7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 11:55:24.30 ID:XqF9w9Gt0
ぎゅっ

上条「さあさあ、そんなこと言わずに口と口を合わせるだけではありませんか~」ンー

黒子「嫌っ!!嫌っ!!嫌っ!!嫌あああああ!!!」

上条「嫌よといいながら期待してますね、体温が上がるのを感じます」ンー

御坂「何やっとんじゃごらあああああ!!!!」ビリビリビリビリ

上条「とうっ!」パキーン

黒子「今ですわっ!!」ヒュンッ

上条「ああっ!俺のお嬢さんが!!」

御坂「なぁ~~にが俺のお嬢さんよぉ・・・」イライラ

海原「おはようございます御坂さん。今日もお美しいですね」ニコ

御坂「あ、どーも」

上条「くそっ、美琴が邪魔しなきゃメアドゲットすら夢じゃなかったというのに」ギリギリ


俺の中じゃこんなイメージ

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 13:02:05.41 ID:XqF9w9Gt0
上条「だがあの制服は常盤台のもの、この辺を歩いているということはあっちの寮に住んでるってわけだ」

上条「ふっふっふ、必ずアタックしてやるぜ」

海原「御坂さん、今夜フレンチなどご一緒にどうでしょうか?」

御坂「え?当麻と一緒ならいいけど」

海原「いけません、こんな野蛮人を連れていったらお店に迷惑がかかります」

上条「と、いうことはその店にはかわいい女の子がいっぱい働いているんだな?」

海原「ほら、こんな感じですから」

御坂「じゃあやめとく、今夜は私のスペシャルディナーで当麻を喜ばせてあげるんだから!」

海原「では自分もそちらにご相伴を預かりにいってもよろしいですか?」

御坂「えー」

上条「おう、来い来い、美琴の料理全部お前に食わせてやる」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 13:08:04.83 ID:XqF9w9Gt0
御坂「むかっ!何よその態度!」

上条「お前の料理は俺の口には合わん」

御坂「なんですってえ」ギリギリ

海原「御坂さん、こんな男ほっといて自分と二人っきりのディナーを楽しみましょう」ポン

上条(美琴の激辛料理食って舌破壊されちまえ)

御坂「絶対に食べてもらうんだからね!」

上条「やだよーん、遅刻する前に俺はもう行っちゃうからなー」タタッ

御坂「こらーー!!まちなさーーい!!」タタッ

海原「よし、今日は特別に仕立てたスーツに花束を持って伺うとしましょう」キラッ

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 13:10:56.97 ID:XqF9w9Gt0
校門前

黄泉川「おはよーう」

青ピ「おはようございまーす」

姫神「おはようございます」

黄泉川「ん、今日もいい天気だな」

だきっ!

黄泉川「ひっ!」ゾワッ

上条「よみかわせんせーおはよーございまーす」スリスリ

黄泉川「お、おおおおおおお前えええ!!!」

上条「先生、今日もほんのりお酒のにおいが大人っぽくそしてセクシーですね」キリッ

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 13:15:05.48 ID:XqF9w9Gt0
黄泉川「またお前か上条!!」

上条「ええ、今日も先生のセクシーボディに顔をうずめるためにこうして参上した次第です」

黄泉川「ええいうっとおしい!いい加減離れろ!!」

上条「嫌です!俺はもう先生から離れては生きていけないんです!!」

黄泉川「こんの・・・セクハラ悪ガキがああ!!」

どっかーーーーーん

上条「うわー!」

ひゅーーーーーーん

黄泉川「はぁっ、はぁっ、朝から疲れさせてくれるじゃんよ」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 13:21:51.06 ID:XqF9w9Gt0
御坂「おはよーございまーす」

黄泉川「ああ、おはようじゃん」

御坂「あれ、何か疲れてるみたいですけどまた二日酔いですか?」

黄泉川「二日酔いになるほど夕べは飲んでないじゃんよ」

御坂「でもお酒くさい」クンクン

黄泉川「ああ、そりゃ目覚めに飲んだ八海山じゃん」

御坂「だめな大人の見本って感じ」

削板「よいのですか校長先生、飲酒をした教師が校門の前に立つなど」

アレイスター「元気があってよろしい」

削板「は?」

海原「おはようございます黄泉川先生、今日もお美しいですね」ギュッ

黄泉川「こら、手を握るな」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 13:30:35.42 ID:XqF9w9Gt0
海原「この寒空の中早朝から校門の前に立って登校する生徒を見守る先生の苦労を考えると自分は心が痛むのです」サスリサスリ

黄泉川「どうどうと人の手をさすらないでもらおうか」

上条「そうだ海原!俺の黄泉川先生だぞ!」

黄泉川「誰がお前のだ」

御坂「ちょっと当麻!こんな年増にでれでれしてんじゃないわよ!」

黄泉川「誰が年増だだぁれが」

海原「先生、自分は歳の差なんて気にしませんから」

黄泉川「お前の意見なんて聞いてないじゃん」

上条「そうだぞ海原、黄泉川先生はお前なんて眼中にねーんだぞ。あっちいけ」シッシッ

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 13:39:38.94 ID:XqF9w9Gt0
黄泉川「ってお前はいつの間に戻ってきたじゃんよ」

