>>486
>>485
瞬間、意識、重ねて


店員「実はこれ……その、スピリットだけは使えないんです」

一式「は?」

店員「なぜか……魔人族の中でもスピリットだけが、これを使うと爆発するんです」

一式「ほう、いいことを聞いた」



◆で、おやど




一式「と言うわけで面白いものをもらってきた」

桑田「は?なんだよ」

セレス「ほら、魔法の絨毯ですわよ」

霧切「! どうしてこんなものが!?」

一式「と言われてもな」

小泉「すっごーい!初めて見た!」

葉隠『お、俺にも見せてくれって!』

一式「……ああ、お前にはこっちを見せてやる」

葉隠『うん?なんだべそれ?』

490: ◆z.6vDABEMI 2016/05/19(木) 23:01:51.77 ID:/4gqjvtJo
一式「どうやら、ボイスチェンジャーらしくてな。声を変化させられるんだ」

一式「どうだ、お前もやってみるか?」

葉隠『へー!って俺使えるんかそれ?』

一式「物質に触れないのか?」

葉隠『いや、ガンバりゃいけるだろうけども……よーし』



その時のことを目撃者はこう語る───


Iさん(プライバシーの保護のため名前は伏せてあります)「いや……アレは驚きましたね」

Iさん「彼はスピリットですから、何があっても大丈夫だと思ったんですよ」

Iさん「しかし、なにかの陰謀かと思いましたね」

Iさん「まさか───爆発するなんて」




ぼんっ


桑田「は?」

セレス「……」

一式「あでゅー、葉隠」





僕達は何も見ていない。いいね?
1:もうねる(コンマで神判定?)
2:いい感じにお風呂
3:どっか行く
4:そのた

↓2

494: ◆z.6vDABEMI 2016/05/19(木) 23:20:21.90 ID:/4gqjvtJo
>>492
>>491


一式「……俺は知らん」

セレス「あの、貴方様」

ソニア「がっでむ!どちくしょう!」

一式「知らん知らん知らんて」

(やりやがったなチクショウ)

一式「どうせ殺しても死なないくせに」

(そういう問題じゃねーぞこれ、ああもうバラバラになって……)

一式「元に戻れるだろ、お前」


◆→おそと


すたすた……


一式「」!

一式(花村の店はまだここにあるようだ)

一式(そういえば古代魔法がどうのこうの言ってたな……)

一式(……俺1人ではこの先進めないかもしれないな)




1:別のイベントにする
2:誰か連れてくる
3:もうねる
4:そのた

↓2
明日からこそは平常に戻りたい。おやんみ

498: 平常無理でした ◆z.6vDABEMI 2016/05/20(金) 21:59:17.61 ID:4yIlMEMwo
>>496


一式「……と言っても、だ」

一式(ほかのイベントったって特に出来そうなイベントないしなぁ)



<まだらーい

一式「?」

<ちょっとどこ見てんのよ、こっちこっち

一式「……??」

一式(笛?のような何かが喋っている……これは?)


『って言うかお前等ね!俺に対しての扱いが、雑!』

一式「なんだただの神か」

『それだよそれ!俺をなんだと思ってるわけ!?』

一式「神」

『だよねぇ!?じゃあどうしてあんなことするのかな!』

一式「……笛壊すぞ」

『あー、ちょっと待ってって!』

『孤独のグルメを勧めたいなら、古代魔法が使える人を連れてくればいいぞ!』

一式「……壊すぞ」

『だーから一式ぃ!』

一式「俺はほかのイベントに行きたいんだ、お前は黙ってくれないか」

『……嘘でしょ?』




1:まあ、でも古代魔法っつったらメンソか……
2:とりあえず神の長話を聞いてあげる
3:新規イベント(コンマ判定)
4:そのた

↓2

501: ◆z.6vDABEMI 2016/05/20(金) 22:16:51.96 ID:4yIlMEMwo
>>500


『さーびーしーい!』

一式「……うそうそ、話聞きたい聞きたい(棒)」

『え?ほんと?』

一式「うん、聞きたい(棒)」

『じゃちょっとだけ付き合ってやるか……』





一式「と言うかお前、今どこなんだ?」

『言うと思うの?実は王都だけど』

一式「言うのかよ」

『いや、あの後驚いたからさー、ちょっと神ぱわー使ってね?ほら、色々ね?』

一式「ああそうかよ」

『あ、一式。お前早めに王都に来た方がいいけど、『王子』に見つかんないほうがいいと思う』

一式「……王子?お前が言ってたのはそいつか?」

『まーね。お前も知ってる、希望の使徒さ』

『使徒倒す側じゃなくて使徒になっちゃうって新しくない?』

一式「壊すぞ」

『あー、待ってってば!』

一式「……」

『……とにかく、この物語はお前の想像よりも複雑だからね?』

一式「……」

502: ◆z.6vDABEMI 2016/05/20(金) 22:26:48.41 ID:4yIlMEMwo
『今お前が争うべき相手は誰なのか、ちゃんと見極めて戦うんだぞ、斑井一式』

一式「……お前」

『あ、それとさ』

一式「……」

『あの、王都でも俺のこと思い出させるために、いろいろやってるから』

『あのね、本屋とかに俺の本置いてもらうことにした』

一式「は?」

『コラムとかもやってるし』

一式「……」

『そういうわけで、俺ちょっとは力取り戻してるかもしんない!もっとがんばるけどね』

『お前次、どこいくの?お前が行くとこに先回りし』

ぶち

一式「……」

一式「……」

一式「……はぁ」


▼神との間に何かを覚えた……
神との好感度がLv1に上がったらしい……


一式(……もう寝るかな)





1:もうねる(コンマで神判定?)
2:いい感じにお風呂
3:どっか行く
4:そのた

↓2

506: ◆z.6vDABEMI 2016/05/20(金) 22:36:49.49 ID:4yIlMEMwo
>>504
7


一式「……たまには早寝もいいことだ」


◆→で、おやど


がららっ


石丸「ぐーすか!(迫真)」


フェデリコ「へぇ……なかなかイケる口かい……」

メンソ「へへへぇ///」

葉隠「あと100合飲む?」

桑田「さっさと寝ろオメーら!!」


一式「なにしてんだお前達……と言うか葉隠」

葉隠「おう一式っち、オメーほんとやったな、やってくれたな」

一式「……あれはその」

葉隠「おかげで色々とまた変な扉が開いたべ!」

一式「」

フェデリコ「はは、康比呂は本当にハートが強いね、強心臓だよ」

桑田「うるせーな……あのイインチョ見習えよオメーらは……」

フェデリコ「なんだい怜恩、君は酒が飲めないからって怒るなよ」

桑田「怒るわ!」

メンソ「ふへぇ……///楽しいっすわぁ……」

一式(アカン)

507: ◆z.6vDABEMI 2016/05/20(金) 22:42:05.19 ID:4yIlMEMwo
葉隠「あのオメーのせいでほんとね、俺分裂とか覚えちゃうから」

一式(知らん)

一式「……分裂されても気持ち悪いからよせ」

フェデリコ「まーまー、そういってやるなよ斑井一式?康比呂はね」

葉隠「いや!フェデっちいいんだってーの!」

フェデリコ「康比呂、言ってやった方がいいって」

一式「寝るぞ」

フェデリコ「暖かくして寝ろよー」

桑田「どした突然!?っつーか何の話だよ!」

メンソ「へへぇ///もう一杯///」

桑田「オメー顔真っ赤すぎだから!!」


がらら……

一式(……あいつらはほっといて寝るか)

ばさっ

石丸「サインコサイン……タンジェント……」

一式「……うるさい……」


もそもそもそ……


一式(疲れた……)

一式(……目を閉じると……俺の意識は急激に闇の中に……)

一式(そして……)





はいっ、これアレタイム
1:魔王側の様子
2:大宴会の様子
3:かみさんぽ
4:誰かしらの過去
5:そのた

↓2

510: ◆z.6vDABEMI 2016/05/20(金) 22:58:55.54 ID:4yIlMEMwo
>>509
大宴会


桑田「……っつーか寝て?」

葉隠「なんで?」

桑田「なんでと来た」

フェデリコ「僕らはまだまだ酒を飲むんだけど?」

桑田「だけど?じゃねぇーって!!」

メンソ「んひ……あの子に飲ませてやりたいなぁ」

葉隠「んあ、あの子?」

フェデリコ「そういえば前もそんなこと言ってたね、あの子って?」

メンソ「……んー、【エスト】……僕の……そやね、相方ぁ……みたいなもん」

葉隠「相方、ねぇ」

メンソ「うん……僕らわりと仲良いねんで」

フェデリコ「ふふ、そうなんだ?で、その子は何で連れてこなかったの?君、そもそも人見知りがすごいんだし」

メンソ「ん?あー」

桑田「つーか相方って言い方どうなん?相棒とかでよくね?」

フェデリコ「分かってないね怜恩」

葉隠「相棒と相方じゃ意味ちげーぞ」

桑田「あ?」

メンソ「んふふ……えっくんにばっかり頼っててもあかんからさ」

メンソ「……それにえっくんは引き多いしな、俺が出来ることやらな、あかんよ」

桑田「エストだからえっくん?なにそれ気持ち悪」

フェデリコ「僕も生きてたらそうしたのかな」

葉隠「あー……」

桑田「え?なにこの空気?」

511: ◆z.6vDABEMI 2016/05/20(金) 23:07:47.74 ID:4yIlMEMwo
葉隠「そういや母ちゃん元気かなぁ」

フェデリコ「? お母さん?」

葉隠「ん、俺の母ちゃん。最近会ってなかったしよ」

葉隠「……っつーか、俺が死んだこと知ってんのかな」

フェデリコ「自分の子供が死ぬほど、親にとって悲しいことはないだろうさ」

フェデリコ「知っていてもいいだろうけど、知らなくてもいい」

メンソ「やね、知ってたらかわいそやわ」

から……ん

葉隠「……だな。母ちゃんのことだし、どんなことしてでも生き返らせようとかしそうだし」

桑田「こっわ!」

葉隠「……嬉しいことなんけどよ」

フェデリコ「家族の愛は禁忌を越える」

メンソ「よぉあることやわー」

桑田「いやいや……あ、つーかそれならオメー、メンソ!」

メンソ「?」

桑田「オメーがなんかほら、何とかしてやればいいんじゃね?」

メンソ「ネクロマンサーは死体操ったりゾンビ作ったりする能力ちゃうって言うたやんか」

葉隠「母ちゃん……元気かなぁ」

フェデリコ「会いに行けばいいさ」

桑田「いや、どこに!」

葉隠「俺は木の国出身だしな」

フェデリコ「ちょうどいいじゃないか、これから行くかもしれないし」

メンソ「あ、来るんかな?イズールにも」

フェデリコ「さあ?それはこれから旅を続けないとなんとも言えないね」

葉隠「石丸っちの親父、色々あって死んでたんだってな……全部は15年前からかね」

桑田「ちょい、話を跳躍させんなオメー」

メンソ「神様なんて初めて見たわぁ、俺もあんなん降臨させたいなぁ」

桑田「ちょい!!」




1:男祭り続行☆(コンマ判定/聞きたいお話があったら指定すると……?)
2:さっさと翌日

514: ◆z.6vDABEMI 2016/05/20(金) 23:42:41.62 ID:4yIlMEMwo
>>513
さっさと行っちゃいます


メンソ「んふ……」

フェデリコ「とにかくあれだね」

桑田「とにかく寝ろっつーの!!」

一式(ぐーすか)


◆→で、翌日


一式「……」


葉隠「これからも頑張って生きていこうな!!!!」

フェデリコ「まあ死んでるんだけどね!!!!」

メンソ「ふひっwww」


一式「なんであいつら仲良くなってんだ」

桑田「しらね」

石丸「新しい朝が来た!希望の朝だ!!」

桑田「んでオメーうるせーよ……いたた……」



セレス「貴方様、おはようございます」

小泉「おはよ、ちゃんと寝れた?」

一式「ああ、それなりにな」

霧切「そう、それはよかったわ」

葉隠「俺らは仲間!」

フェデリコ「パローレ!」

霧切「……で、あれはなに?」

メンソ「変!!!!!」

フェデリコ「そう言わないでよメンソ」

一式「……」

ソニア「何の見本市ですか……?」




1:さっさと王都へ
2:誰かと話す
3:どっかいく
4:そのた

↓2

521: ◆z.6vDABEMI 2016/05/21(土) 20:30:59.58 ID:wXROdKGHo
>>516


一式「……町を見て回ろう……」

霧切「急ぐんじゃなかったの?」

ソニア「むっはーです!ぶりばりです!」





一式「マリンピアはすっかり自由の象徴って訳か」

霧切「らしいわね。私達はこうして、招かれていると言うことを町長から直々に示されているけれど」

霧切「それでなくとも異種族がふつうに歩けるほどになっている」

フェデリコ「他の都市を考えれば……あり得ないくらいの自由さだね」

一式「……」すたすた

ひよこ「ぴよぴよ」

一式「……」じっ

おっさん「そこの若ぇの、よかったらこれ買わんか?」

おっさん「金色のひよこだぞー、いいだろう、ひよこだぞー」

メンソ「金色のひよこ……?そんなんいるぅ?」

小泉「びっかびかに輝いてるわね」

一式「……」

霧切「なんでじっと見てるの?」





1:金色のひよこを買う
2:ひよこをさわってみる
3:他の場所に行く
4:そのた

↓2

524: ◆z.6vDABEMI 2016/05/21(土) 20:36:34.51 ID:wXROdKGHo
>>523


一式(なんか塗料とか塗ってんだろこれ)すっ

おっさん「ん?どうだい、買うのか……」


べちゃ


一式「……」

ひよこ「ぴよ……」

おっさん「」


一式「これ……塗料だーうわー(棒読み)」

桑田「うわー、ひでぇ」

霧切「これじゃあ羽がだめになっちゃうじゃない」

セレス「まあ、かわいそうに……」

おっさん「ちょっ、お前等!なにしてくれてんだ!ああ!?ギョームボーガイだ!」

一式「なにが業務妨害だ」

石丸「貴方がしていることは犯罪です」

おっさん「うるせぇ!お前等、痛い目に遭わせてやる!」

ざっ

石丸「それはこちらのせりふですね───」

おっさん「!」


ひゅんっ
どさっ


おっさん「い、いたただだだだだ」

石丸「悪は滅びるべし、慈悲はない」

一式(目にも留まらぬ速度で、石丸がおっさんを投げ飛ばした)

525: ◆z.6vDABEMI 2016/05/21(土) 20:39:47.56 ID:wXROdKGHo
霧切「世界が自由になりすぎているのよ」

一式「なんでも迎え入れすぎた結果がこれってことか?」

桑田「じゃねーの?」

霧切「……そうね、そうなのかもしれない」

霧切「でも、このマリンピアは進んでいるの、前に」

一式「……」

霧切「……一式君、手、どうするの?」

一式「あ?」

一式(俺の手は金色に塗れている)

一式「……」ふき

メンソ「ちょちょちょっ!俺の服ぅ!?」

一式「目立てチビ」

メンソ「あああああ!!??服がきらきらしてるぅぅぅぅぅぅ」


石丸「すみません!この人が!」

警備「さあ、こちらにこい!」

おっさん「くそう……」


葉隠『いいことすると気分がいいな』

ソニア「ですわね」

セレス「貴方方はなにもしていないでしょう?」




1:王都へ帰る
2:町を見回る
3:そのた

↓2

528: ◆z.6vDABEMI 2016/05/21(土) 20:43:39.88 ID:wXROdKGHo
>>527

一式「……さっさと帰るか……」





ばさっ


霧切「ついに使うのね?」

一式「ああ」

セレス「そういえば、昨日のあれがありましたわね」

葉隠『んあ、それって……』

一式「ああ、魔法の絨毯だ」

一式「これに乗れば遙かに早い速度で戻れるだろう」

一式「1日もかからないさ」

小泉「よし、さっさと乗っちゃいましょ」

すた

桑田「は?」

小泉「……なんでアンタが乗ろうとしてんの?」

桑田「だって楽しそうじゃん」

セレス「確かにそうですわね」

ソニア「どんなものか一回乗ってみたいですわね!」

一式「なに?」

529: ◆z.6vDABEMI 2016/05/21(土) 20:46:31.73 ID:wXROdKGHo
フェデリコ「あんまり何人も乗るとその重さで遅くなっちゃうからね、」

フェデリコ「それなら体が軽い僕が……」

小泉「ちょっと待ちなさいよアンタ、勝手に乗ろうとしないで!」

一式「俺が乗るぞ」

フェデリコ「ああ、それはいいよ」

小泉「それはいいの!でも」

葉隠『こんな面白そうなもん、一回乗ってみたいべ?』

一式「……は?」

メンソ「……怖ないんすかみなさん……」

セレス「少しわくわくいたしませんか?」

メンソ「ええ……」

石丸「なにを遊んでいるのかね?それなら僕が乗るぞ」

小泉「ちょっと!なに混乱に乗じて勝手に1人で行こうとしてんのよ!」

霧切「……はぁ……」

一式「おい、待ってくれ……」

ソニア「そうです!一式さんが決めてください!」

一式「は?」

小泉「あ、そうよ!誰と一緒に乗るか決めなさい!」




誰と一緒に絨毯に乗ろうか……?
乗らなかった人はぽっどに押し込められます
↓2

532: ◆z.6vDABEMI 2016/05/21(土) 21:34:22.08 ID:wXROdKGHo
>>531


一式「……ハウス」

石丸「ん?」

一式「男ども、ハウス!」ぽい

葉隠『え?!俺らは』

一式「うるさあい!ハウス!」





ソニア「い、いいのですか?」

霧切「……」

一式「ああ、まずは女からだろ」

\オレニモノラセロー/

一式「しゃらっぷ」ぱし

セレス「……では、参りましょう?」

小泉「そ、そうね!」

セレス「……貴方様と二人きりでないのが残念ですが」

小泉「それはその、あたしも同じような……」

霧切「……」


フェデリコ「恋だね」

葉隠『恋だな』

桑田「なにが?」

一式「だあってろしゃらっぷ!!」



533: ◆z.6vDABEMI 2016/05/21(土) 21:41:24.02 ID:wXROdKGHo


しゅううううーん

小泉「おっ!はやいー!」

霧切「これは……乗り心地は思ったよりいいわね」

霧切「速度もある程度早いし、これはいいわ……私もほしい……」

ソニア「ひゃっふうぅぅぅぅ!!」

一式「これはいい……これだけの人数をこのスピードで運ぶとは……」


一式(今回、何時間かかったのか分からないくらいの距離をさっさと戻っていく)

一式(二倍?三倍?いや、もしかしたら四倍?)

一式(……その速度は……ぐんぐん上がっていく)


一式(……ああ、もう王都が見える距離か……!?)






ごおおおお……


小泉「おー!すごい早い!」

ソニア「まさかこんなに早かったとは思いませんでしたわね」

小泉「………も、もうちょっと遅くても……い、いいわよ」

霧切「あんまり早いと……酔わないかしら」

セレス「………」

一式「おい、青い顔してるが……セレス、大丈夫か?」

セレス「………大丈夫、です」





まもなく王都ー、王都ー。
1:さっさと王都に入る
2:ちょっと速度落とす?
3:そのた

↓2

536: ◆z.6vDABEMI 2016/05/21(土) 21:50:36.50 ID:wXROdKGHo
>>535


一式「………セレス?」

セレス「大丈夫、で、す……」

一式(これどうやったらスピード落とせるんだ)

べしべしべし

一式(……ちょっと遅くなれ!)

絨毯『りょ☆』
ひゅううう

一式「今喋った?」

霧切「さあ?……それより、速度が落ちたわ」

ひろろろろ……

ひよこ「ぴよ」

一式「って言うかなんでひよこがいるんだ」

セレス「……」



セレス(……貴方様……私を、思って)

セレス(なんて……ありがたい……)

▼セレスからかすかに心を感じる……


ひゅううう……すた


一式「と、言う訳で」

小泉「王都とうちゃーく!」


民「かみたそ~」


一式「そして早速意味の分からんことになっている」

三式「兄よ、今どうなってる?」




1:王宮へ
2:かみたそ~してる人達のとこへ
3:うろうろする
4:ギルドへ
5:そのた

↓2

539: ◆z.6vDABEMI 2016/05/21(土) 22:20:53.97 ID:wXROdKGHo
>>538

一式「そういやなんか達成してなかったか?」

小泉「ん?そうだっけ?」


◆→ギルド


山田「あーらいらっしゃーい!」

灰慈「ここはオメーの家じゃねーだろ」

一式「ああ、お前も元気だったか」

三式「なにここ……」

にょきっ


二式「お前」

三式「! 二式兄!」

山田「また増えた……」

色葉「ファッ!?うーん」





灰慈「で?オメー等、今回はどうした?旅はいいのかよ」

一式「いや、旅の間に色々と終わったからな」

灰慈「なるほどな……確認するぜ」




ーーーーーーーーーーーーーーー

紳士たるもの
目標課題:【かばう】を3回使う
達成報酬:300マネー

達成状況:3回
クリア!

ーーーーーーーーーーーーーーー

ミスターものしり!
目標課題:【キュレーション】を15回使う
達成報酬:七色の鞭(武器)

達成状況:15回
クリア!

ーーーーーーーーーーーーーーー

歩みを止めずに
目標課題:一人も倒れずに10回戦闘をする
達成報酬:ウォーリアガードナー(防具)

達成状況:7回

ーーーーーーーーーーーーーーー


540: ◆z.6vDABEMI 2016/05/21(土) 22:24:47.95 ID:wXROdKGHo


一式「よし」


▼【ミスターものしり】を達成した!
武器【七色の鞭】を手に入れた!
→全体攻撃出来る、輝く鞭。様々な魔力を秘めている。
→攻撃+8/抵抗+8/全体攻撃


▼【紳士たるもの】を達成した!
300マネーを手に入れた!





葉隠『おー!太っ腹!』

灰慈「ま、達成したんだからこのくらいはしてやらんとな」

灰慈「と言っても大したもんは渡せねーけど」

ソニア「そうですか?かなりいいものですが……」

灰慈「どうすんだ?他になんかすること、あるか?」




1:ミッションみる
2:クエストみる
3:色葉のところに行く
4:そのた

↓2

543: ◆z.6vDABEMI 2016/05/21(土) 22:49:42.25 ID:wXROdKGHo
>>542


一式「ああ、クエスト(依頼)を見せてくれ」

灰慈「……はいよ」





ーーーーーーーーーーーーーーー

グルメは挑む
依頼内容:【サンドワーム】を1体倒す
達成報酬:【行き着けない隠れ名店】の紹介/1200マネー

くっそー、後少しなんだ……おいしいご飯にありつくためには、あのサンドワームを倒さないといけない……。
でも、もう腹が減りすぎて……

ーーーーーーーーーーーーーーー

風とともに歩む
依頼内容:【風切りの羽】を5つ集める
達成報酬:【風切りの帽子】

おしゃれな帽子がほしいのよねー。ねぇ、アンタこれから風の国とか行かない?

ーーーーーーーーーーーーーーー

見極めろ!嘘と真実
依頼内容:【テラーミミック】を撃破する
達成報酬:2500マネー

最近、色んなものに化けるミミックが現れているらしいんだ。なんと宝箱だけじゃないんだってよ……そいつ、倒してくれないか?

ーーーーーーーーーーーーーーー

鮮やかなヒカリ
依頼内容:【ライトセイバー】を作る
達成報酬:魔女とアイテムを交換できる【魔女チケット】

世の中にはー、ぎらぎら輝く剣があるらしいんですよぉー。なぁーにぃー!?

ーーーーーーーーーーーーーーー




ミッションとクエストは計3つ受けられる。のこりあと2つ
1:どれか受ける
2:ミッション(目標)をみる
3:そのた

↓2

546: ◆z.6vDABEMI 2016/05/21(土) 23:00:15.11 ID:wXROdKGHo
>>545


一式「では、その依頼を受けよう」


▼一式達はクエスト【風とともに歩む】を受けた!


一式「ついでだ、ミッション(目標)も見せてくれ」

灰慈「仕方がねぇな」

モナカ「うん、いいよー!」

灰慈「……いつかえって来たんだオメーは?」


ーーーーーーーーーーーーーーー

魔法の研究
目標課題:魔法で敵を10体倒す
達成報酬:はちみつ×5(術力回復アイテム)

ーーーーーーーーーーーーーーー

高みを目指す者達
目標課題:ステータス強化技を5回使う
達成報酬:800マネー/力のかけら

ーーーーーーーーーーーーーーー

絆を力に
目標課題:【協力技】で敵を10体倒す
達成報酬:星のイヤリング(アクセサリー)

ーーーーーーーーーーーーーーー

力はパワー
目標課題:物理技で5回とどめを刺す
達成報酬:パワーブレスレッド(アクセサリー)

ーーーーーーーーーーーーーーー

理性への叛逆
目標課題:【トランス】を5回使用する
達成報酬:魔神の大鎚(武器)

ーーーーーーーーーーーーーーー




ミッションとクエストは計3つ受けられる。のこりあと1つ
1:どれか受ける
2:とりあえず魔女んとこ行く
3:そのた

↓2

549: ◆z.6vDABEMI 2016/05/21(土) 23:47:04.61 ID:wXROdKGHo
>>548


一式「……その目標、受けていこう」

灰慈「お、ほんとか?」

一式「ああ、俺はもう逃げたくない」


▼一式達はミッション【絆を力に】を受けた!


葉隠『これで3つだな!』

霧切「ええ、後はひたすらこれをこなすことを考えましょう」

石丸「うむ、日々精進あるのみだ」

一式「よし……それじゃあ、次は魔女のところに行くぞ」

葉隠『……なんで?』

一式「なんでもだ」

灰慈「気ぃつけろよ?」

メンソ「っていうか魔女ってなんすか……?」


◆→で、魔女のとこ

550: ◆z.6vDABEMI 2016/05/21(土) 23:50:24.08 ID:wXROdKGHo


ごごご……


桑田「ここ2回目だけど相変わらずやべーな」

メンソ「ひいい!?」

ソニア「まあ、アレはコウモリ!」

一式「なに室内でコウモリ飼ってんだ!?」

三式「あ、兄よ……」

一式「そんでなんでお前付いてきた!おとなしくしてろ!」

三式「言い出すタイミングがなかったんだよ!」

小泉「ああもう、この人ギルドにおくってくるわよ?」

一式「そうしてほしい、な」


魔女「ひっひ、いらっしゃい……」ぼう


三式「ぎゃああああ!?」
小泉「ひゃあああっ!?」


一式「!」

葉隠『出た!南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏』

霧切「それ貴方成仏しない?」

葉隠『多分大丈夫……あ、田舎の婆ちゃんが見えるべ』

ソニア「明らかに手遅れ!」

魔女「ひっひっひ」

石丸「ここは……違法ではないのかね!」

一式「違法ではない、大丈夫……多分」

フェデリコ「そのたぶんが怖いんだよ多分が!」




1:なんかいいアイテムよこせ
2:最近神とか来なかった?
3:あちこち物色する
4:そのた

↓2
おやみ

554: ◆z.6vDABEMI 2016/05/22(日) 21:36:54.77 ID:dEXWJWN4o
>>552


一式「それにしても相変わらずごちゃごちゃしてるな、ここは……」

一式「部屋中に棚、そのどれもに見たことないアイテムがごっちゃりと置かれてるとは」

フェデリコ「突然説明台詞になったのはなんでかな」


魔女「ひひっ、また試しに来てくれたのかい、あんたら」

メンソ「またぁ……ってことは一回来てるんすよね……」

三式「よく何回もこれるな……こんなとこ……」

一式「なんで俺に対して引いてんだお前ら」

魔女「ゆっくり見ていきな……」


小泉「って言われてもね」

桑田「鼻もげそうなんすけど……」


ごちゃごちゃ


一式「なにが使えてなにが使えないのかさっぱりだぞ、ババア」

魔女「……ひっひ、そうだろう?」

葉隠『当たり強いなオメー!?』

霧切「そして怒られない……なぜ!?」

ごちゃ

一式「……ん、これは……」

魔女「それかい?それは【いかがわしい用途のため削除】だよ」

一式「」!?

