1: モバP「歩き始めた人形」の設定を引き継いでいます。 2013/03/21(木) 01:27:07.34 ID:dx3RJpZS0
モバマスSSです。
菜々「お仕事お疲れ様でーす」
泰葉「あ、安部さんお疲れ様でした」
菜々「あ、岡崎先輩、お疲れ様でーす」
泰葉「せ、先輩って、止めてください」
菜々「だって、芸歴がナナより長いじゃないですか。やっぱりそういうとこは守らないといけないとナナ思うんです」
泰葉「でも…あ、そうだ。私この事務所に一番最近入ったから後輩ですよ。だから先輩なんて呼ばないで下さいね」
菜々「むむ…。そこまで言うなら。それじゃ改めて泰葉ちゃんよろしくー」
泰葉「はい。よろしくお願いします」
菜々「お仕事お疲れ様でーす」
泰葉「あ、安部さんお疲れ様でした」
菜々「あ、岡崎先輩、お疲れ様でーす」
泰葉「せ、先輩って、止めてください」
菜々「だって、芸歴がナナより長いじゃないですか。やっぱりそういうとこは守らないといけないとナナ思うんです」
泰葉「でも…あ、そうだ。私この事務所に一番最近入ったから後輩ですよ。だから先輩なんて呼ばないで下さいね」
菜々「むむ…。そこまで言うなら。それじゃ改めて泰葉ちゃんよろしくー」
泰葉「はい。よろしくお願いします」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/21(木) 01:28:14.74 ID:dx3RJpZS0
楓「あ、お疲れ様です。それじゃ、行きましょうか」
菜々「はい。それじゃ、行きましょうか」
周子「楓さん。どこに行くんですか?」
楓「はい。私の家でちょっと飲もうかと」
周子「あ、いいですね。あたしも行っていいですか?ほら、泰葉も」
泰葉「え?わ、私もですか?」
周子「うん。あたしとか卯月だけじゃなくてさ、大人組とも仲良くしようよ」
泰葉「大人組…?え、大人なのは高垣さんだけですよ?安部さんは十七歳じゃ…」
菜々「そ、そうだよ。なに言ってるのかなー周子ちゃんは」ハハハ
楓「別に来てもいいけれど」
P「行ってもいいが、絶対酒とか飲むなよ周子」
菜々「はい。それじゃ、行きましょうか」
周子「楓さん。どこに行くんですか?」
楓「はい。私の家でちょっと飲もうかと」
周子「あ、いいですね。あたしも行っていいですか?ほら、泰葉も」
泰葉「え?わ、私もですか?」
周子「うん。あたしとか卯月だけじゃなくてさ、大人組とも仲良くしようよ」
泰葉「大人組…?え、大人なのは高垣さんだけですよ?安部さんは十七歳じゃ…」
菜々「そ、そうだよ。なに言ってるのかなー周子ちゃんは」ハハハ
楓「別に来てもいいけれど」
P「行ってもいいが、絶対酒とか飲むなよ周子」
4: モバP「歩き始めた人形」の設定を引き継いでいます。 2013/03/21(木) 01:30:33.36 ID:dx3RJpZS0
周子「あ、Pさん聞いてたの。大丈夫だって。うん」ハハハ
P「…ダメだ。不安過ぎる。俺もついていくことにするよ」
泰葉「でも、プロデューサーさんお仕事…」
P「大丈夫。あいつほどじゃないが、俺も仕事は早い方だから気にしないでもいいよ」
泰葉「それならいいですけど…」
周子「それじゃ、折角Pさんが来るってことだから、Pさんの車で行こっか」
菜々「あ、菜々もそれがいいでーす!」
P「ま、いいけどさ…」
楓「車で行こうカー。ふふ…」
P「…ダメだ。不安過ぎる。俺もついていくことにするよ」
泰葉「でも、プロデューサーさんお仕事…」
P「大丈夫。あいつほどじゃないが、俺も仕事は早い方だから気にしないでもいいよ」
泰葉「それならいいですけど…」
周子「それじゃ、折角Pさんが来るってことだから、Pさんの車で行こっか」
菜々「あ、菜々もそれがいいでーす!」
P「ま、いいけどさ…」
楓「車で行こうカー。ふふ…」
6: モバP「歩き始めた人形」の設定を引き継いでいます。 2013/03/21(木) 01:32:22.78 ID:dx3RJpZS0
車内
楓「そこを右です」
