1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 19:38:05.13 ID:Q1KtPWkg0
シャーリー「え?」

ミレイ「スザク?」

リヴァル「えーと…」

カレン(………なんか聞いた事あるような…)

スザク「~♪」

シャーリー「…ねぇスザク?」

スザク「うん?なにかな?」

ミレイ「さっきの…なに?」

カレン(…なんだったっけ…えーと…)

スザク「さっきの?」

リヴァル「いや、風邪ひきはじめにはルルーシュがなんたらって」

スザク「ん?」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 19:45:00.52 ID:Q1KtPWkg0
prrrr!!

スザク「…はいもしもし? …はい…わかりました」

スザク「ゴメン、呼び出されちゃったから戻らないと…話は後で」

リヴァル「お、おう…頑張れよ」

ミレイ「また明日ねスザク」

スザク「はい、じゃあ僕仕事に戻るから」タタタッ

シャーリー「…………」

カレン(……絶対聞いた事あるのよね、なんだっけ…?)

ミレイ「……なんだったのかしら…スザクの言った事?」

リヴァル「……さあ?」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 19:55:29.70 ID:Q1KtPWkg0
ミレイ「風邪…ねぇ」

リヴァル「ルルーシュが風邪に効くって意味分かんなくないですか会長?」

ニーナ「看病…とか」

ミレイ「それだ!!きっとそれに違いないわ!!」

カレン(………ここまで来てるんだよなぁ…あーなんかムズムズするっ!!)

シャーリー「スザクってルルって呼んでましたっけ…?」

ミレイ「……呼んでないわね」

リヴァル「…シャーリー以外で呼んでる奴は今まで見た事なかったな」

シャーリー「…………」

ミレイ「…………」

ニーナ「考え過ぎだと思うけど」

カレン(………思いだせそうなのに思いだせない…あー気持ちわるい…!!)

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 20:01:31.30 ID:Q1KtPWkg0
リヴァル「………えーと、じゃあ確認してみたらどうですかね?」

ミレイ「ルルーシュに?」
リヴァル「じゃないとシャーリーが変な方向に行きそうなんで…」ボソッ

ミレイ「……そーねぇ、そうしましょっか?」

ニーナ「でも肝心のルルーシュが居ないけど」

ミレイ「ルルーシュは…いつものようにサボりか…何処に居るのかしらまったく」

カレン(……記憶力は良い方なんだけどな…あー気になる)

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 20:10:34.97 ID:Q1KtPWkg0
リヴァル「じゃあナナリーか咲世子さんにでも聞きます?あの二人なら分かるでしょきっと」

ミレイ「そうね、特にナナリーなら風邪ひいたら看病するのルルーシュっぽいし」

シャーリー「………スザクもルルに看病して貰ってるの?」

ミレイ「……………」

リヴァル「………えーと」

ニーナ「二人っきりの時はルルって呼んでるのかもね」ボソッ

シャーリー「…………………………」

カレン(………気になって他の事考えられなくなったじゃない…!!あーくそスザクのやつ!!)イライラ

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 20:18:22.06 ID:Q1KtPWkg0
………

ナナリー「風邪の時ですか?お兄様が看病してくれますけれど…」

ミレイ「やっぱりルルーシュが看病するんだ?」

リヴァル「まああいつなら当然そうするよなぁ」

ナナリー「それがどうかしたのですか?」

ミレイ「えーとスザクがね、ちょっと気になる事言ってたから」

ナナリー「スザクさんが?」

ミレイ「ええ、風邪をひいた時はルルーシュが効くんですって」

ナナリー「お兄様が効く…ですか?」

リヴァル「らしいよ?ナナリーは実感無い?」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 20:25:31.04 ID:Q1KtPWkg0
ナナリー「うーん…どうでしょうか?」

リヴァル「あれ?以外に反応が微妙だな」

ナナリー「お兄様にしか看病をして貰っていませんし…比較のしようが無いですから」

ミレイ「ルルーシュにしか看病して貰ってないって…咲世子さんは?」

ナナリー「お兄様が断っているみたいです、風邪を移したら仕事に影響が出るからと言って」

リヴァル「…なるほど」

ミレイ「相変わらずの溺愛っぷりね、凄いわホント」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 20:35:22.27 ID:Q1KtPWkg0
ミレイ「じゃあさ、具体的にはどんな看病を受けてるの?」

