3: ◆IChdy0b67U 2015/09/05(土) 00:01:19.65 ID:4CCUKH/j0

☆第1回の勧誘結果☆
1.○大和亜季(シュウ)
2.○櫻井桃華(レイ)
3.×前川みく(サウザー)
4.○高垣楓(サウザー)
5.×上田鈴帆(サウザー)

☆第2回の勧誘結果☆
6.×双葉杏(ユダ)
7.○輿水幸子(サウザー)
8.○高森藍子(シン)
9.○姫川友紀(シュウ)
10.○イヴ・サンタクロース(ユダ)
11.○鷺沢文香(サウザー)

☆第3回の勧誘結果
12.○安部菜々(ユダ)
13.×諸星きらり(サウザー)
14.○日野茜(シン)
15.×アナスタシア(レイ)
16.×星輝子(レイ)
17.○岡崎泰葉(レイ)

☆第4回の勧誘結果
18.×藤原肇(サウザー)
19.○向井拓海(シュウ)
20.×佐久間まゆ(シン)
21.○クラリス(ユダ)
22.(挑戦中)前川みく(シン)
23+α.???

4: ◆IChdy0b67U 2015/09/05(土) 00:01:50.59 ID:4CCUKH/j0

過去作↓


‐‐‐
過去作②↓
【安価】サウザー「モバマスアイドル獲得に向けて制圧前進あるのみ!」 

【安価】サウザー「モバマスアイドル獲得に向けて更に制圧前進あるのみ!」【延長戦】 

サウザー「愛のエプロンと橘ありすのサークル活動記」 

‐‐‐‐‐‐
過去作③↓
サウザー「祝ッ! アニメ化ッ!!」  

サウザー「渋谷凛偽装計画」 

サウザー「モバマスアイドル獲得に向けて果敢に制圧前進あるのみ!」  

【安価】サウザー「モバマスアイドル獲得に向けて果敢に制圧前進あるのみ!」【延長戦】 前編 

【安価】サウザー「モバマスアイドル獲得に向けて果敢に制圧前進あるのみ!」【延長戦】 後編 

サウザー「もし、モバマスアニメに北斗勢を各シーンで投入したら…」 

★過去作④↓
サウザー「7610プロダクション内、アイドル事情調査」 

サウザー「渋谷凛人質作戦」 

サウザー「モバマスアイドル獲得に向け華麗に制圧前進あるのみ!」 前編 

サウザー「モバマスアイドル獲得に向け華麗に制圧前進あるのみ!」 後編

5: ◆IChdy0b67U 2015/09/05(土) 00:02:51.28 ID:4CCUKH/j0

★現在の成績
●サウザー
スカウト回数…7回
成功率43%
●シン
スカウト回数…3回
成功率66.6%
●レイ
スカウト回数…4回
成功率50%
●シュウ
スカウト回数…3回
成功率100%
●ユダ
スカウト回数…4回
成功率75%

7: ◆IChdy0b67U 2015/09/05(土) 00:06:01.74 ID:4CCUKH/j0
★聖帝サウザーと愉快な六聖拳★


南斗鳳凰拳 将星サウザー
 南斗最強にして自らを聖帝と名乗り、大観衆が見守る中「愛などいらぬ!」と叫んだ不器用な人。心臓が左右逆の位置にあり、北斗神拳が通用しなかったけど、ケンにバレて有情拳をお見舞いされた不器用な人

南斗白鷺拳 仁星シュウ
 かつてケンの命を救うために両目を失った損する人。サウザー打倒のため、レジスタンスを指揮するもサウザーのやりたい放題で最も被害を被った損する人

南斗水鳥拳 義星レイ
 ジャギにさらわれた妹を探す波のある人。最初は悪そうだったし不器用だったけど、ケンと心を通わし好プレーを連発するもラオウに触れる事なくやられた波のある人。そこから頑張ってカッコよかったので結果オーライです

南斗紅鶴拳 妖星ユダ
 自分の美しさを自負する南斗随一のサプライズキャラクター。マミヤさんをさらったり、女好きをアピールして周りをホッとさせるも、レイの必殺技をくらい観衆が見守る中、盛大にカミングアウトしたサプライズキャラクター

南斗孤鷲拳 殉星シン
 ケンの胸に七つの傷をつけユリアさんをさらった張本人。サウザーに負けず劣らず不器用さを存分に発揮する人。一番周りが見えなくなり空回りする不器用な人

南斗最後の将
 五車星にその身と正体をまもられている謎な人。でも多分不器用。彼女の名前が出た場合、即再安価は必定

9: ◆IChdy0b67U 2015/09/05(土) 00:12:04.16 ID:4CCUKH/j0


・・・
・・・・・
======
~~同時刻~~
(7610プロダクション 女子寮)



友紀「やっぱり、あたしはシュウさんが一番だと思うんだよね~♪」グビッ

楓「いえいえ、社長もなかなか負けていないと思いますよ?」ゴクゴク

シュウ「……ん?」

亜季「? 何のことでありますか?」

友紀「白鷺拳」

シュウ「白鷺拳…?」

レイ「…強さか?」

友紀「いやいや! 誰の拳法の名前が一番『居酒屋』っぽいかなーと思って♪」

ユダ「フン。良かったな、シュウよ。俺も白鷺拳に一票投じよう」グビッ

シュウ「…」

レイ「水鳥拳…、ううん、確かに少し想像は出来んな…」

楓「鳳凰拳は……、居酒屋というより、なんかラーメン屋っぽいですかね?」

亜季「…」

亜季「しかし…」

楓「…?」グビッ

ユダ「どうした?」

亜季「無くなりませんなぁ…、飲んでも飲んでも……うぷっ」

シュウ「…」

レイ「600樽あるからな。どんなうわばみでも、流石にこの量を消費するのは骨だろう」

楓「別に無くならなくてもイイんですけどね~♪」

友紀「右に同じ~♪」ゴクゴク

シュウ「勘弁してくれ…。私がいつまでもサウザーに糾弾されるのだ……」

11: ◆IChdy0b67U 2015/09/05(土) 00:14:54.46 ID:4CCUKH/j0

楓「でも流石に朝から飲んでいたから、流石に酔いも来ますね…」

ユダ「別に今無理に消費せずとも、毎日1樽を全員で分ければ、2か月ほどで片付くだろう」

友紀「いやぁ♪ こんなに飲んだのは御伽公演の打ち上げ以来かなぁ♪」

シュウ「何だ…、かなり泥酔していたのに、記憶は有るんだな」

友紀「勿論っ!」グビッ

楓「……」

楓「『記憶』と言えば…」

ユダ「シンか…?」

楓「はい。記憶喪失と聞いていますが…」

レイ「…」

亜季「どうなのでありましょう、容体は…」

シュウ「心配はいらん。活動に支障は無いし、それ程深刻な物でも無い」

ユダ「寧ろ記憶が消えて、我らにとって都合が良い事だらけではないか」

楓「やはり、何か少し忘れていらっしゃるんですか?」

シュウ「ああ。これまで関わってきた数名の記憶が消失したらしい」

ユダ「実に愉快だ」ゴクゴク

12: ◆IChdy0b67U 2015/09/05(土) 00:23:19.62 ID:4CCUKH/j0

友紀「数名って、具体的に把握してるの?」

レイ「ああ。判明しているのは、この事務所では『高森藍子』と『日野茜』、あと『鷺沢文香』と『橘ありす』…」

レイ「そして346は『北斗四兄弟』、『渋谷凛』………、あとは帝都の『佐久間まゆ』だ」

楓「『佐久間まゆ』ちゃんですか?」

ユダ「奴が今まで勧誘活動で関わった人物の記憶、そしてケンシロウとその他男3人の記憶も、軒並み追憶より遥か彼方に去ってしまった」

友紀「ふうん、へえ~……」

友紀「シンさんの『勧誘に関わった人物』ねえ…」グビッ

友紀「ひょっとして、まだ何人かいるんじゃないの?」

レイ「いや…、サウザーも割と本気で、五車星を酷使して他事務所に対し綿密に調査していたようだから、これで全てだろう」

ユダ「サウザーのように、勧誘で誰かの手を借りたとかなら、話は別だが…」

シュウ「まあ、その様な人物は居ても会う事は無いだろうからな。問題外だ」

17: ◆IChdy0b67U 2015/09/05(土) 00:34:26.30 ID:4CCUKH/j0

シュウ「まあ…、我らは、シンから高森藍子の記憶、或いは高森藍子からシンの記憶の、どちらか消去しようと画策していたから、手間が省けたと言う物だ」

亜季「じ、人為的に消去出来るものなのですか、記憶とは…?」

レイ「北斗神拳に不可能は無い。ケンシロウも半ば乗り気だと聞いていたのだがな…」

亜季「さ…、流石は世紀末を駆け抜けた暗殺術…、奥が深いであります!」

ユダ「これでようやく我ら南斗聖拳とケンシロウと高森藍子に平穏が訪れた」

ユダ「シンへの慈悲は無い。今までの蛮行を省みるに、当然の報いだ」グビッ

友紀「でも、記憶障害とか記憶喪失って、時が経てば自然に戻るんだよね?」

亜季「人により誤差はありますが、見慣れた物を眺めるうちに、最初は靄が掛かった状態から…」

亜季「次第に明瞭鮮明に蘇ると聞いた事はありますね」グビッ

レイ「…」

ユダ「…」

シュウ「そうなれば、また紐無しバンジーさせれば良いだけの事。それで全てが丸く収まる」ゴクゴク

楓「バンジーだけに、万事解決……ふふっ♪」グビッ

亜季「か、解決というのでありますか? それは…」

18: ◆IChdy0b67U 2015/09/05(土) 00:42:21.75 ID:4CCUKH/j0


ガチャ

サウザー「……」




ユダ「さ、サウザー…!」

楓「お疲れ様です♪」グビッ

亜季「社長殿、お疲れ様であります♪」ゴクゴク

友紀「やあやあ! お疲れ様ですっ♪」トクトク…

サウザー「いや…、陽気に酒飲みながら社長に挨拶って、君達非常識過ぎない?」

レイ「まあ良いじゃないか。堅い事を言うな」

シュウ「う、うむ…」

サウザー「ていうか何? 俺だけ呼んでくれないの?」

レイ「それはまあ…、貴様が何処に居るのか不明だったから…」

サウザー「……」

サウザー「というか、貴様に伝えなかった? 今日撮影に関して話し合いするから、会議室に来いって…」

楓「(…撮影?)」

サウザー「ほら、早く来い。貴様だ…、この…」



●安価
勧誘に向かうプロデューサー
↓1

19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/05(土) 00:42:30.33 ID:XHjKWK2AO
レイ

20: ◆IChdy0b67U 2015/09/05(土) 00:58:19.04 ID:4CCUKH/j0

サウザー「このシスコン野郎」

レイ「あ、俺?」

レイ「そんな話だったか?」グビッ

サウザー「会議室に行ったら誰もいないから、最初は時間を間違えたかと思ったけど…」

サウザー「部下のヒゲに確認して合ってたから、ちょっぴり悲しくなったぞ」

レイ「ああ…、うん、ごめん。今行くから…」

サウザー「シンも高森藍子も、346のゲストも帝都の猫もまだ来ていないし…」

サウザー「何、どういう事? 聖帝を焦らすゲームか何か?」

ユダ「シンは分かるが…、高森藍子もか?」

サウザー「だが、誰も居ないのは寧ろ好都合だ。まだ誰も来ない内に、レイには話しておく極秘事項がある」

レイ「……?」

サウザー「今日は『京都』でロケを行う例のドラマの…」

サウザー「メインキャストの内8名、加えてプロデューサー2人、そして総括の俺を含めての打ち合わせだ」

ユダ「プロデューサーは、ケンシロウとファルコだな」

レイ「本当に良かったな…、記憶が消えて…」

サウザー「さて……」



●安価
7610プロダクション
メインキャスト②
↓1

21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/05(土) 00:58:29.41 ID:EaMzQf5w0
拓海

24: ◆IChdy0b67U 2015/09/05(土) 01:07:01.79 ID:4CCUKH/j0

サウザー「向井拓海の所在は分からんが、それも好都合だ」

サウザー「さあ行くぞ。全員が合流する前に、貴様には話す事があるからな…」

レイ「よし、では行くか…」スタッ


バタン


楓「頑張って下さいね~♪」ヒラヒラ

亜季「残りのビールは、私達が相手取るから問題ないであります!」

友紀「でもレイさんお酒強いから、貴重な戦力だったんだけどねえ…」グビッ

ユダ「さて、奴らが仕事をしているのを尻目に、俺達は飲み直すか」

シュウ「……たまには一日中飲むのも悪く無いかもな」

友紀「おっけー! じゃあまた乾杯しますかっ」

楓「はーい♪ ビールを浴びーるほど飲みましょう、かんぱーいっ♪」

亜季「乾杯っ♪」カキン


・・・・・
・・・


25: ◆IChdy0b67U 2015/09/05(土) 01:20:20.09 ID:4CCUKH/j0


・・・
・・・・・
======
(会議室)



レイ「『アイドルプロデュース』……?」

サウザー「そうだ。略してアイプロ。先月、あの346の金庫番より聞いた話だ」

サウザー「地方のロケや撮影において、プロデューサーがアイドルとより親密になるべくコミュニケーションを積極的に取る…、という業界用語らしい」

レイ「まあ…、そこまでは理解出来るが…、何故今になって切り出した?」

サウザー「今回、京都におけるドラマ撮影は、あの346の守銭奴の目が届かぬ『遠征』となる」

レイ「…」

サウザー「実はあの346の拝金主義者、並びに金色の臀部には……、ロケ日程を二日遅く、偽って伝えてある」

レイ「お前…、彼女の事悪く言い過ぎじゃない?」

27: ◆IChdy0b67U 2015/09/05(土) 01:26:10.60 ID:4CCUKH/j0

サウザー「黙れ。つまりだ…」

サウザー「ロケ前日、前々日は邪魔も入らぬ完全なフリーとなる。その間に貴様とシンで現地入りし…」

サウザー「346、並びに帝都のアイドルをかどわかし、我が聖帝軍に迎い入れろ」

サウザー「『アイドルプロデュースin京都』だ…!」

レイ「……」

サウザー「これまで岡山、神奈川、そして兵庫……前3回の遠征で培った知識を元に、スカウトを実行しろ!!」

レイ「いや、俺は遠征初めてなんだが…」

レイ「しかし…、アイプロねえ………。コミュニケーションと勧誘は別モノじゃないか?」

サウザー「構わん。今回は撮影の性質上、完全に我らの領域に誘い込む事が出来る」

レイ「ハア……」

レイ「まあ…、俺も勧誘成績はお前に次いで悪いしな…」

レイ「出来る範囲で努力はしよう。しかし、ターゲットは…」

レイ「つまり、俺達南斗DE5MEN、そして高森藍子と向井拓海の2人を除外した…」

レイ「346の2名、帝都の2名……で良いのだな?」

サウザー「そう言う事だ。この話はシンにも後で伝えておく」

サウザー「これはまたとない好機…! 確実に成功するのだ。いいな?」

30: ◆IChdy0b67U 2015/09/05(土) 01:38:54.05 ID:4CCUKH/j0

ガチャ


レイ「!」

ありす「あの…、社長」

サウザー「ん?」

ありす「346プロダクションと帝都プロダクションから、お客様が参りましたが…」

サウザー「さあ、来たぞッ…!」

レイ「…」

サウザー「いいか? ケンシロウの横にいる2人と、ファルコの横にいる1人と1匹が、今回の勧誘対象だ!」

サウザー「気合を入れろ。今回は単なる顔合わせと、ドラマ内容の簡単な打ち合わせだ」

レイ「…?」

レイ「(1人と1匹……?)」


・・・・・
・・・


●安価
帝都グループ
メインキャスト③
↓1

31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/05(土) 01:38:59.71 ID:EaMzQf5w0

 
38: ◆IChdy0b67U 2015/09/05(土) 01:57:33.70 ID:4CCUKH/j0


・・・
・・・・・
======
~~10分後~~
(会議室)


サウザー「さて…」

みく「…お、お久しぶり、です…」

サウザー「……」

サウザー「猫メイド喫茶も辞め、行方をくらましたかと思えば…」

サウザー「まさか帝都の犬…、いや、猫に成り下がっているとは…」

レイ「……?」

シン「……??」

藍子「(彼女は…、確かあの猫喫茶店で働いていた子ですかね…?)」

拓海「何だ、知り合いか?」

みく「ま…、まあ、今回はドラマにメインで出演させて頂けるという話だったから…」

みく「よ、宜しくお願いするにゃ…」

薫「よろしくおねがいしまーす♪」

レイ「(……)」

レイ「(この子は確か…、以前トークイベントに出演していたな…)」

レイ「(もう片方の子は分からんが、とにかくこの龍崎薫とは取っ掛かりが掴めそうで何よりだ…)」

ファルコ「して…、他の面子は?」

サウザー「間もなく到着するだろう。ケンシロウと…」




●安価
346プロダクション
メインキャスト④
↓1

39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/05(土) 01:57:37.05 ID:4lRySNVAO
愛梨

45: ◆IChdy0b67U 2015/09/05(土) 02:12:38.78 ID:4CCUKH/j0


ガチャ

ケンシロウ「…遅れて申し訳ない」

愛梨「おはようございます、宜しくお願いしますっ♪」

レイ「!!!」ガタッ

レイ「あ、アイリがメインキャストだと……?!」

サウザー「ケンシロウ、貴様が遅れる事は予測の範疇だ。むしろ5分で済んで上出来じゃないか」

ケンシロウ「……」ジロッ

シン「……何だ」

藍子「(……)」

ケンシロウ「……」

ケンシロウ「いや…、別に…」スタスタ

拓海「(何か、男性陣って筋肉質の野郎ばっかだな…)」

レイ「……」ジロッ

愛梨「な、何でしょう…?」

レイ「いや…、よろしく…」

愛梨「はい、よろしくお願いします!」

レイ「(……)」

レイ「(サウザーよ……)」ヒソヒソ

サウザー「(ああ?)」

レイ「(もう、俺は十時愛梨一人の勧誘に絞って良いんじゃないかな?)」ヒソヒソ

サウザー「(貴様殺すぞ?)」



●安価
346プロダクション
メインキャスト⑤(ラスト)
↓3

48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/05(土) 02:15:06.17 ID:UieFDb4l0
アーニャ

53: ◆IChdy0b67U 2015/09/05(土) 02:32:03.37 ID:4CCUKH/j0


ガチャ

アーニャ「ドーブラヤウートラ、おはようご……」

レイ「!」

アーニャ「!!!」

レイ「あ…、アナスタ………」

アーニャ「お…、おはようございます…。宜しく…、お願いしますっ…」チラッ

レイ「……」

アーニャ「……」スタスタ

サウザー「(お前……、今思いっきり目を逸らされたけど…、何したの?)」ヒソヒソ

レイ「(い、いや……、俺はアイリ一筋だから……)」プルプル

サウザー「(はあ?)」

ファルコ「……これで今日は全員か?」

シン「そのようだな。各事務所から二人ずつ」

ケンシロウ「遅れてすまなかった。無礼を詫びよう」

シン「全くだ。大事な会議の日に遅刻とは、情けないにも程がある」

ケンシロウ「……」

サウザー「よし、ではまずは簡単に自己紹介から始めるか…」

サウザー「今回のスペシャルドラマ『聖帝学園の七不思議』、メインキャスト兼現場総括の聖帝サウザーだ」

サウザー「以後、全ては俺の指示に従って貰う。蟻の反抗すらゆるさんから、心得ておけ」

62: ◆IChdy0b67U 2015/09/07(月) 19:42:19.99 ID:mYvyiP050

サウザー「奇しくも…」

サウザー「今回のメインキャストは11人は、何らかの形で一度は顔を合わせている。その他の自己紹介など…、適当に済ませろ」

拓海「オイ、アタシはみんなと初対面なんだけど…」

サウザー「では本題に入ろうか」

拓海「……まあいいケド」

サウザー「今回のスペシャルドラマ『聖帝学園の七不思議』は…」

サウザー「聖靴学園から着想を得た、学園(以下略)テイストのドラマだ」

アーニャ「『聖靴学園』……、ということは、ホラー、ですか?」

サウザー「メインの11人は学生として、短期間中に、学園の七つの謎を解明するために行動して貰うと言うのが本筋だな」

愛梨「七つの謎……それって…?」

サウザー「えー、あと…」

サウザー「このドラマ、普通に人が死にますのでご了承ください」

みく「えっ、そうなの!?」

レイ「それは俺達も初耳だぞ…」

シン「というか、誰の質問も拾わないのかお前は…」

64: ◆IChdy0b67U 2015/09/07(月) 19:54:43.88 ID:mYvyiP050

藍子「学園モノ…、でしたら、他のキャストも何か学校に因んだ役で登場するんですか?」

サウザー「流れを読んだ良い質問ですね。流石は聖帝軍構成員」

藍子「あ、ありがとうございます」

サウザー「11人はメインの生徒役だが、他にも数名控えさせ、また教師役も配置している」

シン「教師…?」

サウザー「まずは担任だな。この担任だが、メインキャスト並みの出番が一応は用意されているが…」

サウザー「……この役も途中で死亡しフェードアウトする予定です」

みく「何か暗い話だにゃ…」




●安価
『担任教師役』
↓1

65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/07(月) 19:54:55.20 ID:o2iqdViAO
まゆ

68: ◆IChdy0b67U 2015/09/07(月) 20:05:50.95 ID:mYvyiP050

ファルコ「確かその役は、我が帝都の佐久間を推しておいた筈だが…、サウザーよ」

サウザー「ああ。当然却下する気だったが…」チラッ

シン「………何だ?」

サウザー「……一身上の都合により、承認しています。勿論彼女にも既に報告済みだが…」

ファルコ「うむ。途中で力尽きる役だとは初耳で些か不服だが……、まあ良しとしよう」

十時「あの…、質問良いですか~?」

サウザー「はいどうぞ」

十時「えっと…、私達は特に他の役との絡みは聞かされてないんですが、他にどんな物があるのか教えて貰っても良いでしょうか??」

レイ「大丈夫だ。君と絡む予定の役は、兄である俺だけだから…」

ケンシロウ「……」

サウザー「まあ…、当日まで極秘のつもりでしたが…、不安を抱かせたままでもモチベーションに影響があると思うので…」

サウザー「良いでしょう。お教えしましょう」




●安価
オリジナル役職(何でも可)
↓1.2.

