1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 19:00:49.78 ID:yb8uKrIx0
P「……え?」
智香「おやすんをいただいて、嬉しかったとですっ☆」
(お休みをいただいて、嬉しかったです)
P「……なに?」
智香「どうかしもしたかっ? アタシなにか変じゃんそか……」
(どうかしましたか? 私なにかへんですか……)
P「かな子(三村かな子)、智香がなにを言ってるかわかるか?」
かな子「な、なんとなくは。これはあれですよ、プロデューサーさん。帰省すると、言語がお国言葉にモードチェンジするという、地方出身者にありがちな現象ですよ」
P「あー……正月も仕事だったから、遅めの休暇をやって帰省させたんだったな。お、お帰り智香」
智香「おやすんをいただいて、嬉しかったとですっ☆」
(お休みをいただいて、嬉しかったです)
P「……なに?」
智香「どうかしもしたかっ? アタシなにか変じゃんそか……」
(どうかしましたか? 私なにかへんですか……)
P「かな子(三村かな子)、智香がなにを言ってるかわかるか?」
かな子「な、なんとなくは。これはあれですよ、プロデューサーさん。帰省すると、言語がお国言葉にモードチェンジするという、地方出身者にありがちな現象ですよ」
P「あー……正月も仕事だったから、遅めの休暇をやって帰省させたんだったな。お、お帰り智香」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 19:08:01.04 ID:yb8uKrIx0
かな子「智香ちゃん、久しぶりだね」
智香「かな子ちゃんっ☆ 会いに行こと思ちょった所じゃったんだよっ☆」
(かな子ちゃん。会いに行こうと思っていた所だったんだよ)
かな子「あ、う、うん」
智香「かな子ちゃんは、あめものがすきじゃっでこれを買てきたよっ☆ わぜ美味かんじゃっでっ☆」
(かな子ちゃんは、甘いものがすきだからこれを買ってきたよ。とっても美味しいんだよ)
かな子「あ、飴?」
智香「いやだなあっ。飴じゃねじ、あめものだよっ☆ つんと飴もあめけど、こや飴じゃねんだよっ☆ あくまきっちゅうんだよっ☆」
(いやだなあ。飴じゃないよ、甘いものだよ。確かに飴も甘いけど、これは飴じゃないんだよ。あくまきって言うんだよ)
かな子「……あ、そ、そうだね」
智香「かな子ちゃんっ☆ 会いに行こと思ちょった所じゃったんだよっ☆」
(かな子ちゃん。会いに行こうと思っていた所だったんだよ)
かな子「あ、う、うん」
智香「かな子ちゃんは、あめものがすきじゃっでこれを買てきたよっ☆ わぜ美味かんじゃっでっ☆」
(かな子ちゃんは、甘いものがすきだからこれを買ってきたよ。とっても美味しいんだよ)
かな子「あ、飴?」
智香「いやだなあっ。飴じゃねじ、あめものだよっ☆ つんと飴もあめけど、こや飴じゃねんだよっ☆ あくまきっちゅうんだよっ☆」
(いやだなあ。飴じゃないよ、甘いものだよ。確かに飴も甘いけど、これは飴じゃないんだよ。あくまきって言うんだよ)
かな子「……あ、そ、そうだね」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 19:12:45.58 ID:yb8uKrIx0
P「……ゆ、友紀(姫川友紀)! 友紀はいないか!?」
友紀「どうしたんですか?」
P「おお、友紀は確か宮崎出身だったよな?」
友紀「え? あ、はい」
P「なら隣の県である、鹿児島の言葉もわかるだろ? 通訳頼む」
友紀「え? ええっ!?」
友紀「どうしたんですか?」
P「おお、友紀は確か宮崎出身だったよな?」
友紀「え? あ、はい」
P「なら隣の県である、鹿児島の言葉もわかるだろ? 通訳頼む」
友紀「え? ええっ!?」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 19:17:18.20 ID:yb8uKrIx0
智香「友紀ちゃんっ! みんなが変じゃっどんないかあったたろかいっ?」
(友紀ちゃん! みんな変なんだけど何かあったの?)
