あらすじ
ネオドミノシテイで半壊になったり最近散々な海馬コーポレーションはデュエル大会を開催しV字復活を狙っていた




カードショップKURUMIZAWA


コナミ「…………」ぼーーーー……



あげは「コナミどうしたの?心ここにあらずだけど」



龍亞「なんか雪乃姉ちゃんのマネージャークビになったんだって」ストレージガザガザ



あげは「え……?藤原さんが手放すとは思えないけど」



岬「遅刻しちまったんだってよ、会社がブチ切れて一発アウトだったんだと」サーチ行為モゾモゾ



あげは「へええ……やっぱり有名女優のマネージャーって厳しいんだね」



コナミ「ァあ~~~~……給料激下がり……」ボー



恵「また……カードショップ店員に……逆戻り………ワロタ……」



コナミ「くううう……」

6: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/01(土) 01:05:04.97 ID:cCUfres80


ざっざっざっざ……


岬「おい店員、3パックだ、会計頼む」



コナミ「ああ……はいはい……」ピッピッピ



コナミ「450DPです」


ピピッ


岬「さてと……」ビリリッ



龍亞「レアカード当たった?」ヌッ


岬「………くっそ、このサーチ方法じゃだめか!」



恵「サーチ対策を怠っている我がショップではない……どんなサーチを行っても無駄……」



あげは「サーチなんてしちゃだめだよ、もー」


岬「けっ、わーってるよ、ちょっと元サテライト仲間から情報仕入れたから試したくなっただけだっつーの」



龍亞「暇なら俺とデュエルしようよ!」



カランカラン……


コナミ「む?」


7: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/01(土) 01:15:47.14 ID:cCUfres80


雪乃「コナミっ!」ザザアアア


コナミ「うおおおっ!?」ガシャアアアアン


あげは「きゃああああ!?藤原さん!」


岬「コナミに突撃しやがった……!?」



雪乃「私のかわいい人っ……おバカさんね!クビになってしまうなんて…!」スリスリ



コナミ「すまんな……でも確かに時間にルーズな俺には不向きな仕事だったかもしれん、お前にも迷惑かけちゃったしな」



雪乃「まったく……!」スリ……



あげは「ちょ、ちょっと……くっつき過ぎじゃないかなー……」



岬「スクープされたらやべーなこの状況」



龍亞「他にお客さんいなくてよかったね……」



8: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/01(土) 01:30:33.20 ID:cCUfres80


…………


雪乃「ふう…ごめんなさい、取り乱してしまったわ私としたことが」ファサアッ



コナミ「気にすんな」



恵「……」ナデナデ



三郎「にゃあ……」



龍亞「俺のターンっ!」シュッ



岬「かかってこいやァあああああ!」



ワーワー……キャーキャー



雪乃「………で、コナミ、生活は大丈夫なの?」



コナミ「ああ、ここでまたバイト始めたからな」


雪乃「あの……マネージャーは無理でも付き人なら大丈夫よ?お給料は私のポケットマネーから出すし……」



コナミ「いや………それって完全に………いわゆる…ヒモ……」



雪乃「………そうね……」

9: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/01(土) 01:46:56.78 ID:cCUfres80


コナミ「自分で働くって、このバイトで生活費も何とかなるし」



雪乃「そう…」はー



龍亞「パワーツールドラゴンで攻撃ーーーーー!ジャキ―――ン!」バッ


ドゴオオオオオン!



岬「くそがああーーーーーーーーーーー!!!?」LP0ピー



コナミ「おお、龍亞が勝ったぞ」



あげは「最近どんどん強くなってるよね」緑茶ズズ



雪乃「彼もKCグランプリに出場するのかしら?」



あげは「するんだって、WRGPの件でシード権貰ってるらしいよ、予選をスルーできるんだって」



コナミ「WRGPか……ずいぶん昔のことのようだぜ」



雪乃「実際昔だものね……私もシード権貰ってるんだけど、コナミ、貴方もよね」



コナミ「ああ、せっかくの祭りだから出ようとは思ってるぜ」



あげは「はー、みんなすごいね、ボクなんかとは世界が違うよ」



コナミ「持ち上げるな、慣れてないから照れるだろ」

10: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/01(土) 01:57:48.50 ID:cCUfres80

岬「っち……強くなりやがったな……龍亞」



龍亞「へへへ、まだまだ強くなるよ!」



コナミ「よし、龍亞!俺が相手してやるぜ」ザッ!



龍亞「コナミ!よーし……勝負だ!」



あげは「ジャッカルさんより戦績が悪いコナミじゃ勝てないんじゃないかな?」



コナミ「見てな!俺の圧倒的実力を!」ガシャッ



恵「これは……………フラグ……」



雪乃「ふふ、コナミ、お姉さんが応援してあげるわ、頑張りなさい」



コナミ龍亞「デュエル!」LP4000



コナミ「俺の先行……まずはジェネクスコントローラーを召喚!」バ



シーーーーーーーン……


コナミ「あれ………?」

11: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/01(土) 02:05:56.56 ID:cCUfres80


コナミ「……実体化しないぞ?」



龍亞「どうしたのー?」



コナミ「ジェネクスコントローラーを召喚!」バッ


シーーーン


コナミ「でてこいジェネコン!」バッ


シーーーーン


コナミ「………なぜだ……!?」


雪乃「どうやら……モンスターが出てこないみたいね」


岬「ディスクのメンテ不足かバカ」



あげは「デュエリストとしてそれは………」ナイ


龍亞「ええー……しっかりしてよコナミ~」



コナミ「……おいジェネコン……どういうことだ?」ボソ


ポンッ


ジェネコン(カードの精霊)「ギ―……分カンネー」



27: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/01(土) 22:55:57.87 ID:cCUfres80

龍亞「あれ……俺のディスクも実体化しないよ」ブンブン


コナミ「俺だけじゃないのか?」



岬「なに?さっきまでは問題なかったじゃねーか」



龍亞「うーん………?なんでかな……モーメントは回ってるのに……」カチャカチャ



あげは「………あ、ぼ、ボクのディスクもだ……メンテはしてるのに……?」



雪乃「まさか………ダークネスが?」



コナミ「ええ……かんべんしてくれよ……?」



恵「………おかしな反応は……感じない……」



あげは「そうなると……海馬コーポレーションのデュエル・リング・サーバに問題が発生してるのかな?」



コナミ「デュエル・リング・サーバ?」



雪乃「海馬コーポレーションにある全世界のデュエルディスクソリッドヴィジョンシステムを管理してるコンピュータね」

28: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/01(土) 23:11:07.76 ID:cCUfres80

コナミ「横文字が……」クラ



あげは「今までもこういうバグはあったけど30秒くらいで解決してたから、待とう」



龍亞「早くデュエルしたいなー……」



……………………


30分後


コナミ「………」ブンブン



岬「………」コキコキ



龍亞「………」バシッ  シーーーーン



あげは「あれから30分くらいたったけど……まだ回復しないね」



雪乃「これほどの長さは初めてよ?この30分でどれだけの経済的損失が……」



恵「………脳内のインターネットで調べてみたところ……海馬コーポレーションに電話が殺到している…」チカチカ



コナミ「ふーむ……大変そうだな」



岬「KCグランプリで信頼回復を狙ってるってのに、こんなことで大丈夫かよ……」


29: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/01(土) 23:21:23.39 ID:cCUfres80


………………



海馬コーポレーション前


キキイイイイ  ガチャ バタン


イエ―ガー「……」タッタッタッタ



KC社員「あ、市長!」



イエ―ガー「私がここに来た理由は分かっていますね?」



社員「ええ……デュエルリングサーバの件ですね」



イエ―ガー「世界中から苦情殺到ですよ!早くサーバを回復させなさい!」



社員「そ、それが……その……」



イエ―ガー「?……難しい問題でも」



社員「ええ、見ていただくのが早いかと」



ザッザッザッザ……

30: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/01(土) 23:35:03.99 ID:cCUfres80


………………………

デュエルリングサーバ室


ウイーーーーン   ウイーーーン



イエ―ガー「ふむ………これがデュエルリングサーバですか……大きいものですね」



社員「世界中のデュエルソリッドヴィジョンを管理してますからね……」



イェーガー「で、なんで動かさないのですか?」



社員「お恥ずかしい話……ウイルス攻撃を受けまして」



イエ―ガー「ウイルス攻撃………?いったいどこから」



社員「わからないんです……しかも超強力…わが社の世界最強と評されるファイアーウォールを容易く破り…完全に支配権を乗っ取られてしまいました」



イエ―ガー「な………」


社員「現在全霊で対抗策を模索中です……」



イエ―ガー「くう……急いでください……世界中のデュエリストのため……」


ウィーーーーーーーーーーーーーン……カタカタカタカタ……



イエ―ガー「む……?そこのディスプレイ……勝手に文字が」



社員「え?」

31: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/01(土) 23:58:56.47 ID:cCUfres80


0111010101111010100000101デュエルリングサーバヲ01取リ戻シタイ010000101010100010カ01010


イエ―ガー「これは………?」



社員「な……ウイルスから……」



01010101010100111101010我々ノ0100001010101目的ハ010001010勝負0101011110101111101010ダ0101110
0100001010肉体ヲ0101010賭けて0101111010001010戦エ0000001デュエルデ000111



イエ―ガー「肉体を賭けてデュエル……?何者なのですこのウイルスは……」




社員「ウイルスとデュエルなんて……前代未聞だ」




01010101100000デュエルモンス00010100111ターズ0001010100111クエスト01010001デ01待ツ0111



イエ―ガー「……デュエルモンスターズクエスト……?」



社員「な……なぜその名を…我が社のトップシークレットを……」



イエ―ガー「え?」


0101010100001101来ナケレバ……デュエルリン001グサーバヲ101110000破壊スル110010



イエ―ガー「一体…何が…」


0001001001111我々ハ0111000101000
0000100000011111010101010100000111000110010BIG500100001000101


イエ―ガー「BIG5……?ウイルスの名称でしょうか?……」

33: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/02(日) 00:12:31.62 ID:kfRvrPRR0


次の日 海馬コーポレーション前



遊星「……」ブオオオオオーーーーーーーーーーーーーー



キイイーーーーーーーーーーーーーーーーーーン



キキイイイッツ


遊星「……」


イエ―ガー「遊星、お待ちしておりました!」



遊星「どうしたんだ?血相を変えて呼び出して」



イエ―ガー「話は歩きながらします…力を貸してください」ザッザッザ



遊星「?……」ザッザッザ



………………………………………


ポッポタイムガレージ前


コナミ「遊星?いるかー」コンコン



コナミ「Dホイールの改造方法ですげーの考えたんだ」コンコン


シ―――ン


コナミ「…………いないのか」



44: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/03(月) 00:54:55.88 ID:TkvkVpp30


………………


海馬コーポレーション地下室



ギイイイイイイイ……



遊星「……埃がすごいな」ザッ



イエ―ガー「海馬コーポレーションにこんな地下室があるとは



社員「彼らが言っていたデュエルモンスターズクエストは長年ここで放置してあったものです」スタスタ



社員「確か…こっちの……」ギイイ



ガチャ



イエ―ガー「具体的にはどういうものなのですか?」



社員「昔、デュエルモンスターズ黎明期に途中で開発を断念したゲームです」



社員「電脳世界に人の意識をワープさせデュエルを楽しむことを目標としていたらしいです」



遊星「なぜ断念を?」



社員「……BIG5という当時の重役たちの暗躍により社長の瀬戸様が電脳世界に囚われるという事件が発生したのです」



45: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/03(月) 01:06:29.80 ID:TkvkVpp30


イエ―ガー「BIG5……?それってあのウイルスと同名の」



遊星「?」



社員「ええ……なにか関連があるのか……」



イエ―ガー「……ふうむ、まあとにかく、今はウイルスの指示に従うしかないでしょうね」




イエ―ガー「デュエルモンスターズクエストでの勝負……」




遊星「イエ―ガー、そろそろ詳しい説明をしてくれないか」




イエ―ガー「不動遊星……デュエルリングサーバの件は把握してますか?」




遊星「ああ……ソリッドヴィジョンの不具合のことだろう」



イエ―ガー「はい、実は……」


……………………………


46: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/03(月) 01:19:10.40 ID:TkvkVpp30

…………


遊星「そんなことが………なるほど、それで対戦相手として俺を」



イエ―ガー「遊星!どうか海馬コーポレーションの危機を救ってください!」




社員「私からもお願いです!このままではKCグランプリが滅茶苦茶になってしまう……!そうなれば我が社はお終いです!」




遊星「……分かった、やれるだけのことはやってみよう」




イエ―ガー「英雄のあなたなら信頼できます!」




遊星「よしてくれ、しかし、そのゲームは動くのか?」




社員「ううむ………あ、あそこのブルーシートが掛けられているやつ」ザッ



バサアアッ



社員「あった!これです!」



イエ―ガー「ほほう……安眠カプセルのような見た目ですね」


47: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/03(月) 01:35:57.13 ID:TkvkVpp30



遊星「そのカプセルの中のヘッドギアを被ればいいのか……」



社員「ええ……しかし驚きです……まさか生きているとは」カチカチ……ブウウウーーーーン



イエ―ガー「電源が入りましたね…」



遊星「じゃあ済ませてしまおう、デュエルを返してもらわなければ」ザッ



社員「しかし、気になるのは肉体を賭ける……という部分ですね」



イエ―ガー「ええ……おそらく危険な闘いになるでしょう、遊星気を付けて……」



遊星「ああ……俺自身も未知の戦いだ……必ず勝つ自信はない」



遊星「とりあえず敵の懐に飛び込んでみるとするさ……」ギシ……



遊星「始めてくれ……このゲームをクリアすればいいんだろう?」カチャ



イェーガ「ええ……では、ゲームスタートです!」バッ



社員「はい!」カタカタカタカタ  ッタ―――ン!!


ブウウウウウウウーーーーーーーーーーーーーーン…



48: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/03(月) 01:42:33.50 ID:TkvkVpp30

遊星「っぐ……」ブウウーーーーーーーーーーン……



ゴオオオオオーーーーーーーーーーーーーーーーー……


001010001110010101010101111110101010111010101010110111010101001101011110111010101100011001101010101010011


バチバチバチバチ……


シュウウウウウ



遊星「………ここがゲームの世界」ザッ



遊星「森林地帯か………とこへ向かえばいいのか」ザッ



遊星「とりあえず道は用意されている、進んでいくしかないな」



ザッザッザッザッザッザ……


ガサガサガサガサガサガサガサガサッ



遊星「!………何かくる?」



FGD「ギャアアアアアアアアアアアアアアアア!」攻5000




FGD「ギャアアアアアアアアア―――――!」攻5000




FGD「ギャアアアアア―――ァアア!!!」攻5000



遊星「!なっ……」



49: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/03(月) 01:52:52.30 ID:TkvkVpp30


遊星「これは……デュエルモンスターズ最強の攻撃力を持つ、FGD……それも3体!」



FGD「ギャババババアアアアアアアア!!」ギュウウウウウウウン……


FGD「バババアババババ!!」ギュウウウウウウン……


FGD「ギャアアアアアバアバババババババ!!!」ギュウウウウン……



遊星「くっ」シュッ


ドシュウウゥ――――――――――――――――――――ン!!ドシュウウ――――――――――――――――ン!!ドシュウウ―――――――――ン!!



ゴバアアアアア―――――――――――――――――――――――――ン!!!



ゴアアアアアアアアーーーー……………



00010100000010101011010111101011010101011110101010101010101110101011101011000111101010101010001010101011110001101010



BIG5「ハハ00101ハハハハ01000111010001ハハハハハ!!!一瞬ダ001001コレガ大人ノ戦イ方ダ!001001」



BIG5「イヤ0001110101アレヲ見ロ!00100010」



BIG5「何1100010?」



01000111101010101011111100000010101011010101100001111010101000000001011000010101011111101011110001001010111111111000



シュゥゥゥウウウ………






51: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/03(月) 02:03:15.39 ID:TkvkVpp30



遊星「………」LP4000



シールドウイング「ギャアアアアァ……ァっ………!」守900  ドゴオオーーーン……!



《シールド・ウィング/Shield Wing》 †
効果モンスター
星2/風属性/鳥獣族/攻 0/守 900
このカードは1ターンに2度まで、戦闘では破壊されない。



遊星「助かった、シールド・ウイング、ありがとう」



シュゥゥゥウウウ………



0100101010101101111101010111101010001011101001011101010101011111000110101000001111010010001100



BIG5「壁モンスターデ001110防イデイタノカ0010111000!」



BIG5「アレガ00110不動遊星11010流石ニ簡単デハナイナ001110」



BIG5「ダガ凌イダダケデハ勝テンゾ0110110次ノ攻撃デ今度コソ10101」



BIG5「ム?」



10111010001010101110100111101001100000111110110000101011010101101111101000110101111100101000000




遊星「集いし闘志が怒号の魔神を呼び覚ます。光さす道となれ!シンクロ召喚!粉砕せよ、ジャンク・デストロイヤー!」バッ!



《ジャンク・デストロイヤー/Junk Destroyer》 †
シンクロ・効果モンスター
星8/地属性/戦士族/攻2600/守2500
「ジャンク・シンクロン」+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、
このカードのシンクロ素材としたチューナー以外のモンスターの数まで
フィールド上のカードを選択して破壊できる。


デストロイヤー「オオオオオオオァ!!」


52: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/03(月) 02:11:03.77 ID:TkvkVpp30



遊星「効果発動!素材としたチューナー以外のモンスターの数だけフィールドのカードを破壊する!」バッ



遊星「チューナー以外のカードの数は3体!よってすべてのFGDを破壊する!タイダルエナジー!」



ドゴシャアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!



000101011110000100100011110000100111110001001110



BIG5「……………」



BIG5「…000101010……奴二アンナ攻撃ハマルデ通ジナイヨウダナ」



BIG5「時間ノ無駄ダ001我々……001イヤ、私……?ドッチダッタカ001001ガ、直接相手シナケレバ」



BIG5「今度コソ0011101110生身ノ身体ヲ11101110000手二11010入れる1111000」





00011111100111111111001010100111100001111110000011111111001101010100101

53: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/03(月) 02:19:45.05 ID:TkvkVpp30


遊星「ふう………危ないところだった」



遊星「しかし、とんでもないゲームだ……開発中止も納得だな」


0111001


遊星「?……なんだ……」



シュンッ



BIG5「不動遊星」スタッ



遊星「!?な……なんだお前は?」



BIG5「私ハBIG5ダ」



遊星「!お前が……BIG5……もう出てくるとは」



遊星(しかし……この姿は一体……何人もの人間が重なって見える……)



BIG5「デュエルダ、私ガ負ケレバデュエルリングサーバノ支配権モ返ソウ」


BIG5「ダガ!私ガ!勝テバ!オ前ノ身体ヲ!イタダク!」



遊星「!俺の身体を……そういう意味だったのか」



BIG5「16歳!!16歳!!ヌフフフフフフ!!!」



遊星「……悪いが俺は16歳じゃない!」ガシャッ



BIG5「オット………ノイズダ……」

61: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/03(月) 21:41:09.30 ID:TkvkVpp30


BIG5「大人ノ戦イを見セテヤロウ……」カシャ  LP4000



遊星「デュエルだ!」LP4000



BIG5「私ノターン!」シュッ 手札5



BIG5「カードヲ2枚セットシ、モンスターヲセット!」ガガッ 手札2



BIG5「ターンエンド……」



遊星「どんな戦術で来る……俺のターンだ」シュッ 手札6



BIG5「フッフフフフフフフ……」



遊星「ん……?何を笑って……」



遊星「……!?」



010110111100011111100010101010100110010111010101010111100010101011010101101000111101001100101110



バリバリバリバリバリイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!



イエ―ガー「な、なんですかあああ!!?」



社員「ゆ、遊星さんに異常発生!」カタカタ



イエ―ガー「どうしたというのです!?」

62: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/03(月) 21:53:05.58 ID:TkvkVpp30


社員「こっこれは……!」




ガシャ―――――――――――――ン!