69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/07(月) 20:08:06.34 ID:Bi5bXvLd0
ジェイソン

70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/07(月) 20:08:44.07 ID:Lwn3Y9hT0
学園のアイドル(親衛隊付)

72: ◆IChdy0b67U 2015/09/07(月) 20:19:54.21 ID:mYvyiP050

サウザー「ジェイソンですね」

薫「ねえねえ、ジェイソンって??」

藍子「多分、有名なホラー映画に登場する殺人鬼…、ですよね?」

サウザー「御名答。まあジェイソンに限らず、暴徒を多数登場させる予定ではありますが…」

シン「おい…、これ学園ドラマだろう? 一応は…」

サウザー「一応な。体裁だけは学園だが、学園スタイリッシュアクションホラーファンタジー系ドキュメント風世紀末ドラマと言っただろう?」

サウザー「あとは、学園のアイドル。これは親衛隊を連なる役です」

アーニャ「アイドル…」

サウザー「特に隠さず、配役を公表しちゃいましょうか。この2役を務めるのは確か…」




●安価
1.ジェイソン役
2.学園のアイドル役
↓1,2,

73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/07(月) 20:21:22.59 ID:Lwn3Y9hT0
こずえ

74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/07(月) 20:21:26.24 ID:ukZK+9WAO
幸子

75: ◆IChdy0b67U 2015/09/07(月) 20:23:20.85 ID:mYvyiP050
>>73
遊佐こずえ

●安価
コンマ00~49:346所属
コンマ50~99:帝都所属
↓1

78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/07(月) 20:43:36.07 ID:p+XgiTh6o

80: ◆IChdy0b67U 2015/09/07(月) 21:08:24.96 ID:mYvyiP050

サウザー「候補は、確か346の遊佐こずえと我が聖帝軍の輿水幸子の名が挙がっていたな」

ケンシロウ「ああ。既に千川から話は聞いている」

サウザー「ジェイソンは遊佐だ。学園のアイドルは輿水幸子にやらせるという結論だが、異論は無いな?」

ケンシロウ「構わん」

サウザー「フフフ…、OKだ」

サウザー「まあ、他の役職については現地で分かるだろう。今は語るべきことでは無い」

ファルコ「ロケは明日からと聞いたが…、随分即興な配役だな」

レイ「(明日…、性格には3日後だが………)」

サウザー「(……)」

サウザー「台本は渡してあるだろう。連携は各々の裁量による」

サウザー「総指揮の一端に関わる俺の決定だ。全ては順調…、この聖帝の采配を信じて貴様らは役をこなせばいいのだ」

ファルコ「……まあ、良かろう」

サウザー「…あっ、あと……」

サウザー「京都までは飛行機で移動するので、酔い止め等の準備は各々でしっかり進めて下さい」

81: ◆IChdy0b67U 2015/09/07(月) 21:29:59.12 ID:mYvyiP050

サウザー「俺からは以上だ」

サウザー「京都への出発は明日だ。因みに、この全員ひと固まりで移動しますので…」

みく「えっ? 何で?」

サウザー「同じドラマのメインを張るのだ。仲良し感は大事であろう?」ニヤリ

みく「う…、うん……?」

サウザー「では明日、遅刻しない様に」



ガチャ

バタン



ケンシロウ「…今日は、もう終わりか?」

ファルコ「予想していたより早かったな。まあ脚本は全て奴任せなのだ。我々が口を挟もうとも無駄な事」

ファルコ「長居は無用だ。龍崎、前川。事務所に戻るぞ」

みく「あ、ちょっと…」

ファルコ「ん?」

みく「少しだけ7610の人達と話してもいいかにゃ?」

ファルコ「……分かった。では外で待っていよう」

ケンシロウ「……では、俺達も戻るか」



●安価(重要)
レイと話をさせていく人物

1.十時愛梨
2.アナスタシア
3.龍崎薫
↓1

82: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/07(月) 21:30:23.92 ID:HYEBkVQcO
2

83: ◆IChdy0b67U 2015/09/07(月) 21:37:50.21 ID:mYvyiP050

アーニャ「あの…、私も少し、残っても…?」

ケンシロウ「ああ、構わん。俺と愛梨は近くで時間を潰しているぞ」

アーニャ「はい、ありがとうございます」



・・・・・
・・・

=======
~~5分後~~
(会議室)


アーニャ「……」ジー

レイ「………」

レイ「(な、何の用だ………)」

レイ「(十時愛梨とじっくり是非とも話をしたかったが……、しかし…)」

レイ「(この彼女には、前回の事があるしな……)」

アーニャ「あの……」

レイ「あ、ああ…。何か用かな?」



●安価
アナスタシアの発言
↓2

84: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/07(月) 21:39:10.36 ID:Lwn3Y9hT0
先日は…イズヴィニーチェ…ごめんなさい

86: ◆IChdy0b67U 2015/09/07(月) 22:08:53.42 ID:mYvyiP050

アーニャ「先日は……イズヴィニーチェ…ごめんなさい」

レイ「先日…?」

レイ「! あ、ああ…。俺が交換研修でそちらに赴いた時か」

アーニャ「真面目に指導して下さったのに、その……勝手に取り乱してしまって…」

レイ「いや、こちらこそあの時は配慮が欠けていた。もう少し君のペースを考えてやれば…」

レイ「それと、あんな状況で勧誘の話は持ち出すべきでは無かったな。ただ、何か君とは不思議な縁を感じるのだ」

レイ「短期トレードや、今回のドラマの抜擢など、何かと我らとの関わりも多い。そうしていく内に、どこか惹かれていた部分があったのかもしれない」

レイ「…些か俺も勝手が過ぎた。済まない」

アーニャ「…いいえ、ありがとうございます」

アーニャ「私も、貴方達のお話は、沢山仲間から聞いています。だから…」

アーニャ「今回も、色々と見習える部分は、しっかり見習いたくて…」

アーニャ「……」

レイ「……」

レイ「(気マズイ…。今回はこの子も勧誘しなければならんのか……)」

レイ「……」



●安価
レイの発言
↓2

88: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/07(月) 22:18:20.90 ID:7lQXhau60
いや、謝り合うのはやめてもっと本音で語り合おう、前回は俺も嫌われるのを恐れて妥協していた、今度は遠慮なんかしない強い絆を、
お前とはもっと仲良くなりたい。ところで前に言ってた天体観測に良さそうな場所というのは大きなピラミッドじゃないか、
聖帝十字稜頂上付近で大和亜季と綺麗な星が見えそうと話してたらしいな、よかったら今度そこで一緒に天体観測に行こう。

93: ◆IChdy0b67U 2015/09/07(月) 22:43:21.89 ID:mYvyiP050

レイ「少し、引け目を感じているか?」

アーニャ「! い、いえ……別に…」

レイ「……いや、謝り合うのはやめてもっと本音で語り合おう、前回は俺も嫌われるのを恐れて妥協していた」

レイ「今度は遠慮なんかしない強い絆を、 お前とはもっと仲良くなりたい」

アーニャ「……!」

アーニャ「そうですね…。ヴィ…、私も、少しだけ、距離を置いていたのかもしれません」

アーニャ「移籍してから、菜々の楽しそうな姿や…、トークイベントの時の仁奈もそうですが…」

アーニャ「スヴィルカーチ…、貴方達と関わると、皆がいきいきして、星のように輝いているのを、知っています」

アーニャ「…私も、もっと…、お近づき? 仲良しになりたいと…、思っています」

アーニャ「今回は、真面目にやるのは勿論ですが…、是非とも楽しみましょう」

レイ「こちらこそ、よろしくな」

アーニャ「ハイ、よろしくお願いします♪」

レイ「ところで……」

94: ◆IChdy0b67U 2015/09/07(月) 22:44:57.09 ID:mYvyiP050

アーニャ「?」

レイ「前に言ってた天体観測に良さそうな場所というのは……、大きなピラミッドじゃないか、 聖帝十字稜頂上付近で大和亜季と綺麗な星が見えそうと話してたらしいな」

アーニャ「あ……、御存知、でしたか?」

レイ「以前天体観測に誘った時、君の表情が曇ったのが気掛かりで夜も眠れず、少し調べてみたのだ」

レイ「今度暇があれば、よかったら今度そこで一緒に天体観測に行こう」

レイ「あそこなら、北斗七星やその脇にある星まで良く見える」

アーニャ「はい、では、今からでも良いですか?」

レイ「今から? 今は昼だが…」

アーニャ「いえ、良いんです。もう一度、是非行ってみたかったと思っていたので…」

レイ「まあ…、いいか…」




『あ、貴方も……、久し振りにゃ』

レイ「(……ん?)」



・・・・・
・・・




●安価
『???』
コンマ00~29:NORMAL(★0)
コンマ30~79:GOOD(★1)
コンマ80~99:PERFECT(★3)
↓1

95: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/07(月) 22:45:23.92 ID:HYEBkVQcO
ほい

97: ◆IChdy0b67U 2015/09/07(月) 22:48:58.06 ID:mYvyiP050

???
アナスタシア 【★★★☆☆】



・・・
・・・・・
======
~~同時刻~~
(会議室)



みく「あの…」

藍子「あ、どうしました?」

拓海「? 藍子、この子と知り合いなのか?」

藍子「知り合いと言うか、少し面識はあります」

藍子「……アイドルになったんですね?」

みく「あ、はいっ! みくもあれから色々考えて…、今の事務所を選ぶ事にしたにゃ」

みく「今回は共演と言う事で、色々と勉強させて貰うにゃ。宜しくお願いします!」ペコリ

藍子「はい♪ こちらこそ…!」

拓海「アタシは向井拓海だ。ヨロシクな」

みく「前川みくにゃ♪ 猫系アイドル目指して………」



シン「………何だ、どうした?」ズイッ

みく「…!」

みく「あ、貴方も……、久し振りにゃ」

藍子「(……!)」

みく「藍子チャンと貴方は、以前みくがバイトしていたお店以来かにゃ…?」

拓海「へえ……」

みく「……」

シン「……?」




●安価
前川みくの発言
↓2

99: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/07(月) 22:51:56.02 ID:MkvcbGmpO
あの時録音したテープ、まだ持ってるのかにゃ

102: ◆IChdy0b67U 2015/09/07(月) 23:04:10.61 ID:mYvyiP050

みく「あ…、あの時録音したテープ、まだ持ってるのかにゃ?」

シン「……あの時?」

藍子「あ…、ほら、私がアプリで録音していた音声データの事ですよ」

シン「いや……、何の事だ?」

みく「し、しらばっくれる気!?」

みく「みくもあの時は少し調子に乗り過ぎた気もするけど、でも、人の弱みを握るような卑劣な事をしておいて、知らないとは言わせないにゃ!」

シン「……」

拓海「なあ、何かあったのかよ?」

シン「さあ…?」キョトン

みく「(こ、このロン毛ッ……! 澄まし顔で白々しいっ……!!)」

シン「というより……、誰だコイツは…?」

みく「……ハ?」

拓海「ああ?」

藍子「(ま…、まさか……!)」





レイ「(………)」

アーニャ「? どうしました?」


~~~~~~
友紀『シンさんの「勧誘に関わった人物」ねえ…』

友紀『ひょっとして、まだ何人かいるんじゃないの?』

レイ『いや…、サウザーも割と本気で、五車星を酷使して346プロダクションと帝都グループに対し綿密に調査していたようだから、これで全てだろう』

ユダ『サウザーのように、勧誘で誰かの手を借りたとかなら、話は別だが…』

シュウ『まあ、その様な人物は居ても会う事は無いだろうから、問題外だ』
~~~~~~~~


レイ「(これは……)」



・・・・・
・・・



103: ◆IChdy0b67U 2015/09/07(月) 23:11:22.79 ID:mYvyiP050

・・・
・・・・・
======
~~翌日~~
(東京→京都)
(飛行機内)



シン「お前は確か…、帝都の前川と言ったな…」

みく「?」

シン「俺はシンだ。以後よろしく頼む」

みく「あ……」

シン「ん?」

みく「あ、いや……」

みく「こちらこそよろしくにゃ。そちらとみく達の事務所は、なにかと付き合いも多いし…」

シン「そうなのか?」

みく「う、うん」

みく「(……)」



~~~~~
~~~


104: ◆IChdy0b67U 2015/09/07(月) 23:11:51.96 ID:mYvyiP050
~~
~~~~
~~~~~
(前日 7610プロダクション カフェ)



みく『き、記憶喪失…!?』

アーニャ『……!』

藍子『………はい』

レイ『そうだ。奴の記憶は今混濁している』

レイ『こちらが把握している状況は、奴と以前関わった数名の男女の情報が消えているという事だ』

レイ『その時の行動も覚えているかは定かではないし、何よりタチが悪いのが…』

レイ『奴自身、記憶の消失を否定している』

アーニャ『否定……?』

みく『それってつまり簡単に言えば、自分が記憶喪失なんて起こしている筈がない……と、思いこんでいるってこと?』

レイ『まあ…、そうだ』

105: ◆IChdy0b67U 2015/09/07(月) 23:12:49.35 ID:mYvyiP050

みく『俄かには信じられない話にゃ……けど…』

レイ『ああ。先程の君と奴の会話から察するに、どうやら君達は面識があったようだが、それを奴自身は忘れているようだ』

藍子『本当に覚えていないようなんです…。あの時、私とみくちゃんと一緒に、あのお店でラジオの予行練習をしていた事も……』

みく『!』

みく『じ、じゃあ、その「数名の男女」に藍子チャンも含まれているの…?』

藍子『……』コクン

みく『……!』

レイ『まあ、俺から言えるのは、き』

みく『な、何か…っ!』

レイ『ん?』

藍子『……?』

みく『何か、みくに手伝える事とか…、あったら言って欲しいにゃ!』

みく『確かに、貴方達と関わってロクな目に合った事は無いけど…、それでも…』

みく『それでも、こんな形で一方的に誰かに忘れられるなんて…、酷過ぎると思うから……』

藍子『みくちゃん……』

レイ『(……)』

106: ◆IChdy0b67U 2015/09/07(月) 23:13:41.17 ID:mYvyiP050

レイ『……』


ポン

みく『な、なんにゃ…?』


ギュウウゥ!

みく『(なッ…!? い、異様な圧力が…!!)』

アーニャ『!?』

レイ『前川みく……』ニコッ

みく『!!』

レイ『俺がお前に声を掛けたのは、釘を刺すためだ』

レイ『これは俺達南斗の問題だ。君は何も余計な事はせず、静観していて欲しい』

みく『な、なんでにゃ!?』

レイ『思い出さなくてもいい記憶……、いや、思い出してはならない記憶も、世の中には存在するという事だ』ギュゥゥゥ

みく『……っ??』

レイ『いいか? くれぐれも奴の記憶を呼び起こす様な事はするな。今の状態が我々にとって一番平和なのだ』

みく『えっ、え………え!?』

レイ『時間を取らせたな。俺からは以上だ』

レイ『ではまた明日……。行こうか、アナスタシア』

アーニャ『だ、ダー……』


スタスタ…


みく『』

藍子『……』

107: ◆IChdy0b67U 2015/09/07(月) 23:20:15.39 ID:mYvyiP050

みく『な…!』

みく『何あの人っ!! いきなり人の方を鷲掴みにして…』

藍子『…周囲の皆さんも、色々思う所はあるのでしょう』

藍子『事実、記憶を失う前の彼は、一途過ぎて危うい面もありましたから…』

みく『でも、藍子チャンはそれでいいの?』

藍子『勿論、私は彼の記憶が戻るのが一番良いと思っています。でも…』

藍子『あの状態の彼と向き合うには、私には勇気が……』

みく『……』

みく『…分かったにゃ。じゃあみくが何とかして見る!』

藍子『み、みくちゃん…?』

みく『まっかせるにゃ♪ 必ずみくが今回のロケで、藍子チャンの事を思い出させてあげるから…!』

藍子『で、でも…、私達の問題なのに、みくちゃんがわざわざ…』

みく『いいからいいから♪ 色々とあの南斗の人達には舐められっぱなしだったから、この際にみくの事を見返させる良い機会にゃ♪』

みく『安心して、藍子チャン!』


~~~~~~
~~~


108: ◆IChdy0b67U 2015/09/07(月) 23:22:36.06 ID:mYvyiP050

~~~
~~~~~


みく「(とは言ったものの…)」ジロッ

シン「何だ? 人の顔を物珍しげに眺めて…」

みく「……ホントにみくの事、何も覚えて無いの?」

シン「……」

シン「初対面だ。ただ…」

みく「?」

シン「部外者の貴様までそれを言うか…。周囲の反応から察するに、どうやらドッキリでも悪戯でも無く…」

シン「本当に俺は一部の記憶が抜け落ちているのかも知れんな。少し動揺している」

みく「!」

みく「(だ、第一段階クリアにゃ! まずは記憶の喪失を認めさせて…!)」

109: ◆IChdy0b67U 2015/09/07(月) 23:24:43.14 ID:mYvyiP050

みく「そうだよ! 久し振りに会ったのに、みくの事を忘れたなんて言い出したから面食らったにゃ!」

シン「……そうか。それは済まない」

シン「記憶、喪失……か」

みく「(う~ん…、何か調子狂うなぁ……)」

シン「……いや、少し……ほんの少しだが…」

シン「かつての自分の事に関して、思い当たることがあるかもしれん」

みく「!!」

シン「だが、それを思い出そうとすると……ッ!」

シン「ず、頭痛が…っ!」ガクッ

みく「そ…、その調子にゃ! もっと悩むといいにゃ!」

シン「ぐっ……!」

シン「お、俺は……!」



●安価
シンの記憶①(なんでも可)
↓2

111: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/07(月) 23:26:21.60 ID:7lQXhau60
藍子のスカウト・合同イベント

115: ◆IChdy0b67U 2015/09/07(月) 23:38:41.54 ID:mYvyiP050

シン「あの高森という女についてだ…」

みく「…!」

シン「他の六聖拳の奴らが俺の知らぬ間に引き込んだと思っていたが…、アレはもしかすると俺が勧誘した女かも知れん…」

シン「その辺りの記憶が、如何せん曖昧だが…、だが、確かに奴と関わった記憶が…!」

みく「そ、そうにゃ! あの時アンタはみくの喫茶店で号泣してたのに…!」

シン「ご、号泣…?」

シン「!!」

シン「思いだした! そうだ…!」

シン「俺は昔、確か……!」

みく「な、なに??」


●安価
シンの記憶②
↓1

116: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/07(月) 23:39:00.34 ID:o2iqdViAO
ボランティアが好きで周囲への気配りがある模範的な人間だった

118: ◆IChdy0b67U 2015/09/07(月) 23:48:57.10 ID:mYvyiP050

シン「俺は昔…!」

シン「ボランティアが好きで、周囲への気配りがある模範的な人間だった…!!」

みく「そ…、そうなの??」

シン「ああ…! 恐らくそうだ」

シン「その喫茶店で泣いていた理由とやらも、大体想像はつく」

みく「そ、それは確か…、好きな人がどうたらこうたら……」

シン「つまりそれは、万人を隔てなく愛し、他者を思いやる心を持った……」

シン「しかし人間の価値観とやらは千差万別であり、皆を受け入れる広い心を持つにはどうすればいいのか…、そういった強い葛藤の果てに涙したのだろう」

みく「うん…、確かに、色々と性格や価値観と言うか…、嗜好についてかなり悩んでいた気がするにゃ…」

シン「……少しずつ思いだしてきたぞ…」

シン「俺は高森藍子を勧誘し…、その際にお前のいる喫茶店で…、あれは悩みを聞いて貰ったのか?」

シン「その時、自分のボランティア精神の在り方について葛藤し、涙を流していた…」

シン「………そうだったのか…、俺は……!」

みく「ま、まあ…、記憶が少し戻ったのなら良い事にゃ」

みく「その調子で、どんどん思いだして行くと良いと思う。みくも手伝うにゃ♪」

シン「ああ…、ありがとう…」




【シンの記憶】
①高森藍子をスカウトした
②ボランティア精神あふれる優しい人間だった
③???
Etc…



・・・・・
・・・



120: ◆IChdy0b67U 2015/09/07(月) 23:49:40.94 ID:mYvyiP050


・・・
・・・・・
======
(その後ろの席)


愛梨「記憶、喪失……??」

レイ「ああ、そうだ」

愛梨「ううん…、そう言われても、あまりパッとしませんけど…」

レイ「まずは記憶を失う原因だ。これの多くの場合心的外傷やストレス、頭への外傷や衝撃などが主として挙げられるが…」

愛梨「心的外傷……? それって、例えばどういうことですか?」

121: ◆IChdy0b67U 2015/09/07(月) 23:53:51.02 ID:mYvyiP050

レイ「そうだな…。少し重い表現だが、大切な人を失ったり、性的虐待、財政的破綻…」

レイ「他にも、対人関係の問題や罪悪感から生じる葛藤など…」

レイ「多くの場合は、そういった情緒的極限状態に追い込まれて引き起こす」

愛梨「……つらい事があったかもしれない…、ということですか…?」

レイ「……そうだ。俺も悲しいのだ…」

レイ「………」

レイ「ようやく再会を果たせたと思えば…」

レイ「まさか……っ!」

レイ「まさか…、お前が記憶を失い、兄である俺の事をまるで覚えていないなんて……!」プルプル

愛梨「う、ううん……」



●安価
十時愛梨の発言
↓2

123: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/07(月) 23:59:29.03 ID:X88PotE+O
名前だけで私を妹さんと間違えるなんて、レイさんもつらいことでおいつめられてるんですか?

125: ◆IChdy0b67U 2015/09/08(火) 00:11:21.57 ID:fwKBXPVb0

愛梨「言いにくいんですけどぉ…、多分、人違いではないでしょうか?」

レイ「!!」

愛梨「名前だけで私を妹さんと間違えるなんて…、レイさんもつらいことで追いつめられてるんですか……?」

レイ「あ、愛梨…、それは違う!」

レイ「断じて俺は間違えていない! 俺には生き別れの妹がいて…」

レイ「まさに君がそうなんだ! 見間違える筈も無い、俺が記憶違いなどしている筈も無いッ…!」

レイ「辛い事があったのは寧ろ愛梨の方なんだ! 人攫いに遭い、君はその不幸の境遇を憂い、自ら目を閉ざした過去がある」

レイ「あれからずっと探していた……!」

レイ「この世界には暴力による支配に脅える事は無い。今の君は自由なんだ…」

愛梨「………????」

レイ「好きな者を愛し、好きな服を着る。誰にも強制される事も無く、世から憚られることも、何も無い!」

愛梨「え、えっとぉ…、ううん…」

愛梨「(どうしよう…、記憶喪失なんて言われたけど、そんな覚えは無いし…)」

愛梨「(絶対何か勘違いしていると思うんですけど…、悪意はなさそうですし……)」




●安価
レイの発言
↓2

127: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/08(火) 00:18:39.19 ID:91aY7oZp0
一緒に過ごせば何か思い出すかもしれん。
今回の仕事は付っきりだ

129: ◆IChdy0b67U 2015/09/08(火) 00:27:24.72 ID:fwKBXPVb0

レイ「記憶喪失…、それは俺とお前の関係を引き裂く忌々しいくびきだ…」

レイ「現代における医療でも、明確な治療法は確立されていないが…」

レイ「ケアの方法やその効果は既に何件か確認されている」

レイ「一番身近で簡単な方法は、家族による手厚い協力、安全で支持的な環境を作る事だ」

レイ「慣れ親しんだ音楽や写真や物に触れさせ、見当識を回復させる事から始める」

レイ「つまりだ……愛梨…」

愛梨「は、はい」

レイ「可哀想な我が妹よ……、一緒に過ごせば何か思い出すかもしれん。今回の仕事は付っきりだ」

愛梨「え、えっと……」

愛梨「(一緒に居れば、違和感に気付いて誤解が解けるかもしれないし…)」

愛梨「よ、よろしくお願いしますっ!」

レイ「慌てる事は無い。ゆっくりと時間を掛けて、二人の思い出を取り戻していこう…」

愛梨「(良く分からない…、何を言ってるんだろう……?)」


・・・・・
・・・



●安価
『???』
コンマ00~29:NORMAL(★0)
コンマ30~79:GOOD(★1)
コンマ80~99:PERFECT(★3)
↓1

130: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/08(火) 00:27:48.21 ID:XGKEGAEV0
1

164: ◆IChdy0b67U 2015/09/15(火) 19:27:38.97 ID:JTahS2+10

======
(その後ろの席)



CA「お飲み物など如何でしょうか?」

サウザー「……へえ…」

サウザー「じゃあオレンジジュースで」

CA「かしこまりました」

サウザー「あと、機内食無いの?」

CA「大変申し訳ありません…、当便で機内食のサービスは行っておりません」

サウザー「チっ…、融通の利かん奴らだな」

CA「(国内線で機内食って、あんまり無いのよねぇ…)」

CA「(事前予約があれば、お弁当は出せるんだけど…)」

CA「……お客様、お飲み物は如何ですか?」

ファルコ「……」

ファルコ「酒はダメなんで、オレンジジュースください」

CA「かしこまりました」

CA「(勧めて無いけどね…)」

CA「お客様は、お飲み物は如何でしょうか?」

ケンシロウ「……」

ケンシロウ「……水」

ケンシロウ「それも1台や2台ではない…」

ケンシロウ「………全部だ」

CA「は、はい。かしこまりました……」

CA「(……全部?)」

CA「(変な人達……)」


・・・・・
・・・


166: ◆IChdy0b67U 2015/09/15(火) 19:38:39.44 ID:JTahS2+10

・・・
・・・・・
======
~~2時間後~~
(346プロダクション 事務室)


