――黒の組織のアジト・シューティングルーム――

ジン「……何だ、お前が女共へのチョコを用意するのか?」

ウォッカ「いえ、違いやすよ。バーボンの手伝いです」

ジン「バーボンの? あいつ、また何かやってんのか?」

ウォッカ「へい。実は……」


~20分前・組織のアジト・キッチン~

ゴソゴソ…ガタン

安室「必要な道具は、これで全部……と」ヨイショ

ウォッカ「バーボン、何やってんだ?」

4: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/12(金) 23:32:31.59 ID:JMvoftuq0
安室「逆チョコ作りですよ」

ウォッカ「逆チョコ?」

安室「ええ。バイト先の同僚と、常連の女性客にね」

ウォッカ「……バレンタインは、女から男にチョコを渡すもんじゃねぇのか?」

安室「昔はそうでしたが、最近では男性から女性に贈ることも増えてるんですよ」

ウォッカ「へ~。……ところで、何を作るんだ?」

安室「ガトーショコラです」

安室「僕からのサービスとして提供しようと思いましてね」

5: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/12(金) 23:33:45.67 ID:JMvoftuq0
ウォッカ「けど、店に来た女の客全員に出してたら大変じゃねーか?」

安室「いくら僕でも、さすがにそれは……先着50名にするつもりです」

ウォッカ「そうか。しかし、それでも随分な量だな」

ウォッカ「……俺にも、何か手伝えることは無ぇか?」

安室「え……良いんですか?」

ウォッカ「あぁ。今日は暇な方だしな」

安室「じゃあ、いくつか買ってきてほしいものがあるので、お願いします」ニコ

ウォッカ「おぅ!」

~回想終了~

8: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/12(金) 23:42:11.40 ID:JMvoftuq0
ウォッカ「……っつーワケでして」

ジン「なるほど。じゃあ、早速調達に行くか」カタン

ウォッカ「え……兄貴も来てくれるんですかい?」パチクリ

ジン「50人分のケーキを焼くとなると、材料も随分な量だ」

ジン「お前一人で運ぶのは難しいだろう?」

ウォッカ「確かに……頼まれた買い物には、卵もありやすし」

ジン「ん? もうこんな時間か……早くしねぇと、店が混んじまうな。付いてこい」

ウォッカ「へい、兄貴!」

12: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/14(日) 20:56:09.88 ID:Frz/l9BL0
――某イオン・バレンタイン特設コーナー前――

ワイワイガヤガヤ

ウォッカ「こないだのパスタ作りの時はスルーしたコーナーですけど」

ウォッカ「改めて見ると、すんげぇ熱気ですぜ……」ゲンナリ

ジン「バレンタインに賭ける女共の情熱を甘く見るな」

ジン「さっさと行くぞ」スタスタ

ウォッカ「えっ……兄貴、そっちの菓子コーナーに置いてあるのは、普通の板チョコですぜ?」

ウォッカ「菓子作りには、それ専用のチョコを使うんじゃあ……?」

ジン「あぁ、普通はな。……だが、板チョコでも十分美味いガトーショコラは作れる」

13: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/14(日) 20:56:57.23 ID:Frz/l9BL0
ジン「それに製菓用のは板チョコに比べると、やや高価だ」

ジン「板チョコを使えば、多少は原価率を下げることができる」

ウォッカ「なるほど……今回のはサービス品ってことは、材料費はたぶんバーボンの自腹……」

ウォッカ「仲間の懐事情も気遣うなんて、さすがですぜ! 兄貴!」

ジン「早く行くぞ。あんまりバーボンを待たせるのもいけねぇ」フッ

ウォッカ「へい!」

14: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/14(日) 20:58:17.03 ID:Frz/l9BL0
―― お菓子コーナー ――

ジン「ところで、バーボンが用意するケーキは50人分ってことだったが」

ジン「ホールだと何個焼くつもりなんだ?」

ウォッカ「ホール1個を6等分するつもりらしいですから、必要なのは9個ですね」

ウォッカ「それに、試作で1個作るって言ってたんで……全部で10個になりやす」

ジン「そうか……」フム

ジン「板チョコ1枚は、大体50gだ」

ジン「ガトーショコラ1個に使うチョコの量は200gだから……」

ウォッカ「ケーキ1個に付き4枚。10個だと、40枚ってわけですね」

ジン「あぁ。……今回は明治のにするか」スッ

15: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/14(日) 20:58:51.93 ID:Frz/l9BL0
ウォッカ「1枚38円って……この時期ならではの投げ売り価格ですかい……」

