈緒「あたし達は飲めないけど、雰囲気が好きだから居着いてる感じかな」

文香「友紀さんは……、一体…?」

526: ◆IChdy0b67U 2015/08/15(土) 19:56:25.17 ID:dB03b5vy0

奈緒「あー…」チラッ

加蓮「浮かれて飛ばしすぎたんじゃないかな…。彼女、LIVE部門で最優秀だったし」

加蓮「アレ、時子さんの演技がエラく悦に入っちゃってね。さっきからあの調子」

奈緒「そだな…。でも、あたし達と同じ新人なのに、スゲーと思うよ。素直に」

文香「…」

文香「(な、何でこの子達はこの状況でこんなにも冷静沈着なんだろう…)」

文香「(……でも、確かに…)」

文香「(あの時の友紀さんの演技とLIVEは、まさに迫真で見応えも充分にあった)」

文香「(巻き込まれた私からしたら、とても堪ったものでは無いけれど)」

友紀「ほらほら! しゅーさんももっとあのときみたいに、くつじょくてきなひょうじょうでおしりむけてみてよー!」

シュウ「……」

シュウ「友紀よ、そろそろ落ち着こう。周りがヒキ始めてるぞ」

友紀「きにしないきにしない! きょうはぶれーこーじゃん?」

友紀「いやあ、それにしてもゆかいだぁ…。だってあたし、さいゆうしゅうにえらばれたんだよ? すごくない?」

友紀「もっとほめてくれてもぃーんじゃないっすかぁ? おおん?」クイッ

シュウ「よしよし。実にお前は良くやった。ジャギと果たし合って怪我もせずに何よりだ」ナデナデ

友紀「でしょー、やるっしょあたし? へっへっへ……うへぇ…♪」ヘラヘラ

ユダ「…」

ユダ「正視に耐えんな。おいシュウ、そろそろ本気で摘み出せ」

ヘレン「そうかしら? 個人的には見ていて微笑ましい情景だけど」

のあ「(あの子、童顔ね…)」グビッ

文香「……」

527: ◆IChdy0b67U 2015/08/15(土) 19:58:08.37 ID:dB03b5vy0

文香「…」スッ

文香「あ、あの……シュウさん…。だ、大丈夫、ですか…?」

文香「さ、さっき、顔を、な…何度もた、叩かれてましたけど…」

シュウ「ん!?」ガタッ

シュウ「ま、まさか…、文香かッ!?」

文香「っ!?」ビクッ

ユダ「フミフミー…、今日初めてその肉声を聞いたものだから、実に驚いたぞ」

ユダ「一体、どういう心境の変化だ?」ジロジロ

文香「」

文香「(た、確かに…)」

アーニャ「?? どういう事…、ですか??」

ユダ「…まあ、色々事情があるのだ。我が事務所も」

シュウ「文香よ、心配には及ばない。友紀と飲んだら頻繁にある事だ」

文香「(それもそれでどうなんだろうか…)」

友紀「ふみかちゃん? ああ、ふみかちゃん! いやあ、ふみかちゃんか!」ヘラヘラ

友紀「ふみかちゃん! ちゅーしようちゅー! いやあ、ほんとうにかわいらしい…!」

文香「(今日はダメそうですね、友紀さん……)」

528: ◆IChdy0b67U 2015/08/15(土) 20:00:01.41 ID:dB03b5vy0

ヘレン「ヘーイ! ようやくメインの登場ね」

のあ「鷺沢文香…、だったかしら?」

美優「お疲れ様です」ペコリ

文香「おっ…、お疲れさまです…」ペコリ

奈緒「文香さん?」

文香「は、はい?」

奈緒「ほら、グラス持って?」

文香「……?」スッ

奈緒「はい乾杯。総合部門1位おめでとう!」カキン

文香「あっ! あっ、あ、ありがとう…!」カキン

加蓮「おめでとう♪ とても可愛かったです!」カキン

文香「い、いえ、わ、私なんて…」カキン

シュウ「出演の経緯は良く分からんが、めでたい事には変わりは無い。私も心から祝そう」カキン ←【血中アルコール濃度 45/900】

文香「ああ、ありがとう、ございます…」

ユダ「肝を冷やす場面は多々あったがな。ともあれ、終わりよければ全て善しだ」カキン ←【80/3000】

文香「そ、そうです、ね」カキン

友紀「ふみふみちゃーん?」ヒョイヒョイ

文香「…?」

友紀「へいへい、かんぱーい!」カキン ←【1030/1000】

文香「か、乾杯…」カキン

文香「(大丈夫でしょうか、この人…)」

531: ◆IChdy0b67U 2015/08/15(土) 20:08:01.33 ID:dB03b5vy0

美優「シンデレラが絵本から飛び出て来たと思った位、ハマリ役でしたよ? 乾杯」カキン ←【20/300】

文香「そ、そんな、わ、私には荷がかか、勝ちすぎ、ました…」カキン

のあ「そんな事は無いわ。謙遜のし過ぎは傲慢よ?」

文香「っ! い、いや…、そ、それは…」

のあ「ふふっ…、ごめんなさい。ちょっとからかってみたのよ。本当に似合ってたわ、純白のドレス」カキン ←【110/#%\*★】

文香「あ…、ありがとうございます…」カキン

ヘレン「輝かしいファンタスティックな公演だったわ。私の歴史に、また1ページ…」カキン ←【290/Bottomless】

文香「あ、ハイ」カキン

アーニャ「文香、お疲れ様でした。今はゆっくり、楽しみましょう♪」カキン

文香「はい…っ!」カキン

菜々「文香ちゃん、改めておめでとうございますっ☆」カキン ←【10/????】

文香「あ、あれ…?」カキン

文香「な、菜々さん…。いつの間に…?」

菜々「やだなぁ、さっきから居ましたよぉ?」

菜々「断じて、一杯だけ陰でこっそり飲んで来たとか、そんな事は無いですからね!」

菜々「ナナはJKアイドルっ! そして今日はシンデレラを導く魔法使いなんですからっ☆」

文香「…???」

532: ◆IChdy0b67U 2015/08/15(土) 20:18:09.73 ID:dB03b5vy0

文香「……」ゴクゴク

文香「(酒精に浸っている大人なんて、あまり良い想像は出来なかったけど…)」

文香「(やはり皆さん、嗜みという物を充分に承知した上で、適度に楽しんでいる)」

文香「(…なんか…、見ているこっちまで気持ちが安心して弾む様で…)」

文香「(こういう物は、何と言い表せば良いのでしょうか…)」

文香「(…)」

文香「(まあ…)」

文香「(折角なので、何人かに話を伺ってみましょう)」



●安価
1.話をする人物

1.高峯のあ
2.三船美優
3.ヘレン
4.アナスタシア
5.シュウ
6.ユダ
7.姫川友紀
8.北条加蓮
9.神谷奈緒

2.話の内容

↓1.2.

533: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/15(土) 20:19:07.86 ID:DO0y5lGn0
2

534: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/15(土) 20:21:14.70 ID:jILPZ4fj0
今回の公演について

535: ◆IChdy0b67U 2015/08/15(土) 20:43:09.53 ID:dB03b5vy0

美優「文香ちゃん、お幾つでしたか?」

文香「あ、じ、19ですっ…!」

美優「じゃあ、まだお酒は飲めませんね。ジュースにしますか?」スッ

文香「あ、は、はい。ありがとう…」

文香「(優しい…。ステージのあの怪演とは打って変わって別人……)」

美優「今回の公演、文香ちゃんにとってはどう感じていますか?」

美優「何か収穫とかありましたか?」トクトク

文香「あ、そ、そうです、ね……、あ、ジュース、ありがとうございます…」

美優「いいえ?」ニコッ

文香「その…、途中までは…、ただ、が、我武者羅に…、む、無我夢中で…」

文香「……でも…」

文香「…皆さん、本当に…、え、演技も、踊りも、上手で……。その…、アイドルって…」

文香「…世界が、輝いて見えて………、楽しいかも…って…」

536: ◆IChdy0b67U 2015/08/15(土) 20:47:09.37 ID:dB03b5vy0

美優「ふふっ…、それなら良かった」

文香「?」

美優「今回の公演、台本なんてあって無い様な即興劇だったでしょう?」

文香「は、はい…」

美優「だからみんな、本番でも何が起こるか分からなくて、かなり緊張したりしていたんですよ?」

文香「!!」

文香「(し、知らなかった…! 淡々と演技をしているものかと…)」

文香「(なのに、全員、おくびにも出さず、あれほどの……!」

文香「……」

美優「そんな一筋縄ではいかない状況に即して、代役を見事やってのけた貴方は、本当に素晴らしいと思います」

文香「!」

美優「機会があれば、是非次は、練習の時から一緒に互いを高め合えたらいいですね」

文香「……はい…」

文香「(…私も、今度は、もっと皆さんと一緒に…)」

文香「(同じ視点に立って、同じ心持ちで臨んで、一つの物を作れたら…、それはきっと本当に嬉しいだろう…)」

文香「(………もっと、この世界を覗いてみたい…)」




●安価

1.話をする人物

1.高峯のあ
2.三船美優
3.ヘレン
4.アナスタシア
5.シュウ
6.ユダ
7.姫川友紀
8.北条加蓮
9.神谷奈緒

2.話の内容

↓1.2.

537: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/15(土) 20:48:33.73 ID:8ND8hCvjO
4

538: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/15(土) 20:51:53.29 ID:AROefn2XO
短期移籍は辛くなかったか

539: ◆IChdy0b67U 2015/08/15(土) 21:05:02.15 ID:dB03b5vy0

文香「ど、どうも…」

アーニャ「! 文香、どうしました?」

文香「と、隣、い、イイですか…?」

アーニャ「勿論です♪ 何か、飲み物を持ってきますね?」スッ

文香「……」

文香「(彼女は、ロシアと日本の混血だと聞いたけど…)」

文香「(近くで見ると、それが一層ハッキリ分かる)」

文香「(不健康に思えるほど白い肌、整った西洋系の顔立ち、透き通るような青い瞳…)」

文香「(…)」

文香「(こういう端麗な容姿の持ち主を、美人と呼ぶんだろうか…)」

文香「(ロシアの女性は、少し年の割に色々と大人びるとも、よく聞くし…)」

アーニャ「お待たせしました」

文香「あっ…」

文香「……!?」

アーニャ「文香、グラスを…」カタッ

文香「(お、お酒のボトル!? え…、え…!?)」

文香「あ……!」

文香「わ、私は、そ、その…、19で、まだ、飲酒は…」

アーニャ「!」

アーニャ「イスビニーチェ、ヴァルジャースタ…、ご、ごめんなさい…」

アーニャ「落ち着いた雰囲気を、漂わせていたから……、しかも、この、テーブルに足を運んだとみて…、てっきり…」

文香「あ、あはは…」

文香「(あ、危ない…)」

540: ◆IChdy0b67U 2015/08/15(土) 21:27:48.64 ID:dB03b5vy0

アーニャ「イベントも終わり、これで文香とは、しばらく、会えなくなりますね」

文香「…!」

文香「(そうか…、彼女、短期トレードでしたっけ…)」

文香「あ、あの…。短期移籍は、どうでしたか? 緊張、してたとか…、つ、辛かったとか…」

アーニャ「そうですね…」

アーニャ「緊張して無かったと言えば…、ナプリガーッツァ…、嘘に、なります」

アーニャ「けど…、それ以上に、皆さん、とても愉快な人達で…」

アーニャ「私達3人に、気を、遣ってくれてるのも、伝わりました。本当に、優しい人達でした…」

アーニャ「とても、楽しかった、です。またよければ、遊びにいったりしても、イイ…、ですか?」

文香「そ、そう、です…、ね。多分、か、歓迎だとお、思います…」

アーニャ「ラートゥ♪ それでは…」

文香「は、はい…?」

アーニャ「その…、文香? 連絡先とか、よ、よろしければ……」

文香「あ、は、ハイ! ぜ、是非、私も…!」

アーニャ「苦労して成し遂げた、合同行事の後に残るのは、達成感と、人と人の繋がりですね…♪」ピッピッ

文香「(れ、連絡先を聞かれた…)」ガサガサ

文香「(う、嬉しい…! 凄く嬉しいっ!)」

文香「(け、けど…、スマホ、上手く扱えないんですよね、私…)」カチャカチャ

文香「(……練習しよう)」



●安価

1.話をする人物

1.高峯のあ
2.三船美優
3.ヘレン
4.アナスタシア
5.シュウ
6.ユダ
7.姫川友紀
8.北条加蓮
9.神谷奈緒

2.話の内容

↓1.2.