P「知ってますよ。何度か行ったじゃないですか」
楓「それでもやってみたかったんですよ」プゥー
P「はいはい。拗ねないで下さい楓さん」
菜々(楓さんのお家に行くから助手席は楓さんなのは当たり前なんですけど…なんだかなぁ)
泰葉「私、誰かの家にこんな時間に行くのは初めてなんですよ。ちょっとドキドキしてます」
周子「え?ホント?」
泰葉「はい。小さい頃からお仕事ばっかりでしたから」
楓「あ、そこを左に見せかけて右です」
P「何が言いたいんですか…楓さん」
楓「ふふ…気にしないで下さい」
楓「そこを右です」
P「知ってますよ。何度か行ったじゃないですか」
楓「それでもやってみたかったんですよ」プゥー
P「はいはい。拗ねないで下さい楓さん」
菜々(楓さんのお家に行くから助手席は楓さんなのは当たり前なんですけど…なんだかなぁ)
泰葉「私、誰かの家にこんな時間に行くのは初めてなんですよ。ちょっとドキドキしてます」
周子「え?ホント?」
泰葉「はい。小さい頃からお仕事ばっかりでしたから」
楓「あ、そこを左に見せかけて右です」
P「何が言いたいんですか…楓さん」
楓「ふふ…気にしないで下さい」
7: 画像ありがとうございます 2013/03/21(木) 01:34:36.34 ID:dx3RJpZS0
楓宅
楓「皆さんようこそ。それじゃ準備しますね」
P(相変わらず綺麗に片付いてるなぁ…)
菜々「あ、菜々も手伝いますよ!」
泰葉「わ、私も」
周子「それじゃ、あたしはPさんと待ってるね」
P「なにかしろよ…」
周子「あ、そうだ。それじゃ、何か作るよ。楓さんキッチン借りていい?」
楓「どうぞー」
P「えーと俺は…」キョロキョロ
菜々「あ、Pさん氷買ってきて貰えますかー?」
P「冷凍庫に入ってないのか?」
楓「氷作るの忘れてました」
P「分かりました。絶対に俺が帰ってくる前に始めたらダメですからね」バタンッ
楓「皆さんようこそ。それじゃ準備しますね」
P(相変わらず綺麗に片付いてるなぁ…)
菜々「あ、菜々も手伝いますよ!」
泰葉「わ、私も」
周子「それじゃ、あたしはPさんと待ってるね」
P「なにかしろよ…」
周子「あ、そうだ。それじゃ、何か作るよ。楓さんキッチン借りていい?」
楓「どうぞー」
P「えーと俺は…」キョロキョロ
菜々「あ、Pさん氷買ってきて貰えますかー?」
P「冷凍庫に入ってないのか?」
楓「氷作るの忘れてました」
P「分かりました。絶対に俺が帰ってくる前に始めたらダメですからね」バタンッ
9: 画像ありがとうございます 2013/03/21(木) 01:36:44.60 ID:dx3RJpZS0
周子「そこまで信用ないのかなぁ…あたし」
菜々「飲む気マンマンな気がしますもんね」
周子「そう言えば、菜々さんは飲むの?」
菜々「えっ、ナナは十七歳ですよ!?」
周子「ふーんそっか」ニヤニヤ
菜々(周子ちゃんなんでニヤニヤ笑ってるの…)
泰葉「きっと、それだけプロデューサーさんは周子さんのことが大切なんですよ。何かあってからでは遅いですから」
周子「…ま。確かにそうだよね」ポリポリ
泰葉「はい。アイドルにスキャンダルは禁物ですからね」
菜々「う…。そ、そうだよね」
菜々(今日ナナは、お酒飲めるのかなぁ…)
菜々「飲む気マンマンな気がしますもんね」
周子「そう言えば、菜々さんは飲むの?」
菜々「えっ、ナナは十七歳ですよ!?」
周子「ふーんそっか」ニヤニヤ
菜々(周子ちゃんなんでニヤニヤ笑ってるの…)
泰葉「きっと、それだけプロデューサーさんは周子さんのことが大切なんですよ。何かあってからでは遅いですから」
周子「…ま。確かにそうだよね」ポリポリ
泰葉「はい。アイドルにスキャンダルは禁物ですからね」
菜々「う…。そ、そうだよね」
菜々(今日ナナは、お酒飲めるのかなぁ…)
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/21(木) 01:38:54.06 ID:dx3RJpZS0
