1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 02:05:59.15 ID:/gElauQMO
智絵里「えへへ…何見てるのかな」

智絵里「あっ…電話…楽しそう…」

智絵里「誰かな…?」

智絵里「写真…撮らなきゃ…」

智絵里「えへへ…上手く撮れました…♪」

智絵里「大好き…プロデューサーさん…」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 02:09:36.82 ID:/gElauQMO
P「でさーっ」

P「お前もそう思うだろー?」

P「はははっ…ん?」

P「また外でなんか動いたな…」

P「あっ…ごめんごめん」

P「それじゃあまた今度」

P「ふーっ…やっぱ彼女との電話は癒やされるなーっ」

P「それにしても…」

P「最近…視線を感じるんだよなぁ」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 02:13:53.99 ID:/gElauQMO
P「おっはよー」

智絵里「お、おはよう…ございます」

P「よっ、智絵里もおはよう」ナデナデ

智絵里「ふあっ…えへへ…」

P「本当に智絵里は妹みたいにかわいいなぁ」

智絵里「あ、あの!プロデューサーさんにかわいいって言われて…幸せ…です」

P「はははっ、俺ずっと弟妹が欲しくてさー…智絵里は理想の妹だよ」

智絵里「理想の…えへへ…」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 02:18:07.75 ID:/gElauQMO
ちひろ「はいはい、事務所でいちゃつかないでくださいねー」

P「いちゃついてないですよ、なあ智絵里?」

智絵里「は、はい…!」

ちひろ「どうだか、さあさっさと事務所にお金を入れる為に仕事にでてくださいね」

P「任せといてくださいよ!行くか、智絵里!」

智絵里「が…がんばりますっ!」

P「おう!今日もがんばろうな!」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 02:23:47.16 ID:/gElauQMO
智絵里「はぁ…はぁ…」

P「ミニライブお疲れ様」

智絵里「ありがとうございます…あ、あの…見てくれてましたか…?」

P「うん、可愛くて智絵里らしい、素敵なライブだったよ」

智絵里「よかったです…見てくれて…」

P「よおし、この調子で次のライブもがんばろうな!」

智絵里「は、はいっ!」

智絵里(がんばれば…Pさんが見てくれる…)

智絵里(がんばれば…たくさん…たくさん…)

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 02:28:26.90 ID:/gElauQMO
智絵里「たくさん…たくさん…見て欲しい…」ペタペタ

智絵里「役にたつところ…」ペタペタ

智絵里「プロデューサーさんのためなら…いくらでも」ペタペタ

智絵里「役にたつところを見てもらえば…見捨てられない…」ペタペタ

智絵里「見捨てられなかったら…ずっといっしょに居られる…」ペタペタ

智絵里「できた…お部屋一面…プロデューサーさんでいっぱい…」

智絵里「幸せ…です…」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 02:34:54.66 ID:/gElauQMO
P「ふわあ…眠いなぁ…」

P「今日は結構いろんなところ周ったし…」

P「おっ!アイツからメールだ」

P「へえ…そんなことがあったのか…ふふっ」チャリン

P「ただいまー」

P「つっても誰も居ないんだけどな」

P「はあーっ早くアイツと結婚してえなぁ」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 02:39:10.88 ID:/gElauQMO
智絵里「あれ?プロデューサーさんのお家の前…何か落ちてる」

智絵里「…鍵?」

智絵里「……」

智絵里「嬉しい…プロデューサーさん…」

智絵里「私のために…鍵を置いてくれた…」

智絵里「でも…今日はもう遅いから…帰りますね」

智絵里「私の…宝物、またひとつ増えました」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 02:42:53.72 ID:/gElauQMO
P「参ったなぁ…」

ちひろ「どうしたんですか?スタミナ切れですか?スタドリ買いますか?」

P「いえ…家の鍵落としちゃったみたいで…」

ちひろ「じゃあ昨日どうしたんですか?」

P「いや、鍵開けてから落としちゃったみたいで…家には入れたんですよ」

ちひろ「器用なことしますねぇ」

P「一応警察には言っときましたから大丈夫とは思うんですけどね」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 02:47:35.25 ID:/gElauQMO
智絵里「あのっ…お邪魔します…」ガチャ

