イヴの朝 イヴの家 イヴの寝室



目覚まし時計「……」 ジリリリリリ…!

イヴ「ん〜……こちらの方はぁ〜…えっ、捨てちゃうんですかぁ〜……むにゃむにゃ……」スピー

目覚まし時計「……」ジリリリリリ…!

イヴ「あっ…規格外だから使えない…そうなんですかぁ〜……」スピー

目覚まし時計「……」ジリリリリリ…!

イヴ「あのぉ〜……んう……これをもらったりする事って……あっ、ありがとうございます〜♪……むにゃむにゃ…」スピー

4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/18(金) 20:19:34.78 ID:RpKrhZgb0
目覚まし時計「……」ジリリリリ…カチッ

ブリッツェン「………」

目覚まし時計「……」

ブリッツェン(12月24日、午前5時。いつもと変わらぬ起床時刻だ。)

イヴ「よかったねぇ…ブリッツェン……♪」ギュゥゥゥゥ…

ブリッツェン(そしていつもと変わらず、私の主人を起こしてしまわないように目覚まし時計を止めるのは難しい。)

イヴ「これで……むにゃむにゃ……」
スピー

ブリッツェン(主人に望まれるのであれば、抱き枕となって安眠の手助けをするのもサンタクロースのトナカイと
しての重要な仕事の一つだ。)

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/18(金) 20:20:13.82 ID:RpKrhZgb0
ブリッツェン(さて、目覚まし時計を止めたのはいいが……ここから先の行動方が難易度は高い。)

イヴ「むにゃむにゃ……」スピー

ブリッツェン(如何にして私に抱き付いて寝ている主人を起こさぬようにして布団を抜け出すか。これはイヴのトナカイに求められる技術の一つでもある。)

イヴ「うぅん………」スピー

ブリッツェン(今日は冷えるな。その為にイヴは私にいつも以上に強く抱き付いている。)

イヴ「もこもこぉ〜……♪」ギュゥゥゥゥ…

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/18(金) 20:21:27.49 ID:RpKrhZgb0
ブリッツェン(私の主人は寒くなってくると、私を抱き枕にして寝るのを通例としている。私を抱き枕にすると、温かくてよく眠れるそうだ。)

イヴ(全裸)「んんぅ……」スピー

ブリッツェン(私を抱き枕にする前に、もっと取るべき寒さ対策が存在するのではないかと問い質したいところではあるが…)

イヴ「なちゅらるぅ〜……♪」スピー

ブリッツェン(衣服を着たままだと、衣服の感覚が気になって熟睡出来ぬとあれば仕方のないことか。)

ブリッツェン「>>8」

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/18(金) 20:30:48.82 ID:hPkItB4AO
私が去勢していなければ大変な事になっていた……

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/18(金) 20:37:12.42 ID:RpKrhZgb0
ブリッツェン(私が去勢していなければ大変な事になっていた……)

イヴ「んぅ…ブリッツェン……」スピー

ブリッツェン(……と、云う事はない。うん、ない。……ないんだ。子どもに夢を与える存在であるトナカイに邪心など……)

イヴ「好き……」スピー

ブリッツェン「………」

イヴ「むにゃむにゃ……」スピー

ブリッツェン(………ないよ?)

11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/18(金) 20:44:43.38 ID:RpKrhZgb0
ブリッツェン(さあ、起きよう、うん!深い意味はない……決して深い意味はないのだが今すぐ起きよう!)

イヴ「ブリッツェン……」ギュゥゥゥゥ…

ブリッツェン(……起きると言ったら起きるんだ!決して一瞬迷ったりはしていない……はずだ。)

イヴ「むにゃむにゃ……」ギュゥゥゥゥ…

ブリッツェン(私はトナカイ、私はトナカイ、私はトナカイ、私はトナカイ……)

イヴ「んゅぅ……」ギュゥゥゥゥ…

ブリッツェン(私はトナカイ…私はトナカイ…私はトナカイ…私はトナカイ…私はトナカ……)

12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/18(金) 20:56:46.91 ID:RpKrhZgb0
玄関



ブリッツェン(午前5時半、この時間はランニングに非常に適している。)

ブリッツェン(第一に夏でも涼しく運動に適している。北国生まれの私にとって日本の暑さは厳しい。毎年ややクーラーに異存してしまって、必ず夏風邪を引いてしまう。)

ブリッツェン(第二に人通りが少ない。私は目立つのはあまり好まないのだが、私のようなトナカイはこの国において大変人目を引いてしまう。)

ブリッツェン(まあ、トナカイが公道をランニングしていた場合、動物園からの脱走を歌がれてしまっても仕方はないだろう。)

ブリッツェン(あの様な騒ぎはもう御免だ。また公僕たちの手を煩わせてしまうのは傍迷惑だからな。)

ブリッツェン(この時間ならば、会っても亜季や茜や真奈美さんと言った知り合いだけだ。)

13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/18(金) 21:03:58.80 ID:RpKrhZgb0
ブリッツェン(第三に…その…運動と言うのは頭の中から余計な物を消し去ってくれる。……無論、ただの精神統一的な意味でだ。)

ブリッツェン(決してイヴの雪のように白い肌とは何の関係もない。)

ブリッツェン(イヴは年々美しくなっていくな……)

ブリッツェン(………)

ブリッツェン(…さ、さあ、走らないと、走りたい、走る、走る時、走れば、走れ!)

ブリッツェン(今日は少しランニングの距離を伸ばそう……うん、特に意味はないんだが。)

ブリッツェン(今朝も元気にランニング行ってみよう!)

14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/18(金) 21:17:58.50 ID:RpKrhZgb0
風呂場


ザァァァァ……

ブリッツェン(午前6時半、ランニングでかいた汗をシャワーで流す。)

ブリッツェン(マスコットと言う職業柄、臭いにはトナカイ一倍気を使う、汗臭いマスコットなど話にならないからな。)

ブリッツェン(シャンプーとリンス、オーデコロンとアロマは欠かせない。獣臭さまで消して初めてマスコットとなる資格を得る。)

ブリッツェン(プロとして手間を惜しむような真似は出来ない。多少面倒だとしても、それが子どもたちの笑顔に繋がるのだから。)

ブリッツェン(…シャンプーが切れそうだな。年末になって配送が混み合う前にネットで注文しなくては。)

ブリッツェン「>>16」

16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/18(金) 21:19:53.96 ID:VuIoN88E0
このシャワーは精神統一も兼ねている

18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/18(金) 21:27:46.24 ID:RpKrhZgb0
ブリッツェン(……このシャワーは精神統一も兼ねている。先程も精神統一をしたばかりの様な気がしなくもないが、精神統一を行ってよい回数に制限などはないだろう。)

ブリッツェン(熱いシャワーが頭を目覚めさせ、余計な考えを外に追い出してくれる。)

ブリッツェン(朝眠いと言う者は、朝シャワーを試してみれば良いのに。頭が冴えて思考がクリアになる。)

ブリッツェン(例えばこの風呂場は昨日、イヴが使った物であるとか。)

ブリッツェン(………)

ブリッツェン(イヴも昨日この場でシャワーを……)

19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/18(金) 21:35:51.08 ID:RpKrhZgb0
ブリッツェン「ブモッ!(いかんいかん!何を考えているんだ私は…!精神統一…精神統一……)」

ブリッツェン(思考がクリアになり過ぎると言うのも……す、少し困り物だな……)

ブリッツェン(イヴは幼い頃から今と同じ様に私に接してきた……昔と今とでは色々と勝手が違うと言う事を、イヴは気付いているのだろうか……?)

ブリッツェン(……いや、気付いていないだろうな。私の主人はいわゆる「天然」と言う物なのだから……)

ブリッツェン(はぁ……今度アッキーに愚痴を聞いてもらおう……)

ブリッツェン(イヴは…本当に美しく成長して………)

20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/18(金) 21:41:51.10 ID:RpKrhZgb0
ブリッツェン(………)

ブリッツェン(…私も自分ではまだまだ若者だと思っていたが、既に年寄りの仲間入りをしてしまっていたか…)

ブリッツェン(フッ…こんなちょっとした事で感動的になってしまうだなんて……ジジ臭いと言われても文句は言えんか。)

ブリッツェン(精神統一のはずが、今日はやけに雑念が湧いてくる……)

ブリッツェン(………)

ブリッツェン(今日は特別な日だ。多少の雑念や感慨ぐらい……許されだろう。)

ブリッツェン(今日はイヴの日だ。)

21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/18(金) 21:51:33.11 ID:RpKrhZgb0
居間



ブリッツェン(午前7時半。)ズズズ…

ブリッツェン「ブモォ……(流石は頼子が厳選し、焙煎した豆だ…美味い……)」ゴト

ブラックコーヒー「……」

ブリッツェン(彼女にも幸せなクリスマスが訪れん事を……)

ブリッツェン「………」

ブリッツェン(…さて……)ガサッ

英字新聞「……」

22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/18(金) 21:59:38.10 ID:RpKrhZgb0
ブリッツェン(ふむふむ……成る程…)

ブリッツェン(午前7時半…食事の時間であり、そして情報をを頭に入れる時間でもある。)

ブリッツェン(情報を仕入れるのには新聞が一番適している。少なくとも私はそう思う。)ズズズ…

ブリッツェン「ブモォ………」

ブリッツェン(何となく上手くは言えないが……きっと新聞が好きなのだ、私は。)

ブリッツェン(>>24)

24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/18(金) 22:00:01.88 ID:++vYfrL0o
ふむふむ、『大気制御衛星実現に向けて第一歩。来年5月14日、南極・北極上空に試験機打ち上げ予定』か

26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/18(金) 22:10:52.70 ID:RpKrhZgb0
ブリッツェン(ふむふむ、『大気制御衛星実現に向けて第一歩。来年5月14日、南極・北極上空に試験機打ち上げ予定』か。)

ブリッツェン(……『これによって人類は新たなステージへ進む事になるだろう、と開発者らは語っており…』……ふむ……)

ブリッツェン(大気を制御する…原理は分からないが、その様な事は果たして可能なのだろうか……?)

ブリッツェン(もし可能なのだとして、事故の可能性などはないのだろうか…?そうなった場合、取り返しはつくのだろうか…?)

ブリッツェン(……)

ブリッツェン(いや、深く考えるのはよそう。一応説明と思しき物が横に書いてあるが、私にはよく分からない。)

28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/18(金) 22:22:47.76 ID:RpKrhZgb0
ブリッツェン(トナカイハイスクールではよく物理の教科担任に補習を受けさせられていたからなぁ……)

ブリッツェン(晶葉や晶葉Pに聞けば、懇切丁寧に事細かに説明してくれるのだろうが……その前に私の頭がパンクしてしまうだろう。)

ブリッツェン(文系はいつもトップクラスだったんだが……フフッ…両極端な奴だと友人から散々言われたっけ。)

ブリッツェン(何もバランスの良い物だけが優れた物でもあるまい。尖っていたっていいじゃないか。)

ブリッツェン(そのくらいの方が面白い、だろ?……なんてな、フフフ……)

ブリッツェン(……さて、そろそろかな?)

29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/18(金) 22:31:09.37 ID:RpKrhZgb0
???「ふわぁぁぁ……おはよう…ブリッツェン……」ガチャ

ブリッツェン「ブモッ。(おはよう。)」

???「うーん………」フラフラフラ……

ブリッツェン「ブモォ?(大丈夫か?)」

???「な、何とか……はぁ……毎年やってるけど…プレゼントの確認作業はキツい………」フラフラ…ストン…

???「サンタクロースも楽な仕事じゃないよぉ……全くぅ……」

ブリッツェン「ブモッ。(トーストとコーヒーだ。)」

???「さんきゅ……」

30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/18(金) 22:39:55.93 ID:RpKrhZgb0
ブリッツェン「ブモッ。(今日はもう少し寝ておくか?今夜が本番なんだ、あまり無理はしない方がいい。)」

???「いや……配送地域の最終確認をやらなきゃいけないから……ふわぁぁぁ………」

ブリッツェン「ブモッ?(本当にいいのか、イヴP?)」

イヴP「サンタですからぁ〜……」

ブリッツェン「ブモォ。(フフッ…イヴの日の朝は青ざめた顔をしているのは、どこの国のサンタクロースも同じだな。)」

イヴP「>>32」

32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/18(金) 22:42:48.18 ID:SkFtPD6H0
今年は若葉ちゃんのとこのハリーがてづだいに来てくれるって

33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/18(金) 22:51:26.46 ID:RpKrhZgb0
イヴP「今年は若葉ちゃんのとこのハリーが手伝いに来てくれるって……」

ブリッツェン「ブモォ…(ハリーには借りを作ってばかりだな……)」

イヴP「だねぇ……あ、それから……」
カクッ…

ブリッツェン「ブモッ。(イヴP。)」

イヴP「はっ…!寝てない……寝てない……よ…?」

ブリッツェン「ブモォ…?(大丈夫なのか…?)」

イヴP「だ、大丈夫……」

34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/18(金) 22:58:21.99 ID:RpKrhZgb0
ブリッツェン「ブモッ。(無理はするなよ?)」

イヴP「サンタさんだから大丈夫だよ……?」

ブリッツェン「ブモッ。(サンタだから心配なんじゃないか…私の知っているサンタは誰1人普通じゃない。)」

イヴP「あはは……照れるなぁ……サンタ兼プロデューサーって僕ぐらいだろうしねぇ……」

ブリッツェン「ブモッ。(おまけに担当のアイドルまでサンタクロースと来たものだ。)」

イヴP「いやぁ〜、あの時は驚いたなぁ……」

35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/18(金) 23:06:42.74 ID:RpKrhZgb0
ブリッツェン「ブモォ。(それはこちらの台詞だ。まさか日本のサンタに拾われるとは思ってもみなかった。)」

イヴP「縁は異なもの味なものって言うし……あれ、ちょっと違うかも?」

ブリッツェン「ブモッ。(それは男女の縁はを表す諺ではなかったか?)」

イヴP「あはは、そうだねぇ……アイドルとプロデューサーじゃ……」

ピンポーン

イヴP「あっ、みんなが来てくれたみたい……」

36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/18(金) 23:11:23.94 ID:RpKrhZgb0
ブリッツェン「ブモッ?(みんなとは?)」

イヴP「みんなはみんなだよ?事務所のみんな。今年はみんなにも手伝ってもらっちゃうことになったんだ。」

ブリッツェン「ブモォ…(聞いていないぞ…)」

イヴP「あれ、話してなかったっけ……?」

ブリッツェン「……」

イヴP「あはは……」

ブリッツェン「ブモォ…(はぁ…私が出迎えてくる。お前はトーストでもかじっていろ。)」

イヴP「はぁーい。」

37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/18(金) 23:20:09.49 ID:RpKrhZgb0
玄関



ブリッツェン(全く聞いていない話だったが…とにかく助かった。これで今朝はイヴを起こしてもらえる。)
トコトコトコトコ

ブリッツェン「ブモッ。(今開ける。)」ガチャ

ブリッツェン「ブモォ。(おはよう。外は寒かっただろうから……」
ガラガラガラガラ…

ブリッツェン「…………ブモッ?(あれ?)」

ブリッツェン(ドアの外に誰もいない…?)キョロキョロ…

ブリッツェン(イヴPは確かにみんなが来たと……)キョロキョロ…

「にょわー☆」

ブリッツェン(………ん?)

38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/18(金) 23:32:06.54 ID:RpKrhZgb0
玄関 外



ブリッツェン(成る程……)

きらり「めりー☆くりすます☆」
ズォォォォォ…

ブリッツェン(我が家の入り口からは……脚と脚の間が見えていたから…誰もいないように見えたのか……く、首が痛い……)グググ…

きらり「きらりは今日はきらりんサンタなんだにぃ☆夢と希望とプレゼントをお届けしちゃうよぉ、ひゅごーん☆」

クリスマスツリーの束「……」

ブリッツェン(クリスマスツリーとはこの様に束にして小脇に抱える物だっただろうか……)

きらり「>>40」

40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/18(金) 23:58:40.50 ID:hPkItB4AO
それと、若葉さんとネネちゃんも後から来るって。二人は舞空術が使えるから、ソリが空いて助かるはずだゆ!

45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 12:09:10.75 ID:lieolP270
きらり「それとー、若葉ちゃんとネネちゃんも後からにょわーって来てくれるって。二人は舞空術でびゅんびゅんできちゃうから、ソリが空いて助かっちゃうと思うにぃ!」

ブリッツェン「ブモォ。(それは助力としてはありがたいな。ふむ、若葉とネネか……)」

きらり「えへへへへ〜☆きらりたちも今日はきらりん☆サンタになっちゃうにぃ☆いーい、ブリッツェンちゃん?」

ブリッツェン(本来サンタクロースの仕事と言うのは、サンタクロースのみに許された特別なものなのだが……)」

きらり「えへへへへ〜♪きらりんえんじんがにょわにょわすぅ☆にゅわにょわにょわにょわ……♪」

ブリッツェン(………はぁ…そんな顔をされたら断われるわけがないではないか……顔は見えないからあくまで予想だが。うん、喜色満面の笑みを浮かべているに違いない。)

46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 12:09:45.58 ID:lieolP270
ブリッツェン「ブモッ。(ありがとう、君たちが手伝ってくれると本当にたすかる。よろしく頼む。)」

きらり「うきゃー☆やったにぃ!えへへ♪きらりんサンタたちにお手伝いはお任せしちゃってほすぃーにぃ☆」

ブリッツェン(慣例には反するが…それを言うならイヴ自体がそもそもイレギュラーだ。)

ブリッツェン(一年を通して多忙なサンタクロースと言う職業上、兼業をする者はあまり多くない。ましてや、その中でアイドルを選ぶ者など……)

ブリッツェン(昨夜も夕刻までは、アイドルとしての活動をしていた。夢を配るのはサンタもアイドルも同じ…だったか?)

ブリッツェン(まったく…あの細身な体のどこにそんなパッションが秘められているというのか……フフッ…)

47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 12:11:10.06 ID:lieolP270
ブリッツェン(正直なところを言えば、助力は欲しかった。日頃からアイドルとプロデュース業で、普通のサンタより遥かに夢を多く配っている2人だ……多少の慣例破りぐらい許されるさ。)

きらり「ブリッツェンちゃーん☆」
ガシッ

ブリッツェン(それに……こうして皆が助けに来てくれると言うのは、イヴがそれだけ事務所の皆から親しまれて……ガシッ?)

きらり「ブリッツェンちゃんはちっちゃくてモフモフで、きゃわいいにぃ☆」
ヒョイッ

ブリッツェン「ブモォ?!(ちょっ…?!と、トナカイは片手で掴み上げるものじゃ……私270kgあるんだよ……?!)

きらり「えへへへへ♪」

ブリッツェン(って高い高い高い高い!……あ、プレゼントを配る時はこれより遥かに高いか……じゃなくて…!)

48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 12:12:21.59 ID:lieolP270
きらり「……」ジー…

ブリッツェン「ぶ、ブモッ……(あ、あの……)」

きらり「うっきゃー☆何これヤッバーイ☆もこもこでふわふわで……キュンキュンすぅ!」グオッ!

ブリッツェン「ブモッ……?(えっ…?)」

きらり「きゃーわーいーいーにぃー☆」スリスリスリスリスリスリ!

ブリッツェン(ほ、・ずり…?!ま、ましゅまろほっぺが……ぐわあああああああ!)」

49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 12:13:32.87 ID:lieolP270
きらり「にょわわーってもこもこしてはぴはぴすぅ☆」スリスリスリスリスリスリ!

ブリッツェン(柔らかくていい匂いがして吐息を近くに感じるんだが…何より勢いがあまりに……あっ…ヤバ……)

きらり「にょわー☆」スリスリスリスリスリスリ!

ブリッツェン(気が遠くな……ああ、おばあちゃんが……)

「めっ!」

きらり「?!」ビクッ!

「大人のお姉さんとして、これはみすごせないかしら〜。」

ブリッツェン「ぶ、ブモォ……?(今…何が……?)」

50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 12:15:11.51 ID:lieolP270
きらり「ど、どこ……?」

「きらりちゃんの足元よ。」

きらり「………」チラッ

若葉「……」ニコニコ

きらり「……若葉……さん?」

若葉「ブリッツェンちゃん、ちょっ〜っと困ってるみたいよねぇ?」ニコニコ

ブリッツェン(こ、この小柄な少女は……)

若葉「>>52」

52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 12:16:33.22 ID:INrrgrWAO
あまり困らせたらダメですよ?ほら、分かったら下ろして、早く私ももふもふしたいから!

53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 12:27:06.47 ID:lieolP270
若葉「あまり困らせたらだめよ?ほーら、分かったら下ろして、早く私ももふもふしたいから!」

きらり「は、はい……」ソー……ストン

ブリッツェン(ほっ……た、助かった……)

若葉「ちゃんと許可を取ってから、ブリッツェンちゃんをもふもふしたの?」

きらり「それは……」ダラダラ…

若葉「許可は取ったの?」

きらり「と、取ってはいませんでした……」ダラダラ…

54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 12:34:59.49 ID:lieolP270
若葉「あら〜、それはあんまりよくない事よねぇ?」

きらり「は、はい……」ダラダラ…

若葉「もふもふしたい時はこんな風にするのよ?ねえ、ブリッツェンちゃん、もふもふしてもいいかしらぁ〜?」

ブリッツェン「ブモッ。(あ、はい。)」

若葉「うふふ、ありがとう♪もふもふ〜♪」モフモフ

ブリッツェン(…?!こ、これは……!)

