2: ◆ivbWs9E0to 2022/02/24(木) 20:38:09.67 ID:QFHXZNgE0
星梨花「プロデューサーさん見てください! 学校のお友達が誕生日プレゼントをくれたんです!」
P「おぉ寄せ書きかぁ。良かったな星梨花」
星梨花「えへへ、嬉しいです♪」
P「星梨花は可愛いなぁ」ナデナデ
静香「通報しておきますね」
P「なんでや!」
3: ◆ivbWs9E0to 2022/02/24(木) 20:39:17.87 ID:QFHXZNgE0
静香「何でって星梨花を変な目で見ないで下さい。教育に良くないでしょう」
P「静香は星梨花のなんなんだ……」
星梨花「あの、どうしたんですか静香さん」
静香「大丈夫よ星梨花。あなたは私が守るわ」
P「保護者か?」
ガチャ
千早「おはようございます」
P「おはよう」
静香「おはようございます。千早さん」
4: ◆ivbWs9E0to 2022/02/24(木) 20:40:19.90 ID:QFHXZNgE0
星梨花「おはようございます、千早さん。わたし、今日嬉しいことがあったんです!」
千早「あら、どうしたの?」
星梨花「学校のお友達が、誕生日プレゼントをくれたんです! えへへ♪」
千早「そう、それは良かったわね」
星梨花「はい♪」
千早「そうね……箱崎さん、ちょっとこっちに来てくれるかしら」
星梨花「??? 分かりました」
千早「私がソファに座るから、箱崎さんは私の膝の上に座って」
星梨花「え、えーっと。分かりました、失礼します!」
5: ◆ivbWs9E0to 2022/02/24(木) 20:41:25.60 ID:QFHXZNgE0
千早「それで、何をもらったのかしら」
星梨花「はい、寄せ書きをもらいました♪」
千早「良かったわね」ギュー
星梨花「あ、あの。ちょっと恥ずかしいです……」
静香「ち、千早さん?」
千早「静香、どうしたの?」
静香「どうして星梨花を抱きしめているんですか?」
千早「ほら、私って口下手だから」
P「そういう問題なのか?」
6: ◆ivbWs9E0to 2022/02/24(木) 20:42:06.77 ID:QFHXZNgE0
千早「箱崎さんは今日も可愛いわね」ナデナデ
星梨花「あ、ありがとうございます」
静香「ち、千早さん?」
千早「静香、どうしたの?」
静香「どうして星梨花の頭を撫でているんですか?」
千早「私なりのスキンシップのつもりだったのだけれど、やっぱり慣れないことはするものじゃないわね」
静香「あっ、いえ、そんなことは……」
P「俺の時と反応違わない?」
7: ◆ivbWs9E0to 2022/02/24(木) 20:42:46.10 ID:QFHXZNgE0
静香「それは……だって、千早さんは千早さんですし!」
P「静香は千早を何だと思ってるんだ」
静香「何って、尊敬できる先輩ですよ!」
P「俺は?」
静香「えっと、まぁ、もちろん感謝はしていますよ、感謝は」
P「なんか違うんだよなぁ」
静香「なんかも何も、プロデューサーと千早さんは全然違うじゃないですか!」
千早「なんだか今日の箱崎さんは良い匂いがするわね」スンスン
星梨花「えっ、えっと、ありがとうございます」
P「あれでも?」
静香「あ、当たり前です!」
8: ◆ivbWs9E0to 2022/02/24(木) 20:43:25.30 ID:QFHXZNgE0
静香「あの、千早さん。ちょっと聞きたいことがあるんですけど、良いですか?」
千早「えぇ、なんでも聞いて頂戴」
星梨花「あっ、じゃあ私は退けますね」
千早「静香、箱崎さんはこのままでも良いかしら」
静香「あ、はい。大丈夫です」
P「なんか全体的に甘いんだよなぁ」
9: ◆ivbWs9E0to 2022/02/24(木) 20:44:54.83 ID:QFHXZNgE0
静香「次の公演の楽曲なんですけど、少し難しいところがあって」
千早「譜面は持ってる?」
静香「はい、この部分が……」
星梨花「あの、見にくくないですか? やっぱり私は退けたほうが……」
千早「箱崎さん、大丈夫よ」
静香「高音のロングトーンが続くところが多くて」
千早「なるほど、これは基礎力が問われる楽曲ね」
10: ◆ivbWs9E0to 2022/02/24(木) 20:45:28.84 ID:QFHXZNgE0
千早「私はこういう時、喉を力まないように気を付けながら、お腹から額まで一本の筒を通すようなイメージで歌うわ」
静香「筒ですか」
千早「そう、お腹の下の方に力を入れて。ちょうどこの辺りね」ススッ
星梨花「ひゃっ!?」
千早「箱崎さん、ちょっとお腹に力を入れてみてくれるかしら」
星梨花「えっと、こうですか? えいっ!」
千早「そう、その状態で背筋を伸ばして」
星梨花「はい!」
11: ◆ivbWs9E0to 2022/02/24(木) 20:46:26.73 ID:QFHXZNgE0
千早「これは基本姿勢なのだけれど、高音を出すときは余計な力が入りやすいから、お腹にだけ力を入れてこの姿勢を維持するように心がけると良いわね」
静香「なるほど……」
千早「ふふっ、箱崎さんはもう少し鍛えたほうが良いかもしれないわね」ススッ
星梨花「あの、くすぐったいです」
P「静香、静香」
静香「なんですかプロデューサー、いま忙しいんですけど」
12: ◆ivbWs9E0to 2022/02/24(木) 20:47:03.39 ID:QFHXZNgE0
P「千早は通報しないの?」
静香「通報って、なんでそんなことするんですか」
P「えぇ……? 俺なんかよりよっぽど悪質じゃない?」
静香「星梨花を変な目で見ないで下さい、全くもう!」
P「えぇ……」
千早「静香、これから箱崎さんと一緒にトレーニングするのだけれど、一緒にどうかしら」
静香「是非お願いします!」
P「どうも腑に落ちないな……」
13: ◆ivbWs9E0to 2022/02/24(木) 20:47:54.72 ID:QFHXZNgE0
P「仕方ない。本職の方に聞いてみるか」スッスッ
P「あ、もしもし箱崎さんですか。御無沙汰しております765の者です。はい、はい。いえいえそんな星梨花さんは本当に頑張っていて……」
P「あ、すみません。ちょっと見てもらいたい物があるので、こちらの映像を送らせて頂いてもよろしいでしょうか。はい、すぐに済みますので」
P「えぇと画面共有を……」
星梨花「うぅ、こうでしょうか……?」
千早「違うわ箱崎さん。腹筋はもっとお腹の下の方に力を入れて、この辺りよ」
静香「ちょっと私も触るわね。ここ、分かる?」
星梨花「く、くすぐったくて力が入らないです」
P「見えます?」
P「ちょっと専門家の意見をお伺いできたらと思うのですが……」
14: ◆ivbWs9E0to 2022/02/24(木) 20:49:21.14 ID:QFHXZNgE0
P「あれ、お父さんからも画面共有が……」
P「……」
箱崎父「……!」グッ
P「良い笑顔ですねぇ!!!」
おわり
コメント
コメント一覧 (1)
yamei-DO
がしました
コメントする
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。