4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 22:46:16.66 ID:9R5h1rZx0
幸子「はぁ……」
P「……どうした、幸子? 悩み事か?」
幸子「えぇ、少し……」
P「なんだ? 俺に言えることなら気軽に言ってくれてかまわないんだぞ?」
幸子「じゃあ、言いますけれど……」
P「うんうん」
幸子「……ボク、カワイイですよねぇ……」
P「……は?」
幸子「アイドルデビューしてからカワイさに磨きがかかっている気がしますね。カワイイって罪です」
P「……うん、そうだな」
幸子「こんなカワイイボクといっしょにいられるなんてプロデューサーさんはとっても幸運な人ですね!」ドヤッ
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 22:53:33.84 ID:9R5h1rZx0
幸子「プロデューサーさん!」
P「おぉ、幸子……どうしたんだ?」
幸子「少しお話があるんですけれど、いいですか?」
P「ん……わかった、聞かせてくれ」
幸子「じゃあ、単刀直入に言います」
P「……」
幸子「もっとボクをプッシュしてください!」
P「幸子を? ……十分おしてるつもりなんだが……」
幸子「足りませんよ。もっとです!」
P「……」
幸子「安心してください。ボクにとっては多少の困難なんて無いに等しいですから!」ドヤッ
P「わかった、考えとくよ」
幸子「早めにしてくださいね! 女の子を待たせるなんてダメダメなんですから」
P「おぉ、幸子……どうしたんだ?」
幸子「少しお話があるんですけれど、いいですか?」
P「ん……わかった、聞かせてくれ」
幸子「じゃあ、単刀直入に言います」
P「……」
幸子「もっとボクをプッシュしてください!」
P「幸子を? ……十分おしてるつもりなんだが……」
幸子「足りませんよ。もっとです!」
P「……」
幸子「安心してください。ボクにとっては多少の困難なんて無いに等しいですから!」ドヤッ
P「わかった、考えとくよ」
幸子「早めにしてくださいね! 女の子を待たせるなんてダメダメなんですから」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 23:00:56.98 ID:9R5h1rZx0
P「あぁ忙しい……」
幸子「おや? 忙しそうですね、プロデューサーさん!」
P「ん? おぉ、幸子! すまん、お使い頼まれてくれないか?」
幸子「え?」
P「ちひろさんにこの件についての詳細を聞きたいんだが、ちょっと手が離せなくてな……頼むよ」
幸子「……ボクに頼みごとですか」
P「あぁ、頼む!」
幸子「もちろんイヤです!」
P「は?」
幸子「どうしてもっていうなら、今度の土曜日に――」
P「……だったらいい。どうにかする!」
幸子「あ……そうですか。じゃあいいですよーだ!」
P(幸子のやつめ。なんだかんだと頼みは断るし、うぬぼれ屋だし、そろそろ我慢も限界だ)
P(こうなったら……)
P「幸子をいぢめたおす……!」
幸子「おや? 忙しそうですね、プロデューサーさん!」
P「ん? おぉ、幸子! すまん、お使い頼まれてくれないか?」
幸子「え?」
P「ちひろさんにこの件についての詳細を聞きたいんだが、ちょっと手が離せなくてな……頼むよ」
幸子「……ボクに頼みごとですか」
P「あぁ、頼む!」
幸子「もちろんイヤです!」
P「は?」
幸子「どうしてもっていうなら、今度の土曜日に――」
P「……だったらいい。どうにかする!」
幸子「あ……そうですか。じゃあいいですよーだ!」
P(幸子のやつめ。なんだかんだと頼みは断るし、うぬぼれ屋だし、そろそろ我慢も限界だ)
P(こうなったら……)
P「幸子をいぢめたおす……!」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 23:05:58.91 ID:9R5h1rZx0
――
幸子「ふぅ、お疲れ様でした」
P「幸子、レッスンお疲れ様」
幸子「おや、プロデューサーさん! どうしたんですか?」
P「そろそろレッスンあがりの時間だったはずだからな。ほら、ドリンク」
幸子「ふふん、なるほど? 気が利くじゃありませんか! 褒めてあげます!」
P「おう、ありがとう」
幸子「……」
P「どうした幸子?」
幸子「あの、これっておしるこですよね」
P「……いらないのか?」
幸子「いや、そういう問題じゃなくて……」
P「そうか、残念だなぁ……捨てておくよ」
幸子「えっ?」
P(フフフ、いいとこ育ちの幸子は食べ物を無駄にはできまい! レッスン上がりの火照った体におしるこをしみこませるがいい!)