ナナリー「具体的にですか…えと、寝ている私にずっと付き添ってくれて、お薬を決まった時間に飲ませて貰って…後はお兄様がご自分で作った食事とか」

リヴァル「…ちょっと過保護な感じだけど普通、だよなカレン?」

カレン「…………」ブツブツ
リヴァル「カレン聞いてるかー?」

カレン「ふぁ?え、なに?」

リヴァル「なんだよなんか考え事か?」

カレン「ご…ゴメン、さっきのスザクの言ってたの何処かで聞いたような気がしてずっと思い出そうとしてるんだけど…」

ミレイ「ずっと静かにしてると思ったらそういう事?」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 20:45:36.29 ID:Q1KtPWkg0
ミレイ「それで思い出せた?」

カレン「出て来そうで中々出て来なくて…」

シャーリー「…カレンも何か知ってるの?」

カレン「へ?」

ニーナ「カレンは学校良く休むもんね」

カレン「う、うん」

シャーリー「…………」

ミレイ「…シャーリー、多分それはないって、カレンの家にわざわざルルーシュが看病しに行くなんてちょっと考えづらいもの」

カレン「え、なんですそれ?」

ナナリー「お兄様が…カレンさんの看病を?」

カレン「いやいやいやないから、ホントそれはないから!!」ブンブン

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 20:50:44.18 ID:Q1KtPWkg0
カレン「なんでそういう話になるの…?」

ミレイ「…まあ、ルルーシュの事なのにカレンが何かしら身に覚えがあるって事は事実みたいだし…」

カレン「いやいやいやいやいやいや!!」ブンブン

ナナリー「………」

シャーリー「………」

リヴァル「……やっぱりルルーシュ本人に聞くしかないか?」

ニーナ「そうね」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 20:57:52.81 ID:Q1KtPWkg0
ルルーシュ「………何をしてるんですみんなして?」

ミレイ「あ、丁度良いタイミングで帰ってきたわね」
ナナリー「お兄様、お帰りなさい」

ルルーシュ「ただいまナナリー、なんの話をしてたんだ?」

ナナリー「風邪の時はお兄様の看病の仕方が一番良いらしいです」

ルルーシュ「風邪の時?別段特別な事はしていないつもりだが…」

シャーリー「ルル!!それより、カレンが学校休みの時一緒に居るの!?」

ルルーシュ「カレンと?何故だ?」

カレン「いやだから居ないってば…」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 21:06:17.54 ID:Q1KtPWkg0
シャーリー「…だって、カレンは知ってるみたいだし…」

カレン(………うーん…ルルーシュの事…なのかしら?)

ルルーシュ「話がいまいち読めないが…」

リヴァル「ルルーシュの看病の仕方に何か心当たりがあるらしいんだよカレン」

ルルーシュ「……?何故カレンが俺の看病の仕方に心当たりがあるのかわからんが…誰かに以前聞いたとかじゃないのか?」

カレン「…うーん…たぶん」

ミレイ「ま、そんなとこでしょうね、誰かが話してたのを無意識に聞いてたとか」

カレン「きっとそうですね…未だに思いだせないのも意識して聞いてなかったからかもしれないし」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 21:12:33.20 ID:Q1KtPWkg0
ルルーシュ「しかし…噂になるような事なのか?たかが風邪の看病ですよ?」

ミレイ「何が噂になるかなんてわからないものよルルーシュ?もしかしたらルルーシュの看病の仕方が凄い特別なのかもしれないし」

ルルーシュ「そんなものですか…」

リヴァル「で?どんな看病の仕方してんだ?」

ルルーシュ「至って普通だよ、具合の変化に注意して決まった時間に薬と、消化の良い食事を食べさせる、それだけです」

ミレイ「普通、よね?」

ルルーシュ「だから変わった事なんてしていないと言ってるでしょう」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 21:18:35.58 ID:Q1KtPWkg0
シャーリー「………うーん」