セレス「まあ……これで殿方を」

メンソ「めっちゃ恐ぁ!」

小泉「っていうかそれ、女の子の前で言うんだ」

555: ◆z.6vDABEMI 2016/05/22(日) 21:41:58.49 ID:dEXWJWN4o
魔女「あとは『変化札』ってのを作ってるかね」

しゅぽ

一式「変化札?」

魔女「ああ、変化魔法と肉体強化の応用でね」

魔女「これを使えば、術者の思うがままのものに形を変えられるのさ」

魔女「とは言え今は魔人と……一部の獣人にしか使えないけどね、ひっひ」

桑田「……貼るなよ」

一式「ああ、それはそうと、最近ここに『神』は来たか?」

魔女「神?……あー、ゴッデスとか名乗った男は来たような……」

セレス「ゴッデス……あごひげの男ですか?」

魔女「ああ、そうさねぇ」

小泉「間違いなく唯一神ね」

ソニア「何というか……バッティングせずよかったです」

三式「そ、そいつはなにをしていった?」

魔女「いや?あたしの顧客として買い物しただけさ……」

魔女「なにを買ったんだったかねぇ……」

一式「……」

魔女「というかアンタ、あの【魔力固定装置】、使ってみたかい?感想を聞きたいのだけどね」




1:なんかいいアイテムよこせ
2:魔力固定装置について聞く
3:あちこち物色する
4:そのた

↓2

558: ◆z.6vDABEMI 2016/05/22(日) 21:49:10.43 ID:dEXWJWN4o
>>557


一式「……あのな」

魔女「ひ?」


一式「そもそも説明雑なんだよ……」


◇回想

一式「で、どこが未完成なんだ?」

魔女「はずす方法がないのさ。基本的にそれらの類は自力ではずせるもんなんだけどもね」

一式「ほう……」

フェデリコ「こ、怖い顔するなよ斑井一式?」

セレス「というより、それが使える魔人族は私達のパーティには貴方含め3人しかいないわけで」

葉隠『ひっ!おいおい止めとけって!』

魔女「ちなみに魔人族特有の変化も使えるよ」

一式「! そうなのか」

魔女「魔力が固定されるからより安全にね。ただ合い言葉がいるけど」

一式「それは……なんだ?」

魔女「……」


こそこそ(耳打ち)

魔女(……というのは嘘さ)

一式「」!?

魔女(ま、アンタが好きな言葉を合い言葉だと言ってやるといいんじゃないか?)

魔女(気力が高まらないと変化が使えないのは事実だからねぇ、ひっひ)




一式「自力ではずせず、魔人族の体を強制的に固定する装置……」

一式「そんなの怖くて、仲間にも使えないわ」

魔女「使えばいいじゃあないか、アンタ魔人だろう?」

魔女「それに後ろのふたりも」


葉隠『あの……』
フェデリコ「僕は遠慮するよ」

559: ◆z.6vDABEMI 2016/05/22(日) 21:53:13.45 ID:dEXWJWN4o
一式「俺は自力攻撃出来るしなぁ」

一式「……」

葉隠『ひっ!?いやいやいや、俺はいいよ!』

フェデリコ「ぼ、僕もそうだなぁ!」

小泉「それ付けたらなんかまずいの?」

一式「本来、魔人ってのは実体がないからな」

一式「物理攻撃が出来ない(はず)なんだ」

一式(俺は獣の血も混ざってるから別だし、フェデリコは実体を担った魔力そのものみたいなもんだから……)

一式「例外もあるがな」

霧切「今使われて困る人なんているのかしら」

葉隠『止めようぜ!そんなもの!』

一式「……ちなみに魔人以外にも使えるのか?」

魔女「さぁてね、使ったことがないから分からないよ」

魔女「そもそも未完成だしねぇ。魔力のある人が使えば、魔法が出なくなるのかも」

魔女「魔力がない人が使ったら……?」

桑田「おいおい、なんでそんなやべーもんもらってんだオメー」

一式「なんかノリで」

三式「兄よ、それはノリではダメだよ」




1:魔力固定装置を誰かに使う
2:もっといいもんよこせ
3:なんか作れ(指定)
4:そのた

↓2

563: ◆z.6vDABEMI 2016/05/22(日) 22:09:30.85 ID:dEXWJWN4o
>>561


一式「仕方がない、使うか」

すっ

一式「アディオスアミーゴ」

葉隠『えっ』

かちゃん

葉隠「……」

一式「……」

葉隠「……あれ?え?あれ……」


▼【魔力固定装置】を葉隠に使った!
魔力が固定され───葉隠はスピリットの特性を失ってしまった!


葉隠「は、アレ、すり抜けない」がんがん

葉隠「……えええ……?」

一式「効果は抜群だな。後なんでお前全裸なの」

葉隠「……」

一式「……」

葉隠「……今まで気合いでごまかしてたから」

一式「気合いでなんとかなるのか」

霧切「とりあえず警備隊に通報ね?」

葉隠「待って!?っつかこれ……うおっ、外せねー!?」がちゃがちゃがちゃ

一式「ん?葉隠が幽霊の力を使えないとなると、お前ジャスティスロボも使えないのか?」

葉隠「知るかよ!!」

魔女「おお、大成功じゃあないか!」




1:なんとかしてはずさせてくれ
2:葉隠、ボイスチェンジャーもあるよ(にっこり)
3:ほかのものを物色
4:そのた

↓2

566: ◆z.6vDABEMI 2016/05/22(日) 22:33:52.85 ID:dEXWJWN4o
>>565


一式「他にどんどんいいものを探そう」がさがさ

葉隠「おい!これ……これ外し……ちょ!」がちゃがちゃがちゃ

ソニア「……」

ぽんぽん

葉隠「……あ?」

ソニア「ナイス    !」がっ

葉隠「!!!!!!?????」どさっ

ソニア「……すごい……実体に成っている……!」

フェデリコ「今急所を叩いた意味は」

がさがさがさ

一式「……なんだこのイヤリング、貝殻の形か……」

ぽてん

霧切「……それと、これは何かしら……」

石丸「これは……植物の種?」

メンソ「……あ!杖!」

フェデリコ「杖?君、そんなもの使うのかい?」


魔女「ひっひ……どれでも好きなもの、使ってもいいけど……」




1:とりあえずなんか試す
2:もっと探す(効果とかが具体的だとより見つけやすい)
3:そのた
4:R18展開(板移動してやることやって戻る)

↓2

569: ◆z.6vDABEMI 2016/05/22(日) 22:49:48.38 ID:dEXWJWN4o
>>568


一式「……このイヤリングはなんだ?」

魔女「ああ、それはね、【純白のイヤリング】さ」

小泉「純白?」


▼小泉は【純白のイヤリング】をつけた!


魔女「さ、魔法を撃ってごらん」

一式「え?あ、ああ、」


▼一式の【ブラッドスピア】!

ガギイイイインッ


一式「」!?

小泉「!?」


▼【ブラッドスピア】は魔力の壁に阻まれた!

魔女「付ければあらゆる魔法から身を守られるって優れもの!」

魔女「……ただし、味方の魔法からも身を守られてしまって意味がないほか、自分も魔法は使えなくなってしまうんだ」

魔女「誰が使っても必ずデメリットのあるものだね、効果は大きいけれど」

小泉「なるほどね」

霧切「魔法が無効化されてしまうのね、あらゆる意味で」


葉隠「……つか、戻して?」

一式「だが、変化は残っているはずだぞ?お前本来の」

葉隠「変化!?俺そんな技使えたっけ!?」

霧切「……さんざん話したのに忘れたのね」いらっ


魔女「持って行くなら持って行ってもいいけもど、一つだけにしてくれ」

魔女「無償で渡せるものなんて限られてるからねぇ」




1:とりあえずなんか試す
2:もっと探す(効果とかが具体的だとより見つけやすい)
3:そのた
4:純白のイヤリングをもらう

↓2
ちょい早だけどおやみ

573: ◆z.6vDABEMI 2016/05/23(月) 21:06:58.00 ID:MDmx5IUAo
>>571


一式「メンソ、お前その杖使えるか?」

メンソ「ん?た、多分使える……と、思うけど……」

一式「ちょっと使ってみろ」

メンソ「へ?う、うん……?」

ぶんぶん

メンソ「……なんも出ぇへん」

霧切「強い魔力は感じるけど、なにもでないの?」

魔女「ひひひ、そりゃそうさね」

フェデリコ「この杖に何か仕掛けがあるとは思えないけど……」

魔女「その杖は……名付けるなら【バストーニの杖】」

魔女「なんと、筋力ではなく魔力で物理攻撃する代物さ!ひひひ!」

魔女「その武器を使えば、魔力の値を参照して物理攻撃する……面白いだろ?」

一式「つまり?」

三式「リアルレベルを上げて物理で殴ればいいが実現できる」

小泉「な、なにそれ……?」

メンソ「あ、でもイケそう」ひゅんひゅん

一式「いやお前のその動きなんだ!?」

メンソ「僕、昔ホッケーやってたからな!」※実話です

一式「……いやそうじゃなくてなんでそんなノリノリなんだよ……」




1:とりあえずなんか試す
2:もっと探す(効果とかが具体的だとより見つけやすい)
3:そのた
4:バストーニの杖をもらう

↓2

577: ◆z.6vDABEMI 2016/05/23(月) 21:46:38.11 ID:MDmx5IUAo
>>575


一式「……面白そうだな、これをもらうか」ひょい

メンソ「おお!やったー!」

ソニア「それで敵をがっつんこ!ですわね!!」


▼一式達は【バストーニの杖】を手に入れた!
→レベルを上げて物理で殴ればいい。
→物理攻撃時に魔力の値を参照/魔力+5


小泉「こんなの誰が使うのよ」

葉隠「とりあえず俺を元に戻せっての!!」

魔女「頑張りな、なんか気合いで」

葉隠「そこ適当!?」

三式「ガバショ」

桑田「ドンマイ」

葉隠「おい!!??」

セレス「ずっとここにいるのも問題ですわ、そろそろ」

一式「ああ、そうだな」

葉隠「ちょおおおお!!???」



578: ◆z.6vDABEMI 2016/05/23(月) 21:49:54.59 ID:MDmx5IUAo
◆→街中


ざわざわがやがや


一式「……いつになく人が多いな」

霧切「そうね。何かあったんじゃないかしら……?」


桑田「!」ぴく

小泉「……」ぴく


石丸「もしかすると、彼が戻ってきたのかもしれないな」

三式「彼、とは?」

石丸「うむ、この王都ホープリアの国王の宝……すなわちホープリアの王子だ」

石丸「王都の希望と呼ばれている」

一式(……まさかな)

メンソ「そんな人、ほいほい会えるんですか?」

石丸「簡単には無理でしょうが、彼は時折街を歩いているらしいですから」

一式(もしも、あのとき神が言っていたのが、事実なら)

一式(……)




1:ひとりで王子を捜す
2:みんなでちょろちょろする
3:あちこち見回す
4:情報収集とかする
5:そのた

↓2

581: ◆z.6vDABEMI 2016/05/23(月) 22:21:59.19 ID:MDmx5IUAo
>>580
はいくり


一式「……少し、思い出したことがある」

小泉「は?」





一式「王子、と言ったか、どんな人物か教えてくれ」


都民「とても優しい男の子ですよ!いつでも笑顔を絶やしません!」

都民「それに、どんな人にでも分け隔てなく接するのです、愛の心がある人だと思いますよ!」

一式「なるほど」

フェデリコ「それで、他に特徴は?」

都民「悪を……絶望を絶対に許しませんね」

都民「都民の前に現れて驚かせたと言うだけで、魔物を根絶やしにしようと兵を動かしたことがあるくらいですから」

一式「事実か」

石丸「ああ、それは事実だ。だが、その時動いたのは聖騎士隊たる僕たちではなく、王直属の兵達だな」

石丸「なんせ聖騎士隊はそこまで人数もいないので、そうそう動かせるような存在ではないのさ」

一式「その長たるお前がフットワーク軽いのはなんなんだ」

セレス「……ところで、この騒ぎはなんなのですか?」

都民「ああ、恐らく王子様が街を凱旋しているんだろうね」

セレス「凱旋」

都民「ああ……闇の国に行って、魔物討伐の遠征をしていたそうだから」

セレス「」!

メンソ「……その人大丈夫なんすか?」

582: ◆z.6vDABEMI 2016/05/23(月) 22:25:13.82 ID:MDmx5IUAo
都民「ああところで、あんた達」

都民「純種の人間が少ないみたいだから警告しておくけど……」

桑田「んだよ、そんな深刻そうな顔して」

都民「……王子様は、純種の人間以外をひどく嫌っているって噂がある」

一式「」!

都民「だから、見つかっただけであれこれ理由を付けられて死罪にされたやつもいるとかいないとか」

都民「あくまで噂だけど……でも、何かしでかせば笑い事じゃ済まない」

都民「絶対にくれぐれも、王子様に見つからない方がいいぞ、あんた達は」

ソニア「そんなに大事なのですか?」

都民「大事さ!特に側近がいない時に見つかったらどうなるか……」

都民「考えたくもない……だから気をつけてな」

一式「……ああ」

三式「どういうことだ?」

一式「つまり……神の話は事実だったってことだろ」

一式「と言うことは、王子は……あいつか?」

一式「そして……全ての黒幕、王子……なのだろうか?」



1:ひとりで王子を捜す
2:みんなでちょろちょろする
3:あちこち見回す
4:情報収集とかする
5:そのた

↓2

585: ◆z.6vDABEMI 2016/05/23(月) 22:34:54.06 ID:MDmx5IUAo
>>584
おっ



霧切「……なにか心当たりが?」

一式「むしろ心当たりしかない」

ざっ

一式「それでも裏にそいつがいるなら、俺達は殴ってでもそいつを止めなきゃならない。そうだろ?」

石丸「……?」

三式「……ああ、そうかもしれない」

一式「だからまずは、確かめなければ行けないんだ」





ざんざわがやがや


都民「きゃー!王子様!」
都民「かっこいいー!」
都民「かわいいじゃない!?」
都?民「ふ、ふざけないで……あんなのより、び、白夜様の方が美しいわよ!」


一式「!」

桑田「お、そんでアレが噂の」

小泉「……らしいわね、王子様」

586: ◆z.6vDABEMI 2016/05/23(月) 22:39:25.04 ID:MDmx5IUAo
都民「今回もお疲れさまでした!」 
都民「我々はまた救われました!王子!」

「はは、そんな大それたことはしてないよ……」

都民「そんなことはありません!」
都民「我々の絶望を払ってくれてありがとうございます!」

「……ううん、ボクだけの力じゃないよ。ボクは信じてる、みんなの力を」


\きゃー!!!/


一式(そこにいたのは、当たり前な位の主人公)

一式(誰よりも平凡で、誰よりもふつうな顔をしているが、誰よりも主人公)

一式(周りの羨望と期待の目を受けてなお、己を曲げない)

一式(その顔は、希望を振りまきながらも)

一式(絶望にまみれている)




苗木「希望は前に、進むんだ」

一式(───まさか、お前なのか、苗木誠)



霧切「……」

石丸「……」

一式「……」

葉隠「……」

桑田「え?なに?オメーらそろって苦い顔?」

セレス「と言うか貴方、かつての記憶なくしてますわよね」

メンソ「……ちっちゃっ」

桑田「オメーが言うな」




まだ見つかってない
1:ひとりで王子に会いに行く
2:みんなで行こう!
3:あちこち見回す
4:情報収集とかする
5:そのた

↓2

590: ◆z.6vDABEMI 2016/05/23(月) 23:05:40.89 ID:MDmx5IUAo
>>588


一式(……だが、だが!)

一式(もしお前なら、苗木誠)

一式(メンソの大陸を滅ぼしたのも)

一式(フェデリコや小泉の仲間が命を落とした原因を作ったのも)

一式(魔王が……生まれたのも、ソニアの愛する者が失われているのも)

一式(……全部、お前の……仕業……)


霧切「見て」

一式(……!)

霧切「今は……護衛がいるわ」

霧切「それに衆人環視」

石丸「……僕達になにかする、とは考えにくい」

葉隠「ああ、たとえあいつが……人間以外を嫌ってても、な」

石丸「……用心に越したことはないな」

ソニア「ですが、そうなると斑井さん達も一緒に来られなくなりますわ」

三式「俺はふつうの人間なんだが」

石丸「なん……だと……?」ドドドドド

葉隠「……この固定装置のおかげで、思い出せそうだべ、いろんなこと」

霧切「それは希望かしら、絶望かしら?」

葉隠「どちらでもあるしどちらでもねーな」

フェデリコ「? 謎かけかい?」

メンソ「ぼ、僕は」

一式「行かない方がいいだろうな……」

一式(まずいな……俺が行くと危険か?)




まだ見つかってない
1:ひとりで王子に会いに行く
2:みんなで行こう!
3:あちこち見回す
4:情報収集とかする
5:そのた

↓2

593: ◆z.6vDABEMI 2016/05/23(月) 23:17:24.80 ID:MDmx5IUAo
>>592


一式「あー、俺が行く!」

葉隠「いや一式っちは、」

霧切「……行くならひとりの方がいいわ」

一式「なにを話すべきか、思いつかない」

一式「でももしあいつがラスボスなら、今話さないと話せない」

一式「ラスボスじゃないならそれでいい」

小泉「一式」

セレス「……ご無理だけはなさらないで」

一式「分かってるさ」






ざっ

苗木「……? あれ、王都では見ない顔……ですね、初めまして」

一式「……ああ、初めまして、王都の人間の顔を全て覚えているのか?」

苗木「あはは、全てではないですよ、そこまでボクはすごくないですから」

苗木「だいたいの人の顔は覚えているってだけです。……それで」

そのとき、だろうか。
一瞬だけ、ほんの、一瞬だけ。


苗木の全身から殺意を感じ取った。


一式「……ッ!」

一式(ほんの刹那の時間で、全身が汗でびしょびしょになる)

苗木「ボクに……何のご用ですか?」

一式(目の奥が笑っていない)

一式(俺が人間以外の種族だと、何となく気付いているのか)

一式(ここで俺を殺したりはしないだろう)

一式(だが……どうなるか)




1:お前が犯人か?
2:髪の白い男を知ってるか?
3:魔王を作ったのはお前か?
4:マリンピアの事件を知ってるか?
5:そのた

↓2

596: ◆z.6vDABEMI 2016/05/23(月) 23:31:07.61 ID:MDmx5IUAo
>>595


一式「……」

苗木「……」

一式(一瞬の硬直)

一式「……髪の白い男を知っているか」

苗木「え?」

一式(苗木は本気でとぼけた顔をした)

苗木「なんのことですか?」

一式「いや、知っていればと思ってな」

一式「髪が白くて、蜃気楼かのような揺らめきが特徴だ」

苗木「……分からないですね……この王都にはもちろんいないですし、」

苗木「もしいたとしてもボクは見たことがないです」

一式(威圧感は続いている)

苗木「その人が……どうかしたんですか」

苗木「まさか、王都を襲おうとしているとか?」






1:お前が犯人か?
2:髪の白い男は仲間じゃないのか?
3:魔王を作ったのはお前か?
4:マリンピアの事件を知ってるか?
5:そのた

↓2
おやみ

602: ◆z.6vDABEMI 2016/05/24(火) 21:52:57.83 ID:wETVuCjoo
>>598


一式「……それは、分からない」

一式(はぐらかすしかなかった)

一式(ここでこれ以上押したところで、苗木から何かを引き出せるとは思えない)

一式「ところで、もうひとつ質問をいいか?」

苗木「? なんですか?」


一式「……マリンピアのこと、知ってるか?」


苗木「ああ、アレは……いやな、事件でしたね」


一式「……」


一式「……そうだな」

苗木「それが、なにか」

一式「いや、お前は……どう思うかと思って、な」

苗木「……そうですか」

一式(これ以上は、まずいか)




1:もうちょいなんか聞く
2:もう帰る
3:そのた

↓2

605: ◆z.6vDABEMI 2016/05/24(火) 22:05:05.04 ID:wETVuCjoo
>>604
 

苗木「まだ何か?」

一式「……なんでもない」

くるっ

苗木「……そうですか」

一式「ああ」

苗木「あ、そう言えば」

一式「何だ」

苗木「最近、聖騎士隊の大隊長が王都を出たそうです」

一式「……」

苗木「話によれば、強い魔獣を退治するためとか」

一式「……」

苗木「貴方も旅の人、ですよね?もしも大隊長を見かけたら伝えてください」

苗木「ああ、見れば分かります。服に紋様が入ってますから」

一式「それで……なんと伝えれば?」

606: ◆z.6vDABEMI 2016/05/24(火) 22:06:52.34 ID:wETVuCjoo











苗木「魔獣は必ず、殺すように、と」






一式「……そう、か」







一式(───こいつ、恐らく半分……いや、8割は確信しているんだ)

一式(俺が、その魔獣であることを)




一式(お互い様か───俺も確信した)





こいつだ。
全ての、元凶は。






ざっ




一式「次に会う時に敵でなければいいが」



苗木「そうですね、そうありたいです」










607: ◆z.6vDABEMI 2016/05/24(火) 22:10:46.39 ID:wETVuCjoo



霧切「で、どうだった?」

一式「間違いないな。あいつが全ての元凶だろう」

石丸「……は、バカな……そんなはずが」

一式「ないと言い切れるか?」

石丸「ないと言い切れるさ!」

一式「よっぽど見上げた忠誠心だな」

石丸「なに……」

葉隠「まあまあ、そうくってかかるなって」

霧切「……貴方がそう言うんだから、確信があるんでしょうね」

メンソ「んじゃ、あ、あの狛枝ぁって人、使ってんのは」

霧切「彼ってことに、なるけど?」

一式「年月の経過が見られないのは、15年前に時を止めているから、だろうな」

桑田「そんなこと可能なのか?」

メンソ「不可能ではない……けど、そ、そんなのおとぎ話みたいな……話やし」

桑田「」!?

葉隠「あともうちょっとでなんか思い出しそうなんだけどな……」


セレス「……問題が増えましたわね」

霧切「ひとまず、立ち去りましょうか?」




1:王子にもっかい会おう
2:おやどに行こう
3:王宮に行こう
4:……三式はギルドに置いてくる
5:そのた

↓2

610: ◆z.6vDABEMI 2016/05/24(火) 22:19:00.08 ID:wETVuCjoo
>>609


一式「……」ぞわ

一式(ちぃ……あの時のプレッシャー、まだ抜けない)

一式(体ががくついている……今はまず休養か)

一式「宿に行こう……それからだ」



◆→で、ホテル


セレス「……」

小泉「うーん……」

桑田「やべーなこれ」

フェデリコ「僕が成仏したらよろしく」

桑田「いや何が!?」

一式「……」

霧切「まさか、ね」

一式(マジか……)


一式(簡単に言うと、純種の人間以外を弾く防壁みたいなものが、目に見えないがあるらしい)

一式(そいつのせいで、色々と行動を阻まれている)

一式(以前はなかったのだが……恐らく、今は王子が王都にいるからコレがあるのだろう)


ソニア「で、お部屋も別ですか」←人間

霧切「まさかこうなるとは」←人間

三式「だな」←人間

葉隠「残念だな」←人間


一式「」!!!???

611: ◆z.6vDABEMI 2016/05/24(火) 22:25:36.67 ID:wETVuCjoo
一式「いや、いやいやいや!?」←魔獣

フェデリコ「……何で君がそっちかな康比呂」←妖精

セレス「と言うかなぜ我々はそちらに行けませんの?」←狐

桑田「しらねーよ!行けるんならそっち行きてーっつの!」←いぬ

メンソ「これはまた複雑な術式が組まれとるねー」←ハーフエルフ

小泉「アンタ暢気ね……アンタも弾かれてんだけど」←山猫

石丸「くっ……僕はこんな差別的な防御壁に屈する訳にはいかない!」←人間

桑田「いやオメーそっちいけるならいけよ!」

フェデリコ「そんな施しは必要ないよ!」

石丸「ですが!この壁に阻まれている人々を置いていく訳には」

霧切「じゃあ部屋に行くわね」

ソニア「いつものいいお部屋でしょうか?」すたすた

一式「ちょちょちょ!!!?」

霧切「……この障壁、おそらく王子が作ったものね」

メンソ「短時間に随分強力なもんができてる……」

メンソ「いや、それだけやない、その人の血を見て弾く弾かへんなんて……ありえへん……」

一式「……」

葉隠「と言うわけで俺らはゴージャス☆な部屋に行くべ」

霧切「ええそうね」

一式「だから!!!」

小泉「……で、どうすんの?このままじゃ全員で作戦会議もままならないわよ」




1:風呂
2:そ、そうだ、会議室的なところは
3:ほかのところに行く
4:そのた

↓2

614: ◆z.6vDABEMI 2016/05/24(火) 22:33:06.55 ID:wETVuCjoo
>>613


一式「そ、そうだ、風呂は!風呂は大丈……」



◆→大浴場



ばぃんっ

一式「……夫じゃなかった……」

小泉「いつも使わせてもらってた大浴場は使えないわね」

霧切「じゃ」すたすた

葉隠「いえーい!」すたすた

石丸「僕もサウナに行こう」すたすた

一式「チクショオォォォォ」

セレス「非常に参りましたわ」

フェデリコ「……もうひとつ、確か浴室はあったと思う……けど」

フェデリコ「大浴場があるから確かあまり使われていなかったような気がするな」

桑田「でも、そっちに行くしかねーだろ」

小泉「そうするしかない……わね」

一式「だけどそれ、大丈……」


◆→で、もうひとつの浴室


がらん


一式「……夫?」

メンソ「誰もおらんねんけど大丈夫?」

桑田「大丈夫じゃねぇ問題だ」

小泉「お風呂ここ行かなきゃだめよね?」

一式「……それとも風呂まるごと我慢か?それはちょっと」




1:突入☆
2:仕方ない、出よう
3:仕方ない、我慢しよう
4:そのた

↓2

617: ◆z.6vDABEMI 2016/05/24(火) 22:40:07.06 ID:wETVuCjoo
>>616


一式「……仕方がない、出よう」

フェデリコ「出るって」

一式「外にだよ……」

小泉「でも、外に出たからって何とかなる?」

一式「それは分からん」

メンソ「こうなったら……」


◆→で、宿の外


メンソ「もう露天作るしかないっすね」

一式「うん落ち着こう、発想がいちいち吹っ飛びすぎな、お前」

桑田「王子ぶっ飛ばすか」

一式「荒事は避けよう、たぶんあいつラスボスだしな」

セレス「この障壁を外させればよろしくてよ」

一式「できたらやってる」

メンソ「……やるんすか?いや、頑張ったら……できるかもしれんけど」

小泉「できたらいいけどさ……」

一式「そのための魔女……か?」

フェデリコ「え?またあそこ行くのかい?」




1:魔女に「異種族の力を制御するましーん」とか作ってもらう
2:獣人が使えるとかいう薬学知識を用いてドーピング
3:ギルドに助けを求める
4:そのた

↓2

621: ◆z.6vDABEMI 2016/05/24(火) 23:16:17.51 ID:wETVuCjoo
>>619


一式「時に小泉よ」

小泉「………なによ」

一式「お前、一番最初に会った時に言ったよな」

一式「獣人のうちには薬学に長けた者もいると」

一式「そして、お前達が耳やしっぽを隠すために薬を使う者もいると」

小泉「」

桑田「あー、あれな」

セレス「最低限のたしなみですから」

一式「………できるか?」

小泉「いや、あの、獣人の薬ってのは確かに作れるかも、しんないけど……!」

小泉「まさか、あ、あんたらの分も作れとか」

一式「え?」

フェデリコ「できないの?」

メンソ「できるでしょー」

小泉「ってそんな適当に言わないでよ!こういうの大変なんだから!」

セレス「ですが、我々の力を結集すればできるのでは?」

小泉「……セレスちゃん」

セレス「過去は過去、今は今」

セレス「私は私の意志で貴方に力を貸すのです、でしょう?」

小泉「……うん!」


桑田「オレはそういうの知らんけどな」

一式「さっきの反応は」

桑田「出来るっちゃ出来るけど、オレ自身は苦手だから、そういうの」

フェデリコ「ほんと君って自由だね」

小泉「あー……って言うか何とかなるのかしら」



622: ◆z.6vDABEMI 2016/05/24(火) 23:24:54.71 ID:wETVuCjoo
◆で、数分後

ぐびっ





すいーっ

一式「なんとかなってしまった」

フェデリコ「そ、そんなバカな……」わなわな

メンソ「あれ……せ、世界がいつもより汚く見える……」わなわな

一式「……小泉、さっきのは」

小泉「うん、異種族の力を極力押さえる薬ってやつね」

小泉「まさかこんな障壁をすり抜けられるほどの能力とは思わなかったけど」

桑田「うわー!空気のにおいしねー!霧切ちゃんの居場所わかんねー!気持ち悪い!逆に!!」

セレス「……ああ、はいはい」

一式「これで俺達の力はほぼ失われているわけか」

小泉「って言ってもそんな長時間効かないわよ」

一式「ふむ、変化出来ない」

セレス「今でしたらお風呂に!」

メンソ「いつも見えるマナの光とかないの怖い……」

一式「待ってそれ初耳」

フェデリコ「浮けない……不便だなぁ」





クリティカルの恩恵
1:今度こそ風呂
2:もちろん覗きだ
3:もっとドーピングしたい
4:そのた

↓2

626: ◆z.6vDABEMI 2016/05/24(火) 23:41:47.76 ID:wETVuCjoo
>>624
クリティカルからの1だしセーフセ……


一式「とりあえず?」

フェデリコ「覗きだね」

メンソ「ですね」

桑田「ナイス」


小泉「アンタら何しようとしてんのよ」

セレス「……」

一式「え?なんでもない」

フェデリコ「覗きだよ?」

メンソ「そうやぁ、ただの覗きやぁ」

小泉「それがダメなのよ!?」

桑田「鼻が利かない状態での覗きなんて初めてなんだよ!」

メンソ「俺もやぁ!魔力かぎつけられん状態やねんで!?」

小泉「知らないわよ!?」

セレス「と言うかそれ犯罪ですわよね」

一式「それでも男にはやらねばならないことがある!」

フェデリコ「いやなら奥にいなよふたりとも、僕達は覗くよ」

小泉「アンタら最低ね」

一式「欲望に忠実と言ってもらおうか」

小泉「アンタら……なんかあれ?三大欲求思い出したとか?なんか反動来てない?」



627: ◆z.6vDABEMI 2016/05/24(火) 23:44:29.36 ID:wETVuCjoo
◆→浴室


がららら!