イエ―ガー「むう!?」



パトロール・ロボ「……」ガションガションガションガション



《パトロール・ロボ/Patrol Robo》 †
効果モンスター
星3/地属性/機械族/攻1100/守 900
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分のスタンバイフェイズ時に相手フィールド上にセットされたカード
1枚を確認する事ができる。




社員「こ……これは……昔海馬コーポレーションが兵器製造会社だった頃の……」




イエ―ガー「我々をどうするつもりです!?ちょっ、やめなさい!のおおおおおお!?」



……………………………………………………


63: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/03(月) 22:04:02.92 ID:TkvkVpp30


海馬コーポレーション前


イエ―ガー「………………」



社員「……」




イエ―ガー「……くう……?あれ。私は……」ムク



社員「う………ここは……?」ムク



イェーガ「我々は……何を……?」



社員「…!デュエルリングサーバですよ!BIG5との勝負……!」



イエ―ガー「ああ……!そうでした、ポッポタイムまで行って不動遊星に依頼しなければ……」



ウイーーーン タッタッタッタッ



社員2「イエ―ガー市長ー!社員さん!」



イエ―ガー「?」



社員「どうしました」



社員2「デュエルリングサーバが回復いたしました!」



イエ―ガー「!なんと!」



65: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/03(月) 22:13:38.38 ID:TkvkVpp30


社員「ほ、本当ですか?」



社員2「ええ、ソリッドヴィジョンシステムも無事です!」



イエ―ガー「まったく……人騒がせな……」



社員「よかった……これでKCグランプリが問題なく進行できる……」



イエ―ガー「BIG5なるウイルスは駆除できたのですね」



社員2「ええ……というより自然に消滅したという感じで……」



社員「むう……謎ですね、とにかくこれまで以上にセキュリティを強化しましょう」



社員「市長、お騒がせして申し訳ございませんでした…すべて元通りです」




イェ―ガー「気を付けてくださいよ、私にだってやるべきことがあるのですから」




………………………


66: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/03(月) 22:21:47.72 ID:TkvkVpp30


次の日


ポッポタイム


コナミ「………」コンコン



コナミ「ふうーむ……遊星は今日もいないのか……?昨日は帰ってこなかったようだし、旅行かな?」



ゾラ「……」サッサッサッサ……



コナミ「おうゾラ、遊星どうしたか知ってるか?」



ゾラ「遊星ちゃん?いないのかね……?私は知らないよ」



コナミ「そうか……ふーむまあそんなこともあるだろ」



ゾラ「そういえば昨日、市長が訪ねてきているのを見たね」



コナミ「イエ―ガーが……?ふーん」



…………………………………

67: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/03(月) 22:31:34.52 ID:TkvkVpp30


次の日


KURUMIZAWA



コナミ「ふー」緑茶ズズー



ワーーーーワーーーー オレノターンダーーーシャオラアアーーーーワーーーーワーーー



コナミ「今日はデュエルスペースが大人気だな」




恵「最近ソリッドヴィジョンが使えなかった………反動……」




コナミ「床でやるのもいいと思ったけどな」




コナミ「そういえば、昨日遊星を見たか?」




恵「………いや、見てない……」



コナミ「そうか……やっぱ旅行かな……でも報告ぐらいするよな…?」



恵「………一人になりたいときくらい……ある……」



コナミ「そうだな」

68: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/03(月) 22:34:22.19 ID:TkvkVpp30


そして一週間後



コナミ「遊星消えたぞ!」

69: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/03(月) 22:46:06.68 ID:TkvkVpp30


中央広場



あげは「きゅ、急にどうしたの……?」



コナミ「1週間も遊星がガレージに帰ってきていないぞ!」



あげは「チャンピオンが……?へー……」




コナミ「遊星だから大丈夫だと思うが、ちょっと心配になってきたんだ」




あげは「……そういえば、ボクも最近見てなかったなあ」




コナミ「イエ―ガーに聞いても知らないの一点張りだったしな、最後に会ったの多分あいつなのに」



コナミ「…………っと、そろそろバイトだ、KURUMIZAWA、俺行くな」



あげあ「あ、そ、そう……ぼ……ボクもいこうかなー」


コナミ「構わんぞ」


ザッザッザッザ

70: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/03(月) 22:58:06.12 ID:TkvkVpp30


KURUMIZAWA

カランカランカラン


恵「…………」



コナミ「ちょっと遅れた―!」ザッ



恵「……………コナミ…2分遅刻」



コナミ「すまんな」



あげは「レインさん、どうもー……」テクテク



恵「……いらっしゃいませー……」



コナミ「客があまりいなくてよかった、今日は楽そうだな」ザッザッザ



恵「店長は……もう少しで帰ってくる……」




コナミ「了解ー……」

71: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/03(月) 23:11:46.68 ID:TkvkVpp30


ピロリン……



コナミ「む……俺のケータイにメールだ」



恵「……勤務中は……電源……切るべき……」ムス



あげは(そういえばボク番号交換してないや………してくれるかな……?)ドキドキ




コナミ「わかったよ……ん?」カチカチ




コナミ「遊星からだ……」



あげは「え……?なんだ良かったじゃん、無事で」



コナミ「ああ……どこ行ってたんだろうな」ピ



【01010110101010110010110010助け11001010100010求10110】



コナミ「…………………」

73: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/03(月) 23:19:47.87 ID:TkvkVpp30


コナミ「な、なんだこれ……?」



あげは「え?」



コナミ「遊星からのメールが変なんだ」スッ



あげは「うわあ……軽くホラーだね……チャンピオンこんな冗談を…」



コナミ「いや……冗談でこんなことしないぞ遊星……助け求って書いてあるな……」



コナミ「事件に巻き込まれているのか……?」



コナミ「あ……画像が添付されている…」タンッ



ヴウウウン………



コナミ「………これは……地図だな……」



75: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/03(月) 23:34:47.52 ID:TkvkVpp30



コナミ「………マークがついてる………地点は……」



恵「………ここは……海馬コーポレーション……タッチしてみて……」



コナミ「?」タン



ヴォオオーーーン……



コナミ「おお……海馬コーポレーションの建物内見取り図だ……」



あげは「なんでこんなのを……?」



コナミ「…地下にマークが………これはタッチしても反応が無い」



コナミ「ここに来てくれってことか……?」



ピロリン


コナミ「あ、またメール……遊星だ」



【急1101010100期限1011100024時間11010000010001】



コナミ「期限が……24時間?」




76: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/03(月) 23:47:24.87 ID:TkvkVpp30


コナミ「なんか切羽詰まってる感じだな……なんだこの10って……」



恵「…………」ボー



コナミ「とにかく………海馬コーポレーションに行ってみるか」



あげは「でもあそこって一般人は入れないんじゃなかったっけ?」



コナミ「そうなのか………?幸子の会社といい……厳しいな…遊星はなんでこんなところに……」



恵「………」



コナミ「そうだな……幸子に頼んでみるか……」



あげは「海野さんも忙しいんじゃないかなー……」




78: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/03(月) 23:59:12.72 ID:TkvkVpp30


海野財閥  本社  社長室


幸子「……298……299…………」ググググググ……



幸子「……300!」グンッ


シュタッ



幸子「ふうーーーー…………ノルマ達成ですわ……逆立ち腕立て300……」



じいや「幸子様お疲れ様でした、タオルです、シャワー室の用意もできています」サッ



幸子「ありがとうございます、じいや」フキ……



じいや「しかし感服しました、体つきは以前と変わらないのにもかかわらず内包されているパワーはけた違い……」



幸子「ふ……すっかり昼休みの筋トレも日課になってしまいましたわ、デュエリストとしては当然ですが」フキフキ……



じいや「デュエリストとは大変なものなのですな」




88: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/05(水) 20:04:48.15 ID:kdFjBsr/0


……………


20:30


幸子「さて、じいや、今日はここまでにしましょう」パタン



じいや「承知しました、帰宅用の車を用意いたします」



ピロリーーーーン


幸子「む……メール」



幸子「…………ふむ、じいや、少し用事ができましたわ、先に帰っていてください」



じいや「はい、大学の学友様ですか?」



幸子「まあ、そうなところですわ」



……………



89: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/05(水) 20:17:18.95 ID:kdFjBsr/0
↑ そんなところですわ でした


中央広場



ブロオオオーーーーーーーーーーーーーーー   ギャギギギギイイイイッツ


幸子「ふう……」カポ



コナミ「幸子!悪いなこんな夜に呼び出して」ザッ



恵「……こんにちは………」



幸子「庶民ごときが私を呼び出すとは……と言いたい所ですが……」



幸子「貴方には借りがありますからね、不問にしてあげましょう」



コナミ「サンクス」



幸子「レインさんも御機嫌よう、で、何の用ですか」



90: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/05(水) 20:35:20.10 ID:kdFjBsr/0


…………………………



幸子「不動遊星が……海馬コーポレーションに囚われている?」



コナミ「ああ」



幸子「おかしなことを言う人、そんなことをするメリットがどこにありますの?」



コナミ「だが本当にメールが来たんだよ、ずっと行方不明の遊星から」



恵「…………真実」



幸子「ふう……………ま、いいでしょう、私なら確かに海馬コーポレーションに自由に出入りできます」




幸子「ですが…現在時刻10:30、もう社員の方たちも皆帰宅してしまっているのでは?」




コナミ「なに……マジか?」



93: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/05(水) 20:50:51.92 ID:kdFjBsr/0


………………

海馬コーポレーション  裏側



コソ……コソコソコソコソ……



コナミ「やはり潜入しかないだろうな」ザザッ



幸子「私の会社の時もやってましたわよね庶民………やれやれですわ」



恵「…………」サササッ



恵「…前方と後方から生物反応……おそらく警備員」ピク



コナミ「なに!?挟まれたか!?」



幸子「!庶民、眠らせましょう!」ババッ



コナミ「ま、まて!ことを荒立てるのはまずい………どこかに隠れよう……!」



幸子「どこにも隠れられる隙間なんてありませんわよ!」



コナミ「やっべえええええ………!?」

94: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/05(水) 21:01:16.03 ID:kdFjBsr/0


恵「………」


幸子「私は万が一にも顔を見られるわけにはいきませんのよ!」



コナミ「ぐ………仕方ない……一撃で眠らせられるか?」



幸子「やるしかありませんわ……」ザッ



コナミ「わかった、俺が前をやる……幸子は後ろを頼む……」


幸子「ええ………」



ザリ………



恵(………この裏口……電子ロックがかかっている………これなら……)スッ



恵「コナミ………このロック解ける……暴力不要」



コナミ「なに?!」



幸子「!レインさん……うなじからコードが延びて……」


96: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/05(水) 21:42:36.11 ID:kdFjBsr/0
……………………


海馬コーポレーション内 1階



コソ………


コナミ「侵入成功……恵……お前すごい奴だったんだな、助かったぜ」



恵「未来の技術を……使用して造られた私にとって……この時代の電子ロックなんて襖同然」




幸子「敵になったらと思うと恐ろしいですわ……」コソ……



コナミ「さて………遊星から送られてきたMAPに従って……地下室に向かうぞ」



ザッ  ザッザッザッザッザッザッザッ



コナミ「!………なんだあれは」



パトロールロボ「………」ウィーーーーーーーーーーーーン



恵「…………不細工な……ロボ」


幸子「なんなんですの……銃器が装備されていますわ」



108: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/06(木) 23:37:38.04 ID:RUW2K6Sd0


コナミ「あの機械が地下室への道を守ってやがるのか……」




幸子「海馬コーポレーションの地下室はトップシークレットと聞いていましたが……あんなものがガーディアンとは」




レイン「私なら近づけば無力化できる………でもあの銃器は……厄介」




コナミ「ふむ………なら、俺と幸子で……やるか?」



幸子「あの銃器さえ気を付ければ無効化できるかもしれないですね」



コナミ「よし、俺が先陣を切る、続いてくれ」シュッ



…………………


パトロールロボ「……」ガション……


シュッ


パトロールロボ「!」グリンッ




109: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/06(木) 23:43:00.71 ID:RUW2K6Sd0


コナミ「ちゃ!」ガイン!



パトロールロボ「!!?」銃口が曲がる



コナミ「よし!これで撃てまい!このまま動きを封じて……」ガシイイッ



パトロールロボ「~~~~~~~~~!!!」グググググ



幸子「大人しくなさい!」ガシイイ




111: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/07(金) 00:00:54.67 ID:fZEEhZNo0


ググググググググググググ




コナミ「よっしゃあああ………!今だ恵!」




幸子「なんて力………長くはもちませんわ……!」グググググ



恵「!」シュルルッ



パトロールロボ「!?」カチンッ



恵「…………データを上書き…………電源を…………OFFに」バチバチバチ



パトロールロボ「………!……」シュウウウン……


ガクンッ



コナミ「お……力が緩んだ」



幸子「ふう…ふう………うまくいきましたね…」



112: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/07(金) 00:12:11.18 ID:fZEEhZNo0


恵「………レトロだった………余裕」ブイ



コナミ「あれは俺でも勝てるか微妙だったからな……サンキュー」



幸子「元兵器会社の闇を垣間見た気がしますわ」



コナミ「この先が地下室だな……行こうぜ」



ザッザッザッザッザッザッザッ


………………


ギイイイイ


コナミ「ここが地下室か、広いな」



恵「………」



幸子「こんな埃っぽいところに私を……」

115: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/07(金) 00:18:45.23 ID:fZEEhZNo0


コナミ「遊星はなぜ俺をここに呼んだんだ……?」




幸子「暗くてよく見えませんね……」




恵「………」



恵「……あっちの部屋に生物反応あり…」ピ



コナミ「なに……?遊星か?」




幸子「海馬コーポレーション関係者かもしれませんわ……だとしたら私は見られるわけには……」



コナミ「用心していくぞ……」ザッザッザ



ギイイイイイ……



ピッピッピッピッピ………



コナミ「!」





116: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/07(金) 00:44:02.20 ID:fZEEhZNo0


遊星「………」 ピッピッピッピ………



コナミ「遊星だ!寝ている!」



幸子「うっ!?………なぜこんなところで、そしてこのカプセルは一体………?」



恵「……」



コナミ「まさか一週間前からずっとか………?」



ピッピッピッピッピ……



コナミ「どうすれば……ぶっ壊して救出するか」



幸子「もっとよく見てから判断したほうがいいですわ」



コナミ「むう………恵、何かわかるか」



恵「………」


120: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/07(金) 14:02:57.31 ID:fZEEhZNo0


恵「………このマシーン、知っている………未来の資料にあった」



恵「たしか…………デュエルモンスターズクエスト……電脳世界に入り込んで遊ぶゲーム……」




コナミ「電脳世界

121: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/07(金) 14:15:47.71 ID:fZEEhZNo0

コナミ「電脳世界だって?」



幸子「!このカプセルがそうなのですか……話には聞いていましたが」



幸子「しかし結局開発は中断されたのでしょう?なぜ不動遊星がこんなものの中に」




恵「分からない………しかし、このゲームはゲームをクリアするかセーブポイントを見つけるまで現実世界に戻ることはできない」




恵「力尽くで救出したら………危険………」



コナミ「そうか………」



幸子「ではどうしますの、あまり長居はできませんわよ」



コナミ「遊星が呼んだってことはこの状況から助けてほしいってことだろうしな……」



恵「なら……コナミがゲーム内に入って確かめてくればいい……」



コナミ「え?」

122: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/07(金) 15:14:03.82 ID:fZEEhZNo0


恵「あそこにもう一つカプセルがある………あれを使って……」



コナミ「でもゲームって一人一人がやるもんだろ……?」




恵「デュエルモンスターズクエストは一つの電脳世界にすべてつながっている……」



コナミ「そうか……じゃあ俺もあのカプセルに入ればゲームの中に入れるんだな」ザッザッザッザ




恵「私はサポートする……」シュルルル   カチン




幸子「では私はここで見張りをしましょう、誰かに見つかってはまずいですからね」



コナミ「よいしょっと……」ギシ



コナミ「よし!準備完了だ!いけええええええええ!!」



コナミ「…………スイッチ誰かいれて」



幸子「一人じゃゲームスタートもできませんの!?」カチ!



恵「それもこのゲームの難点………」バチバチバチ


123: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/07(金) 15:18:10.44 ID:fZEEhZNo0



100010100101011101001010100101111000



コナミ「うおおおおおお!!?こ、この妙な感覚……」



ギュウウウウウウウウウン………


バシュンッ!



コナミ「………ここがゲームの世界?」



ブオンッ


恵『………』



コナミ「うお!?上空に恵の顔が………なんだ!?」



恵『このゲームにハッキングした………これからサポートする………」



コナミ「おお………助かるぜ………」



恵『まず…………あ』



コナミ「どうした」


124: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/07(金) 15:23:21.16 ID:fZEEhZNo0


恵『……不動遊星の居場所を特定した』



コナミ「!マジか」



恵『レトロだけあって……チョロ甘………』



コナミ「ならさっさとそこに向かおうぜ!案内頼む」



恵『しかし………彼の周りにだけ妙なプログラムが……』




恵『異質な…………私でも解析不能………』




恵「とにかく……今からその場所に転送する……案内も不要」




コナミ「チートきたああああーーーーーーーーーーーーーーー!!!」バシュン


1101010110110001010101000111101010101110010101


110100110111100000


128: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/07(金) 17:02:53.32 ID:fZEEhZNo0

デュエルモンスターズクエスト 某所



遊星「ぐ…………」



BiG5「足掻クヤツダ……サッサト我々ニ渡セ」



遊星「誰がお前たちなんかに……!」グググ



BIG5「時間稼ギナド無駄ダ、助ケナド来ナイゾ」




遊星「く…………限界か………」



BIG5「パトロールロボガオマエノ仲間ノ記憶ヲ操作シテシマッタカラナ!ハハハハハ”」



1000010110111011010000001111000001111010111110110010101100000101101001110010




BIG5「ヌウ!?コレハ………?」







129: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/07(金) 17:20:05.19 ID:fZEEhZNo0


シュウウゥウ……



コナミ「ふう……」ザッ



BIG5「何者!」



遊星「コナミ!よく来てくれた!」



コナミ「遊星!と……何か気味の悪い奴……!」



BIG5「何故救援ガ……?マサカ不動遊星………!」



遊星「わずかなスキを突いてメールを送らせてもらった!」



BIG5「キサマァーーーーーーーーーーーーー!!!」



コナミ「遊星が檻に閉じ込められている……」



遊星「コナミ!気を付けろ!」



コナミ「恵!あの檻破壊できないか!」



130: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/07(金) 17:29:14.82 ID:fZEEhZNo0


ヴォン


恵『………所詮はデータ……すぐに破壊できる……』



BIG5「サセルカ!」バッ



11001010100010010101100101100100101010



恵『ううぅっ!?』バチチチチチ



コナミ「!?」




恵『こ、この11010100データ10100は110011100」ザザザッ


ブツンッ


遊星「どうした!?」



BIG5「私ノデータガ簡単ニ敗レルト思ウナ!」


131: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/07(金) 17:43:55.37 ID:fZEEhZNo0


10011010000010101010100111000011100000


バチイイイ


恵「ぁあっ!!?」ドサアア



幸子「!ど、どうしました……」



恵「ハア………ハア………」ザッ



恵「謎のデータに追い出された………もうコードを使っての侵入は無理………ブロックされてしまった………」



幸子「こんなレトロゲームにそんな防御機能が?」



恵「通常のプログラムではない……異質な………人間の執念をデータ化したかのような………」



恵「とにかく………私もどうすることもできない」



幸子「…………」



100000100111100010110000001100111000



132: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/07(金) 18:05:56.38 ID:fZEEhZNo0


コナミ「………」



BIG5「アノ程度ノハッキングデ私ヲ倒セルモノカ………私ヲ倒スニハデュエルノミ!」



コナミ「デュエルか…………面白え!」



遊星「まて!そのデュエルは……」



BIG5「ダマッテイロ!」111000101001010010010000


バチバチバチバチ


遊星「ぐううっ……!?」(口が開かない……)



