1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 23:44:32.15 ID:D+KbB9800
カイジ「まず廃部になった茶道部の部室を使ってるのが怪しいっ…!」

カイジ「俺には見え見えっ…!ごらく部とやらの思惑がっ…!」

カイジ「恐らくごらく部とは名ばかりの裏カジノっ…!」

カイジ「行くしかねぇっ…!」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 23:47:08.52 ID:D+KbB9800
カイジ「……っ!」ガラッ

京子「おーっ!来た来たって…誰だ?」

カイジ「い、伊藤カイジだっ…!」

カイジ(まずは名前を言わせて会員証でも作るのか…?)

京子「カイジくんかー、ていうかウチの学校に男居たっけ?」

カイジ「女限定なのかっ!?」

カイジ(レディースカジノかっ…!?聞いてねぇぞっ…!そんなことっ…!)

京子「別に入ってくれるなら誰でもいいぜー!」

カイジ(搾り取れるなら男女関係ねぇのかっ…!下衆の極みっ…!)

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 23:54:03.14 ID:D+KbB9800
カイジ(だがっ…!こんな幼い女子中学生に受付をさせるなんてっ…!)

カイジ(帝愛の奴等っ…!)

京子「他のみんなまだだから適当に寛いでていいぜー」

京子「にしても遅いなー」

カイジ(みんな…?)

カイジ(っ…!黒服の奴らかっ…!)

カイジ(通りで警備が遅いと思ったぜっ…!)

カイジ(だがこのカジノっ…!磁気チェックもないっ…!)

カイジ(イカサマし放題っ…!)

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/11(月) 23:58:59.59 ID:D+KbB9800
カイジ(だが油断はできねぇっ…!)

カイジ(イカサマ対策はしているはずっ…!)

ガラッ

結衣「疲れたー」

あかり「あかり参上だよぉ」

ちなつ「結衣先輩ー!」

京子「おー、来た来た!」

結衣「あれ?そっちの人は?」

京子「いやー、今日からここに入りたいらしいから入部させた」

あかり「よろしくねぇ!お名前はなんていうの?」

カイジ「伊藤カイジだ…」

カイジ(黒服の奴等だっ…!)

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 00:02:54.90 ID:cMP+AmcF0
あかり「カイジくんよろしくねぇ!」

カイジ「あ、あぁ」

カイジ(このお団子は優しい黒服っ…!)

結衣「私もよろしく、船見結衣です」

カイジ「あぁ」

カイジ(黒髪も優しい黒服だな…)

ちなつ「よろしくお願いします!」

カイジ(うっ!こいつだけ周りの人間と違うっ…!)

カイジ(なんだこの感覚っ…!)

カイジ(妙な威圧感というか…オーラが違うっ…!)

カイジ(自分の為なら他人を食うっ…!蛇っ…!)

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 00:09:38.87 ID:cMP+AmcF0
カイジ(兵藤や利根川と同じっ…!とんでもない蛇っ…!)

ちなつ「どうしたの?」

カイジ「あ、あぁよろしく」

京子「よーし!今日からごらく部は5人だぞ!」

あかり「わぁい!あかり嬉しいよぉ!」

カイジ(あくまで部活という名目で通すっ…!)

カイジ(こいつらプロだぜっ…!)

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 00:16:13.43 ID:cMP+AmcF0
京子「よーし!侵入部員歓迎会するぞー!」

結衣「でも準備も何もないよ」

京子「大丈夫!こんな時の話題BOX!」

ちなつ「またそれですか…」

結衣「飽きないな…お前も」

京子「ふっふーん♪」

カイジ(なんだ…?箱か…?)

カイジ(まさかっ…!指詰BOXっ…!)

カイジ(歓迎会で指持っていくのかよっ…!このカジノはっ…!)

カイジ(嫌だっ…!)

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 00:20:44.58 ID:cMP+AmcF0
京子「じゃあカイジくんからねー」スッ

カイジ(うぅ…怖いっ…!嫌だっ…!)

カイジ(俺は確かに…借金はあるがっ…!指を詰めるほど借金はしてないっ…!)

京子(なに引くかなー)ワクワク

あかり(ドキドキするよぉ)ワクワク

カイジ(くそっ…!こいつら全員俺の方を見ながら期待してやがるっ…!)

カイジ(そんなに見てぇかよっ…!人が苦しむ姿っ…!)

カイジ(外道っ…!だがっ…!やってやるっ…!)

カイジ(こいつらに俺がヘタレじゃねぇとこ見せてやるっ…!)

カイジっ…!遂にBOXに手を伸ばすっ…!

見守る4人っ…!カイジっ…!BOXに手を入れたぁっ…!

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 00:27:09.92 ID:cMP+AmcF0
カイジ「ーーーーっ!!」カサッ

がっ!何も起きないっ…!

カイジっ…!圧倒的安堵っ…!

カイジ「は、はぁぁぁあっ…!」フニァァア

カイジ(これならイケるっ…!紙を取り出すだけっ…!)

カイジ(当たりの紙を取り出せばいいっ…!)

カイジ(紙よっ…!俺を祝福しろぉっ…!)バッ

4人「(期待)」

カイジ「……っ!」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 00:42:10.64 ID:cMP+AmcF0
京子「で!なんて書いてある!?」

カイジ「えーっと…『痛かった思い出』…?」

京子「じゃあそれに関する話どーぞ!」

カイジ「はぁっ…?」

カイジ(今のは賭博じゃなかったのか…?)

カイジ(普通に語ればいいだけっ…!)

カイジ「え、えーっとあれは俺が沼に挑んだ時だっ…!」

カイジ「一条とかいう裏カジノオーナーがいたんだっ…!」

カイジ「卑劣っ…!思い出しても腹が立つっ…!」

カイジ「そいつに爪の間に針を入れられたっ…!」

4人「……」ガタガタ

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 00:49:37.30 ID:cMP+AmcF0
カイジ「お前らは知ってるかしらねぇがっ…!」

カイジ「筒状の金属を指にはめて…」

カイジ「上にあるネジを回すんだっ…」

カイジ「そしたら徐々に爪の中にグリグリと入り込んできやがるっ…!」

カイジ「激痛っ…!耐え難いっ…!」

京子「あっー!はいはい!ストップ!」

結衣「……」

ちなつ「それでどうなったんですか!!」ワクワク

あかり「」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 01:03:30.13 ID:cMP+AmcF0
カイジ「ていうかっ…!いつになったら賭けが始まるんだっ…!?」

京子「え?うちは本当にごらく部だぞ?」



終わり

引用元: カイジ「ごらく部…?匂うっ…!金の匂いっ…!」