1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/16(土) 05:36:21.68 ID:nb+HTrAh0
一方通行「なンだァこの奇妙な生物…?」

   ヘ⌒ヘ
  /(・)(・)\
 ( △――△ )
   ̄/ ̄ ̄| ̄
  (⌒\_ノ⌒)

打ち止め「この手のない顔と胴と足だけの生き物の正体をミサカはミサカは知っているの。
     それよりもミサカが驚愕なのはあなたがそれを知らないってことなの!」

一方通行「生憎、生き物は苦手なンでね。で、なンなンですかァ?」

打ち止め「ミサカはミサカはズバリ答えを言っちゃうね。こいつは、クリボーって言うんだよ!」

一方通行「クリボー…?」

打ち止め「あははは!ミサカは撫で撫でしてみる!」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/16(土) 05:43:09.90 ID:nb+HTrAh0
打ち止めは叫ぶと同時に目の前でこちらを目を見開いたまま無言で立ちすくむ奇妙な生物に手を伸ばした。
一方通行は、噛まれでもしやしないかと心配し、声をかけようとしたが既に何もかも手遅れだった。

クリボー「………」

打ち止め「………」


てけ

一方通行「…ッ!」

どこからともなく不思議な擬音が聞こえてきた。
音源は不明だ。どこかといえば、『世界』から滲み出してきたような聞こえかただった。

打ち止めが万歳の格好でジャンプし、
地面に吸い込まれていった。

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/16(土) 05:44:13.11 ID:nb+HTrAh0
テケテケテケテン…

一方通行「は……ああ?………$%#(’&●=’(&$#%!!!」

声にならない声を張り上げ、一方通行は一気にレベル6を超え、前人未到のレベル7に達する。
翼は、黒から神々しい金色に変わる。
髪が伸び、金色に染まり、胸が膨らみ、身体が女性的に変化した。
手には自然法則のスカラー・ベクトル演算子を具現化した槍が握られ、大切なものを奪ったソレにぶちこんだ。

けれども…

クリボー「………」

ソレ、クリボーはまったくの無傷であった。外見に変化全く見られない。
効く、効かないの前に

一方通行「こいつ……!?地球の質量を光速の39%に加速させてぶち込んだのにまったく微動だにしねェ…!!
     完全な剛体だとしても反作用はあるはずだ…!例え、ソレの質量が太陽ほどあったとしても
     ソレが触れる地球の自転の速度に影響が出るはずだ!それもねェ…!慣性の無効化か…?」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/16(土) 05:52:52.53 ID:nb+HTrAh0
   ヘ⌒ヘ
  /(・)(・)\
 ( △――△ )
   ̄/ ̄ ̄| ̄
  (⌒\_ノ⌒)


クリボー「……」

ソレは無言のまま
脚ではなく、足だけで、てけてけと一方通行に向った。
一方通行は動くことはできなかった。
ソレに触れることでどのようなことが起きるのか予想はついたが
あまりの存在の壊れ方に思考は完全に停止していた。

一方通行「……」

クリボー「……」

わずかにソレの軌道は一方通行からズレていた。
一方通行はその事実に、その僥倖に、100万分の1でも安堵したことを意識した瞬間、
己に対する怒りが満ち溢れ、

逆上した。

一方通行「ちょ、まてよ!」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/16(土) 05:57:19.91 ID:nb+HTrAh0
ガシィ!!
いや、グワシ!

ま、なんでもよい。
とにかく我らが一方さんは、その珍妙きわまる雑魚的に素手で触ってしまったのだ。
覆水盆に返らず。
ソレに触れてしまったものの末路は一方通行である。

すなわち

テケ テケテケテケテケテン…

一方通行は万歳ジャンプし、地面に吸い込まれてしまったのであった。

クリボー「……」

ソレが向う先は『窓のないビル』

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/16(土) 06:17:38.66 ID:nb+HTrAh0
???「待ってください」