若葉「オトナだったらそのあたりは、きちんとしないとねぇ…もふもふ〜♪」モフモフ

ブリッツェン(普通に気持ちがいい……さすがは若葉だ。私のツボを熟知している……)

55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 12:45:04.85 ID:lieolP270
若葉「ほら、こうしたらもふもふする側も、される側も、両方がぬくぬくできるでしょ?」モフモフ

きらり「……」ダラダラダラダラ…

ブリッツェン(きらりは悪い娘ではないのだが……如何せん、色々と規格外すぎる……具体的には二階のない我が家より高い身長や…クリスマスツリーを小枝のごとく扱うパワーなど…な…)

ブリッツェン(勿論本人は心根の優しい、温かい人間だ。体も規格外だが、何より心が規格外だ。北極海のように心が広い……誰かのためを常に思っている。)

きらり「その……か、かわいかったので……」ダラダラダラダラ…

ブリッツェン(ただ……彼女の感覚が「かわいい」と捉えた物に関しては……うん。)

56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 12:52:49.37 ID:lieolP270
ブリッツェン(少々過激なアプローチを取ってしまう事がある……本人はいたって純粋に可愛がりたいだけなのだが……)

若葉「きらりちゃんは、普通の人よりすこぉ〜し体が大きくて、力も強いでしょ?……かわいいかったら、勝手にもふもふしてもいいの?」

きらり「よくない……と思います……」ダラダラダラダラ…

ブリッツェン(きらりの「はぴはぴ」状態を即座に解除できる人間は2人しかいない。1人はヴァチカンの聖女。そしてもう1人が……)

若葉「そうよねぇ…あんまりいいことじゃ…ないわよね?」

ブリッツェン(ここにいる若葉だ。)

57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 12:59:32.74 ID:lieolP270
若葉「もうしない?」

きらり「は、はい……こ、これからは気をつけます……」ダラダラダラダラ…

ブリッツェン(この光景はいつ見てもシュールだ……)」

若葉「ブリッツェンちゃんにごめんなさいは?」

きらり「うゆ……ごめんなさい……ブリッツェンちゃん……」

ブリッツェン「>>59」

59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 13:08:47.20 ID:3oX5w7b0o
う、うむ、次からは気をつけて

60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 13:18:52.57 ID:lieolP270
ブリッツェン「ぶ、ブモッ…(う、うむ、次からは気をつけて……)」

きらり「……」シュン…

ブリッツェン「……ブモッ。(……そ、その為には練習が必要だな。どれ、試しに私を優しく撫でてみろ。)」

きらり「……!」

ブリッツェン「ブモォ。(もふもふされるのがマスコットの仕事だ。…若葉。)」

若葉「そうねぇ。きらりちゃん、手を貸してくれる?」

きらり「……」スゥ……

61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 13:25:09.31 ID:lieolP270
若葉「ほら、優しくなでなでしてみましょうね〜?」

きらり「う、うゆ……」ナデ…ナデ…

ブリッツェン「ブモォ……(おお……これは……)」

若葉「ね?こうすればきらりちゃんも気持ちがいいし、ブリッツェンちゃんも気持ちがいいでしょう?」

ブリッツェン「ブモッ…(中々筋がいいぞ……ああ、これはいい……もっと撫でてくれないか?)」

きらり「ブリッツェンちゃん………」
ナデ…ナデ…

62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 13:32:48.06 ID:lieolP270
ブリッツェン「ブモッ。(きらりに撫でてほしいんだ。)」

きらり「………」コクッ…
ナデ…ナデ…

ブリッツェン「ブモォ……(そうそう。ああ、気持ちがいいなぁ……)」

きらり「………」ナデ…ナデ…

若葉「ちょっとずつお勉強していって、オトナになりましょうねぇ〜?」

きらり「うん……若葉ちゃんもありがと…」ナデ…ナデ…

若葉「ふふっ、コドモを導くのがオトナの役割だからぁ〜。気にしないで?」

63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 13:40:56.95 ID:lieolP270
ネネ「はぁ…はぁ…やっと…追いつきました…」シュタ…

ネネ「はぁ…はぁ……お、おはようございます…ブリッツェンさん…」

ブリッツェン「ブモッ。(おはよう、ネネ。どうしたんだ?やけに息を切らしているが…?)」

ネネ「はぁ…はぁ…若葉さんが……途中で…瞬間移動を使って……それを追いかけたら……はぁ…はぁ…ひどいですよ…若葉さん…?」

若葉「え、えっとぉ〜…ご、ごめんなさ〜い…」メソラシー

ネネ「>>65」

64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 13:42:31.68 ID:XG6GXkwAO
私はまだ、超グンマー人にもなれてないのに……

66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 13:51:31.59 ID:lieolP270
ネネ「私はまだ…超グンマー人にもなれてないのに……瞬間移動は超グンマー人だけが使える…技じゃ…ないですか……」

若葉「そのぉ…急いだ方がいいと思ったからぁ〜…置き去りにしてごめんなさい…ね…?」

ネネ「いえ…私が…超グンマー人になれないのも……」

若葉「ネネちゃんならなれるわ。まだ若いんだから、焦っちゃだめよ?」

ネネ「でも……」

若葉「ネネちゃんは素質はあるんだから、あとはきっかけが必要なだけ。…私を信じて。」

ネネ「……」

67: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 13:57:51.80 ID:lieolP270
若葉「ふふっ、ネネちゃんは頑張り屋さんねぇ〜♪」

ネネ「……はぁ……分かりました。若葉さんを信じます。」

若葉「ありがとう♪」

ネネ「いえ……あっ、それよりきらりさんは…?」

若葉「上。」

ネネ「上…?……あっ!」フワッ

ネネ「おはようございます、きらりさん!」フワフワ

きらり「おはよう、ネネちゃん☆」

68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 14:06:08.26 ID:lieolP270
ネネ「今日もいい天気ですね♪寒いですけど、この寒さがまた冬って感じかしていいですよね?」

きらり「さむさむなのも、はぴはぴだにい☆」

ブリッツェン「ブモォ。(さて、3人とも中へ入ってくれ。熱いコーヒーが淹れてある。)」

ネネ「ありがとうございます!」

きらり「お、お砂糖入れてもいーい…」?

若葉「あのぉ…わ、私も……あっ…や、やっぱりいいかなぁ〜…?」

69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 14:17:27.11 ID:lieolP270
居間



ネネ「ふぅ……1日1杯のコーヒーには癌を予防する効果があると言われていて、健康にもいいんですよ?」

イヴP「へぇ……それは知らなかったなぁ……ネネちゃんと話すと勉強になるよ……ふぁぁぁ……おっと…ごめん。」

きらり「イヴPちゃん、目の下のクマがくまくまーって感じでヤバーいことになってるよ?」

イヴP「少し寝不足なだけだよ……この時期に寝不足じゃないサンタはいないよ。」

若葉「………」

ブラックコーヒー「……」

ブリッツェン(無理をしなくとも良いのに。)

71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 14:26:38.15 ID:lieolP270
ネネ「寝不足は健康の大敵です。と、言う事で…」ゴソゴソ

ネネ「ドリンクを作ってきました。もちろん、しっかり睡眠を取るのが一番なんですが…」トン

ブリッツェン「ブモッ。(そこまで気を利かせられてしまっていたか……)」

ネネ「ふふっ、ブリッツェンさんも1杯いかがですか?」

ブリッツェン「ブモッ。(悪いな。)」

ネネ「いえ。ただ単に私が好きなんです、他の人に元気になってもらうのが♪」

イヴP「>>73」

73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 14:30:53.12 ID:XG6GXkwAO
ありがとう……この1ヶ月ひたすらトレーニングとヒゲの育毛に費やしてきたから……

74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 14:38:07.81 ID:lieolP270
イヴP「ありがとう……この1ヶ月ひたすらトレーニングとヒゲの育毛に費やしてきたから……」

きらり「やっぱしサンタさんは、おヒゲがないとサンタさん出来ないにぃ?」

イヴP「いや…別にそんなこともないんだけど……」

きらり「うきゃ?」

イヴP「ふふっ……願掛けみたいなものなんだ……クリスマスが成功しますように……って。だから……終わったら剃るんだ……ヒゲがあるとラーメン食べづらいし。」

若葉「……」

ブラックコーヒー「……」

76: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 14:46:04.31 ID:lieolP270
ネネ「イヴPさんが毎年クリスマスイヴの一ヶ月前になるとお髭を伸ばすのは、そう言う理由だったんですね。」

イヴP「サンタが願掛けって言うのも変かもしれないけど……僕は日本のサンタだし……そこら辺はいっかなーって。」

きらり「きらりもおまじないしてあげるにぃ☆イヴPちゃんにきらりんパワー
……注入☆」ナデナデ

イヴP「あはは……ありがとう。」

若葉「………」

ブラックコーヒー「………」

77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 14:53:07.32 ID:lieolP270
きらり「……あっ、これよく考えたらおまじないじゃないかも…」ナデナデ

ネネ「元気が出るなら一緒ですよ♪」

イヴP「そうそう…細かい事は気にしなくていいんだって……あー、きらりんパワーが溜まってきた気がする……」

きらり「えへへへへ…♪おまじないあらためぇ〜……きらりんパワー注入すぅ☆」ナデナデ…

若葉「……」

ブラックコーヒー「……」

ブリッツェン「ブm…」

若葉「わ、私はオトナですよぉ〜!」

ブリッツェン(まだ何も言っていないのだが……)

78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 15:00:31.68 ID:lieolP270
イヴP「はぁー……みんな優しいなぁ……ああ…そうだ、ネネちゃん……」

ネネ「イヴさんを起こしてあげてきますね。」スクッ

イヴP「あっ……先に言われちゃったよ……」

ネネ「ふふっ、5分以内に起こしてきてあげてみせましょう♪」

イヴP「そんなことができるの…?!」

ネネ「はい♪」

79: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 15:04:46.25 ID:lieolP270
イヴの寝室



イヴ「むにゃむにゃ……もう食べられません〜……」スピー

ネネ「イヴさん、朝ですよ。」

イヴ「えっ……今日は好きなだけおかわりしてもいいんですかぁ〜……?」
スピー

ネネ「イヴさん。」

イヴ「あなたは私の命の恩人ですぅ〜……」スピー

ネネ「>>81」

81: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 15:08:08.13 ID:XG6GXkwAO
今日のご飯は段ボールですよ?

86: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 15:15:04.88 ID:lieolP270
ネネ「今日のご飯は段ボールですよ?」

イヴ「ひぃぃぃぃん?!だ、段ボールだけは食感がどうしてダメなんですぅ!」ガバッ!

イヴ「あの噛むたびににじみ出る糊の味も……あれ?」

ネネ「おはようございます、イヴさん!」ニコッ

イヴ「あっ、おはようございますぅ〜♪」

ネネ「はい、目覚めのドリンクをどうぞ♪」スッ

イヴ「わぁ、ありがとうございますぅ〜!」

88: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 15:24:18.74 ID:lieolP270
 

イヴ「……んく……んく……んく……はぁ〜…甘くて濃厚で……とっても美味しいですねぇ〜♪」

ネネ「目は覚めましたか?」

イヴ「はい〜♪……って、どうしてネネちゃんが私の部屋に…?!ひょっとして、お家にやってくるはずのサンタがお家にやって来られちゃった系ですかぁ〜?!」

ネネ「今日はクリスマスイヴですよ?」

イヴ「………あー、お約束をしてましたねぇ〜。今思い出しましたぁ〜♪」

ネネ「服を着て下に降りてきてください。皆さん待ってますよ?」

89: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 15:28:42.72 ID:lieolP270
イヴ「はぁ〜い、今降りま……はっ!」

ネネ「どうかしましたか?」

イヴ「私…何だか今日はご飯が段ボールのような気がするんです…段ボール……段ボール……」

ネネ(あれ…効きすぎちゃったかな……?)

イヴ「段ボールだけはダメなんです…段ボールだけは……冬を乗り切れる便利グッズなのは間違いないんです……で、でも……食べるのにだけは向いてないんです……!」

ネネ「え、えっと……」

90: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 15:36:21.95 ID:lieolP270
イヴ「段ボール?!段ボールなんですか?!なぜ段ボールがここに?にげたんですか?自力で脱出を?」

ネネ(無言の腹パン)

イヴ「…!」

ネネ「……あっ…し、しまっ…?!」

イヴ「はっ…私は今何を…?あっ、今日のご飯は…?」

ネネ「きょ、今日のご飯は段ボールではありません…!」

イヴ「>>92」

92: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 15:39:08.08 ID:INrrgrWAO
う、うん……なんかごめんなさい

95: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 20:16:36.97 ID:lieolP270
イヴ「は、はい……何だかすみません…」

ネネ「い、いえ…こちらこそ…!あの、お腹は大丈夫ですか?」

イヴ「お腹ですかぁ〜…?お腹なら……うっ……」パタッ…

ネネ「イヴさん?!(ど、どうしよう……?!うっかり若葉さんとの特訓のときの癖が……)」

イヴ「お、お腹が……お腹が……」

ネネ「す、すみませんでした!えっと…えっと……!」

96: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 20:17:27.52 ID:lieolP270
イヴ「空きましたぁ〜……」
グゥゥゥゥ……

ネネ「……お腹が…空いた…?」

イヴ「はい〜…うう…もう一歩も動けないかもしれないですぅ〜……」

ネネ「そ、それだけ…ですか…?」

イヴ「…?それだけ…ですけどぉ…?」

ネネ「痛かったりは…?」

イヴ「しませんけどぉ〜…?」

97: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 20:18:22.84 ID:lieolP270
ネネ「………」

イヴ「はぅぅぅ……お腹が空いて死にそうですぅ……あの〜…下まで連れていってもらえたりは…?」

ネネ「い、いいですけど……(あっ…本当に何ともない……私も一応グンマー人なのに…?)

イヴ「ありがとうございますぅ〜……ネネさんは私の命の恩人です〜。」

ネネ「あの…」

イヴ「はい〜?」

ネネ「その前に服を着てもらってもいいですか…?」

98: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 20:19:10.72 ID:lieolP270
居間



若葉「……」

ブラックコーヒー「……」

若葉「……」カチャ

ブラックコーヒー「……」

若葉「……」ゴクリ…

ブラックコーヒー「……」

イヴP・きらり・ブリッツェン「……」

若葉「>>100」

100: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 20:21:31.23 ID:QUciNZAqO
(これは砂糖水、これは砂糖水、これは砂糖水、これは砂糖水、これは砂糖水、これは砂糖水、これは砂糖水)



102: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 20:28:46.81 ID:lieolP270
若葉(これは砂糖水、これは砂糖水、これは砂糖水、これは砂糖水、これは砂糖水、これは砂糖水、これは砂糖水……)

イヴP(頑張れ、若葉ちゃん…!)

きらり(ふぁいと、おーだゆ!)

ブリッツェン(何となく空気に流されてしまってたが…こんな事をしている場合なのだろうか…?)

若葉(苦くない、苦くない、苦くない、苦くない、苦くない、苦くない、苦くない……)

イヴP・きらり・ブリッツェン「……」

若葉「ふぅ……飲める!」クイッ

イヴP・きらり・ブリッツェン「!」

103: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 20:35:32.93 ID:lieolP270
若葉「……」ゴト

イヴP・きらり・ブリッツェン「……」ドキドキ

若葉「……」カクッ

イヴP「ああ、若葉ちゃん?!」

若葉「ふぇぇ…口の中が苦いですぅ〜……」シクシク

きらり「若葉ちゃんはよく頑張ったにぃ……ただ、相手が悪かったんだゆ……」

若葉「ぐすっ……これで通算200回目の敗北ですぅ〜…」シクシク

104: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 20:41:37.48 ID:lieolP270
ブリッツェン「ブモォ…(だから言ったじゃないか…)」

若葉「キリもいいし、何だか行けるような気がしたんですぅ〜……ふぇぇ……」シクシク

ブリッツェン「ブモッ。(ほら、ホットミルk……)」スッ

若葉「…」ガシッ

若葉「んく……んく……んく……んく……」ゴクゴクゴクゴク…!

ブリッツェン「………」

105: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 20:48:09.40 ID:lieolP270
若葉「……っはぁ…」ドンッ!

イヴP(よっぽど苦かったんだろうなぁ……)

若葉「やっぱり甘い飲み物が……ううん…!お、オトナは……あっ。…ほ、ホットコーヒーって大人も飲むわよねぇ…?」

ブリッツェン「ブモッ…(まあ……)」

若葉「だ、だからぁ〜…ホットミルクもオトナの飲み物ってことでぇ〜…あははははは…」

きらり(その理屈はおかしいと思うにぃ…)

106: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 20:54:53.43 ID:lieolP270
若葉「……ぐすん。」ガクン

若葉「どうせ私はこどもっぽいですよぉ〜う……うう……」

イヴP・きらり・ブリッツェン「……」

ガチャ

イヴ「みなさんおはようございまぁ〜…若葉さん?」

ネネ「この5分の間に一体何があったんですか?」

ブリッツェン「ブモォ…(戦い、かな…)

イヴ・ネネ「…?」

若葉「ぐすん……」

107: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 21:01:02.24 ID:lieolP270
〜〜〜



イヴ「ごちそうさまでしたぁ〜♪ふぅ……お腹がいっぱいになると眠……」

イヴP「イヴちゃん。」

イヴ「……くなったらいけませんね、はい。今日はビシッと決めちゃいますよぉ〜!」

イヴP「よし、じゃあまずは事務所に行こうか。」

イヴ「そうですねぇ〜。今日はサンタクロースとしてのサンタクロースのお仕事前に、アイドルとしてのサンタクロースのお仕事もありますもんね。」

ブリッツェン「>>109」

109: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 21:03:49.84 ID:UhmBlp2Io
プレゼント企画で乗り物持ちがクリスマス仕様で全員参加だったか

110: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 21:09:46.89 ID:lieolP270
ブリッツェン「ブモ?(プレゼント企画で、乗り物持ちがクリスマス仕様で全員参加……だったか?)」

若葉「乗り物なしで参加するグループのことも忘れないでねぇ〜…?」

ネネ「元気があれば、乗り物がなくても何とかなりますよ!」

きらり「うゆ!」

ブリッツェン(それは特殊な例だ…)

イヴP「あはは、みんな元気だね〜。」

113: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 21:17:44.81 ID:lieolP270
イヴ「私の乗り物はぁ〜……ブリッツェン?」

ブリッツェン「ブモッ。(橇だろ。)」

イヴ「あっ、そっかぁ〜。えへへへへ、うっかりしちゃった。」

ブリッツェン(何を?)

イヴP「ふぅ……それじゃあ、みんな。そろそろ事務所に行こっか。行くぞぉ……」

若葉・ネネ・イヴ・きらり「おー!」

ブリッツェン(………お、おー…!)

115: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 21:25:43.24 ID:lieolP270
事務所



拓海(サンタコス)「や、やられた……」///プルプル…

夕美「拓海ちゃんってば可愛い♪よく似合ってるよ?」

拓海「う、うるせぇ…!」///

涼「へぇ、可愛いじゃん!さすがは拓海だな。」

拓海「さすがって何だよ、さすがって?!」///

涼「言葉通りの意味だよ。拓海ってアタシらの中ではカワイイ系担当だろ?」

116: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 21:30:10.43 ID:lieolP270
拓海「誰がカワイイ系担当だ、こ、コラァ…!」///

涼「あれ、そうじゃないの?」

夕美「そうだよ?」

涼「だよな!」

夕美「うん!」

拓海「オイ!人のいねえところで勝手に納得すんじゃねぇ!」///

夕美・涼「…」b

拓海「>>118」

118: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 21:32:49.65 ID:XG6GXkwAO
だいたいお前らが普通のサンタでアタシがヘソ出し、ミニスカートって時点で不公平だろうが!

120: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 21:40:53.42 ID:lieolP270
拓海「だいたいお前らが普通のサンタでアタシがヘソ出し、ミニスカートって時点で不公平だろうが!」

夕美「だって寒いもん。」

涼「寒いもんな。」

拓海「アタシは寒くねえと思ってんのか、コラァ!」

夕美「そんなことで負ける拓海ちゃんじゃない。私はそう信じてるよ。」

涼「真冬にヘソ出し、ミニスカート。フッ、なかなかアツいぜ!あ、ちなみに今夜は0度を下回るから。」

拓海「その情報いらねえよ!つうか、お前らはアタシを何だと思ってんだよ?!」

夕美・涼「拓海(ちゃん)。」

121: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 21:50:06.57 ID:lieolP270
拓海「それはどう言う意味だ、オr…」

夕美「スカート。」

拓海「…っ!」///バッ!

涼「ミニスカートでアクションはあんまりオススメできないぜ?」

拓海「くっ……クッソぉ……うう……」///

夕美「意外と可愛い……」

拓海「うわああああ!そ、それ以上何も言うな、何も言うんじゃねえ!」///

122: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 21:57:20.16 ID:lieolP270
涼「あはは!可愛いぜ、たくみん?」

夕美「シクラメンがぴったりだね♪」

拓海「笑い事じゃねえ!クソッ、ミニスカートなんざ普段履き慣れてねえから感覚が掴めねえ……あー!こんなヒラヒラしたのなんざ……」

P「まあまあ、似合っているんだからいいじゃないか。可愛いぞ、たくみん。」ポン

拓海「P……」

P「……な?」

拓海「ふぅ……ったく……」

123: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 22:03:49.24 ID:lieolP270
拓海「「な?」じゃねえぇぇぇ!!」ガシッ

P「ちょっ……?!」

拓海「オラァァァァ!!」ブンッ…!

P「ぐわああああーっ!!」
バァァァァァァァァン!!

涼「一切無駄のない一本背負いだったな。」

夕美「流れるような動きだったね。」

拓海「そんなんでアタシが納得すると思ってんのか、コラァ!テメェの趣味じゃねえのか、アアン?」

P「>>125」

125: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 22:06:24.49 ID:eNIFlVj6O
俺の趣味じゃない
俺たちの趣味だ

127: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 22:16:19.93 ID:lieolP270
P「俺の趣味じゃない 。俺『たち』の趣味だ。」

拓海「『たち』…?」

P「ふぅ…だめだぞ、たくみん。一本背負いなんかしたら床が痛むだろうが。」ムクリ

拓海「お、おう……(床よりPの方が丈夫なんだな…)」

P「まったく……たくみんにどんなクリスマス衣装を着せるか。そんな大事な事を俺の独断で決められる訳がないだろ。」

夕美「A案とB案で最後まで悩んだんだよねぇ……」

涼「一長一短があってなかなか決められなかったよね。」

拓海「お前らかよ?!」

128: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 22:27:05.40 ID:lieolP270
夏樹「いいや、そいつは不正解だぜ?」ツカツカツカツカ

拓海「なっ…?!」バッ!

李衣菜「この…さ。みんなが厚着をしている中で、あえてのヘソ出し&ミニスカートって……ロックじゃない?ロックだよね?」

美世「みんなでアクセル全開で考えた結果だよ!うんうん、拓海ちゃんと言ったら、やっぱりこうだよね!」

夏樹「おー、やっぱ似合ってんな。」

拓海「お、お前らもなのか?!」

129: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 22:33:40.89 ID:lieolP270
Q「ちっちっち。誰か忘れてない?」

拓海「テメ…!」

Q「『ヘソ出し&ミニスカがカワイイと思うぽよー☆』ってさ。」

拓海「わ、わざわざ聞いたのかよ…?」

Q「せっかくだからさ。あっ、もちろん俺も参加させてもらったよ?」

拓海「………」

P「…と、言う訳だ。」

130: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 22:41:58.69 ID:lieolP270
拓海「1、2、3、4、5、6、7…8……お、お前ら暇なのかよっ…?!」

P「たくみんの為に時間を作ったに決まってんだろ!!」

夕美・涼・夏樹・李衣菜・美世・Q
「………」ウンウン

拓海「ば、バカじゃねえのか…お、オラァ!くっ……あ、アタシはこんな衣装なんか…!」

P・夕美・涼・夏樹・李衣菜・美世・Q
「……」ニコニコ

拓海「………」

P・夕美・涼・夏樹・李衣菜・美世・Q
「……」ニコニコ

拓海「>>132」

132: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 22:43:50.22 ID:xei9Fn6T0
バカ……///

133: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 22:49:08.10 ID:lieolP270
拓海「バカ……」///

P・夕美・涼・夏樹・李衣菜・美世・Q
(かわいい。)

拓海「そ、そこまでされちまったらよぉ……一肌脱がねえワケにはいかねえじゃねえかよ……ったく…きょ、今日だけだからな!」///

P・夕美・涼・夏樹・李衣菜・美世・Q
(そしてチョロい。)

拓海「……な、何だよ?」///

P「たくみんが可愛いって言う話だ。」

134: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 23:02:45.36 ID:lieolP270
夕美「ワックスフラワーの花言葉は拓海ちゃんのためにあるのかもしれないね♪」

夏樹「えっと、確か……ああ!ふふっ、そうかもな。」

李衣菜「ワックスフラワー……あ、ああ…ワックスフラワーね!あー、知ってる知ってる!(ワックスフラワーって何…?花の名前……だよね?)」

美世「ワックス…カーワックス…今のって車の話だよね?!」

涼「美世サンは車好きだな、ホント…」

Q「そこがまたチャームポイント、かな?たくみん、かわいいよ、たくみん!」


135: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 23:11:14.40 ID:lieolP270
拓海「う、うるせえ…バカァ!」///
バキィッ!!