ミレイ「そんなに考えこんでも仕方ないわよシャーリー?」

シャーリー「……そうですけど」

ニーナ「なら、風邪をひいたときにでも試しにルルーシュに看病して貰えば良いんじゃないかな」

シャーリー「…っ!!」ピクッ
ナナリー「…………」

リヴァル「…そんな都合良く風邪なんかひかないだろ…」

ルルーシュ「まったくだ…」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 21:26:55.04 ID:Q1KtPWkg0
スザク「あ、みんなこっちに来てたんだ?」スタスタ

ミレイ「あら?スザクお仕事行ったんじゃないの?」

リヴァル「随分早く終わったな?」

スザク「本当は仕事の筈だったんだけどね、上司の人が風邪ひいてるのに無理に仕事しようとしてたから無理矢理寝かせてきたんだ」

シャーリー「…っ」ピクッ

ルルーシュ「だからマスクしているのか」

スザク「うん、あの人仕事の事になると自分の体調とかお構い無しだから大変だよホント…」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 21:36:04.29 ID:Q1KtPWkg0
スザク「けっこうまずそうな具合に熱高かったからもしかしたらまずいかも」
シャーリー「…えい」ぱしっ

スザク「え、シャーリーちょっと!?」

シャーリー「………」ポイッ

スザク「ああ…せっかく移さないようにと思って着けてたのに!?」

ミレイ「………シャーリー」

ニーナ「私は移されたくないからね」ササッ

ルルーシュ「……そこまでして俺に看病させたいのか」

リヴァル「……スザク、とりあえずお前離れてろ」

スザク「…一体なんなんだろう」

ナナリー「スザクさん、とりあえず私の近くに来て下さいっ、はやく」

ルルーシュ「おいやめろナナリー」

スザク「……???」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 21:42:51.33 ID:Q1KtPWkg0
……数日後

ルルーシュ「……案の定みんな風邪ひいたな」

スザク「……そうだね」

ナナリー「………」

ルルーシュ「…しかし、良くお前平気だったなスザク」

スザク「僕は滅多に風邪ひかないからね、あの時のマスクも僕自身の予防の為に着けていた訳じゃないし」

ルルーシュ「身体だけは異常に丈夫だな…まあ俺も風邪ひいていないがな」

ナナリー「……コホッ…コホッ…」

ルルーシュ「…ナナリー、お前もひいてないだろ?ずっと平熱じゃないか」

ナナリー「………」ショボン

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 21:51:40.41 ID:Q1KtPWkg0
ルルーシュ「はあ…仕方ない…行ってくる」

スザク「みんなのお見舞いかい?」

ルルーシュ「そうなるな、多少は看病らしい事もしないとみんな納得しないだろうが」

スザク「僕も行くよルルーシュ」

ルルーシュ「俺一人で看病しろと念を押されてるからな…すまないが一人で行かないと」

スザク「そうか…なら仕方ないかな」

ルルーシュ「一度看てくれば満足するだろうから後でなスザク」

スザク「わかったよルルーシュ」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 21:59:07.73 ID:Q1KtPWkg0
スザク「………」

ナナリー「………」ショボン

スザク「…しかし、みんなどうしてルルーシュに看病して貰いたいのかな?」

ナナリー「…えと、お兄様の看病が風邪の時に凄く良いらしくて」

スザク「へぇ…何か特別な事でもしてるのかな?」

ナナリー「スザクさんが言い出したと聞いたんですけれど?」

スザク「え、僕が?」

ナナリー「はい」

スザク「…言ったかな、まったく覚えがないんだけど?」

ナナリー「そうなのですか?」

スザク「うん」

ナナリー「…確かにスザクさんが風邪をひいたところなんて一度も聞いたことありませんね」

スザク「うーん、なんなんだろ?」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 22:08:05.77 ID:Q1KtPWkg0
スザク「ちなみにナナリーはルルーシュに?」

ナナリー「はい」

スザク「何か特別な事してる?例えば薬が特別製だとか」

ナナリー「そんな事ないと思いますけれど…ええと…強いて上げるなら風邪をひいた時のお兄様のお料理は少し苦手ですね」

スザク「そうなんだ?どうして?」

ナナリー「ほんの少しですけれど苦味があって…私苦いのはちょっと…」

スザク「ははっ、良薬口に苦しって言うくらいだからね」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 22:16:22.55 ID:Q1KtPWkg0
…更に数日後

ミレイ「ようやく治ったわねぇ~」

リヴァル「やれやれ…」

カレン(まさかあたしまで風邪ひいちゃうなんて…はぁ)