友紀「……えーと」
智香「かったアタシがいない間に、なにかわっぜえなこっでんあったのっ?」
(もしかしてアタシがいない間に、何か大変な事でもあったの?)
友紀「……無理です、プロデューサーさん。そもそも薩摩言葉って、他の方言と違って特殊ですから」
P「そういや何かで読んだな。他の藩や幕府の密偵が侵入してもすぐわかるようにと、情報の流出を防ぐためにわざと特殊な言葉にしたとか」
※注:諸説あります
(友紀ちゃん! みんな変なんだけど何かあったの?)
友紀「……えーと」
智香「かったアタシがいない間に、なにかわっぜえなこっでんあったのっ?」
(もしかしてアタシがいない間に、何か大変な事でもあったの?)
友紀「……無理です、プロデューサーさん。そもそも薩摩言葉って、他の方言と違って特殊ですから」
P「そういや何かで読んだな。他の藩や幕府の密偵が侵入してもすぐわかるようにと、情報の流出を防ぐためにわざと特殊な言葉にしたとか」
※注:諸説あります
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 19:24:11.55 ID:yb8uKrIx0
かな子「えと、智香ちゃん? 私が何を言ってるのかは、わかるよね?」
智香「? わかいもすよっ☆」
(? わかるよ)
かな子「その返事がもう既に、どっちかわからないんだけど……あのね、帰省したからだと思うんだけど……智香ちゃん今、すごく訛ってるんだ」
智香「ほんのこてっ!? アタシ、ひとっも気がつかんかったよっ!!」
(本当に!? アタシ、少しも気がつかなかったよ!!)
友紀「今のも多分、気がつかなかったとか言ってるんじゃないかと思うんだけど、正直よく理解できないんだ」
智香「わやっとか、アタシよ驚かそうとしちょっんじゃねのっ?」
(冗談とか、アタシを驚かそうとしてるんじゃないの?)
かな子「ごめん。その言葉も、ちょっとわからないんだよ」
智香「? わかいもすよっ☆」
(? わかるよ)
かな子「その返事がもう既に、どっちかわからないんだけど……あのね、帰省したからだと思うんだけど……智香ちゃん今、すごく訛ってるんだ」
智香「ほんのこてっ!? アタシ、ひとっも気がつかんかったよっ!!」
(本当に!? アタシ、少しも気がつかなかったよ!!)
友紀「今のも多分、気がつかなかったとか言ってるんじゃないかと思うんだけど、正直よく理解できないんだ」
智香「わやっとか、アタシよ驚かそうとしちょっんじゃねのっ?」
(冗談とか、アタシを驚かそうとしてるんじゃないの?)
かな子「ごめん。その言葉も、ちょっとわからないんだよ」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 19:32:04.76 ID:yb8uKrIx0
智香「ふしっだな。そげん訛ってるかな? わがでは、ひとっもわからんんじゃっどん☆」
(不思議だなあ。そんなに訛ってるかな? 自分では、全然わからないんだけど)
P「なんだか今は、智香を遠くに感じるな…… 」
智香「……こらいやったもしっ」
(……ごめんなさい)シューン
友紀「ま、まあでもわかるよ。帰省したりして家族とか、地元の友達と話をするとすごい方言になっちゃうんだよね」
(不思議だなあ。そんなに訛ってるかな? 自分では、全然わからないんだけど)
P「なんだか今は、智香を遠くに感じるな…… 」
智香「……こらいやったもしっ」
(……ごめんなさい)シューン
友紀「ま、まあでもわかるよ。帰省したりして家族とか、地元の友達と話をするとすごい方言になっちゃうんだよね」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 19:36:22.93 ID:yb8uKrIx0
P「ブランクもあるだろうから、当面はレッスンの予定にしていたから仕事は困らないが」
かな子「プロデューサーさん、私にいい考えがあります!」
P「かな子に? でもかな子は東京が地元だろ?」
かな子「だからこそ、いい方法を知ってるんですよ。ただちょっと、軍資金が必要になるんですけどー」
P「え? あ、ああ。じゃあ……これで」
かな子「はい。じゃあ智香ちゃん、友紀ちゃん、集ー合ー!」
友紀「え、なに?」
智香「なんじゃっとな?」
(なに?)