智絵里「えへへ…プロデューサーさんのお家…」

智絵里「プロデューサーさんが…いつも寝てるお布団…」クンクン

智絵里「あったかいです…」

智絵里「プロデューサーさんの歯ブラシ…ふわぁ…」

智絵里「宝物がいっぱい…」

智絵里「えへへ…」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 02:52:25.74 ID:/gElauQMO
P「ただいまー…っと」

P「あれ?俺ん家こんな片づいてたか?」

P「洗濯や炊飯…風呂掃除もしておいたっけ…?」

P「な、なんだよこれ…気味悪いな」

P「!?」

P「歯ブラシ…新しいのに変わってる?」

P「お、おいおい…新しいのなんか出した覚えないぞ!」

P「なんだよ…なんなんだよ…」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 02:57:53.96 ID:/gElauQMO
智絵里「プロデューサーさん、びっくりしてる…」

智絵里「かわいいです…えへへ」

智絵里「たくさんたくさん…がんばりました」

智絵里「もっともっと…見てくれますよね?」

智絵里「プロデューサーさん、大好き…」

智絵里「優しい顔も、困った顔も、びっくりした顔も全部全部好きです…」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 03:03:41.13 ID:/gElauQMO
智絵里(プロデューサーさん…最近、元気がないです…)

智絵里「プロデューサーさん、あのっ…どうしましたか?」

P「えっ?あっ…いや…なんでもないよ」

智絵里「私なんかでよければ…相談にのりますよ?」

P「智絵里…ありがとうな」ポンポン

智絵里「…♪」

P「…実は、最近ストーカーにあっててさ」

智絵里「そんなっ…!」

P「家に入ってきたりして…好き勝手に荒らし回るんだよ」

智絵里「怖い…です」

P「あはは、ごめんごめん…怖かったよな」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 03:08:39.49 ID:/gElauQMO
智絵里「でも…許せません」

P「智絵里…」

智絵里「私の…大切なプロデューサーさんに…ひどいことをするなんて…っ」

P「ありがとう、その気持ちだけで嬉しいよ」ナデナデ

P「さ、今日も頑張ってお仕事お仕事!」

智絵里「はいっ!」

智絵里(プロデューサーさん…そのストーカーを何とかすればもっと見てくれるかな…)

智絵里(もっともっと…認めてくれるかな…)

智絵里(もっともっと…いっしょに居てくれるかな…)

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 03:13:45.92 ID:/gElauQMO
智絵里「プロデューサーさん…やっぱり眠れないのかな…」

智絵里「大丈夫ですよ、ちゃんと見守ってますから…」

智絵里「今日はストーカー…来ないのかな…」

智絵里「…っ!」

智絵里「誰か来た…!」

智絵里「プロデューサーさんのお家に…!?」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 03:17:42.78 ID:/gElauQMO
P「わざわざ来てくれてありがとな」

Pカノ「ううん、気にしなくていいよ…心配だったし」

P「…心配してくれてたのか」

Pカノ「当たり前でしょう、本当に大丈夫?」

P「あ、ああ…大丈夫…だよ」

Pカノ「大丈夫そうに見えないっての!」

P「はははっ…実は結構参っててさ…」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 03:23:30.88 ID:/gElauQMO
智絵里「?」

智絵里「楽しそうにお話してる…よかった…」

智絵里「じゃああの人…誰なのかな?」

智絵里「…プロデューサーさん、すごく楽しそう」

智絵里「私には…向けてくれない顔…」

智絵里「…羨ましい」

智絵里「なんでですかプロデューサーさん…」

智絵里「どうして私にはその顔…見せてくれないんですか…?」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 03:34:31.44 ID:/gElauQMO
P『ありがとう…好きだよ…』