541: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/15(土) 21:28:17.60 ID:rPTqIb+AO
7

542: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/15(土) 21:31:59.92 ID:DO0y5lGn0
LIVE部門最優秀を褒める

543: ◆IChdy0b67U 2015/08/15(土) 21:43:03.77 ID:dB03b5vy0

友紀「ふみかちゃーん??」ガシッ

文香「(うっ…!)」ヨロッ

文香「(さ、酒臭い…)」

文香「ゆ、友紀さん…、LIVE部門で1位、おめでとう、ございます…」

友紀「マイコラスのおくさん、美人だよねぇ~」グビッ

文香「ま、まいこら…?」

友紀「あ~、そういえば…、ふみかちゃん?」

文香「は、はい…」

友紀「ふみかちゃん、いくつだっけ??」

文香「じ、19…、です…」

友紀「じゅうきゅう! 19ねえ…、19かぁ……! そうかそうか!」バンバン

文香「…?」

友紀「19なら、もう肝臓はできあがってるから、おさけをのんでもだいじょうぶだよねえ?」ヘラヘラ

文香「!!!」

友紀「19も20も、大したかわらないよねえ! だってだいがくとかだと、ふつうにみせいねんが飲酒してるごじせいだし…」

文香「(ま、マズイ…!)」

文香「(いや、確かにそうですが…、で、でも…!)」

文香「(こんな場所で飲んだら、一気にペースを持って行かれる気がする…)」

友紀「だいじょうぶだいじょうぶっ! いっぱいくらい、へいきへいき♪」



●安価
鷺沢文香の発言・行動
↓2

545: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/15(土) 21:49:32.26 ID:lPjiu9Km0
ごめんなさい幸子ちゃん達にお呼ばれされていたんで行きますね

546: ◆IChdy0b67U 2015/08/15(土) 22:03:14.36 ID:dB03b5vy0

文香「ご、ごめんなさい…」

友紀「ううん?」

文香「さ、幸子ちゃん達にお、御呼ばれされていたんで、い、行きますね…」

友紀「ああっ! う、うそうそ、うそだよふみかちゃん! いかないでっ!」

友紀「みせいねんにさけをきょうようするほど、さすがにあたしもダメな大人じゃないって! あははは♪」

文香「…ま、まあ…、そう言う事でしたら…」あ

友紀「いやあ、でもちょっとさけが入り過ぎているのはいなめんよ。ふへへ…♪」

文香「そ、そう、ですね。で、でも…、好成績だったんですし、きょ、今日くらいは浮かれても、良いのでは……」

友紀「あー、らいぶ部門のこと? いやあ、あたしもびっくりだよ、ホント!」

友紀「でも、ごめんねえ、ふみかちゃん…」

文香「は、はい……?」

友紀「あのときさ、ムチャクチャなえんぎのあどりぶにつきあわせちゃって…」

友紀「ふぉろーしなきゃいけないってわかっていても、体がさきばしっちゃったんだよね」

文香「い、いえ…。それは多分…」

文香「本来の役割の…、会場を、も、盛り上げようする演技をしようと、ゆ、友紀さんも必死だったのでは…」

文香「友紀さんは、ま、間違っていないと……お、思います。本来は、ひ、人のフォローを頼りにしているようでは、主役なんて……とてもとても…」

文香「ですから、私も次があれば…、今度は逆に、皆さんの力添えが出来たら良いと……思います」

友紀「へへへ…、ふみかちゃんはまじめだねえ…。もっとたのしくたのしく!」

友紀「でも、じぶんのやりたいようにやるってのも、たしかにだいじかもねえ…」

文香「は、はい…。私も、み、皆さんから学ぶ事は、多いです」


・・・・・
・・・

547: ◆IChdy0b67U 2015/08/15(土) 22:19:34.31 ID:dB03b5vy0


・・・
・・・・・
======

文香「はあ…」

文香「(公演の事とか、皆さんの心境とか……、聞く限りでは、やはり色々と考えて臨んでいるんですね…)」

文香「(とにかく、お酒は飲まずに済みました…。確かに私も経験はありますが、流石に公の場で堂々と法を破る訳にはいかないですものね…)」

文香「(仮にも……、今日がデビュー…、だったんですし…)」

文香「……」

文香「(回っていないテーブルは、3つ…)」

文香「(さて、どこに顔を出せば、腰を落ち着けて話が出来るのでしょう…)」

文香「(あと、2つほど、覗いてみましょうか…)」




●安価
向かう先(残り2回)

1.しめやかに談笑しているテーブル
2.朗らかに盛り上がっているテーブル
3.幸せそうに料理を堪能しているテーブル
4.夜風に当たりに、外の出てみる
↓2

549: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/15(土) 22:21:28.75 ID:8ND8hCvjO
2

552: ◆IChdy0b67U 2015/08/15(土) 22:47:20.81 ID:dB03b5vy0

======
(朗らかに盛り上がっているテーブル)


文香「……」コソコソ

文香「(何の話で盛り上がっているのでしょうか…)」



幸子「それで、その次の話はなんですか?」

藍子「そ…、そうですね…、つ、次…?」

藍子「も、もうそろそろ、違う話でもしませんか?」

桃華「あら? ここまできて焦らすのは野暮では無くて?」

藍子「べ、別にじ、焦らしては…」

春菜「喫茶店では何があったんですか?」

時子「……」グビッ

藍子「う、ううう……///」





文香「……」

文香「(聞く限りでは、高森藍子さんが、周囲から質問攻めにあっているように思えますが…)」

文香「…(少し困惑しているようにも見受けられますが…、いや、でもあの表情は……嬉恥ずかしさも感じられますね)」




●安価
会話選択(残り2回)

1.話をする人物

1.輿水幸子
2.財前時子
3.高森藍子
4.櫻井桃華
5.上条春菜

2.話の内容

↓1.2.

553: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/15(土) 22:50:08.53 ID:8ND8hCvjO
3

554: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/15(土) 22:51:12.24 ID:GT6TfIng0
喫茶店の話を聞いた後、休日に遊びにいく約束

555: ◆IChdy0b67U 2015/08/15(土) 22:59:20.91 ID:dB03b5vy0

文香「な、何を、は…、話しているんですか…?」

藍子「! ふ、文香さん!?」

幸子「あ、文香さんも気になりますか?」

文香「い、いえ…、今来たので、何の話かさっぱり…」

幸子「藍子さんと担当のプロデューサーの馴れ染めを聞いていたんですよ♪」

文香「…?」

藍子「さ、幸子ちゃん…!」

文香「担当…、というと、シンさん…、ですか?」

文香「な、馴れ染め??」

藍子「い、いや…! そ、その、べ、べ、別に、深い意味は無いんです!!」

時子「あら、今更隠す事でもないんじゃないのかしら。あの公衆の面前で欲望に任せた行動を晒しておいて」

春菜「正直、アドリブにしてはやり過ぎた感が否めませんね。まあ、見ている身分としてはとても面白かったですが♪」

藍子「」

文香「(成る程……)」

文香「(藍子さんとシンさんの話でしたか)」

文香「(確かに、あの行動から察するに、だいたい胸中は皆気になるんでしょう)」

556: ◆IChdy0b67U 2015/08/15(土) 23:07:44.94 ID:dB03b5vy0

文香「それで…、き、喫茶店で何が、あったんですか?」

時子「ホラ、今日の主役も興味津々みたいよ。観念しなさい」

藍子「う、うぅ…」

藍子「き、喫茶店というか、ね、猫メイド喫茶ですが…」

藍子「その…、私が新しくラジオ番組を受け持つことが決まった後、少しトーク練習をと…、一緒に…」

藍子「それで、色々悩みとかを聞いて…」

文香「な、悩み…。それは、相手の?」

藍子「そうです。さ、最初は異性を想う気持ちが凄い一途で、誠実な方だと思ったんです…」

桃華「ふむふむ…、それで彼に惹かれんですの?」

藍子「ま…、まあ、少し興味が湧いたというか…、意外に真摯で良い人なのかな…って」

時子「ギャップに堕ちたのね」

藍子「で、でも…、色々と、その、何と言うか…」

藍子「………」

春菜「色々と?」

藍子「こ、これ以上は……、その、私の一存では言う事が出来ません。彼の、ぷ、プライバシーにも関わるので…」

幸子「気になりますね…」

557: ◆IChdy0b67U 2015/08/15(土) 23:20:00.44 ID:dB03b5vy0

文香「『猫メイド喫茶』…?」

藍子「はい…」

春菜「猫、良いですよねぇ…♪ 私も猫カフェはたまに遊びに行きます!」

藍子「『猫カフェ』と言えば、個室を取り、そこで大勢の猫と触れ合うお店を指しますよね? まさに猫好きが集う憩いの場ですが…」

藍子「でも、そのお店はどっちかと言えば、従来の『メイド喫茶』に比重を置いていて…」

幸子「ネコミミとか尻尾とかつけた女の子のメイドさんが、サービスしてくれるんですか?」

時子「…酔狂ね」

藍子「そんな感じで合ってます。本物の猫も結構店の中に居て、でも清潔で良いお店でした」

藍子「ケーキも美味しかったですし、また遊びに行きたいですね…♪」

春菜「では今度、私もご一緒して良いですか? かなり興味を惹かれました!」

藍子「あ、はい! 是非行きましょう♪ 文香さんも今度どうですか?」

文香「えっ!」

文香「そ、そ、うです、ね…。私でよければ、誘って下さい…」

藍子「はい♪ じゃあ次の休日にでも…」

春菜「あっ、そうだ…! 文香さん、連絡先を交換しませんか?」

文香「!」

春菜「今日の演技、とても感心しましたよ! このイベントで会えたのも、何かの縁でしょう。よければお願いします!」

文香「あ、はは、はい! よ、喜んで…!」

文香「(ま、また連絡先を聞かれた…。嬉しい…)」カチカチ




●安価
会話選択(残り1回)

1.話をする人物

1.輿水幸子
2.財前時子
3.高森藍子
4.櫻井桃華
5.上条春菜

2.話の内容

↓1.2.

558: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/15(土) 23:26:01.17 ID:yozCavmZo
5

559: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/15(土) 23:26:03.67 ID:hR5FHTRN0
2

561: ◆IChdy0b67U 2015/08/15(土) 23:44:23.38 ID:dB03b5vy0

春菜「ありがとうございます! いやぁ…、ちょっと緊張してたんですよ」

文香「…?」

春菜「公演を見たときから、仲良くなりたいと思っていたんですが、無礼ではないかと思って」

文香「あ、いえ…、そんな事、無いです。こ、これから、よ、ヨロシクお願いします…」

春菜「ハイ! それより…ッ!」ズイッ

文香「な、何でしょう…」

春菜「文香さん…! 私、貴方のその見た目だと、実に眼鏡が似合うと感じたんですが…!」

文香「め、眼鏡…?」

春菜「はいっ!」

文香「ま、まあ、本を読む時とか、たまに付けますね…」

春菜「!! そ、そうなんですか! 読書に眼鏡…! 実にマッチしています」

春菜「読書、お好きなんですね? では普段はコンタクトで?」

文香「あ、は、はい……(何だろう、この必死さ…)」

春菜「実に素敵です! でも、これからはコンタクトでは無く、思い切って眼鏡を購入されては如何でしょう!」

文香「あ、え、えっと…」

文香「か、考えて、おきます…」

春菜「貴方に眼鏡要素をプラスすれば、理知的で聡明! そして少し奥ゆかしさも感じられて…、印象を変えたいと思っている貴方にとって、良い事尽くめではないでしょうか!」

文香「は……、はい………」

文香「(眼鏡、好きなんですね…)」

文香「(と、というか…、印象を変えたいって……。まあ、当たっていますけど…)」



・・・・・
・・・


562: ◆IChdy0b67U 2015/08/15(土) 23:51:07.71 ID:dB03b5vy0


・・・
・・・・・
======


文香「…」

文香「(こうして知り合いがどんどん増えて行く…)」

文香「(少し前の私には、想像も出来ない境遇ですね)」

文香「……」

文香「(一歩踏み出すだけで、こんなにも世界が変わるなんて……)」

文香「(……本当に、感謝の気持ちでいっぱいです)」

文香「(演劇の最後では、少し出過ぎた真似をしてしまいましたが……、次は面と向かい伝えられれば良いのですが……)」

文香「………」

文香「(そう言えば………?)」

文香「(社長…、来ていませんね。こういう賑やかな場に顔を見せないなんて、珍しい)」

文香「(キャストに入れなかったから、遠慮しているんでしょうか…)」

文香「(……)」

文香「(いや、それは無いでしょう…)」




●安価
向かう先(残り1回)

1.しめやかに談笑しているテーブル
2.幸せそうに料理を堪能しているテーブル
3.夜風にあたりに、外に出てみる
↓2

564: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/15(土) 23:51:58.12 ID:rPTqIb+AO
1

569: ◆IChdy0b67U 2015/08/16(日) 00:16:17.20 ID:YWEZq9Sz0


・・・
・・・・・
======
(幸せそうに料理を堪能しているテーブル)


文香「…」

文香「(慣れない会話で、口の中がカラカラで、お腹も少し空きました…)」

文香「(まだ緊張しているのでしょうか…。早く慣れたい…)」

文香「…」

イヴ「あっ…、文香ちゃん~♪」タタタ

文香「!」

ありす「文香さん、お疲れ様です」ペコリ

文香「お、お疲れさまです…」

ありす「少しお話をしませんか? 向こうのテーブルに料理をかき集めたので、是非…」

文香「あ、は、はい。では…」



・・・・・
・・・






文香「……」



かな子「このパスタ、とってもソースが濃厚で、本当に美味しいです~♪」

柚「いや~、役得だねぇ。こんな美味しい料理が目白押しなんてサ…っ!」モグモグ

仁奈「蘭子おねーさん、そっちのケーキも美味しいですよー?」

蘭子「はあ…、甘露甘露…♪」グビッ

ありす「甘露? 蘭子さん、それお酒じゃないですよね? 甘露とは単に甘いと言う意味でも使われますが、本来は麹を多量に含ませ醸造したお酒の事で…、古来の中国では…」

イヴ「ブリッツェンにも、少し持って帰ってあげましょうか~♪ もう一個くらいタッパーが欲しいですねぇ…」ヒョイヒョイ




文香「………」

文香「(ああ……、平和だ……)」




●安価
会話選択(残り2回)

1.話をする人物

1.イヴ・サンタクロース
2.喜多見柚
3.橘ありす
4.三村かな子
5.神崎蘭子
6.市原仁奈

2.話の内容

↓1.2.

