1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 01:53:36.81 ID:8C9I/+640
霊夢「やめなさい」

メディ「…え?」

魔理沙「おいおい、霊夢 お前、そういう言い方は」

霊夢「魔理沙は黙ってて」

魔理沙「…いや、でもせっかくの楽しい宴会なんだから」

霊夢「黙れ」

魔理沙「あ、はい」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 01:54:35.81 ID:8C9I/+640
霊夢「で、どういうつもりなの?メディスン」

メディ「え… あ、あのね、今日宴会あるって聞いたから、私もみんなにご馳走したくて」

メディ「スーさんと一緒にね、朝からカレーをね、煮込んで」

霊夢「そうじゃないでしょ?」

メディ「え?」

霊夢「この私の前でそういうことするのって…いい度胸じゃないの」

魔理沙「おい、霊夢 お前さっきから何を言っているんだ?」

霊夢「盛ったんでしょ?」

メディ「」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 01:55:23.96 ID:8C9I/+640
魔理沙「おい…」

霊夢「盛ったんでしょうが はっきり言いなさいよ」

魔理沙「お前、そういうのよくないぜ」

霊夢「何がよくないのよ」

魔理沙「それは私もよくわからないけど、よくないことだけはよくわかるぜ」

魔理沙「まあ、確かにそういう事件もあったよ ありましたとも」

魔理沙「でも、そのことと今回のことは全く別なわけで、メディスンは純粋に好意からn」

霊夢「ヒ素、盛ったんでしょ」

魔理沙「やめろっつってんだろ!!」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 01:56:24.39 ID:8C9I/+640
魔理沙「いい加減にしろよもぉー!そういうの駄目だろが!そういうのよくないって言ってんだよ!」

メディ「そ、そうだよ!私、ヒ素なんて盛ってない!私のカレー美味しいんだから!」

霊夢「というか、あれよね 人形がカレー作るとかね」

メディ「な、何よ」

霊夢「味とかわかるの?」

メディ「わ、わかるわよ!」

霊夢「ホントにぃ~?舌もないのにぃ?」

メディ「う…」

霊夢「ヒ素も入ってるのに?」

魔理沙「ヒ素は入ってねえよ!?」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 01:57:33.09 ID:8C9I/+640
魔理沙「いい加減にしろよ霊夢!いいじゃないか、みんなにご馳走してあげるくらい!」

霊夢「まあ、私も妖怪の悪行は捨て置けないからね そこは譲れないわ」

霊夢「そんなにおっしゃるのなら、どうぞ、魔理沙食べてあげたら?」

魔理沙「おお、もちろんいいぜ!どれ、美味しそうなカレーじゃないか」

メディ「う、うん!おかわりもあるから」

霊夢「まあ、でもあれよね メディスンって人間に捨てられたのよね」

メディ「…え?う、うん」

霊夢「人間を憎むわよね、そりゃねえ 殺したいわよね」

霊夢「あ、そういえば、魔理沙も人間よね これ、すごい偶然よね」

魔理沙「…何が言いたいんだよ?」

霊夢「いや、すごいねって 偶然ってすごいわよねってこと」

メディ&魔理沙「」

霊夢「すごいわよね」

メディ&魔理沙「」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 01:58:41.68 ID:8C9I/+640
霊夢「あれ?どうしたの魔理沙 手が止まってるわよ」

霊夢「大丈夫よ、ほら求聞史記の言うことなんてあんま当てにしちゃ駄目なんだから」

霊夢「ヒ素なんて入ってないわよ 大丈夫よ」

魔理沙「だ、だよなー」

霊夢「もっともあの夏祭りの人たちもヒ素が入ってるだなんて思いもしなかっただろうけど」

魔理沙「お前ふざけんな!!」ガシッ ガシャーン

霊夢「ちょ、やめなさいよ!」

メディ「あ!…カレーが」グチャア

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 01:59:41.48 ID:8C9I/+640
霊夢「…あらら これじゃ、もう食べられないわよね 全く、いきなり掴みかかってくるもんだから」

魔理沙「…チッ!」バッ

メディ「気にしないで!おかわりはまだたくさんあるから」

霊夢「あ、メディいいわ」

メディ「え?」

霊夢「魔理沙はもういいって」

メディ「な、何が?」

霊夢「もう察しが悪い鳥頭妖怪ね 魔理沙が間違ってこぼしたとでも?」

メディ「」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 02:00:35.02 ID:8C9I/+640
霊夢「命拾いしたわね、魔理沙 ちょっとは感謝しなさい」