上条「嫌ですね先生、先生の照れ隠しなんかで先生の前からいなくなったらそれは恋人とは言えないじゃないですか」

御坂「当麻には私がいるでしょ!!」

上条「すまない美琴、俺は今黄泉川先生との愛で忙しいんだ、このかばんを持って先に教室へ行っててくれ」

御坂「こんのぉぉ」イライラ

海原「御坂さん、ご安心ください、自分なら御坂さんも黄泉川先生も平等に愛してみせますから」

黄泉川「お前らの愛などいらんわ!私には一方通行がいる」

上条「あんなヒョロモヤシの何がいいんだか」

黄泉川「お前らなど比べ物にならんわ」」

海原「自分のトラウィスカルパンテクウトリの槍の前にひれ伏す姿が用意に想像できるのですがね」チャキ

削板「こらそこ!危険物を堂々と校内に持ち込むな!」

アレイスター「元気があってよろしい」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 13:43:36.92 ID:XqF9w9Gt0
削板「いや、校長」アレイスター「まあまあ」

ドンッ チャプンッ

削板「こ、校長、それは一体」

アレイスター「見てわからないのですか?ちゃぶ台と日本酒です」

削板「いや、それはわかるのですが」

アレイスター「削板先生は日本酒はだめでしたかな?」

削板「いえ、いけますが」

アレイスター「では枝豆と冷奴でやりますか」トクトク

削板「あの、校長」

アレイスター「ささ、まずは一献」

削板「あ、いただきます ん」ゴクゴク

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 13:55:15.71 ID:XqF9w9Gt0
アックア「ぷはっ」

アレイスター「いい飲みっぷりですな。もう一献」トクトク

アックア「ややっ!これはこれは」

アレイスター「ささ、ぐぐっと」

アックア「失礼します ん」ゴクゴク

アレイスター「ほう、お強いですな」

アックア「ぷはっ」

アレイスター「枝豆もどうぞ」

アックア「いただきます」もぐもぐ

アレイスター「青春、それは破壊の衝動との戦い。先生にも覚えがあるのではありませんかな?」

アックア「破壊、ですか?」


手間なので皆様の脳内で
>>36 >>42 >>45 の削板をアックアに置き換えてください。お願いします

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 13:59:56.10 ID:XqF9w9Gt0
アレイスター「無理やり枠にはめられ息苦しく肩身の狭い思いをさせられ」

アックア「なるほど、言われてみればそうですな」

アレイスター「あの子たちを見ているとそれを思い出すのです」

アックア「わかるのである。私も若い頃は」

アレイスター「先生、御覧なさい、まるで殻を破って外に出ようとしている雛ではありませんか」


御坂「いい加減にしろおおおお!!!」ビリビリビリ

上条「おっとあぶねえ!」ヒョイッ

ドカアアアアアン!!!!

海原「御坂さん!加勢せいます!!」キラッ

上条「とりゃっ!」ヒョイ

グッシャアアッ!!


アックア「・・・・」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 14:06:31.34 ID:XqF9w9Gt0
どかーん! ばっきーん!

アレイスター「どうです。青春でしょう?」

アックア「明らかに違うと思うのですが」

アレイスター「ほう、どう違うと?」

アックア「少なくとも校門を破壊するなどということは」

アレイスター「よいではありませんか、破壊から創造は生まれるのです」

アックア「しかし校内の設備を破壊することはルールを破ることに」アレイスター「アックア先生」

アックア「はい」

アレイスター「あなたは勤務時間にお酒を飲みましたな?」

アックア「ぶふっ!」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 14:11:28.93 ID:XqF9w9Gt0
アレイスター「あなたは自分でルールを破っておきながらそれを生徒に強いるのですかな?」

アックア「勧めたのは校長先生である!」

アレイスター「ではアックア先生は生徒に勧められれば酒を飲んでもよいと教えるのですかな?」

アックア「うぐっ」

アレイスター「先生、何事もとらわれてはならんのです」

アックア「し、しかし・・・」

上条「枝豆うまいなこれ」モグモグ

海原「朝から冷奴というのも乙なものですね」モグモグ

御坂「こんなところにするめまであるわ」モグモグ

黄泉川「まったくお前らは毎朝毎朝」ゴクゴク

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 14:19:34.90 ID:XqF9w9Gt0
アックア「食うな!!」

上条「何をそんなにでかい声をあげとるか」モグモグ

海原「このような所にちゃぶ台を置いて酒盛りをしているくせに何を言うのですかね」モグモグ

御坂「このするめ硬いいぃ」モグモグ

黄泉川「悪くない酒じゃんよ」ゴクゴク

アックア「そして黄泉川先生も飲まないでいただきたい!」

黄泉川「私の前に酒を置くのが悪いじゃん」ゴクゴク

アックア「今は勤務中である!」

黄泉川「ここは校門の外じゃん、学校の敷地の外なら問題ないじゃんよ」

アックア「え?」

黄泉川「だからアックア先生も飲むじゃん」トクトク

アックア「は、はあこりゃどうも」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 14:24:18.62 ID:XqF9w9Gt0
キーンコーンカーンコーン

アレイスター「おや、朝のHRが始まる時間ですな。教室へ入りましょう」

上条「うむ、善良な生徒は遅刻などせんからな」

海原「では、行きましょうか御坂さん」

御坂「一時間目何だったけ?」

黄泉川「ほらアックア先生、さっさと片付けるじゃん」

アックア「は、はあんぐっ」ゴクゴク

アレイスター「おや、アックア先生」

アックア「ぷはっ はい?」

アレイスター「先生の左足が学校の敷地に入っていますな」

アックア「ぬ?」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 14:29:40.96 ID:XqF9w9Gt0
上条「あ、本当だ」