570: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/16(日) 00:17:39.86 ID:zbemnB610
5

571: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/16(日) 00:17:48.98 ID:YMPTffNro

574: ◆IChdy0b67U 2015/08/16(日) 00:45:32.10 ID:YWEZq9Sz0

文香「…」スッ

文香「ら、蘭子さん、お疲れ様です…」

蘭子「んむ? おお…! 今宵の祭典の主賓たる………、ええっと…」

文香「鷺沢文香、です。どうも…」

蘭子「うむ! 此度の公演では、実に風美明媚な演戯であった!」グビッ

文香「何を飲んでいるんですか?」

蘭子「先程、気の利いた悦兜の者が我に献上した『すくりゅーどらいば』なる、蜜柑を調合した実に甘美なポーションである!」ゴクッ

文香「へ、へえ…」

文香「(スクリュードライバー…?)」

文香「い、色々と……、噂にき、聞いたのですが、蘭子さん、の、イメージ的に…」

文香「今回の、オリジナル役の、『魔王』についてなんですが…」

文香「こ…、個人的には、な、何故蘭子さんが、抜擢されなかったのが…、些か疑問で……」

蘭子「ふむ…、確かに…」

蘭子「その事を我の口からには語るには、少しばかり二、三の戒律を犯す事になるが…」

文香「い、言えない事情ですか…?」

蘭子「しかし主賓からの頼み事であれば、我も無碍にはせん。今宵は存分に語らい、魔界の真理を共有しようではないか!」

文香「346プロダクションの…?」

575: ◆IChdy0b67U 2015/08/16(日) 01:23:48.17 ID:YWEZq9Sz0

蘭子「まず、魔界の覇者である『拳王』は既に下々とて知るところであろう?」

文香「あ、はい…。魔王役で出演していた、あの…」

蘭子「ひっく…っ!」

文香「……」

蘭子「その…此度は我もその役に名を挙げていた。しかし、拳王の盟友である『聖帝』と名乗る下郎が、我が城に訪れ、三者で杯を交わした、と、ところであるの、だが……ひっく…!」

文香「はい…」

蘭子「そ、その…、ひっく…、こ、今回ばかりは我も譲らぬき、きがまえで、…ひっく…!」

蘭子「…ひっく!」フラフラ

文香「……」

文香「(ら、蘭子さん…、様子がおかしい…。顔も赤いし、口調も何だか…、呂律が…)」

蘭子「えっと、そのせいていってひとが、厖大の宝物をわ、われのが、がんぜんで見せ付け契約のかいざんをも、も、もうしいれ…」

蘭子「ふ、ふふふ……。お、…おにような剣幕で、せ、せまってきたから……ひっく…!」

蘭子「わ、われも…、こ、こわかったけど、り、理由を述べよと…、気丈に…、ひっく!」

文香「ら、蘭子さん…? だ、大丈夫ですか!?」

576: ◆IChdy0b67U 2015/08/16(日) 01:33:35.49 ID:YWEZq9Sz0

蘭子「ふ、ふふふ…! 何やら、そ、その……掛け替えのない友を、ぜ、ぜひともこたびの演目にしょうかんするためと…、のたまった次第で…」フラフラ

蘭子「わ、わらしも、そのじじょうをうかがあら、か、戒律の楔を、二人に、さ、されてたんでしゅが…」

蘭子「さ、さぎさわさん…。あにゃたを、ど、どうしても公演にしゅ、しゅやくでだしてあげたいと…」

文香「わ、私が、な、何の話ですか…?」

蘭子「ふ、ふふふふ…。いやはや……ひっく……く、『くわしい話』を伺い知れば、下々のりかいがあるおうだと感心したが……」

文香「……」

文香「(話の意図が全然分からないけど、この子の様子はそれどころでは無い気がします…)」

文香「!」

文香「(お、思い出した! スクリュードライバーって……ま、まさか…!!)」



●安価
鷺沢文香の行動・発言
1.『くわしい話』について聞いてみる
2.外に連れ出し、気を落ち着かせる
3.話を打ち切り、他の人に話しかける
4.その他(内容自由)
↓2

579: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/16(日) 01:41:28.66 ID:c2ujr8qAO
2

583: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 19:05:50.12 ID:u5lFHGF30

文香「(スクリュードライバー…、確か、味はオレンジジュースと何ら変わりないほど甘いお酒…)」

文香「(柑橘系の爽やかな味わいで口当たりも良く、非常に飲みやすいからどんどん飲んでしまうと…)」

文香「(割っているウォッカのアルコールが後々響いて来る、『女性殺し』と呼ばれるカクテルだったような…)」

蘭子「ふ、ふふふふ…♪」フラフラ

文香「(ちょっと危なそうですね…。外の風にあたらせたら、気分も落ち着くでしょう)

文香「蘭子さん…、少し、外でお話しませんか?」グイッ

蘭子「ううむ? か、かまわぬが……」フラフラ


・・・・・
・・・


584: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 19:07:37.62 ID:u5lFHGF30

・・・
・・・・・
======
(ホテルの外)


文香「こ、これ…、そこの自販機で売っていたお水です」スッ

蘭子「う、うむ……済まぬ」

文香「こ…、これからは、気を付けて下さいね…? 誰に騙されたのか、知りませんけど…」

蘭子「~~っ」ゴクゴク

蘭子「ふぅ……、よ、よもや同胞に毒を盛られるとは…。ポーションではなく混乱を招くのエールを飲まされるとは、露も思わぬ次第であった…」

蘭子「後々、然るべき鉄槌をその物に与えよう……、うむ…」

文香「……(本当に、誰の仕業なんでしょう…)」

蘭子「して、話の続きであったか?」

文香「あ、そ、そうですね……」

文香「(どうしよう…。続きを聞きたい気もあるけど、無理強いしても申し訳ないような…)」




●安価
鷺沢文香の行動

1.話の続きを聞かせて貰う
2.また今度と言い、会場に戻る
3.また今度と言い、別の話を振る
4.また今度と言い、近くを散策して見る
5.その他(内容自由)
↓1

585: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/17(月) 19:11:23.82 ID:mwUE1Deuo
1

586: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 19:25:07.29 ID:u5lFHGF30

文香「で、では…、先程の話を、き、聞かせて……貰えますか?」

蘭子「うむ! 少し混乱状態にあった故、そなたも要領を得ていない個所があったであろう」

蘭子「初めから述べるとしよう。魔界の覇者である『拳王』が我の下に、その盟友の『聖帝』を随伴し参ったのであるが…」

蘭子「聞くに、『魔王』の宿命を譲れと、厖大の宝物を携え世迷言を申し立てたのでな? 我も憤慨し『理由を述べよ』と捲くし立てた所…」

蘭子「相手も譲れぬ信念を胸に秘めていたのだ。聞く所、聖帝軍の朋輩を推参させるべくに必要な歯車が『魔王』であり、その本分は、下賤な贋作者を地獄の業火で焼き尽くす次第との事」

文香「……」

蘭子「傲慢な態度は腑に堕ちぬが、友とやらを想うその者の心意気に、魔王の眷属たる我も無粋な真似を避けようと、『貴族』の役柄で妥協したのだ」

蘭子「しかし…、今思い返せば、その友がそなたであったとは…」

蘭子「この我も想像だにしない結末であったぞ?」

文香「……」

587: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 19:37:06.92 ID:u5lFHGF30

文香「そう、ですか…。つまりは…」

文香「今回のあのトラブルは…、予め……、計画されていたんですね?」

蘭子「あまりの強大な魔力の奔流に肝を冷やした所ではあるが…」

蘭子「物語の完成度は誰もが認める所であろう。何も我から言うものは無いが…」

蘭子「次の機会があれば、是非とも我が真の魔王として、一切の憚りなくその宿命を全うしたい所であるな」

文香「そうですね…。私も、そう口添えしておきましょう」

文香「蘭子さん。わざわざ役を譲ってまで協力して下さり、本当にありがとうございました」ペコリ

蘭子「善き哉善き哉! 此度のそなたの活躍、実に見事であったぞ!」

文香「ありがとうございます…」


・・・・・
・・・


588: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 19:52:06.38 ID:u5lFHGF30

・・・
・・・・・
======


今回の経験を通じて、私は人間的に一回り成長する事が出来た。

籠っていた殻、逃避ともいえる安息から踏み出し、大きな舞台に臨む事になった。

今までの人生からしたら、思いもよらない危険の出来事の数々と先行きが不安な選択肢の連続。

戸惑い、思考錯誤しながらも、それを楽しんでいる私がいる事実を認識して、少し驚いた。





色々な人達と関わり、その立ち振る舞いと考えに触れ、私もそうありたい、少しでも成長したいと、少しずつ考えるようになった。

その人達の様に自信を持ち、輝く事が出来たなら、私も立派な「アイドル」と呼べるのだろうか?

もっと違う景色に触れてみたい。それに立ち会えたなら、次はどんな自分が見えてくるのだろう。

私は、私自身という奇妙で起承転結も無い…、けど、とても斬新なスリルがあって、どんどんページを捲りたくなるような、

そんな本を、今読んでいる最中なのかもしれない。



589: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 19:55:03.24 ID:u5lFHGF30


その本を私にくれた恩人がいる。

その恩人にあって、心の底からお礼を述べたい。ありがとう、と。こんな私を導いてくれて、本当に感謝している、と。

でも、その恩人は、ここにはいない。

今すぐにでも尋ねたいが、今日は、とりあえず…



自分と共に、この「鷺沢文香」という本の序章を彩った仲間達と、気楽に語らうのも良いのかもしれない…、そう思った。


・・・・・
・・・


590: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 19:57:05.96 ID:u5lFHGF30


・・・
・・・・・
======
(5時間後 大衆居酒屋)


ちひろ「……」

ラオウ「……」

サウザー「……」

レイ「……」

店員「お待たせしました。こちら生4つとお通しになります」

店員「残りのご注文は後ほどお持ちします。ごゆっくりどうぞ」

スタスタ


サウザー「さて…」

ラオウ「うむ」

ちひろ「……」

レイ「……」

サウザー「打ち上げに参加出来なかった分…、ここでじっくり我らは反省会をしようではないか」

ラオウ「杯を持てい。ちひろよ」

ちひろ「は、はい…」

レイ「……」

サウザー「堅苦しい挨拶は抜きにしよう。では、乾杯…」

ラオウ「乾杯」

ちひろ「か、乾杯…」

レイ「……」

ちひろ「(か、帰りたい……)」

レイ「(何でこのムサい面子で、窮屈に飲まねばならんのだ…)」




【●終わり●】

・・・・・
・・・


591: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 19:57:55.60 ID:u5lFHGF30
鷺沢文香番外編終了
最後は高森藍子編です

592: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 20:03:10.96 ID:u5lFHGF30

【番外編3】
~~高森藍子のアイドル活動記録~~

主人公:高森藍子
時系列:お悩み相談会後
 

593: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 20:03:46.96 ID:u5lFHGF30


・・・
・・・・・


年齢:16歳
身長:155cm
体重:42kg
BMI:17.48(痩せ形)
B-W-H:74-60-79(推定AAカップ)
誕生日:7月25日
星座:獅子座
血液型:O型
趣味:近所の公園をお散歩



南斗一派を代表する派閥の一つ、『7610プロダクション』の下で、アイドルとして活動に勤しむ彼女。

ファンを一人一人想う優しく健気な姿勢に、心惹かれる者も多く、前プロダクションでの経験を活かし順風満帆な日々を送っていた。





ここで話は180度変わるが、

彼女が現在所属している『7610プロダクション』には…

可愛らしい容姿とは裏腹に、異能の力を内に秘めている者が、僅かばかり存在する。



彼女もまた、その内の一人である。

594: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 20:05:24.36 ID:u5lFHGF30

彼女の異能、特殊能力とも呼ぶべき力…、それは、『体感時間の圧縮』である。



高森藍子と行動を共にしていると、何時の間にか気付かぬうちに、自身の体感時間がまるで狂ったかの如く、遥かに長い時間を過ごしてしまっていた…、というものだ。

本来この力は、彼女と第二者が、娯楽に興じたり、お茶を飲んだりと、何気ないほのぼのとした普通の日常の一幕で垣間見られる程度であった。

ファンや知人、関係者もこの現状は一応、『ゆるふわ空間』など可愛いネーミングで呼称し認識している。



しかし、この現象の真の恐ろしさは、意のままに操る事が出来てしまうと、途端に世界を改変し得る威力と応用性を秘めている。



端的に言えば、『体感時間の圧縮』…、

そして、その能力が研ぎ澄まされ進化すると、

『時間を消し飛ばす』程の威力を発揮する。


595: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 20:11:46.47 ID:u5lFHGF30

彼女と第二者が共有・認識している空間範囲でのみ発動し、第二者の体感時間を著しく狂わせ、また、この時の彼女自身の行動は、第二者の認識の範囲外となる。



つまり、彼女が力を行使すれば……、

高森藍子に向かい合う相手は、

子供のように楽しみに最後まで取っておいたショートケーキのイチゴが、無邪気な藍子に盗られ食べられた事も気付かず、

藍子がポラロイドカメラを構え『はいっ、チーズ♪』と宣言した瞬間には、既に一冊のフォトブックが完成しており、それを気恥ずかしげにプレゼントしてくる藍子の姿に逆に困惑する。


『結果』だけ。この世には『結果』だけ残るのである。

596: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 20:13:43.31 ID:u5lFHGF30

しかし、当の高森藍子は幸か不幸か、この真の力には気付いていない。

熟練度もまだそれほどであるが、既に『体感時間の圧縮』の力は、実戦投入できる水準まで到達していた。




この『体感時間の圧縮』は、先の『時間を消し飛ばす』の力に比べれば見劣りするものの、充分驚異の代物である。

現段階では、高森藍子の圧縮時間は、常人の5倍程だ。



危険性の尺度を図るため、少年物のバトル漫画で例えるとするならば、

高森藍子と殉星のシンが、両者とも、「1秒間に20発の攻撃」を繰り出す事が可能の格闘技術や体捌きの持ち主と仮定する。

そして与えられた時間が「1秒」、高森藍子の有効圧縮時間を5倍とする。

当然、シンはこの1秒で、限界の20発の手刀を、高森藍子にお見舞いしようとするだろう。

しかし、この時、シンの体感時間は狂わされ、5倍の「1秒=5秒」と誤認識してしまっており、つまりはシンが20発の手刀を繰り出せるのは1秒間ではなく5秒間となっている。

まとめると、シンは「1秒に20発」ではなく、「1秒に4発」ないし「5秒に20発」という結果の行動を余儀なくされるのだ。

高森藍子の体感時間は通常のため、5倍の体感時間圧縮を利用する事によって、シンが20発の手刀を終える頃には、実に100回近くの打突をシンの顔面に喰らわせる事が出来るのである。





使用法次第では、天使にも悪魔にもなり得るこの力

誤れば、南斗の秩序を乱し、南斗六星の崩壊を招く元凶となるだろう。


・・・・・
・・・


597: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 20:15:42.02 ID:u5lFHGF30

★★まとめ★★

高森藍子は特殊な力を持つ人材である

・『体感時間の圧縮』
相手の時間感覚の遅滞を引き起こす。
相手は、高森藍子の姿と行動は朧気に認識している。
(●)例)高森藍子と1時間お喋りしていたと思ったら、5時間経過していた。藍子に肩を叩かれていたと思ったら、全身マッサージを施されていた。

・『時間を消し飛ばす』
体感時間圧縮の発展系。相手は数秒間、高森藍子の姿と行動を認識出来なくなる。
しかし本人も、純真無垢な性格と良心の呵責により、相手への接触は遠慮する模様。まだ高森藍子はこの力を使う事が出来ない
(●例)高森藍子の握手会の長い行列に並んで、いよいよ次が自分の番だと思ったら、いつの間にか終わっており、遥か彼方に居た。手を握った感触も無い。泣くしかない






★★おまけ★★

これは周知の通りだが、鷺沢文香もまたその一人である

・『気配消失』
彼女が本を開いている間、彼女の存在感は極端に気は気になり、周囲に認識されにくくなる。
シュウには効果が薄い
(●例)鷺沢文香を誘い、彼女を含め6人でファミレスへ。店員は5人分のお冷を運び、5人分の注文を取る。5人は食事と会計を終え、満足げに店を後にする

・姿消失
気配消失の発展形。彼女が本を開き集中力を高めると、彼女の存在が視認できなくなる。
透明人間の様な感覚。また、任意の者を付随させ消失させる事も可能。シュウには効果が薄い
(●例)鷺沢文香を誘い、彼女を含め6人でカラオケに。会計時、鷺沢文香が居なくなっている。仕方が無いので、彼女の分の料金は5人が持つことに。

598: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 20:28:32.65 ID:u5lFHGF30