P「ただいま戻りました。まだ始めてないよな?」
楓「はい。まだ。皆待ってますよ」
P「良かった。はい。これ氷。それとつまみをいくつか」
楓「ありがとうございます」
周子「遅いよー」
菜々「全くです」
泰葉「プロデューサーさんお疲れ様です」
P「ありがとう岡崎さん。…それに引き替えオマエらは」
楓「まぁ、いいじゃないですか。それじゃ飲みましょう」
P「えーと。岡崎さんが事務所に入った記念、カンパーイ!」
楓「はい。まだ。皆待ってますよ」
P「良かった。はい。これ氷。それとつまみをいくつか」
楓「ありがとうございます」
周子「遅いよー」
菜々「全くです」
泰葉「プロデューサーさんお疲れ様です」
P「ありがとう岡崎さん。…それに引き替えオマエらは」
楓「まぁ、いいじゃないですか。それじゃ飲みましょう」
P「えーと。岡崎さんが事務所に入った記念、カンパーイ!」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/21(木) 01:40:51.76 ID:dx3RJpZS0
――
―
泰葉「ちょ、ちょっと安部さん。それお酒ですよっ!」バッ
菜々「あ、え、ちょ…」
泰葉「さっきも言いましたよね?どこで写真撮られるか分からないんですから、未成年はお酒なんてダメです」
周子「だってさ、菜々さん」ニヤニヤ
楓「でそうですが、どうします?」
P「あのな、岡――」
菜々「ストップですPさん。ナナがお酒なんて飲めるわけないんですからっ。…周子ちゃんオレンジジュース下さい」
周子「え?あ、うん。どうぞ菜々さん」
楓「私、もしかして一人酒ですか?」
―
泰葉「ちょ、ちょっと安部さん。それお酒ですよっ!」バッ
菜々「あ、え、ちょ…」
泰葉「さっきも言いましたよね?どこで写真撮られるか分からないんですから、未成年はお酒なんてダメです」
周子「だってさ、菜々さん」ニヤニヤ
楓「でそうですが、どうします?」
P「あのな、岡――」
菜々「ストップですPさん。ナナがお酒なんて飲めるわけないんですからっ。…周子ちゃんオレンジジュース下さい」
周子「え?あ、うん。どうぞ菜々さん」
楓「私、もしかして一人酒ですか?」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/21(木) 01:43:46.70 ID:dx3RJpZS0
P「すみません。俺も周子達を送らなきゃならないんで」
楓「むぅ…。それじゃ今度はちゃんと飲んでくれなきゃダメですよ?」
P「はい。近い内に絶対時間を作りますんで…」
楓「なら、いいです。今日は私も酒を避けます。周子さんお茶取って下さい」
周子「え?楓さん飲まないんですか?」
楓「今日は一人だけで飲む気分じゃなかったですから」
P(なにかあったのかな珍しい…)
楓「むぅ…。それじゃ今度はちゃんと飲んでくれなきゃダメですよ?」
P「はい。近い内に絶対時間を作りますんで…」
楓「なら、いいです。今日は私も酒を避けます。周子さんお茶取って下さい」
周子「え?楓さん飲まないんですか?」
楓「今日は一人だけで飲む気分じゃなかったですから」
P(なにかあったのかな珍しい…)
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/21(木) 01:47:44.82 ID:dx3RJpZS0
―――
――
菜々「で、ですね。ナナは嬉しかったわけですよっ!」
P(もしかして雰囲気酔い…?)
P「周子、岡崎さん眠い?」
P (二人とも仕事終わりだもんな…)
周子「うん…かなり」
泰葉「わ、私は、そこまで…。いいえ、眠いです」
楓「…今日は私の家で寝かせましょうか?」
P「お願いしてもいいですか?」
楓「えぇ。私もこんな夜中に女の子を外に出したくないですからね。ましてや、アイドルともなれば、尚更です」
P「そうですね。それじゃ、お願いします」
――
菜々「で、ですね。ナナは嬉しかったわけですよっ!」
P(もしかして雰囲気酔い…?)