御坂「不良教師ね」」

海原「これで普段われわれを取り締まっているかと思うと」

黄泉川「やっちまったじゃん」

アックア「いや、そもそも私は飲まされた側であって!」アレイスター「アックア先生」

アックア「はい」

アレイスター「罰としてここの後片付けを命じます。よろしいですね?」

アックア「へ?」

上条「がんばれ!」

御坂「応援してるわー」

海原「きれいにしてくださいね」

アックア「・・・理不尽である」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 14:35:43.66 ID:XqF9w9Gt0
黒子「先生、今日からよろしくおねがいしますわ」ペコ

小萌「そうかしこまらなくてもいいのですよー、ここはお嬢様学校ではないのですから」

黒子「そうは言っても習慣になってしまいましたから中々難しいものがありますわね」

小萌「ま、そのうち慣れてくれると思いますから」

黒子「先生のクラスはどのような雰囲気のクラスですの?」

小萌「う~~~、なんといいますか・・・」

黒子「?」

小萌「ちょ~~っと個性的なクラスなのですよねぇ~~」ハハハ

黒子「はぁ」

黒子(ですがいくらなんでも今朝のような野蛮人と同じクラスにはならないはずですわ)

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 14:41:08.53 ID:XqF9w9Gt0
上条「いやー、朝からするめってのも悪くないな」モグモグ

御坂「あごが疲れてくるわ」モグモグ

海原「温めればいくらかやわらかくなるのですけどね」モグモグ

吹寄「教室で堂々とするめを噛むんじゃないわよ」

上条「わかってないな吹寄は。朝校門の前で酒盛りが行われてたんだぞ?普通するめくらい食うだろ」モグモグ

吹寄「ごめん、貴様の常識でものを語るのをやめてくれる?」

海原「するめにはそれだけの魔力があるということですよ吹寄さん」ニコ

吹寄「にこやかに言われても納得できないっての」

御坂「ごちゃごちゃ言ってるけど結局食べたいんでしょ?はい」

吹寄「いらないわよっ!」

上条「こらこら吹寄、怒ってちゃ話が進まないだろうが」モグモグ

吹寄「とりあえずするめを口から離してしゃべりなさい」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 14:47:42.22 ID:XqF9w9Gt0
ガラッ

小萌「みなさ~~ん!おはようございま~~す!」

吹寄「ほら、先生来たわよ」

海原「足のところが一番硬いですね」モグモグ

御坂「やば、もう無理かも」モグモグ

上条「だらしないやつだなあ」モグモグ

吹寄「先生が来たっていってんでしょうが貴様らはあ!!」

ゴツンッ!!! ゴツンッ!!!

上条「いてっ!」

海原「いたっ!」

御坂「何すんのよ暴力女」

吹寄「電撃女に言われたくないわ」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 14:56:13.07 ID:XqF9w9Gt0
小萌「あ、あわわわ、またですかあ!?」

青ピ「大体上条君と海原君のせいやと思いまーす」

姫紙「間違いではない」

海原「吹寄さんの一撃、自分の心にずっしりと来ました」

吹寄「そりゃどうも」

上条「お前ってやつはもう少し手加減しろよな」

吹寄「こうでもしないと貴様らは止まらないでしょうが」

小萌「おほん、こっちにちゅうもーく!」

上条「はーい」

海原「はーい」

小萌「上条ちゃんに海原ちゃん!かわいい女の子の転入生を紹介しますから少しの間静かにするんですよ?」

上条 海原「「何ぃっ!」」ガタンッ

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 15:06:26.55 ID:XqF9w9Gt0
上条「こうしちゃおれんっ!」

海原「すぐにこのクラスになじめるように自分がエスコートしないと」

御坂「先生、逆効果ね?」

吹寄「ますます手がつけられなくなったわ」

小萌「あわわわ」

上条「先生、廊下にいるんですよね?」

小萌「待つのですよう上条ちゃーん!」

海原「先生、今は些細なことを気にしてる場合ではありません」

小萌「ああもう!」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 15:10:18.80 ID:XqF9w9Gt0
わーわー がやがや

黒子「にぎやかですわね、常盤台では考えられないことですわ」

黒子「それにしても飛び級が認められるようになったからといってすぐに転校とはいささか急ですわね」

ガラッ

黒子「もう入っていいのでしょうか?」

上条「転校生ちゃああああああんん!!!!」ピョーン

海原「仲良くしましょおおおおお!!!!!」ピョーン

黒子「ひいいいいい!!!!」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 15:16:50.52 ID:XqF9w9Gt0
黒子「いやあああああ!!!」ヒュンッ

海原「消えた!?」

上条「だが気配は近くに、そっちだ!!」ビシッ

黒子「ひいいっ!!」ビクッ

上条「おや、君は今朝のかわいいお嬢さんじゃないか」

黒子「あ、ああああなた何でここにぃ」ガクガク

上条「ふっ、知れたこと、僕もこのクラスで勉学にいそしむまじめな好青年だからですよ」ニコッ

黒子「そ、そんなぁ・・・」

海原「すみません、この獣が怖がらせてしまったようですね」ポンッ

黒子「ひっ!」

黒子(いきなり肩に手を?)