一式「ちっ」

フェデリコ「あの2人には悪いけど、僕らは覗くよね、」

一式「ああ、セレスも小泉も俺達を哀れむ目をしていたが」

フェデリコ「そんなの関係ねぇ!」

桑田「おっぱっぴーでらっさらうぇいだぜ!」

メンソ「なんすかそれ……知らないですね……」

一式「とにかく覗きだ」



かぽーん




一式「……が、だ」

一式「向こう側にひとの気配がかんじられない


桑田「つーか、感じるための特殊な感覚が全て封じられてるわけなんだけど」

フェデリコ「だったね」

メンソ「仮にいたとしても分からんってこと」

フェデリコ「そうだね」

桑田「覗けるような隙間もなくねぇ?」

フェデリコ「そうだね」

一式「意味ねぇぞこら!!!」




1:諦めてお風呂を満喫する
2:それでも覗く
3:そのた

↓2
おやみんみんみん

631: ◆z.6vDABEMI 2016/05/25(水) 22:34:38.22 ID:cY1kxj79o
>>629


一式「ちぃっ!」ぬばーん

桑田「ま、諦めて風呂を満喫するしかなくね?」

一式「……そう……だな……」

桑田「そんな泣くほど悔しいかよ」





ちゃぽーん


メンソ「はぁー……あったまるぅ」

一式「……」

桑田「まだイラついてんのか?もう気にしてもしかたねーだろ?」

一式「いや、そうなんだがな……」


石丸「はっはっはっは!」

葉隠「ひゃっひゃっひゃっ!」


一式「なにあれ」

フェデリコ「確実にソリのあわなさそうな2人がなぜか風呂場で意気投合してるね……」

メンソ「……変」


葉隠「おっ、何がどうしてここにいるんだオメーら?」

石丸「ちゃんと体は洗ったかね?頭もしっかり洗うのだぞ?」

一式「いやそれはそれこれはこれ……なんなんだお前等のそのテンションは」

葉隠「ふふーん、俺は今機嫌いいしな、おしえてやらんこともないこともないべ!」

メンソ「術式展開」

フェデリコ「使える?」

メンソ「……あかん、使えへん」

フェデリコ「そうか、じゃあ康比呂を血祭りに上げるのは中止だね」

葉隠「なんでそんな物騒なことを!?」

632: ◆z.6vDABEMI 2016/05/25(水) 22:38:42.23 ID:cY1kxj79o
一式「それよりも、なぜお前等が意気投合しているかが知りたい」

石丸「僕と彼は裸一貫で戦いあったからな!その仲間とは心が通じ合うのだ!」

一式「なにそれ気持ち悪い」

桑田「返す刀でとんでもねぇ発言を」

メンソ「……ん?つまりふたりでお風呂入って仲ようなったよってこと?」

石丸「ジャストミート!」

桑田「わかりにくいぞそれ!?」

フェデリコ「とにかく、心が通い合ったんだね……」

石丸「ああ、彼もだんだん自分のことを思い出しているようだしな!」

葉隠「だな!この魔力固定装置のおかげだべ!俺、ほんと不便なく暮らせそうだべ!」

一式「戦力としては最低ラインだがな」

葉隠「それは言わんでくれねーか」

桑田「つか、それ水に漬けて大丈夫だったんか?」

葉隠「……へ?」


装置『がががー……びび……』


葉隠「壊れかけ!?」

メンソ「よかったやん壊れたら元通り幽霊やで」

葉隠「よくなくない!?」

一式「騒ぐなうるさい」

葉隠「って言うかオメーどうやって……」

一式「それはまたあとでな」




1:装置を壊すのです
2:誰かと話す(男子限定/好感度チャンス?)
3:風呂上がる
4:そのた

↓2

635: ◆z.6vDABEMI 2016/05/25(水) 22:59:14.11 ID:cY1kxj79o
>>634
>>633

一式「……桑田、少し話さないか?」

桑田「あ?何が?オレと話すことなんかある?」


◆→露天


一式「正直に聞こうか」

桑田「あー?何のことだって」

一式「霧切のことをどう思ってる?」

桑田「ぶっ!」

一式「……?」

桑田「い、いやそれは……なんだよいきなり!」

一式「気になったんでな。お前と霧切は幼なじみなんだろ」

桑田「それはアレだけど……」

一式「で、どうなんだ?」

桑田「……そりゃあ……」

桑田「……今までのこともあるしよ、恩は感じてる」

桑田「ほんとは、あんまあぶねーことして欲しくねーし……」


(霧切「私の……幼なじみの獣人の子がいるのよ」

霧切「私達は……うまく言えないけど人が死んでるような大きな事件を追っている」

霧切「だからあまり連れて行きたくはなかった。それでも……彼の力が必要だから呼んでしまった」

霧切「こんな危ないことに、彼を巻き込みたくなかったのに」)


一式(似たようなことを霧切も言ってたな)

一式(お互い様、だな、お前等)

636: ◆z.6vDABEMI 2016/05/25(水) 23:03:19.39 ID:cY1kxj79o
桑田「だけど、霧切ちゃんにとって危ないこと、事件を解決することは生きることと同義で、」

桑田「それをやめさせたら、霧切ちゃんは生きてる意味がないって思ってる」

一式「……」

桑田「オレは……そんな霧切ちゃんがみたいわけじゃねーんだ」

桑田「霧切ちゃんがやりたいことやって、そんで笑っててくれりゃいい」

桑田「そう……考えたら、一式」

一式「なんだ?」 
 
桑田「オメーと一緒にいる時の霧切ちゃんは、ほんとに楽しそうな笑顔をしてるから」

桑田「……ありがとな」

一式「……そんな」

桑田「もし霧切ちゃんが苦しそうなら、助けてやれんのって……オメーなのかもな」

一式「……」

一式(だが、霧切はお前に心を寄せている)

一式(告白しないのか?と言ったが、まだその気配なしなのか)

一式(……さて、どうしたもんか)





1:霧切に確認しろ
2:じゃあ俺が霧切をもらうか
3:そんなことはないさ
4:悔しくないのか?
5:そのた

↓2

639: ◆z.6vDABEMI 2016/05/25(水) 23:29:52.26 ID:cY1kxj79o
>>638


一式(……はぁー……)


一式「あのな、桑田」

桑田「あ?」

一式「俺にあまり……器用な期待を向けるな。出来るだけのことはしたいがな」

一式「だからって黙って見ててもいいと言う道理もないだろう」

桑田「……そう、だけど」

一式「お前も働け」

桑田「っ」

一式「俺も出来ることをする、お前も出来ることをやるだけだ」

一式「戦いは苦手だと言ったな。それでも出来る限りやってみろ」

桑田「……一式」

一式「案外思ったより、世界はお前に優しいかもしれないぞ」

桑田「……へ?」


▼桑田となんだかちょっとだけ仲良くなれた
もう少しでもっと仲良くなれそうだ!


桑田「なんだよ、それ」

一式「意味は自分で考えるんだな」


石丸「そろそろ上がるぞ、諸君!」

一式「あー………分かった、今行く」

桑田「ちょ、待てって!」



640: ◆z.6vDABEMI 2016/05/25(水) 23:33:46.76 ID:cY1kxj79o
◆→お宿の一室


ばいんっ

一式「薬が切れたのか………」

葉隠「俺もなんか調子悪いんすけど」ばいんっ

小泉「またバラバラにされちゃったわね」

霧切「目的地はこちらで決めてあげましょうか、一式君?」

一式「全然話し合えてないのにか!?」

三式「ふー………」

一式「あ、三式!お前どこにいたんだよ!」

三式「え?サウナだが?」

石丸「ああ、僕達とともにサウナにいたぞ」

一式「姿を表せよ早いタイミングで!」

フェデリコ「で、今回は泊まる部屋がバラケるみたいだけど……」

葉隠「俺もそっち行きたいべ」ばいんっ

セレス「ウェルカムクズ」

葉隠「うわあーっ!」

霧切「ひとまず、1日ゆっくりしたら?明日宿の外で行き先を決めてもいいと思うけど」




1:ねる(コンマでチャンス)
2:外にでる
3:夜通しの遠征を決めて王都を発つ
4:そのた

↓2

643: ◆z.6vDABEMI 2016/05/25(水) 23:43:56.84 ID:cY1kxj79o
>>642
>>641


一式「寝る前にひとつやりのこしたことがあったな!」がばっ

桑田「………なんだよ突然」

一式「でだ、あー……」

ぽん

メンソ「………は?」

一式「ちょっと……外行こうや……」


◆→で、街中


一式(と、これで一応条件は満たしてるが………問題は花村がここにいるかどうかだよな)

花村「いるよ!」

一式(!?)

メンソ「っっっっ!!??」ざざざざ

一式「いや驚きすぎ、離れすぎ……花村!?なんでここに……心読むなよ!」

花村「ふっふっふ、君達も驚いてるでしょ?」

花村「どうやってあの水の国からこちらに来たのか!それはね……」


ぬばーん


花村「これさ!水の国で手に入れたアイテム、【転成陣】!」

一式「そんなものあったか……?」

花村「ふふ、これはVIPしか買えないアイテムだからね、君達は知らないだろうさ!そして!」

644: ◆z.6vDABEMI 2016/05/25(水) 23:48:31.82 ID:cY1kxj79o
一式「そして何だよ、」

花村「ぼくはこれを使って、君達の出発にあわせるようにこちらに来たのさ!」

一式「来たのさじゃねぇだろ……」

花村「ふふーん!それでどうしたの?」

一式「お前が古代の魔法がどうのこうの言ってたから、古代魔法の使い手を呼んだんだ」

メンソ「」!?

花村「へえー!ありがとう!」

メンソ「え?あの、え?」

一式「さ、それで……」

花村「ちょっと待っててね!」

一式「……?」





\ニャギャァァァァァァ/




一式(メンソの叫び声が聞こえる)

一式(……無視しよう……)




645: ◆z.6vDABEMI 2016/05/25(水) 23:59:26.55 ID:cY1kxj79o



メンソ「」

花村「うんうん、いいことを教わったよ!」

花村「これは土と草、ふたつの魔法を併せて使うことによって」

花村「新たなものを作り上げる創生の一種だったんだなー」

一式(……はぁ……?)


(メンソ「萌えよ草、芽生えよ生命……」

花村「なるほど、ここでこれを……」

メンソ「……あの、続きやっても」

花村「あ、大丈夫大丈夫!」)


花村「と言うわけでね、ぼくが作った新料理!」


どんっ


花村「花村流【マグマチャーハン】!」

一式「」!?

一式(なにかがぐつぐつ煮えている)

花村「素材は全部彼に用意してもらったよ!」

一式「!?」

花村「是非食べて欲しいな!」





いやな予感がします。
1:たべる
2:たべない

↓2
おやみ

650: ◆z.6vDABEMI 2016/05/26(木) 22:22:00.66 ID:yMKo6Al3o
>>647


一式「と言うかなんか話に聞いてたのと違う料理だと思います」

花村「いやー、彼がたくさん食材を出してくれから!」

メンソ「」

一式(げっそりしているように見える)

一式(マジで素材はなんだこれ)

花村「さあ!ぼく達の全てを食べてみて!」どん

一式( や っ ぱ り な )

メンソ「……あ、あの……」

がし

メンソ「」!?

一式「…………る……」

メンソ「は?」

一式「これが成功するなら……」

一式「自給自足……できる……」

ぐぐぐぐぐ

一式「だが……本当に成功してるのか……」

メンソ「いやいやいちょっ」

一式「試してもらうぞメンソ……さあ、食え……!」

メンソ「いーやーやー!いやですー!!」

一式「男は度胸!!」

メンソ「ああああああ!!???」



ぱく




651: ◆z.6vDABEMI 2016/05/26(木) 22:27:09.95 ID:yMKo6Al3o



メンソ「」ぷすぷすぷす


花村「アレ?失敗しちゃったのかな?」

一式「俺初めて見たぞ、辛いものを食べてほんとに火を噴く人間」 

花村「まあマグマチャーハンですし」

一式「ですし、じゃないんだよなぁ」

メンソ「ふぁ……」ぷすぷすぷす

一式「……生きてるか」

メンソ「……」

花村「うーん、今回は失敗しちゃったけど……」

花村「でもこれで、古代魔法も何となく分かったし……我流の魔法を生み出してみるね!」


▼【孤独のグルメ】の進行度が5になった……
次に来たら何食わされるんだろ?


メンソ「……古代魔法は、本来……え、エルフにしか使え……へん……」がくっ

一式「飯は食い損なったがまぁ、いいか」





1:どこかに行く
2:せっかくだしメンソとのコミュ
3:もうねる
4:夜通しの遠征を決行する
5:王宮に押し掛ける
6:そのた

↓2

654: ◆z.6vDABEMI 2016/05/26(木) 22:42:58.31 ID:yMKo6Al3o
>>653


一式「……ていうか、もう寝よう」










コンマ9だったので特典
ちょっとだけ違う世界をご案内

1:PTキャラ同士の会話(キャラ指定)
2:霧切と桑田のアレとか
3:その頃の終里
4:その頃の苗木(要8以上)
5:ほかリクエスト
6:斑井現実に戻る……?

↓最速3票で

658: ◆z.6vDABEMI 2016/05/26(木) 22:58:09.43 ID:yMKo6Al3o







霧切「ねぇ」

桑田「……あ?なに?」

霧切「そんなに顎髭の手入れは楽しいの?」

桑田「あー……まぁな?それなりに」

霧切「それなりって何かしら」

桑田「ほら、アレだよ、霧切ちゃんが犯人の手がかりを掴んだ時と同じくらいには」

霧切「あら、心外ね」

桑田「……え?」

霧切「私はそう言う時、うれしくはないわ。ただ、真実に近づいて打ち震えることはある」

桑田「……」

霧切「けれど、そうね……その感覚がうれしいって呼んでも、おかしくないのなら」

霧切「きっと私は、うれしいんだと思う」

桑田「……そうやってすぐ難しい言い方する!」

659: ◆z.6vDABEMI 2016/05/26(木) 23:01:11.66 ID:yMKo6Al3o
霧切「ふふ、ごめんなさい」

桑田「ごめんじゃなくて」

霧切「……」

桑田「……」

霧切「……」すっ

桑田「……え?なに、何で黙んの?」

霧切「……ねぇ」

桑田「あ?」

霧切「桑田君は、私と……」

桑田「……なに?」

霧切「その……何というか……」

桑田「……なに!?」

霧切「……いえ、なんでもない、なんでもないわ」

桑田「はあー?なんか言うんなら最後まで言ってくれって」

霧切「いえ、いいのよ……」がたっ

桑田「んあ、どっか行くのか」

霧切「ええ、そろそろ時間だから」

桑田「あ、待って」

霧切「?」

桑田「オレも行くから」

霧切「……」


霧切「貴方、私と一緒にいて、楽しい?」

桑田「楽しいけど、なにか?」


霧切(いつか私も、貴方のように、素直になれたら)

霧切(……それだけでいいのに)








660: ◆z.6vDABEMI 2016/05/26(木) 23:05:05.39 ID:yMKo6Al3o



ちゅんちゅん……



一式「……む……ん」

一式(……ああ、そうだそういや、確か……)

一式(結局壁に弾かれたままの俺達は、人外が入っても大丈夫な部屋に突っ込まれたんだった)


桑田「んが……」

一式「……」

桑田「……ぬ……」
 
一式(近い)

桑田「……」


一式「……ふぁ……この部屋には……」


小泉「すぅ……」

セレス「……くー……」

一式(……丸まって寝てるな、と言うか……よく見たら抱きついてないか?)

フェデリコ「んが……」

一式(ダンディズムはどこへ)

メンソ「むにゃ……えっくん……」

一式(気持ち悪い)

葉隠「ふえぇ……」

一式(で、なんでおまえがここにいる)

一式(……どうしよう……どっから突っ込もう)




1:とにかく全員で集まって会議
2:朝おふろ
3:誰かを起こしてみる
4:そのた

↓2

663: ◆z.6vDABEMI 2016/05/26(木) 23:16:17.21 ID:yMKo6Al3o
>>662


一式「……おい、小泉、小泉……」ゆさゆさ



小泉「……ん、んぅ……?」

一式「……お前、なにしてんだ」

小泉「あ……おはよ……いっしき……」

小泉「あれ……あったかぁい」

一式「あったかぁいじゃなくて」

小泉「……んふふ……」ぽす

セレス「……すぅ……すぅ……」

小泉「セレスちゃん……あったかいんだねぇ」

一式(ダメだ、寝ぼけてる……と言うかいつもの小泉よりかなりトゲが抜けてて新鮮だ)

小泉「……んふ……あったかぁい……」ぽす

セレス「すぅ……」

小泉「セレスちゃぁ……」

小泉「……んぅ……」ごろごろごろ

一式(……喉をならしているらしい)

一式(こいつ実は寂しがり屋だな)


▼小泉の意外な一面を知った……?


一式(……いかんいかん、早く起こさないと……)



1:とにかく全員で集まって会議
2:朝おふろ
3:誰かを起こしてみる
4:そのた
5:改めて小泉をちゃんと起こす

↓2

668: ◆z.6vDABEMI 2016/05/27(金) 22:33:55.10 ID:bzxUZAhDo
>>666


一式「……おい、お前も寝てる場合じゃないだろう、セレス?」

ゆさゆさ

セレス「……ん……ぁ」

セレス「……あなた、さま……」

一式「セレス」

セレス「……おはよ……ご……ざ」

セレス「ふぁ……わたくし、朝は苦手……」

ふにふに

セレス「……ん」

小泉「んにゃ……」

セレス「……ふふ……」

セレス「よければ……もう少し、彼女を……寝かせてあげませんか……」

一式「え?」

セレス「彼女……泣いている……から」

一式「!?」

小泉「すぅ……」

セレス「……ふふ、いつもは強がっている……のでしょう」

セレス「わたくしはどうぞ……一度お忘れください」

セレス「少しすれば……起きるでしょうから……」




1:とにかく全員で集まって会議
2:朝おふろ
3:誰かを起こしてみる
4:そのた
5:小泉を起こす

↓2

671: ◆z.6vDABEMI 2016/05/27(金) 22:55:17.48 ID:bzxUZAhDo
>>670


一式「とりあえず……風呂はいるか」

桑田「よし」

一式「」!?

桑田「オレも行こう、出発はいつだ?」

一式「桑田」


◆→で、風呂


ちょっぽーん


一式「……なんでお前だよ」

桑田「いいだろ別に」

一式「っつーか、いつの間に風呂に入れるようになってるな」

桑田「あ、ほんとだ」

一式「あの防護壁がなくなったのか?」

桑田「……さーな」

ちゃぽー

一式「……」

桑田「……」

一式(はなすことがない……!!)




1:無理矢理話題を探す
2:さっさと全員で集まる
3:風呂を満喫☆
4:そのた

↓2

674: ◆z.6vDABEMI 2016/05/27(金) 23:11:35.18 ID:bzxUZAhDo
>>673


一式「……」

桑田「……」

一式「……沈黙が辛い」

桑田「……だなー」

一式「なあ……お前、話したいことないのか?」

桑田「え?」

一式「いや、せっかく時間あるし」

桑田「……あー」

一式「あーっておい……」

桑田「……」

一式「……」

桑田「……あのさ」

一式「?」

桑田「オレさ……アレかもしんない」

一式「あ?」

桑田「き、霧切のこと……好きかも、しんない」

一式(! つ、ついにそれを!)

桑田「……その、あのさー……」


桑田「どうしたら、いいかな?」

一式(めっちゃ抽象的)




1:いい感じにアドバイス
2:オレがサポートするぜ的な
3:お前がやりたいようにやれ
4:そのた

↓2

679: ◆z.6vDABEMI 2016/05/27(金) 23:24:20.65 ID:bzxUZAhDo
何クリティカルしてんだよ……

680: ◆z.6vDABEMI 2016/05/27(金) 23:27:11.07 ID:bzxUZAhDo
>>676


一式(……)

桑田「その……」

一式「……え?あれ?」

桑田「あ?」

一式「なに、もしかして」

桑田「あ?いや、もしかしても何も」

一式「子供欲しいの?」

桑田「」!!!!

一式「……いや、それはちょっと」

桑田「……え?」

一式「それはここでは話しにくいだろ」

桑田「え?え?え???」

一式「だって一応風呂だぞ?衆人環視の場だぞ?」

桑田「えっ?なに、え、えっ?!」

一式「……言いにくいだろ」 

桑田「……」

一式「で、実際どうなんだ」

桑田「……それは、その」

一式「先に意思確認しないと、話が進みませんけど」

一式「……」

桑田「……」

一式「で?」

桑田「……そりゃ、……欲しい、よ」

一式(意外にも素直)

681: ◆z.6vDABEMI 2016/05/27(金) 23:30:14.78 ID:bzxUZAhDo
桑田「でも、そのっ、あの」

桑田「子供があれってことは、ほら、オレと、霧切ちゃんが、アレするってことで!しょ!?」

桑田「それは……さ、さすがにどうだらうか!?」

一式「カミカミだなお前」

桑田「いやっだってっおれっ」

一式「ただ、」

ぽん

桑田「!?」

一式「そこまでいえるんなら、本人にも言えるんじゃないか?」

一式「自分の家庭を持ちたいって、お前と家族になりたいって」

桑田「あ……」

一式「……」

桑田「……オレ……」

桑田「……でも、でも!」

一式「?」

桑田「ダメなん、だよ……それじゃ!」

一式「……え?」

桑田「……ああああくっそぉ!!ああ!オレ上がる!バカ!いや、ありがとう!いや、やっぱバカ!!」


がらららぴしゃっ!!!


一式「……なんだよ」

▼桑田から感謝の念を感じるような、感じないような?




1:誰かのところにいく
2:さっさと作戦会議
3:何かしらの小ネタを挟む
4:そのた

↓2

689: ◆z.6vDABEMI 2016/05/27(金) 23:57:11.94 ID:bzxUZAhDo
一式「……さて」

一式(しかし暇を弄んでしまっているな)

一式(さっさと出発しなければいけないんだが)

がらららら……


一式「ん?」


っ【ボイスチェンジャー】


一式「ああ、これか」

一式(なんでもスピリットが使うと爆発するとか言う謎のアイテム)

一式(……魔人族なら俺でもフェデリコでもよかったのになぜかスピリット限定)

一式「……次はいつ葉隠を爆散させようかな」

一式(ん?確か葉隠は、分身の術を覚えた的なことを言ってなかったか?)

一式()!

一式(もしかしたら……戦闘中にこれを使えば)


葉隠「とぉーう!」
葉隠「俺が来たべ!」
葉隠「はいはいはいは!!はいはいはーい!!」
葉隠「いやなんで増えちゃったの!?まともに戦闘しないと!」
葉隠「はいはい俺はクズですカスです燃えないごみです」
葉隠「ねぇそこのオメー、俺に内臓売らない?」


一式(的なことに……なるわけないか)

一式(だがおもしろそうだから風の国だか木の国だか行ったときにやろう)



690: ◆z.6vDABEMI 2016/05/28(土) 00:00:56.40 ID:tJEx0r9mo
◆その頃山田は


灰慈「おい豚、客人に茶ぁ出せ」

山田「はいはいただいまー!」

モナカ「こっちの資料どこやったのかな?豚さーん」

山田「おろろ、拙者でござるwww」

灰慈「おい!テメェ!暢気にしてんな!」

山田「はいはいはーい!」

色葉「ん?あら、葉が枯れてきおった」

山田「あら、そんな時にはこれをお使いください!」

色葉「なんこれ……」

灰慈「資料の片づけは!?」

山田「はいただいま!」

二式「俺も何か……」

モナカ「あ、二式さんはいいんだよ?お客様だからね!」

二式「いや、しかしだな」

灰慈「オメー何気ぃ使わせてんだこら!」

山田「はひいいいい!!!???」


▼───めっちゃこき使われてました。



山田「でも、こんなに求められたの初めて……///」




691: ◆z.6vDABEMI 2016/05/28(土) 00:05:46.11 ID:tJEx0r9mo
◆その頃神は


民「……はあ」

神「だからね!?言ってることわかるかな」

民「いや……」

神「今説明したよね!?俺は、ゴッド!神!仰せの通りにすればいい感じのあれ!!」

民「はぁ」

神「そんで、俺が力を失っちゃってるわけ、今!」

神「理由はジャストひとつ、そう」

民「わかんないなぁ」

神「説明したよね!?魔王軍の進行、果てはそちらへの信仰ね!?」

神「ほんとさ、生き返らされたせいで?そっちに心ゆだねた人大杉ね!」

民「わかんないなぁ」

神「分かろうか!ね!俺もそこまで暇じゃないんだ!!」

神「夏からアニメを週2放送する準備しなきゃいけないから!ね!!」

神「それに併せてグッズ展開とか、フィギュア監修とかね!あるから!ね!」

民「……はぁ」

神「だからね?俺はとにかく……お前達のためにこう、いろいろ言ってるわけじゃん?」

神「見せたでしょ?石をパンにしたし、パンを鳩にしたし、鳩を丸焼きにしたよね?まだ信じてくんない?」

民「わかんないなぁ」

神「なんで!?奇跡起こしまくったんですけど!?」


▼───全然信じてもらえてなかった。


民「あ、警備員さんですか?この人」

神「なんで!?」



692: ◆z.6vDABEMI 2016/05/28(土) 00:08:26.64 ID:tJEx0r9mo
◆→で、一式達


かぽーん


霧切「おはよう、一式君」

一式「ああ、おはよう」

葉隠「すっかり障壁がなくなったべ」

三式「理由は分からないが、な」

霧切「王子がここを離れた、とは考えがたい」

霧切「もしかしたら、何か試されているかもしれないし」

一式「……いやなこと言うなよ」

セレス「……」

小泉「……」

桑田「……」

一式「んで、何お前達はそわそわしてんだ?」

メンソ「……」

一式「……お前はにらむなよ」

桑田「……あー、さ、さっさと話進めろよ」

ソニア「ですわね!さて、どうされますか?!」




1:目的地を決める
2:さくっと出発する
3:王宮へ行く
4:そのた

↓2
おやみー!