幸子「ふぅ、お疲れ様でした」
P「幸子、レッスンお疲れ様」
幸子「おや、プロデューサーさん! どうしたんですか?」
P「そろそろレッスンあがりの時間だったはずだからな。ほら、ドリンク」
幸子「ふふん、なるほど? 気が利くじゃありませんか! 褒めてあげます!」
P「おう、ありがとう」
幸子「……」
P「どうした幸子?」
幸子「あの、これっておしるこですよね」
P「……いらないのか?」
幸子「いや、そういう問題じゃなくて……」
P「そうか、残念だなぁ……捨てておくよ」
幸子「えっ?」
P(フフフ、いいとこ育ちの幸子は食べ物を無駄にはできまい! レッスン上がりの火照った体におしるこをしみこませるがいい!)
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 23:12:33.39 ID:9R5h1rZx0
幸子「捨てるんですか?」
P「俺、実は餡子とか苦手でな……」
幸子「なんで自分が苦手なものを人に飲ませようとするんですか! 常識がありませんね!」
P「す、すまん。甘いものは疲れがとれるっていうから……」
幸子「しかもなんでホットなんですか! ボクはレッスンをしたあとですよ!」
P「……すまん……」
幸子「まったく、ありえません! 常識ってものが欠けてますね!」
P「……じゃあ、これは処分しておくよ……ごめんな……」
幸子「……でも、捨てるのはもったいないですね」
P「え?」
幸子「仕方ありません。これは一応飲んであげます……もう少しあとで」
P「そ、そうか」
幸子「でも、今すぐは無理ですから、普通のドリンクを買ってきてください。はい、お金です」
P「へ?」
幸子「ほら、早くしてくださいよ! ボクが干からびて死んでしまってもいいんですか?」
P「俺、実は餡子とか苦手でな……」
幸子「なんで自分が苦手なものを人に飲ませようとするんですか! 常識がありませんね!」
P「す、すまん。甘いものは疲れがとれるっていうから……」
幸子「しかもなんでホットなんですか! ボクはレッスンをしたあとですよ!」
P「……すまん……」
幸子「まったく、ありえません! 常識ってものが欠けてますね!」
P「……じゃあ、これは処分しておくよ……ごめんな……」
幸子「……でも、捨てるのはもったいないですね」
P「え?」
幸子「仕方ありません。これは一応飲んであげます……もう少しあとで」
P「そ、そうか」
幸子「でも、今すぐは無理ですから、普通のドリンクを買ってきてください。はい、お金です」
P「へ?」
幸子「ほら、早くしてくださいよ! ボクが干からびて死んでしまってもいいんですか?」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 23:20:44.27 ID:9R5h1rZx0
P(くっ……なぜだ。いじめるつもりだったのに主導権をもっていかれた……)
P(おしるこ差し入れなんかイタズラレベルだってことか……もっとガツンとやらないとだめだな)
幸子「……まったく、たまに気が利くと思ったらこれとは……」
幸子「プロデューサーさんはダメダメだなぁ、もう」
幸子「……」
カシュッ こくっ
幸子「……あまい……のどがやけそう……はぁ、早く戻ってきてくれないかなぁ……」
P(おしるこ差し入れなんかイタズラレベルだってことか……もっとガツンとやらないとだめだな)
幸子「……まったく、たまに気が利くと思ったらこれとは……」
幸子「プロデューサーさんはダメダメだなぁ、もう」
幸子「……」
カシュッ こくっ
幸子「……あまい……のどがやけそう……はぁ、早く戻ってきてくれないかなぁ……」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 23:26:19.73 ID:9R5h1rZx0
P(あのあとはスポーツドリンクを買ってきて、遅いと怒られた)
P(……気を取り直して、今度はガツンといってやるぞ)
幸子「おや、プロデューサーさん! どうしたんですか?」
P「あぁ、幸子。実はな」
幸子「そうそう、今度の土曜日はヒマですか? ヒマでしょうね、きっと!」