・・・
・・・・・
~~~~~~


『月が…、綺麗ですね…?』


夏の暑い夜。閑散とした公園を歩く影が二人。

漆黒の空に切り取る月の、まばらな雲から差した朧気な明かりが、上品な照明の代わりとなって男女の顔をくっきりと浮かび上がらせる。

『今日は、私の買い物に付き合って頂いて、ありがとうございました』

『構わんが…、あっという間に時間が過ぎたな』

男は隣を歩く女の、どこか緊張した面持ちに気付きもせず、ぶっきらぼうにそう短く答える。

『そうですね。貴方と過ごしていると本当に楽しくて、時間が経つのが早いです』

599: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 20:30:26.91 ID:u5lFHGF30

『もう、夜も更ける。そろそろタクシーでも拾って帰るぞ』

『えっ! あ、あの…』


こういうシチュエーションなどまるで意に返さぬ素振をみせる男は、女の制止もなんのその。

その長い金髪を左右に遊ばせ、女を抜き去り、つかつかと歩みを速めた。



鬱蒼とした木々の間を強めの風が通り抜け、二人の間を駆け抜ける。それは追い風となり男の背を後押しし、さながら、男女の距離を開かんとばかりに。

言い様の無い不安に駆られた女は、その嫌な感触を必死に断ち切ろうとしたのか、はたまた、衝動的に体が動いたのか。

結んだ掌に力を込め、前を歩く男の背に向かって声を振り絞る。


『あの…! 貴方に聞いて欲しい事があるんです…!』

600: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 20:31:37.93 ID:u5lFHGF30

男はその声の元に振り直り、その切れ長の目で、少しばかり息を切らす女に視線を据える。

風も止み、葉のせせらぎもなりを潜め、まるで二人の会話を憚るまいと空気を呼んだかのようだ。

あまりの静寂に、ハッと我にかえり、その視線に気付いた女は、気恥ずかしげに慌てつつ、下に視線を落としつつ、言葉を紡ぎだした。


『私…、そ、その…』


緊張か戸惑いか、はたまた女の子らしい羞恥の気持ちか。

その先にある想いを口に出してしまえば、この悶々とした日々に別れを告げる事が出来る。

しかし同時に、自分の恋慕の意思を告げれば、もう元の関係には戻れない事を意味していた。

601: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 20:32:21.48 ID:u5lFHGF30

『(どうなるか分からない…。けど、自分の気持ちに、嘘はつきたくない)』

女はその迷いを払拭するために、一呼吸置き息を整え、男に視線を合わせる。

凛とした面持ちで、覚悟を固め、男と向き合った。


『貴方にずっと、言いたかった事があるんです』

『私、貴方の事が…』











『シン。俺はお前の事が好きだ』

『うぬもか…、ケンシロウ。奇しくも俺も同じ想いだ、シンよ』

『け、ケンシロウ…。しかし、ラオウ、貴様は…?』

『あ、あれっ!?」

『な、なんですか貴方達!?』

602: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 20:33:08.85 ID:u5lFHGF30

『それは俺の台詞だ。何だ貴様は…』

『た、高森藍子です! 今は私とシンさんが話していたんです! 貴方達は邪魔をしない下さいっ!』

『邪魔だと…? うぬは異な事を言う。元々我らの関係に首を突っ込んだのはうぬであろう?』

『お、おいラオウ! コイツはまだガキだ。少し言葉を選べ!』

『シンよ…。力こそが正義、それがうぬの信条であったな』

『な、なんだいきなり…』

『ならば、弱者は朽ちるのみ! ここで俺が手ずから、ふるいに掛けてやろう!』

『ちょ、ちょっと、一体何を…!』

『天に滅せいッ!! 北斗剛掌波ッ!!』

『い、いやああああああああああっ!!』


・・・・・・
・・・


603: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 20:34:43.12 ID:u5lFHGF30

・・・
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(某日 収録スタジオ)



藍子「ハッッ!?」ガバッ





藍子「あ、あれっ……!?」キョロキョロ

茜「あ、藍子ちゃん! どうしましたっ!!」

藍子「はーっ、ふぅ………!」ドキドキ

未央「あ、あーちゃん…? もうすぐ本番始るよ?」

藍子「あ、は、はい! ちょ、ちょっとウッカリしていて…」

未央「本番前に居眠りする余裕…、流石だねえ」

茜「う、うなされてましたが、悪い夢でも見たのですか!」


604: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 21:09:34.82 ID:u5lFHGF30

藍子「悪い夢…、い、いえ…、別に…」

未央「まあいいケド…、さあ、じゃあそろそろ準備しよっか?」

茜「そうですね! 今日こそはしっかりと宣伝時間を稼がねば、また社長に怒られますよ!」

未央「だれか一人、協力してくれれば良いのにねー? あんなに体力に自信があるんだからさ?」

藍子「ま、まあまあ…。私達のユニットの宣伝なんですし、自分達で活躍しないと、それこそ宣伝になりませんから」

藍子「私も、足を引っ張らない様に頑張ります」

茜「気合入れて行きましょうっ! ボンバーーッ!!」

未央「おーっ!」


・・・・・
・・・



605: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 21:16:40.84 ID:u5lFHGF30

・・・
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(後日 7610プロダクション 会議室)


サウザー「……」

サウザー「君達さあ…、ユニットを組ませてみたのは良いけど」

サウザー「何か弛んでるんじゃないの?」

未央「……」

藍子「……す、すみません」

サウザー「この前の収録だって、碌にCDの告知時間は稼げなかったみたいだし…」

サウザー「あのバラエティ番組の最大獲得宣伝時間、どこのユニットが叩きだしたか知ってる?」

サウザー「俺達、南斗DE5MENなんだよね。24分も貰っちゃってさ。で、君達は?」

茜「に…、2秒です…」

サウザー「ハァ…」

サウザー「まあいいや。今度、シンにも言っておくから」

サウザー「次はしっかりね?」

未央「は、はい……」


・・・・・
・・・


606: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 21:30:39.91 ID:u5lFHGF30


・・・
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(朝方 レッスンルーム)


シン「……で?」

藍子「…」

シン「聞いた所、サウザーに絞られたそうだな」

藍子「はい…。不甲斐無いです」

シン「なんだったか、貴様ら3人ユニットのコンセプト…」

シン「本田未央が言っていたな、『熱く、ふんわり、楽しめるLIVE』だったか?」

シン「バランスが良いが、俺個人としては一芸に特化した集団の方が尖って魅力的とは思ったのだがな…」

藍子「でも、今すごく楽しいですし、各個人で持ち味があり、足りない部分を他が補いつつ…」

藍子「ひとつの目標を見定めている点は、なかなか他に無いアドバンテージとも思うんです」

シン「……」

シン「そこは貴様ら次第だろう。未熟な点は否めんが、既に結成した以上、野暮な事はあまり言えんが…」

シン「俺の管轄の以上、ある程度の融通は利かせて貰おう」

シン「して、今日の用向きは何だ?」



●安価
高森藍子の用件
↓2

607: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/17(月) 21:32:20.99 ID:C3PXxv9A0
マンツーマンレッスンの申し込み

613: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 21:45:39.01 ID:u5lFHGF30

藍子「今日は、頼みがあって…、その…」

藍子「私とマンツーマンで、レッスンに付き合って貰えないでしょうか?」

シン「…レッスン?」

シン「俺に頼らずとも、コーチがいるだろう」

藍子「そ、それは…、担当だからです」

シン「……」

シン「まあ…、至極尤もな理由だが、俺の指導の仕方は如何せん用量も方法も綺麗とは言えん」

藍子「か、構いません。宜しくお願いします!」

シン「ともあれ、指標や目標を定めなければ始まらんな」

シン「それを聞かせて貰おうか?」

藍子「そうですね…」



●安価
『マンツーマンレッスン』
レッスン方向性・内容・目標等
↓2.

615: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/17(月) 21:48:00.88 ID:C3PXxv9A0
シンと言う第三者視点から見た個癖の矯正

617: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 22:02:19.29 ID:u5lFHGF30

藍子「まずは初歩的な部分として、第三者である貴方の評価を聞きたいんです」

藍子「そこから、個人の持つ悪い癖を矯正したり、良い癖なら伸ばすなど…」

シン「ふうん…」

シン「まあ確かに、俺もあのユニットとして一通りの訓練は受けて来たからな。見る目が無いとも一概には言えん」

シン「では…、一通りこなしてみるとしよう」

シン「ダンスレッスン、ボーカルレッスン、最後は個性の検討と行こう」

藍子「は、はい。では、よろしくおねがいします」


・・・・・
・・・



======
~~10分後~~


藍子「はぁ…、ふぅ…」

シン「………」

藍子「ど、どうですか? 一応以前のプロダクションでは、リズム感は良いとは言われてたんですが…」

藍子「と言っても、昔は壊滅的で、色々なジャンルの音楽を耳に叩きこんで無理矢理覚えたんですよ?」

シン「あー…、リズム感? リズム感ね…、そうだな…」

シン「(……なんてアドバイスしようか…)」

シン「(見た所、踊りに関しては目立った悪い部分は無いが、とりあえずなんか言わなければ、俺の立場が無い)」

シン「(何を言えば良いのだ…。困るな…)」



●安価
シン目線でのとりあえず何かアドバイス
↓2

619: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/17(月) 22:04:41.41 ID:XG54EEhDo
落ち着いて行動できるところがいいな

622: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 22:24:20.60 ID:u5lFHGF30

シン「うん…、まあ、全体的に落ち着いて行動出来てる所がいいな」

藍子「落ち着いた…、ですか?」

シン「ああ。細かなミスはあれど、それを引き摺らないですぐさま立て直す気構え、精神力」

シン「経験が為せる技だろう。場数を踏んでいるだけはある」

シン「目立った悪い点は、その瑣末なミスだろう」

シン「全てを他人に任せるのも良く無い。そこは自分で判断し改良する事だ」

藍子「は、はい!」

シン「……」

シン「(よ、よし…、それっぽい事を言ったぞ。取り敢えず体裁はOKだろう)」

藍子「(やっぱり頼りになります…。相談して良かった…)」

シン「では、次は歌唱力を見聞させて貰おうか」

藍子「はい。宜しくお願いします」


・・・・・
・・・


======
(ボーカルレッスン)
~~20分後~~


藍子「……んんっ…」

藍子「い、以上です。どうですか? 何か気付いた事とか、ありました?」

藍子「個人的には、声量の扱いが今一つだと思うんですが…

シン「……」

シン「せ、セイリョウ…? ああ、声量ね……うん」

シン「(う、上手いじゃないのか……この女…)」

シン「(ビブラートやノートベンドとか小生意気に使いやがって…、しかも結構サマになってるし…)」

シン「(表情も実に歌詞に合って豊かで楽しそうに微笑みながら…、それでいて歌唱の芯はしっかり通っていて…)」

シン「(…正直言う事は無いが、何か言わねば俺の立場が無い。無理矢理にでもなにかツッコまねば…!)」



●安価
シン目線での無理矢理にでも捻りだしたアドバイス
↓2

624: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/17(月) 22:28:07.87 ID:4T2WYfV80
それもあるが第一に歌うという行為に意識しすぎて実力が十二分に発揮しきれていない。それではいくら感情をこめて歌ったとしてもその感情をうまく人に伝えることができない。
まずはプロの歌い手のように意識せずとも歌える体を作るべきだ。
体力つくりにストレッチと水泳、もちろん歌の向上のために耳コピも良いだろう・・・もし時間が空いてるようなら俺も一緒に付き合おう

626: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 22:45:05.50 ID:u5lFHGF30

シン「それもあるが……」

シン「第一に歌うという行為に意識しすぎて、実力が十二分に発揮しきれていない」

藍子「…!」

シン「それではいくら感情をこめて歌ったとしても、その感情をうまく人に伝えることができん。まずはプロの歌い手のように意識せずとも歌える体を作るべきだ」

シン「体力作りにストレッチと水泳、もちろん歌の向上のために耳コピも良いだろう……もし時間が空いてるようなら俺も一緒に付き合おう」

藍子「そうですね…」

藍子「言われてみれば、余分な力みがあったと言われれば、そうかもしれません」

藍子「この場に限らず、曲を披露する場面になると、どうしても意識が自分の歌い方の成否に向いてしまう…」

藍子「気が付きませんでした…」

シン「自分で気付かないからこそ、今日は俺が見ているのだろう? 存分に頼るが良い」

藍子「あ…、ありがとうございますっ!」

シン「(せ、セーフ…。上手く難を乗り切ったんじゃないか、今回も。これで納得してくれ…)」

藍子「(こ、今度何に付き合って貰うか…、考えなきゃ…。予定は全部空けておこう…)」


・・・・・
・・・



======
~~30分後~~
(ビシュアルレッスン)


シン「表現力、演技力、演出力を見るが…」

シン「今日は一つに絞ろうか」

藍子「はい。では…」



●安価
ビジュアルレッスン
1.感情を表現する表現力レッスン
2.カメラを意識してポーズを取るポーズレッスン
3.演技を行う演技レッスン
4.その他(内容自由)
↓2

628: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/17(月) 22:46:00.92 ID:Ik5QSAGIo

632: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 23:07:40.87 ID:u5lFHGF30

シン「表現だ。曲を彩るのは、歌唱力だけでは無い」