697: ◆z.6vDABEMI 2016/05/28(土) 19:46:04.36 ID:tJEx0r9mo
>>694


セレス「あら、でしたら次の目的地を決めた方がよろしいのでは?」

桑田「おっ、お、そ、そうだなー(棒読み)」

小泉「あっ、その方がいいかなぁーって思うなぁー(棒読み)」

一式「ほんとにどうしたんだ?」





霧切「あと訪れていないのは……」

一式「確か木、風、光……だけだな?」

セレス「いえ、土もまだです」

一式「あと4つ……どうしたもんか」

葉隠「どっからでもいいんじゃね?」

フェデリコ「ああ、そうだね。急務があるわけでもないし」

一式「そうだな……」

桑田「……ん、なんか変なにおいがするような……や、気のせいか」

メンソ「……」じと

一式「ああうん気のせいじゃないかな」

メンソ「……一生恨む」

一式「やめよう!お前が言うとなんかヤバいから!」

葉隠「でー?どっから行くんだって」

霧切「そうね、ほかの国にはおかしなことはなさそうだけど」

霧切「水の国のこともある……情報収集してから決めるなら、それでいいわ」

石丸「それならひとつ君達の耳に入れておくべきことを聞いたぞ!」

一式「ん?なんだ石丸」

石丸「光の国への入り口が現在封鎖されているらしい。理由は分からないがね!はっはっは!!」

桑田「笑い事じゃねぇよ!?」

ソニア「あと選ぶべきは3つに減りましたが、どうしましょ!」

一式「……そうだな」




1:どこに行くか決めちゃう
2:まず情報収集する
3:王宮に行く
4:あちこちうろうろする
5:……っていうか葉隠なんか思い出したんじゃなかったのかよ(コンマ)
6:そのた

↓2

700: ◆z.6vDABEMI 2016/05/28(土) 20:13:53.40 ID:tJEx0r9mo
>>699
>>698


一式「……っていうか葉隠なんか思い出したんじゃなかったのかよ?」

葉隠「あ?あー!あれな!」

一式「それがまず先だろうが、なぜ言わない」

葉隠「聞かれてないから……?」

小泉「じゃないでしょ!何で言わないのよ!」





葉隠「まず思い出したことを説明するとだ」

一式「うん」

葉隠「俺の名前は【葉隠康比呂】!【木の国】出身の人間だ!」

葉隠「この王都には【未来を見通す力がある】っつー触れ込みで15年ほど前に来たべ!」

一式(いやな予感がする)

葉隠「その前に魔王の侵攻とか色々言い当ててたから信じてもらったべ」

桑田「さらっとまたしても新情報」

葉隠「そしてほとんどまだ思い出せてねーが、最後の記憶はうっすら戻りつつあるべ!」

一式「最後の……?」

フェデリコ「君の、死ぬ直前の記憶かね!」

霧切「それが分かれば、どうして貴方があんな悲惨な目に遭わなければならなかったのかが分かるわ」

701: ◆z.6vDABEMI 2016/05/28(土) 20:18:23.67 ID:tJEx0r9mo
葉隠「確か俺は、その前日あるひとつの予言を出してしまったんだべ」

一式「それは?」

葉隠「【王都と魔王軍はグルだ】」

一式(……いや、まさかそんな)

一式「……どういう意味だ?」

葉隠「俺もなんのこっちゃわかんね、って思ってたら次の日呼び出されてな」

葉隠「邪神降臨を企ててる奴がいるって……誰かから聞いたんだべ」

霧切「……」

ソニア「そ、そして?」

葉隠「そこに行ってみた後がまた思い出せん」

セレス「ほぼ何も分かっていないじゃないですの……気になることはありますか」

一式「その……」

石丸「王都と魔王がグルだ、というところかね」

葉隠「どういう意味なんかな?」

一式「……魔力固定装置、もう壊れてるはずなんだが」

葉隠「ん?」

一式「いやしかし、よく思い出した」

葉隠「うん、うん?」

セレス「もう成仏していいですわよ」

葉隠「はあ!?やだ!」

メンソ「……死体に魂を戻してあげたりとか」

セレス「腐りますもの、いやです」

桑田「そう言うことじゃねーような……」

一式「……」



1:どこに行くか決めちゃう
2:まず情報収集する
3:王宮に行く
4:あちこちうろうろする
5:もっと頑張れ葉隠(コンマ)
6:そのた

↓2

704: ◆z.6vDABEMI 2016/05/28(土) 20:29:01.53 ID:tJEx0r9mo
>>703


一式「とりあえず……あれだな、情報収集でもするか」

一式(油断しちゃならん、葉隠の予言の的中率は30%だ)

一式(つまりそれが当たっていない可能性もある)

一式(だが予言がでた翌日に死んだとなるととたんに信憑性が高まるな……)





一式「この辺りで最近、何か変わったことは?」

男「いや、ないですね」

一式(ないのか……やはり王都では生き返り事件以降は特に事件は)

一式(……王子はこの事件、知らないのか、知っていて無視しているのか……)

男「王子はつい最近まで王都を離れてましたから、最近のことはしらないようですよ」

男「都民の生き返りも知らないんじゃないですか?」

一式「そうか、ありがとう」

一式(だがそんな重大ニュース、戻ってそうそうに耳に入らないわけがない)

一式(……やはり本当にグル?それとも)

一式(葉隠が嘘をついている、とは……考えたくないが)



705: ◆z.6vDABEMI 2016/05/28(土) 20:36:35.88 ID:tJEx0r9mo



女「王子様ですか?ああ、とてもお喜びになっておられました」

一式(やはり耳には入ってたか……それにしても意外だな)

女「おそらくですが……」

一式「ん?」

こそこそ

女「生き返っているのが、人間だけだからかと」

一式「……」

女「亜人や獣人は含まれていませんでしたから」

一式「……ほう」

一式(それを魔王軍がやるメリットは?)


一式(こうは考えられないだろうか)

一式(魔王軍は本当に、自分達の手駒を作った)

一式(しかも王子が異種族嫌いなのも知っていて、人間のみを蘇らせている)





一式「そうすれば、王子の琴線に触れることはないからな」

霧切「可能性としてはあり得るわ」

霧切「分からないこともいくつかあるけど」

石丸「……ただ、聞き回った結果、生き返ったのは純種の人間だけのようだ」


(辺古山「お前も承知の通りだ。蘇らせた人間は皆、私に逆らえない」

辺古山「お前が私に逆らうなら、その人間達で王都を潰す」)

一式「それだけならいいが」

(辺古山「肉体は確かに死んでいる、が……それはその人にとっての救いなんだ」

辺古山「そして……あのうさんくさい占い師にも同じ道を辿らせてやる。私を愚弄した罪、永劫の命で償え……!」)

一式(なぜ辺古山はあそこまで葉隠にキレてたのか、そこがまだ解けてない)




1:どこに行くか決めちゃう
2:情報収集する
3:王宮に行く
4:あちこちうろうろする
5:みんなと話す
6:そのた

↓2

708: ◆z.6vDABEMI 2016/05/28(土) 21:19:17.91 ID:tJEx0r9mo
>>707
うろつく


一式「……もう少し情報が欲しいな、手分けしてあれこれ探すか」





セレス「……それで、どちらへ?」

一式「といっても何も決まってないんだがな」

フェデリコ「こう言う時は気の向くままに行くべきさ!」

石丸「そうは言ってもだな……」


がっ

セレス「あら、なぜ貴方様がこちらに」

フェデリコ「おや勘違いしちゃ困るね、僕は君の応援にきたのさ」

セレス「応援ん?遠慮なく、貴方様が席を外しふたりきりになるだけでいいですから」

フェデリコ「それじゃ遅れを取るだろうセレス、今ここで僕がアドバイスするから」

セレス「しーなーくてーいいでーす!ただでさえ石丸君がいてじゃまなのですから!!」




一式「何こそこそしゃべってんだお前等……?」

石丸「はぁ……全く」


どんっ


「きゃっ」

石丸「おっと、すまない」

709: ◆z.6vDABEMI 2016/05/28(土) 21:29:41.53 ID:tJEx0r9mo
がしっ

石丸「おや、君は舞園くん!」

一式「」!

舞園「あ、石丸大隊長!」

一式「」!!

石丸「大隊長などと今はそんな堅苦しい肩書きで呼ぶんじゃない」

石丸「……分かっているだろう?」

舞園「あ、ええと……い、石丸君」

石丸「うむ!」

セレス「どちら様?」

石丸「ああ、紹介しよう!王都防衛兵団の舞園くんだ」

舞園「よろしくお願いします」ぺこ


セレス「なるほど」

一式「防衛兵団とは」

石丸「言うと思ったよ。僕たち聖騎士隊とは違う、王都を守るためだけの兵隊だ」

一式「なるほど」


舞園「ええと、それで石丸……君、旅に出たのは本当だったんですね」

石丸「ああ、僕は今は魔獣の制御のためについてきている」

石丸「彼の魔獣の力が暴走しても、僕が制御するのだ!」

舞園「さすがです!」




1:舞園と話す
2:とりあえずどっか行く
3:合流する
4:なにかしらイベント(コンマ)
5:そのた

↓2

713: ◆z.6vDABEMI 2016/05/28(土) 21:49:13.52 ID:tJEx0r9mo
>>711


一式「えーと、で、舞園」

舞園「はい!」

一式「ええと……石丸との関係は」

舞園「聖騎士隊の大隊長と、防衛兵団のアイドルです」

一式「あいどる?」

石丸「クラス(職業)のひとつだ。君が黒魔法師であるように、僕が聖騎士であるように」

石丸「彼女もアイドルという職業なのだよ」

セレス「確か後方支援専門のクラスではありませんでしたこと?」

舞園「はい……全く戦えないんですが、みなさんは喜んでくださって……」

セレス「……」

一式(まぁ舞園に応援されたらうれしいかも)

舞園「こちらに来たってことは……みなさん、旅の途中で戻ってきたんですか?」

石丸「ああ。つい昨日までは水の国にいたのだよ」

舞園「そうなんですか!」

一式「一時帰宅ってとこだな」

舞園「水の国ですか……アクアリアには行きましたか?」

一式「! ……いや、行かなかったな、時間がなかった」

舞園「そうなんですか……アクアリアに友達がいるんです」

714: ◆z.6vDABEMI 2016/05/28(土) 21:56:59.32 ID:tJEx0r9mo
舞園「その子はかわいいしいい子だし戦いも得意だから、ぜひお会いして欲しかったんですけどね」

一式「そうか……時間があれば行ったんだがな」

石丸「ほう?友達がいたのか、それは初耳だ」

舞園「あんまり大隊長とはお話ししませんからね」

セレス「やはり距離感ですわね」

石丸「ところで舞園くん、苗木くんはどうかね」

舞園「ええ! とても元気でした!」

石丸「そうか、それは何より」

舞園「蘇り事件に対しても、喜んでいたみたいですし」

一式「舞園と苗木は友人なのか」

舞園「幼なじみなんです。だから、肩書きとか忘れて、遊んでくれるのが苗木君だけ……」

石丸「君もそれなりのクラスに付いてしまったのだ、そして……それに助けられる者が多いという事だ」

舞園「……苗木君にご用があるなら、もしかしたら今なら……呼べるかも……」



1:舞園と話す
2:とりあえずどっか行く
3:合流する
4:なにかしらイベント(コンマ)
5:そのた
6:苗木を呼んでもらう(コンマ)

↓2

717: ◆z.6vDABEMI 2016/05/28(土) 22:20:29.51 ID:tJEx0r9mo
>>716
コンマ3……


一式「……話をしたいものの」

一式「正直、今話せる事は……俺達にはないな」

セレス「……そう、ですわね」

フェデリコ「だね。僕たちがやるべきはそんなことじゃない、だろ?」

一式「すまないな、舞園」

舞園「いえ、大丈夫ですよ」

一式「それじゃあ……」くる


どんっ


女「っあ!?」


一式「!? 大丈夫か!?」

石丸「よく人に当たる日だな」

フェデリコ「って言ってる場合かい」

女「ちょ、ちょっとアンタ……何なのよ、ま、前をちゃんと見て起きなさい!」

一式「あ、ああ、……すまん」

一式(……腐川か?にしては顔色が悪い)

女「なにボサッとしてんのよ!」

一式「ああ、……申し訳ない」

女「な、何なのよ……そもそも……あ、あたしはいつから……こんなとこに……」

女「ねえ、どこなのよ、ここ……!」




1:舞園と話す
2:女と話す?
3:残りのメンバーと合流
4:そのた

↓2

720: ◆z.6vDABEMI 2016/05/28(土) 23:02:09.99 ID:tJEx0r9mo
>>719
置き腐川


一式「……ところで舞園、こいつ知ってるか?」

舞園「え?いえ……」

一式「石丸は?」

石丸「知らないな」

女「えっ……?」

一式「……すまんな」ひょい

女「えっ、え……?」


一式「ところでいくつか聞きたいことが」





舞園「普段の苗木君ですか?」

一式「ああ、よく聞く噂は事実なのか、それが気になる」

舞園「人間以外が嫌いなのは、事実です」

一式「」!

舞園「昔、亜人の双子にこてんぱんにされたらしくて……」

舞園「それが根深いのか、それとももっと大きな原因がほかにあるのか」

舞園「苗木君は人間以外は認めません」

一式「もちろんお前は人間」

舞園「ええ、そうですよ」

舞園「騎士や防衛兵団の人間は全員、一切の混血のない純種の人間です」

舞園「そう言った人達は、聖騎士隊などには入れないようになっているんです」

一式「そうなのか……」

舞園「少しでも、たとえば今人間でも……ほんのわずかに、別な血が混じっていたとしたら、入れないんです」

舞園「そう言う人達はギルドの仕事に就いたり、ほかの場所に行ったりします」

フェデリコ「もしかしてあの灰慈って彼は」

舞園「彼も亜人ですね」





ぞろ目ボーナス中
1:舞園と話す
2:女と話す
3:合流する
4:なにかしらイベント(コンマ)
5:そのた

↓2

723: ◆z.6vDABEMI 2016/05/28(土) 23:34:28.53 ID:tJEx0r9mo
>>722


一式「そっちは任せた」

フェデリコ「ええ!?」





一式「さっきはすまなかった」

女「ほ、ほんとよ……アンタ、他人に失礼な言動ばっかり……な、何様なの……?」

一式「……そんなつもりなかったんだが」

女「なんなのよ……ぐぎぎ……」

一式「俺は斑井一式、異世界から来た。お前は?」

女「……ま、待ちなさい、異世界?どう言うこと……?」


一式(仕方がないのでいろいろと説明する)


女「……そ、そんなの信じろって?」

一式「信じないならないでかまわないが、それ以上説明が出来ない。事実だからな」

女「……」

一式「ところで、お前は?」

女「あ、あたしは……どうせ、名前を聞いたって忘れるんでしょうけど……【腐川冬子】よ」

セレス「忘れる?とんでもないですわね」

一式「? 何か知ってるのか?」

セレス「知っているも何も、彼女は有名な作家ですわ」

一式(こっちでも作家なのか)

724: ◆z.6vDABEMI 2016/05/28(土) 23:40:37.73 ID:tJEx0r9mo
腐川「や、やめなさいよ……誉めたって遺産相続なんかさせないんだから」

一式「なぜいきなりそんな話に」

腐川「……で?あんた、い、異世界からきましたって……信じるの?」

セレス「私が呼び出しましたからね」

腐川「……ああ、あの『勇者となるべき者を募集する』とかって言う、王のお触れ?」

腐川「そのためにあんた、こんなやつを異世界から呼んだのね」

セレス「ええ、何か問題が?」

腐川「ってことは……あんたは召還術師」

腐川「まさかと思うけど、本名教えたりしてないわよね、あんた?」

セレス「当然です」

一式「……ああ、知らない」

腐川「ならいいわ……今後もやめておくのね」

一式「なぜ?」

腐川「名前を知られるなんて、この手の術者には致命的よ……!」

腐川「魂を縛られたのとほぼ同義……!」

一式「大丈夫だ、俺から尋ねることはない」

腐川「……ふ、ふん、どうだか?あんたを完全に信用したってわけじゃないんでしょ、そっちの召還術師は」

セレス「……私は彼を信用していますわよ?」

腐川「え?」

セレス「異世界から呼び立てたものの、私が魔法陣をいじらなければ本来はただの人間です」

セレス「魂を縛るだなんて、彼には出来ませんから」

腐川「あ、案外辛辣ね」

一式(なんかディスられたのか?)

腐川「それにしてもここどこよ?まさかと思うけど、王都?」

腐川「ああ、腹立つ……あたしは光の国に行かなきゃならないのに!」




1:腐川を保護する
2:無視して合流する
3:そのた

↓2
おやみ

728: ◆z.6vDABEMI 2016/05/31(火) 19:56:10.76 ID:nNxcpD2jo
>>726
>>725


石丸「とりあえず君、休んだらどうかね?」

腐川「はっ?あ、あたしはそんなの……」じりっ

一式「……怪しいな」

腐川「う、うっさいわね……あたしは一刻も早く光の国に戻って、白夜様と話をしないとならないのよ」

セレス「あら、光の国は通行止めですわよ?」

腐川「そ、そう……通行止め……、……は?」

石丸「確認したから間違いない。君の行くべき道は今封鎖されている」

腐川「そ、そんな……」ふらっ

どさ

フェデリコ「ち、ちょっと君!?」

舞園「大丈夫なんですか!?」

石丸「やむない……ギルドに運ぼう」

一式「だな。安全圏はあそこしかない」

舞園「えっと……」

石丸「すまない、また今度!」

フェデリコ「その時は口説くよ!」

セレス「貴方また死にたいのですか?」


◆→で、ギルド


灰慈「なんでここだよ」

一式「安全なんだろ!」

腐川「」

灰慈「つーか、そいつは何もんだ。登録された冒険者でもねーな」

一式「……客人らしい。光の国に行きたいんだとよ」

色葉「はあー、物好きもおったもんやね」

一式「なに?」

色葉「ほら、光の国って言うたら……王政しっかりしてるって言うしな」




1:腐川は任せた。じゃ、と立ち去る
2:誰かと話す
3:そのた

↓2

731: ◆z.6vDABEMI 2016/05/31(火) 20:03:05.51 ID:nNxcpD2jo
>>730


一式「そうか、じゃ」

灰慈「は?」

一式「……いや、腐川というこの女、連れて行くには危険アンド危険だろ」

一式「と言うわけで俺はこの辺で、じゃ」

がらら

二式「ん?兄者、行くのか?」

一式「ああ、そろそろ集合だろうしな、と言うわけで後は灰慈、お前に託す」

灰慈「おい、オメー」

一式「んじゃ!」

セレス「貴方様、何におびえてますの?」


一式(思い出したことがあった)

一式(そうだ、あの世界では、いつもの世界では)



腐川「……」ふらっ

フェデリコ「おぉっ!?た、立ち上がっ……」


一式(あの女には……もう一つの『顔』が……)



シュカッ!!!


一式「───ッ!?」


ハサミ『』ビイイイイ……ンッ


一式(目の前の壁にはさみが突き刺さる)

732: ◆z.6vDABEMI 2016/05/31(火) 20:08:15.44 ID:nNxcpD2jo
腐川?「ァア?……一体どこよここはァ……」

石丸「……!」ぴくっ

セレス「石丸君?」

石丸「……これは……魔獣の魔力!?それもこんなに、濃く!?」

一式「なに!?それは一体どういう」


……ォ……ォォ……


一式「ッ!?」がくっ

一式(くそ……が!こいつの魔力に当てられてるのか、俺が!?)

セレス「貴方様!」

一式「近寄るな!!」

セレス「っ……!」

灰慈「おいおい……オメーら、ギルド内で暴れんじゃねぇぞ……」すぱー

腐川?「なーにが魔獣だクソして寝ろ!」

シュカッ!!!

石丸「」!!


腐川?「アタシを縛れるのは……あの方だけなのよ」

腐川?「アタシを……あんなゲスな生きもんと一緒にしてんじゃねェっつーの!!」しゃっ!!



フェデリコ「えーと、これは?」

セレス「大ピンチ、ですわね」

石丸「だな……さて、どうしようか……」

しゅううううう

石丸「少し……本気を出さなければならないだろう」

灰慈「ガキは寝てろ……オレの居場所はオレが守る」

フェデリコ「か、かかってこおい(震え声)」

733: ◆z.6vDABEMI 2016/05/31(火) 20:11:56.12 ID:nNxcpD2jo




腐川?「黙れ」




石丸「───!」ぞくっ

灰慈「これはマジでやべぇな」



一式「ちぃ……」

一式(マズったな、ヤツの存在を忘れていた)

一式(【ジェノサイダー翔】……しかもヤツは、こちらでは魔獣と来た……)

一式「っ、ぐ……」


セレス「貴方様!」がし

一式「!」

セレス「何惚けているのですか!立ち上がって!」

一式「……セレス……」


一式(苦しかった胸が、急激に安らぎを得る)

一式(セレスの暖かみが、俺に触れ……俺の全てが軽くなっていく)

一式(魔獣の力が……全身に馴染んでいく……)


一式「……ありがとう」

セレス「? 何がです?」

一式「いや、こっちの話だ」


一式(それはそうとして、だな)

一式(さて、どうしよう)




1:全員の全力(コンマ/最低ライン4)
2:石丸のとっておき
3:何かを思いついたり……
4:誰かが助けに来てくれたり……(コンマ)
5:そのた

↓2

736: ◆z.6vDABEMI 2016/05/31(火) 20:22:05.33 ID:nNxcpD2jo
>>735


石丸「仕方がない……これはとっておきだったのだが」

フェデリコ「な、何が?!」

石丸「まあそう言わず見ておいてくれたまえ!」


しゃきんっ


石丸「……僕の全てを……この一撃に懸ける!」

石丸「ハアアアアアアッ!!」


ぼっ!!!


腐川?「……はっ!まさかアタシを封じようっての?そんなことしたら、アンタ……どうなるか分かってるの?」

石丸「もしかしたら……死ぬかもしれないな」

石丸「それに……封じるのではない、完全に殺すのだ」



セレス「文字通りのとっておき……!」

一式(あいつ手を抜くとか調整するのとか苦手そうだもんな)

フェデリコ「さすがにそこまではやめろ、清多夏ァァァァ!!」


石丸「だが、ここで倒さねばならない!」

腐川?「いいぜ……来いよ!アタシを殺してみなさいよ!!!」


一式(……!)




1:石丸のとっておき(自動成功/コンマ追加判定/不思議な事が起こる目安は8以上)
2:本当にそれでいいのか!(目標5)
3:俺の魔獣の力で相殺する(目標8)
4:そのた(記述最優先/無理のない内容であれば長文でも採用する/正否はコンマ、0なら無条件クリア)

↓2

739: ◆z.6vDABEMI 2016/05/31(火) 21:02:49.39 ID:nNxcpD2jo
>>738
よし


石丸「オオオオオ!!」

腐川?「……ヤってみな……!!」


一式(考えろ、考えろ、考えろ)

一式(……考え、ろ!)

一式(この絶望的な!状況を!覆せるなにかを!!)


腐川?「アタシを封じたいんなら……目を閉じさせる!それ以外に方法はねぇんだよ!!」



一式(……ん?)


色葉「終わった……俺の職場……」

一式(……目を……閉じさせる)

一式(……いや、そんなまさか)

一式(噂では聞いてたが……)



一式「一か八か……色葉!」

色葉「……は」

一式「コショウの実を持ってないか!」

色葉「こ、こしょう?」

一式「……黒くて、辛い!やつ!」

740: ◆z.6vDABEMI 2016/05/31(火) 21:06:47.18 ID:nNxcpD2jo
色葉「あ?……あー、これ?ペッパー?」

一式「でかした」

ぱしぃ

色葉「あー!それ木の国から取り寄せた……」



石丸「全身全霊の!一撃!!」

腐川?「ヒャーッハッハッハ!!!」


フェデリコ「世界終わりそう……」

石丸「君たちはどこかに避難したまえ!!」


一式「ところがどっこい!」

一式「お前に死なれてたまるか……石丸!」

腐川?「あ?アンタ……そ、それは!!」

一式「おおおおおおりゃああああああ!!!」

ぽふっ



セレス「ブラックペッパー!?」

フェデリコ「なにしてんだい、一式、そんなもので……」





腐川?「へくちゅん」

腐川「」どさ






フェデリコ「……は?」




まずは一件落着。

1:全員と合流する
2:さっさと王都を出る
3:王宮に行く
4:灰慈に謝っておく
5:そのた

↓2

743: ◆z.6vDABEMI 2016/05/31(火) 21:51:39.81 ID:nNxcpD2jo
>>742
特大
またコンマが振れてきた?


一式「はぁ~……」ずるずるすとん

石丸「……」ぶぶぶぶ

石丸「……終わったのか」ぶ……


一式(めっちゃびびったあああああ)

一式(って言うか……資料があったとは言えだ)

一式(まさかジェノサイダー翔、黙らせる方法はくしゃみだとは)

一式(……ちっ、学園め……なぜこんなことを黙っていた……)

一式(ああ、それはそれこれはこれか……ええと)


一式「……悪かったな、灰慈」

灰慈「別に。オメーが悪いわけじゃねぇだろ」

灰慈「それに何もなかったしな」

一式「……灰慈」

灰慈「ふん……そいつの気持ち、分からんでもねぇけどよ……」

灰慈「そいつなんなんだ?魔獣の力持ってんのか?」

一式「ん、分からん」

灰慈「……」

灰慈「……そいつ、オレが預かってやる」

一式「!」

灰慈「べ、別になんか思うところがあるわけじゃねーぞ」




1:……からの?
2:よろしく頼む
3:そのた

↓2

746: ◆z.6vDABEMI 2016/05/31(火) 22:23:00.14 ID:nNxcpD2jo
>>745
はいくり


一式「……からの?」

灰慈「からの?」

一式「いや、まさかそれだけじゃないだろ?」

灰慈「それだけだよ!」

一式「うそつけよ……」

ぺろ

フェデリコ「この汗の味……嘘をついている味だね……!」どどどどど

灰慈「うっわ気持ち悪!」

一式「それはそうとなんだって話だ。お前、この女に何かあるのか」


灰慈「……光の国……会わなきゃならんってんならよ」

灰慈「そりゃ十中八九【十神白夜】の事だろ」


一式(あ、そう言えばマリンピアの門番も)

(門番「いいえそんな……我々は光都【シャイニリア】の【御曹司様】とも親交がありますので」

門番「王都のギルドマスターもお元気そうで何よりです」)

一式(あんなこと言ってたな)

一式(十神と灰慈につながり、そして十神と霧切にもつながりがあるのか……?)

一式(……マリンピアとギルドマスター灰慈の関係はさておいてだ)

747: ◆z.6vDABEMI 2016/05/31(火) 22:28:57.58 ID:nNxcpD2jo
灰慈「十神白夜は王族だからな。しかも、特にランクの高い竜人だ」

灰慈「一応オレも……旧家とはとは言え、王族の血が流れてる」

灰慈「奴とはそれなりの関係ってこった」


一式(え?)

