凛「Linkラジオは18回、もうこんなに続いてる」

凛「最後まで気は抜かないけど、ね」

凛「それじゃあ、今日も張り切っていってみよう」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/27(日) 22:10:35.44 ID:uSquCxvD0
 
凛「そういえば、うちの事務所は国際色が豊かなんだよね」

凛「アメリカ、イギリス、フランス、ブラジル、チャイナにロシアにウサミン星」

凛「様々な国から来てて、とっても楽しいんだ」

凛「で、母国の言葉の話になったんだけど」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/27(日) 22:16:54.55 ID:uSquCxvD0
 
凛「アメリカとイギリスは、同じ英語だからね」

凛「ケイトさんやメアリーちゃんはペラペラなんだ」

凛「ただ、あんまりダーリンだのベッドだの言っちゃ駄目だよ」

凛「紗枝ちゃんに聞いたんだけど、京都ではおもてなしにお茶漬けを出すらしいね」

凛「お持て成しのお茶漬け食べて、落ち着こうね」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/27(日) 22:22:52.86 ID:uSquCxvD0
 
凛「フレデリカちゃんは、日本で生活してるからフランス語が話せるわけじゃないみたい」

凛「ただ最近は、フランス語を習得してきてて」

凛『プロデューサー! ジュッテームジュッテーム……なーんてねー!』

凛「お持て成しの心、お茶漬け。どうぞ」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/27(日) 22:29:08.10 ID:uSquCxvD0
 
凛「ナターリアちゃんは、すごく活発な子でね」

凛『プロデューサー、トード ヂーア ペンソ エィン ヴォッセー! って言うまでもないナ!』

凛「……って毎日朝抜けに言うものだから」

凛「はいお茶漬け。梅干も付けたよ」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/27(日) 22:35:56.71 ID:uSquCxvD0
 
凛「フェイフェイは、落ち着きがあって大人しいんだけど」

凛「ただ、活動は激しいんだ、舞台でも事務所でも」

凛『今日もPに、おー会いにー、来まシター。なんちゃっテー』

凛「はいはい。まずはお茶漬け食べてね」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/27(日) 22:44:07.47 ID:uSquCxvD0
 
凛「アーニャは、たまにロシア語使われても、分かんないよっ。いつも……」

凛『ヤ アバジャーユ ティビャ! ……プロデューサーでも分かりませんか?』

凛「そりゃ普通は分かんないかもね。ヤ パニマーユ、パニマーユ」

凛「あ、お茶漬けはピロシキ入れたほうがよかったかな」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/27(日) 22:56:45.26 ID:uSquCxvD0
 
凛「菜々ちゃんはウサミン星から来てるからね、ちょっと愛情表現が独特だよね」

凛『ウサミン星では仲が良い男女はハグハグで親愛を表すんですよ! さあ!』

凛「ここは地球だからね、母星とは勝手が違うからさ」

凛「思ったんだけど。お茶漬けって、湯が多いと大変だよね」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/27(日) 23:02:42.03 ID:uSquCxvD0
 
凛「やっぱりさ、愛の言葉なんて、簡単に口に出すべきじゃないよね」

凛「そういった言葉は、大事な時に伝えるものだと思う」

凛「……じゃあ普段使う言葉? それは……」

凛「ま、毎朝味噌汁作ってあげるよ……とか?」

凛「……わ、笑うぐらいならプロデューサーが考えてよっ」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/27(日) 23:08:46.89 ID:uSquCxvD0
 
凛「さあ今日は、愛梨ちゃんのアップルパイ・プリンセスをアンコールしちゃうよ」

凛「待ち遠しいあなたのために、アップルパイを焼くの」

凛「お手製のパイとティーに愛を込めたら、迎えて私の王子様!」

凛「十時愛梨で、アップルパイ・プリンセス。どうぞ」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/27(日) 23:16:44.69 ID:uSquCxvD0
 
凛「どうかな。このうきうき気分、伝わってるかな?」

凛「ついつい失敗しても良いよね。素敵なパイが焼けたら、それで」

凛「最高の相手と、最高の時間を過ごせたら……」

凛「……私もパイぐらいなら焼けそうかな」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/27(日) 23:23:51.74 ID:uSquCxvD0
 
凛「さて、今日のゲストは、私達がいつもお世話になってる人を呼んだよ」

凛「姉妹揃って、いろいろと教えてくれるんだ」

凛「その名もトレーナーさん。どうぞ」

トレーナー「は、はあ……」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/27(日) 23:30:23.77 ID:uSquCxvD0
 