シン「その歌詞に秘められた意図、情景…、それを機微に乗せて表現する」

藍子「はい。表現力レッスンですね?」

シン「喜怒哀楽を基本とし、愛情、憎悪、嫌悪、爽快、恥じらい、懐かしみ、飽き、幸福、困惑、興奮、自信、幸福、恍惚、絶望、嫉妬、ストレス、羨望、恐怖、孤独、悲痛、心配、執念…」

藍子「け、結構ありますね。喜怒哀楽の部分しか主に練習していないので、出来るかどうか…」

シン「フフフ…、そうだろう? 先程貴様の歌を聞かせて貰った時に、少しだけ物足りなさを感じたのだ」

シン「俺が今から言う通りの感情を、貴様が表現するのだ。いいな?」

藍子「はい。お願いします」


・・・・・
・・・


=====
~~10分後~~


藍子「ど、どうですか…///」

藍子「い、色々な表情をこう…、じっくり見られるって、は、恥ずかしいですね…」

シン「……」

シン「(アレ……おかしいな…。平凡な日常しか知らんこ奴らからしたら、難しい問題ではないのか? それをこの女は、いとも容易く………)」

シン「(案外、感情がしっかり伝わってくるじゃあないか…。波乱万丈、起伏が激しく、感情を左右される生活圏で生きねば務まらんレッスンだと思ったのだが…)」

シン「(い、イカン……、何かためになる指摘をせねば、俺の立場が危うい…!)」



●安価
シン目線での、ためになるアドバイス
↓2

635: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/17(月) 23:11:02.17 ID:C3PXxv9A0
すごく…いいです…

636: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 23:28:56.51 ID:u5lFHGF30

シン「うん…、すごく……いいです」

藍子「ほ、本当ですかっ!」パアァ

シン「ああ……、あまり馴染みの無いレッスンと言った割には、ま、まあ…、及第点かな」

シン「表情が豊かだと周囲から好感が持たれると言う。高森藍子の方向性は、孤高で無愛想なクールではなく、柔和で親愛感溢れるパッションだ」

シン「合格だ。これからも励め」

藍子「良かったぁ…、ありがとうございます♪」

シン「(何だろうか…。コイツ、結構出来る女なんじゃないのか…?)」

藍子「(笑顔を褒められた…、嬉しいですっ…!)」


・・・・・
・・・


======
~~5分後~~
(レッスンルーム)


藍子「全体的に、どうでしたか?」

シン「そうだな…、最後にまとめようか」

シン「総評としては、俺から言わせてもらえば…」




●安価
総評
↓2

638: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/17(月) 23:32:43.81 ID:4T2WYfV80
スカウト時に緩い雰囲気が良いところではあるが執着や情念が足りないと言ったが、あの頃と比べて
アドバイスで言ったような足りない部分もあるが全体的に向上してる、執着や情念も見えてきた、良くやったな。
しかしユニットの役割をはたしてるかは別の話だ

639: ◆IChdy0b67U 2015/08/17(月) 23:44:26.81 ID:u5lFHGF30

シン「スカウト時に、緩い雰囲気が良いところではあるが執着や情念が足りないと言ったが…」

藍子「!」

シン「あの頃と比べて、アドバイスで言ったような足りない部分もあるが全体的に向上してる、執着や情念も見えてきた、良くやったな」

藍子「はい…!」

藍子「自分ではまだ実感があまり湧きませんが、貴方がそう仰るならば、きっとそうなんでしょう」

藍子「今日は、ありがとうございました」

シン「うむ。しかしユニットの役割をはたしてるかは別の話だ」

藍子「ユニット…、ですか?」

シン「そうだ。一つ、解せない点がある」

シン「先日のバラエティでの収録、各ゲームの成績に応じてCD告知の宣伝時間が貰えるという形式…」

シン「俺も出演した事があるから分かるが、余程のヘマをしない限り、最低でも10秒は貰える計算なのだが…」

シン「…一体、貴様らは何をしでかした?」

藍子「あ、あれは…、そ、そうですね…」




●安価
収録が不振だった原因

1.他二人が暴走気味だった
2.自分が足を引っ張った
3.対戦相手が346プロの上位グループだった
4.その他(内容自由)
↓2

641: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/17(月) 23:46:27.42 ID:C3PXxv9A0
4 相互連携が十分取れてなかった

642: ◆IChdy0b67U 2015/08/18(火) 00:00:11.98 ID:8tU9qXLF0

藍子「強いて言えば、私達3人の責任です」

シン「ほう?」

藍子「相互連携が取れず、上手い具合に点数が取れなかったんです」

シン「……それは、問題だな。協調が無ければ、今後はユニットとして上手く機能するのが難しいだろう」

シン「仮に他2人に問題があったなら、今から殴り込みを掛けようと考え…」

シン「貴様単独の責任ならば、地獄の強化合宿でもマンツーマンで行おうと思ったが…」

シン「そう言う事であれば、焦って事を為す問題でもないだろう」

藍子「そうなんですか?」

シン「無理に足並みを揃えようと他者が介入すれば、必ず何処かで綻びが生じる」

シン「3人の事は、3人で理解し合うのが、一番成長に繋がるだろう」

シン「今後はユニットで活動する場面も増えるだろう。そういった中で貴様らに合ったチーム感を形成して行けばいい」

藍子「はい。分かりました」

藍子「私もしっかりと二人と向き合って、意見も言って行こうと思います」

643: ◆IChdy0b67U 2015/08/18(火) 00:00:52.87 ID:8tU9qXLF0

シン「それがいい」

シン「……さて」

シン「9時から始めたから、今はまだ昼前…」チラッ


【14:00】

シン「!?」

シン「あ、あれッ!? 5時間も経ってるぞ!!」

藍子「? 大体それくらいだと思いましたが…」

シン「う、嘘付け!! どう計算しても2時間も経っていなかっただろう!?」

シン「(な、何故だ…! この女といると、本当に時間感覚がマヒしてしまう…!!)」

藍子「私は久し振りにシンさんと一緒に過ごせて嬉しかったですよ♪」

シン「そ、そういう問題か? 何か視点がズレてないか、ソレ…!」

シン「ま…、まあいい。用が終わったようなら、今日は解散だ」

藍子「はい、お疲れ様でした♪」



●安価
高森藍子の行動・発言
↓2

645: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/18(火) 00:04:54.61 ID:bb/jZpK9o
これからカフェでもどうですか?

646: ◆IChdy0b67U 2015/08/18(火) 00:19:09.62 ID:8tU9qXLF0

藍子「あの…、シンさん?」

シン「…何だ、まだ見て貰いたい事があるのか?」

藍子「この後、もし良ければ、その…、これからカフェでもどうですか?」

シン「café?」

藍子「は、はい」

シン「……」

シン「(藍子と居れば、時間感覚が著しく狂う…、もし今首を縦に振れば、俺はコイツと半日近く過ごす事になるだろう…)」

シン「(……しかし、まあ…)」

シン「お前と何処かに行くのは、あの時以来だな。まあ、たまには骨休めも良いだろう」

シン「(もし気に行った場所であるならば、次回は……そこに奴を誘ってみるのも……悪くはないな)」

藍子「ほ、本当ですか! じ、じゃあ、早速準備しますね!」

藍子「!」

藍子「(そ、そうだ…。あの感覚……)」

藍子「(今なら、感覚を掴めそうな気がします…)」

藍子「(でも、そうしたら、カフェで一日が終わっちゃうかも…)」

藍子「(ううん…。どうしましょうか…)」


●安価
藍子の体感時間圧縮

1.使わない。ひょっとしたら色々な場所に行けるチャンスかもしれない
2.使う。少しでも長く、シンと時間を共にしたい
↓1

647: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/18(火) 00:19:50.71 ID:epG7GPsdo

648: ◆IChdy0b67U 2015/08/18(火) 00:30:36.94 ID:8tU9qXLF0


・・・
・・・・・
======
~~1時間後~~
(街中 カフェ)



藍子「(な、何だろう…、凄く緊張して来た…!)」

藍子「(何かが掛け違えば、イケナイ行動と思われるかもしれない…!)」

シン「……」カチャカチャ

シン「…今何時?」

藍子「ひゃ! は、はい! まだ15時過ぎです!」

シン「…そう」

藍子「(け、警戒してる…)」

藍子「こ、ここのカフェって、フィナンシェがすっごく美味しいんですよ?」

シン「……フィナンシェ?」

藍子「(あ、あまり興味が無い感じでしょうか…)」

藍子「(あ…、諦めません! 少しでも興味を引かないと…!)」

シン「へえ……そう…」



●安価
シンの発言

1.何コレ……、マドレーヌと何が違うの?
2.ここのカフェって、男とかも結構来るんだろう?
3.藍子…、なんか、さっきから時間気にしてないか?
4.はあ…、早く何とかしないとな……
↓2

650: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/18(火) 00:32:22.66 ID:pQK77g/a0

651: ◆IChdy0b67U 2015/08/18(火) 00:40:35.08 ID:8tU9qXLF0

シン「藍子…、なんか、さっきから時間気にしてないか?」

藍子「!!」ギクッ

藍子「い、いいえ? そんなことありませんけど…」

シン「いや…、何か用事があるなら、早めに切り上げようか?」

シン「ひょっとして無理に誘ってくれたとか…」

藍子「だ、大丈夫です。ちょっと最近、確認する癖がついちゃって」

シン「へえ……ふーん?」モグモグ

藍子「で、でも、本当に久しぶりですね。こうやって二人で過ごす時間は…」

シン「まあ……、それは確かに思うぞ」

シン「お前が加入してから、俺はすぐ入院したし、その後は勧誘活動も手を休める気配も無いしな」

藍子「新しい子がどんどん増えるのは良い事だと思いますよ? こっちも刺激にもなりますし」

シン「俺は自分の仕事さえ上手く行けば、何も問題は無いのだがな」ズズズ

シン「貴様にもこれからはどんどん稼ぎ、我がプロダクションの糧になって貰わねばならん。期待しているぞ」



●安価
高森藍子の発言・行動(体感時間圧縮中)
↓2

653: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/18(火) 00:44:21.14 ID:63f9oZ4h0
やっぱり体感時間圧縮を解いていままでの思い出話をする

656: ◆IChdy0b67U 2015/08/18(火) 01:03:10.51 ID:8tU9qXLF0

藍子「……」

藍子「(奇妙な体感時間の短縮が、口調や視線誘導、雰囲気の形成によって人為的に為せる代物なのか試していましたが…)」

藍子「(…やめましょう。この人の前でそんな事をする自分が、少し恥ずかしい…)」

藍子「……」

シン「しかし、無事に3人でユニットを組めて良かったじゃないか。活動の軌道はこれからという所だが…」

藍子「あ、は、ハイ! そうですね…、私も最初は全然考えていなかったのですが、未央ちゃんがある日…」

藍子「この3人でユニットを組んだら面白そうじゃないか、と提案して…」

シン「…よくサウザーが許したな」

シン「(未だに卯月と未央、奈緒と加蓮のユニット構想すら練っているのに…)」

藍子「意外に好意的でしたよ?」

藍子「試す価値はあると仰って、援助もかなり割いてくれました」

藍子「だからその分、活躍しなければと、少し気負い過ぎているのかもしれません…」

シン「ふうん……」ズズズ



●安価
シンの発言
1.ユニットと言えば、やはりあの渋谷凛だ。渋谷凛と言えば…、プロデューサーは…
2.そのバラエティ番組だが、確か次回の出演者は…、北斗の…
3.そろそろ帰るか。今さっき、何か不思議な束縛の様な感覚が消え去ったのだ
4.突然だが、最近の俺のある悩み事に関して、聞いて貰えるか?
5.その他(内容自由)
↓2

658: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/18(火) 01:05:10.35 ID:3K3QXJwEO
5 公園に散歩に行かないか

659: ◆IChdy0b67U 2015/08/18(火) 01:18:49.50 ID:8tU9qXLF0

シン「公園に散歩に行かないか?」

藍子「えっ?」

シン「1時間経ち、腹の心地も良い。このままここで過ごすのも良いが、少し体を動かしたくなったのだ」

シン「どうだ?」

藍子「……」

藍子「……ふふっ♪」

シン「な、何故笑う?」

藍子「本当に、あの時みたいですね。覚えていますか?」

藍子「346プロダクションにまだ居た時、貴方と組まされ、初めての仕事に訪れた際…」

藍子「森林公園での撮影が終わった後、貴方と少し散策して、そこから私の行き付けのカフェに行ったんですよ?」

シン「(覚えて無い)」

シン「…よく覚えていたな。だから俺も誘ってみたのだが…」

藍子「ふふふ…。忘れませんよ。貴方との大切な思い出ですから」

藍子「じゃあ、今日は私が誘ったので、支払いは任せて下さい」

シン「そうか。すまんな」

シン「では、先に出ているぞ」

藍子「はい、どうぞ?」

・・・・・
・・・


=====
(店外)


シン「はぁー…、体を覆うような重い感覚が無くなったお陰で、ようやく解放された心持ちだ」

シン「なんだったのだ? あの感覚は…」

シン「……」

シン「ん?」



●安価
シンの視界に入った人物

1.自由指名
2.いや、気のせいだ。藍子とはぐれても問題だしな…
↓2

661: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/18(火) 01:19:27.31 ID:TDvSw1IYO
2

663: ◆IChdy0b67U 2015/08/18(火) 01:32:24.10 ID:8tU9qXLF0

シン「いや…、気のせいだ。似ている人間だろう」

シン「藍子とはぐれても問題だしな。大人しくするか」

カランカラン♪

藍子「お待たせしました。じゃあ、行きましょうか」

シン「そうだな。この時間なら、近くの自然公園でもまだ人は居るだろう」


・・・・・
・・・


======
~~30分後~~
(自然公園 ベンチ)


シン「……」

藍子「こうやって座って辺りを眺めているだけでも、楽しいですね♪」

シン「(…よく分からん)」

シン「しかし、何だ。折角だし景色を眺めながら歩くのも悪く無いのではないか?」

藍子「そうですね。でも、こうしてゆっくりしているのも良い物ですよ?」

藍子「遊んでいる子供達の嬉しそうな表情を眺めて心を潤したり、流れる雲を目で追ってると、小さい悩み事も一緒に流れて行ってしまったり…」

藍子「リラックスするには、私はこうやって過ごすのが一番好きです♪」

シン「…」

シン「(何と言うか…、コイツは本当にゆるい奴だな)」



●安価