Pカノ『言わなくても分かってるっ♪』



智絵里「プロデューサーさん…あの人と会ってからずっと変…」

智絵里「私の知らない顔…私の知らないプロデューサーさん…」

智絵里「やだよ…こわい…」

智絵里「私のプロデューサーさん…取らないで…」

智絵里「こわいよ…こわい…こわい…」

智絵里「プロデューサーさんが…私のこと見なくなっちゃう…」

智絵里「プロデューサーさんが…居なくなったら…私…私…」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 03:41:01.90 ID:/gElauQMO
P「zzz…」

智絵里「…」モフッ

P「…ん」

智絵里「…好きです」ギュウッ

智絵里「プロデューサーさんも…私のこと、大好きですよね?」

P「ん…んー?zzz」

智絵里「ちゅっ…んっ…」

P「んっ…んっ…zzz」

智絵里「安心させてください…プロデューサーさん…安心させて…」

P「ん?…だれ…だ?」

智絵里「プロデューサーさん…プロデューサーさん…」

P「ち…えり…?」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 03:47:52.35 ID:/gElauQMO
P「っ!?智絵里!?」

智絵里「あっ…ぷ、プロデューサーさん…」

P「えっ…なんでお前が…というか…ここは俺の家で…」

智絵里「あ、あのっ…あのっ…あの人は誰だったんですかっ!?」

P「あの人?」

智絵里「腕を組んだり…おしゃべりしたり…楽しそうで…」

智絵里「あんな姿…私には見せてくれないのに…おかしいです…」

P「何で知って…まさか…っ!?」

智絵里「わ、私…私…」

P「お前が…四六時中俺を監視してたのか…?」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 03:55:37.15 ID:/gElauQMO
智絵里「えっ…?監視なんて…私…」

智絵里「鍵だって…貰ったもので…」

P「鍵…?それってまさか…」

智絵里「こ…これですっ」

P「!?」

智絵里「わ、私の…宝物…えへへ」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 03:57:09.54 ID:/gElauQMO
P「お前…」

智絵里「あ、あのっ…プロデューサーさん」

P「見損…なったよ」

智絵里「あっ…え…?」

P「妹みたいに思ってたのに…」

智絵里「ぷ、プロ…」

P「警察には言わないでおいてやる」

P「だからもう二度と来るな」

智絵里「う…あ…」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 04:04:48.32 ID:/gElauQMO
ちひろ「おはよう智絵里ちゃん」

智絵里「あ、あの…」

P「…」スタスタ

智絵里「あ…ぷ、プロデューサーさ…」

ちひろ「智絵里ちゃん、ごめんね」ポン

智絵里「えっ…?」

ちひろ「プロデューサーさんたっての希望で、あなたの担当、今日から別の人に代わるから」

智絵里「う…そ…」

ちひろ「残念だけど…全部本当」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 04:11:34.54 ID:/gElauQMO
智絵里「プロデューサーさん…」

智絵里「プロデューサーさん…えへへ」ペタペタ

智絵里「プロデューサーさん…プロデューサーさん…」ペタペタ

智絵里「おかしいな…」ペタペタ

智絵里「私のお部屋…プロデューサーさんでいっぱいなのに…」ペタペタ

智絵里「貼っても…」ペタペタ

智絵里「貼っても…」ペタペタ

智絵里「全然…満たされないよ…」ペタペタ

智絵里「プロデューサーさん…プロデューサーさん…」ペタペタ

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 04:18:31.77 ID:/gElauQMO
智絵里「…」

ちひろ「…」

ちひろ「…はぁ、まるで死人のようですね」

智絵里「…」

ちひろ「智絵里ちゃん、何聞いてるの?」

智絵里「これ…です…」

ちひろ「どれどれ、イヤホン貸してね」

P『智絵里はいい子だなぁ』

P『智絵里は可愛いよ』

P『智絵里ぃ~っ』

P『智絵里!』

P『智絵里…』

ちひろ「全部プロデューサーさんの声…」

智絵里「今まで…ずっと録音してたんです…」

智絵里「ずっと…」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 04:22:35.17 ID:/gElauQMO
ちひろ「…」