P「え? ま、まぁそうだが……」
幸子「そんな可哀そうなプロデューサーさんにいいお知らせです!」
P「いいお知らせ? いったいなんだ?」
幸子「ボクの買い物に付き合うのを許可してあげますよ!」ドヤァッ
P「……は?」
幸子「幸運でしたね。このカワイイボクの隣を歩けるだなんて! ふふん!」
P「……いや、別にそういうのは……」
幸子「まったく、休日にヒマを持て余すだなんてもったいない! 今のうちに味わっておかなきゃボクはすぐに有名になって、休みなんてなくなっちゃいますよ?」
P「お、おう」
P(……気を取り直して、今度はガツンといってやるぞ)
幸子「おや、プロデューサーさん! どうしたんですか?」
P「あぁ、幸子。実はな」
幸子「そうそう、今度の土曜日はヒマですか? ヒマでしょうね、きっと!」
P「え? ま、まぁそうだが……」
幸子「そんな可哀そうなプロデューサーさんにいいお知らせです!」
P「いいお知らせ? いったいなんだ?」
幸子「ボクの買い物に付き合うのを許可してあげますよ!」ドヤァッ
P「……は?」
幸子「幸運でしたね。このカワイイボクの隣を歩けるだなんて! ふふん!」
P「……いや、別にそういうのは……」
幸子「まったく、休日にヒマを持て余すだなんてもったいない! 今のうちに味わっておかなきゃボクはすぐに有名になって、休みなんてなくなっちゃいますよ?」
P「お、おう」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 23:33:29.77 ID:9R5h1rZx0
P(結局、ほぼ強引に買い物に付き合わされることが確定した)
P(……まぁいい。買い物中に不意打ち的にいじめてやればいいんだ)
P「……というわけで待ち合わせ場所なんだが……」
幸子「プロデューサーさん?」
P「さ、幸子!」
幸子「遅いですよ! ボクを待たせるだなんて、何様のつもりですか?」
P「いや、一応ある程度の余裕は持たせてきたんだが……」
幸子「言い訳は聞きません! まったく、本当にダメですね!」
P「……ごめん」
幸子「仕方ありません、許してあげましょう! でも今日の荷物はすべてプロデューサーさんが持ってくださいね!」
P「えっ」
幸子「なんですか?」
P「……いや、わかった。いいだろう」
幸子「ふふん、ならいいです。さぁ、いきましょう!」
P(……まぁいい。買い物中に不意打ち的にいじめてやればいいんだ)
P「……というわけで待ち合わせ場所なんだが……」
幸子「プロデューサーさん?」
P「さ、幸子!」
幸子「遅いですよ! ボクを待たせるだなんて、何様のつもりですか?」
P「いや、一応ある程度の余裕は持たせてきたんだが……」
幸子「言い訳は聞きません! まったく、本当にダメですね!」
P「……ごめん」
幸子「仕方ありません、許してあげましょう! でも今日の荷物はすべてプロデューサーさんが持ってくださいね!」
P「えっ」
幸子「なんですか?」
P「……いや、わかった。いいだろう」
幸子「ふふん、ならいいです。さぁ、いきましょう!」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 23:38:57.49 ID:9R5h1rZx0
P(幸子め……荷物持ち扱いか。まるで女王様だな……)
P(だが、調子にのっていられるのもいまのうちだ!)
幸子「プロデューサーさん、この服とこの服、どっちがいいと思いますか?」
P「へ? ……んー、そうだな……迷うが……」
幸子「まぁ、ボクはカワイイですからね! どの服も似合ってしまいますね」
P「どちらかといえば……こっちかな。清楚な感じでいいと思う」
幸子「なるほど。こっちはイマイチですか?」
P「こっちのイタズラっぽい感じもいいと思うけどな。でもどちらかといえば……」
幸子「じゃあ両方買いましょう」
P「な……」
幸子「仕方ありませんね、両方似合ってしまうボクのカワイさが恐ろしいです!」
P(……いや、これはチャンスか。ふふん、どうせ俺に払わせるアテでいろいろと買うつもりなんだろうが……)
P(俺は払わない! がっかりして服を元の場所に戻す幸子を見てやるぜ! へっへ!)