高森藍子の発言・行動
↓2

665: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/18(火) 01:47:15.73 ID:TDvSw1IYO
露店でソフトクリームを買って一緒に食べながらゆったりする

673: ◆IChdy0b67U 2015/08/19(水) 19:41:30.34 ID:Vo9KwV350

藍子「ハイ、どうぞ♪」スッ

シン「ウん…っ!?」

藍子「近くの露店で売っていたんです。嫌いでしたか?」

シン「い、いや……、別に…」スッ

シン「(こ…、コイツ…、いきなりアイスを持って……!?)」

シン「(今一瞬消えた様な………、俺の目の錯覚か? と、というか……露店なんて何処にも無いぞ!!?)」ゴシゴシ

藍子「スタンリービスケットも付いて、可愛いですよねっ♪」

藍子「…」

藍子「……?」

シン「この木の棒……、何?」

藍子「き、木の棒……あ、ああ、スプーンですか?」

シン「スプーンだと…? 平坦なこの棒で、どうやって食べるのだ?」

藍子「……ひょっとして食べた事無いんですか?」

シン「いや、あるけど?」

藍子「(強情ですね…。子供っぽい…)」



●安価
高森藍子の行動・発言
↓1

674: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/19(水) 19:43:18.12 ID:yZ4S9Gk7O
アーンと食べさせる

675: ◆IChdy0b67U 2015/08/19(水) 20:00:34.32 ID:Vo9KwV350

シン「(こ…、こんな脆そうな棒きれを口に含むとか……正気の沙汰じゃない…。怪我でもしたらどうする…!)」

シン「(しかもスプーンとしての機能をどう見ても備えていないだろ、コレ……!)」

藍子「はい、アーン…♪」スッ

シン「う゛っ!?」ギクッ!

藍子「い、嫌でしたか…?」

シン「(殺す気かッ!?)」

シン「(し、しかし…、見た所は普通のカトラリーとして認知されているようだが……)」

シン「(ここで情けない所を見せては、俺の沽券に関わる! 糞がッ…!)」

シン「あ、ああ。アー…」ビクビク

藍子「(シンさんも恥ずかしそう…。わ、私も恥ずかしい…///)」

藍子「あ~ん…」スッ


ガチッ!

藍子「?!」

シン「……」ギシギシ

藍子「し、シンさん? 離しても良いですよ…?」

シン「(は、離したら口の中が切れるんじゃないのか!? コレ…!)」ギシギシ

藍子「ち、力を抜いて下さい! こ、このままだともっと恥ずかしいですっ!」グイグイ!

シン「………」ギシギシ



・・・・・
・・・


676: ◆IChdy0b67U 2015/08/19(水) 20:09:16.45 ID:Vo9KwV350


・・・
・・・・・
======
~~後日~~
(7610プロダクション 会議室)


シン「……知ってるか、サウザーよ?」

サウザー「ああ?」

シン「起伏も無いただの薄い棒をスプーンと称して、ソフトクリームを食わせる店があるらしい」

サウザー「……知らんな」

シン「正気の沙汰とは思えんが、藍子に十数回に渡り口に運んで貰う事で、その得体の知れん恐怖に打ち勝つ事が出来た」

シン「しかし、初見はヤバイぞ…。娯楽のひとときが途端に命の綱渡りに変わるとは思わなんだ…」

サウザー「……興味深い」

シュウ「(こ、コイツら何を言っているんだ…!?)」ヒソヒソ

レイ「(かたやシェイクも飲めん不器用な男、かたや常識から逸脱した思考の男だ)」ヒソヒソ

ユダ「(触れてやるな。傍から見たらダサイの一言に尽きるが…)」ヒソヒソ

677: ◆IChdy0b67U 2015/08/19(水) 20:24:14.17 ID:Vo9KwV350

ユダ「しかし、シン…、貴様…」

ユダ「部下と慣れ合うなど、珍しい事を考えるな」

シン「たまには良いだろう。目下勧誘にしか動かん我らだ。少しばかり気に掛けて親交を深め相互理解を図るのも、それは立派な王の務めだ」

サウザー「甘いな、シンよ」

サウザー「王とは孤高の存在であり、下民から羨望と恐怖の念で看取される一線を画した象徴であらねばならん」

シュウ「その結果、反乱を招いているのは何処の誰だ?」

サウザー「シュウ様………」

シュウ「……」

サウザー「何か言った?」

シュウ「い、いや…」

レイ「(弱っ…)」

シン「俺以下の無能評価共(シュウ、レイ、ユダ)には到底真似出来ん行動だろう」

シン「悔しければ俺以上の評価を得てみるんだな? ええ?」

サウザー「まあ、偉そうに言ってるけど、君も俺より下の評価だからね?」

シン「さて、俺は席を外すぞ。今日もまた忙しいのだ、無能の貴様らには想像出来ん位にな」

サウザー「だって? 無能3人諸君?」プッ

シュウ「…」

ユダ「……」

レイ「………」



・・・・・
・・・



●安価
シンの本日のスケジュール

1.収録
2.その他(内容自由)
↓2


679: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/19(水) 20:31:22.07 ID:PCCqD/xHO
2ポジパが順調か様子見

680: ◆IChdy0b67U 2015/08/19(水) 20:54:54.69 ID:Vo9KwV350


・・・
・・・・・
======
(レッスンルーム)


未央「そういえば、あーちゃん?」

藍子「はい?」

未央「この前、シンさんとマンツーで見て貰ったんだっけ?」

未央「何か指摘された?」

藍子「そうですね…、個人の技量に関しては大体出来ていると褒めて貰いましたが…」

藍子「体力面の不安と、あとは、ユニットとしての役割を果たせているか、とも言われましたね」

茜「?? ユニットとしての役割?」

未央「それって、個性とか協調とか、そういう意味合いかな?」

藍子「恐らくは…。ただ、それは私達3人に合った空気を重要視して、3人で取り組むべき課題だとも言っていました」

茜「ほうほう…、つまりは仲良く頑張れという事ですね!」

未央「(案外まともな指摘で吃驚した…)」

未央「あっ、あとさ…!」



●安価
本田未央の質問
1.協調の課題について
2.次回の収録について
3.シンの 癖について
↓2

682: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/19(水) 20:55:42.81 ID:VTiWEx0eo
2

685: ◆IChdy0b67U 2015/08/19(水) 21:07:51.64 ID:Vo9KwV350

未央「次回のあのバラエティの収録、また社長が出演を回してくれたそうなんだけど」

茜「ああ! あの体力バラエティのですか!!」

未央「対戦相手、知ってる?」

藍子「いいえ。前回は帝都グループのアイドルでしたが…」

未央「今回はね?」

未央「あの346の、プロデューサーさん達なんだって」

藍子「えっ!?」

686: ◆IChdy0b67U 2015/08/19(水) 21:11:58.38 ID:Vo9KwV350

茜「プロデューサーが、何故出演を?」

未央「それがね? 今、346プロダクションは部署の垣根を壊して、流動的にプロデュースする大型改革を進めてるんだって!」

藍子「へ、へえぇ………」

茜「ならば、あの体格の良い方々は、アイドルに転向したと言う訳ですか?」

未央「うーん…、それはちょっと分からないけど、一応肩書はプロデューサーのままなんだってさ?」

藍子「まあ…、製作指揮に関わる人がテレビに出るのは珍しい事では無いですが…」

未央「格差是正とか、キトクケンエキ? とか、そういう難しいのは良く分からないんだけど…」

藍子「あ、あの!」

未央「うん?」

藍子「そ、それ、まだ誰にも言っていないですよね?」

未央「うん」

藍子「で、でしたら…、その収録当日は、私達がセルフで…!」



ガチャ

未央「あ」

茜「お疲れ様ですっ!!」

藍子「」

シン「……」

シン「本田未央…、今の話…」

シン「本当だな?」

未央「うん。社長から聞いたよ?」



●安価
高森藍子の発言・行動
↓2

688: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/19(水) 21:19:02.32 ID:PCCqD/xHO
......収録日、私たちについてきてもらって良いですか

691: ◆IChdy0b67U 2015/08/19(水) 21:25:17.75 ID:Vo9KwV350

シン「ケンシロウが…、そのバラエティに…?」

藍子「あ、あの!!」

シン「……」

藍子「…収録日、私たちについてきてもらって良いですか?」

シン「ほう…」

シン「これは願っても無いお誘いだ。否が応でも同行するつもりだったが…、気が変わった」

藍子「えっ?」

未央「ん?」

茜「はい?」

シン「貴様ら…」

シン「収録は明後日だな?」

シン「その日、貴様らの誰が体調不良だ? いや、もしくは全員か?」

藍子「っ!?」

未央「な、なになに…?」

茜「体調なら頗る良好ですよ! 問題ありませんッ!!」


●安価
体調不良で欠席させられる子

1.本田未央
2.日野茜
3.高森藍子
4.3人全員
5.その他(内容自由)
↓2

693: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/19(水) 21:28:45.80 ID:23+xMgNL0
1 ただしシンから金一封もらえる

694: ◆IChdy0b67U 2015/08/19(水) 21:38:47.77 ID:Vo9KwV350

シン「本田未央。体調不良は貴様だ」

未央「えっ…、私、全然元気だよ?」

シン「収録は欠席だ。人員を補充する必要があるな…」

未央「ちょ、ちょっと! ねえ、何言ってるの?」

藍子「(み…、未央ちゃん! 頑張って…!)」

茜「(ふむふむ…、未央ちゃんはどこか調子が悪いんですかね?)」

茜「(それを一目で見抜くとは…! 流石はプロデューサー!!)」

シン「……」ゴソゴソ

シン「この財布の中に10万入っている。貴様にこれをやろう」スッ

未央「!」

藍子「!」

茜「おお…!」

未央「く、くれるの? 嬉しいけ、けど、だから私にどうしろって?」

シン「貴様の代わりに、俺がその収録に出てやろう。本来ならば他二人も引っ込んでいて欲しい所だが」

藍子「」

未央「え、え、え……!?」

未央「な、何それっ!? どういう事!?」

シン「分かったな?」



●安価
本田未央の発言・行動
↓2


696: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/19(水) 21:44:30.96 ID:m+QsHt1p0
今度こそ3人で成功したいからこの3人でやらせて欲しい
シンは応援・アドバイザーとしてきてほしいと3人で熱く訴える

697: ◆IChdy0b67U 2015/08/19(水) 21:56:57.97 ID:Vo9KwV350

未央「い、嫌だよ! 私達が3人揃ってないと、意味無いじゃん!」

藍子「…!」

藍子「その通りです…!」

藍子「シンさん…、以前仰いましたよね? 私達ユニットの連携について…」

藍子「今後はユニットで活動する場面も増える。そういった中で私達に合ったチーム感を形成して行けばいい…って」

藍子「私達、今がその時だと思うんです! お願いします! 私達にやらせて下さい!」バッ

藍子「私たちの成長を、傍らで見守っていてください…!」

未央「あーちゃん…」

未央「わ…、私からもお願いだよ…! 今度は3人で上手くやって見せるからっ!」バッ

茜「(……???)」

茜「(未央ちゃんは体調不良の筈では…? しかし、2人も頭まで下げて…)」

茜「(…! 成る程…、敢えて自分を追い込むことで、更なる成長の転機を促そうと…!)」

茜「でしたら! 私からもお願いします! 未央ちゃんもこう言ってますし!」バッ

未央「お願い! プロデューサー!」

藍子「お願いしますっ…!」





シン「却下だ」

未央「」

藍子「」

茜「オォゥ……」


・・・・・
・・・


698: ◆IChdy0b67U 2015/08/19(水) 22:04:36.46 ID:Vo9KwV350


・・・
・・・・・
~~2日後~~
(本番当日 SNK局 収録スタジオ)



瑞樹『ハイ! 今日も始まりました、新旧揃い踏みのアイドルバラエティ!』

瑞樹『筋肉でドゴン!「muscle!☆muscle!」』

瑞樹『司会はおなじみ、川島瑞樹です♪ よろしくお願いしまーすっ♪』


パチパチパチパチ!

瑞樹『それでは、今回活躍するアイドルを紹介しましょうっ!』

瑞樹『まずは向かって左手、346プロダクションより、北斗チームの入場です!』

パチパチパチパチ!


ケンシロウ「……」

ジャギ「よろしく」

ラオウ「うむ」


瑞樹「初めまして、どうぞ宜しくお願いします」

瑞樹『346プロダクションの中でも、密かに注目を集める肉体派プロデューサー達が、今回は自身のプロダクションの宣伝を兼ねてお越しいただきました!』

瑞樹『ここまでこの番組の趣旨に沿ったメンバーは初めてなので、私もどうなるか皆目見当もつきません! 非常に注目したい所です!』

699: ◆IChdy0b67U 2015/08/19(水) 22:17:57.83 ID:Vo9KwV350

瑞樹『続いて向かって右手より……』

瑞樹『前回に引き続き、またまた推参! 7610プロダクションから、ポジティブパッションチームの登場でーす♪』


パチパチパチパチ!

シン「よろしく」

藍子「…」

茜「ボンバーっ! 気合全開ですっ!」

瑞樹『ええっと…?』

瑞樹『今回は本田未央ちゃんが欠席との事で、穴埋めとして南斗DE5MENのシンさんが駆け付けてくれました』

瑞樹『彼女、具合の程は大丈夫ですか?』

シン「問題ありません。まだ新鋭のユニットなので、少し熱が入り過ぎてダウンしてしまいました」

瑞樹『そうなんですか…。可哀想に…』

シン「本人は『体調不良を押しても出たい、ユニットのために少しでも活躍したい』と、昨日まで懇願していましたが…」

瑞樹『…チームを思うその心、胸が打たれますね』

藍子「…」

シン「ここで逸材の芽を潰すわけにはいかないと大事を取って、今回はこの俺が代わりに彼女の役割を果たそうと思います」

シン「そして彼女に顔向けできるよな結果を残して、彼女を喜ばせてあげたいとおもいます」

瑞樹『…そうですね。私も中立の立場ですが、是非とも未央ちゃんのために頑張って下さい!』

藍子「…」

茜「(あれ? 未央ちゃん…、やっぱり怪我してたんですかね…?)」

瑞樹『さて、では早速ゲームに移りましょう!」

瑞樹『今回勝者には、新曲告知の権利が与えられます!』

瑞樹『両チーム、自慢の筋肉フル稼働で頑張って下さいねっ!』



●安価
第一競技(残り2回)

1.ツイスターゲーム
2.手押し相撲
3.北斗の拳クイズ
4.その他(内容自由)
↓2

701: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/19(水) 22:18:48.61 ID:PCCqD/xHO
1

704: ◆IChdy0b67U 2015/08/19(水) 23:27:44.57 ID:Vo9KwV350

瑞樹『第一競技、ツイスターゲーム~っ!』