かな子「仲のいいアイドルで、これから集まれる娘に声をかけてみて」
P「?」
かな子「プロデューサーさん、私にいい考えがあります!」
P「かな子に? でもかな子は東京が地元だろ?」
かな子「だからこそ、いい方法を知ってるんですよ。ただちょっと、軍資金が必要になるんですけどー」
P「え? あ、ああ。じゃあ……これで」
かな子「はい。じゃあ智香ちゃん、友紀ちゃん、集ー合ー!」
友紀「え、なに?」
智香「なんじゃっとな?」
(なに?)
かな子「仲のいいアイドルで、これから集まれる娘に声をかけてみて」
P「?」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 19:44:36.43 ID:yb8uKrIx0
かな子「はーい! それじゃあ緊急のアイドル女子会を開催しまーす」
城ヶ崎美嘉「おー!」
及川雫「もー!」
鷹富士茄子「お招き、ありがとうね♪」
城ヶ崎莉嘉「ごちになりまーす!」
佐久間まゆ「こうやって集まるの、珍しいね。えへへ」
神崎蘭子「深遠なる心を託す観測者は、永久の旅路へと還るだろう」
(楽しみです)
城ヶ崎美嘉「おー!」
及川雫「もー!」
鷹富士茄子「お招き、ありがとうね♪」
城ヶ崎莉嘉「ごちになりまーす!」
佐久間まゆ「こうやって集まるの、珍しいね。えへへ」
神崎蘭子「深遠なる心を託す観測者は、永久の旅路へと還るだろう」
(楽しみです)
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 19:50:28.97 ID:yb8uKrIx0
友紀「……かな子ちゃん? この女子会と智香ちゃんの訛りの矯正は、どんな関係が?」
かな子「あのね。みんなで楽しくおしゃべりしてたら、きっと智香ちゃんは感化されてまた標準語に戻ると思うんだよ」
まゆ「なに? どうしたの? 智香ちゃん訛ってるの?」
友紀「帰省したら、訛っちゃったみたいなんだよ」
智香「わがでは、そげなつもいはひとっもねんじゃっどん」
(自分では、そんなつもりは全然ないんだけど)
美嘉「へ?」
智香「やっぱいおかしいたろかい?」
(やっぱりおかしいのかな?)
蘭子「誤解という名の総体不能。それは、この物語を紐解けばわかるかもしれない……」
(何を言っているのか全然わかりません)
まゆ「蘭子ちゃんに言われても……でも、これは相当だね」
かな子「あのね。みんなで楽しくおしゃべりしてたら、きっと智香ちゃんは感化されてまた標準語に戻ると思うんだよ」
まゆ「なに? どうしたの? 智香ちゃん訛ってるの?」
友紀「帰省したら、訛っちゃったみたいなんだよ」
智香「わがでは、そげなつもいはひとっもねんじゃっどん」
(自分では、そんなつもりは全然ないんだけど)
美嘉「へ?」
智香「やっぱいおかしいたろかい?」
(やっぱりおかしいのかな?)