凛「……どうしたの、テンション低くないですか」

トレーナー「だって、私アイドルじゃないのに……」

凛「気にしなくてもいいよ。半分アイドルみたいなものだよ。誰かさんのせいで」

トレーナー「そうですか……そうなのかなあ……」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/27(日) 23:35:14.39 ID:uSquCxvD0
 
凛「気を取り直して、こんにちは」

トレーナー「こんにちは凛ちゃん。元気でやっているようですね」

凛「まあね。トレーナーさんのほうこそ」

トレーナー「うふふ。この前、とっても良いレストランに行ったんですよ」

凛「あ、羨ましいなあ……」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/27(日) 23:41:14.81 ID:uSquCxvD0
 
トレーナー「今度のレッスンで姉さん達に勝てたら、連れて行ってあげますっ」

凛「それは、行けるのは当分、先になりそうだね」

トレーナー「ふふ……それでも、いつかは行けるんですか」

凛「まあね……いつかは」

トレーナー「その前に、私を負かしてもらわないといけませんね~」

凛「もちろん。そのうち、驚くくらいになるよ」

トレーナー「まあ。大きく出ましたね、楽しみです!」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/27(日) 23:46:21.41 ID:uSquCxvD0
 
凛「おほん。なんなら、ここで証明してあげても良いよ」

トレーナー「あら。私、ダンスでは負けない自信……ありますよ?」

凛「私だって、身のこなしには自信あるからね」

トレーナー「いや、私は大人ですからね」

凛「私は若いからね」

トレーナー「私、元気ですよ?」

凛「私、健やかだよ?」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/27(日) 23:51:58.29 ID:uSquCxvD0
 
トレーナー「プロデューサーさんは、もちろん私の味方ですよね?」

凛「当然、プロデューサーは私につくよね」

トレーナー「ふふ、こっちはプロデューサーさんと開業以来の付き合いですよ」

凛「それを言うなら、こっちもアイドルになって以来の付き合いだよ」

トレーナー「アイドルが意地を張っちゃダメですよっ」

凛「トレーナーさんが頑固なんじゃないかな」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/27(日) 23:57:28.40 ID:uSquCxvD0
 
トレーナー「……こちらに、叩いて被ってジャンケンポンの道具一式があります」

凛「……そうだね」

トレーナー「……」

凛「……」

トレーナー「……ふー」

凛「……はー」


トレーナー「叩いて被って!」

凛「じゃんけんぽん!」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/28(月) 00:02:14.24 ID:A0U0v05w0
 
凛「勝った、もらった!」

トレーナー「そういきませんよ!」

凛「っ、遅かった……っ」

トレーナー「素早いですね凛ちゃん。日々のトレーニングが活きてます!」

凛「まだまだ! 叩いて被って!」

トレーナー「じゃんけんぽん!」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/28(月) 00:08:02.70 ID:A0U0v05w0
 
凛「負けっ……!?」

トレーナー「隙アリです!」

凛「っ!」

トレーナー「ま、間に合わなかった……!」

凛「甘いよトレーナーさん!」

トレーナー「……それでこそレッスンしがいがありますよ、凛ちゃん!」

凛「負けない!」

トレーナー「勝負はこれからです!」

凛「叩いて被って!」

トレーナー「じゃんけん……っ!」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/28(月) 00:11:48.67 ID:A0U0v05w0
 
トレーナー「ふう……」

凛「はあ……」

トレーナー「さすが、凛ちゃんですね……ここまでなんて」

凛「トレーナーさんこそ……こんなに強いとは……」

トレーナー「いつも妹や姉達と、練習してますからね!」

凛「そ、そうなんだ。なんで?」

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/28(月) 00:16:41.49 ID:A0U0v05w0
 
トレーナー「よくプロデューサーさんがですね、私たちをお食事に誘ってくれるんですけど」

凛「うん。うん」

トレーナー「ただ、チケット枠が一人しか無かったりするので……」

凛「……ああやって勝負をつけてる、と」

トレーナー「おかげで、とっても強くなっちゃいました」

凛「あー、なるほど……」

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/28(月) 00:21:50.21 ID:A0U0v05w0
 
凛「食事は楽しいの?」

トレーナー「ええ、もちろん! プロデューサーさんは、意外とロマンチストなんですよ?」

凛「うん、知ってる」

トレーナー「それに、仕事の時よりずっとお茶目で……」

凛「それも知ってる」

トレーナー「前回は花束貰っちゃいましたね!」

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/28(月) 00:26:01.43 ID:A0U0v05w0
 
凛「それは罠だね」

トレーナー「ええっ!?」

凛「トレーナーさんをプロデュースしようとしてる。絶対」

トレーナー「ま、まさかそんな……いやでも……」

凛「誰にでも声をかける人だからね。 きっとそんなこと目論んでるよ」

トレーナー「あ、あれ……なんとなくそれっぽい事を言われたような……」

凛「きっとすぐにテレビ出演することになっちゃうね」

トレーナー「ええええっ!?」

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/28(月) 00:32:08.83 ID:A0U0v05w0
 