P「何で俺?!」

夕美・涼・夏樹・李衣菜・美世・Q
「たくみんかわいい!」

拓海「か、か、可愛くなんかねーし!!」///バキィッ!!

P「だから何で俺?!」

夕美・涼・夏樹・李衣菜・美世・Q
「たくみん!たくみん!たくみん!たくみん!」

拓海「うう…や、やめろォ…!!」///

136: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 23:22:36.52 ID:lieolP270
事務所 廊下



イヴ「拓海さんのサンタクロース衣装、中々大胆ですねぇ〜…」

ブリッツェン(イヴは何時ももっと大胆な格好をしているではないか。)

若葉(私もいつかあんな衣装着てみたいなぁ……)

ネネ(私もいつかはあんな衣装を着なきゃいけないのかなぁ……)///

イヴP「卯月ちゃんがみんなの分のサンタクロースのコスチュームを用意してくれたおかげで、今日だけはすっかりサンタの事務所みたいだ♪」

きらり「>>138」

138: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/19(土) 23:24:57.43 ID:INrrgrWAO
うきゃー!!みんな可愛いにぃー!きらりの衣装は特別に卯月ちゃんと中二Pさんがデザインして作ってくれたんだよー!

143: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 12:19:54.23 ID:4mu6tlKJ0
きらり「うきゃー!!みんなかわぅぃにー☆きらりの衣装は特別に卯月ちゃんと中二Pちゃんがデザインして作ってくれたんだよー!」

イヴ「だからかわいかったんですねぇ〜。スタンダードなサンタの衣装をベースにしつつ、ワンポイントのアクセントを加える事によって、新感覚な感じになってます〜♪」

きらり「にょわしょー☆」

ブリッツェン「ブモッ。(伝統的なサンタクロースの衣装を意匠を崩す事なく、オンリーワンの物に仕上げている。私も見事だと思う。)」

イヴP「衣装と意匠をかけたのかぁ。ナイストナカイジョーク!」

ブリッツェン「ブモッ?!(なっ?!そ、そう言うつもりで言ったのでは…!)」

144: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 12:20:40.66 ID:4mu6tlKJ0
若葉「デザインが卯月ちゃんで、縫製が厨二Pさんってところかしら〜?」

きらり「そうだよ!えへへへへ…♪ここらへんが卯月ちゃんってカンジで、ここらへんが厨二Pちゃんって感じでしょー☆」

ネネ(普通に衣装のデザインができるのって普通…なのかな…?)

きらり「きらり、おっきいせいでサイズの合う衣装がないから……えへへ…サンタさんの衣装が着れるなんて思ってなくて……だからとぉーっても、はぴはぴなんだにぃ☆」

若葉「ふふっ…よかったわね♪」

きらり「うゆ!」コクッ

145: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 12:21:28.92 ID:4mu6tlKJ0
事務室



ベロン「わはははははは!こう言うイベントには…ヒック…縁がねえと思ってたが…いいもんだなぁ、クリスマスも!」

卯月「サンタコスの着心地はどうですか?」

ベロン「そりゃあもう、卯月ちゃんがデザインしてくれたってだけで最高の着心地よぉ!わははははは!ウィー…ヒック…そうじゃなくとも、着心地がいいの何の!」

卯月「えへへっ、それは良かったです♪はい、ブラックエンドちゃんの分のサンタコスです♪」

ブラックエンド「ギャオオオ♪」

卯月「えへへっ、これぐらい普通ですよ、普通。」

146: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 12:22:35.12 ID:4mu6tlKJ0
ベロン「いやいや、卯月ちゃんは色々普通じゃないと思うぞぉー…ヒック…こんなに可愛くていい子はそうそう…いない!」

卯月「もー、そんなことありませんよ!ただ、そう言われる事自体は普通に嬉しいので喜ばせてもらいますね♪」

ベロン「わははははは!お嬢ちゃんはおじさんの機嫌を良くさせるが上手だな…ヒック…!ああ、そうそう…俺たちのもそうだけど、きらりちゃんの衣装をデザインしてあげたのも卯月ちゃんなんだったっけ?」

卯月「着たい服を普通に着れないなんて、そんなの普通じゃないじゃないですか。今日は普通のクリスマス・イヴの日、みんなが普通に幸せを分かち合う日なんですから♪」ペカー

ベロン「わはははははは、嬢ちゃんはやっぱり普通に普通じゃないぜ!」

卯月「>>148」

147: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 12:23:51.31 ID:ZiO+bYqRo
もーう、褒めても何も出ませんよー!

149: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 12:32:32.60 ID:4mu6tlKJ0
卯月「もーう、褒めても何も出ませんよー!」

ベロン「わはははは!そこを何とか。」

卯月「そんな事を言われても……熱燗ぐらいしか出せませんよ?」ヒョコ

ベロン「おおっ♪」

卯月「お酌してあげましょうか?」

ベロン「いいのかい?」

卯月「私からのプレゼント代わりです♪」

150: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 12:39:31.24 ID:4mu6tlKJ0
ベロン「わははははは!こんな酔っ払い怪獣のところにもサンタクロース、っつうのは来てくれるんだな!…ヒック!」

卯月「サンタクロースは誰のところにだって来てくれるんです♪えへへっ、私は本物じゃありませんけど。」

ブラックエンド「ギャオオオ!」

ベロン「わははははは!うらやましいだろう?」

ブラックエンド「ギャオ!ギャオ!」

卯月「ブラックエンドちゃんにはラムネがありますよ。」

ブラックエンド「…!ギャオッ♪」

151: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 12:46:50.82 ID:4mu6tlKJ0
卯月「ビー玉を沈めて……はい。」スッ

ブラックエンド「ギャオオオ♪」

卯月「えへへっ、ブラックエンドちゃんはラムネが好きなんですね♪」

ベロン「ビー玉が入ってるところが特に好きなんだとさ…ヒック!わははははは!卯月ちゃーん!」

卯月「はいはい、今注いであげますから。」

ベロン「ヤッホーウ!わはははは!今日はいい日だぁ!」

152: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 12:54:56.78 ID:4mu6tlKJ0
凛「まったく…卯月は甘いね。」

まゆ「うふふ…優しいとも言うんですよぉ?」

凛「……ま、そうなんだけどさ。まゆ、今日のサンタの衣装?似合ってるよ。」

まゆ「……どうしたの、急に…?」

凛「何、私が衣装を褒めたら変?」

まゆ「そう言うわけじゃないんだけどぉ……ありがとう?」

153: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 13:01:22.96 ID:4mu6tlKJ0
凛「ふふっ、ありがと。ところでさ、私のサンタクロースの衣装をどう思う?」

まゆ「あっ…(自分が褒めてほしかったのねぇ。)」

凛「ちょっとこだわってみたんだけどさ、その……何か感想とかあったりしたら言ってもいいんだよ?」

まゆ「(すごく……蒼いです。サンタクロースなのに、帽子の先から靴下まで蒼一色です……)えっと…凛ちゃんの手作り…?」

凛「まあね。ふふっ……で、何か思ったりはしない?」

まゆ「>>155」

155: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 13:05:13.15 ID:rkHMJB23o
すごくかわいいです。サンタクロースというより、ジェド・マロースでしょうか。アーニャちゃんが喜びそうですね

156: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 13:16:16.05 ID:4mu6tlKJ0
まゆ「すごくかわいいわよぉ。サンタクロースっていうより、ジェド・マロースねぇ。アーニャちゃんが喜びそう。」

凛「ジェド・マロース?」

まゆ「うふふふふ…ロシアの民謡にある、いい子にご褒美をあげるおじいさんのことよ。」

凛「ふーん。」

まゆ(そう……ちゃぁんと言う事に従ってくれるいい子にはご褒美を……言う事を聞かない悪い子には……)」

日菜子P「……」ポン

まゆ「……」サァァァ…

157: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 13:23:43.38 ID:4mu6tlKJ0
凛(あ、まゆも蒼くなった。)

日菜子P「ふふふふふ……みんなが喜んでくれるように……プレゼントは配らなくてはならないよ…?」

まゆ「ひゃ、ひゃい……」

凛「おはよう、日菜子Pさん。今日も突然現れるね。」

日菜子P「おはよう、凛ちゃん。ふふふふふ……癖になってしまっているんだ。」

まゆ「……」カタカタカタカタ…

158: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 13:32:12.64 ID:4mu6tlKJ0
凛「ところで……」

日菜子P「ふふふふふ……蒼くて美しいサンタの衣装だと……私は思うよ…?」

凛「そ、そう……ふ、ふーん…」///

日菜子P「ふふふふふふふふ………」

凛「分かる人には分かっちゃうのかな?この蒼さが。ねえ、ま…」

まゆ「ふぇ……」カタカタカタカタ…

凛「………」

159: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 13:41:15.42 ID:4mu6tlKJ0
凛「…まゆなら大丈夫だよ?」

日菜子P「ふふふふふふ……私はただ、少し今日の心構えを確認しただけさ……」スゥ……

まゆ「ふぇぇ…りんちゃぁぁん……!」ギュッ

凛「はぁ……」ポンポン

まゆ「ふぇぇぇぇ……」ギュッ

凛「>>161」

160: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 13:45:53.75 ID:Cf2N0gcAO
まゆ、大丈夫だからね……私が側にいるからさ…(ナデナデ)まゆPさんも呼ばないとね

161: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 13:48:09.07 ID:1Fwx7N1ko
>>160+もうそろそろジャガーノート(ナイトライダーより)のクリスマス仕様も終わるだろうし、すぐ乗って来ると思うよ

163: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 13:54:42.15 ID:4mu6tlKJ0
凛「まゆ、大丈夫だからね……私が側にいるからさ…」ナデナデ

まゆ「ぐすっ……」

凛「まゆPさんも呼ばないとね。」

まゆ「まゆPさん……」

凛「もうそろそろジャガーノートのクリスマス仕様も終わるだろうし、すぐ乗って来ると思うよ。」ナデナデ

まゆ「ま、まゆPさんは………」

凛「まゆPさんは、まゆを好きなまゆPさんだよ。」ナデナデ

165: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 14:02:39.29 ID:4mu6tlKJ0
まゆ「本当……?」

凛「うん。(昔日菜子Pさんにお仕置きされたのがすっかり効いてるなぁ……)」

まゆ「まゆはまゆPさんが好き……まゆPさんはまゆが好き……よ、よかったぁ……ぐすっ……」

凛「…日菜子Pさん、あんまりまゆを……その……ね?まゆももう反省してるんだから。」

日菜子P「ふふふ……分かっているさ……まゆちゃん…そんなに怯えなくても…もう君にお仕置きはしないよ……?」

まゆ「………」ギュッ

日菜子P「ふふふふふ……参ったなぁ……」

166: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 14:11:04.94 ID:4mu6tlKJ0
凛「一回こうなっちゃうと、まゆPさんに抱きしめられた状態で頭を撫でてもらいながら、「愛してるよ、まゆ。」って5分間言い続けてもらうまで治らないから。」ナデナデ

まゆ「……」ギュッ

凛「まったく……まゆがまさかこんなキャラだったとは思ってもみなかったよ。」ナデナデ

日菜子P「私は……悪いことをしたとは思っていないよ………ありのままの心が一番なのだから……」

凛「それに関しては同感。まゆ…二度とあんな事はしたらだめだからね?」
ナデナデ

まゆ「はい……」ギュッ

凛(愛の形は人それぞれって言うけど……)

167: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 14:21:09.31 ID:4mu6tlKJ0
仮眠室



真奈美「………」ナデナデ

真奈美P「真奈美さん……」スヤスヤ…

真奈美「疲れが溜まっていたのだろう……仕事の時間になったら起こしてやるから、それまでは……お休み。」
ナデナデ

真奈美P「すぅ……すぅ……」スヤスヤ…

真奈美「はぁ……君は無防備すぎる。そんなに無防備だったら、キスの一つぐらいされても……」ナデナデ

真奈美P「すぅ……すぅ………」スヤスヤ…

真奈美「……いや…そう言うのはよくないな。それは…真奈美P君の信用を裏切ることだ。真奈美P君は私を信頼してくれているのだから…」ナデナデ

168: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 14:33:45.21 ID:4mu6tlKJ0
真奈美「もし私がその気になったら………それを理解した上で、私を信じて寝顔さえ見せてくれているんだ……」ナデナデ

真奈美P「すぅ……すぅ………」スヤスヤ…

真奈美「細い首だ……なあ…私がほんの少しだけでも力に任せて無理矢理に迫ったら…などとは考えないのかい…?」ナデナデ

真奈美P「すぅ……すぅ……」スヤスヤ

真奈美「……思わないんだろうな、君は。君は…信じる強さを持っているから。」ナデナデ

真奈美P「えへへ……真奈美さん……」
スヤスヤ

真奈美「>>170」

169: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 14:34:05.31 ID:FJSwsSkK0
思えばあれから4年経つのか……ハゲるくらい死に物狂いで特訓して無敵のパワーを身につける事に成功したら、今度はどんな敵もパンチ一発で倒せるようになってしまって、いつも無傷のまま家に帰り手袋を洗うだけの無気力な人生を送っていた私を真奈美P君が救ってくれたのは……

172: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 14:49:53.82 ID:4mu6tlKJ0
 
真奈美「思えばあれから4年経つのか……禿頭になってしまうのではないかと言うほどに死に物狂いで特訓して『無敵』のパワーを身につける事に成功したら、今度はどんな敵もパンチ一発で倒せるようになってしまって、いつも無傷のまま家に帰り手袋を洗うだけの無気力な人生を送っていた私を……真奈美P君が救ってくれたのは……」ナデナデ

真奈美P「えへへ……」スヤスヤ…

真奈美「フフッ……子どもの頃から、人より遥かに身体機能が優れている自覚はあった。気が付けば強さだけが…力だけが……自分の存在意義なのだとさえ思い込んでしまっていた。今考えたら、私は馬鹿だったよ……」ナデナデ

真奈美「強さとは力ではないと言うのに……それを教えてくれる者など誰もいなかった……と言うのは言い訳だな。」ナデナデ

真奈美「分からなかったんだ……どうすれば自分が……真の意味で必要とされるのか。」ナデナデ

真奈美「兵器扱いされるのにも慣れていた……化け物扱いされるのにも慣れていた……誰も私を1人の人間としては見てくれなかった。私もそれを当然だと思っていた…」ナデナデ

173: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 15:04:23.20 ID:4mu6tlKJ0
真奈美「私は誰よりも力があった……誰もがこぞって私を必要とした……『木場真奈美』を……『人類最強』を。」ナデナデ

真奈美「それが私と言う存在の意義なのだと思っていた……1人で生きていけると思っていた……誰も共には居てくれなかった…それが当然の事だと思っていた。」ナデナデ

真奈美「私も誰も私の周りにいない方がいいと思っていた。……何の拍子に差し出された手を握り潰してしまうか…自信がなかった。」ナデナデ

真奈美P「すぅ……すぅ……」スヤスヤ

真奈美「…本当はずっと寂しかったのに、な……誰かに側にいてほしかった……誰かに手を握ってほしかった……誰かを……抱きしめたかった。」ナデナデ

真奈美「君はまだ大学に入ったばかりの学生だったな……思い出すよ……君との出会いを。」ナデナデ

174: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 15:10:44.18 ID:4mu6tlKJ0
真奈美「………」ナデナデ

真奈美P「すぅ……すぅ……」スヤスヤ

真奈美「初めてだったんだ……私を1人として見て……そして、一緒にいたいと言ってもらえたのは…」ナデナデ

真奈美P「真奈美さん……」スヤスヤ

真奈美「私は君といるよ……いや、いさせてくれ。この温もりにまどろんでいたいんだ。」ナデナデ

真奈美P「すぅ……すぅ……」スヤスヤ

真奈美「……好きだよ……真奈美P君。」
ナデナデ

175: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 15:17:48.56 ID:4mu6tlKJ0
真奈美「この気持ちは伝わらなくていい……ただ、君が側に居てくれる以上のものを私は望まない。」ナデナデ…

真奈美「今がとても幸せなんだ。帰ったら出迎えてくれる者がいる…それがこんなに幸せな事だなんて想像すらできなかった。」ナデナデ…

真奈美P「えへへ……ケーキ……焼けました……」スヤスヤ

真奈美「…………」ナデナデ…

真奈美「まだ仕事までは一時間以上余裕があるな…」ナデナデ…

真奈美P「んぅ………」スヤスヤ

真奈美「>>177」

177: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 15:20:38.86 ID:Cf2N0gcAO
遅刻しない程度のところで起こしてあげるか。それまでは……私の膝枕でゆっくりしてくれ、真奈美P。

178: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 15:29:28.27 ID:4mu6tlKJ0
真奈美「遅刻しない程度のところで起こしてあげるか。それまでは……私の膝枕でゆっくりしてくれ、真奈美P。」
ナデナデ

真奈美P「すぅ……すぅ……」スヤスヤ

真奈美「……よ、呼び捨てと言うのもアレだな……その……アレだよ…アレ…し、しっくり来ないな…!」///

真奈美「親しき中にも礼儀あり、と言うし矢張り君付けで呼ぼう…!け、決して気恥ずかしいからなどではない……うん!」

真奈美P「すぅ……すぅ……」スヤスヤ

真奈美「ご、ゴホン……んん……私の膝枕でゆっくりしてくれ、真奈美P君。」ナデナデ

179: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 15:40:11.46 ID:4mu6tlKJ0
真奈美「こんな筋肉だけの硬い膝枕でよく眠れるものだ。寝心地としては最悪だろうに…」ナデナデ…

真奈美P「えへへ……」スヤスヤ

真奈美「君は大した男だよ……本当に。……ありがとう。」ナデナデ…

真奈美P「むにゃ……」スヤスヤ

真奈美「……こんな時間が永遠に……」

バァァァァン!!

あい「はぁ……はぁ……はぁ……こ、ここが……はぁ……はぁ……当たり…だったか……!」

180: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 15:48:22.70 ID:4mu6tlKJ0
真奈美「な、何をしてくれるんだ、あい君?!真奈美P君が起きてしまったら……!」

あい「それはこちらの台詞だ!はぁ……はぁ……仕事の時間になっても真奈美さんが現れないから……はぁ……総出で探していたところだったんだぞ?!」

真奈美「えっ……?仕事まではあと一時間……」

あい「………!ま、真奈美さん…!!」

真奈美「な、な、何だい…?」

あい「まさか…腕時計の時刻を…フィリピンへロケに行った時に……現地時刻に……合わせたままだったりは……」

181: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 15:57:32.36 ID:4mu6tlKJ0
真奈美「ははは、まさか!腕時計の時刻なら日本に帰ってからすぐに……」

腕時計「……」

真奈美「………あっ。」

あい「真奈美さん!!」

真奈美「や、やろうと言う意志はあったんだ!ただ、お土産を確認したりしているうちに……ほら、いつでもやれることって案外先延ばしにしてしまったり……」

あい「……」

真奈美「あ、あははははは……」

182: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 16:07:59.45 ID:4mu6tlKJ0
事務所内 多目的ホール



イヴ「あっ、集合時間ぴったりですぅ〜♪何だかいいことありそうだねぇ〜、ブリッツェン♪」

ブリッツェン「ブモッ。(皆ももう揃っているな。)」

イヴP「僕たちで最後かなぁ〜?あはは、参った、参った。」

きらり「オトナのみんなは、やっぱりバチって時間を守れてるにぃ。」

若葉「えっへん!」フンス

ネネ「>>184」

183: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 16:08:54.08 ID:ZiO+bYqRo
……来てない大人の方が多いですけどね

190: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 20:54:43.99 ID:4mu6tlKJ0
ネネ「……来てない大人の皆さんの方が多いですが…」

きらり「あっ…大人のみんなって意味じゃなくて、オトナなみんなって意味だゆ!」

ネネ「あっ…そう言う意味でしたか。」

ブリッツェン「ブモッ。(ほとんどの成人アイドルは乗り物を所持してはいるが、また同時にほとんど予定も埋まっている。)」

イヴP「みんなも参加はしたかったんだけど、スケジュールの調整が追いつかなかったみたいでさ。」

ネネ「そうでしたか……まあ、そうですよね…」

191: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 20:55:28.06 ID:4mu6tlKJ0
若葉「何だかとっても残念そうねぇ〜…?」

ネネ「大人の方たちの動きを見れば、何かが掴めるかと思っていたので…」

若葉「超グンマー人になるための?」

ネネ「はい…」

若葉「もー、焦らなくてもいいって言ってるでしょ〜?」

ネネ「分かってはいるんですが……」

沙理奈「オトナのヤり方を勉強したいの?」

ネネ「はい……私も……」

192: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 20:57:29.82 ID:4mu6tlKJ0
沙理奈「オトナのヤり方ステップ1♪ふー。」

ネネ「ひゃわん?!」

沙理奈「ウフフッ、ネネちゃんって耳に息を吹きかけたら、こんなに可愛い声を出すのねー♪」

ネネ「さ、沙理奈さん…?!」

沙理奈「今からガチガチに硬くしちゃってたら長く楽しめないわよ?ウフフッ、リラックス、リラックス。」

「そうそう、スマイルよ♪」

ネネ「この声は愛結奈さん?!え、えっと…?」

193: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 20:58:50.58 ID:4mu6tlKJ0
「上よ、上。」

ネネ「上……?」

黒王号「ブルル。(うっス!)」

ネネ「きゃっ?!…あっ、黒王号…!」

ブリッツェン「ブモッ?(お前も来ていたのか?)」

黒王号「ブルル!(いえ、自分は今さっき着いたばかりっス!)」

「飛び入り参加だけど、馬は乗り物に入るわよね?」

194: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 21:00:37.70 ID:4mu6tlKJ0
イヴ「ブリッツェンが大丈夫ですから、多分大丈夫だと思いますぅ〜。」

「それを聞いて安心したわ☆よっ!」
シュトッ

愛結奈「改めましてコンニチハ☆クリスマスに心強い援軍の到着よ♪ワタシ、一回サンタクロースやってみたかったのよね!」

沙理奈「夜のクリスマス・イヴもいいけど、昼のクリスマス・イヴも楽しまないと損よね♪」

愛結奈「もー、沙理奈ったら♪」

沙理奈「ウフフッ、ごっめーん♪」

195: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 21:02:24.90 ID:4mu6tlKJ0
公道



黒王号「ヒヒーン!」
パカラッパカラッパカラッパカラッパカラッ…!