魔理沙「…おい、お前」

霊夢「それとも何?もう一回食べる?」ニヤニヤ

魔理沙「…ふん!気分悪い、今日は帰るぜ!」ダッ

メディ「あ…魔理沙!」

霊夢「まあ、当たり前よね」

霊夢「人間様はヒ素カレーなんて食べたくないもの」

霊夢「劇薬団子のヒ素が入ったカレー、略して劇団ヒ素カレーなんて食べたくないに決まってるわ」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 02:01:44.56 ID:8C9I/+640
メディ「う…うわぁぁああああん!!!」

霊夢「うっさいわねえ…」イラッ

霊夢「あんたはあっちに行ってなさい!」ドガッ

メディ「う!…うぐ…」

早苗「……」ジー

早苗「ちょっとすみません 神奈子様、諏訪子様」

神奈子「んー?」

早苗「私、用事が出来ましたので、少し席を外しますね」

諏訪子「まーいいけど、なるべく早く帰ってきてね」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 02:02:35.05 ID:8C9I/+640
メディ「ふぐっ…スーさん、今日はもう帰ろうか」

メディ「…みんなに驚いてもらえると思って作ってきたんだけどなぁ」

メディ「……失敗、しちゃったなあ」グスッ

早苗「ちょ、ちょっと、待ってください!」ハァハァ

メディ「え?だ、誰?」

早苗「申し遅れました 私は、妖怪の山の神社で巫女兼現人神をやっております、東風谷早苗といいます」

早苗「先ほどの、一部始終は見させて頂きました 全く!霊夢さんときたら、本当に酷い人ですね!魔理沙さんもどっかいっちゃうし!」

メディ「もしかしてあなたも人間?」

早苗「え?ええそうですね そんなことより!そのカレー、私に食べさせてはもらえないでしょうか?」

メディ「え?」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 02:03:21.59 ID:8C9I/+640
早苗「いや、なんというか…お恥ずかしい話、私、外の世界ではカレーが大好物でして」

早苗「幻想郷では滅多に食べる機会がなかったんですよ どうか!お願いします!」

メディ「…」パァァ

メディ「…うん!もちろん!沢山残ってるから全部食べてってよ!」

早苗「アハハ…流石に全部は無理ですけど… じゃ、いただきます」パクッ

早苗「…」モグモグ

早苗「うん、美味しい!お料理上手なんですねメディスンさん!」

メディ「えへへ… あ、おかわりはいるかな?」

早苗「もちのろんです!」

メディ「ふふ…アハハ!」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 02:04:09.96 ID:8C9I/+640
――――――
――――
――
霊夢「ほらー、もっとお酒を持ってきなさいよー」

紫「じゃ、私がお酌してあげましょう」

霊夢「おっとと、ありがと」

紫「それにしても、霊夢ったら、さっきのはちょっと冷たいんじゃないの?」

霊夢「何が?」

紫「ほら、さっきのカレー作ってきてくれた子」

霊夢「ああ、あのヒ素カレー妖怪」

紫「まずはちょっとだけでも食べてあげたら、本当にヒ素が入ってるかも分からないのに」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 02:04:47.73 ID:8C9I/+640
霊夢「ちょっと紫 本当に私があのカレーにヒ素が入ってるか疑っているとでも思っているの?」

紫「まさか」

霊夢「例え、何であろうと妖怪は妖怪 人間を脅かすというその生き方は変わらないし変えられない」

霊夢「魔理沙も大体、警戒心がなさ過ぎるわよ 妖怪がただで物をくれるなんてありえないんだから」

紫「ただより高いものはないですからね でも、私のお酒は飲んでくれるじゃない♪」

霊夢「あんたは、小細工使わなくてもいいタイプだもの」

霊夢「まあ楽しい宴会だから、相手も加減はしてるでしょうね 毒物は入ってなくても、下剤は入ってるんじゃないの?」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 02:05:32.93 ID:8C9I/+640
――――――
――――
――
早苗「お、おげええええぇえぇえ!!!うぶっ おげええ!!」

メディ「アハハハハ!楽しいねスーさん!楽しいね!」

メディ「人間がのたうち回ってるよ!面白いね!!」

早苗「ひ、あ゙なだはっ ぐっ ぼ ぅぼぁぁぁ゙あ゙ああ゙あ!!!!」

メディ「あはは!驚いた?やっと人を驚かせたよ!」

メディ「あの紅白が邪魔した時は、もう駄目かと思ったのに、まさかこのカレーを食べてくれる人がいたなんて」

メディ「ありがとう、巫女のお姉さん 大丈夫、毒じゃないから死にはしないよ?ただ、体中の体から液体が出てくるだけだから!」

早苗「ぶばあぁあ゙あああ゙ああ!!ばああ゙ああ゙゙ああ!!!」ビチッブリブリッブシャー

メディ「アハハ!漏らした!!面白い!楽しい!臭い!面白い!アハハハハ!」

メディ「アハハハハハハ!アハハハハハハ!アハハハハハハ!」

END

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 02:08:48.38 ID:8C9I/+640
じゃ、次の東方キャラ
>>25

