1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 23:24:25.10 ID:4KJHnTHx0
ニャル子「真尋さん真尋さん!ゲームしましょう、ゲーム!」


ニャル子「なんでって、せっかくお休みなんですから親睦を深めましょうよぅ」


ニャル子「地球と宇宙の国交正常化への第一歩?的な?」


ニャル子「ほらほらもう電源点けちゃいましたから。はいコントローラー!」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 23:30:35.48 ID:4KJHnTHx0
ニャル子「真尋さん真尋さん!私、このキャラ使いますね!」


ニャル子「え?だって強いじゃないですか。かっこいいじゃないですか」


ニャル子「大丈夫ですって、ちゃんと手加減しますから!」


ニャル子「それで真尋さんのキャラは?・・・はぁ、それですか」


ニャル子「強キャラ選んどいてなんですけど、それで大丈夫ですか?」


ニャル子「・・・ほう、大した自信ですね。じゃあ、始めましょうか!」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 23:37:06.88 ID:4KJHnTHx0
ニャル子「真尋さん真尋さん!お願いだから出てきて下さいよ!」


ニャル子「そりゃ私も悪かったとは思いますよ?トキなんて選んだのは正直後悔してますよ?」


ニャル子「でも!真尋さんだってなにもジャギを選ぶ事ないじゃないですか!」


ニャル子「キャラの動きが比喩じゃなく見えなかった?それは当然です」


ニャル子「この宇宙に広がるなまらすげー技術力を使ってゲームを裏からかいぞ・・・う?」


ニャル子「ま、真尋さぁ~ん?お部屋から出てきてくれたのは大変喜ばしい事なのですが、しかし何と言ったらよろしいのでしょうか?」


ニャル子「普通、女の子と会話する際にはフォークを逆手に持つ必要性は・・・ニャッー!?」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 23:40:09.24 ID:4KJHnTHx0
ニャル子「真尋さん真尋さん!お料理手伝いますよ!」


ニャル子「ご心配はいりません!ほら、今日はちゃんとスーパーで買ってきた食材ばかりでしょう?」


ニャル子「それにシャンタッ君もこの通り、今はハスター君のxxxxxxを受け・・・」


ニャル子「・・・受け?責め?とにかく手は空いていませんから、タマゴが混入する心配もありませんよ!」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 23:43:35.25 ID:4KJHnTHx0
ニャル子「真尋さん真尋さん!今日のメニューはなんですか?」


ニャル子「はぁ、カレーですか!そいつは重畳ですね!」


ニャル子「え?だってカレーって素晴らしくないですか?」


ニャル子「カレーですよ、カレー。『今日は晩御飯カレーよ~』なんて言われたらココロオドルものじゃないんですか?」


ニャル子「・・・いやですよぉ、真尋さん。歳がどうしましたって?私はどう見てもぴちぴちピッチの17歳でしょうが」


ニャル子「うふふ。分かってくれればよかろうなのです。じゃあ、私はタマネギ切りますから」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 23:48:05.39 ID:4KJHnTHx0
ニャル子「真尋さん真尋さん!ほら、こんなにたくさん切れまし・・・って」


ニャル子「あらら、すっかりタマネギにやられちゃってますねぇ」


ニャル子「一言、言って下さればよろしかったですのに。ほら、よく見せてください」


ニャル子「あーあー、こんなに充血しちゃっ・・・真尋さん?」


ニャル子「どうしたんですか、急に顔を背けて」


ニャル子「・・・もしや?」ニヤリ

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 23:53:50.94 ID:4KJHnTHx0
ニャル子「真尋さん真尋さん!もしかして、いやさもしかしなくても、私の事意識しちゃいました!?」


ニャル子「えぇー?だって顔も赤いですしぃ、なんか焦ってるみたいですし?」


ニャル子「て言うかぁ!私の顔が近づいた瞬間に顔背けるとかもう確定じゃないですかキャー!」


ニャル子「まっひっろっさぁん!今からでも遅くはありませんよ!ですから今日の晩御飯はお赤飯にしま」


ニャル子「赤光のショウキッ!?」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/17(日) 23:57:24.36 ID:4KJHnTHx0
ニャル子「真尋さん真尋さん!お願いですから私にもカレー食べさせて下さいよ!」


