1: otokotoonnna 2016/01/30(土) 22:45:24.29 ID:e6M8RdDg0

~あらすじ~

あまりのモテなさに悩む男は
苦悩の末に訳の分からない結論にたどり着いた

~あらすじ終わり~



男「よし、まず↓2に告白しよう」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1454161524

3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 22:46:28.68 ID:RfNOf2MOo
ヤンデレ

6: otokotoonnna 2016/01/30(土) 22:50:54.48 ID:e6M8RdDg0

男「好きだあぁぁぁぁぁ!」

ヤンデレ「いや、私はあなたのこと好きではないので……」

男「ヤンデレでしょぉぉぉぉう!?」

ヤンデレ「あ、こんな時間。あの人が塾から帰ってくるころなので失礼しますね」

男「あっはい。なんかすいませんでした」

男(ヤンデレは好きな人が絡まないと基本的に常識人なのか……)

男(あれ? 普通にフラれてね?)

男(ちくしょおおおおおおお! 次だ!)

男「↓2に告白だ!」

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 22:55:51.33 ID:UXos6CHPO
恐怖の大王

9: otokotoonnna 2016/01/30(土) 23:05:33.74 ID:e6M8RdDg0

男「好きだあぁぁぁぁ!」

恐怖の大王「ん?」

男「あ、いや。好きだっていうか……まずは友達位からで関係を始めたいなぁって……」

恐怖の大王「ふーん」

男(びっくりするくらい簡単に恐怖の大王に会えた……俺のやる気の為せる業なのだろうか……)

男(でもひげモジャのおっさんかぁ~)

男(金髪のギャル風女の子だと思ってたのに……)

恐怖の大王「お前の町に降りてやろうか?」

男「いやぁ、それはちょっと愛が重いかなって」

恐怖の大王「てゆーか、一撃必殺?」

男「ファンかよ! じゃあ大王様、非礼を詫びるので誰か紹介してください」

恐怖の大王「いいよ。↓2なんてどうだ?」

13: otoko 2016/01/30(土) 23:20:27.45 ID:e6M8RdDg0

男「好きだあぁぁぁぁ!」

丸出「あ、あの……一体私のどこに?」

男「ん? あー。えーっと、なんか可哀想な名前……だし?」

丸出「やっぱり……そう……ですよね……」

男「あ、いや違うんだ。それはあくまで理由付けであって俺が君を好きなことには」

「あらあら、先程の」

男「え?」

ヤンデレ「とても偶然で・す・ね」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

男(ヤンデレ来ちゃった!?)


14: otoko 2016/01/30(土) 23:27:53.36 ID:e6M8RdDg0

丸出「あ、ヤンちゃん……」

ヤンデレ「あら丸出さん。偶然ね、塾の帰り?」

男(!?)

男(おい……まてまさかヤンデレの狙いって……)

ヤンデレ「丸出さん、せっかくだから一緒に帰りませんか?」

丸出「う、うん!」

男(こいつレズかよぉぉぉぉ!)




恐怖の大王(ぷぎゃーwwww)



男(あの親父根に持っていやがった!)

男(ぜってえ許さねぇ!)

男(だが落ち着け。落ち着くんだ俺)

男(ピンチはチャンス。こういう時こそ冷静に↓2をするんだ!)


16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 23:32:28.39 ID:iXpB077xO
諦めて別の出会いを探す

17: ◆KlyGKIJetc 2016/01/30(土) 23:38:20.58 ID:e6M8RdDg0

男「いやぁ、ごめんねなんか。俺には構わないでいいから」

丸出「え? あ、はい……」

ヤンデレ「うふふ、お気遣いありがとうございます」

男(ほっ……)

ヤンデレ「ですが丸出さんをたぶらかそうとした貴方は許しませんから」ボソッ

男「ひっ」

丸出「ヤンちゃん何か言った?」

ヤンデレ「いいえ、なんでもないですよ」

男「…………」

男(くっ……、だが次の告白は諦めないぜ)

男「場所を変えるか」

男「↓2がいい。そうしよう」

19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 23:49:03.76 ID:dPRjUwshO
2時間サスペンスのラストばりの崖際

20: ◆KlyGKIJetc 2016/01/30(土) 23:53:27.99 ID:e6M8RdDg0

ザバーン


男「火サスもびっくりの崖に来たはいいが」

男「果たして人はいるのか……」

男「む、人影発見!」

男「おーい、好きだあぁぁぁぁぁ!」

↓2「え!?」

22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/30(土) 23:54:18.00 ID:llIPUTZTO
ハーピー

25: ◆KlyGKIJetc 2016/01/31(日) 00:02:42.75 ID:ALT+Oqbx0

ハーピー「誰さアンタ?」

男「ハーピーが存在するとは……」

ハーピー「! まさか撮るつもりじゃないだろうね!」

男「撮らない! 撮らないよ! 第一、なんも持たずにここに来たし」

ハーピー「そうかい……じゃあ消えな。今日は人を襲う気分じゃないんだ」

男「なにかあったの? 力になろうか?」

ハーピー「余計なお世話だよ人間風情が」

男「人間に話すのも一興と思って、ほら」

ハーピー「なんだお前はズケズケと。……でもそうかもねぇ」

男「本当に何があったんだ?」

ハーピー「↓2さ。↓2があってね……」

27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/31(日) 00:06:14.24 ID:YPiWzvaEo
片翼になった手でなんとか飛ぼうとして

28: ◆KlyGKIJetc 2016/01/31(日) 00:20:54.35 ID:ALT+Oqbx0

男(ハーピーなんて初めて見るから気づかなかったけど……)

男「その翼は……」

ハーピー「見たまんまさ、半分無くなっちまったよ」

男「人間と違ってまた生えてきたりしないの?」

ハーピー「どうして、とは聞かないんだね。いっちょまえに気を遣ったつもりかい?」

男「いや、そうじゃなくて」

ハーピー「じゃあなんだい?」

男「また飛びたいんでしょ?」

ハーピー「!」

男「だから無くなった理由より、元に戻せる方法考えた方がいいかなーって」

ハーピー「それができりゃ苦労しないよ。お前を喰えば治ったりしてな」

男「ご勘弁を」(土下座)

ハーピー「情けない奴。アンタさっきアタシのこと好きだって言ったじゃないか」

男「う……」

ハーピー「好きな者のためなら命だって投げ出せるんじゃないかい?」

男「むむむ……」

ハーピー「どうなんだい? ついでに返答しなくても喰うよ?」

男「と、とりあえず食料以外で協力させてください……」

ハーピー(面白い奴だ……まぁ慰み程度にはなるかもね)

29: ◆KlyGKIJetc 2016/01/31(日) 00:23:01.05 ID:ALT+Oqbx0

こうして出会った男とハーピー

彼らの運命は男の下らない行動から

大きく動き始めようとしていた。


第一部完

引用元: 【安価】男「誰でもいいから告白だ」