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 02:13:06.73 ID:kBuoDt9q0
ルーミア

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 02:29:19.83 ID:8C9I/+640
ルーミア「暇だー」

ミスティア「そうねえ」

リグル「何して遊ぶ?」

ルーミア「人間のお肉でもいただきたいなー」

リグル「遊ぶなのに食うに変換されたわ」

ミスティア「食い意地張ってるってレベルじゃないわねー…それじゃ、これなんてどう?」

ルーミア「なにこの雑誌?」

ミスティア「香霖堂でかっさらった奴」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 02:30:42.32 ID:8C9I/+640
リグル「なになに… 『夏の山遊び大特集!ビリーとずっとキャンプ!』?」

ミスティア「たまには趣向を変えて、キャンプとしゃれ込もうではないかね諸君?」

ルーミア「そーなのかー?」

リグル「えー…いつも、この森で遊んでるし、代わり映えしないんじゃない?」

ミスティア「かといって、妖怪の山に出入りするのもね 私ら、あいつらと面識ないし」

ルーミア「キャンプだキャンプだー」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 02:32:46.38 ID:8C9I/+640
――――――
――――
――
霧の湖

リグル「気分だけでも、と看板作ったよ」 『クリスタルレイクキャンプ場』

ミスティア「ヒュー!いかすじゃない」

ルーミア「チェーンソーで解体なのかー」

ミスティア「じゃ、さっそく始めましょう えーと、何々…まずはテントを張るのが定番だって」

リグル「テントねぇ」

リグル「私たちが男だったら張れるんだけど」

ミスティア「そっちじゃないわね 間違いなく」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 02:34:54.96 ID:8C9I/+640
ルーミア「テントがないなら野宿でいいんじゃない?あっちに横穴が」

リグル「まるで石器時代に戻ったようね」

ミスティア「じゃ、次はご飯の準備ね ルーミアは水を汲んできて、リグルは薪の準備」

ミスティア「私は近くの川でウナギを捕ってくるわ」

ルーミア「人間はー?」

ミスティア「いたら、捕ってくるわよ」

リグル「だいぶ本格的になってきたね」ワクワク

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 02:37:02.96 ID:8C9I/+640
――――――
――――
――
ミスティア「ふー、だいぶ捕れたかも」

にとり「くぉらあああああ!!!」

ミスティア「うっわ!誰!?」

にとり「誰でもねえ!ここで何をしてるんだ!?」

ミスティア「えー…と、ウナギを捕ってるんですが」

にとり「なんでウナギなんて捕ってるんだ!食べるのか!?ウナギは賢い生き物なんだぞ!」

ミスティア「え、ええー…」

にとり「この川は私の縄張り!そう私が守る!リバーシェパードの河城にとりがな!」

にとり「賢いウナギは食べるな!食べるなら、賢くない牛や豚や鶏を食えばいいだろうが!」

ミスティア「え、ええー… ええええー……」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 02:41:28.20 ID:8C9I/+640
ルーミア「どーしたのかー?」チャプチャプ

ミスティア「あ、ルーミア ここで、水を汲んでたの?」

にとり「お前もウナギを食べるのか?」

ルーミア「週に三日は食べるかな」

にとり「ど、ど、ど、ド外道共~~~~~!!!」

ルーミア「なんであの人怒ってるの?」

ミスティア「えーと、賢いウナギを食べるのは許せないって 食べるなら賢くない豚牛鶏を食べろって」

ルーミア「え、じゃああの人は食べていい河童?」

にとり「」

にとり「ちょっと待て!何でそうなるんだよ!?」

ルーミア「え、だって」

ルーミア「ウナギを賢いとか言ってる時点であまり賢くなさそうだし」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 02:44:24.97 ID:8C9I/+640
にとり「う、か、賢いとか賢くないとか!うるさいんだよ!じゃあ、野菜食べろ!」

ミスティア「なんで野菜?」

ルーミア「私はお肉の方が好みかも」

にとり「だって、植物は動物と違って、血を出さないし、叫び声も上げないし、命を奪う感じしないし全体的に罪悪感沸かないだろ!」

ミスティア「う…わっ ルーミア、どう思う?」

ルーミア「え でも、私は動物も命を奪う感じしないから、罪悪感の感じなさは負けず劣らずのどっこいどっこい勝負だよ」

ミス&にと「」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 02:48:15.12 ID:8C9I/+640
――――――
――――
――
リグル「お待たせー そっちはどうだった?」