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 15:23:20.35 ID:XqF9w9Gt0
上条「誰が怖がらせてるって?」

海原「あなた以外に誰かいますか?」

上条「失礼な、そのお嬢さんは照れているだけだ。お前こそその肩の手は何だ?」

海原「怯える女の子の肩に手を置いて何が悪いというんですか?」

上条「見ろ!嫌がってるじゃないか!」

黒子「い・・・い・・・・」ガクガク

海原「だからこれはあなたが怖がらせたからです。自分のせいではありません!」

上条「ふぅ、どうやら口で言ってもわからないようだなお前は」

海原「では、力ずくで?」

上条「当然!」

海原「返り討ちです!」チャキッ

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 15:30:52.56 ID:XqF9w9Gt0
上条「ってわけだお嬢さん、俺の勝利を祈っていてくれ」ポン

海原「気安く触らないでいただきたいですね」パシッ

黒子「い・・い・・・・いい・・」

上条「馴れ馴れしすぎるんだよお前は。初対面なら初対面らしくしろっての」

海原「これは運命の出会いだからいいんです」

上条「お前には俺とお嬢さんをつなぐ赤い糸が見えないというのか」

海原「ないものが見えるわけがないでしょう」

上条「ならば見せてやろう、俺たちの愛の深さというやつを」ンー

黒子「いやああああああああ!!!!!」

吹寄「いいいかげんに」

御坂「しろおおおお!!!」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 15:38:59.20 ID:XqF9w9Gt0
ビリビリビリビリ!!!  ゴキンッ!!!

上条「がはっ」パタッ

海原「うぐっ」プスプス

御坂「大丈夫?」

黒子「はい、特には」

吹寄「とりあえずこの馬鹿共はほっといて教室に入りましょ?」

黒子「あの、ありがとうございます」

吹寄「どういたしまして、こいつらいつもこんな感じだからあなたも慣れればすぐにあしらい方覚えるわよ」

黒子「ぜひともご教授いただきたいですわ」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 15:47:45.75 ID:XqF9w9Gt0
小萌「と、いうわけで一悶着ありましたが、転校生の白井黒子ちゃんなのでーす!」

黒子「白井黒子ですわ。よろしくお願いします」

上条「先生!僕の隣を空けますので黒子ちゃんをここへ!」

御坂「つまり私にどっか行けってことよね?」

上条「当たり前だ!お前の顔なんていつも見てるからな!」

御坂「当麻ああああ!!」ビリビリ

上条「海原の盾!!」グイッ

海原「があああああ!!!!」

御坂「この卑怯者!!」ビリビリ

海原「あああ御坂さんの電撃というのもまた幸せええええ!!!」

黒子(何でもう復活して席についてますの?)

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 16:08:43.60 ID:XqF9w9Gt0
小萌「えーと、ようやく落ち着いたようなのでこのまま先生の授業をはじめまーす、吹寄ちゃん、黒子ちゃんに教科書を見せてあげてほしいのです」

黒子「よろしくお願いしますわ」ペコ

吹寄「こちらこそ」

上条「くそっ、理不尽だ。何で俺の隣には美琴なんだよ」

御坂「まだ懲りてないみたいね?」

海原「御坂さんのような素敵な女性を無碍に扱うとは、やはり御坂さんにふさわしいのは自分のような」小萌「はーいそこのさんにーん」

上条「あん?」

御坂「ん?」

海原「はい?」

小萌「いい加減にだまりやがらないと放課後強制的にすけすけみるみるなのですよー?」

「「「はーい」」」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 16:17:47.26 ID:XqF9w9Gt0
昼休み

吹寄「白井さん、お昼は持ってきた?」

黒子「いえ、食堂を利用するつもりなので」

御坂「ここのはおいしくないからやめといたほうがいいわよ」

黒子「あら、そうでしたの?」

吹寄「なんなら私たちと一緒に食べない?」

黒子「え?でもそれだとお二人の分が」

御坂「大丈夫大丈夫、人数がいたほうが楽しいし、材料いっぱい持って来たから」

黒子「材料?」

吹寄「あったかいの食べさせてあげるわね」

黒子「はあ」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 16:24:06.25 ID:XqF9w9Gt0
宿直室

上条「おそいぞー、肉がこないと始まらないじゃねえか」

吹寄「何ももってこないやつが言うセリフじゃないわよ」

上条「わりばしと皿持ってきただろ?割れないように運ぶのも楽じゃねえんだよ」

黄泉川「六人か、少し狭いけど座れる人数じゃんよ」

海原「そろそろ出汁が染み出る頃ですね」

黒子「あの、これは・・・」

御坂「見てのとおり鍋よ。寒いからちゃっちゃとコタツ入っちゃって」

黒子「はぁ、失礼しますの」

黒子(驚きで言葉が出ませんわ)

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 16:34:51.47 ID:XqF9w9Gt0
グツグツ

黒子「モツ鍋ですの?」

黄泉川「飲む時はこれが一番じゃん」トクトク

黒子「ってお酒ですのおぉっ!?」

黄泉川「そりゃそうじゃん、私大人なんだし」

黒子「校内で飲酒なんていけませんの!」

黄泉川「宿直室内に置いてるのがいけないじゃん、それにここは教室じゃない上に職員室でもないからセーフじゃんよ」

黒子「そういう問題ですの?」

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 16:43:02.36 ID:XqF9w9Gt0
吹寄「黄泉川先生お酒を愛してるからいいのよ」

黒子「え、えぇ?」

黄泉川「鍋が煮えるのを待ちながら飲むのもまた」ゴクゴク

黒子「はぁぁぁ・・・」

黒子(常識というものはここには存在しないのでしょうか?)