蘭子「誤解という名の総体不能。それは、この物語を紐解けばわかるかもしれない……」
(何を言っているのか全然わかりません)
まゆ「蘭子ちゃんに言われても……でも、これは相当だね」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 19:55:56.59 ID:yb8uKrIx0
雫「カラオケ、なにかいれますかー?」
莉嘉「はーい!」
美嘉「あっちはフリーダムだし」
かな子「まあそんなに深く考えなくても、楽しくお喋りしてたら戻ると思うよ」
友紀「まあ……そうだね。周りが方言だから方言に戻っただけで、まわりが標準語だったら同じようになるかもね」
茄子「まあだけど、わかりますね。電話とかで故郷の友達と話すと、知らず知らずお国訛りがでますもの♪」
美嘉「へー茄子でもそうなんだ」
かな子「ちょっと意外だけど、茄子さんが訛ってるところって想像できない」
友紀「ちょっとその訛りで喋ってみてください!」
莉嘉「はーい!」
美嘉「あっちはフリーダムだし」
かな子「まあそんなに深く考えなくても、楽しくお喋りしてたら戻ると思うよ」
友紀「まあ……そうだね。周りが方言だから方言に戻っただけで、まわりが標準語だったら同じようになるかもね」
茄子「まあだけど、わかりますね。電話とかで故郷の友達と話すと、知らず知らずお国訛りがでますもの♪」
美嘉「へー茄子でもそうなんだ」
かな子「ちょっと意外だけど、茄子さんが訛ってるところって想像できない」
友紀「ちょっとその訛りで喋ってみてください!」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 20:00:43.75 ID:yb8uKrIx0
茄子「え……急に言われても……」
まゆ「えへへ、お願いしますよ」
茄子「うん……えと、わーはそげんなまっちょらんとおもっちょーけど、どけだらか?」
かな子「え? うわ、これもすごい」
美嘉「良かったな智香、仲間だぞ仲間」
智香「今んた、アタシでもわからんんじゃっどん……」
(今のは、アタシでもわからないんだけど……)
まゆ「えへへ、お願いしますよ」
茄子「うん……えと、わーはそげんなまっちょらんとおもっちょーけど、どけだらか?」
かな子「え? うわ、これもすごい」
美嘉「良かったな智香、仲間だぞ仲間」
智香「今んた、アタシでもわからんんじゃっどん……」
(今のは、アタシでもわからないんだけど……)
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 20:05:01.86 ID:yb8uKrIx0
まゆ「わーって言うのが、私なのかな?」
茄子「そうなんだけど、相手もわーって言うんだよ」
友紀「え? 自分で自分が『わー』で、自分から見た相手も『わー』なの?」
茄子「イントネーションは違うんだけどね♪」
美嘉「んじゃあ、あなたが私にわーわー言ってくる、は?」
茄子「わーがわーにわーわー言うわー」
美嘉「うわー……」
かな子「方言って、すごいなあ」
茄子「そうなんだけど、相手もわーって言うんだよ」
友紀「え? 自分で自分が『わー』で、自分から見た相手も『わー』なの?」
茄子「イントネーションは違うんだけどね♪」
美嘉「んじゃあ、あなたが私にわーわー言ってくる、は?」
茄子「わーがわーにわーわー言うわー」
美嘉「うわー……」
かな子「方言って、すごいなあ」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 20:09:57.80 ID:yb8uKrIx0
まゆ「まゆは仙台出身だけど、やっぱり全然違うんだね」
友紀「私と智香ちゃんも隣県だけど、わかんないもん」
茄子「そういえばねえ、いつだったか日本方言地図というのを見たんだけど……私の出身地は真っ赤に塗られていたの」
かな子「? それってどういう区分だったの?」
茄子「説明文を読んだら『特殊方言地帯』って、書いてあった……」
智香「あははっ☆」
茄子「鹿児島もよ、薩隅方言は特殊方言地帯だったわよ♪」
智香「ううっ……★」
友紀「私と智香ちゃんも隣県だけど、わかんないもん」
茄子「そういえばねえ、いつだったか日本方言地図というのを見たんだけど……私の出身地は真っ赤に塗られていたの」
かな子「? それってどういう区分だったの?」
茄子「説明文を読んだら『特殊方言地帯』って、書いてあった……」
智香「あははっ☆」
茄子「鹿児島もよ、薩隅方言は特殊方言地帯だったわよ♪」
智香「ううっ……★」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 20:12:36.65 ID:yb8uKrIx0
まゆ「うふふ。それで智香ちゃん、智香ちゃんのプロデューサーさんとはその後進展はあったの?」
(※智香&かな子&友紀、美嘉&莉嘉、まゆ&雫、茄子&蘭子はそれぞれ別事務所です)
智香「ま、まゆちゃんっ! そや内緒にしてってゆたのにっ!!」
(ま、まゆちゃんっ! それは内緒にしてって言ったのにっ!!)
美嘉「え!? な、なに? 智香って自分のプロデューサーの事、そ、そ……そうなの?」
かな子「それがねー」
友紀「全然なんだよねー」
(※智香&かな子&友紀、美嘉&莉嘉、まゆ&雫、茄子&蘭子はそれぞれ別事務所です)
智香「ま、まゆちゃんっ! そや内緒にしてってゆたのにっ!!」
(ま、まゆちゃんっ! それは内緒にしてって言ったのにっ!!)