ピッ

トキ「ケンシロウか?」

ケンシロウ『……今、例のドラマ収録で京都に着いたのだが…』

トキ「何かあったのか?」

ケンシロウ『……詳しい事は俺には分からんが、収録日が違ったようだ』

トキ「……それは、おかしいな」

トキ「スケジュールには確かに今日だと書いてあるぞ」

ケンシロウ『……何かの手違いのようだが……』

トキ「ロケ隊もいないとのか? 場所の都合か? メイン以外のキャストの集合はどうなっている?」

トキ「私は管轄では無いから少し事情を図りかねるぞ?」

ケンシロウ『…………』

トキ「……」

トキ「誰か…、他に話せる人はいるか?」

ケンシロウ『……レイ、電話を代わって欲しい』

167: ◆IChdy0b67U 2015/09/15(火) 19:48:50.47 ID:JTahS2+10

レイ『トキ、俺だ』

トキ「レイか。何やら忙しそうではないか」

レイ『なあに、事は簡単だ。収録日が2日ほどズレていた。撮影隊との情報交換に誤りがあったようだ』

レイ『俺達が早とちりし過ぎたのだ。その証拠に、メイン以外の役者は誰も入っていない』

トキ「…ああ。今確認したよ。確かにメインキャストとそれ以外の演者のスケジュールがハッキリ分かれている」

トキ「これは撮影の都合で別撮りだと思っていたが、ただ伝達ミスか……」

レイ『まあ…、俺達が早く着き過ぎたと言う事だ。それだけで片付く問題だ』

トキ「それでとんぼ返りをするという訳か?」

レイ『いや…、俺達で話し合ったのだが…』

トキ「……?」

168: ◆IChdy0b67U 2015/09/15(火) 19:50:07.50 ID:JTahS2+10

レイ『そちらのアナスタシア、十時愛梨のスケジュールだ』

レイ『……暇らしいな? 2日後まで』

トキ「ん? そうなのか?」

レイ『本人達から聞いたよ。恐らく間違いないだろう』

トキ「すまん。担当じゃないから分からないのだ」

レイ『……「偶然」にも、帝都の二人、そして我が7610の二人も、運が良い事に条件は同じだ』

トキ「……ふむ」

レイ『わざわざ京都に出向いて、すぐさまとんぼ返りと言うのは少々味気無い』

レイ『予定の都合も付くなら、収録を迎えるまで折角だから羽を伸ばそうという意見が出たのだが…』

トキ「宿泊するのか?」

レイ『費用はこちらで賄おう』

トキ「まあ……、そうだな…」

トキ「まだ子供達は夏休みだ…、仕事以外の予定はあるまい。良いのではないのか?」

トキ「本人達と、ケンシロウの意向に任せよう」

レイ『了解した。ではこの件はこちらで一任しよう』

レイ『何かあればまた連絡する』

トキ「千川ちひろには、密着ドキュメンタリー京都の旅とでも言っておこうか」

レイ『恩に着る』

トキ「色々考えがあっての事だろうが、くれぐれも怪我だけはさせんようにな…」

レイ『ああ』

ブツッ


・・・・・
・・・


169: ◆IChdy0b67U 2015/09/15(火) 19:53:30.48 ID:JTahS2+10

・・・
・・・・・
======
~~同時刻~~
(京都 鴨川)



レイ「許可が出たぞ。あとはケン、お前次第だ」

ケンシロウ「……」コクン

レイ「よし…」

サウザー「フフフ…、計画通りだな」ニヤリ

ファルコ「計画?」

シン「こちらの話だ。何でも無い」

ファルコ「京都観光をさせるのには賛成だが、全員で固まっても目立つのではないか?」

ファルコ「一応は名が通っているアイドルもいるのだぞ」

サウザー「まあ、この中で一番名が売れているのは俺達南斗DE5MENですけどね?」

レイ「……なら、こうしよう」


170: ◆IChdy0b67U 2015/09/15(火) 20:10:20.21 ID:JTahS2+10

レイ「サウザー、ファルコ、ケンシロウ」

レイ「お前達3人は……」

サウザー「ロケ地視察だ。撮影の場の状況を確認しておこう」

レイ「女性陣6人は俺とシンで面倒を見よう」

ファルコ「……」

ケンシロウ「……」

ファルコ「いや…、人数が偏り過ぎじゃないのか? こちらはアイドルと言ってもサウザー一人…」

レイ「ファルコよ、これをお前にやろう」スッ

ファルコ「……?」カサカサ

ファルコ「!! これは…!」

レイ「金だ」

171: ◆IChdy0b67U 2015/09/15(火) 20:10:47.81 ID:JTahS2+10

ファルコ「……!」

レイ「先程の提案で、異論は無いな?」

ファルコ「……」

ファルコ「無い」

レイ「よし」

シン「絶妙な人数配分だな」

ファルコ「そうだな」

ケンシロウ「……そうか?」

サウザー「よし、決まりだッ!」

サウザー「我ら3人は現場を下見してから貴様らに合流しよう!」

サウザー「レイよ。落ち合う場所は分かっているな?」

レイ「ああ。確か旅館だったな?」

ケンシロウ「……『落ち合う』?」

ファルコ「何故、既に宿を取ってあるのだ?」

サウザー「地方ロケなのだ、当然だろう?」

ファルコ「……まあ、それもそうか」



・・・・・
・・・


172: ◆IChdy0b67U 2015/09/15(火) 20:29:22.65 ID:JTahS2+10

・・・
・・・・・
======



薫「みくちゃん、どうしたのー?」

みく「……」

みく「おかしいにゃ…、これは絶対何かおかしい……!」

薫「??」

みく「スケジュールの手違いまではまだ分かるけど、メインとそれ以外のキャストでこうも綺麗にバラける事ってあるの…?」

みく「それに、偶然に都合よくメインキャスト全員分の予定が本番まで空いてるなんて……」

みく「あの南斗の人達の事だから、これは絶対何か企んでるに違いないにゃ…!」

みく「みくの動物的勘が告げてるにゃ!」

薫「そーかなぁ?」

みく「薫チャンも、あの7610プロダクションの人達だけには絶対注意して!」

みく「隙を見せたらどこに連れて行かれるか分かったもんじゃないにゃあ…」

薫「でも、京都観光、かおるはいいとおもうけど…?」

みく「う、ううん………」

薫「かおる、京都はじめてだから楽しみだよ♪」

みく「(薫チャンは良い子だにゃぁ…。みくが守ってあげないと…)」


・・・・・
・・・


173: ◆IChdy0b67U 2015/09/15(火) 20:46:09.03 ID:JTahS2+10


・・・
・・・・・


拓海「京都か…」

藍子「拓海さんは初めてですか?」

拓海「まさか。流石にあるさ」

拓海「けど市内をゆっくり見て回った事はねーかな…」

藍子「ああ、ツーリングですか! 良いですね♪」

拓海「あぁ? 藍子もバイク持ってたか?」

藍子「いいえ、でも四季折々の風景や空気を楽しむのは、何も散歩だけでなく…」

藍子「乗り物で移動しながらでも、違った景色が堪能出来て趣があると思います♪」

拓海「へえ……、そういう考えもあるのな…」

藍子「あれ、違うんですか?」

拓海「ん…。まあ……、なんつーか…」

拓海「気温、風、景色、音。そんな楽しみ方もあるって奴もいるけど…」

拓海「単純にバイクに乗るのが好きなのさ。ツーリングやってる奴はよ」

拓海「景色が観たいから、わざわざ単車買って免許取って……、って奴はいないだろ?」

藍子「言われてみれば…、それもそうですね」

拓海「一番は走る事! んで景色はその次さ」

拓海「けど、『どうせ走るなら眺めがイイとこ選びたいよな』って事だな。要するに。だから色々スポットは知ってるぜ?」

藍子「じゃあ、京都でオススメの場所を教えて下さい♪」

拓海「おう、いいぜ! 前に行ったのは、周山街道から佐々里峠の所をだな…」


・・・・・
・・・


174: ◆IChdy0b67U 2015/09/15(火) 20:59:27.40 ID:JTahS2+10

・・・
・・・・・
======

シン「さて、全員集まったな」

愛梨「あの、プロデューサーさんは……?」

みく「何処に行ったの?」

レイ「サウザーとケン、ファルコは収録現場に向かった。下見にな」

みく「そ、そうなの?」

みく「(一番何か仕掛けてきそうな人が………)」

レイ「先程の提案だが、皆は賛成と言う事で異論は無いか?」

薫「はーい♪」

アーニャ「京都散策、楽しみです…♪」

拓海「別にいーんだけどよ、流石にロケ日合わせて3日間同じ服ってのは…」

シン「キツいか?」

藍子「流石に私も、何処かで買って着替えたりとか…。洗濯でも良いですけど…」

レイ「じゃあ後で、着物をレンタルしようか。京都の町なのだ、別に違和感はあるまい」

拓海「そ、そんなこと出来るのか?」

シン「それで持ち合わせの服だけでも間に合うだろう。不満なら金は負担するから、どこか好きな服でも買えば良い」

175: ◆IChdy0b67U 2015/09/15(火) 21:21:44.56 ID:JTahS2+10

レイ「まあ時間的に、散策すると言っても今日は一ヶ所位だろう。その後は宿泊先に移動する」

シン「貴様らのプロデューサーが不在だから、俺達が引率しよう」

レイ「異論…、いや、何か質問は有るか?」

アーニャ「いえ、私は構いません」

愛梨「私も大丈夫ですっ」

みく「うー……」

薫「よろしくおねがいしまーす☆」

シン「しかしアイドルの世間体を気にするなら、流石にひと固まりでは人目に付き過ぎる」

シン「よって、俺達を更に二手に分ける事にする。これはケンシロウとファルコの意見だが…」

レイ「ああ。十時愛梨、アナスタシア、龍崎薫は俺と共に行動し…」

シン「他は俺とだ。いいな?」

藍子「はい、よろしくお願いします」

拓海「んじゃ、早いとこメシでも食いにいこーぜ?」

レイ「(……シン、精々しっかりやれよ……)」

シン「(さて、ここからどうするか……)」


・・・・・
・・・



●安価
「観光1日目」
1.レイ班が向かう場所
2.シン班が向かう場所
↓1.2.


176: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/15(火) 21:23:21.42 ID:4hHOaLaeo
金閣寺

177: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/15(火) 21:27:38.16 ID:e+0FacRAO
龍安寺

178: ◆IChdy0b67U 2015/09/15(火) 21:38:10.90 ID:JTahS2+10

(アイドルプロデュース全編における補正値)

【絆レベルについて】★☆☆☆☆
・安価で随時上昇
・1人のケージ数は2、3本
・1ケージにつき、☆5個
・(例)ケージ数が3ならば、☆15個がノルマとなる
・MAXになれば、親愛度判定へと移行
・ロケ開始までにMAXに出来れば、EXコミュイベントに突入
・前川みくはケージ数は3で固定
・絆レベルのまま勧誘に至った場合、判定数値は『20』となる

↓↓↓↓↓↓↓

【親愛度について】
・絆レベルがMAXにならないと、親愛度判定は開始しない
・安価で随時加減
・最大値300、最低値300
・親愛度の数値次第で、勧誘が有利、または不利に

●安価
【絆レベル決定】
コンマ00~34:絆レベル2ケージ
コンマ35~99:絆レベル3ケージ

1.アナスタシア(現在★3)
2.龍崎薫
3.十時愛梨
↓1.2.3.

179: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/15(火) 21:38:57.57 ID:dnUYmfAp0

180: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/15(火) 21:40:35.89 ID:YXean2pn0
せい

181: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/15(火) 21:44:01.68 ID:Og8P+f6oO
1

189: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/16(水) 21:20:01.89 ID:4vROPv+L0

・・・
・・・・・
======
(金閣寺(鹿苑寺))


愛梨「着きましたよ! ここがあの金閣で有名な鹿苑寺、通称『金閣寺』です♪」

アーニャ「わぁ……!」

薫「すごーい! おっきぃ~!」

レイ「愛梨、詳しいな」

愛梨「えへへ…、実は修学旅行で少し前に来たことがあるんですよ~」

愛梨「でもその時は金閣は工事中で、今みたいに見れなかったんですけどね」

レイ「……!」

レイ「(修学旅行…。そうか、確か十時愛梨は大学一年生か)」

レイ「(俄然興味があるな。しかし今は……、他二人にも注意を割かんといかんな…)」

レイ「(金の塔か…。何か似たような響きに聞き覚えがあるような…)」

レイ「(……まあいいか)」



●安価
1.話す相手
2.内容
↓1.2

190: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/16(水) 21:22:08.08 ID:Q7v0AR/80
アーニャ

191: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/16(水) 21:23:35.19 ID:dlOaEjSJo
京都は初めてか?

192: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/16(水) 21:39:57.94 ID:4vROPv+L0

レイ「アナスタシアよ。そう言えばお前は京都は初めてか?」

アーニャ「はい、実は地方のお仕事は、今回が初めてで…」

アーニャ「ナプリガーッツァ、少し緊張していたのですが…、余裕が出来て丁度良かったです♪」

レイ「成る程…、それなら観光を提案した甲斐はあったな」

アーニャ「ダー、本当に感謝しています」

アーニャ「貴方は、どうなのですか?」

レイ「ある程度調べていたが、実は俺も遠征……、いや、京都は初めてでな」

レイ「刀剣を抜き身で下げた浮浪者が跋扈する街と聞いていたが…」

愛梨「それって侍のことですか?」

アーニャ「愛梨、私はニンジャや、マイコの子孫が、大勢、住んでいると聞き及んでいますが…」

愛梨「(ううん…、お二人とも、海外特有のジャパニーズ観というやつですかね?)」

愛梨「街中に行けば、そういう衣装を着た人に会えるかもしれませんよ?」

レイ「そうだな…、時間に余裕があれば是非とも見てみたいものだ」

アーニャ「はい♪ せっかく来たのですし、ゆっくり見て回りましょう♪」



●安価
『アナスタシアの絆レベル』
コンマ00~29:NORMAL(★0)
コンマ30~79:GOOD(★1)
コンマ80~99:PERFECT(★3)
↓1

193: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/16(水) 21:41:04.18 ID:cr9Z16zI0
a

194: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/16(水) 21:59:15.89 ID:4vROPv+L0
●アナスタシアとの絆レベル
【★★★☆☆】0/3
コミュニケーション結果:NORMAL



愛梨「今日は天気も素晴らしいので、池にも金閣の姿がはっきり見て取れますね」

レイ「ああ、確か『逆さ金閣』とかいったな」

愛梨「鏡湖池に反射している金閣ですね♪ 穏やかな水面に現れるもう一つの金閣です」

アーニャ「荘厳ですね…」

薫「ねえねえ、でもなんで金閣って金なの?」

レイ「ん?」

愛梨「ううん…、確かに、何ででしょう?」

愛梨「金閣は確か、昭和時代に一度火事でほとんど焼けてしまったことがあるんですが、それ以前も今のような金色だったのでしょうかね…」

レイ「金の塗装は2階と3階だけで、1階は普通の造りだな。それも何か理由があるのか?」

アーニャ「金色だと…、立派で凄そうだから…、とかではないでしょうか?」

レイ「そんな安直な…」

薫「そっか! だからせんせぇも金色なんだね♪」

愛梨&アーニャ「……?」

レイ「………」



●安価
1.話す人物
2.内容
↓1.2.

195: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/16(水) 22:00:15.05 ID:Q7v0AR/80

196: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/16(水) 22:08:57.78 ID:d1GLrd6tO
金色の先生ってファルコの事か?あいつ教員免許なんていつ取ったんだ…

197: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/16(水) 22:20:08.39 ID:4vROPv+L0

レイ「金色の先生ってファルコの事か? あいつ教員免許なんていつ取ったんだ…」

薫「きょういんめんきょ?」

レイ「? 違うのか…?」

薫「せんせぇはプロデューサーの事だけど、せんせぇは先生じゃないよ?」

レイ「(よく分からん…)」

レイ「ああ…、じゃあお前が奴の事をそう呼んでいるだけか」

薫「うん♪ 変かなぁ…」

レイ「いや、変じゃないぞ。先生か…」

レイ「ならば、他の者はどう呼んでいるんだ?」

薫「ほかのプロデューサーのひとたちは、名前で呼んでるよー?」

レイ「(……)」

レイ「(つまり担当の間柄、あるいは親しい大人ならその呼称になるわけか…)」

レイ「じゃあ、俺の事も好きに呼んでいいぞ」

薫「ほんと! じゃあ…」



●安価
『薫→レイの呼称』
↓2

198: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/16(水) 22:22:31.48 ID:EUMmoCIgo
レイおにいちゃん

200: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/16(水) 22:48:39.09 ID:4vROPv+L0

薫「じゃあ、せんせぇはせんせぇだけだから…」

薫「レイおにいちゃんでもいいかな?」

レイ「!!」

レイ「ああ! 勿論だともッ!!」ガシッ!

レイ「よし、歩くのも疲れるだろう。お兄ちゃんが肩車してやろう!」ヒョイ

薫「わぁ! いいの?」

レイ「なに、体力はあるからな。何時でも頼ってくれ」

薫「よーし、じゃあしゅっぱーつ♪」

レイ「さて、じゃあこのまま外周を一回りするか」

薫「ねえねえ! あっちにお土産やさんがあるよ!」





アーニャ「微笑ましいですね…♪」

愛梨「そ、そうですか?」


・・・・・
・・・



●安価
『龍崎薫との絆レベル』
コンマ00~29:NORMAL(★0)
コンマ30~79:GOOD(★1)
コンマ80~99:PERFECT(★3)
↓1

201: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/16(水) 22:49:57.87 ID:nh/muGzl0
てい

204: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/16(水) 23:11:14.20 ID:4vROPv+L0
●龍崎薫との絆レベル
【★★★☆☆】0/3
コミュニケーション結果:PERFECT



・・・
・・・・・
======
~~同時刻~~
(龍安寺)


シン「(……寺の癖に拝観料をせしめるとは…)」

拓海「(シケてんな)」




みく「わぁ…、ここが龍安寺……!」

藍子「龍安寺は世界遺産のリストにも登録されている、由緒正しいお寺ですね」

藍子「春の紅枝垂桜や侘助椿、秋の紅葉など、四季折々の風景が特徴で…」

藍子「木組みと白壁の寺院に映える木々や花の数々…、それは色彩鮮やかで幻想的とまで謳われています♪」

みく「確か…、枯山水の庭園で有名だって聞いたことがあるけど…」

藍子「はい! あの石庭には、実は数多くの秘密があるんですよ?」

みく「そうなの? それはちょっと気になるにゃ…!」

藍子「早く見てみたい気持ちもありますが、まずはゆっくりと風景を楽しみましょうか…♪」




シン「……」

拓海「なあ、腹へらねーか?」

シン「…景色じゃ腹は膨れんしな」

拓海「(アタシ達、ちょっと捻くれてんのかな…)」





●安価
1.話す人物
2.内容
↓1.2.

205: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/16(水) 23:11:55.62 ID:t+ONqNLB0
みく

206: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/16(水) 23:23:58.41 ID:knejAezgO
風景の感想

207: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/16(水) 23:52:33.33 ID:4vROPv+L0

シン「しかし、時にはこういう風情を楽しむ余裕も必要だろう」

拓海「ま、そーかもな…」

みく「やっぱり京都のお寺は趣があっていいにゃ…」

みく「昔の名残をきちんと大切にしたまま、観光用に手入れが行き届いているし…」

みく「貴方ももう少し、そういう所に関心を向けると、人として豊かな心が育めると思うんだけど…」

シン「別に豊かである必要はないだろう」

みく「あ、あるにゃ! 心に余裕がない生き方なんて真っ平ごめんにゃ」

みく「…それより、何か思うところはあった?」

シン「ん?」

みく「記憶喪失には、こういった風景を眺めていると想起される記憶もあると聞くにゃあ」

みく「美しい草花、清浄な空気…。こうしてこの場にいるだけでも不浄が洗われるように…」

シン「フン……。不浄なのは貴様の精神だけだろう」

シン「こんな草木なんぞ見ていても、残念ながら思い出すことは無いな。自然とは無縁な生き方をして………」

シン「……」

みく「……?」



●安価
「シンの記憶③」
①高森藍子をスカウトした
②ボランティア精神あふれる優しい人間だった
③???

↓2(内容自由)

212: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/16(水) 23:58:25.66 ID:6lDMqYg60
前川みくとの交流

214: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/17(木) 00:13:56.75 ID:s8UbJjin0

シン「………気のせいかもしれんが…」

みく「なに?」

シン「以前、貴様とこうして……、どこか自然豊かな公園を歩いていた事があるような…」

みく「……みくと?」

シン「ああ。恐らくそうだ…!」

みく「い、いや…、それは多分勘違いです……」

シン「それだけではない。貴様と何処か、喫茶店のような場所で話していた記憶がある…」

みく「…あ!」

みく「それは合ってるにゃ! 前にみくがバイトしていた喫茶店で、貴方と藍子チャンが来て、一緒にお喋りしたことがあるにゃ!」

シン「やはりそうか…、そこで確か、ラジオのパーソナリティの練習として、貴様と………」

シン「……詳しくは思い出せんが、面識は確かにあったようだな」

みく「良かったにゃ♪ 少しずつ記憶を紐解いてるカンジで…!」

みく「でも、具体的には、思い出せないの?」

シン「具体、的……?」

みく「(……アッ!!!)」

みく「や、やっぱり今はそこで留めて置くべきだと思うにゃ! 無理に思い出そうとして、また頭が痛くなっても辛そうだし…」

シン「……」

シン「…まあ、特に思い当たる出来事も無いな」

みく「(せ、セーフ…!)」

みく「(みくの例の発言に関して…、余計なことを思い出されても困るし…)」

みく「(藍子チャン、ごめんにゃ…)」



【シンの記憶】
①高森藍子をスカウトした
②ボランティア精神あふれる優しい人間だった
③前川みくと自然公園で散歩したり、喫茶店で会話した
④???




●安価
『前川みくとの絆レベル』
コンマ00~29:NORMAL(★0)
コンマ30~79:GOOD(★1)
コンマ80~99:PERFECT(★3)
↓1

215: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/17(木) 00:14:20.53 ID:aFax8xYDo

217: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/17(木) 00:25:34.75 ID:s8UbJjin0
●前川みくとの絆レベル
【★☆☆☆☆】0/3
コミュニケーション結果:GOOD


======
(龍安寺・西源院)


拓海「んじゃ、頂きます」

藍子「七草湯豆腐、美味しそうですね♪ いただきます♪」

みく「いいの? 奢って貰って…」

シン「ん? ああ…」

シン「何故か知らんが金はあるし、元を辿ればこちらの手違いだからな。この観光は」

シン「せめて飯代位は負担しよう」

みく「じ、じゃあ…、遠慮なく頂きます…」

みく「……」チラッ

みく「……裏は無いよね?」

シン「知らんな」

みく「(まあいいか…、いちいち気を揉んでも仕方ないにゃ)」

みく「(折角だし、楽しまないと)」モグモグ




●安価
1.話す人物
2.内容
↓1.2.

218: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/17(木) 00:27:38.65 ID:xDrgBJfgO
藍子

219: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/17(木) 00:32:42.48 ID:zbG+H2Tc0
喫茶店によく一緒に訪れたといってたがどんな風にすごしていたんだ

220: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/17(木) 00:47:06.17 ID:s8UbJjin0

みく「ふーっ、ふーっ…!」

拓海「何だ、猫舌か?」

みく「熱い物はよく冷ましてからじゃないとヤケドするにゃぁ…」

みく「コーヒーとかおでんとか、こうしてからじゃないと口に入れられないのにゃ、みくは…」

拓海「おでん…?」

シン「(コーヒーか…)」

シン「そう言えば高森藍子よ…、以前病院の帰りに言っていたな?」

藍子「ふ、ふぁぃ…?」モグモグ

シン「喫茶店によく一緒に訪れたといってたが、どんな風にすごしていたんだ?」

藍子「い、以前のことでふふぁ?」

藍子「……んぐ…」ゴクン

藍子「そうですね…、仕事終わりとか、レッスンの後によく私が誘って…」

藍子「最近はユニットの担当になってからは、頻繁に付き合って頂いてました」

シン「ユニット…、本田未央と日野茜と貴様か?」

シン「ふむ……」

拓海「…どうしたんだ?」

みく「(あっつ…!)」




━━━━
シンの記憶①高森藍子をスカウトした
シンの記憶②ボランティア精神あふれる優しい人間だった
シンの記憶③前川みくと公園で散歩したり、喫茶店で会話した
シンの記憶④???