ミスティア「……まあ、ウナギと」

ルーミア「お肉ー」

リグル「おー、肉だ 人間とでも逢ったの?」

ミスティア「まあ、そんなところね」

ルーミア「あっちで捌いてきたから、すぐに食べれるよ!」

リグル「へぇー…そうなの じゃ、早速食べようか」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 02:49:11.64 ID:8C9I/+640
ミスティア「わ、私はウナギだけでもいいかなー?」

ミスティア「二人とも、それ食べるの?本当に」

ルーミア「え?食べるけど」

リグル「なんか問題あるの?」

ミスティア「かなり妖怪の倫理上の問題が…」

ルーミア「私そんなの気にしないよー」

リグル「うん!この肉は引き締まっててとても美味しいね!」

ミスティア「ヒュー…それまずいでしょ?」

ルーミア「まずくないよ?」

リグル「うん、美味しいよ」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 02:50:12.11 ID:8C9I/+640
――――――
――――
――
リグル「星空がきれいだね」

ルーミア「森の中じゃよく見えないからねー」

ミスティア「最後はキャンプファイヤーと言いたいところだけど」

リグル「そこまでの薪は用意できないよ」

ルーミア「たまには、こういうのもいいかも」

リグル「そうね たまにはね」

ミスティア「たまにでもあれはよくないわ…」

ルーミア「あれはたまたまだから」

リグル「?」

END

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 02:51:12.60 ID:8C9I/+640
まだ需要はあるか >>50

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 02:53:40.53 ID:jrmU88lI0
もこ

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 03:16:45.29 ID:8C9I/+640
慧音「おい、妹紅いるかー?」

妹紅「…いない」

慧音「家にいない奴はいないと言わないぞ!」

妹紅「言うかもしれないだろ この家の中に私がいるかいないかの確率は2分の1」

慧音「シュレティンガーのもこか って、くだらんこと言ってないでほら!昼飯だ!一緒に食べよう!」

妹紅「あ、ああ」

妹紅「…よう」

慧音「やあ じゃ、今日はどこで食べる?家の中か家の外か空の上か水の中か 可能性は無限に広がってるぞ!」

妹紅「水の中は、まあありえないとして… そうだな、たまには一人で食べさせてくれないか?」

慧音「なんでだよ」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 03:20:12.99 ID:8C9I/+640
妹紅「いや、悪いとは思うけど… 毎日毎日昼飯を一緒に食べるのは、そのなんだ、ありがたいっちゃありがたいんだが」

慧音「なんだよ、相変わらずはっきりしないな お茶を濁さずにはっきり言え、はっきり!」

妹紅「うざいから」

慧音「…思いのほかどストレートなんですけど」

慧音「え、なんで?私うざいか?そうでもないんじゃないのか?」

妹紅「いや、うざいは言い過ぎた…ただ、うっとおしいレベルが少し度を越えてる」

慧音「本当にうざいのか?」

妹紅「いや、だから言い過ぎたって」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 03:23:08.86 ID:8C9I/+640
慧音「もしかしたら、お腹が空いてるからイライラしてるってことなのかもしれんぞ」

妹紅「…」

慧音「だとしたら、原因は私にない あるとしたら、お前と言うわけだな まあ、人間そんな日もある」

妹紅「…」

慧音「ただ、そんなことで喧嘩別れをするのはもったいない 人間とは出会いがあるから成長するんだ

慧音「私と妹紅がこうして一つの時間を共にするのも一つの奇跡なんだよ」

慧音「人と人とが出会い、支えあう そこにうっとおしいという負の感情だのは野暮だと思わないか?」

妹紅「もぉぉおお!!!そこおぉぉぉぉお!!」

慧音「どこだ?」

妹紅「そこだろ、もう!今わかった!慧音、大分うっとおしい!」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 03:26:47.90 ID:8C9I/+640
慧音「そ、そうか?私は普通に接しているつもりなんだが」