若葉「愛結奈さんと沙理奈さんはお仕事だったような気がしていたんですけどぉ…?」スィィィィィ…!

沙理奈「抜け出して来ちゃった♪」

ネネ「えっ?!」スィィィィィ…!

愛結奈P「はぁ………」

愛結奈「こーら、そんなくたびれたカオしないの?スマイル、スマイル☆」

愛結奈P「それは無理な相談ってやつだ……お前らに付き合わされれば誰だってこうなるに決まってる…」

196: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 21:04:01.35 ID:4mu6tlKJ0
黒王号「ブルル!(まあまあ、元気出してくださいよ、ご主人!自分はトナカイ役ってワクワクするっス!)」

愛結奈P「お前らと俺を一緒にするな……はぁ……何が急にサンタがやりたくなっただ…」

愛結奈「ジブンの気持ちに嘘をついたらダメでしょ?ヤクソク通り、仕事は全部一発でオーケー出したじゃない♪」

沙理奈「本気でやったからいつもより刺激が強くなりすぎちゃったかな、ウフフッ♪」

愛結奈P「普通はマジで全部一発でオーケーを決めるだなんて思わないだろ………はぁ……何で俺までこんなことを……」

愛結奈「>>198」

198: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 21:04:38.17 ID:FJSwsSkK0
ちょっと、あのBGM(ナイトライダーのテーマ)が聞こえない?黒川財閥の誇るドリームカー・ナイト2000こと千秋Pさんが来てくれたわ! 

201: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 21:19:21.62 ID:4mu6tlKJ0
愛結奈「あっ!あのBGMが聞こえない?黒川財閥の誇るドリームカー・ナイト2000こと千秋Pが来てくれたわ!」


あのBGM
http://m.youtube.com/watch?v=LcZauiy6z6I



愛結奈P「はぁ……また面倒なヤツが……」

ナイト2000「……」ヴゥゥゥゥゥン…

沙理奈「やっほー♪」フリフリ

若葉(私も外車を運転してみたいけどぉ……)

ネネ(若葉さんが何だか落ち込んでる……)


202: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 21:27:47.16 ID:4mu6tlKJ0
ナイト2000「……」ウィィィィン

千秋P「よっ!両手に花、もとい両手に花束だな!うらやましいぞ、まったく!」

愛結奈P「なら代わってくれ……」

千秋P「ヒュー!代わってくれるのかい?」

愛結奈「ダーメ♪」ギュッ

愛結奈「ワタシの隣は指定席なの。近くでワタシを見たいキモチは分かるけど、残念だったわね☆」

愛結奈P「止めろ…腕を巻きつけるな、鬱陶しい……」

203: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 21:35:02.88 ID:4mu6tlKJ0
沙理奈「ウフフッ、今日はジョッキーな気分なの♪」ギュッ

愛結奈P「抱きつくな……はぁ……言うだけ無駄か……」

愛結奈「ホントは嬉しいんでしょ?ふふっ、ムリしなくていいのよ?」

愛結奈P「当てられても邪魔なだけだ……しっしっ…」

沙理奈「ウフフッ、当たってるって何が?」

若葉「……」ペタペタ
ズーン……

ネネ(またしても若葉さんが落ち込んでる…)

204: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 21:41:35.05 ID:4mu6tlKJ0
愛結奈P「お前ら元気だな……?」

沙理奈「愛結奈Pさんの方も色々と元気に……」

愛結奈「沙理奈。」

沙理奈「はーい♪」

千秋P「あははははは!ヒュー、妬けちゃうねぇ!」

愛結奈P「これのどこを見たらそう思うんだ……はぁ……」

若葉「ぐすっ……」

ネネ「だ、大丈夫ですよ…?わ、若葉さんには若葉さんの魅力がありますから…!」

205: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 21:46:07.82 ID:4mu6tlKJ0
千秋P「若葉ちゃんとネネちゃんもおはようさん!」

ネネ「おはようございます!」

若葉「おはようございますぅ……うう……」ペタペタ…

千秋P「おや、元気ないね、若葉ちゃん?」

若葉「オトナとして色々と足りないものを自覚してしまって……」

千秋P「>>207」

207: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 21:50:51.14 ID:9QdowdIAO
そう気にする事はない。今日は財閥の用事で来れないが、今に若葉ちゃんも千秋みたいないい女になるさ。
(もっとも、千秋が来れない本当の理由は『I-ブレイン』の不調なんだがな……くそったれ『天使』どもの使う魔法を解析して再現するなんてお題目は見上げたもんだが、結局身体能力の強化しか出来なかった上に寿命まで縮めたとあっちゃあ世話がないぜ……)

208: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 21:57:01.78 ID:4mu6tlKJ0
千秋P「そう気にする事はない。今日は財閥の用事で来れないが、今に若葉ちゃんも千秋みたいないい女になるさ。」

若葉「………」

千秋P(もっとも、千秋が来れない本当の理由は『I-ブレイン』の不調なんだがな……くそったれ『天使』どもの使う魔法を解析して再現するなんてお題目は見上げたもんだが、結局身体能力の強化しか出来なかった上に寿命まで縮めたとあっちゃあ世話がないぜ……)

若葉「あの……」

千秋P「ん?」

若葉「私と千秋ちゃんって同い歳……なんですけど……」

千秋P「あっ。」

209: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 22:03:06.33 ID:4mu6tlKJ0
若葉「今「あっ」、て……」

千秋P「ヒュー!さ、さあ…!何のことかなぁ!(いっけね、素でうっかりした。)」

若葉「私…二十歳ですよ?」

千秋P「お、おう!二十歳だよな、知ってる知ってる!」

若葉「………」

千秋P「………」

若葉「あの…」

千秋P「お、おっといけねえ!俺ってば先を急いでるんだったぁ!」

210: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 22:08:51.64 ID:4mu6tlKJ0
愛結奈P「フッ……」

愛結奈「性格悪いわよ?」

愛結奈P「知ってる。」

千秋P「仕事が終わったらまた事務所で会おう!アデュー!」

ナイト2000「……」ヴゥゥゥゥゥン…

若葉「………」

ネネ「若葉さ……」

若葉「ネネちゃん。」

ネネ「は、はい……!」

211: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 22:18:05.38 ID:4mu6tlKJ0
若葉(77-54-78)「……」ジー…

ネネ(77-54-78)「えっと……?」

若葉「私たちは仲間よ、ネネちゃん!」

ネネ「……ありがとうございます…?」

若葉「くっ……!」チラッ

沙理奈・愛結奈(92-58-85)「♪」

若葉「>>213」

213: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 22:20:42.79 ID:rmDltZqLO
人は見た目じゃなくて中身です

215: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 22:26:11.00 ID:4mu6tlKJ0
若葉「ひ、人は見た目じゃなくて中身です……」

ネネ(その理屈で言うと…)

若葉「み、見た目がコドモっぽくても中身がオトナだったらオトナなんですぅ〜…!オトナったらオトナなんですぅ〜…!」

ネネ(……うん、何も言わないでおこう…)

若葉「そうですよねぇ?!」

沙理奈「ウフフッ、そうね。」

ネネ(大人の対応だ…)

216: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 22:31:43.05 ID:4mu6tlKJ0
沙理奈「いくら見た目が立派で大きくっても……」

愛結奈「こーら。」ベシッ!

愛結奈「アナタはどうして全部そっち方向に持っていこうとするの?」

若葉・ネネ「?」

愛結奈「気にしないでちょうだいね?沙理奈はアレなだけだから。」

沙理奈「欲求不ま…」

愛結奈「違う。」ベシッ!

217: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 22:42:22.30 ID:4mu6tlKJ0
愛結奈P「(沙理奈Pのヤツも苦労してるんだろうな……)黒王号。」

黒王号「ブルルッ?(何スか、ご主人?!)」

愛結奈P「お前だけが俺の癒しだよ……」

黒王号「ブルルルルッ!(エヘヘ、よく分からないっスけどありがとっス!)」

愛結奈P「はぁ……お前はうるさくなくていい……帰ったらニンジン食うか?」

黒王号「ヒヒーン!(やったー!)

愛結奈P「ふふふ……」

218: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 22:50:14.23 ID:4mu6tlKJ0
愛結奈「……♪」ギュッ…

愛結奈P「…何だよ……?」

愛結奈「人は見た目じゃないって言うハナシ。見た目がイマイチだからって、中身までイマイチとは限らないもの☆ねっ?」ニコニコ

愛結奈P「………チッ…」

愛結奈「ふふっ♪ネネ、覚えておきなさい。若葉の言う通り、大切なのは見た目じゃなくて中身。もっと言えば、カタチじゃなくてココロよ。」

ネネ「…!」

沙理奈「>>220」

220: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 23:56:43.94 ID:rmDltZqLO

そうよ、大人はここよ。(胸を叩く)

駄目なら下で

221: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/20(日) 23:56:54.34 ID:00bcdchio
ココロ…ね。
そんなこと言うとあの人が来るわよ?

226: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/21(月) 21:23:10.48 ID:Is+2V1fd0
沙理奈「ココロ…ね。 そんなこと言うとあの人が来るわよ?」

愛結奈P「本当に来たらどうする……せっかく面倒なのがいなくなってくれたって言うのに……」

愛結奈「あっ!」

愛結奈P「なっ……?!」

愛結奈「ウ・ソ☆」

愛結奈P「…お前なぁ………」

沙理奈「愛結奈たちって仲いいわねー♪」

愛結奈P「だからどこをどう見たら……はぁ……もう反論するのにも疲れた……」

228: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/21(月) 21:24:26.65 ID:Is+2V1fd0
沙理奈「ウフフッ、さすがの日菜子Pさんも、今日は別の場所の担当だったはずだから今ここに現れたりはできないんだけどね。」

愛結奈P「そうなのか……驚かせやがって……」

愛結奈「ふふっ、日菜子Pが居なくても愛結奈Pのココロは分かるわよ?ワタシにドキドキしっ放し、でしょ?」

愛結奈P「はぁ……もう分かった分かった、それでいい……」

愛結奈「よく言えました☆」ナデナデ

沙理奈「愛結奈だけズルーイ♪」
ナデナデ

愛結奈P「若葉……コイツらを何とかしてくれ………」

229: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/21(月) 21:25:15.58 ID:Is+2V1fd0
若葉「わ、私ですかぁ?!え、えっとぉ〜…」

愛結奈「コレはオトナのスキンシップよ?こうやって触れ合うことで信頼を表しているの。」ナデナデ

沙理奈「愛結奈Pさんもこう見えて喜んでるんだから大丈夫よ☆美女2人に撫でられたら、オトコなら誰だって嬉しいに決まっているもの、ねー?」ナデナデ

愛結奈P「どこに美女2人がいるんだよ……身体だけのガキが2人いるだけじゃ……」

愛結奈「ウフフッ、やっぱりワタシたちのカラダを見てたのね♪」ナデナデ

沙理奈「ドコ見てたのか聞きたいなー?」ナデナデ

230: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/21(月) 21:26:23.20 ID:Is+2V1fd0
愛結奈P「クソッ、面倒くせえ……おい、若葉。早くコイツらを……」

若葉「オトナのスキンシップなら仕方ありませんねぇ〜。」

愛結奈「そういうコト☆若葉もオトナね♪」ナデナデ

沙理奈「若葉ちゃんも立派なオトナだから分かってくれると思ってたわよ☆」ナデナデ

若葉「えへへへへ〜、私はオトナですからぁ〜♪」

愛結奈P「……はぁ……ハナから期待しちゃいなかったさ……」

231: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/21(月) 21:28:23.00 ID:Is+2V1fd0
黒王号「ブルルッ!(ご主人たちが仲良しだと、自分も嬉しいっス!)」

愛結奈「黒王号はいい子ね♪帰ったらワタシからもニンジンをア・ゲ・ル☆」ナデナデ

黒王号「ヒヒーン!(やったー!)」

愛結奈「ふふっ……と、言うワケよ、ネネ。」ナデナデ

ネネ「???」

沙理奈「アタシたちぐらい楽しくやってればいいってことよ♪余計な力が入ってたら気持ちよくなれないのと一緒。」ナデナデ

ネネ「あっ、えっと……」

愛結奈P「>>233」

233: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/21(月) 21:30:15.51 ID:OdE6G4kAO
アイドルとプロデューサーの関係だからといって、気負うことなんか何もないのよ。もちろん、相手が年上だとしてもね♪

235: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/21(月) 21:43:21.50 ID:Is+2V1fd0
 

愛結奈P「アイドルとプロデューサーの関係だからって気負う必要なんか何もねえんだよ……もちろん、相手が年上だったとしてもな。」

愛結奈「そ、ワタシと愛結奈Pみたいにね♪」ナデナデ

愛結奈P「お前はもう少し気負え……」

愛結奈「気負うってコトバはワタシの辞書からはなくなったの☆ふふっ、ワタシと愛結奈Pの仲じゃない。」

愛結奈P「………」

愛結奈「…ネネって気負いすぎちゃうところがあるでしょ?」

ネネ「…!」

237: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/21(月) 21:48:49.30 ID:Is+2V1fd0
若葉「そうなんですよ〜。ネネちゃんったら頑張り屋さんなのは、いいんですけどぉ…」

ネネ「…力を抜かないといけないって、分かってはいるんですが……」

沙理奈「力を抜く方法なんて簡単よ?」

ネネ「えっ?」

沙理奈「余裕を持って笑顔でドーンと構えなさい。あ、大切なのは笑顔って部分よ?ほら、ネネちゃん、笑って、笑って?」

ネネ「私は……」

238: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/21(月) 21:57:14.76 ID:Is+2V1fd0
愛結奈「いいから。ハーイ、スマイル☆」

ネネ「す、すまいる…?」ニコッ

若葉(あら……)

沙理奈「ウフフッ、どう?」

ネネ「……な、何だか楽になりました…!これは……?」

愛結奈「余裕を持って笑顔でいれば、シアワセと余裕が後から追いかけてくるのよ♪ネネちゃんみたいなカワイイ子が、こんな風な辛気臭い顔をしてたらダメよ?」ツンツン

愛結奈P「辛気臭い顔で悪かったな……」

239: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/21(月) 22:05:09.43 ID:Is+2V1fd0
 

ネネ「……」

沙理奈「周りが年上ばっかりで緊張しちゃってたかな、なんて。ウフフッ♪さあ、ネネちゃんも溜まっていたものを抜けた事だし…」

愛結奈「クリスマス・イヴを楽しみましょう☆ねえ、愛結奈P?」

愛結奈P「はぁ………はいはい……黒王号、そろそろ最初のプレゼントを配る場所だからな。」

黒王号「ヒヒーン!(了解っス!)」

ネネ(気負う必要はない……笑顔が大事……)

若葉(…ネネちゃんにとってのクリスマスプレゼントは……)

240: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/21(月) 22:16:35.63 ID:Is+2V1fd0
幼稚園



きらり「クリスマスツリーをプレゼントだにぃ☆」ドスン!

園児's「「わあー!!」」

きらり「さあさあ、次はみんなの出番だゆ!このツリーをかわいくデコってくれるかなー?」

園児's「「はーい!!」」

きらり「ツリーはびゅーんって飛んでったりはしないから、落ち着いてゆっくりデコってね?きらりとの約束だゆ?はーい、お約束守れるよーって子はおててをビシィッ!」ビシィッ!

園児's「「ビシィッ!!」」ビシィッ

きらり「>>242」

242: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/21(月) 22:20:15.97 ID:BHBIo28u0
はーい、よくできましたー☆

243: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/21(月) 22:28:39.26 ID:Is+2V1fd0
きらり「はーい、よくできましたー☆」

保育士「ふふっ…みんな、きらりお姉ちゃんたちにありがとうしましょうね。さんはい、」

園児's「「ありがとー!!」」

きらり「えへへへへ♪みーんな、ごあいさつもできて、とってもお利口さんだにぃ☆」

園児1「きらりちゃん、きらりちゃん!」

きらり「なーに?」

園児1「きょうもかたにのってもいーい?!」

244: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/21(月) 22:37:42.52 ID:Is+2V1fd0
園児2「あっ、ぼくもー!」

園児3「わたしもー!」

園児4「わたしもわたしもー!」

園児5「みんなだけずるーい!」

ワイワイガヤガヤ!

きらり「はい、みんなちゅうもーく☆」

園児's「「!」」ビタッ

きらり「ツリーはびゅーんって飛んで行ったりはしないけど、きらりもびゅーんって飛んでったりはしないにぃ。」

245: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/21(月) 22:42:57.95 ID:Is+2V1fd0
きらり「でもでもでもでも〜…な、なんとぉー……今日はみんなはびゅーんって飛んじゃうにぃ!」

園児's「「?!」」

きらり「そこにソリがあるでしょー?」

大きめのソリ「園児なら20人ぐらいまでなら余裕。」

きらり「えへへへへ♪サンタさんはソリでびゅんびゅーんって飛ぶんだゆ?みんなもサンタさんみたいに飛びたくないかなー?」

園児's「「!!」」

246: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/21(月) 22:53:32.69 ID:Is+2V1fd0
〜〜〜


保育士「あらあら…」

ニョワー!
キャッキャッ!キラリチャンスッゴーイ!

ブリッツェン(園児1人が20kgとして400kgか……大きめのソリを用意してほしい、とはこう言う意味だったのか。)

コレガキラリンパワーダニィ☆
キラリンパワー☆

ブリッツェン(全員を一度に持ち上げれば不公平は起きない…理に適ってはいるが、実際に実行できるのはきらりぐらいのものだろうな。ふふっ……さすがに手慣れているな。)

ブリッツェン(事務所でもどこでも、きらりは子どもたちからとても慕われている。きらりは大きいからな……心も体も。何より、本人も子どもが大好きだ。)

ブリッツェン「>>248」

248: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/21(月) 22:55:44.33 ID:7NLuqTbAO
愛こそがヒーローになるための条件だと、彼女は我々の胸を駆け抜けて教えてくれたのだ……

249: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/21(月) 23:11:10.40 ID:Is+2V1fd0
ブリッツェン(愛こそがヒーローになるための条件だと、彼女は我々の胸を駆け抜けて教えてくれる。)

ブリッツェン(きらりは…小さな勇気を愛しい者のために守りたい……そんな笑顔でいつも私たちを照らしている。)

ブリッツェン(優しい想いが涙にならないようにだったら、きらりは走る。ヒーローは今ここに…心の中にいる。彼女を見ているとそんな気持ちにさせられる。)

ブリッツェン(きらりは子どもたちにとってはヒーローだ。強く優しく、大きな愛を持っている。もちろん、子どもたちだけでなく私たちにとっても……)

ブリッツェン(強く優しく、大きな愛を持っているからこその不安もあるが……)

ブリッツェン(………)

250: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/21(月) 23:21:35.39 ID:Is+2V1fd0
ブリッツェン(全てを背負えるほど大きい彼女は、自ら進んで全てを背負うとしてしまう。人の痛みや悲しみでさえ。)

ブリッツェン(幾ら大きかろうと、まだ17の娘だと言うのに……外見だけしか見ない者には、きらりの内面を理解する事は決してできないだろう。)

ブリッツェン(きらりPは…それを誰よりも理解している男だ。彼がいるからこそ、きらりはヒーローでいられるのだろう。)

ブリッツェン(ヒーローは子どもの涙をすくう。そしてヒーローの涙は……)

ブリッツェン(フフッ…アイドルとプロデューサー。それは出会うべくして出会った存在なのかもしれないな。)

イヴP「かわいいサンタたちだねぇ〜♪」

イヴ「そうですねぇ〜♪」

ブリッツェン(………なるほど、そうに違いない。)

251: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/21(月) 23:33:54.46 ID:Is+2V1fd0
ブリッツェン(きらりに相応しいのはきらりPだ。イヴに相応しいのは…イヴPだ。)

ブリッツェン(フフッ…イヴが生まれた時から知っている身としては……おっと、まただ…また感慨深くなってしまった…)

イヴ「私、サンタで良かっなぁ……子どもたちの笑顔をこんなに近くで見られるんだから……」

保育士「ふふっ…ありがとうございます。子どもたちを呼びましょうか?」

イヴ「いいえ、こうやって見ているだけで充分私は幸せですから〜。プレゼントを渡しにきたはずが、プレゼントをもらっちゃいましたぁ♪」

ブリッツェン(……一丁前の事まで言うようになって……)


252: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/21(月) 23:42:51.17 ID:Is+2V1fd0
保育士「そうですか……ふふっ、もしかしてイヴさんは本当のサンタクロースだったり…?なんて……」

イヴ「へあっ?!」

保育士「…どうかされましたか?」

イヴ「い、いえ〜…!(び、びっくりしたぁ……)」

イヴP「あはは、本物のサンタと言えば本物のサンタかもしれませんね?子どもに夢を配れる人は、みんなサンタですから♪」

保育士「だとしたら…世の中にはたくさんのサンタがいてくれるんですね……イヴPさんたちのような。」

イヴP「>>254」

254: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/21(月) 23:45:39.76 ID:2IdhSBI7O
今は僕たちですが、いずれはあそこにいる子供たちが配っていくんですよ

255: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/21(月) 23:55:19.17 ID:Is+2V1fd0
イヴP「ふふっ…今は僕たちですけど、いずれはあそこにいる子供たちが配っていくんですよ。」

ボクサンター!
ワタシモサンター!
キラリモサンタダユ☆

イヴP「プレゼントをもらっていた子どもたちがやがて大人になり、プレゼントを配る側になる。それって、何だか素敵じゃありませんか?」

保育士「素敵だと思います……分かりました。サンタはみんなの心の中にいるんですね?」

イヴP「ふふっ、そう言うことです。誰だってサンタにはなれるんです…クリスマス・イヴの夜じゃなかったとしても。」

保育士「私もなれますか?」

イヴP「もちろん♪」

256: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 00:03:20.82 ID:zwgW5Bu10
ブリッツェン「ブモッ。(あなたのような人は間違いなくサンタだ。ここには子どもたちの夢が溢れている。)」

保育士「何を言ってるかは分からないけれど…言いたいことは分かるわ。ありがとう。」ナデナデ

ブリッツェン(温かい手だ…温かくて優しい、な。撫で方には人格が表れる……と、言うのは言い過ぎかな…?)