●安価
「シンの記憶④」
↓2(内容自由)

222: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/17(木) 00:48:08.23 ID:3oodOQRo0
自分はスカウトを見事に成功させていき更にはポジパの担当Pとして、アイドル3人とお互い熱い信頼を結ぶ優秀なPであった。
だがそれを妬んだ他の六聖拳に些細なミスを口実にその記憶を奪われた、否、今も北斗や帝都と結託してまでもやつらはこの俺を陥れようと狙っている

226: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/17(木) 01:08:26.94 ID:s8UbJjin0

シン「俺はスカウトを見事に成功させていき、更にはポジパの担当Pとして、アイドル3人とお互い熱い信頼を結ぶ優秀なPであった…」

シン「だが、それを妬んだ他の六聖拳に些細なミスを口実にその記憶を奪われた、否、今も北斗や帝都と結託してまでもやつらはこの俺を陥れようと狙っている…」

藍子「!?」

みく「ぶほッ!」ダバー!

拓海「おま…っ!? 吐くなよテメェ!」 ガタッ

シン「……というのは、流石に都合が良すぎか」

藍子「ど、どうしたんですかイキナリ…!?」

シン「喫茶店の通いを頼りに憶測を立てたが、如何せん穴だらけか」

シン「第一、周囲の人間が俺を陥れる理由が無い。記憶を奪うというのも謎だ」

シン「だが…、この仮説はあながちそう遠くは無い気もするのだがな…」

藍子「そ、それは…、まあ……」

藍子「(ほぼ合ってる…)」

みく「げほ! ごぼぁっ…!」

みく「ハァ、はーっ………、き、気官が焼けるッ…!」

拓海「落ち着けよ。ホラ、水だ」

みく「さ、サンキューにゃ……」

シン「フフフ…、前川みくと合ってから、少しずつだが記憶の片鱗が蘇って来たぞ…!」

みく「っそ、それは何よりにゃあ……けほっ…」


・・・・・
・・・


【シンの記憶】
①高森藍子をスカウトした
②ボランティア精神あふれる優しい人間だった
③前川みくと公園で散歩したり、喫茶店で会話した
④自分はスカウトを見事に成功させていき、更にはポジパの担当Pとして、アイドル3人とお互い熱い信頼を結ぶ優秀なPであった。だが、それを妬んだ他の六聖拳に些細なミスを口実にその記憶を奪われた、否、今も北斗や帝都と結託してまでもやつらはこの俺を陥れようと狙っている(疑惑的)
⑤???



●安価
『前川みくとの絆レベル』
コンマ00~29:NORMAL(★0)
コンマ30~79:GOOD(★1)
コンマ80~99:PERFECT(★3)
↓1

227: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/17(木) 01:08:48.84 ID:3oodOQRo0
ほい

229: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/17(木) 01:26:31.76 ID:s8UbJjin0
●前川みくとの絆レベル
【★★★★☆】0/3
コミュニケーション結果:PERFECT


・・・
・・・・・
======
~~5時間後~~
(旅館・女子部屋)


愛梨「拓海さん達は、あの後何処を見に行ったんですか?」

拓海「龍安寺だよ。けっこー良かったぜ? 飯も美味かったし」

藍子「素朴ですが、味わいある庭園でした。カメラ、持って来れば良かったなぁ…」

みく「薫チャン達は?」

薫「金閣寺! すっごいきんぴかで綺麗だったよー☆」

アーニャ「近くの売店で、八橋と御香も買いました。これです」スッ

藍子「へえ…、いい香りがしますね」

みく「ふんふん…、いいにゃあ♪ みくも明日何か買おうっと」

薫「明日は何処に行くんだろうねぇ?」

愛梨「何処か行きたい所とかあります?」



●安価
「明日の行動、観光場所①」
1.レイ班
2.シン班
↓1.2.

230: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/17(木) 01:30:47.19 ID:KZ7LVCfVo
清水寺

231: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/17(木) 01:32:49.88 ID:MwinvwI9O
呉服店

232: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/17(木) 01:43:28.09 ID:s8UbJjin0

薫「京都といえば、やっぱりお寺かなぁ?」

愛梨「でしたら、明日は清水寺あたりを見て回りたいとレイさんに進言しましょうか」

アーニャ「ダー、確か明日は、着物で移動……でしたね?」

愛梨「レンタルショップなら一旦街の中心に寄りますから、朝は早起きですかね…?」

みく「みく達はどうするにゃ?」

拓海「藍子、どこか見たい名所とかあるか?」

藍子「そうですね…、一先ず呉服屋で着物をレンタルしてから、そこで移動しやすい場所をシンさんと相談しましょうか」

拓海「よっし。じゃあ決まりだな」

拓海「んじゃ…、飯までまだ時間あるし、温泉でも入りに行くか」

藍子「あ、いいですね♪ 行きましょうか」

アーニャ「愛梨、私達も行きますか?」

愛梨「そうですね、明日も色々回りますし、存分に疲れを癒しましょう♪」

みく「えっと…、この時間帯だと…」

みく「浴槽交換の時間だから、女湯は男湯との入れ替わりで『松の湯』……かな…?」


・・・・・
・・・

233: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/17(木) 01:54:04.40 ID:s8UbJjin0

・・・
・・・・・
======
~~同時刻~~
(旅館・松の湯前)


シン「ん…」

レイ「!」



ケンシロウ「…!」

ファルコ「何だ、貴様らも湯浴みか?」

シン「今からな。しかし遅かったな。視察にそれほど掛かったのか?」

ファルコ「その後、3人で存分に観光を楽しんだよ」

レイ「何だ、ちゃっかり満喫していたのか…」

シン「サウザーの奴は何処だ?」

ケンシロウ「まだ部屋だ。鍵は渡してある」

レイ「まあいい。明日は今日の倍動くからな。達も流石に街中歩くのは疲れたぞ」

シン「丁度いい…、南斗、北斗、元斗の3人に聞きたいことがあったのだ」

ケンシロウ「……何だ」

シン「話はゆっくりと湯に浸かりながらでも良いだろう。先に行くぞ」スッ


レイ「……ケン、良かったな」

ケンシロウ「…」

レイ「奴の記憶が消えていて…」

ケンシロウ「……全くだ」スッ

ファルコ「しかし温泉とは久しぶりだな。最近は公園の水呑み場で洗っていたからな…」スッ

レイ「お前…、俺と同じ浴槽に入るのだけはやめろよ」スッ


・・・・・
・・・

234: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/17(木) 02:04:45.34 ID:s8UbJjin0

・・・
・・・・・
======
~~10分後~~
(旅館・松の湯前)



サウザー「…あれ?」

みく「あ…」

藍子「お疲れ様です」

拓海「おい、そこ女湯だぜ?」

サウザー「俺達3人がチェックインした時は男湯だったぞ?」

藍子「浴槽の交換ですね。清掃した後、男湯と女湯が入れ替わるんですよ」

サウザー「そうなの?」

愛梨「男湯は今、西館の『紅葉湯』です」

サウザー「何だ…、じゃあ他の2人もそっちか」

アーニャ「プロデューサー達も、戻ってきてるのですか?」

サウザー「二人は俺より湯に先に向かったな。待っていろと言ったのに…」

サウザー「聖帝を無視するとか、ちょっとオカシイからね? 軍法会議も通さず処刑モノだよ?」

235: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/17(木) 02:05:33.51 ID:s8UbJjin0

薫「ねえねえ、それなに?? アヒルさん??」

サウザー「風呂といったら、アヒルの玩具は必須であろう?」ニヤリ

みく「多分持ち込み付加だと思うケド…」

サウザー「構わん。では早速、俺も向かうとするか」

藍子「お疲れ様でした。ごゆっくりどうぞ」

愛梨「じゃあ私達も入りましょうか♪」

拓海「そーだな。早いとこ上がって、飯に間に合わせないとな」

みく「えー? ゆっくり入らないの?」

拓海「長湯は嫌いなんだよ、アタシ…」


・・・・・
・・・

242: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/17(木) 21:21:43.50 ID:s8UbJjin0

・・・
・・・・・
======
(松の湯)



ファルコ「湯に浸かるのは本当に久しぶりだな…」

ファルコ「露天とは実に趣があるじゃあないか。公園の噴水に浸かるとはまた別物だな」

レイ「…お前、よく担当アイドルからそれで嫌われんな」

ファルコ「それは貴様らとて同じだろう…、あのような苛酷な環境で酷使し、よく懐くものだ」

ケンシロウ「……」

シン「ところで、先ほどの話だが…」

レイ「……何だ?」

シン「俺が気に掛かっていた事だ」

ファルコ「ああ。俺達がどうとか言っていたが…、何のことだ?」

シン「俺の記憶に関してだ」

ケンシロウ「!!」

レイ「!……どうした?」

シン「以前までは失ったと露程も考えていなかったが…、何人かの話に耳を傾けるうちにに、本当に俺は一部の記憶が抜け落ちたと思えてきた」

シン「前川某との関わりでそれが確信に変わった。しかし…」

シン「貴様らは何も違和感はないのか? 何故そのことについて触れようともしないのだ?」

ケンシロウ「……」

ファルコ「………」

レイ「………」

シン「何故黙る…」

243: 忘れてました、すみません ◆IChdy0b67U 2015/09/17(木) 21:31:26.20 ID:s8UbJjin0

シン「俺の微かな記憶が正しければ、俺は…」

シン「高森藍子をスカウトし」

シン「ボランティア精神あふれる優しい人間であり」

シン「前川みくと、実は日常的に親しい関係で…」

シン「自分はアイドルのスカウトを見事に成功させていき、更にはポジパの担当Pとして、アイドル3人とお互い熱い信頼を結ぶ優秀なPであった。だが、それを妬んだ他の六聖拳に些細なミスを口実にその記憶を奪われた、否、今も北斗や帝都と結託してまでもやつらはこの俺を陥れようと狙っている……」

シン「このような人間、または行動をしていたのではないのか?」

ケンシロウ「………」

ケンシロウ「…?」

ファルコ「?」

レイ「………?」

シン「な、何故黙る…」

244: ◆IChdy0b67U 2015/09/17(木) 21:33:30.06 ID:s8UbJjin0

レイ「まあ…、そうだな…」

レイ「(最後の記憶は厄介だが、それとなく濁しておくか…)」

レイ「……」

レイ「4つ目は知らんが、3つ目までは概ね事実だと言っておこうか」

シン「やはり…、やはりそうか!」

シン「だとするならば、何故黙っていた?」

レイ「別に黙っていたわけではない。興味がなかっただけだ」

レイ「さしてや日常に支障が出る物でもあるまい?」

レイ「現にそれ以外は、お前の行動は正常そのものだったではないか」

レイ「第一……、記憶を失い、そしてそれを取り戻したからといって劇的に性格が変容するなど、それこそおかしな話だ」

シン「…まあ、そうかもしれんが…」

ケンシロウ「……」



『ねえ、はやく入ろー?』

『浴槽交換でまだ間もないから、私達しかいないですね♪』



ケンシロウ「………」

ケンシロウ「おい…」

レイ「何だ?」

ケンシロウ「何故、脱衣室から女の声がするのだ…?」

245: ◆IChdy0b67U 2015/09/17(木) 21:43:10.53 ID:s8UbJjin0

ファルコ「この旅館は混浴か?」

レイ「馬鹿な…。無名とはいえ、こんな街中の宿だぞ?」

シン「隣から聞こえたのではないのか?」

ケンシロウ「隣に風呂は無い。しかし確かに聞こえたぞ」






『あーにゃんは温泉初めてかにゃ?』

『いいえ…、チェームニ、メーニィエ…、しかし、京都ではどんな物なのでしょうか…?』

『露天風呂しかないってのも、結構変わってんな…。京都だからか?』




レイ「!!!」

シン「……本当だ」

ファルコ「確かに、聞こえたな」

レイ「(よ、浴槽交換…!?)」バシャッ

レイ「(しまった…! じゃあここは女湯か!?)」

ケンシロウ「……」

レイ「え!? お前達! 何でそ微動だにしないの!?」

シン「え?」

ファルコ「何でって…」

レイ「いいから早く非難しろッ! 見つかったらただじゃ済まんぞ!!」


・・・・・
・・・
・ 

247: ◆IChdy0b67U 2015/09/17(木) 21:47:34.03 ID:s8UbJjin0

・・・
・・・・・
======
~~同時刻~~
(西館 紅葉湯)


ガラッ

サウザー「…ん?」

サウザー「何だ……ケンシロウも金色も…、誰もいないじゃあないか」

サウザー「フフフ…、安い旅館だったが、風呂を独占出来るとはツイてるな」



バシャーン!

サウザー「さて、何をして遊ぼうか…」

サウザー「とりあえず、無難に端から端までバタフライで往復してみるか…!」


・・・・・
・・・


248: ◆IChdy0b67U 2015/09/17(木) 21:56:12.59 ID:s8UbJjin0

・・・
・・・・・
=====
(松の湯)


ガラッ


拓海「……ん?」

藍子「どうしました?」

拓海「いや…、気のせいかも知れねえ」

拓海「野郎の声がしたような…」

みく「まさかぁ! 流石にそれはないでしょ」

薫「かおるいっちばーん♪」

愛梨「綺麗ですね、松の木がいっぱい…!」

アーニャ「薫、まずは、掛け湯をして体の汚れを落としましょう?」

薫「はーい♪」








=====
(岩の裏)


レイ「(迂闊だった…、浴槽交換か…)」

レイ「(しかもよりによって、あいつらとは……)」

ケンシロウ「……」

シン「……レイ、何故隠れなければならんのだ?」

レイ「え……、まずそこから諭さなきゃイカンのか?」


●安価
ケンシロウの発言
↓1

249: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/17(木) 21:57:56.01 ID:nCVAA9PNo
裸の付き合いで語り合うのが親睦を深める…と、聞いた事がある

251: ◆IChdy0b67U 2015/09/17(木) 22:04:36.12 ID:s8UbJjin0

ケンシロウ「レイ…」

ケンシロウ「裸の付き合いで語り合うのが親睦を深める…と、聞いた事がある」

レイ「っ!?」

レイ「け、ケン…!?」

シン「一理ある」

レイ「欠片も無いから。お前それ公に言ってみろ? どうなっても知らんぞ?」

ファルコ「さて……」

ファルコ「誰の臀部が一番発達してるかな?」チラッ

レイ「オイ殺すぞ」

レイ「少なくとも愛梨だけは見るな。他はどうでもいいが」

レイ「というか、無神経と変 は紙一重だからな? お前ら…」

シン「ハァ…」



●安価
シンの発言
↓1

252: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/17(木) 22:05:01.84 ID:8tj+Mi3Q0
バカ言ってるな、とっとと逃げるぞ

253: ◆IChdy0b67U 2015/09/17(木) 22:09:56.93 ID:s8UbJjin0

シン「バカ言ってるな、とっとと逃げるぞ」

レイ「しかし、俺達が無事にこの状況を打破する策はあるのか?」

ファルコ「策を飛び越えるか?」

レイ「それ多分逮捕されるフラグだから、絶対やめよう」

ケンシロウ「タオルも無いからな…」

レイ「今ならまだ遅くは無い。素直に謝れば…」

シン「というか…」

シン「何を真面目気取っているのだ、レイ……、お前だって…」

シン「お前だって、マミヤの服を真顔でひん剥いてた事があるじゃないか」

シン「いまさらどの口で羞恥を語るのだ?」

レイ「そ、それは別だッ! 彼女らは年端も無い子供だぞ!?」

ケンシロウ「……」ジロッ

レイ「な、なんだ…、ケン…、その訝しげな眼差しは…?」

ケンシロウ「……」

レイ「……」←【マミヤの服を真顔で剥ぎ取った男】

シン「……」←【侍女に体を拭かせていた男】

ファルコ「……?」←【臀部を撫でろという爆弾発言で著しくキャラ崩壊した男】

ケンシロウ「………」

ケンシロウ「…いや、何でもない」

254: ◆IChdy0b67U 2015/09/17(木) 22:26:14.47 ID:s8UbJjin0

レイ「兎に角だ……」

レイ「ここで担当達との信頼を失うわけにはイカン。撮影も控えているのに、余計なトラブルは御免だ」

ケンシロウ「……分かった」

ケンシロウ「信頼上、このまま顔を出す事はダメなのだな?」

レイ「ケン…、お前はマトモで助かった…!」

レイ「先ほどの発言は聴かなかった事にしておこう」

ケンシロウ「…待とう」

レイ「は?」

シン「あ?」

ファルコ「夏と言えど、流石にこのままでは俺達も湯冷めして風邪を引いてしまうぞ」

レイ「いや…、そうか…!」

レイ「露天と洗い場が一緒なのは不安材料だが、あの6人が洗い場で背を向ける時が脱出する好機だ」

シン「よし…、では少し様子を伺うか」

255: ◆IChdy0b67U 2015/09/17(木) 22:28:02.01 ID:s8UbJjin0

======


みく「はぁ~…、極楽だにゃ…♪」

愛梨「それにしても…」

愛梨「拓海ちゃんって、胸おっきいですね♪」

愛梨「雫ちゃんくらいあるかもしれないですよ~」

拓海「は、ハァ!? あ、あんまり見んなよ!」バシャン

拓海「けど……、そういう愛梨こそなかなか……」

愛梨「そうですかぁ? あんまり気にしたこと無いですけど…」

藍子「(……)」



薫「うっ…!」

薫「いったぁ…、石鹸がめにはいった~…」ゴシゴシ

アーニャ「だ、大丈夫ですか?」







======
(岩の裏)


レイ「…」

ケンシロウ「……」

ファルコ「…オイ」

シン「なんか分かれて、思い思いで満喫しだしてるぞ…」

ファルコ「隙が一部も無いんだが…」

レイ「というかもう…、会話の内容的に…」

シン「余計出難いというか…、もう素直に謝っても許してくれそうではないな」



●安価
ファルコの発言
↓1

256: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/17(木) 22:30:33.02 ID:73VE4o6zo
…俺たちがここにいるのは故意では無い。素直に出て謝るべきではないか。

258: ◆IChdy0b67U 2015/09/17(木) 22:51:38.66 ID:s8UbJjin0

ファルコ「…俺たちがここにいるのは故意では無い。素直に出て謝るべきではないか」

ケンシロウ「……」

レイ「……ハ?」

シン「先ほど、誰の臀部が良いかとほざいて舐めるような目で観察していた奴が、一体どの口でほざくのだか…」

ファルコ「ぐ、ぐぬっ…!」

レイ「もう素直に謝っても遅いだろう」

ケンシロウ「……ならば、俺が道を切り開こう」スッ

シン「…?」

ケンシロウ「シュウの技を借りよう」

レイ「シュウだと…?」

ケンシロウ「誘幻掌だ」

シン「ああ…、あの気配を消す技か?」

レイ「こんな場でまともに出来るのか?」

ケンシロウ「俺には北斗神拳奥義、水影心がある。これで奴等の目を欺ける筈だ…」

シン「……」

レイ「(いや、無理だろう…)」

ファルコ「シュウがまるで覗きの常習犯のような言い草だな…」




●安価
「ケンシロウの無茶な誘幻掌」
コンマ00~79:ケンシロウ脱出
コンマ80~99:ケンシロウ脱出失敗

※ケンシロウ脱出失敗で、他3人脱出
※同時に、脱出失敗でケンシロウの評価が下がり、相対的にアイドル全員の絆レベルが3上昇

↓1

259: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/17(木) 22:53:30.17 ID:6Bs2RLS3O
てい

266: ◆IChdy0b67U 2015/09/18(金) 19:06:04.97 ID:JGJZeBHc0


ケンシロウ「……」スタッ

ケンシロウ「フゥゥ………!」

スタスタスタ…


ケンシロウ「………」

みく「何だか…、ロケに来たとは思えないくらい満喫しちゃってるけど、いいのかなぁ…?」

拓海「けど、何だかんだでお前が一番楽しんでたんじゃねーか?」

ケンシロウ「……」スタスタ…



みく「そ、そんなこと無いにゃあ! そりゃあ、楽しいケド…」

みく「でも、あの人達と一緒だから気が抜けないにゃ!」

藍子「大丈夫ですよ、そんなに悪い人じゃないですから♪」

ケンシロウ「………」スタスタ…



愛梨「どう思います? あの人は私を妹だって言ってるんですが…」

アーニャ「もう一度、話を聞いてみてはいかがですか?」

アーニャ「流石に、見ず知らずの他人に、そこまで詰め寄るのは、何か、複雑な理由があると思いますが……」

愛梨「ううん……、私もどうしていいか……」

ケンシロウ「………」スタスタ…









シン「……ッ!?」

レイ「お、おい……、冗談だろう…!?」

ファルコ「全裸の男が女湯を平然と闊歩している、凄まじい光景だな…」

シン「い、いや…、何で誰も異常にも気がつかないんだ? 普通におかしいだろう…」

267: ◆IChdy0b67U 2015/09/18(金) 19:07:14.40 ID:JGJZeBHc0

ケンシロウ「……」

ガラガラッ

ピシャッ



レイ「…行ったな。無事に」

シン「……」

ファルコ「………」

シン「…で?」

シン「俺達はどうするのだ?」

シン「誘幻掌なんざ使えんぞ。水影心はもっての他だ」

ファルコ「…根本的な解決には何一つなっていないな」

レイ「た、確かに……」

レイ「……いや…、ケンを信じよう」

シン「どういう事だ?」

レイ「恐らく、外部から俺達を救う行動を起こしてくれる筈だ。誰か、助けを呼んでくるとか…」

ファルコ「本当か…?」

シン「奴にそんな頭があればいいのだがな……」

レイ「し、信じるしかない……」


・・・・・
・・・

268: ◆IChdy0b67U 2015/09/18(金) 19:08:12.50 ID:JGJZeBHc0

・・・
・・・・・
======
~~10分後~~
(男湯 紅葉湯)



ガラッ

ケンシロウ「……」

ケンシロウ「(男湯はここだったのか…)」



サウザー「むうん…?」

サウザー「ケンシロウ……貴様、俺より早く風呂に向かったにも関わらず、随分と遅かったな」

ケンシロウ「…サウザー」

ケンシロウ「…色々あったのだ」

サウザー「フフフ…、しかし一番風呂はこの聖帝が頂いたッ!」

サウザー「貴様は戦闘でも策略でも、何をとってもこの俺の後手に回る宿命という事だな…」


バシャン

ケンシロウ「ふう………」

サウザー「……」

ケンシロウ「………」

サウザー「………」

ケンシロウ「…………いい湯だ」

サウザー「そう?」



・・・・・
・・・


269: ◆IChdy0b67U 2015/09/18(金) 19:18:22.82 ID:JGJZeBHc0


・・・
・・・・・
======
~~10分後~~
(女湯 松の湯)


シン「……」

ファルコ「………」

レイ「…………」






薫「はぁ…、いい湯加減ですな~♪」

みく「薫チャン、なんか年寄りみたいだにゃ」

薫「えへへ~、そうかなぁ?」

アーニャ「藍子達のプロダクションには、確か、温泉のような施設もあると、聞いた事がありますが…」

藍子「ええ。プールやエステも完備で、至れり尽くせりですよ♪」

愛梨「すごいですね! でも、維持費とかどうしてるんでしょうか…?」

拓海「あー、それな」

拓海「アタシも不思議に思って、社長に聞いてみたんだけどよ…」

愛梨「?」






レイ「………」

シン「……オイ」

シン「ケンシロウが脱出して、もうかなり時間が経つぞ」

ファルコ「あの6人以外にも、どんどん客が増えてきたぞ……」

レイ「ケン…………」

ファルコ「お、おい……、泣くなよ…」

レイ「………」

ファルコ「やはり所詮、ケンシロウはケンシロウだったか」

シン「基本はアホの子だからな。奴は…」

レイ「この状況において、情けない姿を晒している俺達が偉そうに言える言葉ではないがな…」




・・・・・
・・・


270: ◆IChdy0b67U 2015/09/18(金) 19:26:07.12 ID:JGJZeBHc0

・・・
・・・・・
======
~~2時間後~~
(大広間)