P(だが、調子にのっていられるのもいまのうちだ!)
幸子「プロデューサーさん、この服とこの服、どっちがいいと思いますか?」
P「へ? ……んー、そうだな……迷うが……」
幸子「まぁ、ボクはカワイイですからね! どの服も似合ってしまいますね」
P「どちらかといえば……こっちかな。清楚な感じでいいと思う」
幸子「なるほど。こっちはイマイチですか?」
P「こっちのイタズラっぽい感じもいいと思うけどな。でもどちらかといえば……」
幸子「じゃあ両方買いましょう」
P「な……」
幸子「仕方ありませんね、両方似合ってしまうボクのカワイさが恐ろしいです!」
P(……いや、これはチャンスか。ふふん、どうせ俺に払わせるアテでいろいろと買うつもりなんだろうが……)
P(俺は払わない! がっかりして服を元の場所に戻す幸子を見てやるぜ! へっへ!)
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 23:43:21.05 ID:9R5h1rZx0
幸子「む、これもいいかも……」
幸子「おや、こっちも悪くありませんね」
幸子「プロデューサーさん、似合っていますか? ……ふふん、当然でしょう?」
幸子「おや? カゴがいっぱいに……やれやれ、ボクがカワイイので仕方ありませんね!」
幸子「ふぅ……」
P「はぁ……」
幸子「さて、そろそろお会計ですかね」
P(ずいぶんな量を選んだみたいだが、俺は払ってやらない! 白い目で見られようとな。買えないで恥をかけばいいさ!)
幸子「すみません、これでお願いします」
店員「はい、ありがとうございます」ピピッ
P「あっれー?」
幸子「おや、こっちも悪くありませんね」
幸子「プロデューサーさん、似合っていますか? ……ふふん、当然でしょう?」
幸子「おや? カゴがいっぱいに……やれやれ、ボクがカワイイので仕方ありませんね!」
幸子「ふぅ……」
P「はぁ……」
幸子「さて、そろそろお会計ですかね」
P(ずいぶんな量を選んだみたいだが、俺は払ってやらない! 白い目で見られようとな。買えないで恥をかけばいいさ!)
幸子「すみません、これでお願いします」
店員「はい、ありがとうございます」ピピッ
P「あっれー?」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 23:48:55.14 ID:9R5h1rZx0
P「幸子、その……」
幸子「なんですか?」
P「支払いは……」
幸子「ボクの服なんだからボクが払いますよ? ちゃんとお母さんにも言ってきましたらご心配なく」
P「え、でもほら……俺は……」
幸子「プロデューサーさんは荷物持ちです。なんですか? まさか嫌なんて言いませんよね?」
P「……うん。持つよ」
幸子「ふふん、それでいいんです。プロデューサーさんが似合うって言った服だけなのにずいぶんな量になってしまいましたけどね!」
P「いや、まぁ……似合ってたからなぁ」
幸子「仕方ありませんよね。ボクはカワイイですから!」
P(……おっかしいなぁ……?)
幸子「~♪」
幸子「なんですか?」
P「支払いは……」
幸子「ボクの服なんだからボクが払いますよ? ちゃんとお母さんにも言ってきましたらご心配なく」
P「え、でもほら……俺は……」
幸子「プロデューサーさんは荷物持ちです。なんですか? まさか嫌なんて言いませんよね?」
P「……うん。持つよ」
幸子「ふふん、それでいいんです。プロデューサーさんが似合うって言った服だけなのにずいぶんな量になってしまいましたけどね!」
P「いや、まぁ……似合ってたからなぁ」
幸子「仕方ありませんよね。ボクはカワイイですから!」
P(……おっかしいなぁ……?)
幸子「~♪」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 23:57:28.56 ID:9R5h1rZx0
P(いや、待て。まだチャンスは終わっちゃいない……! 幸子を泣かすぞ!)