一式「なに、お前王族だったの?」

灰慈「かつてのな」

一式「かつてのって」

灰慈「今の王族が王都を治める前の王の血がオレには流れてる。こっちのモナカもな」

モナカ「えへへ、塔和家は没落貴族なのじゃー」

石丸「……それで彼らは、亜人としては例外中の例外だがギルド管理を任されている」

セレス「そうだったのですか……」

灰慈「っつってもその亜人の血も相当薄いからな、ほぼ人間と同じだよ」

灰慈「違うのは体が丈夫なことくらいか」すぱー

モナカ「あと寿命とか成長速度も遅いね!ちなみにモナカはこの見た目で50年ほど生きてます!」

一式「」チーン

フェデリコ「……アリだな!」

セレス「何がですの……」




1:で、灰慈はどんな亜人よ
2:腐川を頼んだ
3:十神ってどんなやつ?
4:次の目的地はどこがいいかな?
5:そのた

↓2

750: ◆z.6vDABEMI 2016/05/31(火) 22:48:15.80 ID:nNxcpD2jo
>>749


一式「……十神ってどんなやつなの?」

灰慈「あ?そんなこと興味あんのか……?」

一式「(こっちでは)会ったことがないからな」

セレス「ですわね。いずれ会うなら情報がほしいものですわ」

灰慈「……っつってもな、オレも大してすげぇしゃべる訳じゃねぇしよ」

モナカ「あのね、十神さんはー」

灰慈「!?」

モナカ「とってもプライドが高くて、現実主義……人にも自分にも厳しいひとなんだー!」

モナカ「そして全然優しくないし、自分以外のあらゆる生物を見下してるけど、」

モナカ「それは自信の裏返し……何事も完璧にこなす、まさに【超竜人級の完璧】なんだってー!」

灰慈「っつーわけだ……あらゆる場面で最善を尽くす、訳ではなく最善に導く。それがあいつだ」

石丸「なるほど……見習わなければな、その精神」

一式「そうか?」

セレス「……近寄りがたいですわね」

灰慈「竜人にして、光の国の長。光都【シャイニリア】を束ねる若きリーダーだ」

灰慈「どうも誠王子とはソリがあわんようだがな。王子は人間以外が嫌いだから」




1:で、灰慈はどんな亜人よ
2:腐川を頼んだ
3:王子を負かした双子って知ってる?
4:次の目的地はどこがいいかな?
5:そのた

↓2

753: ◆z.6vDABEMI 2016/05/31(火) 23:11:26.28 ID:nNxcpD2jo
>>752


一式「そう言えば、質問がある」

灰慈「質問ばっかだなお前!……で?」

セレス「答えてはくださるのですか」

灰慈「まーな。一応、ギルドマスターだし」





灰慈「……その姉妹は【ラミアシスターズ】と呼ばれている」

一式「ラミアシスターズ?」

フェデリコ「なるほど、ラミア……下半身を蛇にされたという亜人の一種だね」

フェデリコ「事の起こりにはいくつかの言い伝えがあるけど、『神に逆らって呪われた』なんて言われることもあるよ」

一式「なるほど」

灰慈「そいつらもかつては人間だった……らしいんだけどな」

灰慈「事情は知らんがラミアになってしまった」

灰慈「んで、そいつ等はかつて、幼い苗木誠ととある勝負をしたらしい」

セレス「それで苗木王子はぼっこぼこのけっちょんけっちょんにされたと」

灰慈「言い方が悪いなお前」

セレス「ですが、それだけで人間以外の全てを恨むようになるのでしょうか?」

灰慈「たったそれだけ、だが……ほかに原因があるのかもしれんし、もしかしたらもっとややこしい話なのかもしれん」

灰慈「だが、今分かっている情報はそれだけだな」

一式「で、そのラミアシスターズはどこに」

灰慈「王都にはいねーはずだな。全てを隠す国、木の国にでもいるんじゃねーか?」




1:で、灰慈はどんな亜人よ
2:腐川を頼んだ
3:木の国ってなんだよ
4:次の目的地はどこがいいかな?
5:そのた

↓2

756: ◆z.6vDABEMI 2016/05/31(火) 23:36:54.77 ID:nNxcpD2jo
>>755
>>754


一式「へぇ……なるほどなぁ」

一式「ところでお前はどんな亜人なんだよ、灰慈」

灰慈「はっ?オレの話はいいだろ」 

灰慈「っつーか、オレもモナカもほとんどその血は弱まっちまって、大して能力は……」

モナカ「吸血鬼、ヴァンパイアの一族だよー」

灰慈「お、おいこら!」

モナカ「ただし、混血でしかも人間の血が勝ってるから、厳密には魔人族に加われなかった亜人族」

モナカ「その名も【ダムピール】」

フェデリコ「……恐ろしい話だけどね、王族が吸血鬼だなんて」

灰慈「オレだってヤダぜ?だが、オレの祖先たちは強い力を持ってたらしくてな」

灰慈「どこで混血になったのかも分かってねーが、この辺をずっと統治してたらしい」

モナカ「それを、流れ着いた今の人間達の王が退治して今があるんだよ!」

灰慈「つってもオレらの一族が誰を困らせてたとかって訳でもねーから、今の王族とは」

灰慈「取り決めを交わして、今があるっつーことだ」

セレス「勝手にやってきた人間達に討たれたのですか……」

灰慈「そりゃ向こうも悪く思うよな」

石丸「理不尽な話だが、それがなければ今のこの国もないのだからな……」

灰慈「だからここは血の国なんて呼ばれてた時期もあるけどな」

一式「なんと縁起の悪い」

757: ◆z.6vDABEMI 2016/05/31(火) 23:41:08.46 ID:nNxcpD2jo
灰慈「だろ?だからよかったんだよ、それで」

灰慈「血を奪う生き物が国を統治なんて、危なっかしすぎる。だろ」

灰慈「……俺達は一応混血だけど、血を飲みたいとかそう言った要求はほぼゼロに等しい」

モナカ「強制的に、血の中に潜んでいるものを呼び出されたらわかんないけど……」

モナカ「吸血鬼としての能力はほぼないっていってもいいんだよ!」

セレス「無駄に丈夫で無駄に長生きするようになってしまった、と……」

灰慈「だな」すぱー

フェデリコ「だからってたばこかい……」

灰慈「悪いかよ」

一式「悪くはないが、何というか……」

一式「……まぁいいか……さて、そろそろ行くかお前等」

石丸「ああ皆を待たせているからな」

一式「さーて次はどこに行くべきか……まだ決めてないが……」

一式「……」ちらっ


色葉「……木の国」

一式「あ?」

色葉「僕のペッパー、勝手に使ったんやから!買ってきてよ!木の国に!!」




1:木の国に行く
2:情報収集
3:王宮に行く
4:そのた

↓2
おやみ

762: ◆z.6vDABEMI 2016/06/01(水) 21:52:49.92 ID:chnUPTwyo
>>759
なんでやねんねん

>>758



一式「はあ?木の国ぃ……?」

色葉「そもそもね!君らが僕の大事なペッパーを使ったりするとは思わんかったもの!」

セレス「へぇアレ大事なものでしたの(棒読み)」

色葉「そらそうや!このへんではあんまり見かけん一品なのにー!」

フェデリコ「また買ってきたらいいんじゃない?」

色葉「ええひどい」

一式「……まあ、行き先も決まってないし、いいんじゃないか……木の国行ってやっても」

色葉「」!

灰慈「そんなんで決めんのか」しゅぼ

モナカ「お兄ちゃん何本目それ」

灰慈「あ?5本目」すぱー

モナカ「!?」

石丸「ならばいいのだが……」

石丸「……君が決めたのならそうしよう、まずは皆と合流するぞ」



763: ◆z.6vDABEMI 2016/06/01(水) 22:02:49.91 ID:chnUPTwyo
◆で、合流した


小泉「……」はぁはぁ

桑田「……」はぁはぁ


一式「お前等どうした」

霧切「ナンデモナイワ」

一式「……霧切」

霧切「なん・でも・ない」


一式「……なあ、お前等何か知らな」

ソニア「」さっ
メンソ「」さっ
葉隠「」さっ

一式「……ほんとに何があったお前達」


石丸「とにかく今度は木の国だそうだ」

葉隠「! 俺のふるさと!?」

一式「なんやかんやでそうなった」

霧切「あらそう。なら、今もう出発しないといけないんじゃないの?」

霧切「……ところで、葉隠君。道案内は」

葉隠「」さっ

霧切「出来ないのね……」

セレス「つくづくがっかりですわね……」




1:しゅっぱつ
2:そのた(何かあれば具体的に)

↓2

767: ◆z.6vDABEMI 2016/06/01(水) 22:24:47.33 ID:chnUPTwyo
>>765


一式「……ま、特にやり残したこともないし行くか」

セレス「でしたらアレがありましたわ」

石丸「ああ、アレだな!」


ぱっぱぱー!!



一式「……魔法の絨毯!」

葉隠「これに乗りゃ早いよな?」

セレス「ふふ、今度こそ乗せてくださいますよね?私ひとり」

ばばっ

桑田「はあ!?今回はオレだよな!!」

メンソ「……え?」

霧切「何を言ってるのかしら?」

フェデリコ「いやいや僕も乗りたいんだけど」



一式「またこんなのかよ!!!」




誰乗せて上げよう……?
↓2

770: ◆z.6vDABEMI 2016/06/01(水) 22:49:23.54 ID:chnUPTwyo
>>769


一式「……分かった分かった乗りなさい」

セレス「では」

すとん(すわった)

桑田「は?オレもだろ?」

すとん

セレス「はあ?貴方お耳が腐ってますの?」

すとん

一式「……喧嘩するな」

セレス「貴方様!こんな野蛮なものを乗せるので!?」


葉隠「あのー……」

石丸「ぼ、僕たちは」

一式「ハウス」


すとん

霧切「そう」

一式「……わかったよ、お前も乗っとけ」



771: ◆z.6vDABEMI 2016/06/01(水) 22:55:28.65 ID:chnUPTwyo


びゅううううううん


桑田「おっほほぉー!はっやぁーー!!」


霧切「……と言うか貴方、何してたの?」

一式「なに、とは」

霧切「だって、ずいぶん時間を食った。もう午後に差し掛かってしまってるもの……何をしたらそうなるのかしら」

一式「まあ、アレだ……」

セレス「私達は、情報収集をするさなかで2人の女性に会いましたわ」

霧切「ふたり」

セレス「1人は舞園さん……王都のアイドル、そしてもう1人は腐川さん……と仰った、光都を目指す女性」

霧切「……そう」

一式「解せないよな、腐川……なぜあんなところに」

一式「と言うかあいつは何者なんだ?」

霧切「そんなに興味があるの?」

セレス「魔獣の力を臭わせていたので……」

霧切「」!

桑田「何の話してんだオメーら!?」

桑田「っつーか、あの変な臭いがやーっと取れたぜ!あー苦しかった」




1:誰かと話す
2:ゆっくりと空の旅を楽しむ
3:あちこち見回す
4:なるべく急ぐ
5:そのた

↓2

774: ◆z.6vDABEMI 2016/06/01(水) 23:28:39.98 ID:chnUPTwyo
>>773
>>772


一式「セレス!どうだ、楽しいか!」


セレス「……」むすっ

一式「……セレス?」

セレス「次こそは貴方様とふたり、と思いましたのに」


桑田「うひょー!!」

霧切「はしたないわよ、桑田君」


セレス「また、こうやって……」

セレス「私と貴方様、ふたりだけの空間をくださりはしないのですか……」

セレス「……ちょっとだけ、嫉妬します」

一式「そう大げさに言うな。お前と俺だけの空間なんて、いつでもいくらでも……」

セレス「……」

一式「……セレス?」

セレス「……分かるのです、これは……さすがにやりすぎていると」

セレス「けれど私の心が貴方を求めてしまう」

一式「……」

セレス「……私は」

セレス「……」

セレス「……うぷ……」

一式「!? じ、絨毯!遅くなれ!」





1:休ませる
2:抱きしめる
3:眠らせる
4:そのた

↓2
はやいけどおやみ

778: ◆z.6vDABEMI 2016/06/03(金) 20:08:12.22 ID:29LI8styo
>>776


一式(おーとーこ、だったーらー……試練のみーちーを……)

一式( や る ぞ )くわっ



一式「来いッ!セレス!!俺の胸のなかに!!」

セレス「あ、あなた……さま……」

セレス「あふっ」

だきっ

一式(……よし!!来い!!)

一式(どうなっても仕方がない!!今なら───)


だきっ


セレス「っ……」かぁっ

セレス「……あの、一式様……」

一式「……なんだ!大丈夫か!終わったか!?」

セレス「……あの……ち、ちか」

一式「いいから吐け!」

セレス「……もう大丈夫……」

一式「……は……あ?」

779: ◆z.6vDABEMI 2016/06/03(金) 20:15:02.33 ID:29LI8styo
セレス「その……あの、」

セレス「あ、貴方様が近すぎて……その」

セレス「……気持ち悪いのが……きにならなく……」

一式「……」

セレス「……」


一式(……今気付いたら)

一式(俺とセレスは抱き合う形となっており)


霧切「……」

桑田「……」


一式(……あ、これヤバい)

霧切「……一式君、さすがにここでは……」

桑田「へぇ……お、お前等そう言う感じ……?」

一式「いや、あのこれは」

セレス「……私は嬉しいですがね」

一式(いや気持ちは分かるけど分かるけど俺も嬉しいけど!)


▼セレスの好感度がちょっと上がった。あと霧切から白い目を向けられている。




1:ちょっくら休憩
2:木の国の入り口まではゴー
3:セレスをぽっどで休ませよう
4:そのた

↓2

782: ◆z.6vDABEMI 2016/06/03(金) 20:31:39.17 ID:29LI8styo
>>781


一式「ここは……国境までどのくらいだ?」

霧切「絨毯をとばしたから、後少しってところでしょうけど……日は傾き始めてる。あまり暗くならないうちに進みたいわね」

セレス「……」

一式「……セレスの具合が悪い。少し休ませてくれ」

桑田「あー、なにオメー!介抱を言い訳になんかかれこれするつもりだったんだろ!」

一式「ち、違っ……」

\ガタタタッ/

一式「露骨に反応するな!!」


小泉(……ど、どうしよう、セレスちゃんに先越されてるっぽい!?)

フェデリコ(ふ……やるじゃない、セレス。いつの間にか大人に……)

石丸(僕の目が黒いうちは!君達にいかがわしい行為はさせないぞ!!!)

葉隠(はーい、石丸っちの目は黒じゃなくて赤だと思いまーす)



一式「……酔ってたのは本当だろ」

セレス「すみません、みなさん」

桑田「いーっていーって、こうなったらしゃーねーだろ」

桑田「……つかさ、あんま嗅いだことないにおいすんな……不思議な感じだ」すんすんすん

霧切「木の国が近いから……そちら側から風が来てるのよ」




1:頃合いを見て出発
2:誰かとぐだぐだしゃべる
3:そのた

↓2

785: ◆z.6vDABEMI 2016/06/03(金) 20:54:17.95 ID:29LI8styo
>>784


一式(霧切が言ったとおりではある)

一式(既に日は落ち始めており、数時間もすればとっぷり暮れてしまうだろう)

一式(あまりのんびりは出来ないが、かといってセレスを危険に晒すことは出来ない)


一式「セレス、大丈夫になったら言ってくれ」

セレス「……ええ、分かりました」 





一式「そう言えば木の国ってどんなところなんだ?」

霧切「エルフやドリード、ふつう人間とは交わりを持たないような特殊な種族が揃っていると聞いているわ」

霧切「……もちろん人間も住んでるけど、一癖ふた癖あるって噂よ」

桑田「事実以外のなにもんでもねーな」

一式「確かに……」

霧切「さて、見られるかしらね?木の国にいるとか言う幻の種族は」

一式「……幻?」

霧切「ええ、人前があまり得意ではないから、人のいるところには出てこないって言う噂なの」

霧切「それが何なのかすらも分からないけど……【まどろみの使者】と呼ばれてるとかいないとか」

一式「まどろみ……そうか」

霧切「それと、」

一式「?」

霧切「この国の人は基本的に、外見年齢が異常に若いわ」

霧切「侮らない事ね。年下かと思ったらふたまわり離れてるなんてザラよ」

一式「……そ、そうなのか……こ、こわいな」

桑田「だな……人って見かけじゃねぇってことだ」

霧切「……」

セレス「……あ、あの……す、すみません……皆様」

一式「セレス」

セレス「私は問題ありません。行きましょう」

霧切「そう……なら、少し飛ばして行きましょう。その方がつらい時間は短くなるわ……悪いけど、耐えて」

セレス「ええ、分かりました」



786: ◆z.6vDABEMI 2016/06/03(金) 20:59:03.64 ID:29LI8styo
◆国境


びゅううううう……


一式「やっぱり絨毯は早いな」

一式(……と言うか、今までならもう圏内に入っててもおかしくないとは思うんだが)

霧切「……あったわ、木の国への門」



【おいでませ 木の国】
【来るもの拒まず 去るもの追わず】



一式「」

霧切「」

桑田「ありゃ?門番がいねーし、門開けっ放しじゃね?」

セレス「さすがにおかしくありませんこと?何かの罠とか」

一式「しかし……、入るしかあるまい」

霧切「……え、ええ、そうね」

一式「なんか思ってたのと違う……」


びゅううううう





がさささささざわわざわわざわわ!!!


一式「」!?


霧切「門をくぐり抜けた途端に、道の両脇が森ね……不思議」

一式「こっわ!!……んで道はどれだ……?」

霧切「木のないところは全て道。そして、木そのものも道よ」

ひゅうう……ぴた

絨毯『障害物多すぎてもう無理です』しゅううう

一式「ええええ頑張れ絨毯!?」

絨毯『』ぷしゅー


一式「……こっから歩きらしいぞ」

\それならバトルメンバーと交代しなさい、一式ー!/

一式「……はあ」




1:近い街まで歩く
2:メンバーチェンジ
3:戦闘パーティの編成
4:そのた

↓2

789: ◆z.6vDABEMI 2016/06/03(金) 22:39:28.55 ID:29LI8styo
>>788
特大


一式「仕方がない……歩くぞ」

霧切「ええ、そうして」

一式「といいながら早くも戻る気なんだな、ポットに」

霧切「ええ」きりっ





一式「で、バトルメンバーにしたはいいもののだ」


小泉「ちょっと何よアレ!虫とか苦手なの、アタシ!え?ネズミは食べるけど」

葉隠「いやー!なんも思い出せねーべ!!!はっはっは!!!!!」

メンソ「……あの……怖いんで帰っていいですか……」


一式「なんだこいつら」

小泉「なに?なんで怒ってるの?」

一式「お前等が圧倒的にカオスすぎて怒ると言うか困ってる」

メンソ「そんな困らんでええやないですか……ほんと……」

一式「お前……森似合うな」

メンソ「……ええ?そうすか……?」

一式「んで」

葉隠「いやー!さっぱりだ!!こんな国に俺は住んでたんだなー!あっはっは!!!!!」

一式(ダメだこいつ……早く何とかしないと……)

790: ◆z.6vDABEMI 2016/06/03(金) 22:47:46.18 ID:29LI8styo
葉隠「にしてもどこもかしこも木、木、木と来たか。ちょっと歩くともう四方が木だべ」

メンソ「人はそれを森と呼ぶんやけど」

葉隠「だな、あっはっは」

一式「いや、あっはっはじゃなくて……そもそもお前のふるさとだろ」

葉隠「死んだから記憶がありませーん!あっはっは!」

一式「もっかい殺すぞ」



「……ぐー」



一式「……ん?なんだこの声」

小泉「声って言うか……うーん?」


「……むにゃ……ぐー……ぐー……」


小泉「寝てない?」

一式「いや、誰が……どこで?」

葉隠「んー……お?」

一式「どうした?」

葉隠「いや、こいつ」



少女「ぐー」



葉隠「寝てるべ。実際、危ないおっさんに見つかったら大変だべ」

メンソ「なんでこっち見たん」

葉隠「なんかしそうだから……」

メンソ「しないよぉ!しないって!!」

一式「イエス  コンノータッチ」

小泉「アンタも死ぬ?」




なんか見つけた。
1:拾ってく
2:放置する
3:起こす
4:そのた
5:何かしらの小芝居を見守る

↓2

793: ◆z.6vDABEMI 2016/06/03(金) 23:07:17.43 ID:29LI8styo
>>792
すぐに呼びましょ


一式「真の  コンは幼女を泣かせない生き物なんだ」

葉隠「まあ俺  コンの気持ちは分からんから知らんけど」

一式「」!

メンソ「僕もどっちかってーと年上好っきゃから……」

一式「」!!

小泉「で、どうすんの?」

一式「……レッツゴー小泉」

小泉「え?」





すたすた


小泉「おーい」

少女「ぐー」

小泉「……ねえ、ちょっと……起きて?こんなとこで寝てたら危ないわよ」

少女「……んん……ぐぅ……」

小泉「はぁー……もう、どうしよう?起きないわよ?」

一式「そうか……起きる気配ゼロか?」


がさがさがさ!!


一式「……!」

メンソ「やーな空気が近づいとるな……」

一式「敵か」

メンソ「恐らく」

小泉「え!?ちょっ……ええ……」

ゆさゆさ

小泉「ちょっと!起きてよ!! ……あー、だめ!なんなの!?」




起きない。
1:拾ってく
2:放置する
3:起こす
4:そのた
5:何かしらの小芝居を見守る

↓2

796: ◆z.6vDABEMI 2016/06/03(金) 23:33:47.01 ID:29LI8styo
>>795


小泉「ちょっと起きてって言ってるじゃない!」


葉隠「……」

メンソ「……」

一式「さっさと逃げ……」

葉隠「……求められてる気がするべ」

メンソ「確かに」

一式「……何が?」

小泉「……ちょっとマジで手ぇ貸しなさいよあんたら!」



メンソ「ぉお?↑ こんなとこにぃ↓幼↑女↓がいるやんけぇ」

小泉「!!!」

少女「ぐぅ」

メンソ「えらいかわいいなぁ」すたすた

小泉「や、っ、止めてください!その子は!」

メンソ「んぅ?何が?」

小泉「そ、その子だけは……たすけてください……私はどうなっても……かまいませんから……」

メンソ「……なぁー、お姉さん。それは出来ない……お約束やなぁー……」

小泉「そんな……ッ」

メンソ「自分ー……分かってるやろ?こんな森の中で……寝てる幼↑女↓が見つかった時点で……おしまいやでぇ……」

小泉「止めて……おねがい、この子だけは……」

葉隠「おうおうそこのやつ、ちょいーと止まれ」

メンソ「……はいぃ?」

葉隠「そこの女が困ってるじゃねぇか、女泣かせるなんて男として最低だぜ」

小泉「……あ、貴方は……!」

葉隠「なに、通りすがりの者だよ」



一式「いや、なんだよこの芝居」




何してんの、この人達。
1:拾ってく
2:放置する
3:起こす
4:そのた
5:もっと小芝居を見守る(コンマ

↓2

803: ◆z.6vDABEMI 2016/06/04(土) 19:54:18.31 ID:WdXjRnxZo
>>800


一式(……もう少し見守ってみるか)



葉隠「とにかくそこのアンタ……悪いことぁ言わねー、今すぐこっから……立ち去りなッ!」くわっ!

メンソ「なぁー↓にぃー↑!?」

小泉「ああっ……!!」



「……何してるの……?」




葉隠「」!

小泉「……あ、目覚めた」

一式「」

メンソ「と、とにかくこれで『お騒がせアラーム作戦』成功やな!」

葉隠「だべ!」

一式「また適当を……」

がさささささ!!

一式「……そうこう言ってる場合じゃないぞ、敵に囲まれる……!」

葉隠「よ、よぉーし!り、臨戦態勢だべー」がくがくがく

メンソ「めっちゃ震えてるやん!?」

小泉「あーもう!こんなんじゃ全滅させられる!」

少女「? ……こっち、来て欲しいかな」

一式「なに?」



804: ◆z.6vDABEMI 2016/06/04(土) 19:56:46.81 ID:WdXjRnxZo



ぐいぐいぐい


一式「こら、引っ張るな……!」

少女「ここなら……敵に見つからない、と思うよ」

一式「!?」


しーん


一式「……確かに音がしない……桑田」

桑田「はいはい……あー、臭いも遠ざかってんぞ」

一式「でかした。つまり、敵を撒いたようだな」

メンソ「でも、ただ歩いてただけやけど……」

少女「……? よく分からないけど、問題だった?」

一式「いや、そんなことはー……」

小泉「……道、分かんなくなったわよ」

一式「……あー、ちょっとだけ、問題かも」





1:誰かと話す
2:少女と話す
3:とにかく歩く
4:辺りを見回す
5:そのた

↓2

807: ◆z.6vDABEMI 2016/06/04(土) 20:09:24.53 ID:WdXjRnxZo
>>806


一式「……お前は、何者だ?」

少女「……」

少女「……分からない」

一式「!?」

葉隠「お、オメーも記憶喪失か!」

メンソ「えぇ……?記憶喪失多ない?」

葉隠「俺もオメーも仲良く記憶喪失?!ってことは、オメーも死人か!それなら納得」



葉隠「 す る わ け ね ー だ ろ ! ! 」



一式「ひとりで何やってんだ」

メンソ「ちょっと知らないですね」

小泉「怖いからほっときましょ」

少女「……?」


一式「で、結局何者なんだ」

少女「それは……」


がささささ


少女「!」

808: ◆z.6vDABEMI 2016/06/04(土) 20:14:44.00 ID:WdXjRnxZo
小泉「!?」ぴく

一式「なんだ!?」

小泉「急速に近づいてる……敵だわ!」

メンソ「ひぃ!?また見つかったん!?もー、勘弁してぇ……」


▼エンカウント!
【暴れモンキー】が3体現れた!


ざざざ!



モンキー達「「「ウキ……ウキ……ウキ……」」」


小泉「なんか目が血走ってない!?」

少女「……こ、怖いよ……」

ぎゅ

葉隠「安心してください……守りますよ!」きりっ!

一式「お前やっぱ死ね」

葉隠「もう死んでるから死にませーん!!」

メンソ「今は物理効くやん」

葉隠「……あ!!!」




一式         54/35
小泉         30/28
メンソ        54/42
葉隠         19/60

暴れモンキーA
暴れモンキーB
暴れモンキーC

【コマンド?】
1:攻撃
2:魔法
3:特技
4:防御
5:アイテム
6:メンバーチェンジ
7:逃げる
8:魔獣化

809: ◆z.6vDABEMI 2016/06/04(土) 20:15:37.36 ID:WdXjRnxZo
斑井の特技表

【攻撃魔法】各術力3/12/?
火:ファイア/フレイム
水:ウォータ/ アクア
雷:サンダー/スパーク
土:アース /グランド
風:ウインド/ ガスト
木:ウッド /フォレス
闇:ダーク /シャドウ
血:ブラッドファング/ブラッドスピア

【回復魔法】
木:セラピー(味方全/少回復/術力6)
  フルーツ変化(味方単/体力30回復するフルーツを作る/術力10)

【特技】
かばう(1ターンの間味方への攻撃を全て自分が受ける)
蝶の舞(一定確率で攻撃を回避する)

【協力技】
ナイトカーニバル(セレス/闇属性の5連続魔法攻撃/威力はセレスの魔力×2.2/術力各18)
ラーバリー(小泉/3連続の物理攻撃/高確率で持ち物を盗む/小泉の俊敏値によって最大3回まで追撃/術力各16)
ポリー(ソニア/全体中回復+状態異常を全て解除/術力各15)
エクストラ・フール(葉隠/3連続の物理攻撃/コンマ値で威力変化/術力各20)
ウィークネス(霧切/強制クリティカル/敵の弱点属性判明/術力各30)


↓2で一式の行動決定

812: ◆z.6vDABEMI 2016/06/04(土) 21:43:50.17 ID:WdXjRnxZo
>>811

小泉「がぁっ!」


▼小泉の先制攻撃!
カチワリ!暴れモンキーAに1ダメージ!
追撃!さらに1ダメージ!
追撃!さらに1ダメージ!


小泉「ま、っだまだぁ!!」

▼小泉の【急襲】!強制的にクリティカルになる!
カチワリ!暴れモンキーAに4ダメージ!
追撃!さらに1ダメージ!
追撃!さらに1ダメージ!


ざざざ!

小泉「……っ、くそ!」

メンソ「! 危ない!」

▼メンソの攻撃!
ぱんち!暴れモンキーAに16ダメージ!