御坂「私用にタバスコと一味とハバネロとー」

海原「おや、御坂さんは辛いのがお好きなのですか?」

御坂「うん!ぴりぴりくるのが好き」

上条(ぴりぴりどころか口の中が炎症起こすくらいの味付けを平気でやってのけるだろうがお前は)

上条「黒子ちゃんはどんなのが好き?」

黒子「え、えと」ビクッ

吹寄「こら上条、貴様は白井さんに声をかけない」

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 16:52:44.43 ID:XqF9w9Gt0
上条「こりゃ吹寄、俺と黒子ちゃんの甘いひと時を邪魔するんじゃねえ」

吹寄「いきなり抱きついてキスしようとする人間が怖がられないとでも思ってるのか貴様は」

上条「俺たちの赤い糸の前には不可能は無いんだ!」

御坂「当麻?」ビリビリ

上条「ふ、いくら美琴でも俺を止めることはできないぜ?」

海原「ご安心ください白井さん、白井さんは自分が守りますから」ニコ

黒子「あの」

海原「はい?」ギュッ

黒子「手を握らないでいただきたいのですが」

海原「そんなことは些細なことではないですか」ニコニコ

吹寄「やめろっての」

黄泉川「ほらほら鍋が出来上がるんだからそういうことは食べてからやるじゃんよ」

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 17:03:51.03 ID:XqF9w9Gt0
上条「肉!まず肉!」ヒョイヒョイ

黄泉川「こら、野菜もちゃんと食べるじゃん」

御坂「私の皿にはハバネロと一味とたっぷりと」

吹寄「つみれは一人3つまでだからね」

黒子「何かあっけにとられてしまいますわ」

海原「白井さん、自分がよそって差し上げましょう」

黒子「え?」

海原「苦手な野菜があるなら教えてくださいね、自分が全部食べますので」

上条「おいこら海原、黒子ちゃんにいい顔しようとすんじゃねえよ」ガツガツ

海原「ふっ、食べながらしゃべらないでいただきましょうか」

上条「うるせー、そんなこと言うとお前の分まで食っちまうぞ?」

吹寄「今のうち今のうち」ヒョイヒョイ

黒子「ありがとうございます吹寄さん」

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 17:11:49.80 ID:XqF9w9Gt0
黒子「ふーっふーっ あふっ あひゅっ」モグモグ

吹寄「あわてちゃだめよ?」

黒子「ごくん はい、気をつけますの」ニコ

吹寄「おいしい?」

黒子「最高ですの」

黄泉川「やわらかく煮えたモツは酒によく合うじゃんよ」ゴクゴク

黒子「すごいペースで飲まれてますけど大丈夫ですの?」

吹寄「酒瓶一本くらいならどうってことないわよ」

黒子「はぁ、今朝から私体験したことないことばかりですの」

吹寄「うちの学校、いやうちのクラス特殊だからね、すぐに慣れるわ」

黒子「私も染まりそうでちょっと怖いのですが・・・」

吹寄「あはは、それは否定できないわね」

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 17:17:12.84 ID:XqF9w9Gt0
御坂「おいしー」モグモグ

上条「お前そんな真っ赤にしたら元の味とかわかんなくならねえのか?」

御坂「ならないわよ?当麻も食べてみる?」

上条「いらん、そんなもの食べたら胃から腸まで炎症おこすわ」

海原「では御坂さん、自分がいただきましょうか?」ニコ

上条(よし、そのまま撃沈されてしまえ海原)

御坂「はい」ヒョイ

海原「ではおひとつ」チャプ

ドロッ

海原「あれ?」

海原(何か軽くヒリヒリと来るような・・・)

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 17:23:24.02 ID:XqF9w9Gt0
海原「ごくっ」

御坂「?」

上条(チッ、本能が危険だと察知したか。だがやつの思考が停止している今なら黒子ちゃんを独り占めできる!)

上条「くぅろこちゅわぁ~ん!」

黒子「ひっ!」ビクッ

上条「俺がお勧めのチョイスをしてやろうじゃないか!」ヒョイヒョイヒョイ

黄泉川「ほう、きれいに盛り付けるじゃん」ゴクゴク

上条「ふっ、女の子のためならこの程度当然のことです」ヒョイヒョイヒョイ

黄泉川「あ、ついでに私につみれひとつな」

上条「はい、海原の分も入れちゃいます!」ヒョイヒョイ

上条「ってことでできた!食べてくれ!!」 「ありがとうございます」ガシッ

上条「ん?」

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 17:31:01.93 ID:XqF9w9Gt0
アレイスター「持つ鍋とはまた渋いですな」ヒョイパク

上条「校長!!おいこら!それは黒子ちゃんのために盛り付けたんだぞ!?」

黒子「校長先生ですの!?」

吹寄「あふっ はふっ ん そうよ」

アレイスター「出汁の加減もモツのやわらかさも申し分無いですな」ヒョイパクヒョイパク

上条「ちくしょおおおお!」ギリギリ

黒子「この状況は非常にまずいのでは・・・」 アレイスター「おや、あなたは初めて見る顔ですね」モグモグ

黒子「今日からこの学校に通うことになりましたの」

アレイスター「常盤台からですよね?話は聞いてますよ」モグモグ

黒子「えと、あの、この状況は校長先生としては・・・」

アレイスター「結構なことです。元気があっていいではありませんか」モグモグ

黒子「はあ・・・」

黒子(開いた口がふさがりませんの)

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 17:39:54.42 ID:XqF9w9Gt0
アレイスター「それにしても急なことで制服の手配が間に合わなかったようですね」

黒子「はい、この学校で常盤台の制服は目立つのですが」

アレイスター「よろしい、ではこの着ぐるみを着なさい」

どさっ

黒子「はい?熊ですの?」

黒子(これだけの大きさのものをどこから取り出しましたの?この方も空間転移系の能力をお持ちなのでしょうか?)