イヴP「保育士さんも立派なサンタさんだ…って言ったんだと思います。」

保育士「ふふっ…ありがとうございます。」ナデナデ

ブリッツェン「ブモッ♪」

257: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 00:14:55.35 ID:zwgW5Bu10
保育士「お茶、淹れてきますね。」スクッ

イヴP「そんな、気を使ってもらわなくて……」

保育士「寒い中やって来てくれたサンタさんへ、ささやかながらサンタからのプレゼントです。」

イヴP「……なら、ありがたくごちそうになります。サンタにはサンタとして応えるのが、サンタですから〜♪」

保育士「ふふっ、いいお茶…とは言えませんが、温まるようなお茶を淹れてきて差し上げます♪」

イヴP「あ〜、ありがとうございます〜♪」

保育士「いいえ…ふふっ……」

258: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 00:23:04.75 ID:zwgW5Bu10
〜〜〜


イヴP「保育士さんはいい人だねぇ〜♪チョコチップクッキーまでつけてくれるなんて♪」

ブリッツェン「ブモッ。(親切な女性だ。…それはさておき、イヴ。)」

イヴ「な、何かなぁ〜…?」メソラシー

ブリッツェン「ブモッ。(こちらを見ろ。)」

イヴ「うう……分かってるよ。サンタクロースが本当にいるのは一般の人たちには秘密……でしょ?」

ブリッツェン「ブモッ。(そうだ。)」

イヴ「>>260」

260: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 00:34:21.22 ID:+jxEBc0AO
良い子に夢と希望を与えるサンタクロースの正体は、パワードさんたちと同じ星の……だもんね

264: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 12:29:52.72 ID:zwgW5Bu10
イヴ「良い子に夢と希望を与えるサンタクロースの正体は、パワードさんたちと同じ星の……だもんね。」

ブリッツェン「ブモォ。(そうだ。サンタクロースとは彼らと同じ……星の力の一部を借りている存在だ。)」

イヴP「僕らは星に力を分けてもらって、その力で『サンタクロース』をやらせてもらってる。どうしても隠さなきゃいけないことってわけでもないんだけど……ね?」

イヴ「…『サンタはみんなの心の中にいるおとぎ話の世界の住人』……ですよね?」

イヴP「……」ナデナデ

イヴ「ほえ?!」

265: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 12:32:30.79 ID:zwgW5Bu10
イヴP「ブリッツェンはもふもふだけど、イヴはどんな感じなのかなぁ〜って思って。」ナデナデ

イヴ「え、えっと〜…私はどんな感じなんですかぁ〜?」

イヴP「イヴはもふもふじゃなくて、さらさらだったよぉ〜♪」ナデナデ

イヴ「ほへぇ〜、私はさらさらだったんですか〜♪自分は撫でたことがなかったので知らなかったですぅ♪」

イヴP「あはは、サンタクロースを撫でたことがある人間はそうはいないよ〜♪」ナデナデ

ブリッツェン(………)

266: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 12:33:59.39 ID:zwgW5Bu10
ブリッツェン(サンタクロースとは、星から力の一部を分け与えられ、その力を以って神秘を起こす存在だ。サンタはどこにでもいる。しかし、『サンタクロース』は星に選ばれた一族のみがなることを許される。)

ブリッツェン(この神秘の力を、夢を配り幸福を届けることのみに使う。例え自分が身ぐるみを剥がされそうになっている時だとしても。)

ブリッツェン(私が温かい飲み物を買いに行っている間に身ぐるみを剥がされるとは……あの時は目のやり場に困……じゃなくて、日本と言う国に対して強い不信感を抱いたものだ。)

ブリッツェン(この国はサンタクロースの祝福を受けるに相応しい国なのか、と。)

ブリッツェン(だが、その感がはすぐに改められてしまった。この国の「サンタクロースによって。)

イヴP「さらさら〜♪」ナデナデ

ブリッツェン(プロデュース業界などをやっている、変わり種のサンタクロースによってな。)

267: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 12:36:27.17 ID:zwgW5Bu10
ブリッツェン(日本のサンタクロースは私たちに教えてくれた。人は未熟かもしれない。だからこそ夢を配り幸せを届け、祝福をしなければならないのだと。)

ブリッツェン(イヴ祖父さんが何故この国にイヴを遣わしたのか、その時になって初めて理解できた。あの人はイヴと私に、このことを知って欲しかったのだろう。)

ブリッツェン(その結果、サンタだけどアイドル…などと言うさらなる変わり種が誕生してしまった訳だが……フフッ、私もアイドルのトナカイになる日が来ようとは想像すらしていなかった。)

ブリッツェン(そして、サンタの存在を打ち明けられるような存在がいようと言うことも……また、想像すらしていないことだったよ。)

ブリッツェン(誰もがイヴに勝るとも劣らずだ。私を借りたいと言う者まで何人も出てくる始末だ。フフッ…本来はトナカイはサンタだけの乗り物なのだがな。夢を配る同業者になら背中を貸しても許されるだろう。)

ブリッツェン(>>269)

269: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 12:39:21.18 ID:S1q3/B/AO
夢を配りたいという気持ちを持つ奴に悪い奴はいないからな。……さぁ、始めようか。

271: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 12:47:46.92 ID:zwgW5Bu10
ブリッツェン(夢を配りたいという気持ちを持つ者に悪人はいないからな。……さぁ、始めようか。)スクッ

ブリッツェン「ブモォ!(そろそろ良い頃合いではないか?2人とも。)」

イヴP「ん〜?…あ〜、確かにそろそろだねぇ〜。イヴ。」

イヴ「任されました〜♪よっこいしょ、っと。」ドスン

大きな袋「……」

イヴ「オーソドックスなタイプが一番しっくり来るんですよねぇ〜♪」

272: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 12:59:06.55 ID:zwgW5Bu10
保育士「お茶を淹れてきました。」
スタスタスタスタ

保育士「ここに置きますね。」トン

イヴP・イヴ「ありがとうございます〜♪」

ブリッツェン「ブモッ。(ありがとう。)」

保育士「あら?その袋はもしかして……」

イヴ「サンタですから〜。」ゴソゴソ

イヴ「はい、プレゼントをあなたに。メリークリスマス♪」スッ

273: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 13:05:17.23 ID:zwgW5Bu10
保育士「えっと……」

イヴ「プレゼントは良い子にだけですけど、今日は特別サービスです。大人のあなたにもプレゼントですぅ〜♪」

イヴP「サンタクロースは頑張っている人の味方ですから〜♪受け取ってもらえませんか?」

ブリッツェン「ブモッ。(遠慮をすることはない。今日はクリスマス・イヴ。誰もが祝福し、祝福される日だ。)」

イヴ「はい、どうぞ♪」

保育士「……ふふっ、ありがとうございます。」スッ

274: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 13:15:18.83 ID:zwgW5Bu10
イヴ「中身は空けてからのお楽しみです♪家に帰ってから空けてみてください。」

イヴP「たぶん喜んでもらえるかな〜、と。プレゼント選びには自信があるんです、サンタですから〜♪」

保育士「あらあら、それは楽しみですね……ふふっ、サンタからプレゼントをもらえるなんて何十年振りかしら?」

イヴ「良い行いをしている人のところにサンタは必ず訪れます。時間はかかるかもしれませんが、必ず。」

保育士「プレゼントを携えて……ですか。ふふっ……大切にさせてもらいますね。」

イヴP「>>276」

275: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 13:16:32.75 ID:+jxEBc0AO
(良きクリスマス……そして、良き年越しを)

277: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 13:22:54.93 ID:zwgW5Bu10
イヴP(良きクリスマス……そして、良き年越しを。)

イヴ(あなたの未来が祝福されたものでありますように。)

ブリッツェン(来年もまたクリスマスがやって来る事を信じて。)

保育士「ありがとうございます、サンタクロースさん、トナカイさん。」

イヴP・イヴ「気にしないでください、サンタですから〜♪」

ブリッツェン「ブモッ。(私もトナカイなのだからな。)」

278: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 13:29:43.79 ID:zwgW5Bu10
イヴ「きらりさーん!」

ニョワー☆

イヴ「みんなをこっちに乗せてきてください〜♪」

オッツオッツバッチシ☆

イヴP(あの子たちにも良きクリスマスと良き年越しを。)

イヴ「さあさあ、サンタさんからの時間ですよ〜♪」

ミンナー、サンタサンガプレゼントヲクレルッテー☆
プレゼントー!!

ブリッツェン(フフッ……)

保育士「みんな楽しそう……」

279: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 13:41:19.15 ID:zwgW5Bu10
イヴ「みんな良い子にしてましたからね〜♪プレゼントは弾んじゃいましたよ〜♪」

ワーイ!ワーイ!
プレゼントー!プレゼントー!

イヴP(イヴは正しいサンタだ。みんなに夢と希望を振りまく。)

イヴ「ふふっ、みんなのほしかったものだと思いますよ〜?」

イヴP(そんなイヴの姿が僕への何よりのプレゼント……何ていうのは、ちょっと格好をつけすぎかな、なんて。)

イヴ「?」

イヴP「何でもないよ、プレゼントの事を考えていたのさ♪…フフッ……」

280: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 13:55:23.97 ID:zwgW5Bu10
コンサートホール 控え室



音葉「お疲れ様でした。」コトッ

時子「………」

音葉「時子さんの聖歌……力強く…聴くものを惹きつける……そんな旋律でした……あなたとハーモニーを奏でられたこと……新たなメロディーを知るようでした…」

時子「……フン…」

音葉「紅茶をどうぞ。細やかですが……私から時子さんの歌への…賛辞の代わりです。」

時子「>>282」

282: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 13:58:02.85 ID:+jxEBc0AO
今日くらいは大人しくいただくわ

283: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 14:08:51.31 ID:zwgW5Bu10
時子「今日くらいは大人しく受け取っておいてあげるわ。」

音葉「ふふっ……ありがとうございます…」

時子「いつもならそんな安い言葉と安い物は突き返すところだけど、今日は特別に気分がいいの。私の気分を昂める事に貢献できた事を喜びなさい。」

音葉「時子さんの気分が昂まるのなら……それは私の気分も昂まると言うことでしょう。…私たちは音色を重ねました……あなたの音色を……感じます……」

時子「相変わらず見た目だけじゃなくて、頭の中までファンタジーね。……フン、女王の悦びが下僕の悦びなのは当然のことよ。」

音葉「ふふふっ……時子さんは…音色を紡ぎ出せる人ですね…」

時子「は?」

284: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 14:22:10.30 ID:zwgW5Bu10
音葉「名君とは……民から音色を紡ぎ出し…その音階をスコアに刻み……確かな指先で奏でる……そのような人のことでしょう。」

時子「一人きりで女王を名乗ったとして、それは女王ではなく女王を名乗るだけの哀れで愚かで矮小な存在よ。下僕を従えてこそ女王は女王たり得るの。」

音葉「だから……あなたは一人一人の音色を…大切にするのですね…」

時子「当然でしょ?下僕に可能な限り私に尽くさせる、下僕に対しての最低限の礼儀よ。支配とは愚民をよりよく使ってあげるという意味よ。」

音葉「ふふっ……ファンの皆さんを見ていれば……それが分かります……」

時子「……フン……悦びのあまり涙と涎を意地汚く垂れ流して床を這いずり回るといいわ。」

285: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 14:36:00.07 ID:zwgW5Bu10
音葉「それはできませんね……ふふっ……代わりに紅茶に合うお菓子では……許してはもらえないでしょうか…?」

時子「クックック…あなた、この私に譲歩をしろと言うの?私に譲れと迫る、その蛮勇は評価してあげるわ。」

音葉「どら焼きでは……主君への献上品には見合わないでしょうか……?餡はカンタータのような小倉餡で……生地はシンフォニーのように優しく……紅茶とハーモニーを奏でるのですが……?」

時子「本気でそれで満足させられると思っているの?」

音葉「ふふっ……分かりません…」

時子「はぁ……呆れた……私に対して分かりませんですって?」

286: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 14:46:49.76 ID:zwgW5Bu10
音葉「……」ニコニコ

時子「……まったく…呆れすぎて言葉が出てこないわ。…ほら、さっさと渡しなさい。」スッ

音葉「ありがとうございます……ふふっ……」

時子「勘違いするんじゃないわよ?これ以上愚にも付かないくだらないお喋りに付き合わされないために、下僕のちっぽけな望みの一つぐらいなら聞き入れてやると言っているだけ。」

音葉「それは…喜ばしいことでしょう……名君に認められた……そう言う事なのですから…」

時子「………チッ…」

音葉「>>288」

288: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 14:50:31.39 ID:7STf4hgD0
ありがとうございます、時子様?

291: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 20:57:24.36 ID:zwgW5Bu10
炎のアース←わかる
風のアース←わかる
水のアース←わかる
雷のアース←わかる
花のアース←ファッ?!


未だに一つだけ何かこう…違う気が…
色的に仕方なかったとはいえ…


再開します

292: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 20:57:52.50 ID:zwgW5Bu10
音葉「ありがとうございます……時子様?」

時子「……フン、やっと正しい心構えが分かってきたようね。」

音葉「ふふっ……どら焼きをどうぞ、時子様。」スッ

時子「……」

音葉「あっ……どら焼きを食べていただけませんか…?時子様♪」

時子「……及第点よ。」パシッ

音葉「……」ニコニコ

293: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 20:58:38.33 ID:zwgW5Bu10
時子「フン、余裕振っていられるのも今のうちよ。私は最上級の物しか認めるつもりは……」パク

時子「なっ……?!(な、何よこれ……あ、餡と生地が互いを引き立てあっている?!餡、生地…どちらも非の打ち所がないじゃない…!)」

音葉「……」ニコニコ

時子(餡はしっかりとした粒餡…小豆の風味を活かしつつ、諄くならない絶妙なバランスの甘さ……それでいて自己主張し過ぎていない…)パクパク

時子(生地もただの生地じゃない……どこの粉を使っているの…?ただの餡を包むだけの無能な生地とは違う…生地だけでも完成している……なのに、これもまた餡を邪魔していない…!)
パクパク

時子(何よ……何なのよ、これは…?!餡なら全国各地の物を知っているけど、これはどれとも一致しない……ど、どういう事なの……?)パクパク

294: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 20:59:16.36 ID:zwgW5Bu10
時子( もう少しこのどら焼きの味から分析を……?!)パクパク

時子(ない…そんな…この私に息をつかせる暇もなく一気に食べさせた…?!この私が……そんな豚のような食べ方を……)

音葉「ふふっ…美味しかったでしょうか…?」

時子「!!」ギクッ!

音葉「感想を聞かせてもらえますか……?飾らない気持ちで答えてください……このどら焼き…どうだったでしょうか……?」

時子「……っ!(み、認める訳にはいかない…!こんな小娘からの差し入れ程度を……み、認めたりなんか……!)」
プルプル

295: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 20:59:57.56 ID:zwgW5Bu10
音葉「不協和音などがあった場合は……遠慮せず……ふふっ……真実と向き合ってこそ…得られるものがあります…」

時子(こ、この女っ……?!)プルプル

音葉「あら……どうかしましたか…?私はただ……感想を求めているだけなのですが……?」

時子「くっ……私は女王よ…!常に支配し…跪かせる側の存在……クックック…その…程度で……」プルプル

音葉「もう一個…あるのですが…?」
スッ

どら焼き「……」

時子「ッ?!」

296: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 21:00:54.43 ID:zwgW5Bu10
音葉「一つだけでは……分からないこともあるでしょう……繰り返し聴く事で……初めて理解できる曲もあります……」

時子(た、食べたい……ハッ!そんな事を言ったら、私が褒美をねだることになってしまうじゃない…!褒美を与える側の…私が……!)

音葉「ふふっ……もう一ついかがでしょう…?…時子様。ただ…その前に……一つだけの時の感想ももらえませんか……?参考にしたい…という事なので……」ニコニコ

時子「くぅぅっ……!(嘘は…つけない…!これを不味いと言ってしまったら…粒餡に対して…二度と顔向けができない……!)」プルプル

音葉「……」ニコニコ

時子「>>298」

298: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 21:03:58.63 ID:+jxEBc0AO
(このどら焼きには勝てなかったわ……)

300: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 21:13:26.16 ID:zwgW5Bu10
時子(このどら焼きには勝てなかったわ……)スッ

音葉「感想は…もらえますか?」

時子「……った…」

音葉「すみません……もう一度だけ…リピートを…」

時子「美味しかったって言ってるでしょ!……っ……」プルプル←涙目

音葉(少し……悪い事をしてしまったかしら…?)

時子「美味しかったわよ!美味しかった…!さあ、豚のように鳴いてあげたわよ?!これで満足?!」プルプル

301: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 21:20:09.30 ID:zwgW5Bu10
時子「だから……どら焼きを……!」
プルプル

音葉「……」トス

どら焼き「……」

時子「!」パァァァァ…!

音葉「どうぞ…食べてください…」

時子「……お、覚えてなさ……ぐっ……お、美味しい……ぐすっ……貴女をいつか……ぐすっ……」モグモグ

音葉(…かわいい……)

ドアの隙間「……」

302: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 21:27:43.36 ID:zwgW5Bu10
控え室 外



時子P「時子ちゃんのレア顔げっとー♪」パシャ

時子P「おまけにもう一枚。」パシャ

時子P「おまけのおまけにもう一枚。」パシャ

時子P「と、見せかけて二枚。」パシャ

時子P「えへへへー、時子ちゃんはかわいいなー♪今の涙目でプルプルしてる時子ちゃん、待ち受けにしちゃおーっと。」スッ スッ ピロリン♪

時子P「きゃっほー!ありがとねー、志っ保ちゃーん♪」

志保「大丈夫なんですか…?」

時子P「何とかなるでしょー。だいじょーぶ、だいじょーぶ。時子ちゃんって優しいもーん。」

303: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 21:35:21.56 ID:zwgW5Bu10
志保「それならいいんですけど…それにしても、時子さんは一体何と戦ってたんですか?」

時子P「いろいろあるのさー!なんつってー♪かわいいでしょー?」

志保「…まあ、普段は見られないスペシャルメニューな感じの時子さんではあります。言われてみれば……かわいいかも……」

時子P「プライベートだとわりとあんな感じなんだよー?かわいくてかわいくて仕方がなくってさー。」

志保「えっ…?!」

時子P「>>305」

305: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 21:38:03.79 ID:S1q3/B/AO
可愛いいお洋服を見つけたら、つんつんしながらも可愛くおねだりしてきたり、喫茶店でパフェをあーんってしてあげたら、顔を赤らめながらもあーんて食べたりさ♪

306: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 21:46:16.35 ID:zwgW5Bu10
時子P「かわいーお洋服を見つけたら、つんつんしながらもかわいくおねだりしてきたり、喫茶店でパフェをあーんってしてあげたら、顔を赤らめながらもあーんて食べたりさ♪」

志保「……それ、時子さんなんですか…?」

時子P「写真見る?」スッ スッ スッ

時子P「ほらほら、これとかオススメかなー♪あーんのお返しにものすっごく真っ赤でプルプルしながらあーんしようとしてくれてる時子ちゃん♪」

志保「……」←絶句

時子P「どの写真も僕の宝物なんだー♪あ、写真見せたことはナイショでシクヨロー。」

307: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 21:54:20.32 ID:zwgW5Bu10
志保「すごく……甘々です……」

時子P「えへへへー♪でしょー?」

志保(どうしよう……意外すぎて言葉が出てこない……)

時子P「それでねー、たまにこれを見せてかわいーよーって言うとねー…えへへへ、真っ赤になってポカポカしてきて、それがまたすっごくかわいーんだよー♪」

志保(真っ赤になってポカポカする時子さん……パフェがメニューにないファミレスと同じくらい想像できない……)

時子P「その時の写真はこれねー♪」
スッ

志保「?!(ほ、本当だった……)」

308: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 22:02:56.61 ID:zwgW5Bu10
時子P「時子ちゃんってすっごくかわいーでしょー?えへへへ、今回のこの写真は僕から僕へのプレゼントなんだー、あははー♪」

志保(時子さんに対するイメージが、かなり変わったかも…)

時子P「小豆と小麦粉をくれた千秋ちゃん、それをどら焼きに焼いてくれた志保ちゃんたち。みんなのおかげで、また僕の一生の宝物が増えたよ。……ありがと。」

志保「あっ…!い、いえ…私も何だか珍しいメニュー?を見せてもらえたので……」

時子P「かわいー時子ちゃんは珍しい?」

志保「まあ…そ、その……」

309: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 22:10:11.53 ID:zwgW5Bu10
時子P「……時子ちゃんってさ、勘違いされやすいんだよねー。ホントはこんなにかわいくて優しいのに……とっても恥ずかしがり屋さんだから……志保ちゃんはさ…」

志保「…それは知ってます。」

時子P「ほへっ?」

志保「時子さんが可愛い人なのは知りませんでしたけど…優しい人なのは、事務所の全員が分かっています。」

時子P「……」

志保「>>311」

311: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 22:17:59.14 ID:yaHxIVQbO
豚の先生の皆さんが言ってました

312: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 22:26:14.45 ID:zwgW5Bu10
志保「豚の先生の皆さんが言ってました。沙紀ちゃんが言うには、刺激的でアーティスティックな人。ありすちゃんが言うには、サポートを忘れないみんなのまとめ役。拓海ちゃんが言うには……」

時子P「拓海ちゃんが言うにはー…?」

志保「『好敵手』だそうです。」

時子P「そっかー……えへへへへー♪」

志保「ふふっ、甘い顔になってますよ?」

時子P「えへへへー♪だってー、時子ちゃんが褒められるのって自分が褒められるぐらいに嬉しいんだもん♪」

313: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 22:34:42.30 ID:zwgW5Bu10
志保「好きなんですね、時子さんのこと。」

時子P「うん、大好きだよー。世界でいーちばん愛してるかなー。ファンのみんなには悪いけど、僕が時子ちゃんのことをいちばーん大好きなのは、ぼーく。えへへへへー♪」

志保「ふふっ…今度もまた和スイーツの差し入れをしてあげますね♪次は……おぜんざいかな?」

時子P「わー、ありがとー!時子ちゃんね、甘いもの大好きなんだけど…ね?」

志保「分かってます。こっそり…ですよね?」

時子P「うん!またかわいー時子ちゃんが見れるなー…えへへへー、とっても楽しみー♪」

314: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 22:47:04.90 ID:zwgW5Bu10
志保(知っているつもりの人にも、全然知らない一面があったりするんだなぁ……パフェみたい。)

志保(一層を味わうと次の層があって、その層を味わうとまた次の層があって……人もパフェも見た目だけじゃ分からない…そう言う事かな♪)

時子P「むむっ、またもやシャッターチャンス!」パシャ

時子P「お茶を飲んでホッと一息をつく時子ちゃんゲットー♪」

志保(大切な人と過ごす毎日…それはどんなものより甘くて、幸せになれる魔法のスイーツ。)

時子P「保存♪保存♪保存あーんどほっぞん♪」

志保(そして毎日食べてても、毎日新しい味がする……不思議なスイーツ♪)

315: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 22:53:29.95 ID:zwgW5Bu10
夕方 事務所