モンキーA「ぎ……」


▼暴れモンキーAは倒れた!


一式「じつはお前脳筋だろ」

メンソ「ぎくっ」

モンキーB「きしゃあああ!!」

一式「!」


▼暴れモンキーBの攻撃!
小泉は身をかわした!

▼暴れモンキーCの攻撃!
小泉は身をかわした!



小泉「ふぅっ……!」

一式「小泉!?」

小泉「当たらなければどうと言うことはないわ」

メンソ「なるほど……?」

813: ◆z.6vDABEMI 2016/06/04(土) 21:51:54.71 ID:WdXjRnxZo
一式「葉隠、力貸せ」

葉隠「はへ?」

一式「いいから!」

▼葉隠とのリンクを開放───心の奥底で繋がり合う!


一式(つべこべ言ってはいられん……一瞬で決める!)

葉隠「お、おい!これって……!!」

一式「魔人式の身体変化……合わせろ!」

葉隠「でも俺」

一式「ほんとはもう出来るんだろ!変化!!」

葉隠「! ……あーもー、しゃーねぇな!!」


ぶわっ!


小泉「」!
メンソ「これは……」


▼ふたつの影は絡み合い、双頭の蛇と化して世界を飲み込む!
▼世界への反乱───【エクストラ・フール】!!



どどどどどどど!!!


▼暴れモンキーBに42ダメージ!
▼暴れモンキーCに42ダメージ!
▼暴れモンキーCに42ダメージ!


しゅうううう


葉隠『……はぁ……マジかこれ……きっつい……』

一式『……』しゅぅぅぅ


▼暴れモンキー達を倒した!
経験値:36
マネー:1350



814: ◆z.6vDABEMI 2016/06/04(土) 22:01:21.73 ID:WdXjRnxZo
ーーーーーーーーーーーーーーー

一式
レベル:17  次のレベルまであと75
体力/術力:58/35
筋力/防御:35/42
魔力/抵抗:40/25
俊敏/魅力: 5/-3
幸運:3

ーーーーーーーーーーーーーーー

小泉
レベル:22  次のレベルまであと64
体力/術力:34/28
筋力/防御:21/18
魔力/抵抗: 7/11
俊敏/魅力:44/3
幸運:2

ーーーーーーーーーーーーーーー

メンソ
レベル:26  次のレベルまであと110
体力/術力:54/45
筋力/防御:37/25
魔力/抵抗:28/28
俊敏/魅力:30/-5
幸運:60

ーーーーーーーーーーーーーーー

葉隠
あと3

ソニア
あと2

セレス
あと1

ーーーーーーーーーーーーーーー

霧切
レベル:20  次のレベルまであと78
体力/術力:40/27
筋力/防御:33/23
魔力/抵抗:18/23
俊敏/魅力:12/4
幸運:2

NEW SKILL!
制(急所を突き敵の動きを止める/術力12)

ーーーーーーーーーーーーーーー

桑田
あと7

フェデリコ
あと10

石丸
あと36

ーーーーーーーーーーーーーーー

815: ◆z.6vDABEMI 2016/06/04(土) 22:04:45.60 ID:WdXjRnxZo




しゅううう


一式「……ふう、大丈夫か?」

少女「あ、ああ……君は……」

ぎゅ

一式「え?」

少女「今まで……大変だったね」

少女「そんな力……『わざと付与されて』たんだ……そんなに使いこなせるの、すごいよ……」

少女「ずっと、つらかったよね?大変……だったよね?」

一式「あ、え?」

小泉「この子、それを……なんで」

一式「……俺は……」


葉隠「あー、しんど」


メンソ「うおっ!?あ、じ、自分無事だったん!?」

葉隠「無事じゃねーぞ!自分がなくなるかと思った……」

葉隠「正直焦りすぎて、怖かったべ」

メンソ「……」

小泉「……ねぇ……」

少女「今までお疲れさま、ええと……」

一式「……斑井、一式だ」




1:誰かと話す
2:この場を離れる
3:辺りを見回す
4:そのた

↓2

818: ◆z.6vDABEMI 2016/06/04(土) 22:19:46.32 ID:WdXjRnxZo
>>817


一式「……お前」

少女「?」

一式「なぜそれを知っている?」

少女「え?」

一式「俺が……人工的に、魔獣の力を付与された人間だとなぜ知っているか聞いている」

一式「しかも俺の力は、魔人と獣人、ふたつの種族の混合……ふつうに嗅ぎつけることは不可能だ」

少女「……うーん……」

少女「なんとなく……分かったの。それじゃ……だめかな?」

一式「……本当にお前は何者だ?」

少女「今は思い出せないかな」

少女「でも……森の奥に行けば」

一式「なに?」

少女「不思議と……道は分かるんだ。森の街はすぐ近くだよ」

少女「近くに『カエデ』って街がある。そこに行って、まずは落ち着こう?」

少女「もうすぐよる、みたいだし」

一式(……)




1:誰かと話す
2:この場を離れる
3:辺りを見回す
4:そのた

↓2

821: ◆z.6vDABEMI 2016/06/04(土) 22:32:24.21 ID:WdXjRnxZo
>>820


一式「……」ふぅ


冷静に辺りを見回す。

鬱蒼と茂っている。
いつの間に?
いや、さっきからだし、これからも多分そうだ。

辺りはいよいよ、空からの光が途切れてしまいそうな予感。
だんだん、夜が俺達を追いかけてこようとしている。


一式「……道なんて、」

あるのか?

そう言い掛けて、彼女は笑った。

少女「うん、あるんだよ。それは木の上じゃないから、安心して」

メンソ「よかったー……木の上とか言われたら困るとこやった……」

一式「お前、高いところ」

メンソ「いや、嫌いじゃないですけど……ほら、鈍くさいから……」

小泉「落ちるかもしれないって?考えすぎよ」




1:誰かと話す
2:この場を離れる
3:そのた

↓2

824: ◆z.6vDABEMI 2016/06/04(土) 23:10:52.80 ID:WdXjRnxZo
>>823
>>819


一式(もうじきよるが訪れる……夜になれば足下もおぼつかなくなるだろう)


一式「……まずはカエデに向かう事にしよう。案内頼めるか?」

少女「うん、分かったよ」





ざっざっざ


石丸「きれいな木々だな。是非外でみたいものだが」

一式「危ないので中にいてください……」

メンソ「……森林浴きもちいなぁ」

一式「もう夜だって言ってるだろ。なに気持ちよがってんだ」

メンソ「エルフの種族はもともと木々のあるところに住んでたからなー、木は好きやねん」

葉隠「そうなん?」

一式「むしろこんなところに人間なんているのか?」

少女「……うん、いるよ。ほら」


ざざざっ……!


一式「!」

825: ◆z.6vDABEMI 2016/06/04(土) 23:15:08.71 ID:WdXjRnxZo
◆緑風の街カエデ



一式(木々が突然晴れたかと思った瞬間、)

一式(目の前に街が現れた。それは木を切り開いた都市)

一式(しかし、人の生活と森が共存している)


葉隠「人が木にふっつーに上ってるべ」

少女「ここでは普通なんだよ」

葉隠「ほぇー」

小泉「ほぇーじゃないでしょ。アンタも出来たんじゃない?」

葉隠「さぁ?」

メンソ「ほんまアカンなこれ……」

フェデリコ「先が心配というか、何というか……」


少女「ほら、今日はここで一泊するといいよ?」

一式「あ、ああ……」

少女「それじゃあ、私はおうちに帰るから」

くるっ

一式「え?ちょっ……」




1:少女を引き留める
2:宿を取る
3:あちこち散策
4:聞き込みする
5:そのた

↓2

そろそろおやみ

829: ◆z.6vDABEMI 2016/06/05(日) 16:51:00.97 ID:NEUzpY3LO
>>827


一式「あ、明日でもいいから!」

少女「?」

一式「さっきの話……聞かせてくれ。頼む」

少女「……うん、覚えてたら……ね」

一式「え?」

少女「私、忘れっぽいから……それじゃ」

一式「……お、おい!」


ぴょいーんぴょいーん(SE)


一式「」
小泉「」


▼少女は跳躍し、木々をわたってどこかに行ってしまった!


小泉「……あのこ、ただの人間じゃないわよね、絶対」

一式「それは分かるが……」

一式「考えても仕方がないか……行ってしまったものは……」

一式(いや、待てよ……飛べば追いかけられるかな……)




1:少女を追いかける
2:宿を取る
3:あちこち散策
4:聞き込みする
5:そのた

↓2

832: ◆z.6vDABEMI 2016/06/05(日) 17:03:11.05 ID:NEUzpY3LO
>>831


小泉「さ、宿取るわよ」

一式「え?」

小泉「え?だって取らなきゃ。まだどこに泊まれるかも分かんないのよ?」

一式「……」

葉隠「飯より宿だべ」

メンソ「旅の基本やで」

一式「どこで習ったそれ」

小泉「とにかく、みんなもポットから出てよ。まず宿を探さなきゃ」


◆→で


【民宿 ぬくもりのいえ】


一式(すっごいわびさび感じるお宿)


霧切「あら、いいじゃない」

一式「……ずいぶん和風だな、ここ」

霧切「?」ワフウ?

桑田「なんでもいいぜ、泊まれるんなら。で、部屋は」


フェデリコ「バッチリだったよ」ぐっ

メンソ「押さえましたー!」ぐっ


一式「何もしてないよなお前等?変なことしてないよな?」

※フェデリコには相手を魅了する特技がある

フェデリコ「してないよ、してないさ」

葉隠「んで、どんな部屋なんだ?」



833: ◆z.6vDABEMI 2016/06/05(日) 17:07:01.51 ID:NEUzpY3LO
◆→男子部屋


がららっ


一式(意外と広い……ええ、ここがなんと懐痛めずに泊まれるんですか……?)


一式「高級旅館だな」

石丸「そうかね?この木の国では当たり前のようだが」

一式「あ、そうなんだ……」

フェデリコ「庭付きが当たり前とは恐るべし」

桑田「つか街が庭みたいなもんだからあんま変わんなくね」

一式「それは確かに」うんうん


葉隠「なんか懐かしい香りがするべ」すんすんすん

桑田「でもなんも思い出せないんだろ」

葉隠「……」にっこり

一式「ごまかせてないぞ」

メンソ「ふぁー、つかれた……」

石丸「森の中は意外と足下も悪いですからね、体力は使うでしょう」

石丸「少し休んだ方がいい……街の中を見学するのは明日にしないかね?」




1:お料理を食べに
2:おふろ!おふろ!
3:男子のわいわいとーく
4:そのた

いわゆるイベント。
↓2

836: ◆z.6vDABEMI 2016/06/05(日) 17:41:38.81 ID:NEUzpY3LO
>>835


一式「それもそうだな……」

一式「……まずこの街の飯でも食ってゆっくりするか」

「「さんせーい!」」


◆→で、お宿の飯どころ


つ【つくだに】
つ【虫の煮たやつ】
つ【お野菜(生)】


一式「」

桑田「……肉が……ない……」

旅館のひと「このカエデの街はこう言った野菜類が特に有名でしてなー」

旅館のひと「そこに現れる虫のたぐいもこうして味付けして好まれているんですよー」

一式「……」

セレス「あら、意外と行けますわ」もしゃもしゃ

一式「」!?

小泉「あ、ほんとだ。この虫とか最高」

霧切「……そ、そう……」

一式(さすがの霧切も顔がひきつっているように見える)

フェデリコ「いやいや、いや……」

葉隠「……ん?あー、なんか懐かしい味」

メンソ「お前もうそれ言いたいだけやろ」

一式「しかし……本当に美味しいんだろうか。種族的なものじゃないのか?」

小泉「それならアンタも若干獣の血が流れてるんだし、食べられるんじゃない?」




00はパルプンテ。はい、直下コンマ
1→激烈に味が合わない
2→生の虫が出てくる
3→石丸にめっちゃ怒られる
4→失神
5→獣人達、喜ぶ
6→メンソ「これは修行や」一式「えっ」
7→任意のイベント
8→肉が出てくる
9→葉隠なんか思い出す
0→特大ボーナス

ぞろ目は7と同様、ただし44は失神(大)66は特大ボーナス
00だと……?

838: ◆z.6vDABEMI 2016/06/05(日) 18:03:27.39 ID:NEUzpY3LO
>>837
ベアグリルス


旅館のひと「そして今回の特別メニュー……」


どっじゃあああああんっ


旅館のひと「【ナマリムシの幼虫】だよ!」

むし「ウジャウシャ」


一式「う、うっわ……」



小泉「見た目は気持ち悪いけど案外イケるわね」ぶちゅる

一式「」

桑田「あ、ほんとだ」

一式「」

フェデリコ「え、遠慮するよ」

ソニア「これが真の男になると言うことですか……!」

一式「多分違う」

三式「まずい!」むきゅむきゅ

一式「ええええなんでお前いるの!!!???置いてきたんじゃ……」

三式「二式とすり替えておいたのさ!」

一式「あ”あ”あ”あ”あ”」

メンソ「お疲れっす」ぶち

一式「いやああああああ」



839: ◆z.6vDABEMI 2016/06/05(日) 18:06:54.10 ID:NEUzpY3LO



一式「」さらさら


桑田「燃え尽きてる……真っ白に……」

石丸「全く……野菜もろくに食べてないじゃないか。成長期になんてことを」

一式「」

メンソ「あの虫案外ありやな……これも修行やな」もきゅ

桑田「待て今のなんの音」

葉隠「いやー、腹いっぱい夢いっぱいだべ!」

三式「うまかったよかあちゃん」

一式「」

フェデリコ「……こりゃダメだ」

石丸「驚くのも無理はないがな」

石丸「……どうしたものか……」





1:神タァイム!
2:ほかの男子の会話タァイム!
3:女子タァイム!
4:そのた
↓2

一旦CMです

843: ◆z.6vDABEMI 2016/06/05(日) 21:41:59.78 ID:aBtxMht/o
>>841
女子タァイム!


◆→そのころ、女子部屋


小泉「食べたー!」

霧切「……アレが牛肉とほぼ同等のエネルギーを得られるものだなんて……」ぶつぶつ

霧切「エネルギー効率がよすぎるわ……なぜ……」

小泉「ん?どうしたの、響子ちゃん。いやだった?」

霧切「……」

ソニア「見た目はアレでしたが……た、食べられないこともありませんでしたね!」

ソニア(……けれど後から少し……口から出してしまいました。バレていなければ嬉しい楽しい大好きですが)

セレス「あら?美味でしたわよ?」

小泉「ね!やっぱ獣人にはあんなのご褒美って感じ!」

霧切「……あら、そう……」

セレス「桑田君も最後は嬉しそうに食べてましたし」

小泉「メンソさんも意外と行ってたねー」

セレス「あの方、何のハーフなんでしょう」

ソニア「わからんちんですわ、教えてくれませんもの」

小泉「んー……」


ぽつねん


小泉「……こうやって女子だけで集まってゆっくりするの、2日ぶりくらいかしら?」




1:なんか話す(話題指定あれば)
2:女子達のお風呂たーいむ
3:卓球対決する
4:そのた

↓2

846: ◆z.6vDABEMI 2016/06/05(日) 21:59:37.74 ID:aBtxMht/o
>>845


ソニア「では卓球ですわね」すくっ

小泉「いや、なんで?」

ソニア「だって、女子だけですよ?」

小泉「う、うん」

ソニア「そして、ご飯も食べてまったりしています」

小泉「うん」

ソニア「でしたらハッスルマッスルすべきです」

小泉「うん……うん、うん?」

ソニア「ハッスルマッスルブギです!!」がらっ

小泉「ま、待ってよソニアちゃん!?」

霧切「お肉よりも栄養素が豊富な虫とは……」ぶつぶつ

小泉「ああもう響子ちゃんも止め……響子ちゃん!?」

セレス「まあ、いいんじゃありません?退屈していたのは事実ですし」


◆→で、


小泉「ほんとにあるんだ、卓球台」


ソニア「ちゃいやー!」すぱーん!

小泉「いや、アウトだからソニアちゃん」

ソニア「ああ、すみません!多目にみたまえ!」

霧切「……卓球ってどこから伝わった競技なのかしらね?」

小泉「え?突然なに……うーん、分かんないな」

セレス「別の大陸でしょうね」

ソニア「ジャバウォックでないことは確かです!」

セレス「……と言っても、ほかに大陸なんてない……?」

小泉「この大陸【カンザ】、あのボサ男が来た【イズール】と……ソニアちゃんが来た【ジャバウォック】」

霧切「それと、あとふたつあるわ」

小泉「そうなの!?」

霧切「と言ってもあとふたつは」

霧切「異常に小さくまるで島のような【クライス】と、とある詩人が見つけたとされる【アカサカ】」

セレス「しかし【アカサカ】は実在するかどうかも分かっていなかったのでは?」

小泉「それまず初耳なんだけど」


「……アカサカは……ありまぁす!」


小泉「!」

セレス「……どなたですか?不躾な」

小泉(んーと、まるで残念な空気を漂わせた女性が、アタシ達の前に立っている)

小泉(なに……って言うかどうやってきたの……?)




1:無視して卓球
2:とりあえず話す
3:そのた

↓2

849: ◆z.6vDABEMI 2016/06/05(日) 22:20:10.50 ID:aBtxMht/o
>>848


小泉「んんと……えーと?」

残念な女「私ね、行ったことあるの。アカサカって大陸に」

霧切「それは本当?」

残念「……うん。そんな嘘は言わないよ」

残念「アカサカは……きれいな場所だった。私もほんの一回しか行ったことないから」

残念「でも、そこであんな目に遭うなんて……」

小泉「え?な、なにそれ、なんかあったの?」

残念「え、い、言えないよ!言えないんだから!」


残念「アカサカの大陸には【神の末裔】と呼ばれる人たちが住んでるとか!」

残念「そこで偶然聖域を犯したから、下半身が蛇になる呪いを受けたとか!」

残念「そのせいで、普段は魔法をかけておかないといけなくなったとか!」

残念「ついでに幼なじみの王子をからかってたらめっちゃくちゃ恨まれたとか!」

残念「い、言えないんだからね!!」



小泉(いや言ってる言ってる!!)

セレス「つまり、貴方が……」

残念「……え、な、なに……違うよ、私は【ラミアシスターズ】じゃない」

セレス「……」

ソニア「……あ、ああそうですか(棒読み)」

残念「……ん?」




お前か。
1:捕まえる
2:もうちょい話す
3:卓球する
4:そのた

↓2

852: ◆z.6vDABEMI 2016/06/05(日) 22:32:24.09 ID:aBtxMht/o
>>851


小泉(……すごく残念な子だけど……)



小泉「あのさ、」

ソニア「卓球、しましょうか」

小泉「……え?」

残念「え?」

ソニア「え?」

小泉「……いや、なんで?」

ソニア「そのためにこられたのではありませんでした?」

残念「ええと……?」 

小泉「……と、とにかく卓球やろ!アタシは小泉真昼。アナタは?」

残念「……【むくろ】。【江ノ島】……【むくろ】」

小泉「むくろちゃんね!はい、ラケット持つ!」





かこんかこんかこん


セレス「……ふっ!」

むくろ「させない!」かんっ!

ソニア「おお!?」

小泉「やばっ!届けー!」かんっ


霧切「……私たち、なぜ彼女と卓球してるのかしら?」

むくろ「卓球って楽しいね!」かん

ソニア「でしょう!?」

霧切「いえ、それはそうとして……」




1:さらに卓球(コンマ)
2:男性陣にも見せびらかそう(コンマ)
3:このままお風呂
4:そのた

↓2

855: ◆z.6vDABEMI 2016/06/05(日) 22:53:39.32 ID:aBtxMht/o
>>854


小泉「そんなことぁいいのよ!」

霧切「」!?

小泉「卓球よ……こうなったら卓球で全てケリを付ける!」

むくろ「面白い!」

霧切「ま、待ちなさいよ、あの」


かんっ!!

むくろ「」!

小泉「……これは……もらった!」


がききききいいいいんっ!!



むくろ「……私の……負け、だね」

ざっ!

むくろ「煮るなり焼くなり!好きにしてもらう!」

むくろ「負けたのは私だから、もう好きにして、なんでもして」


ソニア「今何でもしてって言ったよね」

むくろ「」!?

ソニア「なんでもしていいならなんでもいたしましょう!」 





……え?なにすんの?

1:ぱふぱふ
2:メンバーイン?
3:洗いざらい吐かせる
4:そのた

↓2
おやみん

860: ◆z.6vDABEMI 2016/06/06(月) 22:11:51.20 ID:kfoTX/Mjo
>>857


ソニア「でしたら無駄な抵抗はやめ、おとなしく我が仲間に加わりたまえ!」びし

小泉「……う、うーん、さすがにやりすぎじゃない?」

むくろ「そ、そうだよ!私も1人じゃ勝手にいけないし……盾子ちゃんがなんて言うか……」

ソニア「盾子ちゃん?」

むくろ「あ、えーっと、私の妹。双子の妹だよ」

ソニア「でしたらその盾子ちゃんも一緒にくればよろしくて!」

小泉「それはさすがにマズくない!?」

霧切「……そうね。そこまでことが及ぶなら、まずは一式君達にお伺いを立てなきゃ」

小泉「そこ?そこなのかしら……問題は……?」

むくろ「……う、ん……?」

霧切「私達はただの温泉同好会じゃない、旅の者よ」

むくろ「……それなら尚更、勝手には行けないよ」

むくろ「私の妹を置いてはいけない。それに、私達は忌み嫌われる存在だから」

ソニア「そんなこと、関係」

むくろ「あるんだ、あるんだよ」


……めきっ……



セレス「して、この音は?」

861: ◆z.6vDABEMI 2016/06/06(月) 22:16:14.91 ID:kfoTX/Mjo
めきめきみしみし……めしゅ……


小泉「!」

むくろ「うう……」

セレス「足が……」


小泉(なんと言っていいのか)

小泉(むくろちゃんの足がくっついたかと思ったら、)

小泉(その一つにまとまった足が、肌色を無くして真っ赤に変わっていく)

小泉(───蛇、だ)


むくろ「……これ……私の、今の姿……」

にゅる

びたんびたん

霧切「これがラミア……」

むくろ「こんな姿になることだって、ないとは言い切れない」

小泉「で、でも!」

むくろ「誘いは嬉しいけど、忘れてよ」

しゅるるるっ!


小泉(! 窓の外にしっぽをのばして)

小泉(入ってきた時もこの蛇の足を使ったのかな、足音しないのは当たり前か)


ひゅうう……すたっ


むくろ「これが運命なら、きっとまた会える」

むくろ「けれど私は、貴方達とは同じ道はきっと歩めない」

むくろ「だから……」




1:それは違うよ!
2:へえ、妹どこ?
3:そのころ男子は
4:そのた

↓2

864: ◆z.6vDABEMI 2016/06/06(月) 22:24:17.85 ID:kfoTX/Mjo
>>863


ソニア「して、妹さんはどちらに!」

霧切「」!?


むくろ「ええっと……って言うわけ無いでしょ!」

むくろ「とにかく、ダメったらダメなんだから!あの子は私がいなきゃダメなの!」

むくろ「またね!」


しゅるるるっ!



小泉「あー……木を降りてっちゃった……追っかけるの大変そうだよ」

セレス「しかし彼女は言いましたわ、運命ならまた会えると」

セレス「つまり可能性はゼロではないはずです」

ソニア「……ですわね!これに懲りずにれっつスカウトですわ!」

セレス「少し自重していただきたいとは思いますが」

霧切「はぁ……参ったわね」


ソニア「さて、卓球を再開しますか?」

小泉「お、いいね!」

セレス「私は審判しますわ。あなた方でどうぞ」




1:もうねる
2:風呂タイム
3:男性陣にバトンタッチやで
4:そのた

↓2

868: ◆z.6vDABEMI 2016/06/06(月) 22:46:23.18 ID:kfoTX/Mjo
>>866


小泉「とりあえず……お風呂入らない?汗もかいたし」

セレス「あら、賛成ですわ」

霧切「! そうね」

ソニア「裸のどつきあいですね!」

小泉「おつきあいね、どつきあいだと意味変わっちゃうから」





かぽーん


小泉「でさ」

セレス「ええ」

小泉「……なにこのお湯」

セレス「濁ってますわね」

ソニア「これは……草?」

霧切「草ってまた適当……でも確かに草ね」

小泉「でもさ、ちょっと言ってもいいかな」

霧切「? なに?」


小泉「めっちゃくちゃふわふわしてきた……」


セレス「!?」

小泉「ふにゃあ……」へろーん

セレス「え?ちょ、ちょっと、小泉さん?」

霧切「まさかと思うけど……これ」

ソニア「違法ドラッグ……!」キィン

霧切「違うわよ」

小泉「にゃあ……んにゃあ……」

霧切「マタタビ……?」

ソニア「やはり違法ドラッグ!」

セレス「いちいち概念覆されますわね」

小泉「にゃあむ……ごろごろごろ」

霧切「これは……本格的に危険ね」



870: ◆z.6vDABEMI 2016/06/06(月) 22:52:39.58 ID:kfoTX/Mjo
◆で、その夜


桑田「何かと思ったらなんだよこれ」

三式「こっちのせりふだな」

小泉「にゃーごにゃーご」ふりふり

一式「……はぁー……完全に我を失ってるな」

ソニア「このままではドナドナされてしまいます!」

一式「されないから安心してくれ」

フェデリコ「新たなテクニック……って訳でもなさそうだね、完全に本気だこれ」

霧切「どうもお風呂の中にマタタビの粉が入っていたみたいでね」

一式「なるほど。しかしどうしたもんか」

小泉「んに……」しゃきん

桑田「完全に猫じゃねぇか!」

葉隠「でも形はまだ人のママだべ?」

霧切「このままほっといたらどうなるか分かったもんじゃないわよ」

小泉「ふみゃあ」がりがりがり

メンソ「ああああ痛い痛い痛い痛い!!なんで僕を噛むのぉぉぉぉぉ」

一式「ドンマイ」





小泉ご乱心
1:とりあえず遊ぶ
2:ショック療法だ
3:誰か何とかしろ
4:そのた

↓2

873: ◆z.6vDABEMI 2016/06/06(月) 23:01:11.95 ID:kfoTX/Mjo
>>871
葉隠「爆散しても死なないからいいんドッゴォォオォォォォォオ


>>872


一式「こう言うときはだな、ショック療法だ」

小泉「にゃううにゃうにゃう?」

セレス「なぜか反応しまくってますわ」

葉隠「そして言えてねぇべ」

小泉「みゃうぅ……」ふりふり

メンソ「はー……はー……」

一式「ショックを与えるんだ、小泉に」

ソニア「しかし無駄にショックを与えるだけですと猫ヘルパーにしかられますわ!」

霧切「なにそれ……?」

三式「しかしショックと言ったって」



一式「ん?」ばちばちばち

霧切「仕方がないわね」すぅぅ

メンソ「たたけば直る……」両手ぐっ


三式「いやいやまてまてまてまて」

874: ◆z.6vDABEMI 2016/06/06(月) 23:04:17.07 ID:kfoTX/Mjo
一式「ん?」

三式「ん、じゃなくて、なぜ電気を」

一式「ショック療法」

フェデリコ「ショックってそう言う意味じゃないから!」

桑田「じゃーどうすんだよ、このままじゃおっさんが餌になるぞ」

小泉「にゃー」がりがりがり

メンソ「ひぎゃああああ僕犬派やしぃぃぃぃぃ」

一式「尊い犠牲を出したな」

メンソ「早くも諦められとる!?待って!?」

セレス「しかし、どんなショックを与えれば……」

一式「だから電気だろ」ばちばちばち

三式「兄よ、夕飯の後からおかしいぞお前も」

石丸「何事かと思えば状態異常か?それなら僕が」

一式「それはだめだ!もう少しこの小泉を見ていたい!」

葉隠「オメーってやつは……」





1:でんげきびりびり!
2:フェデリコ「ふーん、魅了してみようか」
3:石丸が普通に治療する
4:そのた

↓2
コンマ

880: ◆z.6vDABEMI 2016/06/07(火) 21:11:07.76 ID:Fgjimz6wo
>>876


小泉「ふにゃ」

一式「とりあえず遊ぶか」すちゃ

霧切「いいのかしら……」

三式「兄よ、かなり夜も更けていい時間なのだが」

小泉「にゃぁんにゃあん」すりすり

一式「しかし小泉がこうではなぁ」

メンソ「ばっちぃ……噛まれた……痛い……」

石丸「だから状態異常なら回復を」


一式「ほーら捕まえろーー!!」じゃらしっ

小泉「ふんにゃあああああ」ぱし


フェデリコ「あーあーあーあー、もう」

ぴょこ

フェデリコ「……ぴょこ?」

小泉「にゃあ……」ぴこぴこ

小泉「めあうー」肉球

桑田「ほぼ立つ猫になってんぞこれ」

セレス「まあ珍しい(棒読み)」

一式「ほらー!」じゃらしっ

ねこ「みゃああああん」ぱし

881: ◆z.6vDABEMI 2016/06/07(火) 21:13:51.34 ID:Fgjimz6wo
ソニア「これが先祖帰り……ッ!」

桑田「ちげーから、ただ野生に身を任せてるだけだから」

すた

一式「ふふ……いい子だ……」なでなでなで

ねこ「みゃうぅ……」

一式「……これなら抱いたままで寝れるな」きりっ

フェデリコ「なんかヤバいことたくらんでない!?」

桑田「たくらむって言うか実行に移しかけてる!」

霧切「一式君……時間も遅いのだしそろそろ寝るのよ?」

霧切「小泉さんのまたたび効果を消しておかないと、後から大変かも………」




1:知るか猫と寝る
2:まぁそうだな……
3:これで小泉とワンチャン……
4:分かった、霧切と桑田も同じようなことすればいいじゃん(乱心)
5:そのた

↓2

884: ◆z.6vDABEMI 2016/06/07(火) 21:26:19.74 ID:Fgjimz6wo
>>883


一式「いやだーっ!俺はこの小泉と寝るー!」

フェデリコ「強情だなぁ君も」

霧切「でも仮にずっとそのままだと戦力ダウン……どころか、戦闘においては足手まといよ?」

石丸「戦えないようでは外に出して置くわけにもいかないしな」

一式「知るか!俺は猫と寝る!!」

葉隠「マジか」

桑田「……あー、もうほっとけよ、そいつは!」

葉隠「え?でも」

桑田「大丈夫だって。なんかこう言う時って、ベタだけど起きたら元に戻ってんだろ?」

霧切「そんなので解決していいの?これ……」

セレス「ですが、一式様があの様子では」

一式「小泉は俺と寝るもんねー」

ねこ「にゃー」

一式「ほらな!!!」

メンソ「めっちゃうっとおしいやん……」イラッ

桑田「あ、珍しいおっさんのイラ顔」

メンソ「おっさんちゃうからぁ!いや……おっさんやけど!」

ソニア「とにかく今日は寝ましょう!また明日!!」

一式「そうだな!明日もまた頑張ろうね、小泉!」

ねこ「へけっ!」

三式「!!!!!?????」



885: ◆z.6vDABEMI 2016/06/07(火) 21:30:20.48 ID:Fgjimz6wo
◆で、翌日


一式「……んー……あと5年……」もそもそもそ


ふに


一式「……」

一式「……」ちら







小泉「くー……んん……」すやぁ






一式(はい出ましたベタ展開)

一式(小泉は無防備に寝ている……まさかと思うが服は……着て……)

一式(……)

一式(……)ちらっ


小泉「んぅ……いっしきにゃん……」



一式(……)ちらっ

一式(まずいな)

一式(俺の猫じゃらしからくりぃむしちゅーがたりらりらーんしそうな状況だ)


一式(……他の奴は起きてない……よ、な?)