P「周子、岡崎さん眠い?」
P (二人とも仕事終わりだもんな…)
周子「うん…かなり」
泰葉「わ、私は、そこまで…。いいえ、眠いです」
楓「…今日は私の家で寝かせましょうか?」
P「お願いしてもいいですか?」
楓「えぇ。私もこんな夜中に女の子を外に出したくないですからね。ましてや、アイドルともなれば、尚更です」
P「そうですね。それじゃ、お願いします」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/21(木) 01:49:45.14 ID:dx3RJpZS0
菜々「ナナはまだ元気ですよー」
P「あなたは明日朝仕事あるんですから送っていきますよ」
菜々「Pさんは優しいですね。それじゃお願いします。あ、ナナ酔ってませんからね」
P「そうですか。それじゃ、そろそろ行きましょうか。楓さんお願いします」
楓「はい。さよーならー」ヒラヒラ
P「あなたは明日朝仕事あるんですから送っていきますよ」
菜々「Pさんは優しいですね。それじゃお願いします。あ、ナナ酔ってませんからね」
P「そうですか。それじゃ、そろそろ行きましょうか。楓さんお願いします」
楓「はい。さよーならー」ヒラヒラ
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/21(木) 01:51:43.81 ID:dx3RJpZS0
車内
菜々「あの…少しお願いがあるんですけど」モジモジ
P「なんですか?」
菜々「ナナの家でお茶でも飲んでいってくれませんか?」
P「…ホントにお茶ですか?」
菜々「Pさんにはお茶を出しますよっ!」
P「あはは…まぁ、飲み過ぎには注意してくださいね」
菜々「そ、そんなに飲みませんから…。あ、次の角を右でーす」
P「はーい」
菜々(一回やってみたかったんですよねー。こういうの。二人きりのドライブみたいな感じの)
菜々「あの…少しお願いがあるんですけど」モジモジ
P「なんですか?」
菜々「ナナの家でお茶でも飲んでいってくれませんか?」
P「…ホントにお茶ですか?」
菜々「Pさんにはお茶を出しますよっ!」
P「あはは…まぁ、飲み過ぎには注意してくださいね」
菜々「そ、そんなに飲みませんから…。あ、次の角を右でーす」
P「はーい」
菜々(一回やってみたかったんですよねー。こういうの。二人きりのドライブみたいな感じの)
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/21(木) 01:54:38.27 ID:dx3RJpZS0
ウサミン星(菜々宅)
P「ここが、ウサミン星ですか…」
菜々「なっ、なんですか。その反応」
P「いえ、意外と普通の家に住んでいるようで安心しただけです」
P(あんまり酷い所だとイメージが悪くなる可能性があるからな)
菜々「…あ、Pさんじゅっぷ、いや五分下さい。片付けてきますから」
P「え、そんなの手伝いますって」
P(というか部屋に呼ぶなら片付けておけばいいのに…)
菜々「だ、ダメですっ。それじゃ、お願いしますねっ」バタンッ
P「あ、はい…」
P(暇だから、明日のスケジュールの確認でもしてるか…あ、あと楓さんに着いたってメール入れとこっと)カチカチ
P「ここが、ウサミン星ですか…」
菜々「なっ、なんですか。その反応」
P「いえ、意外と普通の家に住んでいるようで安心しただけです」
P(あんまり酷い所だとイメージが悪くなる可能性があるからな)
菜々「…あ、Pさんじゅっぷ、いや五分下さい。片付けてきますから」
P「え、そんなの手伝いますって」
P(というか部屋に呼ぶなら片付けておけばいいのに…)
菜々「だ、ダメですっ。それじゃ、お願いしますねっ」バタンッ
P「あ、はい…」
P(暇だから、明日のスケジュールの確認でもしてるか…あ、あと楓さんに着いたってメール入れとこっと)カチカチ
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/21(木) 01:56:34.99 ID:dx3RJpZS0
菜々「お。お待たせしました」ガチャ
P「別に、俺は中に入らなくてもいいんですけど…」
菜々「いいから入ってくださいっ」グイッ
P「い、いきなり引っ張らないで下さい」
――
―
菜々「はい。お茶です」