ポイポイポイ

ジン「よし、次だ。行くぞ」スタスタ

ウォッカ「へい」スタスタ



青子「か~いと♪ これ見てよ。お魚さんの形をしたチョコだってさ~♪」ウフ

快斗「だから何でそういう気色悪いモンを見つけてくるんだよ、オメーはっ!!」ヒィィィ

16: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/14(日) 20:59:25.18 ID:Frz/l9BL0
―― 製菓材料コーナー ――

ジン「次に必要なのは、ホットケーキミックスだな」

ウォッカ「相変わらず、ここは森永のが一番安いですね」スッ

ジン「あぁ。それと、粉砂糖を取ってくれ」

ウォッカ「粉砂糖? ケーキに入れるなら、普通ので十分なんじゃ……?」キョトン

ジン「生地に入れる分じゃねぇ。仕上げ用だ」

ウォッカ「あ、なるほど。そういうことですかい」ヒョイ

ジン「よし……あとは卵だな」

17: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/14(日) 21:00:05.30 ID:Frz/l9BL0
―― 卵コーナー ――

ウォッカ「ケーキ1個に必要な卵の量っていうと……3個ぐらいですかい?」

ジン「いや、今回は4個使う。だから全部で40個だ」

ウォッカ「じゃあ、この10個入りを4パックで良いですね」

ジン「ちゃんと大きさを見ろよ。MサイズとLサイズを間違えるな」

ウォッカ「分かってやす!」

ジン「フン……ついでに仕上げ用の生クリームも買っとくか」

ウォッカ「他に必要な物はありやすか?」

ジン「いや、今回はこれで全部だ。レジに行くぞ」

ウォッカ「あ……待って下せぇ、兄貴!」

18: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/14(日) 21:00:47.84 ID:Frz/l9BL0
――レジ――

女店員「お待たせしました。次の方、どうぞー♪」

ウォッカ「姉ちゃん。買ったやつは、またコレに入れてくれや」スッ

女店員「はい♪」

ピッピッピッ…ピピッ

女店員「合計で、1621円でーす♪」

ウォッカ「意外に安いっすね……」

19: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/14(日) 21:01:16.57 ID:Frz/l9BL0
ジン「支払いはコイツで頼む」スッ

女店員「はい♪」

ワオンッ!!

女店員「ありがとうございましたー♪」


ジン「バーボンに、これから戻るとメールしとけよ」

ウォッカ「へい!」

ガコ…ウィィィン

20: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/14(日) 21:02:00.24 ID:Frz/l9BL0
――組織のアジト・キッチン――

ガチャ

ウォッカ「待たせたな、バーボン」

安室「お帰りなさい。…………あれ? ジンも一緒だったんですか?」

ジン「こいつ一人に大量の荷物を運ばせるのは、心許なくてな」ガサ

安室「……わざわざ、ありがとうございます」

ジン「構わん。特に任務も無かったしな」

ジン「ウォッカ。材料を出して、エプロンを用意しろ」

ウォッカ「へい!」ガサ

21: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/14(日) 21:02:49.53 ID:Frz/l9BL0
【ガトーショコラ(20㎝の丸形1個分)】
板チョコ(ビターorミルク):200g
卵:4個
ホットケーキミックス:100g
粉砂糖:適量
生クリーム:適量


ウォッカ「兄貴、準備できやしたぜ!」

安室「僕もです」

ジン「まずは、チョコを細かくする作業からだ」

22: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/14(日) 21:03:41.43 ID:Frz/l9BL0
ジン「清潔なまな板に、ペーパータオルを敷いておく」スッ

ジン「こうすることで、チョコを刻んだ時にまな板が汚れるのを防げるんだ」

ジン「最初にチョコの溝に沿って、ある程度まで割っておき」パキッパキッ

ジン「それから包丁で細かく刻んでいくと良い」トントントントン

安室「ウォッカ。試作用のチョコはジンに任せて」

安室「僕達は、本番用のケーキに使うチョコを刻んでおきましょう」パキッパキッ

ウォッカ「そうだな」パキッパキッ

トントントントン

23: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/14(日) 21:04:19.06 ID:Frz/l9BL0

~20分経過~

ウォッカ「ふぅ~。これで全部か?」

安室「えぇ」

ジン「よし、次だ」

ジン「バーボン。卵を卵黄と卵白に分けろ」

安室「分かりました」カンカン、パコ…

ジン「ウォッカ、オーブンを180度に予熱しておけ。焼き上げの時間は30分だ」

ウォッカ「へい」ピッピッ…ピコ♪

ウィィィィン…

24: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/14(日) 21:05:04.20 ID:Frz/l9BL0
ジン「その間に、チョコを湯煎にかけて、固まりが無くなるまで溶かしていく」トロ…