シャーリー「…ふぅ」

スザク「良かったねみんな、すぐに治って」

ミレイ「ホントよね、ルルーシュ様々だわ」

リヴァル「律儀に俺のとこにも来ましたよルルーシュ」

カレン「……確かに病人の看病は上手かったわね」

シャーリー「……うん」

ニーナ「慣れてるって感じだったわね」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 22:26:01.31 ID:Q1KtPWkg0
スザク「みんなどんな看病を受けていたんです?」

ミレイ「うーん、普通…と言いたいところだけどやっぱりアレね」

スザク「あれ?」

ミレイ「ちょっと気持ち良かった」

スザク「気持ち良い?」

カレン「…あーわかります会長、ルルーシュって凄く優しくしてくれるんですよね」

スザク「優しく…」

ニーナ「…わたしはちょっとダメかな、ルルーシュのってちょっと苦いし吐いちゃったし…でも絶対飲まなきゃダメった言うし」

スザク「へぇ…」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 22:37:39.60 ID:Q1KtPWkg0
スザク「…そう言えばナナリーも苦くて苦手って言ってたな」

シャーリー「ルルって厳しくするところは凄く厳しいからね、私もちょっと喉に絡んじゃって凄く辛かったけど我慢して飲んだら褒めてくれた」ニヨニヨ

スザク「……喉に絡む」

ミレイ「みんな子供ねぇ、あれってなれちゃうとけっこうおいしいと思うわよ?こう、ごっくんって」
スザク「……………」


リヴァル「男と女の子で扱いにすげぇ差があるな…俺なんか拒否ってたら無理矢理やられたぜ?抵抗したらパジャマにぶちまけられて最悪だった」

スザク「………る、ルルーシュ…?」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 22:54:27.68 ID:Q1KtPWkg0
スザク「………ルルーシュ…キミは…」

ミレイ「ルルーシュが(看病)してくれるならまた風邪ひいてもいいかもね♪」

カレン「頼めばいくらでも(ルルーシュ特製病人食を)だしてくれそうですけど」

シャーリー「ルルの(看病)なら私も」

ニーナ「私はもういいかな、(風邪ばっかりひいてると)身体もたないし…」

リヴァル「男に(食い物こぼして服が汚れたから)脱がされんのはもう勘弁」

スザク「…ルルゥゥシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!?!!?」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 23:02:50.34 ID:Q1KtPWkg0
………

スザク「ルルーシュッッ!!キミって奴はっ!!」

ルルーシュ「ん…なんだいきなり?」

スザク「なんだじゃない!!僕はキミを見損なった!!」

ルルーシュ「スザク!?一体なんだホントに!?」


スザク「キミが誰とナニをしようが僕に何かを言う権利はない…だが…ナナリーだけは別だルルーシュ!!」

ルルーシュ「ナナリーがどうかしたのか」

スザク「とぼけるなルルーシュ!!貴様!!実の妹に看病と偽り色々ナニをしている!?」

ルルーシュ「はぁ!?」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 23:11:15.70 ID:Q1KtPWkg0
スザク「ナナリーは苦手だと言っていた、つまり我慢していると言う事になる…いやそれ以前に常軌を逸した行動だ!!」

ルルーシュ「だから!!何を言っているスザク!?」

スザク「はっきり言ってみろルルーシュ!!ナナリーに…妹にごっくんさせているんだろう!?」ガシッ

ルルーシュ「ごっくん?」

スザク「苦くて喉に絡んで慣れると病みつきになるっていったらあれしか知らない!!どうなんだルルーシュ!?」

ルルーシュ「…偽るも何も病気を治す為にはそれが良く効くんだぞ?何か勘違いしていないかスザク?」

スザク「…な…に…?」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 23:18:31.86 ID:Q1KtPWkg0
スザク「……馬鹿な…そんな事聞いたことが無い…!!」ギリッ

ルルーシュ「当たり前だ、俺しか(レシピを知らないから)作れないからな」

スザク「ルルーシュしか?どういう事だルルーシュ!?ブリタニアの皇族にはそんな力があるのか!?皇帝液なのか!?」

ルルーシュ「なにを言っているんだお前は…」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 23:25:42.25 ID:Q1KtPWkg0
スザク「……しかし…だからといって…」ハァ…ハァ…