アレイスター「はい、これならば寒さもしのげてお友達もたくさん増えますよ」

黒子「え? えぇぇぇ~~?」

吹寄「先生、白井さんがリアクションに困ってますからそういうのはちょっと」

アレイスター「おや、これは失礼。緊張をほぐすためだったのですがね はっはっはっは」

黒子「冗談、でしたの?」

アレイスター「いえ、一度くらいは着ているところを見てみたいなと思ったものですから」

黒子「はあ」

黒子(私の学んできた常識とは一体何だったのでしょうか?)

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 17:45:47.41 ID:XqF9w9Gt0
黄泉川「校長、校長もひとつ」トクトク

アレイスター「おや、これはすみません」

黄泉川「鍋といったらこれははずせんでしょう」

アレイスター「いやまったく」ゴクゴク

黒子(当然のように飲みますの!?)

吹寄「白井さん、まだまだあるからたくさん食べてね?」

黒子「あ、はい。いただいておりますの」

黄泉川「鍋ってのは野菜が多いからいつもより量を意識して食べないとすぐお腹がすくじゃんよ」

アレイスター「そうですよ。白井さんはまだ成長期なのですからたくさん食べないと大きくなれませんよ?」

黒子「む」

黒子(確かに身長はもう少しほしいですわ。それに)チラッチラッ

黄泉川「ふぅっ、染みるじゃん」ボイン

吹寄「はふはふ ん おいひ」ボイン

黒子(うらやましい限りですの)

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 17:55:41.35 ID:XqF9w9Gt0
黒子「ふーっ ふーっ あむ あふっ あちゅっ」

吹寄「もう、あわてすぎよ。口の周り汚れてるわ」

黒子「あ、あまりにもおいしいものですから」

吹寄「拭いてあげるわ。じっとしててね」

黒子「ん」

ぐしぐし

吹寄「うん、きれいになったわ」

黒子「ありがとうございます」

アレイスター「初日だというのに仲のよいお友達ができてよかったですね」

黒子「はい、すごく助かりますわ」ニコ

吹寄「何か妹ができたみたいなのよね~、白井さんかわいいし年下だし」

黒子「そう言っていただけると何か恥ずかしい気がしてきますわね」

吹寄「遠慮しない遠慮しない」

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 18:04:12.29 ID:XqF9w9Gt0
アレイスター「さて、白井さんの制服ですが明日の昼には学校に届く予定ですのでそれまで我慢してもらえますかな?」

黒子「はい、そのくらいでしたら」

黄泉川「火の通りやすいものだけもってきて正解だったじゃん」ヒョイパクヒョイパク

吹寄「何だかんだでみんな食べますからね~」ヒョイパクヒョイパク

黒子(やはりあのボディはしっかり食べることで作られますのね?)

黒子「ふーっ ふーっ あむ もふもふ」

アレイスター「健康的ですばらしい」

96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 18:17:45.49 ID:XqF9w9Gt0
御坂「食べないの?」

海原「も、もちろん食べますよ」

海原(まずい、体がこれを口に入れてはいけないと教えている。どうすれば、どうすれば御坂さんを傷つけずにこれを処理することができるのでしょうか)

海原(考えろ、考えないと今ここで無様な醜態をさらしてしまう!)

上条(さっさと悶絶しろってのに)モグモグ

海原(やはりここはこの男に食べさせるのが一番ですね)チラッ

上条「追加追加っと」ドサドサ

海原「あ!あんなところでゲコ太がムーンウォークしてる!!」

御坂「え!?どれどれ!?」

上条「あん?」

海原(今だ!!)ヒュッ

ポロッ ポチャッ

海原(あれ?)

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 18:26:10.23 ID:XqF9w9Gt0
海原(しまった!あろうことか鍋の中に!?)

黒子「お野菜いただきますわ」ヒョイヒョイ

海原(白井さああああああん!!!)

吹寄「このあとうどんもあるのよ?」

黒子「大丈夫ですわ。そちらもいただきますの」

御坂「何も無いじゃない」

海原「え?あれれー、おかしいですねー」

海原(まずいです!このままでは辛いのが白井さんの口に!)

上条「まあそりゃゲコ太がムーンウォークなんぞするわけねえもんな」

御坂「ゲコ太がムーンウォークしてたらかわいいでしょー?」

上条「そういうもんかねー」モグモグ

黒子「ふーっふーっ」

海原(白井さあああああん!!)