P「あ、ありがとうございます。菜々さんはビールなんですね」
菜々「ちょっとアルコール入っていた方が深く眠れる気がするんですよ」
P「そうですか。ほどほどにしてくださいよ」
P(部屋も綺麗だ。まさかちゃぶ台を使ってるとは思わなかったけど)
菜々「それじゃ、乾杯♪」カンッ
P「はい。乾杯。と言っても俺はお茶ですけどね」
P「別に、俺は中に入らなくてもいいんですけど…」
菜々「いいから入ってくださいっ」グイッ
P「い、いきなり引っ張らないで下さい」
――
―
菜々「はい。お茶です」
P「あ、ありがとうございます。菜々さんはビールなんですね」
菜々「ちょっとアルコール入っていた方が深く眠れる気がするんですよ」
P「そうですか。ほどほどにしてくださいよ」
P(部屋も綺麗だ。まさかちゃぶ台を使ってるとは思わなかったけど)
菜々「それじゃ、乾杯♪」カンッ
P「はい。乾杯。と言っても俺はお茶ですけどね」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/21(木) 02:00:22.25 ID:dx3RJpZS0
――
―
P「あ、これなんですか?」
菜々「え、あ、それはその…」
P「はい?あ、これは」
P(ウチの事務所のアイドルの切り抜き?)
菜々「なんと言いますかアイドルになる前の癖が抜けなくてですね…」ゴニョゴニョ
P「周子まで網羅してるなんて凄いですね…」
P(多分俺より持ってるな。あ、サインもある。いつ貰ったんだろう…)
菜々「…私にとってはですね、皆さんは憧れなんですよ」
P「憧れですか」
P(そう言えば幸子のことも研究してるから知ってるって言ってたな…)
―
P「あ、これなんですか?」
菜々「え、あ、それはその…」
P「はい?あ、これは」
P(ウチの事務所のアイドルの切り抜き?)
菜々「なんと言いますかアイドルになる前の癖が抜けなくてですね…」ゴニョゴニョ
P「周子まで網羅してるなんて凄いですね…」
P(多分俺より持ってるな。あ、サインもある。いつ貰ったんだろう…)
菜々「…私にとってはですね、皆さんは憧れなんですよ」
P「憧れですか」
P(そう言えば幸子のことも研究してるから知ってるって言ってたな…)
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/21(木) 02:05:47.99 ID:dx3RJpZS0
菜々「十七や十八であんなにキラキラとしてて。ナナもアイドルをやらせて貰ってますけどやっぱり勢いって言うんですかね、なんか負けてる気がして」
菜々「それで、どうにかして追いつけないかなって。何がウケるのかどうすればいいのかって…あ、駄目ですね。すみません辛気臭くしてしまって」ペコリ
P「なに言ってるんですか?」
菜々「は、はい?」
P「菜々さんは十七歳じゃないですか」
菜々「…ふふ。そうでしたね。ナナはウサミン星から来た十七歳でした。…Pさんは優しいですね」ニコッ
P「俺は別に大したことは言ってないですよ。それに、俺は菜々さんが他の人に負けてるとは思ってませんよ」
P「あのオーディション会場で泣きながら話してくれた言葉を俺は忘れませんから」
菜々「あ、あの時のことは、もう良いですって…」カァァ
菜々「それで、どうにかして追いつけないかなって。何がウケるのかどうすればいいのかって…あ、駄目ですね。すみません辛気臭くしてしまって」ペコリ
P「なに言ってるんですか?」
菜々「は、はい?」
P「菜々さんは十七歳じゃないですか」
菜々「…ふふ。そうでしたね。ナナはウサミン星から来た十七歳でした。…Pさんは優しいですね」ニコッ
P「俺は別に大したことは言ってないですよ。それに、俺は菜々さんが他の人に負けてるとは思ってませんよ」
P「あのオーディション会場で泣きながら話してくれた言葉を俺は忘れませんから」
菜々「あ、あの時のことは、もう良いですって…」カァァ
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/21(木) 02:08:54.09 ID:dx3RJpZS0
P「はは。はい。どうぞ。コップが空ですよ」
菜々「あ、はい。ありがとうございます」
P「ちょっと夕美と話していて少しだけ花言葉に詳しくなったんですけどね」
菜々「はい。どうかされましたか?」