ニャル子「何ですか、この荒縄と『おしおき中』と書かれた紙は!どっから調達してきたんです!?」


ニャル子「・・・クー子?なんですかそのムカつくドヤ顔は?ぶちころがしますよ?」


ニャル子「あぁんもう!お母様やハスター君も!ニヤニヤしてないで助けてくださいよぉ!」


ニャル子「あ、シャンタッ君、あなたはいいですから。その何倍にも膨れ上がったお腹引きずってまで助けに来なくても大丈夫ですから」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 00:00:33.29 ID:09oDITzM0
ニャル子「真尋さん真尋さん!お出かけにいきませんか?」


ニャル子「だって真尋さん、お休みの日はずぅっと家にこもりきりじゃないですか」


ニャル子「ですから、ね?たまには一緒にお買い物にでもどうかなー、なんて」


ニャル子「・・・ダメ、ですか?」


ニャル子「・・・・・・!」パアァ


ニャル子「はい!わっかりましたぁ!この不肖ニャル子、すぐさまお出かけの準備を整えてまいります!」

31: お前らニャル子に何か恨みでもwwww 2013/03/18(月) 00:03:16.67 ID:09oDITzM0
ニャル子「真尋さん真尋さん!うっひゃー!ほらほら、こっちですよー!」


ニャル子「あっ!真尋さんクレープ食べましょう、クレープ!」


ニャル子「真尋さんはどっちにします?ちなみに、私はストロベリーがいいですかね!」


ニャル子「あ、お支払いは私がしておきますから。いえいえ、これくらいの事はさせて下さい!」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 00:07:06.54 ID:09oDITzM0
ニャル子「真尋さん真尋さん!持ってきましたよ!」


ニャル子「私のがストロベリーで、はい、真尋さんのチョ・コ・バ・ナ・ナ♥」


ニャル子「・・・すいませんすいませんお食事前に変なこと言って申し訳ありません」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 00:10:59.52 ID:09oDITzM0
ニャル子「真尋さん真尋さん!このクレープ、なんまら美味しいじゃないですか!」


ニャル子「あー、これはあれですねー、ストロベリーを独り占めするのも悪いと言いますかー」


ニャル子「そのぉー、チョコバナナの方もー、食べてみたいかなー?なぁーんて・・・」


ニャル子「・・・え?あ、いや、あの、確かに、はい、えっと、そう言いましたけども」


ニャル子「あぁっ、待って下さい!食べます食べます!食べますから!」


ニャル子「あむっ・・・ん・・・」


ニャル子「えへへ・・・ありがとうございます!」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 00:13:58.89 ID:09oDITzM0
ニャル子「真尋さん真尋さん!はい、あーん!」


ニャル子「え?だって言ったでしょう、独り占めするのも悪いって」


ニャル子「それに真尋さんからも頂いちゃいましたし、ここは私の方からしないわけにはいきません!」


ニャル子「ですからどうぞ、ご遠慮なく!」


ニャル子「・・・どうですか?美味しいですか?」


ニャル子「・・・もうっ!真尋さんったら、照れ屋さんなんですからぁ!」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 00:16:04.98 ID:09oDITzM0
>> 
……
…………
………………

ニャル子「……えへへ、まひろさん。やりましたよ」

ニャル子「まひろさん……まひろさん……」

ニャル子「どこ……? どこですか……?」

ニャル子「探さないと……一緒にいるんだから……まひろさん……」

ニャル子「まひろさんがいないと……わたし……わたし……」

ニャル子「もう……こんなときまで意地悪な人ですね……まひろさんは……」

ニャル子「絶対……探してあげますから……」

ニャル子「ぜったい……どれだけかかっても……まひろさん……」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 00:18:26.22 ID:09oDITzM0
ニャル子「真尋さん真尋さん!お洋服見に行きましょうよ!」


ニャル子「真尋さん、大抵そのチェック柄ばかり着ているでしょうが?」


ニャル子「ここはこの私、ニャルラトホテプ全身全霊の服飾センスでもって、真尋さんをバッチリコーディネートしてさしあげますよ!」


ニャル子「ほら真尋さん、こっちですよこっち!」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 00:23:44.73 ID:09oDITzM0
ニャル子「真尋さん真尋さん!これなんかどうですか?」