慧音「あ、普通にというのはだな 妹紅が不死者だからって決して遠慮してるわけではないんだ」

慧音「ただ、普通に普通にと考えて行動してるから、もしかしたら変わった行動もとっていたのかもしれん」

慧音「だけど、私は妹紅と昼飯を食べるのはとても楽しいし、幸せな時間だし、そこに不満なんてない」

慧音「もし、妹紅に不満があるのだとしたら、お互い腹を割って話そうじゃないか」

妹紅「だから、それだよ!その、ガチガチの正論アーマーを装備して、私に接するのやめろ!」

慧音「正論アーマーってなんだよ、おかしな奴だな妹紅は まあ、どうしても、言いたくなければ後でいいか」

慧音「さあ、一緒に食べよう」

妹紅「だから、今日は一人で食べたいって…」

慧音「妹紅」

妹紅「?」

慧音「便所飯は人間のクズだ」

妹紅「」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 03:30:03.24 ID:8C9I/+640
――――――
――――
――
慧音「いや、美味しい!やっぱ家の外で食べると、別格だな!」

妹紅「…モグモグ」ムスッ

慧音「そうふてるな、妹紅 私はお前が心配なんだよ そのタコさんウインナーもらうぞ」

妹紅「心配してる相手の飯のおかずをもらうなよ!…まあ、心配してくれてるのはわかるし、感謝もしてるよ」

慧音「無理はよくないぞ 不死者は色々大変だろ やっぱ不死になるとそういう苦労とかが多いのか?」

慧音「それとも、不死者になると、なんらかの心の代償が必要となるわけなのか?あと、不死者になったメリットも聞かせて欲しいな」

妹紅「いや私は、無理をしてるわけじゃなくて、本当に昔から一人でいることのほうが好きなんだ」

妹紅「慧音は、大事な友達だけど、たまには一人の時間が欲しい そういう時だって、慧音にもあるだろ?」

慧音「ないぞ」

妹紅「!?」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 03:34:38.31 ID:8C9I/+640
慧音「私は、いつでも誰かがそばにいないと嫌だな 妹紅もそうだろ いや、そうなはずだ」

慧音「一人でいたいってのも、勝手な思い込みだろう 安心しろ、皆はちゃんとお前の友達だ」

妹紅「いや、だから」

慧音「妹紅」

妹紅「?」

慧音「ぼっちは精神障害者だ」

妹紅「」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 03:38:45.12 ID:8C9I/+640
慧音「慧音先生は、お前が障害者じゃないことをちゃんとわかってるぞ なに、無理に強がるな」ニコニコ

妹紅「…そう」

慧音「ん?どうした?」

妹紅「いや、もういいかなと思ってさ」

妹紅「そろそろ回りくどいやり取りはやめにしないか?」

慧音「回りくどいってお前」

妹紅「確かに、慧音のことは親友だと『思っていた』よ」

妹紅「だから、私の悩みも打ち明けたんだ 私が不死者であるってこと」

慧音「ああ そうだったな 丁度一ヶ月くらい前だな」

妹紅「その一ヶ月前からだな 毎日昼飯を食べ始めたのは」

慧音「そ、そうかぁ そうだったかな いや、そうじゃないかもしれないぞ」

妹紅「いや、そうだよ」

慧音「そ、そう」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 03:42:07.09 ID:8C9I/+640
妹紅「初めの一週間は私を本気で気にかけてくれてるのかなと思ったんだけど」

妹紅「だんだん様子がおかしいって気づいたんだ」

妹紅「昼飯での話す内容は、不死についての話ばかりじゃないか!」

慧音「そ、そんなことはないぞ!妹紅!さっきもタコさんウインナーの話をしたじゃないか!」

妹紅「それ以外は不死だのなんだのメリットだのどーだのって話だっただろ!」

妹紅「なあ…私の不死に関する情報を聞き出して、どうするつもりなんだよ…?」

慧音「…」

妹紅「まさかとは思うけど…慧音」

妹紅「不死者になりたいとか思ってたりしないよな?」

慧音「…」ニコ

慧音「君みたいな勘のいい便所飯ぼっちは嫌いだよ」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 03:45:30.38 ID:8C9I/+640
妹紅「慧音、お前」