白い少年がソレに声をかける。

クリボー「……」

ソレは待たない。何故ならクリボーには耳がないからだ。

???「待たないのなら追うまでです。」

???はソレの前で後ろ歩きで自己紹介する。

???「私は、未元物質を操る学園都市第二位の超能力者、垣根提督です」

爽やかスマイルが似合う少年、垣根提督は穏やか表情を浮かべていたが心中は怒りで滾っていた。
だが、あの第一位が為す術もなくやられているのを目の当たりにし、感情的に行動すべきではないと自制した。

垣根「あの二人は私の大切な友人でした…あなたにはあなたでそうせざるをえない理由があったのでしょう。
   ですが、なにも殺すことはなかったのです。やりすぎました。
   残念ですが、ここで私に倒されて下さい」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/16(土) 06:28:36.11 ID:nb+HTrAh0
垣根はソレの正体の見当がついていた。ソレはこの世界のモノではないのだ。だからこの世界のあらゆる攻撃は通用しない。
ならば、この世界にはない、この『未元物質』ならばどうか。
この『未元物質』をソレが存在する『確定物質』に変換したのなら。

垣根「私には友達がいませんでした。いつも一人でゲームばかりして過ごして来たのですが、その経験がここで活かされる時が来たのですね。
   1-1のはじめのあなた。あなたには散々やられましたっけ?でも、今では目隠しで全クリできるんですよ?」

垣根がパチンと指を鳴らすと、左右のビルの屋上に集まった白いカブトムシたちが白い糸『未元物質』を吐いた。
ソレの頭上に『未元物質』を集まり、絡まり、ある形を作った。
帽子を被ったヒゲ親父だ。
それが片腕を上げ、大きく一歩を踏み出す姿勢だ。
垣根はあと、仕上げのパチンを鳴らすだけですべてが終わるはずだった。
指なり一つで、未元→確定へ。ヒゲ親父に赤の色彩が与えられ、イヤッホーの雄たけびがあたりに木霊するはずだった。

しかし、

垣根「うわあ」

どこぞの3位が回収しそこねたジュースの缶に転んでうっかり垣根はソレに触れてしまった。

   ヘ⌒ヘ
  /(・)(・)\
 ( △――△ )
   ̄/ ̄ ̄| ̄
  (⌒\_ノ⌒)


クリボー「……」

テケ テケテケテケテケテン…

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/16(土) 06:38:23.75 ID:nb+HTrAh0
ソレは何を考え何を目的としているのか?
分からない。
しかし、道があるかぎりソレは進むしかない。
世界でもっとも先端な都市に土管などという全時代的なものはない。
配管工など望むべくもないのだ。
土管があればよかった。たとえ、この世界の土管でも土管という概念さえあればよかったのだ。
そうすればソレは土管にぶつかり反転してくれただろう。
だが、無かったのだ。
ソレはただひたすら愚直なまでに直進し、真っ黒な窓のないビルに差し掛かってもその歩みは止まらなかった。

アレイ☆「む…!この気配は…!?」
エイワス「ついに来たか…!?」ガタッ

クリボー「……」

クリボー→・ ■ ←窓のないビル(笑)
      ・■
       ・
        ・
         ・

テケ テケテケテケテケテン…

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/16(土) 06:54:05.40 ID:nb+HTrAh0
(最近しったけれど、ちがうかも)窓のないビルは第七学区にあるという。
その学区には、我らがヒーロー、上条さんのあまり通わない学校や寮があるという(ちがうかも)。
ということは、第三位とのあの身体を張った夫婦漫才も見られるということだ。

ソレの先には雷撃の矢がいくつも迸っていた。
もちろん、ソレはなにも注意を払わない。

御坂「あんたったらまちなさーーい!」

上条「ひぃーん!今日も上条さんは不幸ですよぉーー!」

クリボー「……」

ツンツン頭の少年、上条さんはソレに気づいたがとくに興味も引かずジャンプして通り過ぎた。
世界一サイケデリックでもあるこの都市では、ゲームのキャラに似せた遺伝子改造したペットや自律型ロボットなんて目新しいものではないのだ。
しかし、第三位はそうではなかった。