薫「えいっ! こっちだぁ!」スッ

サウザー「ぬぅっ!?」

薫「いえーい♪ かおるの勝ちぃ~♪」

拓海「ははは! 社長、ババ抜き弱いな…!」

サウザー「な…、何故だッ…!?」

サウザー「部下とやったときは、全戦全勝だったこの不敗の俺が……?!」

拓海「(接待プレイか…)」

みく「だって、表情で手がバレバレにゃ」

拓海「9歳の薫にすら読まれて、恥ずかしいな? オイオイ…」

サウザー「……」

サウザー「まあ、ガキはゲームが達者と言うからな」

みく「あれあれ、負け惜しみかにゃ~??」

サウザー「フン…、手加減して場を盛り上げようとする、聖帝の大人な配慮がわからんのか? んー?」

拓海「ああ? んじゃ、次は全力でやれよ」

サウザー「フフフ…、良かろう…!」

サウザー「今しがた、必勝の策が浮かんだところだ」

薫「ホントに!? よーし…、負けないよー!」

271: ◆IChdy0b67U 2015/09/18(金) 19:27:04.05 ID:JGJZeBHc0

藍子「あの……、社長?」

サウザー「おおん?」ギュウゥゥゥゥ

みく「………っ?!」ググッ

藍子「他の方は、どちらに…?」

サウザー「知らんな」ギュウゥゥゥゥ

みく「(こ、この……!?)」ググググ

サウザー「先ほどケンシロウに尋ねたら、血相を変えて女湯に向かって飛び出して行ったぞ」ギュウゥゥゥ

藍子「ど、どうしたんでしょう……」

拓海「(女湯…?)」

みく「ちょ、ちょっと……!?」グイグイ

サウザー「ん~…?」ギュゥゥゥ

みく「カード…ッ! 大人しく…、ひ、引かせるにゃあっ!!」

薫「お~……!」

サウザー「その右のヤツなら、引かせてやっても構わんぞ?」

みく「ひ、卑怯者っ…!」

サウザー「フハハハ! ババ抜き如きでそこまで熱くなるとは、やはり貴様もガキだな。 ええ?」

みく「(く、くっそ~~~っ!!)」

薫「二人ともがんばれがんばれ~っ♪」

拓海「(何やってんだ、あの二人…)」

拓海「(ジョーカーはアタシが持ってんのに……)」



・・・・・
・・・


272: ◆IChdy0b67U 2015/09/18(金) 19:38:54.55 ID:JGJZeBHc0


・・・
・・・・・
======
~~翌日~~


愛梨「あ!」

愛梨「おはようござい……」

愛梨「?」

レイ「ああ、おはよう…」

アーニャ「あの…、一つ、伺っても、よろしい……ですか?」

レイ「……何かな?」

アーニャ「貴方に限らず…、プロデューサー達は4人とも、体中、痣だらけでした…、どうしたのですか??」

愛梨「お、お風呂で転んだとか………、だ、大丈夫ですか…?」

レイ「……」

レイ「まあ…、風呂に関わることは事実だが…、特に問題はない。大丈夫だ」

レイ「さて、薫が来たら出発するか。清水寺だったな」

愛梨「はい! 今日もよろしくお願いしますっ!」

レイ「まずは着物からレンタルするか」

レイ「流石に連日同じ服で動くのは、お前達は嫌だろう?」

愛梨「あ! 確か、向こうの班は先に呉服屋に行くといっていましたよ?」

レイ「シン達が…?」


・・・・・
・・・


273: ◆IChdy0b67U 2015/09/18(金) 19:46:03.13 ID:JGJZeBHc0

・・・
・・・・・
======
(清水坂 呉服店)


シン「(くそ…、ケンシロウの馬鹿が…)」

シン「(何故あの状況でわざわざ女湯に飛び込んでくるのだ…。意味が分からん)」

シン「(おまけに、俺達の存在をバラしおって……。おかげで袋叩きに遭ったではないか)」

シン「(せめてもの救いは、あの6人が既に湯から上がった後だったという事だが…、それでも解せん)」

シン「(あんな馬鹿なんざ、二度と関わりたくはないな)」



藍子「お待たせしましたっ」

シン「ん? おお、着替えたか」

藍子「すみません…、着物の着付けがこんなに時間が掛かるとは思いませんでした…」

274: ◆IChdy0b67U 2015/09/18(金) 20:03:41.51 ID:JGJZeBHc0

藍子「あまり和服は着慣れてないので少し似合わないかもしれませんが…」

藍子「ど、どうですか? 似合ってますか…?」

シン「そうだな…」

シン「着物姿も存外、華やかで可愛らしいじゃあないか」

藍子「そ、そうですか?」

藍子「ふふっ、良かった…♪」

拓海「なあ、アンタは着替えないのか?」

シン「んん?」

シン「拓海も着替えたか。俺にはそんなダサイ服は必要ない」

シン「しかし……」チラッ

拓海「な…、なんだよ? あんまりジロジロ見んじゃねーって…」

シン「フン…、普段はやかましい貴様も、服装一つで印象が大きく変わるものだな」

拓海「アァ!? 余計なお世話だッ!」

シン「だが、貴様の黒髪は和衣装に一番映えるな。大和撫子さながらの気品があると言うか、艶やかと言うか…」

拓海「あ、艶やかっ…!?」

拓海「は、ハズい事言うなっ! この馬鹿っ…!」

シン「……(あと一人か)」

みく「お待たせにゃ~♪」

シン「……」

みく「遅くなってゴメンにゃ! どう? みくの着物姿は?」



●安価
シンのコメント
↓1

275: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/18(金) 20:10:02.05 ID:tI8LeBuI0
うん、とってもかわいい!
このままテイクアウトしようか

279: ◆IChdy0b67U 2015/09/18(金) 20:33:17.38 ID:JGJZeBHc0

シン「うん、とってもかわいい!」

みく「えへへ…、そ、そうかにゃぁ…」

シン「このままテイクアウトしようか」

みく「うんうん…」

藍子「……」

みく「…………ッ!?」

藍子「て、テイクアウト!?」

シン「え? 悪い?」

みく「な…、何言ってるの!? そ、そんなこと……///」

シン「それだけ可愛く似合ってるという事だ。前川」

シン「金なら出そう」

みく「そ、そういう問題じゃないにゃあ!!」

藍子「し、シンさん! 流石に直球すぎると思いますっ!!」

拓海「へえ……」

拓海「それ、いいな」

みく「なッ!?」

藍子「た、拓海さんッ!!?」

280: ◆IChdy0b67U 2015/09/18(金) 20:37:55.71 ID:JGJZeBHc0

拓海「なあ、自分で出すから、アタシもいいか?」

シン「いや…、そういう事は、俺が出すのが筋だろう」

拓海「ホントか? 悪ィな、サンキュー」

藍子「……!」

みく「」

拓海「? 何赤くなってんだ? 二人とも…」

みく「や…!」

みく「やっぱり貴方達はちょっとオカシイにゃあ! ふ、フシダ……」

拓海「けど…、着物の買取って、結構いい値段するんじゃねーかな…」

みく「ら……?」

シン「構わん。金ならあると、昨日龍安寺で言ったであろう」

藍子「……え?」

みく「ん?」

拓海「何だよ…、着物のお持ち帰りだろ?」

シン「京都土産としては、まあ…、かなり上等だろう」

藍子「…」

みく「あ、そ、そ、ソッスネ……」

藍子「で、ですよねっ!! よ、良かったあ……!」

シン「何が?」

拓海「さあ……」


・・・・・
・・・




●安価
『前川みくとの絆レベル』
コンマ00~29:NORMAL(★0)
コンマ30~79:GOOD(★1)
コンマ80~99:PERFECT(★3)
↓1

281: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/18(金) 20:38:52.83 ID:xlN+Tp1z0
a

284: ◆IChdy0b67U 2015/09/18(金) 20:55:34.00 ID:JGJZeBHc0
●前川みくとの絆レベル
【★★☆☆☆】1/3
コミュニケーション結果:PERFECT


・・・
・・・・・
======
~~20分後~~


みく「(ハー…、さっきは焦った…)」

拓海「肌襦袢、足袋、草履、かばん、帯、その他諸々……。着物一式で幾らしたんだ?」

シン「……」

シン「お前達3人分購入したぞ。そのまま着て帰って良いそうだ…」

シン「領収書は社名で取ったから、大丈夫だ」

シン「(……所詮はレンタル品だから購入価格も安いだろうと高を括ったが……)」

シン「(贅沢しなければ、これで1年は余裕で暮らせる値段だ……)」

藍子「私の分も、本当に良かったんですか?」

シン「構わん……。その分は働きで返せ」

みく「みくの分まで、ありがとにゃ♪」

シン「このくらい余裕だ。俺は優しい男だからな…。記憶が正しければ…」

シン「恐らく、この様な振る舞いは、普段から欠かさなかったに違いない……。多分…」

みく「いやあ…、流石は7610プロ、太っ腹にゃ♪ 羽振りだけは一番にゃあ」

拓海「さて、と……」

拓海「着物に着替えたはいいケド、どーすんだ? これから」

シン「何だ…、特に決めてなかったのか?」

藍子「はい、行き先は『呉服屋』までとしか、私達では話し合いませんでした」

拓海「あんまり着慣れてねーからな。動きやすければ遠出しても良かったんだけどよ」

みく「まあ、大丈夫そうじゃない? どこでも行けると思うけど……」


●安価
シン達の行動・行き先
↓1

285: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/18(金) 20:56:26.53 ID:abvk5Okao
甘味処

286: ◆IChdy0b67U 2015/09/18(金) 21:06:11.09 ID:JGJZeBHc0

拓海「なら、まずは近くをぶらっと歩いてみようぜ」

拓海「少しこの姿で慣らしてみるのも良いと思うからよ。で、何か目ぼしい場所があったら、そこに向かおう」

シン「…分かった。それいいだろう」

藍子「はい、賛成です。何処か『甘味処』とかで落ち着けたら良いですね」

みく「じゃあ、早速出発にゃあ!」




・・・
・・・・・
======
~~同時刻~~
(撮影予定地 校舎)



ファルコ「……」

ケンシロウ「…ファルコ」

ケンシロウ「昨日は、すまない」

ケンシロウ「俺の配慮が足りなかった」

ファルコ「気にすることはない。遅かれ早かれ、ああなっていたのだ」

ファルコ「女性は怒ると怖いな…。俺達に物怖じせず、容赦なくこぶしを振るうとは…」

ケンシロウ「ああ…」

287: ◆IChdy0b67U 2015/09/18(金) 21:15:36.78 ID:JGJZeBHc0

サウザー「何? 何の話?」

ファルコ「こちらの話だ」

サウザー「……」

サウザー「フン……、また俺一人だけ徐け者にして…」

サウザー「南斗、北斗、そして元斗の相容れん宿命の者達が共に行動してるのに…」

サウザー「南斗の帝王だけハブられるとか……、いいの?」

サウザー「起こしちゃうよ? 全面戦争。以前、北斗が完膚なきまでにボッコボコになった戦争だよ?」

ケンシロウ「……」

サウザー「というか…」

ファルコ「……何だ?」

サウザー「あれ…。あそこにいるあの子…、何で今日、ここにいるの?」スッ

サウザー「確か、お前の事務所の下郎であろう?」






まゆ「皆さん、おはようございまぁす♪」ニコニコ



ファルコ「……」

サウザー「撮影は明日だぞ?」

ファルコ「…俺にも分からん。彼女の行動はたまに全く掴めん時があるのだ」

サウザー「俺…、メインキャスト以外の日程は確かにズラした筈だが……」

ケンシロウ「……日程をズラした?」

ファルコ「何の事だ?」

サウザー「いや…、何でもないんだけど…」



●安価
佐久間まゆの発言・行動
↓1

288: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/18(金) 21:24:07.39 ID:dFyjcCk5O
撮影ドラマについておしゃべり

291: ◆IChdy0b67U 2015/09/18(金) 21:45:13.59 ID:JGJZeBHc0

ファルコ「佐久間…」

まゆ「おはようございます♪」

ファルコ「何故お前が、今日ここにいる?」

まゆ「撮影の事に関してお話がありまして…」

ファルコ「いや…、撮影は明日だが…」

まゆ「でも、薫ちゃんを含めたメインキャストだけは、昨日から出向いてると伺いましたよ?」

まゆ「ですから、メインキャストの方々の別撮りが始まっているものと思い、それを見学して勉強しようと思ったんですが…」

まゆ「まだ、ロケは始まっていないようですね?」

ファルコ「う、うむ…」

292: ◆IChdy0b67U 2015/09/18(金) 21:46:56.93 ID:JGJZeBHc0

まゆ「…プロデューサーさぁん…?」

まゆ「他の皆さんは……」

まゆ「一体………、何処にいるんですかぁ…?」

ファルコ「と、トイレに……」

まゆ「全員一緒にですかぁ?」

ファルコ「な…、仲良し故にっ……」

ケンシロウ「………」

まゆ「ひょっとして、皆さんで遊んでいるとか……」

サウザー「おい貴様」ズイッ

まゆ「!」

サウザー「撮影に関しては総指揮を取る俺に聞け。その金色に詳しい話は通っていないからな」

まゆ「はい♪ はじめまして、佐久間まゆと申します」

まゆ「一時期、そちらの事務所の方にお世話になりました。明日の撮影、至らぬ点があると思いますが、精一杯やらせて頂きますので…」

まゆ「よろしくお願いします」ペコリ

サウザー「フフフ…、殊勝なヤツじゃあないか」

サウザー「して、何が聞きたい? 貴様の役割の詳細か?」



●安価
「撮影ドラマについておしゃべり」

質問内容
↓1

293: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/18(金) 21:50:18.29 ID:tI8LeBuI0
先生役って聞いてますけど
担当課目とか決まってますか?

294: ◆IChdy0b67U 2015/09/18(金) 22:09:10.79 ID:JGJZeBHc0

まゆ「まゆは確か、『担任教師』…、先生役って聞いてますけど…」

まゆ「担当課目とか決まってますか?」

サウザー「担当課目?」

サウザー「当然、全部だ」

ケンシロウ「全部…?」

ファルコ「臀部?」

まゆ「ぜ、全部ですか……?」

サウザー「フフフ…、心配無用」

サウザー「授業シーンのカットなんざ僅かしか尺を用意していない」

サウザー「『聖帝学園の七不思議』では、学園の謎を解き明かすシーンが主体だ」

サウザー「無論、説明した通り貴様はメインではないが、担当教師はメイン並みの活躍場面はあるものの…」

サウザー「途中で死にます」

まゆ「あら……」

ファルコ「このドラマ、346アイドルの主演映画、『聖靴学園』を模したホラーの様相を取ると言った筈だ」

サウザー「まあ、大丈夫だ。ホラーあり、アクションあり、アクションあり、アクションありの喜劇的な内容も孕むから」

サウザー「『御伽公演』にインスピレーションを受け、アドリブに次ぐアドリブで演者の個性を全面に押し出す」

サウザー「カイオウの奴もそれでGOサインを出したからな」

サウザー「近年稀に見ない傑作になることは受けあいだろう」

まゆ「うふふっ、それは楽しみ…♪」

ファルコ「まだ無名の佐久間も、これで新たな方面での軸を築けるだろう」

まゆ「はい、頑張りますね」



●安価
その他

佐久間まゆの発言
↓1

295: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/18(金) 22:12:10.01 ID:OXNABPwFO
それで、結局他の皆さんはどちらに?
それとシンさんも来ていると聞いてますが(ヤンデレスマイル

296: ◆IChdy0b67U 2015/09/18(金) 22:26:01.79 ID:JGJZeBHc0

まゆ「それで……、結局他の皆さんはどちらに?」

サウザー「うん?」

ファルコ「と、トイレに…」

まゆ「それは先ほど聞きましたよ?」

まゆ「それとシンさんも来ていると聞いてますが…」ニコッ

ケンシロウ「シン…?」

まゆ「はい。彼もメインキャストでしたよね?」

まゆ「GPSでは、清水坂辺りに彼の反応があるんですが…」

サウザー「!?」

ケンシロウ「じーぴーえす……?」

サウザー「……!」

サウザー「(お、おいファルコ…!)」ヒソヒソ

サウザー「(あの子、下卑た顔で、さらっととんでもない事を口走ったが…)」ヒソヒソ

ファルコ「(あんな顔は初めて拝んだが、背中に悪寒が走ったわ………)」ヒソヒソ

サウザー「(アイツ…、先程は撮影の見学とか言ってたが、あれ嘘じゃないのか?)」ヒソヒソ

ファルコ「(お、大人しく答えたほうが良いんじゃないのか?)」ヒソヒソ

サウザー「……」


●安価
サウザーの発言
↓1

297: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/18(金) 22:35:28.25 ID:gqLp4J50O
どれ
あれ?これ壊れてね?(グリ)

301: ◆IChdy0b67U 2015/09/18(金) 23:12:18.00 ID:JGJZeBHc0


サウザー「GPS? どれ?」グイッ

まゆ「! ちょ、ちょっと……っ!?」

サウザー「あれ、これ壊れてね?」パキン

まゆ「…!」

サウザー「シンは確かにメインキャストだが、シュウ様とユダと同様に、本番まで現地入りはしておらん」

まゆ「あら、そうなんですか?」

サウザー「フフフ…、残念ながらその玩具は故障しているようだな!」

まゆ「……」

まゆ「うふふっ…、乱暴な方……」

サウザー「さあ、今日は俺達は舞台に仕掛けを施す作業に徹さねばならん」

サウザー「貴様に構うのもこれまでだ。見学なら自由にするが良い」

スタスタ



まゆ「……」

ファルコ「佐久間よ。俺達と共に現場についてくるか?」

まゆ「そうですね……、じゃあ折角なので…」

ケンシロウ「……」

302: ◆IChdy0b67U 2015/09/18(金) 23:15:22.00 ID:JGJZeBHc0

ファルコ「(サウザーよ……。今の行動は手荒過ぎたのではないか?)」ヒソヒソ

サウザー「(はぁん?)」

サウザー「(GPSでストーカー紛いをしている女だぞ? そんな軟弱なメンタルの筈があるまい)」

サウザー「(奴は貴様らの事務所で、一時期あのホ と関わっていたことがある。接触して余計な記憶を呼び起こされても厄介であろう?)」

サウザー「(何故この女が、今日ここにいるかは見当がつかんが……、不安の芽は早めに摘むに限るのだ)」

ファルコ「(う、ううむ…)」

ケンシロウ「……」スタスタ





まゆ「(……)」

まゆ「(実は、予備の方もあるのだけれど…)」

まゆ「(南斗の社長が……、あんな荒っぽい大胆な行動を起こす人だなんで、夢にも思わなかった……)」

まゆ「(近くにいる限り、あまり目立った動きはしないほうが良いですかねぇ…)」

まゆ「(残念……。でも、明日は必ず………ふふっ…)」


・・・・・
・・・


303: ◆IChdy0b67U 2015/09/18(金) 23:27:26.14 ID:JGJZeBHc0

・・・
・・・・・
======
~~1時間後~~
(清水坂 呉服屋)



レイ「(……記念撮影か、これは…?)」

レイ「(向井拓海・高森藍子・前川みくの着物姿の写真が、店の壁の一角に張られてある。大勢の客の写真に混じって…)」

レイ「(シン達とは行き違いだったのか……。まあ良い)」

レイ「……」

レイ「(ここから俺達の目的地まで近い。うってつけの場所にレンタルショップがあって助かったぞ)」

レイ「(3人レンタルで1万で済むとは、破格だな…)」

レイ「(着物なんざ買えば20万、30万は下らんだろう。まさか買うバカは流石にいないだろうが…)」

レイ「さて…、彼女達が着替え初めて、そろそろ1時間か」

レイ「(長いな…)」



ガラッ

薫「おっまたせー♪」

レイ「!」

薫「どう? かおる、着物なんて初めて着るけど、どーかなぁ?」




●安価
レイの発言
↓1

304: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/18(金) 23:32:41.06 ID:RaFBJk3C0
我が生涯に…一遍の悔い無し……!!(ラオウのあのポーズ)

307: ◆IChdy0b67U 2015/09/18(金) 23:53:31.67 ID:JGJZeBHc0

レイ「…!」

薫「どうかな、お兄ちゃん? 可愛いでしょ~♪」

レイ「わ……ッ!」

レイ『我が生涯に……、一遍の悔い無し……!!』バッ!

薫「…?」

薫「どうしたの?」

レイ「……」

薫「お兄ちゃん~…??」ツンツン

薫「……??」

レイ「……ウッ!」

薫「だいじょーぶ?」

レイ「あ、ああ…。とても可愛らしいぞ…!」

レイ「あまりの可愛さに、思わず目が眩むどころか昇天してしまいそうになった程だ!」

薫「えへへ…、ありがとう♪」

薫「よく分からないけど、あんまり大きな声出したら、おみせのひとがビックリしちゃうよ?」

レイ「あ、うん……」



ガラッ

アーニャ「カク、イデォト…、ううん……?」

アーニャ「ど、どうですか? この国の伝統の服…、私でも、ちゃんと着れているでしょうか……?」

薫「わあっ、アーニャお姉ちゃんだ!」




●安価
レイの発言
↓1


308: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/18(金) 23:56:44.79 ID:H4ZJCwqXO
ぶっちゃけ今のシンはシュウ様に匹敵するマトモっぷりだし、このままだとシスコンの方がアレになるか…?


ただし記憶が戻った時点で瞬時にサウザーを凌ぐ病人と化すがな!

318: ◆IChdy0b67U 2015/09/19(土) 00:24:06.77 ID:8L5tZhpp0

薫「アーニャお姉ちゃん、すっごくきれい!」

アーニャ「そ、そうですか?」

レイ「うむ、綺麗だ…。着物から伸びる白い肌が素晴らしい」

アーニャ「真顔でそう言われると、少し照れますね…♪」

レイ「絵から出てきたような可愛さ…、美しさだな。華奢で色白だと、まさしく大和撫子を体現したような様相だ」

アーニャ「ロシアとのハーフの私が、大和撫子とは、流石に少し褒め過ぎですよ」

アーニャ「でも…、お世辞でも嬉しいです。貴方にそう言って貰えて、本当に…」

レイ「流石はアイドルだ。モデルでも食っていけそうな位だぞ?」

レイ「346プロダクションも本当に粒が揃っている。南斗のアイドル達が劣るとは言わんが、お前のような逸材がいるのは本当に羨ましい限りだ…」

アーニャ「ふふふっ…、ありがとうございますっ♪」




ガラッ

愛梨「お…、お待たせしました~…!」バタバタ

愛梨「着物の着付けって、着る側も本当に大変で……」

愛梨「ちょ、ちょっと胸の辺りがきついですぅ…」



●安価
レイの発言
↓1.2.3.

319: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 00:25:39.46 ID:rSb4G+ed0
胸が苦しいんだな!兄さんが今すぐ直してやろう!

320: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 00:26:27.14 ID:IebiKxdfo
カワイイ…いや、美しいなアイリ、世界の誰もがお前の美貌を羨むだろう

321: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 00:26:35.41 ID:gaXMMWmoo
(涙を流しながら)あとはこのケープで完成だ…

327: ◆IChdy0b67U 2015/09/19(土) 01:07:44.03 ID:8L5tZhpp0

レイ「!!!」ガタッ

レイ「愛梨ッ!! おおおお前を待っていたぞーーッ!!!」ダッ!

愛梨「わっ! れ、レイさん!?」ビクッ

レイ「胸が苦しいんだな!? 兄さんが今すぐ直してやろう!」ガバッ!