美嘉「え!? な、なに? 智香って自分のプロデューサーの事、そ、そ……そうなの?」
かな子「それがねー」
友紀「全然なんだよねー」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 20:18:46.19 ID:yb8uKrIx0
智香「ち、ちっと! 2人とも知っちょったのっ!?」
(ちょ、ちょっと! 2人とも知ってたの!?)
かな子「バレバレだよ?」
友紀「というか、気づかれないと思ってたの? むしろそれにびっくりだよ」
まゆ「まゆも、相談される前からなんとなくわかってたし」
智香「げ、げんね……////」
(は、恥ずかしい……////)
(ちょ、ちょっと! 2人とも知ってたの!?)
かな子「バレバレだよ?」
友紀「というか、気づかれないと思ってたの? むしろそれにびっくりだよ」
まゆ「まゆも、相談される前からなんとなくわかってたし」
智香「げ、げんね……////」
(は、恥ずかしい……////)
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 20:22:49.00 ID:yb8uKrIx0
雫「あ、曲入ったよー『ジョジョ~その血の運命~』?」
蘭子「世界は光と闇でできている。莉嘉と共に在る、風と雨と歌に光(きぼう)を」
(莉嘉の歌、楽しみ)
莉嘉「はいはーい! そ~ら、こぼれ落ちた~ふたつの星が~♪」
美嘉「ちょっと莉嘉! い、今、すごい大事な所だから少し静かにして!」
まゆ「美嘉ちゃん、こういう恋バナとか興味あるんだ?」
蘭子「世界は光と闇でできている。莉嘉と共に在る、風と雨と歌に光(きぼう)を」
(莉嘉の歌、楽しみ)
莉嘉「はいはーい! そ~ら、こぼれ落ちた~ふたつの星が~♪」
美嘉「ちょっと莉嘉! い、今、すごい大事な所だから少し静かにして!」
まゆ「美嘉ちゃん、こういう恋バナとか興味あるんだ?」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 20:27:22.27 ID:yb8uKrIx0
莉嘉「誇りの道を往く者に~太陽の導きを~♪」
かな子「恋愛経験とか、豊富そうだけど」
莉嘉「震えるほど心~♪ 燃え尽きるほど熱く~♪」
友紀「モテモテなんじゃないの? 美嘉ちゃんって」
莉嘉「迷いなき覚悟に喝采を~♪」
美嘉「ま、まあ、そ、そうなんだけど、ほ、ほら、こういうのは自分の経験とはべ、別にして興味っていうか、さ、参考……じゃなくて、そ、相談にのってあげらりぇたりゃ」
莉嘉「おーねえちゃんはー♪ ショージョ♪」
雫「わー」パチパチパチ
蘭子「しかし、刻は残酷な運命を紡ぎ続ける……」
かな子「恋愛経験とか、豊富そうだけど」
莉嘉「震えるほど心~♪ 燃え尽きるほど熱く~♪」
友紀「モテモテなんじゃないの? 美嘉ちゃんって」
莉嘉「迷いなき覚悟に喝采を~♪」
美嘉「ま、まあ、そ、そうなんだけど、ほ、ほら、こういうのは自分の経験とはべ、別にして興味っていうか、さ、参考……じゃなくて、そ、相談にのってあげらりぇたりゃ」
莉嘉「おーねえちゃんはー♪ ショージョ♪」
雫「わー」パチパチパチ
蘭子「しかし、刻は残酷な運命を紡ぎ続ける……」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 20:33:11.13 ID:yb8uKrIx0
(えっ……)パチクリ
茄子「……////」
智香「……////」
かな子「……////」
友紀「……////」
まゆ「……ふふっ」
美嘉「……り、莉嘉あああぁぁぁーーーっっっ!!!」
まゆ「まあまあ、美嘉ちゃん。そういう意味ではまだまだここにいる全員、仲間だよ」
茄子「まあ……いつかは、とは思いますけど……」
かな子「今はお仕事が……ねえ?」
雫「?」
蘭子「神の御心のままに……」
(と、当然です……)
友紀「……うん」
智香「……////////」
茄子「……////」
智香「……////」
かな子「……////」
友紀「……////」
まゆ「……ふふっ」