安室「ジン。卵白はメレンゲにすれば良いんですか?」

ジン「あぁ、頼む。そっちの棚にハンドミキサーもあるぞ」

安室「はい」カタ

安室「……スイッチON、と」ギュイィィィィン

ウォッカ「おぉ~。すげぇ勢いで泡立ってくな」

ジン「ウォッカ、お前は粉の計量をしておけ」

ウォッカ「あ、分かりやした!」イソイソ

安室「卵黄は、解きほぐして机の上においてありますので」ギュィィン

ジン「あぁ」

25: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/14(日) 21:06:22.97 ID:Frz/l9BL0
ジン「チョコが完全に溶けたら、卵黄と混ぜ合わせる」トローリ…マゼマゼ

ギュィィィィン……カチ

安室「メレンゲ、できました。しっかり角も立ってますよ」

ジン「ご苦労だったな」

ジン「ここに、チョコと卵黄を加えて……」トローリ

ジン「泡を潰さねぇように、ゴムベラでサックリと混ぜ合わせる」マゼマゼ

ウォッカ「兄貴、粉の用意もできてやすぜ」

ジン「おぅ」

ジン「最後に、ホットケーキミックスを投入し」サラサラサラ

ジン「あとは、粉っぽさが無くなるまで混ぜれば……」マゼマゼ

ジン「生地の完成だ」

26: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/14(日) 21:07:23.24 ID:Frz/l9BL0
ジン「こいつを、オーブンシートを敷いた型に入れて」トローリ

ジン「2~3回軽く落とし、空気を抜いて」トン、トン

ジン「180度に温めたオーブンに入れる」ピッピッ…ピコ♪

ジン「あとは、焼き上がるのを待てば良い。簡単だろ?」

安室「えぇ、とても」

ウォッカ「たったこれだけの材料でガトーショコラが作れるなんて……さすがですぜ、兄貴!」

ジン「フッ……焼き上がるまでの間に、本番用の材料を全部量っちまうぞ」

27: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/14(日) 21:08:39.97 ID:Frz/l9BL0
ジン「お前ら、チョコを刻んだ時に全部一緒くたにしただろう」

ジン「これじゃあ一回分に必要な分量が分かんねーじゃねぇか」

ウォッカ「あ……いけね」

安室「……すみません」ハハ…

ジン「バーボン。今度は粉の計量を頼む」

安室「はい」

ジン「ウォッカは俺と一緒にチョコの計量と洗い物を担当だ」

ウォッカ「へい、兄貴!」

28: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/14(日) 21:09:14.29 ID:Frz/l9BL0

~30分後~

ピロリロリロリーン、ピロロローン♪

ウォッカ「お!」

安室「焼き上がりましたね」

ジン「ウォッカ。オーブンから取り出して、竹串でチェックだ」

ウォッカ「へい!」

プスッ、ソーッ…

ウォッカ「大丈夫ですね。……うーん、良い匂いですぜ」

ジン「粗熱が取れるまで、しばらく置いとけ」

29: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/14(日) 21:10:34.34 ID:Frz/l9BL0
ジン「あとは好みで粉砂糖を振りかけたり、生クリームを添えたりすれば完成だ」

ウォッカ「……しかし、ケーキ作りはバターが付きものだと思ってやしたけど」

ウォッカ「ホットケーキミックスを使うと、バター要らずなんですね」

安室「使う材料や、作る工程を減らす事ができて便利ですよね」

安室「それに、今回のレシピに一手間加えて、色々アレンジしてみるのも面白そうです」

ジン「あぁ。オレンジピールやラム酒なんかを加えても美味いぞ」

安室「あ、良いですねぇ。今度、プライベートで作る時に試してみますよ」

ジン「……好きにしろ」

ハハハ…

30: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/14(日) 21:11:50.54 ID:Frz/l9BL0
――2月15日・組織のアジト・廊下――

ウォッカ「よぉ、バーボン。逆チョコサービスは上手くいったか?」

安室「えぇ。それは問題無かったんですけど…………」

ウォッカ「ん? どうしたんだよ。随分浮かない顔だな」

安室「実は……」


~回想・2月14日・喫茶店『ポアロ』バックヤード~

梓「今日のケーキも大好評だったわね、安室君」フフッ

安室「常連さん達にも喜んで頂けたようで、僕も嬉しいですよ」

31: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/14(日) 21:12:32.96 ID:Frz/l9BL0