愛梨「ちょ、ちょっと待って下さい! さ、流石にそれは…!」バタバタ

レイ「恥ずかしがる必要は無いッ! どこの馬とも分からん人間に愛梨の着付けを任せることなんざ、不本意千万だったのだ!! 俺がこの1時間、どれだけ苦しんだものか…!」グイグイ

愛梨「あ、あうぅ…」

レイ「大丈夫か!? 舐めるような視線で見られたり、不必要にベタベタと触られたりしなかったか!?」

愛梨「は、ハイ…、だ、だいじょうぶですぅ……ううっ…///」

レイ「給料の全てをお前の載っている雑誌や写真集に費やし、生活が困窮しキノコの生えた洞窟で暮らし、下卑た眼差しで見る男共を締め上げ……!」

レイ「ああ…! しかし本当に…」

レイ「カワイイ……いや、美しいなアイリ、世界の誰もがお前の美貌を羨むだろう!」

レイ「絶世の美女、眩いほどの面貌、風光明媚……。筆舌に尽くしがたい、お前の美しさはもはや言葉で形容することが出来ん……!!」

レイ「俺はお前のような妹を持つことが出来て本当に幸せだ………」

レイ「ああっ… 、な、涙で前が見えない……。も、網膜に焼き付けておかねば……」

レイ「あとはこのケープで完成だ…」スッ

愛梨「……?」

レイ「ようやく俺の悲願が叶う……。このケープをお前に着せるために、どれだけの人間を血に染め上げてきたことか…」

レイ「もう思い残すことは何も無い。今ならもう、ラオウに新血愁を突かれて死んでもいい……」

愛梨「ううん…、嬉しいんですが…」

愛梨「この赤いケープ…、着物に合いますかね?」

レイ「似合うッ! とても似合うぞアイリ!!」

レイ「もう俺は絶対にお前を離さないぞ…! 本当に綺麗だ…!!」

愛梨「(…変な人だけど……)」

愛梨「(悪気はないみたいだし…、こんなに褒められると、流石にちょっと嬉しいかも……)」

愛梨「あ、ありがとうございます……ふふっ…♪」






薫「愛梨お姉ちゃん、かわいいね~♪」

アーニャ「仲がいいですね…??」

・・・・・
・・・


●安価
1.2
『龍崎薫、アナスタシアとの絆レベル』
コンマ00~09:NORMAL(★0)
コンマ10~69:GOOD(★3)
コンマ70~99:PERFECT(★5)

3
『十時愛梨との絆レベル』
コンマ00~25:NORMAL(★-1)
コンマ26~49:GOOD(★3)
コンマ50~99:PERFECT(★7)
↓1,2,3

328: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 01:10:10.10 ID:kBb3BbFY0

329: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 01:10:30.71 ID:/AXynvQH0
ほい

330: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 01:11:18.16 ID:v751+GaAO

335: ◆IChdy0b67U 2015/09/19(土) 01:40:10.23 ID:8L5tZhpp0

・・・
・・・・・
======
~~10分後~~
(音羽山 清水寺)



愛梨「清水寺って、あの呉服店からすごい近所なんですね!」

レイ「そうだな。シン達もここへ向かうと思ったのだが、奴らはどこに行ったんだろうか…」

愛梨「多分、彼女達も他の名所を回っていると思いますよ?」

アーニャ「クラスィーヴィ! おおきな社ですね…!」

薫「ひゃあ~! 人がいっぱいだねぇ!」

レイ「流石は京都随一の名所だな。観光客の群れが川のようだ」

レイ「……しかし…」

愛梨「?」

レイ「はぐれても大変だ。薫よ、手でも繋ごうか」

薫「うん!」ギュッ

薫「お兄ちゃんが迷子にならないように、しっかりかおるが掴んでてあげるね?」

レイ「ああ、それは頼もしい限りだ。よろしく頼むぞ?」

アーニャ「ふふっ…♪ インチリェースヌゥィ、じゃあ……薫?」

アーニャ「私も一緒に、よろしくお願いします♪」ギュッ

薫「いいよ! かおるに任せといてっ!」

愛梨「わあっ、なんだか家族連れみたいになってますね♪」

レイ「!!!」

レイ「愛梨ッ!! お前も俺と手を繋ごう!!」バッ!

愛梨「あっ!」

愛梨「向こうに有名な恋占いの石がありますよっ!」タタタ…

レイ「あ、愛梨!?」

レイ「はぐれたら大変だ! 美しいお前がはぐれると、き、きっと誰かに連れ去られてしまう!! あ、愛梨っ……!」




●安価

1.話す人物
2.会話内容
↓1.2.

336: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 01:41:29.66 ID:13OHGASy0
アーニャ

337: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 01:41:46.68 ID:zHdKCWgi0

339: ◆IChdy0b67U 2015/09/19(土) 01:49:43.37 ID:8L5tZhpp0

現在の絆レベル一覧

●龍崎薫との絆レベル
【★☆☆☆☆】1/3
コミュニケーション結果:GOOD

●アナスタシアとの絆レベル
【★★★☆☆】1/3
コミュニケーション結果:PERFECT

●十時愛梨との絆レベル
【☆☆☆☆☆】0/3
コミュニケーション結果:NORMAL

347: ◆IChdy0b67U 2015/09/19(土) 17:28:24.71 ID:8L5tZhpp0

愛梨「これが恋占いの石ですかぁ…!」

アーニャ「確か、これは…」

アーニャ「目を閉じて願い事を想いながら、一方の石から反対側の石まで辿り着く事が出来たら…」

愛梨「恋が成就する! って言い伝えですよねっ♪」

レイ「二人とも詳しいな」

愛梨「ロマンチックで、ちょっと憧れますっ」

アーニャ「ダー、実際にやるのは、流石に、恥ずかしいですが…」

レイ「…恋占いか」

レイ「アーニャも好きなのか、こういった占いは? 星座占いとか詳しそうだが…」

アーニャ「そうですね…?」

348: ◆IChdy0b67U 2015/09/19(土) 17:39:01.35 ID:8L5tZhpp0

アーニャ「『星座占い』も、少しですが、調べたことがあります」

アーニャ「私は、ジェーヴァ…、乙女座なのですが…、恋愛運で言うと、『一途な恋を望み、相手に尽くす。しかし反対に、相手への配慮が欠けるときがある』とか…」

アーニャ「仕事で言えば『気配りが上手いが、せっかち』とか、です」

レイ「へえ…。星座ごとに性格が異なるのか…」

アーニャ「星と星が結ぶ運命も……、幻想的で、とても素敵です。盲信はしていませんが…」

アーニャ「でも、悩んでいる時や励みにする時は、そういった不思議な伝承や…」

アーニャ「星という大きな存在に、全てを委ねたくなる気分も……、たまに感じます」

レイ「意外だな。お前は気丈に見えるが」

アーニャ「ニェット…、まだまだ私も、アイドルとして、未熟ですから…」

レイ「……」

レイ「星…、宿星か……」

アーニャ「何か、ありましたか?」

レイ「いいや。占いという代物は不確かな商売と認識していたが、聞けばなかなか面白い」

レイ「ただ、俺達もまさにその通りだと思ってな」

アーニャ「プロデューサー達…?」

レイ「……まあ、こちらも色々あるのだ」

レイ「お前に何気なく振った話だったが、少し興味が沸いた。また今度機会があれば、星座について聞かせてくれ」

アーニャ「はい。良ければ、貴方達と星に関するその事についても、是非…」

レイ「ああ。覚えておこう」



●安価

『アナスタシアとの絆レベル』
コンマ00~19:NORMAL(★0)
コンマ20~79:GOOD(★1)
コンマ80~99:PERFECT(★3)
↓1

349: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 17:39:40.62 ID:13OHGASy0
ほい

350: ◆IChdy0b67U 2015/09/19(土) 17:41:51.01 ID:8L5tZhpp0

●アナスタシアとの絆レベル
【★★★★☆】1/3
コミュニケーション結果:GOOD



======
(清水寺 地主神社)


レイ「(……!?)」

薫「愛梨お姉ちゃん、それなあに??」

アーニャ「おまもり…、ですか?」

愛梨「えへへ…♪」ジャラッ

愛梨「清水寺といえば縁結びの地主神社や恋占いの石など、恋愛スポットは有名ですし…」

愛梨「折角なので、縁結びのお守りをたくさん買っちゃいましたっ!」

アーニャ「プレクラスニィ♪ それは良いですね♪」

レイ「(え、縁結び……だとッ!?)」

愛梨「多めに買って、事務所の皆にも少しお土産として渡そうかなって」

レイ「あ、ああ…、それは素晴らしい配慮だ…。て、手元に残さず全部渡したら良いんじゃないかな?」

アーニャ「私は昨日、御香とヤツハシを買いましたが…、そういうアクセサリーも……少し惹かれるものがあります」

薫「かおるも鈴帆お姉ちゃんやまゆお姉ちゃんに、なにか買っていこうかな?」

レイ「………」

レイ「(縁結び……、恋愛…!?)」

レイ「(まさかな…。いやまさか……)」



●安価

1.話す相手
2.レイの発言・会話内容
↓1.2.

351: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 17:43:18.95 ID:EGPBWEpUo

352: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 18:00:14.28 ID:Iw05kapzo
予算は大丈夫か?

354: ◆IChdy0b67U 2015/09/19(土) 18:22:37.82 ID:8L5tZhpp0

レイ「予算は大丈夫か?」

薫「うん、だいじょうぶ! お土産くらいなら、たぶんなんとかなるよ!」

レイ「他人に買うのも良いが、薫の分が買えなくなるのではないか?」

レイ「俺が負担してやろう。遠慮することはないぞ」

薫「でも…、いいの? お兄ちゃん、お金ないんじゃないの?」

レイ「(っ!?)」

レイ「(さ、さっきの呉服屋の愛梨への発言……、覚えていたのか…)」

レイ「こ…、子供がお金の事なんて気にするな」

レイ「好きなものをねだって良いんだぞ? 俺は薫の兄だからな…」

薫「うん、ありがと♪」

薫「じゃあ……」








愛梨「レイさん、薫ちゃんに何を買ってあげたんですか?」

レイ「……」

レイ「佐久間まゆという女には縁結びのお守りを30個、上田鈴帆には奇妙なご当地キャラのぬいぐるみとそれをモチーフにしたお菓子」

レイ「薫自身は、可愛らしい花を象った指輪だ。まあ…、それほど高くはなかったが」

愛梨「30個……」

レイ「俺にもお揃いの指輪を差し出してくれて、何でも許す気分になったからオッケーさ」

愛梨「純真ですね…」


・・・・・
・・・




●安価

1
『龍崎薫との絆レベル』
コンマ00~19:NORMAL(★0)
コンマ20~79:GOOD(★1)
コンマ80~99:PERFECT(★3)

2.レイ班の最後の目的地、観光場所
↓1,2,

359: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 18:38:53.29 ID:rSb4G+ed0
単伝庵(らくがき寺)【八幡市】

360: ◆IChdy0b67U 2015/09/19(土) 18:50:49.86 ID:8L5tZhpp0
●龍崎薫との絆レベル
【★☆☆☆☆】1/3
コミュニケーション結果:NORMAL


・・・
・・・・・
======
~~同時刻~~
(シン班 甘味処)



拓海「お、全員分来たな」

みく「じゃあ、早速頂くにゃあ♪」

シン「……」

藍子「シンさん、本当に全部奢りでも良いんですか…?」

藍子「みんなの分の着物も全部購入して頂いたのに…」

シン「女が金の配慮なんぞするな。女々しいな」

シン「本気を出せば街ひとつ買える程の余力はあるのだ。常時貧寒のレイや悪銭持ちのサウザー、浪費癖のユダと一緒にするな」

藍子「けど、シンさんは着物もレンタルしてませんし、ここでも何も注文していませんけど…」

シン「き…、気にするな。俺はボランティア精神溢れる男だからな……恐らくは…」

藍子「(……)」



●安価
1.話す相手
2.シンの発言・会話内容
↓1.2

361: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 18:51:36.00 ID:5rgDrSxdO
拓海

362: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 18:56:57.59 ID:13OHGASy0
頼んだ物の感想(美味いか否か)

363: ◆IChdy0b67U 2015/09/19(土) 19:18:21.11 ID:8L5tZhpp0

シン「向井拓海よ。貴様のそれは何だ?」

拓海「んあ……? 何だって…?」

拓海「知らねーのか? わらび餅と抹茶だよ」

シン「知らんが…、美味いのか?」

拓海「そりゃあな。奢って貰って、しかもその相手に面と向かってマズイって言えるワケねーだろ?」

シン「フン…、尤もな話だな」

藍子「た、拓海さん…!」

拓海「冗談冗談。すげーウマイぜ? 勿論感謝もしてるよ」

シン「感謝は別にいらんが、まあお前が満足しているなら、それでいいさ」

拓海「けど、京都の甘味処に来て何も食わないってのも味気なくねーか?」

拓海「ホラよ。一個分けてやるから」スッ

シン「そうだな、折角だから食っとくか…」

シン「………」ジロッ

拓海「ん? どうした?」

シン「いや……、何か……」

シン「この餅を見ていたら、何かを思い出しそうだ…」

藍子「(!?)」

みく「(も、餅が記憶のトリガーに…!?)」

拓海「ハァ?」



●安価
シンの記憶①高森藍子をスカウトした
シンの記憶②ボランティア精神あふれる優しい人間だった
シンの記憶③前川みくと公園で散歩したり、喫茶店で会話した
シンの記憶④自分はスカウトを見事に成功させていき、更にはポジパの担当Pとして、アイドル3人とお互い熱い信頼を結ぶ優秀なPであった。だが、それを妬んだ他の六聖拳に些細なミスを口実にその記憶を奪われた、否、今も北斗や帝都と結託してまでもやつらはこの俺を陥れようと狙っている(疑惑的)
シンの記憶⑤???


シンの記憶⑤
↓1

364: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 19:23:21.39 ID:7Pj/ohhWO
餅のように粘り強い不屈の精神を持って生きてきた

366: ◆IChdy0b67U 2015/09/19(土) 19:47:07.27 ID:8L5tZhpp0

シン「以前は確か…」

シン「餅のように粘り強い不屈の精神を持って生きてきた…。そんな男だったのかもしれない」

みく「ぐふっ!?」ガタッ

藍子「み、みくちゃん!?」

拓海「ぷっ…! あはははは!!」

拓海「餅なのに不撓不屈って…、ちょ、ちょっとギャップがひどくて笑えるわ…!」

シン「うむ…、確かに美味いな…」モグモグ

みく「げほっ……、ぷ、プリンが喉に詰まって死ぬかと思った…」

みく「いきなり変な事を言い出さないでほしいにゃ! もう…」




━━━━
シンの記憶①高森藍子をスカウトした
シンの記憶②ボランティア精神あふれる優しい人間だった
シンの記憶③前川みくと公園で散歩したり、喫茶店で会話した
シンの記憶④自分はスカウトを見事に成功させていき、更にはポジパの担当Pとして、アイドル3人とお互い熱い信頼を結ぶ優秀なPであった。だが、それを妬んだ他の六聖拳に些細なミスを口実にその記憶を奪われた、否、今も北斗や帝都と結託してまでもやつらはこの俺を陥れようと狙っている(疑惑的)
シンの記憶⑤餅のように粘り強い不屈の精神を持って生きてきた
シンの記憶⑥???



367: ◆IChdy0b67U 2015/09/19(土) 19:52:52.68 ID:8L5tZhpp0

シン「……」

シン「俺は……ううむ……」

シン「他の六星拳の卑劣な策で記憶を失い、今も奴らに謀られている気もするが、かつての俺は優秀で……、ボランティア精神に富み……」

シン「粘り強い心で……、高森藍子を外部からスカウトし……」

藍子「……!」

シン「そして…」

藍子「(一部歪曲した部分や謎の記憶はあるけれど…、で、でも…!)」

藍子「シンさん! 以前の事を大分思い出してい………」

シン「………前川みくと公園で散歩したり、喫茶店で会話したりと、親密な間柄だった」

藍子「……え?」

みく「ッ!?」

シン「大分、失われてきたパーツがはまって来たな。本調子に戻るまで、あと僅かかもしれん」

シン「拓海よ。抹茶とやらも少しよこせ」

拓海「おう。ホラよ」スッ

藍子「み……」

藍子「みくちゃん…ッ!?」

みく「さ、最後の記憶は間違ってるって、昨日言ったはずだよ!!」

みく「ちょ、ちょっとッ!! 呑気に抹茶なんて飲んでいないで、訂正するにゃ!?」

シン「……」ズズズ



●安価

『前川みくとの絆レベル』
コンマ00~19:NORMAL(★0)
コンマ20~79:GOOD(★1)
コンマ80~99:PERFECT(★3)
↓1

368: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 19:54:34.77 ID:IebiKxdfo

369: ◆IChdy0b67U 2015/09/19(土) 20:11:32.07 ID:8L5tZhpp0

拓海「しっかし…」

みく「?」

拓海「みくの抹茶プリンといい、藍子の宇治金時といい…」

拓海「京都の飯ってのは、どうしてこうも抹茶だらけなんだろうな」

藍子「ああ、それですか」

拓海「何か知ってんのか?」

藍子「実はですね? 地元の方は『京都=抹茶』という認識はあまりないらしいですよ?」

みく「えっ! そうなの…?」

藍子「どちらかといえば、抹茶に関しては静岡県の方が色々と盛んなのかもしれません」

藍子「茶そばや佃煮、てんぷらやジャム、パスタやうどん等…、色々な料理に使ったりもしていますね」

拓海「へえ……」

みく「うえ…、あんまり想像出来ないにゃ…」

藍子「京都はあくまで観光用として広く浅く扱われていますから、外部のイメージとして定着してしまっているのかも…」

藍子「ただ、昔は京都の宇治で抹茶を栽培していて茶道も盛んだったので、あながち無関係とも言いがたいですが」

シン「詳しいな」

藍子「お散歩と同じくらい、お茶も好きですから♪」

シン「まあ…、俺はどこが発祥でも、美味ければ文句はない」

みく「(ふ、風情もクソもあったもんじゃないにゃ…)」

拓海「元も子もねーな…。ま、一理あるかも知れねーけどさ」




●安価
1.話す相手
2.シンの発言・会話内容
↓1.2.

370: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 20:19:25.97 ID:rSb4G+ed0
藍子

371: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 20:22:52.40 ID:kwPlU5aWO
この前サウザーのアホが焼き物の器を持って帰ってきたが
お茶に会いそうなのがあればまだもらえるかも知れんな

373: ◆IChdy0b67U 2015/09/19(土) 20:41:34.72 ID:8L5tZhpp0

シン「この前サウザーのアホが焼き物の器を持って帰ってきたが、お茶に合いそうなのがあればまだもらえるかも知れんな」

藍子「そうなんですか?」

シン「鷺沢文香も、湾曲したオブジェを5、6個押し付けられて、不思議な顔をしていたな」

藍子「余しているのであれば、帰ったら尋ねて見ましょうか」

シン「それがいい。奴も喜ぶだろう」

藍子「何処かに作りに行ったのですか?」

シン「詳しくは知らんが…、俺がケンシロウに足を砕かれて入院していた時、岡山に観光に行ったらしい」

拓海「岡山? また遠くに出向いたな」

シン「奴の行動は本当に突発的だからな。無計画で無謀で無配慮の3Mだ」

シン「俺達も以前に、馬が欲しいとの理由で北海道まで連れ回されたが…」

みく「本当に無茶な人達だにゃあ…」

藍子「でも、そういうムードメーカーも必要だと思いますよ?」

シン「む、ムードメーカー…? 奴がか?」

シン「奴の奇怪な行動でムードメーカか……、なら俺は……確か…」



●安価

【シンの今までの記憶一覧】
①高森藍子をスカウトした
②ボランティア精神あふれる優しい人間だった
③前川みくと公園で散歩したり、喫茶店で会話した
④自分はスカウトを見事に成功させていき、更にはポジパの担当Pとして、アイドル3人とお互い熱い信頼を結ぶ優秀なPであった。だが、それを妬んだ他の六聖拳に些細なミスを口実にその記憶を奪われた、否、今も北斗や帝都と結託してまでもやつらはこの俺を陥れようと狙っている(疑惑的)
⑤餅のように粘り強い不屈の精神を持って生きてきた
⑥???


シンの記憶⑥
↓1

374: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 20:46:52.32 ID:Qp5QD4KDo
京見物に行ってきた

376: ◆IChdy0b67U 2015/09/19(土) 21:10:13.42 ID:8L5tZhpp0

シン「京見物に行ってきた」

みく「………?」

藍子「き、京都は初めてじゃなかったでしたっけ?」

拓海「前にもここに来たことあるのか?」

みく「なーんか、みくの事といい、思い出す事がどんどんテキトーになってきてないかにゃ……?」

藍子「シンさん! 自暴自棄になってはいけませんよ! 必ず元に戻して差し上げますからっ!」

拓海「(何でコイツら、こんなに必死なんだ…?)」

シン「いや……」

シン「確かに以前、ここに足を運んだ記憶がある……」

藍子「ほ、本当ですか…?」

377: ◆IChdy0b67U 2015/09/19(土) 21:19:48.15 ID:8L5tZhpp0

シン「古都に思いを馳せに赴いたか、傷心旅行に興じたか、サウザーの馬鹿に無理矢理付き合わされたか…」

シン「はたまた……、スカウトに赴いたか…」

みく「す、スカウト……っ!?」

シン「ああ。本田未央、日野茜、そして藍子よ」

シン「貴様ら三人の話を信じるならば、俺は以前にお前と茜の二人をスカウトしたらしい」

藍子「はい、それは事実です」

みく「(………)」

シン「しかしどうも、あと一人程、俺がスカウトを実行した記憶があるのだが…」

シン「その人物が思い出せんのだ…」

藍子「(そ、そんな人居るのかな…)」

みく「(……ん?)」

みく「(それって……)」

拓海「成る程な。ソイツが京都にいて、アンタが前にここでスカウトしたかもしれないって事か?」

378: ◆IChdy0b67U 2015/09/19(土) 21:37:01.50 ID:8L5tZhpp0

シン「いや、待て…!」

拓海「あ?」

シン「どんな性格が捻じ曲がった女だろうが、仮に意中の男が既に存在しようが…」

シン「自身の絶対的な力に訴え、奪い、成功を手中に収める男だ! 俺は…ッ!」

藍子「けど……、私達のプロダクションに京都の出身者は一人も居なかった筈ですよ?」

シン「い、いや! 確かに京都…?? で、あと一人をスカウトした記憶があるのだ!!」

シン「有能な俺は、失敗するなど有り得ん! ならば……」

みく「ならば?」

シン「……この『京見物に行ってきた』、そして『もう一人スカウトした』という記憶は、完全に間違いだったという事か…?」

379: ◆IChdy0b67U 2015/09/19(土) 21:51:45.17 ID:8L5tZhpp0

拓海「いや……」

拓海「悪ぃけどソレ…、単にアンタが失敗しただけじゃねえのか?」

シン「俺が失敗することは有り得ないッ!」バン!

藍子「あるいは、普通に観光しただけかもしれませんし…」

シン「そ、そうなれば…、もう一人のスカウトの記憶はどうなる!?」

藍子「それは……その記憶がやっぱり少し思い違いでしたとか…」

みく「(……)」

シン「記憶が混乱してきたッ…!! な、何が真実なのだッ!?」

380: ◆IChdy0b67U 2015/09/19(土) 21:56:36.08 ID:8L5tZhpp0

シン「お、俺は…!」

シン「『高森藍子をスカウト』し、『ボランティア精神あふれる優しい人間』で…!」

シン「『前川みくと公園で散歩したり喫茶店で会話したりし、日常的に親しい間柄』であり…!」

シン「『自分はスカウトを見事に成功させていき、更にはポジパの担当Pとして、アイドル3人とお互い熱い信頼を結ぶ優秀なPであった。だが、それを妬んだ他の六聖拳に些細なミスを口実にその記憶を奪われた、否、今も北斗や帝都と結託してまでもやつらはこの俺を陥れようと狙っている』…!?」

シン「更には『餅のように粘り強い不屈の精神を持って生きてきた!!』 そして…ッ!」

シン「『京見物』に行って、『一人の人間をスカウトした』筈だ…!!」

シン「…!?」

シン「じ…、自分の記憶に惑わされ苦しむとは、き、奇妙な……ッ…」

みく「(なんか…、普通に可哀相になってきたにゃぁ……)」

シン「ぬぐっ……!」プルプル










「シンさん…、まゆの事………忘れちゃったんですかぁ?」

シン「!?」



「おい。このテーブルにこの店の全メニューを運んでくれ。金はこの金髪のロンゲが払う」スッ

藍子「あ、あれ…? 貴方は…」



「フハハハハ! だーれだッ??」ガシッ!