一式(石丸はどこかに行っているだろう……さて)




ピンチ

1:寝たふりで小泉が起きるまで待つ
2:いっそ知らなかったふりで起きる
3:誰かからの攻撃を待つ
4:もうたりらりらーんしちゃえ
5:そのた

↓2

888: ◆z.6vDABEMI 2016/06/07(火) 21:59:38.36 ID:Fgjimz6wo
>>887
ぴろりろりーん



一式(そ、そうだ!むしろ小泉がここにいることを知らなかった体で起きちゃえば……)

一式(いや、それはさすがに苦しいか!それなら……)











「うわあああああああっ!!!」




桑田「ふぁっ!?うーん……」のびー

フェデリコ「んが……、っ……な、なんだい朝からうるさいな……」

一式「ね、こ……ねこが……ねこが人間に!!!」

桑田「たりめーだろ、それが獣人だぞ……」くるん

葉隠「なんだべなんだべ騒々しい……」


一式「いやだって!」

小泉「んみゅ……何……」

一式「あっやべ出てくんなお前、今のこれはみられたらマジでガチだから」

葉隠「あー?」

一式「リアルガチだから!!!」

小泉「なにあんた……」

小泉「……」

一式「……」

小泉「……」ちらっ

小泉「……!!!」

小泉「……」

一式「いや……誤解……」




小泉「ここで死になさい」




889: ◆z.6vDABEMI 2016/06/07(火) 22:10:19.51 ID:Fgjimz6wo
◆それから数時間



少女「おはようだよ、みんな」

少女「……あれ?」



棺桶「」チーン



少女「これ……どうしたの?」

小泉「殴ったらこうなったのよ」

棺桶(RPGのベタ……いや、じゃなく……て……)

小泉「ううん、あんま気にしないで」

セレス「そうですわね、悪は滅びるべしですわ」

石丸「そして滅びた」

葉隠「……らしいぞ?」

少女「あ、そ、そうなんだ……」

棺桶(引かれてないかオイ)

メンソ「……なんか、空気を呼んで出てきたらええんやない?」

棺桶(お前……)




めっちゃ殴られたらしい。
1:さて、少女と話そう
2:とりあえず一式蘇生
3:追撃の鉄槌
4:そのた

↓2

892: ◆z.6vDABEMI 2016/06/07(火) 22:37:00.43 ID:Fgjimz6wo
>>891


小泉「そう、聞いてよ!こいつったらねぇー」


棺桶(だって……そんなこと言うけども……)


がたたっ

少女「」?

セレス「あら?」


一式「お前がかわいいのが悪いんだー!!」ばたんっ!


小泉「ソゥイ!!」

一式「おっふ」どすぅ

メンソ「あ、クリティカル」

フェデリコ「ほんとに死んだかもね」


どさぁ


一式「……だが……ま、負けて……悔い、なし……がくっ」


▼一式は称号【ケダモノソウル】を手に入れた!
→小泉から冷たい視線を感じる。


少女「……大丈夫?」

一式「だいじ……じょ……がくっ」




1:少女と話そう
2:一式は無視してささっと外へ
3:そのた

↓2

896: ◆z.6vDABEMI 2016/06/07(火) 23:13:26.56 ID:Fgjimz6wo
>>894


小泉「それはそうと話がしたいんだけど」

少女「うん、いいよ」

一式「……おま、……ま……」





少女「んと、まずどこから話そうかな……」

少女「私は【七海 千秋】」

小泉「千秋ちゃんね!」

少女「……だと、思うよ」

ソニア「またしても不確定!」

葉隠「んーと?覚えてねーってことか?」

七海「と言うか……そう呼ばれてるから、そうなったんだと……思うよ?」

フェデリコ「やれやれ……今度はこんなパターンかい……」

一式「しかし参ったな、お前やはり自分のことをよく覚えてないと来たか」

七海「うん、でもまあそれは大した問題ではないんだよ」

七海「それと、私は魔獣とかではなくて、【幻獣】」

七海「【幻のいきもの】なんだ」


メンソ「うそやん……」

小泉「? 何でそんな、驚いて……」

メンソ「いや、いやいや……だって幻獣って……」

メンソ「幻のいきものって!えらいこっちゃやで!!」

897: ◆z.6vDABEMI 2016/06/07(火) 23:20:23.03 ID:Fgjimz6wo
七海「うん。普通の人とは違うから、色んなことが分かっちゃったりするんだよね」

七海「……斑井、一式君……だね」

一式「!」

セレス「なぜ……貴方様、彼女となにか!?」

一式「そんなわけないだろ」

七海「君の魔力はあっちこっち出てるから、それを見るのは簡単なことなんだよ」

フェデリコ「魔力があっちこっち?」

桑田「どゆこと?」

七海「んーと……この世界の人って、体の外側に出ようとする魔力を、無意識で抑えられたりするんだけど」

七海「君はこの世界の人じゃないから、そういうの苦手なんだよね?」

一式「……」

一式(なんなんだ、こいつ……?)

一式(……恐怖すら覚える)

メンソ「でも、魔力でそういうの読むなんて……んなの、よっぽど長けてないと……ええと……」

セレス「お黙りなさい、ボサ男」

七海「……私が話さなきゃいけないこと、まだある……かな?」




1:幻獣ってなんだよ
2:魔力を読むってなんだよ
3:ラミアシスターズ知ってる?
4:そのた

↓2

900: ◆z.6vDABEMI 2016/06/07(火) 23:49:24.34 ID:Fgjimz6wo
>>899


一式「いや、魔力を読むって何だよ」

霧切「以前も貴方に言ったようなことよ」


ーーーーーーーーーーーーーーー

霧切「残留魔力を追うことで道を確認することも可能よ」

一式「突然の新用語やめろ」

ーーーーーーーーーーーーーーー


一式「残留魔力ってなんだよ」

霧切「……そうね、汗をかくとにおいの粒子がその辺りに散るじゃない?」

霧切「それに近いものよ」

七海「魔力は生命力と直接的に結びついてる」

七海「人の生命こそが魔力を作り出す要因なんだよ」

一式「つまり?」

メンソ「ええと、つまり……生きてると、どんな人でもわずかに魔力がアルってこと」

メンソ「使える、使えないに限らずな。この世界の生命体には必ず魔力が備わってんねん」

桑田「そうなの?」

小泉「そうなの?」

メンソ「でぇ、魔力を読むってのはぁ、」

七海「犬が臭いを嗅いでその出所が分かるように」

七海「魔力の色や形、その強さや弱さ……込められた思いや、にじみ出る感情……」

七海「そういったものを関知することだね」

七海「よっぽど魔力とか、マナの読みとか……そういったことに長けてないと難しい、かな」




1:幻獣ってなんだよ
2:魔力を読むをもっと詳しく!
3:ラミアシスターズ知ってる?
4:そのた

↓2

903: ◆z.6vDABEMI 2016/06/08(水) 00:03:52.92 ID:PFdrowuFo
>>902


一式「いや、幻獣ってなんだよ」

小泉「まだひっかかってんのぉ!」

一式「新用語が多すぎるんだよ」

小泉「はぁ……」

七海「うん、幻獣って言うのは……なんて言ったらいいのかな」

七海「元々存在していなかった生命。みんなの信仰と、心から生まれた存在。あり得ないはずの生物」

七海「そう言ったら分かってもらえる?」

一式「……?」

ソニア「ええと、確か我が大陸【ジャバウォック】も、存在しない幻の怪物の名前と言われております」

フェデリコ「たとえばフェニックス、ユニコーン……」

葉隠「麒麟とか青龍とかか?」

七海「そうなるかな?」

一式「……」

三式「幻獣は汚れ無き魔力と生命の結晶体、と言うわけか」

一式「お前何をそんな分かった風に!」


七海「ちなみにね、私は……」

七海「……幻獣【ケット・シー】、って呼ばれてる……らしいよ」


葉隠「つーか、人の念から生まれたんならそもそも喪失する記憶がねーべ……」



1:幻獣についてくわしく
2:魔力を読むについてくわしく
3:ラミアシスターズ知ってる?
4:そのた
5:今回の目的を伝える

↓2
おやみ

906: ◆z.6vDABEMI 2016/06/08(水) 19:10:29.52 ID:PFdrowuFo
やっぞ!はっ、やっぞ!!

907: ◆z.6vDABEMI 2016/06/08(水) 19:17:57.28 ID:PFdrowuFo
>>905


七海「そ、そんなことないもん、私がこの地に生まれてからいろいろと……でもすぐ忘れちゃうんだよ」

七海「そのために【バックアップ】を……あれ?いないなぁ」

葉隠「なんじゃそら?」

一式「ところでひとつ」

七海「ん?何かな」

一式「【ラミアシスターズ】って知ってるか?」

七海「……ああ、うん。あの姉妹のことだね」

一式「!」

小泉「昨日卓球したわね」

霧切「確か昨日会ったのは姉の【むくろ】の方」

一式「え!?」

三式「会ったのか!お前等!」

セレス「会いましたよ?」

フェデリコ「……な、何で言わないの……?」

セレス「それどころではありませんでしたから」

ソニア「煮るなり焼くなりコロ助なりと言ったのに逃げましたし」

フェデリコ「逃がしたの!?」

セレス「ええ、勝手に逃げましたわ」

七海「ええと、ね?」

一式「! ああ、すまん。まだ話を聞いてなかったな」

908: ◆z.6vDABEMI 2016/06/08(水) 19:33:24.25 ID:PFdrowuFo
七海「あの人達は基本的に、このカエデの街の奥にある【絶望の森】ってとこにいるんだよ」

小泉「名前からしてなんか最悪なんだけど……」

七海「【絶望の森】を抜けるとその奥に、緑都【フォレスリア】がある」

七海「で、そのフォレスリアのさらに奥に神殿がある。木の神殿が」

一式「……お前、ついでで教えてくれただろ今」

七海「うん、ついでで教えた」

一式「……」

ソニア「問題はその絶望の森で、ラミアさんに会えるかどうかです!」

ソニア「そして会ったら、あの足をぷりぷりさせていただきます!!」

小泉「顔が怖いよソニアちゃん!」

桑田「つかさ、ラミアシスターズってなんでラミアになったわけ?」

七海「それ本人から聞いた方がいいよ」

すんすん

七海「……そんな変なこと考えてないでさ」

桑田「え?」

メンソ「……正直、今そんなこと考えるのはちょっと……キモいわ」

桑田「え?え??」

一式「これが……魔力を読むってことか……」

葉隠「桑田っち何考えてたん……」




1:絶望の森へ
2:七海をぐっぼーいする
3:町をうろうろする
4:そのた

↓2

911: ◆z.6vDABEMI 2016/06/08(水) 20:06:13.59 ID:PFdrowuFo
>>910


一式「………森に行く前にちょっと町を見ていかないか?」 

小泉「ん?そう?」


◆で、


一式「………どうしてこうなった」


占い師「ひっひっひ」

小泉「すごい!全部当たってる………」

桑田「確か最初にセレスだか誰だかが声かけられたんだったよな」

葉隠「んで、次々と名前とかなんやかんや言い当てられて……」

桑田「つかさ、はぁ……こんなの意味あるか?」


小泉「で!あ、アタシの……運命のあいてって……」

占い師「それはアンタの近くにいる」

小泉「!」

占い師「しかし、手にはいるかどうかはアンタ次第さ」

小泉「う、うん……分かった!」


石丸「女性は皆占いが好きだな……なぜだ?」

霧切「そう言う生き物なのよ。私はどうでもいいけど」

七海「……」

メンソ「占いおもろいで?」

一式「お前が言うと信憑性に欠ける」

葉隠「占いおもろいで?」

一式「嘘付け。あとなぜ関西弁」


占い師「そこの……アンタ」

一式「? 俺か?」

占い師「ちょっとこちらに」

912: ◆z.6vDABEMI 2016/06/08(水) 20:09:53.29 ID:PFdrowuFo
ぎしっ


一式「……なんだ」

占い師「分かるよ、アタシには手に取るようにね」

占い師「実はアンタ……惚れてる女がいる!違うかい?」

一式「」!

占い師「それもずっと近くにいる……」


小泉「……」ごくっ

セレス「じとー」

石丸「擬音が声にでているぞ」

フェデリコ「どれだけ真剣なんだい」


占い師「もっと近づきな、周りには聞こえないように」

一式「あ、ああ……」ぎしっ


小泉「」!
セレス「」!
ソニア「」!!
七海「」?


占い師「近く、アンタの仲間に【絶望】が訪れる……」

占い師「その時はアンタが支えなけりゃ、そいつは消えちまう」

占い師「いいかい?アンタは、そいつの命を握ってるんだ」

一式「……え?」

占い師「しゃっきりするんだよ、アンタの行動で全て変わるから」


ぽん


占い師「……」

一式(……どういうことだ?)





1:絶望の森へ
2:七海をぐっぼーいする
3:町をうろうろする
4:もっと詳しく聞く(コンマ)
5:そのた

↓2
作者急(仮)病につきここまで

916: ◆z.6vDABEMI 2016/06/10(金) 21:30:51.07 ID:qweLn30Yo
>>914


一式「……」

一式「……とりあえず、七海ぐっじょぶ」

七海「ん?何がかな?」

小泉「ちょっとアンタ話逸らそうと必死すぎるわよー」

一式「いいんだよ!今はまだ……んで、七海」

なでなでなで

一式「ぐっぼーい……ぐっぼーい……」

霧切「Good Boy……?誉めてるのね」

フェデリコ「なぜ頭を撫でてるのかな」

セレス「わ、私も……いえ、なんでもありません」

一式「ぐっぼーい」

メンソ「……女の子やからぐっがーるちゃうの」

桑田「ん?そうなん?」

石丸「言葉は正しく使いたまえ!」

一式「うるせぇよマジレスうるせぇよ!!」

七海「……ちょっと嬉しい、かな」

▼七海は照れている




1:絶望の森へ
2:誰かと話す
3:町をうろうろする
4:占いを詳しく聞く(コンマ)
5:そのた

↓2

919: ◆z.6vDABEMI 2016/06/10(金) 22:23:53.08 ID:qweLn30Yo
>>918



一式「……おい、占い師!」

葉隠「はい?」

一式「お前じゃねぇ座ってろ」





占い師「なんだいアンタ」

一式「もっと細かく話を聞かせて欲しい」

占い師「……突然どうしたんだい?」

一式「興味がある、と言うか……」

一式「意味が分からん。どういうことだ?」

占い師「言葉そのままの意味さ」

一式「だが、それでは」

占い師「いいかい?」

一式「」?

占い師「これはあくまでも占い。100%の未来が分かっちまったら、それはもはや占いじゃあない」

占い師「占いは変えられる。アンタの未来も、ね」

占い師「だから気をつけるこった。仲間を大切にね」

一式「お、おい!」

占い師「ほれ、お仲間が待ってるよ」
 
小泉「一式!」

一式「……ああ、悪い、今行く……」くる

一式「……」


一式(占い師は煙のようにそこから消えていた)

一式(他の奴はそんなこと、はじめから無かったような顔をしている……)


七海「ほら、行かないの?置いてかれちゃうよ。」




1:絶望の森へ
2:他の町へ
3:そのた

↓2

922: ◆z.6vDABEMI 2016/06/10(金) 22:31:48.14 ID:qweLn30Yo
>>921


一式「それじゃ、いざ行くか……絶望の森!」

七海「うん、いいと思うよ」





七海「と言うわけで森の入口は、カエデの街の奥にあるわけなんだけど……」

ざっざっ

葉隠「つーか、入口とか出口の概念が覆されてるべ……辺り全体草だらけじゃねーか!」

七海「やっぱりそう見える?」

フェデリコ「……入口と君が称する場所も、突然ぽっかりと木々が分かれているだけだからなんとも形容しがたいよ、千秋」

一式「しかもこの奥もざっくりと木々が生えて道らしき道もないしだな……」

霧切「……危険だからポッドに入るわね?」

一式「オイちょっと待て」

しゅんっ!!

桑田「あ、じゃオレも……」

セレス「では私も」

一式「おいって!」

七海「私も!」

一式「!」



923: ◆z.6vDABEMI 2016/06/10(金) 22:36:41.19 ID:qweLn30Yo



七海「この絶望の森最大の特徴は、その植物の異常な成長速度」

七海「木々や草が生えるのがものっすごく早いから、最初通れたのに後から来たら通れない道ができてたりする」

七海「代わりに、住んでる魔物とかがじゃまなツタを刈ったりして新しい道ができたりもする」

七海「道が不定すぎて【1000回遊べる森】とか言われることもあるよ」

七海「とにかく危なくなさそうな方に行ってみて欲しい、と思うよ」


一式「どこのシレンだよ」

小泉「なにが?」

一式「いや、こっちのせりふだ……で」


葉隠「じゃ、おっさんよろしく」

メンソ「ちょ、なんでオレのこと盾にしてんねんっ!ふざけんなって!」

葉隠「いやだべ!ラミアシスターズに見つかって食われるのとか最悪だべ!」

メンソ「それやったらオレも食われるのいやや!葉隠ぇ!お前代われぇ!」


小泉「あーもー……仲良くしなさいよ……」

一式「俺マジで不安です」




1:とにかく進む
2:パーティチェンジする
3:そのた

↓2

926: ◆z.6vDABEMI 2016/06/10(金) 23:08:55.20 ID:qweLn30Yo
>>925


一式「……このパーティ大丈夫か、マジで……」

霧切「大丈夫なんじゃないかしら」

一式「お前自分が出たくないからって適当を……」

霧切「適当じゃないわよ」


一式
魔法寄りのアタッカー
実は仲間もかばえる
ピンチの時の魔獣化が使える
主人公(一番重要)

小泉
素早さが高く連続攻撃できる
唯一敵の持ち物を盗める
敵の攻撃を完全回避できる技を使える
攻撃力がとにかく低い

メンソ
自分を強化する降霊術
ターンはかかるが補正の強い古代魔法
地味に物理攻撃寄り
魔法発動がやや遅い

葉隠
物理攻撃無効(だったはず)
ステータスに補正をかける豊富な特技
謎の回復技
物理ステは装備任せ


霧切「バランスはいいじゃない」

葉隠「おっさんが前を歩いてくれりゃ俺らは安心できるんだっての!」

メンソ「俺が安心できんやろ!!」

霧切「それにあのメンソさん、回復魔法も使えるし」

一式「あんまり持ち上げるなよ」

霧切「まさか貴方、パーティ変えるなんて言わないわよね?」




1:自分で決めて変える
2:GM判断で変える
3:相談する
4:そのた

↓2
おやみ

931: ◆z.6vDABEMI 2016/06/11(土) 20:52:58.58 ID:oot7waUgo
>>928


霧切「……はあ、本気なのね?」

一式「まぁな」

霧切「……ここは森だもの。恐らく、木属性の敵が多く現れるんじゃないかしら」

霧切「ってことは風属性は危ないんじゃないかしら?」

一式「風……ん?ってことは小泉か?」

小泉「苦手属性は確かに戦いたくないわね」

一式「そう言うこともどんどん考えてかないとダメか……」うーむうーむ

セレス「逆に得意なのは火属性ですか」

一式「……」

葉隠「……」首振り
メンソ「ん?」

一式「……あれ?俺ら、火属性いなくない……?」

ソニア「火の力を使えるお方は?」

セレス「私でしたらまあ」

桑田「あれ?おっさんは?」

メンソ「あー、使えんこともないことは……」

霧切「まず敵を見てみなければなんとも言えないけれど」




1:自分で決めて変える
2:GM判断で変える
3:もうちょい相談する
4:そのた

↓2

934: ◆z.6vDABEMI 2016/06/11(土) 21:16:23.20 ID:oot7waUgo
>>933
>>932


一式「んー……難しいことを……」

一式「じゃあ、じゃあこれで」


一式
セレス
葉隠


セレス「……あとひとりは」

一式「それが悩んでるんだよ」

霧切「何を悩むことがあるのかしら」

葉隠「っていうか何でまた俺?」

一式「お前は何もしてないからだよ」

葉隠「」

小泉「あとひとりどうすんの?」

葉隠「ええー……?俺……?」

ソニア「このままずっと話し合っている場合ではありませんわ、森の中は危ないですし」

霧切「そうね……」

メンソ「俺いややぁ!」

桑田「アンタちゃんとやれよ!」


ずんっ


石丸「……なら……僕が行こうか……」ゴゴゴゴゴ


一式(ヤメテー!!)


▼石丸が強制参戦しました


七海「……?」きょとん



935: ◆z.6vDABEMI 2016/06/11(土) 21:19:20.40 ID:oot7waUgo
ーーーーーーーーーーーーーーー

【ケダモノソウル】斑井 一式
種族:魔獣
職業:黒魔導師
属性:闇

レベル:17  次のレベルまであと75
体力/術力:58/35
筋力/防御:35/42
魔力/抵抗:40/25
俊敏/魅力: 5/-3
幸運:3
E:魔法練習書【十計】(魔力+6)
E:サンバイザー(防御+1/目くらましを低確率無効化)
E:夢想の鎧(男性専用/防御+15/俊敏-6)
E:皮の盾(防御+3)

【攻撃魔法】各術力3/12/?
火:ファイア/フレイム
水:ウォータ/ アクア
雷:サンダー/スパーク
土:アース /グランド
風:ウインド/ ガスト
木:ウッド /フォレス
闇:ダーク /シャドウ
血:ブラッドファング/ブラッドスピア
【回復魔法】
木:セラピー(味方全/少回復/術力6)
  フルーツ変化(味方単/体力30回復するフルーツを作る/術力10)
【特技】
かばう(1ターンの間味方への攻撃を全て自分が受ける)
蝶の舞(一定確率で攻撃を回避する)
【協力技】
ナイトカーニバル(セレス/闇属性の5連続魔法攻撃/威力はセレスの魔力×2.2/術力各18)
ラーバリー(小泉/3連続の物理攻撃/高確率で持ち物を盗む/小泉の俊敏値によって最大3回まで追撃/術力各16)
ポリー(ソニア/全体中回復+状態異常を全て解除/術力各15)
エクストラ・フール(葉隠/3連続の物理攻撃/コンマ値で威力変化/術力各20)
ウィークネス(霧切/強制クリティカル/敵の弱点属性判明/術力各30)

ーーーーーーーーーーーーーーー

936: ◆z.6vDABEMI 2016/06/11(土) 21:19:53.96 ID:oot7waUgo
ーーーーーーーーーーーーーーー

【ゴシックロリータ】セレス
種族:獣人/狐
職業:召還師
属性:闇

レベル:21  次のレベルまであと1
体力/術力:27/45
筋力/防御: 6/17
魔力/抵抗:36/23
俊敏/魅力: 6/1
幸運:18
E:美しい鳥のぬいぐるみ(セレス専用/魔力+12/時々魔力を強化)
E:サンバイザー(防御+1/目くらましを低確率無効化)
E:麗しのドレス(女性専用/防御+4/抵抗+8/中確率で魔法反射)

【魔法】
召還(敵に有利な属性の魔獣を召還する/2ターンで魔獣は消滅する/術力5)
創造(敵の弱点に特化した魔獣を作り上げる/ステータスは魔力に比例/魔獣はターン経過で消滅しない/術力全消費)
増幅(呼び出した魔獣を強化する/術力5)
共鳴(魔獣の属性に応じて自分のステータスを上昇させる/術力10)
連呼(1ターンで2体の魔獣を繰り出す/術力12)
【特技】
呼吸法(術力を回復する/回復量は最大術力の2割)

ーーーーーーーーーーーーーーー

【さまよう魂】葉隠 康比呂
種族:スピリット
職業:占術師
属性:木

レベル:18  次のレベルまであと3
体力/術力:19/60
筋力/防御: 8/24
魔力/抵抗:25/20
俊敏/魅力:18/2
幸運:3
E:突剣ウルズ(筋力+3/防御+3)
E:サンバイザー(防御+1/目くらましを低確率無効化)
E:ジャスティスロボ(筋力+5/防御+20/俊敏+2/地形ダメージ無効/射程無視)

【回復魔法】
木:癒やしの薬草(薬草の力を使って全体小回復/術力5)
  癒やしのハーブ(全体状態異常回復/術力10)
【特技】
ポセッション(常時発動/筋力と防御が装備に比例する)
ポルターガイスト(3連続攻撃/使用後は1ターン物質化禁止/術力15)
マテリアライゼイション(物質化/2ターンの間、自分のステータスを全て2倍として計算/術力10)
エクトプラズム(己を物質化して別な物へ変化する/2ターンの間、指定した仲間の筋力を上昇させる/術力8)
トランス(ダメージ倍率1.2倍/カウンター率上昇/持続3ターン/終了後1ターン物質化禁止)
ジャスティスハンマー(光属性物理攻撃/ダメージ倍率1.5倍/次ターン行動不能)

ーーーーーーーーーーーーーーー

【聖騎士隊大隊長】石丸 清多夏
種族:人間
職業:聖騎士
属性:光

レベル:31  次のレベルまであと36
体力/術力:74/85
筋力/防御:68/52
魔力/抵抗:31/50
俊敏/魅力:26/18
幸運:2

E:ホーリーソード(筋力+20/俊敏+12)
E:大隊長の証(敵の攻撃を引きつけやすい)

【攻撃魔法】
火:バーニングフィスト(まれに攻撃力アップ/術力20)
土:アースシェイク(まれに敵の防御ダウン/全体攻撃/術力35)
光:ライト/シャイン/???