P「菜々さんの誕生花はオダマギだそうです」
菜々「それってなんですか?」
P「花言葉は『必ず手に入れる』、『断固として勝つ』なんですよ。ピッタリじゃないですか」
菜々「…ありがとうございます」グスッ
菜々(ヤバい。泣きそう…)
菜々「あ、はい。ありがとうございます」
P「ちょっと夕美と話していて少しだけ花言葉に詳しくなったんですけどね」
菜々「はい。どうかされましたか?」
P「菜々さんの誕生花はオダマギだそうです」
菜々「それってなんですか?」
P「花言葉は『必ず手に入れる』、『断固として勝つ』なんですよ。ピッタリじゃないですか」
菜々「…ありがとうございます」グスッ
菜々(ヤバい。泣きそう…)
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/21(木) 02:16:33.06 ID:dx3RJpZS0
―――
――
菜々「」スー
P「しまった。あんまりお酒強くないんだった」
P(布団でも敷いて寝かせて帰るか)
P「押入れかな? よっと。さてとこれを敷いて…よし、菜々さんここで寝てくだ――」ドサッ
P「え?」
菜々「んー」グリグリ
P(布団と菜々さんにサンドイッチされる形になってしまった…)
P「ちょ、菜々さん離れて下さい。胸が当たってます」
菜々「Pさーん。ナナは酔ってないんですよー」
P(目が座ってる…)
菜々「これは夢ですねー。だから一杯甘えちゃいます」ギュウウ
P(ま。これくらいならいいか。役得だし)
――
菜々「」スー
P「しまった。あんまりお酒強くないんだった」
P(布団でも敷いて寝かせて帰るか)
P「押入れかな? よっと。さてとこれを敷いて…よし、菜々さんここで寝てくだ――」ドサッ
P「え?」
菜々「んー」グリグリ
P(布団と菜々さんにサンドイッチされる形になってしまった…)
P「ちょ、菜々さん離れて下さい。胸が当たってます」
菜々「Pさーん。ナナは酔ってないんですよー」
P(目が座ってる…)
菜々「これは夢ですねー。だから一杯甘えちゃいます」ギュウウ
P(ま。これくらいならいいか。役得だし)
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/21(木) 02:20:39.74 ID:dx3RJpZS0
菜々「ナナにとってPさんは彦星なんですよー…王子様なんですよぉ…」
菜々「理由は分からないですけど、美嘉ちゃんと同じストラップを付けてるのを見た時、胸がキューッってなって、人が増えてきてナナに構ってくれる時間が減って…Pさんが遠くに行っちゃう気がして…」グスッ
P「菜々さん…」
菜々「夢を見るんです。ナナがいくら叫んでもPさんは困ったように笑ってどんどん先に行ってしまう夢を」
P「俺はそんなことしないですよ」
菜々「分かってます。分かってるんですけどぉ…ひっく」
菜々「それで、ナナはウサミン星のおまじないをPさんに掛けちゃいたいと思います」
P「おまじない?」
菜々「はいっ。おまじないです。きっと鈍感なPさんでも菜々の思いに気が付いちゃいますよ。そしてメロメロです」クス
P「な、なにを…」
菜々「大丈夫です。今は月しか見てないですから…」
チュッ
P「な、菜々さん今何を…」
菜々「理由は分からないですけど、美嘉ちゃんと同じストラップを付けてるのを見た時、胸がキューッってなって、人が増えてきてナナに構ってくれる時間が減って…Pさんが遠くに行っちゃう気がして…」グスッ
P「菜々さん…」
菜々「夢を見るんです。ナナがいくら叫んでもPさんは困ったように笑ってどんどん先に行ってしまう夢を」
P「俺はそんなことしないですよ」
菜々「分かってます。分かってるんですけどぉ…ひっく」
菜々「それで、ナナはウサミン星のおまじないをPさんに掛けちゃいたいと思います」
P「おまじない?」
菜々「はいっ。おまじないです。きっと鈍感なPさんでも菜々の思いに気が付いちゃいますよ。そしてメロメロです」クス
P「な、なにを…」
菜々「大丈夫です。今は月しか見てないですから…」
チュッ
P「な、菜々さん今何を…」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/21(木) 02:22:56.98 ID:dx3RJpZS0
菜々「」スー
P(寝てる。寝惚けてたのか?)