101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 18:35:37.63 ID:XqF9w9Gt0
ぱくっ

黒子「へ?」

アレイスター「最高ですな」モグモグ

上条「おい校長!何してやがるんだああああ!!」

アレイスター「私も白井さんと親睦を深めたいと思ったものですから」モグモグ

海原(ぐっ、助かったというか手柄を取られたというか、何とも言いがたい心境ですね)

黄泉川「校長、そうやって人の箸に強引にかぶりつける独特の首の動きはすごいけど初めての子は驚くじゃんよ」

アレイスター「まあこれもひとつのどっきりというやつですね」モグモグ

黒子「へ?へ?箸ごと持っていかれましたの?」キョトン

アレイスター「あ、大丈夫です。箸はここから」ググッ

ポンッ!

黒子「耳からぁっ!?」

103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 18:43:18.38 ID:XqF9w9Gt0
アレイスター「はーい、はくしゅー」

黒子「・・・・」パチ パチ

吹寄「おー、すごいすごい」パチパチ

黄泉川「白井、新しい箸使っていじゃん」ゴクゴク

黒子「え?あ、はい」

アレイスター「これで私と白井さんもお友達です」

上条「ふっ、だがお友達程度じゃ俺たちみたいにラブラブになることはできないぜ、校長」

アレイスター「何と、転校初日で恋人までですか」

黒子「それは絶対にありえませんの!!」

上条「ふっ、照れちゃってかわいいぜ」

海原「冗談は顔だけにしてもらいましょうか、自分と白井さんの仲を妬んでそういうことを言うのは愚かとしか言いようがありませんね」

105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 18:54:05.05 ID:XqF9w9Gt0
アレイスター「二股というやつですか。その歳で何と高度な恋愛を」

黒子「違いますのぉ!このお二人が勝手に言ってるだけですの!」

吹寄「白井さん、一生懸命突っ込んでも疲れるだけよ」パクパクモグモグ

御坂「そうそう、流すのが一番ね」パクパクモグモグ

黄泉川「流せないのがこの二人のやっかいなところでもあるからなあ」ゴクゴク

黒子「登校途中に抱きつかれた時は泣きそうになりましたの」

アレイスター「それはまた難儀をされましたね」

黄泉川「こいつらのやっかいな所は諦めない気持ちと叩きのめしてもすぐに回復するところだな」モグモグ

黒子「できることならこのお二人だけクラスを変えていただきたいですの」

黄泉川「それができれば苦労しないじゃんよ」

107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 19:02:30.69 ID:XqF9w9Gt0
上条「ならお前黒子ちゃんのことをどれだけ知ってるっていうんだ?」モグモグ

海原「だから食べながらしゃべらないでください。見苦しい」

上条「それがワイルドってやつだろうが」ヒョイパク

海原「意地汚いだけです」

上条「上品ぶってりゃいいってもんじゃねえんだよ」モグモグ

海原「言ってくれますね」

上条「お前は黒子ちゃんのことを何も知らん!」ヒョイパク

海原「それはお互い様というやつでしょう!」

上条「甘いな海原、やっぱりお前は世間知らずのおぼっちゃまだよ」モグモグ

海原「何ですって」

109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 19:07:57.04 ID:XqF9w9Gt0
黄泉川「そろそろうどん入れるじゃんよ」

アレイスター「これは楽しみですな」

吹寄「ゆですぎるとべちゃってなるのよね」

御坂「私はそれでもいいけどね、汁いっぱい吸ってくれてるし」

黒子「ん」グイグイ

黒子(少しお腹がきつくなってきましたわ)

黄泉川「ほっと」ボチャボチャ

吹寄「卵と葱も入れる?」

黒子「賛成ですわ」

御坂「ハバネロソースはだめ?」

黄泉川「それは自分の取り皿で我慢してもらうじゃん」

111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 19:18:56.85 ID:XqF9w9Gt0
上条「なら海原、ひとつ賭けをしようじゃねえか」

海原「賭け?」

上条「そうだ、勝ったほうが黒子ちゃんをデートに誘える」

海原「いいでしょう。では賭けの方法は?」

上条「ずばり!黒子ちゃんの履いてるパンツのタイプだ!」

海原「ほう?大きく出ましたね」

上条「ふっふっふっふっふ」

海原「自分はずはり、フリルのついたきらびやかなショーツですね」

上条「そう言うと思ったぜ」

海原「お嬢様の白井さんにはそれ以外不似合いというものです」

上条「甘いなぁ、甘いぜおぼっちゃん」

海原「ほう」

112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 19:24:01.68 ID:XqF9w9Gt0
黒子「///////」チュルチュル

御坂「いつものことだから気にしなくていいわよ?」チュルチュル

黒子「と、申されても・・・」

吹寄「大丈夫、これから毎日こんな感じだから」チュルチュル

黒子「刺激が強すぎますの・・・」

黒子(共学とはみなこういう雰囲気なのでしょうか)

黄泉川「うどんをすすりながらも一献」トクトク

アレイスター「いや、格別ですな」

113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 19:31:56.60 ID:XqF9w9Gt0
上条「いいか、俺はな」ヒソヒソ

海原「何ですとっ!?」

上条「ふっ、どうだ、お前はありえないと思ってるだろ?」

海原「当然です。白井さんがそのような下着を着用されるなどありえません!」

上条「なら、やってみようじゃねえか」

海原「やってみる?」

上条「ふっ、おぼっちゃんはそこで見てな!こうやるのさぁ!!」

上条「とうっ!!」ガシッ

海原「こたつ布団を?」

上条「そおぃっ!!」

がばっ!!