パチパチパチパチ!

瑞樹『皆さんご存知、昔家庭で大ブームとなったこのゲームを使って、今日はくんずほぐれつするアイドルの微笑ましい光景をお届けしたかった所ですが…』

瑞樹『346チームが御覧のマッスル達なので、少し道徳観的にどうなるか分かりませんが…!』

瑞樹『画になるのは間違いないでしょう! では早速チームから一人、代表を選出して下さい!』



シン「俺が行こう。お前達は下がっていろ」

藍子「ま、待って下さい!!」バッ!

シン「か弱い年頃の女子を、あんな暴漢共と接触させる事など、俺が認めん。有無は言わさんぞ」

藍子「(そ、それはそれでありがたいけど…、そ、それでも向こうのチームには…っ!)」チラッ

ケンシロウ「…」

藍子「(~~~っ!! ど、どうしたらいいんでしょう…)」

茜「ツイスターゲームですか! 経験は無いですが、楽しそうですね!!」



●安価
メンバー選出

北斗チーム
00~20:ラオウ
21~40:ジャギ
41~99:ケンシロウ

ポジティブパッション+1
00~04:高森藍子
05~08:日野茜
09~99:シン

↓1.2.

705: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/19(水) 23:28:15.34 ID:38/U/lmbo

706: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/19(水) 23:28:25.72 ID:23+xMgNL0
あたぁ!

711: ◆IChdy0b67U 2015/08/19(水) 23:49:43.87 ID:Vo9KwV350

瑞樹『それでは参りましょう! 北斗チームからは、ジャギさんが挑みます!』

ジャギ「相手はシンかぁ? お手柔らかに頼むぜえ?」

瑞樹『ポジティブパッション+1チームからは、鬼気迫る表情のシンさんです!』

シン「……」ビキビキ

瑞樹『か、顔が怖いですよ、シンさん! スマイルスマイルっ♪』

シン「ジャギ…、貴様は絶対に許さん。一瞬で地獄へ送ってやるぞ」

ジャギ「お、おいおい…。ツイスターゲームで大袈裟じゃねえか?」

712: ◆IChdy0b67U 2015/08/19(水) 23:52:11.69 ID:Vo9KwV350

瑞樹『両者気合十分ですね! 先攻は北斗チーム!』

【★左手、黄色】

ジャギ「よっと…」ポン

瑞樹『では後攻、シンさんは…』

【★右手、黄色】

シン「……」


グサッ!


ジャギ「ぎ、ギャアァーーー!!」ブシャァ!

瑞樹『!?』

シン「…」グリグリ…

ジャギ「し、シンッ! き、貴様ァ…、お、俺の手を~~ッ!!」

瑞樹『ちょ、ちょっと! 一つの円には一人分しか置けませんよ!?』

瑞樹『と…、というか、シンさんの、て…、て、手が、か、貫通、してっ……!?!?』オロオロ

シン「早く次の場所を指定しろ。さっさとこのゲームを終わらせるぞ」

ジャギ「ちょ、ちょっと待て! 放送事故じゃねえのかコレはーーーっ!?」


713: ◆IChdy0b67U 2015/08/19(水) 23:57:00.94 ID:Vo9KwV350

【★右足、青】

ジャギ「ぐ…、な、何故だぁ…!?」ポン

【★左足、青】


ズバッ!

ジャギ「ばわッ!? ぐ、グオオーーーっ?!」ブシャァ!

シン「次に穴が空くのは左足か? それとも右手か? 一体何本で死ぬかな? ん~??」グリグリ

瑞樹『』

藍子「」

茜「こ…、これがツイスターゲーム…!」

ケンシロウ「ジャギ…、所詮あの程度の男か…」

ラオウ「余興と思ったが、案外楽しめそうではないか…!」

ジャギ「し、シン…、き、貴様っ…!」

ジャギ「い、いいんだな!? 俺様にこんな事をしたら、どうなるか…!」

シン「…!」

ジャギ「け…、ケンシロウへの、想いを、ば、バラされたくなければ…」

シン「な、何ィ!?」



●安価
シンの行動
1.バラされるのは死んでも嫌だからあっさり負ける
2.問答無用でジャギの手足を刺し続ける
3.その他(内容自由)
↓2

715: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/20(木) 00:00:05.50 ID:xMLjI6ga0
バラそうと口を開いたときがお前の最後だと脅し返して刺し続ける

717: ◆IChdy0b67U 2015/08/20(木) 00:11:53.66 ID:3JjbbZpK0

シン「……」

【★左足、赤】

ジャギ「は…、早くこの手を抜かねえか! シンッ!」ポン

シン「ククク…、それは脅しか? この状況で不利な立場は一体どちらか、貴様は分かっていないようだな…」

ジャギ「な、何ィ~っ!?」

シン「言うなら好きにしろ。だが…」

【★右手、赤】

シン「バラそうと口を開いたときがお前の最後だ」

グサッ!

ジャギ「ぐああーーーッ!?」ブシュッ!

瑞樹『……』

ラオウ「シン…、反動も付けずにあの技の冴え…。衰えてはおらんようだな」

ケンシロウ「ああ。腐っても六聖拳の闘士ということか…」

藍子「……」

茜「良かったですね! あのゲームはまだ私達には恐らく訓練が足りませんよ!」

茜「きっとシンさんは、そのことも見越していたんですねっ!!」

藍子「うん…。そうですね…」



グサッ!

ギャアァァァァァ!



●安価
第二競技(ラスト)

1.押し相撲
2.胸キュンコンテスト
3.その他(内容自由)
↓2

719: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/20(木) 00:15:43.99 ID:wRKG/Rk2O
騎馬戦

727: ◆IChdy0b67U 2015/08/20(木) 00:40:56.29 ID:3JjbbZpK0


・・・
・・・・・
~~30分後~~


瑞樹『第二競技は、「胸キュンコンテストー」!』


パチパチパチパチ!

瑞樹『ええっと…、北斗チームは不慮の事故により、第二競技からはジャギさんを抜いてお二人で挑戦して貰います』

ラオウ「もともと奴は勘定に入れておらん。安心せい」

瑞樹『は、はい…』

瑞樹『ルールは簡単。各チーム一名ずつ選出し、男性なら女性に、女性なら男性に向けた胸がキュン☆、とする言葉を考えて、実際に発表して貰います』

瑞樹『発表する際は、イメージし易いように、どこかのチームから仮想の相手を選択して挑んでも構いませんよ?』

シン「ほう…?」

藍子「な、成る程…」

茜「ほうほう…!」

瑞樹『では張り切って参りましょう! まずは北斗チームから!』

シン「(ケンシロウ…、俺とお前が選択されれば、もう思い残す事は無いッ…!)」

藍子「(か、神様っ…!)」

茜「(胸キュンですか…。胸キュンってなんでしょうか?)」




●安価
1.北斗チーム
00~49:ラオウ
50~99:ケンシロウ

2.仮想相手
00~10:川島瑞樹
11~25:日野茜
25~40:高森藍子
41~80 :シン
81~99:選択されなかった北斗チームのメンバー

↓1,2,

728: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/20(木) 00:41:56.44 ID:UgEIYh/40

729: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/20(木) 00:43:14.78 ID:pohdDTGWo

730: ◆IChdy0b67U 2015/08/20(木) 01:06:07.61 ID:3JjbbZpK0

ラオウ「俺が挑もう。哀しみ故愛を捨てた俺の空虚な声が何処まで響くのか、面白そうではないか」

瑞樹『はい、では…、仮想の相手を選んで下さい』

シン「(チ…、ラオウか……。空気を読まん男だ…)」

藍子「ほっ……」

ラオウ「シンで」

瑞樹『はい、ではシンさん。前にお越し下さい』

シン「……」

シン「……」

シン「……は?」

731: ◆IChdy0b67U 2015/08/20(木) 01:08:47.43 ID:3JjbbZpK0

シン「ま、待て拳王ッ! 何故に女ではなく男の俺を選ぶのだ!?」

ラオウ「女に吐く台詞としては少々歯痒い物がある。ケンシロウは論外として…、ならば…」

ラオウ「実際に殺しても良さそうな無関係の貴様であれば、俺も心おきなく全身全霊で挑めるというものだ」

シン「ハァ!? ……ハアァ!!?」

瑞樹『はい、では両者スタンバイお願いします♪』


・・・・・
・・・





ラオウ「……」ズオオオォ…

シン「(た、助けてくれ…っ!)」

ラオウ「……もう始めても良いのか?」

瑞樹『はい。お好きなタイミングでどうぞ?』

シン「………」

ラオウ「……」


●安価
拳王の胸キュン台詞

1.うぬのハートに愛の剛掌波、お見舞いしちゃうゾ☆ なーんて…♪ (SAN値チェック)
2.天涯孤独、拳王の涸れた心を、うぬの慈母の眼差しで癒してはくれぬだろうか…
3.そのサラサラロン毛…、ブロードウェイの花形でもたじろぐ程の気品と美しさ…
4.有無は言わさん、俺の女になれ(壁ドン)
5.あの…、どうですか? あそこの城で一発。いえ、特にやましい事じゃ無くて…
6.その他(内容自由)
↓2

733: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/20(木) 01:10:37.67 ID:WF3SeH2BO
3

736: ◆IChdy0b67U 2015/08/20(木) 01:26:21.66 ID:3JjbbZpK0

ラオウ「そのサラサラロン毛…、ブロードウェイの花形でもたじろぐ程の気品と美しさ…」

シン「(ブフッ!)」

ラオウ「まさに貴方は世紀末の枯れた世界に輝く大輪の花だ」

シン「……」

ラオウ「この拳王、よもやこのような事で心が緩むとは…。驚きの一言に尽きる」

シン「ストップ」

ラオウ「……」

シン「無理だ、これ以上は。胸キュンどころか笑いを堪えるので精いっぱいだ」

ラオウ「……貴様の評価は聞いておらん。どうだ、川島瑞樹よ」

瑞樹『うえ!? わ、私ですか…?』

瑞樹『そうですね、では後で、公平に会場の女性の方々に評価をお願いしましょうか』

ラオウ「うむ」スタスタ

シン「…(何とか無事で済んで良かった…)」

瑞樹『では後攻、ポジティブパッションチームに参りましょう!』

瑞樹『挑戦する人、そして仮想の相手を選択して下さい!』




●安価
1.ポジティブパッション+1
00~25:高森藍子
26~50:日野茜
51~99:シン

2.仮想相手
00~10:川島瑞樹
11~20:ラオウ
21~60:ケンシロウ
61~99:選ばれなかったチームメンバー
↓1,2,

737: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/20(木) 01:26:44.99 ID:UgEIYh/40
a

738: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/20(木) 01:26:48.46 ID:2gdXQiXTO
ほい

741: ◆IChdy0b67U 2015/08/20(木) 01:36:09.58 ID:3JjbbZpK0

シン「勿論俺だ。男を知らん貴様らは到底魅力的な世辞ですら思いつかないだろう」

瑞樹『分かりました。では、仮想相手を…』

ケンシロウ「……」

ラオウ「ケンシロウ、貴様も今日、何か興じてみようと思わんのか?」

ケンシロウ「……ラオウ、お前がそこまで言うのであれば…」

シン「……!」

茜「頑張って下さい! 胸キュンとやら、是非ともご教授を!」

シン「フフフ…、任せておけ、日野茜よ」

藍子「し、シンさん! ま、待って下さい!」

シン「何だ…。何を言われようがここは絶対に譲らんぞ」

藍子「あ、あの…、そ、そうですね…」

シン「(ケンシロウか!? ケンシロウが来るのか…!)」ドキドキ

ケンシロウ「……」



●安価
高森藍子の発言
↓2

743: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/20(木) 01:41:52.01 ID:/JHtZCShO
ケンシロウさんに自分の正直な想いを伝えてください

....それと収録が終わったら時間を下さい、告白したいことがあります

744: ◆IChdy0b67U 2015/08/20(木) 02:13:07.74 ID:3JjbbZpK0

藍子「……っ」

シン「用が無いなら、そこをどけ」

藍子「シンさん…」

藍子「ケンシロウさんに自分の正直な想いを伝えてください」

シン「……勿論、そうするつもりだ」

藍子「…それと、収録が終わったら時間を下さい、告白したいことがあります」

シン「……」

茜「(告白?)」

シン「告白……? 残念ながら、それは無理な了見だ」

藍子「えっ?」

シン「何故ならば…、俺はこの後、南斗では無く、北斗の一員になるかも知れんからな」

シン「貴様らに顔を合わせる事無く、俺は去るだろう」

藍子「……」

藍子「…エッ!?」

ケンシロウ「……」スッ

藍子「あっ…、し、シンさん…!」



シン「……」スタスタ

ケンシロウ「シン…」

シン「随分と威勢が良いな。消えぬ傷を負わせた俺に臆せず向かうとは」

ケンシロウ「抜かせ。貴様の阿呆面を近くで拝みたくてな」

シン「フフフ…、減らん口だな、ケンシロウ」

ケンシロウ「……」



●安価
殉星シンの胸キュン台詞

1.俺と一緒に、素敵な恋をしませんか?
2.アイラブユー、ケンシロウ
3.泣かせる様な事は絶対しません。残りの人生を…、俺に下さい
4.大好きです。今度は嘘じゃ無いっす
5.生きててくれればいい。一緒にいられればいい。俺はもう、それだけで良い
6.明日起きたら恋人同士ってのはイヤか?
7.お願い…、一日でいいから、俺より長生きして。もう一人じゃ、生きていけそうにないから
8.いつかお前を貰いに行く
9.その傷も何もかもひっくるめて、まるごと全部、俺はケンシロウのコトが好きだから
10.じゃ、結婚すっか
11.殉星シンは、ケンシロウを愛しています。世界中の、誰よりも
12.これが最後だ、最後でいい、二度はいらない、今度こそ。俺に最後のチャンスをくれないか。……お前と、一緒にいたい…っ
13.愛し合う事だけが、どうしてもやめられない。良いか悪いかは知らないが、とても強い力だ。核融合なんて目じゃない
14.俺はケンシロウ一筋。内緒な
15.俺の心と体は、全てお前に預けよう。俺はお前のものだ
16.その他(内容自由)

↓5

749: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/20(木) 02:38:13.81 ID:A4TfsTwY0
俺を本当に見てくれるのはお前だけだケン、好きだ愛してる。お前も俺と素敵な恋をしよう

763: ◆IChdy0b67U 2015/08/20(木) 20:15:58.43 ID:4nNYPYM30

ケンシロウ「…」

シン「…ケンシロウ」

シン「俺を本当に見てくれるのはお前だけだケン」

シン「好きだ愛してる。お前も俺と素敵な恋をしよう」



シィーン……


瑞樹「」ゾワッ

ラオウ「…」

藍子「……」

茜「ふむふむ…?」

ケンシロウ「……」

ケンシロウ「……」

ケンシロウ「…………」