美嘉「……り、莉嘉あああぁぁぁーーーっっっ!!!」
まゆ「まあまあ、美嘉ちゃん。そういう意味ではまだまだここにいる全員、仲間だよ」
茄子「まあ……いつかは、とは思いますけど……」
かな子「今はお仕事が……ねえ?」
雫「?」
蘭子「神の御心のままに……」
(と、当然です……)
友紀「……うん」
智香「……////////」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 20:38:46.39 ID:yb8uKrIx0
美嘉「そ、そうだよね。で、でも、さ、その……プロデューサーとアイドルのれ、恋愛って……い、いいのかな?」
智香「……」
まゆ「いいに決まってるよ。むしろすべてのプロデューサーは、担当アイドルと結ばれるべきだよ? そういう法律を制定すべきだよ! 憲法をそう改憲すべきだよ!! 国連は何をしているの!!!」
美嘉「い、いいの……かな?」
まゆ「アイドルとプロデューサーっていうのはね、赤い鎖で結ばれているものなんだから」
茄子「まあアイドルとプロデューサーだから、恋愛が駄目というのは疑問よね。恋愛は自由であるべきですもの♪」
かな子「それはそうかな」
智香「……」
まゆ「いいに決まってるよ。むしろすべてのプロデューサーは、担当アイドルと結ばれるべきだよ? そういう法律を制定すべきだよ! 憲法をそう改憲すべきだよ!! 国連は何をしているの!!!」
美嘉「い、いいの……かな?」
まゆ「アイドルとプロデューサーっていうのはね、赤い鎖で結ばれているものなんだから」
茄子「まあアイドルとプロデューサーだから、恋愛が駄目というのは疑問よね。恋愛は自由であるべきですもの♪」
かな子「それはそうかな」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 20:43:08.46 ID:yb8uKrIx0
友紀「だからさ、いつもは智香ちゃんに応援されてる分、この件に関しては私が智香ちゃんを応援するよ」
智香「ありがとうっ☆」
美嘉「そ、そうか……うん」
雫「あのー」
かな子「どうしたの?」
雫「智香さん、訛りが直ってませんかー?」
智香「え? そ、そうかなっ?」
莉嘉「あ、ホントだー☆」
かな子「良かったね。やっぱりお喋りが一番だよ」
智香「ありがとうっ☆」
美嘉「そ、そうか……うん」
雫「あのー」
かな子「どうしたの?」
雫「智香さん、訛りが直ってませんかー?」
智香「え? そ、そうかなっ?」
莉嘉「あ、ホントだー☆」
かな子「良かったね。やっぱりお喋りが一番だよ」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 20:47:31.41 ID:yb8uKrIx0
まゆ「でも……ちょっと残念かな」
友紀「え?」
まゆ「ほら、智香ちゃん訛っていたら智香ちゃんのプロデューサーさん、全然わからなかったんでしょ? 智香ちゃんが何を言ってるのか」
かな子「そうみたいだったね」
まゆ「じゃあ……いつか本当に告白する時の、予行演習ができたかもしれないのに」
智香「えっ!? ええっ!?」
美嘉「どういうこと?」
まゆ「だからね、訛った言葉のままならプロデューサーにはわからないだろうから、好きって言えるんじゃないかなって思うんだよ」
莉嘉「なるほどー☆」
友紀「え?」
まゆ「ほら、智香ちゃん訛っていたら智香ちゃんのプロデューサーさん、全然わからなかったんでしょ? 智香ちゃんが何を言ってるのか」
かな子「そうみたいだったね」
まゆ「じゃあ……いつか本当に告白する時の、予行演習ができたかもしれないのに」
智香「えっ!? ええっ!?」
美嘉「どういうこと?」
まゆ「だからね、訛った言葉のままならプロデューサーにはわからないだろうから、好きって言えるんじゃないかなって思うんだよ」
莉嘉「なるほどー☆」
72: >>70ホントだ! 勘違いしてました 2013/02/07(木) 20:51:22.48 ID:yb8uKrIx0
智香「そ、そんなっ! 恥ずかしいよぉ……★」
美嘉「で、でも、いつかは……その、するんだろ?」