上条「そりゃっ!」ピョーン

海原「こたつの中に飛び込んだ!?」

117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 19:39:17.83 ID:XqF9w9Gt0
上条「そりゃあああ!!」モゾモゾ

吹寄「こらあああ!!!上条!!」

御坂「当麻あああ!!!」

黒子「えっえっ!?」

上条「そいそいそいそい!! ここだあぁっ!!」ガシッ

黒子「ひいぃっ!」ビクン

ガタンッ ゴガンッ

黄泉川「ったく鍋と酒が台無しになるじゃん」ヒョイ

アレイスター「まったくですな」ヒョイ

上条「つかまえたあああ!!黒子ちゃんのふとももおおお!!」ナデナデナデ

黒子「いやっ!!いやっ!!いやっ!!いやあああ!!!」ジタバタ

きゅぽっ プシュー

黄泉川「おや?これは」

アレイスター「ここのガスは外の配管から直接引いてますからねえ」

119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 19:46:34.46 ID:XqF9w9Gt0
黄泉川「おー、どんどんガスがあふれてるじゃんよ」

アレイスター「コンロは安全装置で止まりましたか、今火を起こすとまずいですねえ」

黄泉川「全くじゃん」

海原「白井さん!今自分が助けます!!」ガバッ

黒子「いひぇええええええええ!!」

吹寄「馬鹿二人で白井さんにしがみついて何してんのよ!!離れなさい!!」

上条「はーっはっはっは!!黒子ちゃんの秘密の花園暴いちゃうぞお!」

御坂「当麻!!離れて!!」グイグイ

上条「ふっ、美琴、男にはやらなきゃならない時があるんだ。それはなぁ」ガシッ

黒子「だめですのおお!!そこはだめですおおおお!!!」

上条「今なんだあああ!!」グイッ

バッサァッ!

120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 19:53:18.84 ID:XqF9w9Gt0
黒子「ぁっ」


バタフライ「やぁ (´・ω・`) 」


海原「なんと・・・」

吹寄「わぁ・・」

上条っしゃあああああああ!!!大当たりいいいいい!!!

黄泉川「近頃の子は進んでるじゃん」ゴクゴク

アレイスター「全くですな」

黒子「や、や、やぁ・・・」

上条「見たか海原!!俺の勝ちだぜ!!」

海原「くそっ、まさかこんな・・・・」

上条「すばらしいな、これは正解したご褒美として脱ぎたてを受け取る権利があるな」

黒子「いやあああああああああ!!!!!」バシバシバシ

上条「しかし見れば見るほどすばらしいバタフライだぜ、惚れ惚れしちまう」

121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 19:59:57.13 ID:XqF9w9Gt0
黒子「いやっ!!やだっ!!もういやっ!!やですのおおおお!!!!」バシバシバシバシ

海原「いやいや白井さん、これはとても美しくそして素晴らしく」吹寄「黙れ馬鹿!!」

ゴッチンッ!!

海原「ぐふぇっ」パタ

上条「このままにおいをかいでみたりとか頬ずりも許されるなこれは」

黒子「やだああああっ!!やですのっ!!やだったらあああ!!!!」バシバシバシバシ

上条「まあそういわずにちょっとだけ、ね?」御坂「当麻ああああああああああ!!!!!」

上条「何だようっせえな。少し黙ってろ」

御坂「い・い・か・げ・ん・に」

黄泉川「まずいじゃん?」ゴクゴク

アレイスター「かもしれませんね」ゴクゴク

御坂「しろおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」

ビリッ

122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 20:03:20.88 ID:XqF9w9Gt0
                               ヽ`
                              ´
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青ピ「おおおおおおおっ!!!何事やあああああ!!!!」

姫神「宿直室のほう!?」

123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 20:11:23.88 ID:XqF9w9Gt0
アックア「何があったのであるか・・・・」

小萌「何で瓦礫の山の上で黒こげになりながらいつものように動けるんですか」


ボカボカドカベキビリビリゴガベキガコメキドスッゲシッ

吹寄「貴様らはあああ!!!!」ゲシッゲシッ

海原「ちょっ まっ! 何で自分も!」

御坂「反省しなさい!!」ゲシッゲシッ

上条「がはっ! くそっ! 俺のバタフライがっ!!」

黒子「ああぁ~~~ん!!!もういやですのおぉ~~~!!!」ポロポロ

黄泉川「よしよし、今度からはきちんと対策をとっていけばいいじゃんよ」ナデナデ

アレイスター「うむ、元気があってよろしい」

124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/18(月) 20:19:11.74 ID:XqF9w9Gt0
上条「く・・ろこちゃぁ・・・ん・・」ガクッ

海原「ばた・・ふら・・・・・い」パタッ

御坂「今日のところはこれくらいにしとくわ」

吹寄「少しは反省しなさい」

黒子「ぐすっ えぐっ」ポロポロ

黄泉川「よーしよし」ナデナデ

アックア「校長、これは・・」

小萌「まさかテロなのですか!?」

アレイスター「はっはっは、何をおっしゃるのですかお二人とも、これこそ青春ですよ」

小萌「は?」

アレイスター「枠にとらわれない発想、新しいものを生み出そうとするが故の破壊、これを青春と言わずして何といいましょうか!」

アックア「・・・だめだこりゃ」

おわり

引用元: 上条「そこのお嬢さーん!キスしましょう!」黒子「いやああ!!!」