慧音「だって、死なないってあこがれるだろうが!うらやましいんだよ、ふざけんな!」

慧音「散々、お悩み相談してやったんだから、ケチケチしないで教えろよ!」

慧音「毎日、昼飯誘ってやってるのにその気も見せんし、奥手の●●かおめーは!」

妹紅「勘違いしてるようだから、言うけど、不死者になっても」

慧音「いいことないっつーんだろ!?あるんだよ!あーりーまーすー!!死なないってだけで、最高のメリットじゃないか!」

慧音「大体、話を聞いてやったら、妹紅は成り行きに任せて不死者になったんだろうが!計画性が足りないんだよ!」

妹紅「う、うるさい…うっとおしい」

慧音「人生設計ってのは簡単じゃないんだ!土台が崩れりゃ、そりゃ駄目だろう!」

慧音「私は、そんなミスは犯さないね!経験者の言う事を聞いてから計画的に設計するんだ!」

慧音「計画的に設計!建築!不死者人生は最高の大豪邸!妹紅の欠陥住宅をちゃんと参考にするんだから!」

妹紅「うっとおしい…うっとおしい…!」

慧音「だから、これからも、な?毎日一緒に昼飯を食べよう?ほら、妹紅は鮭のおにぎりが好きだったよな?」

慧音「その見返りと言っては何だが、今不死の薬を手に入れられる場所はどこにあるかわからないかな?いや、わからなくてもいいかr」

妹紅「うっとおしいんだよぉぉおお!」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 03:47:18.83 ID:8C9I/+640
――――――
――――
――
それからのことはよく覚えている。

生に執着した人間がまた一人燃えた。それだけのことだ。

と言っても、少し火傷する程度に燃やしただけだ。威嚇には十分な効果なので、彼女は怖がってもうここには立ち入らないだろう。

不死者になってから、この手の人間には絡まれたが、仕方のないことだ。

彼女はもうここには来ないのでまた私は一人。

だけどそれで困るわけでもない。何故なら。

私は一人が好きなのだから。





慧音「おい妹紅!寂しいだろ?一緒に昼飯を食べよう!!」ホータイグルグル

妹紅「懲りないなお前!!懲りろよ!」

慧音「懲りない!」

END

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 03:55:09.77 ID:8C9I/+640
もう少し羽目を外しても許されそうな気がしてきた
>>83

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 03:58:15.88 ID:jrmU88lI0
てゐ

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 04:21:30.13 ID:8C9I/+640
永琳「最近、外での売り上げが落ちてるのよね」

鈴仙「はあ」

永琳「うどんげ、真面目にやってるの?」

鈴仙「いや、真面目にやってますよ!…ただ、営業って真面目にやればやるほど売れない感じが」

鈴仙「それに…こういうのもなんですが、私人見知りだし」

永琳「おまけにグズでノロマ」

輝夜「注意力は散漫で人の話をよく聞かない」

てゐ「ドジでマヌケのとーへんぼく」

輝夜「あと、怖がりってのもあるよね」

鈴仙「なんで、私の悪口大会みたいになってるんですか!?」

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 04:24:52.12 ID:8C9I/+640
てゐ「なんにしても商売下手なのは確かだよ 致命的にねぇ」

鈴仙「ぐぬぬ…」

永琳「まあ、しょうがないから、ちょっとローテーションをしてみましょうか 今日から、てゐが外商売のリーダーということで」

鈴仙「え、えええ!?師匠、それはいくらなんでも辞めた方が!」

鈴仙「こいつのことだから、どうせガマの油を水増ししたり、風邪薬の中身を半分にしたり、値段を無意味に吹っかけたりするに決まってますよ!」

てゐ「酷い言われようだね そして、同時に凄い観察眼だ」

輝夜「うーん でも、たまには役割を変えたほうが新鮮でいいかもね」

永琳「そうですよね姫様 新鮮なのはいいことですよね」

てゐ「うん、新鮮なのは悪くないですよ 刺身だって野菜だって新鮮なのが一番ですから」

永琳「旬の食べ物も新鮮だしね」

鈴仙「なんで、今度は新鮮大会になってるんですか!?」

90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 04:28:51.37 ID:8C9I/+640
鈴仙「はあ…わかりましたそれでいいですよ!行くわよてゐ!」

てゐ「なーに、言ってんの鈴仙 今、あんたは私の指揮下に入ってるんだから、私のことはリーダーと呼びなさいリーダーと」

鈴仙「ぐ…リーダー、人里へ行きましょう」

てゐ「よろしい、鈴仙君 薬箱に薬をつめたら、人里広場へ出発 40秒で支度しな」

鈴仙「この…」

てゐ「悪いけど、私を恨むのはお門違いってもんですぜ旦那 全ては自分の不甲斐なさが招いた種」

てゐ「なに、安心しなさい 私にかかれば、薬なんてすぐに売りさばいてみせるよ」

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 04:31:38.88 ID:8C9I/+640
――――――
――――
――
てゐ「さて、グズでノロマの鈴仙には早速お仕事を頼みたいんだけど」