BIG5「助言ナド許サン」



コナミ「?………」

136: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/07(金) 20:28:08.40 ID:fZEEhZNo0



BIG5「デュエルダ、サッサト片ヅケテヤル」ガシャ



コナミ「お前が何なのかはわからんが、とにかく倒す!」ガシャ



遊星「!………」バチチチチ



100101001110001001010010101011010101010111000100001111000



幸子「ふうむ………」カタカタカタカタカタカタ



恵「……………何を?」



幸子「このゲームの設定を調べているだけですわ、他にやることもないですし」カタカタカタ



10010011110001110001110001100001110000001111111110001010100101000



BIG5「私ガ長年電脳世界ヲ渡リ歩キ編ミ出シタ最強ノ戦術………見セテヤル……!」LP4000



コナミ「デュエル!」LP4000

138: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/07(金) 20:40:10.85 ID:fZEEhZNo0



BIG5「私ノターン、手札抹殺発動」バッ


《手札抹殺/Card Destruction》 †
通常魔法(制限カード)
お互いの手札を全て捨て、それぞれ自分のデッキから
捨てた枚数分のカードをドローする。



コナミ「なに、いきなりか」手札5



BIG5「手札ヲスベテ捨テ、元ノ枚数ドロー」シュッ 手札4



コナミ「……」手札5 シュッ


BIG5「モンスターヲセット、更ニカードヲ二枚セット」ババッ



BIG5「ターンエンドダ」手札1



コナミ「妙な一ターン目だな……」



148: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/11(火) 03:12:07.65 ID:J6IAd/bH0



コナミ「俺のターン!」シュッ  手札6



コナミ「セットモンスターか………とりあえずこいつだな……ジェネクスコントローラーを召喚!」バッ



《ジェネクス・コントローラー/Genex Controller》 †
チューナー(通常モンスター)
星3/闇属性/機械族/攻1400/守1200
仲間達と心を通わせる事ができる、数少ないジェネクスのひとり。
様々なエレメントの力をコントロールできるぞ。



ジェネコン「ギ―」



コナミ「さらに名推理を発動!」バシッ



《名推理/Reasoning》 †
通常魔法
相手プレイヤーはモンスターのレベルを宣言する。
通常召喚可能なモンスターが出るまで自分のデッキからカードをめくる。
出たモンスターが宣言されたレベルと同じ場合、めくったカードを全て墓地へ送る。
違う場合、出たモンスターを特殊召喚し、それ以外のめくったカードは全て墓地へ送る。



コナミ「レベルを宣言してもらおうか」



BIG5「フッフッフッフ……デハ3ダ」



コナミ「一枚目……魔法カードか……二枚目……トラップ……」シュッシュ



コナミ「三枚目………!よし、ブラッドヴォルスだ☆は4!特殊召喚できる!」シュッ



《ブラッド・ヴォルス/Vorse Raider》 †
通常モンスター
星4/闇属性/獣戦士族/攻1900/守1200
悪行の限りを尽くし、それを喜びとしている魔獣人。
手にした斧は常に血塗られている。


149: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/11(火) 03:19:07.98 ID:J6IAd/bH0


BIG5「……」



遊星「っ……」



コナミ「まずはシンクロせず……二体で攻め込んでみよう、ヴォルスでセットモンスターを攻撃!」バッ



ヴォルス「オオオオオオオ!!」攻1900


ザシュウウッ


メタモルポット「ひぎゃあああ!!」守600


《メタモルポット/Morphing Jar》 †
リバース・効果モンスター(制限カード)
星2/地属性/岩石族/攻 700/守 600
(1):このカードがリバースした場合に発動する。
お互いの手札を全て捨てる。
その後、お互いはデッキから5枚ドローする。



コナミ「なに!そいつは……」



BIG5「マタ手札ヲ入替エルゾ」シュッ 手札1→5



コナミ「……」シュッ  手札4→5



BIG5「デ、ドウスルカネ」



コナミ「ジェネクスコントローラーで攻撃!」バッ



ドゴシャアア



BIG5「ヌウゥ……」LP4000→2600



コナミ「よっし!二枚のセットカードなんかこわくないぜ!」



遊星「~~~~~~~~~~~~!!」





150: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/11(火) 03:29:13.90 ID:J6IAd/bH0


コナミ「そして……星4のブラッドヴォルスに☆3のジェネクスコントローラーをチューニング!」バッ



☆4+☆3=☆7


カアア



コナミ「シンクロ喚!A・ジェネクス・トライフォース!」バッ


《A・ジェネクス・トライフォース/Genex Ally Triforce》 †
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/機械族/攻2500/守2100
「ジェネクス」と名のついたチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードのシンクロ素材としたチューナー以外のモンスターの属性によって、
このカードは以下の効果を得る。
●地属性:このカードが攻撃する場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
●炎属性:このカードが戦闘によってモンスターを破壊した場合、
そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
●光属性:1ターンに1度、自分の墓地の光属性モンスター1体を選択して、
裏側守備表示で特殊召喚できる。



トライフォース「ヒャハアアアアアアアア!!」攻2500



コナミ「効果は得られなかったが2500だ……カードを二枚セットしターンエンド」ババッ  手札3



BIG5「クックック……攻撃力ナド意味ハ無イ」



コナミ「なに?」



BIG5「私ノターン」シュッ 手札6



BIG5「私ハモンスターヲセット……ソシテ」



152: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/11(火) 03:51:12.94 ID:J6IAd/bH0


BIG5「手札断殺ヲ発動!」バッ


《手札断殺Hand Destruction》 †
速攻魔法
お互いのプレイヤーは手札を2枚墓地へ送る。
その後、それぞれ自分のデッキからカードを2枚ドローする。



コナミ「!こいつさっきから手札入替えカードばかり…………まさか」シュッ  手札3→3



BIG5「フッフフフフ、魔法再生発動…」バッ  手札4→4



《魔法再生/Spell Reproduction》 †
通常魔法
手札の魔法カードを2枚墓地に送る。
自分の墓地から魔法カードを1枚選択し、手札に加える。



BIG5「私ハ……手札抹殺ヲ手札ニ戻ス」スッ



BIG5「ソシテ……発動スル!」バッ



コナミ「!……」



BIG「手札総入レ替エダ!ハハハハ!!」シュッ 手札2→2


コナミ「……デッキ破壊か……?」手札3→3





153: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/11(火) 04:01:50.70 ID:J6IAd/bH0


BIG5「大人ノデュエルヲ見タカ」



コナミ「手札をくるくる入替えて何が大人のデュエルだ!デッキ破壊だろうがな、そんなもんやられる前にLPを0にしてやる!」



BIG5「ソンナ事ハ不可能ナノダヨ、フッフッフッフッフッフ」



コナミ「な…………?」



BIG5「デュエルハオシマイダ!トラップ発動!」カチ



《現世と冥界の逆転/Exchange of the Spirit》 †
通常罠
「現世と冥界の逆転」はデュエル中に1枚しか発動できない。
(1):お互いの墓地のカードがそれぞれ15枚以上の場合に1000LPを払って発動できる。
お互いのプレイヤーは、それぞれ自分のデッキと墓地のカードを全て入れ替え、
その後デッキをシャッフルする。


ギュウウウウウウウウン……



コナミ「!………なんだ、それは」


BIG「我々ノ墓地ニ15枚以上ノカードガアル時ニ使エルカードダ!」墓地15



コナミ「そのための手札入替え……!?」墓地19



BIG5「気付クノガ遅カッタナ!!墓地トデッキヲ入替エル!」


コナミ「っく……!だが、墓地が多いのは俺の方だ!この勝負俺に分がある!」



BIG5「大人ガソコラ辺ノ対策ヲ怠ルト思ウカ!チェーンデトラップ発動!」カチ



《デビル・コメディアン/Fiend Comedian》 †
通常罠
(1):コイントスを1回行い、コインの裏表を当てる。
当たった場合、相手の墓地のカードを全て除外する。
ハズレの場合、相手の墓地のカードの枚数分、
自分のデッキの上からカードを墓地へ送る。



コナミ「!………?」

154: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/11(火) 04:10:30.53 ID:J6IAd/bH0


BIG5「ハッハッハッハ!!コレデコイントスヲ当テタラ、ドウナルト思ウ!?」 LP2600→1600



コナミ「俺の墓地が全部除外される…!つまりデッキが0になるのか……!?」



BIG5「ソウイウ事ダ!コレデ次ノターン、ドロー出来ズニオ前ハ負ケル!」



コナミ「っく………!だ、だが、当たったらの場合だ……確率は二分の一!」



コナミ「俺はこういう勝負に滅法強い男だ!」カチ




BIG5「デハヤッテミヨウカ、フッハッハッハ!表ダァァァ!!」バッ


ピーーーーーーーーーン


コナミ「!………」


0001001111001001011101001101001011100000001100



幸子「………」カタカタカタカタカt



幸子「む………?!………こ、これは?」



恵「どうかした………?」



幸子「どうやらコナミが何者かとデュエル中のようですが……」



恵「おそらく敵の親玉……不動遊星を……このゲームに閉じ込めた張本人……というかウイルス?………」



幸子「そのデュエルの設定を見ていたのですが……」



155: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/11(火) 04:17:17.56 ID:J6IAd/bH0


幸子「コイントス系のカードの裏表が……自由に決定できるウイルスに感染されていますの」



恵「コイントス系の………カード……を?」



幸子「明らかなイカサマですわこれは!何ということを……」カタカタ



恵「………敵は……コイントスカードを……デッキの主軸に置いてある……?」



幸子「ええ…いまモニターにデュエル状況を映し出しますわ……」カタカタカタカタ


ターーーン



ヴォン



幸子「これで……見えるようになりますた」



恵「ふむ…………あっ!?」



幸子「!こ、これは………」



111000011101000001110011010001011100000000111100010010011110001011000000




シュウウウウウ……


コロン   表



コナミ「!………っく………くそっ……」


BIG5「ハッハッハッハー!表ダナ!デビルコメディアン!効果発動!」バッ



ズアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーー…………!


コナミ「お、俺の墓地が消えた……!?」墓地0



BIG5「ソシテ!現世ト冥界ノ逆転ガ発動スル!」



ゴアアアアアアアアア

156: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/11(火) 04:30:14.45 ID:J6IAd/bH0



コナミ「………っ……」デッキ0



BIG5「墓地トデッキハ入レ替ワッタ!」デッキ15



遊星「ぐうっ………!……」



BIG5「ハハハハハ!今ヤ五月蠅イガキハイナイ!誰モイチャモンヲツケル事ハデキヌワ!」



BIG5「オット………ノイズダ」



BIG5「ドローフェイズニカードヲドロー出来ナイ!貴様ノ負ケナノダ!貴様ノ身体モモラッタ!」



ズズズ……



BIG5「ムウ?…………」



コナミ「………………」手札5



BIG5「!………デビルコメディアンニ、更ニチェーンデトラップヲ…使ッテイタノカ……」



《無謀な欲張り/Reckless Greed》 †
通常罠
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
その後、自分のドローフェイズを2回スキップする。

165: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/12(水) 00:03:07.52 ID:0p3x0t3Y0



遊星(これでコナミは2ターンの猶予を得た…………!)



遊星(限られた期間で勝利できるのか…………!)



コナミ「っく……………」



BIG5「トリッキーナ事ヲスル、デハターンエンドダ」 手札3



コナミ「俺のターン……!」手札5



コナミ「無謀な欲張りの効果で……ドローフェイズはスキップだ!」



BIG5「クックック………焦ッテルヨウダナ……」



コナミ「残りLPは1600………トライフォースで直接攻撃すれば倒せる!」



コナミ「舌魚を召喚!」バッ


《舌魚/Tongyo》 †
通常モンスター
星4/水属性/魚族/攻1350/守 800
他の魚を長い舌で捕まえ、エネルギーを吸収する。




167: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/12(水) 00:10:28.58 ID:0p3x0t3Y0


舌魚「ギョッ!」


BIG5「………」



コナミ「バトルだ!まずは舌魚で攻撃だ!」バッ



舌魚「ギョォオオ!」攻1350 ゴオオオオ!


ドギャアア!!!


マシュマロン「マッシュマロン!」守500



《マシュマロン/Marshmallon》 †
効果モンスター
星3/光属性/天使族/攻 300/守 500
フィールド上に裏側表示で存在するこのカードを攻撃したモンスターのコントローラーは、
ダメージ計算後に1000ポイントダメージを受ける。
このカードは戦闘では破壊されない。


バチーーーーーーーーーン!!!!



コナミ「ぐわあぁああーーー!?」LP4000→3000 ザザアアアア!



遊星(!!……戦闘で破壊できない壁モンスター………)



BIG5「焦リデ単調ナ攻撃ヲ仕掛ケテシマッタナ!効果デカウンター攻撃ダ!」



コナミ「っくうぅ……………!くそ!」



コナミ「地砕き発動!」バッ」手札3



《地砕き/Smashing Ground》 †
通常魔法
(1):相手フィールドの守備力が一番高いモンスター1体を破壊する。


168: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/12(水) 00:21:32.72 ID:0p3x0t3Y0


コナミ「マシュマロンを破壊する!」バッ


ドグシャアアアアア!!!


シュウウウウウウウ……


BIG5「フ…………」



コナミ「…ターンエンドだ」手札3



遊星(これで残りは………1ターンのみ………)



遊星(いや………奴がドローで手札抹殺などのカードを引けば、ドローができずにコナミは負ける……)


BIG5「私ノターン」シュ 手札4


BIG5「…光ノ護封剣を発動!」バッ


カカカカカカ!!



《光の護封剣/Swords of Revealing Light》 †
通常魔法
相手フィールド上のモンスターを全て表側表示にする。
このカードは発動後、相手のターンで数えて3ターンの間フィールド上に残り続ける。
このカードがフィールド上に存在する限り、
相手フィールド上のモンスターは攻撃宣言できない。


コナミ「!………」



BIG5「攻撃ヲ封ジタ、ククク、更ニモンスターヲセット、ターンエンドダ」手札2



169: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/12(水) 00:31:41.95 ID:0p3x0t3Y0


コナミ「俺の……ターン!」手札3



BIG5「サア!コノターンデ私ヲ倒シテミロ、ハハハ!」



コナミ「………く」



遊星(これでは攻撃できない…………)


コナミ「………俺は、しぶといんだぜ…」



BIG5「自分デ言ウカ!」



コナミ「手札から無欲な壺を発動!」ガッ




《無欲な壺/Pot of Benevolence》 †
通常魔法
自分または相手の墓地に存在する
カードを合計2枚選択し、持ち主のデッキに戻す。
このカードは発動後、墓地へ送らずにゲームから除外する。
「無欲な壺」は1ターンに1枚しか発動できない。



BIG5「何!」


コナミ「さらに手札から速攻魔法!連続魔法を発動!」ガシャッ



《連続魔法/Serial Spell》 †
速攻魔法
自分の通常魔法発動時に発動する事ができる。
手札を全て墓地に捨てる。
このカードの効果は、その通常魔法の効果と同じになる。

170: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/12(水) 00:38:35.73 ID:0p3x0t3Y0


遊星(!魔法の連続発動で、デッキを回復……)



コナミ「手札をすべて捨て、無欲な壺の効果を使う!」手札1→0 ザシャ



キィィィイイィィ………………ン



BIG「ッチ…」



コナミ「合計……墓地から4枚のカードを戻す…………」



遊星(この残すカードに…勝敗が………)


コナミ「………」ゴソッ………



コナミ「………この四枚だ!」ガシャッ デッキ0→4



コナミ「ターンエンドだ!」手札0


BIG5「無駄ナ足掻キヲ!」シュッ 手札3





172: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/12(水) 00:44:01.91 ID:0p3x0t3Y0


BIG5「……フフフ、ダカ4ターンモ待ッテハヤラヌ!」


BIG5「カップオブエースを発動!」ガッ




《カップ・オブ・エース/Cup of Ace》 †
通常魔法
コイントスを1回行う。
表が出た場合、自分はデッキからカードを2枚ドローする。
裏が出た場合、相手はデッキからカードを2枚ドローする。



コナミ「!ドローカード……」



遊星(狙いはコナミのデッキ消費か!)



BIG5「裏ガデレバオマエハ二枚ドローシナケレバナラナイ!」


コナミ「ぐう………だが裏が出ればだ!」



BIG5「クククッ…………」



BIG5「デハヤッテミヨウカ!」ピーーーーーン!



コナミ「……………………!」


コロン



173: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/12(水) 00:51:07.57 ID:0p3x0t3Y0


遊星(!)



コナミ「………」



表 カタン



BIG5「…………………………………………………ナニイィ!!??」ガーーーーン!!!



コナミ「しゃおらあぁーーーーーーーー!!!」



遊星(!?どういうことだ……俺が調べたデータによると…奴はイカサマをしていたはず…………!)



BIG5「ナ……………ナゼ………!?グッ………!」



BIG5「システムニ侵入者カ…………!?」グィーーーン………



ミニ幸子「イヤデスワ!イヤデスワ!イカサマダメデスワ!」ピョーンピョーン



BIG5「!?ナンダコイツハ!」



コナミ「!?あいつの肩に……ちっちゃい幸子みたいのが………」



176: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/12(水) 00:59:55.71 ID:0p3x0t3Y0

11101100001001001100100011000011100011100011001100000111



幸子「おっほっほっほっほ!我が社が独自開発したアンチウイルス『ユッキーちゃん』の力を思い知りましたか!」カタカタカタカタカタカタカタカタ!



恵「?…………なにを」



幸子「敵の卑怯なプログラムをズタズタにしてやりました、いいテストプレイですわ!」カタカタカタカタ


幸子「ほほほほほ、これでコイントスの確率も元通りですわ」



11010100010111000101011001010111000101000010111110010100101100000011111111



BIG5「チープウイルスメガ!!」バチイイッ


ユッキーちゃん「イタイデスワー!」ドーーーーーン



1100100111000101110100010000111111101010101010101011110101010111000101000



幸子「あっ!?ユッキーちゃんが消されてしまいました……!」


恵「………敵の方が格上…………「?



1100010101010101010101010001101010001111100001111100011000100111111001111000





181: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/13(木) 23:38:01.59 ID:j2AX+1Gt0
BIG5「……」シュッ 手札4



BIG5 「マアイイ、ターン終了」バッ 手札4




コナミ「俺のターン!」シュッ 手札1


遊星「後2ターン、攻撃ができない……魔法カードを除去できれば……」


コナミ「モンスターをセット!」バシ


コナミ「……ターン終了だ」手札0



BIG5「ソンナノンビリシテイテイイノカ?フフフフフ」シュッ 手札5


BIG5「4ターンモ待ッテヤルト思ウナ!モンスターヲセット!」ガッ


BIG5「ターン終了!」



遊星「く………!また、デッキのカードを削るリバースモンスターか?……」



182: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/13(木) 23:45:45.97 ID:j2AX+1Gt0


コナミ「次のターン……反転召喚して効果を使おうって魂胆か…」


遊星「コナミ…!」



コナミ「ドロー!」シュッ 手札1



BIG5「コノターンモ攻撃ハ出来ナイ!ターン終了カ!」



コナミ「俺を甘く見すぎたな!」


BIG5「ナニ?」


コナミ「リバース効果を持つのが自分のモンスターだけだと思うな!」


BIG5「オマエモ!?」


コナミ「まずはトラップカードを発動!DNA定期健診!」カチ


《DNA定期健診/DNA Checkup》 †
通常罠
自分フィールド上に裏側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
相手はモンスターの属性を2つ宣言する。
選択したモンスターをめくって確認し宣言された属性だった場合、
相手はデッキからカードを2枚ドローする。
違った場合、自分はデッキからカードを2枚ドローする。


遊星「!………ドローカードを」



184: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/13(木) 23:58:40.45 ID:j2AX+1Gt0

BIG5「何故自ラ…………イヤ!違ウ!」


BIG5「コイツ……私ノデッキヲ……削ルツモリカ!」


コナミ「俺のセットモンスターの属性を当ててみな!チャンスは二回、当たればお前は2枚ドローだ!」



BIG5(ダガ……私ノデッキハ10枚……この数を減ラシキロウトイウノカ!?)