智香「……////」
まゆ「じゃあ練習のつもりでしてみたら? 意識すればまた方言で喋られるんだよね?」
智香「それは……////」
友紀「どうせあの鈍いプロデューサーさんだもん、え? って聞き返されて終わりだよ」
かな子「そうそう! 絶対やってみた方がいいよ」
智香「………………////////」
美嘉「で、でも、いつかは……その、するんだろ?」
智香「……////」
まゆ「じゃあ練習のつもりでしてみたら? 意識すればまた方言で喋られるんだよね?」
智香「それは……////」
友紀「どうせあの鈍いプロデューサーさんだもん、え? って聞き返されて終わりだよ」
かな子「そうそう! 絶対やってみた方がいいよ」
智香「………………////////」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 20:56:07.60 ID:yb8uKrIx0
美嘉「智香、どうすんのかな? 告白してみるのかな? 方言で」
かな子「どうかな。でもね、私は結構、脈アリだと思うんだよね」
友紀「えっ! そうなの?」
かな子「だってほら、プロデューサーさんがくれた軍資金……見てよ」
雫「諭吉さんが5人もー」
かな子「こんなに出してくれるぐらい、プロデューサーさんは智香を心配してるんだもの」
莉嘉「これなら方言とかいわずに、ふつーに即・告っちゃえばいいのにー☆」
蘭子「遥か彼方の世界において、内なる意思も我らと同じ思考だろう」
(ですよねー)
茄子「うらやましいわね」
かな子「じゃあ我々は、この豊富な軍資金で二次会に行きましょう」
雫「もー!」
かな子「どうかな。でもね、私は結構、脈アリだと思うんだよね」
友紀「えっ! そうなの?」
かな子「だってほら、プロデューサーさんがくれた軍資金……見てよ」
雫「諭吉さんが5人もー」
かな子「こんなに出してくれるぐらい、プロデューサーさんは智香を心配してるんだもの」
莉嘉「これなら方言とかいわずに、ふつーに即・告っちゃえばいいのにー☆」
蘭子「遥か彼方の世界において、内なる意思も我らと同じ思考だろう」
(ですよねー)
茄子「うらやましいわね」
かな子「じゃあ我々は、この豊富な軍資金で二次会に行きましょう」
雫「もー!」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 21:01:24.19 ID:yb8uKrIx0
智香「どうしようっ……そ、それはプロデューサーさんの事は好きだけどっ……」
智香「い、いいのかな? プロデューサーさんにはわ、わからないとはいえ、好きとか言っちゃってっ……」
智香「アイドルなのに、プロデューサーさんを好きになっても……いいのかなっ?」
智香「うううううううっ☆」ゴロゴロゴロ
ピタッ☆
智香「……そうだよねっ。みんなも言ってた通り……恋愛は自由……だよねっ☆」
智香「それにどうせプロデューサーさんは、鈍いからっ……」
智香「アタシが何を言っても、どうせ昼間みたいにわからないよねっ☆」
智香「よーしっ☆」
智香「い、いいのかな? プロデューサーさんにはわ、わからないとはいえ、好きとか言っちゃってっ……」
智香「アイドルなのに、プロデューサーさんを好きになっても……いいのかなっ?」
智香「うううううううっ☆」ゴロゴロゴロ
ピタッ☆
智香「……そうだよねっ。みんなも言ってた通り……恋愛は自由……だよねっ☆」
智香「それにどうせプロデューサーさんは、鈍いからっ……」
智香「アタシが何を言っても、どうせ昼間みたいにわからないよねっ☆」
智香「よーしっ☆」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 21:06:42.63 ID:yb8uKrIx0
翌日
P「おっ、どうだ智香。訛りは直ったか?」
智香「プロデューサーさんっ……」ドキドキ
智香(どうせプロデューサーさんにはわからないんだから、ここは気楽に……うんっ☆)
P「智香?」
かな子「智香ちゃん……がんばれ!」ヒソヒソ
友紀「ファイト! オー!」ヒソヒソ