…カツカツカツ

マスター「あぁ、安室君。良かった、まだ帰ってなかったんだね」

梓「お疲れ様です♪」ペコ

安室「お疲れ様です、マスター。……僕に何か?」

マスター「今日の売り上げ、安室君のおかげでウチの過去最高を記録したんだよ」

マスター「また臨時ボーナス出すからね♪」

安室「ありがとうございます」ニコ

マスター「もちろん、梓ちゃんにも♪」

梓「ホントですか? やったぁ♪」

32: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/14(日) 21:13:10.92 ID:Frz/l9BL0
マスター「それと……安室君」

マスター「逆チョコサービスのケーキなんだけど、作り方を教えてもらえないかな?」

安室「あ、はい……良いですけど。マスターも自宅で作るんですか?」

マスター「いやぁ……実は、あのケーキをレギュラーメニューに加えさせてほしくてね」

マスター「オレンジのカップケーキ同様、ウチの看板デザートにしたいんだよ」

安室「は……はぁ、そうですか」

安室「構いませんよ。メニューが増えるのは良いことですし」

33: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/14(日) 21:13:52.37 ID:Frz/l9BL0
マスター「あ、そうそう」

安室「?」キョトン

マスター「ホワイトデーも何かしてくれるんじゃないかって期待してた常連さん、結構いたよ?」

マスター「来月も期待してるからね、安室君♪」ポン

安室「え゛………………」ヒク…

~回想終了~


安室「……とまぁ、僕がデザートメニュー考案担当になってしまってるみたいで……」

ウォッカ「まぁ良いじゃねーか。次も頑張れよ」ハハハ

安室(店を辞める時、引き留められて揉めそうで困るんですけどね……)フゥ

34: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/14(日) 21:14:46.51 ID:Frz/l9BL0
安室「……あれ? そういえば、今日はジンは来てないんですか?」

ウォッカ「えっ……? あ、そういや俺も兄貴の姿を見てねぇな」

ダダダダダ…

コルン「……おい」

キャンティ「ちょっと、あんた達! ベルモットがどこにいるか知らないかい!?」

ウォッカ「い、いや……知らねーけど」

安室「二人とも、どうしたんですか? そんな剣幕で……」

キャンティ「あいつ、ジンに妙なモンを食わせたらしくってねぇ」フン

コルン「一発殴らないと、気が済まない……」コキコキ

ウォッカ「えっ、姐御が?」

35: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/14(日) 21:16:09.74 ID:Frz/l9BL0
安室「やれやれ……彼女も色々と問題を起こしてくれますね」ハァ…

…カツカツカツカツ

ベルモット「あら。こんな所で、みんな揃ってどうしたの?」

キャンティ「見つけたよ、このバカ女!!」ガシッ! ギリギリ

ベルモット「ちょっ……何なのよ、キャンティ!?」

キャンティ「『何なの』じゃねぇ! 昨日あんたが渡した、不味いチョコケーキのせいで」

キャンティ「ジンがぶっ倒れちまったんだよ!!」

ベルモット「ええぇっ!?」

36: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/14(日) 21:17:10.67 ID:Frz/l9BL0
キャンティ「よくもジンに変なモン食わせてくれたねぇ! 今日という今日は……!!」

ベルモット「待ってよ、それなら私は濡れ衣よ!!」バッ

キャンティ「言い逃れかい? 見苦しいよ!」

ベルモット「本当に違うったら! 私が料理は不得手なの、貴方達だって知ってるでしょ?」

ベルモット「だからケーキはキールに作ってもらって、私はラッピングしただけよ!」

安室(……キールに!?)ギョッ

キャンティ「そんな言い訳が通じるとでも思ってんのかい!?」ギロッ

安室「…………いえ、キャンティ。ベルモットの言ってることは嘘じゃありません」

キャンティ「え?」ピタ

コルン「……どういうことだ?」

37: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/14(日) 21:18:14.63 ID:Frz/l9BL0
安室「貴方方はご存じなかったかもしれませんが…………キールの料理の腕は壊滅的なんです」

安室「しかも、見た目は良くても食べると……という、一番タチの悪いタイプですよ」

ウォッカ・キャンティ・コルン・ベルモット「「「「…………」」」」ヒク…

キャンティ「…………キールの奴~!」タタタ…

コルン「ターゲット、変更……」タッ

ベルモット「ちょっと、キール――――! どこなの、出てらっしゃ――――い!!」ダダッ

バタバタバタ…

38: ◆rzOq/SCuAA 2016/02/14(日) 21:19:21.76 ID:Frz/l9BL0
ウォッカ・安室「「………………」」

ウォッカ「な、何だったんだ、一体……」

安室「彼らは放っておくとして……とりあえず、ジンのお見舞いに行きませんか?」

ウォッカ「そうだな……」


【おわり】

引用元: ウォッカ「兄貴、バレンタインの買い物に行ってきやす」ジン「ん?」