イヴ「ふぇぇぇ……お仕事疲れましたぁ〜…」グダーン

イヴP「僕も〜……子どもたちは元気だねぇ〜…」グダーン

ブリッツェン「ブモッ。(オイ、コラ。)」

イヴ「だってぇ〜、疲れたものは疲れたんだもーん……」グダーン

イヴP「もーん……」グダーン

ブリッツェン「>>317」

317: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 22:56:45.51 ID:9bz/nsEu0
今から本番だぞ

319: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 23:02:51.68 ID:zwgW5Bu10
ブリッツェン「ブモッ?(今からが本番だぞ?)」

イヴ「ふにゃぁ〜……ソファーさん気持ちいいですぅ〜……」グダーン

イヴP「サンタをダメにするソファー……略して……思いつかないやぁ〜……」グダーン

ブリッツェン「………」

イヴ「ふにゃにゃあ〜ん……私もうソファーさんと結婚しまぅ〜……」
グダーン

イヴP「僕も〜……」グダーン

ブリッツェン(…はぁ………)

320: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 23:13:55.87 ID:zwgW5Bu10
志希「にゃーはっはっはー!お困りのようだね、ブリちゃん!」

ブリッツェン「?!」

志希「聖夜に舞い降りしムァッドスワァエンティストゥオウ志希ちゃんがぁ〜、そなたの望みを叶えてしんぜよ〜♪」

ブリッツェン「ブモォ…(いや、マッドサイエンティストには頼っては駄目だろう…)」

志希「にゃっはー!テキカクなツッコミ、さすがはブリちゃん!交感神経がシゲキされて好感度アーップ♪なんちゃってー!あっ、今の分かったー?」

ブリッツェン「ブモッ…(交感神経と好感度をかけているのだろう……それよりもどこから私に話しかけているんだ?声はすれども…だぞ?)」

321: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 23:24:18.26 ID:zwgW5Bu10
志希「にゃっはっはー♪いい着眼点だねー、ブリちゃんに50志希にゃんポイント!正解は……」

ブリッツェン(匂いと声からして、この部屋にいるのは間違いないはずなのだが……)

志希「キミの後ろでした♪」ガチャ

ブリッツェン「ブモッ?!(なっ?!)」

志希「ふむふむ、どうやら見事に騙されてくれたようだね♪ブリちゃん、鼻が効くばっかりに騙されちゃったでしょー?」

ブリッツェン「ぶ、ブモォ?(ど、どうなっているんだ…?)」

322: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 23:33:09.11 ID:zwgW5Bu10
志希「細かい説明を省くと……カガクのチ・カ・ラだにゃーん♪」

ブリッツェン「ブモッ。(済まん、省かれすぎて全く分からん。)」

志希「あ、そーう?じゃあ詳しく説明すると、G protein-coupled receptor、GPCRの……」

ブリッツェン「ブモォ。(…わざとやっているだろう?)」

志希「にゃは☆バレちったー♪」

ブリッツェン「ブモッ……(お前なぁ……)」

志希「>>324」

324: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 23:36:21.15 ID:Y6pDgeOFO
ぶっちゃけるとこっそり志季ちゃんの匂いの香水を君に付けただけなんだけどね

328: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 23:43:02.18 ID:zwgW5Bu10
 

志希「ぶっちゃけるとこっそり志希ちゃんの匂いのパフュームをキミに付けただけなんだけどね♪」

ブリッツェン「ブモッ……(ぐっ……まさかそんな単純な手だったとは……)」

志希「声の方は……アレね?」

ブリッツェン「ブモッ…?(アレとは…?)」

志希「知りたーい?」

ブリッツェン「………ぶ、ブモォ……(や、やはりいい…何となく遠慮しておく…)」

志希「ありゃりゃ、そりゃ残念♪」

329: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 23:51:26.04 ID:zwgW5Bu10
ブリッツェン「ブモッ…(それよりも自分の匂いのパフュームって……)」

志希「需要があるから供給は生まれるのだよ、ブリちゃん♪美少女のニオイのパフューム、絶対売れると思うんだけどなー?」

ブリッツェン「ぶ、ブモッ…?(な、何故私に聞く……?)」

志希「今ブリちゃんはさ〜あ、アタシのニオイに包まれてるワケだよね♪アタシのニオイだよー、現役美少女アイドルの?何だかさー、テンション上がってきたりしない?」

ブリッツェン「ブモオッ?!(なっ……?!)」

志希「ほらほら〜、ブリちゃんも自分の気持ちにスナオになっちゃいなよ〜♪」

ブリッツェン「ぶ、ブモッ……!(わ、私は……!)」

330: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/22(火) 23:58:31.65 ID:zwgW5Bu10
ブリッツェン(い、言われてみれば……確かにこの鼻腔をくすぐる芳しい香りは……少女の………)

ブリッツェン(………)

ブリッツェン「ブモオッ!(私はイヴのトナカイだ!こ、こんなもの…微塵も興味が湧かん!)」

志希「ブリちゃんで無理なら志希Pさんには使えないか……」ボソッ

ブリッツェン「ブモッ?(今何か…?)」

志希「にゃはっはっは!それは気のせいと言うモノだよチミィ♪さ、そろそろ用件を聞かせてもらおう!」

331: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 00:06:23.49 ID:bwZzXACS0
〜〜〜


志希「にゃるへそ、だいたい分かった!たりららったら〜♪アヤシイおクスリ〜♪(ダミ声)」

ブリッツェン「…ブモッ?(大丈夫なのか、そr…?)」

志希「そーれそれそれ♪」

イヴ「んく……んく……んく……」
ゴクゴクゴクゴク

ブリッツェン「ブモッ?!(おい?!)」

志希「飲みやすいようにイチゴ味だよ?」

ブリッツェン「ブモッ!(そう言う問題では…!)」

イヴ「>>333」

333: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 00:10:23.99 ID:R5wXwUyCO
こっこれは(スーパーグンマーみたいな輝き)

336: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 09:02:49.39 ID:bwZzXACS0
イヴ「こっ、これは…!」
シュインシュインシュインシュイン…!

ブリッツェン「ブモッ?!(光ってるぞ?!)」

志希「にゃほっ?サンタって光らないの?ほら、暗い夜道は〜ピカピカの〜♪」

ブリッツェン「ブモッ!(それはトナカイの歌だ!イヴ、大丈夫なのk…)」

イヴ「ブリッツェン、早くお家に帰ってサンタクロースのお仕事の最終確認に取り掛かろう。子どもたちが待ってる。」シュインシュインシュインシュイン…!

ブリッツェン「ブモッ?!(えっ?!)」

337: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 09:04:16.70 ID:bwZzXACS0
イヴ「どうかしたの?ブリッツェン。」シュインシュインシュインシュイン…!

ブリッツェン「ぶ、ブモッ…(い、いや……)」

ブリッツェン(何という事だ…毎年やる気にさせりのに2時間かかるイヴを…!)

イヴP「休んでる暇なんかないよ、ブリッツェン。」シュインシュインシュインシュイン…!

ブリッツェン「ブモォッ?!(イヴPまで?!)」

志希「にゃーはっはっはー!大成功!」

ブリッツェン(ちょっとしたサンタクロースよりすごいのではないか、この娘は…?)

338: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 09:04:50.48 ID:bwZzXACS0
志希「イヴちゃんにイヴPさん、気分はどーう?」

イヴ「穏やかな心を持ちながら、激しいサンタ魂により目覚めた…そんな気分ですぅ!」ガシッ

イヴP「何が起きても気分はへのへのカッパな気がするよ……早く子どもたちにプレゼントを配りたくて仕方がない!」ガシッ

ブリッツェン「ブモッ?(ふ、2人とも、どうして私を掴んで……?)」

志希「にゃはっはー、計算通り♪エブリシングが上手くいったみたいだにゃーん♪」

ブリッツェン「ぶ、ブモォ……?(あ、あの……?)」

339: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 09:06:05.39 ID:bwZzXACS0
イヴ「ありがとうございました。このお礼はまたどこかで。」

志希「いいって、いいって♪(グンマーZのジッケンに付き合ってもらったのはこっちなんだから♪)」

イヴP「良いクリスマスと、良い年越しを。行くよ、イヴ?」

イヴ「はい〜!せーの……」

イヴP・イヴ「サンタダーッシュ!」
バッ! タタタタタタタタタタタタ…!

ブリッツェン「ぶ、ブモォ〜……!!」

志希「行ってらっしゃ〜い!」

340: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 09:07:28.10 ID:bwZzXACS0
志希「………♪」フリフリ

志希「カガクの勝利だね!にゃーはっはっはっはー!さてさて…♪」

ドリンクの空き瓶「……」

志希「ネネちゃんにはお礼を言わないとにゃ〜ん♪ネネちゃんのグンマー薬学のおかげで、新しいフロンティアが見えたんだからね〜ん♪」

志希「超グンマー人の1/10,000でもカガクとヤクガクの力で再現できた、これってたぶんスゴいこと♪いや、すごくないはずがあろうか!」

志希「材料的には(志希ちゃん的には)ごくふつーのものなんだけどにゃ〜ん♪8割のふつーの素材に、2割のちょ〜っとだけレア目な素材…この配合がBEST!」

志希「>>342」

341: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 09:10:55.18 ID:fbYyS7VSo
副作用でちょっと ラ ラしちゃうけど、しかたないよね~

342: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 09:12:57.32 ID:s4QYzGqfo
↑+この勢いで今度はアヤちゃんが食べちゃった太歳を再現するクスリも作っちゃおう

344: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 09:27:20.05 ID:bwZzXACS0
志希「副作用でちょっと ラ ラしちゃうけど、しかたないよね~♪」

志希「化学ノ発展ニ犠牲ハツキモノデース!ま、1時間と少しで消えちゃう副作用なんだけどにゃー♪」

志希「志希Pさんにもチョチョイと盛ってみたけど、一切効果が出なかったし、意外と副作用が出ないってのもあるかもだし!」

志希「にゃっはっはー!あとは個体差ってヤツだよねー♪副作用が出たとしても、最後はジブンの意志なんだし♪」

志希「アタシも今夜はジブンの本能に忠実になって……にゃっはっはっはー♪」

志希「志希Pさんに志希にゃんのオソロシサを思い知らせてやる♪」

345: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 09:41:03.77 ID:bwZzXACS0
志希「この勢いで今度はアヤちゃんが食べちゃった太歳を再現するクスリも作っちゃおっと♪」

志希「にゃはは〜♪アヤちゃんのパワフルさも再現できれば〜…にゃーはっはっはっはー!」

志希「ついでにアヤちゃんをハスハスクンカクンカできたら更に再現度が上がる気が……よし、今からハスハスクンカクンカしに行こう!」

志希「これは決して仕事帰りで汗まみれのアヤちゃんのニオイをハスハスしたいんじゃないよ?カガクのためのダイジなジッケンなんだから♪」

志希「この前はハスハスしようとしたら、アルゼンチンバックブリーカーをキメられたけど……同じ轍を2度踏む志希にゃんではない!」

志希「にゃっはっはっはー♪ブリちゃんで試したジッケンの成果を早速活用させてもらっちゃうもんね〜♪よーし…思い立ったが吉日!にゃはっ!」バッ!

346: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 09:48:42.50 ID:bwZzXACS0
事務所 闘技場



若葉「あら〜、私と闘技場で何をするつもりなのかしらぁ〜?」

ネネ「今日で何かが掴めた気がするんです!少しだけ付き合ってください!」グッ…

若葉「ふふっ、ネネちゃんは頑張り屋さんねぇ〜♪今日ぐらいお休みしてもいいのよ?」

ネネ「今日はクリスマス・イヴですもんね。だからこそなんです、私へのクリスマスプレゼントだと思ってもらえませんか?」

若葉「…ふふふっ、こんなのがクリスマスプレゼントでいいの?」

ネネ「はい。これがいいんです。」

347: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 09:57:33.03 ID:bwZzXACS0
若葉「…ハンデは?」

ネネ「いつも通りいりません!」

若葉「そう。じゃあ…いつも通り本気、出しちゃおうかしら〜♪」
ゴゴゴゴゴゴ…!!

ネネ「……っ!!(相変わらずすごい気…!でも……!)」

若葉「コドモにプレゼントをあげるのはオトナの役目。コドモに稽古をつけてあげるのも……オトナの役目よねぇ〜♪」
ゴゴゴゴゴゴ…!!

ネネ「>>349」

348: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 10:01:35.17 ID:4vQhG0YAO
こっちも本気で……行きますっ!!(突撃)

350: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 10:10:50.13 ID:bwZzXACS0
ネネ「こっちも本気で……行きますっ!!」ゴッ!

ネネ「はぁぁぁぁぁっ!!」ブォンッ…!!

若葉「いいパンチねぇ〜♪」パシ

ネネ「くっ…!(やっぱり簡単に止められるよね…)」

若葉「この一撃だけでもネネちゃんの成長が感じられて、お姉さん嬉しいわぁ♪」

ネネ「ありがとうございます!でもっ……!」スッ…

351: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 10:21:31.01 ID:bwZzXACS0
ネネ「それだけで満足するつもりはありませんから…!はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」ズドドドドドド…!

若葉「拳が早くなってるわねぇ♪肩から余計な力が抜けた証拠よ?」
パパパパパパパ…!

ネネ(全部完全に見切られてる…なら!)バッ!

ネネ「グンマー砲!!」カッ!
ズドォォォォォン…!!

ネネ「はぁ……はぁ……はぁ……」

モクモクモクモク…

ネネ(今ので出力は…100%…だけど……)

352: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 10:26:50.12 ID:bwZzXACS0
若葉「うんうん、ネネちゃんの技はキレがいいわぁ♪」

ネネ(だよね…)

若葉「あっ、土煙があると技が当てづらいでしょ〜?ふっ!」

ブワァァァァァァァァァッ…!!

若葉「これで見やすくなったわねぇ〜♪」

ネネ(分かってはいたけど…無傷……)

若葉「お姉さん、ネネちゃんの技をも〜っとも〜っと見たいなぁ〜?」

353: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 10:32:23.79 ID:bwZzXACS0
ネネ「言われなくても…!」
キュインキュインキュインキュインキュイン…!

若葉「あら、その構えは…」

ネネ「グンマー…アタック!!」
カッ!

若葉「この前教えてあげた技ね♪」パン

ズドォォォォォン!!

ネネ(片手で弾かれた…!)

若葉「>>355」

355: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 10:39:05.64 ID:wgsl7lbP0
それじゃ~、お返しの……グンマーブラスト!(ベジータが魔人ブウに対して使った光線)

357: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 10:47:21.19 ID:bwZzXACS0
若葉「それじゃ~、お返しの……グンマーブラスト!」ピカッ

ネネ「っ!!」

ズガァァァァァァァァァァァン!!!!
ドドドドドドド…!!

若葉「………」

ドドドドドドド…!!

若葉「ネネちゃん。」

若葉「…………」

若葉「……あら…?ネネちゃーん?」

358: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 10:54:21.57 ID:bwZzXACS0
若葉「………」

若葉「ちょ、ちょっとやりすぎちゃったかし……」

ネネ「……」ヒュンッ!

若葉「!」パァン!

ネネ「死角からの攻撃も防がれちゃいますか。さすがですね…」

若葉「ふふっ、今のはとっても良かったわ!お姉さん、感動しちゃった!」

ネネ「ありがとうございます…!(今の技をまともに食らってたら…その時点で勝負が決まっちゃってた……)」

359: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 11:04:40.69 ID:bwZzXACS0
 
ネネ(かすっただけなのに……)
←ダメージver

若葉(今のネネちゃんなら避けてくれるって信じてたわよ?ふふっ…楽しくなってきちゃったわぁ〜♪)

ネネ「(…ふふっ…楽しい!)私はまだまだ続けられますよ?」

若葉「うふふっ、私にネネちゃんの成長をたーくさん見せてもらえる?」

ネネ「はい!」

若葉「いい返事ね〜♪(また闘技場を壊して怒られない範囲で……楽しんじゃおうかしら〜♪ふふふふっ…!)」

360: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 11:09:55.69 ID:bwZzXACS0
〜〜〜


ネネ「はぁ……はぁ……はぁ……ありがとう……ございました……」

若葉「ううん。私も久しぶりに楽しませてもらったから、おあいこよ〜♪」

ネネ「ふふっ……そう……ですか……っつ……」

若葉「自力で立てる?」

ネネ「大丈夫です……ふぅ……若葉さんは…強いですね……」

若葉「私はオトナのお姉さんだもの。ネネちゃんより5年間長く修行を積んでるの。当然でしょ?」

361: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 11:17:33.58 ID:bwZzXACS0
ネネ「……ですね。」

若葉(ふふっ…それにしても、びっくりさせられちゃっわぁ。また一段と強くなっちゃって……)ペタッ

若葉「あら……?…血……?」

ネネ「ふふっ…ほっぺた…ケガしてますよ…?」

若葉「あっ……本当だ…」

ネネ「特訓をしてもらえるようになってから初めて……若葉さんに……傷を付けられました……」

若葉「……成長したわね。」

ネネ「>>363」

363: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 11:19:11.32 ID:fbYyS7VSo
空にいる妹からも、力を貰いましたから。でも+↑

366: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 11:25:35.45 ID:bwZzXACS0
ネネ「空にいる妹からも、力を貰いましたから。でも……まだまだです!」

若葉「ふふっ…そう……」

ネネ「いつか…若葉さんよりも……強く…なっちゃいますから…!」

若葉「その時を楽しみにしてるわね♪」

ネネ「はい…!」

若葉(コドモもやがて…オトナになっていくものなのねぇ……)

367: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 11:37:04.59 ID:bwZzXACS0
 

ネネ「若葉さんでも…この事務所で一番強い人じゃ……ないんですよね……?」

若葉「ワクワクするでしょ?」

ネネ「…ワクワクします……♪」

若葉「相手になってくれる人がいるって……嬉しいことよねぇ♪」

ネネ「はい!先が見えなくて……だから…楽しくて……ドキドキします…!」

若葉「ふふっ…ネネちゃんもグンマー人ね。……イヴちゃんたちのところの様子もそろそろ見に行ってあげましょう。」

368: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 11:45:59.03 ID:bwZzXACS0
若葉「その前に……清良さん。」

清良「はぁい。」

ネネ「?!」

若葉「消毒と絆創膏を貼ってもらうの、お願いできませんか〜?」

清良「ふふっ…元だけどナースですから〜♪ネネちゃんの…あら、今日は若葉ちゃんにも消毒薬と絆創膏が必要みたいね?」

ネネ(……この事務所には……強い人がいっぱいです……)

369: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 11:53:42.65 ID:bwZzXACS0
イヴの家 居間



イヴP「これは…こっち。これも…こっち。これは…そっち。これとこれとこれはあっち。」カリカリ

イヴ「……」///ボー…

イヴP「ハリーが宛先を書いておいてくれて本当に助かったよ〜。僕らは最終チェックをするだけでいいんだから。」カリカリ

イヴ「は、はい〜…」///ボー…

イヴP「ブリッツェンが今お茶を出してくれてるけど、僕らもちゃんとしたお礼を言わないとね。」カリカリ

イヴ「そうですね〜……」///ボー…

370: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 12:02:57.58 ID:bwZzXACS0
イヴ(はううう……何でかなぁ…?今日はいつもよりずっと暑い……帰ってくるまではそんなことはなかったのに……)///ボー…

イヴ(暑い……体の中からまで暑いような気さえしちゃうぐらいに……暑い………暑い……)///ボー…

イヴP「最後の仕上げだよ。2人で頑張ろう。」カリカリカリカリ

イヴ「2人……(あ、そっかぁ……ブリッツェンはハリーにお茶を出してるから……2人……2人っきり……イヴPさん……立派なサンタさんだなぁ…)///ボー…

イヴP「………」カリカリカリカリ

イヴ「>>372」

372: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 12:05:06.31 ID:4vQhG0YAO
暑い……というか熱い……そう、この熱さは……戦いを求める本能!

378: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 20:45:29.95 ID:bwZzXACS0
イヴ「暑い……というか熱い……そう、この熱さは……戦いを求める本能!」スクッ

イヴP「どうしたの、イヴ?」
カリカリカリカリ

イヴ「体が…心が…燃えるように熱いんですぅ!私の中に宿るサンタ魂が、サンタバトルを求めて叫んでいるんですぅ!」ヌギヌギ

イヴP「サンタバトル大会は春のイベントでしょ?楽しみなのは分かるけど、もーちょっと待とうね〜?」カリカリカリカリ

イヴ「待てません!早く…早く戦いがしたいんですぅ!サンタ障害物競走、サンタラリー、サンタ煙突探し…!早く世界中のライバルと凌ぎを削りんですぅ!」ヌギヌギ

イヴP「気持ちは分かるけどさぁ〜…」
カリカリカリカリ

380: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 20:46:17.00 ID:bwZzXACS0
イヴ「こうしてはいられません!うう……熱い…熱い…熱い……熱い熱い熱い!」ヌギヌギ ガシッ

イヴP「……イヴ?」

イヴ「そうだ!私とサンタバトルしてください、イヴPさん!そうでないと、この熱く燃え上がった心は…鎮まりそうにないんですぅ!」ヌギヌギ バサッ

イヴP「……あっ、もしかして〜…」

イヴ「何で勝負しますか?さあ、闘争本能を満たすことこそが…!」ヌギヌギ

イヴP「えい。」ツン

イヴ「ほにゃ?!」

381: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 20:47:02.40 ID:bwZzXACS0
イヴP「熱いの熱いの飛んでいけ〜♪」

イヴ「………はっ!わ、私…今いったい何を〜…?」

イヴP「熱くなくなった?」

イヴ「あっ…はい〜。えっと……」

イヴP「グンマーの薬草はよく効くんだけど〜、たまに副作用で闘争本能が活性化されちゃう人がいるんだよね〜。」

イヴ「……志希さんのドリンク?」

イヴP「たぶんそうだね。あれはネネちゃんとの合作だったんだろうね〜。」

382: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 20:48:06.50 ID:bwZzXACS0
イヴ「そう言えば〜、私ってグンマーの薬草でそうなっちゃうタイプでしたぁ〜…」

イヴP「志希ちゃんに言ってなかったのがいけなかったね〜。はい、熱くなくなったらなら服を着なおしてね?」

イヴ「ほえっ?!」

イヴ(半裸)「………あっ…」

イヴP「イヴはテンションが上がると、無意識のうちに服を脱いじゃう癖があるからね〜。」

イヴ「>>384」

384: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 20:49:39.97 ID:jQxNmk1AO
うぅっ……///恥ずかしいです……///

386: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 20:54:04.02 ID:bwZzXACS0
イヴ「うぅっ……恥ずかしいですぅ……」///

イヴP「大丈夫だよ。僕しか見てないから。」

イヴ「あっ、それなら大丈夫ですねぇ〜♪」

イヴP「大丈夫でしょう?」

イヴ「はい、大丈……だいじょばないですぅ!!」

イヴP「わわっ?!」ビクッ!