ルルーシュ「…スザク?お前顔赤いぞ?」

スザク「…え?……う…」クラッ

ルルーシュ「スザク、ちょっと熱計るぞ……」

スザク「……くっ…」クラクラ

ルルーシュ「………体温がかなり高いな…この症状…会長やシャーリー達と同じ風邪か?」

スザク「……え…」クラクラ

ルルーシュ「…スザク、もしかしてその高熱を出した上司とやらの看病でもしていたのか?」

スザク「……昨日まで…ちょくちょくセシルさんと交代で色々…」クラクラ

ルルーシュ「…やはりか…どうやら今までは運良くかからなかっただけのようだな」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 23:34:41.88 ID:Q1KtPWkg0
スザク「………ぐ…」クラクラ

ルルーシュ「とりあえず話は後だな、スザク…ベッドに行くぞ」

スザク「っ!?」ビクッ

ルルーシュ「なんだ?嫌なのか?」

スザク「…い…嫌だ…!!」ガタガタ

ルルーシュ「駄目だ、意地でも言う事聞いて貰うからな」グイッ

スザク「やめろっ!!僕は平気だから…!!」

ルルーシュ「馬鹿がっ!!只の風邪でも油断すれば死ぬ事だってあるんだぞ!!黙って従え!!」

スザク「…死ぬ?」

ルルーシュ「この風邪は決して軽い症状じゃないからな、甘くみるべきじゃないぞ」

スザク「……僕は…」


スザク「……死ねない!!」キィィィン

ルルーシュ「ん?」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 23:40:51.76 ID:Q1KtPWkg0
スザク「ルルーシュ!!今すぐにズボンとパンツを脱げ!!早く!!」

ルルーシュ「はぁ!?何を言っているんだお前は!?」

スザク「うるさい!!僕は生きなきゃいけないんだ!!」グイッ

ルルーシュ「ファッ!?」ビクッ

スザク「出せ!!今すぐに出すんだ皇帝液を!!」

ルルーシュ「やめろ!!やめて!!うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 23:48:32.58 ID:Q1KtPWkg0
C.C.「ふっ」プッ

スザク「はぅ!?」プスッ

バタリ

ルルーシュ「」ガタガタブルブル

C.C.「…大丈夫かルルーシュ、とりあえず枢木は即効性の睡眠薬を塗った吹き矢で眠らせたが」

スザク「」

ルルーシュ「な、なんでそんなものを持っている?」

C.C.「私はC.C.だからな、こんな事もあろうかと」

ルルーシュ「答えになっていないぞ…だがまぁ、助かった、礼を言うぞC.C.」

C.C.「気にするな、後でピザ10枚で手を打とう」ニヤリ

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/11(月) 23:58:47.73 ID:Q1KtPWkg0
………

ルルーシュ「良いかよく聞けスザク、全てお前の勘違いだ、わかるな?わかれよ?」

スザク「…勘違い?」

ルルーシュ「俺はナナリーにごっくんもさせていないし間違ってもユ〇ケルを体内精製などしていない!!いいな!?」

スザク「……じゃあみんなの言っていた事は…」

ルルーシュ「……あまり言いたくないがこれだ」コトッ

スザク「ル〇滋養内服液…」

ルルーシュ「これと色々混ぜてゼリー状にしたものを食べさせていた、昔自分で試して思いの外効いたのでな」

スザク「……ルルーシュ」

ルルーシュ「キャッチフレーズにもあっただろ?風邪ひきはじめには〇ルが効くってね」

スザク「…なるほど」

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/12(火) 00:06:52.76 ID:ruCpD/pi0
………

咲世子「~♪」

C.C.「暇だな、ルルーシュの奴め…ピザはまだか」スタスタ

C.C.「ん…」ブルッ


C.C.「ひっくち!!」

C.C.「……私に移る風邪とは…枢木の奴面倒なものを運んで来たものだ」グシグシ

咲世子「かっぜひきはじめには~ルルが効くっ♪」スタスタ

C.C.「………」クラクラ

C.C.「……ほう?なら試してみるとしよう」フラフラ

C.C.「…ひっくち」ブルッ

おわり

引用元: スザク「風邪ひきはじめには~ルルが効くっ♪」