ニャル子「・・・ドクロは趣味じゃない?むぅ、そうですか。ではこちらは?」


ニャル子「・・・放射能マークがプリントアウトされてるとか正気か?って、だって私、一応そういう邪神ですし・・・」


ニャル子「じゃ、じゃあこれはどうですか!?ほら、一番の自信作ですよ!私が作ったんじゃないですけど!」


ニャル子「・・・何が悲しくて肉塊Tシャツなんか着にゃならんのか?」


ニャル子「あ、あはは・・・そうですよね。私みたいな邪神のセンスじゃ、地球人の真尋さんには合いませんよね・・・」


ニャル子「じゃあこれ、戻してきますから」


ニャル子「あっ・・・真尋さん?」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 00:29:09.61 ID:09oDITzM0
ニャル子「真尋さん真尋さん!そんな、無理に買って頂かなくてもいいんです!」


ニャル子「だって、真尋さんも最初は言ったじゃないですか?嫌だ、趣味じゃないって」


ニャル子「それなのに買ってもらっても、私がみじめなだけですよ・・・」


ニャル子「えっ!?ちょ、真尋さん!まだお会計も済ませてないのに、着たらマズイですって!」


ニャル子「え・・・そんなに、悪いものでもない・・・?」


ニャル子「グスッ・・・えへ、そ、そうですか?なら、良かったです!」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 00:34:27.79 ID:09oDITzM0
ニャル子「真尋さん真尋さん!お昼にしましょう!」


ニャル子「ほら、私今日はお弁当作ってきたんですよ!」


ニャル子「卵焼きにぃ、ピーマンの肉詰めでしょ?それからほら、このかまぼこ。中にキュウリが・・・」


ニャル子「ど、どうしたんですか、真尋さん?なんか凄いニヤニヤしてますよ?」


ニャル子「ふぇっ?あんまり楽しそうに話すもんだから、って・・・」


ニャル子「・・・・・・も、もう!ほら、早く食べましょう!」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 00:41:20.45 ID:09oDITzM0
ニャル子「むぐむぐ。ふぁいおはんふぁいおはん。ごくん。この後はどこに行きましょうか」


ニャル子「映画館なんかもいいですね。それとももうちょっとショッピングを楽しみますか?」


ニャル子「あ、荷物は増えても大丈夫ですよ。この通り、私のポケットは次元連結システムのちょっとした応用で亜空間に繋がってますから」


ニャル子「おっと。その前に、消化しておくべきイベントがありましたね」


ニャル子「何って、お昼ご飯ですよ?お弁当ですよ?そんなの決まってるでしょうが。・・・はい、あーんして?」


ニャル子「さっきもやった?ちっちっち。甘いですよ真尋さん大甘ですよ。それはそれ、これはこれ、です」


ニャル子「そ・れ・と・も!真尋さんはぁ、口移しの方が良かったですか?ん~・・・」


ニャル子「・・・あぁっ!待って下さい冗談ですってばぁ!」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 00:47:41.65 ID:09oDITzM0
ニャル子「真尋さん真尋さん!帰路ですよ、帰路!」


ニャル子「私はもうちょっと楽しんでいたいですが、あんまり遅くなってお母様を心配させてはいけませんからね」


ニャル子「それに、今日一日真尋さんと一緒だったんですから。私はそれだけでも大満足です!」


ニャル子「…あの、真尋さん。ご迷惑でなければですね、その、毎週とは言いませんから」


ニャル子「本当に時々でもいいですから、こんな風に、またお出かけしてもいいですか・・・?」


ニャル子「・・・・・・・・・・・・ありがとうございますっ!」

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 00:52:00.82 ID:09oDITzM0
ニャル子「真尋さん真尋さん!私、最後に一つだけお願いがあるんです」


ニャル子「・・・手、繋いでくれませんか?」


ニャル子「・・・・・・えへへぇ」


ニャル子「・・・違いますよ。悲しいんじゃありません」グスッ


ニャル子「嬉しい、から。嬉しすぎるから、泣いてるんですよっ!」ニパッ










終わり

引用元: ニャル子「真尋さん真尋さん!」