みく「うっ、うにゃッ!?」ガタッ


・・・・・
・・・


381: ◆IChdy0b67U 2015/09/19(土) 22:11:48.37 ID:8L5tZhpp0

・・・
・・・・・
======
~~同時刻~~
(ロケ地 校舎内)



ケンシロウ「……」スッ

ケンシロウ「……?」

ケンシロウ「………」

晶葉「ああ、その槍の束は後で私が教室にセッティングするから、とりあえず運んでくれるだけでいい」

ケンシロウ「……」コクン

晶葉「それと、この漫画一式も運んでおいてくれ」ドサッ

ケンシロウ「……」コクン

晶葉「あと、この機械もな。扱いには注意してくれ。じゃあ頼んだよ」タタタタ…

ケンシロウ「……?」カチャカチャ

ありす「あの……お疲れ様です」

ケンシロウ「………」

ケンシロウ「……」ジロッ

ありす「に、睨まないでください! あの、これ差し入れです」

ありす「良ければど、どうぞ…?」

ケンシロウ「……」

ケンシロウ「何だ、これは………」




●安価
1.橘ありすの差し入れ食料
2.ケンシロウの感想
↓1.2.

382: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 22:13:14.01 ID:rSb4G+ed0
ありす謹製イチゴスパゲッティパン

383: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 22:14:14.90 ID:kg70/eli0
抹茶(イチゴ風味)

 

386: ◆IChdy0b67U 2015/09/19(土) 22:30:57.03 ID:8L5tZhpp0

ありす「それは私謹製『イチゴスパゲッティパン』ですっ!」

ありす「焼きそばパンからヒントを得ました!」

ありす「パンの間に挟むことで、イチゴジャムのような爽やかな甘みと、イチゴを練りこんだスパゲッティが絡み合って…!」

ありす「と、とにかく絶対に美味しいですから、是非ご賞味ください……!」

ケンシロウ「……」パクッ

ありす「……」

ケンシロウ「……」モグモグ…

ありす「ど、どうですか? その表情だと美味しいんですね??」ドキドキ

ケンシロウ「……」ゴクン

ケンシロウ「………」

ケンシロウ「…………」

ケンシロウ「…抹茶?」

ありす「えっ?」

ケンシロウ「抹茶………」

ありす「ま、抹茶と言いました? 抹茶ではなくイチゴです!」

ケンシロウ「……」

ケンシロウ「………」

ケンシロウ「……………抹茶」

ありす「…っ!?」

ありす「あ…、貴方の味覚はおかしいんですか!? シュウさんと親しいと聞いていたので、評価には期待していましたが……」

ケンシロウ「…シュウだと?」

ありす「も、もういいですっ…!」ダッ!

タタタタ…



ケンシロウ「…………」

「あ、あの……すみません…」

ケンシロウ「…!」グルッ

文香「あっ……」

ケンシロウ「…………」



●安価
ケンシロウの発語
↓1

387: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 22:34:53.25 ID:MpDBMGLSo
…抹茶!

388: ◆IChdy0b67U 2015/09/19(土) 22:46:24.29 ID:8L5tZhpp0

ケンシロウ「……抹茶!」

文香「は、はい?」

ケンシロウ「……………抹茶」

文香「あの、その漫画は私が預かりますので…」

文香「あ…、決して少し興味があるとか暇な時に読みたいとか、そんな魂胆は無いので…」

ケンシロウ「………抹茶?」クルッ

文香「!! きゃっ……!」ドタッ

ケンシロウ「!!」

文香「や、槍…?」




タタタタタタ…

晶葉「おおい、ケンシロウ!」

晶葉「その槍、一応本物だから気をつけてくれ! 文香、大丈夫か?」

文香「は、はい…。かなり驚きましたが…」

ケンシロウ「………」

晶葉「とりあえず君は、その槍の束と機械を教室に運んでくれ」

晶葉「漫画は文香に任せて…、あと、心配だから案内も宜しく頼む。文香」

文香「分かりました…」グイッ

文香「………」

文香「(この漫画………)」

ケンシロウ「………」ジロッ

晶葉「うん? どうした?」

ケンシロウ「……」



●安価
ケンシロウの発語
↓1

389: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 22:48:47.00 ID:aLZg4Sjoo
抹茶はどこだ?

390: ◆IChdy0b67U 2015/09/19(土) 23:09:12.05 ID:8L5tZhpp0

ケンシロウ「…抹茶はどこだ?」

晶葉「何だって?」

ケンシロウ「………抹茶は、どこ、だ?」

晶葉「(ま、抹茶?)」

晶葉「まっちゃ? 誰かの名前か?」

ケンシロウ「抹茶だ。それも一つや二つではない……」

ケンシロウ「全部だ」

晶葉「………お、おう…」

晶葉「(何か悪いものでも食ったのか、彼…)」

晶葉「(元から口数が少なくて、少し変なところはあったのだが……)」

晶葉「抹茶ならこの街に嫌と言うほどあるだろう。買うなら作業が終わってからにしてくれ」

ケンシロウ「……」

晶葉「兎に角、夜までに作業を終わらせて、ギミックの試運転まで済ませなければな」

晶葉「社長は作業に飽きて何処か観光に行ってしまうしな…。駄賃ははずんで貰わないと…」

晶葉「まあ、作業スタッフは筋骨隆々の猛者ばかりだから、割とすぐ完了するだろうが、それでもまじめに働かないとな!」

晶葉「じゃあ二人とも、よろしく頼んだぞ!」

文香「はい。任せてください」

ケンシロウ「………」

・・・・・
・・・


●安価
「アイドルプロデュース、観光編ラスト」

どちらの班からいきますか?
↓1

391: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 23:13:12.10 ID:kg70/eli0
レイ

392: ◆IChdy0b67U 2015/09/19(土) 23:15:49.93 ID:8L5tZhpp0

【現在の絆レベル一覧】

●龍崎薫との絆レベル
【★☆☆☆☆】1/3

●十時愛梨との絆レベル
【☆☆☆☆☆】0/3

●アナスタシアとの絆レベル
【★★★★☆】1/3

●前川みくとの絆レベル
【★★★☆☆】1/3

394: ◆IChdy0b67U 2015/09/19(土) 23:43:46.72 ID:8L5tZhpp0

・・・
・・・・・
======
~~2時間後~~
(レイ班 単伝庵)




レイ「……」キュッ

レイ「(単伝庵、通称『らくがき寺』…)」

レイ「(寺自体が観光客の落書きだらけで、しかもそれが容認…、公認の寺だとは…)」

レイ「(世の中でも珍しい名所だな…。奇妙と言うか珍妙というか…、個性的と言うべきか…)」キュッキュッ


~~~~~~

愛梨『ここの単伝庵の御堂って、落書き自由らしいですね?』

レイ『落書き?』

愛梨『ふふっ、とってもユニークなお寺で、ちょっと楽しそうですっ♪ 小さい子とか好きそうな場所ですね♪』

395: ◆IChdy0b67U 2015/09/19(土) 23:50:40.43 ID:8L5tZhpp0

レイ『へえ…。100円で一箇所に書けるのか…』

薫『ねえねえ、絵も描いていいのかなぁ?』

レイ『良いんじゃないか? ハートマークやら…、何か下品なものまで書いてあるから…』

アーニャ『恋愛成就、商売繁盛、合格祈願、健康祈願など、色んなお願いが書いてありますね?』

愛梨『江戸時代初期に創建された臨済宗妙心寺派の寺院で、この大黒堂を建立する際、様々な援助を受けたことから…』

愛梨『大黒様に願い事がよく見えるように、大黒様が納められている大黒堂の内側の白壁に願いを書き込むようにしたのが発端らしいです!』

レイ『金閣寺や清水寺、そしてこの単伝庵といい、お前は本当に詳しいな』

愛梨『えへへ…、少し前にちゃんと勉強しましたから♪』

レイ『よしよし、流石は俺の妹…、偉いぞ』ポンポン

レイ『だが落書きと言うのも、人々が圧政を敷く公的な監視から隠れて、こっそりと自分達の欲や願いを書き連ねるのは、どの時代でも変わらんという事か…』

薫『あっせい…?』

愛梨『まあ、一応は由緒あるお寺ですから……、大黒様もしっかり見ていますし、ためになるような事を書いた方がいいかもしれませんね?』

薫『なに描こうかなぁ…♪』

アーニャ『ジラーチ…、大願成就…、ですか…』

愛梨『じゃあ、みんなで書きましょうかっ♪』

~~~~~~




レイ「………」キュッ

レイ「よし…」


●安価
1.レイの落書きを覗きに来た人
2.レイの落書き
↓1.2.

396: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 23:50:52.79 ID:zTgO+jJCO
アーニャ

397: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/19(土) 23:50:54.32 ID:zgwgqOJAO
アーニャ

399: ◆IChdy0b67U 2015/09/20(日) 00:07:28.45 ID:7E+m3WOm0

アーニャ「プロデューサー? 何の願いを書きました?」

レイ「うん? 俺か?」スッ

アーニャ「…?」チラッ



  【 アーニャ 】
      byレイ



アーニャ「(……!?)」ビクッ

レイ「………どうした?」

アーニャ「……!」

アーニャ「えっ!? あ、そ、その……、えっ?」

レイ「何かな?」

アーニャ「ペ、ペオチェーム…、アー、ヤァ…ム…、あ、アーニャ…?」

レイ「ん?」

アーニャ「な…、ど、どういう事です? 何故…、私の名を、書いたのですか?」




●安価
書いた理由
↓1

400: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 00:10:49.11 ID:oncqqGoW0
大切な友人との思い出にと言わせて欲しいけど
それではダメかな?

401: ◆IChdy0b67U 2015/09/20(日) 00:35:08.62 ID:7E+m3WOm0

レイ「お前の名を書いた理由か?」

アーニャ「……」

レイ「大切な友人との思い出にと言わせて欲しいけど、それではダメかな?」

アーニャ「友達…、お、思い出に…??」

レイ「ああ」

レイ「今回の観光はトラブルが発端とはいえ、思いのほか俺も楽しむ事が出来た」

レイ「あくまで仕事前の一時ではあるが、これほど普段の喧騒や重荷を忘れてゆっくりしたのは、本当に久しぶりかも知れん」

レイ「しかも…、正直に言えば…」

レイ「わだかまりを残したまま、少し関わることに引け目を感じていたアナスタシアともこうして無事に……」

アーニャ「………プロデューサー…」

アーニャ「それで…、この壁に私の名前を?」

402: ◆IChdy0b67U 2015/09/20(日) 00:52:25.42 ID:7E+m3WOm0

レイ「観光も楽しかったが、何より一番の喜ぶべきものは……、お前とこうして遊べた事だな」

レイ「かつて3人で一緒に、湖に天体観測に行っただろう? あの時のように共に笑い合う事が出来て、俺は本当に嬉しかった」

レイ「お前の泣き顔ではなく笑顔がまた見れて、安堵したよ」

アーニャ「…………」

レイ「何を書こうか迷ったが……、一番印象にあった人物を書いたんだ。少し変だったか?」

アーニャ「………」

アーニャ「流石に、少し、おかしいとは思いますが…、それでも…」

アーニャ「そこまで、私のことを、ちゃんと想っていてくれていたのですね」

アーニャ「ありがとうございます……。ただ…」

レイ「?」

アーニャ「少し、不器用だとか、言われたりしませんか?」

レイ「!?」

レイ「ぶ、不器用…?」

アーニャ「そういう大切な事は、口に出して言わなければ、伝わりません」

アーニャ「ですので…、嬉しい時は嬉しい、辛い時は辛いと、これからは私に、直接言ってくださいね? パニマーィチェ?」

アーニャ「他人行儀、良くないと思いますよ? 私とプロデューサーの仲ですから……」

レイ「あ、ああ。努力しよう…」

アーニャ「ふふっ…♪」




●安価
1
『アナスタシアとの絆レベル』
コンマ00~14:NORMAL(★0)
コンマ15~49:GOOD(★3)
コンマ50~99:PERFECT(★5)

2.アナスタシアの落書き

↓1,2

406: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 01:00:25.92 ID:b6M2oQJpo
日本語の発音がうまくなりますように

407: ◆IChdy0b67U 2015/09/20(日) 01:24:14.32 ID:7E+m3WOm0

●アナスタシアとの絆レベル
【★★☆☆☆】2/3
コミュニケーション結果:GOOD
=======



レイ「アナスタシアは何を書いたんだ?」

アーニャ「ダー、私は、コチラです」

レイ「どれどれ…」スッ




   【日本語の発音がうまくなりますように】
       Анастасия



アーニャ「ス、スティェスニャーユスィ……、恥ずかしいですが……///」

レイ「そうか?」

アーニャ「やはり、日本語の歌詞でうたう時は、まだ少し慣れなくて…」

アーニャ「発音や、間が空いたりつかかったりして、注意されることが、たくさんあります。それに、皆と話す時も、たまにロシア語が混ざるのは……アレは…」

レイ「ああ…、確かにあるな」

レイ「言葉が分からないワケではないんだろう? 外国人は一旦間を置いて口に出す言葉を探る時に、母国語が癖で出ると聞いた事がある」

アーニャ「はい…」

レイ「それも一つの個性だ。それに…」

レイ「ヒドい場合…、流暢な英語でもなく日本語でもなく、ただ意味不明な単語・造語を羅列するアメリカンもいるくらいだ」

レイ「別に恥ずかしがる事はない。それを変に思う奴もいないだろう」

レイ「ただ、その向上の姿勢は大切だな。頑張れよ」

アーニャ「は、はいっ…! ブラガダリューヴァス…!」

レイ「う、うん。オーケーだ…」



●安価
1(観光編、ラスト)
『アナスタシアとの絆レベル』
コンマ00~19:NORMAL(★0)
コンマ20~69:GOOD(★1)
コンマ70~99:PERFECT(★3)

2.龍崎薫の落書き
↓1,2



408: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 01:25:41.51 ID:oncqqGoW0
レイおにぃちゃんとせんせぇとおねえちゃんたちと
またいっしょにあそびたい!

409: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 01:31:31.86 ID:uVIqnTnSO
ていとプロが世界一のアイドルじむしょになりますように

411: ◆IChdy0b67U 2015/09/20(日) 01:54:24.63 ID:7E+m3WOm0
●アナスタシアとの絆レベル
【★★★☆☆】2/3(STOP!)
コミュニケーション結果:GOOD

『EX条件・ノルマ未達成…!』

=======


薫「出来たっ!」

薫「書けたよっ! ねえねえ、みてみて~♪」

レイ「よしよし、何を書いたんだ?」スッ

アーニャ「……?」チラッ




【ていとプロが世界一のアイドルじむしょになりますように】
               byかおる




薫「かおるね? これからもっともーっと活躍して、じむしょのみんなを喜ばせて…!」

薫「それで、かおるもじむしょも、世界で一番になれるといいな~って…♪」

レイ「ほう…!」

アーニャ「薫、これは、とてもいいことだと思いますっ♪」

レイ「幼い子供ながら健気で他人想いで、そして純粋な夢を表した、素晴らしい願いだな!」

レイ「薫は本当に可愛いな。よしよし…!」ナデナデ

薫「えへへっ…♪」

薫「だって、じむしょのみんなね? すっごくつらそうな顔で働いてるんだよ?」

レイ「……」

アーニャ「………」

412: ◆IChdy0b67U 2015/09/20(日) 02:03:38.29 ID:7E+m3WOm0

薫「世界一のじむしょになったら、そしたらたくさんお金が入って、みんなとっても喜ぶと思うっ!」

薫「そしたらせんせぇ達に、ボロボロじゃなくてきれいなふくとかきてほしいし、芝生じゃなくておいしいものとかたくさん食べてほしいし、あと、それに…!」

レイ「………」

アーニャ「(………ウっ…!)」

薫「さいむちょうか? 会社こうせい??」

香る「かおる、むずかしいことは良く分からないけど……、そういう事に悩まなくてすむんだよね?」

レイ「……っ!」

レイ「かっ…、薫ッ!」ガバッ!

アーニャ「薫……」ダキッ

薫「??」

レイ「薫…、ウチも偉そうな事を言える立場ではないが、7610プロに来なさい! 放ってはおけん……」

レイ「こんな年端も無い子供にまで気を遣わせて……、リアルを突きつけて悪影響を及ぼす事務所なんて……!」

レイ「ゆ、夢も希望もあったもんじゃないッ……」

アーニャ「薫は……、薫は本当に可愛くて、良い子です……!」ナデナデ

薫「ふふんっ♪ かおる、これからも頑張るからねっ!」



●安価
1(観光編、ラスト)
『龍崎薫との絆レベル』
コンマ00~09:NORMAL(★0)
コンマ10~59:GOOD(★3)
コンマ60~89:PERFECT(★5)
コンマ90~99:MAX(★9)

2.十時愛梨の落書き
↓1,2

413: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 02:10:10.93 ID:X7a4Uazn0
レイさんの本物の妹が見つかりますように

414: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 02:12:35.13 ID:X4egrrpfO
レイさんの本物の妹さんとの勘違いが直りますように

420: ◆IChdy0b67U 2015/09/20(日) 16:54:16.02 ID:7E+m3WOm0
●龍崎薫との絆レベル
【★★★★★】3/3(STOP!)
コミュニケーション結果:MAX

『EX条件・ノルマ達成!』

========



レイ「愛梨はそろそろ書けたか?」

愛梨「!!」

愛梨「あ! そ、そうですねっ…!」

愛梨「一応書けましたけど、別に人に見せるようなことでは…」

レイ「何だ、水臭いじゃないか。どれ、見せてみろ…?」グイッ

愛梨「あっ…!」








【レイさんの本物の妹さんとの勘違いが直りますように】
             by愛梨







レイ「……」

愛梨「これはですねぇ…、えっとぉ……」

レイ「あ、アイリ…?」



●安価
十時愛梨の発言
↓1

421: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 16:58:55.65 ID:kRH7vmz6o
レイさんの妹さんへの深い愛情はよく伝わりました
だからこそ本物の妹さんに申し訳なくて…

422: ◆IChdy0b67U 2015/09/20(日) 17:36:23.08 ID:7E+m3WOm0

愛梨「……」

愛梨「色々と考えました。最初は貴方に少し困惑していましたが…」

愛梨「この2日間関わってきて、純粋に、全然悪気は無いんだと感じました」

レイ「……」

愛梨「今まで接してきて、貴方はとても良い人だと思いますっ!」

愛梨「レイさんの妹さんへの深い愛情はよく伝わりました。だからこそ本物の妹さんに申し訳なくて…」

レイ「……」

愛梨「複雑な事情があって妹さんと会えないか、それとも……」

愛梨「……」

愛梨「(……もしかして妹さんが、既に亡くなっていて…、そのショックでとかも考えたけど……、それは今は言い難いです…)」

愛梨「………」

レイ「…………」

愛梨「ひとつ確かに言えるのは…、私は貴方の『妹の代わり』には……、なれません」

愛梨「か、勘違いが直るようにと書きましたが…」

愛梨「私に何か出来る事があれば、何でも言ってください。是非力になりたいと思います」

レイ「……」




●安価
レイの発言
↓1.2.

423: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 17:38:28.26 ID:5Dp/dhMZo
君を第二の妹にする

424: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 17:55:09.86 ID:oncqqGoW0
アイドル仲間として共に歩みたい

426: ◆IChdy0b67U 2015/09/20(日) 18:06:30.86 ID:7E+m3WOm0

レイ「そこまで頑なに……、俺の拒むのか…」

愛梨「い、いえ…、決して貴方のことが嫌いなわけではないです。ただ本当に、その、罪悪感というか…、申し訳なくて…」

レイ「ならば、君を第二の妹にする」

愛梨「……」

愛梨「………あ、あの…?」

レイ「というのは、冗談だ…」

愛梨「!」

レイ「…流石に今の真摯な訴えを聞けば、こんなふざけた真似も、これ以上は許されんな」

レイ「俺も、少し反省しよう」

427: ◆IChdy0b67U 2015/09/20(日) 18:21:33.85 ID:7E+m3WOm0

レイ「目が覚めたよ。確か、愛梨と俺がしっかりと顔を合わせたのは、……以前のトークイベントか」

愛梨「えっと、確か…、はい、そうですね?」

レイ「そうだ…。その少し前に、俺は仕事の不調が重なり、自暴自棄になっていた」

レイ「そのショックから謎の発言や奇行を繰り返し、他人を混乱させていた」

レイ「勿論、ちゃんと俺の妹はいるし、当然生きている。少々複雑な状況だが…」

レイ「……愛梨には迷惑をかけた。本当に済まない」

愛梨「いえ、大丈夫ですよ。そういった事情なら」

レイ「ただ……、我侭かもしれんが、一つだけ俺の頼みを聞いて欲しい」

愛梨「はい、何でしょう?」

レイ「今までの迷惑を水に流してくれとは言わない。ただ、これからはアイドル仲間として共に歩みたい」

レイ「君に強引に接したのは仕事の失敗のショックもあるが、それ以上に、単純にただ仲良くしたかっただけなのだ…」

愛梨「別にいいですよ?」

レイ「…!?」

レイ「ほ、本当か?」

愛梨「はいっ! 貴方はそういう不器用な面もありますが、良い人だと思いますから…!」

愛梨「でも、今度また妹さんの事を省みずに私に変なことを言ったら、直接妹さんに言っちゃいますからね?」

レイ「わ、分かった…! 善処しよう……!」

愛梨「じゃあ問題ありませんねっ♪ 絶対ですよ?」

レイ「う、うん……」


・・・・・
・・・


●安価(観光編、ラスト)
『十時愛梨との絆レベル』
コンマ00~29:NORMAL(★0)
コンマ30~59:GOOD(★1)
コンマ60~95:PERFECT(★3)
コンマ96~99:MAX(★15)
↓1

428: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 18:23:12.58 ID:g0ologaR0
こいこい

429: ◆IChdy0b67U 2015/09/20(日) 18:26:44.41 ID:7E+m3WOm0

●十時愛梨との絆レベル
【★☆☆☆☆】0/3(STOP!)
コミュニケーション結果:GOOD

『EX条件・ノルマ未達成…!』
========




・・・
・・・・・
======
~~同時刻~~
(シン班 甘味処)


みく「そ、その悪役っぽい低い声は、一人しかいないにゃあ!」バシッ!

サウザー「フフフ…、よく分かったな……!」

みく「いきなり女の子の顔を鷲掴みにするとか信じられんにゃ、ホント…!」

ファルコ「この抹茶フォンデュって何? とりあえず頼むか…」




まゆ「シンさん、お久しぶりです♪」

シン「……あ?」

藍子「あの…、社長達は現場で撮影に向けたセッティングをしていると伺いましたが…」

拓海「もう終わったのか?」

サウザー「いや?」

藍子「えっ?」

シン「ならば、何故ここに出向いたのだ…」

サウザー「当然、休憩しかないだろう?」

サウザー「現場作業は我が社の奴隷3人と修羅の脳筋共、そしてケンシロウに任せておる」

サウザー「疲れたから甘い物を摂りたくなってな?」

まゆ「あらかじめ、まゆが目星をつけておいたお店を案内してあげたんですよ?」

まゆ「そうしたら……、偶然にも貴方た達が…」

シン「ふうん…」

みく「でも…、まゆチャンはどうして今日来たの?」

430: ◆IChdy0b67U 2015/09/20(日) 18:31:33.86 ID:7E+m3WOm0

まゆ「予定を見れば、メインキャストと現地入りの日が違っていたから………、もしかしたらメインキャストの別撮りだと思って、少し見学しようと思ったの♪」

まゆ「どうせ撮影は明日だし、一日早く来ても問題はないでしょう?」

みく「まあ、それはそうにゃ。ただ、みく達と予定が違ったのは普通に調整ミスらしいケド…」

まゆ「うふっ…、知ってましたよ♪」

みく「えっ?」

サウザー「!」

シン「な、なにぃ…?」

まゆ「あ…、いいえ……別に何でもないですよ?」

サウザー「……おい」

サウザー「貴様ら4人はもう食い終わって暇を持て余しているだろう?」

サウザー「ならば、この聖帝一行にさっさと場所を空けろ」

シン「偉そうに…」

サウザー「ほう?」

サウザー「本来ならばアイドルだろうが舞台設営に従事して現場との協調を図るのが殊勝な姿勢というものであろう……」

サウザー「しかし、貴様らがこうして悠長に観光に興じていられるのも、全てこの聖帝の優しい気配りということを忘れるなよ? ええ?」

シン「フン…、元はといえば貴様の計画であろう?」

藍子「け、計画…?」

サウザー「それ以上口を開けば、また紐無しバンジーの地獄を見せてやるぞ?」

藍子「そ…、それだけはやめて下さい! 危ないじゃないですか!」





●安価
シンの発言・行動、またはシン班の行動等
↓1.2.