幸子「それにしても、ボクはどうしてこんなにカワイイんでしょうね! 自分で自分が怖いですよ」
P「そうかな」
幸子「むっ、何が文句でもあるんですか?」
P「まだまだ上はあるし、うぬぼれるのは早いだろ? それとも今のランクで満足してるのか?」
幸子「そんなわけないでしょう! ただ、ボクが上に上がれないのはプロデューサーさんがもっとボクにかまってくれないせいですよ」
P「なんだと?」
幸子「ボクはカワイイです。なのに上がれない理由があるとすればお仕事が足りないからですよ」
P「……それは……」
幸子「なんです?」
P(……あ。言う通りかもしれない……)
幸子「まぁ、確かにプロデューサーさんも頑張ってはいるみたいですけれど、まだまだ足りませんね! もっと走り回ってください!」
P「……はい、がんばります」
幸子「それにしても、ボクはどうしてこんなにカワイイんでしょうね! 自分で自分が怖いですよ」
P「そうかな」
幸子「むっ、何が文句でもあるんですか?」
P「まだまだ上はあるし、うぬぼれるのは早いだろ? それとも今のランクで満足してるのか?」
幸子「そんなわけないでしょう! ただ、ボクが上に上がれないのはプロデューサーさんがもっとボクにかまってくれないせいですよ」
P「なんだと?」
幸子「ボクはカワイイです。なのに上がれない理由があるとすればお仕事が足りないからですよ」
P「……それは……」
幸子「なんです?」
P(……あ。言う通りかもしれない……)
幸子「まぁ、確かにプロデューサーさんも頑張ってはいるみたいですけれど、まだまだ足りませんね! もっと走り回ってください!」
P「……はい、がんばります」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/09(土) 00:01:57.00 ID:etb1mvbh0
幸子「言っておきますけれど、ボクはどんなことだってしてみせますよ?」
P「……そうですか……」
幸子「約束しましたからね。ボクが一番カワイイって証明するって! 信じてあげているんです、感謝してくださいね!」
P「はい、ありがとうございます」
幸子「……あの、プロデューサーさん?」
P「どうしたんですか?」
幸子「な、なんで敬語なんですか……?」
P「少し自分の矮小さがいやになっただけです。お気になさらず」
幸子「イヤです! なんですか、気持ち悪い!」
P「申し訳ありません、輿水さん……私のようなものが調子にのって……」
幸子「っ……」
P「……そうですか……」
幸子「約束しましたからね。ボクが一番カワイイって証明するって! 信じてあげているんです、感謝してくださいね!」
P「はい、ありがとうございます」
幸子「……あの、プロデューサーさん?」
P「どうしたんですか?」
幸子「な、なんで敬語なんですか……?」
P「少し自分の矮小さがいやになっただけです。お気になさらず」
幸子「イヤです! なんですか、気持ち悪い!」
P「申し訳ありません、輿水さん……私のようなものが調子にのって……」
幸子「っ……」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/09(土) 00:07:38.94 ID:etb1mvbh0
幸子「やめてください!」
P「やめるとはなんのことでしょうか……」
幸子「そのしゃべり方です! 気に入らないです!」
P「そうおっしゃられても……深く反省している証ですので……」
幸子「……だからっ……」
P「輿水さんのプロデューサーとして、心を入れ替えて明日からは営業のために西へ東へ走り回ろうと思います……」
幸子「その、話し方をやめてって言ってるんです! わからないんですか!」
P「……?」
幸子「急に、なんでそんなによそよそしくなるんですか! あなたはボクのプロデューサーでしょう!」
P(……幸子、なんで急に怒っているんだ……?)
P「やめるとはなんのことでしょうか……」
幸子「そのしゃべり方です! 気に入らないです!」
P「そうおっしゃられても……深く反省している証ですので……」
幸子「……だからっ……」
P「輿水さんのプロデューサーとして、心を入れ替えて明日からは営業のために西へ東へ走り回ろうと思います……」
幸子「その、話し方をやめてって言ってるんです! わからないんですか!」
P「……?」
幸子「急に、なんでそんなによそよそしくなるんですか! あなたはボクのプロデューサーでしょう!」
P(……幸子、なんで急に怒っているんだ……?)