P「とりあえず離れ…られない!?どんだけ強い力で俺に抱き着いてるんですか菜々さん…」
P(しかし…菜々さんが寝てくれてよかった。流石に俺のこの顔は不味いだろ…)カァァ
P(まだ唇に柔らかい感触が残ってる)
P「力が抜けるまでこ体勢で待っててあげるか。なんか気持ちよさそうにしてるし――」
P(寝てる。寝惚けてたのか?)
P「とりあえず離れ…られない!?どんだけ強い力で俺に抱き着いてるんですか菜々さん…」
P(しかし…菜々さんが寝てくれてよかった。流石に俺のこの顔は不味いだろ…)カァァ
P(まだ唇に柔らかい感触が残ってる)
P「力が抜けるまでこ体勢で待っててあげるか。なんか気持ちよさそうにしてるし――」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/21(木) 02:27:33.82 ID:dx3RJpZS0
P「ん?寝てた…?」
菜々「ん…」スー
P「なんでまだ菜々さんが俺の上で寝てるんだろう…」
P「って今何時だ?…よし、セーフ」
P(起こすか…)
P「菜々さん朝ですよ」ユサユサ
菜々「ん…。ん?Pさん…?ってえぇ!?」ガバッ
菜々「な、なんでPさんがここにいるんですか?まさかっ!?」
P「大丈夫です。なにもしてませんから」
菜々「う…ナナ何か言ってました?」
P「別になにも言ってませんでしたよ。とりあえず俺は一度着替えて事務所に行きますから」
菜々「あ、はい。なんかご迷惑を掛けてしまったようで…」ペコリ
菜々「ん…」スー
P「なんでまだ菜々さんが俺の上で寝てるんだろう…」
P「って今何時だ?…よし、セーフ」
P(起こすか…)
P「菜々さん朝ですよ」ユサユサ
菜々「ん…。ん?Pさん…?ってえぇ!?」ガバッ
菜々「な、なんでPさんがここにいるんですか?まさかっ!?」
P「大丈夫です。なにもしてませんから」
菜々「う…ナナ何か言ってました?」
P「別になにも言ってませんでしたよ。とりあえず俺は一度着替えて事務所に行きますから」
菜々「あ、はい。なんかご迷惑を掛けてしまったようで…」ペコリ
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/21(木) 02:30:56.06 ID:dx3RJpZS0
P「いいですって。それじゃ――」
菜々「あ、待って下さい」
P「はい?」グイッ
チュッ
菜々「えへへ。ウサミン星のおまじないです。それじゃ、行ってらっしゃいませご主人様っ」
P「え?あ、おい。菜々さん?」
――
―
菜々(やっちゃったぁ…。ナナの顔きっと真っ赤ですね)カァァ
菜々「ん?何か忘れてるような…あっ、菜々も朝からお仕事入ってますよね!」バタンッ
菜々「待ってくださいPさぁん!」
菜々(例え、まやかしの設定でも叶うといいな。ウサミン星のおまじない♪)
菜々「あ、待って下さい」
P「はい?」グイッ
チュッ
菜々「えへへ。ウサミン星のおまじないです。それじゃ、行ってらっしゃいませご主人様っ」
P「え?あ、おい。菜々さん?」
――
―
菜々(やっちゃったぁ…。ナナの顔きっと真っ赤ですね)カァァ
菜々「ん?何か忘れてるような…あっ、菜々も朝からお仕事入ってますよね!」バタンッ
菜々「待ってくださいPさぁん!」
菜々(例え、まやかしの設定でも叶うといいな。ウサミン星のおまじない♪)
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/21(木) 02:34:05.41 ID:dx3RJpZS0
終わりです。まさかこのタイミングで見て下さる方がいて驚きです。
次あたりは楓さん辺りでもか書くかもしれません。未定ですが。
次あたりは楓さん辺りでもか書くかもしれません。未定ですが。
引用元: ・モバP「ウサミン星のおまじない」
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