BIG5(アノ魔法カードデデッキニ戻シタ4枚…………デッキ破壊ヲ目的トシタセレクトカ?)



コナミ「………………」



BIG5「…………地属性ト…………風属性!」



コナミ「!正解は……」バッ


《X・E・N・O/Jowls of Dark Demise》 †
効果モンスター
星2/水属性/悪魔族/攻 200/守 100
リバース:相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択し、
エンドフェイズ時までコントロールを得る。
この効果でコントロールを得たモンスターは、
このターン相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。



xeno「ウッシャァアアアアアアーーーーバラァアアアーーー!!!」


BIG「ヌウ!?」



186: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/14(金) 00:09:21.04 ID:CZ7BQ1M+0


BIG5「私ノセレクトハ……地属性ト、水属性……トイウコトハ!」



コナミ「二枚引いてくださいどうぞー」



BIG5「ヌグウウウ」シュッ 手札6 デッキ8



コナミ「そして!XENOを反転召喚!」バシッ!


BIG5「今度ハナンダー!」


コナミ「お前のモンスターを一体奪い取る!」


コナミ「前のターンセットしたモンスターをいただく!」



ビュルルルルゥウゥーーーーーーーーーーーー!!!




BIG5「グゥウゥーーー!!?」


遊星「良し………!」


コナミ「このセットモンスターを………反転召喚!!」バシッ





188: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/14(金) 00:18:47.02 ID:CZ7BQ1M+0




《悪魔の偵察者/Hiro's Shadow Scout》 †
効果モンスター
星2/闇属性/悪魔族/攻 650/守 500
リバース:相手はデッキからカードを3枚ドローする。
この効果でドローしたカードをお互いに確認し、
その中から魔法カードを全て墓地へ捨てる。


偵察者「ヨイショッ!」


コナミ「こいつの効果は………えーと……三枚引け!」


遊星「引いた中から魔法カードを墓地に送るカードか……」


BIG5「チイイ!」シュッ


手札抹殺
手札断殺
魔法再生



BIG5「………全テ魔法ダッ!」シュッ 手札6 デッキ5


コナミ「これでお前のデッキは残り5枚!カードをセットしてターン終了だ!」手札0



シュウゥゥウゥゥウゥゥゥン……


コナミ「光の護封剣の効果も消えた!」





190: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/14(金) 00:32:37.58 ID:CZ7BQ1M+0


コナミ「悪魔の偵察者も返す!」デッキ2




BIG5「ドロー!」シュッ 手札7 デッキ4



BIG5「シカシマダ私ノデッキノ方ガ多イ……先ニ潰レルノハオ前ダ」



コナミ「………」ガシャ



BIG5「偵察者ヲ守備ニ変エル………ソシテカードヲ2枚セット」ガッ


BIG5「ターン終了!」手札4


BIG5(次ノドローフェイズデ奴ノデッキハ1枚……ソシテコノセットカードノ一枚ハ二者一両損)


《二者一両損/Simultaneous Loss》 †
通常罠
お互いに自分のデッキの一番上のカード1枚を墓地に送る。


BIG5(デッキハ破壊サレル!)







195: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/14(金) 00:47:31.46 ID:CZ7BQ1M+0


コナミ「トラップ発動!闇よりの罠!」カチ




《闇よりの罠/Trap of Darkness》 †
通常罠
(1):自分LPが3000以下の時、1000LPを払い、
「闇よりの罠」以外の自分の墓地の通常罠カード1枚を対象として発動できる。
このカードの効果は、その墓地の通常罠カードの効果と同じになる。
その後、その墓地の通常罠カードを除外する。



BIG5「ヌゥウ!?」



コナミ「LPを1000払い、墓地のトラップカードを除外!」LP3000→2000


コナミ「その効果を使用する!」



コナミ「俺が除外するのは無謀な欲張り!」キュアァアアア………


《無謀な欲張り/Reckless Greed》 †
通常罠
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
その後、自分のドローフェイズを2回スキップする。


BIG5「ナント!」


コナミ「先に引いて、ドローフェイズをスキップだ!」シュッ 手札2



BIG5(コレデハ二者一両損ハ使エナイ!)





197: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/14(金) 00:55:54.73 ID:CZ7BQ1M+0


コナミ「そして俺のターン、ドローフェイズはスキップ!」


コナミ「カードを二枚セット!」ガッ 手札0


遊星「光の護封剣はもう無い……今なら攻撃はできる!」


コナミ「セットモンスターと守備表示の偵察者………先ずはセットモンスターを攻撃!トライフォース!」


トライフォース「イヤッフォオオオオオオオオ!!!」攻2500 ズギャーーーーーン!!!


BIG5「リバース効果を ヲ警戒シナイノカ…!」


コナミ「ずっとリバース状態だっただろうが!」


《魂を削る死霊/Spirit Reaper》 †
効果モンスター
星3/闇属性/アンデット族/攻 300/守 200
このカードは戦闘では破壊されない。
このカードがカードの効果の対象になった時、このカードを破壊する。
このカードが直接攻撃によって相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
相手の手札をランダムに1枚捨てる。


死霊「……」シュゥゥ…… 守200


コナミ「また戦闘で倒せないやつか!」


BIG5「無駄無駄」


コナミ「………ターン終了だ!」手札0


遊星「悪魔の偵察者を攻撃しないのか………」



199: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/14(金) 01:09:59.59 ID:CZ7BQ1M+0


BIG5「アト1ターンシカナイゾ!」シュッ 手札5 デッキ3

メタモルポット


BIG5(効果ヲ使ッタラ私モドロー出来ズニ引キ分ケニナッテシマウ……)


BIG5「私ハ平和ノ使者を発動!」ガッ



《平和の使者/Messenger of Peace》 †
永続魔法
フィールド上に表側表示で存在する攻撃力1500以上のモンスターは攻撃宣言をする事ができない。
このカードのコントローラーは自分のスタンバイフェイズ毎に100ライフポイントを払う。
または、100ライフポイント払わずにこのカードを破壊する。


BIG5「サラニ手札カラ死者転生ヲ発動!」ガッ



《死者転生/Monster Reincarnation》 †
通常魔法
(1):手札を1枚捨て、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。


BIG5「手札ヲ1枚ステ、墓地カラマシュマロンヲ手札ニ!」ザッ


BIG5「モンスターヲセット!ターン終了!」ガッ 手札2



BIG5「今度コソ、オ前ノラストターンダ!」


コナミ「俺はトラップカードを発動する!」カチ




200: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/14(金) 01:20:02.24 ID:CZ7BQ1M+0


コナミ「魔法除去細菌兵器!」カチ



《魔法除去細菌兵器/Virus Cannon》 †
通常罠
(1):トークン以外の自分フィールドのモンスターを任意の数だけリリースして発動できる。
リリースしたモンスターの数だけ、相手はデッキから魔法カードを選んで墓地へ送る。


BIG5「!?」


コナミ「俺は全てのモンスターをリリース!」ギュアァァアアァアァアア!


トライフォース 舌魚 XENO


BIG5(偶然カ……!?コイツ……私ノデッキノ内訳ヲ魔法トラップカ大半ヲ占メテイルコトニ勘ヅイテイルノカ…!)


BIG5「このデッキ3枚ガ……魔法カードノ可能性……低クハ無イ!)



ズキューーーーーーーーーーーーン!!


コナミ「デッキから3枚の魔法カードを捨てろ!」



BIG5「クッ………待テ!」シュッ


光の護封剣 手札断殺 リロード



遊星「よし!全て魔法カードだ!奴のデッキは消滅した!」


ズキューーーーーーーーーーーーン!!


BIG5「グワアァーー!?」


コナミ「そして俺のターン!ドローフェイズはスキップ!」

202: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/14(金) 01:42:09.19 ID:CZ7BQ1M+0

BIG5「ク………ヤルデハナイカ……」


コナミ「ドローが出来ない………攻撃も封じられている、だが、次のターンお前はドロー出来ない!」



コナミ「終わりだ、ターン終了!」手札0



遊星「勝った…………のか」



BIG5「



BIG「大人ハ非常時ノ対応モ完璧ダ!速攻魔法発動!」カチ



コナミ「!?」



遊星「なに………!」


《死者への供物/Offerings to the Doomed》 †
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を破壊する。
次の自分のドローフェイズをスキップする。


203: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/14(金) 01:49:18.84 ID:CZ7BQ1M+0


コナミ「!そいつは……」


BIG5「悪魔ノ偵察者ヲ破壊シ、ドローフェイズヲスキップスル!」



遊星「こ、これではコナミがドロー出来ずに…………負ける!」



コナミ「…………」


BIG5「ハハハハハハ!!残念ダッタナ!終ワリダァァアア!」


コナミ「まさかな…………」



BIG5「…マサカ?」



コナミ「まさか………俺と同じ保険を用意していたとはな!」カチ


《死者への供物/Offerings to the Doomed》 †
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を破壊する。
次の自分のドローフェイズをスキップする。


BIG5「!!!???!?!」

204: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/14(金) 01:54:46.45 ID:CZ7BQ1M+0





BIG5「オ前モコノカードヲヲヲヲヲヲヲヲーーーーー!!???」



コナミ「そのために偵察者を生かしておいたんだよ!」


コナミ「俺は偵察者を破壊する!お前はどうする!?」


BIG5「グゥウゥウ!!偵察者ダ………!」



コナミ「被害は最小限に抑えたいもんな!」



偵察者「グワアァ!!?」ドーーーーーーーン


シュゥゥウウウ……


遊星「こ、これは……………」


BIG5「……………私ノターン」デッキ0 手札2




205: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/14(金) 02:07:05.39 ID:CZ7BQ1M+0


コナミ「今の俺はガラ空きだ…LP2000…減らせるもんなら減らせよ」


BIG5 「手札001011ノモンスターデハ0001101減ラスコトガデキナイ…0010011」



BIG5「バ……バカナ……001101000コンナ110101……ターン終了01110…」



コナミ「じゃ、俺も終了、なんにもねーし」



BIG「ググ………00110101011100………クソ………1100101……」



BIG「ガキ1111111000101011001101001110010100メガ0011」



BIG5「11101010001110001100011」シュゥゥウウウ…… デッキ0



遊星「………決まったか………」


遊星「奴の慎重な性格に救われた……細菌兵器を発動する前のターン、死者への供物を使われコナミのモンスターを破壊されていたら…墓地に送るコトができる魔法カードが一枚減り、負けていた」


コナミ「発動にチェーンじゃすでに間に合わないってことか………危ねえ危ねえ…」



BIG5「10010101101001010101010101011100011011101010101010101010111010」ザザザ………ザ……



コナミ「さっさと、諦めて消えてくれ」



206: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/14(金) 02:07:57.61 ID:CZ7BQ1M+0
202 ミスった やり直します



BIG5「ク………ヤルデハナイカ……」


コナミ「ドローが出来ない………攻撃も封じられている、だが、次のターンお前はドロー出来ない!」



コナミ「終わりだ、ターン終了!」手札0



遊星「勝った…………のか」



BIG5「 ソレハドウカナ?」



BIG「大人ハ非常時ノ対応モ完璧ダ!速攻魔法発動!」カチ



コナミ「!?」



遊星「なに………!」


《死者への供物/Offerings to the Doomed》 †
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を破壊する。
次の自分のドローフェイズをスキップする。


231: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/20(木) 16:34:34.27 ID:VY9BB5/A0

ボロ……ボロボロ………


コナミ「ん………?なんだ?」



ボロボロボロボロ………!!


遊星「この世界が崩れ始めている!こいつが負けたのが原因か!?」


BIG5「0000101011111100101000001110101011111100001010001010000011101011」


コナミ「さっさと逃げた方がいいな!遊星もう動けるか!」


遊星「ああ、戒めも崩れて消えた!だが、出口はどこなんだ……?」



BIG5「身体………11000001100011100000モウ少シ11100001114110ダッタノニ11110010」



コナミ「とにかくあいつから離れるぞ!」ダッ


遊星「わかった!」ダッ


ボロボロボロボロボロボロ……………!!………


BIG5「乃亜00011010001クソ餓鬼1111000100110モウイナイノニ111000110110邪魔サレルハズガ無カッタノニ………!!」



遊星「乃亜?」


コナミ「ほっとけー!」


232: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/20(木) 16:39:17.58 ID:VY9BB5/A0


BIG5「逃11001100010101100110ガ1100010ス11111110000001010001カ11100」グワアァア


コナミ「なに!?」


BIG5「実力行使10001100011000力尽く11110000110001バグロス1100011000」バチバチバチバチ



《陸戦型バグロス/Ground Attacker Bugroth》 †
通常モンスター
星4/地属性/機械族/攻1500/守1000
陸上戦闘ロボット。今はダメだが、海でも使えたらしい。


バグロス「………」キーーーーーーーーン



コナミ「戦闘機が襲ってきたぞ!」


遊星「あれは…デュエルモンスターか!」


ドシューーーーーーーーーーーーン!!!


コナミ「み、ミサイルだ!」



遊星「スターダストドラゴン!」バシッ



スターダストドラゴン「キェェエーーーーー」キューーーーーン!!


ゴバギャッシャーーーーーーーン!!


バグロス「!!?」ドカーーーーーン



233: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/20(木) 16:44:56.45 ID:VY9BB5/A0


コナミ「よし!弱いぞあいつ!」


BIG5「アガガガガァアアアァ11110000011100011111000110001110アアァアア111000私ガ消エル111000010001100110嘘ダ1100011」


ブーーーーーーン



コナミ「!」



《バーサーク・デッド・ドラゴン/Berserk Dragon》 †
効果モンスター
星8/闇属性/アンデット族/攻3500/守 0
このカードは「デーモンとの駆け引き」の効果でのみ特殊召喚が可能。
相手フィールド上の全てのモンスターに1回ずつ攻撃が可能。
自分のターンのエンドフェイズ毎にこのカードの攻撃力は500ポイントダウンする。


バーサークデッド「オオォオオォ」×9


コナミ「ヤバそうなドラゴンに囲まれたぞ!?」



遊星「く……このモンスターは攻撃力がスターダストドラゴンより高い……それが9体も」



コナミ「無茶苦茶やりやがって……!」



BIG5「111000010101000攻撃111000101011」


ズギューーーンズギューーーーンズギューーーーン!!


コナミ「やばいーーーー!?????」


遊星「くそ!」




234: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/20(木) 16:52:43.89 ID:VY9BB5/A0


11001010110011110001110001101010101011110001010100000


プシューーーーーーーーー……


コナミ「……………………っは!?」


遊星「…………………っう………………ここは」



恵「…………二人ともに………無事」



コナミ「恵………そうか、ゲームの外だな」ムク



遊星「俺たちは‥……帰って来られたのか……」ムク



コナミ「遊星‥……動けるのか?一週間も飲まず食わずでカプセルの中で」



遊星「大丈夫だ………奴らも奪った身体が役に立たないなんてことは避けたかったらしい……動ける」グッ



コナミ「栄養補給とかされてたのかもな……」



遊星「しかし、何故ゲームの外へ……?出口が運良く近くにあったのか?」



幸子「フッフフフフ………この私の会社が作り上げたウイルス「ユッキーちゃん」のおかげですわ」


コナミ「なに?」


幸子「ハッキングを行い、バーサークデッドドラゴンの火の玉攻撃とゲームの出口を繋げてやりましたの」


235: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/20(木) 16:59:07.09 ID:VY9BB5/A0


遊星「君は……海野財閥の……何故ここに」



コナミ「俺が連れてきた、遊星を助けるためにな」



遊星「そうか………レイン恵も、ありがとう」



恵「気に……しないで、マスター」



遊星「俺は……ゾーンじゃないぞ」



恵「冗談‥……………へて…………」


コナミ「ゾーンと遊星って似てたのか……?」


幸子「さあ?それより見てみなさいコナミ、ゲームの中を」


コナミ「ん?」



ドゴーーーーーーン!!ドゴーーーーーーン!!ドゴーーーーーーン!!

BIG5『アッハッハッハッハッハッハッァァ00011101010011100111101001010100100100000111011111ァァァアァア!!!』


コナミ「バーサークデッドドラゴンにそこら中を攻撃させて………狂ってるな」



幸子「まだ貴方たちがゲームの中にいると思っているのでしょう、哀れな」

236: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/20(木) 17:10:12.17 ID:VY9BB5/A0


コナミ「どうするんだ?これ」


幸子「このままにしておくとまた何か事件でも起こしそうですからね………ユッキーちゃんを使って消滅させてしまいますか」


恵「必要ない…………彼の居る空間を……他のコンピュータから…隔離した……」



コナミ「どういうことだ?」


恵「彼はその世界から二度と出られない………」



コナミ「えげつないことをするな……」



恵「………放っておいても……データの損傷が激しい……恐らく2日以内に消滅してしまう」


遊星「……………結局正体は分からず仕舞いか」



恵「…………そう………………あの……執念と…………異形のデータは………何だったのか…………」


コナミ「まあ‥消えちまうんじゃ考えても仕方ないな、行こうぜ?」


恵「 ………」コクン


遊星「ああ…………………」


幸子「新しいロボットが襲ってきたりしないでしょうね…………」


ザッザッザッザッザッ………



『0001101…………………………………………1101……』


『110…………………………』


……………………………………………………………………



247: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/20(木) 18:02:47.09 ID:VY9BB5/A0


…………………………

数日後

中央広場


ツァン「はーい、子供達、今日はボクと楽しくデュエルしようねー♪」


「ツァンプロ容赦ないからイヤー」


「近づくなヤリザー!」


「向こうのケイトモヘアプロとデュエルしてもらおーっと」


「手加減してくれないんだものー!」

「向こういけヤリザー!」


ツァン「誰がヤリザだ」ピキィ


「逃げろー!」 「ツァンプロ怒ったぞー!」 「あははははははー!」


ツァン「……………………」


…………………………………………


ツァン「はー………すっかり弄られキャラ………どうしてこうなった」ガクッ


ヤリザー「あだ名がヤリザでござるからな、エースとして拙者も鼻が高いでござる」


ツァン「あんた…………馬鹿にされてるってことに気づいてる……?」


248: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/20(木) 18:13:26.58 ID:VY9BB5/A0


ツァン「初めての子供達との交流イベントの時に容赦無くデュエルしちゃったのが不味かったかなぁ……」


ツァン「あれがネットで広がって……ネタにされて」はー



ヤリザ「普通小さい子に本気は出さないでござる」


ツァン「だ、だって……………嘗められたらいけないって思って……」


ヤリザ「ぼっち時代の自己防衛術がこんなところで………」



ツァン「だからぼっちじゃないって!孤高!」


ヤリザ「こうやって他人に見えない拙者と話してるのもよくネタにされるでござるよな」


ツァン「う…………誰がに見られてないよね……」



ケイトモヘア「へいツァンプロ、また噂のイマジナリーフレンドかい?」ザッ


ツァン「ちがうよ!あっと、違いますよ!」



ケイトモヘア「相変わらず面白い子だねぇ、イジられるのもわかる気がするよ」ケラケラ


ツァン「面白いって…………ボクの知り合いの方が面白いやついっぱいいますよ…」


ケイトモヘア「へー?例えば…?」


ツァン「昨日電話で聞いた話だと……スパイキッズ3現象に巻き込まれたっていう奴が……」


ケイトモヘア「wwwwwwwwww」




258: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/23(日) 21:24:01.78 ID:kNyeAeZa0



ケイト「話してて飽きないねぇ、本当に」


「ケイトプロー!こっちでデュエルしようよー!」


ケイト「おっと仕事中だった、子供達に人気で困っちゃうよ」


ツァン「くぅ…………人気………欲しい…」


ケイト「先輩として教えてあげるけど、プロっていうのはデュエルが強いだけじゃダメだよ、エンターテインメントなんだから、お客を満足させないとね」


ケイト「迫力のあるモンスターで場を沸かしたりしてね」



ツァン「!…この前の勝負……手札消費の激しい融合モンスターを出したのはそのために?」



ケイト「どうだろうね?次は負けないからな」ザッザッザッ



ツァン「……………エンターテインメント……満足か」



ツァン「…」


「あ、ツァンプロだ!」「おー!本物だああ!今日はジャケットきてないんだー」


ツァン(!この子達満足ジャケットを着てる、買ったんだ…)


「俺たちのジャケットにサインしてよ!」「チーム満足のメンバーの全員のサイン集めるの目標なんだー!」


ツァン「うん、いいよー」ニコ

261: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/23(日) 21:36:37.51 ID:kNyeAeZa0


……………………………………………………………………………………


「はい、今日のプロデュエリストとの交流イベントはここまででーす」


「来てくださったプロデュエリストの皆様、ありがとうございましたー!」


わーーー!わーーーーーー!