御坂「うわなにこれ!キモ可愛い~♪ゲコ太の次にキモ可愛い~♪」

上条「ゲコ太、キモいのかよ…おい、あんまりむやみに触るな……
   なんだと……?」

デデーン 御坂美琴 アウトー

テケ テケテケテケテケテン…

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/16(土) 07:08:58.28 ID:nb+HTrAh0
上条「おい……嘘だろ……?なんだよ、これ……?」

上条はこれまで激しい戦いに身を投じてきた。その中には、バゲージシティのような多くの死者を目にしてきた。
だが、親しい者との別離はこれまで(思い出す限りはたぶんなんだけど)なかった…!!
激しい怒りにより、説教など超越し、上条は神上へと変化した。
神上へと変わった上条さんは全身が幻想殺しなのだ。

神上「紙上のモノよ!これでもくらえい!幻想パイルドライバー!!!!」

神上はソレを逆さに持ち上げ(!)、ソレの脳天を地面に叩きつけ……ることはできなかった。

本家本元、幻想殺しの右手で触れた瞬間

テケ テケテケテケテケテン…

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/16(土) 07:14:26.43 ID:nb+HTrAh0
さて、あとはどうしようか。

聖人を出すか?
魔神になれなかった者をだすか?
魔神を出すか?
天使を出すか?
悪魔を出すか?
神を出すか?

それとも、
アレイ☆がその存在を予見し、危惧していた、『宇宙人』を出すか?

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/16(土) 07:15:42.73 ID:nb+HTrAh0
ベジータ「学園都市……?」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/16(土) 07:21:13.97 ID:nb+HTrAh0
ベジータ「なッ…!?貴様、このサイヤ人の王子に向って、卵を買ってこいだとぉ!?」

ブルマ「いいじゃない、卵くらい。えっとね、学園都市っていうところのこのスーパーで一パック68ゼニーで売ってるのよ。
    はい、これお金。残りは好きに使っていいわよ」

ベジータ「500ゼニー…!?いいのか!?のこりぜんぶ俺のものでいいんだな!?」

ブルマ「いいわよ」

ベジータ「どうなっても知らんぞ…!!」シュインシュインシュイン バビューーーン!!!

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/16(土) 07:38:59.31 ID:nb+HTrAh0
シュタ…


ベジータ「ここか…ふん。西の都と比べれば遅れているな…さて、とっとと買い物をすませるか…」

ベジータ「………おい、そこのお前」

ラインハルト「なんだ。この私にお前呼ばわりか」

ベジータ「ええい、このスーパーはどこにあるか知っているか?」

ラインハルト「ふ…」

ベジータ「なにがおかしい!」

ラインハルト「この未開の惑星に不時着して三日もたたない私にきくか…」

ベジータ「不時着…?俺と同じ宇宙人か。だが、この声…俺と似ている…。はっ!?金髪、スーパーサイヤ人…!
     お前は生き別れの弟のターブルか!逞しくなったな!!
     さすが俺と同じサイヤ人の王子だ。強運の持ち主だな!」

ラインハルト「いや、私はそのような名前ではない。王族ではあるがな」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/16(土) 07:50:52.65 ID:nb+HTrAh0
横島「ぐえっへっへ可愛いこたくさんいるなぁ。あの頭がお花畑の子も、巨乳パイオツ娘の目の保養にはうってつけだぜぇ。」

セイリュート「さっさと美神さんの買い物をすませるぞ」

横島「へいへい…」

???「おい、そこのお前!」

横島「ん!?俺!?なんだ、野郎二人か。知らんふり知らんふり…」

セイリュート「ゲスですね、あなた」

???「ええい!このサイヤ人の王子を愚弄する気か!?」

横島「ぐえっ!?な、なんだ!?」

ベジータ「この声…!?黒髪…!?貴様が俺の弟か…!?」

ラインハルト「生き別れの兄弟の再開か…。私にも姉上がいる。ベジータ、その気持ち痛いほど分かるぞ…」

横島「違う!違いますってーー!!」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/16(土) 08:00:25.90 ID:nb+HTrAh0
ベジータ「ふん、紛らわしい声をするな。」