【補助魔法】
光:コーティング(味方単/防御と抵抗を上げる/術力14)
  グリッターハート(味方単/マイナス効果をすべて打ち消す/術力8)

【特技】
光:スパークルソード(光属性の斬撃/2連続攻撃/術力22)

ーーーーーーーーーーーーーーー

937: ◆z.6vDABEMI 2016/06/11(土) 21:25:50.18 ID:oot7waUgo



石丸「僕の目が黒い内はぁぁぁ!!」

石丸「君達に意味のないことをさせないぞぉぉぉ!!」


葉隠「あーあーあー……」

セレス「……なんであの方と一緒ですの……」

七海「? どうしたの?」

一式「なんでもない……」

葉隠「いやリアルにまずいぞ……」

セレス「ええ、ですわね。戦闘にも無駄を出せません」

葉隠「つーか、この立ち話も無駄だべ」


石丸「こら!!君達!!」

セ葉「「」」びくっ

石丸「私語をしている場合かね!!」

石丸「ほら、さっさと進まないか!」

一式「あ、いやしかし……」

石丸「危なくなさそうな方向に進むしかないのだろう!?」

石丸「僕が道を決めようか?こういった道の勉強もしているからな!」

一式「あの」

七海「そ、そうなの……?」




1:手当たり次第に行ってみる
2:石丸に任せる
3:辺りを見回す
4:そのた

↓2

940: ◆z.6vDABEMI 2016/06/11(土) 21:39:05.14 ID:oot7waUgo
>>939

一式「いや、しかし……!」

葉隠「じゃ任せたべ!」

一式「えっ」

セレス「ですわね。それで道がおかしなことになったら石丸君のせいにできますし」

葉隠「だべ!責任取れねーからな!!」

一式「おい」

石丸「そうか!僕に任してくれるんだな、葉隠くん!セレスくんっ!!」

石丸「一式くん……君も皆まで言うんじゃない」ぽん

一式「……ええ?」





ざっざっざっ


石丸「……ふむ」

七海「道が開けたところに来てるね」

ざわわわわ!!

石丸「!」

葉隠「うわ、今まで通ってきたとこが葉っぱに覆われて……!」

一式「! これが1000回遊べるの由来か」

七海「遊びたくない気持ちは分かるけどね」

一式「……で、この前には……道が3つか」

石丸「今まで何もないからな、このまま僕に任せてくれてもいいぞ!」




1:右へ
2:左へ
3:まんなかへ
4:もう石丸にしばらく任せる(コンマ判定を別途行う)
5:そのた

↓2

943: ◆z.6vDABEMI 2016/06/11(土) 21:51:29.31 ID:oot7waUgo
>>942


一式「いや、ここは僕に任せてください」

石丸「突然キャラチェンジか!?」

一式「こちらです」すっ

葉隠「そんなことしてもなんも変わんねーと思うけどな」





ざっざっざっ……


ざざざざざ!!


▼エンカウント!

▼【モリカエル】が2体現れた!


カエル「ゲコオオオオ!!」

カエル「ゲコゲコ!!ゲッコオオオ!!」


一式「……ちぃっ!」




一式         54/35
小泉         30/28
葉隠         19/60
石丸         74/85

モリカエルA
モリカエルB

【コマンド?】
1:攻撃
2:魔法
3:特技
4:防御
5:アイテム
6:メンバーチェンジ
7:逃げる
8:魔獣化

↓2

946: ◆z.6vDABEMI 2016/06/11(土) 22:38:30.05 ID:oot7waUgo
>>945
>>944


石丸「僕たちの道を邪魔するんじゃない!」

しゃっ!

▼石丸の攻撃!
スラッシュ!!


ざんっ!


モリ/カエル「」

カエルB「!?」


▼スラッシュ!モリカエルAに40ダメージ!
モリカエルAは粉々に砕けた!


一式(……ええ……!?)

石丸「さあ続け!」

葉隠「」

▼葉隠は身を守っている

石丸「?」

一式「おいお前」

セレス「彼は死なせましょう」

一式「おい」

カエルB「……げ、げこ……!」

▼モリカエルBは逃げ出した!


石丸「む?」

一式「お前が木っ端微塵に切り裂くから逃げちゃっただろ……」

石丸「まあいいではないか!さあ、行くぞみんな!!」


▼戦闘に勝利した!

GET!
経験値:20
マネー:330



947: ◆z.6vDABEMI 2016/06/11(土) 22:46:27.08 ID:oot7waUgo
ーーーーーーーーーーーーーーー

一式
あと55

ーーーーーーーーーーーーーーー

セレス
レベル:22  次のレベルまであと47
体力/術力:27/45
筋力/防御: 6/18
魔力/抵抗:39/23
俊敏/魅力: 6/1
幸運:18

ーーーーーーーーーーーーーーー

葉隠
レベル:19  次のレベルまであと59
体力/術力:22/64
筋力/防御: 8/24
魔力/抵抗:27/21
俊敏/魅力:18/2
幸運:3

ーーーーーーーーーーーーーーー

石丸
あと16

ーーーーーーーーーーーーーーー

ソニア
レベル:19  次のレベルまであと75
体力/術力:40/40
筋力/防御:15/34
魔力/抵抗:19/28
俊敏/魅力:11/22
幸運:5

ーーーーーーーーーーーーーーー

948: ◆z.6vDABEMI 2016/06/11(土) 22:51:17.21 ID:oot7waUgo
ーーーーーーーーーーーーーーー

小泉
あと44

霧切
あと58

ーーーーーーーーーーーーーーー

桑田
レベル:21  次のレベルまであと50
体力/術力:54/24
筋力/防御:39/13
魔力/抵抗: 7/15
俊敏/魅力:36/7
幸運:2

ーーーーーーーーーーーーーーー

フェデリコ
レベル:21  次のレベルまであと74
体力/術力:50/42
筋力/防御:13/14
魔力/抵抗:38/35
俊敏/魅力:27/21
幸運:5

ーーーーーーーーーーーーーーー

メンソ
あと90

ーーーーーーーーーーーーーーー





石丸「よし、安心安全に行こうか!」

石丸「右よし!左よし!」

一式「安心安全でもあっちこっち道が変わるっつってんだろ!」

一式「……つーか、葉隠!まじめにやれ!」

葉隠「正直ワンターンで終わる戦いに俺は不要だべ!」きりっ

一式「死ね」

セレス「ストレートすぎます」

葉隠「もう死んでるしな」

七海「なにこれ」

石丸「人に死ねなどと言ってはいけないぞ!」





1:いけいけどんどん
2:右の方にうろうろ
3:宝箱とかないの?
4:そのた

↓2

952: こそこそ ◆z.6vDABEMI 2016/06/12(日) 06:34:14.48 ID:Fa9Iss7Co
>>951


一式「ところでこの森、なんか落ちてたりしないのか?ほら、宝箱とか……」

セレス「それは重要な問題ですわ」キリッ

石丸「こら君達……遺失物を拾って自分のものにしようとするんじゃない」

セレス「ですが、持ち主がいなくなった物はもはや我々の物と言ってもいいでしょう?」

七海「お前の物は俺の物、みたいなことかな?」

石丸「人の物を横取りするんじゃあないッ!」

葉隠「なんだべなんだべ、騒々しい」

石丸「いいかね、この森で何か落とし物でも拾おうものならば、僕が没収するッ」

一式(これは石丸の目を盗んでやらなきゃいけないのか……つらいな)


こつん


一式(……ん?これは……)

一式(……何かのレリーフ?これ……【大鷲】か?)

一式「!」ばっ

セレス「? どうされました?」

一式「……小泉、松明を頼む」

すたっ!

小泉「……どうかしたの?」

一式「ああ、この辺りに……いるはずだ、あいつが……」


ぼわ


石丸「! 何かがくるぞ、構えたまえ!」

葉隠「悪霊退散~ッ!!」

セレス「あら、成仏なさるおつもりで?」

葉隠「いやいや俺悪霊じゃねぇ……あ、川の向こうにばあちゃんが見える……」

一式「さらっと効いてるじゃないか」


ぼわわわわわ

953: こそこそ ◆z.6vDABEMI 2016/06/12(日) 06:41:56.07 ID:Fa9Iss7Co
ぼわっ!


『……』


セレス「っ!これは……」

一式「ああ、【大鷲の一族】」

小泉「地下で成仏させてくれって頼まれてた人達ね?」

一式「……ああ、そうだ」


『我は【大鷲の一族】、【ハクトウ】』

『無念よ……風の国に帰ることもままならず、木々の中に囲まれて死んだのだ』

『我の魂はここにあり、我の悲しみもまたここにあり』

小泉「……その悲しみ、ちょっとでも癒せれば……いいんだけど」

▼松明に火がついた

ぼおおおお

『……この光は……暖かい』

『そうか……我を……許すか、旅人よ』

小泉「え?」

『羽ばたくことすら遂に忘れ、地に伏せ命を落とした大鷲を、笑うことすらしないのか、お前は』

『そして導きが……』

ぽわわわわわわ

葉隠「!」

一式「……ああ、お前は十分よくやった。もう許されてもいいころだ」

『……ありがとう』

『我らはお前達を……天から守ろう』

『一族に会ったら……悲しみを……癒してやって……』

しゅうううう


▼サブイベント【自由への翼】の進行度が2になりました


一式「……」

小泉「なんて言うか……よ、よかった、わね?」

石丸「……しかし、こうあちこちに点在するとは……大鷲の一族とは何者なのだ?」





1:いけいけどんどん
2:右斜め上の方に走る
3:石丸に任せてみる
4:そのた

↓2

956: こそこそ ◆z.6vDABEMI 2016/06/12(日) 19:59:32.26 ID:Fa9Iss7Co
そろそろ次スレの季節ですね、こんばんは。そろそろやろうか?
しかし1スレ消費に約2ヶ月とは……スローペースですまんの

958: こそこそ ◆z.6vDABEMI 2016/06/12(日) 20:04:38.45 ID:Fa9Iss7Co
>>955


七海「次はどっちに行くの?」

一式「右斜め上の方に行くか」

葉隠「んあ?右じゃなくて?」

一式「右斜め上だ、最初にやるべきだった」

セレス「……それはなぜ?」

一式「勇者が最初にやっといた方がいいことだからな」





たったったったった

七海「で、いつまで行くのー?」

石丸「行けるところまでだろう」

一式「うおおおー!」

たったったったった

セレス「……これ、終わりはありますか?」

石丸「恐らくないな」

セレス「はぁ……」

葉隠「ま、行くしかねーべ。実際、言ってもたぶん止めねーべ」


たったったったった……


がさがさがさ!


石丸「!」

一式「ち、行き先が木々に囲まれてしまったか!」

セレス「あら、困りましたわね」

七海「やっと止まってくれたよ、よかったー」

美女「全く……一時はどうなるかと思ったぜ……フ○ック……」

葉隠「ひー……ちかれた……」

一式「……」

セレス「……」

七海「……? どうしたの?」


一式(なんか増えてる……)




1:どんどん先に進む
2:チワワ100頭分くらいかわいい美女に話しかける
3:宝箱を探す
4:そのた

↓2

961: こそこそ ◆z.6vDABEMI 2016/06/12(日) 20:11:01.96 ID:Fa9Iss7Co
>>960


一式「……えーと……あの……」

七海「なんでそんな微妙な顔してるのかな……?」

一式「いや、どっからつっこむのが正しいのかわからなくなってるだけだ」

一式「……その……」

美女「どうしたんだい?(ドラボイス)」

一式「……おい、お前誰だ」

セレス「! そう言えばいつの間に」

石丸「音もなく僕たちの隊列に加わったので知り合いか何かと思って放置したのだが」

葉隠「なんで放置すんの!?」

石丸「君達、知り合いでは?」

葉隠「ねーよ!」

一式「おまえ……」

美女「ん?アタシに話しかけてる?」

一式「……そうだが」

美女「やれやれだぜ……このオレに話しかけるのにためらいを覚えるのか……」

美女「それもそうだよね!このチワワ100頭分にも匹敵するほど愛くるしい顔を見たら、思わずおっふと言ってしまうのも仕方がない話だし?」

セレス「何ですのその擬音」

一式「で、お前……もしかしてもしかしなくても、【江ノ島 盾子】だな」

美女「っべー、会って間もないのに本名バレてるぅーっべー」

セレス「まさかこの方も貴方の世界に」

一式「いるよ、いるいる」

美女「むむ、なにやら訳あり?」

葉隠「あー……や、ややこしくなるからさっさと話するべ!」



962: こそこそ ◆z.6vDABEMI 2016/06/12(日) 20:16:35.02 ID:Fa9Iss7Co



江ノ島「と言うわけでご紹介に預かりました、江ノ島盾子です」

江ノ島「名前をご存じということは、これもご存じでしょうが、」

江ノ島「この【絶望の森】を拠点に活動している【ラミアシスターズ】の妹が私です」

小泉「やっぱり……」

セレス「名字もあの方と一緒、しかも名前も一致しておりますし、間違いないでしょう」

江ノ島「……あの方?もしかしてもしかして、いやもしかしなくても、【お姉ちゃん】か……」

一式「【江ノ島むくろ】と名乗っていたらしいが」

江ノ島「あんの残姉ッ、自分で「偽名を使うから大丈夫だよキリッ」とか言って置いてぽろっと本名言ってんじゃねぇよ!」ぎりっ

江ノ島「ああもうほんと絶望的ィ!」

一式「……」

セレス「貴方の世界でも」

一式「こんなんだわ」

石丸「大丈夫なのか彼女」

一式「知らん」

葉隠「ええ……?」


江ノ島「……えーあー、それはそうとアンタ達」

一式「?」

江ノ島「この辺りはアタシと残姉……残念な脳味噌のお姉ちゃんの、ラミアシスターズの縄張りなんだけど」

江ノ島「何しにきたわけ?」




1:お前(の力)が……欲しい!
2:通りすがりです
3:退治しに来た
4:とりあえず      せろ
5:そのた

↓2

965: こそこそ ◆z.6vDABEMI 2016/06/12(日) 20:34:04.61 ID:Fa9Iss7Co
>>964


一式「……」


一式(これはヤバい予感がする)

一式(なんか逆にこいつがラスボスであって欲しかったよ、俺は)

一式(……受け答えを間違えるとこの場で即死刑だろうな……)



一式「……」

一式「……と」

セレス「と?」

江ノ島「と?」


一式「通りすがりです」


石丸「……まあ、確かにその通りだな。僕たちはこの森を抜けてフォレスリアを目指している」

一式(! おお、ナイス石丸ゥ!)

江ノ島「あ、そうなの?」

セレス「そうですわ。初対面の貴方に嘘をついたって仕方がありませんし」

セレス「私達はただ森を通り抜けたいだけです」

江ノ島「……」


江ノ島「アタシ達のことはスルーなわけ……?」わなわなわな

一式「!」

江ノ島「はぁ……ぜ、絶望的……アタシ達はこの森のギミックだと思ってたのに……無視なわけね……!」

江ノ島「まさに快感フレーズ!いいぜ、危害は加えねーよ!」

葉隠「……たすかった、のか?」

一式「恐らく」

江ノ島「だけどただでとおすわけにはいかねぇなぁ」

一式「……いや、なぜそうなる」

江ノ島「ここが私の縄張りだからデース!」




1:何かしらアイテムを渡す
2:無視☆
3:仕方がないので構ってあげる
4:そのた

↓2

969: こそこそ ◆z.6vDABEMI 2016/06/12(日) 21:10:19.33 ID:Fa9Iss7Co
>>967


がしっ


江ノ島「……え?」

一式「デースいい」

江ノ島「……は……?」

一式「いい、最高だ、たまらん」

江ノ島「? ??」

一式「特に一番最後のやつ、語尾が『デース』になる娘がいい、最高」


セレス「……ああ、そう言う」

葉隠「あ?何が?」

石丸「ふむ……」

セレス「ほら、彼女はころころと語尾や口調が変わりましたでしょう?」

セレス「それで一式様は、なぜだか一番最後の子を誉めています」


一式「あの『デース』の子なら俺はいくらでも話ができるぞ」

江ノ島「え?……あ、あー……そうデスか……?」

江ノ島「そう言う人は……初めてデース!」ばっ!

一式(なぜか顔が真っ赤だ)

江ノ島「ユーはミーの心を打ち砕いたのデース!」

江ノ島「ユーの勝ちデース!」

セレス(なんですのこれ)

一式「……なんか無理させてすまん」

江ノ島「む、無理ではないのデース!」

江ノ島「ですが……その……わ、わた……ミーはすぐに自分に飽きてしまうのデース!既に半分飽きているのデース!!」




1:続けてどうぞ
2:止めたければ安全を確保しろ
3:さっさとフォレスリアにつれてけ
4:そのた

↓2

972: こそこそ ◆z.6vDABEMI 2016/06/12(日) 21:25:31.98 ID:Fa9Iss7Co
>>971


一式「いつか消えてしまう定めでも───」

一式「また会える日が来るのを、信じてる」キリッ


葉隠「……ッく……」ぷるぷる

セレス「なぜ突然……そんな」


一式「だから、俺達と再び会うその時の為に、俺達の無事を確保して欲しいんだ」

江ノ島「……み、ミーがこんなことを……指示されるなんて……」


江ノ島「い、いいデース!それならユー達を最後まで安全に、フォレスリアへ連れてくデース!」

一式「おお、助かる」 

石丸「と言うことになったのかね?」

一式「なったらしい!」

セレス「ありがたいですわね」

江ノ島「はっ!しまった!私としたことがこんな簡単な罠に引っかかってしまうとは!」

一式「罠ですらねーから」



973: こそこそ ◆z.6vDABEMI 2016/06/12(日) 21:32:37.42 ID:Fa9Iss7Co
◆それから数十分


がさがさがさがさ


江ノ島「ぜー……ぜー……ぜ、絶望的ィ……この私がラミアシスターズの、かしこかわいい盾子ちゃんが……」

江ノ島「こんな、ただの人間どもにこき使われるなんて……」

セレス「獣人です」

葉隠「幽霊です」

一式「魔獣です」

江ノ島「きいいいただの人間じゃねぇだと!?いや、でもこっちの頭でっかちは」

石丸「聖騎士隊大隊長ですが」

江ノ島「ぐああああ絶望的ィィィィ」


ざざざっ!


江ノ島「ほら、フォレスリアだぜ!」

一式「おお……!一大都市だ!」

葉隠「森の中に……集落なんてもんじゃねぇ、これは……!」

一式(ビルのような建物すらある。そしてその建物らは全て木でできているのだ)

一式(そしてものすごい数の人と……なんかツタみたいなのがあちこちに張り巡らされている)

一式(ツタが、ゴンドラみたいなものを運んでいる?)

一式(これはすごい)




1:とりあえず全員集合
2:よし江ノ島帰ってよし
3:そのた

↓2

976: こそこそ ◆z.6vDABEMI 2016/06/12(日) 21:47:04.68 ID:Fa9Iss7Co
>>975

一式「全員集合ー!」



 

江ノ島「ポッドに隠してやがったか……!仲間を!」

一式「まぁ、その方が楽らしいからな」

小泉「ふぅー……やっと森抜けたわけね?」

霧切「ここが緑都【フォレスリア】……」

葉隠「その美しさから【鮮都フォレスリア】とも呼ばれるとか呼ばれねーとか」

小泉「へぇ、そうなの?」

江ノ島「そうだよ」

一式「お前薄々思い出してない?」

七海「で、私達がこれから行くのは森の神殿」

七海「……でしょ?絶望の森はかなり早く抜けたし、時間はまだまだあると思うけど」

七海「……どうする?」




1:町を見て回る
2:神殿に行く
3:で、結局なんで江ノ島いるの?
4:葉隠……思い出したなら今言え(コンマ)
5:そのた

↓2

980: こそこそ ◆z.6vDABEMI 2016/06/12(日) 22:18:28.29 ID:Fa9Iss7Co
>>978

一式「……で、なんでお前いるの?」

江ノ島「あ?」

霧切「え?貴方がここまで連れてこさせたんでしょう?」

一式「ああ。だが、そこから先はこいつも嫌そうだったから着いてこなくたってよかったんだがな」

ソニア「それはさすがに乙女心を分かっちゃいねーな一式さん、ですよ!」

一式「ええ?そうか?」

ソニア「きっと、気になったからこの入口まで一緒に来てくれたのですよ!」

江ノ島「んなわけねーだろ!」

石丸「ではもう帰るのかね?」

江ノ島「それでもいいんだけどよォー……」

江ノ島「久しぶりに……『キレ』ちまったぜ……来いよ……『屋上』……」ビキッ

一式「屋上ってどこだよ」

江ノ島「オメーらにはこのラミアシスターズの恐ろしさ……味わってもらわなきゃなんねーみたいだな!」




次回!マダライファンタジー!
江ノ島が仕掛ける何かとはいったい!?

→To be continue……

993: ねこみ ◆z.6vDABEMI 2016/06/17(金) 21:12:08.69 ID:i1USMatto
(それは遠い昔の記憶)

「! まさか」

「そんな……ここも安住の地ではないのか……」

ざわざわざわざわ

「やめてくれ……わ、私達はただ、」

「……やれ」

うおおおおおおおおお

「! うわあああ!」

ざくっ!どすどすどす

「ぎゃあああああ!!」

───お父さん?お母さん?
───どうしたの、どうなってるの?
───今度こそ、みんなで仲良く
───ゆっくりするんだって、言ったじゃない

どどどどどど……

「ふふ、これが世界の総意なんだね」
「それならそのために力を尽くすのがボクと言う存在さ」

───やっと、猟師さんから逃げたと思ったのに


(どうして世界は残酷なのか)
(誰がこんな物語を書いたのか)

(知りもしないし、知りたくもないし)

(でもね、アタシは)
(時々、それを思い出して泣いてしまうんだろう)


994: ねこみ ◆z.6vDABEMI 2016/06/17(金) 21:14:17.73 ID:i1USMatto



「……っ……」ぽろ

一式「! 小泉」

「……にゃ……」

一式「……泣いている……のか?」

なで

一式「……何か、怖い夢でも見ているのだろうか」

一式「安心しろ……俺が付いている」

「ん……」

なでなでにゃんにゃん

「んにゃ……にゃぁ……♪」

一式「……」

なでなでふにふに

一式「……おやすみ……」

ふにふに


小泉「……」

小泉「……にゃぁ……」すりすり





で、翌日全裸の小泉が一式の布団から見つかるんだけどそれはまた別の話。

995: だべみ ◆z.6vDABEMI 2016/06/17(金) 21:19:47.91 ID:i1USMatto
フェデリコ「時に康比呂、君は忘れてるかもしれないけど」

葉隠「んあ?なにがだべ?」

フェデリコ「確か君は僕らと同じ魔人のたぐいなんだよね?」

フェデリコ「それなら、僕らのように変化が出来るはずなんだけど」

葉隠「……つーか、オメー変化出来んの?」

フェデリコ「出来るよ?」

葉隠「うそーん……いや、信じねーぞ、俺は自分の目で見ない限りは」


アリュークフェデリコ「やっぱり人間って……面白!!」くわっ!


葉隠「ぎゃあああああ!!死神……そんなものの存在を認めろと言うのか!!」

一式「それお前のせりふじゃ……いやまぁいいや」

一式「とにかく、お前もあれが出来るはずなんだ。分かるか?」

葉隠「……でも、これがあるから」(魔翌力固定装置)

一式「それ壊れてるって言っただろ……」

葉隠「え?でも」

一式「合い言葉を言えばお前の力を解放できるんだ」

葉隠「あいことば?」

一式「……」

フェデリコ「……」

葉隠「で、教えてくれないわけね」

996: だべみ ◆z.6vDABEMI 2016/06/17(金) 21:23:14.56 ID:i1USMatto
一式「まあとりあえず叫んでみろって」

葉隠「削除ォォォォ!!」しゃっ!

一式「だからさっきっからなんでデスノート縛りなんだよ」

葉隠「代表作だからな、仕方ねーよな」

フェデリコ「そんなまたメタメタしい!」

一式「とりあえず頭によぎる言葉を言ってみるんだ」

葉隠「……幸子!幸子!幸子!!幸子ォォォォ!」

一式「なぜ」

葉隠「昔……好きだったから……あ!」

葉隠「浩子!浩子ォォォォ」

一式「女縛りやめろ」

フェデリコ「それ誰?」

葉隠「母ちゃん!」

フェデリコ「……ほう?」

一式「お前はそっちに興味を持たない」

997: かみ ◆z.6vDABEMI 2016/06/19(日) 17:42:33.00 ID:IS8zX4ngO
そこに無があった。
そして空間があった。

空間には無があった。

しかし、ある時突然、無の中に有が生まれた。
それは───まるで塵のような、あるいは有とも呼べないほどのミクロな存在は───個ではなく、総である。
何事においても、まずは大群。それは、あるいはそれらは、一であり全だった。

世界の総意は、我を欲した。

つまり、総意を決定する範囲の中で、
「総意だけの決定が全てではいけない」と、どこかで気付いたのだ。
そのプロセスは、人類では到底思いつきもしない、遙かな時間の中で生まれた。

こう小難しく書いたが、つまり───

恐らくその時なのだ。
神が生まれたのは。


世界を1人で決めては行けない。
けれど、世界を管理しなければならない。

だから、神と言う有象無象が生まれた。

有りもしないものに、意志を決定付けられていると。
人はそうして神に縋る。
人はまたしても、神に祈る。

そしてこの世界での神は、たった1人であり、たったひとつだ。

世界を正しくあるために、『人ではないなにか』がいなければならなかったのだ。



998: かみ ◆z.6vDABEMI 2016/06/19(日) 17:49:15.97 ID:IS8zX4ngO


「お前は違う世界から来た」

闇から声。

「こいつらはこの世界で生まれた。俺の作った世界で」

続ける、言葉。

「この世界を作ったのも俺」

誇らしげに、恥ずかしげに。

「じゃさ、俺って誰が作ったわけ?」

はたと、その時気付いてしまう。



「アレ?俺ってほんとに───誰?」





「唯一神の導きがあらんことを」

王都の裏路地、小さな協会があった。
そこでは純白の衣装で、神父が頭を垂れる。
彼の前にあるのは、いったい誰が書いたのか───作者不明の神の絵だ。
厳かで、それでいて優しげな男が世界を見下ろす様が描かれている。

「……いや、俺こんなんじゃないし……」

かつて神と呼ばれたはずの男は、その神聖な絵を前につぶやく。
やっぱり、自分は何者なのだろうか。
知る由もないけど、知りたくはある。
この世界を作ったはずなのに、どうして、それを忘れているのだろう?

「ち、これが……信仰心の低下」

全てはつながり、彼を苦しめる。
あるいは、神になろうとする者がねらっている、最後で最大の叛逆。
もしかして、一瞬気付きかけていたけれど、
弱っていたとて神は神。

「………はぁー、干渉出来ないわけか、俺は。ずっと」

その言葉の後、遂に彼の姿は、そこにはなかった。

引用元: 【ダンガンロンパ】マダライファンタジー4 とある希望の要人護衛【安価コンマ】