P「おっ、どうだ智香。訛りは直ったか?」
智香「プロデューサーさんっ……」ドキドキ
智香(どうせプロデューサーさんにはわからないんだから、ここは気楽に……うんっ☆)
P「智香?」
かな子「智香ちゃん……がんばれ!」ヒソヒソ
友紀「ファイト! オー!」ヒソヒソ
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 21:09:45.82 ID:yb8uKrIx0
智香「プロデューサーさんっ☆ アタシ……プロデューサーさんが、すっじゃ☆」
P「え?」
かな子「おおー」
友紀「言った……んだよね? たぶん」
智香「プロデューサーさんが、大すっじゃ! こいかあも、ずっとアタシといっどきいてたもしっ☆☆☆」
智香(言った……言っちゃったっ☆ 恥ずかしいけど、うれしいなっ☆)
P「……智香」
智香「はいっ?」
P「え?」
かな子「おおー」
友紀「言った……んだよね? たぶん」
智香「プロデューサーさんが、大すっじゃ! こいかあも、ずっとアタシといっどきいてたもしっ☆☆☆」
智香(言った……言っちゃったっ☆ 恥ずかしいけど、うれしいなっ☆)
P「……智香」
智香「はいっ?」
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 21:14:37.49 ID:yb8uKrIx0
P「……あー、おほん。え、えと、おいも智香がすっじゃぞ」
智香「……えっ!?」
P「ずっと智香と、いっどきいたいとおもてるぞ」
智香「ぷ、プロデューサーさんっ!? さ、薩摩言葉がわかるんですかっ!?」
P「昨日あれからな、本を買ったりネットで勉強した……ああっと、いっぺこっぺ勉強したっぞ」
智香「な、なんで……どうしてっ……」
P「だってほら、大好きな智香と会話もできない、意思の疎通もとれないようじゃあ……そんなのは嫌だったからな」
智香「プロデューサーさんっ……//////」
P「その甲斐、あった……かな。ははは」
智香「……えっ!?」
P「ずっと智香と、いっどきいたいとおもてるぞ」
智香「ぷ、プロデューサーさんっ!? さ、薩摩言葉がわかるんですかっ!?」
P「昨日あれからな、本を買ったりネットで勉強した……ああっと、いっぺこっぺ勉強したっぞ」
智香「な、なんで……どうしてっ……」
P「だってほら、大好きな智香と会話もできない、意思の疎通もとれないようじゃあ……そんなのは嫌だったからな」
智香「プロデューサーさんっ……//////」
P「その甲斐、あった……かな。ははは」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 21:22:22.72 ID:yb8uKrIx0
智香「げんねです。信じられん。嘘みたい……こげなこと私ないごていいかわかりもはんよっ☆★☆★」
(恥ずかしいです。信じられないです。嘘みたい……こんなこと、私どうしていいかわかりませんよ)
P「ちょ、智香! 勉強はしたけど、お、俺はまだ初心者でいきなりまくし立てられたら……」
智香「嬉しかです……」
P「あ、ああ。俺も……いや、おいも」
智香「……えへへっ☆」
P「大事にするからな、智香」
かな子「ひゅーひゅー」
友紀「やったね!」
P「あ、な、ナイショだぞ!」
かな子「はーい」
友紀「わかってますよー!」
智香「アタシ、しあわせやよっとっ☆」
おわりっ☆
(恥ずかしいです。信じられないです。嘘みたい……こんなこと、私どうしていいかわかりませんよ)
P「ちょ、智香! 勉強はしたけど、お、俺はまだ初心者でいきなりまくし立てられたら……」
智香「嬉しかです……」
P「あ、ああ。俺も……いや、おいも」
智香「……えへへっ☆」
P「大事にするからな、智香」
かな子「ひゅーひゅー」
友紀「やったね!」
P「あ、な、ナイショだぞ!」
かな子「はーい」
友紀「わかってますよー!」
智香「アタシ、しあわせやよっとっ☆」
おわりっ☆
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