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/09(土) 00:14:56.96 ID:etb1mvbh0
幸子「だいたい、あなたはちょっといろいろと足りていないんですよ! ボクの話は聞かないし!」
P「いや、しかし……」
幸子「何がしかしですか! あなたなんてカカシです!」
P「か、かかし?」
幸子「そうです! デクノボーです! 全然気はきかないし、たまに気を利かせたと思ったら明後日の方向!」
P「……おしることか?」
幸子「それ以前からです! なんですか、あのそっけない態度は! ボクが聞いてあげてるんですから喜んで答えるのが普通でしょう!」
P「聞いてるって……何が?」
幸子「ボクがカワイイか、ってことです! いつも聞いてるのに、あなたって人は……」
P「え、あれって自己完結してるんじゃないのか?」
幸子「そりゃあ、ボクはボクがカワイイって知っていますよ? でも、プロデューサーさんはどう思っているのか全然聞かせてくれないでしょう!」
P「……なるほど」
P「いや、しかし……」
幸子「何がしかしですか! あなたなんてカカシです!」
P「か、かかし?」
幸子「そうです! デクノボーです! 全然気はきかないし、たまに気を利かせたと思ったら明後日の方向!」
P「……おしることか?」
幸子「それ以前からです! なんですか、あのそっけない態度は! ボクが聞いてあげてるんですから喜んで答えるのが普通でしょう!」
P「聞いてるって……何が?」
幸子「ボクがカワイイか、ってことです! いつも聞いてるのに、あなたって人は……」
P「え、あれって自己完結してるんじゃないのか?」
幸子「そりゃあ、ボクはボクがカワイイって知っていますよ? でも、プロデューサーさんはどう思っているのか全然聞かせてくれないでしょう!」
P「……なるほど」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/09(土) 00:23:16.16 ID:etb1mvbh0
幸子「大体今日だってそうです! この、カワイイ、ボクと! お休みに出掛けられるなんて幸運なのに来るのが遅いんですよ!」
P「……一応5分前に……」
幸子「男の人だったら1時間前から待つ気概ぐらい見せてください! ボクが風邪でもひいたらどうするんですか!」
P「すみません……」
幸子「まぁ、ボクは優しいですから許してあげましょう」
P「ありがとうございます」
幸子「……それに、今日はプロデューサーさんの好みのタイプの服もわかりましたしね。そこは納得してあげます」
P「へ?」
幸子「なんで急に卑屈になるんですか。あなたはあなたなりに頑張ってくれていることぐらい知っていますよ」
P「……」
幸子「もっとちゃんと自己主張をしてくださいよ。言わなきゃわからないことだってたくさんあるんですよ?」
P「……一応5分前に……」
幸子「男の人だったら1時間前から待つ気概ぐらい見せてください! ボクが風邪でもひいたらどうするんですか!」
P「すみません……」
幸子「まぁ、ボクは優しいですから許してあげましょう」
P「ありがとうございます」
幸子「……それに、今日はプロデューサーさんの好みのタイプの服もわかりましたしね。そこは納得してあげます」
P「へ?」
幸子「なんで急に卑屈になるんですか。あなたはあなたなりに頑張ってくれていることぐらい知っていますよ」
P「……」
幸子「もっとちゃんと自己主張をしてくださいよ。言わなきゃわからないことだってたくさんあるんですよ?」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/09(土) 00:30:35.79 ID:etb1mvbh0
幸子「確かに、ボクも最近結果がついてこなくて……つい、当たっちゃいましたけど……」
幸子「プロデューサーさんだって、反論したっていいんですよ? なんで言われるがままにしているんですか」
幸子「てっきりボクに何か不満でもあるのかって思ったのに、もう……」
P(……幸子……実は、いろいろと考えていてくれたんだな……)
幸子「なんですか、何か言いたいことがあるんですか?」
P「……」
幸子「ほら、言ってくださいよ。今なら何か文句があっても聞いてあげますよ?」
P「……幸子」
幸子「ふふん、なんですか?」