鈴仙「…サー 何をすればいいんですかリーダー」

てゐ「簡単に言えば、サクラになってもらうよ 客引きってのも重要だからねえ」

鈴仙「サクラ、かあ」

てゐ「不満そうだね」

鈴仙「だって、それってお客の振りして他のお客さんを騙すんでしょ?なんか後味悪いって言うか、気が引けるんだけど」

てゐ「騙すだなんて、そんな刺激的な言葉を使いなさんな!」

てゐ「あんたの仕事は、買うかどうか迷ってるお客様にそっと天使の一押しをしてあげるとても立派で誠実なお仕事ですよ」

鈴仙「押す場所は崖っぷちだけど」

てゐ「もー、あー言えばこう言う いいから、さっさと客の振りをしてよ ほら始めるよ」

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 04:35:26.13 ID:8C9I/+640
てゐ「へいよってらっしゃい、見てらっしゃい!」

てゐ「永遠亭の薬だよ!まず取り出したるは、このガマの油、火傷打ち身切り傷擦り傷なんでもござれ」

鈴仙「わ、わー すごーい」

てゐ「すごいよね、お嬢さん? でも、治すのは人の体だけじゃあない!」

鈴仙「え?」

てゐ「破れた障子に塗れば、すぐに直る!かもしれない!」頑固なお皿の汚れに塗ればすぐに落ちて、食べられるから子供のおやつにもなる!ような!」

鈴仙「ちょ、ちょっと待った!」

てゐ「はいはい、なんすかお嬢さん」

鈴仙「なによそれ、汚れを落とすだの子供のおやつになるだのって!」

てゐ「少しばかり誇張してるだけでしょうが それに、かもとかようなとか言ってるから大丈夫」

鈴仙「真に受けて食べてお腹壊す人がいたらどうするのよ!?」

てゐ「胃腸薬を売ってあげればいいと思うよ」

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 04:39:50.89 ID:8C9I/+640
慧音「あいててて…くそ妹紅のケチンボめが…ちょっとくらい教えてくれてもいいじゃないか」

慧音「ん?あ、あそこにいるのは薬屋か」

慧音「ふん、少し拝見させていただこう」

てゐ「あいよ、いらっしゃい!お客さん、大分怪我してるね!」

慧音「ああ、友人と些細な喧嘩でな 火傷に効くのかなこれは」

てゐ「ええ、効きますよ うちの店は誠実さと商品の出来のよさにかけては折り紙付きですからね」

鈴仙「折り紙と言うよりも札よね 札付き」

てゐ「はい、うるさいねそこぉー!」

慧音「ふむ、じゃあ一個ほど買っておこうか」

てゐ「ちょっと待ったお客さん!まとめて買ってみませんか?」

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 04:45:41.02 ID:8C9I/+640
慧音「まとめて?なんでそんな必要がある?」

てゐ「へへ、私の店はお客様第一に考えております ただ、買ったんじゃお客様は代金をお支払うだけでこれは損ですよね」

てゐ「ですから、お客様も儲けないといけません 今なら安く売っておきますから、ご友人や知り合いの方々に売ってあげれば、さらにあなたが儲かりますよ」

慧音「なるほど!いや、これは盲点だった!目から鱗が落ちたよ 確かにこのシステムは儲かる」

鈴仙「儲からないですよ!てゐやめなさい!」

てゐ「やめなさいって何が?理論上は儲かるお話だよ?」

慧音「うむ、これは理論上は儲かるお話だ」

鈴仙「理論上はそうですけど、現実は誰も買ってくれなくててんてこ舞いする羽目になります!これはネズミ商法ですよ!」

慧音「?何言ってんだ?お前らはウサギだろうが ネズミと言ったら、ナズーリンだろ」

てゐ「そうだよ鈴仙 私たちはウサギ どこがネズミなのさ」

慧音「ああ 馬鹿か?」

鈴仙「」

96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 04:51:18.18 ID:8C9I/+640
てゐ「これでガマの油は完売したね」

鈴仙「あああ…いいのかなあれで」

てゐ「もちろんあっちはよくない でも、こっちはいい 次は風邪薬を売ろうじゃないの」

鈴仙「あんたって子は…」

てゐ「はい、次取り出したるは風邪薬!発汗、鎮熱、胃腸の調子もよくしてくれます!」

鈴仙「わ、わー いいねー」

てゐ「いいねーなんてどういう褒め方だよ ボキャブラリー少ないな」

鈴仙「だって、私アドリブ弱いんだから仕方ないでしょ!」

てゐ「そう!アドリブに弱いあなたこそ、この風邪薬!頭の回転を早くしてくれる作用も含まれています!」

鈴仙「ちょっと、やめて!どれが本当の効能なのか訳がわからなくなる!」

早苗「くださいな」

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 04:55:16.53 ID:8C9I/+640
早苗「ああ…あなた方…いや、貴様らも妖怪ですか」