横島「それはこっちの台詞だ!」

ラインハルト「ヨコシマとやら。その様子から貴様は原住民であろう。ならばここら一体の地理に明るいはずだ。
       このスーパーとやらにに案内せよ。」

横島「俺だってついさっき来たばかりだっての!ま、小腹もすいてきてるし、万年金欠の俺としてはスーパーにいくのは賛成かな。
  セイリュート、ナビできるか?」

セイリュート「できますけど…本来は恒星間なんですよ…えと、こちらですね…」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/16(土) 08:10:55.50 ID:nb+HTrAh0
学園都市は別名、眠らない都市である。
学校はほとんどが昼間だが、夜間学校も充実している。
そのためスーパーなどの日用品のお店は24時間営業がほとんどである。
ブルマが指定したお店も24時間営業であり、昼時になると惣菜や弁当にハーフプライスシールが張られる。
この半額弁当に群がる狼は数知れず。

横島「……」

初めて訪れる店にも関わらず横島はその戦場の香りを嗅ぎ取っていた。
彼もまた一匹の狼なのである。
彼は屈強な戦士を二人引き連れて戦場に向う。
この二人の戦士は新参だが、初の戦場で戦死はしないだろう。

ベジータ「……」ぐぅ~
ラインハルト「……」ぐぅ~

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/16(土) 08:22:12.19 ID:nb+HTrAh0
バタム…

銀の扉が開かれ、めがねをかけた冴えない中年親父が現れる。
惣菜コーナーの雰囲気が一変する。
張り詰めた冷たい空気に狼たちの白い息が漏れる。
中年親父の手には、半額シールの束が握られ、次々と弁当や惣菜にシールを貼っていった。
その途中でとある主婦がシールの張られていない惣菜を手に持ち、中年親父にシールをねだった。
その様子を狼たちは、この豚めが、と軽蔑をこめた眼差しで見ていた。
中年親父はすべて張り終え、優雅に職場へ凱旋する。

バタム…

銀の扉が再度閉まった瞬間、狼たちの饗宴が始まった。

横島「みなさん、いっきますよーー!!!」
ベジータ「ダダダダダダダ!!!!」ズバババババ!
ラインハルト「前方に…ってぇーーー!!!」ドッキューーーン!

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/16(土) 08:27:47.47 ID:nb+HTrAh0
凄まじい攻防だった。
ようやく惣菜コーナーへ着いたときは
横島はセイリュートと合体し文殊をすべて使用し、
ベジータは超3に変身し、
ラインハルトは補給部隊が追いつかないほど弾薬、エネルギーを使ったほどだった。

テケ テケテケテケテケテン…

テケ テケテケテケテケテン…

テケ テケテケテケテケテン…

ベジータ「ん?なんだこの音は…?」

クリボー「……」

ソレが惣菜コーナーのワゴンに触れた瞬間、ワゴンは

テケ テケテケテケテケテン…

地面に沈んでいってしまった…

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/16(土) 08:30:30.58 ID:nb+HTrAh0
その後どうなったのか…
語るまい。
いくら待っても夫は帰らず
いくら待っても弟は帰らず
いくら待っても男は帰らず


   ヘ⌒ヘ
  /(・)(・)\
 ( △――△ )
   ̄/ ̄ ̄| ̄
  (⌒\_ノ⌒)


クリボー「……」


テケ テケテケテケテケテン…

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/16(土) 08:48:36.62 ID:nb+HTrAh0
ゾロ「学園都市…?」
サスケ「学園都市…?」
雨竜「学園都市…?」
キルア「学園都市…?」
キグナス「学園都市…?」
左の助「学園都市…?」
ポップ「学園都市…?」
ラオウ「学園都市…?」
佐為「学園都市…?」
スイッチ『学園都市…?』
球磨川『学園都市…?』
小松「学園都市…?」
メガネ「学園都市…?」
烈海皇「学園都市…?」
アリババ「学園都市…?」
美羽「学園都市…?」
ナギ「学園都市…?」
うな重「学園都市…?」
エンゲキブ「学園都市…?」
ガウリィ「学園都市…?」
マジク「学園都市…?」
ビアンカ「学園都市…?」
ティファ「学園都市…?」
ケン「学園都市…?」
フォルテ「学園都市…?」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/16(土) 08:49:37.83 ID:nb+HTrAh0
………………………………………………
…………………………………………
………………………………
…………………………
…………………
……………
…………
……




