431: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 18:46:37.34 ID:FnACwnbJO
では俺達は貴様の計画通り引き続き京都での余暇を満喫しよう
撮影に向けて英気を養うのも仕事の内だから遠慮はせんぞ

432: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 18:53:08.64 ID:N9ZjRdYA0
貴船神社で観光

433: ◆IChdy0b67U 2015/09/20(日) 19:05:20.11 ID:7E+m3WOm0

シン「では、俺達は貴様の計画通り引き続き京都での余暇を満喫しよう」

シン「撮影に向けて英気を養うのも仕事の内だから遠慮はせんぞ」ガタッ

まゆ「…えっ?」

まゆ「あ、あの…、も、もう行っちゃうんですか…?」

サウザー「フフフフ…、残念だったな? ええ?」

サウザー「奴は貴様なんざ、毛ほども興味は無いそうだ」

サウザー「下郎の小細工なんざ、所詮は報われんのだ。哀れだな…」

まゆ「……」

藍子「失礼します」ペコリ

拓海「んじゃ、また旅館でな」

みく「まゆチャン、明日は一緒にがんばろうにゃ♪」

まゆ「え、ええ……、また明日…」





サウザー「フフフ…!」ニヤニヤ

まゆ「………」

ファルコ「サウザーよ…」

サウザー「ん?」

ファルコ「奴がいなくなった以上…、ここの料金は誰が持つのだ?」

サウザー「そうだな……」

サウザー「俺と佐久間まゆはまだ何も注文してはいないが…、この店で食う気は失せた」

サウザー「俺達二人は違う場所に移動するから、貴様はここでゆっくり甘味を堪能すれば良い」

まゆ「あ、はい…。じゃあ…」

ファルコ「ま、待てッ! 俺は財布は持ってきてないから…、少し考え直せッ!」



・・・・・
・・・

434: ◆IChdy0b67U 2015/09/20(日) 19:43:27.28 ID:7E+m3WOm0

・・・
・・・・・
======
~~1時間後~~
(左京区 貴船神社)


シン「……」

シン「不気味な所だな」

拓海「あ…、アンタもそう思うか…?」

藍子「? 素敵な神社じゃないですか♪ 青青とした木々と、本宮参道に連なる社の美しい構図…」

藍子「はぁ…、本当にカメラ持ってくれば良かったなぁ…。うう…」

みく「あと、貴船神社は様々なパワースポットで有名なんだっけかにゃ?」

拓海「し、知ってらぁ! だから尚更じゃねえかっ!」

みく「…?」

藍子「七夕の笹飾りももう無いですし、奥座敷の紅葉のライトアップも、まだされていないですね…」

みく「でも、貴船神社といえば、やっぱりアレ?」

藍子「ああ、アレですね?」

拓海「……………」

シン「?」

藍子「磐長姫命の縁結びですね♪」

みく「御神水の水占いにゃ♪」

拓海「う…、牛の刻参りだろ?」

藍子「え?」

みく「うん?」

拓海「あ?」

シン「何だ?」




●安価
1.話す人物
2.シンの発言
↓1.2.

435: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 19:45:27.68 ID:hhfqCReCO
みく

438: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 19:51:16.11 ID:Gv12ZSKF0
水占いとはどんな占いだ

443: ◆IChdy0b67U 2015/09/20(日) 20:44:45.10 ID:7E+m3WOm0

シン「水占いとはどんな占いだ?」

みく「どんな占い…、そうだね…?」

みく「おみくじの一種なんだけど、最初は何も書いていない真っ白な紙を、境内の御神水に浸すと…!」

みく「なんと、色々な運勢が浮かび上がるという一風変わったおみくじにゃ♪」

藍子「貴船神社は、水を司る神である高おかみの神を祭る場所で…」

藍子「境内の神聖な清らかな水は、心の中の汚れまでも清めてくれ、心身に元気が蘇ると伝えられています」

藍子「貴船は古くは『気生根』とも書き、『気』は生きるためのエネルギーを与えてくれます。水の神の鎮まるところ貴船、そこは運気発祥、開運の地です」

藍子「まさに心願成就のパワースポットですねっ♪」

拓海「じ、神社なんてどこも似たようなもんだろ? 丑の刻参りといい水占いといい、気味悪ィ…」

みく「ふっふっふ…! 水の神様は何でもお見通しなのにゃ! その占いも、きっと神様からのメッセージかも♪」

みく「ねえ、折角だからやっていかない?」

シン「…まあ、いいだろう」

みく「やったにゃあ♪ ちょっと興味があったから、どんなものなのか一度実践したかったにゃ♪」

拓海「あ、アタシは遠慮するかな…。気味悪いし、占いなんて所詮は気休めだろ?」

藍子「明日の撮影のモチベーションアップに繋がるかもしれませんよ? 皆でやりましょう♪」




●安価
『おみくじの運勢・結果・書かれていたこと』
1.向井拓海の内容
2.高森藍子の内容
3.シンの内容
↓1.2.3

444: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 20:53:55.94 ID:e7hVk9KQo
ハズレ(笑)

445: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 20:55:06.12 ID:D3EBL5TYO
恋愛面にて厄介な恋敵現る、思い人への積極的な行動で良い方へ進展します

446: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 20:57:54.85 ID:tzknJPTMo
すべてを捨てて高所から飛び降りると吉也

448: ◆IChdy0b67U 2015/09/20(日) 21:25:33.61 ID:7E+m3WOm0

======


拓海「よっと……。冷たっ…」チャプッ

シン「…何か出たか?」

拓海「あーあ…、アタシこういうの好きじゃないんだよ…」ジャブジャブ…

藍子「何でですか?」

拓海「気味悪いモンは全部嫌いだ。夢見が悪くなりそうじゃねえか…」

藍子「良いことが書いてあるかもしれないですよ?」

拓海「どーせ当たり障りの無いことだろ? はぁ…」ジャブジャブ…

シン「高森藍子よ。貴様は既に浮き出ているではないか?」

藍子「!」

藍子「私は、そ、その………」

シン「……」バッ!

藍子「あっ!」

シン「……」

シン「…『恋愛面にて厄介な恋敵現る、思い人への積極的な行動で良い方へ進展します』」

シン「……ほう? なかなか面白そうだな」

シン「アクティブな行動というのは実に好ましい、そして最速な手段だ」

シン「かつて俺もこの文面のように実行したことがある。まあ、良い方へ進展したとは断言出来んが…」

藍子「そうですか? じ、じゃあ早速……」

シン「だが…」ビリッ

藍子「!? な、何するんですかっ?!」

藍子「む、結び付けないと効果が…!」

シン「アイドルに恋愛など御法度だ。こんなものは貴様が気にする必要は無い」パラッ

藍子「…!」

藍子「(ま、まあ……これなら恋敵とか関係ないのかな? ど、どうなんでしょう…)」

シン「因みに、俺の占いはこれだ」スッ

藍子「?」



『すべてを捨てて高所から飛び降りると吉也 』


449: ◆IChdy0b67U 2015/09/20(日) 21:54:18.32 ID:7E+m3WOm0

藍子「す、全てを捨てて、飛び降りる…!?」

シン「どうやらこの社は曰く付きで、呪われているらしいな。まさか自殺を勧める占いとは…」

藍子「な、何かの比喩かもしれないですよ?」

シン「例えば何だ?」

藍子「例えば………………」

シン「『高所から飛び降りる』という、狭義で具体的な指示だぞ?」

藍子「そうですね……。何に置き換えても悪い意味でしかなさそうです」

シン「しかし奇しくも、最近似たような事案で災いが降りかかった身としては…」

シン「試してみるのも面白いかもしれん。どうせこの程度では死なんからな」

藍子「そ…、それはダメですッ!! こ、これは私が後で処分しておきます!!」バッ!

シン「お、おい…。結ばないと意味が無いではないか…」

藍子「だ、だから良いんじゃないですか!」



拓海「……」バシャッ

シン「ん?」

藍子「拓海さん、文字が出ましたか?」

拓海「………」

シン「何が出た? 言葉遣いを御淑やかにしろとでも出たか?」チラッ

藍子「明日の撮影で役立てそうな心構えとか書かれていましたか?」チラッ

拓海「…………」




『ハズレ(笑)』




藍子「」

シン「な、何コレ…?」

拓海「コッチが聞きてえよ! な、何だよコレッ!!」バシャン!

シン「お、おい…。クジに見下されてるぞお前……」

拓海「ふざけんな!! な、舐めやがってオラァ!!」バリッ!

藍子「む、結ばないと…、こ、効果が無いですよ…?」プルプル

拓海「く、くっそ…! だからアタシは嫌だったんだ!!」

拓海「金運とか恋愛運とか、少し期待したアタシが馬鹿だった…!」

拓海「もうゼッテーやんねえからな!! ちくしょうッ!!」

シン「ハズレなのはお前のクジ運か、それともお前自身なのか、一体どちらなのだろうな?」

拓海「うるせえ! どっちでもあって堪るか、しばくぞテメェ!!」バキッ!



●安価
前川みくの内容
↓1.2.

450: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 22:02:32.61 ID:oncqqGoW0
南六つ星の元に下ると吉

451: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 22:04:04.17 ID:X7a4Uazn0
ねずみに襲われる
魚を食べると吉

452: ◆IChdy0b67U 2015/09/20(日) 22:29:53.08 ID:7E+m3WOm0

シン「して…」

シン「先ほどから固まっているそこの人は、何が書かれていたのだ?」

みく「……」



『南六つ星の元に下ると吉』

『ねずみに襲われる  魚を食べると吉』




みく「い、意味が分からない…。どっちも……」ガクガク

シン「ほう?」バッ!

みく「!!!」

シン「やはりこの貴船神社は曰くつきらしい。ここまで個人の行く末を当てるとは…!」

みく「ちょ、ちょっと!! 何するにゃあ!?」

シン「よし、折角だから本宮に奉納しようではないか。そうすれば効力は発揮するらしいな?」

みく「ど、どっちも絶対嫌にゃあ! か、返して……!!」

シン「南斗に下れとは、実に粋な予兆を示すではないか」

シン「どうかな? この運勢に記されているように、帝都ではなく我が7610の元で従事してみるというのは…?」

みく「絶対嫌っ!! 魚を食べるのも嫌だし、何度請われてももう遅いにゃ!!」

シン「フハハハハ…、まさに神の導きだな。諦めろ」

みく「(だ、だからこの人達は苦手なのにぃ…!)」


・・・・・
・・・



●安価(観光編、ラスト)
『前川みくとの絆レベル』
コンマ00~39:NORMAL(★0)
コンマ40~79:GOOD(★1)
コンマ80~94:PERFECT(★3)
コンマ95~99:MAX(★7)
↓1

453: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 22:31:57.43 ID:YTtAboRho
ほい

454: ◆IChdy0b67U 2015/09/20(日) 22:41:32.98 ID:7E+m3WOm0

【アイドルプロデュース・観光編】



×アナスタシアとの絆レベル
【★★★☆☆】2/3
『EX条件・ノルマ未達成』


○龍崎薫との絆レベル
【★★★★★】3/3
『EX条件・ノルマ達成!』


×十時愛梨との絆レベル
【★☆☆☆☆】0/3
『EX条件・ノルマ未達成』


×前川みくとの絆レベル
【★★★★☆】1/3
『EX条件・ノルマ未達成』


455: ◆IChdy0b67U 2015/09/20(日) 22:43:44.40 ID:7E+m3WOm0

・・・
・・・・・
======
~~夜~~
(旅館 大広間)



ガラッ

レイ「ハァ…」

シン「ん…、何だ。既に揃い踏みか…」



ユダ「遅い。時間も守れんのか貴様らは…」

シュウ「二人とも、今回の勧誘は順調か?」

レイ「…当然だ。寧ろ3人同時くらいで丁度良い」

シン「虚勢だな。死にそうな顔つきだぞ、貴様」

レイ「フン…」

レイ「お前こそ。聞けば、今日は道中で記憶がどうとか苦しんでいたらしいな」

シン「ん?」

レイ「それに関しては、昨日風呂の中で話しただろうが…。それが全てだ」

シン「…どうだかな」

シン「信用は出来ん。貴様らの考える事だ…、何か貴様らに都合が言い様に改竄を目論んだのではあるまいな?」

レイ「勝手に疑心暗鬼に陥っていろ…。そうなれば、貴様を見ているだけで暇の一つでも潰せるな」

サウザー「あ、台本配るよ? シュウ様はあとでふみふみに読み聞かせて貰ってね?」


456: ◆IChdy0b67U 2015/09/20(日) 22:51:22.88 ID:7E+m3WOm0

シュウ「だ、台本…?」

サウザー「ドラマの簡単な流れを記してある」

シン「完全アドリブじゃなかったのか?」

サウザー「それは他のメインキャストだけだ」

サウザー「しかしこの台本も、完全に網羅したわけじゃないから」

サウザー「先行きが分からんから面白い事もあるだろう?」

ユダ「いや…、普通にプロットくらいあったほうが、演じるこちらとしては有り難いのだが…」

サウザー「細かいことは気にするな!」

サウザー「とりあえず序章…、いや開幕で一人は死ぬ予定だから」

レイ「な…、なんでそんなにキャストを退場させたがるのだ、このドラマは…」

サウザー「ハァン? 死別こそが最も感動を呼ぶファクターだろう?」

シン「人の死でしか物語の起伏を生めない脚本家は、ド三流もいいところだな」

サウザー「……」

サウザー「貴様なんざ、究極版一巻で死ぬくせに…」

シン「な、何ぃ!? それなら貴様だって……ッ!」

シン「…!!」

シュウ「……」

ユダ「……」

レイ「……」

サウザー「……」

シン「あっ…、ご、ごめん…」

サウザー「登場人物の死は、物語に深い感動を呼ぶんだからね?」

シン「そうだな…。俺が間違っていた……」

サウザー「明日までに全て頭に叩き込め。分かったな?」



●安価
『生徒役A、B』
人物名
↓1.2.

458: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 22:53:12.16 ID:X7a4Uazn0
泰葉

460: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 22:55:45.40 ID:B8LHVgUlO
ヘレン

465: ◆IChdy0b67U 2015/09/20(日) 23:13:44.72 ID:7E+m3WOm0

サウザー「そういうことで、俺達以外の脇役キャストには、とことん死の制裁が待っていますから」

シュウ「せ、制裁はないだろう…」

レイ「酷いドラマだ……」

ユダ「人命を何だと思っている…」

シン「それ、俺達が言っちゃうの?」

サウザー「一応は『聖靴学園』よろしくホラーの体裁だからな」

サウザー「聖帝は優しいから、多少の見せ場は考えてあるのだ。多少な」

シュウ「他の生徒なんざ、台詞も無しに退場しそうな予感がするぞ…」

サウザー「フン…、サブキャストは所詮メインの引き立て役だ。華々しく散って舞台に花を添えろ」

ユダ「ならば、俺達メインは最後まで生き残るのだな?」

サウザー「……」

サウザー「……いや?」

ユダ「マジか……。捨て役のメインだけは御免だな」

シン「……」パラッ

シン「キャストは御伽公演の時の人数程か…」

レイ「場面がかなり分かれているな。入れ替わりが大変そうだが…」

サウザー「フフフ…、そこは総指揮である聖帝の腕の見せ所だから?」ニヤリ

シン「不安しかよぎらんな」

シュウ「全くだ…」



●安価
『飼い犬・番犬役』
人物
↓1

466: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 23:16:08.15 ID:13tKFu2Q0
かれん

468: ◆IChdy0b67U 2015/09/20(日) 23:29:20.36 ID:7E+m3WOm0

シュウ「しかし、『七不思議』か…」

サウザー「うん?」

シュウ「確かに七不思議といえばホラーの色が強いが、今回の話もそれに纏わるものなのか?」

サウザー「じゃあ、ホラー以外で…、例えば?」

シュウ「例えば………」

シン「例えば…、伝説の木の下での告白とか、鳴らない鐘が鳴ると結ばれるとか……」

レイ「……」ペラッ

ユダ「………」パラッ

サウザー「えっ…、なにそれ…。気持ち悪っ…」

シュウ「悪寒がしたぞっ……!」

シン「な、何ッ…!」

サウザー「まあ…、七不思議も当然用意してあるぞ?」

シュウ「……何故、それが台本に書いていないのだ? 肝心な要素だろう」

サウザー「フフフ…、サプライズというやつだ、聖帝サプライズ」

シン「お前、サプライズの意味分かってるのか……?」

ユダ「絶対嬉しくないサプライズに違いない」

シュウ「扉を開けると破顔したサウザーが出てくるとか?」

レイ「それは正直ホラーだな」

サウザー「お前らさ、俺を化け物か何かと思ってる? ちょっと悲しいよ?」



●安価
聖帝学園七不思議
(人名等は非記載でお願いします)
↓1、2

469: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 23:32:15.87 ID:X7a4Uazn0
深夜の校庭にあらわれるジェイソン戦隊。視認した人間を狩り尽くすまで追いかけ続ける

470: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 23:33:58.67 ID:13tKFu2Q0
丑三つ時に12段の階段が13段に
そしてその13段目を踏みしめた瞬間足に大怪我をする呪い(?)

472: ◆IChdy0b67U 2015/09/20(日) 23:42:59.72 ID:7E+m3WOm0

ユダ「……おい、サウザー……」

サウザー「なにかな?」

ユダ「この…、『エキストラ』って?」

サウザー「ああ…、それは修羅の猛者と聖帝軍で埋め合わせるつもりだ」

シュウ「……」

レイ「普通の役だよな? 通行人とか、その他生徒とか……」

サウザー「……」

サウザー「…いいや?」

ユダ「……」

シン「………」

シュウ「おい…、生きて帰れる希望が台本を読み進めるごとに薄れていくぞ…」

サウザー「フフフ…、その杞憂は貴様らだけだ。この俺は不死身だから、一切気に留める必要も無いしな…」

レイ「お前は退場しないのか?」

サウザー「………?」キョトン

サウザー「……えっ、何で?」

レイ「は?」

ユダ「おい。皆で結託して、まずはコイツから地獄に落とさないか?」

シュウ「や、やめろ! 物騒なことを言わず、全員で生還を目指そうじゃないか!」



●安価
『用務員・給仕役A』
↓1

473: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 23:43:29.03 ID:SJoADvsAO

474: ◆IChdy0b67U 2015/09/20(日) 23:54:12.63 ID:7E+m3WOm0

サウザー「さて、大体頭に入れたかな? んー?」

レイ「いや…、全く…」

サウザー「はあん? 貴様ら今何読んでたの? お前ら4人とも後でふみふみの朝まで読み聞かせコースだよ?」

シュウ「お前…、私に朝まで起きていさせるつもりだったのか?」

シン「もう正直、読むのが怖いというか…」

ユダ「それ以外の心配で何も頭に入ってこない」

シュウ「……」

サウザー「まあいい…。明日の朝にもう一度確認するから」

ユダ「ところで…」

ユダ「余裕をかましているお前は、既にこれを網羅したのか?」

サウザー「フフフ…! この俺に台本など必要ない、あるのはアドリブ前進あるのみだッ!」

シン「!?」

レイ「お、お前が自由に動くなら、俺達も台本を読む意味が無いだろう!?」

サウザー「何故?」

ユダ「お前の馬鹿な暴走の対応に追わされるからに決まっているからだッ!!」バサッ!

サウザー「……」

サウザー「一理あるな…」

シュウ「(も、もうダメだ……)」


・・・・・
・・・



●安価
『親衛隊役』
人物
↓1.2.

475: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 23:56:13.15 ID:13tKFu2Q0
鷹富士さん

476: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/20(日) 23:56:42.95 ID:X7a4Uazn0
ほたる

479: ◆IChdy0b67U 2015/09/21(月) 00:03:55.11 ID:KZBaGS980

・・・
・・・・・
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【龍崎薫】
【EXコミュイベント:『選択の時間』】


~~夜~~
(旅館 男部屋1)



レイ「おい、ファルコよ…」

ファルコ「?」

ファルコ「何の用だ? 麻雀の誘いか?」

レイ「……俺達は台本の把握で、そんな悠長なことを言っておれん…」

レイ「これから4人で、鷺沢文香のもとでチャートを叩き込まれる予定だ」

ファルコ「…まあ、俺には関係ない話だ」

レイ「……」

レイ「それと、今回俺がしたいのは、至って真面目な話だ」

ファルコ「………また怪しい相談か?」

レイ「別に怪しくはないが、貴様に問わねばならん」

レイ「貴様の事務所の経営状況だ」

482: ◆IChdy0b67U 2015/09/21(月) 00:13:53.80 ID:KZBaGS980

ファルコ「……」

ファルコ「藪から棒に、不躾な話だな」

レイ「逆だな。寧ろ貴様らの品性を疑ったぞ、俺は…」

レイ「龍崎薫から、少しだけだが事情を聞いた」

ファルコ「龍崎から…?」

レイ「ユダの日常や、前回のイベントでも…、貴様と帝都の困窮をちらほらと伺っていたが…」

レイ「まさか…、あんな年端もない娘が、貴様らの懐事情を憂いていようとは…」

ファルコ「………そうなのか?」

レイ「我が耳を疑ったぞ。情けなくはないのか?」

ファルコ「説教か。軟弱な南斗の人間に懐事情でとやかく言われるとは…」

レイ「金銭面の問題ではない。彼女自身との付き合いに関してだ」

485: ◆IChdy0b67U 2015/09/21(月) 00:19:53.02 ID:KZBaGS980

ファルコ「…全ては……」

ファルコ「天帝の御為。元斗皇拳と我が身はいくらでも泥に塗れよう」

ファルコ「…天帝の弱みを握る総督の命には逆らえんのだ…」

レイ「……」

レイ「お互い、無能な上司を持つと苦労するな」

ファルコ「まったくだ」

レイ「……一人だけ特別扱いをしたくはないのだが…」

レイ「それでも、関わった以上は放っておけん」

ファルコ「彼女のことか?」

レイ「ああ。彼女…、まだ9歳だろう?」

レイ「世紀末の世でもないこの世界において、他者のためにと幼い子供が身を削ろうとしている」

レイ「自分の幸せを考えず、貴様らを思う一身で仕事をする姿勢には胸はうたれるが…」

レイ「あの年にしてそれでは、あまりにも先行きが辛過ぎるだろう?」

486: ◆IChdy0b67U 2015/09/21(月) 00:24:49.34 ID:KZBaGS980

ファルコ「……」

ファルコ「『献身』と『自己犠牲』は似て非なる物…」

ファルコ「彼女が幸せな道を歩めるならば、それが最良の選択だ」

ファルコ「貧乏な帝都グループであったとしても、お前達の南斗だとしても…」

レイ「…!」

ファルコ「……龍崎の意向に従おう。お前が話をつけるがいい」

レイ「…いいのだな?」

ファルコ「構わんが…」

ファルコ「もし龍崎が首を縦に振ったときは……」

レイ「俺達が彼女を引き受けよう」

ファルコ「移籍金はしっかり貰うからな」

レイ「…………ハイハイ…」


・・・・・
・・・