「ツァンプロ聞いてたほど怖くなかったー!」

「サインありがとー!」


「虚空に向けて怒鳴ってるのは不気味だったけどー!」


ツァン「…やっぱりこいつがネックか!」ギラリ


ヤリザ「?熱い視線を感じるでござる」


ケイト「アタイらも楽しかったよ、良い息抜きさね」


ツァン「もっと愛想良く……フレンドリーに…」ブツブツ……


ケイト「そう固くなりなさるなツァンプロ、少しずつ慣らしていけば良いんだよ」


ツァン「まあ、そうですね……不機嫌な顔がデフォになっちゃってるんで…」



ケイト「ハッハッハッハッ!」



263: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/23(日) 21:46:36.37 ID:kNyeAeZa0

……………………………………………

深夜

ネオドミノシティ某所マンション


ガチャッ バタン


ツァン「うぁー……打ち上げ疲れたー…………ケイトプロ絡み酒半端じゃないよ……」


ツァン「プロ内で一番新入りボクだからいろんな人についで回らないといけないし…早く後輩欲しい……」


ヤリザ「ツァン殿は飲まなかったでござるな」


ツァン「Dーホイールで帰らなきゃならないんだから当たり前じゃん、酔いつぶれた先輩介抱しなきゃいけないし…」


キザン「ご苦労だった「


ツァン「本当だよ……あ、なんかポストに入ってる……」ガサッ


ツァン「………送り主は…サティスファクションタウン?鬼柳かな…?」



265: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/23(日) 22:07:28.13 ID:kNyeAeZa0


ビリリリィッ

ツァン「…へー温泉旅館チケット……サティスファクションタウンに温泉旅館ができたんだ」



ツァン「KCグランプリ前に良いリフレッシュになるかも……あ、手紙」カサッ



元気ですか?チーム満足の同胞として艱難辛苦を共に越えてきた貴女にプレゼントがあります。満足の街、サティスファクションタウンが『世界行ってみたい観光地ランキング』の上位常連になりしばらく経ちます。この結果は我々チームサティスファクション、そしてチーム満足の長年の努力の結果です。しかし満足のポテンシャルをもってすればさらなる上位を狙えるだろうと確信しております。満足の持つエネルギー、熱量は計り知れないものがあり、そもそも満足こそが世界の



ツァン「手紙だとキャラ変わってるし………この辺の満足凄いぞ自慢はスルーして……」カサカサ


というわけで、何とダイン鉱山から温泉が吹き出てきたのです。我々はこの温泉を満足湯と名付け、観光客の皆様に浸かっていただきさらに満足してもらえるよう旅館を建てました。そして、最近プロとしての仕事続きで疲れているであろうツァン殿に是非リラックスして頂こうと考えました。一泊無料チケットをお送りいたします。最高のサティスファクションを貴女に。 町長 鬼柳京介


ツァン「………………鬼柳………!」ふるふる……


ミズホ「素晴らしい方じゃないですか」


ツァン「デュエル以外で………………初めてありがとう!」



271: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/23(日) 22:16:39.07 ID:kNyeAeZa0


ツァン「折角の好意なんだから、甘えちゃおうかなー……予定は……」ピッ



ツァン「あ、明日明後日ってオフじゃん、ラッキー」



ツァン「久しぶりにリラックスできそうだなぁ…」



ヤリザ「最近疲れ気味でござったからな…」



キザン「貴様がうるさい所為もあるがな」



ツァン「今日はさっさとシャワーを浴びて寝よーっと…」テクテク…


……………………………………………………………………………………………


次の日 早朝


ブォオオオオォォオオオオ………………



273: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/23(日) 22:31:30.15 ID:kNyeAeZa0

サティスファクションへの道


ブオォオーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!


ツァン「うわー……しばらく見ない間に綺麗な道路が出来てる、この前まで広野だったのに」


ツァン「交通量も中々………繁盛してるんだー………」ブオーーーーー


ツァン「ん?あの看板……!?」


ヤリザ「ツァン殿が温泉に浸かってる写真が使われてますな」


ツァン「なっはあああーー!???あんなの撮った覚えないんだけど!」


ヤリザ「合成でしょうな、ツァン殿の身体には鎖骨と  の中間地点にホクロがあるはずでござる」


ツァン「何で知ってんのよ!」ポイッ


ヤリザ「うわぁあああーーーーーー!??ついに捨てられたでござる!!?」ヒューーーー



キザン「いい気味だハハハハハハハハハハハハ!!」


ツァン「鬼柳………………ぶっ殺す」



275: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/23(日) 22:44:56.84 ID:kNyeAeZa0


……………………………………………


サティスファクションタウン入口


キキィイイイィイッ!!


ツァン「ふぅー……ここからは徒歩なんだ、駐車場は………?あそこか」カラカラ……


カチャカチャ


ツァン「元サテライト地区程物騒じゃないだろうけど、チェーンは厳重にっと……」


ツァン「みんなにバレないようにサングラスして………」チャッ


ツァン「よし、行こう」テクテク


ワーーワーーーーーー


ツァン「ん?」


オガドラ君「!」ブンブン


ツァン「うわ!?お、オーガドラグーンの…着ぐるみ…?」





276: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/23(日) 22:51:41.94 ID:kNyeAeZa0


ツァン「はー………ご当地キャラみたいなものかな…すっかり観光地…」


オガドラ君「!」


タッタッタッタッタ


ツァン「こっち来たあぁーーーーー!?」


オガドラ君「!!」ブンブンブンブン


ツァン「ボクだってバレたのかな………?」


オガドラ君「!!」握手ブンブン


ツァン「ね、ねえオーガドラグーン、面倒なことになるからボクが来たことは言いふらさないでくれないかな」


オガドラ君「!」ブンブン


ツァン「え?…あ、ネームプレート…オガドラ君っていうんだ、お願いオガドラ君」


オガドラ君「!!」コクコク


ツァン「ありがとう、ふふふ、デフォルメされて結構可愛いじゃん」



277: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/23(日) 23:07:39.27 ID:kNyeAeZa0


ナデナデ


オガドラ君「!!」バッ


ツァン「え?両手広げて………ああ、ハグね」


ギューーーー


ツァン「あー………フッカフカじゃーん…………」モフモフ


オガドラ君「!!」モッフモフ


係員「よろしければお写真お撮りしますか?」


ツァン「あ、じゃ、じゃあお願いします、カメラこれで」(生身の人相手だとまだ話すの緊張する……)スッ


係員「はい、満足」バシャッ


ツァン「ありがとうございます」


係員「いえいえ、カメラ返しますね、気に入らない写真でしたらもう一度…」


ツァン「大丈夫です…………うん、相変わらず可愛い」


オガドラ君「!!」ブンブン


ツァン「え?ナルシー?うっさいぞこのー!」ギューーーー


オガドラ君「!!」パタパタ モッフモフ


ツァン「あのドラゴンをここまで可愛く出来るなんてねー……鬼柳やるじゃん……合成写真は許さないけど」モッフモフ


♪ーーーーーーーー♪♪ーーーーーーーーー

ツァン「?この音楽……ああ、正午のチャイムか」


オガドラ君「お、じゃあ休憩時間だな」



ツァン「えっ…………?し、喋っ……てかその声」


コナミ「俺でした」ズポッ


ツァン「~~~~~~~~~!!!??!!?」

287: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/24(月) 22:39:38.71 ID:KXn+nusW0


コナミ「おっとっと!周りに他の客が見てるかもしれん……物陰で脱がないと」スポッ


ツァン「こ、コココココココ、コナミ………!?オガドラ君の中身が……!?」


オガドラ君「!!」ブンブン


ツァン「ハグしちゃったよぉおぉぉ………!!?は、恥ずっ////!!」カァアァ


オガドラ君「!!」握手ブンブン


ツァン「うぅうぅうぅう………/////もうさっきみたいにはできないって……!」


オガドラ君「すぐ着替えてくるから待ってて」ボソ



ツァン「う、うん…………」


…………………………………………………………………………………


ツァン「…………」カサッ


ツァン「…………この写真、ある意味ツーショットか………」


ツァン「//////~~~~~っ……」カアァ…


コナミ「待たせたなあ!」ザッ


ツァン「こ、こっち見んな……………/////」プイ


コナミ「!!?」




288: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/24(月) 22:54:58.88 ID:KXn+nusW0


ザッザッザッザッ……


コナミ「雪乃のマネージャークビになってからバイト生活に逆戻りでな、今日のこの仕事も鬼柳に紹介されたんだ」


ツァン「へえー………クビに………」テクテク


コナミ「最近調子いいらしいじゃないか、世界ランクも10~20あたりを維持してるしな」


ツァン「よく知ってるじゃない」



コナミ「毎週のデュエルマガジン見てるからな」



ツァン「やっぱり普通のデュエルっていいよ、負けても存在消えないし、上からでっかいの落ちてこないし」


コナミ「全くだ!」


コナミ「お前も鬼柳の温泉旅館に泊まりに来たんだろ?」


ツァン「うん、その様子じゃチーム満足のメンバー全員来るのかな」


コナミ「幸子と雪乃は仕事、ナオミは十六夜とショッピングだとよ」


テクテク……



290: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/24(月) 23:12:32.70 ID:KXn+nusW0


ツァン「ってことは……今回集まるのは三人?」


コナミ「チーム満足の初期メンバーだな、WRGPに向けてこの街で結成した当時の」



ツァン「あの時とはまるで街の様子が変わってるけどね」



鬼柳「俺たちのチームが変えたのさ、死んだ街を生き返らせたんだ」ザッ



コナミ「お!鬼柳、招待してくれてありがとよ!」


鬼柳「また集まれたことを嬉しく思うぜ」



ツァン「イヤーッ!」 シュバアアア!


ツァンディレの電撃的カードスリケン投擲!


鬼柳「イヤーッ!」ダシュン


鬼柳はバック転でこれを回避!


コナミ「どうした!」


鬼柳「何の真似だ!」


ツァン「勝手にボクの写真で破廉恥な合成を行った罪は深い!」



292: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/24(月) 23:33:38.05 ID:KXn+nusW0


鬼柳「………ああ、あれか」


ツァン「この街にくる人みんな見るでしょーが!あの位置じゃ!」



鬼柳「破廉恥なんて大げさだぜ、ちょっと肩とか出てるだけだぞ」



ツァン「本人の許可なしだから!そもそも!」



コナミ「鬼柳、プンプンだそツァンは、撤去してやれよ」



鬼柳「わ、わかった………悪かったよツァン」


ツァン「……………ふぅ、分かればいいのよ」


鬼柳「ところで、満足街のスポンサー契約の件は考えくれたか?」


ツァン「ああ…今は、やめとくよ」


コナミ「もったいないんじゃないか?」


ツァン「だって契約したらジャケット常に着てデュエルしなきゃならないじゃん」


コナミ「今までも散々着てるのに今更感が……」


ツァン「ううううううぅ……」


293: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/24(月) 23:46:23.54 ID:KXn+nusW0


鬼柳「贅沢ものだぜ、チーム満足のスポンサーなんてほとんどのプロが喉から手が出る程欲しいってのに」


コナミ「大人気だもんな、本当に」


ツァン「うーん……」


テクテク……


……………………………………………………………………………………



鬼柳「着いたぞ!ここが満足温泉旅館だ!その名も「インフェルニティ」!」


コナミ「旅館なのにそんな横文字か」


ツァン「インフェルニティ………もうなにも言わないよ…」


鬼柳「一般客には明後日からだが、予約が殺到してんだぜ」ザッザッザッザッ


ガラララ


鬼柳「おっさん、準備は順調か?」



297: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/25(火) 00:19:57.59 ID:0UaoHTp+0


ザッザッザッザッ

ミラージュの間

ザッザッザッザッ

デストロイヤーの間

ザッザッザッザッ

ビートルの間


ツァン「…………」


鬼柳「ここだ、特別に一番広いデスドラゴンの間を使わせてやるぜ」



コナミ「おお!」


ガラララ


ツァン「へー………広い……凄い」


コナミ「満足ビスケットがテーブルに置いてあるな」


鬼柳「最高級満足茶もあるぜ、好きに飲んでくれよ」


鬼柳「じゃ、二人とも荷物を置いたらロビーに来てくれよ」スタスタ パタン


コナミ「おう」


ツァン「?ロビーに……観光ガイドでもしてくれるのかな…」


コナミ「ふー……ツァン、お茶飲むか…」もぐもぐ……



ツァン「……………い、一緒の部屋なの!!?」




307: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/26(水) 19:25:57.96 ID:vYrPfWSP0


コナミ「そうみたいだな、鬼柳一部屋しか案内しなかったし」、



ツァン「えっ………ええぇえ……………」



コナミ「でもこれだけ広ければ大丈夫だって、寝相そんな悪くないしな」



ツァン(いや……ずっと前こっちの就寝スペースにまで割り込んできたことあったじゃん……)



コナミ「まあ嫌なら鬼柳に言って部屋変えてもらっても……わ 」



ツァン「うぅん…………うぅぅぅ………うん」



ツァン「……ま、まあね……その………鬼柳に迷惑かけるのも………あれだしね」


ツァン「とりあえずはこのままで…………ぃ…良いんじゃない……////?」


コナミ(あれとは……??)


………………………………………………………………………




308: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/26(水) 19:39:05.11 ID:vYrPfWSP0


ザッザッザッザッ


コナミ「鬼柳ー」ザッザッザッザッザ…


ツァン「おまたせ」テクテク


鬼柳「おう、んじゃ行くぞ」



ツァン「どんな観光名所があんの?スイーツ店とか行ってみたいんだけど」



鬼柳「そんなところ行けるわけないだろ、忙しくなるぞ」



ツァン「え?」


ザッザッザッザッザ……


……………………………………………


309: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/26(水) 19:59:23.69 ID:vYrPfWSP0


ワァァアァァアァアァアァァァアアァア!!!


メイ喜多嬉「皆様お待たせいたしました、チーム満足としてWRGPに出場し、優勝に大きく貢献!そして、現在はプロとして大活躍中のツァンディレ選手のサイン&握手会をこれより開始致します!」

ワーーワーーー!


メイ「私も元クラスメイトとして現在の活躍は嬉しい限りです、ツァン選手、どうぞ!」バッ


プシューーーーーーーーーー!!


舞台裏


ツァン「ちょっと!?何これ!聞いてないんだけど!慰安してくれるんじゃないの!?」



鬼柳「さて………………?」


ツァン「よくもだましたアアアア!!だましてくれたなアアアア!!」



鬼柳「これだけのファンを前にして背を向けるなんてお前らしくないぞ、みんな楽しみにしてるんだ」



コナミ「呼ばれてるぞツァン」


ツァン「ぐぅうう………………!!?」


テクテクテク




311: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/26(水) 20:14:56.35 ID:vYrPfWSP0


テクテクテクテクテク


ツァン「…………」


ワァァアァァアァアァアァァァアアァアーー!


メイ「登場に随分手間がかかっておりましたが、まごうことなきツァンプロです!」



ツァン「……………あ…」


ツァン「あはっ☆」ニパ


わーーー!わーーーーー!


ツァン(鬼柳殺す鬼柳殺す鬼柳殺す)


メイ「今日はお忙しい中いらっしゃっていただき、感謝しておりますわ」



ツァン「い、いやそんな……喜多嬉さん、久しぶりだよね…」


メイ「ええ、今はこの街で働いておりますの」


メイ「では、定位置についてください、サイン会を始めますので」


ツァン「うん………」てくてく



313: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/26(水) 20:31:45.89 ID:vYrPfWSP0


コナミ「鬼柳……時たまお前をチラ見するツァンの視線…殺意に塗れてるぞ」


鬼柳「実は俺も生命の危機を感じてるぜ……」


鬼柳「まあそれは後で考えるとしてだな、俺たちも行くぞコナミ」


コナミ「ああ、分かってる」



メイ「サティスファクションタウンは行列に並んでいる皆様、を退屈させませんわ」


メイ「町長の鬼柳京介氏が自らデュエルで皆様を楽しませたいと言ってくださいましたわ!」


ワーーーワーーーーーーー!


ザッ


鬼柳「満足を愛するみんな、またせたな!」



「鬼柳さーーーーーーーーーん!!」「京介ーーーーーー!!」







316: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/26(水) 20:49:59.23 ID:vYrPfWSP0


鬼柳「今日は俺のデュエルでお前たちを満足させてやる!これこそがサティスファクションタウンの最大のエンターテインメントだ!」


オオォオオーーーーーーー!!


鬼柳「今回俺と共に皆を満足させてくれるのは!俺のサテライト時代からの同胞、共にチーム満足としてWRGPに出場した、コナミだ、出てきてくれ!」バッ


シュバババババッ!

ダンッ!


コナミ「どーも!」


「おお!あれが………二人に比べて謎が多いチーム満足のデュエリスト………」

「バク転しながら出てきた……」



鬼柳「さっそく始めるぜ!かかって来なコナミ!」ザアッ カシャッ


コナミ「そういえばここは……前にロットン相手に共闘した広場だな…」


鬼柳「あの時の地獄のデュエルじゃない……満足に満ち溢れたエンターテインメントデュエルだぜ」


317: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/26(水) 21:04:40.58 ID:vYrPfWSP0


わーーーーわーーーー!!


「僕もプロデュエリストになりたいんだ!いつかツァンプロともデュエルしたいな!」


ツァン「うん、キミが来るのを待ってるよ、ハイ」サラサラ スッ


「ありがとー!」タッタッタッ


メイ「はい、次の方どうぞ」


「ツァンプロって何で女子なのにボクって言ってんのー?」


ツァン「あははは、痛いところ突いてくるねキミー」


ツァン(あの二人がデュエルするんだ……初めてみるかも)



コナミ「ふっ!」カシャッ



鬼柳「先行はくれてやるぜ、満足させてもらおうか」


コナミ「デュエル!」





339: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/27(木) 23:40:40.05 ID:fEm1Ved50


コナミ「なら俺の先行!」シュバッ 手札5


コナミ「名推理を発動!」ガッ


《名推理/Reasoning》 †
通常魔法
相手プレイヤーはモンスターのレベルを宣言する。
通常召喚可能なモンスターが出るまで自分のデッキからカードをめくる。
出たモンスターが宣言されたレベルと同じ場合、めくったカードを全て墓地へ送る。
違う場合、出たモンスターを特殊召喚し、それ以外のめくったカードは全て墓地へ送る。



コナミ「レベルを一つ言ってもらうぞ!」



鬼柳「レベルバラバラで当たる気がしねぇな」ぼりぼり


鬼柳「とりあえず☆3だ」


コナミ「名推理の効果、まず一枚目!」シュ


コナミ「いきなり来た!レベルは7、メタル化寄生生物ールナタイト!」バッ



《メタル化寄生生物-ルナタイト/Metallizing Parasite - Lunatite》 †
ユニオンモンスター
星7/水属性/水族/攻1000/守 500
1ターンに1度だけ自分のメインフェイズに装備カード扱いとして、
フィールド上のこのカードを自分フィールド上表側表示のモンスターに装備、
または装備を解除して表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。
装備モンスターは相手がコントロールする魔法の効果を受けなくなる。
(1体のモンスターが装備できるユニオンは1枚まで、
装備モンスターが戦闘によって破壊される場合は、代わりにこのカードを破壊する。)


ルナタイト「うぉぉっ!」守500



341: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/27(木) 23:46:38.50 ID:fEm1Ved50


鬼柳「ユニオンモンスターか……攻撃力は低いな」


コナミ「続いて炎の魔神を召喚!」バッ



《炎の魔神/Fireyarou》 †
通常モンスター
星4/炎属性/炎族/攻1300/守1000
炎につつまれた魔人。
まわりの炎を自在に操り攻撃する。


炎の魔神「ふははは!」


コナミ「そして、炎の魔神にルナタイトを装備合体!」バッ



ガシーーーーン!!