ルイージ「学園都市…?」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/16(土) 08:54:45.33 ID:nb+HTrAh0
ルイージ「なんだ、この街は…?」

辺り一面何も無かった。
そう、一面何も無かった。
地平線の先まで見える…
待ちどころかこの世界中に何も無かった。
すべてはマントルの中心殻の中央の中央へ、どこまでの落下していくのだ。
質量は極大となり、いずれ特異点が生まれるのだろうか?

緑の男、グリーンマン、ルイージは宿敵の気配を感じた。
すぐそこだ。

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/16(土) 09:01:55.80 ID:nb+HTrAh0
   ヘ⌒ヘ
  /(・)(・)\
 ( △――△ )
   ̄/ ̄ ̄| ̄
  (⌒\_ノ⌒)


クリボー「……」



いた。
相変わらず無表情で何を考えているか分からない。
この得たいの知れない生き物は、キノコ王国に無数にいた。
そこら中にいた。
けれでもここまで酷くはならなかった。
何がどこでどう狂ってしまったのか。
ルイージが無言で近づく。
こいつが悪いわけではない。
あの黒いギラギラ太陽が悪いのだ。
数十年に一度、太陽の黒点は反転し、すべてを狂う光を放射する。
それに当てられたゲームのキャラは狂いだす。
その狂いをとめる役目をルイージは授かっていた。

「これより、太陽条例を執行する…」

ルイージは天高くジャンプする。叫ばない。粛々と跳んだ。

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/16(土) 09:04:00.51 ID:nb+HTrAh0
ルイージ「あ…」



クリボー→・ 緑 ←兄より優れた弟(笑)
      ・緑
       ・
        ・
         ・

テケ テケテケテケテケテン…

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/16(土) 09:05:32.45 ID:nb+HTrAh0
はやくジャンプしすぎてしまったのだ…

と、ミサカはミサカは冷静に分析してみたり。




クリボー「……ッ!!」

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/16(土) 09:15:48.92 ID:nb+HTrAh0
打ち止め「ミサカはミサカは残機が1万近くあるチートキャラだったり」

打ち止め「ミサカはミサカはなんだかよくわからないけれど太陽条例執行者に選ばれたり」

カエル顔の医者「さあ、今こそ特訓の成果を見せるときだよ」

打ち止め「ゲコゲコ、ミサカはカエルジャンプを披露したり」ぴょーん


クリボー「……おのれぇ!!!ぎゃふん!!!」


打ち止め「太陽条例執行完了!!」

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/16(土) 09:18:25.28 ID:nb+HTrAh0
なにもかもが元通り


一方通行「クリボー…?しらねェなァ…?」

打ち止め「ミサカはミサカはスーパーマリオブラザースをやってみることをお勧めしたり!!」




    /⌒ヽ
   /  ̄ヽ|
      ノ
   / ̄ ̄ ̄\
  // / ヽミ \    ミサカはミサカは打ち切り宣言したり
  / // /|i | ̄ヽ ヽ
 /イ///ソ-||||- ミヽ|
 /|レレr=ュヽハ|r=ュミ ||
`/イ|>|ヒOソ  ヒOソ|<||
 从ヒ|〇 ` 〇|ノ从
 レ| ヽ  ‐  ノ /
  ヽハ从>ー<レiソソ
   / \/ \
   ∧ <只> ∧
  |iノ ̄  ̄ヒ/|
  |ヽ   イ |

おわり

引用元: 一方通行「クリボー…?」