387: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 20:59:25.65 ID:bwZzXACS0
イヴ「それが問題なんじゃないですかぁ!全然だいじょばないですぅ!」

イヴP「今さら、じゃないけど〜…イヴの裸なら見慣れてるし…」

イヴ「ど、どうして見慣れたりしてるんですかぁ?!」

イヴP「だって事あるごとにイヴが脱ぐから。」

イヴ「……あっ、それもそうですね。」

イヴP「でしょ〜?」

388: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 21:06:38.92 ID:bwZzXACS0
イヴ「何も問題はありませんでしたぁ〜♪ふぅ…お洋服を着なおして……」

イヴ「……ってやっぱり問題大ありですぅ!」

イヴP「な、何が…?!」ビクッ

イヴ「イヴPさんに見られるなんて……あれ?イヴPさんに……イヴPさん、私たちこの部屋に2人きりですよねぇ〜?」

イヴP「そうだけど……?」

イヴ「問題ないかな〜って思ったけど、よく考えたら問題大ありだと思って、さらによくよく考えたら問題なしでした〜♪」

389: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 21:12:34.73 ID:bwZzXACS0
イヴP「……何だかよく分からないけど、イヴが嬉しそうなら僕も嬉しいし〜、それでいっか〜♪」

イヴ「サンタですもんね〜♪」

イヴP「うん、みんなの喜びはサンタの喜びだもんね〜♪」

イヴ「私、命の恩人がイヴPさんで良かったですぅ〜♪」

イヴP「あははっ、どうしたの急に?」

イヴ「うーん…何となく改めてお礼を言っておこうかな〜って♪」

イヴP「>>391」

391: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 21:15:21.48 ID:4vQhG0YAO
じゃあ僕も、イヴに会えて良かったよ~♪

392: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 21:19:26.69 ID:bwZzXACS0
イヴP「じゃあ僕も、イヴに会えて良かったよ~♪」

イヴ「わぁ〜、私たちって気が合いますねぇ〜♪」

イヴP「そうだね〜♪」

イヴ「イヴPさん。」

イヴP「なぁに?」

イヴ「えへへ〜、呼んでみただけです〜♪」

イヴP「あははっ、何だ〜、呼んでみただけかぁ。」

393: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 21:23:14.23 ID:bwZzXACS0
イヴP「イヴ。」

イヴ「何ですかぁ〜?」

イヴP「呼んでみただけ〜♪」

イヴ「何だぁ〜、呼んでみただけでしたかぁ〜♪」

イヴP「あははっ、何だか楽しいねえ〜♪」

イヴ「楽しいです〜♪」

イヴP「イヴ♪」

イヴ「イヴPさん♪」

394: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 21:28:39.39 ID:bwZzXACS0
イヴP「イ〜ヴ♪」

イヴ「イヴPさ〜ん♪」

イヴP「イ〜ヴ♪」

イヴ「イヴPさ〜ん♪」

イヴP「あははっ、イ〜ヴ♪」

イヴ「えへへっ、イヴPさ…」

ブリッツェン「……」ガラッ!!ピシャッ!!

イヴP・イヴ「ぶ、ブリッツェン?!」

395: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 21:35:08.19 ID:bwZzXACS0
ブリッツェン「ブモッ?(今日は何月何日だ?)」

イヴP・イヴ「じゅ、12月24日です……」

ブリッツェン「ブモッ。(後は…分かるな?)」

イヴP・イヴ「はい……」

ブリッツェン「ブモォ……(はぁ……)」

イヴP・イヴ「……」

ブリッツェン(止めなければ明日の朝まででも同じことをしていただろうからな。まったく…天然たちめ……そう言うのはクリスマスが終わってからゆっくり、な。)

396: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 21:47:48.80 ID:bwZzXACS0
千秋の自宅 寝室


コレルリ;『クリスマス協奏曲』
http://m.youtube.com/watch?v=o_OIfhxGyLo



千秋「………」

千秋「クリスマスと言えば、この曲よね。さて……」グー パー グー パー

千秋「……5倍から6倍と言ったところかしらね、今回の身体能力の強化の結果は。…今日1日をベッドの上で過ごしただけのことはあったわ。」

千秋「みんなとクリスマスを祝えなかったのは少し残念だけど………」

騎士剣「………」

千秋「………」

千秋「>>398」

398: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 21:50:02.41 ID:jQxNmk1AO
……いえ、これも世界ひいては事務所のみんなのため。……決して寂しくなんかないんだから……(涙声)

399: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 21:57:30.67 ID:bwZzXACS0
千秋「……いえ、これも世界ひいては事務所のみんなのため。……決して寂しくなんかないんだから……」

千秋「ほ、本当に少しも寂しくなんか……さらなる高みを目指すには必要な事だったもの……だから………」

千秋「……」

千秋「…平気よ……これぐらいは…」
ギュッ……

千秋「私ももう二十歳だもの…黒川の人間として…責任と…立ち場に見合った………っ…」

千秋「私は……」

401: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 22:04:59.22 ID:bwZzXACS0
 

千秋P「ヒュー!大した覚悟だ、惚れ惚れしちまうよ!」

千秋「!」

千秋P「誇り高きお嬢様は一味違うねえ。」

千秋「(千秋Pさんが帰ってきてくれた……!)…お嬢様って呼ばないで。」

千秋P「ヒュー!これは失礼、では何とお呼びすればよろしいのかな?」

千秋「いつも通り「千秋」と呼び捨てにすればいいじゃない。」

千秋P「あははははは!それもそうだ!」

402: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 22:12:28.74 ID:bwZzXACS0
千秋「何がそんなに可笑しいの?」

千秋P「千秋がいつも通りで安心したのさ。」

千秋「……そう…」

千秋P「…具合はもういいのか?」

千秋「…ええ、もう大分馴染んだわ。この「力」はもう完成に私のものよ。……心配かけちゃったわね。」

千秋P「千秋が元気ならそれでいいさ。」

千秋「……バカ…」

403: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 22:19:30.33 ID:bwZzXACS0
千秋P「ん?」

千秋「それより、いい加減に窓から入るのは止めてもらえないかしら?普通に玄関のドアから入ればいいじゃない。」

千秋P「それじゃあカッコよくないだろ?いいじゃねえか、千秋も俺に少しでも早く会えた方が嬉しいだろ?」

千秋「…理由はそれだけ?」

千秋P「他に理由が必要かい?」

千秋「子どもみたいな理由ね。」

千秋P「>>405」

405: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 22:23:28.68 ID:4vQhG0YAO
(こうでもしないとやってられないのさ……桃華ちゃんは『天使』に親を殺され、里美ちゃんの兄貴は『天使』に魂を売り、お前に至ってはその有り様なんだからな……なんだって神様は、こんな子供にばっかり何もかも背負わせやがるんだ……)

406: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 22:29:51.46 ID:bwZzXACS0
千秋P(こうでもしないとやってられないのさ……桃華ちゃんは『天使』に親を殺され、里美ちゃんの兄貴は『天使』に魂を売り、お前に至ってはその有り様なんだからな…なんだって神様は、こんな子供にばっかり何もかも背負わせやがるんだ……)

千秋「…嫌いじゃないけどね、子どもっぽいのも。」

千秋P「ヒュー!さすがにパジャマが可愛いだけのことはあるねえ!」

千秋「なっ…?!い、今はそれは関係ないでしょう?」///

千秋P「今日のパジャマは…ほほう、にゃんこ柄か!」

千秋「わ、悪い?!」///

407: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 22:40:32.97 ID:bwZzXACS0
千秋P「可愛い女を嫌いな男がいると思うか?よっと。」シュタ

千秋「ちょっ…?!そ、それって……」

千秋P「戸締まり戸締まり、っと。」
ガラガラガラガラ ストン カチャリ

千秋P「言葉通りの意味さ。それともお嬢様は、こんなチャラい男はお好みじゃないかな?」

千秋「ふぇっ?!あっ…え、えっと………」///

千秋P「ヒュー!真っ赤になっちゃって!」

千秋「も、もうっ!」///

408: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 22:51:01.91 ID:bwZzXACS0
千秋P「あははははは!そう怒らないでくれよ!」ツカツカツカツカ

千秋P「千秋が寂しがってるだろうと思って飛ばしてきたんだからよ。ベッドの端を借りるぜ?」ボス

千秋「だ、だ、だ、誰が寂しがったりなんか…!フン、貴方なんかいなくても一向に支障はありませんでしたから。」

千秋P「俺は支障がありまくりだったよ。千秋が心配で一向に何も手につかなかった。」

千秋「…し、仕事を疎かにするのはプロデューサーとしてどうなの?」

千秋P「アイドルの事を第一に考えるのがプロデューサーの何より大切な仕事だよ。」

409: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 23:03:13.76 ID:bwZzXACS0
千秋「…ああ言えばこう言うのね。」

千秋P「俺の特技の一つさ。……千秋…帰るのが遅くなっちまってごめんな……」

千秋「貴方に仕事をする様に頼んだのは私よ。貴方が謝る必要はないわ。」

千秋P「それでも、さ。女が涙を浮かべているときは、無条件で男が悪者になると相場が決まっている。」

千秋「男の人は大変なのね。」

千秋P「千秋の大変さに比べたら足元にも及ばないさ。」

千秋「>>411」

411: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 23:05:17.23 ID:FUimgpmaO
なら今日は離れないで

412: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 23:15:34.42 ID:bwZzXACS0
千秋「なら…今日は離れないで……」

千秋P「…お安い御用だ。」

千秋「……ありがとう。」キュッ…

千秋P「………」

千秋「貴方が隣に居てくれるだけで……とても…力をもらえるから……」

千秋P「……」ギュッ…

千秋「………」ボフ…

千秋P「千秋……」

413: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 23:30:25.82 ID:bwZzXACS0
千秋「私ね……今回のI-ブレインの強化でね……身体能力がさらに5倍近くになったの…」

千秋P「………」

千秋「運動制御係数の上昇値は身体能力は60倍、知覚能力は120倍が限界だったけど……さらに身体能力を上げられるようになったの…それも格段に……すごいでしょう…?」

千秋P「…すごいな。」

千秋「でもね……身体能力の強化もここまで来ると……そうね…騎士剣を使わなくても……このまま力を入れれば貴方……」

千秋P「……」ギュッ

千秋「……っ…」

414: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 23:37:34.64 ID:bwZzXACS0
千秋P「その程度のパワーなら、うちの事務所では普通さ。」

千秋「分かっているわ……ただ、それでも怖いの……貴方を…何かの拍子に傷付けてしまうかもしれない……」

千秋P「黒川財閥の次期当主の護衛役はお嬢様のハグで気絶しちまうほどヤワじゃないぜ?」

千秋「でも……」

千秋P「みんな上手くやれてるじゃないか…みんなに出来るんだ、千秋にもできないわけがない。」

千秋「……」

415: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 23:43:46.82 ID:bwZzXACS0
千秋P「そうだ。千秋に土産があるんだった。」ゴソゴソ…

千秋P「受け取ってくれりるか?」スッ

黒真珠のブローチ「……」

千秋「これは…?」

千秋P「良い子の元にはサンタクロースがやってくるんだぜ?メリークリスマス。」

千秋「………」ツー…

千秋P「>>417」

417: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 23:48:33.99 ID:PJQ5rTlF0
何の力もない、俺の想いしか宿ってないこの黒真珠、受け取ってくれるか?

419: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/23(水) 23:57:33.86 ID:bwZzXACS0
千秋P「何の力もない、俺の想いしか宿ってないこの黒真珠…受け取ってくれるか?」

千秋「……っ…」ボフ…

千秋P「………」

千秋「嬉しい……今まで数え切れないぐらいもらってきた……どんなプレゼントよりも……」

千秋P「……そりゃよかった。」

千秋「千秋Pさん……好き……大好き……」

千秋P「俺もだよ、千秋。」

420: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 00:08:12.78 ID:YNWw71xe0
千秋「綺麗な黒真珠……力がこもってないなんて嘘よ…こんなに私を……満たしてくれるんですもの…」

千秋P「……」

千秋「こんな物を見せられたら、もっと満たされたくなってしまうじゃない……」スッ

千秋P「今日は大胆だな…お嬢様。」

千秋「特別な日だもの。大胆になったって…構わないでしょう?」

千秋P「フフッ…俺は幸せ者だよ。」


421: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 00:16:01.62 ID:YNWw71xe0
千秋「私もよ…ふふっ、捕まえた。」
ピト

千秋P「捕まっちまった。」

千秋「私がこんな姿を見せるのは、貴方にだけよ?他の誰にも見せない私…」

千秋P「可愛いよ、千秋。」

千秋「ありがとう。でも、そう言っていられるのも今のうちよ?」

千秋P「ヒュー!…そいつは参った。」

千秋「ふふっ……」

チュッ

422: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 00:31:00.79 ID:YNWw71xe0
きらりの寝室



きらり「えへへへへへ〜♪きらりPちゃん、小ちゃくてとおーってもかわいいにぃ☆」ギュゥゥゥゥゥ…

きらりP(17歳の少女に為すがままにされている成人男性……)

きらり「きゅんきゅんすぅ☆」
ギュゥゥゥゥゥ…

きらりP(俺だ……どうやら今夜も俺をはぐはぐして眠るつもりらしい。)

きらり「はぐはぐではぴはぴだにぃ☆こうやっていっしょのベッドでお休みしたら…えへへへへ〜♪」ギュゥゥゥゥゥ…

きらりP(きらりは大きい……そして、温かい……最早よく分からないが、最近また大きくなったような気がする……)

きらり「>>424」

424: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 00:34:48.28 ID:1bygt1FAO
(きらりおねむ)

429: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 10:07:32.03 ID:YNWw71xe0
きらり「きらりは……」ウト…

きらりP「ねむねむか…?」

きらり「ね、ねむねむじゃ……」ウトッ…

きらりP「今日はよく頑張ったらしいな。疲れただろ?」

きらり「きらりんに……」ウトッ…

きらりP「おやすみ、きらり。」

きらり「ふみゅ………」ウトウトッ

きらりP(ふふっ…きらりはいつ見てもかわいいな……かわいさも大きすぎて測れやしない。)

430: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 10:08:20.80 ID:YNWw71xe0
きらり「おやす……」

きらりP(さて、きらりが寝たら枕元に……)

きらり「……き、きらりんパワー!」パァァァァァン!!

きらりP「どわっ?!」ビクッ!

きらり「うう……ほっぺがひりひりすぅ……」ヒリヒリ…

きらりP「ど、どうしたんだ、きらり?」

きらり「きらりはまだ…ねむねむじゃないにぃ!まだお休みなさい…したくないにぃ!」ヒリヒリ…



431: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 10:09:33.96 ID:YNWw71xe0
きらりP「えっと……」

きらり「きらりPちゃんともっとお話がしたいにぃ…!きらりPちゃんともっと はぴはぴしたいにぃ…!だから…ねむねむじゃ……ないもん!」ヒリヒリ

きらりP「……きらり。」

きらり「うう……ね、ねむねむじゃないもん……ねむねむじゃ……」

きらりP「じゃあ、もう少しお話をしようか。今日は特別な日だ。少しぐらい夜更かししたって許されるさ。」

きらり「!」パァァァァァ…!

433: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 10:11:30.18 ID:YNWw71xe0
 
きらりP「俺も今夜はもう少し、きらりとお話したい気分だったんだ。」

きらり「きらりPちゃん……」

きらりP「何の話をしようか?」

きらり「え、えっと…!えっと…!あれもお話したいし…あれも…あれも…あれも…うう……えっと……」

きらりP「……」ピト

きらり「にょっ?!」///

きらりP「>>434」

434: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 10:12:47.63 ID:1bygt1FAO
俺、きらりがパワードさんとかと同じくらい大きくなってもきらりの傍にいるよ。約束だ

435: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 10:19:36.25 ID:YNWw71xe0
きらりP「俺、きらりがパワードさんとかと同じくらい大きくなってもきらりの傍にいるよ。…約束だ。」

きらり「……ほ、ホント…?」

きらりP「俺がきらりに嘘をついたことがあるか?」

きらり「身長を……」

きらりP「そ、それは嘘じゃないぞ!し、四捨五入したら150あるし…あ、あるし……あるし……」

きらり「………」ナデナデ…

きらりP「ぐすっ……」

436: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 10:25:30.46 ID:YNWw71xe0
きらり「きらりPちゃんは心は大っきいからだいじょーぶだゆ。」ナデナデ…

きらりP「ありがとう……きらりの手は大きいな。」

きらり「きらりの手が大っきいのは、きらりPちゃんをナデナデするためだにぃ♪」

きらりP「そうか……だったら俺は今、世界で一番大きな優しさに包まれているんだな。好きだよ。」

きらり「にょわっ?!」///

きらりP「きらりにナデナデされたり、はぐはぐされたりするのが。」


437: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 10:34:43.69 ID:YNWw71xe0
きらり「………」///ギュゥゥゥゥゥ…!

きらりP「むぎゅっ?!」

きらり「きらりPちゃんのいじわる……」///ギュゥゥゥゥゥ…

きらりP「悪かった悪かった。きらりは可愛いから、ついからかいたくなるんだよ。」

きらり「か、かわっ……」///

きらりP「もちろんきらりの事も好きだぞ?」

きらり「………き、きらりPちゃんはズルいにぃ……」///シュゥゥゥゥ…

きらりP(表情がコロコロ変わって見ていて飽きないな…どの表情もきらりらしくて可愛い。)

438: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 10:43:03.92 ID:YNWw71xe0
きらり「き、きらりのどこがいいの……?」///

きらりP「大きいところも含めて全部だ。」

きらり「大っきいところも含めて……?」///

きらりP「ああ、大きいところも含めてだ。」

きらり「………」///

きらりP「ふふっ…また身長、伸びただろ?」

きらり「………」///コクッ…

439: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 10:48:25.34 ID:YNWw71xe0
きらりP「そうか。それは…嬉しいな。」

きらり「何で…?」///

きらりP「きらりが自分で言ってたじゃないか。ぐぐーんってなるのは、はぴはぴだからって。ちゃんとはぴはぴさせてやれてるんだって……嬉しいんだ。」

きらり「にょ、にょわ………」///

きらりP「俺はずっと側にいる。どこにも行ったりしない。だから、ゆっくり一つずつ話をしてくれ。全部聞くから。」

きらり「>>441」

440: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 10:53:13.48 ID:1bygt1FAO
きらりPちゃん……

441: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 10:54:38.55 ID:98dShp0AO
↑大好き……///

442: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 11:03:35.81 ID:YNWw71xe0
きらり「きらりPちゃん……」

きらりP「何だ、きらり?」

きらり「大好き……」///

きらりP「…!」///ドキッ…

きらり「えへへへへ……きゅんきゅんした?」///

きらりP「……ああ…今のは完全にやられたよ…」

きらり「いっつもきゅんきゅんさせられてばっかりだから……えへへへへ…きらりがきゅんきゅんさせてみちゃった☆」

443: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 11:10:55.12 ID:YNWw71xe0
きらりP「ヤバかった……ここ最近で一番ドキドキした……」

きらり「えへへへへ…♪じゃあ、もっとドキドキさせてあげちゃうにぃ☆こんどはきらりがきらりPちゃんをドキドキさせる番だゆ☆」

きらりP「ふふっ、残念だがこれ以上は……」

きらり「………」ギュゥゥゥゥゥ…

きらりP「ははは!はぐはぐぐらいじゃ……」

きらり「………」

きらりP「………きらり?」

444: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 11:19:00.47 ID:YNWw71xe0
きらり「お顔を見ながらだと話せないから……そのまま聞いててほしいにぃ。きらりのドキドキ…聞こえるでしょ?」///

きらりP「あ、ああ……」

きらり「自分でもね、ドキドキが止められないの……ふふっ、きらりPちゃんのせいだよ?」

きらりP「…!」///ドキッ…!

きらり「あのね、きらりも17歳なの。こうやって一緒のベッドで寝るって言うことの意味くらい……知ってるんだよ?」

きらりP「えっ…ちょっ…?!」///

445: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 11:27:44.44 ID:YNWw71xe0
きらり「きらりね……きらりPちゃんにだったら何でもしてあげる。」

きらりP「き、きらり……?!(よ、よく考えたら……俺って今……きらりの胸に埋められてるわけで……と、当然柔らかいわけで……)」///

きらり「きらりのかわいいかわいい…きらりPちゃん。ふふっ…愛してるよ。」

きらりP「!!」///

きらり「………」

きらりP「………」///ドキドキドキドキ…

きらり「はい、きらりにドキドキさせられちゃったー☆」

きらりP「へっ……?」///

きらり「>>447」

447: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 11:35:55.55 ID:1bygt1FAO
期待してた事と違った?まだまだそういうのは、めっ☆だゆ?

448: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 11:44:01.18 ID:YNWw71xe0
きらり「期待してた事と違った?まだまだそういうのは、めっ☆だゆ?」

きらりP「……いつの間にそんな技を…?」

きらり「女の子のひみつ☆」

きらりP「………」

きらり「えへへへへ♪ちょっとだけ小悪魔なきらりんでしたー☆」

きらりP「…はぁ……悔しいけど、今日のドキドキさせあいは俺の負けだな……」

きらり「えへへへへー♪きらりの勝ちー☆」

449: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 11:52:09.38 ID:YNWw71xe0
きらりP(本気で色々と危なかった……心臓が破裂するかと思った………///)

きらり(は、はぁぁ……し、心臓がどっかーんしちゃうかと思ったぁ……うう……まだばくばくすぅ……///)

きらりP「きらりには敵わないな……」

きらり「え、えへへ〜♪これがきらりんパワー☆だにぃ!(きらりPちゃんのお顔見れない……///)」

きらりP「電気…消そうか?(きらりの顔がまともに見れない……)」///

きらり「そ、そうだね…!」///カチッ

451: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 12:01:48.70 ID:YNWw71xe0
きらりP「朝までお話……するか?(どうせ寝れないし。)」///

きらり「うゆ……」///

きらりP「そ、そうか……」

きらりP(きらりPちゃん……実はね、今さっきのは半分くらいは…本当だったんだよ?きらりね……きらりPちゃんのことが大好きで大好きで大好きだから…)

きらり(まだまだ早いけど……いつかは…ね?きらり……がんばるから………きらりのかわいいきらりPちゃん……もっともっと大っきくなるからね……体だけじゃなくて、全部。)

きらり(きらりが大っきくなるの、楽しみにしててね………きらりPちゃん。)

452: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 12:08:57.19 ID:YNWw71xe0
夜 イヴの家 居間



イヴP「みんなお疲れ様でした〜♪」

イヴ「いぇ〜い♪」

ブリッツェン「ブモッ。(いよいよ……だな。)」

イヴP「たくさんの人たちの協力のおかげで、残すところはプレゼントを配るだけとなりました!」

イヴ「ここまでが長かったですねぇ〜…間に合ってよかったですぅ〜♪」

ブリッツェン(どこぞのバカップルがイチャついていなければ余裕だったんだがな。)

453: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 12:14:31.03 ID:YNWw71xe0
イヴP「というわけでぇ〜、ホットココアでひとまずかんぱ〜い♪」

イヴ「かんぱ〜い♪」

ブリッツェン「ブモッ……(フフッ……乾杯。)」

イヴP・イヴ・ブリッツェン「…」キン♪

イヴP「メリークリスマス!」

イヴ「>>455」

455: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 12:17:31.11 ID:98dShp0AO
メリークリスマス!さぁ、飲んだら夢を届けに頑張って行きましょう!