コナミ「カードを一枚セットしてターンエンドだ」バッ 手札2



鬼柳「よし……皆!俺のデュエルを見せてやるぜ!」



おおぉおおーーーーーー!!




343: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/27(木) 23:56:54.66 ID:fEm1Ved50

コナミ「くるか………町長!」


鬼柳「ドロー!」シュッ 手札6


鬼柳「ハンドレスを目指して突き進むぜ……インフェルニティビーストを召喚!」ガッ


《インフェルニティ・ビースト/Infernity Beast》 †
効果モンスター
星3/闇属性/獣族/攻1600/守1200
自分の手札が0枚の場合、このカードは以下の効果を得る。
このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで
魔法・罠カードを発動できない。


ビースト「ウオオオォッ」攻1600


鬼柳「攻撃だ!」


コナミ「だが!ルナタイトを代わりに破壊することで炎の魔神を守る!」バッ



鬼柳「ダメージは受けてもらうぜ!行け!」


ザシュウゥッ!!



炎の魔神「くうぅ!?」攻1300



コナミ「ぐぅ…………」LP4000→3700ピピ…



鬼柳「カードを二枚セットしてターンエンドだ」バッ 手札3


鬼柳「次のターン!ハンドレスコンボを見せてやるぜ!」



「おおーーーーーー!!」「鬼柳ーーーー!」



344: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/28(金) 00:05:43.60 ID:CrpEmWS20


コナミ「俺のターン!」シュッ 手札3


コナミ「ハンドレスにすると手に負えなくなるな……だが!」


コナミ「トラップ発動だ!」カチ




《死なばもろとも/Multiple Destruction》 †
通常罠
「死なばもろとも」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):お互いの手札が3枚以上の場合に発動できる。
お互いは手札を全て好きな順番でデッキの下に戻し、
自分はこの効果でお互いがデッキに戻したカードの数×300LPを失う。
その後、お互いはデッキから5枚ドローする。


鬼柳「なに!?そいつは…!」



コナミ「全ての手札をデッキの一番したに戻し、その後お互いに5枚のカードをドローする!」シャッ 手札3→5



鬼柳「ハンドレスを警戒してきたか……」手札3→5シャッ



「手札が増えてハンドレスが難しくなってしまったー!?」

「鬼柳さんの邪魔をすんなぁーーーー!」

「いいぞーーーーー!」


鬼柳「だが!戻した枚数×300P、お前はLPを失う!」


コナミ「ぬうぅ…………!!」LP3700→1900 ズズ……



346: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/28(金) 00:13:16.97 ID:CrpEmWS20


ツァン「…………」チラ


ツァン「ダメージは痛いね………」


「ツァンプロ握手してー!」


ツァン「あっ、いいよー♪」キュッ



コナミ「さて………お互い手札が5枚になったところで………次はこいつを召喚!」ガッ



《ジェネクス・コントローラー/Genex Controller》 †
チューナー(通常モンスター)
星3/闇属性/機械族/攻1400/守1200
仲間達と心を通わせる事ができる、数少ないジェネクスのひとり。
様々なエレメントの力をコントロールできるぞ。


ジェネコン「ギー」


鬼柳「先にシンクロを許しちまったか……」



コナミ「☆4の炎の魔神に☆3のジェネクスコントローラーをチューニング!」バッ


☆4+☆3=☆7

カアアッ



347: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/28(金) 00:19:23.11 ID:CrpEmWS20


コナミ「シンクロ召喚!A・ジェネクス・トライフォース!」バッ




《A・ジェネクス・トライフォース/Genex Ally Triforce》 †
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/機械族/攻2500/守2100
「ジェネクス」と名のついたチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードのシンクロ素材としたチューナー以外のモンスターの属性によって、
このカードは以下の効果を得る。
●地属性:このカードが攻撃する場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
●炎属性:このカードが戦闘によってモンスターを破壊した場合、
そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
●光属性:1ターンに1度、自分の墓地の光属性モンスター1体を選択して、
裏側守備表示で特殊召喚できる。


トライフォース「ヒャホォオーーーーー!!」ガショーーン!


「きたーーーー!シンクロモンスター!」

「鬼柳さんのモンスターよりはるかに強いぞ!」



鬼柳「くるか………」


コナミ「バトルだ!トライフォースでインフェルニティ・ビーストを攻撃!」バッ


ボオォオオォオォーーーーーーーーーーー!!



ビースト「グアアァァ!!?」攻1600ドーーーーン!


鬼柳「ぬうぅっ!?」LP4000→1500ズオォォォッ


鬼柳「そう簡単に思いどうりには行かせねえぞ!」


鬼柳「トラップ発動、インフェルニティ・リフレクター!」カチッ



《インフェルニティ・リフレクター/Infernity Reflector》 †
通常罠
自分フィールド上に存在する「インフェルニティ」と名のついた
モンスターが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
手札を全て捨てて発動する事ができる。
そのモンスター1体を自分の墓地から特殊召喚し、
相手ライフに1000ポイントダメージを与える。

349: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/28(金) 00:25:48.80 ID:CrpEmWS20


ビシイィイッ!!


コナミ「!?………なんだ」


鬼柳「このカードは手札を全て捨てて発動する」シュッ 手札0


コナミ「なに!?一気にハンドレスに……」


「おおおーーーーー!流石だ京介!」


鬼柳「ひゃはははは!破壊されたビーストを蘇生させ、さらに1000のダメージを与えるぜ!」バッ



ビースト「グルゥァアア………!」守1200

ズアアアアーーーーー!!


コナミ「ぐうぅぁっ!」LP1900→900 オォオォッ……


コナミ「っく………もうLPが1000を切ったか…」


鬼柳「俺のLPも妙に減ってやがるな、そのモンスターの効果か?」



コナミ「炎族を素材にしたトライフォースは戦闘破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを与えるんだよ」



鬼柳「なるほどな…」LP1500



コナミ「カードを二枚セットして、ターンエンドだ」バッ 手札2





350: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/28(金) 00:31:54.19 ID:CrpEmWS20


鬼柳「さて……ついに来たぜお前ら!ハンドレスだ!」手札0


「来たーーーーーー!!」

「勝ったーーーーーー!!」


ワァァアァァアァアァアァァァアアァア!


コナミ「なんて歓声だ…!」


ツァン「うひー………すごい、流石に大人気……」握手キュー


鬼柳「俺の次のドローはなんだと思う!?」


「デーモンだあぁーー!」「いや、ガンで一気に決着だああーーー!」「もうなんでもいいぞーーーーー!」



鬼柳「ドロー!」シュッ 手札1



鬼柳「俺が引いたのはインフェルニティ・デーモンだ!」バッ



《インフェルニティ・デーモン/Infernity Archfiend》 †
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1800/守1200
(1):手札が0枚の場合にこのカードをドローした時、
このカードを相手に見せて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「インフェルニティ」カード1枚を手札に加える。
この効果は自分の手札が0枚の場合に発動と処理ができる。


コナミ「マジかぁーーー!??」



352: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/28(金) 00:37:44.85 ID:CrpEmWS20

わあぁああーーーーーーーーーーーーーーー!!

「勝ったーーーーーーーー!!」

「必勝パターンだああああああああ!!!」



鬼柳「ご存知の通り、こいつは手札0でドローした時特殊召喚ができる!」


デーモン「オオォッ」攻1800



鬼柳「そして、効果発動っ!」バッ



コナミ「おっと!トラップ発動だ!」バッ



《もの忘れ/Memory Loss》 †
通常罠
相手フィールド上に表側攻撃表示で存在する
モンスターの効果が発動した時に発動できる。
その発動した効果を無効にし、そのモンスターを表側守備表示にする。



デーモン「オオォッ!…………?……オォ?………忘れた」守1200 カシャッ


鬼柳「どうした!?」


コナミ「モンスターの効果を無効にし、守備にする!」


「ざっけんなあぁーーーーー!」

「いいぞーーーーーーーーー!」


鬼柳「ふ、安心しな、想定内だ!」



355: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/28(金) 00:44:46.73 ID:CrpEmWS20


鬼柳「トラップ発動、リビングデッドの呼び声!」カチ



《リビングデッドの呼び声
/Call of the Haunted》 †
永続罠
(1):自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。


鬼柳「このカードで墓地のモンスターを特殊召喚する、おれは、インフェルニティ・ビートルを特殊召喚!」バッ


《インフェルニティ・ビートル/Infernity Beetle》 †
チューナー(効果モンスター)
星2/闇属性/昆虫族/攻1200/守 0
自分の手札が0枚の場合、このカードをリリースする事で、
デッキから「インフェルニティ・ビートル」を2体まで特殊召喚する。


ビートル「ブーーーーン!」


鬼柳「さらに!ビートルの効果を発動!このモンスターをリリースして、デッキから二体のビートルを特殊召喚する!」シャアッ


ビートル「ブーン!」


ビートル「ブーン!」


「チューナーモンスターだあぁー!」


「満足ーーーーー!」


コナミ「シンクロ召喚か…」



356: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/28(金) 00:50:24.74 ID:CrpEmWS20


鬼柳「まずは、☆4のデーモンに☆2のビートルをチューニング!」バッ


☆4+☆2=☆6 カアァ


鬼柳「シンクロ召喚!獣神ヴァルカン!」バッ



《獣神ヴァルカン/Vulcan the Divine》 †
シンクロ・効果モンスター
星6/炎属性/獣戦士族/攻2000/守1600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「獣神ヴァルカン」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚に成功した場合、
自分及び相手フィールドの表側表示のカードを1枚ずつ対象として発動する。
その自分及び相手の表側表示のカードを手札に戻す。
このターン、自分はこの効果で手札に戻したカード
及びそれらの同名カードの効果を発動できない。


ヴァルカン「きぁああああ!」


コナミ「!」


鬼柳「効果発動!お互いの場の表側カードを一枚ずつ手札に戻す!」


鬼柳「俺はトライフォースと、俺の場のリビングデッドの呼び声を戻す!」


コナミ「やっべ!?」


シュウゥーーーーーーーン!!


ツァン「これでもう一度リビングデッドの呼び声が使えるかー………流石にやるね」



357: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/28(金) 00:59:20.86 ID:CrpEmWS20


トライフォース「ナンカ帰ルワアァーーーーー!」ギューン!


コナミ「くう………トライフォースが帰っていった……」


鬼柳「くっくっく……戻したカードを再びセットだ」ギャッ 手札0



鬼柳「行くぞみんな!更なるシンクロだあぁーーーーーー!!」



「おおおおぉーーーーーーーーーーーー!!!!」


「いっけぇえぇーーーーーーーー!!」


鬼柳「☆6のヴァルカンに☆2のビートルをチューニング!」バッ


☆2+☆6=☆8 カァアアァ!


鬼柳「地獄と天国の間、煉獄よりその姿を現せ!シンクロ召喚!」


鬼柳「オーガ・ドラグーン!」バッ




《煉獄龍オーガ・ドラグーン/Void Ogre Dragon》 †
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守3000
闇属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
自分の手札が0枚の場合、1ターンに1度、
相手が魔法・罠カードを発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。

358: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/28(金) 01:08:18.91 ID:CrpEmWS20


オーガドラグーン「クアァァーーー!!」


コナミ「出てきやがったなマスコット!」


「あれが伝説のおぉーーー!」


「鬼柳さんのエースモンスター!……」


「おおぉおーーーーーーーーーーーー!!」


コナミ「攻撃力3000か…!」


鬼柳「みんな、オガドラ君と写真撮ったか!この街にいるから探してみろ!」


「おぉぉーーーーーーーーー!!」


鬼柳「それはともかく、こいつの強さを見せつけてやるぜ!」


鬼柳「手札0の時、魔法トラップを一度無効にできる!コナミのセットカードは使えねえ!」


「すげえぇーーーーーーーー!!」


シエン「…………」


ツァン「俺の方が凄いって言いたげだけど?」


シエン「…………事実だ」





360: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/28(金) 01:22:00.93 ID:CrpEmWS20


コナミ「く………」


鬼柳「だがコナミも曲者だ!このままじゃ終わらないかもな!」


コナミ「ハードルを上げてくれるなよ」


鬼柳「バトルフェイズだ!」


コナミ「ここでトラップを発動する!奇策!」カチ



《奇策/Nitwit Outwit》 †
通常罠
(1):手札からモンスター1体を捨て、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力は、この効果を発動するために捨てたモンスターの攻撃力分ダウンする。


コナミ「手札のモンスターを一枚捨て、その攻撃力分相手選択モンスターの攻撃力を下げる!」シュッ 手札1



鬼柳「だがその効果は、オーガドラグーンで無効にする!」バッ


バシイィーーーーーーン!!


コナミ「くうぅっ……!」手札1



鬼柳「行くぜ!オーガドラグーンでダイレクトアタック!インフェルニティ・カオス・バースト!」


オーガドラグーン「!!」ズドオォーーーーーーーーーン!!





363: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/28(金) 01:30:40.98 ID:CrpEmWS20
 


コナミ「俺は墓地に送ったタスケルトンの効果を発動する!」シュッ



《タスケルトン/Bacon Saver》 †
効果モンスター
星2/闇属性/アンデット族/攻 700/守 600
モンスターが戦闘を行うバトルステップ時、
墓地のこのカードをゲームから除外して発動できる。
そのモンスターの攻撃を無効にする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
「タスケルトン」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。



鬼柳「!今の奇策のコストで捨てやがったな」



タスケルトン「タクケルトーーーーーン!」ポヨーーン


オーガドラグーン「ウオオォォ!!???…??」


シュウゥーーーーーーーン…


コナミ「こいつを除外することで、戦闘を無効にする!」スッ



「惜しいーーーー!!」

「もう少しだぜ 鬼柳さん!」

「あっぶねえぇーーーーーーー!!」


ツァン「よく働くね……あのブタさんは」


鬼柳「まあいい、ターンエンドだ!」手札0



コナミ「危ないところだ…」

375: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/30(日) 15:40:39.66 ID:Bnl4dPi80


コナミ「俺のターン」シュッ 手札2



鬼柳「ここらでもう一山ほしいところだぜ?」


コナミ「ならば一撃必殺侍を召喚!」バッ


《一撃必殺侍/Sasuke Samurai #4》 †
効果モンスター
星4/風属性/戦士族/攻1200/守1200
このカードが戦闘を行う場合、
ダメージ計算の前にコイントスで裏表を当てる。
当たった場合、相手モンスターを効果によって破壊する。



侍「きゃほーう」


コナミ「このモンスターは二分の一の確率で戦うモンスターを破壊できる!攻撃だ!」ばっ


鬼柳「返り討ちだ!オーガドラグーン、ひゃあああはははは!!」


ピーーーーーーーン


「コインが舞ったぞ……」

「どっちだ……?」


コナミ「俺の選択は裏だ!」



376: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/30(日) 15:46:34.97 ID:Bnl4dPi80


カララン





侍「どっせーーーーーーーーええええええい!!」ズシャアア


オーガドラグーン「アバアァァアアアア!!?」ドーーーーン


ゴオオオオオオオオ………


コナミ「やった!オーガドラグーン撃破!」


鬼柳「くう………流石に満足流だけのことはあるな」



「オーガドラグ―ンがああーーー!!?」

「嘘ぉ………」


コナミ「カードをセットして、ターン終了だ」バッ 手札0


鬼柳「俺のターン!」シュッ 手札1



鬼柳「カードをセット!さらにリビングデッドの呼び声を発動!」バッ


《リビングデッドの呼び声ご/Call of the Haunted》 †
永続罠
(1):自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。

377: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/30(日) 15:55:45.82 ID:Bnl4dPi80


コナミ「またか……!」


鬼柳「俺はインフェルニティデーモンを蘇生する!」



「おおお!またハンドレスコンボだ」


「町長――!」


ツァン「手札0だから、蘇生時にサーチ効果が発動されるかー」カキカキ



コナミ「だが俺もリバースカード発動!ツイスター!」カチ


《ツイスター/Twister》 †
速攻魔法
500ライフポイントを払って発動できる。
フィールド上に表側表示で存在する魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。


ビュオオオオオオオオーーーーーー!!


コナミ「リビングデッドの呼び声で甦る前に破壊する!」バッ LP900→400


バシイイーーーーーン!


鬼柳「く……!?対策してやがったか……」


コナミ「はははは!お見通しよぉ!」


鬼柳「さっき伏せた魔法カードを発動する!」カチ



コナミ「え?」



378: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/30(日) 16:00:18.91 ID:Bnl4dPi80


鬼柳「ZERO-MAX!!」



《ZERO-MAX/ZERO-MAX》 †
通常魔法
自分の手札が0枚の場合、
自分の墓地に存在する「インフェルニティ」と名のついた
モンスター1体を選択して発動する事ができる。
選択したモンスターを特殊召喚し、
特殊召喚したモンスターの攻撃力より低い攻撃力を持つ、
フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊する。
このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行う事ができない。



ズオオオオオオオ………



鬼柳「墓地のデーモンを蘇生する!」バッ


コナミ「結局かよ!」


ツァン「あちゃー……」


デーモン「オオオオオオ!!」攻1800

 



380: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/30(日) 16:06:18.77 ID:Bnl4dPi80

鬼柳「やっぱ何でもないぜえーーーーー!!」


コナミ「なんだよ!」



「効果発動しないじゃないかーーー!」


「だめじゃねーか!」



鬼柳「ZERO-MAXのさらなる効果!一撃必殺侍を破壊する!}



ズド―――――――――――――――ン!!


侍「ぎゃああああー!?」ドーーン



コナミ「うわあああああ!ダイレクトアタックされる!!?」



鬼柳「ターン終了だ、このターン攻撃はできない」


コナミ「な、そうなの……」



ツァン「これでコナミの手札は0、フィールドも空……次のドロー次第だね」


コナミ「ブラッドヴォルスなら……攻撃力は1900……デーモンを上回る」


コナミ「行くぜ!ドロー!」シュッ



381: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/30(日) 16:13:08.17 ID:Bnl4dPi80

鬼柳「はっはー!まだまだ満足させてもらおうか」


コナミ「……」チラ


セームベル「やっほー」


コナミ「お前かよッッ!!」ドシャアアア


ツァン「うわ……セームベル引いちゃったよ……精霊見えるとドローカード分かっちゃうな、イカサマじゃないよね……」



コナミ「ぐうう……モンスターをセット。ターン終了だ」バッ



鬼柳「強力モンスターは引けなかったみたいだな!」シュッ 手札1



コナミ「このターンは何とか凌ぐ……!」



「チャンスだいっけーーーー!鬼柳さん!」


「おにやなぎ……間違った、鬼柳さーーーーん!!」



鬼柳「ひゃああああーーーはっはっは!!」

382: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/30(日) 16:19:10.25 ID:Bnl4dPi80


鬼柳「俺はデーモンをリリース!そして、デストロイヤーをアドバンス召喚だぁ!」バッ


《インフェルニティ・デストロイヤー/Infernity Destroyer》 †
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2300/守1000
自分の手札が0枚の場合、
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
相手ライフに1600ポイントダメージを与える。


デストロイヤー「うおおおおおおお!!」攻2300


コナミ「!攻撃力2300か……強力!」


ツァン「うわ、あのモンスターは……」


「でたーーーーーーー!!」


「もらったあああーーーーー!!」


鬼柳「手札0の時!デストロイヤーがモンスターを破壊すれば相手に1600のダメージを与える!」


コナミ「なにいい!?LP400


鬼柳「俺の満足の一撃をくらえ!セットモンスターを攻撃だ!」バッ



デストロイヤー「ォオオオオ!!」ブンッ


ぐしゃあああああああ!!