凛「はあ、プロデューサー。可愛かったら誰にでも声かける癖、直そうか?」

トレーナー「か、可愛いですか?」

凛「可愛いから仕方ない、とか言われても。私たちのレッスン担当があるから」

トレーナー「し、仕方ないですか……?」

凛「可愛いのにもったいない、とか言われても。私たちのレッスン担当あるから」

トレーナー「も、もったいないですか……?」

凛「可愛いからこそデビューするべきだ、とか言われても……」

トレーナー「ぷ、プロデューサーさん!!」

凛「わあっ!?」

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/28(月) 00:37:10.93 ID:A0U0v05w0
 
トレーナー「あの、私! 今までアイドルになろうとは思いませんでしたけど!」

凛「え、え?」

トレーナー「プロデューサーさんがそこまで言うなら、私……なってもいいかなって!」

凛「え、ちょ……」

トレーナー「でも今は、皆をレッスンしなくちゃいけません。だから皆がトップアイドルになった後……」

凛「トレーナーさん、トレーナーさん?」

トレーナー「その時、良かったら……私をあなただけのアイドルに……!」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/28(月) 00:45:56.04 ID:A0U0v05w0
 
凛「……ぴこっ!」

トレーナー「あいたっ!?」

凛「それ以上は駄目です」

トレーナー「い、いま大事なお話中ですよ凛ちゃん!」

凛「ぴこぴこっ」

トレーナー「いたいたっ! ハンマーでぴこぴこするのやめてくださ……っ!」

凛「えいえいっ!」

トレーナー「ま、ストップです凛ちゃ……せめてじゃんけん! じゃんけんしてからー!!」

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/28(月) 00:52:18.65 ID:A0U0v05w0
 
凛「……ふう。プロデューサーの毒牙から、また一人救うことが出来たよ」

凛「トレーナーさんは、レッスンの時にお世話になってるからね」

凛「彼女がデビューしたりしたら大変だよ、もう」

凛「またライバル、増えることになるし……」

凛「……アイドルの」

101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/28(月) 00:59:18.01 ID:A0U0v05w0
 
凛「さてと、そろそろお便りを紹介するよ」

凛「ペンネーム、データによるとペンネームは採用率の77%さんから」

凛「大事な妹だからな、できれば丁重に扱ってくれるとありがたかったが……特別レッスンを用意しよう」

凛「あの。タイヤを引き摺るのはちょっとレッスンとは言わないと思います」

105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/28(月) 01:06:36.21 ID:A0U0v05w0
 
凛「これは忘れよう。次はペンネーム、スペシャルテクニックさんから」

凛「凛くんには私の特製ドリンクを進呈しよう。何、礼は要らん。目が覚めたら感想を聞かせてくれたまえ」

凛「……それは」

凛「……せめて、美味しいのが良いです」

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/28(月) 01:14:29.54 ID:A0U0v05w0
 
凛「締めはペンネーム、運命の赤い糸さんから」

凛「Pさんにプロデュースしてもらえて幸せです……凛さんはどうですか」

凛「…………もちろん」

凛「今まで知らなかった世界を教えてもらったから……幸せだよ?」

117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/28(月) 01:20:50.01 ID:A0U0v05w0
 
凛「……私。きつくても良いよ」

凛「レッスンの後は喉が乾くし、どんなドリンクでも飲むよ」

凛「まあ、アイドルたるもの、好き嫌いは言ってられないでしょ?」

凛「プロデューサーだってやわなアイドルは嫌いだしさ」

凛「……運命の赤い糸さんは弱音吐いちゃうんじゃないかな」

凛「ここは私に任せなよ」

121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/28(月) 01:25:17.05 ID:A0U0v05w0
 
凛「裏にも書いてあるね」

凛「いつでも用意は出来てますよぉ」

凛「…………」

125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/28(月) 01:34:51.39 ID:A0U0v05w0
 
凛「……ん、端っこになんか書いてある」

凛「わたくし恋のルキトレは、凛ちゃんを応援してますよ!」

凛「……」

凛「ありがとう。まずは胃薬、お願いできるかな」

129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/28(月) 01:41:09.23 ID:A0U0v05w0
 
凛「……さてと。今日はここまでにしようか」

凛「なんだか、いつにも増して疲れちゃったな」

凛「今日はゆっくり休もうか」

凛「それじゃあ、またね」

引用元: 凛「Linkラジオ、ふんわり続くよ」