456: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 12:26:28.15 ID:YNWw71xe0
イヴ「メリークリスマス!さぁ、飲んだら夢を届けに頑張って行きましょう!」

ブリッツェン「ブモッ!(メリークリスマス!私の一年で一番の大仕事だな。)」

イヴ「今年もサンタクロースの『トナカイ』として…よろしくね、ブリッツェン。」

ブリッツェン「ブモッ!(任せておけ!サンタラリー3年連続優勝トナカイ、『雷(ブリッツェン)』は伊達ではない!)

イヴP「ふふっ、期待してるよ、チャンピオン♪」

ブリッツェン「ブモッ!(期待に必ずや応えてみせよう!)」

457: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 12:31:20.49 ID:YNWw71xe0
イヴ「ホットココアをどうぞ、チャンピオン♪」

ブリッツェン「ブモッ…(済まないな…)」///

イヴ「はい、あーん♪」

ブリッツェン「ブモッ♪(あーん♪)」

イヴP「あっ…!そ、それは止めておいた方が…!」

イヴ「へっ?」ザバッ

ブリッツェン「?!?!」

458: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 12:36:38.52 ID:YNWw71xe0
イヴP「ホットココアは入れ立て熱々なんだから…そもそも、飲み物はあーんできないでしょ?」

イヴ「あっ、そっか〜……ついいつもの癖で…大丈夫、ブリッツェン?」

ブリッツェン「」

イヴ「…ブリッツェン?」

ブリッツェン「ブモッ!(はっ!)」

イヴ「ごめんね〜?」

ブリッツェン「ぶ、ブモッ…(い、いや……大丈夫だ、問題ない。)」

459: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 12:45:42.97 ID:YNWw71xe0
ブリッツェン(私の主人は時々…その…いわゆる畜生だ……畜生は私なんだが…この場合はそう言う意味ではない……)

イヴP「もー、ダメだよ、イヴ?」

イヴ「えへへへへ……」

ブリッツェン(恣意的な物であれば何とでも言えるのだが…これを天然でやられるのだからどうしようもない。イヴには悪気は一切ないのだ……多分。うん、私はそう信じている。)

ブリッツェン(これを広い心で許せてこそ、器の大きいトナカイと言うものだ。)

ブリッツェン「>>461」

460: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 12:48:17.77 ID:9MOr0n+vo
そう、広い心、広い心…
(イチャイチャする二人を見て)
イラッ

464: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 20:46:15.55 ID:YNWw71xe0
ブリッツェン(そう、広い心、広い心……)

イヴP「このあわてんぼうのサンタクロースめ〜♪」ツンツン

イヴ「も〜、遅れてやってきたりなんかしませんよぉ〜♪」

ブリッツェン「……」

イヴP「このこの〜♪」ツンツン

イヴ「やぁん、も〜♪」

ブリッツェン「……」イラッ

465: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 20:48:08.79 ID:YNWw71xe0
イヴ「お返しですぅ〜♪」ツンツン

イヴP「あははっ、くすぐったいよ〜♪」

イヴ「それそれ〜♪」ツンツン

イヴP「参った参った〜♪」

ブリッツェン「ブモッ…!(大変仲がよろしいようで!)」

イヴP・イヴ「うん♪」

ブリッツェン(ぐぬぬ……この天然2人は……!今のは嫌味に決まっているだろう!)

466: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 20:49:02.83 ID:YNWw71xe0
イヴP「僕たち仲良しだもんねぇ〜♪」

イヴ「ねぇ〜♪」

ブリッツェン(ぐぬぬぬぬ……はぁ……イラつくだけ私の精神衛生上良くないだけか。何を言ってもどうせ無駄だろう。このバカップルには。)

イヴP「よく分からないけど、ありがとう〜、ブリッツェン♪」ニコ

イヴ「ブリッツェンともずっと仲良しだからねぇ〜♪」ニコ

ブリッツェン(……はぁ……バカップルと言う自覚すらないのがまた……呆れのあまり毒気が抜かれてしまった。)

467: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 20:49:52.02 ID:YNWw71xe0
ブリッツェン(日本には「破れ鍋に綴じ蓋」と言う諺があると聞いている。こんなドがつくほどの天然サンタ娘のペースに合わせられる者は…同じくドがつくほどの天然サンタしかいるまい。)

ブリッツェン(このド天然おとぼけバカップルサンタクロースたちだけでは色々と不安すぎるが、その為の私だ。)

ブリッツェン(トナカイの役目はサンタクロースを支えること。イヴPとイヴ、2人に寄り添い支える…それを私の誇りとしよう。)

ブリッツェン(偶にバカップル過ぎて付き合いきれなくなる時はあるが……その時はアッキーに愚痴を聞いてもらえばよい。)

ブリッツェン(マスコットと言うのも楽ではないな、本当に。よく我々の立場を羨む者がいるが、羨ましいのであれば変わってほしいぐらいだ。)

ブリッツェン(恐らく頭痛と胃痛とあまりの甘ったるさに3日と保たないだろうと言うことは断言するがな。)

468: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 20:50:40.91 ID:YNWw71xe0
イヴP「はい、ブリッツェン。」ゴト

ブリッツェン「ブモッ?(ん?)」

イヴP「味、よく分からなかったでしょう?新しく入れ直したから、はい♪」

ホットココア「……」

イヴP「……」ニコニコ

ブリッツェン「…ブモッ。(ありがとう。)」

イヴP「どういたしまして♪」

ブリッツェン(フフッ、まったく……)

イヴP「>>470」

470: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 20:52:54.80 ID:98dShp0AO
メリークリスマス!>>1!

さぁ、今度は子供たちに温かいプレゼントを届けに行かないとね!

471: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 21:00:15.00 ID:YNWw71xe0
 

イヴP「さぁ、今度は子どもたちに温かいプレゼントを届けに行かないとね!」

ブリッツェン「ブモッ!(ああ!)」

イヴ「温かい……あっ、無事に仕事が終わったら、また三人で温泉にいきませんか♪」

イヴP「いいね〜、それ!行こう、行こう!」

ブリッツェン「ブモッ。(いいな、温泉。あの温泉には本格的なサウナもあるところが良い。)」

イヴ「みんなでぽかぽかになりましょう〜♪」

472: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 21:06:08.10 ID:YNWw71xe0
イヴP「自分たちへのプレゼントも決まったことだし〜…♪」

ブリッツェン「……」グイッ

ブリッツェン「ブモッ。(一晩駆ける準備も済んだ。)」ゴト

イヴ「『サンタクロース』としての『服装』もばっちりですぅ♪」

イヴP「イヴ、ブリッツェン……頑張るよ!」

イヴ「おー!」

ブリッツェン「ブモッ!(おう!)」

473: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 21:12:44.01 ID:YNWw71xe0
イヴP「よっこいしょっと!」スクッ

イヴP「行こう!」スッ

イヴ「はい!」スッ ギュッ

イヴP「世界中に夢と希望と!」グッ

イヴ「笑顔と幸せを届けに!」スクッ

ブリッツェン「ブモオッ!(今夜は本気で駆ける。振り落とされるなよ、サンタクロース「たち」!)

イヴP・イヴ「うん!」

474: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 21:20:50.71 ID:YNWw71xe0
武道Pの家 廊下



武道P「ふむ……」

「サンタさんへ 新しいジューサーがほしいです。」

ジューサー「……」

武道P「ふむ…」

「サンタさんへ 新しいパワーアンクルがほしいです。」

パワーアンクル「……」

武道P「ふむ…2人には此れで良い筈だ。」

475: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 21:34:30.86 ID:YNWw71xe0
武道P「問題は……」

「サンタ殿へ 先ずは賛辞の言葉を贈らせてください。サンタ殿、貴殿の姿や気配を気取られる事なくプレゼントのみを残されていくその技には同じ武人として畏敬の念を抱かざるを得ません。優しさと強さを兼ね備えた貴殿は、恐らくは素晴らしい武人なのでしょう。」

武道P「ふむ…武人…ではあるな。」

「さて、プレゼントの件なのですが、予め断りを入れさせていただいておきますと珠美は大人です。故に、プレゼントをいただく訳には参りませぬ。もしも贅沢を言えるのであれば、身長などを望むところですが、珠美は大人ですからプレゼントは欲しません。しかし、敢えて何を欲するか問われれば身長を……」

武道P「ふむ……」

竹刀「………」

武道P「今年も悩んだ末に竹刀になってしまった。私には身長は与えてはやれぬ。ふむ…さんたくろうすには遥かに及ばぬな。」

武道P「>>477」

477: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 21:42:33.49 ID:aKYYUBSD0
有香は『因果』、悠貴は『神雷』、珠美は『暹氣虎魂』……来年はこれを使いこなすのを目標に鍛えていこう。私にできるのはそれだけだ

478: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 21:53:40.70 ID:YNWw71xe0
武道P「有香は『因果』、悠貴は『神雷』、珠美は『暹氣虎魂』……来年は此れを使い熟す事を目標に鍛える。私に出来るのは其れだけだ。」

武道P「さんたくろうすの様に温かなぷれぜんと等を届ける事は私には出来ぬ。」

武道P「普通のくりすます、と言う物はもっと異なるいべんとなのだろう。有香と珠美と悠貴には悪い事をした。」

武道P「Pや音葉Pが羨ましいな。彼奴らの様に私も少しは気を利かせられれば良いのだが……」

武道P「私は武道以外知らぬ男だ。ぷれぜんとを枕元に置く。其れ以上の事は思いつかぬ。」

武道P「考えているのも武道の事ばかりだ。年頃の娘たちに対しての正しい接し方が出来ているのだろうか?」

479: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 22:04:52.13 ID:YNWw71xe0
武道P「……む。又もや弱腰になってしまっていた。悠貴に叱られてしまう。」

武道P「……」

武道P「気の揺らぎは武に乱れを生ず。最早悩むまい。私は己が信ずる道を貫き通す。其れが例え修羅の道であったとしても。」

武道P「有香、珠美、悠貴。私はお前達を守らぬ。自身の身は自信で守れ。お前達は私に守られる程弱くはない。」

武道P「お前達は強い。戦力として数えさせてもらう。…共に肩を並べ戦ってくれ。」

武道P「然し、今だけはせめて……」

480: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 22:11:28.34 ID:YNWw71xe0
寝室



武道P「………」

プレゼント「……」

武道P「………」

有香・珠美・悠貴「……」スヤスヤ…

武道P「お前達は私の宝だ。…めりーくりすます。」スクッ

武道P「……」
スタスタスタスタ カラッ……トン

有香・珠美・悠貴「……」スヤスヤ…

スタスタスタスタ…

有香・悠貴「……」

481: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 22:19:32.84 ID:YNWw71xe0
悠貴「……有香さんっ。」ヒソッ

有香「押忍。」ヒソッ

悠貴「この家に来てくれるサンタさんは、不器用なサンタさんなんですねっ。」

有香「プレゼント選びに1ヶ月悩む……そんな不器用なサンタさんです。」

悠貴「ふふっ…見ちゃいましたねっ、サンタさんの正体…なんてっ。」

有香「ふふふ…サンタさんには内緒ですよ?この家に来てくれるサンタさんは、私たち夢が壊れないようにと気を使ってくれているんですから。」

悠貴「はいっ。」

有香「>>483」

483: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 22:22:01.80 ID:1bygt1FAO
(ありがとうございます、サンタさん。あなたにも幸あらん事を)

485: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 22:29:23.29 ID:YNWw71xe0
有香(ありがとうございます、サンタさん。あなたにも幸あらん事を。)

有香(必ず武ど…サンタさんの期待に応えてみせますから!強くなります、背中を守れるぐらいに強く!)

悠貴「珠美さんも……」

有香「あっ、珠美ちゃんは寝たふりじゃありませんよ?」

悠貴「えっ?」

珠美「………」スヤスヤ…

486: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 22:38:04.74 ID:YNWw71xe0
悠貴「……もしかしてっ…?」

有香「……」コクッ

悠貴「………」

珠美「サンタ殿……珠美に身長を……むにゃむにゃ……」スヤスヤ…

有香「だから毎年…その…少し無茶なプレゼントをお願いしてしまって……武道Pさん、毎年何とかして叶えようってすごく悩んじゃうんです…」

悠貴「だから…」

有香「押忍。不器用な人なので……」

487: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 22:45:19.10 ID:YNWw71xe0
悠貴「それで竹刀にっ…?」

有香「これで3本目なんです…」

竹刀「……」

悠貴「………」

有香「珠美ちゃんのお願いしたプレゼントの中で、本当に届いた物も一つだけあるんですけどね?」

悠貴「それは聞いてもっ…?」

有香「珠美ちゃんには内緒ですよ?……妹です。」

悠貴「妹……」

488: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 22:52:43.20 ID:YNWw71xe0
有香「悠貴ちゃんが来るまで、この家には武道Pさんと、あたしと、珠美ちゃんだけしか居ませんでしたから。珠美ちゃんが最年少だったんです。」

悠貴「……」

有香「モラちゃんも来て下から3番目になりましたけど。珠美ちゃん、ずっとかわいい妹が欲しいって言ってて……そしたら、サンタさんが本当にプレゼントしてくれました。」

悠貴「私…ですかっ…?」

有香「あたしは下から4番目になりました。かわいい妹ができたので。」

悠貴「>>490」

490: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 22:54:55.03 ID:SqRLKhMoO
私にも素敵な姉ができました

492: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 23:03:02.87 ID:YNWw71xe0
悠貴「私にも素敵なお姉ちゃんができましたっ。」

珠美「……」スヤスヤ

悠貴「かわいくて…優しいお姉ちゃん……」ナデナデ

珠美「むにゃ……えへへ……」スヤスヤ

悠貴「強くて…頼れるお姉ちゃん…2人のお姉ちゃんが。」

有香「そんな風に言われると…照れちゃうな……」///

悠貴「本当の事ですよっ?」

493: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 23:12:25.93 ID:YNWw71xe0
有香「お、押忍……」///

悠貴「ふふっ…私も…ずっとお姉ちゃんがほしかったんですっ。私、一人っ子でっ…周りの子と比べられたときも、背が高いからお姉ちゃん扱いされちゃってっ…」

珠美「……」スヤスヤ

悠貴「私にお姉ちゃんをプレゼントしてくれたサンタさんは、想像していたサンタさんとかなり違いましたけどっ。」

有香「…悠貴ちゃんは後悔していませんか?」

悠貴「いいえっ、後悔することなんて一つもありませんっ。素敵なお姉ちゃん、新しい世界、変わったサンタさん……全部が大好きですっ♪」

494: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 23:17:37.33 ID:YNWw71xe0
有香「ありがとうございます。」

悠貴「お礼を言わなきゃいけないのは私の方ですっ。ありがとうございますっ。」

有香「……」ナデナデ

悠貴「ふぇっ?!」///

有香「お姉ちゃんらしいことをしてみようかと。」ナデナデ

悠貴「……」///

有香(普段は手が届かないし………)
ナデナデ

495: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 23:25:10.99 ID:YNWw71xe0
悠貴「えへへっ……(ここに来てから、頭を撫でられるのも好きになっちゃった…)///

有香「悠貴ちゃん。」ナデナデ

悠貴「何でしょうかっ…?」///

有香「一緒に強くなりましょう。これからもずっと、さらなる高みを目指して。」ナデナデ

悠貴「……はいっ!」///

有香「>>497」

497: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 23:31:21.42 ID:1bygt1FAO
(悠貴ちゃん、珠美ちゃん、武道Pさん、そしてまだ見ぬ好敵手達……闘いましょう。この命、尽きるまで!)

499: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 23:43:54.31 ID:YNWw71xe0
有香(悠貴ちゃん、珠美ちゃん、武道Pさん、そしてまだ見ぬ好敵手達……闘いましょう。この命、尽きるまで!)
ナデナデ

有香(この拳にあたしの全てを乗せます!あたしの武の全て、みんなからもらってきたものの全てを!)ナデナデ

有香(どんなに相手が表れたって乗り越えて見せます!あたしは…あたしたちは!)ナデナデ

悠貴「あ、あのっ……?」///

有香(強くなります!強く、強く、強く!体よ飛べ!心よ叫べ!あたしは武道Pさんの一番弟子、中野有香!)
ナデナデ

有香(鍛え抜かれた肉体と、磨き上げられた精神!この剛拳に砕けぬ物なし!)ナデナデ

500: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 23:53:17.54 ID:YNWw71xe0
悠貴「はうう……あ、あのっ…」///

有香(振るう拳は守る為の拳!挑む戦いは人を活かす為の戦い!漲る闘志は未来への祈り!)ナデナデ

有香(ふぅ…口上を述べると気分が盛り上がります!あっ……こ、これって…女の子っぽくないかな…?)ナデナデ

悠貴「ゆ、有香さ……(有香さんの手…硬くて…落ち着く……)」///

有香(ううん、あたしは悩まない!こんなあたしを可愛いって言ってくれる人たちが居るから。あたしはあたしなりのトップアイドルを目指す!)ナデナデ

有香(最強の…アイドルになる!!)
ナデナデ

501: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 23:58:01.99 ID:YNWw71xe0
悠貴「えへへへっ……(気持ちいいなぁ……)」///

有香「……あっ。(ずっと悠貴ちゃんを撫でちゃってた…)えっと…」

悠貴「も、もっと撫でてくださいっ……!そしたら……えへへっ……」///

有香「……押忍!(かわいい!)」
ナデナデナデナデ!

悠貴「えへへへへっ…♪」///

有香(悠貴ちゃんは…撫で心地が最強のアイドルですっ!)ナデナデナデナデ!

502: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/25(金) 00:05:38.32 ID:EEZpaWBE0
どこかの街



イヴ祖父「さてさて、そろそろパーティーの時間かな?」

金時計「……」

イヴ祖父「HOHOHO!うん、いい頃合いだ!日本の孫娘めそろそろ初めている事だろうし、俺もそろそろ始めるとするかね!」ブゥゥゥン…ブゥゥン…!

イヴ祖父「愛車の調子も抜群だ!Foooo!今夜は最高に飛ばせそうだぜ!」

イヴ祖父「サンタクロースが夢と希望を届けに行くぜ!HOHOHOHO!」

イヴ祖父「>>504」

504: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/25(金) 00:08:43.82 ID:6K+nSuCW0
そうだ、夢を届けるんだ、もう天使、いやパーフェクトオリジン達に未来の夢を壊させないためにも

507: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/25(金) 00:20:29.74 ID:EEZpaWBE0
イヴ祖父「そうだ、夢を届けるんだ、もう天使、いやパーフェクトオリジン達に未来の夢を壊させないためにもな!」

イヴ祖父「サンタが夢を届けたって何も変わりゃしねえかもしれねえ!でもよ、夢を届けるサンタさんが、夢を信じなくてどうするってんだ!」

イヴ祖父「俺たちは俺たちのできる事をする!HOHOHOHO!痛快だねぇ!俺たちの行動があの高慢ちきどもの鼻柱をぶん殴ってやることにつながるんだからよ!」

イヴ祖父「来年もクリスマスは来るし、再来年だってクリスマスは来る。その次の年も、そのまた次の年もな。」

イヴ祖父「Hey!余裕こいてない方がいいぜ?余裕をこいてる奴ってのは必ず足下をすくわれるもんだ。」

イヴ祖父「そして、足下をすくわれた奴は転ぶ。HOHOHO!誰にだって分かる簡単な事だ!」

508: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/25(金) 00:28:19.22 ID:EEZpaWBE0
イヴ祖父「親切なサンタさんからの忠告だ、「天使」さんたちよ。」

イヴ祖父「ふぅ……嫌な奴らの話はこれぐらいにしておくかねぇ。最高に美味い酒を飲む前にわざわざ気分を悪くして必要もねえ。」

イヴ祖父「HOHOHO!今夜は聖夜だ!幸せが、喜びが、夢が、笑顔が満ちる夜だ!サンタクロースとしてこれ以上の物があるかね!」

イヴ祖父「ゾクゾクしてきたぜ!楽しい夜だ、テンションはマックス、サンタエネルギーは出まくりよ!」

イヴ祖父「HOHOHOHO!良い子のみんな、サンタさんが今行くぜ!」
ブゥゥゥン…ブゥゥン…!

イヴ祖父「FOOOOO!!」
ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン…!!

509: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/25(金) 00:34:44.17 ID:EEZpaWBE0
イヴ祖父「イヤッホォォォォウ!!」ブォォォォォン!!フワァ…

イヴ祖父「この瞬間は何度体験したって最高だねぇ!サンタクロースとしての本能、って奴かね?」

イヴ祖父「サンタクロース イズ カミング ユア タウン!HOHOHOHOHO!」

イヴ祖父「俺もそろそろプレゼントをもらえるといいんだがね、例えば……初孫の顔なんてな、HOHOHOHO!」

イヴ祖父「さーて、お仕事、お仕事!一年に一回の最高にイカしたお仕事だ!」

イヴ祖父「メリークリスマス!」

518: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/25(金) 00:55:20.03 ID:EEZpaWBE0
 

イヴ「子供達に夢を届けるスーパーお仕事タイムの始まりですよ♪」

ブリッツェン「……」コクッ
パァァァァァァァァ……!

イヴP「『雷』の真の姿を見るのは久しぶりだね〜。」

星獣ギンガッツェン「ブモォォォォォォォォォォ!!」

イヴ「もふもふじゃなくなっちゃうのが難点なんですけどねぇ〜。」

イヴP「あははっ、確かに〜♪」

519: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/25(金) 00:57:17.76 ID:EEZpaWBE0
 
星獣ギンガッツェン「ブモォォォォォォォォ!!」

『橇』「……」パァァァァァァァァ…!!

イヴP「おお〜♪」

イヴ「ふぅ……ブリッツェン。」

星獣ギンガッツェン「ブモッ。(ああ。)」

イヴ「行きましょう、イヴPさん。」

イヴP「うん。」

星獣ギンガッツェン「………」

520: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/25(金) 01:01:24.93 ID:EEZpaWBE0
イヴ「…」スッ

イヴP「…」スッ ギュッ

星獣ギンガッツェン「ブモッ?(用意はいいか?)」

イヴ・イヴP「うん!」

星獣ギンガッツェン(この2人なら……)

イヴ・イヴP「メリークリスマス!」





聖夜の奇跡
 

引用元: イヴ「一夜だけの特別なお付き合い」