てゐ「お客さん、大分顔がやつれてますね!」

早苗「ええ、先日酷い目にあいましてね なんというか、妖怪のあなた方を大変酷いめに合わせてやりたいですよ」ズゴゴゴ

鈴仙「ひ、ひぃぃ」

てゐ「酷い目っておい!それは勘弁して欲しいなぁー この風邪薬半額でいいから買っていってよ!」

鈴仙「ちょっと、値段を勝手に!」

早苗「泣いたり笑ったり出来ない様にしてやろうかと思いましたが、まあ半額なら…」

てゐ「毎度どうもね!そのうちいいことあるよ、お客さん!」


鈴仙「少し見直したわてゐ まさか、あなたが値引きするなんて」

てゐ「あのままだったら、私たちデス・バイ・ハンキングにされてたからね まあいいよ 薬の方は2倍の価格に設定してたし」

鈴仙「…えーと、つまり」

てゐ「2倍の半額 元の値段で買ったってこと」

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 04:59:16.60 ID:8C9I/+640

てゐ「さて、あらかた片付いたけど、まだ残ってるね」

鈴仙「最後に残ったのはこれね これは何なの?」

てゐ「んー ヤツメウナギのエキスにマグロの目玉を煮込んだDHA?って奴」

鈴仙「ああ、頭の具合をよくしてくれる奴ね」

てゐ「とりあえず、アドリブの弱さを補うために飲んでおいてよ」

鈴仙「…」イラッ

にとり「…薬屋かい」

てゐ「おや、お客さん!あんたで最後の店じまいだよ、いらっしゃい!」

てゐ「あれ?右腕の方どったの?なんかマジックハンドだけど 寝ぼけて川にでも落としちゃった?」

鈴仙「ちょっと、そんな失礼なこと…」

てゐ「お客さんの心をひきつける高度なテクニックだよ 黙ってて」

にとり「う…あああ…ひぃぃ、仮面!仮面の女が!チェーンソーで!ひぃぃぃい!」

鈴仙「…」

てゐ「裏目に出たわ」

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 05:03:05.35 ID:8C9I/+640
てゐ「そんな怯えないで!そんな精神薄弱の君にはこれ!永遠亭印の頭のよくなる薬!」

にとり「頭の…よくなる…?」

てゐ「そう!精神薄弱なら、頭をよくしよう!生き物は大抵、頭がよければなんとかなる!」

鈴仙「ああ…それには大いに同意だわ」

にとり「つまり、賢くなるってことなのか?ウナギよりも!?」

てゐ「そうだね ウナギよりは確実に頭がよくなるね!」

にとり「買った!賢くなれば、私はもう誰にも食べられない…フフフ フヒー!」

てゐ「毎度どうも!」


てゐ「あいつ相当頭にきてたな」

101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 05:08:49.60 ID:8C9I/+640
――――――
――――
――
永琳「薬が全部売れたって?すごいじゃない」

てゐ「まー、私にかかれば、こんなもんです」

鈴仙「…」

てゐ「と、言いたい所なんですが、今回は鈴仙が手伝ってくれたおかげでの方が大きい感じですね」

鈴仙「…!?」

てゐ「結構、フォローしてくれたし、まー私も丁度いい暇つぶしにはなりましたが、今後は鈴仙一人でも問題ないでしょう」

鈴仙「てゐ…あんた」

てゐ「お礼とかはいらんよ ただ、世の中を生き抜くテクニックは学べたはずなんじゃないの?それならもう一人でやれるよね」

鈴仙「ええ 確かに、今日は色々大事なことを…学んだような…いや、やっぱ学んでない」

102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/28(火) 05:13:19.32 ID:8C9I/+640
てゐ「それじゃ、私はもう薬売りの仕事から抜けたから、今後は全部鈴仙の仕事だよね」

鈴仙「?ええ」

慧音「おい!こら!この詐欺ウサギ共!よくも私を騙してくれたな!全然売れないじゃないか畜生!泣いたり笑ったり出来ないようにしてやる!」

鈴仙「え?ええ!?」

てゐ「あー、お客さん 今、外の薬売りに関しての全責任者はこいつです こいつが全部責任とってくれます」

鈴仙「」

慧音「ほーう、お前が全部責任を取ってくれるのか… なら、早速人里までついて来てもらおうか」

鈴仙「ちょっと待ってくださ…」

慧音「問答無用!東方  同人誌に出てくるみたいに人里の公衆便所になってもらうからな!覚悟しとけ!」

鈴仙「ひ、ひいいい!!」

てゐ「今度こそ学べましたね これが世の中を生き抜くテクニックです 鈴仙はイき抜くテクニックを覚えてきてください」

END

引用元: メディスン「みんなにカレーをご馳走するよ!」霊夢「おい」