幸子「プロデューサーさんだって、反論したっていいんですよ? なんで言われるがままにしているんですか」
幸子「てっきりボクに何か不満でもあるのかって思ったのに、もう……」
P(……幸子……実は、いろいろと考えていてくれたんだな……)
幸子「なんですか、何か言いたいことがあるんですか?」
P「……」
幸子「ほら、言ってくださいよ。今なら何か文句があっても聞いてあげますよ?」
P「……幸子」
幸子「ふふん、なんですか?」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/09(土) 00:39:55.60 ID:etb1mvbh0
P「俺、幸子のこと、誤解してたよ……」
幸子「なんですか? ボクのことを天使か何かと間違えてたんですか? まぁ、仕方ありませんね! ボクはカワイイので!」
P「そうだな、幸子は可愛いよ」
幸子「……!」
P「そりゃあ、わがままだし、頼みは聞いてくれないし、可愛い可愛いってうるさいけど……」
幸子「……」
P「それにつりあうだけ、頑張ってるもんな……うん。いい子だったんだな……」
幸子「……何を言ってるんです? ボクはもともと優しくて、カワイイ、すごい女の子ですよ!」
P「ははは、そうだな……」
幸子「なんですか? ボクのことを天使か何かと間違えてたんですか? まぁ、仕方ありませんね! ボクはカワイイので!」
P「そうだな、幸子は可愛いよ」
幸子「……!」
P「そりゃあ、わがままだし、頼みは聞いてくれないし、可愛い可愛いってうるさいけど……」
幸子「……」
P「それにつりあうだけ、頑張ってるもんな……うん。いい子だったんだな……」
幸子「……何を言ってるんです? ボクはもともと優しくて、カワイイ、すごい女の子ですよ!」
P「ははは、そうだな……」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/09(土) 00:46:50.56 ID:etb1mvbh0
P(よーし、幸子の期待に応えられるように頑張らなきゃな)
幸子「まったく、ダメダメなプロデューサーさんの手綱はボクが握っていてあげないといけないみたいですね!」
P「あぁ、頼むよ!」
幸子「ボクのためにいろいろとしてもらいますよ? もちろん、イヤなんて言いませんよね?」
P「あぁ! なんだってしてやるさ!」
幸子「ふふん、それじゃあとりあえず……」
P「おう!」
幸子「……一緒にご飯を食べたいです」
P「……? それでいいのか?」
幸子「いいんです。プロデューサーさんも幸せ者ですね! ボクと一緒にご飯が食べられるだなんて!」
幸子「まったく、ダメダメなプロデューサーさんの手綱はボクが握っていてあげないといけないみたいですね!」
P「あぁ、頼むよ!」
幸子「ボクのためにいろいろとしてもらいますよ? もちろん、イヤなんて言いませんよね?」
P「あぁ! なんだってしてやるさ!」
幸子「ふふん、それじゃあとりあえず……」
P「おう!」
幸子「……一緒にご飯を食べたいです」
P「……? それでいいのか?」
幸子「いいんです。プロデューサーさんも幸せ者ですね! ボクと一緒にご飯が食べられるだなんて!」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/09(土) 00:51:33.47 ID:etb1mvbh0
P「そうだな……うん。幸せだ」
幸子「それじゃあ、行きますよ! ほらほら!」
P「お、おう! そうだ、幸子」
幸子「なんですか?」
P「晩飯ぐらいはおごるぞ」
幸子「……別に、お金は持っていますよ? 自分の分は自分で出します」
P「それじゃあカッコがつかないし……ほら、決意表明ってことで」
幸子「ふぅん、そうですか……じゃあおごられてあげましょう! ボクは優しいので!」
おわり
幸子「それじゃあ、行きますよ! ほらほら!」
P「お、おう! そうだ、幸子」
幸子「なんですか?」
P「晩飯ぐらいはおごるぞ」
幸子「……別に、お金は持っていますよ? 自分の分は自分で出します」
P「それじゃあカッコがつかないし……ほら、決意表明ってことで」
幸子「ふぅん、そうですか……じゃあおごられてあげましょう! ボクは優しいので!」
おわり
引用元: ・モバP「幸子をいぢめたおす」
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