セームベル「ひええええーーー!?」守400


《召喚師セームベル/Saambell the Summoner》 †
効果モンスター
星2/風属性/魔法使い族/攻 600/守 400
自分のメインフェイズ時、
このカードと同じレベルのモンスター1体を手札から特殊召喚する事ができる。
この効果はこのカードがフィールド上に表側表示で存在する限り1度しか使用できない。

383: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/30(日) 16:25:33.87 ID:Bnl4dPi80


「いったーーーーーー!!」

「モンスターを破壊したぞ!」


コナミ「ぬううっ!?」


鬼柳「効果を食らえコナミ!」


ボシュウウウーーーーーーーーーーーーーン!



コナミ「うわーーーーーー!やられたーーーーーー!!」LP400→0 ピーーーーーー


ゴオオオオオオオ………


ドサッ


鬼柳「これがサティスファクションタウン、町長の実力だあーーーーーー!」バッ




ワァアアアアアアアアアアアァアアァァアア―――――!!


「素敵ーーーーーーーー!!鬼柳さーーーん!」

「お前がナンバー1だあーーーーーーーー!!」

「チーム満足最強の男-----------!」


ツァン「む……聞き捨てならない……」


ザンジ「まあ、最強の【男】でござるから…」


エニシ「そもそも本当にツァン殿も鬼柳殿に負けてるでござるからな」

384: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/30(日) 16:31:03.81 ID:Bnl4dPi80


ツァン「むむう……」


コナミ「くっそ!負けた」


鬼柳「残念だったなコナミ、まあチームサティスファクションのリーダーとしてまだまだ負けられねえのさ」



コナミ「流石だな……鬼柳」ザッ



鬼柳「この街が俺をさらに強くしてくれたのさ」


メイ「最高のショーをありがとうございました、会場の皆様、二人に惜しみない声援をお願いいたします!」


わーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

わあああああああぁああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!


「ありがとう町長!」


「チームサティスファクション時代から応援してるぜぇーーーー!!」


「サテライト時代からお前たちは俺のヒーローだあああ!」


鬼柳「ひゃはははははは!!はーーーーははは!」


コナミ「笑い方ゲスい!?」



385: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/30(日) 16:43:04.70 ID:Bnl4dPi80


…………………んで


温泉旅館「サティスファクション」ロビー 18:30


ツァン「はー……疲れた」クタ


コナミ「ご苦労だったなツァン」


ツァン「本当だよ……あんなにサイン描いたの初めて」


鬼柳「お前たちのおかげで今日のイベントは大盛り上がりだ、礼を言うぜ!」



ツァン「まったく……腱鞘炎になっちゃうよ」ブンブン


鬼柳「もう予定は何もないからな、旅館でのもてなしをうけてゆっくりして行ってくれ」


コナミ「着ぐるみの中暑くてなぁー」


テクテクテク……


鬼柳「あ、食事は19:00からデーモンの間で用意する予定だ、遅れるなよ」



ツァン「期待させてもらうよ」


コナミ「じゃ、俺たちの部屋行こうぜ」ザッザッザ


ツァン「う、そういえば一緒だった……ね……///」テクテク


386: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/08/30(日) 16:58:40.86 ID:Bnl4dPi80


デスドラゴンの間


コナミ「…」ピコピコ



ツァン「ふー……とりあえず今後の予定はこんな感じでいいかな……」カサカサ



コナミ「スケジュール表作ってたのか?」ピコピコ



ツァン「うん、普通はマネジャーが立ててくてるんだけどね、ボクはいないから、マネジャー……」



コナミ「え?なんでだ、上位ランカーだからいるんじゃなのか?」ピコピコ



ツァン「ちょっと……あの、あれだから、自分一人で十分だから、ボクくらいになるとね」


コナミ「へー、すげえ……」ピコピコ



キザン「人見知りで雇えなかっただけだろう」


ツァン「うっ……うるさいっ!!」


ツァン「ふう………コナミは何してんのよそれ」


コナミ「ああこれか?あげはがくれたんだよ携帯ゲーム機、ちょっとやってみようと思ってな」ッピコピコ


コナミ「野球ゲームなんだが、このヒーローチームが強くて全然勝てないんだよ」ピコピコ


ツァン「………あー、これね……ちょっと昔のやつ」


ツァン「商店街でらっきょう買い占めるといいよ」


コナミ「マジで!」ピコピコ


ツァン「ところでコナミ……あの、ぼ、ボクのマネ……」



ガララッ


鬼柳「飯の用意ができたぜ!お前らぁああーーーーーーーーーー!!」


ツァン「っっつううっ!?///」ドキーーーン

396: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/02(水) 19:09:17.09 ID:g8PPLp+e0
温泉旅館名「インフェルニティ」だった…

…………………………………………


コナミ「もぐもぐ……」


ウェスト「ええー!鬼柳兄ちゃんデュエルしたの!?見たかったなー……」


ニコ「仕方ないでしょ、塾の時間被っちゃったんだから」もぐもぐ


コナミ「鬼柳、この魚なんだ……不細工だけど、食えるのか?」


鬼柳「そいつはこの辺にしか生息してない珍しい魚だ、問題なく食える、「舌魚」と名付けた」


コナミ「確かに似てるな…」


メイ「あの頃(令嬢時代)の食事が懐かしいですわ…」もぐもぐ


ツァン「……デザートにトリシューラプリンついてる」パァア


セルジオ「お好きだと聞いたので急遽仕入れました」


ツァン「わざわざありがとうございます」ウッキウキ もぐもぐ



397: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/02(水) 19:30:39.12 ID:g8PPLp+e0

……………………………………………………………


満足温泉

かぽーーん…


ツァン「はいおなじみの効果音いただきました」わしゃわしゃ……



メイ「このシャンプーもリンスもノンシリコンのいいやつを使っていますのよ」わしゃわしゃ……



ツァン「…デスガンマンシャンプーか……ネーミングは何とかならないものかな」わしゃわしゃ……



ニコ「メイさんが令嬢時代に使用していたものと比べてどうですか?」わしゃわしゃ……



メイ「ほほほほ、あの頃の私と比べてはいけませんわ、世間知らず故、自分の使っていたシャンプーの値段など全く知りませんでしたの」わしゃわしゃ……



ツァン(パンが無ければ…………って本気で思ってたのかな、あれ、誤用だっけ…?)わしゃわしゃ……



メイ「【水晶の占い師が無いのなら強欲で謙虚な壺を使えばいいじゃない】と、当時は思っているほど物の価値に無頓着で」わしゃわしゃ……



ツァン「へー……」




398: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/02(水) 19:40:52.16 ID:g8PPLp+e0


鬼柳「だがそんなメイもこの街で労働をして、一般人と関わりを持ち、世間を知っていったんだ」



メイ「路頭に迷っていた私を置いてくれたことは感謝していますわ」わしゃわしゃ……


ニコ「鬼柳さんが知らない女性を街に連れてきた時はどうしてやろうかと思いました」わしゃわしゃ……



鬼柳「ニコ、背中洗ってやろうか」



ニコ「ありがとうございます鬼柳さん」



コナミ「鬼柳ー?そっちにいるのか?広いなー温泉」ザブザブ



鬼柳「ああ、オープン前だからな…柵が出来てないんだよ」ゴシゴシ


ツァン「あ?」


メイ「おい」


ニコ「鬼柳さん………」


コナミ「あ」


鬼柳「折角だからお前らとも裸の付き合………」

400: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/02(水) 19:51:35.66 ID:g8PPLp+e0


ツァン「イヤーッ!」


ツァンディレの電撃的風呂桶投擲!


鬼柳「イヤーッ!」


鬼柳はこれをダッキングで回避!


メイ「イヤーッ!」


鬼柳「グワーッ!」ザバーーーン!!


メイの後ろ回し蹴りを受けた鬼柳は温泉に突っ込み水没!


コナミ「鬼柳ウウァァ!?」


ニコ「鬼柳さんっ……もうっ……突然こんなの……///やめてください………/////」


ツァン(この人満更でもない……)


鬼柳「くぅ…………なかなかやるじゃねえか…」ザバ…



メイ「ツァンさん、二人の処刑許可を」ゴキ……


コナミ「お、俺も……!?ただついてきただけなのに!」



402: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/02(水) 20:03:58.12 ID:g8PPLp+e0


ツァン「~~~~~~~~~ッ////この  !出歯亀!満足に笑えなくしてやる!」


ツァン「つーかこっちみるなああぁーーーーーー!!!」ババッ


ツァン「メイさんもそんな仁王立ちで、は、恥ずかしくないの……?!」


メイ「ご心配なく、シャンプーの泡でニプレスを完成させておりますわ」フフフ……


コナミ「余計  い気がする!」


ツァン「いいからさっさと出て行って!殺すわよおぉ!!」



ニコ「鬼柳さんも!他の女の人の身体をジロジロ見ないでください!」風呂桶投擲!


ツァン「骨折しろもおぉーーーーー//////!!」風呂桶投擲!


鬼柳「確かに…不配慮だったかもな、俺たちは仲間である前に男女という…」


ツァン「そういうのも向こうでやれ!」


コナミ「鬼柳!戻ってくるんだー!」


鬼柳「わ、分かった…満足、できねえぜ…」ザブ…


メイ「最悪ですわね」



403: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/02(水) 20:08:39.20 ID:g8PPLp+e0

…………………………………………

温泉旅館「インフェルニティ」 ロビー


コナミ「…」正座


鬼柳「…」正座


ツァン「…………」


ニコ「……」


メイ「くちゃくちゃ……………ぺっ!!」


鬼柳「…」ガムペチャ


コナミ「あの………俺もそこまで罪深い?」


ツァン「あ?」


鬼柳「チームサティスファクション時代からそうだったろ、一人の満足はみんなの満足、一人の不満足はみんなの不満足」


ツァン「喋んな」


鬼柳「…………………」



405: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/02(水) 20:17:17.12 ID:g8PPLp+e0


コナミ「でも、俺はそっちが女湯に繋がってるなんて分からなかったんだぞ!」


ニコ「それは、確かに……」


ツァン「でもそれならチラッと見てボク達を確認した時点で引っ込んでいれば良かった」


ツァン「鬼柳鬼柳と心配している風を装って声をかけて、ボク達を見える位置にずっといたよね」


ツァン「なんで?」


コナミ「えっと……鬼柳が心配だったから…」


鬼柳「コナミ!……」


メイ「嘘をついています!彼の視線のほとんどは鬼柳さんに向いてはいませんでした!」バッ


コナミ「ギックウウ!」


鬼柳「この裏切り者オオオォォォオォオォーーー!!!」





406: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/02(水) 20:24:36.61 ID:g8PPLp+e0


コナミ「何が裏切り者か!?」


鬼柳「お前は俺を見てなんかいなかった!俺をダシにしてこいつらの裸体を見てやがったんだなあぁ!」


ツァン「……///」


鬼柳「そのくせ俺は関係ないみたいな雰囲気出しやがって!藤原に言いつけてやる!」


コナミ「ぐうぅ………!?」



メイ「正直に言いなさい、あなたは我々の身体を破廉恥な目で眺めていましたね?」



コナミ「………」


コナミ「見ていた……かもぉおおぉ…………?……しれない………いや……………見た……見ました…………」ガク…



メイ「ならば同罪ですね」



ツァン「~~~~////バカ!」



407: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/02(水) 20:32:45.78 ID:g8PPLp+e0


コナミ「だが言い訳をさせてくれ!」


メイ「一応聞きましょう」


コナミ「俺たちはずっとサテライトにいたんだ、男っ気溢れるあの場所に十代後半まで押し詰められていたんだ」


コナミ「女との交流なんてほぼ皆無だった!最近まで結婚という制度も知らなかったんだぞ!」


ツァン「うわっ…」


ニコ(本気でドン引きの顔…)


鬼柳「そうだぜ!毎日毎日モヒカンとかそんな奴ら相手に陣取り合戦だ!楽しかったなあぁコナミ!」


コナミ「ああ!」



メイ「話ずれてません?」



409: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/02(水) 20:41:42.81 ID:g8PPLp+e0


コナミ「要するに………もっとも多感な時期に抑制されていたんだよ。俺たちは」


鬼柳「遊星なんて抑制されすぎてすげぇ鈍感になっちまってるだろ?十六夜のアピールに気付いてねぇ、どこまでも「仲間」だあれ」


ツァン(あんたらが………)

ニコ(言えることですか…)


メイ「ふむ……では、抑制されていた分、女性に対して興味が深いと?」


コナミ「そういうことになるのかな?」


鬼柳「あくまで知的好奇心な」


ツァン「…でもサテライトにも女の人いたでしょ?あの、孤児院の」


鬼柳「マーサのこと言ってんのか!!?正気かお前!」


ツァン「お前じゃないわよ!」


コナミ「あれは親みたいなもんだろ!」


ツァン「そりゃそうだよね…」



411: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/02(水) 20:46:54.64 ID:g8PPLp+e0


…………………

15分後


コナミ「………」正座


鬼柳「…」正座


ツァン「ふう……反省した?」


コナミ「ああ……悪かったよ」


鬼柳「俺たちが全面的にな…」


メイ「全く………レディの美体の価値を理解していない方は困りますわ」


ツァン「じゃ、そろそろ許してあげるよ、足、自由にしていいよ」


コナミ「ふぅう…」


ニコ「痺れて立てませんよね?大丈夫ですか?」


コナミ「?痺れるって?」スクッ


鬼柳「わかんねえな」スクッ


ツァン(まだまだ正座させておいた方が良かったかも)



423: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/02(水) 22:17:31.75 ID:g8PPLp+e0


デスドラゴンの間

ガララ…


コナミ「ふー」


ツァン「あー、疲れた」


ツァン「って……布団近っ!?ピッタリくっついてるし!」


コナミ「おぉ、敷いてくれてたんだな」


ツァン「こんな近いのダメだよ!」ガシッ


ズルルルルルルルルーーーーーーーーーーーー


ツァン「これで良し」


コナミ「めっちゃ離されたー!?端と端じゃん!」


ツァン「////… つ、付き合ってるわけでもないのに…まったく」


ツァン「ところでコナミ!新しい仕事さがしてるなら……」


ガララララララ


鬼柳「満足流宴会を始めようぜ!」ザッ


ツァン「また邪魔がー!」


コナミ「?」

424: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/02(水) 22:31:07.11 ID:g8PPLp+e0


…………………………………


ニコ「お邪魔してごめんなさい」


ツァン「い、いえ……別にそんな」


コナミ「そういえば俺たちもう二十歳越えてたな」


鬼柳「ツァンは?」


ツァン「この前20になったよ」


鬼柳「なら飲めるな!この名酒『満足』を」ダンッ


コナミ「うわぁ………酒まで作ってんのかよ」


鬼柳「これはもともとあったやつだ、名前が気に入ったから買った」


ツァン「そんながっつり日本酒!!みたいなの飲める?40、50歳の人が飲むやつでしょそれ」


鬼柳「まあ、たまにはいいじゃねーか、ちょっと舐めるだけでもいいしな」


ニコ「おつまみも買ってきたんですよ」ガサ


コナミ「メイとかは来ないのか?」


ニコ「メイさんはお休みになりました、お父さん達は、チームだけで語りたいこともあるだろうって、私もお邪魔なら…」


鬼柳「そんなことないさ、一緒に飲んで満足しようぜ」


ニコ「鬼柳さん…」



425: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/02(水) 22:39:58.68 ID:g8PPLp+e0


こぽ………


ツァン「……誰か、先に飲んでよ」


コナミ「なら鬼柳だな、持ってきたのも鬼柳だし」


鬼柳「ジャンケンで決めようぜ、とりあえず」


ニコ「そ、そうですね…」ゴク…


………………………………


ツァン「負けたあぁ!!?」


コナミ「よし!いっきだ!」


鬼柳「ツァンディレのちょっといいとこ見てみたい!」


ツァン「ぐ………」


ニコ「あの、いっきなんてしなくても」


ツァン「勿論しないよ、ちょっと飲むだけ……」じー……


ツァン「………よし!」ちゅ…


ツァン「>Д<」


コナミ「ダメだな」


鬼柳「一発でわかったぜ」


426: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/02(水) 22:45:15.11 ID:g8PPLp+e0

ツァン「にっが………駄目、これは駄目…」


コナミ「酒は強いのか?」


ツァン「え?んー…わかんない」


鬼柳「なら俺がいこう!俺の酒豪ぶりを見ておけ」


ニコ「鬼柳さん!無茶は」


鬼柳「大丈夫だよ」ゴク


鬼柳「」ドシャアァ!!


コナミ「おおい!?」


ツァン「い、一発で酔いつぶれた……圧倒的下戸…」


ニコ「鬼柳さあぁーん!?」


鬼柳「」


コナミ「…………っぐうぅ…苦ぇえ………………」ちび


ツァン「とんでもないもの持ってきたわね…」




427: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/02(水) 22:54:22.93 ID:g8PPLp+e0

………………………

30分後

コナミ「ニコは本格的に寝はじめた鬼柳を介抱するって部屋を出て行っちまったし…暇だな」


ツァン「うん…」くぴ…


コナミ「もう日付もかわるな」


ツァン「うん…」くぴ…


コナミ「ちょっと俺も酔ってきたかもしれない…」ちび


ツァン「うん…」くぴ…


コナミ「………」


ツァン「うん…」くぴ…


コナミ「何も言ってないぞ」


ツァン「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」くぴ…


コナミ「そんな笑うか!」




428: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/02(水) 23:02:38.27 ID:g8PPLp+e0


ツァン「何もwww言ってないのにwwwwwうんってwww」くぴくぴ


コナミ「酔ってんなツァン!」


ツァン「あはははははwwwwwおかしー、ギャグセン半端ないwwwwwww」くぴくぴ



コナミ「何もギャグ言ってないわ!」



ツァン「wwwwww………あれ、ジュースなくなっちゃった」


コナミ「ジュースじゃないって、もうあの酒ないぞ、ニコがしまっちまったよ」


ツァン「wwwwwコナミと二人っきりwwwうけるwww」ヒック


コナミ「…」いら…


ツァン「ねえコナミ?」ヒック


コナミ「何だ」


ツァン「ボク可愛い?」


コナミ「え?うん、まあ」


ツァン「どれくらいー?」ヒック


429: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/02(水) 23:08:34.70 ID:g8PPLp+e0


コナミ「今までの俺の統計だけど…かなり上位」


ツァン「ほんとのほんとー?」


コナミ「面倒くさーい……」


ツァン「えへへへ、可愛い、可愛い」ヒック


ツァン「カワイイヤッター!」


コナミ「ヤッター!」


ツァン「んふふふふ」ヒック…


コナミ「雰囲気変わるな……大丈夫か?」


ツァン「全然酔ってないってwww顔見てみww」ズイッ


コナミ「おおう、近いって」


ツァン「んふふ……」ジーーーー


コナミ「………真っ赤っかじゃん!」


ツァン「wwwwwwwwwwww」



432: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/02(水) 23:35:34.30 ID:g8PPLp+e0
 

ツァン「コナミと見つめ合っちゃったからだしwww恥ずかしいから赤いのーww」


コナミ「全然恥ずかしそうじゃないが…」


ツァン「あー、いい気持ち」コテン


コナミ「ちょ」


ツァン「あはははははは、この匂い好き……」クンクン


コナミ「袖が伸びる!?」


ツァン「wwwwww極楽ー」クンクン


コナミ「く、くすぐったい、おいおい…」



ツァン「中の具がドロドロになってるのが好きだなー、ジャガイモとかゴロゴロしているとくどいからね。マヨネーズ派を否定するわけじゃないけどそのままの味を楽しみたいね。でもマヨネーズとルーをぐちゃぐちゃに混ぜ合わせたり、醤油を入れたりはちょっとないと思う。この前生卵を入れて食べてみたんだけどなかなかどうして、悪くないんだよね。今度はバナナをすり込んだやつも食べてみようと思う。あと福神漬けの奥の深さは最近になって分かってきたよ。」


コナミ「何の話をしてるんだ」


ツァン「カレーwwww」ヒック


441: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/03(木) 23:22:48.06 ID:yNfIASJl0