ちひろ「智絵里ちゃん、モバコインいくつある?」

智絵里「…何もいりません」

智絵里「もう…何も…」

ちひろ「プロデューサーさんを取り戻せるものでも?」

智絵里「…え?」

ちひろ「ついでに事務員、ウソつきません」

智絵里「仲直り…できるんですか…っ?」

ちひろ「持ってるだけのモバコイン全部くれれば、ね」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 04:29:15.47 ID:/gElauQMO
智絵里「…」カチャカチャ

智絵里「…」バキ

智絵里「……」ガチャ

P「!?」

P「智絵里…おまえ、次は無いって言ったよな」

智絵里「…はい」バチッ

P「がっ…あっ…」

智絵里「もう、次はないですから…」

P「おま…え…スタン…ガン…」

智絵里「もう二度と…ケンカしたりしませんから」

智絵里「だから今は嫌いになってください…好きなだけ」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 04:37:41.21 ID:/gElauQMO
P「ここは…?」

智絵里「お部屋です…私の」

P「壁一面に写真…これ、全部俺じゃないか…」

智絵里「はい…これはいっしょに四つ葉のクローバーを探してくれた時の」

智絵里「これは初めてのライブで」

智絵里「これは…」

P「そんな御託はいい…こんなことをして…俺に更に嫌われるだけだってわからないのか」

智絵里「嫌ってくれて構わないです」

P「は?」

智絵里「どうせ、もうプロデューサーさんは私を嫌いになれないから」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 04:45:17.95 ID:/gElauQMO
P「な、なにを言って…」

智絵里「これ」

P「スタドリ?」

智絵里「はい、特別な」

P「特別…?」

智絵里「これを口移しで飲まされた人は…」

智絵里「ずっとずっと、飲ませた人を好きで居続けるんだそうです」

P「なっ…!?」

智絵里「えへへ…」

P「や、やめろ…!そんなことしても何の解決にも…」

智絵里「んっ…」コクコク

P「やめろ…やめてくれ…やめっ…んんっ!?」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 04:54:01.65 ID:/gElauQMO
ちひろ「あら、おはよう2人とも」

P「智絵里…」ナデナデ

智絵里「おかえりなさい…私のプロデューサーさん」

P「ああ、俺は智絵里のものだよ」

P「どこにも行かない、誰も見ない…お前だけのものだよ…」

智絵里「大好き…んっ…私のプロデューサーさん」

ちひろ「はいはい、いちゃつくのはお家でやってね」

智絵里「ふぇっ…はいっすいません」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 05:03:02.75 ID:/gElauQMO
P「智絵里…かわいい俺の智絵里…」

ちひろ「見事に目が死んでますね、まあこれから一生操り人形なんで当たり前なんですが」

智絵里「えへへ…じゃあ行きましょうプロデューサーさん♪」

P「ああ…智絵里の言うとおりにするよ…」

ちひろ「もう聞こえることはないと思いますけど、残念でしたねプロデューサーさん」

ちひろ「私はアイドルの味方なんですよ、残念ながら」

ちひろ「智絵里ちゃんに辞められて、会社がピンチになると困るので」

ちひろ「恨むなら鈍感な自分を恨んでください」

ちひろ「それじゃあ、頑張ってきて下さいね、操り人形(プロデューサー)さん」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 05:20:54.80 ID:/gElauQMO
智絵里「プロデューサーさん…見てくださいっ」

P「四つ葉のクローバー…」

智絵里「えへへ…素敵ですね」

智絵里「どうぞ、プロデューサーさんにあげます」

P「いいのか?」

智絵里「はい…」

智絵里「プロデューサーさん」

P「ん?」

智絵里「四つ葉のクローバーの花言葉…知ってますか?」

P「何だろう…幸運とか?」

智絵里「答えは…教えません♪」

P「まったくイタズラっ子だな智絵里は」
ナデナデ

智絵里「えへへ…ずっとずっと、私のものでいてくださいね?プロデューサーさん」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 05:22:03.69 ID:/gElauQMO
おちまい

引用元: 智絵里「Pさん…今日は夜更かしなんですね…」