764: ◆IChdy0b67U 2015/08/20(木) 20:17:18.31 ID:4nNYPYM30

ケンシロウ「ホォゥ!」


ドカッ!

シン「ぐおっ!? け、ケン…ッッ!?」


ケンシロウ「ホアァァァァァァァァァァッー!!」


ドゴゴゴゴゴゴゴ!
ドカッ、ビシィ!
メキッ!

シン「ぶばぁッ! ごぐ、ご、ぶおばッ!」


ケンシロウ「アアアタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタァッッッ!!」


ドガガガガガガガガガガ!

シン「あふっ! げウッ、ボバアッ!!」


ケンシロウ「アアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーッッ!」


ドガン! ゴリッ! メリッ!
ドドドドドドドドドドドドドド!

シン「グオオオオッーーーっ!!」


ドゴォォォォン……

……………
…………
………
……



シン「……」

シン「」

765: ◆IChdy0b67U 2015/08/20(木) 20:18:32.77 ID:4nNYPYM30

パラパラ…


ケンシロウ「北斗、百裂拳……!!!」

ケンシロウ「これが、俺の返答だ、シン」

ケンシロウ「せめてもの情だ。100発とも、秘孔は突いてはいない」

瑞樹『そ、それって……、つまり普通に100発殴ったという事で解釈して良いんですかね?』

ケンシロウ「15発程、オマケしておいた。それは今までの蛮行の礼として受け取れ」

瑞樹『あ、あの…』

瑞樹『別に、彼はただの仮想の練習相手だったので、本気で彼に向けて殴るのはお門違いだったのでは…?』

ラオウ「何を言う、川島瑞樹…。奴はしかとケンシロウを名指ししていたではないか」

瑞樹「た、確かに…、それはそうですね…」

ケンシロウ「……」

ケンシロウ「この世に生まれ落ち、今に至るまで、感じたことのない不快と嫌悪が、俺の中を飢えた蛇の如く這いまわった」

ケンシロウ「心底…、心底恐怖した…! あと一瞬遅ければ、俺は正常な思考を失い、奴をたちまち殺していただろう」

ケンシロウ「自制心を抑えようとした結果だ」

瑞樹『さいですか…』


766: ◆IChdy0b67U 2015/08/20(木) 20:19:20.04 ID:4nNYPYM30

茜「成程…、胸キュンとは、決闘開始の合図、または相手の心を抉り煽る挑発行為…」

茜「と言う事ですかね、藍子ちゃん…………、おや?」


タタタタタ

藍子「し、シンさん!? だ、大丈夫……」

シン「」

藍子「……では無いですよね……傍から見ても…」

茜「…?」ヒョコッ

茜「プロデューサー、これでは戦線復帰は厳しいですか?」

瑞樹『では、すぐウチの医務室へ運びましょう』

藍子「……」

瑞樹『ポジティブパッションチームは…、今後、どうしますか?』

茜「どうする、とは…?」

767: ◆IChdy0b67U 2015/08/20(木) 20:19:55.44 ID:4nNYPYM30

瑞樹『客観的に判断して彼が脱落した以上、どうみてもチームのバランス・戦力が……、その…、不釣り合いというか、もう無理と言うか…』


ケンシロウ「…」ズオオォォ…

ラオウ「……」ズウゥゥン…


茜「そ、そうですね…っ! 彼らの鍛え上げたヒッティングマッスルには、私達二人だけでは対抗出来そうにありません…!」

瑞樹『番組の趣旨的には少しズレますが、当初の予定と変更して、体力に限らず、学力や知力で競うコーナーも一応は用意できますが…』

藍子「…いいえ、このままで大丈夫です」

瑞樹『……?』

藍子「…彼抜きでも、私達が何とかやってみます。ね、茜ちゃん?」

藍子「私たちなら、何とかなるでしょう?」

茜「ふむ、藍子ちゃんが仰るならば…」

茜「分かりました! 不肖この日野茜、お付き合いしましょう!」

茜「なあに、もしダメだったら、また私達2人で社長に頭を下げましょうっ!」

藍子「うん…! じゃあ、頑張りましょう…!」

茜「さあ、試合はまだまだここからですよっ!」

・・・・・
・・・


768: ◆IChdy0b67U 2015/08/20(木) 20:20:56.96 ID:4nNYPYM30


・・・
・・・・・
======
~~収録後~~
(SNK局 楽屋)




ガチャ

未央「あーちゃん、お疲れ様っ☆」

藍子「あっ、未央ちゃん。収録、見ていたんですか?」

未央「部外者の立場で観察したら、本当に冷や冷やさせられるね…、ま、それが良いトコでもあるんだけど」

未央「いや、これは感覚がマヒしてるのか、はたまた……?」

藍子「ふふっ…、確かに」

未央「……」

シン「」

未央「…あんなに殴られたのに、幸せそうな顔で寝てるねえ…。いや、あーちゃんに膝枕して貰ってるからかな?」

藍子「そんな事ないですよ、きっと……」

藍子「……良い夢でも見てるんでしょう。私達では想像も及ばない、何処か…、遠い所の……」

未央「……」

769: ◆IChdy0b67U 2015/08/20(木) 20:21:58.74 ID:4nNYPYM30

未央「茜ちんは?」

藍子「今日のゲストの方の所で、ツイスターゲームをやっていましたよ?」

未央「ふーん、そっか。後で様子見てくるかな」

藍子「……」

未央「…」

未央「……あーちゃん、さぁ…」

藍子「はい?」

未央「彼のこと、好きなの?」

藍子「え、ええっ!?」ドキッ

770: ◆IChdy0b67U 2015/08/20(木) 20:22:27.65 ID:4nNYPYM30

未央「だってねえ…、傍から見たら、凄く分かりやすいケドなー?」

藍子「そ、そういうのじゃありませんよ! だ、断じてっ!」

未央「ホントー?」

藍子「ほほ本当ですっ! た、ただ…」

未央「ただ?」

藍子「…」

藍子「月並みですが、とても芯に強い想いを秘めていて…」

藍子「………不器用ですけど、本当に優しい人だとは思います」

未央「………ほーん」

藍子「な、なんですか?」

未央「いやぁ…、別に?」ニヤニヤ

未央「あーちゃんは愛い奴ですなあ…、と思って♪」

藍子「か、からかわないで下さい! もうっ…///」

771: ◆IChdy0b67U 2015/08/20(木) 20:23:26.90 ID:4nNYPYM30

未央「でもシンさん…、あのケンシロウっていう346の人にご執心だしねぇ」

未央「申し訳ないけど、他は眼中にないって感じもするけど…」

藍子「いいんですよ。シンさんは、それで」

未央「へっ?」

藍子「ここで簡単に私に靡くようでは、私が憧れたシンさんじゃありませんから」

未央「……?」

藍子「どこまでも一途で不器用で…、不格好なほど執念深く、ちょっぴり粗暴で…」

藍子「でも、ただ自分を貫いて、一つのものを追い続ける」

藍子「…その真摯な姿勢があってこその、シンさんですから」

未央「……」

未央「あーちゃんは、それでいいの?」

藍子「勿論です。見守るのも、またひとつの……………、…ですよね?」

未央「ううむ…、その域に達するには、未央ちゃんにはまだ少し経験不足だなあ…」

772: ◆IChdy0b67U 2015/08/20(木) 20:24:19.23 ID:4nNYPYM30

未央「さて……と」

未央「茜ちんを呼んでくるかな。そろそろ帰る準備しないとね」

藍子「はい、お願いします」

未央「あっ、あと…」

藍子「?」

未央「……また今日もダメだったね、CD告知」

藍子「…そうですね。私達、まだまだ未熟です」

未央「まあ、まだこんなもんでしょ。新鋭ユニットなんだし気負う必要は無いよ」

未央「一緒に、社長に謝りに行こう?」

藍子「!」

未央「関係無く無いよね? 私も一応、このユニットの一員なんだし…!」

藍子「未央ちゃん……」

シン「んぐっ………!」モゾモゾ

未央「!」

藍子「!」

773: ◆IChdy0b67U 2015/08/20(木) 20:24:49.54 ID:4nNYPYM30

未央「じゃあ、邪魔者は退散しますかな…♪」ヒラヒラ


バタン

藍子「み、未央ちゃん! また……、もうっ…!」

シン「ぐっ…!」ヨロッ

藍子「き、気が付きましたか?」




シン「け、ケンシロウッッ!!!!!」ガバッ



藍子「……………」

シン「…」

シン「……ん? 何だ、ここは…」

藍子「収録ならもう終わりましたよ?」

シン「な、何ィ?!」

シン「俺の出番はどうなった! 確か…、第二競技でケンシロウと対面した所で…」

シン「…思い出せん…! な、何故だ…!?」プルプル

藍子「まあまあ…、落ち着いて下さい」

774: ◆IChdy0b67U 2015/08/20(木) 20:26:12.26 ID:4nNYPYM30

シン「心なしか、全身から鈍痛がするのだが、こ、コレは…、俺の身に一体何が降りかかったのだ…?」

シン「というか、貴様ら…!」

藍子「はい?」

シン「貴様らのCD告知はどうなった? 俺が第一競技で1分程稼いだが」

藍子「じ、実はですね……情けない話なんですが…」

藍子「シンさんが抜けた後、第三、第四競技で、相手チームに殆ど点数を持っていかれて…」

藍子「最終的に、さ、3秒しか……」

シン「何ィ!? あ、あの唐変朴共ッ!」ダン!

シン「女子に対する手加減や思いやりを微塵にも感じんぞ!? これだから北斗は…!」

シン「く…! 俺が気を失わなければ……!」

藍子「ふふっ…、良いんですよ。これは私達3人の問題ですから」

775: ◆IChdy0b67U 2015/08/20(木) 20:26:53.32 ID:4nNYPYM30

シン「良いワケがあるか! 貴様ら部下の失態は俺の責任だ!」

藍子「えっ?」

シン「俺は貴様らの担当だ。立場の上下はどうあれ、アイドルとプロデューサーとは運命共同体だろう?」

藍子「…!」

シン「サウザーに毒され過ぎなのだ、貴様ら全員…。あんな排他的で独裁的思考を植え付けられても、お先真っ暗だぞ」

シン「兎に角、俺の手柄は即ち貴様らの成功であり、同時に貴様らの尻拭いは俺の役目だ」

シン「世知辛い…、やり難い、窮屈だ。こんな馬鹿げた事を、いつまで続けねばならんのだ、全く…!」

藍子「(……)」

776: ◆IChdy0b67U 2015/08/20(木) 20:28:48.38 ID:4nNYPYM30

シン「貴様らはまだ未熟で新鋭のユニットだ。まだ全てを完璧にこなせるなど思っていない」

シン「今はまだ負担を俺が受けてやろう。だが、それ一辺倒でも困りものだ」

シン「早く手の掛からん位成長して欲しいものだ。仕方ないが、それまでは面倒を見てやる」

藍子「…はい!」

藍子「それで…、一人前になった後は、お世話…、してくれないんですか?」

シン「いつまでも手を焼くガキは好かんな。自立と進化を諦めた時点で、生きる価値など無いのだ」

シン「従順さは認めるが、度を過ぎればただの依存にしかならん」

藍子「はい♪ 私もこれから努力します」

シン「ああ、そうしてくれ。あの3人の中では貴様が一番有望なのだ」

藍子「ふふふっ…♪ そんな事言われたら、意地でも頑張らなきゃいけないですね…」


777: ◆IChdy0b67U 2015/08/20(木) 20:30:14.30 ID:4nNYPYM30

シン「しかし…、なんだ、この痛み…」

藍子「?」

シン「時が経つにつれ、何処か心地良いと思えるほど、体に馴染む…。何か強い親近感が感じるぞ…!」

藍子「あ、あはは…」

シン「寧ろ、痛みにある種の清々しさが感じられるほど、心が晴れやかだ…。一体、スタジオで何が…?」

藍子「ま、まあ、それは後ほど分かりますよ。今は大事を取って体を休めて下さい」

シン「フン、無用な心配だ。さあ、すぐ帰るぞ」スッ

藍子「は、はい…!」

シン「こんな修羅の者共がうろつく局内でゆっくりしていろという方が異常だ。全く……」スタスタ

藍子「……あ!」

藍子「シンさん、あの、一つお願いが…」



・・・・・
・・・


778: ◆IChdy0b67U 2015/08/20(木) 20:32:16.06 ID:4nNYPYM30

・・・
・・・・・
======
~~後日~~
(7610プロダクション 会議室)



サウザー「……」

茜「……」

未央「……」

藍子「あ、あの…、シンさんは?」

サウザー「奴は天に還った。貴様らと金輪際顔を合わせる事は無いだろう」

未央「そ、それ…、ど、どういう事…」

サウザー「……聞きたい?」

未央「い、いえ……」

779: ◆IChdy0b67U 2015/08/20(木) 20:43:43.20 ID:4nNYPYM30

サウザー「しかし…、何だ、貴様ら、本当に良いのだな?」

茜「あっ、シンさんから聞きました?」

サウザー「ポジパの担当、シンみたいな変 で固定しても…」

藍子「はい。3人で話し合いました」

茜「現状は不満は無いですし、シンさんだと私達も一番足並みが揃いそうなんです!」

未央「あ、でも、それは他の人達が劣ってると言う事じゃなくてね…?」

サウザー「ふぅん…? その心は?」

780: ◆IChdy0b67U 2015/08/20(木) 20:50:25.17 ID:4nNYPYM30

藍子「一番の理由は、私達3人とも個性の方向性は違います。それを纏められるとしたら…」

未央「私達の思考や行動パターンに近い人がいいな、と思って」

茜「あの無鉄砲さ、したたかさ、そして、時折一歩引く謎の冷静さ!」

サウザー「つまりは、精神年齢が貴様らと似通っていると言いたいのか?」

未央「ま、まあ…、そうかな?」

藍子「シンさん以外が彼より劣っていると考えません。むしろ逆だからこそ、思考が成熟して大人すぎる…、と言えば、少し聞こえは悪いですか?」

サウザー「ほう? つまりは俺もかな…?」

茜「勿論ですよ! 何と言っても、南斗聖拳を纏める頂点に立つ王にして、プロダクション代表取締役社長ですよ!」

未央「ね、ね? だからお願いっ!」

サウザー「フフフ…! そこまで考えがあるなら無碍には出来んだろう」

サウザー「しかし、それは今後の成果次第で再検討も吝かではないからな」

藍子「はいっ!」

茜「ありがとうございます!」

未央「いよっ! 流石は社長、太っ腹♪」

サウザー「フハハハハ! 殺すぞちゃんみお!!」

未央「ご、ごめんなさい…」


781: ◆IChdy0b67U 2015/08/20(木) 20:57:32.37 ID:4nNYPYM30

サウザー「まあ、その件はさて置きだ…」

サウザー「告知の件、どう思ってるの?」

茜「ふ、不甲斐無くて申し訳ありません…」

藍子「次こそは、しっかりと万全を期しますので…」

サウザー「まあ…、シンが死を持って償ったから、今回はそれに免じよう」

サウザー「今後の方針としては…、ユニットは現状このまま保留として…」

サウザー「日野茜は自慢の体力を活かし遠征活動を中心に行う」

茜「は、ハイッ!!」

サウザー「高森藍子は現在受け持つラジオを中心に、今まで通りモデルやリポートなどをこなして貰おう」

藍子「は、はい!」

サウザー「ちゃんみお…、お前は…」

未央「な、何かな?」

サウザー「明日からは社員証を持って、経理課を兼任して貰う」

未央「は…、はいっ!」

未央「……」

未央「………えっ?」



【●終わり●】
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引用元: 【安価】サウザー「7610プロダクション内、アイドル事情調査」