ツァン「うぃい………ヒック」ぎゅー…


コナミ「そろそろ離れてくれよ、俺が紳士だって言ってもこれは…」



ツァン「むうー…」スリスリ…



ツァン「そういえば……ふじわらさんとはちゅーしたよね…」ヒック



コナミ「え?いやしてないだろ」



ツァン「したもん!びょーいんでみんなのまえで!」プンプン



コナミ「びょーいん……病院?」



ツァン「あーくくりぇいどるのとき!」



コナミ「あー」





442: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/03(木) 23:28:57.86 ID:yNfIASJl0


コナミ「でもそれって俺意識無かったんじゃないか?」



ツァン「かんけーないもん!」



コナミ「もんって…」



ツァン「ヒック………ううぅ…」



ツァン「コナミ………こっち向いて………」



コナミ「もー、いい加減眠くなってきたぞ」



ツァン「んちゅうぅ」ちゅ



コナミ「ぬうぅ?!」ちゅ



445: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/03(木) 23:38:45.09 ID:yNfIASJl0


ツァン「あははははっ!これでどーてんかなぁぁ」ヒック


コナミ「っおぉい、突然なんだよ……」



ツァン「wwwwwwww」



コナミ「ここで大爆笑!?」



ツァン「あぁー、ねむくなってきた……」ふあぁ



コナミ「え?おい」



ツァン「んふふ………おやすみ………」コテ


ツァン「…………すー…………すー……」



コナミ「酔うととんでもねえなー…」




446: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/03(木) 23:46:23.39 ID:yNfIASJl0

ツァン「すー……………」



コナミ「全体重こっちにかけてきやがって……」



コナミ「はー、布団に連れてってやるか…」どっこいしょー



コナミ「軽いっ!」



ツァン「すー…………んふふ…………」きゅー…



コナミ「…………」どさっ……



ツァン「むにゃ…………すー……」



コナミ「…………はーーー………ドキドキした」



コナミ「…まさかこれが……恋!?」



コナミ「………………よーわからん、ま、いいや」




447: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/03(木) 23:57:26.34 ID:yNfIASJl0


…………………………………

8:26

チュンチュン…………


コナミ「……zzzzzz………」



ツァン「すー…………すー………」



ツァン「すー………………………………………………ん………っ…」もぞ…



ツァン「…………ふぁあ………あ、そうか旅館………」むく…



コナミ「……………zz」



ツァン「………座って……壁にもたれかかって寝てる………………武士か……」



ツァン「んんー…………………ふあぁ……………………」



ツァン「えっと……………あれ………確か、鬼柳が持ってきたお酒飲んで………………?」



酔いどれを覚えているのか! ↓1のコンマ50以上で覚えている


451: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/04(金) 00:08:15.34 ID:EgKTyZpI0


ツァン「んー………………」


ツァン「…………………」



コナミ「zz……………………」



ツァン「…………………!!?!?!????????!!!?!?!?!?!?!?!?!?????!!!!!????」



ツァン「アバッ…アバババ……………………!!?」



コナミ「…zzz……………」


ツァン「////////っ……~~~~~~~~っっ////」カアァア……


コナミ「…………………んぬ…………朝か」パチ



ツァン「なっななななななな………!!なんてこったい……////」かああぁ


ツァン「何言っちゃってんのよボクはあぁ~~~っ////くううぅぅっ………////死にたいっ……死にたい…………////」ジタバタ





452: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/04(金) 00:14:27.51 ID:EgKTyZpI0


ツァン「しっしかも………っ……コナミと……き……キスしちゃって…………////」



ツァン「に…妊娠するうぅ………!!////」かああぁ…



キザン「しないぞ」



ツァン「知ってるけどおぉぉっ………感覚的なことぉ/////……!」ぐぎぎぎ………



コナミ「朝からテンション高いな……おはよう」ふあぁ



ツァン「!!!!?コッコココココッ……コケッ………ココ………コナミ…!」ビクッ



コナミ「にわとり……………?」



ツァン「ちっちがうんだからあぁ……!」



コナミ「なにが?」



453: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/04(金) 00:22:33.22 ID:EgKTyZpI0


ツァン「あ、あんなっ………はしたないっ………ううぅっ……////」



ツァン「ううぅぅぅ~~~~~~っっ/////」



コナミ「ああー、凄かったんだぞツァン、お前の酔いっぷり」



ツァン「んぐうぅぅ……………////」



コナミ「ま、元に戻ったんなら…」ざっ



ツァン「ひぎゅうぅっ!!?/////ち、近寄らないでえぇーーーーーーー////!!」ダダダッ!ガララッ


ダダダダーーーーーーー!!



コナミ「………………そんな朝から全力疾走を…大丈夫か…………?」ふあぁあ



ドターーーーーーーーーーーーン!!!!


「痛ぁああぁーーーーーーー!!!」ザザッ


「ああ!?つ、ツァンさん………大丈夫ですかあぁ!?」





454: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/04(金) 00:32:30.35 ID:EgKTyZpI0

……………………………………………………………


鬼柳「いやぁ、昨日は先に潰れちまって悪かったな」



コナミ「あの酒すごい度が強いからな、気をつけろよ」



ツァン「本当だよ!!コラアァアアーーーーーーーーー!!」



ニコ「すいません………」



ツァン「い、いや、ニコさんは悪くないけど…」



メイ「まったく、酒に飲まれるなど、デュエリストにあるまじき失態ですわ」



鬼柳「く………」


ツァン「うぅ…………………」



コナミ「はっはー!自制心!!」



461: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/04(金) 21:03:42.34 ID:EgKTyZpI0


…………………………………


ネオドミノシティへの道


ブォオオォオーーーーーーーーーーーーーーー!!



コナミ「報酬もそれなりに良かったし、いい気分転換だったな」



メイ「それは良かったですわね、あの旅館が一般オープンされればますますサティスファクションタウンは潤うことでしょう」



ツァン「………………」



コナミ「さっきから黙ってどうした?ツァン」



ツァン「…………ふうぅ………ちょっと落ち込んでてね、あそこまで自分がお酒に弱いとは知らなかった」



コナミ「あぁー、すごい変わりようだったな、だが俺は気にしてないから安心しろ」



ツァン「そ、そうだね……ファーストキスが酔っ払ってなんて……ボクも…納得できないし…………」ボソ


メイ「私が寝た後色々あったようですねぇ」



ブオォーーーーーーーーーーーーーーー!!!!



462: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/04(金) 21:11:00.88 ID:EgKTyZpI0


コナミ「ていうかなんでメイが一緒に来てるんだ?」



メイ「あら聞いてませんの?一週間後のKCグランプリに出場するためですわ」



ツァン「え?でもあれって一般の人は出られないんじゃ?」



メイ「サティスファクションタウン代表としてのエントリーです、町長直々の出場命令ですわ」



コナミ「じゃあ鬼柳は出ないのか?出場資格は持ってるはずだが」



メイ「今回はスポンサーとしてやることが沢山あるらしいです、ま、町長ですから」



ツァン「へー、厄介な奴が一人消えたね」



コナミ「昨日のリベンジしようと思ったが、それなら仕方ないな」



ブオォオオーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!




464: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/04(金) 21:26:41.12 ID:EgKTyZpI0


…………………………………


ネオドミノシティ


カフェ・ラジーン


ツァン「そういえば知ってる?新しい召喚法がネオドミノシティ開発中らしいよ」ジュースちゅー



コナミ「新しい召喚法?エクシーズとかか?」もぐもぐ



メイ「エクシーズ…………?聞いたことないですわね」ゴク……



ツァン「多分そうだね、いつから一般に流布されるかは知らないけどさ」



コナミ「ダークネスの侵攻もデュエルの幅を広げるって意味ではマイナスばかりじゃなかったって事か…」



ツァン「流布するなら早くして欲しいね、ロンゴミアントは異質すぎて公式戦じゃ使いづらいからさ」チュー



メイ「あぁ、ツァンプロがたまに使用するという謎の召喚法のモンスター………都市伝説ではなかったのですか」ゴク……




465: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/04(金) 21:39:00.09 ID:EgKTyZpI0


ツァン「あれ使うと一瞬会場がざわつくから…」



コナミ「遊星あたりが制作に関わってるかもしれないな……あいつの作ったモーメント大活躍中だもんな」もぐもぐ



メイ「フォーチュン、とかいう名前でしたわね」



ツァン「まああくまで噂だし、KCグランプリまでには間に合わないと思うよ」



コナミ「目の前にガレージあるし、聞いてみるか?」



ツァンプ 「いいって、いま正午でしょ、出かけてるかもしれないし」



メイ「あそこのガレージに不動遊星が住んでいるのね」ゴクゴク……


コナミ「金持ちなのに引っ越そうとしないんだよな、おちつくって言ってたぞ」



ツァン「でも本屋も近いし、場所的にはいいかもね」ちゅー…



コナミ「……」もぐもぐ…



466: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/04(金) 21:49:35.22 ID:EgKTyZpI0



メイ「……」ゴク……



コナミ「ん?」



メイ「ごめんあそばせ、ちょっとお花を摘みに行って来ますわ」カタ…



コナミ「花なんてないけど……」


ツァン「あー、ラ・ジーン内にあるよ」


メイ「ありがとうございます、では少し席を外させていただきますね」テクテク…



コナミ「……………………あ、トイレか」



ツァン「ふぅ…………」



ツァン「……ね、ねえ……」


コナミ「ん?」

467: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/04(金) 22:06:14.53 ID:EgKTyZpI0


ツァン「昨日の夜さ………」



コナミ「あぁ」



ツァン「その……ホントにごめん」ペコリ



コナミ「めっちゃ引きずってるな、気にすんなって」



ツァン「さっきまで自分の中だけで悶々しててさ、ちゃんと謝ってないと思って」



コナミ「俺は気にしてないから、ツァンも気にすんなよ」



ツァン「う、うん………」


雪乃「夜とはなにかしら?」


ツァン「だって……その……キス…しちゃったからさ…ボクとしては…その……一大イベントなわけで…///」


雪乃「ツァンさんとキスしたの?昨日の夜?」


コナミ「あー……………まあ、旅館でな……」



ツァン「ボクが寝た後さ……なにも…無かったよね…………///…?」



雪乃「何かあったの?インモラルな情事が?」


ツァン「じ、情事って………////っ………」カアァ


コナミ「ないよ、ツァンを布団に運んで、俺もすぐに寝た」



雪乃「それはまさか同じ部屋でかしら?」



コナミ「まあそうだな………離れてはいたけどな…」


ツァン「………」


雪乃「…………」



コナミ「……」




478: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/05(土) 21:10:25.80 ID:P5nTwGMD0


コナミ「雪乃!!?……いきなり出てくるなよ…ビックリした」ガタッ



雪乃「あらごめんなさい」



ツァン「あわわわわわわわわわわわわわわわわわ………」



雪乃「でも私の方がビックリしてるわ……ふふふ……ふ」ユラ…


ゆらり…………


コナミ「この姿勢……鞭打!?」


雪乃「まさか…………旅館デートで浮気されるとは…………思わなかったもの」


ツァン「ふ、藤原さん……デートっていうか、鬼柳もいたからね……」


コナミ「お前のところにも連絡行っただろ、チーム満足の集まり」



雪乃「こんなことなら、仕事を休んででもいくべきだったわね……」ユラッ







480: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/05(土) 21:23:41.72 ID:P5nTwGMD0


コナミ「お、おい雪乃………バランスがおかしくなってるぞ…」


ユラッ


雪乃「んんーっ」チュウゥ


コナミ「んんんんっ!!?「チュ


ツァン「にゃあ゛ぁーーーーーーーーーーー!!!!?」


ステファニー「きゃーーーーーー!」


雪乃「ちゅるうぅ…………」レロ………


コナミ「ぐうぅっ………!!?」レ………ロ


ステファニー「きゃーーーきゃーーーーー!舌からませちゃってるー!」


ツァン「な……ななななななな…………っ////………」


ツァン「ていうかこんなところで……ま、まずいって藤原さん………………!」


雪乃「ぷはぁ…………………ふ、ふふふふふふ/////」ハァハァ……


コナミ「うっく……はぁ…はぁ……テジャヴ…」




482: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/05(土) 21:32:58.56 ID:P5nTwGMD0


雪乃「ふ、ふふふ………糸って本当に引くのね…………////」ドキドキ



コナミ「お前…いまの滅茶苦茶  かったぞ……大丈夫かこんな人前で…」



雪乃「色々吹っ切れたわ、ふふふふ……」



雪乃「ぼうや、もう一度…」ザッ



ツァン「ちょ、ちょっと待ってよ…!」バッ



雪乃「ふふふふ………やはり、貴女が最大のライヴァルだったようね…」



雪乃「でも、ツァンさんに今みたいなキスができるかしら?」チロチロ…



ツァン「うぐぐ………////」







483: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/05(土) 21:39:33.44 ID:P5nTwGMD0


ステファニー「面白いことになって来ましたねー、はいジュース」コト



コナミ「どーも、突然の展開に俺は頭がついていかないよ」ゴク…


ドドドドドドドドドド……………


ツァン「うぐぐぐ…………!」



雪乃「ふふふふふふ………………」



ツァン「………そろそろ、この、妙な関係にも決着つけなきゃならないかもね………」


雪乃「?…………」


ツァン「……デュエルしようよ、藤原さん」


雪乃「デュエルですって………?」


コナミ「え?デュエル、ここでか?」



485: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/05(土) 21:46:57.53 ID:P5nTwGMD0


ツァン「そう!デュエルで…勝った方が…………えっと…」



ツァン「こ、コナミを………手に……い、いれる……////っていうのは………………どうでしょう…////」ボソ…



コナミ「え?露骨に声量下げないでくれよ!何!?」



雪乃「………ふふふふ……面白いじゃない…」



コナミ「雪乃、何だって?」



雪乃「デュエルで勝った方が、貴方を手に入れるってコトよ」



コナミ「ええ!?勝手にそんなコトを!物じゃないっていうのに!」



雪乃「その勝負受けましょうツァンさん!」



コナミ「受けるんかい!」





487: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/05(土) 21:59:29.30 ID:P5nTwGMD0


ツァン「!………い、意外だね…アカデミア時代は成績五分だったけど…一応ボク、プロだから……公平さに欠けるかと思ったけど」



雪乃「私だってアカデミア時代のままじゃないわ、ふふふ………」



コナミ「……」ちゅー……ゴク…



コナミ「二人ともディスクはあるのか?あ、雪乃はつけてるか」



ツァン「え?当たり前でしょ、Dホイールにくっつけてあるのとってくるよ」



雪乃「ふふふ…………………燃えてきたわね」


ドドドドドドドドドド………


メイ「お待たせしましたわ、む?なんですこの空気」テクテク



コナミ「ああ……………む?なんか走ってくる人が」



雪乃「え?」



488: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/05(土) 22:05:31.41 ID:P5nTwGMD0


ツァン「………こっちくるね」



雪乃「………しまった……撮影中だったわ」失念



ツァン「え?あれスタッフの人?」



「困りますよ藤原さん……!休憩時間とっくに過ぎてますよ!」ハァハァ……


コナミ「仕事の休憩時間に来てたのか」



雪乃「ええ…ごめんなさい、すぐ戻るわ」



「急いでくださいよ、まったく、マイペースなんですから……」テクテク…



メイ「…………?この状況は一体…」



雪乃「………」



ツァン「…………なんか……どうしようこの状況」


コナミ「…………とりあえず雪乃は早く行った方がいいだろ」


雪乃「そうね……………ツァンさん」


ツァン「?………」



489: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/05(土) 22:11:19.71 ID:P5nTwGMD0


雪乃「一週間後のKCグランプリで……決着をつけましょう」



ツァン「!…………」



メイ「藤原さんもKCグランプリに出場するのですか、ライヴァルですね」



雪乃「じゃ、楽しみにしているわ」



てくてくてくてくてくてく………



コナミ「……………嵐のようなやつだった」



ステファニー「帰っちゃったー、つまんなーい…」


メイ「貴女は仕事してください」


ステファニー「は、はーい…」タッタッ


ツァン「………………じゃ、ボクもそろそろ帰るよ」



コナミ「え?もう行くのか、予定ないんじゃ…」


ツァン「デッキ調整をしなくちゃならないからね……負けられない勝負のために!」


ツァン「……………!っ……////………KCグランプリは大きなイベントだから…………そういうコト………だから……///」テクテク…



コナミ「…………」





515: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/10(木) 03:39:14.98 ID:4AFU7glN0


三日後


KURUMIZAWA 13:00


コナミ「うーむ………」カサカサ


恵「コナミ…………バイト中に……何を……」



コナミ「おう、もうすぐKCグランプリだろ?出場するからデッキの見直しをな」


恵「…………」


コナミ「そんな目で見るな……いいだろ、俺のバイト時間は13時までなんだから」カサカサ



恵「それなら………このショップでカードを………買えばいい…」



コナミ「最近またビンボーになってな、カードなんて飼ってる余裕ないんだ、大丈夫だ、この拾ってきた手持ちカードを信じる!」



恵「……………そう」



コナミ「やっぱりこれはかかせないよな……」つ急降下ボム


コナミ「ボマーからのもらいもんだしな……」カサカサ



516: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/10(木) 03:44:07.99 ID:4AFU7glN0


コナミ「えーと……魔物の狩人もいれるだろ……」カサ



恵「………誰も来ない……ひま」ズズ……


カランカラン



恵「!……………いらっしゃい……ませー……」



あげは「こ、コナミ!いる!?」タッタッタッタ



コナミ「おうあげは、そんな急いでどうした?」



あげは「ぼ、ボクにライディングデュエルを伝授して!」ガタ



コナミ「ライディング?お前免許無かっただろ」



恵「とりあえず……すわって……」

518: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/10(木) 03:49:25.99 ID:4AFU7glN0


……………………


コナミ「へー、このまえ免許取ったのか、すげえじゃん」



あげは「えへへ、まあねー……」



コナミ「それならのんびり自己流の走りで頑張っていけよ」



あげは「そうしたいんだけどさ………今は時間が無いの、一週間以内にそれなりのライディングテクニックが必要になっちゃって……」



恵「……なぜ?」



あげは「……KCグランプリ………一般選考で選ばれちゃったんだ」


コナミ「マジかよ!スゲーじゃん」



あげは「うん……友達の付き添いでなんとなく応募したんだけどさ、予選デュエルで面白いように勝っちゃって……気づいたら出場権get………」



コナミ「お前強いもんなー……」




519: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/10(木) 03:55:52.17 ID:4AFU7glN0


あげは「そ、そうかなー、えへへ」



コナミ「確かにそれならライディングテクニックは必要だな、世界中のプロデュエリストたちとライディングデュエルするんだし」



あげは「ぷ、プロと………」ゴク



コナミ「激しいラフプレーも喰らうかもしれないぞ」



あげは「ううー………心配になってきた……コナミ、ボクに教えて……お願い……」



コナミ「いいぞ、これから特にやることないし」



あげは「まずは……カードを手に入れないと」



コナミ「カード……ああ、SPか、確かにいるな」



恵「……スピードスペルパック………は……こちらです……」サ



あげは「じゃあ、それを5パックください」



コナミ「ブルジョワアアア」

520: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/09/10(木) 04:03:13.85 ID:4AFU7glN0

………

んで


あげは「よーし……これでカードはOK、デッキも完成した……」



コナミ「相変わらずのシンクロデッキか、普通の魔法カードが使えないのはきついよな」



あげは「そうだね……ま、条件はみんな一緒だし、大会全部がライディングデュエルってわけじゃないだろうから」



恵「………」ズズ…


コナミ「D-ホイールはもう持ってるのか?」



あげは「うん、海野さんの所から大会期間中だけ借りてるのがあるよ、お金が貯まったら本当に自分用のを買おうと思う」


コナミ「幸子か……そういえばあそこはD-ホイール製造もやってたな」



コナミ「んじゃ、ハイウェイ行ってみるか、まずなんにしてもスピードに慣れないとな」



あげは「が、がってんだ!」ビシ



恵(…………キュート……)